JPWO2018061109A1 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

課題 絶縁膜と、絶縁膜の上に形成されたバリア膜とを表面に有する基板上にフッ素含有金属原料ガスを用いて金属膜を形成する場合に、フッ素が絶縁膜へ拡散することを抑制する技術を提供する。解決手段 絶縁膜上に、第1の金属元素を含む金属窒化膜が形成された基板に対して、酸化ガスを供給して前記金属窒化膜の表面を酸化し金属酸化層を形成する工程と、前記基板に対して、第2の金属元素およびフッ素を含むフッ素含有金属原料ガスを供給して、前記基板上に金属膜を形成する工程と、を有し、前記金属膜を形成する工程は、前記基板に対して、第1の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスとを供給して、前記基板上に第2の金属元素を含む金属核層を形成する工程と、前記基板に対して、第2の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスと、を用いて、前記金属核層の上に金属バルク層を形成する工程と、を含む。

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
Flashメモリのコントロールゲート膜やMOSFET(Metal−Oxide−SemiconductorField−Effect Transistor)のワードライン向け電極、バリア膜を形成するため半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、処理室内の基板に対して処理ガスを供給することで行われる基板処理、例えば成膜処理や酸化処理等が行われることがある。
特開2012−67328号公報
3次元構造を持つNAND型Flashメモリのコントロールゲートには、金属膜としてW膜が用いられることがある。Wの成膜にはフッ素(F)含有原料ガスであるWF6ガスが用いられる場合がある。また、バリア膜として金属窒化膜(例えばTiN膜)が絶縁膜とW膜の間に用いられる場合がある。このTiN膜はW膜と絶縁膜の密着性を高める役割をすると共に、W膜を形成する際に用いられる原料ガス中に含まれるFが絶縁膜へ拡散する事を抑制することが求められる。
本発明の目的は、絶縁膜と、絶縁膜の上に形成されたバリア膜とを表面に有する基板上にフッ素含有金属原料ガスを用いて金属膜を形成する場合に、フッ素が絶縁膜へ拡散することを抑制する技術を提供することである。
本発明の一態様によれば、 絶縁膜上に、第1の金属元素を含む金属窒化膜が形成された基板に対して、酸化ガスを供給して前記金属窒化膜の表面を酸化し、前記金属窒化膜の表面に金属酸化層を形成する工程と、 前記金属酸化層が形成された基板に対して、前記第1の金属元素とは異なる第2の金属元素およびフッ素を含むフッ素含有金属原料ガスを供給して、前記基板上に第2の金属元素を含む金属膜を形成する工程と、 を有し、 前記金属膜を形成する工程は、 前記基板に対して、第1の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスとを供給して、前記基板上に第2の金属元素を含む金属核層を形成する工程と、 前記金属核層が形成された基板に対して、前記第1の還元ガスとは異なる第2の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスとを用いて、前記金属核層の上に金属バルク層を形成する工程と、 を含み、前記金属膜は前記金属核層と前記金属バルク層を含む技術が提供される。
絶縁膜と、絶縁膜の上に形成されたバリア膜とを表面に有する基板上にフッ素含有金属原料ガスを用いて金属膜を形成する場合に、フッ素が絶縁膜へ拡散することを抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面図で示す図である。 図2は、図1のA−A線に沿った概略的な横断面図である。 図3は、図1に示す基板処理装置が有するコントローラの構成を示すブロック図である。 図4(a)は本発明の実施形態における好適な成膜フローを示す図であり、図4(b)は従来の成膜フローを示す図である。 図5は、本発明の第1の実施形態の成膜処理における好適なガス供給のタイミングを示す図である。 図6は、実施例および比較例について、TiNの削れ量を比較したグラフである。 図7は、実施例について、TiNの削れ量とTiN/W界面に残留するF成分の量との関係を示すグラフである。
3次元構造を持つNAND型Flashメモリでは、電荷を溜める構造としてONO膜(シリコン酸化膜(SiO膜)/シリコン窒化膜(SiN膜)/シリコン酸化膜(SiO)構造)が適用される場合があり、また、ONOへ電荷を注入するためのコントロールゲートには上述のようにWが適用される場合がある。Wを成膜する際にWFガスを用いた場合、Wの成膜時にバリア膜であるTiN膜とW膜との界面にFが付着し、その後の工程で行う熱処理時にONO膜中へ拡散してしまうことがあった。
発明者らは鋭意研究を行い、TiN膜を酸化させてTiON膜を形成することにより、WF6ガスを用いてW膜を形成する際にFが付着および昇華しやすくなり、FがTiN/W界面に付着することを抑制し、しいては後の工程でONO膜中へ拡散してしまうことを抑制できることを見出した。TiN膜を酸化せずにW膜を形成した場合、下地であるTiN膜(TiN/W界面のTiN)が一定の値だけ削れてしまう(昇華してしまう)ことがある。原因は、WFガスに含まれるFがTiN膜をエッチングしているからと考えられる。この時、TiNに付着(結合)してTiFxとなったチタンフッ化窒化物も同時に昇華していると考えられる。しかし、一定量のFはTiN/W界面に残留したままの場合がある。
そこで、発明者らは、金属窒化膜であるTiN膜を酸化して、TiN膜よりエッチングレートの高い金属酸化層を界面に設けることにより、Fを金属酸化層と結合させて金属フッ化酸化物(フッ化金属酸化物)とし、W成膜時に昇華させることができれば、TiN/W界面に残留するF量を低減することができることを考案した。金属酸化層は、TiN膜を酸化して形成されるTiおよび酸素(O)を含む層であって、チタン酸化層(TiOx層)、チタン酸窒化層(TiON層)を含む。TiN膜の界面を完全に酸化せず、一定量のTiN膜を残した状態(すなわち、TiおよびOを含む層とTiNが混在する状態)としてもよい。TiN膜等の金属窒化膜上にF含有ガスを用いてW膜等の金属膜を形成する際、W膜を形成する前にTiN膜を酸化しておくことによって、FをTiN膜の酸化物とともに昇華させることができ、TiN/W界面に残留するF量を低減することができる。さらに、バリアTiN膜を薄くすることが可能となる。
<本発明の一実施形態> 以下、本発明の一実施形態について、図1〜5を参照しながら説明する。基板処理装置10は半導体装置の製造工程において使用される装置の一例として構成されている。
(1)基板処理装置の構成 基板処理装置10は、加熱手段(加熱機構、加熱系)としてのヒータ207が設けられた処理炉202を備える。ヒータ207は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース(図示せず)に支持されることにより垂直に据え付けられている。
ヒータ207の内側には、ヒータ207と同心円状に反応容器(処理容器)を構成するアウタチューブ203が配設されている。アウタチューブ203は、例えば石英(SiO)、炭化シリコン(SiC)などの耐熱性材料からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。アウタチューブ203の下方には、アウタチューブ203と同心円状に、マニホールド(インレットフランジ)209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス(SUS)などの金属からなり、上端及び下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209の上端部と、アウタチューブ203との間には、シール部材としてのOリング220aが設けられている。マニホールド209がヒータベースに支持されることにより、アウタチューブ203は垂直に据え付けられた状態となる。
アウタチューブ203の内側には、反応容器を構成するインナチューブ204が配設されている。インナチューブ204は、例えば石英(SiO)、炭化シリコン(SiC)などの耐熱性材料からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。主に、アウタチューブ203と、インナチューブ204と、マニホールド209とにより処理容器(反応容器)が構成されている。処理容器の筒中空部(インナチューブ204の内側)には処理室201が形成されている。
処理室201は、基板としてのウエハ200を後述するボート217によって水平姿勢で鉛直方向に多段に配列した状態で収容可能に構成されている。
処理室201内には、ノズル410,420,430がマニホールド209の側壁及びインナチューブ204を貫通するように設けられている。ノズル410,430には、ガス供給ラインとしてのガス供給管310,330が、それぞれ接続されている。ノズル420には、ガス供給ラインとしてのガス供給管320a,320bが接続されている。このように、基板処理装置10には3本のノズル410,420,430と、4本のガス供給管310,320a,320b,330とが設けられており、処理室201内へ複数種類のガスを供給することができるように構成されている。ただし、本実施形態の処理炉202は上述の形態に限定されない。
ガス供給管310,320a,320b,330には上流側から順に流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)312,322a,320b,332がそれぞれ設けられている。また、ガス供給管310,320,330には、開閉弁であるバルブ314,324a,320b,334がそれぞれ設けられている。ガス供給管310,320a,320b,330のバルブ314,324a,320b,334の下流側には、不活性ガスを供給するガス供給管510,520,530がそれぞれ接続されている。ガス供給管510,520,530には、上流側から順に、流量制御器(流量制御部)であるMFC512,522,532及び開閉弁であるバルブ514,524,534がそれぞれ設けられている。
ガス供給管310,330の先端部にはノズル410,430がそれぞれ連結接続されている。ノズル420は、ガス供給管320aとガス供給管320bとが接続された後に連結接続されている。ノズル410,420,430は、L字型のノズルとして構成されており、その水平部はマニホールド209の側壁及びインナチューブ204を貫通するように設けられている。ノズル410,420,430の垂直部は、インナチューブ204の径方向外向きに突出し、かつ鉛直方向に延在するように形成されているチャンネル形状(溝形状)の予備室201aの内部に設けられており、予備室201a内にてインナチューブ204の内壁に沿って上方(ウエハ200の配列方向上方)に向かって設けられている。
ノズル410,420,430は、処理室201の下部領域から処理室201の上部領域まで延在するように設けられており、ウエハ200と対向する位置にそれぞれ複数のガス供給孔410a,420a,430aが設けられている。これにより、ノズル410,420,430のガス供給孔410a,420a,430aからそれぞれウエハ200に処理ガスを供給する。このガス供給孔410a,420a,430aは、インナチューブ204の下部から上部にわたって複数設けられ、それぞれ同一の開口面積を有し、さらに同一の開口ピッチで設けられている。ただし、ガス供給孔410a,420a,430aは上述の形態に限定されない。例えば、インナチューブ204の下部から上部に向かって開口面積を徐々に大きくしてもよい。これにより、ガス供給孔410a,420a,430aから供給されるガスの流量をより均一化することが可能となる。
ノズル410,420,430のガス供給孔410a,420a,430aは、後述するボート217の下部から上部までの高さの位置に複数設けられている。そのため、ノズル410,420,430のガス供給孔410a,420a,430aから処理室201内に供給された処理ガスは、ボート217の下部から上部までに収容されたウエハ200、すなわちボート217に収容されたウエハ200の全域に供給される。ノズル410,420,430は、処理室201の下部領域から上部領域まで延在するように設けられていればよいが、ボート217の天井付近まで延在するように設けられていることが好ましい。
ガス供給管310からは、処理ガスとして、酸化ガス(酸素含有ガス、O含有ガス)が、MFC312、バルブ314、ノズル410を介して処理室201内に供給される。酸化ガスとしては、例えば酸素(O)が用いられる。
ガス供給管320aからは、処理ガスとして、第1の還元ガスがMFC322a、バルブ324a、ノズル420を介して処理室201内に供給される。第1の還元ガスとしては、例えば、ホウ素(B)を含むB含有ガスであるジボラン(B)等が用いられる。
ガス供給管320bからは、処理ガスとして、第1の還元ガスとは異なる第2の還元ガスがMFC322b、バルブ324b、ノズル420を介して処理室201内に供給される。第2の還元ガスとしては、例えば、水素原子(H)を含むH含有ガスである水素(H)が用いられる。
ガス供給管330からは、処理ガスとして、金属元素およびフッ素(F)を含むフッ素含有金属原料ガス(金属含有フッ化ガスとも称する)が、MFC332、バルブ334、ノズル430を介して処理室201内に供給される。原料としては、金属元素としてのタングステン(W)を含む六フッ化タングステン(WF)が用いられる。なお、後述する金属窒化膜としてのチタン窒化膜(TiN膜)に含まれるチタン(Ti)を第1の金属元素と称するとき、Wは第2の金属元素と称する場合がある。
ガス供給管510,520,530からは、不活性ガスとして、例えば窒素(N)ガスが、それぞれMFC512,522,532、バルブ514,524,534、ノズル410,420,430を介して処理室201内に供給される。なお、以下、不活性ガスとしてNガスを用いる例について説明するが、不活性ガスとしては、Nガス以外に、例えば、アルゴン(Ar)ガス、ヘリウム(He)ガス、ネオン(Ne)ガス、キセノン(Xe)ガス等の希ガスを用いてもよい。
主に、ガス供給管310,320a,320b,330、MFC312,322a,322b,332、バルブ314,324a,324b,334、ノズル410,420,430により処理ガス供給系が構成されるが、ノズル410,420,430のみを処理ガス供給系と考えてもよい。処理ガス供給系を、単に、ガス供給系と称することもできる。ガス供給管310から酸化ガスを流す場合、主に、ガス供給管310,MFC312、バルブ314により酸化ガス供給系が構成されるが、ノズル410を酸化ガス供給系に含めて考えてもよい。ガス供給管320a,320bから還元ガスを流す場合、主に、ガス供給管320a,320b,MFC322a,322b、バルブ324a,324bにより還元ガス供給系が構成されるが、ノズル320を還元ガス供給系に含めて考えてもよい。また、主にガス供給管320a,MFC322a、バルブ324aを第1の還元ガス供給系と称してもよいし、主にガス供給管320b,MFC322b、バルブ324bを第2の還元ガス供給系と称してもよい。ガス供給管330から原料ガスを流す場合、主に、ガス供給管330,MFC332、バルブ334により原料ガス供給系が構成されるが、ノズル430を原料ガス供給系に含めて考えてもよい。原料ガスとして金属含有原料ガスを用いる場合、原料ガス供給系を金属含有原料ガス供給系と称することもできる。また、主に、ガス供給管510,520,530、MFC512,522,532、バルブ514,524,534により不活性ガス供給系が構成される。不活性ガス供給系を、パージガス供給系、希釈ガス供給系、或いは、キャリアガス供給系と称することもできる。
本実施形態におけるガス供給の方法は、インナチューブ204の内壁と、複数枚のウエハ200の端部とで定義される円環状の縦長の空間内、すなわち、円筒状の空間内の予備室201a内に配置したノズル410,420,430を経由してガスを搬送している。そして、ノズル410,420,430のウエハと対向する位置に設けられた複数のガス供給孔410a,420a,430aからインナチューブ204内にガスを噴出させている。より詳細には、ノズル410のガス供給孔410a、ノズル420のガス供給孔420a及びノズル430のガス供給孔430aにより、ウエハ200の表面と平行方向、すなわち水平方向に向かって原料ガス等を噴出させている。
排気孔(排気口)204aは、インナチューブ204の側壁であってノズル410,420,430に対向した位置、すなわち予備室201aとは180度反対側の位置に形成された貫通孔であり、例えば、鉛直方向に細長く開設されたスリット状の貫通孔である。そのため、ノズル410,420,430のガス供給孔410a,420a,430aから処理室201内に供給され、ウエハ200の表面上を流れたガス、すなわち、残留するガス(残ガス)は、排気孔204aを介してインナチューブ204とアウタチューブ203との間に形成された隙間からなる排気路206内に流れる。そして、排気路206内へと流れたガスは、排気管231内に流れ、処理炉202外へと排出される。
排気孔204aは、複数のウエハ200と対向する位置(好ましくはボート217の上部から下部と対向する位置)に設けられており、ガス供給孔410a、420a、430aから処理室201内のウエハ200の近傍に供給されたガスは、水平方向、すなわちウエハ200の表面と平行方向に向かって流れた後、排気孔204aを介して排気路206内へと流れる。すなわち、処理室201に残留するガスは、排気孔204aを介してウエハ200の主面に対して平行に排気される。なお、排気孔204aはスリット状の貫通孔として構成される場合に限らず、複数個の孔により構成されていてもよい。
マニホールド209には、処理室201内の雰囲気を排気する排気管231が設けられている。排気管231には、上流側から順に、処理室201内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサ245,APC(Auto Pressure Controller)バルブ243,真空排気装置としての真空ポンプ246が接続されている。APCバルブ243は、真空ポンプ246を作動させた状態で弁を開閉することで、処理室201内の真空排気及び真空排気停止を行うことができ、更に、真空ポンプ246を作動させた状態で弁開度を調節することで、処理室201内の圧力を調整することができる。主に、排気孔204a,排気路206,排気管231,APCバルブ243及び圧力センサ245により、排気系すなわち排気ラインが構成される。なお、真空ポンプ246を排気系に含めて考えてもよい。
マニホールド209の下方には、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。シールキャップ219は、マニホールド209の下端に鉛直方向下側から当接されるように構成されている。シールキャップ219は、例えばSUS等の金属からなり、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220bが設けられている。シールキャップ219における処理室201の反対側には、ウエハ200を収容するボート217を回転させる回転機構267が設置されている。回転機構267の回転軸255は、シールキャップ219を貫通してボート217に接続されている。回転機構267は、ボート217を回転させることでウエハ200を回転させるように構成されている。シールキャップ219は、アウタチューブ203の外部に垂直に設置された昇降機構としてのボートエレベータ115によって鉛直方向に昇降されるように構成されている。ボートエレベータ115は、シールキャップ219を昇降させることで、ボート217を処理室201内外に搬入及び搬出することが可能なように構成されている。ボートエレベータ115は、ボート217及びボート217に収容されたウエハ200を、処理室201内外に搬送する搬送装置(搬送機構)として構成されている。
基板支持具としてのボート217は、複数枚、例えば25〜200枚のウエハ200を、水平姿勢で、かつ、互いに中心を揃えた状態で鉛直方向に整列させて多段に支持するように、すなわち、間隔を空けて配列させるように構成されている。ボート217は、例えば石英やSiC等の耐熱性材料からなる。ボート217の下部には、例えば石英やSiC等の耐熱性材料からなる断熱板218が水平姿勢で多段(図示せず)に支持されている。この構成により、ヒータ207からの熱がシールキャップ219側に伝わりにくくなっている。ただし、本実施形態は上述の形態に限定されない。例えば、ボート217の下部に断熱板218を設けずに、石英やSiC等の耐熱性材料からなる筒状の部材として構成された断熱筒を設けてもよい。
図2に示すように、インナチューブ204内には温度検出器としての温度センサ263が設置されており、温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ207への通電量を調整することで、処理室201内の温度が所望の温度分布となるように構成されている。温度センサ263は、ノズル410,420及び430と同様にL字型に構成されており、インナチューブ204の内壁に沿って設けられている。
図3に示すように、制御部(制御手段)であるコントローラ121は、CPU(Central Processing Unit)121a,RAM(Random Access Memory)121b,記憶装置121c,I/Oポート121dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM121b,記憶装置121c,I/Oポート121dは、内部バスを介して、CPU121aとデータ交換可能なように構成されている。コントローラ121には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置122が接続されている。
記憶装置121cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。記憶装置121c内には、基板処理装置の動作を制御する制御プログラム、後述する半導体装置の製造方法の手順や条件などが記載されたプロセスレシピなどが、読み出し可能に格納されている。プロセスレシピは、後述する半導体装置の製造方法における各工程(各ステップ)をコントローラ121に実行させ、所定の結果を得ることができるように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。以下、このプロセスレシピ、制御プログラム等を総称して、単に、プログラムともいう。本明細書においてプログラムという言葉を用いた場合は、プロセスレシピ単体のみを含む場合、制御プログラム単体のみを含む場合、または、プロセスレシピ及び制御プログラムの組み合わせを含む場合がある。RAM121bは、CPU121aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
I/Oポート121dは、上述のMFC312,322a,322b,332,512,522,532、バルブ314,324a,324b,334,514,524,534、圧力センサ245、APCバルブ243、真空ポンプ246、ヒータ207、温度センサ263、回転機構267、ボートエレベータ115等に接続されている。
CPU121aは、記憶装置121cから制御プログラムを読み出して実行すると共に、入出力装置122からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置121cからレシピ等を読み出すように構成されている。CPU121aは、読み出したレシピの内容に沿うように、MFC312,322a,322b,332,512,522,532による各種ガスの流量調整動作、バルブ314,324a,324b,334,514,524,534の開閉動作、APCバルブ243の開閉動作及びAPCバルブ243による圧力センサ245に基づく圧力調整動作、温度センサ263に基づくヒータ207の温度調整動作、真空ポンプ246の起動及び停止、回転機構267によるボート217の回転及び回転速度調節動作、ボートエレベータ115によるボート217の昇降動作、ボート217へのウエハ200の収容動作等を制御するように構成されている。
コントローラ121は、外部記憶装置(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CDやDVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、USBメモリやメモリカード等の半導体メモリ)123に格納された上述のプログラムを、コンピュータにインストールすることにより構成することができる。記憶装置121cや外部記憶装置123は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成されている。以下、これらを総称して、単に、記録媒体ともいう。本明細書において記録媒体は、記憶装置121c単体のみを含む場合、外部記憶装置123単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。なお、コンピュータへのプログラムの提供は、外部記憶装置123を用いず、インターネットや専用回線等の通信手段を用いて行ってもよい。
(2)基板処理工程(成膜工程) 半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、金属窒化膜が形成された基板に対して酸化処理行い、その後、例えば、F含有金属原料ガスを用いて金属窒化膜を形成する工程の一例について、図4(a)および図5を用いて説明する。金属窒化膜を酸化する工程および金属膜を形成する工程は、上述した基板処理装置10の処理炉202を用いて実行される。以下の説明において、基板処理装置10を構成する各部の動作はコントローラ121により制御される。
本実施形態による基板処理工程(半導体装置の製造工程)では、ONO上に、Tiを含むTiN膜が形成されたウエハ200に対して、Oガスを供給してTiN膜の表面を酸化し、TiN膜の表面にTi酸化層を形成する工程と、 Ti酸化層が形成されたウエハ200に対して、WおよびFを含むWFガスを供給して、ウエハ200上にWを含むW膜を形成する工程と、 を有し、 W膜を形成する工程は、 ウエハ200に対して、Bガスと、WFガスとを供給して、ウエハ200上にWを含むW核層を形成する工程と、 W核層が形成されたウエハ200に対して、Hガスと、WFガスとを用いて、W核層の上にWバルク層を形成する工程と、 を含み、W膜はW核層とWバルク層を含むような工程を行う。
なお、本明細書において「ウエハ」という言葉を用いた場合は、「ウエハそのもの」を意味する場合や、「ウエハとその表面に形成された所定の層や膜等との積層体(集合体)」を意味する場合(すなわち、表面に形成された所定の層や膜等を含めてウエハと称する場合)がある。また、本明細書において「ウエハの表面」という言葉を用いた場合は、「ウエハそのものの表面(露出面)」を意味する場合や、「ウエハ上に形成された所定の層や膜等の表面、すなわち、積層体としてのウエハの最表面」を意味する場合がある。なお、本明細書において「基板」という言葉を用いた場合も、「ウエハ」という言葉を用いた場合と同義である。
(ウエハ搬入) 最表面に金属窒化膜としてのTiN膜が形成された(露出した)複数枚のウエハ200を処理室201内に搬入(ボートロード)する。具体的には、複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、図1に示されているように、複数枚のウエハ200を支持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入される。この状態で、シールキャップ219はOリング220を介して反応管203の下端開口を閉塞した状態となる。
(圧力調整および温度調整) 処理室201内が所望の圧力(真空度)となるように真空ポンプ246によって真空排気される。この際、処理室201内の圧力は、圧力センサ245で測定され、この測定された圧力情報に基づき、APCバルブ243がフィードバック制御される(圧力調整)。真空ポンプ246は、少なくともウエハ200に対する処理が完了するまでの間は常時作動させた状態を維持する。また、処理室201内が所望の温度となるようにヒータ207によって加熱される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ207への通電量がフィードバック制御される(温度調整)。ヒータ207による処理室201内の加熱は、少なくともウエハ200に対する処理が完了するまでの間は継続して行われる。
[酸化工程(Oxidation treatment)] 続いて、TiN膜を酸化するステップを実行する。
バルブ314を開き、ガス供給管310内に酸化ガスであるOガスを流す。Oガスは、MFC312により流量調整されノズル410のガス供給孔410aから処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、TiN膜が表面に形成されたウエハ200に対してOガスが供給されることとなる。このとき同時にバルブ514を開き、ガス供給管510内にNガス等の不活性ガスを流す。ガス供給管510内を流れたNガスは、MFC512により流量調整され、Oガスと一緒に処理室201内に供給され、排気管231から排気される。なお、このとき、ノズル420,430内へのOガスの侵入を防止するために、バルブ524,534を開き、ガス供給管520,530内にNガスを流す。Nガスは、ガス供給管320a,320b,330、ノズル420,430を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
このときAPCバルブ243を調整して、処理室201内の圧力を、例えば1〜3990Paの範囲内の圧力とする。MFC312で制御するOガスの供給流量は、例えば0.01〜10slmの範囲内の流量とする。MFC512,522,532で制御するNガスの供給流量は、それぞれ例えば0.1〜50slmの範囲内の流量とする。Oガスをウエハ200に対して供給する時間は、例えば0.01〜300秒の範囲内の時間とする。このときヒータ207の温度は、ウエハ200の温度が、例えば200〜700℃の範囲内の温度となるような温度に設定する。
TiN膜が所定の膜厚(必要な膜厚)だけ酸化されるように、Oガスの供給流量、時間等のプロセス条件を調整する。例えば、TiN膜の膜厚が1〜3nmの範囲内の膜厚の場合、0.2〜2nmの範囲内の膜厚のTiN膜が酸化されるようにする。酸化されるTiN膜の膜厚が0.2nmより薄いと、十分に界面のTiN膜(酸化されたTiN膜を含む)を昇華することができない場合があり、酸化されるTiN膜の膜厚が2nmより厚いと、TiN膜が薄くなってしまいバリア膜としての役割を果たすことが困難となる場合がある。このように、次に行うW膜形成工程でFが付着した界面のTiN膜をウエハ200上から昇華させるために必要な所定の膜厚となるまで、TiN膜を酸化する。
TiN膜が所定の膜厚だけ酸化された後、バルブ314を閉じ、Oガスの供給を停止する。このとき、ウエハ200の最表面には、酸化されたTiN膜を含む膜が露出する。すなわち、ウエハ200の表面が酸化される。すなわち、TiおよびOを含む金属酸化層であり、TiOx層、TiON層等が露出する。また、TiN膜の界面を完全に酸化せず、一定量のTiN膜を残した状態(すなわち、TiおよびOを含む層とTiNが混在する状態)としてもよい。
[残留ガス除去工程] Oガスの供給を停止した後、排気管231のAPCバルブ243は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応もしくはTiN膜の酸化に寄与した後のOガスを処理室201内から排除する。このときバルブ514,524,534は開いたままとして、Nガスの処理室201内への供給を維持する。Nガスはパージガスとして作用し、処理室201内に残留する未反応もしくはTiN膜の酸化に寄与した後のOガスを処理室201内から排除する効果を高めることができる。
[タングステン(W)膜形成工程] 続いて、酸化されたTiN膜が露出するウエハ200上に、金属膜であるW膜を形成するステップを実行する。以下では、下地であるTiN膜、酸化されたTiN膜との密着性等を確保するために、まず後述のW核層形成工程によりW核層を形成し、W核層を核として、次に、Wバルク層形成工程によりWバルク層を形成する例について、説明する。
[タングステン(W)核層形成工程(NucleationW deposition)] 続いて、酸化されたTiN膜が露出するウエハ200上に、金属核層であるW核層を形成するステップを実行する。
(Bガス供給 ステップ21) バルブ324aを開き、ガス供給管320a内に、第1の還元ガスとしてB含有ガスであるBガスを流す。Bガスは、MFC322aにより流量調整され、ノズル420のガス供給孔420aから処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このときウエハ200に対して、Bガスが供給されることとなる。このとき同時にバルブ524を開き、ガス供給管520内にNガスを流す。ガス供給管520内を流れたNガスは、MFC522により流量調整される。NガスはBガスと一緒に処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、ノズル410,430内へのBガスの侵入を防止するために、バルブ514,534を開き、ガス供給管510,530内にNガスを流す。Nガスは、ガス供給管310,330、ノズル410,430を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
ガスを流すときは、APCバルブ243を調整して、処理室201内の圧力を、例えば10〜3990Paの範囲内の圧力とする。MFC322aで制御するBガスの供給流量は、例えば0.01〜20slmの範囲内の流量とする。MFC512,522,532で制御するNガスの供給流量は、それぞれ例えば0.0.01〜30slmの範囲内の流量とする。Bガスをウエハ200に対して供給する時間は、例えば0.01〜60秒の範囲内の時間とする。このときヒータ207の温度は、ウエハ200の温度が、例えば100〜350℃の範囲内の温度となるような温度に設定する。処理室201内に流しているガスはBガスとNガスのみであり、Bガスの供給により、ウエハ200の最表面が還元される
(残留ガス除去 ステップ23) Bガスの供給を所定時間供給した後、バルブ324aを閉じて、Bガスの供給を停止する。このとき、排気管231のAPCバルブ243は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応もしくは還元に寄与した後のBガスを処理室201内から排除する。このときバルブ514,524,534は開いたままとして、Nガスの処理室201内への供給を維持する。Nガスはパージガスとして作用し、処理室201内に残留する未反応もしくは還元に寄与した後のBガスを処理室201内から排除する効果を高めることができる。
(WFガス供給 ステップ25) バルブ334を開き、ガス供給管330内に原料ガスであるWFガスを流す。WFガスは、MFC332により流量調整され、ノズル430のガス供給孔430aから処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、ウエハ200に対してWFガスが供給されることとなる。このとき同時にバルブ534を開き、ガス供給管530内にNガス等の不活性ガスを流す。ガス供給管530内を流れたNガスは、MFC532により流量調整され、WFガスと一緒に処理室201内に供給され、排気管231から排気される。なお、このとき、ノズル410,420内へのWFガスの侵入を防止するために、バルブ514,524を開き、ガス供給管510,520内にNガスを流す。Nガスは、ガス供給管310,320a,320b、ノズル410,420を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
このときAPCバルブ243を調整して、処理室201内の圧力を、例えば0.1〜6650Paの範囲内の圧力とする。MFC332で制御するWFガスの供給流量は、例えば0.01〜10slmの範囲内の流量とする。MFC512,522,532で制御するNガスの供給流量は、それぞれ例えば0.1〜30slmの範囲内の流量とする。WFガスをウエハ200に対して供給する時間は、例えば0.01〜600秒の範囲内の時間とする。このときヒータ207の温度は、ウエハ200の温度が、例えばステップ21と同様の温度となるような温度に設定する。
このとき、処理室201内に流しているガスはWFガスとNガスのみである。WFガスの供給により、ウエハ200上に、例えば1原子層未満から数原子層程度の厚さのW含有層が形成されるとともに、ウエハ200上に存在する酸化されたTiN膜と、WFガスに含まれるFが結合してTiOFx層、TiONFx層、TiNFx層等が形成される。形成されたTiOFx層、TiONFx層、TiNFx層等は、ウエハ200上から昇華される(エッチングされる)。なお、2サイクル目以降は、1サイクル目よりTiOFx層、TiONFx層、TiNFx層等が形成される割合は少なくなっていく。
(残留ガス除去 ステップ27) W含有膜等が形成された後、バルブ334を閉じ、WFガスの供給を停止する。そして、ステップ23と同様の処理手順により、処理室201内に残留する未反応もしくはW含有層形成に寄与した後のWFガスを処理室201内から排除する。
(所定回数実施) 上記したステップ21〜27を順に行うサイクルを1回以上(所定回数(n回)行うことにより、ウエハ200上に、所定の厚さ(例えば0.1〜4.0nm)のW核層を形成する。上述のサイクルは、複数回繰り返すのが好ましい。このように、W核層を形成する場合は、BガスとWFガスを互いに混合しないよう(時分割して)交互にウエハ200に対して供給する。
[Wバルク層形成工程(BulkW deposition)] 続いて、金属バルク層であるWバルク層を形成するステップを実行する。
バルブ324b、330を開き、ガス供給管320b,330内にそれぞれHガス、WFガスを流す。ガス供給管320b内を流れたHガスおよびガス供給管330内を流れたWFガスは、MFC322b,330によりそれぞれ流量調整されてノズル420,430のガス供給孔420a,430aからそれぞれ処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、ウエハ200に対してHガスおよびWFガスが供給されることとなる。すなわちウエハ200の表面はHガスおよびWFガスに暴露されることとなる。このとき同時にバルブ514,524を開き、キャリアガス供給管510,520内にそれぞれNガスを流す。キャリアガス供給管510,520内を流れたNガスは、MFC512,522によりそれぞれ流量調整されてHガスもしくはWFガスと一緒にそれぞれ処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、ノズル410内へのHガスおよびWFガスの侵入を防止するために、バルブ514を開き、キャリアガス供給管510内にNガスを流す。Nガスは、ガス供給管310,ノズル410を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
このときAPCバルブ243を適正に調整して、処理室201内の圧力を、例えば10〜3990Paの範囲内の圧力とする。MFC322bで制御するHガスの供給流量は、例えば100〜20000sccmの範囲内の流量とし、MFC330で制御するWFガスの供給流量は、例えば10〜1000sccmの範囲内の流量とする。MFC512,522,532で制御するNガスの供給流量は、それぞれ例えば10〜10000sccmの範囲内の流量とする。HガスおよびWFガスをウエハ200に対して供給する時間、すなわちガス供給時間(照射時間)は、例えば1〜1000秒の範囲内の時間とする。このときヒータ207の温度は、ウエハ200の温度が、例えば100〜600℃の範囲内の温度となるような温度に設定する。処理室201内に流しているガスはHガスおよびWFガスのみであり、WFガスの供給により、ウエハ200の上に形成されたW核層上に、例えば、10〜30nmの厚さのWバルク層が形成される。このとき、W核層の膜厚によっては、WFガスに含まれるFがTiN/W界面まで達し、TiOFx層、TiONFx層、TiNFx層等が形成される場合がある。W核層とWバルク層によりW膜が構成される。このように、Wバルク層はHガスおよびWFガスを混合させてウエハ200に対して供給することにより形成される。ここで、WFガスに含まれるFによりTiN膜がエッチングされる場合がある。さらに、形成されたTiOFx層、TiONFx層、TiNFx層等は、形成と同時にウエハ200上から昇華(エッチング)される場合があり、これによって、FがTiN/W界面に付着することが抑制される。
[残留ガス除去] バルクW層を形成した後、バルブ324b、330を閉じて、HガスおよびWFガスの供給を停止する。このとき、排気管231のAPCバルブ243は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応もしくはバルクW層形成に寄与した後のWFガスを処理室201内から排除する。このときバルブ514,524,534は開いたままとして、Nガスの処理室201内への供給を維持する。Nガスはパージガスとして作用し、処理室201内に残留する未反応もしくはバルクW層形成に寄与した後のWFガスを処理室201内から排除する効果を高めることができる。
(アフターパージおよび大気圧復帰) ガス供給管510,520,530のそれぞれからNガスを処理室201内へ供給し、排気管231から排気する。Nガスはパージガスとして作用し、これにより処理室201内が不活性ガスでパージされ、処理室201内に残留するガスや副生成物が処理室201内から除去される(アフターパージ)。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され(不活性ガス置換)、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰)。
(ウエハ搬出) その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されて、反応管203の下端が開口される。そして、処理済ウエハ200がボート217に支持された状態で反応管203の下端から反応管203の外部に搬出(ボートアンロード)される。その後、処理済のウエハ200は、ボート217より取り出される(ウエハディスチャージ)。
(3)本実施形態による効果 本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を得ることができる。(a)TiN膜等の金属窒化膜上にF含有ガスを用いてW膜等の金属膜を形成する際、W膜を形成する前にTiN膜を酸化しておくことによって、FをTiN膜の酸化物とともに昇華させることができ、TiN/W界面に残留するF量を低減することができる。(b)酸化されたTiN膜を昇華させるため、最終的に得られるバリアTiN膜の膜厚を薄くすることが可能となる。(c)絶縁膜と、絶縁膜の上に形成されたバリア膜とを表面に有する基板上にフッ素含有金属原料ガスを用いて金属膜を形成する場合に、フッ素が絶縁膜へ拡散することを抑制することができる。
実施例として、上述の実施形態で説明した例と同様の工程により、TiN膜の酸化、W核層の形成、バルクW層の形成を行った。また、比較例として、図4(b)に示す比較形態による成膜フローにより、酸化工程を行っていないTiN膜上にW核層を形成し、W核層の上にバルクW層を形成した。それぞれ、酸化工程もしくはW核層の形成を行う前に基板上に形成されていたTiN膜の膜厚は、3nmである。
図6は、酸化工程もしくはW核層の形成を行う前に基板上に形成されていたTiN膜の膜厚から、本発明の実施形態もしくは比較形態を行った後に残ったTiN膜の膜厚を差し引いて計算したTiN膜の削れ量を示すグラフである。比較例ではTiNが約3.3Å削れているのに対して、実施例では、TiNが約6.4Å削れており、実施例の方が、約2倍TiNが削れている(昇華されている)ことがわかる。
さらに、図7に、実施例によりW膜を形成した後のTiN削れ量に対するTiN/W界面に残留するF量の関係を示す。図7から、削れ量が多くなるにつれて、徐々にF残留量が減少していることがわかる。このように、本発明を用いてTiN膜を酸化し、その後W膜を形成することによって、TiN膜の削れ量を増加させ、F残留量を減少(低減)させることが可能となることがわかる。
上述の実施形態では、酸化工程でOガスを連続的に供給する例(すなわち酸化工程を1サイクル行う例)について説明した。本発明はこれに限らず、例えば、酸化工程とその後の残留ガス除去工程とを複数回交互に繰り返してもよい。
また、上述の実施形態では、バルクW層形成工程でHガスおよびWFガスを連続的に供給する例について説明した。本発明はこれに限らず、例えば、HガスおよびWFガスを供給する工程と、その後の残留ガス除去工程とを複数回交互に繰り返してもよい。すなわち、HガスおよびWFガスを互いに混合しないよう(時分割して)交互にウエハ200へ供給してもよい。
また、上述の実施形態では、金属窒化膜(TiN膜)の表面を酸化して金属酸化層を形成した後に、金属核層(W核層)と金属バルク層(Wバルク層)を積層して金属膜(W膜)を形成する例であって、金属核層と金属バルク層のいずれにおいてもフッ素含有金属原料ガス(WFガス)に含まれるFが金属酸化層と結合して金属フッ化酸化物としてウエハ200上から昇華され得る例について説明した。本発明はこれに限らず、例えば、金属膜(W膜)を形成する際、フッ素含有金属原料ガス(WFガス)に含まれるFと金属酸化層とを結合させて金属フッ化酸化物としてウエハ200上から昇華させる工程と、その後、金属窒化膜(TiN膜)が表面に露出したウエハ200へフッ素含有金属原料ガスを供給してウエハ200上に金属膜(W膜)を形成する工程と、を行うようにしてもよい。その際、各工程において、還元ガスを供給することは上述の実施形態と同様である。
また、上述の実施形態では、金属窒化膜としてTiN膜が基板上に形成されている例について説明したが、これに限らず、例えば、タンタル窒化膜(TaN膜)、モリブデン窒化膜(MoN膜)、亜鉛窒化膜(ZnN膜)、アルミニウム窒化膜(AlN膜)等にも適用可能である。
また、上述の実施形態では、酸化ガスとしてOガスを用いる例について説明したが、これに限らず、例えば、オゾン(O)、プラズマ励起した酸素(O)、水蒸気(HO)、過酸化水素(H)、亜酸化窒素(NO)、プラズマ励起したO+Hの混合ガス等を用いることも可能である。また、HOを水蒸気として供給する他に、HとOとを別々に供給してもよいし、HおよびOを活性化させて水素ラジカルおよび酸素ラジカル、原子状水素および原子状酸素として用いてもよいし、処理室201内でHOを発生させてもよい。また、各ガスをプラズマ励起する際の放電機構としては、マグネトロン放電プラズマ、容量結合プラズマ(CCP)、誘導結合プラズマ(ICP)、表面波プラズマ(SWP)、マイクロ波プラズマ等を用いることも可能である。また、等方性プラズマ、異方性プラズマのいずれも適用可能である。
また、上述の実施形態では、金属膜として、WFを用いてW膜を形成する例について説明したが、これに限らず、四フッ化チタン(TiF)を用いて形成するTi膜、五フッ化タンタル(TaF)を用いて形成するTa膜、二フッ化コバルト(CoF)を用いて形成するCo膜、三フッ化イットリウム(YF)を用いて形成するY膜、三フッ化ルテニウム(RuF)を用いて形成するRu膜、三フッ化アルミニウム(AlF)を用いて形成するAl膜、五フッ化モリブデン(MoF)を用いて形成するMo膜、三フッ化ニオブ(NbF)を用いて形成するNb膜、二フッ化マンガン(MnF)を用いて形成するMn膜、二フッ化ニッケル(NiF)を用いて形成するNi膜、等に適用可能である。
また、上述の実施形態では、第1の還元ガスとしてB含有ガスとしてのBを用いる例について説明したが、Bの代わりにトリボラン(B)ガス等を用いることも可能であり、B含有ガスの代わりに、リン(P)含有ガスであるホスフィン(PH)や、シリコン(Si)含有ガス(シラン系ガス)としてモノシラン(SiH)ガスやジシラン(Si)ガス等を用いることも可能である。
また、上述の実施形態では、第2の還元ガスとしてH含有ガスとしてのHガスを用いる例について説明したが、Hガスの代わりに、他元素非含有のH含有ガスである重水素(D)ガス等を用いることも可能である。
また、上述の実施形態では、一度に複数枚の基板を処理するバッチ式の縦型装置である基板処理装置であって、1つの反応管内に処理ガスを供給するノズルが立設され、反応管の下部に排気口が設けられた構造を有する処理炉を用いて成膜する例について説明したが、他の構造を有する処理炉を用いて成膜する場合にも本発明を適用可能である。また、処理ガスはインナチューブ内に立設されたノズルから供給されるのではなく、インナチューブの側壁に開口するガス供給口から供給されるようにしてもよい。このとき、アウタチューブに開口する排気口は、処理室内に積層して収容された複数枚の基板が存在する高さに応じて開口していてもよい。また、排気口の形状は穴形状であってもよいし、スリット形状であってもよい。
これらの基板処理装置を用いる場合においても、上述の実施形態と同様なシーケンス、処理条件にて成膜を行うことができる。
これらの各種薄膜の形成に用いられるプロセスレシピ(処理手順や処理条件等が記載されたプログラム)は、基板処理の内容(形成する薄膜の膜種、組成比、膜質、膜厚、処理手順、処理条件等)に応じて、それぞれ個別に用意する(複数用意する)ことが好ましい。そして、基板処理を開始する際、基板処理の内容に応じて、複数のプロセスレシピの中から、適正なプロセスレシピを適宜選択することが好ましい。具体的には、基板処理の内容に応じて個別に用意された複数のプロセスレシピを、電気通信回線や当該プロセスレシピを記録した記録媒体(外部記憶装置123)を介して、基板処理装置が備える記憶装置121c内に予め格納(インストール)しておくことが好ましい。そして、基板処理を開始する際、基板処理装置が備えるCPU121aが、記憶装置121c内に格納された複数のプロセスレシピの中から、基板処理の内容に応じて、適正なプロセスレシピを適宜選択することが好ましい。このように構成することで、1台の基板処理装置で様々な膜種、組成比、膜質、膜厚の薄膜を汎用的に、かつ、再現性よく形成できるようになる。また、オペレータの操作負担(処理手順や処理条件等の入力負担等)を低減でき、操作ミスを回避しつつ、基板処理を迅速に開始できるようになる。
また、本発明は、例えば、既存の基板処理装置のプロセスレシピを変更することでも実現できる。プロセスレシピを変更する場合は、本発明に係るプロセスレシピを電気通信回線や当該プロセスレシピを記録した記録媒体を介して既存の基板処理装置にインストールしたり、また、既存の基板処理装置の入出力装置を操作し、そのプロセスレシピ自体を本発明に係るプロセスレシピに変更したりすることも可能である。
10 基板処理装置121 コントローラ200 ウエハ(基板)201 処理室

Claims (10)

  1. 絶縁膜上に、第1の金属元素を含む金属窒化膜が形成された基板に対して、酸化ガスを供給して前記金属窒化膜の表面を酸化し、前記金属窒化膜の表面に金属酸化層を形成する工程と、 前記金属酸化層が形成された基板に対して、前記第1の金属元素とは異なる第2の金属元素およびフッ素を含むフッ素含有金属原料ガスを供給して、前記基板上に第2の金属元素を含む金属膜を形成する工程と、 を有し、 前記金属膜を形成する工程は、 前記基板に対して、第1の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスとを供給して、前記基板上に第2の金属元素を含む金属核層を形成する工程と、 前記金属核層が形成された基板に対して、前記第1の還元ガスとは異なる第2の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスとを用いて、前記金属核層の上に金属バルク層を形成する工程と、 を含み、前記金属膜は前記金属核層と前記金属バルク層を含む半導体装置の製造方法。
  2. 前記金属膜を形成する工程では、前記金属酸化層と、前記フッ素含有金属原料ガスに含まれるフッ素が結合し、金属フッ化酸化物として前記基板上から昇華させる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記金属酸化層を形成する工程では、次に行う金属膜を形成する工程で前記金属フッ化酸化物が前記基板上から昇華するために必要な所定の膜厚となるまで前記金属窒化膜の表面を酸化する請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記金属核層を形成する工程では、前記第1の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスとを、互いに混合しないよう交互に前記基板に対して供給する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記金属バルク層を形成する工程では、前記第2の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスとを、混合させて前記基板に対して供給する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記金属バルク層を形成する工程では、前記第2の還元ガスと、前記フッ素含有金属原料ガスとを、互いに混合しないよう交互に前記基板に対して供給する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記金属窒化膜は、チタン含有窒化膜、タンタル含有窒化膜のいずれかである請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記金属膜は、タングステン膜であり、前記フッ素含有金属原料ガスはタングステン六フッ化物である請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 絶縁膜上に、第1の金属元素を含む金属窒化膜が形成された基板に対して、酸化ガスを供給して前記金属窒化膜の表面を酸化し、前記金属窒化膜の表面に金属酸化層を形成する工程(A)と、 前記金属酸化層が形成された基板に対して、前記第1の金属元素とは異なる第2の金属元素およびフッ素を含むフッ素含有金属原料ガスとを前記基板に対して供給し、前記金属酸化膜と、前記フッ素含有金属原料ガスに含まれるフッ素とを結合させて金属フッ化酸化物として前記基板上から昇華させる工程(B)と、 前記金属フッ化酸化物として前記金属酸化膜を昇華させた後に前記金属窒化膜が表面に露出した基板に対して、前記フッ素含有金属原料ガスを供給して前記基板上に前記第2の金属元素を含む金属膜を形成する工程(C)と、 を含む半導体装置の製造方法。
  10. 前記工程(B)および前記工程(C)では、さらに、前記基板に対して還元ガスを供給する請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
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