JPWO2018051633A1 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

Wi−Fi P2P仕様に則って好適に通信動作を行なう通信装置及び通信方法を提供する。WFD R2のデバイスは、サービス・アドバータイザー機能又はサービス・シーカー機能のどちらか一方を動作させようとしたら、両方の機能を動作させるようにする。特に、デバイスがサービス・シーカーとしてのみ動作するという状況を避けるようにする。これによって、デバイスは、サービス・シーカーとして相手デバイスを発見できるだけでなく、サービス・アドバータイザーとして相手デバイスからも発見してもらうことができるようになる。

Description

本明細書で開示する技術は、Wi−Fi P2P(Peer−to−Peer)仕様に則って通信動作を行なう通信装置及び通信方法に関する。
最近、スマートフォンや電話、タブレットなどさまざまな情報端末が、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11に代表される無線LAN(Local Area Network)規格に準拠した通信機能を標準で装備している。無線LANとして、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、Wi−Fi P2P(以下、「Wi−Fiダイレクト」又は「Wi−Fi Direct」と呼ばれることもある)、Wi−Fi CERTIFIED Miracastを用いることができる(例えば、特許文献1を参照のこと)。Wi−Fi P2Pを実装している情報端末は、簡単且つ手軽な操作で、印刷、情報の共有・同期化、画像表示などを行なうことができる。
特開2016−28465号公報
本明細書で開示する技術の目的は、Wi−Fi P2P仕様に則って好適に通信動作を行なうことができる、優れた通信装置及び通信方法を提供することにある。
本明細書で開示する技術は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS(Basic Service Set)接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、
サービス・アドバータイザー機能又はサービス・シーカー機能のどちらか一方を動作させようとする際に、サービス・アドバータイザー機能及びサービス・シーカー機能の両方を動作させる、通信装置である。
本明細書の第2の側面によれば、第1の側面に係る通信装置は、同通信装置内で、ASP(Application Service Platform)がサービス層からシーク・サービス・メソッドを受信したことをトリガーにしてサービス・シーカー機能を動作させ、さらにサービス・アドバータイザー機能の動作が停止しているときにはサービス・アドバータイザー機能も動作させるように構成されている。
また、本明細書で開示する技術の第3の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、
サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始する、通信装置である。
本明細書の第4の側面によれば、第3の側面に係る通信装置は、サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、対応可能なサービス名称にマッチするハッシュ値を含んだ要求又は対応可能なサービス名称を示す文字列を含んだ問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能を動作させて他の通信装置へ対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するように構成されている。
また、本明細書で開示する技術の第5の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置である。
本明細書の第6の側面によれば、第5の側面に係る通信装置は、サービス・シーカー機能を用いて送信した要求又は問い合わせに対する応答を第2の所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能を停止するように構成されている。
また、本明細書で開示する技術の第7の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で、自ら送信した対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせに対する応答を所定の時間内に受信できず、又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置である。
また、本明細書で開示する技術の第8の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを自ら送信するとともに、自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせの受信待機を行なった後に、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置である。
本明細書の第9の側面によれば、第8の側面に係る通信装置は、ソーシャル・チャネル以外での要求又は問い合わせの送信を行なうべきか否かをユーザーに確認した後又は所定の時間が経過した後に、対応可能なすべてのチャネル上で要求又は問い合わせを送信するように構成されている。
また、本明細書で開示する技術の第10の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下において、
サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、前記オペレーティング・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、前記オペレーティング・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置である。
また、本明細書で開示する技術の第11の側面は、Wi−Fi P2Pを用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下において、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、前記オペレーティング・チャネル上で、プローブ要求フレームを送信するとともに、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機する、通信装置である。
また、本明細書で開示する技術の第12の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置の通信方法であって、
サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
サービス・アドバータイザー機能の動作が停止しているときに、さらにサービス・アドバータイザー機能の動作を開始するステップと、
を有する通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第13の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置の通信方法であって、
サービス・アドバータイザー機能を動作させて、他の通信装置からの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第14の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・アドバータイザー機能を動作させて、ソーシャル・チャネル上で他のデバイスからの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第15の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
ソーシャル・チャネル上で、自ら送信した対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせに対する応答を受信待機するステップと、
自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答を所定の時間内に受信できず、又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第16の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
ソーシャル・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第17の側面は、Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・アドバータイザー機能を動作させて、前記オペレーティング・チャネル上で他のデバイスからの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
前記オペレーティング・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
前記オペレーティング・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第18の側面は、Wi−Fi P2Pを用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
前記オペレーティング・チャネル上で、プローブ要求フレームを送信するステップと、
前記オペレーティング・チャネル上で、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機するステップと、
を有する通信方法である。
本明細書で開示する技術によれば、デバイス・ディスカバリー並びにサービス・ディスカバリーに際してWi−Fi P2Pサービスで定義されるサービス・シーカー並びにサービス・アドバータイザーとして好適に通信動作を行なうことができる、優れた通信装置及び通信方法を提供することができる。
なお、本明細書に記載された効果は、あくまでも例示であり、本発明の効果はこれに限定されるものではない。また、本発明が、上記の効果以外に、さらに付加的な効果を奏する場合もある。
本明細書で開示する技術のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1は、P2Psフレームワーク構成要素を示した図である。 図2は、P2Ps動作について説明するための図である。 図3は、P2Psデバイス間でASPセッションをセットアップするためのシーケンスを示した図である。 図4は、P2Psデバイスとして無線通信動作を行なう通信装置400の機能的構成例を示した図である。 図5は、WFD R2のデバイスがサービス・アドバータイザー機能及びサービス・シーカー機能の両方を動作させるようにセットアップするシーケンス例を示した図である。 図6は、WFD R2のデバイスがサービス・アドバータイザー及びサービス・シーカーの両方の機能を動作させるようにセットアップするための処理手順を示したフローチャートである。 図7は、WFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、サービス・シーカー機能も動作させるようにセットアップするシーケンス例を示した図である。 図8は、WFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、サービス・シーカー機能も動作させるようにセットアップするための処理手順を示したフローチャートである。 図9は、使用できるチャネルに制限がない状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、サービス・シーカー機能も動作させるようにセットアップするための処理手順を示したフローチャートである。 図10は、使用できるチャネルに制限がない状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているときの、セットアップするための処理手順を示したフローチャートである。 図11は、使用できるチャネルに制限がない状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているときの、セットアップするための処理手順(但し、ソーシャル・チャネル以外でのスキャンも必ず行なう場合)を示したフローチャートである。 図12は、使用できるチャネルに制限がある状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、サービス・シーカー機能も動作させるようにセットアップするための処理手順を示したフローチャートである。 図13は、使用できるチャネルに制限がない状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているときの、セットアップするための処理手順を示したフローチャートである。 図14は、ポイント(3)の要点をまとめた図である。
以下、図面を参照しながら本明細書で開示する技術の実施形態について詳細に説明する。
Wi−Fi P2Pによれば、各デバイスがアクセスポイント(AP)の介在なしに互いに容易に接続することができる。また、WFA(Wi−Fi Alliance)では、Wi―Fi P2Pリンクを用いたさまざまなサービス(例えば、センド(Send)、プレイ(Play)、ディスプレイ(Display)、プリント(Print)など)をサポートするプラットフォームを導入する技術、すなわちWi―Fi P2Pサービス(P2Ps)が仕様化されている。
図1には、P2Psフレームワーク構成要素を示している。同図中、参照番号101で示すWi−Fi P2P層は、Wi−Fi P2P標準によって定義されるMAC(Media Access Control)層に相当するが、Wi−Fi P2P標準と互換のソフトウェアとして構成することができる。
また、Wi−Fi P2P層101の上位には、参照番号102で示すApplication Service Platform(ASP)というプラットフォームが定義される。なお、図示を省略するが、Wi−Fi P2P層101の下位には、Wi−Fi PHYと互換の物理層によって、無線接続が構成されるものとする。さらにASP層102の上位には、参照番号103で示す、サービス(Service)層が定義される。
ASP層102は、各サービスで共有される共通のプラットフォームであり、最上位のアプリケーション(App)層104と下位のWi−Fi P2P層101との間のセッション管理やサービスの命令処理、他のデバイスのASP間の制御などを行なう。ASP層102は、各サービスで必要とされる共通の機能、具体的にはデバイス・ディスカバリー(Device Discovery)、サービス・ディスカバリー(Service Discovery)、ASPセッション管理などを実現する。
サービス層103は、ユースケース特定のサービスを含む。WFAでは、センド、プレイ、ディスプレイ、プリントといった基本サービスが定義されている。ここで、センド・サービスは、2つのP2Psデバイス間でファイル伝送を行なうサービス及びアプリケーションである。また、プレイ・サービスは、2つのP2Psデバイス間でDLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)を基盤とするコンテンツ共有又はストリーミングを行なうサービス及びアプリケーションである。また、ディスプレイ・サービスは、デバイス(SourceとSink)間で画面共有を可能にするサービス及びアプリケーションである。より具体的には、ディスプレイ・サービスは、WFAによって策定された、1対1の無線通信によるディスプレイ伝送技術であるMiracastのユースケースであり、その技術仕様はWi−Fi Display(WFD)として規定されている。また、プリントは文書や画像などのコンテンツを有しているデバイスとプリンター間での文書や画像のプリントアウトを可能にするサービス及びアプリケーションである。
さらに、サード・パーティーから提供されるアプリケーションをサポートしASP共通のプラットフォームを利用できるようにするために、参照番号105で示す、イネーブル(Enable)API(Application Program Interface)を定義してもよい。
アプリケーション層104は、UI(User Interface)を提供することができ、ユーザーに対し情報を可視化して表現するとともに、ユーザーから入力された情報を下位層に伝達する機能を有している。
続いて、P2Ps動作について、図2を参照しながら説明する。同図では、P2PsによりP2P接続される2台のデバイスA、Bが存在する。
デバイスAとデバイスBの互いのP2P層間でデバイス・ディスカバリー及びP2Pが行なわれると、互いのASP間では、ASPセッションと呼ばれる論理的なリンクがセットアップされる。なお、ASPは、相手デバイスのASPとの間で、サービス毎に複数のASPセッションをセットアップすることができ、各ASPセッションはそのセッションを要求したASPによって割り当てられるセッション識別子で識別される。
デバイスのサービスは、他のデバイス側の対応するデバイスと、サービス標準でASPプロトコルによって定義されるサービス特定のプロトコルを用いて通信することができる。図2に示す例では、デバイスAとデバイスBのサービスX間でサービス・セッションがセットアップされ、また、デバイスAとデバイスBのサービスY間では別のサービス・セッションがセットアップされている。
デバイス内のASPとサービスとの間では、メソッド(method)及びイベント(event)というインターフェースが定義されている。メソッドは、サービスによって開始される動作を示すインターフェースである。メソッドのパラメーター(又はフィールド)には、遂行しようとする動作に対する情報を含ませることができる。また、イベントは、ASPからサービスに提供するインターフェースである。
例えば、ユーザーがデバイスAとデバイスB間でサービスXを利用しようとする場合、各デバイス上のASPは、サービスX専用のASPセッションをデバイス間で確立してから、サービス・セッションを確立する。さらにユーザーがサービスYを利用しようとする場合には、サービスY専用のASPセッションをデバイス間で新たに確立してから、サービス・セッションを確立する。
続いて、P2Psデバイス間でASPセッションをセットアップするためのシーケンスについて、図3を参照しながら説明する。
WFAで規定されるP2Psでは、デバイス・ディスカバリーに際してサービス・シーカー(Service Seeker)とサービス・アドバータイザー(Service Advertiser)という役割が定義されている。サービス・シーカーは、サービス・アドバータイザーを発見(discover)し、所望のサービスを検出した場合にはサービス・アドバータイザーとの接続を要求することもできる。図3では、サービス・アドバータイザーとしての役割を担うデバイスAとサービス・シーカーとしての役割を担うデバイスB間でASPセッションのセットアップを行なう例を示している。なお、サービス・シーカーやサービス・アドバータイザーという用語は、その役割を持つ機器全体を指すような意味合いで使われる場合が多いが、より正確にはサービス・シーカー機能(Service Seeker Application)やサービス・アドバータイザー機能(Service Advertiser Application)を動作させたP2Psデバイス(P2Ps機器)を指している。
ASPのセットアップ動作は、一方のP2Psデバイスの特定のサービスが他方のP2Psデバイス及びサービスを探索し、サービスを要求し、Wi−Fi P2P接続を確立し、アプリケーションを動作させる過程である。
デバイスA内のASPが同デバイス内のサービス層からアドバータイズ・サービス・メソッド(AdvertiseService method)を受信すると、デバイスAは、サービス・アドバータイザーとして動作する。図3では、デバイスAはP2Pインターフェース(I/F)側でサービス・アドバータイザーを動作させるものとする。デバイスAは、自分のサービスをアドバータイズし、他のデバイスが当該サービスを探索することができるように待機する。また、デバイスAのASPは、サービス層から供給されるアドバータイズ・サービス・メソッドに含まれる情報に基づいて、他のデバイスに応答することができる。
また、デバイスB内のサービス層は、アプリケーション(図示を省略)からサービスを使用する意図(User Service)を示す情報を受信すると、シーク・サービス・メソッド(SeekService method)に必要な情報を格納して、ASPに伝達することができる。そして、デバイスB内のASPがサービス層からシーク・サービス・メソッドを受信すると、デバイスBは、サービス・シーカーとして動作して、上位アプリケーション又はユーザーが要求するサービスをサポートするデバイスを探索するプロセスを実施する。図3では、デバイスBは、P2Pインターフェース側でサービス・シーカーを動作させるものとする。
デバイスBのASPは、他のデバイスに、プローブ要求(Probe request)フレームをP2Pインターフェース側から伝送する。このとき、デバイスBのASPは、自分が探そうとしているサービスのサービス名称(service name)のハッシュ値を計算して、プローブ要求フレーム内に含ませる。
デバイスAのASPは、自分がサポートしているサービスのサービス名称のハッシュ値を計算しており、P2PインターフェースでデバイスBからのプローブ要求を受信すると、ハッシュ・マッチング(Hash Matching)を試みる。そして、ハッシュ値が一致し、デバイスBが探しているサービスをサポートしていることが分かったときには、デバイスAは、デバイスBへのプローブ応答(Probe response)フレームをP2Pインターフェース側から伝送する。プローブ応答フレーム内に、サービス名称、アドバータイズメントID値などを含ませることができる。
プローブ要求フレーム及びプローブ応答フレームを交換するプロセスでは、デバイスAとデバイスBが互いにP2Psをサポートするデバイスであることと、各自がサポートするサービスを検知することができ、デバイス・ディスカバリー・プロセスということができる。
続いて、デバイスAとデバイスBは、P2Pサービス・ディスカバリー・プロセスを通じて、サービスの具体的な事項に関する情報を交換する。
例えば、サービス名称(複数のサービスに対するサポートの有無を探索する場合は、複数のサービス名称)、サービス情報要求を含んだサービス・ディスカバリー要求(Service Discovery Request)メッセージが、デバイスBのP2PインターフェースからデバイスAに伝送される。
これに対し、デバイスAのASPは、サービス名称のマッチング(Name Matching)を行ない、マッチングする場合にはサービス・ディスカバリー応答(Service Discovery Response)メッセージがデバイスAのP2PインターフェースからデバイスBに伝送される。サービス・ディスカバリー応答メッセージには、サービス名称、アドバータイズメントID、サービス状態、サービス状態(Service Status)などの情報を含めることができる。サービス状態は、サービス・アドバータイザーとしてのデバイスA側で遠隔デバイスから要求されるサービスが利用可能であるかを通知する情報である。
デバイスBのASPは、サービス層からシーク・サービス・メソッドによって要求された動作が完了すると、その結果であるサーチ結果(SearchResult)を、サービスを通じてアプリケーション及びユーザーに通知することができる。例えば、アプリケーション(図示を省略)は、P2Pサービス・ディスカバリー・プロセスを通じて発見したデバイスをリストアップしたデバイス・リストをUIに表示する。ユーザーはこのUIを通じて所望するデバイスを選択することができる。ASPは、サービス層から接続要求(ConnectSession)メソッドを受信したことをトリガーにしてユーザーが選択したデバイスに対するP2P接続を試みるが、以降のプロセスの詳細については説明を省略する。
図4には、P2Psデバイスとして無線通信動作を行なう通信装置400の機能的構成例を示している。
通信装置400は、データ処理部401と、制御部402と、通信部403と、電源部404を備えている。また、通信部403はさらに、変復調部411と、空間信号処理部412と、チャネル推定部413と、無線インターフェース(IF)部414と、アンプ部415と、アンテナ416を備えている。1組の無線インターフェース部414と、アンプ部415と、アンテナ416で1つの送受信ブランチを構成し、図示のように複数(n本)の送受信ブランチを備えていてもよい。なお、アンプ部415の機能が無線インターフェース部414に内包される場合もある。
通信部403は、P2Psで規定される複数の周波数チャネルのうちいずれかを使用して無線通信動作を行なえることを前提としている。現在通信動作を行なっているチャネルをオペレーティング・チャネル(operating channel)と言う。また、デバイス・ディスカバリー並びにサービス・ディスカバリーに使用するチャネルをソーシャル・チャネル(social channel)と言う。通信装置400は、通信部403で使用できるチャネルに制限がない場合(時分割でオペレーティング・チャネル以外のソーシャル・チャネルに移行できる場合)と、使用できるチャネルに制限がある場合(ソーシャル・チャネルに移行できない場合)がある。
データ処理部401では、通信プロトコルの上位層(図示しない)よりデータが入力される送信時において、そのデータから無線送信のためのパケットを生成し、メディア・アクセス制御のためのMACヘッダーの付加や誤り検出符号の付加などの処理を実施し、処理後のデータを変復調部411へ提供する。また、データ処理部401は、逆に変復調部411からのデータ入力がある受信時において、MACヘッダーの解析、パケット誤りの検出、パケットのリオーダー処理などを実施し、処理後のデータを自身のプロトコル上位層へ提供する。P2Psフレームワークでは、Wi−Fi P2P標準によって定義されるMAC層はWi−Fi P2P層(図1を参照のこと)に相当する。
制御部402は、通信装置400内の各部間の情報の受け渡しを行なう。また、制御部402は、通信部403内の変復調部411及び空間信号処理部412におけるパラメーターの設定、データ処理部401におけるパケットのスケジューリングを行なう。また、制御部402は、通信部403内の無線インターフェース部414及びアンプ部415のパラメーターの設定及び送信電力の制御を行なう。特に本明細書で開示する技術では、制御部402は、デバイス・ディスカバリー並びにサービス・ディスカバリーに際してサービス・シーカー並びにサービス・アドバータイザーの動作を制御する。
変復調部411は、送信時には、データ処理部401からの入力データに対し、制御部402によって設定されたコーディング及び変調方式基づいて、エンコード、インターリーブ及び変調処理を行ない、データ・シンボル・ストリームを生成して、空間信号処理部412へ提供する。また、変復調部411は、受信時には、空間信号処理部412からの入力に対して、送信時とは反対に復調処理、デインターリーブ、デコードを行ない、データ処理部401若しくは制御部402へデータを提供する。
空間信号処理部412は、送信時には、必要に応じて変復調部411から入力されるデータに対して空間分離に供される信号処理を行ない、得られた1つ以上の送信シンボル・ストリームをそれぞれの無線インターフェース部413へ提供する。また、空間信号処理部412は、受信時には、それぞれの無線インターフェース部414から入力された受信シンボル・ストリームに対して信号処理を行ない、必要に応じてストリームの空間分解を行なってから変復調部411へ提供する。
チャネル推定部413は、各無線インターフェース部414からの入力信号のうち、プリアンブル部分及びトレーニング信号部分から伝搬路の複素チャネル利得情報を算出する。算出された複素チャネル利得情報は、制御部402を介して変復調部411での変復調処理、及び、空間信号処理部412での空間処理に利用される。
無線インターフェース部414は、送信時には、空間信号処理部412からの入力をアナログ信号へ変換し、フィルタリング、及び搬送波周波数へのアップコンバートを実施し、アンテナ416又はアンプ部415へ送出する。また、無線インターフェース部414は、受信時には、アンテナ416又はアンプ部415からの入力に対して反対にベースバンド周波数へのダウンコンバートやディジタル信号への変換処理を実施し、空間信号処理部412及びチャネル推定部413へデータを提供する。
アンプ部415は、送信時には、無線インターフェース部414から入力されたアナログ信号を所定の電力まで増幅し、アンテナ416へと送出する。また、アンプ部415は、受信時には、アンテナ416から入力された信号を所定の電力まで低雑音増幅して、無線インターフェース部414に出力する。アンプ部415は、送信時の機能と受信時の機能の少なくともどちらか一方が無線インターフェース部414に内包される場合がある。
電源部404は、バッテリー電源又は固定電源(商用電源など)で構成され、通信装置400の各部に対し電力を供給する。
続いて、従来のP2Psデバイス・ディスカバリーの際の問題点について説明する。
WFAで規定されるP2Psでは、デバイス・ディスカバリー並びにサービス・ディスカバリーに際して、サービス・シーカーとサービス・アドバータイザーという役割が定義されている(前述)。サービス・シーカーは、発見した相手デバイスのリストをUIに表示でき、ユーザーがこのサービス・シーカーのUIを介して選択したデバイスに対して接続を試みる。ところが、サービス・アドバータイザーは自分が対応しているサービスに関する情報を返信するのみで、デバイス・リストの画面を生成できず、ユーザーがサービス・アドバータイザーのUIを介してデバイスを選択することができない。
一方がシーカーになり、他方がアドバータイザーになるデバイスの組み合わせで好適に機能するサービスであれば、上記の規定のままでも問題ない。例えば、プリント・サービスであれば、プリント・サーバーとして機能するPC(Personal Computer)がシーカーとなり、プリンターがアドバータイザーとなる。シーカーとしてのプリント・サーバーは、プリンターの発見とユーザーが選択したプリンターへの接続を試みる。また、アドバータイザーとしてのプリンターは、自分が対応しているプリント・サービスに関する情報をプリント・サーバーに返信すればよく、ユーザーにデバイス・リストを提示したり、選択されたプリント・サーバーと接続を試みたりする必要はない。
しかしながら、デバイス間で画面共有を可能にするディスプレイ・サービスなどの場合では、画面情報を送信するSource、及びSourceから画面情報を受信して表示するSinkのいずれからも、相手を選択できるような仕組みが必要である。例えば、スマートフォン内の画像をTV受像機のような大画面に表示出力する場合には、スマートフォン側から画像の出力先のデバイスを選択できるとともに、逆にTV受信機側から画像の提供元のスマートフォンを選択できることが好ましい。具体的には、WFAによって策定された、1対1の無線通信によるディスプレイ伝送技術であるWi−Fi Display Release 2(以下、「WFD R2」とする)のユースケースでは、Source及びSinkの各デバイスはともにシーカー及びアドバータイザーの両方に対応できる必要がある。その両対応のための手順や動作方法が定まってないと、互換性の問題を引き起こすおそれがある。
要するに、WFD R2のデバイスは、サービス・シーカーとサービス・アドバータイザーの両方を同時に動作させる能力を持たなければならない。但し、ここで言う「デバイス」は、SourceとSinkの両方を指すものとする。
サービス・シーカーとサービス・アドバータイザーはP2Psの技術仕様書である“Wi−Fi Peer−to−Peer Service Technical Specification”にて定義されている。また、この技術仕様書は無償で公開されている。但し、P2Psの技術仕様書では、ASPがシーク・サービス・メソッドを受信するとデバイスはサービス・シーカーとして動作を開始し、ASPがアドバータイズ・サービス・メソッドを受信するとデバイスはサービス・アドバータイザーとして動作を開始するということまでしか記述されていない。すなわち、デバイス・ディスカバリーに際して各デバイスがサービス・シーカー並びにサービス・アドバータイザーの両方に対応するための手順や動作方法は、本出願時点において明確には定義されていない。
一方、単純にサービス・シーカーとサービス・アドバータイザーの両方を動作させてしまうと、相手機器を発見するまでサービス・シーカーとして動作してしまうために、プローブ要求を送信し続けてしまい、消費電力の増大や無線通信媒体の負荷増大を引き起こしてしまう。この問題を回避するために、例えば単にサービス・シーカー機能を動作させる時間とサービス・アドバータイザー機能を動作させる時間を切り替えるようにすると、当該サービスに対応している他のP2Ps機器から発見してもらえる確率が低下したり、当該サービスに対応している他のP2Ps機器を発見できる確率が低下したりして、そもそも相互に発見し合うためにサービス・シーカーとサービス・アドバータイザーの両方を動作させるという目的と相入れなくなってしまう。さらに、サービス・シーカー機能を常に動作させておくと、相手デバイスを発見する度に発見相手デバイスのリストや接続確認のUIが表示されるため、ユーザーにとっては煩わしいものとなってしまうおそれもある。
また、P2Ps仕様においては、第2層の接続手段としてWi−Fi P2Pのみが規定されている。このままでは、APに接続している端末がAP経由でサービスを行おうとしても、デバイス・ディスカバリーやサービス・ディスカバリーを行なうことができず、実現できない。そのため、APと接続しているBSS接続を用いたデバイス・ディスカバリー並びにサービス・ディスカバリーが実現できるように機能拡張を行なうことが望まれる。
そこで、本明細書では、P2Psの技術仕様を拡張し、WFD R2のデバイスがデバイス・ディスカバリーに際してシーカー及びアドバイザーの両方に対応するための手順や動作方法について提案する。
なお、図4に示した通信装置400は、後述する手順や動作方法を実現するために、制御部402において、サービス・シーカーとサービス・アドバータイザーの両方が同時に動作可能となっており、サービス・シーカー動作の開始を制御するものとする。
まず前提として、WFD R2のデバイスを、デフォルトではサービス・アドバータイザー機能を動作させるようにする。変形例として、従来通りにASPがアドバータイズ・サービス・メソッドを受信したら、デバイスはサービス・アドバータイザー機能の動作を開始する場合も含める。
かかる前提の上で、以下に示すWFD R2のデバイスの手順若しくは動作方法に関するポイント(1)〜(3)を説明する。
ポイント(1)
WFD R2のデバイス内のASPがシーク・サービス・メソッド又はアドバータイズ・サービス・メソッドの少なくともどちらかを受信したら、このデバイスはサービス・シーカー機能を動作させる。また、このときサービス・アドバータイザーがオフになっていたら、サービス・アドバータイザー機能も動作させる。
要するに、WFD R2のデバイスは、サービス・アドバータイザー機能又はサービス・シーカー機能のどちらか一方を動作させようとしたら、両方の機能を動作するようにする。特に、デバイスがサービス・シーカーとしてのみ動作するという状況を避けるようにする。これによって、デバイスは、サービス・シーカーとして相手デバイスを発見できるだけでなく、サービス・アドバータイザーとして相手デバイスからも発見してもらうことができるようになる。
図5には、WFD R2のデバイスがサービス・アドバータイザー機能及びサービス・シーカー機能の両方を動作させるようにセットアップするシーケンス例を示している。
デバイスB内のASPがサービス層からシーク・サービス・メソッドを受信したことをトリガーにして、デバイスBは、サービス・シーカーとして動作する。他のデバイスにプローブ要求フレームを送信してデバイス・ディスカバリー・プロセスを実施する点などは図3と同様なので、ここでは図示並びに説明を省略する。このとき、デバイスBにおいて、サービス・アドバータイザーがオフになっていたら、ASPが自らに対してアドバータイズ・サービス・メソッドを発行することで、デバイスBはサービス・アドバータイザーとしても動作する。
また、デバイスA内のASPがサービス層からアドバータイズ・サービス・メソッドを受信したことをトリガーにして、デバイスBは、サービス・アドバータイザーとして動作する。他のデバイスからのプローブ要求受信待ちに入る点などは図3と同様なので、ここでは図示並びに説明を省略する。このとき、デバイスAにおいて、サービス・シーカーがオフになっていたら、デバイスA内のASPが自らに対してシーク・サービス・メソッドを発行することで、デバイスAはサービス・シーカーとしても動作する。
図6には、WFD R2のデバイスがサービス・アドバータイザー及びサービス・シーカーの両方の機能を動作させるようにセットアップするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
デバイス内で、ASPがサービス層からシーク・サービス・メソッドを受信すると(ステップS601のYes)、また、このデバイスにおいてサービス・シーカーの動作がオフになっているかどうかをチェックする(ステップS602)。そして、サービス・シーカーの動作がオフになっていたら(ステップS602のYes)、このデバイス内でASPが自らに対してシーク・サービス・メソッドを発行させて(ステップS603)、デバイスはサービス・シーカーの動作をオンにする(ステップS604)。このようにして、デバイスは、サービス・シーカーとして動作していることになる。
このとき、このデバイスにおいてサービス・アドバータイザーの動作がオフになっているかどうかをチェックする(ステップS605)。そして、サービス・アドバータイザーの動作がオフになっていたら(ステップS605のYes)、このデバイス内でASPが自らに対してアドバータイズ・サービス・メソッドを発行して(ステップS606)、デバイスはサービス・アドバータイザーの動作をオンにする(ステップS607)。
ポイント(2)
WFD R2のデバイスは、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、自分が対応しているサービス(例えばMiracast Sink)にマッチするハッシュ値を含んだプローブ要求フレームを受信したら、すぐにサービス・シーカー機能も動作させるようにする。その結果、このデバイスは自分からも他のデバイスにプローブ要求フレームを送信できるようになる。
WFD R2のデバイスは、サービス・シーカーを立ち上げないと自分から相手を探せなくて自デバイスで表示するデバイス・リストを作ることがないからである。サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているデバイスは、上記のようにサービス・シーカー機能も動作させることで、自デバイスで表示するデバイス・リストを作り、ユーザーにそのUIを提示することができるようになる。
図7には、WFD R2のデバイスAが、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、サービス・シーカー機能も動作させるようにセットアップするシーケンス例を示している。
デバイスB内のASPがサービス層からシーク・サービス・メソッドを受信したことをトリガーにして、デバイスBは、サービス・シーカー機能の動作を開始する。そして、デバイスBは、自分が探そうとしているサービス名称のハッシュ値を含んだプローブ要求フレームを、他のデバイスに送信する。
デバイスAは、ASPが同デバイス内のサービス層からアドバータイズ・サービス・メソッドを受信したことにより、サービス・アドバータイザー機能のみを動作させている。ここで、デバイスBから受信したプローブ要求フレームに含まれているサービス名称のハッシュ値が、デバイスAで対応しているサービスとマッチしたとする。デバイスAがデバイスBにプローブ応答フレームを返信し、引き続きデバイスBとの間でサービス・ディスカバリー・プロセスを実施する点などは図3と同様なので、ここでは図示並びに説明を省略する。このとき、デバイスAにおいて、ASPが自らに対してシーク・サービス・メソッドを発行することで、デバイスAはサービス・シーカー機能も動作させる。
そして、デバイスAは、自分が探そうとしているサービス名称のハッシュ値を含んだプローブ要求フレームを、他のデバイスに送信し、ハッシュ値がマッチしたデバイス(仮に、デバイスBとする)からのプローブ応答フレームを受信し、サーチ結果に基づくデバイス・リストのUIをユーザーに提示することができる。
図8には、WFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、サービス・シーカー機能も動作させるようにセットアップするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
デバイスは、サービス・アドバータイザーとして動作中であれば(ステップS801のYes)、(サービス・シーカーとして動作している)他のデバイスからのプローブ要求フレームを受信待機する(ステップS802)。
そして、他のデバイスからプローブ要求フレームを受信すると(ステップS802のYes)、受信したプローブ要求フレームに含まれているサービス名称のハッシュ値が、自デバイスで対応しているサービスとマッチするか否か、ハッシュ・マッチングを行なう(ステップS803)。
ここで、ハッシュ値がマッチしなければ(ステップS804のNo)、受信したプローブ要求フレームでは自デバイスでは対応できないサービスが指定されていることが分かる。この場合、ステップS801に戻り、デバイスは、このままサービス・アドバータイザーとしてのみ動作を続ける。
一方、サービス名称のハッシュ値がマッチするときには(ステップS804のYes)、受信したプローブ要求フレームでは自デバイスで対応可能なサービスが指定されていることが分かる。この場合、このデバイス内ではASPが自らに対してシーク・サービス・メソッドを発行することで(ステップS805)、デバイスはサービス・シーカー機能も動作させる(ステップS806)。
このようにして、サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているデバイスは、ハッシュ値がマッチするプローブ要求フレームを受信したことをトリガーにしてサービス・シーカー機能も動作させることで、自らもプローブ要求フレームを送信するようになり、それに対するプローブ応答フレームを受信することにより自デバイスで表示するデバイス・リストを作り、ユーザーにそのUIを提示することができるようになる。
BSS(Basic Service Set)接続側でも同様のことを行なう変形例も考えられる。すなわち、WFD R2のデバイスは、BSSインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、自分が対応しているサービス(例えばMiracast Sink)に対応する文字列を含むmDNS問い合わせ(multicast DNS(Domain Name System) query)を受信したら、すぐにサービス・シーカー機能も動作させるようにする。その結果、このデバイスは自分からもmDNS問い合わせを送信するようになり、対応する文字列を含むmDNS問い合わせを受信した他のデバイスからmDNS応答を受信し、デバイス・ディスカバリー並びにサービス・ディスカバリーのサーチ結果に基づいて自デバイスに表示するデバイス・リストを作ることができるようになる。
ポイント(3)
WFD R2のデバイスは、使用できるチャネルの制限の有無とデバイスのサービス・アドバータイザー又はサービス・シーカーの動作状態とに応じて、動作を制御するようにする。
IEEE802.11では、割り当てられた帯域を複数のチャネルに分割して用いている。このうちの1つは、サービス・ディスカバリーに使用するソーシャル・チャネルに割り当てられ、他のチャネルは通常の通信動作に用いられる。そのうち特に、前述のように、BSSインターフェース側でAPと接続する際に用いているチャネル、P2Pクライアントとして動作していてP2P GO(P2P Group Owner)と接続する際に用いているチャネル、又は自らがP2P GOとして動作しているチャネルをオペレーティング・チャネルと呼ぶことにする。
使用できるチャネルに制限がない場合とは、具体的には、デバイスが、AP又はP2P GOにアソシエーションしていない、P2P GOになっていない、あるいはソーシャル・チャネル以外で動作しているアクセスポイントにアソシエーションしているかP2Pグループのメンバーになっていても時分割でオペレーティング・チャネル以外のソーシャル・チャネルに移行できる場合である。
一方、使用できるチャネルに制限がある場合とは、具体的には、デバイスが、AP又はP2P GOにアソシエーションしているか、又は自分がP2P GOとして動作しており、オペレーティング・チャネルがソーシャル・チャネルではなく、且つ時分割でソーシャル・チャネルに移行して送受信できない場合であり、この場合のフレーム送受信動作はオペレーティング・チャネルに限定される。
(3−1)使用できるチャネルに制限がない場合であって、P2Pインターフェース向けにサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているWFD R2のデバイスは、ソーシャル・チャネル上で自分が対応しているサービスにマッチするハッシュ値を含んだプローブ要求フレームを受信するのを所定の時間だけ待機し、受信しなかったらサービス・シーカー機能も動作させて、対応可能なすべてのチャネル上でスキャン(すなわち、プローブ要求フレームの送信とプローブ応答フレームの受信待機、並びにプローブ要求フレームの受信待機)を行なう。
WFD R2のデバイスは、タイムアウトするとサービス・シーカー機能も動作させて自ら積極的に他のチャネル上でも相手デバイスの探索を開始する上、サービス・アドバータイザー機能も動作させたままなので、相手デバイスからも他のチャネル上で見つけてもらうことができる。また、サービス・シーカーとして第2の所定の時間だけかけて相手デバイスを発見することができなかった場合には、このデバイスはサービス・シーカー機能を停止するようにしてもよい。
サービス・アドバータイザー機能の動作は、基本的にプローブ要求フレームの受信待機状態にあり、受信できたときにハッシュ・マッチングし、マッチした場合にプローブ応答フレームを返信する。他方、サービス・シーカー機能の動作は、自らプローブ要求フレームを送信するので、その送信電力の分だけ消費電力が多くなるとともに送信時に通信メディアを使用する。したがって、第2の所定の時間がタイムアウトしたことによりサービス・シーカー機能を停止することで、デバイスの低消費電力化と無線通信媒体の節約(トラフィックの混雑回避)になる。
図9には、使用できるチャネルに制限がない状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、サービス・シーカー機能も動作させるようにセットアップするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているWFD R2のデバイスは、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームの受信を待機する(ステップS901)。
所定の時間がタイムアウトするまでに(ステップS902のNo)、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを受信できたときには(ステップS901のYes)、デバイスは、受信したプローブ要求フレームに含まれているハッシュ値が、自デバイスで対応しているサービスとマッチするか否か、ハッシュ・マッチングを行なう(ステップS903)。
ここで、ハッシュ値がマッチするときには(ステップS904のYes)、受信したプローブ要求フレームでは自デバイスで対応可能なサービスが指定されていることが分かる。この場合、デバイスは、他のデバイスにプローブ応答フレームを返信した上で(ステップS905)、直ちにサービス・シーカー機能も動作させる(ステップS906)。
一方、所定の時間内に、ソーシャル・チャネル上で、自デバイスが対応しているサービスにマッチするハッシュ値を含んだプローブ要求フレームを受信できなかったときには(ステップS904のNoで且つステップS902のYes)、このデバイス内でASPが自らに対してシーク・サービス・メソッドを発行することで、デバイスはサービス・シーカー機能も動作させる(ステップS906)。以降、デバイスは、サービス・アドバータイザーとして動作し続けながら、サービス・シーカー機能の動作も開始する。
デバイスは、サービス・シーカーとして、対応可能なすべてのチャネル上でスキャン(すなわち、プローブ要求フレームの送信とプローブ応答フレームの受信待機)を行なう(ステップS907)。デバイスは、タイムアウトするとサービス・シーカー機能も動作させて自ら積極的に他のチャネル上でも相手デバイスの探索を開始する上、サービス・アドバータイザー機能も動作させたままなので、相手デバイスからも他のチャネル上で見つけてもらうことができるようになる。
デバイスは、第2の所定の時間だけ(ステップS910のNo)、すべてのチャネル上でのスキャン動作を繰り返し実施する。この間もデバイスはサービス・アドバータイザー機能も動作したままなので、相手デバイスからも他のチャネル上で見つけてもらうことができる。なお、図9に示した処理手順では、所定の時間だけ受信待機するようタイムアウト機構を中止条件に用いているが、最大のスキャン試行回数など他の中止条件を用いても、本質的には同様である。
そして、デバイスは、第2の所定の時間内に(ステップS910のNo)、いずれかのチャネル上でプローブ応答フレームを受信し、所望する相手デバイスを発見することができたときには(ステップS908のYes)、サーチ結果として、サービス層及びアプリケーションを通じて発見した相手デバイス・リストのUIをユーザーに提示する(ステップS909)。
また、第2の所定の時間だけかけて相手デバイスを発見することができなかった場合(ステップS910のYes)、すなわち、タイムアウトすると、デバイスはサービス・シーカー機能を停止する(ステップS911)。
BSS接続側で同様のことを行なう変形例も考えられる。すなわち、BSSインターフェース向けにサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているWFD R2のデバイスは、自分が対応しているサービスにマッチするハッシュ値を含んだmDNS問い合わせを受信するのを所定の時間だけ待機し、受信しなかったらサービス・シーカー機能を動作させるようにして、自ら積極的に探しているサービスに対応する文字列を含んだmDNS問い合わせを送信して相手デバイスを探索する。それでも第2の所定の時間だけかけて相手デバイスを発見することができなかった場合には、このデバイスはサービス・シーカー機能を停止するようにしてもよい。タイムアウトしたことによりサービス・シーカー機能を停止することで、デバイスの低消費電力化と無線通信媒体の節約(トラフィックの混雑回避)になる。
(3−2)使用できるチャネルに制限がない場合であって、P2Pインターフェース向けにサービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているWFD R2のデバイスは、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを送信するとともに、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を所定の時間だけ待機する。そして、相手デバイスを発見することができなかったら、このデバイスは、サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能をともに動作させたままで、対応可能なすべてのチャネル上でスキャン(すなわち、プローブ要求フレームの送信とプローブ応答フレームの受信待機、並びにプローブ要求フレームの受信待機)を行なう。
この場合、WFD R2のデバイスは、タイムアウトすると自ら積極的に他のチャネル上でも相手デバイスの探索を開始する上、サービス・アドバータイザー機能も動作させているので、相手デバイスからも他のチャネル上で見つけてもらうことができる。また、サービス・シーカーとして第2の所定の時間だけかけて相手デバイスを発見することができなかった場合には、このデバイスはサービス・シーカー機能を停止するようにしてもよい。
図10には、使用できるチャネルに制限がない状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているときの、セットアップするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているWFD R2のデバイスは、ソーシャル・チャネル上で、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信を待機する(ステップS1001)。
所定の時間がタイムアウトするまでに(ステップS1010のNo)、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを受信できたときには(ステップS1010のYes)、デバイスは、受信したプローブ要求フレームに含まれているハッシュ値が、自デバイスで対応しているサービスとマッチするか否か、ハッシュ・マッチングを行なう(ステップS1002)。
ここで、ハッシュ値がマッチするときには(ステップS1003のYes)、受信したプローブ要求フレームでは自デバイスで対応可能なサービスが指定されていることが分かる。この場合、このデバイスは、他のデバイスにプローブ応答フレームを返信した後(ステップS1004)、相手デバイスとの間で引き続きサービス・ディスカバリー・プロセスを実施する。具体的には、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを送信して(ステップS1005)、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機する(ステップS1006)。
一方、所定時間内に、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームもプローブ応答フレームも受信できず、相手デバイスを発見することができなかったら(ステップS1010のYes)、このデバイスは、サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能をともに動作させたままで、対応可能なすべてのチャネル上でスキャン(すなわち、プローブ要求フレームの送信)を行なう(ステップS1007)。なお、デバイスはサービス・アドバータイザー機能も動作させたままなので、相手デバイスからも他のチャネル上で見つけてもらうことができる。
そして、デバイスは、ソーシャル・チャネル上でプローブ応答フレームを受信し(ステップS1006のYes)、又は、いずれかのチャネル上でプローブ応答フレームを受信して、所望する相手デバイスを発見することができたときには(ステップS1008のYes)、サーチ結果として、サービス層及びアプリケーションを通じてユーザーにデバイス・リストのUIを提示する(ステップS1009)。
また、いずれのチャネル上でも相手デバイスを検出することができなかった場合には(ステップS1008のNo)、デバイスは、サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させたまま、ステップS1001に戻り、上記と同様の処理を繰り返し実行する。あるいは、相手デバイスを検出することができなかった場合には(ステップS1008のNo)、サービス層及びアプリケーションを通じてユーザーに相手デバイスを発見できなかったというサーチ結果を提示した上でユーザーに相手デバイス発見を継続するかどうかをユーザーに選択させるUIを提示するようにしてもよい。そした、ユーザーが継続を選択した場合にのみステップS1001に戻り、継続を選択しなかった場合には相手デバイスの探索を中断するようにしてもよい。相手デバイスの探索を中断する場合には、このデバイスはサービス・シーカー機能を停止することが好適である。なお、図10に示した処理手順では、所定の時間だけ待つようなタイムアウト機構を中止条件に用いているが、最大のスキャン試行回数など他の中止条件を用いても、本質的に同等である。
上記(3−1)及び(3−2)に共通するメリットとして、使用できるチャネルに制限がない場合のWFD R2のデバイスは、ソーシャル・チャネル以外で動作していて他のチャネルに移行できない他のデバイス(WFD R2対応のデバイス、並びにWFD R1対応のデバイス)を発見することができるし、逆に相手デバイスから自デバイスを発見してもらうことができる。
(3−3)使用できるチャネルに制限がない場合であって、P2Pインターフェース向けにサービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているWFD R2のデバイスは、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを送信するとともに、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を所定の時間だけ待機する(上記(3−2)と同様)。そして、相手デバイスを発見することができた場合でも、このデバイスは、サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能をともに動作させたままで、対応可能なすべてのチャネル上でスキャンを行なう方が好ましい。別チャネルに存在するかもしれないWFD R2対応のデバイスやWFD R1対応のデバイスを発見するためである。
但し、対応可能なすべてのチャネル上でスキャンを開始する前に、ユーザーがソーシャル・チャネル以外でのスキャンを許可又は希望するか否かを選択するためのUIの表示を行なうようにしてもよい。
図11には、使用できるチャネルに制限がない状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときの、セットアップするための処理手順(但し、ソーシャル・チャネル以外でのスキャンも必ず行なう場合)をフローチャートの形式で示している。
サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているWFD R2のデバイスは、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを送信して(ステップS1101)、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機するとともに(ステップS1102)、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信を待機する(ステップS1103)。
所定の時間がタイムアウトするまでに(ステップS1111のNo)、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを受信できたときには(ステップS1103のYes)、デバイスは、受信したプローブ要求フレームに含まれているハッシュ値が、自デバイスで対応しているサービスとマッチするか否か、ハッシュ・マッチングを行なう(ステップS1104)。
ここで、ハッシュ値がマッチするときには(ステップS1105のYes)、受信したプローブ要求フレームでは自デバイスで対応可能なサービスが指定されていることが分かる。この場合、このデバイスは、他のデバイスにプローブ応答フレームを返信する(ステップS1106)。
所定の時間が経過した後に、ステップS1107の処理として、ソーシャル・チャネル上での相手デバイスのサーチ結果をユーザーに提示する。その際、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームもプローブ応答フレームも受信できず、相手デバイスを発見することができなかった場合には(ステップS1111のYes)、ソーシャル・チャネル上で相手デバイスを発見できなかった旨のサーチ結果をユーザーに提示する。一方、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを受信し(ステップS1103のYes)、且つ、ハッシュ値がマッチして(ステップS1105のYes)、受信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームを返信した場合には(ステップS1106)、発見できた1つ乃至複数のデバイスのサーチ結果をユーザーに提示する。さらにステップS1107の処理として、ユーザーがソーシャル・チャネル以外でのスキャンを許可又は希望するか否かを選択するためのUIを表示して、ソーシャル・チャネル以外でのスキャンを行なうべきかどうかをチェックする。
ソーシャル・チャネル以外でのスキャンを行なわない場合には(ステップS1108のNo)、デバイスは、サービス・シーカー機能を停止し、サービス・アドバータイザー機能のみを動作させて、プローブ要求フレーム受信待機に戻る。あるいは、サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させたまま、ステップS1101に戻り、上記と同様の処理を繰り返し実行するようにしてもよい。
一方、ソーシャル・チャネル以外でのスキャンを行なう場合には(ステップS1108のYes)、このデバイスは、サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能をともに動作させたままで、対応可能なすべてのチャネル上でスキャン(すなわち、プローブ要求フレームの送信とプローブ要求フレームの受信待機、及びプローブ要求フレームの受信待機)を行なう(ステップS1109)。なお、デバイスはサービス・アドバータイザー機能も動作させたままなので、相手デバイスからも他のチャネル上で見つけてもらうことができる。
最終的に、デバイスがソーシャル・チャネル又はいずれかのチャネル上でプローブ応答フレームを受信して、所望する相手デバイスを発見することができたときには(ステップS1109のYes)、サーチ結果として、サービス層及びアプリケーションを通じてユーザーにデバイス・リストのUIを提示する(ステップS1110)。
また、いずれのチャネル上でも相手デバイスを検出することができなかった場合には(ステップS1109のNo)、デバイスは、サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させたまま、ステップS1101に戻り、上記と同様の処理を繰り返し実行する。あるいは、このデバイスは、サービス・シーカー機能の動作を停止しサービス・アドバータイザー機能のみを動作させてプローブ要求フレーム受信待機に戻ってもよい。なお、図11に示した処理手順では、所定の時間だけ待つようなタイムアウト機構を中止条件に用いているが、最大のスキャン試行回数など他の中止条件を用いても、本質的に同等である。
(3−4)使用できる周波数に制約がある場合、すなわちフレーム送受信動作はオペレーティング・チャネルに限定される場合であって、P2Pインターフェース向けにサービス・アドバータイザー機能だけを動作させているWFD R2のデバイスは、オペレーティング・チャネル上でプローブ要求フレームを受信待機する。もし自分が対応しているサービス(例えば、Miracast Sink)にマッチするハッシュ値を含んだプローブ要求フレームを受信したら、すぐにサービス・シーカー機能も動作させる。その結果、このデバイスは、オペレーティング・チャネル上でプローブ要求フレームを送信するようになり、相手デバイスを自ら発見できるようになる。
図12には、使用できるチャネルに制限がある状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、サービス・シーカー機能も動作させるようにセットアップするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているWFD R2のデバイスは、ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームの受信を待機する(ステップS1201)。
ソーシャル・チャネル上でプローブ要求フレームを受信できたときには(ステップS1201のYes)、デバイスは、受信したプローブ要求フレームに含まれているハッシュ値が自デバイスで対応しているサービスとマッチするか否か、ハッシュ・マッチングを行なう(ステップS1203)。
ハッシュ値がマッチしないときには(ステップS1204のNo)、デバイスは、そのままステップS1201に戻り、サービス・アドバータイザー機能の動作のみを継続し、他のデバイスからのプローブ要求フレームを受信待機する。
一方、ハッシュ値がマッチするときには(ステップS1204のYes)、受信したプローブ要求フレームでは自デバイスで対応可能なサービスが指定されていることが分かる。この場合、デバイスはプローブ応答フレームを返信し(ステップS1205)、さらにこのデバイス内でASPが自らに対してシーク・サービス・メソッドを発行することで、デバイスはサービス・シーカー機能も動作させる(ステップS1206)。以降、デバイスは、オペレーティング・チャネル上において、サービス・アドバータイザーとして動作し続けながら、サービス・シーカー機能の動作も開始する。
(3−5)使用できる周波数に制約がある場合、すなわちフレーム送受信動作はオペレーティング・チャネルに限定される場合であって、P2Pインターフェース向けにサービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているWFD R2のデバイスは、オペレーティング・チャネル上でプローブ要求フレームを送信するとともに、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機する。
図13には、使用できるチャネルに制限がない状況下でWFD R2のデバイスが、P2Pインターフェース側でサービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているときの、セットアップするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させているWFD R2のデバイスは、まず、サービス・シーカーの動作として、オペレーティング・チャネル上でプローブ要求フレームを送信する(ステップS1301)。
プローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームを受信できたときには(ステップS1302のYes)、サーチ結果として、サービス層及びアプリケーションを通じてユーザーにデバイス・リストのUIを提示する(ステップS1303)。
デバイス・リストのUIを提示した後(ステップS1303)、並びに、プローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームを受信できなかったとき(ステップS1302のNo)、このデバイスは、続いて、サービス・アドバータイザーの動作として、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信を待機する(ステップS1304)。
プローブ要求フレームを受信しないときには(ステップS1304のNo)、ステップS1301に戻り、デバイスは、サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させたまま、オペレーティング・チャネル上でのプローブ要求フレーム又はプローブ応答フレームの送受信動作を繰り返し実行する。
また、プローブ要求フレームを受信したときには(ステップS1304のYes)、デバイスは、受信したプローブ要求フレームに含まれているハッシュ値が、自デバイスで対応しているサービスとマッチするか否か、ハッシュ・マッチングを行なう(ステップS1305)。
ハッシュ値がマッチしないときには(ステップS1306のNo)、ステップS1301に戻り、デバイスは、サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させたまま、オペレーティング・チャネル上でのプローブ要求フレーム又はプローブ応答フレームの送受信動作を繰り返し実行する。
また、ハッシュ値がマッチするときには(ステップS1306のYes)、受信したプローブ要求フレームでは自デバイスで対応可能なサービスが指定されていることが分かる。この場合、デバイスは、サービス・アドバータイザー機能の動作を続ける。すなわち、このデバイスは、他のデバイスにプローブ応答フレームを返信する(ステップS1307)。その後、ステップS1301に戻り、デバイスは、サービス・シーカー及びサービス・アドバータイザーの両方の機能を動作させたまま、オペレーティング・チャネル上でのプローブ要求フレーム又はプローブ応答フレームの送受信動作を繰り返し実行する。
なお、ポイント(3)の要点を図14にまとめる。
本明細書で開示する技術によれば、サービス・シーカー並びにサービス・アドバータイザー動作を行なうことにより、自機器が対応するサービス機器を発見すると同時に他の機器から発見されるように動作する場合において、サービス・シーカーとして動作する時間を限定することができる。これにより、機器は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する頻度を減らして消費電力の低減及び無線通信媒体の浪費を防止しながらも、常時サービス・シーカーとして動作させた場合と比較して他のサービス対応機器を発見する確率や他のサービス対応機器から発見される確率を低下させることがないという効果を有する。さらに、サービス・シーカー機能を特定の状態において動作させることより、相手デバイスを発見する度に相手デバイスのリストや接続確認のUIが表示され、ユーザーにとっては煩わしいものとなってしまう可能性を排除することができる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本明細書で開示する技術について詳細に説明してきた。しかしながら、本明細書で開示する技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書で開示する技術は、主にP2Ps仕様の通信装置に好適に適用することができるが、デバイス・ディスカバリーに際してシーカーとアドバータイザーの役割が定義されるさまざまな通信システムにも同様に適用して、所望する通信相手を見つけ易くすることができる。
要するに、例示という形態により本明細書で開示する技術について説明してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本明細書で開示する技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
なお、本明細書の開示の技術は、以下のような構成をとることも可能である。
(1)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、
サービス・アドバータイザー機能又はサービス・シーカー機能のどちらか一方を動作させようとする際に、サービス・アドバータイザー機能及びサービス・シーカー機能の両方を動作させる、通信装置。
(2)前記通信装置内で、ASPがサービス層からシーク・サービス・メソッドを受信したことをトリガーにしてサービス・シーカー機能を動作させ、さらにサービス・アドバータイザー機能の動作が停止しているときにはサービス・アドバータイザー機能も動作させる、上記(1)に記載の通信装置。
(3)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、
サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始する、通信装置。
(4)サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、対応可能なサービス名称にマッチするハッシュ値を含んだ要求又は対応可能なサービス名称を示す文字列を含んだ問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能を動作させて他の通信装置へ対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、上記(3)に記載の通信装置。
(5)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置。
(6)サービス・シーカー機能を用いて送信した要求又は問い合わせに対する応答を第2の所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能を停止する、上記(5)に記載の通信装置。
(7)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で、自ら送信した対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせに対する応答を所定の時間内に受信できず、又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置。
(8)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを自ら送信するとともに、自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせの受信待機を行なった後に、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置。
(9)ソーシャル・チャネル以外での要求又は問い合わせの送信を行なうべきか否かをユーザーに確認した後又は所定の時間が経過した後に、対応可能なすべてのチャネル上で要求又は問い合わせを送信する、上記(8)に記載の通信装置。
(10)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下において、
サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、前記オペレーティング・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、前記オペレーティング・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置。
(11)Wi−Fi P2Pを用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下において、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、前記オペレーティング・チャネル上で、プローブ要求フレームを送信するとともに、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機する、通信装置。
(12)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置の通信方法であって、
サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
サービス・アドバータイザー機能の動作が停止しているときに、さらにサービス・アドバータイザー機能の動作を開始するステップと、
を有する通信方法。
(13)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置の通信方法であって、
サービス・アドバータイザー機能を動作させて、他の通信装置からの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法。
(14)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・アドバータイザー機能を動作させて、ソーシャル・チャネル上で他のデバイスからの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法。
(15)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
ソーシャル・チャネル上で、自ら送信した対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせに対する応答を受信待機するステップと、
自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答を所定の時間内に受信できず、又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法。
(16)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
ソーシャル・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法。
(17)Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・アドバータイザー機能を動作させて、前記オペレーティング・チャネル上で他のデバイスからの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
前記オペレーティング・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
前記オペレーティング・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
を有する通信方法。
(18)Wi−Fi P2Pを用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下における通信装置の通信方法であって、
サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
前記オペレーティング・チャネル上で、プローブ要求フレームを送信するステップと、
前記オペレーティング・チャネル上で、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機するステップと、
を有する通信方法。
400…通信装置、401…データ処理部、402…制御部
403…通信部、404…電源部
411…変復調部、412…空間信号処理部
413…チャネル推定部、414…無線インターフェース部
415…アンプ部、416…アンテナ

Claims (18)

  1. Wi−Fi P2P(Peer−to−Peer)又はBSS(Basic Service Set)接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、
    サービス・アドバータイザー機能又はサービス・シーカー機能のどちらか一方を動作させようとする際に、サービス・アドバータイザー機能及びサービス・シーカー機能の両方を動作させる、通信装置。
  2. 前記通信装置内で、ASP(Application Service Platform)がサービス層からシーク・サービス・メソッドを受信したことをトリガーにしてサービス・シーカー機能を動作させ、さらにサービス・アドバータイザー機能の動作が停止しているときにはサービス・アドバータイザー機能も動作させる、請求項1に記載の通信装置。
  3. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、
    サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始する、通信装置。
  4. サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、対応可能なサービス名称にマッチするハッシュ値を含んだ要求又は対応可能なサービス名称を示す文字列を含んだ問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能を動作させて他の通信装置へ対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、請求項3に記載の通信装置。
  5. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
    サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置。
  6. サービス・シーカー機能を用いて送信した要求又は問い合わせに対する応答を第2の所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能を停止する、請求項5に記載の通信装置。
  7. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
    サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で、自ら送信した対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせに対する応答を所定の時間内に受信できず、又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置。
  8. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルに制限がない状況下において、
    サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、ソーシャル・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを自ら送信するとともに、自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせの受信待機を行なった後に、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置。
  9. ソーシャル・チャネル以外での要求又は問い合わせの送信を行なうべきか否かをユーザーに確認した後又は所定の時間が経過した後に、対応可能なすべてのチャネル上で要求又は問い合わせを送信する、請求項8に記載の通信装置。
  10. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下において、
    サービス・アドバータイザー機能のみを動作させているときに、前記オペレーティング・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、前記オペレーティング・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信する、通信装置。
  11. Wi−Fi P2Pを用いるサービスをサポートする通信装置であって、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下において、
    サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させているときに、前記オペレーティング・チャネル上で、プローブ要求フレームを送信するとともに、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機する、通信装置。
  12. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置の通信方法であって、
    サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
    サービス・アドバータイザー機能の動作が停止しているときに、さらにサービス・アドバータイザー機能の動作を開始するステップと、
    を有する通信方法。
  13. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートする通信装置の通信方法であって、
    サービス・アドバータイザー機能を動作させて、他の通信装置からの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
    対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始して、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
    を有する通信方法。
  14. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
    サービス・アドバータイザー機能を動作させて、ソーシャル・チャネル上で他のデバイスからの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
    対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
    対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
    を有する通信方法。
  15. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
    サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
    ソーシャル・チャネル上で、自ら送信した対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせに対する応答を受信待機するステップと、
    自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答を所定の時間内に受信できず、又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを所定の時間内に受信できなかったことをトリガーにして、対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
    を有する通信方法。
  16. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルに制限がない状況下における通信装置の通信方法であって、
    サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
    ソーシャル・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
    自ら送信した要求又は問い合わせに対する応答又は対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
    対応可能なすべてのチャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
    を有する通信方法。
  17. Wi−Fi P2P又はBSS接続を用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下における通信装置の通信方法であって、
    サービス・アドバータイザー機能を動作させて、前記オペレーティング・チャネル上で他のデバイスからの対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信待機するステップと、
    前記オペレーティング・チャネル上で、対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを受信したことをトリガーにして、サービス・シーカー機能の動作を開始するステップと、
    前記オペレーティング・チャネル上で対応可能なサービスを指定する要求又は問い合わせを送信するステップと、
    を有する通信方法。
  18. Wi−Fi P2Pを用いるサービスをサポートし、使用できるチャネルがオペレーティング・チャネルに限定される状況下における通信装置の通信方法であって、
    サービス・シーカー機能及びサービス・アドバータイザー機能の両方を動作させるステップと、
    前記オペレーティング・チャネル上で、プローブ要求フレームを送信するステップと、
    前記オペレーティング・チャネル上で、他のデバイスからのプローブ要求フレームの受信、又は、自デバイスが送信したプローブ要求フレームに対するプローブ応答フレームの受信を待機するステップと、
    を有する通信方法。
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