本願の実施形態では、データ共有のための電子装置を説明するために第1及び第2等の用語を使用する場合があるが、電子装置をこれらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に電子装置を区別するために使用される。例えば、本願の実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のネットワーク装置は、第2のネットワーク装置とも呼ばれ得る。同様に、第2のネットワーク装置は、第1のネットワーク装置とも呼ばれ得る。
本願の実施形態は、アプリケーション機能の実施方法を提供する。この方法は、電子装置に適用することができる。アプリケーション機能の実施方法によれば、電子装置のアプリケーション機能を実施することができ、例えば、ユーザが一連の操作を行うことなく、無線ローカルエリアネットワークに成功裏にアクセスすることができる。このようにして、電子装置の使用効率が改善され、ユーザ操作の複雑さが軽減され、電子装置とユーザとの間の効率的な相互作用が実施される。
本願の実施形態は、前述したアプリケーション機能の実施方法を適用することができるシステムアーキテクチャを提供する。システムアーキテクチャは、少なくとも2つの電子装置、例えば第1の電子装置及び第2の電子装置を含み得る。
無線通信プロトコルを使用することにより、第1の電子装置と第2の電子装置との間に無線リンクを確立することができる。
無線通信プロトコルは、ワイファイ(Wireless Fidelity, Wi-Fi)プロトコル、Bluetooth(Bluetooth)プロトコル、ZigBeeプロトコル、又は近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)プロトコル等の短距離通信プロトコルであり得る。あるいはまた、無線通信プロトコルは、4G技術、5G技術、又は次世代通信技術で使用されるプロトコルであってもよい。
第1の電子装置及び第2の電子装置は、確立した無線リンクに基づいてデータを交換することができる。例えば、第1の電子装置及び第2の電子装置は、SSID及び無線ローカルエリアネットワークのパスワード、ビデオ、画像、Webページ、コンタクト先、及びアプレット等の様々なタイプのデータを共有することができる。
本願のいくつかの実施形態では、データ共有中に、第1の電子装置は、データ共有のための送信機として使用され得、第2の電子装置は、データ共有のための受信機として使用され得る。本願の他のいくつかの実施形態では、第2の電子装置は、データ共有のための送信機として使用され得、第1の電子装置は、データ共有のための受信機として使用され得る。これは、本願の実施形態では特に限定されない。説明を容易にするために、本願の以下の実施形態では、第1の電子装置がデータ共有のための送信機であり、第2の電子装置がデータ共有のための受信機であることを、特定の説明の例として使用する。
本願の実施形態では、第1の電子装置及び第2の電子装置は、同じタイプの電子装置であり得る。例えば、第1の電子装置と第2の電子装置との両方が携帯電話である。あるいはまた、第1の電子装置及び第2の電子装置は、異なるタイプの電子装置であり得る。例えば、第1の電子装置は携帯電話であり、第2の電子装置はタブレットコンピュータである。携帯電話の特定の構造が、図3に示されており、以下の実施形態で具体的に説明される。
以下では、電子装置(例えば、第1の電子装置又は第2の電子装置)、電子装置に使用されるグラフィカルユーザインターフェイス(以下、略してGUIと呼ばれ得る)、及び電子装置を使用する実施形態について説明する。本願のいくつかの実施形態では、電子装置は、携帯情報端末機能及び/又は音楽プレーヤー機能、例えば無線通信機能を有する携帯電話、タブレットコンピュータ、又はウェアラブル電子装置(例えば、スマートウォッチ)等の他の機能をさらに含むポータブル電子装置であり得る。ポータブル電子装置の例示的な実施形態は、iOS、Android、Microsoft、又は別のオペレーティングシステムを使用するポータブル電子装置を含むが、これらに限定されない。あるいはまた、ポータブル電子装置は、別のポータブル電子装置、例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパネル)を有するラップトップ(Laptop)コンピュータであり得る。本願の他のいくつかの実施形態では、電子装置は、代替的に、ポータブル電子装置ではなく、タッチ感知面(例えば、タッチパネル)を有するデスクトップコンピュータであってもよいことをさらに理解されたい。
図3を参照すると、本願の実施形態では、電子装置が携帯電話300である例を使用して、本願の実施形態で提供される電子装置を説明する。当業者は、図3に示される携帯電話300が、単なる一例であり、携帯電話300を限定するものではないことを理解し得る。また、携帯電話300は、図に示される構成要素よりも多い又は少ない構成要素を有してもよく、又は2つ以上の構成要素を組み合わせてもよく、又は異なる構成要素構成を有してもよい。図3に示される様々な構成要素は、1つ又は複数の信号プロセッサ及び/又は特定用途向け集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せで実施することができる。
図3に示されるように、携帯電話は、プロセッサ302、無線周波数(Radio Frequency, RF)回路302、メモリ303、タッチ画面304、Bluetooth機器305、1つ又は複数のセンサ306、Wi−Fi機器307、測位機器308、オーディオ回路309、周辺インターフェイス310、及び電源システム311等の構成要素を特に含み得る。これらの構成要素は、1つ又は複数の通信バス又は信号線(図3には示されない)を使用することによって互いに通信することができる。
以下では、図3を参照して携帯電話300の構成要素について具体的に説明する。
プロセッサ302は、携帯電話300の制御センターである。プロセッサ302は、様々なインターフェイス及びケーブルを使用することによって携帯電話300の様々な部分に接続され、携帯電話300の様々な機能を実行し、メモリ303に記憶されたアプリケーション(Application, App)を実行又は実施することによって、及びメモリ303に記憶されたデータ及び命令を呼び出すことによってデータを処理する。いくつかの実施形態では、プロセッサ301は、1つ又は複数の処理ユニットを含み得る。プロセッサ301は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサをさらに統合することができる。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインターフェイス、アプリケーション等を処理する。モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。あるいはまた、モデムプロセッサは、プロセッサ301に統合されない場合があることが理解され得る。例えば、プロセッサ301は、Huaweiによって製造されたチップKirin970であり得る。
無線周波数回路302は、情報受信及び送信プロセス又は会話プロセスにおいて無線信号を受信及び送信するように構成され得る。具体的には、基地局からダウンリンクデータを受信した後に、無線周波数回路302は、処理のためにダウンリンクデータをプロセッサ302に送信し、関連するアップリンクデータを基地局に送信することができる。無線周波数回路302は、通常、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低ノイズ増幅器、デュプレクサ等を含むが、これらに限定されない。さらに、無線周波数回路302は、無線通信を介して別の装置とさらに通信することができる。無線通信には任意の通信規格又はプロトコルを使用でき、通信規格又はプロトコルには、GSM(global system for mobile communication)、汎用パケット無線サービス、符号分割多元接続、広帯域符号分割多元接続、ロングタームエボリューション、電子メール、SMSメッセージングサービス等が含まれるが、これらに限定されない。
メモリ303は、アプリケーションプログラム及びデータを記憶するように構成される。プロセッサ302は、携帯電話300の様々な機能を実行し、メモリ303に記憶されたアプリケーション及びデータを実行することによってデータを処理する。メモリ3003は、主に、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含む。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、及び少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能又は画像再生機能)によって必要とされるアプリケーションを記憶することができる。データ記憶領域は、携帯電話300を使用するときに作成されたデータ(例えば、オーディオデータ又は電話帳)を記憶することができる。さらに、メモリ303は、高速ランダムアクセスメモリを含み得、さらに、磁気ディスク記憶装置等の不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、又は別の揮発性固体記憶装置を含み得る。メモリ303は、Appleによって開発されたiOS(登録商標)オペレーティングシステム及びGoogleによって開発されたAndroid(登録商標)オペレーティングシステム等の様々なオペレーティングシステムを記憶することができる。
タッチ画面304は、タッチ感知面304-1及びディスプレイ304-2を含み得る。タッチ感知面304-1(例えば、タッチパネル)は、携帯電話300上又はその近くでユーザによって行われるタッチイベント(例えば、タッチ感知面304-1に対してユーザが行う操作、或いは指又はスタイラス等の任意の適切なオブジェクトを使用することによるタッチ感知面304-1の近くの操作)を収集し、収集したタッチ情報をプロセッサ301等の別の装置に送信することができる。タッチ感知面304-1の近くでユーザによって行われるタッチイベントは、フローティングタッチ制御と呼ばれ得る。フローティングタッチ制御は、ユーザがターゲット(アイコン等)を選択、移動、又はドラッグするためにタッチパネルに直接触れる必要がなく、ユーザが電子装置の近くにいるだけで、所望の機能を実施することを意味し得る。フローティングタッチ制御のアプリケーションシナリオでは、「タッチ」及び「接触」等の用語は、タッチ画面に直接触れることを暗黙的に指すのではなく、タッチ画面の近く又は直ぐ近くにあることを指す。フローティングタッチ制御を実行することができるタッチ感知面304-1は、静電容量方式、赤外光感知方式、超音波方式等で実施することができる。タッチ感知面304-1は、2つの部分:タッチ検出機器及びタッチコントローラを含み得る。タッチ検出機器は、ユーザのタッチ方向を検出し、タッチ操作によって生成される信号を検出し、その信号をタッチコントローラに送信する。タッチコントローラは、タッチ検出機器からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチポイント座標に変換し、タッチポイント座標をプロセッサ301に送信する。タッチコントローラは、プロセッサ301によって送信された命令をさらに受信し、命令を実行することができる。さらに、タッチ感知面304-1は、抵抗性方式、容量性方式、赤外線方式、又は表面弾性波方式等の複数の方式で実施することができる。ディスプレイ(ディスプレイとも呼ばれる)304-2は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供する情報、及び携帯電話300の様々なメニューを表示するように構成され得る。ディスプレイ304-2は、液晶ディスプレイ又は有機発光ダイオード等の形態で構成され得る。タッチ感知面304-1は、ディスプレイ304-2を覆うことができる。タッチ感知面304-1上又はその近くのタッチイベントを検出した後に、タッチ感知面304-1は、タッチイベントのタイプを決定するために、タッチイベントをプロセッサ302に送信する。次に、プロセッサ301は、タッチイベントのタイプに基づいて、対応する視覚的出力をディスプレイ304-2に提供することができる。タッチ感知面304-1及びディスプレイ304-2は、2つの独立した構成要素として使用されて、図3の携帯電話の入力及び出力機能を実施するが、いくつかの実施形態では、タッチ感知面304-1及びディスプレイ304-2は、携帯電話の入力及び出力機能を実施するために統合され得る。タッチ画面304は、複数の層の材料を積み重ねることによって形成されることが理解され得る。本願のこの実施形態では、タッチ感知面(層)及びディスプレイ(層)のみが表示され、別の層は記録されない。さらに、本願の他のいくつかの実施形態では、タッチ感知面304-1は、ディスプレイ304-2を覆うことができ、タッチ感知面304-1のサイズは、ディスプレイ304-2のサイズよりも大きく、それによって、ディスプレイ304-2がタッチ感知面304-1によって完全に覆われるようにする。あるいはまた、タッチ感知面304-1は、フルパネル形態で携帯電話300の前面に配置してもよく、換言すれば、携帯電話300の前面でユーザによって行われた全てのタッチを携帯電話300によって感知することができる。このようにして、携帯電話300の前面での完全なタッチ制御体験を実施することができる。他のいくつかの実施形態では、タッチ感知面304-1は、フルパネル形態で携帯電話300の前面に配置され、ディスプレイ304-2も、フルパネル形態で携帯電話300の前面に配置され得る。このようにして、携帯電話300の前面に斜面溝(bezel:ベゼル)のない構造を実現することができる。
携帯電話300は、携帯電話300と別の短距離電子装置(例えば、携帯電話又はスマートウォッチ)との間のデータ交換を実施するように構成されたBluetooth機器305をさらに含み得る。本願のこの実施形態では、Bluetooth機器は、集積回路、Bluetoothチップ等であり得る。
携帯電話300は、光センサ、動きセンサ、及び別のセンサ等の少なくとも1つのセンサ306をさらに含み得る。具体的には、光センサは、周囲光センサ及び近接センサを含み得る。周囲光センサは、周囲光の輝度に基づいて、タッチ画面304のディスプレイの輝度を調整することができる。携帯電話300が耳に近づくと、近接センサによって、ディスプレイの電源をオフにすることができる。動きセンサの1つとして、加速度センサは、各方向(通常は3軸)の加速度の大きさを検出し、加速度センサが静止しているときに重力の大きさ及び方向を検出し、携帯電話300の姿勢を特定するためのアプリケーション(例えば、横向きモードと縦向きモードとの間の画面切り替え、関連するゲーム、及び磁力計の姿勢較正)、振動識別の関連機能(例えば、歩数計又はノック)等で使用することができる。携帯電話300上にさらに配置され得るジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、及び赤外線センサ等の他のセンサは、ここでは説明しない。
本願の様々な実施形態では、携帯電話300は、指紋認識機能をさらに有し得る。例えば、指紋認識器は、携帯電話300の後面(例えば、背面カメラの下)に配置され得るか、又は指紋認識器は、携帯電話300の前面(例えば、タッチ画面304の下)に配置され得る。さらに、指紋認識器をタッチ画面304上に配置して指紋認識機能を実施することができ、換言すれば、指紋認識器及びタッチ画面304を統合して、携帯電話300の指紋認識機能を実施することができる。この場合に、指紋認識器は、タッチ画面304の一部として機能するようにタッチ画面304上に配置され得るか、又は別の方法でタッチ画面304上に配置され得る。さらに、指紋認識器は、フルパネル指紋認識器としてさらに実装され得、それによって、タッチ画面304は、指紋収集を任意の位置で実行することができるパネルと見なされ得る。指紋認識器は、収集した指紋をプロセッサ301に送信し、それによって、プロセッサ301は指紋を処理する(例えば、指紋を検証する)ことができる。本願のこの実施形態における指紋認識器の主要な構成要素は、指紋センサである。指紋センサは、光感知技術、静電容量感知技術、圧電感知技術、超音波感知技術等を含むがこれらに限定されない、任意のタイプの感知技術を使用することができる。
さらに、本願のこの実施形態において指紋センサをタッチ画面に統合する特定の技術的解決策については、米国特許商標庁に出願された、“FINGERPRINT SENSOR IN ELECTRONIC DEVICE”という表題の米国特許出願公開第2015/0036065号を参照されたい。また、この文献は、その全体が参照により本願の実施形態に組み込まれる。
Wi−Fi機器307は、Wi−Fi関連規格プロトコルに準拠するネットワークアクセスを携帯電話300に提供するように構成される。携帯電話300は、Wi−Fi機器307を使用することによって、Wi−Fiアクセスポイントにアクセスして、さらに、ユーザが電子メールを送受信し、Webページを閲覧し、ストリーミングメディアにアクセスする等を行うのに役立ち得る。Wi−Fi機器307は、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。他のいくつかの実施形態では、Wi−Fi機器307は、Wi−Fi無線アクセスポイントとしても使用され得、そしてWi−Fiネットワークアクセスを別の電子装置に提供し得る。
測位機器308は、地理的位置を携帯電話300に提供するように構成される。測位機器308は、具体的には、全地球測位システム(Global Positioning System, GPS)、又はBeiDouナビゲーション衛星システム等の測位システムの受信機であり得る。前述した測位システムによって送信された地理的位置を受信した後に、測位機器308は、処理のために情報をプロセッサ302に送信するか、又は記憶のために情報をメモリ303に送信する。他のいくつかの実施形態では、測位機器308は、支援型全地球測位システム(Assisted Global Positioning System, AGPS)の受信機であり得る。AGPSは、特定の支援によってGPS測位を実行し、基地局の信号及びGPS衛星信号を使用することにより、携帯電話300によって実行される測位を加速することができる。AGPSシステムでは、測位機器308は、支援型測位サーバ(例えば、携帯電話の測位サーバ)と通信することによって測位支援を得ることができる。支援サーバとして機能するAGPSシステムは、測位機器308が測距及び測位サービスを完了するのを支援する。この場合に、支援型測位サーバは、無線通信ネットワークを使用することによって携帯電話300等の電子装置の測位機器308(すなわち、GSPの受信機)と通信し、測位支援を提供する。
オーディオ回路309、スピーカー312、及びマイクロフォン313は、ユーザと携帯電話300との間にオーディオインターフェイスを提供することができる。オーディオ回路309は、受信した音声データを電気信号に変換し、その電気信号をスピーカー312に送信することができ、スピーカー312は、電気信号を出力のために音声信号に変換する。また、マイクロフォン313は、収集した音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路309は、その電気信号を受信し、電気信号をオーディオデータに変換し、オーディオデータをRF回路302に出力して、オーディオデータを例えば別の携帯電話に送信し、又は更なる処理のためにオーディオデータをメモリ303に出力する。
周辺インターフェイス310は、様々なインターフェイスを外部入力/出力装置(例えば、キーボード、マウス、外部ディスプレイ、外部メモリ、又は加入者識別モジュールカード)に提供するように構成される。例えば、携帯電話300は、ユニバーサルシリアルバスインターフェイスを使用することによってマウスに接続され、且つ加入者識別モジュールカードのカードスロット上の金属接点を使用することによって、電気通信事業者によって提供される加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module SIM)カードに接続される。周辺インターフェイス310は、外部入力/出力周辺装置をプロセッサ302及びメモリ3003に結合するように構成され得る。
携帯電話300は、電力を構成要素に供給するように構成された電源機器311(例えば、バッテリ又は電力管理チップ)をさらに含むことができる。バッテリは、電力管理チップを使用することによって、プロセッサ302に論理的に接続され、電源機器311を使用することによって充電及び放電管理及び電力消費管理等の機能を実施することができる。
携帯電話300は、カメラ(前面カメラ及び/又は背面カメラ)、フラッシュ、マイクロ投影機器、近距離無線通信(Near Field Communication, NFC)機器等をさらに含み得るが、これらは図3には示されない。詳細についてはここでは説明しない。
例えば、携帯電話300のメモリ303は、Android(登録商標)オペレーティングシステムを記憶することができる。Android(登録商標)オペレーティングシステムは、Linuxベースのモバイル装置オペレーティングシステムであり、携帯電話300の前述したハードウェアと組み合わせて様々な機能を実施する。以下では、記憶したAndroid(登録商標)オペレーティングシステムのソフトウェアアーキテクチャについて詳しく説明する。本願のこの実施形態では、Android(登録商標)オペレーティングシステムは、この実施形態の技術的解決策を実施するために電子装置によって必要とされるソフトウェア環境を説明するための例として単に使用されることに留意されたい。当業者は、本願のこの実施形態が別のオペレーティングシステムを使用することによって実施され得ることを理解し得る。
例えば、図4は、前述した電子装置で実行することができるAndroid(登録商標)オペレーティングシステムのソフトウェアアーキテクチャの概略図である。ソフトウェアアーキテクチャは、アプリケーション層、アプリケーションフレームワーク層、機能ライブラリ層、及びLinuxカーネル層の4つの層に分割できる。
1.アプリケーション(Application)層
アプリケーション層は、オペレーティングシステムの最上位層であり、オペレーティングシステムのネイティブアプリケーション(例えば設定、コンタクト先、メッセージング、通話、ギャラリー、カレンダー、ブラウザ等)を含む。開発者は、WeChat及びYouku等のアプリケーションを作成し、アプリケーションをこの層にインストールすることができる。アプリケーションは、複数のアプリケーションモジュールを含み得る。例えば、Wi−Fiモジュール及びBluetoothモジュール等の複数のアプリケーションモジュールが設定に含まれ得る。アプリケーションは、通常Java言語で開発され、且つアプリケーションフレームワーク層によって提供されるアプリケーションプログラミングインターフェイス(application programming interface, API)を呼び出すことによって完成する。
2.アプリケーションフレームワーク(Application Framework)層
アプリケーションフレームワーク層は、主に、開発者がアプリケーションにアクセスするための様々なAPIを提供する。開発者は、アプリケーションフレームワークを使用することによって、オペレーティングシステムの最下層(例えば、機能ライブラリ層及びLinuxカーネル層)と相互作用して、それぞれのアプリケーションを開発することができる。アプリケーションフレームワークには、主に、Android(登録商標)オペレーティングシステムの一連のサービス及び管理システムが含まれる。アプリケーションフレームワークには、主に、以下の基本サービスが含まれる。
アクティビティマネージャ(Activity Manager):アクティビティマネージャは、アプリケーションのライフサイクルを管理し、頻繁に使用されるナビゲーションバック機能を提供するように構成される。
コンテンツプロバイダ(Content Providers):コンテンツプロバイダは、異なるアプリケーションの間のデータ共有及びアクセスを管理するように構成される。
通知マネージャ(Notification Manager):通知マネージャは、ステータスバー、ロック画面等上のプロンプト情報(例えば、アラート(Alerts)又は通知(Notifications))をユーザに表示するようにアプリケーションを制御するために構成される。
リソースマネージャ(Resource Manager):リソースマネージャは、アプリケーションで使用するための非コードリソース(例えば、文字列、グラフ、又はレイアウトファイル(Layout file))を提供する。
ビュー(View):ビューには豊富で拡張可能なビューセットがあり、アプリケーションの構築に使用できる。ビューには、具体的には、リスト(List)、グリッド(Grid)、テキストボックス(TextBox)、ボタン(Button)、埋め込み可能なWebページブラウザが含まれる。
ロケーション(位置特定)マネージャ(Location Manager):ロケーションマネージャは、主に、アプリケーションが電子装置の地理的位置にアクセスできるようにする。
本願のこの実施形態では、アプリケーションフレームワーク層は、共有マネージャ(Share Manager)をさらに含み得る。共有マネージャは、共有(share)サービス及びオンシェア(on share)サービスをアプリケーションに提供するように構成される。アプリケーションがオンシェアサービスのために共有マネージャを登録した後に、共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによってオンシェアサービスをアプリケーションに提供するか、又はアプリケーションは、共有インターフェイスを呼び出して共有マネージャにシェアサービスの提供を要求することができる。
3.機能ライブラリ(Libraries)層
機能ライブラリ層は、アプリケーションフレームワークのサポートであり、アプリケーションフレームワーク層及びLinuxカーネル層を接続する重要なリンクである。機能ライブラリ層には、コンピュータプログラミング言語C又はC++でコンパイルされた、いくつかの機能ライブラリが含まれる。これらの機能ライブラリは、オペレーティングシステムの様々なコンポーネントによって使用でき、アプリケーションフレームワーク層を使用することによって開発者にサービスを提供する。具体的には、機能ライブラリにはlibc機能ライブラリが含まれ得、libc機能ライブラリは埋込型Linuxベース装置のために特別にカスタマイズされる。機能ライブラリは、マルチメディアライブラリ(Media Framework)をさらに含み得、ライブラリは、複数の符号化フォーマットでのオーディオ又はビデオの再生及び記録をサポートし、静止画像ファイル及び一般的なオーディオ又はビデオ符号化フォーマットもサポートする。機能ライブラリには、画面管理ライブラリ(Surface Manager)がさらに含まれる。画面管理ライブラリは、主に、表示システムへのアクセスの管理を担当し、特に、複数のアプリケーションが実行されたときの表示操作とアクセス操作との間の相互作用の管理を担当し、且つ2D描画及び3D描画での表示構成の実行も担当する。
機能ライブラリ層には、携帯電話の機能を実施するために使用される他の機能ライブラリ、例えばSGL(Scalable Graphics Library):XML(Extensible
Markup Language)ファイルベースの2Dグラフ及び画像処理エンジン;TVP/IPプロトコルと様々なアプリケーション層プロトコルとの間に配置され、データ通信のサポートを提供するSSL(Secure Sockets Layer);3D効果をサポートするOpenGL/ES;SQLite:リレーショナルデータベースエンジン;Webkit:Webブラウザエンジン;ビットマップ及びベクターフォントをサポートするFreeTypeがさらに含まれ得る。
Android Runtimeは、Android(登録商標)オペレーティングシステムの実行環境であり、且つAndroid(登録商標)オペレーティングシステムで使用される新しい仮想マシンである。AOT(Ahead-Of-Time)技術がAndroid Runtimeで使用される。アプリケーションを初めてインストールするときに、アプリケーションのバイトコードがマシンコードにプリコンパイルされるため、アプリケーションは実際のローカルアプリケーションになる。その後、アプリケーションを再実行するときにコンパイル手順が省略されるため、起動と実行との両方が高速になる。
本願の他のいくつかの実施形態では、代替的に、Android Runtimeを、コア機能ライブラリ(Core
Libraries)及びDalvik仮想マシン(Dalvik Virtual Machine)に置き換えることができる。コア機能ライブラリは、Java言語でAPIの殆どの機能を提供し、主に、Javaネイティブインターフェイス(Java native interface, JNI)を使用することによって、最下層のプログラムライブラリを呼び出すためのインターフェイスをアプリケーションフレームワーク層に提供する。さらに、コア機能ライブラリには、オペレーティングシステムのいくつかのコアAPI(例えば、android.os、android.net、android.media等)がさらに含まれる。Dalvik仮想マシンは、JIT(Just-in-Time)コンパイルメカニズムを使用する。プロセスが開始される度に、仮想マシンはバックグラウンドでバイトコードを再コンパイルする必要がある。これは起動速度に影響する。各アプリケーションは1つのDalvik仮想マシンインスタンスで実行され、各Dalvik仮想マシンインスタンスは独立したプロセススペースである。Dalvik仮想マシンは、複数の仮想マシンを1つの装置で効率的に実行できるように設計される。Dalvik仮想マシンは、ファイル形式.dexを実行することができる。dex形式は、Dalvikのために特別に設計された圧縮形式であり、メモリ及びプロセッサ速度が制限されているシステムに適している。Dalvik仮想マシンは、基本機能(スレッド及び最下層のメモリ管理)を提供するためにLinuxカーネルに依存していることに留意されたい。Android Runtime及びDalvikは異なるタイプの仮想マシンであり、当業者は異なる場合に異なる形式の仮想マシンを選択することができると理解し得る。
4.Linuxカーネル(Linux Kernel)層
Linuxカーネル層は、オペレーティングシステムのコアシステムサービスを提供する。例えば、セキュリティ、メモリ管理、プロセス管理、ネットワークプロトコルスタック、及びドライバモデルは全てLinuxカーネルに基づいている。Linuxカーネルは、ハードウェアとソフトウェアスタックとの間の抽象化層としても使用される。この層には、主に、ディスプレイドライバ、Linuxベースのフレームバッファードライバ、入力装置として使用されるキーボードドライバ、メモリ技術装置に基づくフラッシュドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ、Bluetoothドライバ、Wi-Fiドライバ等を含む、電子装置に関連する多くのドライバプログラムが含まれる。
例えば、以下の実施形態における全ての技術的解決策は、前述したハードウェアアーキテクチャ及び前述したソフトウェアアーキテクチャを有する電子装置で実施され得る。
以下では、添付の図面及びアプリケーションシナリオを参照して、本願の実施形態で提供されるアプリケーション機能の実施方法について詳細に説明する。本願の実施形態で提供されるアプリケーション機能の実施方法は、電子装置同士(例えば、第1の電子装置及び第2の電子装置)の間でデータを共有するプロセスに適用することができる。データを共有する前に、第1の電子装置は、第2の電子装置への無線リンクを最初に確立することができる。データの共有によって、第2の電子装置がデータを受信した後に特定の機能を自動的に実施することが可能になり得る。例えば、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータを受信した後に、第2の電子装置は、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができる。別の例では、第1の電子装置によって共有される特定のアプリケーションのユーザ名及びパスワードを受信した後に、第2の電子装置は、アプリケーションを自動的にダウンロード及びインストールし、ユーザ名及びパスワードを使用することによってアプリケーションに自動的にログインすることができる。別の例では、第1の電子装置によって共有されるおやすみ(Do Not Disturb)モードのパラメータを受信した後に、第2の電子装置は、パラメータを自動的にロードし、関連する操作を実行する。
本願のいくつかの実施形態では、例えば、第1の電子装置は、特定の無線ローカルエリアネットワークに成功裏にアクセスするか、又は第1の電子装置は、無線ローカルエリアネットワークのSSID及びSSIDに対応するパスワードを記憶する。例えば、無線ローカルエリアネットワークのSSIDは“Angel’s Wings”である。ユーザは、第1の電子装置を使用することにより、SSIDが“Angel’s Wings”である無線ローカルエリアネットワークを第2の電子装置と共有したいと考えている。第1の電子装置は、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を第2の電子装置と共有することができ、それによって、第2の電子装置は、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータを使用することによって、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスする。本願のいくつかの実施形態では、無線ローカルエリアネットワークのSSIDは、名前、ネットワーク名(network name)等と呼ばれ得る。さらに、第1の電子装置は、モーメント共有(Moment
Share:時間共有)機能に基づいて、第2の電子装置への無線リンクをさらに確立することができる。
第1の電子装置がモーメント共有機能に基づいて第2の電子装置への無線リンクを確立することは、具体的には以下の通りである。第1の電子装置は、特定の無線通信プロトコル(例えば、Bluetoothプロトコル)を使用することによって第2の電子装置を発見し、第2の電子装置に対して照合され、第2の電子装置との照合に成功した後に、無線通信プロトコルを使用することよって、第2の電子装置への無線リンクを確立する。あるいはまた、第1の電子装置は、無線通信プロトコル(例えば、Bluetoothプロトコル)を使用することによって、第2の電子装置を最初に発見し、第2の電子装置に対して照合され、第2の電子装置との照合に成功した後に、別の無線通信プロトコル(例えば、Wi-Fiプロトコル)を使用することによって、第2の電子装置への無線リンクを確立する。「モーメント共有」及び“Moment Share”は、本願の実施形態において使用される単なる用語であり、その用語によって表される意味は、本願の実施形態において記録されており、その用語の名前は、本願の実施形態にいかなる制限も構成できないことが理解され得る。特定の実装中に、「モーメント共有」は、既存の携帯電話メーカが提供する様々な共有機能、例えばAppleのAirdrop(AirDrop)又はHuaweiのHuawei Share(Huawei Share)等を使用することによって実施することができる。さらに、本願の他のいくつかの実施形態では、「モーメント共有」は、「短距離共有」等の別の用語でも呼ばれ得る。同様に、本願の実施形態で言及される「モーメント共有」は、他のいくつかの実施形態では、「シュートシェア(Shoot share:撮影共有)」等の別の用語でも呼ばれ得る。
ユーザは、第1の電子装置及び第2の電子装置のモーメント共有機能を別々に有効化することができる。本願のいくつかの実施形態では、モーメント共有機能を有効化するために使用されるスイッチボタンは、電子装置のタッチ画面上に表示される仮想スイッチボタンであり得る。例えば、図5Aに示されるように、ユーザは、図5Aに示されるスワイプトラック501に基づいて、第2の電子装置のタッチ画面上でスワイプ操作を行う。図5Bに示されるように、スワイプ操作に応答して、通知バー502が第2の電子装置のタッチ画面上に表示される。ユーザは、通知バー502におけるモーメント共有機能のためのスイッチボタン503に対してタップ操作を行う。第2の電子装置は、タップ操作に応答してモーメント共有機能を有効化する。さらに、第2の電子装置は、スイッチボタン503の表示効果を変更することができる。例えば、スイッチボタン503の表示効果は、図5Bに示される「白」から図5BCに示される「灰色」に変更され、ここで、「灰色」は、第2の電子装置がモーメント共有機能を有効化することを示し、「白」は、第2の電子装置がモーメント共有機能を有効にしないことを示す。本願の他のいくつかの実施形態では、図5Cに示されるように、第2の電子装置は、モーメント共有機能が有効にされたことをユーザに促すために、通知バー502にプロンプトメッセージ504をさらに表示することができる。さらに、本願のいくつかの実施形態では、モーメント共有機能に基づいて電子装置同士の間に無線リンクが確立されると、Bluetooth低エネルギー(Bluetooth Low Energy, BLE)リンクが特に確立され得る。従って、ユーザがモーメント共有機能のためのスイッチボタン503をタップ操作した後に、電子装置のBluetooth及びWi−Fiが有効にされていなくても、電子装置は対応する機能をさらに自動的に有効化することができる。例えば、第2の電子装置のWi−Fiが有効であるが、第2の電子装置のBluetoothが有効になっていない場合に、第2の電子装置は、タップ操作に応答してBluetoothをさらに有効化することができる。第2の電子装置は、Bluetoothのスイッチボタン505の表示効果を変更することもできる。例えば、スイッチボタン505の表示効果は、図5Bに示される「白」から図5Cに示される「灰色」に変更され、ここで、「灰色」は、第2の電子装置がBluetoothを有効化することを示し、「白」は、第2の電子装置がBluetoothを有効にしないことを示す。
本願の他のいくつかの実施形態では、モーメント共有機能を有効化するために使用されるスイッチボタンは、代替的に、物理的なボタンであってもよい。物理的ボタンは、電子装置の表面(例えば、携帯電話の側面)に配置してもよい。ユーザの指が物理的ボタンを押す又はダイヤルした後に、電子装置はモーメント共有機能を有効化することができる。ユーザの指が物理的ボタンをもう一度押す又はダイヤルした後に、電子装置はモーメント共有機能を無効にすることができる。
本願の他のいくつかの実施形態では、電子装置(例えば、第1の電子装置又は第2の電子装置)のモーメント共有機能は、代替的に、ユーザによって手動で有効化される代わりに、特定の条件が満たされたときに自動的に有効化され得る。例えば、第1の電子装置は、無線ローカルエリアネットワークを共有するために使用される関連するコントロールに対してユーザが行うタップ操作を受け取ると、第1の電子装置のモーメント共有機能を自動的に有効化することができる。別の例では、第2の電子装置は、利用可能な無線ローカルエリアネットワークが存在することを検出したときに、第2の電子装置のモーメント共有機能を自動的に有効化することができる。
第1の電子装置及び第2の電子装置のモーメント共有機能が有効にされた後に、送信機として機能する第1の電子装置は、第2の電子装置を発見することができる。第1の電子装置は、モーメント共有機能に基づいて、第2の電子装置への無線リンクをさらに確立することができる。第1の電子装置は、確立した無線リンクに基づいて、第2の電子装置とデータを共有することができる。
例えば、ユーザは、第2の電子装置と、第1の電子装置によって現在アクセスされている無線ローカルエリアネットワークを共有することができる。
本願のいくつかの実施形態では、ユーザが第1の電子装置を使用することによって無線ローカルエリアネットワークを第2の電子装置と共有したい場合に、ユーザは、第1の電子装置の設定画面を開き、設定画面上の無線ローカルエリアネットワークオプションをタップすることができる。タップに応答して、図6Aに示されるように、第1の画面が、第1の電子装置のタッチ画面、例えば、無線ローカルエリアネットワーク機能の設定画面601に表示される。設定画面601には、第1の電子装置によってアクセスされている無線ローカルエリアネットワークに関する情報、例えば無線ローカルエリアネットワークのSSID“Angel’s Wings”が含まれる。ユーザは、設定画面601上で、SSID“Angel’s Wings”に関連するコントロール602等の第1のコントロールに対して第1の操作(例えば、タッチアンドホールド操作)を行うことができる。図6Bに示されるように、コントロール602に対してユーザが行う第1の操作に応答して、ショートカットメニュー603が、第1の電子装置のタッチ画面上に表示される。ショートカットメニュー603には、「このネットワークを共有する」オプション604等の第2のコントロールが含まれる。ユーザは、「このネットワークを共有する」オプション604に対して第2の操作(例えば、タップ操作)を行って、SSIDが“Angel’s Wings”である無線ローカルエリアネットワークを別のユーザと共有することができる。
本願の他のいくつかの実施形態では、共有ボタンは、設定(Settings)に含まれる各機能に対して構成され得、共有ボタンは、対応する機能の関連パラメータを共有するために使用される。例えば、図6Eに示されるように、ユーザが第1の電子装置を使用することによって無線ローカルエリアネットワークを第2の電子装置と共有したい場合に、ユーザは、第1の電子装置の設定画面610を開くことができる。無線ローカルエリアネットワークオプションに対応する共有ボタン611が設定画面610上でタップされ、SSIDが“Angel’s Wings”であり、且つ第1の電子装置によってアクセスされている無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータを別の電子装置と共有する。図6Eに示されるように、設定(Settings)に含まれる別の機能、例えば、おやすみ(Do Not Disturb)モード、仮想プライベートネットワーク、指紋、又はパスワードにも、対応する共有ボタンがある。ユーザは、対応する共有ボタンに対して操作を行って、対応する機能の関連パラメータを別の電子装置と共有することもできる。本願の他のいくつかの実施形態では、特定の操作を受け取った後に、第1の電子装置は、機能の設定(Settings)の関連パラメータ(第1の電子装置によって現在表示されている機能の詳細画面)を第2の電子装置と共有することもできる。例えば、無線ローカルエリアネットワーク機能の設定画面は、現在、第1の電子装置のタッチ画面に表示されており、ユーザは、第1の電子装置を持って第2の電子装置にタッチする。第1の電子装置は、そのタッチ操作を受け取ることができる(例えば、第1の電子装置のジャイロスコープは、そのタッチ操作を検出することができる)。次に、第1の電子装置は、SSIDが“Angel’s Wings”であるアクセスした無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータを第2の電子装置と共有することができる。
本願のいくつかの実施形態では、第1の電子装置が「このネットワークを共有する」オプション604等の第2のコントロールに対してユーザが行う第2の操作を受け取った後に、第1の電子装置は、第1の電子装置のモーメント共有機能が有効になっているかどうかを判定することができる。第1の電子装置のモーメント共有機能が有効にされている場合に、第1の電子装置は、BLEスキャンを実行して、第1の電子装置がデータを共有し得る電子装置を発見することができる。図6Cに示される装置発見リスト(discovery device list)605は、第1の電子装置のタッチ画面上にさらに表示され得る。
装置発見リスト605には、スキャンにより第1の電子装置によって発見され、且つ第1の電子装置がデータ、例えば電子装置のディスカバリー名を共有することができる電子装置の識別子が含まれる。例えば、第2の電子装置のモーメント共有機能が有効にされている場合に、装置発見リスト605には、第2の電子装置のディスカバリー名「Xswc」が含まれる。
他のいくつかの実施形態では、第1の電子装置のモーメント共有機能が有効にされていない場合に、第1の電子装置は、第1の電子装置のモーメント共有機能を自動的に有効化することができる。他のいくつかの実施形態では、図7に示されるように、第1の電子装置のモーメント共有機能が有効にされていない場合に、第1の電子装置のモーメント共有機能が有効になっていないことをユーザに促すために、プロンプトボックス701を第1の電子装置のタッチ画面上に表示することができる。第1の電子装置は、通知バーを開くために使用されるボタン702をさらに提供することができる。ユーザは、ボタン702に対してタップ操作を行うことができる。タップ操作に応答して、図5Bに示される通知バー502が第1の電子装置のタッチ画面上に表示され得るので、ユーザは、第1の電子装置のモーメント共有機能を有効化することができる。他のいくつかの実施形態では、図8に示されるように、第1の電子装置のモーメント共有機能が有効にされていない場合に、第1の電子装置は、モーメント共有機能のスイッチボタン801を設定画面601に表示することができる。ユーザは、設定画面601に表示されるモーメント共有機能のスイッチボタン801に対してタップ操作を行うことができる。第1の電子装置は、タップ操作に応答して、第1の電子装置のモーメント共有機能を有効化することができる。第1の電子装置のモーメント共有機能が有効にされた後に、第1の電子装置は、BLEスキャンを実行して、第1の電子装置がデータを共有し得る電子装置を発見することができる。図6Cに示されるように、装置発見リスト605は、第1の電子装置のタッチ画面上にさらに表示され得る。
ユーザは、装置発見リスト605から共有する対象装置(object:対象者)を選択することができる。例えば、ユーザは、SSIDが“Angel’s Wings”である無線ローカルエリアネットワークを、第2の電子装置(第2の電子装置のディスカバリー名が「Xswc」である等の識別子)と共有したいと考えている。本願のいくつかの実施形態では、図6Cに示されるように、ユーザは、装置発見リスト605にあり、且つディスカバリー名「Xswc」に関連するオプション606に対して第3の操作(例えば、タップ操作)を行うことができる。第3の操作に応答して、第1の電子装置は、モーメント共有機能に基づいて、第2の電子装置への無線リンクを確立することができる。第1の電子装置は、確立した無線リンクに基づいて、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID“Angel’s Wings”及びSSIDに対応するパスワード)を第2の電子装置と共有することができる。本願の他のいくつかの実施形態では、図6Dに示されるように、第1の電子装置がオプション606に対してユーザが行う第3の操作を受け取った後に、ユーザが、SSIDが“Angel’s Wings”である無線ローカルエリアネットワークを選択された対象装置と共有することを決定するかどうかをチェックするために、プロンプトボックス607を第1の電子装置のタッチ画面上に表示することができる。第1の電子装置がOKボタン608に対してユーザが行うタップ操作を受け取った後に、タップ操作に応答して、第1の電子装置は、モーメント共有機能に基づいて第2の電子装置への無線リンクを確立することができる。第1の電子装置は、確立した無線リンクに基づいて、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID“Angel’s Wings”及びSSIDに対応するパスワード)を第2の電子装置と共有する。第1の電子装置が、キャンセルボタン609に対してユーザが行うタップ操作を受け取った場合に、タップ操作に応答して、第1の電子装置は、図6Cに示される表示画面に戻ることができる。このようにして、ユーザが共有する対象装置を誤って選択した場合に、ユーザは、共有する対象装置を容易に再選択できる。
別の例では、ユーザは、ユーザが共有したいデータを複数の電子装置とさらに共有することができる。例えば、ユーザは、SSIDが“Angel’s Wings”である無線ローカルエリアネットワークを複数の電子装置と共有したいと考えている。第1の電子装置のモーメント共有機能が有効になっている場合に、第1の電子装置が、「このネットワークを共有する」オプション等の第2のコントロールに対してユーザが行う第2の操作を受け取ると、第1の電子装置は、第2の操作に応答してBLEスキャンを実行して、第1の電子装置がデータを共有し得る電子装置を発見することができる。図9に示されるように、装置発見リスト901は、第1の電子装置のタッチ画面上にさらに表示され得る。装置発見リスト901には、スキャンにより第1の電子装置によって発見され、且つ第1の電子装置がデータを共有することができる電子装置のディスカバリー名等の識別子が含まれる。ユーザは、装置発見リスト901から複数の対象装置を選択することができる。例えば、図9に示されるように、ユーザは、ディスカバリー名が「Asd」及び「vbng123」である2つの対象装置を選択する。選択を完了した後に、ユーザは、OKボタン902をタップすることができる。タップ操作に応答して、第1の電子装置は、モーメント共有機能に基づいて、ディスカバリー名が「Asd」及び「vbng123」である各電子装置への無線リンクを確立することができる。第1の電子装置は、確立した無線リンクに基づいて、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID“Angel’s Wings”及びSSIDに対応するパスワード)を、ディスカバリー名が「Asd」及び「vbng123」である各電子装置と共有することができる。さらに、ユーザは、代替的に、装置発見リスト901から1つの対象装置を選択して、データを共有することができる。本願の他のいくつかの実施形態では、第1の電子装置がOKボタン902に対してユーザが行うタップ操作を受け取った後に、ユーザが、SSIDが“Angel’s Wings”である無線ローカルエリアネットワークを選択した対象装置と共有すると決定するかどうかをチェックするために、プロンプトボックスを第1の電子装置のタッチ画面に表示することもできる。詳細については本願の実施形態では説明しない。
本願のいくつかの実施形態では、第1の電子装置が第1の無線通信プロトコルを使用することによって第1の無線リンクを確立した場合に、例えば、第1の電子装置が第2の電子装置への無線リンクを確立する前に、第1の電子装置は、Wi-Fiプロトコルを使用することによって無線ローカルエリアネットワークにアクセスしており、第1の電子装置は、第2の無線通信プロトコル(例えば、Bluetoothプロトコル)を使用することによって、第2の電子装置への第2の無線リンク(例えば、Bluetoothリンク)を確立して、第2の無線リンク(例えば、Bluetoothリンク)を介して第2の電子装置とデータを共有する。このようにして、第1の電子装置は、第1の無線リンクを切断することなく、第2の無線リンクを介して関連データを送信し、第1の電子装置の使用効率を改善することができる。
本願のいくつかの実施形態では、図10に示されるように、第1の電子装置が、「このネットワークを共有する」オプション等の第2のコントロールに対してユーザが行うタップ操作等の第2の操作を受け取り、第2の電子装置のモーメント共有機能が有効にされている場合に、第1の電子装置が、第1の電子装置がデータを共有することができる電子装置を発見し、第2の電子装置等の発見した電子装置への無線リンクを確立する特定のプロセスには、以下が含まれ得る。第2の電子装置のモーメント共有機能が有効になっている場合に、第2の電子装置はBLEスキャンを実行することができる。第1の電子装置が「このネットワークを共有する」オプションに対してユーザが行うタップ操作を受け取った後に、第1の電子装置は、BLEブロードキャストを実行することができる。第1の電子装置はBLEスキャンをさらに実行することができる。第2の電子装置がスキャンによって第1の電子装置のBLEブロードキャストを取得した後に、第2の電子装置は、第2の電子装置に関する情報、例えばディスカバリー名を取得する。第2の電子装置はBLEブロードキャストを実行する。ブロードキャストには、第2の電子装置に関する情報、例えば第2の電子装置のディスカバリー名が含まれ得る。第1の電子装置は、スキャンにより第2の電子装置のBLEブロードキャストを取得し、第1の電子装置は、スキャンにより発見された第2の電子装置のBLEブロードキャストに対してローカルマッチングを行う。マッチングが成功すると、第1の電子装置は、第1の電子装置がデータを共有することができる電子装置、すなわち、第2の電子装置を発見する。第1の電子装置は、装置発見リストを表示する。装置発見リストには、第2の電子装置に関する情報、例えば第2の電子装置のディスカバリー名が含まれる。第1の電子装置は、第2の電子装置のディスカバリー名に関連するオプションに対してユーザが行うタップ操作を受け取る。第1の電子装置は、第2の電子装置へのBLEリンクを確立する。
本願の他のいくつかの実施形態では、図8に示されるように、第1の電子装置が、第2のコントロールに対してユーザが行う第2の操作、例えば「このネットワークを共有する」オプション604に対して実行されるタップ操作を受け取った後に、オプションの送信モードリスト802がまた、第1の電子装置のタッチ画面上に表示され得る。オプションの送信モードリスト802には、ユーザが選択することができる送信モードが含まれる。ユーザがオプションの送信モードリスト802から特定の送信モードを選択するときに、第1の電子装置は、ユーザによって選択された送信モードで第2の電子装置とデータを共有することができる。例えば、ユーザがオプションの送信モードリスト802でWeChatを選択した場合に、第1の電子装置は、WeChatのコンタクト先(contact:通信先)とデータを共有することができる。例えば、第1の電子装置は、無線セルラーネットワークを使用することによって、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)をWeChatのコンタクト先と共有する。このようにして、関連パラメータを受信した後に、WeChatのコンタクト先が使用する電子装置は、関連パラメータを使用することによって、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができる。
本願のいくつかの実施形態では、第1の電子装置が無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を第2の電子装置と共有する特定のプロセスは、以下の通りであり得る。第1の電子装置の設定(Settings)に含まれるWi-Fiモジュールは、無線ローカルエリアネットワークの共有関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を組み合わせて、共有される(to-be-shared)データを取得する。Wi-Fiモジュールは、設定対象(Settings)のソフトウェア機能モジュール(software function module in Settings)であり得、主に、Wi-Fi接続の関連パラメータを管理(例えば保存又は削除)し、ユーザの入力を受信し、及びWi-Fiスポットにアクセスするように構成される。Wi-Fiモジュールは、共有インターフェイスを呼び出して、共有マネージャによって提供される共有サービスを要求する。共有マネージャは、共有されるデータ、Wi-Fiモジュールのクラス名、指定されたAndroidパッケージ(Android Package, APK)名、及びオペコード(operation
code)をカプセル化して、送信される(to-be-sent)データを取得する。送信されるデータは、本願の実施形態における第1の情報であり得る。第1の電子装置は、確立したBLEリンクを介してデータを第2の電子装置に送信する。オペコードは、共有されるデータの有効化方法を示すために使用され得る。例えば、オペコードは、関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を使用することによって、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることを示すために使用される。さらに、前述した有効化方法が固有である場合に、オペコードを第2の電子装置に送信する必要がない場合がある。
第2の電子装置は、第1の電子装置によって共有されるデータ、例えば無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を受信する。第2の電子装置は共有データを自動的に有効化する。例えば、第2の電子装置は、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を使用することによって、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができる。
無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータがSSID及びSSIDに対応するパスワードであることが例として使用される。第2の電子装置が、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータを使用することによって無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスする特定のプロセスは、以下の通りであり得る。第2の電子装置は、確立したBLEリンクを介して、第1の電子装置によって送信された前述したデータ等の第1の情報を受信することができる。第2の電子装置がデータを受信した後に、第2の電子装置の共有マネージャはデータを解析する。第2の電子装置の共有マネージャは、データに含まれるクラス名及びパッケージ名に基づいて、共有されるデータを実行するアプリケーションモジュールが設定対象(Settings)のWi-Fiモジュールであると判定する。共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによって、オンシェアサービスを設定対象のWi-Fiモジュールに提供し、それによって、設定対象のWi-Fiモジュールは、受信したオペコード及び共有されるデータに基づいて、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができる。換言すれば、第2の電子装置は、共有されるSSID及びSSIDに対応する共有パスワードを使用することによって無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスする。
本願の実施形態では、第1の電子装置によってデータを共有し、且つ第2の電子装置によって共有データを自動的に有効化する特定の実施態様は単なる例であり、データを共有し、共有データを自動的に有効化する実施態様は、本願の実施形態では特に限定されないことに留意されたい。例えば、データを共有することもでき、共有データをブロードキャスト又は登録コールバック方式で自動的に有効化することもできる。
本願のいくつかの実施形態では、図11Aに示されるように、第2の電子装置が、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を受信した後に、第2の画面を、第2の電子装置のタッチ画面上に表示することができる。第2の画面には、第1の電子装置が無線ローカルエリアネットワークを第2の電子装置と共有することをユーザに促すためのプロンプトボックス1101が含まれ得る。いくつかの実施形態では、ユーザが無線ローカルエリアネットワークにアクセスしたい場合に、ユーザは、プロンプトボックス1101内の受諾及び実行ボタン1102等の第3のコントロールに対して第4の操作(例えば、タップ操作)を行うことができる。第4の操作に応答して、第2の電子装置は、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができる。図11Bに示されるように、第2の電子装置が無線ローカルエリアネットワークに成功裏にアクセスした後に、第2の電子装置は、第2の電子装置が無線ローカルエリアネットワークに成功裏にアクセスしたことをユーザに促すために、ステータスバー1103にWi−Fiアイコン1104をさらに表示することができる。図11Cに示されるように、第2の電子装置は、無線ローカルエリアネットワーク機能の設定画面1105に、アクセスした無線ローカルエリアネットワークに関する情報、例えば無線ローカルエリアネットワークのSSID“Angel’s Wings”1106をさらに表示することができる。本願の他のいくつかの実施形態では、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を受信した後に、第2の電子装置は、代替的に、プロンプトボックス1101を表示せずに、無線ローカルエリアネットワークに自動的に直接アクセスする場合がある。
第2の電子装置が、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を受信した後に、他のいくつかの実施形態では、ユーザが無線ローカルエリアネットワークにアクセスしたくない場合に、ユーザは、プロンプトボックス1101内の拒否ボタン1107に対してタップ操作を行うことができる。第2の電子装置は、タップ操作に応答して拒否メッセージを第1の電子装置に返し、第1の電子装置が共有データの受信を拒否することを第2の電子装置に通知することができる。
第2の電子装置が、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を受信した後に、他のいくつかの実施形態では、ユーザが、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータを保存したい場合に、ユーザは、プロンプトボックス1101内の保存ボタン1108に対してタップ操作を行うことができる。タップ操作に応答して、第2の電子装置は、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの受信した関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を保存することができる。ユーザが無線ローカルエリアネットワークにアクセスしたい場合に、ユーザは、第2の電子装置の無線ローカルエリアネットワーク機能の設定画面で、SSID“Angel’s Wings”に関連するコントロールに対するタップ操作を行うことができる。タップ操作に応答して、第2の電子装置は、保存した関連データを使用することによって無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができ、ユーザはパスワードを入力する必要がない。
本願の他のいくつかの実施形態では、データを第2の電子装置と共有するときに、第1の電子装置は、共有されるデータの属性情報をさらに構成することができる。例えば、第1の電子装置は、共有されるデータのタイプ又はプライバシーレベル或いはユーザの選択に基づいて、共有されるデータの属性情報を構成することができる。属性情報には、保存を実行できるかどうか、印刷を実行できるかどうか、再共有が許容されるかどうか、読み取り直後に消去(burning)を行うことができるかどうかの少なくとも1つが含まれる。例えば、第1の電子装置は、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ、例えば無線ローカルエリアネットワークのSSID及びSSIDに対応するパスワードを共有し、無線ローカルエリアネットワークのSSID及びSSIDに対応するパスワードのプライバシーレベルが比較的高い場合に、第1の電子装置は、無線ローカルエリアネットワークの共有関連パラメータの属性情報を構成することができ、それによって、属性情報を保存又は再共有することができない。このようにして、第1の電子装置に共有される無線ローカルエリアネットワークのSSID及びSSIDに対応するパスワードを受信した後に、第2の電子装置は無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができるが、第2の電子装置は、無線ローカルエリアネットワークのSSID又はSSIDに対応するパスワードを保存できず、ユーザは、第2の電子装置を使用することによって、無線ローカルエリアネットワークのSSID又はSSIDに対応するパスワードを他のユーザと共有することはできない。
本願の他のいくつかの実施形態では、例えば、ユーザは、第1の電子装置でWeChatに成功裏にログインしている。例えば、WeChatへのログインに使用されるユーザ名及びパスワードはそれぞれAmay及び123456である。ユーザは、前述した方法を使用することによって、第1の電子装置を使用してユーザ名「Amay」及びパスワード「123456」を第2の電子装置と共有することもできる。このようにして、ユーザは、ユーザ名及びパスワードを入力しなくても、第2の電子装置でWeChatに成功裏にログインすることができる。
本願の他のいくつかの実施形態では、例えば、ユーザはビデオ「モアナ(Moana)」を見ており、第1の電子装置を使用することによってビデオ「モアナ」を第2の電子装置と共有したいと考えている。さらに、第1の電子装置は、Wi−Fi P2P方式で第2の電子装置への無線リンクをさらに確立することができる。
例えば、ユーザはYoukuを使用してビデオ「モアナ」を視聴している。ユーザは、ビデオ「モアナ」を第2の電子装置と共有したいと考えている。図12Aに示されるように、第1の電子装置は第1の画面を表示する。例えば、第1の画面は、現在のビデオの再生画面1201である。ユーザは、現在のビデオの再生画面1201に対して第1の操作(例えば、ダブルタップ操作)を行うことができる。図12Bに示されるように、第1の操作に応答して、ショートカットメニュー1202が、第1の電子装置のタッチ画面上に表示される。ショートカットメニューには、「このビデオを共有する」オプション1203等の第2のコントロールが含まれる。ユーザは、「このビデオを共有する」オプション1203に対して第2の操作(例えば、タップ操作)を行って、ビデオ「モアナ」を別のユーザと共有することができる。
一例では、第1の電子装置及び第2の電子装置のWi−Fiネットワークが有効化される。第1の電子装置が、第2のコントロールに対してユーザが行う第2の操作、例えば「このビデオを共有する」オプション1203に対して行われるタップ操作を受け取った後に、第1の電子装置は、第2の操作に応答してスキャンを実行して、第1の電子装置がデータを共有し得る電子装置を発見することができる。図12Cに示されるように、装置発見リスト1204が、第1の電子装置のタッチ画面上にさらに表示され得る。装置発見リスト1204には、スキャンにより第1の電子装置によって発見され、且つ第1の電子装置がデータを共有することができる電子装置の識別子、例えば電子装置のディスカバリー名が含まれる。例えば、装置発見リスト1204には、第2の電子装置のディスカバリー名「Xswc」が含まれる。この場合に、ユーザは、装置発見リスト1204から、ユーザが共有したい対象装置を選択することができる。図12Cに示されるように、ユーザは、装置発見リスト1204にあり、且つディスカバリー名「Xswc」に関連するオプション1205に対して第3の操作(例えば、タップ操作)を行う。第1の電子装置は、第3の操作に応答して、第2の電子装置へのWi−Fi P2P直接チャネルを確立することができる。第1の電子装置は、確立したWi−Fi P2P直接チャネルに基づいて、ビデオ「モアナ」を第2の電子装置と共有することができる。
本願のいくつかの実施形態では、第1の電子装置がビデオ「モアナ」等のデータを第2の電子装置と共有する特定のプロセスは、以下の通りであり得る。第1の電子装置のYoukuは、共有ビデオ「モアナ」のコンテンツをカプセル化して、共有される(to-be-shared)データを取得する。Youkuは共有インターフェイスを呼び出して、共有マネージャによって提供される共有サービスを要求する。共有マネージャは、共有されるデータ、YoukuのAPK名、及びオペコードをカプセル化して、送信される(to-be-sent)データを取得する。送信されるデータは、本願の実施形態における第1の情報であり得る。オペコードは、共有されるデータの有効化方法を示すために使用され得る。例えば、オペコードは、共有されるデータを自動的に再生することを示すために使用される。さらに、前述した有効化方法が固有である場合に、オペコードを第2の電子装置に送信する必要がない場合がある。第1の電子装置は、確立したWi-Fi P2P直接チャネルを介してデータを第2の電子装置に送信する。他のいくつかの実施形態では、前述したデータに含まれるYoukuのAPK名は、別のビデオアプリケーションのAPK名であり得る。
第2の電子装置は、第1の電子装置によって共有されるデータ、例えばビデオ「モアナ」のコンテンツを受信する。第2の電子装置は、共有データを自動的に有効化することができる。例えば、第2の電子装置はビデオ「モアナ」を自動的に再生する。
例えば、第2の電子装置がビデオ「モアナ」を自動的に再生する特定のプロセスは、以下の通りであり得る。第2の電子装置は、確立したWi−Fi P2P直接チャネルを介して、第1の電子装置によって送信された前述したデータ等の第1の情報を受信することができる。第2の電子装置がデータを受信した後に、第2の電子装置の共有マネージャはデータを解析する。第2の電子装置の共有マネージャは、データに含まれるAPK名に基づいて、共有されるデータを実行するアプリケーションモジュールがYoukuであると判定する。共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによってYoukuにオンシェアサービスを提供し、それによって、Youkuは、受信したオペコード及び共有されるデータに基づいて、ビデオ「モアナ」を自動的に再生することができる。本願の他のいくつかの実施形態では、第1の電子装置は、代替的に、ビデオ「モアナ」が現在再生される時点に関する情報を共有されるデータにカプセル化することができる。このようにして、第1の電子装置によって共有されるビデオを受信するときに、第2の電子装置は、ビデオが現在再生されている時点に関する受信情報に基づいて、第1の電子装置との同期再生を実施することができる。
本願のいくつかの実施形態では、図13Aに示されるように、第1の電子装置によって共有されるビデオを受信した後に、第2の電子装置は、第2の電子装置のタッチ画面上に第2の画面をさらに表示することができる。第2の画面には、第1の電子装置が第2の電子装置とビデオを共有することをユーザに促すためのプロンプトボックス1301が含まれ得る。ユーザがビデオを見たいときに、ユーザは、プロンプトボックス1301内の受諾及び実行ボタン1302等の第3のコントロールに対して第4の操作(例えば、タップ操作)を行うことができる。第4の操作に応答して、図11Bに示されるように、第2の電子装置は、ビデオ「モアナ」を自動的に再生することができる。本願の他のいくつかの実施形態では、第1の電子装置によって共有されるビデオを受信した後に、第2の電子装置は、代替的に、プロンプトボックス1301を表示せず、受信したビデオを自動的に直接再生することができる。
本願の他のいくつかの実施形態では、ビデオを第2の電子装置と共有するときに、第1の電子装置は、共有ビデオの属性情報をさらに構成することができる。例えば、第1の電子装置は、共有されるデータのタイプ又はプライバシーレベル或いはユーザの選択に基づいて、共有されるデータの属性情報を構成することができる。属性情報には、保存を実行できるかどうか、印刷を実行できるかどうか、再共有が許容されるかどうか、読み取り直後に消去を行うことができるかどうかの少なくとも1つが含まれる。例えば、第1の電子装置がビデオを共有する。図14に示されるように、オプション1205に対してユーザが行うタップ操作を受け取った後に、第1の電子装置は、第1の電子装置のタッチ画面上に属性情報構成ウィンドウ1401を表示することができる。ユーザは、ユーザの要件に基づいて、共有ビデオのために構成する必要のある属性を選択することができる。例えば、ユーザは、読み取り直後に消去を行うオプション1402を選択する。選択を完了した後に、ユーザは、属性情報構成ウィンドウ1401内の決定オプションボタン1403をタップすることができる。第1の電子装置は、ユーザの選択に基づいて、共有ビデオの属性情報を「読み取り直後に消去が行われる」として構成することができる。このようにして、第1の電子装置によって共有されるビデオを受信した後に、第2の電子装置は、ビデオを読み取りのためにメモリに一時的に記憶して、読み取りが完了したらビデオを直ぐに削除して、読み取り直後に消去を行う効果を達成することができる。
本願の他のいくつかの実施形態では、例えば、ユーザは画像を表示しており、第1の電子装置を使用することによって、ユーザが表示している画像を第2の電子装置と共有したいと考えている。さらに、第1の電子装置は、Bluetooth方式で第2の電子装置への無線リンクを確立することができる。
例えば、ユーザはギャラリー(Gallery)に画像を表示する。ユーザは、画像を第2の電子装置と共有したいと考えている。図15Aに示されるように、第1の電子装置は、第1の画面を表示する。例えば、第1の画面は、現在の画像の表示画面1501である。ユーザは、現在の画像の表示画面1501に対して第1の操作(例えば、タッチアンドホールド操作)を行うことができる。第1の操作に応答して、図15Bに示されるように、ショートカットメニュー1502が、第1の電子装置のタッチ画面上に表示される。ショートカットメニューには、「この画像を共有する」オプション1503等の第2のコントロールが含まれる。ユーザは、「この画像を共有する」オプション1503に対して第2の操作(例えば、タップ操作)を行って、現在見ている画像を別のユーザと共有することができる。
一例では、第1の電子装置のBluetooth及び第2の電子装置のBluetoothが有効化される。第1の電子装置が、第2のコントロールに対してユーザが行う第2の操作、例えば「この画像を共有する」オプション1503に対して行われるタップ操作を受け取った後に、第1の電子装置は、第2の操作に応答してスキャンを実行して、第1の電子装置がデータを共有し得る電子装置を発見することができる。図15Cに示されるように、装置発見リスト1504は、第1の電子装置のタッチ画面上にさらに表示され得る。装置発見リスト1504には、スキャンにより第1の電子装置によって発見され、且つ第1の電子装置がデータを共有することができる電子装置の識別子、例えば電子装置のディスカバリー名が含まれる。例えば、装置発見リスト1504には、第2の電子装置のディスカバリー名「Xswc」が含まれる。この場合に、ユーザは、装置発見リスト1504から、ユーザが共有したい対象装置を選択することができる。図15Cに示されるように、ユーザは、装置発見リスト1504内にあり、且つディスカバリー名「Xswc」に関連するオプション1505に対して第3の操作(例えば、タップ操作)を行う。第1の電子装置は、第3の操作に応答して、第2の電子装置へのBluetoothリンクを確立することができる。第1の電子装置は、確立したBluetoothリンクに基づいて、画像を第2の電子装置と共有することができる。
本願のいくつかの実施形態では、第1の電子装置が画像等のデータを第2の電子装置と共有する特定のプロセスは、以下の通りであり得る。第1の電子装置のギャラリーは、共有画像のコンテンツをカプセル化して、共有されるデータを取得する。ギャラリーは、共有インターフェイスを呼び出して、共有マネージャによって提供される共有サービスを要求する。共有マネージャは、共有されるデータ、ギャラリーのAPK名、及びオペコードをカプセル化して、送信されるデータを取得する。送信されるデータは、本願の実施形態における第1の情報であり得る。第1の電子装置は、確立したBluetoothリンクを介してデータを第2の電子装置に送信する。オペコードは、共有されるデータの有効化方法を示すために使用され得る。例えば、オペコードは、共有されるデータを自動的に表示することを示すために使用される。さらに、前述した有効化方法が固有である場合に、オペコードを第2の電子装置に送信する必要がない場合がある。
第2の電子装置は、第1の電子装置によって共有されるデータ、例えば画像のコンテンツを受信する。第2の電子装置は共有データを自動的に有効化する。例えば、第2の電子装置は受信した画像を自動的に表示する。
例えば、第2の電子装置が画像を自動的に表示する特定のプロセスは、以下の通りであり得る。第2の電子装置は、確立したBluetoothリンクを介して、第1の電子装置によって送信された前述したデータ等の第1の情報を受信することができる。第2の電子装置がデータを受信した後に、第2の電子装置の共有マネージャはデータを解析する。第2の電子装置の共有マネージャは、データに含まれるAPK名に基づいて、共有されるデータを実行するアプリケーションモジュールがギャラリーであると判定する。共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによって、オンシェアサービスをギャラリーに提供し、それによって、ギャラリーは、受信したオペコード及び共有されるデータに基づいて、受信した画像を自動的に表示することができる。図15Dに示されるように、第1の電子装置によって共有される画像を受信した後に、第2の電子装置は、第2の電子装置のタッチ画面上に画像1506を自動的に表示することができる。本願のいくつかの実施形態では、共有画像を受信した後に、第2の電子装置は、第2の電子装置のタッチ画面上に第2の画面も表示することができる。第2の画面には、第1の電子装置が第2の電子装置と画像を共有することをユーザに促すためのプロンプトボックスが含まれ得る。ユーザが画像を見たいときに、ユーザは、プロンプトボックス内の受諾及び実行ボタン等の第3のコントロールに対して第4の操作(例えば、タップ操作)を行うことができる。第2の電子装置は、第4の操作に応答して、受信した画像を自動的に表示する。
本願の他のいくつかの実施形態では、ユーザは、第1の電子装置を使用することによって、ユーザが第2の電子装置で閲覧しているWebページを共有することができる。詳細については本願の実施形態では説明しない。Webページを共有する特定のプロセスは、以下の通りであり得る。第1の電子装置のブラウザは、共有Webページのコンテンツをカプセル化して、共有されるデータを取得する。ブラウザは、共有インターフェイスを呼び出して、共有マネージャによって提供される共有サービスを要求する。共有マネージャは、共有されるデータ、ブラウザのAPK名、及びオペコードをカプセル化して、送信されるデータを取得する。第1の電子装置は、確立した無線リンクを介してデータを第2の電子装置に送信する。第2の電子装置が、確立した無線リンクを介して、第1の電子装置によって送信されたデータを受信した後に、第2の電子装置の共有マネージャは、データを解析する。第2の電子装置の共有マネージャは、データに含まれるAPK名に基づいて、共有されるデータを実行するアプリケーションモジュールがブラウザであると判定する。共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによってオンシェアサービスをブラウザに提供し、それによって、ブラウザは、受信したオペコード及び共有されるデータに基づいて、Webページを自動的に表示することができる。
本願の他のいくつかの実施形態では、例えば、ユーザは、第1の電子装置を使用することによって、第2の電子装置とフォルダを共有したいと考えている。さらに、第1の電子装置及び第2の電子装置は、同じローカルエリアネットワークにアクセスしている。
例えば、ユーザは、第1の電子装置のフォルダ1を共有フォルダとして設定する。例えば、フォルダ1には、「学習教材1」フォルダと「学習教材2」フォルダの2つのサブフォルダが含まれる。本願のいくつかの実施形態では、ユーザがフォルダ1を共有フォルダとして設定した後に、第1の電子装置は、共有インターフェイスを呼び出して、共有マネージャによって提供される共有サービスにアクセスし、フォルダ1の統一リソース識別子(Uniform Resource Identifier, URI)をカプセル化して、送信されるデータを取得する。例えば、フォルダ1のURIは、\\192.168.3.35\shared\folder1である。第1の電子装置は、第1の電子装置と同じローカルエリアネットワークにアクセスする第2の電子装置にデータを送信する。図16Aに示されるように、第2の電子装置が第1の電子装置からデータを受信した後に、第2の電子装置は、第1の電子装置がフォルダ1を共有フォルダとして設定することをユーザに促すために、プロンプトボックス1601を表示することができる。ユーザがフォルダ1を閲覧したいときに、ユーザは、プロンプトボックス1601内の受諾及び実行ボタン1602に対してタップ操作を行うことができる。タップ操作に応答して、図16Bに示されるように、第2の電子装置は、データに含まれるURIに基づいて、第1の電子装置によって共有されるフォルダ1を開くことができる。このようにして、ユーザは、最初に第2の電子装置の「ネットワークネイバー(network neighbor)」を有効にし、次に「ネットワークネイバー」のフォルダでレベル毎の検索を実行することなく、第1の電子装置によって共有されるフォルダ1を開くことができる。
本願における技術的特徴、技術的解決策、有利な効果、又は同様の用語の説明は、全ての特徴及び利点を任意の個々の実施形態で実施できることを意味するものではないことを理解されたい。実施形態で説明している技術的特徴及び技術的解決策は、任意の適切な方法で組み合わせることもできる。
前述した実施形態及び対応する添付の図面を参照して、本願の実施形態は、アプリケーション機能の実施方法を提供する。この方法は、図3に示されるハードウェア構造/図4に示されるソフトウェアアーキテクチャを有する電子装置(例えば、第1の電子装置及び第2の電子装置)で実施され得る。図17に示されるように、この方法は、以下のステップを含み得る。
ステップ1701:第1の電子装置は、第2の電子装置への無線リンクを確立する。
例えば、第1の電子装置は、短距離通信技術を使用することによって、第2の電子装置への無線リンクを確立することができる。例えば、第1の電子装置は、Bluetooth技術を使用することによって、第2の電子装置へのBluetoothリンクを確立する。別の例では、第1の電子装置は、Wi−Fi技術を使用することによって、第2の電子装置へのWi−Fiリンクを確立することができる。
本願のいくつかの実施形態では、第1の電子装置は、Bluetooth技術を使用することによって第2の電子装置を最初に発見することができ、第2の電子装置に対して照合される。次に、第1の電子装置は、Wi−Fiプロトコルを使用することによって、第2の電子装置へのWi−Fi直接無線リンクを確立することができる。このようにして、第1の電子装置及び第2の電子装置は、Wi−Fi直接無線リンクを使用することによって、互いに高速データ伝送を行うことができる。
ステップ1702:第1の電子装置は、無線リンクを使用することによって、第1の情報を第2の電子装置に送信する。
第1の情報には、共有されるデータ及び識別子が含まれ得、識別子は、アプリケーションモジュールを示すために使用される。
本願の他のいくつかの実施形態では、第1の情報には、オペコードがさらに含まれ得、オペコードは、共有されるデータの有効化方法を示すために使用される。
例えば、共有されるデータには、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)が含まれ得、識別子は、設定対象(Settings)のAPK名及びクラス名であり、識別子によって示されるアプリケーションモジュールは設定対象(Settings)のWi-Fiモジュールであり、オペコードは、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を使用することによって、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることを示すために使用される。別の例では、共有されるデータはビデオのコンテンツであり得、識別子はビデオアプリケーションのAPK名であり、識別子によって示されるアプリケーションモジュールはビデオアプリケーションであり、オペコードはビデオを自動的に再生することを示すために使用される。別の例では、共有されるデータは画像のコンテンツであり、識別子はギャラリーのAPK名であり、識別子によって示されるアプリケーションモジュールはギャラリーであり、オペコードは画像を自動的に表示することを示すために使用される。別の例では、共有されるデータは、第1の電子装置のおやすみ(Do Not Disturb)モードの関連パラメータ(例えば、おやすみモードを有効化するための時間又は位置)であり、識別子は設定対象(Settings)のAPK名及びおやすみ)モードモジュールのクラス名であり、識別子によって示されるアプリケーションモジュールは設定対象のおやすみモードモジュールであり、オペコードは、おやすみモードの関連パラメータを自動的にロードし、おやすみモードを自動的に有効化することを示すために使用される。別の例では、共有されるデータは、第1の電子装置におけるVPNの構成パラメータ(例えば、説明、サーバ、リモートID、又はユーザ名)であり、識別子は設定対象(Settings)のAPK名及びVPNモジュールのクラス名であり、識別子によって示されるアプリケーションモジュールは設定対象のVPNモジュールであり、オペコードは、VPNの構成パラメータを自動的にロードし、VPN構成を自動的に追加することを示すために使用される。
さらに、共有されるデータは、属性情報とともにさらに提供され得る。属性情報には、保存可能かどうか、印刷可能かどうか、再共有可能かどうか、読み取り直後に消去が行われるかどうか等の少なくとも1つが含まれ得る。
ステップ1703:第2の電子装置は、第1の情報を受信及び解析して、共有されるデータ及び識別子を取得する。
ステップ1704:第2の電子装置は、(例えば、オンシェアインターフェイスを使用することによって)識別子によって示されるアプリケーションモジュールにオンシェアサービスを提供し、共有されるデータに基づいて、対応するアプリケーション機能を自動的に実施する。
第1の情報を受信した後に、第2の電子装置は、第1の情報を解析して、第1の情報で搬送される共有されるデータ及び識別子を取得することができる。第2の電子装置は、オンシェアインターフェイスを使用することによって、第1の情報に含まれる識別子により示されるアプリケーションモジュールにオンシェアサービスを提供し得、識別子によって示されるアプリケーションモジュール及び共有されるデータに基づいて、対応するアプリケーション機能を自動的に実施し得る。例えば、第2の電子装置は、オンシェアインターフェイスを使用することによって、識別子によって示される設定対象のWi-Fiモジュールにオンシェアサービスを提供し、それによって、設定対象のWi-Fiモジュールは、第1の電子装置によって共有される無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を使用することによって、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができる。別の例では、第2の電子装置は、オンシェアインターフェイスを使用することによって、識別子によって示されるビデオアプリケーションに共有サービスを提供し、それによって、ビデオアプリケーションは、第1の電子装置によって共有されるビデオを自動的に再生することができる。別の例では、第2の電子装置は、オンシェアインターフェイスを使用することによって、識別子によって示される設定対象のおやすみモードモジュールにオンシェアサービスを提供し、それによって、設定対象のおやすみモードモジュールは、第1の電子装置によって共有されるおやすみモードの関連パラメータ(例えば、おやすみモードを有効化するための時間又は位置)を自動的にロードし、おやすみモードを自動的に有効化することができる。別の例では、第2の電子装置は、オンシェアインターフェイスを使用することによって、識別子によって示される設定対象の仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network, VPN)モジュールにオンシェアサービスを提供し、それによって、設定対象のVPNモジュールは、第1の電子装置によって共有されるVPNの構成パラメータ(例えば、説明、サーバ、リモートID、ユーザ名)を自動的にロードし、VPN構成を自動的に追加することができる。
本願の他のいくつかの実施形態では、図18に示されるように、ステップ1701の前に、アプリケーション機能の実施には、以下のステップがさらに含まれ得る。ステップ1801:第1の電子装置は、第1の無線通信プロトコルを使用することによって第1の無線リンクを確立する。第1の無線通信プロトコルには、Wi-Fiプロトコル、Bluetoothプロトコル、ZigBeeプロトコル、NFCプロトコル、4G技術で使用されるプロトコル、及び5G技術で使用されるプロトコルのいずれかが含まれ得る。例えば、第1の電子装置は、Wi−Fiプロトコルを使用することによって無線ローカルエリアネットワークにアクセスすることができる。
本願のいくつかの実施形態では、さらに、図18に示されるように、ステップ1701の前に、アプリケーション機能の実施には、以下のステップがさらに含まれ得る。
ステップ1802:第1の電子装置は、第1の画面を表示し、第1の画面には、第1の電子装置のユーザが共有したいデータに関連する第1のコントロールが含まれ得る。
例えば、第1の画面は、図6Aに示される無線ローカルエリアネットワーク機能の設定画面601であり得、第1のコントロールは、図6Aに示され、且つSSID“Angel’s Wings”に関連するコントロール602であり得る。別の例では、第1の画面は、図12Aに示される現在のビデオの再生画面1201であり得る。別の例では、第1の画面は、図15Aに示される現在の画像の表示画面1501であり得る。
ステップ1803:第1の電子装置は、第1のコントロールに対して行われるタッチアンドホールド操作又はダブルタップ操作等の第1の操作を受け取る。
ステップ1804:第1の電子装置は、第1の操作に応答してショートカットメニューを表示し、ショートカットメニューには、第2のコントロールが含まれる。
例えば、ショートカットメニューは、図6Bに示されるショートカットメニュー603であり得、第2のコントロールは、図6Bに示される「このネットワークを共有する」オプション604であり得る。別の例では、ショートカットメニューは、図12Bに示されるショートカットメニュー1203であり得、第2のコントロールは、図12Bに示される「このビデオを共有する」オプション1203であり得る。別の例では、ショートカットメニューは、図15Bに示されるショートカットメニュー1503であり得、第2のコントロールは、図15Bに示される「この画像を共有する」オプション1503であり得る。
ステップ1805:第1の電子装置は、第2のコントロールに対して行われるタップ操作等の第2の操作を受け取る。
ステップ1806:第1の電子装置は、第2の操作に応答して、第2の電子装置の識別子を含む装置発見リストを表示する。
第2の電子装置の識別子は、ディスカバリー名であり得る。例えば、装置発見リストは、図6Cに示される装置発見リスト605又は図9に示される装置発見リスト901であり得る。別の例では、装置発見リストは、図12Cに示される装置発見リスト1204であり得る。別の例では、装置発見リストは、図15Cに示される装置発見リスト1504であり得る。
本願のいくつかの実施形態では、ステップ1701は、具体的には、次のようにすることができる。第1の電子装置は、第2の電子装置の識別子に対して行われる第3の操作を受信する。第3の操作に応答して、第1の電子装置は、第2の無線通信プロトコルを使用することによって、第2の電子装置への第2の無線リンクを確立する。第2の無線通信プロトコルは、第1の無線通信プロトコルとは異なる。第2の無線通信プロトコルには、Wi-Fiプロトコル、Bluetoothプロトコル、ZigBeeプロトコル、NFCプロトコル、4G技術で使用されるプロトコル、及び5G技術で使用されるプロトコルのいずれかが含まれ得る。例えば、第2の電子装置は、Bluetoothプロトコルを使用することによって、第2の電子装置へのBluetoothリンクを確立することができる。
本願のいくつかの実施形態では、第1の電子装置及び第2の電子装置は、互いに関連付けられ得る。例えば、第1の電子装置及び第2の電子装置は同じアカウントでログインしている。あるいはまた、第2の電子装置がログインしているアカウントは、第1の電子装置のコンタクト先である。前述したアカウントは、クラウドサービスプロバイダによってユーザに提供されるアカウント、例えばXiaomi ID、Huawei ID、又はApple ID(Apple ID)の場合もあれば、又はアプリケーションへのログインに使用されるアカウント、例えばWeChatアカウント又はGoogleメールボックスアカウントの場合もある。
本願の他のいくつかの実施形態では、ステップ1704の前に、アプリケーション機能の実施方法は、以下のステップをさらに含み得る。
ステップ1807:第2の電子装置は、第2の画面を表示し、第2の画面には、第3のコントロールが含まれる。
例えば、第2の画面には、図11Aに示されるプロンプトボックス1101が含まれ得、プロンプトボックス1101には、図11Aに示される受諾及び実行ボタン1102等の第3のコントロールが含まれる。別の例では、第2の画面には、図13Aに示されるプロンプトボックス1301が含まれ得、プロンプトボックス1301には、図13Aに示される受諾及び実行ボタン1302等の第3のコントロールが含まれる。
本願の他のいくつかの実施形態では、ステップ1704は、具体的には、次のようにすることができる。第4の操作に応答して、第2の電子装置は、(例えば、オンシェアインターフェイスを使用することによって)識別子によって示されるアプリケーションモジュールにオンシェアサービスを提供し、共有されるデータに基づいて対応するアプリケーション機能を自動的に実施する。
本願のこの実施形態で提供されるアプリケーション機能の実施方法によれば、第1の電子装置が第2の電子装置への無線リンクを確立した後に、第1の電子装置は、確立した無線リンクを介して第2の電子装置に、共有されるデータとアプリケーションモジュールを示すために使用される識別子とを含む情報を送信し、それによって第2の電子装置は、情報を受信した後に、識別子によって示されるアプリケーションモジュールにオンシェアサービスを提供し、共有されるデータに基づいて対応するアプリケーション機能を自動的に実施することができる。このようにして、ユーザ操作の複雑さが軽減され、電子装置の使用効率が改善され、電子装置とユーザとの間の効率的な相互作用が実施される。
本願の他のいくつかの実施形態では、図19に示されるように、ステップ1701の前に、この方法は、以下のステップをさらに含み得る。
ステップ1901:第1の電子装置は、ユーザによって行われる共有操作を受け取る。
例えば、共有操作は、設定対象(Settings)の特定の機能(例えば、無線ローカルエリアネットワーク機能又はおやすみモード機能)に対してユーザが行う共有操作であり得る。
ステップ1902:第1の電子装置は、共有操作に応答して第1の情報を生成する。
例えば、ユーザが設定対象(Settings)の特定の機能の関連パラメータを共有することが、説明の例として使用される。設定対象の特定の機能に対してユーザが行う共有操作に応答して、第1の電子装置及びその機能に対応する機能モジュールは、機能の関連データをカプセル化し、共有されるデータを取得する。第1の電子装置のアプリケーション層の設定対象の機能に対応する機能モジュールは、共有インターフェイスを呼び出して、アプリケーションフレームワーク層の共有マネージャに、共有されるデータをさらにカプセル化して、第1の情報を取得するように要求する。第1の情報には、共有されるデータ、指定されたパッケージ名、機能モジュールのクラス名、及びオペコードが含まれる。オペコードは、共有されるデータの有効化方法を示すために使用され得る。例えば、ユーザが設定対象の無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータを共有することを例として使用する。設定対象の無線ローカルエリアネットワーク機能に対してユーザが行った共有操作に応答して、第1の電子装置と設定対象の無線ローカルエリアネットワーク機能に対応するWi-Fiモジュールとが、無線ローカルエリアネットワークの関連データ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)をカプセル化して、共有されるデータを取得する。第1の電子装置のアプリケーション層の設定対象のWi-Fiモジュールは、共有インターフェイスを呼び出して、アプリケーションフレームワーク層の共有マネージャに、共有されるデータをさらにカプセル化して、第1の情報を取得するように要求する。第1の情報には、共有されるデータ、指定されたパッケージ名、Wi-Fiモジュールのクラス名、及びオペコードが含まれる。オペコードは、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を使用することによって、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることを示すために使用され得る。別の例では、ユーザが設定対象のおやすみ(Do Not Disturb)モードの関連パラメータを共有することが例として使用される。設定対象のおやすみモード機能に対してユーザが行った共有操作に応答して、第1の電子装置と、設定対象のおやすみモード機能に対応するおやすみモードモジュールとが、おやすみモードの関連パラメータ(例えば、おやすみモードを有効化するための時間及び位置)をカプセル化して、共有されるデータを取得する。第1の電子装置のアプリケーション層の設定対象のおやすみモードモジュールは、共有インターフェイスを呼び出して、アプリケーションフレームワーク層の共有マネージャに、共有されるデータをさらにカプセル化させて、第1の情報を取得するように要求する。第1の情報には、共有されるデータ、指定されたパッケージ名、おやすみモードモジュールのクラス名、及びオペコードが含まれる。オペコードを使用して、第1の電子装置によって共有されるおやすみモードの関連パラメータ(例えば、おやすみモードを有効化するための時間及び位置)を自動的にロードし、おやすみモードを自動的に有効化することができる。別の例では、ユーザが設定対象(Settings)のVPNの構成パラメータを共有することが例として使用される。設定対象のVPNに対してユーザが行った共有操作に応答して、第1の電子装置と設定対象のVPNに対応するVPNモジュールとが、VPNの構成パラメータ(例えば、説明、サーバ、リモートID、ユーザ名)をカプセル化して、共有されるデータを取得する。第1の電子装置のアプリケーション層の設定対象のVPNモジュールは、共有インターフェイスを呼び出して、アプリケーションフレームワーク層の共有マネージャに、共有されるデータをさらにカプセル化して、第1の情報を取得するように要求する。第1の情報には、共有されるデータ、指定されたパッケージ名、VPNモジュールのクラス名、及びオペコードが含まれる。オペコードを使用して、第1の電子装置によって共有されるVPNの構成パラメータ(例えば、説明、サーバ、リモートID、又はユーザ名)を自動的にロードし、VPN構成を自動的に追加することができる。
本願のいくつかの実施形態では、例えば、第1の電子装置のユーザが、設定対象(Settings)の特定の機能の関連パラメータを共有することが、説明の例として使用される。ステップ1703及びステップ1704は、具体的には、以下を含み得る。第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層が第1の情報を受信し、第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層の共有マネージャが第1の情報を解析して、第1の情報に含まれる共有されるデータ、指定されたパッケージ名、機能モジュールのクラス名、及びオペコードを取得する。第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層の共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによって、指定されたパッケージ名及び機能モジュールのクラス名に基づいて、対応する設定対象の機能モジュールにオンシェアサービスを提供し、それによって対応する設定対象の機能モジュールは、共有されるデータ及びオペコードに基づいて、対応する機能を自動的に実施する。例えば、第1の電子装置のユーザが設定対象の無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータを共有することが例として使用される。第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層は第1の情報を受け取り、第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層の共有マネージャは、第1の情報を解析して、第1の情報に含まれる共有されるデータ(例えば、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ)、指定されたパッケージ名、Wi-Fiモジュールのクラス名、及びオペコードを取得する。第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層の共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによって、指定されたパッケージ名及びWi-Fiモジュールのクラス名に基づいて、設定対象のWi-Fiモジュールにオンシェアサービスを提供し、設定対象のWi-Fiモジュールは、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(SSID及びSSIDに対応するパスワード等)及びオペコードに基づいて、無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスする。別の例では、第1の電子装置のユーザが設定対象のおやすみ(Do Not Disturb)モードの関連パラメータを共有することが例として使用される。第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層は第1の情報を受け取り、第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層の共有マネージャは、第1の情報を解析して、第1の情報に含まれる共有されるデータ(例えば、おやすみモードの関連パラメータ)、指定されたパッケージ名、おやすみモードモジュールのクラス名、及びオペコードを取得する。第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層の共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによって、指定されたパッケージ名及びおやすみモードモジュールのクラス名に基づいて、設定対象のおやすみモードモジュールにオンシェアサービスを提供し、設定対象のおやすみモードモジュールは、おやすみモードの関連パラメータ(例えば、おやすみモードを有効化するための時間又は位置)及びオペコードに基づいて、第1の電子装置によって共有されるおやすみモードの関連パラメータを自動的にロードし、おやすみモードを自動的に有効化する。別の例では、第1の電子装置のユーザが設定対象(Settings)のVPNの構成パラメータを共有することが例として使用される。第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層は第1の情報を受け取り、第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層の共有マネージャは、第1の情報を解析して、第1の情報に含まれる共有されるデータ(例えば、VPNの構成パラメータ)、指定されたパッケージ名、VPNモジュールのクラス名、及びオペコードを取得する。第2の電子装置のアプリケーションフレームワーク層の共有マネージャは、オンシェアインターフェイスを使用することによって、指定されたパッケージ名及びVPNモジュールのクラス名に基づいて設定対象のVPNモジュールにオンシェアサービスを提供する。設定対象のVPNモジュールは、VPNの構成パラメータ(説明、サーバ、リモートID、ユーザ名等)(VPNの構成パラメータは第1の電子装置によって共有される)及びオペコードに基づいて自動的にロードし、VPN構成を自動的に追加する。
前述した実施形態及び対応する添付の図面を参照して、本願の別の実施形態は、アプリケーション機能の実施方法を提供する。この方法は、図3に示されるハードウェア構造/図4に示されるソフトウェアアーキテクチャを有する電子装置(例えば、第1の電子装置及び第2の電子装置)で実施され得る。図20に示されるように、この方法は、以下のステップを含み得る。
ステップ2001:第1の電子装置は、第1の画面を表示し、第1の画面には、無線ローカルエリアネットワークのSSIDに関連する第1のコントロールが含まれ得る。
例えば、第1の画面は、図6Aに示される無線ローカルエリアネットワーク機能の設定画面601であり得、第1のコントロールは、図6Aに示され、且つSSID“Angel’s Wings”に関連するコントロール602であり得る。
ステップ2002:第1の電子装置は、第1のコントロールに対して行われるタッチアンドホールド操作又はダブルタップ操作等の第1の操作を受け取る。
ステップ2003:第1の電子装置は、第1の操作に応答して、第2のコントロールを含むショートカットメニューを表示し、第2のコントロールは、無線ローカルエリアネットワークの関連パラメータ(例えば、SSID及びSSIDに対応するパスワード)を共有するように構成される。
例えば、ショートカットメニューは、図6Bに示されるショートカットメニュー603であり得、第2のコントロールは、図6Bに示される「このネットワークを共有する」オプション604であり得る。
ステップ2004:第1の電子装置は、第2のコントロールに対して行われるタップ操作等の第2の操作を受け取る。
ステップ2005:第1の電子装置は、第2の操作に応答して、第2の電子装置の識別子を含み得る装置発見リストを表示する。
第2の電子装置の識別子は、ディスカバリー名であり得る。例えば、装置発見リストは、図6Cに示される装置発見リスト605又は図9に示される装置発見リスト901であり得る。
ステップ2006:第1の電子装置は、第2の電子装置の識別子に対して行われる第3の操作を受け取る。
ステップ2007:第3の操作に応答して、第1の電子装置は、Bluetoothプロトコルを使用することによって、第2の電子装置へのBluetoothリンクを確立する。
ステップ2008:第1の電子装置は、Bluetoothリンクを使用することによって、第1の情報を第2の電子装置に送信し、第1の情報には、SSID、SSIDに対応するパスワード、及び設定対象(Settings)のWi-Fiモジュールを示すために使用される識別子が含まれる。
ステップ2009:第2の電子装置は、第1の情報を受信及び解析して、SSID、パスワード、及び識別子を取得する。
ステップ2010:第2の電子装置は、(例えば、オンシェアインターフェイスを使用することによって)識別子によって示される設定対象のWi-Fiモジュールにオンシェアサービスを提供し、SSID及びパスワードを使用することによって無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスする。
本願のこの実施形態で提供されるアプリケーション機能の実施方法によれば、第1の電子装置のユーザがネットワーク共有に関連するコントロールに対して操作を行った後に、第1の電子装置は、第1の電子装置によって第2の電子装置に対して確立された無線リンクを使用することによって、無線ローカルエリアネットワークのSSID及びSSIDに対応するパスワードを含む情報、及び設定対象のWi-Fiモジュールを示すために使用される識別子を第2の電子装置に送信することができ、それによって情報を受信した後に、第2の電子装置は、識別子によって示される設定対象のWi-Fiモジュールにオンシェアサービスを提供し、SSID及びパスワードを使用することによって無線ローカルエリアネットワークに自動的にアクセスすることができる。このようにして、ユーザは、電子装置上で一連の操作を行うことなく、無線ローカルエリアネットワークに成功裏にアクセスすることができ、ユーザ操作の複雑さを軽減し、電子装置の使用効率を改善し、電子装置とユーザとの間の効率的な相互作用を実施する。
前述した機能を実施するために、第1の電子装置及び第2の電子装置はそれぞれ、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示される実施形態で説明される例と組み合わせて、ユニット、アルゴリズム、及びステップが、ハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実施され得ることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって実行されるか、コンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアによって実行されるかは、特定のアプリケーション及び技術的解決策の設計上の制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーション毎に説明した機能を実施するために異なる方法を使用することができるが、実施態様が本願の実施形態の範囲を超えると考えるべきではない。
本願の実施形態は、前述した方法の実施形態を実施するための電子装置、例えば第1の電子装置又は第2の電子装置をさらに提供する。具体的には、電子装置は、機能モジュールに分割することができる。例えば、様々な機能に対応する機能モジュールは、分割によって取得することができ、又は2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合することができる。統合モジュールは、ハードウェアの形式で実施することも、又はソフトウェア機能モジュールの形式で実施することもできる。本願のこの実施形態では、モジュール分割は一例であり、単なる論理機能分割であることに留意されたい。実際の実施態様では、別の分割方法が使用され得る。
各機能モジュールが、対応する各機能に基づく分割によって得られる場合に、図21は、前述した実施形態で使用される第1の電子装置2100の可能な概略構造図である。第1の電子装置2100は、確立ユニット2101及び送信ユニット2102を含み得る。
確立ユニット2101は、前述した方法の実施形態におけるステップ1701、ステップ1801、及びステップ2007を実行する際に第1の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。
送信ユニット2102は、前述した方法の実施形態におけるステップ1702及びステップ2008を実行する際に第1の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。
本願のこの実施形態では、さらに、図21に示されるように、第1の電子装置2100は、表示ユニット2103及び入力ユニット2104をさらに含み得る。
表示ユニット2103は、前述した方法の実施形態におけるステップ1802、ステップ1804、ステップ1806、ステップ2001、ステップ2003、及びステップ2005を実行する際に第1の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。入力ユニットは、タッチ画面、別のハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せであってもよい。
入力ユニット2104は、第1の電子装置の表示画面上でユーザの入力、例えばタッチ入力、音声入力、ジェスチャ入力、又はフローティング操作を受け取るように構成される。入力ユニット2104は、前述した方法の実施形態において、ステップ1803、ステップ1805、ステップ1901を実行し、第2の電子装置の識別子に対して行われる第3の操作を受け取る(ステップ2002、ステップ2004、及びステップ2006)際に第1の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。入力ユニットは、タッチ画面、別のハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せであってもよい。入力ユニットは、タッチ画面、別のハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せであってもよい。
前述した方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得る。詳細についてはここでは再び説明しない。
確かに、第1の電子装置2100は、上記のユニットモジュールを含むが、これらに限定されない。例えば、第1の電子装置2100は、別の装置によって送信されたデータ又は信号を受信するように構成された受信ユニット、第1の情報を生成するように構成された生成ユニット等をさらに含み得る。さらに、機能ユニットによって具体的に実施することができる機能には、前述した実施形態の方法ステップに対応する機能が含まれるが、これらに限定されない。第1の電子装置2100の他のユニットの詳細な説明については、ユニットに対応する方法ステップの詳細な説明を参照されたい。本願のこの実施形態では、詳細については再び説明しない。
一体型ユニットを使用する場合に、図22は、前述した実施形態で使用される第1の電子装置2200の可能な概略構造図である。第1の電子装置2200は、処理モジュール2201、ストレージモジュール2202、及び表示モジュール2203を含み得る。処理モジュール2201は、第1の電子装置2200の動作を制御及び管理するように構成される。表示モジュール2203は、処理モジュール2201の命令に従ってコンテンツを表示するように構成される。ストレージモジュール2202は、第1の電子装置2200のプログラムコード及びデータを記憶するように構成される。さらに、第1の電子装置2200は、入力モジュール及び通信モジュールをさらに含み得る。通信モジュールは、別のネットワークエンティティと通信する際に第1の電子装置2200をサポートして、電子装置の会話、データ交換、及びインターネットアクセス等の機能を実施するように構成される。
処理モジュール2201は、プロセッサ又はコントローラであり得る。通信モジュールは、トランシーバ、RF回路、通信インターフェイス等であり得る。ストレージモジュール2202は、メモリであり得る。表示モジュールは、画面又はディスプレイであり得る。入力モジュールは、タッチ画面、音声入力装置、指紋センサ等であり得る。
処理モジュール2201がプロセッサであり、通信モジュールがRF回路であり、ストレージモジュール2202がメモリであり、表示モジュール2203がタッチ画面である場合に、本願のこの実施形態で提供される第1の電子装置2200は、図3に示される携帯電話であり得る。通信モジュールは、RF回路と、Wi-Fiモジュール、NFCモジュール、及びBluetoothモジュールとの両方を含むことができる。RF回路、NFCモジュール、Wi−Fiモジュール、及びBluetoothモジュール等の通信モジュールは、まとめて通信インターフェイスと呼ばれ得る。プロセッサ、RF回路、タッチ画面、及びメモリは、バスを使用することによって一緒に結合することができる。
各機能モジュールが、対応する各機能に基づく分割によって得られる場合に、図23は、前述した実施形態で使用される第2の電子装置2300の可能な概略構造図である。第2の電子装置2300は、確立ユニット2301、受信及び解析ユニット2302、及び実行ユニット2303を含み得る。
確立ユニット2301は、第1の電子装置への無線リンクを確立する際に第2の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。
受信及び解析ユニット2302は、前述した方法の実施形態におけるステップ1703及びステップ2009を実行する際に第2の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。
実行ユニット2303は、前述した方法の実施形態におけるステップ1704及びステップ2010を実行する際に第2の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。
本願のこの実施形態では、さらに、図23に示されるように、第2の電子装置2300は、表示ユニット2304及び入力ユニット2350をさらに含み得る。
表示ユニット2304は、前述した方法の実施形態におけるステップ1807を実行する際に第2の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。入力ユニットは、タッチ画面、別のハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せであってもよい。
入力ユニット2305は、第2の電子装置の表示画面上でユーザの入力、例えばタッチ入力、音声入力、ジェスチャ入力、又はフローティング操作を受け取るように構成される。入力ユニット2305は、前述した方法の実施形態における第3のコントロールに対してユーザが行う第4の操作を受け取るステップ1704を実行する際に第2の電子装置をサポートするように構成され、及び/又は本明細書に説明される技術の別のプロセスを実行するように構成される。入力ユニットは、タッチ画面、別のハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せであってもよい。入力ユニットは、タッチ画面、別のハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せであってもよい。
前述した方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得る。詳細についてはここでは再び説明しない。
確かに、第2の電子装置2300は、上記のユニットモジュールを含むが、これらに限定されない。さらに、機能ユニットによって具体的に実施することができる機能には、前述した実施形態の方法ステップに対応する機能が含まれるが、これらに限定されない。第2の電子装置2300の他のユニットの詳細な説明については、ユニットに対応する方法ステップの詳細な説明を参照されたい。本願のこの実施形態では、詳細については再び説明しない。
一体型ユニットを使用する場合に、図24は、前述した実施形態で使用される第2の電子装置2400の可能な概略構造図である。第2の電子装置2400は、処理モジュール2401、ストレージモジュール2402、及び表示モジュール2403を含み得る。処理モジュール2401は、第2の電子装置2400の動作を制御及び管理するように構成される。表示モジュール2403は、処理モジュール2401の命令に従ってコンテンツを表示するように構成される。ストレージモジュール2402は、第2の電子装置2400のプログラムコード及びデータを記憶するように構成される。さらに、第2の電子装置2400は、入力モジュール及び通信モジュールをさらに含み得る。通信モジュールは、別のネットワークエンティティと通信する際に第2の電子装置2400をサポートして、電子装置の会話、データ交換、及びインターネットアクセス等の機能を実施するように構成される。
処理モジュール2401は、プロセッサ又はコントローラであり得る。通信モジュールは、トランシーバ、RF回路、通信インターフェイス等であり得る。ストレージモジュール2402は、メモリであり得る。表示モジュールは、画面又はディスプレイであり得る。入力モジュールは、タッチ画面、音声入力装置、指紋センサ等であり得る。
処理モジュール2401がプロセッサであり、通信モジュールがRF回路であり、ストレージモジュール2402がメモリであり、表示モジュール2403がタッチ画面である場合に、本願のこの実施形態で提供される第2の電子装置2400は、図3に示される携帯電話であり得る。通信モジュールは、RF回路と、Wi-Fiモジュール、NFCモジュール、及びBluetoothモジュールとの両方を含むことができる。RF回路、NFCモジュール、Wi−Fiモジュール、及びBluetoothモジュール等の通信モジュールは、まとめて通信インターフェイスと呼ばれ得る。プロセッサ、RF回路、タッチ画面、及びメモリは、バスを使用することによって一緒に結合することができる。
図25に示されるように、本願の他のいくつかの実施形態は、第1の電子装置2500をさらに提供する。第1の電子装置2500はタッチ画面2501を含み得、タッチ画面2501には、タッチ感知面2506及びディスプレイ2507、1つ又は複数のプロセッサ2502、メモリ2503、及び1つ又は複数のコンピュータプロクラム2504が含まれ得る。前述した構成要素は、1つ又は複数の通信バス2505を使用することによって接続することができる。1つ又は複数のコンピュータプログラム2504は、メモリ2503に記憶され、1つ又は複数のプロセッサ2502によって実行される。1つ又は複数のコンピュータプログラム2504は命令を含む。本願のいくつかの実施形態では、命令は、図17及び対応する実施形態の第1の電子装置によって実行されるステップを実行するために使用され得る。本願の他のいくつかの実施形態では、命令は、図18及び対応する実施形態の第1の電子装置によって実行されるステップを実行するためにさらに使用され得る。本願の他のいくつかの実施形態では、命令は、図19及び対応する実施形態の第1の電子装置によって実行されるステップを実行するためにさらに使用され得る。本願の他のいくつかの実施形態では、命令は、図20及び対応する実施形態の第1の電子装置によって実行されるステップを実行するためにさらに使用され得る。確かに、第1の電子装置2500は、上記の構成要素を含むが、これらに限定されない。例えば、第1の電子装置2500は、無線周波数回路、測位機器、センサ等をさらに含み得る。第1の電子装置2500が別の構成要素を含む場合に、第1の電子装置2500は、図3に示される携帯電話であり得る。
図26に示されるように、本願の他のいくつかの実施形態は、第2の電子装置2600をさらに提供する。第2の電子装置2600は、タッチ画面2601を含み得、タッチ画面2601には、タッチ感知面2660及びディスプレイ2607、1つ又は複数のプロセッサ2602、メモリ2603、及び1つ又は複数のコンピュータプログラム2604が含まれ得る。前述した構成要素は、1つ又は複数の通信バス2605を使用することによって接続することができる。1つ又は複数のコンピュータプログラム2604は、メモリ2603に記憶され、1つ又は複数のプロセッサ2602によって実行される。1つ又は複数のコンピュータプログラム2604は命令を含む。本願のいくつかの実施形態では、命令は、図17及び対応する実施形態の第2の電子装置によって実行されるステップを実行するために使用され得る。本願の他のいくつかの実施形態では、命令は、図18及び対応する実施形態の第2の電子装置によって実行されるステップを実行するためにさらに使用され得る。本願の他のいくつかの実施形態では、命令は、図19及び対応する実施形態の第2の電子装置によって実行されるステップを実行するためにさらに使用され得る。本願の他のいくつかの実施形態では、命令は、図20及び対応する実施形態の第2の電子装置によって実行されるステップを実行するためにさらに使用され得る。確かに、第2の電子装置2600は、上記の構成要素を含むが、これらに限定されない。例えば、第2の電子装置2600は、無線周波数回路、測位機器、センサ等をさらに含み得る。第2の電子装置2600が別の構成要素を含む場合に、第2の電子装置2600は、図3に示される携帯電話であり得る。
本願の他のいくつかの実施形態は、アプリケーション機能の実施システムをさらに提供する。システムは、第1の電子装置及び第2の電子装置を含み得る。第1の電子装置は、第2の電子装置への無線リンクを確立することができる。第1の電子装置は、無線リンクを使用することによって第1の情報を第2の電子装置に送信することができ、第1の情報には、共有されるデータ及び識別子が含まれ、識別子は、アプリケーションモジュールを示すために使用される。第2の電子装置は、第1の情報を受信及び解析して、共有されるデータ及び識別子を取得する。第2の電子装置は、識別子によって示されるアプリケーションモジュールにオンシェアサービスを提供し、共有されるデータに基づいて対応するアプリケーション機能を自動的に実施する。
本願の他のいくつかの実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を含む。命令が第1の電子装置上で実行されるときに、第1の電子装置は、図17、図18、図19、及び図20のいずれか1つの関連する方法ステップ、例えばステップ1701、ステップ1702、ステップ1801、ステップ1802、ステップ1803、ステップ1804、ステップ1805、ステップ1806、ステップ1901、ステップ1902、ステップ2001、ステップ2002、ステップ2003、ステップ2004、ステップ2005、ステップ2006、ステップ2007、及びステップ2008を実行して、前述した実施形態におけるアプリケーション機能の実施方法を実施することが可能になる。
本願の他のいくつかの実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を含む。命令が第2の電子装置上で実行されるときに、第2の電子装置は、図17、図18、図19、及び図20のいずれか1つの関連する方法ステップ、例えばステップ1701、ステップ1703、ステップ1704、ステップ1807、ステップ2007、ステップ2009、及びステップ2010を実行して、前述した実施形態におけるアプリケーション機能の実施方法を実施することが可能になる。
本願の他のいくつかの実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品が第1の電子装置上で実行されるときに、第1の電子装置は、図17、図18、図19、及び図20のいずれか1つの関連する方法ステップを、例えばステップ1701、ステップ1702、ステップ1801、ステップ1802、ステップ1803、ステップ1804、ステップ1805、ステップ1806、ステップ1901、ステップ1902、ステップ2001、ステップ2002、ステップ2003、ステップ2004、ステップ2005、ステップ2006、ステップ2007、及びステップ2008実行して、前述した実施形態におけるアプリケーション機能の実施方法を実施することが可能になる。
本願の他のいくつかの実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品が第2の電子装置上で実行されるときに、第2の電子装置は、図17、図18、図19、及び図20のいずれか1つの関連する方法ステップ、例えばステップ1701、ステップ1703、ステップ1704、ステップ1807、ステップ2007、ステップ2009、及びステップ2010を実行して、前述した実施形態におけるアプリケーション機能の実施方法を実施することが可能になる。
本願の他のいくつかの実施形態は、制御装置をさらに提供する。制御装置は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリはコンピュータプログラムコードを記憶するように構成されており、コンピュータプログラムコードにはコンピュータ命令が含まれる。プロセッサがコンピュータ命令を実行するときに、制御装置は、図17、図18、図19、及び図20のいずれか1つの関連する方法ステップを実行して、前述した実施形態におけるアプリケーション機能の実施方法を実施する。制御装置は、集積回路ICであってもよく、又はシステムオンチップSOCであってもよい。集積回路は、汎用集積回路であってもよく、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGAであってもよく、又は特定用途向け集積回路ASICであってもよい。
本願の他のいくつかの実施形態は、アプリケーション機能の実施機器をさらに提供する。この機器は、前述した方法の第1の電子装置又は第2の電子装置の動作を実行する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実施してもよく、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実施してもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述した機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
本願の実施形態で提供される第1の電子装置、第2の電子装置、コンピュータ記憶媒体、コンピュータプログラム製品、及び制御装置は全て、上述した対応する方法を実行するように構成される。従って、第1の電子装置、第2の電子装置、コンピュータ記憶媒体、コンピュータプログラム製品、及び制御装置によって達成できる有利な効果については、上述した対応する方法の有利な効果を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
実施態様に関する前述した説明により、当業者は、便利で簡単な説明の目的で、前述した機能モジュールの分割が例示のための例として取り上げられていることを理解することができる。実際のアプリケーションでは、前述した機能を異なるモジュールに割り当て、要件に従って実施することができる。つまり、機器の内部構造を異なる機能モジュールに分割して、上述した機能の全て又は一部を実施する。前述したシステム、機器、及びユニットの詳細な作業プロセスについては、前述した方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、機器、及び方法は、他の方法で実施され得ることが理解すべきである。例えば、説明する機器の実施形態は、単なる一例である。例えば、モジュール又はユニットの分割は単なる論理的機能の分割であり、実際の実施態様では他の分割である場合がある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを別のシステムに組み合わせる又は統合することができ、或いはいくつかの機能を無視するか、又は実行しない場合がある。さらに、表示又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェイスを使用することによって実施することができる。機器又はユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態で実施することができる。
別個の部品として説明するユニットは、物理的に別個であってもそうでなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理ユニットであってもそうでなくてもよく、1つの位置に配置され得るか、又は複数のネットワークユニットに分散され得る。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択され得る。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又は各ユニットが物理的に単独で存在し得るか、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実施してもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施してもよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合に、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本願の実施形態の技術的解決策、又は先行技術に寄与する部分、又は技術的解決策の全部又は一部は、本質的に、ソフトウェア製品の形態で実施され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であり得る)に、本願の実施形態で説明した方法のステップの全て又はいくつかを実行するように指示するためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体には、フラッシュメモリ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる任意の媒体が含まれる。
前述した説明は、本願の実施形態の単なる特定の実施態様であり、本願の実施形態の保護範囲を限定することを意図するものではない。本願の実施形態に開示された技術的範囲内の変更又は置換は、本願の実施形態の保護範囲内に含まれるものとする。従って、本願の実施形態の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。