JPWO2017212801A1 - 熱式流量計 - Google Patents

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Abstract

流体の脈動時の計測誤差を従来よりも減少させることができる熱式流量計を提供する。主通路を流れる被計測気体30の一部を取りこむ副通路307と、該副通路307内に配置された流量計測部451と、を備えた熱式流量計である。副通路307は、流量計測部451の計測面451a側に設けられた第1通路351と、流量計測部451の背面451b側に設けられた第2通路352と、第1通路351の入口351aよりも第1通路351における被計測気体30の順流方向Fの上流側に設けられた傾斜通路361とを有する。傾斜通路361は、流量計測部451よりも第2通路352側に、順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜する第1傾斜面371を有する。

Description

本発明は、熱式流量計に関する。
従来の熱式流量計として、流体が流れる主通路内に配置され前記流体の一部を取り込む副通路と、前記副通路内に配置され発熱抵抗体パターンが形成された流量計測素子と、前記流量計測素子が搭載される支持体と、を有する流量測定装置が知られている(下記特許文献1、請求項1等を参照)。
前記従来の流量測定装置は、第一の流体通路部と第二の流体通路部とを備えている。第一の流体通路部は、前記流量計測素子が搭載される面と前記副通路の通路形成面とで構成される。第二の流体通路部は、前記流量計測素子が搭載される面とは反対側の面と前記副通路の通路形成面とで構成される。
前記従来の流量測定装置では、前記流量計測素子に対して前記流体の流れの上流側に対向する前記第一の流体通路部の前記通路形成面は、前記流体の流れを前記流量計測素子へ向けるような傾斜面を有している。この傾斜面は、異なる向きの二面以上の面から構成されている。
前記構成により、ダストが発熱抵抗体パターン側流体通路部の発熱抵抗体のパターンよりも上流側の対向する面に設けた傾斜面で跳ね返されたのち、流体の流れに乗って発熱抵抗体のパターンに向かって流れるのを抑制することができる。そのため、発熱抵抗体パターンで構成される流量計測素子の破損あるいは汚損を抑制することができ、脈動流のような非定常な流れ場においても耐ダスト性に優れ、特性誤差が生じにくく信頼性の高い流量測定装置を提供できる(同文献、段落0009等を参照)。
特開2012−93203号公報
前記従来の熱式流量計は、流体の脈動時に、前記第一の流体通路部を流れる流体の流速が、前記第二の流体通路部を流れる流体の流速よりも低下すると、流量計測素子によって計測される流速が実際の流速よりも低下し、計測誤差が増大するおそれがある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、流体の脈動時の計測誤差を従来よりも減少させることができる熱式流量計を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明の熱式流量計は、主通路を流れる流体の一部を取りこむ副通路と、該副通路内に配置された流量計測部と、を備えた熱式流量計であって、前記副通路は、前記流量計測部の計測面側に設けられた第1通路と、前記流量計測部の背面側に設けられた第2通路と、前記第1通路の入口よりも前記第1通路における前記流体の順流方向の上流側に設けられた傾斜通路と、を有し、前記傾斜通路は、前記流量計測部よりも第2通路側に、前記順流方向に対して前記第2通路側から第1通路側へ向けて傾斜する第1傾斜面を有することを特徴とする。
本発明の熱式流量計によれば、流体の脈動時に、副通路を流れる流体を、第1通路の入口よりも順流方向の上流側に設けられた傾斜通路の第1傾斜面によって、第2通路側から第1通路側へ向けて偏向させることができる。これにより、第1通路を順流方向に流れる流体の流量を従来よりも増加させ、計測される流速が実際の流速よりも低下するのを抑制し、計測誤差を従来よりも減少させることができる。
本発明の実施形態1に係る熱式流量計を備えたシステムの一例を示す概略図。 本発明の実施形態1に係る熱式流量計の正面図。 図2Aに示す熱式流量計の左側面図。 図2Aに示す熱式流量計の背面図。 図2Aに示す熱式流量計の右側面図。 図2Aに示す熱式流量計の表カバーを取り外した状態の正面図。 図2Cに示す熱式流量計の裏カバーを取り外した状態の背面図。 図2Cに示す熱式流量計のIVA−IVA線に沿う断面図。 図2Cに示す熱式流量計のIVB−IVB線に沿う断面図。 図4Aおよび図4Bに示す熱式流量計の副通路の模式的な展開図。 図2Aに示す熱式流量計の表カバーの正面図。 図6Aに示す熱式流量計の表カバーの背面図。 図2Cに示す熱式流量計の裏カバーの正面図。 図7Aに示す熱式流量計の裏カバーの背面図。 図5に示す熱式流量計の副通路を流れる流体の流速を示す図。 図5に示す第1傾斜面を有しない副通路を流れる流体の流速を示す図。 図8Aおよび図8Bに示す熱式流量計の流速計測結果を示すグラフ。 脈動時の実際の流体の流速と計測される流速の一例を示すグラフ。 図8Aに示す実施形態1の熱式流量計の計測誤差の一例を示すグラフ。 図8Bに示す比較例の熱式流量計の計測誤差の一例を示すグラフ。 本発明の実施形態2に係る熱式流量計の副通路の模式的な展開図。 本発明の実施形態3に係る熱式流量計の副通路の模式的な展開図。 本発明の実施形態4に係る熱式流量計の副通路の模式的な展開図。 本発明の実施形態5に係る熱式流量計の副通路の模式的な展開図。
以下、図面を参照して本発明の熱式流量計の実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る熱式流量計300を備えた電子燃料噴射方式の内燃機関制御システムの一例を示す概略図である。このシステムでは、エンジンシリンダ112とエンジンピストン114を備える内燃機関110の動作に基づき、吸入空気が被計測気体30としてエアクリーナ122から吸入され、主通路124であるたとえば吸気管、スロットルボディ126、吸気マニホールド128を介してエンジンシリンダ112の燃焼室に導かれる。
前記燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体30の流量は、熱式流量計300で計測され、計測された流量に基づいて燃料噴射弁152より燃料が供給され、吸入空気である被計測気体30とともに混合気の状態で燃焼室に導かれる。なお、本実施形態では、燃料噴射弁152は、内燃機関の吸気ポートに設けられ、吸気ポートに噴射された燃料が吸入空気である被計測気体30と混合されて混合気となり、吸気弁116を介して燃焼室に導かれ、燃焼して機械エネルギを発生する。
熱式流量計300は、図1に示す内燃機関の吸気ポートに燃料を噴射する方式だけでなく、各燃焼室に燃料を直接噴射する方式にも同様に使用できる。両方式とも熱式流量計300の使用方法を含めた制御パラメータの計測方法および燃料供給量や点火時期を含めた内燃機関の制御方法の基本概念は略同じであり、図1では、両方式の代表例として吸気ポートに燃料を噴射する方式を示す。
燃焼室に導かれた燃料および空気は、燃料と空気との混合状態であり、点火プラグ154の火花着火によって爆発的に燃焼して機械エネルギを発生する。燃焼後の気体は、排気弁118から排気管に導かれ、排気24として排気管から車外に排出される。前記燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体30の流量は、アクセルペダルの操作に基づいてその開度が変化するスロットルバルブ132により制御される。前記燃焼室に導かれる吸入空気の流量に基づいて燃料供給量が制御され、運転者はスロットルバルブ132の開度を制御して前記燃焼室に導かれる吸入空気の流量を制御することにより、内燃機関が発生する機械エネルギを制御することができる。
エアクリーナ122から取り込まれ、主通路124を流れる吸入空気である被計測気体30の流量および温度は、熱式流量計300により計測され、計測された吸入空気の流量および温度を表す電気信号が熱式流量計300から制御装置200に入力される。また、スロットルバルブ132の開度を計測するスロットル角度センサ144の出力が制御装置200に入力され、さらに内燃機関のエンジンピストン114や吸気弁116や排気弁118の位置や状態、さらに内燃機関の回転速度を計測するために、回転角度センサ146の出力が、制御装置200に入力される。排気24の状態から燃料量と空気量との混合比の状態を計測するために、酸素センサ148の出力が制御装置200に入力される。
制御装置200は、熱式流量計300の出力である、たとえば、吸入空気の流量、湿度、および温度、ならびに回転角度センサ146からの内燃機関の回転速度等に基づいて、燃料噴射量や点火時期を演算する。これら演算結果に基づいて、燃料噴射弁152から供給される燃料量や点火プラグ154により点火される点火時期が制御される。燃料供給量や点火時期は、実際には、さらに熱式流量計300で計測される吸気温度や、スロットル角度の変化状態、エンジン回転速度の変化状態、酸素センサ148で計測された空燃比の状態に基づいて制御されている。制御装置200は、さらに内燃機関のアイドル運転状態において、スロットルバルブ132をバイパスする空気量をアイドルエアコントロールバルブ156により制御し、アイドル運転状態での内燃機関の回転速度を制御する。
内燃機関の主要な制御量である燃料供給量や点火時期は、いずれも熱式流量計300の出力を主パラメータとして演算される。したがって、熱式流量計300の計測精度の向上や、経時変化の抑制、信頼性の向上が、車両の制御精度の向上や信頼性の確保に関して重要である。特に近年、車両の省燃費に関する要望が非常に高く、また排気ガス浄化に関する要望が非常に高い。これらの要望に応えるには熱式流量計300により計測される吸入空気である被計測気体30の流量の計測精度の向上が極めて重要である。
図2Aは、本実施形態に係る熱式流量計300の正面図である。図2B、図2C、および図2Dは、それぞれ、図2Aに示す熱式流量計の左側面図、背面図、および右側面図である。
熱式流量計300は、ハウジング302と表カバー303と裏カバー304とによって構成される筐体310を備えている。表カバー303および裏カバー304は、薄い板状に形成されて、広い平坦な冷却面を有している。このため熱式流量計300は、空気抵抗が低減され、さらに主通路124を流れる被計測気体により筐体310が冷却されやすい構成を有している。
筐体310は、たとえば、概ね直方体の扁平な形状を有し、図1に示すように吸気管に挿入されて主通路124内に配置される。詳細については後述するが、筐体310は、主通路124を流れる流体である被計測気体30の一部を取りこむ副通路を画定している。
なお、以下では、主通路124内の被計測気体30の流れに概ね平行な筐体310の長さ方向をX軸方向、長さ方向に垂直で主通路124の径方向に概ね平行な筐体310の高さ方向をY軸方向、これら長さ方向および高さ方向に垂直な筐体310の厚さ方向をZ軸方向とする、XYZ直交座標系を用いて、熱式流量計300の各部を説明する場合がある。
筐体310は、主通路124の外壁から中央に向かう軸に沿って長く延びる形状を有しているが、図2Bおよび図2Dに示すように、厚さが薄い扁平な形状を成している。すなわち、熱式流量計300の筐体310は、側面に沿う厚さが薄く正面が略長方形の形状を有している。これにより、熱式流量計300は、被計測気体30に対しては流体抵抗を小さくして、十分な長さの副通路を備えることができる。
ハウジング302の基端部には、熱式流量計300を吸気管に固定するためのフランジ305と、外部機器との電気的な接続を行うために吸気管外部に露出した外部接続部であるコネクタ306が設けられている。ハウジング302は、フランジ305を吸気管に固定することにより片持ち状に支持される。
図3Aは、図2Aに示す熱式流量計300の表カバー303を取り外した状態の正面図である。図3Bは、図2Cに示す熱式流量計300の裏カバー304を取り外した状態の背面図である。
ハウジング302の先端側でかつ主流れ方向上流側の位置には、主通路124を流れる流体である吸入空気などの被計測気体30の一部を副通路307に取り込むための入口311が設けられている。このように、主通路124を流れる被計測気体30を副通路307取りこむための入口311は、フランジ305から主通路124の径方向の中心方向に向かって延びる筐体310の先端側に設けられる。
これにより、主通路124の内壁面から離れた部分の気体を副通路307に取り込むことができ、主通路124の内壁面の温度の影響を受け難くなり、気体の流量や温度の計測精度の低下を抑制できる。また、主通路124の内壁面近傍では流体抵抗が大きく、主通路124の平均的な流速に比べ、流速が低くなる。本実施形態の熱式流量計300では、フランジ305から主通路124の中央に向かって延びる薄くて長い筐体310の先端部に入口311が設けられているので、主通路124の中央部の流速の速い気体を副通路307に取り込むことができる。
ハウジング302の先端側でかつ主流れ方向下流側の位置には、副通路307から被計測気体30を主通路124に戻すための第1出口312と第2出口313が設けられている。第1出口312と第2出口313は、図2Dに示すように、ハウジング302の厚さ方向(Z軸方向)に横並びに配置されている。このように、副通路307の排出口である第1出口312および第2出口313が、筐体310の先端部に設けられることで、副通路307内を流れた気体を流速の速い主通路124の中央部近傍に戻すことができる。
ハウジング302の内部には、主通路124を流れる被計測気体30の流量を計測するための流量計測部451や主通路124を流れる被計測気体30の温度を計測するための温度計測部452等を備える回路パッケージ400が一体にモールド成形されている。また、ハウジング302には、副通路307を画定するための副通路溝330,331が形成されている。本実施形態では、ハウジング302の表面および裏面にそれぞれ副通路溝330,331が凹設されている。
そのため、ハウジング302の表面および裏面に表カバー303および裏カバー304を取り付け、ハウジング302の副通路溝330,331を表カバー303および裏カバー304で覆うことで、副通路307を画定する筐体310を構成することができる。このような構成を有するハウジング302は、たとえば、ハウジング302を成形する樹脂モールド工程において、ハウジング302の両面に配置される金型を使用して、ハウジング302の成形と表裏の副通路溝330,331の成形とを一括して行うことができる。
ハウジング302の裏側に設けられた副通路溝331は、図3Bに示すように、副通路307の一部に直線通路307Aを画定するための直線溝部332と、副通路307の一部に分岐通路307Bを画定するための分岐溝部333とを有している。
直線溝部332は、ハウジング302の先端部で被計測気体30の主流れ方向(X軸正方向)に沿うように一直線状に延在して、一端がハウジング302の入口311に連通し、他端がハウジング302の第1出口312に連通している。直線溝部332は、入口311から略一定の断面形状で延在する直線部332Aと、直線部332Aから第1出口312に向かって移行するに従って溝幅が漸次狭くなる絞り部332Bとを有している。第1出口312は、副通路307の直線通路307Aを流れる流体、すなわち被計測気体30の一部を排出する排出口となる。第1出口312を設置することで、副通路307から塵埃などの異物を外部に排出させ、副通路307の分岐通路307Bへ取りこまれる異物の総量を低減でき、流量計測部451の計測性能の劣化を防止できる。
分岐溝部333は、直線溝部332の直線部332Aから分岐してカーブしながらハウジング302の基端側に向かって進み、ハウジング302の長手方向である高さ方向(Y軸方向)の中央部に設けられている計測用流路341に連通する。分岐溝部333は、直線溝部332を構成する一対の側壁面のうち、ハウジング302の基端側に位置する側壁面332aに上流端が連通しており、底壁面333aが直線溝部332の直線部332Aの底壁面と段差なく面一に連続している。
分岐溝部333のカーブ内側の側壁面には、収容溝部333Aが設けられている。収容溝部333Aは凹部333Bを有している。凹部333Bは、収容溝部333Aに侵入した水を取りこみ、図2Cに示すように、裏カバー304の凹部333Bに対向する位置に穿設された排水孔376から筐体310の外部に排出させる。
計測用流路341は、ハウジング302を表側から裏側まで厚さ方向に貫通して形成されている。計測用流路341内には、回路パッケージ400の流路露出部430が突出して配置されている。分岐溝部333は、回路パッケージ400の流路露出部430よりも副通路307の上流側で計測用流路341に連通している。
本実施形態の熱式流量計300において、副通路307を画定する副通路溝331は、計測用流路341における被計測気体30の流れの上流側に、後述する傾斜通路を画定する急傾斜部333dを有している。より詳細には、副通路307の分岐通路307Bを画定する副通路溝331の分岐溝部333は、直線溝部332からハウジング302の高さ方向(Y軸方向)に計測用流路341へ向けて、主通路124の被計測気体30の主流れ方向と逆方向(X軸負方向)にカーブしながら延びている。
分岐溝部333によって画定される副通路307の分岐通路307Bは、曲線を描きながらハウジング302の先端側からフランジ305側である基端側に向かい、最もフランジ305に接近した位置に計測用流路341が設けられている。計測用流路341では、副通路307を流れる被計測気体30が主通路124の主流れ方向に対して逆方向(X軸負方向)の流れとなる。
本実施形態の熱式流量計300において、分岐溝部333は、ハウジング302の厚さ方向(Z軸方向)の溝深さが計測用流路341へ向けて漸次深くなる立体的な形状を有している(図4A参照)。そして、本実施形態の熱式流量計300において、分岐溝部333は、計測用流路341の手前で急激に深くなる急傾斜部333dを有している。
急傾斜部333dは、計測用流路341において、回路パッケージ400の流路露出部430が有する表面431と背面432のうち、流量計測部451の計測面451aが設けられている表面431側に被計測気体30の気体を通過させる作用を有する。そして、流量計測部451の背面側である回路パッケージ400の流路露出部430の背面432側には、被計測気体30に含まれる塵埃などの異物を通過させて流量計測部451の計測面451aの耐汚損性を向上させている。
より詳細には、質量の小さい空気の一部は、急傾斜部333dに沿って移動し、計測用流路341において、回路パッケージ400の流路露出部430の表面431側、すなわち、流量計測部451の計測面451a側の第1通路351(図4B参照)を流れる。一方、質量の大きい異物は、副通路307の分岐通路307Bのカーブに沿う遠心力によって急激な進路変更が困難である。そのため、質量の大きい異物は、急傾斜部333dに沿って流れることができず、回路パッケージ400の流路露出部430の背面432側、すなわち、流量計測部451の背面451b側の第2通路352(図4B参照)を流れる。
図3Aに示すハウジング302の表側に設けられた副通路溝330は、副通路307の分岐通路307Bの下流側の部分を画定する。副通路溝330によって画定される分岐通路307Bの下流側の部分は、一端が計測用流路341を介してハウジング302の裏側の分岐通路307Bの上流側の部分に連通し、他端がハウジング302の先端側に形成された第2出口313に連通する。
ハウジング302の表側に設けられた副通路溝330は、ハウジング302の先端側に移行するにしたがって、漸次、主流れ方向下流側に向かって進むようにカーブし、ハウジング302の先端部で被計測気体30の主流れ方向下流側に向かって直線状に延びて、第2出口313に向かって溝幅が漸次狭くなる形状を有している。計測用流路341を通過した被計測気体30および異物は、ハウジング302の表側に設けられた副通路溝330によって画定される副通路307の分岐通路307Bの下流側の部分を流れて、第2出口313から排出されて主通路124に戻される。
回路パッケージ400の流路露出部430は、計測用流路341を画定する副通路溝331の分岐溝部333の壁面から、ハウジング302の高さ方向(Y軸方向)においてハウジング302の先端側へ向けて、計測用流路341内に突出している。流路露出部430は、ハウジング302の厚さ方向(Z軸方向)に厚さを有し、計測用流路341を流れる被計測気体30の流れ方向に沿う長方形板状に形成されている。流路露出部430は、流量計測部451を支持して、流量計測部451を副通路307内に配置する支持部としての役割を有する。
図4Aは、図2Cに示す熱式流量計300のIVA−IVA線に沿う断面図である。図4Bは、図2Cに示す熱式流量計300のIVB−IVB線に沿う断面図である。
副通路307は、計測用流路341において、流量計測部451の計測面451a側に設けられた第1通路351と、流量計測部451の背面451b側に設けられた第2通路352とを有する。また、副通路307は、第1通路351の入口351aよりも第1通路351における流体の順流方向F、すなわち、第1通路351における被計測気体30の順流方向Fの上流側に設けられた傾斜通路361を有している。
被計測気体30である空気は、計測用流路341の第1通路351における被計測気体30の順流方向Fに沿って流れる。このとき、流量計測部451に設けられた熱伝達面である計測面451aを介して被計測気体30との間で熱伝達が行われ、流量の計測が行われる。なお、この流量の計測原理は、熱式流量計として一般的な計測原理を用いることができる。本実施形態の熱式流量計300のように、流量計測部451が計測した計測値に基づいて主通路124を流れる被計測気体30の流量を計測することができるものであれば、流量計測部451の構成は、特に限定されない。
本実施形態の熱式流量計300は、副通路307の計測用流路341において、流量計測部451の計測面451a側に設けられた第1通路351の入口351aよりも、第1通路351における被計測気体30の順流方向Fの上流側に設けられた傾斜通路361に特徴を有している。傾斜通路361は、流量計測部451よりも第2通路352側に、被計測気体30の順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜する第1傾斜面371を有している。
なお、本実施形態の熱式流量計300は、前述のように、主通路124内に配置され副通路307を画定する扁平な筐体310を備えているが、副通路307内に配置される流量計測部451の計測面451aは、筐体310の厚さ方向(Z軸方向)に概ね垂直になっている。
本実施形態の熱式流量計300において、副通路307は、前述のように、主通路124を流れる流体である被計測気体30の一部を取りこむ直線通路307Aを有している(図3B参照)。また、副通路307は、直線通路307Aを流れる流体である被計測気体30の一部を排出する排出口である第1出口312と、第1出口312よりも直線通路307Aを流れる流体の順流方向の上流側で直線通路307Aから分岐する分岐通路307Bと、を有している。前述の第1通路351、第2通路352、および傾斜通路361は、すべて分岐通路307Bに設けられている。
図5は、図4Aおよび図4Bに示す熱式流量計300の副通路307の模式的な展開図である。図5では、副通路307の計測用流路341の前後の部分における筐体310の厚さ方向(Z軸方向)に沿う断面を、筐体310の厚さ方向(Z軸方向)および長さ方向(X軸方向)に平行な断面に展開して表している。
本実施形態の熱式流量計300は、前述のように、主通路124を流れる流体である被計測気体30の一部を取りこむ副通路307と、該副通路307内に配置された流量計測部451と、を備えている。また、副通路307は、流量計測部451の計測面451a側に設けられた第1通路351と、流量計測部451の背面451b側に設けられた第2通路352と、第1通路351の入口351aよりも第1通路351における被計測気体30の順流方向Fの上流側に設けられた傾斜通路361と、を有している。この傾斜通路361は、流量計測部451よりも第2通路352側に、被計測気体30の順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜する第1傾斜面371を有している。
さらに、図5に示す例では、傾斜通路361は、流量計測部451の計測面451aに垂直な方向(Z軸方向)において第1傾斜面371に対向する第2傾斜面372を有している。第2傾斜面372は、第1傾斜面371と同様に、被計測気体30の順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜している。第2傾斜面372は、図3Bに示すようにハウジング302の分岐溝部333の底部に設けられ、ハウジング302の分岐溝部333に急傾斜部333dを形成している。
また、図5に示す例では、被計測気体30の順流方向Fに対する第2傾斜面372の傾斜角度θ2は、被計測気体30の順流方向Fに対する第1傾斜面371の傾斜角度θ1よりも大きくなっている。より具体的には、第1傾斜面371の傾斜角度θ1と第2傾斜面372の傾斜角度θ2との角度差は、たとえば、3°以上かつ15°以下とすることができる。
また、図5に示す例では、副通路307は、傾斜通路361よりも被計測気体30の順流方向Fの上流側の部分が、流量計測部451の計測面451aに垂直な方向(Z軸方向)において第1通路351よりも第2通路352側に設けられている。
また、図5に示す例では、副通路307は、被計測気体30の順流方向Fに平行で流量計測部451の計測面451aに垂直な断面において、第1傾斜面371の延長線L1と計測面451aの延長線L2とが、計測面451aよりも被計測気体30の順流方向Fの上流側で交差している。また、被計測気体30の順流方向Fにおいて、流量計測部451の支持部としての回路パッケージ400の流路露出部430の上流側の端部よりも上流側で、第1傾斜面371の延長線L1と計測面451aの延長線L2とが交差するようにしてもよい。
図6Aおよび図6Bは、それぞれ、図2Aに示す熱式流量計の表カバー303の正面図および背面図である。図7Aおよび図7Bは、それぞれ、図2Cに示す熱式流量計の裏カバー304の正面図および背面図である。
前述のように、表カバー303および裏カバー304は、副通路307を画定する筐体310の構成部材であり、それぞれ、ハウジング302に対向する背面側に、副通路307を画定するための副通路溝335,336を有している。表カバー303の副通路溝335は、図3Aに示すハウジング302の副通路溝330とともに、副通路307の計測用流路341およびその下流側の部分を画定する。
裏カバー304の副通路溝336は、図3Bに示すハウジング302の裏側に設けられた副通路溝331と同様に、副通路307の一部に直線通路307Aを画定するための直線溝部337と、副通路307の一部に分岐通路307Bを画定するための分岐溝部338とを有している。図4Aおよび図5に示す傾斜通路361の第1傾斜面371は、図7Bに示す裏カバー304の分岐溝部338の底部に設けられている。第1傾斜面371は、裏カバー304の分岐溝部338の底部に設けられた壁面304aに連続的に接続されている。
壁面304aは、図4Aおよび図5に示すように、副通路307の計測用流路341を画定し、流量計測部451の背面451b側の第2通路352に臨むように設けられている。このように、筐体310の厚さ方向(Z軸方向)における第2通路352の幅を規定する壁面304aを設けることで、計測用流路341を流れる被計測気体30の流速を向上させることができる。
以下、本実施形態の熱式流量計300の作用について説明する。
図8Aは、図5に示す熱式流量計300の副通路307を流れる流体の流速を示す図である。図8Aでは、副通路307を流れる被計測気体30の流速を白黒の濃淡で示しており、濃色であるほど被計測気体30の流速が高くなっている。
本実施形態の熱式流量計300では、副通路307の第1通路351の入口351aよりも、順流方向Fの上流側に設けられた傾斜通路361の第1傾斜面371によって、被計測気体30の順流方向Fの流れを第2通路352側から第1通路351側へ向けて偏向させることができる。これにより、被計測気体30の脈動時においても、第1通路351を順流方向Fに流れる流体の流速を従来よりも増加させることができる。
図8Bは、図5に示す第1傾斜面371を有しない比較例の熱式流量計の副通路307を流れる流体の流速を示す図である。図8Bにおいても、図8Aと同様に、被計測気体30の流速を白黒の濃淡で示している。
第1傾斜面371を有しない比較例の熱式流量計では、被計測気体30の順流方向Fの流れを第2通路352側から第1通路351側へ向けて偏向させる効果が小さい。そのため、第1通路351を流れる被計測気体30の流速が、第2通路352を流れる被計測気体30の流速よりも小さくなり、被計測気体30の脈動時においても、第1通路351を順流方向Fに流れる流体の流量が減少する。このような傾向は、流量計測部451の計測面451aに垂直な方向において、副通路307の傾斜通路361よりも上流側の部分が第1通路351よりも第2通路352側に設けられている場合に顕著になる。
図9は、図8Aに示す本実施形態の熱式流量計300による流速計測結果と、図8Bに示す比較例の熱式流量計による流速計測結果を示すグラフである。図9に示すグラフにおいて、横軸は入力流速、すなわち実際の被計測気体30の流速であり、縦軸は出力流速、すなわち本実施形態の熱式流量計300と比較例の熱式流量計から出力された流速である。被計測気体30の脈動を仮定して入力流速を変化させると、比較例の熱式流量計では出力流速が入力流速よりも大幅に低下するが、本実施形態の熱式流量計300では出力流速の低下が抑制される。
図10は、脈動時の実際の流体の流速と本実施形態の熱式流量計300および比較例の熱式流量計によって計測される流体の流速の一例を示すグラフである。図10に示すグラフにおいて、横軸は時間、縦軸は流速であり、実線は被計測気体30の実際の流速、すなわち入力流速であり、破線は、本実施形態の熱式流量計300によって計測された流速であり、一点鎖線は、比較例の熱式流量計によって計測された流速である。
図10に示す例では、1[m/s]を基準として3[m/s]から0[m/s]以下の逆流状態まで入力流速を変化させて、本実施形態の熱式流量計300と比較例の熱式流量計によって被計測気体30の流速を測定している。本実施形態の熱式流量計300では、図8Aに示すように、被計測気体30の順流方向Fにおける第1通路351の流速が増加することで、図10の破線に示すように、計測される流速の最高値が上昇し、その結果、計測された流速の平均値V1が、入力流速の平均値V0と概ね等しくなる。
一方、比較例の熱式流量計では、図8Bに示すように、被計測気体30の順流方向Fにおける第1通路351の流速が低下し、図10の一点鎖線に示すように、計測される流速の最高値が十分に増加せず、その結果、計測された流速の平均値V2が、入力流速の平均値V0よりも低下する。
本実施形態の熱式流量計300では、流速の計測値として、たとえば、流速の平均値V1を用いるため、流速の平均値V1が、実際の被計測気体30の流速の平均値V0よりも減少するのを抑制することが重要になる。図10に示すように、本実施形態の熱式流量計300では、流速の平均値V1を、比較例の熱式流量計による流速の平均値V2よりもプラス側にシフトさせ、実際の被計測気体30の流速の平均値V0に近づけることができる。
図11Aおよび図11Bは、それぞれ、図8Aに示す実施形態1の熱式流量計および図8Bに示す比較例の熱式流量計の計測誤差の一例を示すグラフである。図11Aに示すように、本実施形態の熱式流量計300では、図8Aに示すように、被計測気体30の順流方向Fにおける第1通路351の流速が増加することで、被計測気体30の流速の脈動振幅が大きくなっても、計測される流速の誤差を抑制することができる。これに対し、比較例の熱式流量計では、図8Bに示すように、被計測気体30の順流方向Fにおける第1通路351の流速が低下することで、被計測気体30の流速の脈動振幅が大きくなると、計測される流速の誤差が増大する。
以上のように、本実施形態の熱式流量計300は、副通路307の計測用流路341において、流量計測部451の計測面451a側に設けられた第1通路351の入口351aよりも、第1通路351における被計測気体30の順流方向Fの上流側に設けられた傾斜通路361が設けられている。そして、傾斜通路361は、流量計測部451よりも第2通路352側に、被計測気体30の順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜する第1傾斜面371を有している。
このような構成により、本実施形態の熱式流量計300は、傾斜通路361の第1傾斜面371によって、被計測気体30の順流方向Fの流れを第2通路352側から第1通路351側へ向けて偏向させることができる。これにより、被計測気体30の脈動時においても、第1通路351を順流方向Fに流れる被計測気体30の流量を従来よりも増加させることができる。したがって、本実施形態の熱式流量計300によれば、被計測気体30の脈動時においても、流量計測部451によって計測される流速が実際の流速よりも低下するのを抑制し、計測誤差を従来よりも減少させることができる。
また、本実施形態の熱式流量計300において、傾斜通路361は、図5に示すように、流量計測部451の計測面451aに垂直な方向(Z軸方向)において第1傾斜面371に対向する第2傾斜面372を有している。そして、第2傾斜面372は、第1傾斜面371と同様に、被計測気体30の順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜している。これにより、傾斜通路361の第1傾斜面371によって偏向させた被計測気体30の流れに渦が発生するのを抑制し、第1通路351を順流方向Fに流れる被計測気体30の流量を増加させることができる。
また、本実施形態の熱式流量計300において、被計測気体30の順流方向Fに対する第2傾斜面372の傾斜角度θ2は、被計測気体30の順流方向Fに対する第1傾斜面371の傾斜角度θ1よりも大きくなっている。これにより、傾斜通路361の第1傾斜面371によって偏向させた被計測気体30の流れに渦が発生するのをより効果的に抑制し、第1通路351を順流方向Fに流れる被計測気体30の流量を増加させることができる。また、流量計測部451の耐汚損性と、被計測気体30の真の流速に対する熱式流量計300の計測流速の低下を両立させることが可能になる。
また、第1傾斜面371の傾斜角度θ1と第2傾斜面372の傾斜角度θ2との角度差を、たとえば、3°以上かつ15°以下とすることで、拡径された管で発生しやすい渦を抑制することができる。すなわち、傾斜通路361が拡径する角度を緩やかにして、計測用流路341における被計測気体30の流れを整流し、第1通路351および第2通路352における被計測気体30の流れを安定化させることができる。
また、本実施形態の熱式流量計300において、副通路307は、傾斜通路361よりも被計測気体30の順流方向Fの上流側の部分が、流量計測部451の計測面451aに垂直な方向(Z軸方向)において第1通路351よりも第2通路352側に設けられている。
そのため、図8Bに示すように、傾斜通路361に第1傾斜面371を有しない場合には、第2通路352を流れる被計測気体30の流速が第1通路351を流れる被計測気体30の流速よりも大きくなり、第1通路351を流れる被計測気体30の流速が低下する。しかし、傾斜通路361に第1傾斜面371を有することで、被計測気体30の順流方向Fの流れを第2通路352側から第1通路351側へ向けて偏向させ、第1通路351を順流方向Fに流れる流体の流速を増加させることができる。
また、本実施形態の熱式流量計300では、図5に示すように、第1傾斜面371の延長線L1と計測面451aの延長線L2とが、計測面451aよりも被計測気体30の順流方向Fの上流側で交差している。これにより、第1傾斜面371に沿って流れることで第2通路352側から第1通路351側へ向けて偏向された被計測気体30が第1通路351に導入されやすくなる。また、第1傾斜面371の延長線L1と計測面451aの延長線L2とが、回路パッケージ400の流路露出部430の上流側の端部よりも上流側で交差する場合には、偏向された被計測気体30が第1通路351により導入されやすくなる。
以上説明したように、本実施形態の熱式流量計300によれば、被計測気体30の脈動時においても、流量計測部451によって計測される流速が実際の流速よりも低下するのを抑制し、計測誤差を従来よりも減少させることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の熱式流量計の実施形態2について、図1から図4Bおよび図6Aから図7Bを援用し、図12を用いて説明する。図12は、前述の実施形態1の熱式流量計300の図5に相当する本実施形態の熱式流量計の副通路307の模式的な展開図である。
以下、本実施形態の熱式流量計について、図5に示す前述の実施形態1の熱式流量計300との相違点を中心に説明する。以下に説明する構成以外については、本実施形態の熱式流量計は、前述の実施形態1の熱式流量計と同様の構成を有している。そのため、実施形態1の熱式流量計300と同様の部分には同一の符号を付して、説明を適宜省略する。
図12に示すように、本実施形態の熱式流量計は、筐体310の厚さ方向(Z軸方向)において対向する副通路307の壁面のうち、第2通路352側の壁面に、筐体310の厚さ方向(Z軸方向)に突出する凸部381が設けられている。凸部381は、第1傾斜面371を有している。この第1傾斜面371が設けられた範囲が、本実施形態の熱式流量計の副通路307における傾斜通路361である。
図12に示す第1傾斜面371は、図5に示す第1傾斜面と同様に、流量計測部451よりも第2通路352側に設けられ、順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜している。また、図12に示す第1傾斜面371は、第1傾斜面371の延長線L1と計測面451aの延長線L2とが、計測面451aよりも順流方向Fの上流側で、かつ、流量計測部451の支持部としての回路パッケージ400の流路露出部430よりも順流方向Fの上流側で交差している。
また、本実施形態の熱式流量計は、副通路307の傾斜通路361に第2傾斜面372を有さず、副通路307の傾斜通路361よりも順流方向Fの上流側の部分が、計測面451aに垂直な方向において第1通路351よりも第2通路352側に設けられていない。
しかし、本実施形態の熱式流量計は、実施形態1の熱式流量計300と同様に、副通路307に第1通路351と第2通路352と傾斜通路361とを有し、傾斜通路361は、流量計測部451よりも第2通路352側に、順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜する第1傾斜面371を有している。
したがって、本実施形態の熱式流量計によれば、傾斜通路361の第1傾斜面371によって、被計測気体30の順流方向Fの流れを第2通路352側から第1通路351側へ向けて偏向させることができ、前述の実施形態1の熱式流量計300と同様の効果を得ることができる。
(実施形態3)
次に、本発明の熱式流量計の実施形態3について、図1から図4Bおよび図6Aから図7Bを援用し、図13を用いて説明する。図13は、前述の実施形態1の熱式流量計300の図5に相当する本実施形態の熱式流量計の副通路307の模式的な展開図である。
以下、本実施形態の熱式流量計について、図12に示す前述の実施形態2の熱式流量計300との相違点を中心に説明する。以下に説明する構成以外については、本実施形態の熱式流量計は、前述の実施形態2の熱式流量計と同様の構成を有している。そのため、実施形態2の熱式流量計および実施形態1の熱式流量計300と同様の部分には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図13に示すように、本実施形態の熱式流量計は、筐体310の厚さ方向(Z軸方向)において対向する副通路307の壁面のうち、第2通路352側の壁面304aが、筐体310の厚さ方向(Z軸方向)に突出している。この壁面304aは、たとえば裏カバー304の背面を突出させることで設けられている。副通路307における被計測気体30の順流方向Fの上流側の壁面304aの端部には、第1傾斜面371が設けられている。この第1傾斜面371が設けられた範囲が、本実施形態の熱式流量計の副通路307における傾斜通路361である。
本実施形態の熱式流量計は、図5に示す実施形態1の熱式流量計300および図12に示す実施形態2の熱式流量計と同様に、副通路307に第1通路351と第2通路352と傾斜通路361とを有し、傾斜通路361は、流量計測部451よりも第2通路352側に、順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜する第1傾斜面371を有している。
したがって、本実施形態の熱式流量計によれば、傾斜通路361の第1傾斜面371によって、被計測気体30の順流方向Fの流れを第2通路352側から第1通路351側へ向けて偏向させることができ、前述の実施形態1の熱式流量計300および実施形態2の熱式流量計と同様の効果を得ることができる。
(実施形態4)
次に、本発明の熱式流量計の実施形態4について、図1から図4Bおよび図6Aから図7Bを援用し、図14を用いて説明する。図14は、前述の実施形態1の熱式流量計300の図5に相当する本実施形態の熱式流量計の副通路307の模式的な展開図である。
以下、本実施形態の熱式流量計について、図12に示す前述の実施形態2の熱式流量計との相違点を中心に説明する。以下に説明する構成以外については、本実施形態の熱式流量計は、前述の実施形態2の熱式流量計と同様の構成を有している。そのため、実施形態2の熱式流量計および実施形態1の熱式流量計300と同様の部分には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図14に示すように、本実施形態の熱式流量計は、流量計測部451の支持部としての回路パッケージ400の流路露出部430が、第1通路351における被計測気体30の順流方向F(X軸負方向)に対して傾斜して設けられている。より具体的には、流路露出部430の第1通路351側の表面431が、順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜している。
なお、本実施形態の熱式流量計において、第1通路351は、副通路307内の回路パッケージ400の流路露出部430によって流量計測部451の計測面451a側に設けられた通路のうち、筐体310の厚さ方向(Z軸方向)において計測面451aに重なる部分である。
本実施形態の熱式流量計では、順流方向Fに対して傾斜する流路露出部430の表面431のうち、第1通路351の入口よりも順流方向Fの上流側の部分が第1傾斜面371となっている。そして、流路露出部430によって流量計測部451の計測面451a側に設けられた通路のうち、第1通路351の入口351aよりも順流方向Fの上流側の部分が傾斜通路361となっている。
すなわち、本実施形態の熱式流量計は、実施形態2および実施形態3の熱式流量計と同様に、副通路307に第1通路351と第2通路352と傾斜通路361とを有し、傾斜通路361は、流量計測部451よりも第2通路352側に、順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜する第1傾斜面371を有している。
したがって、本実施形態の熱式流量計によれば、傾斜通路361の第1傾斜面371によって、被計測気体30の順流方向Fの流れを第2通路352側から第1通路351側へ向けて偏向させることができ、実施形態2および実施形態3の熱式流量計と同様の効果を得ることができる。
(実施形態5)
次に、本発明の熱式流量計の実施形態5について、図1から図4Bおよび図6Aから図7Bを援用し、図15を用いて説明する。図15は、前述の実施形態1の熱式流量計300の図5に相当する本実施形態の熱式流量計の副通路307の模式的な展開図である。
以下、本実施形態の熱式流量計について、図5に示す前述の実施形態1の熱式流量計との相違点を中心に説明する。以下に説明する構成以外については、本実施形態の熱式流量計は、前述の実施形態1の熱式流量計300と同様の構成を有している。そのため、実施形態1の熱式流量計300と同様の部分には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の熱式流量計において、副通路307は、第1通路351の出口351bよりも順流方向Fの下流側に第2傾斜通路362を有している。第2傾斜通路362は、流量計測部451よりも第1通路351側に、順流方向Fに対して第1通路351側から第2通路352側へ向けて傾斜する第3傾斜面373を有している。
また、本実施形態の熱式流量計において、第2傾斜通路362は、計測面451aに垂直な方向(Z軸方向)において第3傾斜面373に対向する第4傾斜面374を有している。第4傾斜面374は、順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜している。
さらに、本実施形態の熱式流量計において、副通路307は、第2傾斜通路362よりも順流方向Fの下流側の部分が、計測面451aに垂直な方向(Z軸方向)において第2通路352よりも第1通路351側に設けられている。換言すると、副通路307は、計測用流路341の順流方向Fの上流側と下流側に、流量計測部451上の点に対して点対称の構成を有する傾斜通路361と第2傾斜通路362とを有している。
本実施形態の熱式流量計は、前述の実施形態1の熱式流量計300と同様の構成を有することで、前述の実施形態1の熱式流量計300と同様の効果を得られる。加えて、本実施形態の熱式流量計は、第2傾斜通路362を有することで、計測用流路341の被計測気体30の順流方向Fの下流側から、順流方向Fと逆の逆流方向Rに流れる被計測気体30を、第3傾斜面373によって第1通路351側から第2通路352側へ向けて偏向させることができる。
これにより、被計測気体30の脈動時において、第2通路352を逆流方向R(X軸正方向)に流れる被計測気体30の流量を従来よりも増加させ、第1通路351を逆流方向Rに流れる被計測気体30の流速を従来よりも減少させることができる。これにより、図10に破線で示す流速の波形の負のピークをプラス側にシフトさせ、熱式流量計によって計測される流速の平均値V1を、実際の被計測気体30の流速の平均値V0により近付けることができる。
さらに、本実施形態の熱式流量計において、第2傾斜通路362は、第3傾斜面373に対向し、順流方向Fに対して第2通路352側から第1通路351側へ向けて傾斜する第4傾斜面374を有している。これにより、第2傾斜通路362の第3傾斜面373によって偏向させた被計測気体30の逆流方向Rの流れに渦が発生するのを抑制し、第2通路352を逆流方向Rに流れる被計測気体30の流量を増加させることができる。
したがって、本実施形態の熱式流量計によれば、被計測気体30の脈動時においても、流量計測部451によって計測される流速が実際の流速よりも低下するのをより効果的に抑制し、計測誤差を従来よりも減少させることができる。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
30 被計測気体(流体)
124 主通路
300 熱式流量計
307 副通路
307A 直線通路
307B 分岐通路
310 筐体
312 第1出口(排出口)
351 第1通路
351a 入口
351b 第1通路の出口
352 第2通路
361 傾斜通路
362 第2傾斜通路
371 第1傾斜面
372 第2傾斜面
373 第3傾斜面
374 第4傾斜面
451 流量計測部
451a 計測面
451b 背面
F 順流方向
L1 第1傾斜面の延長線
L2 計測面の延長線
θ1 第1傾斜面の傾斜角度
θ2 第2傾斜面の傾斜角度

Claims (9)

  1. 主通路を流れる流体の一部を取りこむ副通路と、該副通路内に配置された流量計測部と、を備えた熱式流量計であって、
    前記副通路は、前記流量計測部の計測面側に設けられた第1通路と、前記流量計測部の背面側に設けられた第2通路と、前記第1通路の入口よりも前記第1通路における前記流体の順流方向の上流側に設けられた傾斜通路と、を有し、
    前記傾斜通路は、前記流量計測部よりも第2通路側に、前記順流方向に対して前記第2通路側から第1通路側へ向けて傾斜する第1傾斜面を有することを特徴とする熱式流量計。
  2. 前記傾斜通路は、前記流量計測部の計測面に垂直な方向において前記第1傾斜面に対向する第2傾斜面を有し、
    前記第2傾斜面は、前記順流方向に対して前記第2通路側から前記第1通路側へ向けて傾斜することを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  3. 前記順流方向に対する前記第2傾斜面の傾斜角度は、前記順流方向に対する前記第1傾斜面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の熱式流量計。
  4. 前記副通路は、前記傾斜通路よりも前記順流方向の上流側の部分が、前記流量計測部の計測面に垂直な方向において前記第1通路よりも前記第2通路側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  5. 前記副通路は、前記順流方向に平行で前記流量計測部の計測面に垂直な断面において、前記第1傾斜面の延長線と前記計測面の延長線とが、前記流計測面よりも前記順流方向の上流側で交差することを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  6. 前記副通路は、前記主通路を流れる前記流体の一部を取りこむ直線通路と、該直線通路を流れる前記流体の一部を排出する排出口と、該排出口よりも前記直線通路を流れる前記流体の順流方向の上流側で前記直線通路から分岐する分岐通路と、を有し、
    前記第1通路、前記第2通路、および前記傾斜通路は、前記分岐通路に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  7. 前記主通路内に配置され前記副通路を画定する扁平な筐体を備え、
    前記流量計測部の計測面は、前記筐体の厚さ方向に垂直であることを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  8. 前記副通路は、前記第1通路の出口よりも前記順流方向の下流側に第2傾斜通路を有し、
    前記第2傾斜通路は、前記流量計測部よりも前記第1通路側に、前記順流方向に対して前記第1通路側から前記第2通路側へ向けて傾斜する第3傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  9. 前記第2傾斜通路は、前記流量計測部の計測面に垂直な方向において前記第3傾斜面に対向する第4傾斜面を有し、
    前記第4傾斜面は、前記順流方向に対して前記第2通路側から前記第1通路側へ向けて傾斜することを特徴とする請求項8に記載の熱式流量計。
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