JPWO2017204117A1 - 流体計測装置 - Google Patents

流体計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017204117A1
JPWO2017204117A1 JP2018519251A JP2018519251A JPWO2017204117A1 JP WO2017204117 A1 JPWO2017204117 A1 JP WO2017204117A1 JP 2018519251 A JP2018519251 A JP 2018519251A JP 2018519251 A JP2018519251 A JP 2018519251A JP WO2017204117 A1 JPWO2017204117 A1 JP WO2017204117A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow velocity
fluid
propagation time
ultrasonic
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018519251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6614345B2 (ja
Inventor
木代 雅巳
雅巳 木代
泰文 森本
泰文 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Publication of JPWO2017204117A1 publication Critical patent/JPWO2017204117A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6614345B2 publication Critical patent/JP6614345B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/66Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by measuring frequency, phase shift or propagation time of electromagnetic or other waves, e.g. using ultrasonic flowmeters
    • G01F1/667Arrangements of transducers for ultrasonic flowmeters; Circuits for operating ultrasonic flowmeters
    • G01F1/668Compensating or correcting for variations in velocity of sound
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/66Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by measuring frequency, phase shift or propagation time of electromagnetic or other waves, e.g. using ultrasonic flowmeters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
    • G01P5/24Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring the direct influence of the streaming fluid on the properties of a detecting acoustical wave
    • G01P5/245Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring the direct influence of the streaming fluid on the properties of a detecting acoustical wave by measuring transit time of acoustical waves

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

流体における音速が変化する場合であっても、精度良く流体の流速を計測することができること。流体計測装置(1)は、流体(102)へ超音波を送受信する少なくとも一対の超音波送受信手段と、超音波の伝搬時間を計測する時間計測部(34)と、超音波の伝搬時間から流体の流速を求める流速計測部(36)と、を備え、時間計測部が、上流側の超音波送受信手段(10a)から下流側の超音波送受信手段(10b)に超音波が伝搬する第1の伝搬時間(Tf)と、下流側の超音波送受信手段から上流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する第2の伝搬時間(Tr)を計測する。流速計測部が、第1の伝搬時間の次に第2の伝搬時間を計測して求めた流速Vaと、第2の伝搬時間の次に第1の伝搬時間を計測して求めた流速Vbとを使って誤差をキャンセルして流体の流速Vを求める。

Description

本発明は、超音波を利用して流体の流速や流量を計測する流体計測装置に関する。
一般的に超音波を利用して流体の流速や流量を計測する方法として、伝搬時間差法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この方法は、流体の流れに対し、流れに沿う方向と流れに逆らう方向で超音波を送受信し、この2方向の超音波の伝搬時間の違いが流体の流速により変化する現象を利用している。特許文献1には、超音波の送受信を複数回実施して、測定された波形を同期加算平均することで、S/N比(信号と雑音の比:Signal to Noise Ratio)を向上させる技術が開示されている。
特許第5326697号公報
伝搬時間差法において、超音波の音速は一定ではなく、温度等の他の物理量の影響を受けて変化する。このため、伝搬時間差法によって流体に対する超音波の伝搬時間を複数回測定してS/N比を向上させようとすると、計測時間が長くなる分だけ温度変化の影響を長く受けて、計測誤差が大きくなる問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、流体における音速が変化する場合であっても、精度良く流体の流速を計測することができる流体計測装置を提供することにある。
本発明の流体計測装置は、配管内を流れる流体へ超音波を送受信する少なくとも一対の超音波送受信手段と、前記超音波送受信手段により送受信された超音波の伝搬時間を計測する時間計測部と、前記時間計測部で計測された超音波の伝搬時間から流体の流速を求める流速計測部と、を備え、前記一対の超音波送受信手段の一方が前記配管の上流、他方が前記配管の下流に配設され、前記時間計測部が、前記上流側の超音波送受信手段から前記下流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する第1の伝搬時間及び前記下流側の超音波送受信手段から前記上流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する第2の伝搬時間を計測し、前記流速計測部が、第1の伝搬時間の次に第2の伝搬時間を計測して求めた流速Vaと、第2の伝搬時間の次に第1の伝搬時間を計測して求めた流速Vbとを使って誤差をキャンセルするように流体の流速を求めることを特徴とする。
この構成により、流体における音速が変化することにより流体の流速の計測結果に誤差が生じる場合であっても、伝搬時間の計測順序を替えて流速Vaと流速Vbを計測することで、流速Vaに生じる誤差と流速Vbに生じる誤差の正負を逆にすることができる。よって、流速Vaと流速Vbを用いることで誤差をキャンセルできるため、超音波の伝搬時間を複数回測定してS/N比を向上させて、流体の流速を精度良く計測することができる。
本発明によれば、流体における音速が変化する場合であっても、精度良く流体の流速を計測することができる。
一実施の形態に係る流体計測装置の概略構成図である。 時間経過に伴う流体の音速の変化の説明図である。 上記実施の形態に係る複数対の超音波送受信手段を示す図である。 比較例に係る流体の計測結果を示す図である。 上記実施の形態に係る流体の計測結果を示す図である。 上記実施の形態に係る流体の計測結果を示す図である。 上記実施の形態に係る流体の計測結果を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る流体計測装置について、詳細に説明する。図1は、一実施の形態の流体計測装置の概略構成図である。
流体計測装置1は、配管100内に流れる流体102の流速を超音波を用いて計測する。配管100には、一対の超音波送受信手段として一対の超音波プローブ10a、10bが、流体102の流れに対して斜め方向で対向するように配置されている。超音波プローブ10aは、配管100内の流体102の流れに対して上流側に配設され、超音波プローブ10bは下流側に配設されている。超音波プローブ10a、10bは、それぞれ配管100に取り付けられた楔12a、12bと、楔12a、12bに超音波を印加する超音波振動子11a、11bとを備えている。
超音波振動子11aは、スイッチ部33aを介して、送信部31及び受信部32に接続され、超音波振動子11bは、スイッチ部33bを介して送信部31及び受信部32に接続されている。スイッチ部33a、33bは、超音波プローブ10a、10bの接続先を送信部31又は受信部32に切り替えて、一対の超音波プローブ10a、10bを送信用又は受信用に切り替えている。
送信部31は時間計測部34に接続されており、時間計測部34の指示に応じて超音波振動子11a、11bに駆動信号を出力する。受信部32は、時間計測部34に接続されており、超音波振動子11a、11bに入力された電気信号を時間計測部34に出力する。
時間計測部34は、送信部31から駆動信号が出力されてから、受信部32から電気信号が入力されるまでの伝搬時間を計測する。スイッチ部33a、33bはそれぞれ制御部35に接続されており、制御部35からの信号によってスイッチ33a、33bは切り替えられ、超音波プローブ10a、10bの送受信関係が反対にされる。
流体計測装置1では、時間計測部34の指示により、送信部31からスイッチ部33aを介して超音波の波形に応じた駆動信号(電流)を超音波振動子11aに印加して、超音波を発生させる。超音波は楔12a及び壁面101を透過し、配管100内の流体102に所定の角度ψで入射する。配管100内に入射した超音波は、流体102の流れに沿って超音波プローブ10aに対向する超音波プローブ10bに伝搬される。超音波プローブ10bに伝搬された超音波は、超音波振動子11bで電気信号に変換され、スイッチ33bを介して受信部32に入力される。これにより、時間計測部34では、上流の超音波プローブ10aから下流の超音波プローブ10bに向かう超音波の伝搬時間Tfが計測される。
また超音波プローブ10a、10bを逆に切り替えると、送信部31からスイッチ部33bを介して超音波振動子11bに駆動信号を印加して超音波を発生させる。超音波は楔12b及び壁面101を透過し、配管100内の流体102に所定の角度ψで入射して、超音波プローブ10aに伝搬される。超音波振動子11aに入力された超音波は電気信号に変換され、スイッチ33aを介して受信部32に入力される。これにより、時間計測部34では、下流側の超音波プローブ10bから上流側の超音波プローブ10aに向かう超音波の伝搬時間Trが計測される。
時間計測部34には、制御部35を介して流速計測部36が接続され、流速計測部36には流量計測部37が接続されている。流速計測部36は超音波の伝搬時間Tf、Trから流体102の流速を算出し、流量計測部37は流速計測部36で求められた流体102の流速から流体102の流量を算出する。流速計測部36で求められた流体102の流速は、除去処理部(不図示)において、例えば後述するダンピング処理等を行って高周波成分が除去されてもよい。これにより、計測結果を安定化させ、流体102の流速の計測結果における誤差を小さくすることができる。
なお、時間計測部34、制御部35、流速計測部36、流量計測部37は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成される。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。時間計測部34は、時間計測回路、時間計測器、時間計測装置等で構成されていてもよい。制御部35は、制御回路、制御器、制御装置等で構成されていてもよい。流速計測部36は、流速計測回路、流速計測器、流速計測装置等で構成されていてもよい。流量計測部37は、流量計測回路、流量計測器、流量計測装置等で構成されていてもよい。
次に一般的な流体102の流速Vと流量Qの算出方法について説明する。伝搬時間Tr、Tfは、流体102の流速V、流体102の音速C、超音波プローブ10aから超音波プローブ10bまでの超音波の伝搬路長L、流体102の流れ方向に対する超音波の伝搬方向の角度ψを用いて、次のように表わされることが知られている。
Tf=L/(C+Vcosψ) (1)
Tr=L/(C−Vcosψ) (2)
式(1)、(2)より、流体102の流速Vについて解くと式(3)が示される。
V=L/2cosψ×((1/Tf)−(1/Tr)) (3)
流体の流量Qは、流体102の流速V、配管100の断面積Aを用いて式(4)のように表わされる。
Q=V×A (4)
配管100の断面積Aは、配管100の内径Dを用いて式(5)のように表わされる。
A=(D/2)×π (5)
ここで、伝搬時間TfあるいはTrの計測を複数回連続して実施し、測定された波形を同期加算平均することでS/N比を向上させて、測定精度を改善することが可能である。
しかしながら、式(1)から(3)で示される流体102の流速Vは、流体102の音速Cが一定であることを前提としている。実際には、流体102の音速Cは、例えば流体102の温度により変化することが知られている。ここで、伝搬時間Tfを計測したときの流体102の音速Cに対して、音速の変化を考慮した伝搬時間Tr´を計測したときの流体102の音速がC+ΔCに変化した場合、伝搬時間Tr´は式(6)のように表わされる。
Tr´=L/(C+ΔC−Vcosψ) (6)
式(3)、式(6)より、流体102の流速V´を求めると、式(7)のように示される。
V´=L/2cosψ×((1/Tf)−(1/Tr´))
=(C+Vcosψ−(C+ΔC−Vcosψ))/2cosψ
=V−(ΔC/2cosψ) (7)
式(7)に示すように、流体102の流速V´に−(ΔC/2cosψ)だけ誤差が発生する。
超音波の送受信を複数回実施してS/N比を向上させようとすると、伝搬時間Tf、Trを計測する時間が長くなり、音速Cの変化による影響を長く受けて、流体102の音速Cの変化ΔCが大きくなる傾向がある。このため、流体102の流速V´の誤差は増大する。そこで、本実施の形態においては、超音波の伝搬時間Tf、Trを複数回測定することで、流体102の流速V´の誤差が大きくなる場合であっても、伝搬時間Tr、Tfの計測順序を替えて流体の流速を計測することで、誤差をキャンセルするようにしている。
以下、流速計測部36による流体102の流速Vの計測方法について詳細に説明する。本実施の形態においては、流速計測部36は、伝搬時間Tfの次に伝搬時間Trを計測して求めた流体102の流速Vaと、伝搬時間Trの次に伝搬時間Tfを計測して求めた流体102の流速Vbとを使って、計測誤差をキャンセルする。
具体的には、時間計測部34により、最初に伝搬時間Tf1が計測される。次に制御部35によりスイッチ部33a、33bが切り替えられて、続いて時間計測部34により伝搬時間Tr1が計測される。続いて時間計測部34により、伝搬時間Tr2が測定される。再び制御部35によりスイッチ部33a、33bが切り替えられて、時間計測部34により伝搬時間Tf2が計測される。伝搬時間Tf1、Tr1、Tr2、Tf2は流速計測部36に入力され、時間計測部34で流体102の流速Vが算出される。
ここで、図2Aに示すように流体102の音速がCからそれぞれC+ΔC1、C+ΔC2、C+ΔC3に変化したとすると、伝搬時間Tf1、Tr1、Tr2、Tf2は式(8)から(11)のように示される。なお、図2Aの横軸は時間、縦軸に水の音速を示しており、所定の期間に亘って水温が変化した場合の音速Cの変化を示している。
Tf1=L/(C+Vcosψ) (8)
Tr1=L/(C+ΔC1−Vcosψ) (9)
Tr2=L/(C+ΔC2−Vcosψ) (10)
Tf2=L/(C+ΔC3+Vcosψ) (11)
ここで、流体102(水)において時間計測部34で計測される伝搬時間Tf1、Tr1、Tr2、Tf2の計測間隔を一定とすると、各計測間隔は短いため各計測間隔における流体102の音速の変化量は一定となり、ΔC1=ΔCとすると、ΔC2=2ΔC、ΔC3=3ΔCと表すことができる。
これらを式(8)から(11)に代入すると、伝搬時間Tf1、Tr1、Tr2、Tf2は式(12)から(15)のように示される。
Tf1=L/(C+Vcosψ) (12)
Tr1=L/(C+ΔC−Vcosψ) (13)
Tr2=L/(C+2ΔC−Vcosψ) (14)
Tf2=L/(C+3ΔC+Vcosψ) (15)
伝搬時間Tf1とTr1とから求めた流体102の流速をVa、伝搬時間Tr2とTf1とから求めた流体102の流速をVbとし、式(12)から(15)より流体102の流速Va、Vbについて解くと式(16)、(17)が示される。
Va=L/2cosψ×((1/Tf1)−(1/Tr1))
=((C+Vcosψ)−(C+ΔC−Vcosψ)/2cosψ
=V−(ΔC/2cosψ) (16)
Vb=L/2cosψ×((1/Tf2)−(1/Tr1))
=((C+3ΔC+Vcosψ)−(C+2ΔC−Vcosψ)/2cosψ
=V+(ΔC/2cosψ) (17)
式(16)、(17)を用いて流体102の流速Vaと流速Vbを平均して流体の流速V´を求めると、式(18)のように示される。
V´=(Va+Vb)/2
=((V−(ΔC/2cosψ))+(V+(ΔC/2cosψ))/2
=V (18)
このように、流体102の流速Vaを求めると誤差+(ΔC/2cosψ)が発生し、流体102の流速Vbを求めると誤差−(ΔC/2cosψ)が発生するため、VaとVbの平均をとることにより誤差をキャンセルすることができる。本実施の形態の流体計測装置1は、時間計測部34で伝搬時間Tf、Trの計測順序を替えて伝搬時間を計測し、流速計測部36で流体102の流速Va及び流速Vbを求めて誤差をキャンセルすることで、流体の流速Vを精度良く求めることができる。流量計測部37は、流速計測部36で算出された流体102の流速Vを用いて、上記式(4)より流体102の流量Qを算出する。
また、制御部35でスイッチ部33a、33bを切り替えることにより、時間計測部34で伝搬時間をTf1、Tr1、Tf2、Tr2、・・・のように交互に計測し、流速計測部36で伝搬時間Tf1とTr1とから流体102の流速Vaを求め、伝搬時間Tr1とTf2とから流体102の流速Vbを求めてもよい。図2Bに示すように、伝搬時間Tr1、Tf2、・・・に対応する流体102の音速の変化がΔC、2ΔCだとすると、伝搬時間Tf1、Tr1、Tf2は式(19)から(21)のように示される。
Tf1=L/(C+Vcosψ) (19)
Tr1=L/(C+ΔC−Vcosψ) (20)
Tf2=L/(C+2ΔC+Vcosψ) (21)
伝搬時間Tf1とTr1とから求めた流体102の流速をVa、伝搬時間Tr1とTf2とから求めた流体102の流速をVbとすると、式(22)、(23)が示される。
Va=L/2cosψ×((1/Tf1)−(1/Tr1))
=((C+Vcosψ)−(C+ΔC−Vcosψ)/2cosψ
=V−(ΔC/2cosψ) (22)
Vb=L/2cosψ×((1/Tf2)−(1/Tr1))
=((C+2ΔC+Vcosψ)−(C+ΔC−Vcosψ)/2cosψ
=V+(ΔC/2cosψ) (23)
式(22)、(23)を用いて流体102の流速Vaと流速Vbを平均して流体の流速V´を求めると、式(24)のように示される。上記した伝搬時間Tf1、Tr1、Tr2、Tf2から流体102の流速Vを求めるよりも、流速Vaと流速Vbの算出に共通のTr1を用いることで伝搬時間の計測回数を少なくして、誤差をキャンセルすることができる。
V´=(Va+Vb)/2
=((V−(ΔC/2cosψ))+(V+(ΔC/2cosψ))/2
=V (24)
さらに、伝搬時間Tf2とTr2とから流体102の流速Vaを求め、伝搬時間Tr2とTf3(3回目の上流側から下流側の超音波プローブに超音波が伝搬する伝搬時間)とから流体102の流速Vbを求めることにより、流体102の流速Vを精度良く計測し続けていくことができる。
また、伝搬時間Tfの計測を複数回連続して実施すると共に、伝搬時間Trの計測を複数回連続して実施することで、S/N比を向上させ、測定精度を改善することができる。
次に図3を参照して、複数対の超音波プローブを用いた測定方法について説明する。図3は、上記実施の形態に係る複数対の超音波送受信手段を示す図である。図3Aは配管の断面図であり、図3Bは配管の側面図である。図3に示すように、流体計測装置1は、3対の超音波プローブ10a1−10a3、10b1−10b3によって、3つの測線L1、L2、L3で超音波の伝搬時間Tr、Tfを計測している。超音波プローブ10a1、10a2、10a3は配管100内の上流側に配設され、超音波プローブ10b1、10b2、10b3は配管の下流側に配設されている。
以下、3対の超音波プローブ10a1−10a3、10b1−10b3を有している流体計測装置1を用いて、流体102の音速が変化した場合に発生する流体102の流速の誤差をシミュレーションした結果を図4から図7に示す。流体102として水を用い、1秒間に1℃の割合で3秒間に亘って水温が変化した場合の音速Cの変化を模擬した。流体102の流速V=0、配管100の内径は50mmの場合をシミュレーションした。
図4は、比較例に係る流体の計測結果を示す図である。図4Aは時間と水の音速変化の関係を示し、図4Bは時間と水の流速の計測結果の関係を示し、図4Cは図4Bの計測結果をダンピング演算した場合の出力結果を示している。図4Bにおいて、水の流速の計測は、測線L1、測線L2、測線L3、測線L1、測線L2、測線L3、・・・の順番で行った。各線において最初に伝搬時間Tfを計測し、次にTrを計測して流体102の流速Vaを使って流体102の流速Vを求め、流速Vbは使わなかった。各測線L1、L2、L3の重み付けは1/3で均等とした。
図4Cにおいて、ダンピング演算は、図4Bの測定結果に対して時定数5秒の演算をした。ここで、ダンピング演算は一次遅れ演算であり、時定数5秒の一次ローパスフィルタを通過した場合と同じ効果を得ることができる。流体102の流速Vの計測結果における高周波成分を除去して、簡易な処理で計測結果を安定化させる効果がある。この場合、流体計測装置1は、ダンピング処理を行う除去処理部(不図示)を設けるようにする。なお、図4Aにおいて横軸は時間、縦軸は水の音速C、図4Bにおいて横軸は時間、縦軸は水の流速Vの計測結果、図4Cにおいて横軸は時間、縦軸はダンピング処理した水の流速Vの計測結果を示している。
図4Aに示すように、水温が変化した0秒から3秒の間に水の音速Cが上昇しており、3秒以降は水の音速Cが一定になっている。図4Bに示すように、水温が変化した0秒から3秒の間に、真値の水の流速V=0を外れた誤差が、絶対値で最大0.35m/s生じている。図4Cに示すように、図4Bの計測結果をダンピング演算しても誤差が抑制されず、誤差が絶対値で最大0.15m/s生じている。
図5は、上記実施の形態に係る流体の計測結果を示す図である。図5Aは時間と水の音速変化の関係を示し、図5Bは時間と水の流速の計測結果の関係を示し、図5Cは図5Bの計測結果をダンピング演算した場合の出力結果を示している。図5Bにおいて、水の流速の計測は、測線L1、測線L2、測線L3、測線L1、測線L2、測線L3、・・・の順番で行った。各測線L1、L2、L3において、伝搬時間Tf、Trの順序を替えて計測して、各測線L1、L2、L3で順番に流体102の流速Vaと流速Vbとを交互に計測した。各超音波プローブの対21、超音波プローブの対22、超音波プローブの対23の重み付けは1/3で均等とした。図5Cにおいては、図5Bの測定結果に対して時定数5秒のダンピング演算をした。図5Aから図5Cの縦軸及び横軸の値は、図4Aから図4Cと同様である。
図5Bに示すように、誤差が、図4Bと比較すると、絶対値で最大0.35m/sから0.12m/sに抑制されている。図5Cに示すように、図5Bの計測結果をダンピング演算した場合、誤差が、図5Cと比較すると、絶対値で最大0.15m/sから0.01m/sに大幅に抑制されている。このように、複数対の超音波プローブ10a1−10a3、10b1−10b3を用いて流速Va及び流速Vbを計測することにより誤差をキャンセルできるため、計測誤差を抑制することができる。
次に、図6を参照して測線の重み付けが均等でない場合の測定方法について説明する。図6は、上記実施の形態に係る流体の計測結果を示す図である。図6Aは時間と水の音速変化の関係を示し、図6Bは時間と水の流速の計測結果の関係を示し、図6Cは図6Bの計測結果をダンピング演算した場合の出力結果を示している。測線L1と測線L3の重み付けを0.4とし、測線L2の重み付けを0.2とし、3測線を合計すると1になるようにしている。図6Bにおいて、水の流速の計測は、測線L1、測線L2、測線L3、測線L1、測線L2、測線L3、・・・の順番で行った。各測線L1、L2、L3において、伝搬時間Tf、Trを順序を替えて計測して、各測線L1、L2、L3で順番に流体102の流速Vaと流速Vbとを交互に計測した。図6Cにおいては、図6Bの測定結果に対して時定数5秒のダンピング演算をした。図6Aから図6Cの縦軸及び横軸の値は、図4Aから図4Cと同様である。なお、各測線L1、L2、L3の重み付けにおいては、流速が変化した際に流速分布が変化することが知られているが、その影響をキャンセルするように予め実験的、経験的又は理論的に求められた値が用いられる。測線L1と測線L3の重み付けを0.4とし、測線L2の重み付けを0.2とするのは、その一例であり、一般に測線の配置が変化すると重み付けも変化する。
図6Bに示すように、誤差が、図5Bと比較すると絶対値で最大0.12m/sから0.21m/sに増加した。図6Cに示すように、図6Bの計測結果をダンピング演算した場合、誤差が、図5Cと比較すると絶対値で最大0.01m/sから0.02m/sに僅かに増加した。このように、各測線L1、L2、L3が重み付けされる場合、図4の比較例と比べると、誤差は改善されるものの、図5と比較すると、僅かに誤差が大きくなっている。このように重み付けが均等でない場合には、重みに応じて各測線L1、L2、L3に流速Va及び流速Vbを割り付けることが有効である。
次に、図7を参照して測線L1、L2、L3の重み付けに応じて各測線に流速Va及び流速Vbを割り付けた場合について説明する。図7は、上記実施の形態に係る流体の計測結果を示す図である。図7Aは時間と水の音速変化の関係を示し、図7Bは時間と水の流速の計測結果の関係を示し、図7Cは図7Bの計測結果をダンピング演算した場合の出力結果を示している。測線L1と測線L3の重み付けを0.4とし、測線L2の重み付けを0.2とし、3測線を合計すると1になるようにしている。図7Bにおいて、水の流速の計測は、測線L1、測線L2、測線L3、測線L1、測線L2、測線L3、・・・の順番で行った。重み付けが大きい測線L1で計測する流体102の流速をVaに定め、同じく重み付けが大きい測線L3で計測する流体102の流速を測線L1と逆のVbに定め、一番重み付けの小さい測線L2で計測する流体102の流速を計測の度に流速Vaと流速Vbとを交互に切り替えた。すなわち、測線L1(Va)、測線L2(Va)、測線L3(Vb)、測線L1(Va)、測線L2(Vb)、測線L3(Vb)、測線L1(Va)、測線L2(Va)、・・・の順番で計測した。図7Cにおいては、図7Bの測定結果に対して時定数5秒のダンピング演算をした。図7Aから図7Cの縦軸及び横軸の値は、図4Aから図4Cと同様である。
図7Bに示すように、誤差が、図6Bと比較すると絶対値で最大0.21m/sから0.14m/sに抑制された。図7Cに示すように、図6Bの計測結果をダンピング演算した場合、誤差が、図6Cと比較すると絶対値で最大0.02m/sから0.01m/sに抑制された。このように、各測線L1、L2、L3が重み付けされる場合は、各測線L1、L2、L3で計測される流体102の流速Va及びVbを、重み付けに応じて割り付けることで、計測誤差を抑制することができる。
なお、重み付けに応じて測線を割り付ける場合には、最も重み付けが大きい超音波プローブの対で計測する流速を流速Va及び流速Vbのいずれか一方に設定し、重み付けの大きさが2番目以降の対に対しては、計測する流速を流速Va及び流速Vbのいずれか他方に2連続で設定した後、流速Va及び流速Vbのいずれか一方に2連続で設定する設定順序を繰り返してもよい。すなわち、一番重み付けの大きい対で計測する流速をVaかVbのどちらかに定めて、二番目と三番目の重み付けの大きい対で計測する流速を一番重み付けが大きい対で定めた流速VaかVbと違う方のVaかVbに定めて、四番目と五番目に重み付けの大きい対で計測する流速を一番重み付けが大きい対で定めた流速VaかVbと同じVaかVbに定めて、六番目と七番目に重み付けの大きい対で計測する流速を一番重み付けが大きい対で定めた流速VaかVbと違う方のVaかVbに定めて、という順に定めると、誤差の抑制効果を高めることができる。
また、超音波プローブの各対で計測する流速を、重み付けの順番で流速Vaと流速Vbとを交互に設定してもよい。すなわち、一番重み付けの大きい対で計測する流速を流速VaかVbのどちらかに定めて、二番目に重み付けの大きい対で計測する流速を一番重み付けが大きい対で定めた流速VaかVbと違う方のVaかVbに定めて、三番目に重み付けの大きい対で計測する流速を一番重み付けが大きい対で定めた流速VaかVbと同じVaかVbに定めて、四番目に重み付けの大きい対で計測する流速を一番重み付けが大きい対で定めた流速VaかVbと違う方のVaかVbに定めて、という順に定めても高い誤差の抑制効果を得ることができる。また、最も重み付けが小さい超音波プローブの対で計測する流速に流速Va及び流速Vbとを交互に設定してもよい。これにより、より高い誤差の抑制効果が得られる。
以上のように、本実施の形態の流体計測装置1は、流体102における音速Cが変化することにより流体102の流速Vの計測結果に誤差が生じる場合であっても、伝搬時間Tf、Trの計測順序を替えて流速Vaと流速Vbを計測することで、流速Vaに生じる誤差と流速Vbに生じる誤差の正負を逆にすることができる。よって、流速Vaと流速Vbを用いることで誤差をキャンセルできるため、超音波の伝搬時間Tf、Trを複数回測定してS/N比を向上させて、流体102の流速Vを精度良く計測することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
下記に上記実施の形態における特徴点を整理する。
本発明の流体計測装置は、配管内を流れる流体へ超音波を送受信する少なくとも一対の超音波送受信手段と、前記超音波送受信手段により送受信された超音波の伝搬時間を計測する時間計測部と、前記時間計測部で計測された超音波の伝搬時間から流体の流速を求める流速計測部と、を備え、前記一対の超音波送受信手段の一方が前記配管の上流、他方が前記配管の下流に配設され、前記時間計測部が、前記上流側の超音波送受信手段から前記下流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する第1の伝搬時間及び前記下流側の超音波送受信手段から前記上流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する第2の伝搬時間を計測し、前記流速計測部が、第1の伝搬時間の次に第2の伝搬時間を計測して求めた流速Vaと、第2の伝搬時間の次に第1の伝搬時間を計測して求めた流速Vbとを使って誤差をキャンセルするように流体の流速を求めることを特徴とする。
この構成により、流体における音速が変化することにより流体の流速の計測結果に誤差が生じる場合であっても、伝搬時間の計測順序を替えて流速Vaと流速Vbを計測することで、流速Vaに生じる誤差と流速Vbに生じる誤差の正負を逆にすることができる。よって、流速Vaと流速Vbを用いることで誤差をキャンセルできるため、超音波の伝搬時間を複数回測定してS/N比を向上させて、流体の流速を精度良く計測することができる。
本発明の流体計測装置においては、前記時間計測部が第1の伝搬時間と第2の伝搬時間とを交互に計測し、前記流速計測部が連続する第1の伝搬時間と第2の伝搬時間から前記流速Vaを求め、該第2の伝搬時間と後続する第1の伝搬時間から前記流速Vbを求めてもよい。この構成により、超音波の伝搬時間の計測回数を少なくすることができる。
本発明の流体計測装置においては、前記時間計測部が、前記上流側の超音波送受信手段から前記下流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する伝搬時間の計測を複数回実施して第1の伝搬時間を求め、前記下流側の超音波送受信手段から前記上流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する伝搬時間の計測を複数回実施して第2の伝搬時間を求めてもよい。この構成により、S/N比を向上させ、さらに計測精度を向上させることができる。
本発明の流体計測装置においては、前記流速計測部が、複数対の超音波送受信手段を有し、各対において第1の伝搬時間及び第2の伝搬時間を計測して、各対で順番に前記流速Vaと前記流速Vbとを交互に計測してもよい。この構成により、複数対の超音波送受信手段で流速Vaと流速Vbを計測することで、誤差をキャンセルすることができる。
本発明の流体計測装置においては、前記複数対の超音波送受信手段の各対を重み付けし、重み付けの大きさに応じて各対で計測する流速を前記流速Va及び前記流速Vbのいずれか一方に設定して重み付け加算により流体の流速を求めてもよい。この構成により、各対の超音波送受信手段を重み付けして流体の流速を計測することで、計測精度を向上させることができる。
本発明の流体計測装置においては、最も重み付けが大きい前記超音波送受信手段の対で計測する流速を前記流速Va及び前記流速Vbのいずれか一方に設定し、重み付けの大きさが2番目以降の対に対しては、計測する流速を前記流速Va及び前記流速Vbのいずれか他方に2連続で設定した後に前記流速Va及び前記流速Vbのいずれか一方に2連続で設定する設定順序を繰り返してもよい。この構成により、各対の超音波送受信手段で計測される流体の流速を重み付けの順番に、所定の設定順序で設定することで、誤差の抑制効果を高めることができる。
本発明の流体計測装置においては、前記超音波送受信手段の各対で計測する流速を、重み付けの順番で前記流速Vaと前記流速Vbとを交互に設定してもよい。この構成により、各対の超音波送受信手段で計測される流体の流速を重み付けの順番に、所定の設定順序で設定することで、誤差の抑制効果を高めることができる。
本発明の流体計測装置においては、最も重み付けが小さい前記超音波送受信手段の対で計測する流速に流速Va及び流速Vbとを交互に設定してもよい。この構成により、誤差の抑制効果を高めることができる。
本発明の流体計測装置においては、前記流速計測部で求められた流体の流速から高周波成分を除去する除去処理部を有することが好ましい。この構成により、計測結果を安定化させ、流体の流速の計測結果における誤差を小さくすることができる。
本発明の流体計測装置においては、ダンピング処理により高周波成分を除去することが好ましい。この構成により、簡易な処理で計測結果を安定化させ、流体の流速の計測結果における誤差を小さくすることができる。
本出願は、2016年5月26日出願の特願2016−105029に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (10)

  1. 配管内を流れる流体へ超音波を送受信する少なくとも一対の超音波送受信手段と、
    前記超音波送受信手段により送受信された超音波の伝搬時間を計測する時間計測部と、
    前記時間計測部で計測された超音波の伝搬時間から流体の流速を求める流速計測部と、を備え、
    前記一対の超音波送受信手段の一方が前記配管の上流、他方が前記配管の下流に配設され、
    前記時間計測部が、前記上流側の超音波送受信手段から前記下流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する第1の伝搬時間及び前記下流側の超音波送受信手段から前記上流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する第2の伝搬時間を計測し、
    前記流速計測部が、第1の伝搬時間の次に第2の伝搬時間を計測して求めた流速Vaと、第2の伝搬時間の次に第1の伝搬時間を計測して求めた流速Vbとを使って誤差をキャンセルするように流体の流速を求めることを特徴とする流体計測装置。
  2. 前記時間計測部が第1の伝搬時間と第2の伝搬時間とを交互に計測し、前記流速計測部が連続する第1の伝搬時間と第2の伝搬時間から前記流速Vaを求め、該第2の伝搬時間と後続する第1の伝搬時間から前記流速Vbを求めることを特徴とする請求項1に記載の流体計測装置。
  3. 前記時間計測部が、前記上流側の超音波送受信手段から前記下流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する伝搬時間の計測を複数回実施して第1の伝搬時間を求め、前記下流側の超音波送受信手段から前記上流側の超音波送受信手段に超音波が伝搬する伝搬時間の計測を複数回実施して第2の伝搬時間を求めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体計測装置。
  4. 前記流速計測部が、複数対の超音波送受信手段を有し、各対において第1の伝搬時間及び第2の伝搬時間を計測して、各対で順番に前記流速Vaと前記流速Vbとを交互に計測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体計測装置。
  5. 前記複数対の超音波送受信手段の各対を重み付けし、重み付けの大きさに応じて各対で計測する流速を前記流速Va及び前記流速Vbのいずれか一方に設定して重み付け加算により流体の流速を求めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体計測装置。
  6. 最も重み付けが大きい前記超音波送受信手段の対で計測する流速を前記流速Va及び前記流速Vbのいずれか一方に設定し、重み付けの大きさが2番目以降の対に対しては、計測する流速を前記流速Va及び前記流速Vbのいずれか他方に2連続で設定した後に前記流速Va及び前記流速Vbのいずれか一方に2連続で設定する設定順序を繰り返すことを特徴とする請求項5に記載の流体計測装置。
  7. 前記超音波送受信手段の各対で計測する流速を、重み付けの順番で前記流速Vaと前記流速Vbとを交互に設定することを特徴とする請求項5に記載の流体計測装置。
  8. 最も重み付けが小さい前記超音波送受信手段の対で計測する流速に前記流速Va及び前記流速Vbとを交互に設定することを特徴とする請求項5に記載の流体計測装置。
  9. 前記流速計測部で求められた流体の流速から高周波成分を除去する除去処理部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体計測装置。
  10. ダンピング処理により高周波成分を除去することを特徴とする請求項9に記載の流体計測装置。
JP2018519251A 2016-05-26 2017-05-19 流体計測装置 Active JP6614345B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105029 2016-05-26
JP2016105029 2016-05-26
PCT/JP2017/018893 WO2017204117A1 (ja) 2016-05-26 2017-05-19 流体計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017204117A1 true JPWO2017204117A1 (ja) 2018-08-16
JP6614345B2 JP6614345B2 (ja) 2019-12-04

Family

ID=60412494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018519251A Active JP6614345B2 (ja) 2016-05-26 2017-05-19 流体計測装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11169011B2 (ja)
EP (1) EP3355035B1 (ja)
JP (1) JP6614345B2 (ja)
CN (1) CN108431554B (ja)
WO (1) WO2017204117A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN211452465U (zh) * 2019-09-30 2020-09-08 霍尼韦尔(天津)有限公司 超声波流量计和流体管路
FR3114387B1 (fr) 2020-09-22 2023-01-20 Integra Metering Sas Procédé de mesure de débit d’un fluide dans une canalisation
FR3114388B1 (fr) * 2020-09-22 2022-11-11 Integra Metering Sas Procédé de mesure de débit d’un fluide dans une canalisation

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5155276A (en) * 1974-11-11 1976-05-14 Oki Electric Ind Co Ltd Choonpa nyoru ryusokutosokuteihoshiki
JPS55147312A (en) * 1979-05-04 1980-11-17 Yokogawa Hokushin Electric Corp Converter for ultrasonic flow meter
JP2001235353A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Osaka Gas Co Ltd 流速測定方法及び装置
JP2004093163A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2012216412A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Osaka Gas Co Ltd 燃料電池へのガス供給システム
US20130294475A1 (en) * 2012-05-02 2013-11-07 Daniel Measurement And Control, Inc. Temperature verification for ultrasonic flow meters

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5326697B2 (ja) 1973-08-16 1978-08-03
NL9301422A (nl) * 1993-08-17 1995-03-16 Servex Bv Werkwijze en inrichting voor het bepalen van eigenschappen van de stroming van een medium.
US6950768B2 (en) * 2003-09-08 2005-09-27 Daniel Industries, Inc. Self-tuning ultrasonic meter
CN100402987C (zh) * 2004-02-27 2008-07-16 富士电机系统株式会社 与脉冲多普勒方法和传播时间差方法兼容的超声波流量计、在流量计中自动选择测量方法的方法、用于流量计的电子设备
US7373808B2 (en) * 2005-06-01 2008-05-20 Daniel Measurement And Control, Inc. Method and ultrasonic meter system for determining pipe roughness
JP5326697B2 (ja) 2009-03-13 2013-10-30 横河電機株式会社 超音波測定器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5155276A (en) * 1974-11-11 1976-05-14 Oki Electric Ind Co Ltd Choonpa nyoru ryusokutosokuteihoshiki
JPS55147312A (en) * 1979-05-04 1980-11-17 Yokogawa Hokushin Electric Corp Converter for ultrasonic flow meter
JP2001235353A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Osaka Gas Co Ltd 流速測定方法及び装置
JP2004093163A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2012216412A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Osaka Gas Co Ltd 燃料電池へのガス供給システム
US20130294475A1 (en) * 2012-05-02 2013-11-07 Daniel Measurement And Control, Inc. Temperature verification for ultrasonic flow meters

Also Published As

Publication number Publication date
CN108431554A (zh) 2018-08-21
EP3355035A4 (en) 2019-06-05
US11169011B2 (en) 2021-11-09
WO2017204117A1 (ja) 2017-11-30
JP6614345B2 (ja) 2019-12-04
EP3355035B1 (en) 2020-06-17
US20180245960A1 (en) 2018-08-30
CN108431554B (zh) 2020-04-21
EP3355035A1 (en) 2018-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6614345B2 (ja) 流体計測装置
RU2660011C1 (ru) Способ и устройство для ультразвукового измерения расхода накладным методом и схемное устройство для управления ультразвуковым измерением расхода накладным методом
JP2010519509A (ja) 超音波による表面モニタリング法
RU2580898C1 (ru) Ультразвуковая система измерения потока
EP2636999A1 (en) Ultrasonic measuring device
JPWO2006040996A1 (ja) 超音波流量計
JPH06507724A (ja) 気体の流れ速度及び又はこれ等の速度から得られる量の測定を行う方法及び装置
JP7006354B2 (ja) 計測装置
FI89835C (fi) Foerfarande och anordning foer bestaemning av hastigheten pao en gas som stroemmar i ett roer
JP2020063974A (ja) 超音波流量計、流量計測方法、および流量演算装置
JP4180396B2 (ja) 超音波流量計および超音波による流量計測方法
JP5201525B2 (ja) 流量測定装置
JP4797515B2 (ja) 超音波式流れ計測装置
JP5483192B2 (ja) 超音波流量計
JP4759835B2 (ja) 流量計測装置
JP2010216871A (ja) 超音波測定器
WO2018079269A1 (ja) 流体計測装置
JP5309188B2 (ja) 超音波流量計
JP2020056639A (ja) 圧力計測装置
JP4511807B2 (ja) 超音波流量測定方法
JPH08193861A (ja) 流量計測装置
WO2002023136A1 (en) A device and a method for measuring the flow in a fluid
JP2019074443A (ja) 流量計測装置
JP2007064988A (ja) 流量計測装置
JP4156608B2 (ja) 伝播時間差方式による超音波流量計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6614345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250