JPWO2017203976A1 - 圧縮符号化装置及び方法、復号装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

本開示は、より圧縮率の高いロスレス圧縮技術を提供することができるようにする圧縮符号化装置及び方法、復号装置及び方法、並びにプログラムに関する。GOBデータ構成部は、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループのデジタルデータでGOBデータを構成する。テーブル生成部は、GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成する。エンコード部は、GOBデータを構成する各ブロックのデジタルデータを、変換テーブルを用いて圧縮符号化する。本技術は、例えば、オーディオ信号の圧縮符号化等に適用できる。

Description

本開示は、圧縮符号化装置及び方法、復号装置及び方法、並びにプログラムに関し、特に、より圧縮率の高いロスレス圧縮技術を提供することができるようにする圧縮符号化装置及び方法、復号装置及び方法、並びにプログラムに関する。
近年、音楽用CD(CD-DA)を超える音質のオーディオデータであるハイレゾリューション音源による音楽配信が行われるようになってきている。96kHz/24bit等のPCM(Pulse Code Modulation)の音源に対してはFLAC(Free Lossless Audio Codec)のようなロスレス圧縮技術(可逆圧縮技術)があり、配信に用いられている。
一方、PCMでなく1bit信号である△Σ変調されたデジタル信号(DSD(Direct Stream Digital)データ)を対象とすると、ロスレス圧縮技術はフィリップス社の開発したDST(Direct Stream Transfer)という技術があり、スーパーオーディオCD(SACD)のディスクを作る際に用いられている。
しかしながら、この技術は1bitの信号処理を基本としており、バイト単位の処理を基本とするCPUでのソフトウェア処理には不向きな手法であるため、SACDプレーヤ等ではハードウェア(LSI)で実装されている。ソフトウェアで処理しようとすると処理量が重いため、一般的な組み込み系CPUでは処理できない。
したがって、DSDデータを用いてオーディオ信号を配信する場合に於いては、モバイル系の端末による実行も考慮し、一般的な組み込み系CPUでも処理可能なロスレス圧縮技術が求められている。
本出願人は、DSDデータを用いたオーディオ信号のロスレス圧縮技術として、特許文献1において、4bit単位で過去のデータを参照して、現在のデータを2bitに圧縮する技術を提案している。
特開平9−74358号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、データの圧縮率がさほど大きくなく、より圧縮率の高いロスレス圧縮技術が求められる。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より圧縮率の高いロスレス圧縮技術を提供することができるようにするものである。
本開示の第1の側面の圧縮符号化装置は、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成するGOBデータ構成部と、前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成するテーブル生成部と、前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化するエンコード部とを備える。
本開示の第1の側面の圧縮符号化方法は、圧縮符号化装置が、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成し、前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成し、前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化するステップを含む。
本開示の第1の側面のプログラムは、コンピュータを、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成するGOBデータ構成部と、前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成するテーブル生成部と、前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化するエンコード部として機能させるものである。
本開示の第1の側面においては、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータが構成され、前記GOBデータを符号化するための変換テーブルが生成され、前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータが、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化される。
本開示の第2の側面の復号装置は、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得するデータ取得部と、前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号するデコード部とを備える。
本開示の第2の側面の復号方法は、復号装置が、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得し、前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号するステップを含む。
本開示の第2の側面のプログラムは、コンピュータを、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得するデータ取得部と、前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号するデコード部として機能させるものである。
本開示の第2の側面においては、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータが取得され、前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データが前記変換テーブルを用いて復号される。
なお、プログラムは、伝送媒体を介して伝送することにより、又は、記録媒体に記録して、提供することができる。
圧縮符号化装置及び復号装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
本開示の第1及び第2の側面によれば、より圧縮率の高いロスレス圧縮技術を提供することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示に係る圧縮符号化装置の構成例を示すブロック図である。 DSDデータ生成部及びDSDデータ符号化部の詳細構成を示すブロック図である。 データ発生カウントテーブルの作成方法を説明する図である。 変換テーブルを説明する図である。 エンコード部の構成例を示すブロック図である。 GOBデータ圧縮符号化処理を説明するフローチャートである。 DSDロスレスペイロードの構成を説明する図である。 DSD_lossless_payload()のシンタクス例を示す図である。 DSD_lossless_gob_configuration()のシンタクス例を示す図である。 DSD_lossless_gob()のシンタクス例を示す図である。 DSD_lossless_gob_header()のシンタクス例を示す図である。 DSD_lossless_gob_data()のシンタクス例を示す図である。 各ブロックの構成を示す図である。 DSD_lossless_block()のシンタクス例を示す図である。 DSD_frame_header()のシンタクス例を示す図である。 DSDデータ送信処理を説明するフローチャートである。 本開示に係る復号装置の構成例を示すブロック図である。 DSDデータ復号部の詳細構成を示すブロック図である。 GOBデータ復号処理を説明するフローチャートである。 DSDデータ受信処理を説明するフローチャートである。 本技術を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.圧縮符号化装置(DSDデータを生成し、圧縮符号化する装置)
2.復号装置(圧縮符号化装置で圧縮符号化されたDSDデータを復号する装置)
3.コンピュータ構成例
<1.圧縮符号化装置>
<圧縮符号化装置のブロック図>
図1は、本開示に係る圧縮符号化装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示される圧縮符号化装置100は、アナログのオーディオ信号をΣ△(シグマデルタ)変調によりデジタル信号に変換し、変換後のオーディオ信号を圧縮符号化して出力する装置である。
圧縮符号化装置100は、DSDデータ生成部121、GOBデータ構成部122、DSDデータ符号化部123、ペイロード生成部124、及び、データ送信部125により構成される。
DSDデータ生成部121は、入力されてくるアナログのオーディオ信号をΣ△変調によりデジタル化(AD変換)することにより、1bit信号でデルタシグマ変調されたデジタル信号であるDSDデータを生成し、GOBデータ構成部122に出力する。
GOBデータ構成部122は、DSDデータ生成部121から供給されるDSDデータの1フレームを1ブロック(1block)として、複数ブロックのDSDデータで1グループ(GOB:Group of Blocks)のDSDデータを構成する。そして、GOBデータ構成部122は、構成した1グループのDSDデータ(以下、GOBデータともいう)を、後段のDSDデータ符号化部123に出力する。
ここで、1フレームとは、オーディオ信号を所定の時間(期間)に区切って1まとまりとみなす単位であり、本実施の形態では、46msecの再生時間となる131072ビット分のデータを1フレームとする。また、1フレームのオーディオ信号には、RチャンネルとLチャンネルのステレオ(2チャンネル)のオーディオ信号が含まれる。
DSDデータ生成部121は、例えば、スーパーオーディオCD(SACD)で用いられているCDのサンプリング周波数44.1kHzの64倍のサンプリング周波数(2.8MHz)で1ビットの信号にAD変換する。GOBデータ構成部122は、その2.8MHzのDSDデータをフレーム単位に区切り、それを1ブロックとして、10ブロック単位にまとめる。そして、GOBデータ構成部122は、10ブロックのDSDデータで構成されるGOBデータをDSDデータ符号化部123に出力する。
DSDデータ符号化部123は、GOBデータ構成部122から供給されるGOBデータを圧縮符号化し、圧縮符号化後のデータをペイロード生成部124に出力する。DSDデータ符号化部123が行う圧縮符号化の詳細については後述するが、DSDデータ符号化部123は、10ブロックのDSDデータで構成されるGOBデータを、ブロック単位でロスレス圧縮(可逆圧縮)を行う。
ペイロード生成部124は、DSDデータ符号化部123から供給される圧縮符号化後のデータからDSDロスレスペイロードを生成し、データ送信部125に出力する。DSDロスレスペイロードには、後述するように、各ブロックのDSDデータを可逆圧縮した圧縮データと、その圧縮符号化に用いた変換テーブルtable1などが含まれる。
データ送信部125には、1グループ(GOB)のDSDデータが圧縮符号化されたDSDロスレスペイロードが、ペイロード生成部124から順次供給される。データ送信部125は、複数のDSDロスレスペイロードで構成されるDSDロスレスストリームを、例えば、MPEG-DASH(Moving Picture Experts Group phase − Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)の規格に準拠したストリーム配信形式で他の装置(受信装置)に送信する。
<詳細構成ブロック図>
図2は、DSDデータ生成部121及びDSDデータ符号化部123の詳細構成を示すブロック図である。なお、図2には、GOBデータ構成部122も図示されている。
DSDデータ生成部121は、加算器21、積分器22、比較器23、1サンプル遅延回路24、及び、1ビットDAC25により構成される。
入力されてくるアナログのオーディオ信号は、加算器21に供給される。加算器21は、1ビットDAC25から供給された1サンプル期間前のアナログのオーディオ信号と、入力されてきたオーディオ信号とを加算して、積分器22に出力する。
積分器22は、加算器21からのオーディオ信号を積分して比較器23に出力する。比較器23は、入力オーディオ信号の中点電位と比較されて1サンプル期間ごとに1ビット量子化する。サンプル期間の周波数(サンプリング周波数)は、従来の48kHz、44.1kHzに対して、その64倍あるいは128倍の周波数が用いられる。比較器23は、1ビット量子化したオーディオ信号を、GOBデータ構成部122に出力するとともに、1サンプル遅延回路24に供給する。
1サンプル遅延回路24は、比較器23からのオーディオ信号を1サンプル期間分遅延させて1ビットDAC25に出力する。1ビットDAC25は、1サンプル遅延回路24からのデジタル信号をアナログ信号に変換して加算器21に出力する。
以上のように構成されるDSDデータ生成部121は、入力されたオーディオ信号を、1ビットのデジタル信号に変換(AD変換)して、GOBデータ構成部122に出力する。このΣ△変調のAD変換によれば、サンプル期間の周波数(サンプリング周波数)を充分高くすることによって、例えば1ビットの少ないビット数でも広いダイナミックレンジのデジタル音声信号を得ることができる。
本実施の形態では、DSDデータ生成部121には、ステレオ(2チャンネル)のオーディオ信号が入力され、DSDデータ生成部121は、それを44.1kHzの64倍のサンプリング周波数で1ビットの信号(DSDデータ)にAD変換してGOBデータ構成部122に出力する。
なお、Σ△変調では、量子化のビット数を2ビットあるいは4ビットとすることもできる。
GOBデータ構成部122は、DSDデータ生成部121から供給されるDSDデータを一時蓄積し、GOB単位で後段のDSDデータ符号化部123に供給する。上述したように、GOBは、例えば10ブロックで構成され、1ブロックは、例えば46msecの再生時間となる131072ビット分のデータとされる。なお勿論、GOBを構成するブロック数、及び、1ブロックを構成するDSDデータのビット数は、これに限定されるものではなく、任意の値に設定することができる。
DSDデータ符号化部123は、制御部31、エンコード部32、符号化データバッファ33、及び、データ量比較部34を有する。
制御部31は、DSDデータ符号化部123全体の動作を制御する。また、制御部31は、エンコード部32が圧縮符号化を行うために必要となる変換テーブルtable1を作成して、エンコード部32に供給する機能を有する。
具体的には、制御部31は、GOBデータ構成部122から供給されるGOBデータを用いて、データ発生カウントテーブルpretableを作成し、データ発生カウントテーブルpretableからさらに変換テーブルtable1を作成する。制御部31は、作成した変換テーブルtable1を、エンコード部32と後段のペイロード生成部124に供給する。変換テーブルtable1は、GOB単位で作成(更新)され、エンコード部32とペイロード生成部124に供給される。
エンコード部32は、制御部31から供給された変換テーブルtable1を用いて、GOBデータ構成部122から供給される各ブロックのDSDデータを4ビット単位で圧縮符号化する。したがって、エンコード部32には、GOBデータ構成部122から、制御部31に供給されるタイミングと同時にGOBデータ(10ブロックのDSDデータ)が供給されるが、エンコード部32では、制御部31から変換テーブルtable1が供給されるまで処理は待機される。
圧縮符号化の詳細は、図3乃至図5を参照して後述するが、エンコード部32は、4ビットのDSDデータを、2ビットのデータに符号化するか、または、6ビットのデータに符号化して、符号化データバッファ33に出力する。
符号化データバッファ33は、エンコード部32で圧縮符号化されたDSDデータである圧縮データを一時的にバッファリングし、データ量比較部34とペイロード生成部124に供給する。
データ量比較部34は、GOBデータ構成部122から供給されるDSDデータ(以下、非圧縮データともいう。)と、符号化データバッファ33から供給される圧縮データのデータ量(圧縮度)を、ブロック単位で比較する。エンコード部32は、上述したように、4ビットのDSDデータを、2ビットのデータか、または6ビットのデータに符号化するため、アルゴリズム上、圧縮後のデータ量が、圧縮前のデータ量を超えてしまう場合もあり得るためである。そこで、データ量比較部34は、圧縮データと非圧縮データのデータ量を比較して、データ量の少ない方を選択し、どちらを選択したかを示す選択制御データをペイロード生成部124に供給する。なお、データ量比較部34は、非圧縮データを選択したことを示す選択制御データをペイロード生成部124に供給する場合には、非圧縮データもペイロード生成部124に供給する。選択制御データは、送信データを受け取る受信側の装置から見れば、ペイロード生成部124から送信されてくるオーディオデータが、エンコード部32で圧縮符号化されたデータか否かを表すフラグであるといえる。
以上のように構成されるDSDデータ符号化部123からは、GOBを構成する10ブロックについて各ブロックのデータ(圧縮データまたは非圧縮データ)と、そのデータが圧縮データまたは非圧縮データのどちらであるかを表す選択制御データ、及び、GOBを構成する10ブロックに対して用いた変換テーブルtable1のデータが、ペイロード生成部124に供給される。
<DSDデータの圧縮符号化方式の説明>
次に、図3乃至図5を参照して、DSDデータ符号化部123が行うDSDデータの圧縮符号化について説明する。
<データ発生カウントテーブルの作成方法>
初めに、制御部31によるデータ発生カウントテーブルpretableの作成方法について説明する。
制御部31は、GOB単位のDSDデータに対して、データ発生カウントテーブルpretableを作成するが、GOBデータ構成部122から供給されるGOB単位のDSDデータを、4ビット単位で以下のように表す。
・・・D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1],D4[n],D4[n+1],D4[n+2],D4[n+3],・・・
ここで、D4[n]は、4ビットの連続データを表し、以下では、D4データともいう(n>3)。
制御部31は、過去の3つのD4データ(過去の12ビットデータ)の次のD4データの発生回数をカウントし、図3に示されるデータ発生カウントテーブルpretable[4096][16]を作成する。ここで、データ発生カウントテーブルpretable[4096][16]の[4096]と[16]は、データ発生カウントテーブルpretableが4096行16列のテーブル(行列)であることを表し、[0]乃至[4095]の各行は、過去の3つのD4データがとり得る値(過去のビットパターン)に対応し、[0]乃至[15]の各列は、次のD4データがとり得る値に対応する。
具体的には、データ発生カウントテーブルpretableの1行目であるpretable[0][0]乃至[0][15]は、過去の3つのD4データD4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]が“0”={0000,0000,0000}だった時の次のデータの発生回数を示しており、過去3つのデータが“0”だった次の4ビットは“0”であった回数が369a(HEX表記)であって、ほかのデータはなかったことを示している。
データ発生カウントテーブルpretableの2行目であるpretable[1][0]乃至[1][15]は、過去の3つのD4データD4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]が“1”={0000,0000,0001}だった時の次のデータの発生回数を示している。データ発生カウントテーブルpretableの2行目の全ての要素が“0”であるのは、過去データとして3つのD4データが“1”となるデータが、この1フレーム内に存在しなかったことを示している。
また、図3では、データ発生カウントテーブルpretableの118行目であるpretable[117][0]乃至[117][15]は、過去の3つのD4データD4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]が“117”={0000,0111,0101}だった時の次のデータの発生回数を示している。このデータでは、過去3つのデータが“117”だった次の4ビットが“0”であった回数が0回であり、“1”であった回数が1回であり、“2”であった回数が10回であり、“3”であった回数が18回であり、“4”であった回数が20回であり、“5”であった回数が31回であり、“6”であった回数が11回であり、“7”であった回数が0回であり、“8”であった回数が4回であり、“9”であった回数が12回であり、“10”であった回数が5回であり、“11”乃至“15”であった回数が0回であったことを示している。
制御部31は、以上のようにして、1フレームのDSDデータに対して、過去の3つのD4データ(過去の12ビットデータ)の次のD4データの発生回数をカウントし、データ発生カウントテーブルpretableを作成する。
<変換テーブルの作成方法>
次に、制御部31による変換テーブルtable1の作成方法について説明する。
制御部31は、先に作成したデータ発生カウントテーブルpretableに基づいて、4096行3列の変換テーブルtable1[4096][3]を作成する。ここで、変換テーブルtable1[4096][3]の各行[0]乃至[4095]は、過去の3つのD4データがとり得る値に対応し、各列[0]乃至[2]には、次のD4データがとり得る16個の値のうち、発生頻度が大きかった3つの値が格納される。変換テーブルtable1[4096][3]の第1列[0]には、発生頻度が最も大きい(1番目の)値が格納され、第2列[1]には、発生頻度が2番目の値が格納され、第3列[2]には、発生頻度が3番目の値が格納される。
図4は、図3に示したデータ発生カウントテーブルpretableに対応する変換テーブルtable1[4096][3]の例を示している。
変換テーブルtable1[4096][3]の118行目であるtable1[117][0]乃至[117][2]は、{05,04,03}となっている。これは、図3のデータ発生カウントテーブルpretableの118行目のpretable[117][0]乃至[117][15]の内容と対応している。
図3におけるデータ発生カウントテーブルpretableの118行目のpretable[117][0]乃至[117][15]では、発生頻度が最も大きい(1番目の)値は、31回発生した“5”であり、発生頻度が2番目の値は、20回発生した“4”であり、発生頻度が3番目の値は、18回発生した“3”である。これにより、変換テーブルtable1[4096][3]の第118行第1列table1[117][0]には、{05}が格納され、第118行第2列table1[117][1]には、{04}が格納され、第118行第3列table1[117][2]には、{03}が格納されている。
同様に、変換テーブルtable1[4096][3]の1行目のtable1[0][0]乃至[0][2]は、図3のデータ発生カウントテーブルpretableの1行目のpretable[0][0]乃至[0][15]の内容と対応している。
図3のデータ発生カウントテーブルpretableの1行目のpretable[0][0]乃至[0][15]では、発生頻度が最も大きい(1番目の)値は、369a(HEX表記)回発生した“0”であり、それ以外の値は発生していない。そこで、変換テーブルtable1[4096][3]の第1行第1列table1[0][0]には、{00}が格納され、第1行第2列table1[0][1]と第1行第3列table1[0][2]には、データが存在しないことを表す{ff}が格納されている。データが存在しないことを表す値は、{ff}に限られず、適宜決定することができる。変換テーブルtable1の各要素に格納される値は、“0”から“15”までのいずれかであるので、4ビットで表現できるが、コンピュータ処理上、扱いを容易にするために8ビットで表現されている。
以上のようにして、先に作成したデータ発生カウントテーブルpretableに基づいて、4096行3列の変換テーブルtable1[4096][3]が作成され、エンコード部32に供給される。
<エンコード部32による圧縮符号化方法>
次に、エンコード部32による、変換テーブルtable1を用いた圧縮符号化方法について説明する。
例えば、GOBデータ構成部122から供給されるDSDデータ
・・・D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1],D4[n],D4[n+1],D4[n+2],D4[n+3],・・・
のうち、エンコード部32が、D4[n]を符号化する場合について説明する。
D4[n]を符号化する場合、エンコード部32は、その直前の過去の12ビットのデータであるD4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]を一塊の12ビットのデータとみなして、変換テーブルtable1[4096][3]の、D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]が示すアドレス(行)の3つの値、
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][0],
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][1],
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][2]
を検索する。
エンコード部32は、変換テーブルtable1[4096][3]の、D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]が示すアドレス(行)の3つの値、
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][0],
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][1],
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][2]
のなかにD4[n]と同じものがあり、
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][0]と同じ場合は、D4[n]を“01b”と2ビットに変換し、
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][1]と同じ場合は、D4[n]を“10b”と2ビットに変換し、
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][2]と同じ場合は、D4[n]を“11b”と2ビットに変換する。
一方、エンコード部32は、変換テーブルtable1[4096][3]の、D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]が示すアドレス(行)の3つの値のなかに同じものが無ければ、“00b+ D4[n]”のように、D4[n]の前に“00b”をつけて6ビットに変換する。ここで、“01b”、“10b”、“11b”、“00b+ D4[n]”のbは、2進表記であることを表す。
以上のようにして、エンコード部32は、変換テーブルtable1を用いて、4ビットのDSDデータD4[n]を、2ビットのデータ“01b”、“10b”若しくは“11b”に変換するか、または、6ビットのデータ“00b+D4[n]”に変換して、符号化データバッファ33に出力する。
<エンコード部32の詳細構成>
図5は、上述した圧縮符号化を行うエンコード部32の構成例を示す図である。
GOBデータ構成部122から供給された4ビットのDSDデータ(例えば、D4[n])は、4ビットを格納するレジスタ51に記憶される。また、レジスタ51の出力は、セレクタ55の1つの入力端子56aと、12ビットを格納するレジスタ52とつながっており、レジスタ52には、レジスタ51に記憶されている4ビットのDSDデータの直前の過去の12ビットのデータ(例えば、D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1])が格納されている。
変換テーブル処理部53は、制御部31から供給された変換テーブルtable1を有している。
変換テーブル処理部53は、レジスタ52に格納されている12ビットのデータ(例えば、D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1])が示すアドレスの3つの値、
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][0],
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][1],
table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][2]
のなかに、レジスタ51に格納されている4ビットのデータ(例えば、D4[n])があるか否かを検索し、ある場合には、同じ値が格納されている列に対応する値、即ち、“01b”、“10b”、または“11b”のいずれかを、2ビットのレジスタ54に記憶させる。2ビットのレジスタ54に記憶されたデータは、セレクタ55の1つの入力端子56cに供給される。
一方、変換テーブル処理部53は、レジスタ52に格納されている12ビットのデータ(例えば、D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1])が示すアドレスの3つの値のなかに、レジスタ51に格納されている4ビットのデータ(例えば、D4[n])がない場合には、変換をしないことを示す信号(以下、変換無信号という。)を、セレクタ55に出力する。
セレクタ55は、3つの入力端子56a乃至56cのなかの1つを選択し、その選択された入力端子56から取得されるデータを出力端子57から出力する。
入力端子56aには、レジスタ51に記憶された4ビットのDSDデータ(例えば、D4[n])が供給され、入力端子56bには、“00b”が供給され、入力端子56cには、レジスタ54に記憶された2ビットの変換データが供給される。
セレクタ55は、変換テーブル処理部53から、変換しないことを示す変換無信号が供給された場合には、入力端子56bを選択して“00b”を出力端子57から出力した後、入力端子56aを選択して、レジスタ51に記憶された4ビットのDSDデータ(例えば、D4[n])を出力端子57から出力する。これにより、変換テーブルtable1にD4[n]と同じものがない場合に出力される6ビット“00b+ D4[n]”が出力端子57から出力される。
一方、変換しないことを示す変換無信号が供給されない場合(変換したことを示す変換有信号が供給された場合)には、セレクタ55は、入力端子56cを選択して、レジスタ54から供給された2ビットの変換データを出力端子57から出力する。これにより、変換テーブルtable1にD4[n]と同じものがあった場合に出力される2ビット、即ち、“01b”、“10b”、または“11b”のいずれかが出力端子57から出力される。
<GOBデータ圧縮符号化処理フロー>
図6のフローチャートを参照して、DSDデータ符号化部123によるGOBデータ圧縮符号化処理について説明する。
初めに、ステップS1において、制御部31は、1グループ(GOB)のDSDデータに対して、過去の3つのD4データ(過去の12ビットデータ)の次のD4データの発生回数をカウントし、データ発生カウントテーブルpretableを作成する。
ステップS2において、制御部31は、作成したデータ発生カウントテーブルpretableに基づいて、4096行3列の変換テーブルtable1を作成する。制御部31は、作成した変換テーブルtable1を、エンコード部32とペイロード生成部124に供給する。
ステップS3において、エンコード部32は、変換テーブルtable1を用いて、1ブロックのDSDデータの圧縮符号化を実行する。具体的には、エンコード部32は、4ビットのDSDデータD4[n]を、2ビットのデータ“01b”、“10b”若しくは“11b”に変換するか、または、6ビットのデータ“00b+D4[n]”に変換する処理を1ブロックのDSDデータに対して行う。圧縮符号化されて得られた圧縮データは、符号化データバッファ33とデータ量比較部34に供給される。
ステップS4において、データ量比較部34は、GOBデータ構成部122から供給された1ブロックの非圧縮データと、符号化データバッファ33から供給された1ブロックの圧縮データのデータ量を比較し、データ量が圧縮前よりも削減されたかを判定する。
ステップS4で、データ量が圧縮前よりも削減されたと判定された場合、処理はステップS5に進み、データ量比較部34は、圧縮データを選択したことを示す選択制御データをペイロード生成部124に供給する。
ステップS6において、符号化データバッファ33は、変換テーブルtable1を用いて1ブロックのDSDデータの圧縮符号化して得られた圧縮データをペイロード生成部124に供給する。
一方、ステップS4で、データ量が圧縮前よりも削減されていないと判定された場合、処理はステップS7に進み、データ量比較部34は、非圧縮データを選択したことを示す選択制御データを、非圧縮データとともにペイロード生成部124に供給する。
ステップS8において、制御部31は、1グループ(GOB)のDSDデータを圧縮符号化したかを判定する。
ステップS8で、1グループのDSDデータをまだ圧縮符号化していないと判定された場合、処理はステップS3に戻り、上述したステップS3乃至S8の処理が繰り返される。即ち、同一のGOBを構成する次の1ブロックのDSDデータに対して、同じ変換テーブルtable1を用いてDSDデータの圧縮符号化が実行される。
一方、ステップS8で、1グループのDSDデータを圧縮符号化したと判定された場合、DSDデータ符号化部123は、GOBデータの圧縮符号化処理を終了する。
<DSDロスレスペイロードの生成>
次に、ペイロード生成部124が行うDSDロスレスペイロードの生成について説明する。
ペイロード生成部124は、圧縮符号化後の1グループ(GOB)の圧縮データに対して1つのDSDロスレスペイロードを生成する。
図7は、DSDロスレスペイロードの構成を示している。
図7の一番上の段に示されるように、1つのコンテンツ(楽曲)に対応するDSDロスレスストリーム(DSD lossless stream)は、複数のDSDロスレスペイロード(DSD_lossless_payload())により構成される。
そして、1つのDSDロスレスペイロードは、図7の上から2段目に示されるように、フォーマットバージョン(format version)、GOBコンフィグ(GOB config)、およびGOBにより構成される。
図8は、DSDロスレスペイロード(DSD_lossless_payload())のシンタクスの例を示している。
フォーマットバージョン(format version)には、DSDロスレスペイロードのバージョンナンバーが格納される。
なお、図8以降のシンタクスの例において、「No. of bits」の値は、その変数のビット数を表し、「Data format」の”uimsbf”は、最上位ビットが先頭の符号無し整数(unsigned integer most significant bit first)を表す。
図8のDSD_lossless_gob_configuration()は、図7のGOBコンフィグ(GOB config)に対応する。
図8のDSD_lossless_gob(number_of_audio_data)は、図7のGOBに対応する。DSD_lossless_gob(number_of_audio_data)の引数であるnumber_of_audio_dataは、先立って送信されるDSD_lossless_gob()によって既知である。
図9は、図7のGOBコンフィグ(DSD_lossless_gob_configuration())のシンタクスの例を示している。
GOBコンフィグには、例えば、channel_configuration、number of blocks、sampling_frequency、comment_flag、comment_size、comment_byte等が格納される。
channel_configurationでは、チャンネル数が定義される。本実施の形態では、channel_configuration=2とされる。
number of blocksでは、1グループを構成するブロック数が定義される。本実施の形態では、number of blocks=10とされる。
sampling_frequencyでは、サンプリング周波数が定義される。サンプリング周波数としては、例えば、44.1kHzの64倍(2822400Hz)、128倍(5644800Hz)、256倍(11289600Hz)の周波数を採用することができる。本実施の形態では、例えば、sampling_frequency=2822400(44.1Kx64)とされる。
comment_flagでは、コメントの有無が定義される。comment_sizeでは、コメントのサイズが定義される。comment_byteに、コメントの内容が格納される。
次に、図7の上から3段目に示されるように、GOBは、GOBヘッダ(GOB header)、GOBデータ(GOB data)、複数のブロック(Block1,Block2,Block3,..)により構成される。本実施の形態では、1グループを構成するブロック数が10に設定されているので、10個のブロック(Block1乃至Block10)が配置されている。
図10は、図7のGOB(DSD_lossless_gob(number_of_audio_data))のシンタクスの例を示している。
DSD_lossless_gob_header()は、図7のGOBヘッダ(GOB header)に対応する。
DSD_lossless_gob_data()は、図7のGOBデータ(GOB data)に対応する。
DSD_lossless_block()は、図7のBlock1乃至Block10の各ブロックに対応する。
図11は、図7のGOBヘッダ(DSD_lossless_gob_header())のシンタクスの例を示している。
DSD_lossless_block_infoでは、例えば、DSDロスレスストリーム(DSD lossless stream)全体の圧縮符号化の有無が定義される。
図12は、図7のGOBデータ(DSD_lossless_gob_data())のシンタクスの例を示している。
gob_codebook_lengthでは、gob_codebookのバイト数が定義される。
gob_codebook[i]には、1グループを構成する10ブロックの圧縮符号化に用いられた変換テーブルtable1のデータが格納される。
図13は、図7のBlock1乃至Block10の各ブロックの構成を示している。
図13に示されるように、1つのブロック(Block)には、フレームヘッダ(frame_header)とフレームデータ(frame_data)が、チャンネル数(channel_configuration)分、格納されている。
フレームヘッダ(frame_header)は、シンクワード(sync_word)、チャンネルID(channel_id)、フレームレングスインデックス(frame_length_index)、圧縮フラグ(comp_flag)により構成される。
図14は、図7の各ブロック(DSD_lossless_block())のシンタクスの例を示している。
DSD_frame_header()は、図13のフレームヘッダ(frame_header)に対応する。
図15は、図13のフレームヘッダ(DSD_frame_header())のシンタクスの例を示している。
シンクワード(sync_word)には、フレームヘッダ(frame_header)とフレームデータ(frame_data)の先頭を表すデータが格納される。
チャンネルID(channel_id)には、フレームヘッダ(frame_header)とフレームデータ(frame_data)のチャンネル番号を表すデータが格納される。
フレームレングスインデックス(frame_length_index)には、フレームデータ(frame_data)のバイト数が格納される。なお、実際のバイト数は、(frame_length_index+1)バイトとなる。
圧縮フラグ(comp_flag)には、フレームデータ(frame_data)が圧縮符号化されたデータか否かを表すデータが格納される。comp_flag=”1”のときは圧縮データを表し、comp_flag=”0”のときは非圧縮データを表す。この圧縮フラグは、上述した選択制御データに対応する。
図14に戻り、frame_data[j]には、圧縮データまたは非圧縮データが格納される。
DSDロスレスペイロードは、以上のように構成される。
即ち、DSDロスレスペイロードには、複数のブロック(Block1乃至Block10)で構成される1グループ(GOB)のDSDデータに対して生成された変換テーブルtable1が、1グループを構成する各ブロックの圧縮データまたは非圧縮データとともに格納される。また、DSDロスレスペイロードには、各ブロックのデータが、圧縮データであるか、または、非圧縮データであるかを示す圧縮フラグ(comp_flag)も格納される。
<DSDデータ送信処理フロー>
次に、図16のフローチャートを参照して、図1の圧縮符号化装置100全体の処理であるDSDデータ送信処理について説明する。
初めに、ステップS21において、DSDデータ生成部121は、入力されてきたアナログのオーディオ信号をΣ△変調によりデジタル化(AD変換)することにより、1bit信号でデルタシグマ変調されたデジタル信号であるDSDデータを生成し、GOBデータ構成部122に出力する。
ステップS22において、GOBデータ構成部122は、所定単位のDSDデータを1ブロックとして、複数ブロックのDSDデータからなるGOBデータを構成する。本実施の形態では、46msecの再生時間となる131072ビット分のデータを1ブロックとして、10ブロックでGOBデータ(1グループのDSDデータ)が構成される。
ステップS23において、DSDデータ符号化部123は、GOBデータ構成部122から供給されたGOBデータを圧縮符号化するGOBデータ圧縮符号化処理を実行する。即ち、DSDデータ符号化部123は、図6のフローチャートを参照して説明した処理を行う。
ステップS24において、ペイロード生成部124は、DSDデータ符号化部123から供給された圧縮データまたは非圧縮データを格納したDSDロスレスペイロードを生成し、データ送信部125に出力する。DSDロスレスペイロードには、上述したように、各ブロックのデータが、圧縮データであるか、または、非圧縮データであるかを示す圧縮フラグ(comp_flag)や、圧縮符号化に用いた変換テーブルtable1なども含まれる。
ステップS25において、データ送信部125には、ペイロード生成部124で生成されたDSDロスレスペイロードを、MPEG-DASHなどの所定のストリーム配信形式で他の装置(受信装置)に送信する。
以上のステップS21乃至S25の処理は、圧縮符号化装置100に入力されてきた全てのオーディオ信号を処理するまで繰り返し実行される。
以上説明したように、図1の圧縮符号化装置100は、デルタシグマ変調された1フレームのDSDデータ(デジタルデータ)を1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループのDSDデータでGOBデータを構成するGOBデータ構成部122と、GOBデータを符号化するための変換テーブルtable1を生成するテーブル生成部としての制御部31と、GOBデータを構成する各ブロックのDSDデータを、変換テーブルtable1を用いて圧縮符号化するエンコード部32とを備える。
また、圧縮符号化装置100は、エンコード部32により圧縮符号化された圧縮データの圧縮度をブロックごとに判定する圧縮判定部としてのデータ量比較部34と、圧縮度が圧縮符号化前のDSDデータより大きいブロックについては圧縮符号化前のDSDデータを採用し、圧縮度が圧縮符号化前のDSDデータ以下のブロックについては圧縮符号化後の圧縮データを採用した圧縮GOBデータを生成するペイロード生成部124とを備える。
さらに、圧縮符号化装置100は、変換テーブルtable1と、その変換テーブルtable1を用いた圧縮GOBデータを送信するデータ送信部125をさらに備える。
例えば、圧縮符号化する前の1ブロックのデータのデータサイズを32768バイトとして、あるコンテンツのDSDデータを本開示の圧縮符号化方式で圧縮符号化した場合、各ブロックのデータサイズは約24kバイト、変換テーブルtable1のデータサイズは8kバイトとなった。したがって、24kバイトのブロックデータの伝送の10回に1回、変換テーブルtable1の8kバイトのデータが挿入されることになる。パケットサイズを小さくすることで通信路の不可変動に対応しやすくなる。また、圧縮データが、元データの大きさを超えてしまう場合はそのブロックのデータを圧縮符号化せずに元の32768バイトのデータのままで伝送することで、トータルとしての通信容量を低減することができる。
図1の圧縮符号化装置100によれば、より高い圧縮率でDSDデータをロスレス圧縮符号化したDSDロスレスストリームを生成して、提供することができる。
<2.復号装置>
<復号装置のブロック図>
図17は、本開示に係る復号装置の構成例を示すブロック図である。
図17に示される復号装置200は、図1の圧縮符号化装置100から送信されたDSDロスレスストリームを受信して、圧縮符号化装置100の圧縮符号化方式に対応する復号方式でDSDロスレスストリームを可逆復号する装置である。
復号装置200は、データ受信部221、ペイロード解析部222、DSDデータ復号部223、及び出力部224により構成される。
データ受信部221は、圧縮符号化装置100から送信されてきたDSDロスレスストリームを、例えば、インターネット、電話回線網、衛星通信網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して受信する。DSDロスレスストリームは、例えば、MPEG-DASHの規格に準拠した形式で伝送されてくる。
MPEG-DASHでは、同一コンテンツを異なるビットレートで表現した複数の符号化データをコンテンツサーバに格納しておき、クライアント装置が、ネットワークの通信容量に応じて複数の符号化データのなかから、所望の符号化データをストリーミング受信することができる。
そこで、データ受信部221は、圧縮符号化装置100によって生成された複数のビットレートのDSDロスレスストリームが格納されているコンテンツサーバに所定のビットレートのDSDロスレスストリームの送信(配信)を要求し、その要求に応じてコンテンツサーバから所定のDSDロスレスストリームを受信してもよい。
データ受信部221は、DSDロスレスストリームを構成するDSDロスレスペイロードを取得し、ペイロード解析部222に出力する。
ペイロード解析部222は、データ受信部221から供給されるDSDロスレスペイロードを解析するとともに、抽出したデータをDSDデータ復号部223に出力する。より具体的には、ペイロード解析部222は、DSDロスレスペイロードに含まれるDSDデータのチャンネル数、サンプリング周波数、ブロック数などを検出し、Block1乃至Block10の各ブロックのデータ、その圧縮符号化に用いられた変換テーブルtable1のデータなどを抽出し、DSDデータ復号部223に出力する。
DSDデータ復号部223は、圧縮符号化装置100の圧縮符号化方式に対応する復号方式で、ペイロード解析部222から供給されたBlock1乃至Block10の各ブロックのデータを復号し、DSDデータを復元する。より具体的には、DSDデータ復号部223は、Block1乃至Block10の各ブロックのデータが圧縮データである場合には、変換テーブルtable1を用いて復号し、非圧縮データである場合には、ブロックのデータをそのまま出力する。
出力部224は、例えば、LPF(low pass filter)、パワーアンプ、スピーカ等で構成され、DSDデータ復号部223から供給される復号後のデータに対して、LPF等の所定のフィルタ処理を実行し、増幅した後、音として出力する。
<DSDデータ復号部の構成例>
図18は、DSDデータ復号部223の詳細構成を示すブロック図である。
DSDデータ復号部223は、符号化データバッファ71、デコード部72、テーブル記憶部73、及び、出力バッファ74により構成される。
ペイロード解析部222で抽出されたBlock1乃至Block10の各ブロックの圧縮データは、符号化データバッファ71に供給される。非圧縮データと選択制御データは、出力バッファ74に供給される。変換テーブルtable1のデータは、テーブル記憶部73に供給される。
テーブル記憶部73は、ペイロード解析部222から供給された変換テーブルtable1を記憶し、必要に応じてデコード部72に供給する。
符号化データバッファ71は、ペイロード解析部222から供給される圧縮データを一時蓄積し、所定のタイミングで後段のデコード部72に供給する。
デコード部72は、圧縮データを圧縮前の状態に復号(可逆復号)して、出力バッファ74に供給する。
デコード部72による復号方法について説明する。
圧縮符号化装置100で圧縮符号化されて送信されてきた圧縮データを、2ビット単位で以下のように表し、E2[n]を復号する場合について説明する。
・・・E2[n-3],E2[n-2],E2[n-1],E2[n],E2[n+1],E2[n+2],E2[n+3],・・・
ここで、E2[n]は、2ビットの連続データを表し、E2データともいう。
デコード部72は、まず、E2[n]の値を判定する。
E2[n]が“00b”である場合、受信された変換テーブルtable1[4096][3]に搭載されてないデータであるので、E2[n]の次の4ビットのデータ“E2[n+1]+E2[n+2]”が復号すべきデータとなる。
一方、E2[n]が“01b”、“10b”、または“11b”である場合、受信された変換テーブルtable1[4096][3]に搭載されているデータであるので、その直前に復号した12ビットのD4データD4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]を使って、変換テーブルtable1[4096][3]を参照し、復号すべきデータを検索する。復号すべきデータは、“table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][ E2[n]-1]”に格納されているデータとなる。
以上のようにして、デコード部72は、圧縮データを圧縮前の状態に復号(可逆復号)することができる。
デコード部72は、図18に示されるように、2ビットのレジスタ91、12ビットのレジスタ92、変換テーブル処理部93、4ビットのレジスタ94、及び、セレクタ95により構成される。
符号化データバッファ71から供給された2ビットのE2データ(例えば、E2[n])は、レジスタ91に記憶される。
12ビットのレジスタ92には、セレクタ95の出力が供給されるようになっており、レジスタ92は、レジスタ91に記憶されている2ビットのE2データ(例えば、E2[n])の直前に復号した12ビットのデータ(例えば、D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1])が格納されている。
レジスタ91に記憶されている2ビットのE2データ(例えば、E2[n])が“00b”である場合、セレクタ95は、入力端子96aを選択し、E2[n]の次の4ビットのデータ“E2[n+1]+E2[n+2]”を復号結果として、出力端子97から出力する。
レジスタ91に記憶されている2ビットのE2データ(例えば、E2[n])が“01b”、“10b”、または“11b”である場合、変換テーブル処理部93は、テーブル記憶部73から供給された変換テーブルtable1の“table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][ E2[n]-1]”に格納されている4ビットのデータをレジスタ94に記憶させる。セレクタ95は、入力端子96bを選択し、レジスタ94に記憶されているデータを復号結果として、出力端子97から出力する。
出力バッファ74は、選択制御データに基づいて、ペイロード解析部222から供給された非圧縮データ、または、デコード部72から供給された復号後のデータのいずれかを適宜選択して、後段の出力部224に出力する。
<GOBデータ復号処理フロー>
図19のフローチャートを参照して、DSDデータ復号部223によるGOBデータ復号処理について説明する。
初めに、ステップS41において、テーブル記憶部73は、ペイロード解析部222から供給された変換テーブルtable1を取得し、記憶する。記憶された変換テーブルtable1は、必要に応じてデコード部72に供給される。
ステップS42において、出力バッファ74は、ペイロード解析部222から供給された選択制御データに基づいて、ペイロード解析部222から供給された所定のブロックのデータが圧縮符号化された圧縮データであるかを判定する。
ステップS42で、所定のブロックのデータが圧縮データであると判定された場合、処理はステップS43に進み、デコード部72は、変換テーブルtable1を用いて、符号化データバッファ71から供給された圧縮データを復号し、出力バッファ74に供給する。即ち、デコード部72は、2ビットのE2データ(例えば、E2[n])が“00b”である場合、E2[n]の次の4ビットのデータ“E2[n+1]+E2[n+2]”を復号結果として出力バッファ74に供給し、2ビットのE2データ(例えば、E2[n])が“01b”、“10b”、または“11b” である場合、変換テーブルtable1の“table1[D4[n-3],D4[n-2],D4[n-1]][ E2[n]-1]”に格納されている4ビットのデータを復号結果として出力バッファ74に供給する処理を、1つのブロックのデータについて実行する。
ステップS44において、出力バッファ74は、デコード部72から供給された、復号されたDSDデータを取得して、後段の出力部224に出力する。
一方、ステップS42で、所定のブロックのデータが圧縮データではないと判定された場合、処理はステップS45に進み、出力バッファ74は、ペイロード解析部222から供給された非圧縮データ(非圧縮のDSDデータ)を取得して、後段の出力部224に出力する。
ステップS46において、DSDデータ復号部223は、1つのDSDロスレスペイロードに含まれる1グループ(GOB)の全てのブロックのデータを復号したかを判定する。
ステップS46で、1グループ(GOB)の全てのブロックのデータを復号していないと判定された場合、処理はステップS42に戻り、上述したステップS42乃至S46の処理が繰り返される。10個のブロック(Block1乃至Block10)のそれぞれについて、ステップS42乃至S45が実行される。
一方、ステップS46で、1グループ(GOB)の全てのブロックのデータを復号したと判定された場合、DSDデータ復号部223は、GOBデータの復号処理を終了する。
<DSDデータ受信処理フロー>
次に、図20のフローチャートを参照して、図17の復号装置200全体の処理であるDSDデータ受信処理について説明する。
ステップS61において、データ受信部221は、DSDロスレスストリームを構成するDSDロスレスペイロードを取得し、ペイロード解析部222に出力する。
ステップS62において、ペイロード解析部222は、データ受信部221から供給されるDSDロスレスペイロードを解析するとともに、抽出したデータをDSDデータ復号部223に出力する。
ステップS63において、DSDデータ復号部223は、圧縮符号化装置100の圧縮符号化方式に対応する復号方式で、ペイロード解析部222から供給されたデータを復号するGOBデータ復号処理を実行する。即ち、DSDデータ復号部223は、図19のフローチャートを参照して説明した処理を行う。
ステップS64において、出力部224は、DSDデータ復号部223から供給された復号後のデータに対して、LPF等の所定のフィルタ処理を実行し、増幅した後、音として出力する。
以上のステップS61乃至S64の処理は、復号装置200がDSDロスレスペイロードを受信するごとに繰り返し実行される。
以上説明したように、図17の復号装置200は、デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループのDSDデータ(デジタルデータ)で構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルtable1と、GOBデータの各ブロックのDSDデータを変換テーブルtable1を用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得するデータ取得部としてのデータ受信部221と、圧縮GOBデータの各ブロックのDSDデータが圧縮データである場合に、その圧縮データを変換テーブルtable1を用いて復号するデコード部72とを備える。
また、圧縮GOBデータは、GOBデータの各ブロックのDSDデータが圧縮データまたは非圧縮データのどちらであるかを表す選択制御データを含み、復号装置200は、選択制御データに基づいて、圧縮GOBデータに含まれた非圧縮データか、または、デコード部72によって復号されたDSDデータを選択して出力する選択部としての出力バッファ74をさらに備える。
さらに、復号装置200は、取得された圧縮GOBデータを解析して、変換テーブルtable1と、圧縮データまたは非圧縮データとを抽出するデータ解析部としてのペイロード解析部222をさらに備える。
図17の復号装置200によれば、圧縮符号化装置100によって提供される、より高い圧縮率でDSDデータをロスレス圧縮符号化したDSDロスレスストリームを取得し、復号して出力することができる。
圧縮符号化装置100と復号装置200によれば、通信容量を低減し、安定に、DSD信号のコンテンツをストリーミング受信することが可能になる。
また、圧縮符号化装置100と復号装置200が、MPEG-DASH(Moving Picture Experts Group phase − Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)の規格に準拠したストリーム配信形式でコンテンツを送受信することで、通信回線容量に合わせて、より良い品質のDSD信号を動的に選択視聴することが可能になる。
上述したDSDロスレスストリームの形式によれば、適切なブロック単位で通信するので、フェード等の処理が可能になり、エラー対策も可能となる。
なお、上述した実施の形態では、DSDデータ生成部121により△Σ変調されたデジタル信号(DSDデータ)に対して、データの発生頻度に基づくデータ変換テーブルtable1を用いて、4ビットを2ビットのコードに変換することにより、圧縮符号化する例について説明した。
しかしながら、圧縮符号化装置100は、例えば、4ビットを1ビットのコードに変換することにより圧縮符号化したり、8ビットを4ビットのコードに変換することにより圧縮符号化することができる。復号装置200は、その圧縮符号化装置100により圧縮符号化されたコードを伸長処理(可逆復号)することも可能である。
例えば、4ビットを1ビットのコードに変換する場合には、図5におけるエンコード部32のレジスタ54が1ビット記憶に変更される。また、図18におけるデコード部72のレジスタ91が1ビット記憶に変更される。
例えば、8ビットを4ビットのコードに変換する場合には、図5におけるエンコード部32のレジスタ51が8ビット記憶となり、レジスタ54が4ビット記憶に変更される。また、図18におけるデコード部72のレジスタ91が4ビット記憶となり、レジスタ94が8ビット記憶に変更される。
従って、圧縮符号化装置100は、△Σ変調されたデジタル信号のMビットを、変換テーブルtable1を参照してNビット(M>N)に変換するエンコード部32を備えるということができる。ここで、Nビットのビットパターン数をPとしたとき、変換テーブルtable1は、過去のビットパターンに対する発生頻度が上位(P-1)個のコードを記憶したテーブルとなる。
また、復号装置200は、△Σ変調されたデジタル信号のMビットがNビット(M>N)に圧縮符号化された符号化データのNビットを、変換テーブルtable1を参照してMビットに変換して復号するデコード部72を備えるということができる。
<3.コンピュータ構成例>
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。本開示の圧縮伸長方法は、CPU(Central Processing Unit)のソフトウェア処理としては処理量が少ないので、機器の処理能力の軽重に左右されない。したがって、モバイル系の端末、据え置き系の機器等の機種依存性が少ない。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図21は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
図21のコンピュータ400において、CPU401,ROM(Read Only Memory)402,RAM(Random Access Memory)403は、バス404により相互に接続されている。
バス404には、さらに、入出力インタフェース405が接続されている。入出力インタフェース405には、入力部406、出力部407、記憶部408、通信部409、及びドライブ410が接続されている。
入力部406は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる。出力部407は、例えば、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部408は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部409は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ410は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体411を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ400では、CPU401が、例えば、記憶部408に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース405及びバス404を介して、RAM403にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ400では、プログラムは、リムーバブル記録媒体411をドライブ410に装着することにより、入出力インタフェース405を介して、記憶部408にインストールすることができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部409で受信し、記憶部408にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM402や記憶部408に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータ400が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述した複数の実施の形態の全てまたは一部を組み合わせた形態を採用することができる。
例えば、本開示は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、本明細書に記載されたもの以外の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成するGOBデータ構成部と、
前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成するテーブル生成部と、
前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化するエンコード部と
を備える圧縮符号化装置。
(2)
前記エンコード部により圧縮符号化された圧縮データの圧縮度をブロックごとに判定する圧縮判定部と、
前記圧縮度が圧縮符号化前の前記デジタルデータより大きいブロックについては圧縮符号化前の前記デジタルデータを採用し、前記圧縮度が圧縮符号化前の前記デジタルデータ以下のブロックについては圧縮符号化後の前記圧縮データを採用した圧縮GOBデータを生成するペイロード生成部と
をさらに備える
前記(1)に記載の圧縮符号化装置。
(3)
前記変換テーブルと、その変換テーブルを用いた前記圧縮GOBデータを送信するデータ送信部をさらに備える
前記(2)に記載の圧縮符号化装置。
(4)
前記エンコード部は、デルタシグマ変調されたMビットのデジタルデータを、前記変換テーブルを参照してNビット(M>N)に変換し、
前記Nビットのビットパターン数をPとしたとき、
前記変換テーブルは、過去のビットパターンに対する発生頻度が上位(P-1)個のコードを記憶したテーブルである
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の圧縮符号化装置。
(5)
圧縮符号化装置が、
デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成し、
前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成し、
前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化する
ステップを含む圧縮符号化方法。
(6)
コンピュータを、
デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成するGOBデータ構成部と、
前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成するテーブル生成部と、
前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化するエンコード部
として機能させるためのプログラム。
(7)
デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得するデータ取得部と、
前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号するデコード部と
を備える復号装置。
(8)
前記圧縮GOBデータは、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データまたは前記非圧縮データのどちらであるかを表す選択制御データを含み、
前記選択制御データに基づいて、前記圧縮GOBデータに含まれた前記非圧縮データか、または、前記デコード部によって復号されて得られた前記デジタルデータを選択して出力する選択部をさらに備える
前記(7)に記載の復号装置。
(9)
取得された前記圧縮GOBデータを解析して、前記変換テーブルと、前記圧縮データまたは非圧縮データとを抽出するデータ解析部をさらに備える
前記(7)または(8)に記載の復号装置。
(10)
前記デコード部は、デルタシグマ変調されたデジタルデータのMビットがNビット(M>N)に圧縮符号化された前記圧縮データの前記Nビットを、前記変換テーブルを参照して前記Mビットに変換し、
前記Nビットのビットパターン数をPとしたとき、
前記変換テーブルは、過去のビットパターンに対する発生頻度が上位(P-1)個のコードを記憶したテーブルである
前記(7)乃至(9)のいずれかに記載の復号装置。
(11)
復号装置が、
デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得し、
前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号する
ステップを含む復号方法。
(12)
コンピュータを、
デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得するデータ取得部と、
前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号するデコード部
として機能させるためのプログラム。
31 制御部, 32 エンコード部, 34 データ量比較部, 72 デコード部, 73 テーブル記憶部, 74 出力バッファ, 100 圧縮符号化装置, 121 DSDデータ生成部, 122 GOBデータ構成部, 123 DSDデータ符号化部, 124 ペイロード生成部, 125 データ送信部, 200 復号装置, 221 データ受信部, 222 ペイロード解析部, 223 DSDデータ復号部, 224 出力部, 400 コンピュータ, 401 CPU, 402 ROM, 403 RAM, 406 入力部, 407 出力部, 408 記憶部, 409 通信部, 410 ドライブ

Claims (12)

  1. デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成するGOBデータ構成部と、
    前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成するテーブル生成部と、
    前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化するエンコード部と
    を備える圧縮符号化装置。
  2. 前記エンコード部により圧縮符号化された圧縮データの圧縮度をブロックごとに判定する圧縮判定部と、
    前記圧縮度が圧縮符号化前の前記デジタルデータより大きいブロックについては圧縮符号化前の前記デジタルデータを採用し、前記圧縮度が圧縮符号化前の前記デジタルデータ以下のブロックについては圧縮符号化後の前記圧縮データを採用した圧縮GOBデータを生成するペイロード生成部と
    をさらに備える
    請求項1に記載の圧縮符号化装置。
  3. 前記変換テーブルと、その変換テーブルを用いた前記圧縮GOBデータを送信するデータ送信部をさらに備える
    請求項2に記載の圧縮符号化装置。
  4. 前記エンコード部は、デルタシグマ変調されたMビットのデジタルデータを、前記変換テーブルを参照してNビット(M>N)に変換し、
    前記Nビットのビットパターン数をPとしたとき、
    前記変換テーブルは、過去のビットパターンに対する発生頻度が上位(P-1)個のコードを記憶したテーブルである
    請求項1に記載の圧縮符号化装置。
  5. 圧縮符号化装置が、
    デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成し、
    前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成し、
    前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化する
    ステップを含む圧縮符号化方法。
  6. コンピュータを、
    デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータでGOBデータを構成するGOBデータ構成部と、
    前記GOBデータを符号化するための変換テーブルを生成するテーブル生成部と、
    前記GOBデータを構成する各ブロックの前記デジタルデータを、前記変換テーブルを用いて圧縮符号化するエンコード部
    として機能させるためのプログラム。
  7. デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得するデータ取得部と、
    前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号するデコード部と
    を備える復号装置。
  8. 前記圧縮GOBデータは、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データまたは前記非圧縮データのどちらであるかを表す選択制御データを含み、
    前記選択制御データに基づいて、前記圧縮GOBデータに含まれた前記非圧縮データか、または、前記デコード部によって復号されて得られた前記デジタルデータを選択して出力する選択部をさらに備える
    請求項7に記載の復号装置。
  9. 取得された前記圧縮GOBデータを解析して、前記変換テーブルと、前記圧縮データまたは非圧縮データとを抽出するデータ解析部をさらに備える
    請求項7に記載の復号装置。
  10. 前記デコード部は、デルタシグマ変調されたデジタルデータのMビットがNビット(M>N)に圧縮符号化された前記圧縮データの前記Nビットを、前記変換テーブルを参照して前記Mビットに変換し、
    前記Nビットのビットパターン数をPとしたとき、
    前記変換テーブルは、過去のビットパターンに対する発生頻度が上位(P-1)個のコードを記憶したテーブルである
    請求項7に記載の復号装置。
  11. 復号装置が、
    デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得し、
    前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号する
    ステップを含む復号方法。
  12. コンピュータを、
    デルタシグマ変調された1フレームのデジタルデータを1ブロックとして複数ブロックで構成される1グループの前記デジタルデータで構成されているGOBデータを符号化するために用いた変換テーブルと、前記GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータを前記変換テーブルを用いて圧縮符号化した圧縮データまたは非圧縮データとを含む圧縮GOBデータを取得するデータ取得部と、
    前記圧縮GOBデータの各ブロックの前記デジタルデータが前記圧縮データである場合に、その圧縮データを前記変換テーブルを用いて復号するデコード部
    として機能させるためのプログラム。
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