JPWO2017200043A1 - 無線通信システム、無線端末及び時刻同期方法 - Google Patents

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Abstract

時刻同期システムは、第一無線装置と第二無線装置とを有する。第一無線装置の無線部は、タイミング情報と、第一クロックから取得した時刻であってタイミング情報が送信された時刻である送信時刻に係る時刻情報とを個別に無線送信する。第二無線装置の無線部は、無線送信されたタイミング情報と時刻情報とを個別に受信する。第二無線装置の補正部は、無線部がタイミング情報を受信したときの第二クロックが示す時刻である参照時刻と、時刻情報から得られた送信時刻とに基づき、第二クロックを補正する。

Description

本発明は、無線通信システム、無線端末及び時刻同期方法に関する。
本願は、2016年5月18日に、日本に出願された特願2016−099714号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
2つの装置間もしくは2つのモジュール間において、一方の装置もしくはモジュールが有する時刻情報を他方の装置もしくはモジュールへ伝送し、他方の装置もしくはモジュールが保持している時刻を、一方の装置もしくはモジュールが有する時刻に同期することがある。例えば、組み込み制御におけるモジュール間の同期には、リアルタイムOS(Operation System)における割り込み処理で処理ジッタを抑える工夫がなされている。また、NTP(Network Time Protocol)では、ネットワークを経由して時刻サーバにアクセスした装置が、時刻サーバから送られてくる時刻情報に自装置で保持するクロックを合わせることで、時刻を同期する。NTPでは、ネットワーク上の機器(ルータ、スイッチ等)における中継機構がもたらす伝送揺らぎを抑える工夫がなされている。
無線LAN(Local Area Network)ではTSF(Timing Synchronization Function)と呼ばれる、基地局と端末の間で時刻同期をとるための機能が備わっている。基地局は、周期的に送信するビーコン信号を用いて、自身が保持するクロックの値を端末に報知する。そのビーコン信号を受信した端末は、その中に設定されているクロックの値に自局のクロックを合わせる(例えば、非特許文献1参照)。
守倉 正博、外1名、「802.11高速無線LAN教科書」、インプレス、2005年1月、p.103〜106
リアルタイムOSをベースとした組み込みモジュールは特別のハードウェア構成となるため、汎用性に乏しく、高価な装置となりやすい。そのため、安価と汎用性を要件とするセンサネットワークの端末には有効ではない。
一方、NTPはネットワークに接続した汎用装置に提供できるが、片道伝送遅延がたとえ一定であっても、アプリケーション層と物理層の間の処理に発生する処理時間の揺らぎにより、時刻同期の精度は数十ミリ秒程度しか得られない。
無線LANをはじめとする通信用無線規格においては、MAC(Medium Access Control)層における自律的な送信待ちや自動的な再送制御が頻繁に発生するため、通信に係る時間に不確実性が生じる。従って、時刻情報が含まれる信号を受信した端末が自局のクロックを合わせる際、そのクロック値が正確な値から大きく乖離している可能性がある。
上記事情に鑑み、本発明は、無線により通信する装置間においてクロックを高精度に同期させることができる無線通信システム、無線端末及び時刻同期方法を提供することを目的としている。
本発明の第1の実施態様における無線通信システムは、第一無線装置と第二無線装置とを備える無線通信システムであって、前記第一無線装置は、第一クロックと、タイミング情報と、前記第一クロックから取得した時刻であって前記タイミング情報が送信された時刻である送信時刻に係る時刻情報とを個別に無線送信する無線送信部を備え、前記第二無線装置は、第二クロックと、無線送信された前記タイミング情報と前記時刻情報とを個別に受信する無線受信部と、前記無線受信部が前記タイミング情報を受信したときの前記第二クロックが示す時刻である参照時刻と、前記時刻情報から得られた前記送信時刻とに基づき、前記第二クロックを補正する補正部とを備える。
本発明の第2の実施態様によれば、上記の第1の実施態様の無線通信システムにおいて、前記補正部は、前記無線受信部が前記タイミング情報に係る無線フレームの同期を検出したときを、前記タイミング情報を受信したときとする。
本発明の第3の実施態様によれば、上記の第2の実施態様の無線通信システムにおいて、前記補正部は、前記参照時刻と、前記送信時刻と、前記タイミング情報の伝送時間とに基づいて、前記第二クロックを補正する。
本発明の第4の実施態様によれば、上記の第1、第2及び第3の実施態様のいずれかの無線通信システムにおいて、前記第二無線装置は、前記第二クロックの時刻の補正に関する履歴情報を記録する記録部をさらに備え、前記補正部は、前記履歴情報に基づいて前記第二クロックの時刻のズレの傾向を算出し、算出した前記傾向と、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレをさらに補正する。
本発明の第5の実施態様によれば、上記の第4の実施態様の無線通信システムにおいて、前記履歴情報は、前記第二クロックの時刻の補正を行なった時刻の情報を含み、前記補正部は、過去に前記第二クロックを補正してから次に時刻を補正するまでの期間と、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレを補正する。
本発明の第6の実施態様によれば、上記の第4の実施態様の無線通信システムにおいて、前記履歴情報は、前記第二クロックの時刻補正を行なった時刻と、前記時刻における前記第二クロックの補正幅の情報を含み、前記補正部は、時刻補正してから次の時刻補正をするまでの期間と前記補正幅とに基づいて前記第二クロックの一定時間におけるズレを算出し、算出した前記一定時間におけるズレと、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレを補正する。
本発明の第7の実施態様における無線端末は、無線基地局と無線端末とを備える無線通信システムにおける無線端末であって、前記無線基地局から送信されるタイミング情報と、前記タイミング情報が送信されたときに前記無線基地局に備えられる第一クロックが示す時刻である送信時刻に係る時刻情報とを個別に受信する無線受信部と、第二クロックと、前記無線受信部が前記タイミング情報を受信したときの前記第二クロックが示す時刻である参照時刻と、前記時刻情報から得られる前記送信時刻とに基づき、前記第二クロックを補正する補正部と、を備える。
本発明の第8の実施態様における時刻同期方法は、第一無線装置と第二無線装置とを備える無線通信システムが実行する時刻同期方法であって、前記第一無線装置が、タイミング情報と、前記第一無線装置に備えられる第一クロックから取得した時刻であって前記タイミング情報が送信された時刻である送信時刻に係る時刻情報とを個別に無線送信する送信ステップと、前記第二無線装置が、無線送信された前記タイミング情報と前記時刻情報とを個別に受信する受信ステップと、前記タイミング情報を受信したときの前記第二無線装置に備えられる第二クロックが示す時刻である参照時刻と、前記時刻情報から得られた前記送信時刻とに基づき、前記第二クロックを補正する補正ステップと、を有する。
本発明の第9の実施態様によれば、上記の第8の実施態様の時刻同期方法において、前記補正ステップでは、前記タイミング情報に係る無線フレームの同期が検出されたときを、前記タイミング情報を受信したときとする。
本発明の第10の実施態様によれば、上記の第9の実施態様の時刻同期方法において、前記補正ステップでは、前記第二無線装置が、前記参照時刻と、前記送信時刻と、前記タイミング情報の伝送時間とに基づいて、前記第二クロックを補正する。
本発明の第11の実施態様によれば、上記第8、第9及び第10の実施態様のいずれかの時刻同期方法において、前記第二無線装置が、前記第二クロックの時刻の補正に関する履歴情報を記録する記録ステップをさらに有し、前記補正ステップにおいては、前記履歴情報に基づいて前記第二クロックの時刻のズレの傾向を算出し、算出した前記傾向と、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレをさらに補正する。
本発明の第12の実施態様によれば、上記第11の実施態様の時刻同期方法において、前記履歴情報は、前記第二クロックの時刻の補正を行なった時刻の情報を含み、前記補正ステップにおいては、過去に前記第二クロックを補正してから次に時刻を補正するまでの期間と、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレを補正する。
本発明の第13の実施態様によれば、上記第11の実施態様の時刻同期方法において、前記履歴情報は、前記第二クロックの時刻補正を行なった時刻と、前記時刻における前記第二クロックの補正幅の情報を含み、前記補正ステップにおいては、時刻補正してから次の時刻補正をするまでの期間と前記補正幅とに基づいて前記第二クロックの一定時間におけるズレを算出し、算出した前記一定時間におけるズレと、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレを補正する。
本発明により、無線により通信する装置間においてクロックを高精度に同期させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態による無線通信システムの構成を示す図である。 第1の実施形態による無線通信システムにおける時刻同期のシーケンス図である。 第1の実施形態による時刻補正の微調整の例を示す図である。 第1の実施形態による時刻補正の微調整の例を示す図である。 第2の実施形態による無線通信システムにおける時刻同期のシーケンス図である。 第3の実施形態の時刻同期システムの動作を示すシーケンス図である。 第4の実施形態の時刻同期システムの動作を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による時刻同期システム1の構成を示す図である。同図に示す時刻同期システム1は、無線装置100(第一無線装置、無線基地局)及び無線装置200(第二無線装置、無線端末)を備える。時刻同期システム1は、複数の無線装置を備える無線通信システムに含まれる。
無線装置100は、GPS(Global Positioning System)部110、制御部120及び無線部130(無線送信部)を備える。GPS部110及び制御部120の間は、パルス回線141及びシリアル回線151により接続される。制御部120及び無線部130の間はシリアル回線152により接続される。
GPS部110は、GPSを搭載したGPSモジュールである。GPS部110は、GPS衛星の時刻の情報を受信する。制御部120は、例えば、CPU(central processing unit)や各種メモリにより構成される制御モジュールである。制御部120は、各部の制御や各種の演算を行う。制御部120は、GPS制御部121、無線制御部122、補正部123及びクロック124(第一クロック)を備える。GPS制御部121は、GPS部110を制御する。無線制御部122は、無線部130を制御する。補正部123は、クロック124の時刻補正を行う。無線部130は、無線モジュールであり、RF(Radio Frequency:無線周波数)信号を送受信する。
なお、無線装置100は、制御部120の外部にクロック124を備えてもよい。
無線装置200は、無線部210(無線受信部)、無線制御部220、センサ制御部230及びセンサ部240を備える。無線部210及び無線制御部220の間は、シリアル回線251により接続される。無線制御部220及びセンサ制御部230の間は、パルス回線242及びシリアル回線252により接続される。
無線部210は、無線モジュールであり、RF信号を送受信する。無線制御部220は、無線部210を制御するモジュールであり、例えば、CPUや各種メモリにより構成される。無線制御部220は、補正部221、履歴記録部222及びクロック223(第二クロック)を備える。補正部221は、クロック223の時刻補正を行う。履歴記録部222は、クロック223の時刻補正に関する履歴情報を記録する。
センサ制御部230は、センサ部240を制御するモジュールである。センサ制御部230は、補正部231及びクロック232を備える。補正部231は、クロック232の時刻補正を行う。センサ部240は、任意のセンサを備えたセンサモジュールである。
なお、無線装置200は、クロック223を無線制御部220の外部に備えてもよい。
また、無線装置200は、センサ部240、又は、センサ制御部230及びセンサ部240を無線装置200の外部に備えてもよい。また、センサ制御部230及びセンサ部240が一つのセンサモジュールに備えられてもよい。
図2は、時刻同期システム1における時刻同期のシーケンス図である。同図では、無線装置100が無線基地局10であり、無線装置200が端末局20である場合の例を示している。無線基地局10は1台以上の端末局20に対して、無線回線を介して時刻情報を同報し、無線基地局10と端末局20との間で時刻同期を図る。
図2を用いて、無線基地局10内のモジュール間の時刻同期について説明する。
無線基地局10の制御部120は、受信したGPS衛星の時刻の情報をGPS部110からシリアル回線151で取得したのでは、制御部120の負荷に応じて取得時に時間の揺らぎを生じ、正確にその時刻の情報を取得することができない。そこで、無線基地局10には、GPS部110と制御部120の間にパルス回線141とシリアル回線151とが併設され、GPS部110はパルス回線141を用いてタイミング情報を制御部120へ伝送する。具体的には、GPS部110は、時刻情報より先にパルス回線141によりSYNC(パルス)をタイミング情報として伝送する(ステップS11)。GPS部110から毎秒出力されるPPS(pulse per second)信号をタイミング情報として用いてもよい。
制御部120は、このタイミング情報を割り込みによって即座に受信する。制御部120の補正部123は、タイミング情報の受信時に、制御部120が有するクロック124における時刻(以下、「参照時刻」という。)t1を参照し、記録する。一方、GPS部110も、SYNC(パルス)によるタイミング情報を伝送するときに、GPS衛星の時刻T1を参照し、記録する。そして、GPS部110は、GPS衛星から受信した時刻T1に関する情報である時刻情報T1をシリアル回線で伝送する(ステップS12)。つまり、時刻情報T1は、時刻T1を取得可能な情報である。
制御部120は、時刻情報T1を、シリアル回線151を介して受信する。制御部120の補正部123は、時刻情報T1からGPS衛星の時刻T1を取得する。補正部123は、記録しておいた参照時刻t1と、時刻情報T1から得られた時刻T1とに基づき、自モジュールが有するクロック124を補正する。具体的には、補正部123は、参照時刻t1と時刻T1との差分(t1−T1)を補正幅とし、クロック124の時刻が補正幅を減算した時刻となるように、クロック124の時刻補正を行う。この際、補正部123は、制御部120がタイミング情報を受信してから、GPS衛星の時刻に関する時刻情報を受信するまでの経過時間を計測し、その時間も考慮してクロック124の時刻補正を行ってもよい。補正部123は、この経過時間を考慮した時刻補正を、後述する図3又は図4に示す処理と同様の処理により行う。この場合、制御部120に、クロック124の時刻補正に関する履歴情報を記録する履歴記録部を設ける。
図2を用いて、無線基地局10と端末局20との間の時刻同期について説明する。
無線基地局10の無線部130は、定型フォーマットの信号をタイミング情報として無線回線を介して送信する。この際、CSMA/CA等のランダムアクセス制御や再送制御を伴う場合、無線基地局10の制御部120が、実際の送信タイミングを制御することはできない。従って、端末局20が上記のタイミング情報を受信するまでにはランダムアクセス制御や再送制御で生じる遅延が加算され、端末局20は正確な時刻にタイミング情報を取得することができない。そこで、無線基地局10と端末局20との間でタイミング情報と時刻情報とをそれぞれ個別に伝送する。
具体的には、無線基地局10の無線部130は、先にSYNCをタイミング情報として無線により伝送する(ステップS21)。タイミング情報は、送信の優先度を高くすることが望ましい。また、タイミング情報は、端末局20の無線部210における受信動作に要する時間をなるべく短くするため、短いフレーム長のフレームに設定することが望ましい。
端末局20の無線部210は、無線基地局10からタイミング情報を無線により受信する。なお、無線基地局10の無線部130が無線信号を送信してから、端末局20の無線部210がその無線信号が受信するまでに係る時間は、CSMA/CA等の制御による遅延よりも十分に小さい。無線部210は、タイミング情報を受信すると即座に、割り込みによって無線制御部220にタイミング情報を出力する。無線制御部220の補正部221は、割り込みにより即座にタイミング情報を受信し、その時のクロック223における時刻である参照時刻t2を参照し、記録する。一方、無線基地局10の補正部123も、無線部130がタイミング情報を伝送するときに、自局が有するクロック124における時刻T2を参照し、記録する。すなわち、時刻T2は、無線基地局10がタイミング情報を送信した時刻である。参照時刻t2は、端末局20がタイミング情報を受信した時刻である。
無線基地局10の補正部123は、クロック124の時刻T2に関する情報である時刻情報T2を、シリアル回線152を用いて無線部130に伝送する。時刻情報T2は、時刻T2を取得可能な情報である。無線部130は時刻情報T2を無線送信する(ステップS22)。
端末局20において、無線制御部220の補正部221は、受信した時刻情報T2から、無線基地局10のクロック124の時刻T2を取得する。補正部221は、記録しておいた参照時刻t2と、時刻情報T2から取得した時刻T2とに基づき、クロック223を補正する。具体的には、補正部221は、参照時刻t2から時刻T2を減算して得られる差分(t2−T2)を補正幅とし、クロック223の時刻が補正幅を減算した時刻となるように、クロック223の時刻を補正する。
また、補正部221は、クロック223の時刻の補正を行う際、端末局20がタイミング情報を受信してから、無線基地局10が有するクロック124の時刻に関する情報である時刻情報を受信するまでの経過時間Δtを計測し、その経過時間Δtをさらに考慮してもよい。図3を用いて、経過時間Δtをさらに考慮した時刻補正について説明する。
図3は、時刻補正の微調整の例を示す図である。同図では、タイミング情報の到来時刻と時刻情報の到来時刻との間に生じるズレを微調整する例を示している。
無線基地局10がタイミング情報を送信したときのクロック124の時刻をT、端末局20がタイミング情報を受信したときのクロック223の参照時刻をt、時刻Tが設定された時刻情報を時刻情報(T)とする。履歴記録部222は、前回、補正部221がクロック223の時刻補正を行った時刻を、履歴情報に記録しておく。補正部221は、前回のクロック223の時刻補正を行った時刻からタイミング情報を受信したときの参照時刻tまでの期間Pと、経過時間Δtとに基づき、経過時間Δtの間のクロック223のズレを推定する。このズレは、例えば、(t−T)×Δt/Pのように推定される。補正部221は、クロック223の時刻の補正の際に、そのズレも追加して補正する。つまり、補正部221は、(t−T)×(1+Δt/P)を補正幅とし、クロック223の時刻が補正幅を減算した時刻となるように、クロック223の時刻補正を行う。
図4は、時刻補正の微調整の他の例を示す図である。同図では、これまでの時刻補正の履歴に基づき時刻補正の微調整を行う例を示している。
端末局20の履歴記録部222は、時刻補正のたびに、補正部221がクロック223の時刻補正を行った時刻と、その時刻補正におけるクロック223の補正幅とを対応付けて記録しておく。補正部221がクロック223の時刻補正を行った時刻は、補正後の時刻である。補正部221は、この時刻と補正幅とに基づいて、一定期間におけるクロック223のズレ幅Mを、加算平均などの統計的手法により推定する。補正部221は、推定したズレ幅Mと経過時間Δtに基づき、経過時間Δtの間のクロック223のズレ(例えば、M×Δt)を推定し、補正の際にそのズレも追加する。
具体的には、履歴記録部222は、補正部221がn回目(n=1,2,…)の時刻補正を行ったときに、時刻情報から取得した時刻Tと、クロック223の補正幅(t−T)+M×Δtとを対応付けて記録しておく。tは、n回目の時刻補正のときの参照時刻である。また、Mは、n回目の時刻補正のときの一定期間におけるクロック223のズレ幅である。Δtは、n回目の時刻補正のときに、端末局20がタイミング情報を受信してから時刻情報を受信するまでの経過時間Δtである。この場合、一定期間におけるクロック223のズレ幅Mは、過去N回(Nは2以上の整数)の時刻補正を行ったときの情報を用いて、式(1)に示すMとして算出される。補正部221は、((t−T)+M×Δt)を補正幅とし、クロック223の時刻が補正幅を減算した時刻となるように、クロック223の時刻補正を行う。
Figure 2017200043
図2を用いて、端末局20におけるモジュール間の時刻同期について説明する。端末局20内には、無線部210を制御する無線制御部220及びクロック223と、センサ部240を制御するセンサ制御部230及びクロック232とが、個別に存在する。このように、端末局には、無線部を制御するモジュール及びクロックとセンサ等を制御するモジュール及びクロックとが、個別に存在する場合がある。その場合、無線部210を制御する無線制御部220は、センサ部240を制御するセンサ制御部230との間で時刻同期を図る必要がある。センサ制御部230は、無線制御部220が有するクロック223の時刻を無線制御部220からシリアル回線252で取得したのでは、センサ制御部230の負荷に応じて取得時に時間の揺らぎを生じ、正確に当該時刻を取得することができない。そこで、無線制御部220とセンサ制御部230の間にパルス回線242とシリアル回線252とが併設され、無線制御部220はパルス回線242を用いてタイミング情報をセンサ制御部230へ伝送する。具体的には、無線制御部220の補正部221は、時刻情報より先にタイミング情報をセンサ制御部230にパルス回線242を介して伝送する(ステップS31)。
センサ制御部230は、このタイミング情報を割り込みによって即座に受信する。センサ制御部230の補正部231は、タイミング情報の受信時に、センサ制御部230が有するクロック232の時刻(以下、「参照時刻」という。)t3を参照し、記録する。一方、無線制御部220の補正部221もタイミング情報を伝送するときに、無線制御部220が有するクロック223の時刻T3を参照し、記録する。そして、無線制御部220の補正部221は、クロック223の時刻にT3に関する情報をシリアル回線252によりセンサ制御部230へ伝送する(ステップS32)。
センサ制御部230は、時刻情報T3を、シリアル回線252を介して受信する。センサ制御部230の補正部231は、時刻情報T3から、無線制御部220が有するクロック223が示していた時刻T3を取得する。補正部231は、記録しておいた参照時刻t3と、時刻情報T3から得られた時刻T3とに基づき、自モジュールが有するクロック232を補正する。具体的には、補正部231は、参照時刻t3と時刻T3との差分(t3−T3)を補正幅とし、クロック232が示す時刻が補正幅を減算した時刻となるように、クロック232の時刻補正を行う。この際、補正部231は、センサ制御部230がタイミング情報を受信してから、無線制御部220が有するクロック223の時刻に関する時刻情報を受信するまでの経過時間を計測し、その経過時間も考慮してクロック232の時刻補正を行ってもよい。補正部231は、この経過時間を考慮した時刻補正を、図3又は図4に示した処理と同様の処理により行う。この場合、センサ制御部230に、クロック232の時刻補正に関する履歴情報を記録する履歴記録部を設ける。
なお、上記では、無線基地局10がタイミング情報及び時刻情報を同報送信する場合について説明したが、特定の端末局20宛に送信してもよい。
本実施形態によれば、無線装置100と無線装置200との間でクロックを同期させるため、無線装置100の無線部130は、タイミング情報と、自装置のクロック124から取得した時刻であってタイミング情報を送信したときの時刻である送信時刻に係る時刻情報とを個別に無線送信する。無線装置200の無線部210は、無線送信されたタイミング情報と時刻情報とを個別に受信する。無線装置200の補正部221は、タイミング情報を受信したときの自装置のクロック223の時刻である参照時刻と、時刻情報から得られた送信時刻とに基づき、クロック223の時刻を補正する。
無線装置200の履歴記録部222が、クロック223の時刻の補正に関する履歴情報を記録しておくことで、補正部221は、この履歴情報に基づいて算出したクロック223の時刻のズレの傾向と、タイミング情報を受信してから時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、この経過時間におけるクロック223の時刻のズレをさらに補正することができる。
例えば、補正部221は、過去にクロック223の時刻を補正してから次に時刻を補正するまでの期間と、タイミング情報を受信してから時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、この経過時間におけるクロック223の時刻のズレを補正する。
また、例えば、補正部221は、時刻補正してから次の時刻補正をするまでの期間と補正幅との情報を履歴情報から取得し、取得したこれらの情報に基づいてクロック223の一定時間におけるズレを算出する。補正部221は、算出した一定時間におけるズレと、タイミング情報を受信してから時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、この経過時間におけるクロック223の時刻のズレを補正する。
これにより、無線装置100と無線装置200との間でクロックを高精度かつ安価に同期させることが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態の時刻同期システムは、第1の実施形態と同様に、無線基地局から端末局に対して、無線回線を介して時刻情報を同報し、無線基地局と端末局間で時刻同期を図る。ただし、本実施形態の時刻同期システムは、モジュール間で時刻同期を行う際に、タイミング情報に先立って、そのタイミング情報の送信時刻を示す時刻情報を送信する。以下、第1の実施形態との差分を中心に説明する。
本実施形態の時刻同期システムの構成は、図1に示す第1の実施形態の時刻同期システム1と同様である。つまり、無線装置100は、GPSモジュールを搭載し、GPS衛星の時刻を受信することができる。
図5は、本実施形態の時刻同期システムの動作を示すシーケンス図である。同図では、無線装置100が無線基地局10aであり、無線装置200が端末局20aである場合の例を示している。なお、無線基地局10aと端末局20aとの間の時刻同期は、第1の実施形態における無線基地局10と端末局20との間の時刻同期と同様であるため、説明を省略する。
図5を用いて、無線基地局10a内でのモジュール間の時刻同期について説明する。無線基地局10aは、第1の実施形態の無線基地局10と同様に、GPS部110と制御部120との間にパルス回線141とシリアル回線151とが併設される。GPS部110は、パルス回線でタイミング情報を制御部120に伝送する。しかし、第1の実施形態と異なり、GPS部110は、シリアル回線151を用いて、GPS衛星の時刻T4に関する情報である時刻情報T4を、時刻T4よりも前に予め伝送する(ステップS51)。但し、GPS衛星の時刻に関する情報は、シリアル回線151で伝送する時に生じる時間の揺らぎ以下の単位の情報を含まなくてもよい。制御部120の補正部123は、GPS部110から時刻情報T4を受信すると、時刻情報T4からGPS衛星の時刻T4を取得し、記録する。
そして、GPS部110は、GPS衛星の時刻T4に係る正秒等のタイミングで、パルス回線141を用いてタイミング情報を伝送する(ステップS52)。制御部120は、このタイミング情報を割り込みにより即座に受信する。制御部120の補正部123は、既に取得しているGPS衛星の時刻T4に関する情報と、時刻T4に係るタイミング情報の受信に基づき、自モジュールが有するクロック124を補正する。つまり、補正部123は、このタイミング情報を受信したタイミングを、ステップS51において先に受信したGPS衛星の時刻T4に係る正秒等のタイミングと捉え、クロック124を補正する。そのため、タイミング情報の送信タイミングがGPS衛星の時刻に係る正秒等のタイミングであることを、GPS部110と制御部120との間で予め共有する必要がある。しかし、第1の実施形態のように、GPS部110がタイミング情報の送信時刻を記録したり、制御部120がタイミング情報の受信時刻と時刻情報の受信時刻とを自モジュールが有するクロック124を参照して記録したりする必要がない。
図5に示すステップS61〜ステップS62における無線基地局10aと端末局20aとの間の時刻同期のシーケンスは、図2に示す第1の実施形態のステップS21〜ステップS22における無線基地局10と端末局20との間の時刻同期のシーケンスと同様である。
図5を用いて、端末局20a内におけるモジュール間の時刻同期について説明する。端末局20aは、第1の実施形態の端末局20と同様に、無線制御部220とセンサ制御部230との間にパルス回線242とシリアル回線252とが併設される。無線制御部220の補正部221は、パルス回線242を用いてタイミング情報をセンサ制御部230に伝送する。しかし、第1の実施形態と異なり、無線制御部220の補正部221は、シリアル回線252を用いて、自モジュールが有するクロック223の時刻T5に関する情報である時刻情報T5を、タイミング情報よりも前に予め伝送する(ステップS71)。但し、クロック223の時刻に関する情報は、シリアル回線252で伝送する時に生じる時間の揺らぎ以下の単位の情報を含まなくてもよい。センサ制御部230の補正部231は、時刻情報T5を受信すると、時刻情報T5から時刻T5を取得し、記録する。
無線制御部220の補正部221は、クロック223の時刻T5に係る正秒等のタイミングで、パルス回線242を用いてタイミング情報をセンサ制御部230に伝送する(ステップS72)。センサ制御部230は、このタイミング情報を割り込みにより即座に受信する。センサ制御部230の補正部231は、先の無線制御部220が有するクロック223の時刻T5に関する情報と、時刻T5に係るタイミング情報の受信とに基づき、自モジュールが有するクロック232を補正する。つまり、補正部231は、このタイミング情報を受信したタイミングを、ステップS71において先に受信した無線制御部220が有するクロック223の時刻T5に係る正秒等のタイミングと捉え、自モジュールが有するクロック233を補正する。そのため、タイミング情報の送信タイミングが、無線制御部220が有するクロック223の時刻に係る正秒等のタイミングであることを、無線制御部220とセンサ制御部230との間で予め共有する必要がある。しかし、第2の実施形態では、第1の実施形態のように無線制御部220がタイミング情報の送信時刻を記録したり、センサ制御部230がタイミング情報の受信時刻と時刻情報の受信時刻とを自モジュールが有するクロック232を参照して記録したりする必要がない。
(第3の実施形態)
第3の実施形態における時刻同期システムは、第1及び第2の実施形態と同様に、無線通信システムに含まれる。時刻同期システムは、無線基地局から端末局に対して、無線回線を介して時刻情報を同報し、無線基地局と端末局との間で時刻同期を図る。無線基地局は、GPS衛星から受信した信号から時刻及びPPS信号を取得するGPS部を備える。第3の実施形態においても第1及び第2の実施形態と同様に、無線基地局は、GPS部により取得される正確な時刻を用いて、自局のクロックと端末局のクロックとの同期を図る。第3の実施形態における無線基地局は、第1の実施形態において説明した無線装置100が備える構成と同様の構成を備える。第3の実施形態における端末局は、第1の実施形態において説明した無線装置200が備える構成と同様の構成を備える。
無線基地局におけるGPS部110と制御部120との間における時刻同期は、第1又は第2の実施形態における時刻同期と同様である。端末局における無線制御部220とセンサ制御部230との間における時刻同期も、第1又は第2の実施形態における時刻同期と同様である。以下、無線基地局と端末局との間における時刻同期について説明する。
無線基地局は、予め定められたフォーマットを有する信号をタイミング情報(SYNC)として、無線回線を介して送信する。タイミング情報を送信する無線フレームのフレーム長は固定長である。タイミング情報のフォーマットでは、無線フレームの先頭に配置されるプリアンブルに続いて、無線フレームに含まれる信号がタイミング情報であることを示す同期ワードが配置されている。同期ワードは、予め定められた信号パターンである。端末局が同期ワードを含む信号を受信した場合、端末局は、受信した信号に対する復調及び復号を行わずとも、同期ワードを検出できる。同期ワードは、プリアンブルとして無線フレームの先頭に配置されていてもよい。
CSMA/CA等を用いたランダムアクセス制御や再送制御が行われる場合、基地局装置がタイミング情報を送信する送信タイミングを制御することは困難である。基地局装置がタイミング情報を送信する処理を開始してから、端末局がタイミング情報を受信する処理を完了するまでの時間には、ランダムアクセス制御や再送制御により生じる遅延が含まれる。従って、所定のタイミングにて基地局装置がタイミング情報を送信し、そのタイミングにおいて端末局装置がタイミング情報を受信することは困難である。
第3の実施形態の時刻同期システムは、第1の実施形態の時刻同期システム1と同様に、無線基地局がタイミング情報と時刻情報とを個別に伝送し、端末局が遅延の影響を低減させた時刻同期を行う。
図6は、第3の実施形態の時刻同期システムの動作を示すシーケンス図である。同図では、無線装置100が無線基地局10bであり、無線装置200が端末局20bである場合を示している。
図6を参照して、第3の実施形態の時刻同期方法における無線基地局10bの動作について説明する。無線基地局10bにおいて時刻同期の動作が開始されると、無線制御部122は、無線部130に対して、タイミング情報の送信を指示する(ステップS101)。無線部130は、送信権を獲得するために、キャリアセンス(CS)を行う。無線部130は、送信権を獲得すると、キャリアセンスが完了したことを無線制御部122へ通知し(ステップS102)、タイミング情報(SYNC)の送信を開始する(ステップS103)。
無線部130は、タイミング情報を送信し終えると、タイミング情報の送信が完了したことを無線制御部122へ通知する(ステップS104)。無線制御部122は、無線部130から送信完了が通知されると、クロック124が示す時刻(T2)を取得する。無線制御部122は、取得した時刻を無線部130によるタイミング情報の送信が完了した送信時刻として記憶する。無線制御部122は、無線部130に対して、送信時刻を示す情報を含む時刻情報の送信を指示する(ステップS105)。無線部130は、キャリアセンスにより送信権を獲得した後に、時刻情報を送信する(ステップS106)。
端末局20bにおいて、無線基地局10bから送信されたタイミング情報(SYNC)を無線部210が受信した場合、無線部210は同期ワードを検出する。無線部210は、同期ワードを検出したことを無線制御部220へ通知する(ステップS201)。無線制御部220は、同期ワード検出の通知を受けると、クロック223が示す時刻(T’6)を参照時刻として取得し、取得した時刻(T’6)を記憶する。すなわち、無線制御部220は、同期ワードが検出されたときを、タイミング情報を受信したときと判定し、時刻(T’6)を記憶する。
無線部210は、受信したタイミング情報の信号に対する信号処理を完了すると、信号処理が完了したことを無線制御部220へ通知する(ステップS202)。信号処理には、例えば、タイミング情報の信号に含まれるPHRヘッダに対する処理、ペイロードに含まれるデータの復調、CRCを用いた誤り検出などの処理が含まれる。無線部210は、無線基地局10bから時刻情報を受信し、時刻情報から送信時刻(T2)を取得する。無線部210は、送信時刻(T2)を無線制御部220へ通知する(ステップS203)。無線制御部220は、送信時刻(T2)を取得すると、クロック223を補正する。
無線制御部220の補正部221は、記憶した参照時刻(T’6)と、通知された送信時刻(T2)と、タイミング情報のフレーム長とに基づいて、クロック223を補正する。補正部221は、タイミング情報の受信に要する時間(t6)を算出するために、タイミング情報のフレーム長を用いる。タイミング情報の伝送に要する時間(t6)は、無線部210がタイミング情報の受信を開始してから無線部210がタイミング情報の受信を完了するまでの時間である。時間(t6)は、タイミング情報の伝送時間といってもよい。無線基地局10bと端末局20bとの間における無線通信に用いられる伝送速度は予め定められているため、補正部221はタイミング情報のフレーム長と伝送速度とから時間(t6)を算出できる。補正部221は、タイミング情報のフレーム長に代えて、タイミング情報のデータ量を用いて時間(t6)を算出してもよい。
無線基地局10bから端末局20bまでの伝送区間における伝送時間をほぼゼロとして、補正部221は、時刻(T’6)と時間(t6)とから、無線基地局10bがタイミング情報の送信を完了したときのクロック223が示す時刻(T6=T’6+t6)を推定する。補正部221は、送信時刻T2と時刻(T6)との差分(T6−T2)を補正幅として用いて、クロック223を補正する。
第3の実施形態においても、無線制御部220は、図3又は図4において示した、無線基地局10bから送信時刻を取得するまでに経過した経過時間Δtに基づいた時刻補正を適用してもよい。すなわち、補正部221は、差分(T6−T2)と、経過時間Δtにおける時刻ズレとに基づいて、クロック223を補正してもよい。経過時間Δtにおける時刻ズレは、時刻T6から時刻情報を取得するまでの経過時間Δtにおいて、クロック124とクロック223との間において生じる時刻ズレである。
無線部210がタイミング情報の信号に対する信号処理を完了するまでに要する時間は、無線部210の処理速度、処理負荷に応じて変化することがある。第3の実施形態では、無線部210が同期ワードの検出を無線制御部220へ通知することにより、タイミング情報の受信が開始されたタイミングを無線制御部220が取得することができる。同期ワードの検出は、無線部210の処理速度、処理負荷の影響をほとんど受けない。そのため、同期ワードが検出された時刻(T’6)とタイミング情報の伝送に要する時間(t6)とを用いることにより、補正部221は、無線基地局10bがタイミング情報の送信を完了したときのクロック223の時刻を取得できる。
第3の実施形態における端末局20bは、MAC層における自律的な送信待ちに伴う遅延と受信処理により生じる遅延との影響を抑えて、クロック223をクロック124に同期させることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態における時刻同期システムは、第1、第2及び第3の実施形態と同様に、無線通信システムに含まれる。第4の実施形態は、無線基地局においてタイミング情報の送信が完了したときのクロック223が示す時刻を推定する手順が、第3の実施形態と異なる。
図7は、第4の実施形態の時刻同期システムの動作を示すシーケンス図である。同図では、無線装置100が無線基地局10cであり、無線装置200が端末局20cである場合を示している。第4の実施形態の時刻同期方法における無線基地局10cの動作は第3の実施形態の無線基地局10bの動作(ステップS101〜S105)と同じであるので、重複する説明を省略する。
図7を参照して、第4の実施形態の時刻同期方法における端末局20cの動作を説明する。端末局20bにおいて、無線基地局10cから送信されたタイミング情報(SYNC)を無線部210が受信した場合、無線部210は同期ワードを検出する。無線部210は、同期ワードを検出したことを無線制御部220へ通知する(ステップS211)。無線制御部220は、同期ワード検出の通知を受けると、クロック223が示す時刻(T’6)を取得し、取得した時刻(T’6)を記憶する。
無線部210は、受信したタイミング情報の信号に対する信号処理を完了すると、信号処理が完了したことを無線制御部220へ通知する(ステップS212)。無線制御部220は、信号処理完了の通知を受けると、クロック223が示す時刻(T’7)を完了時刻として取得し、取得した時刻(T’7)を記憶する。無線部210は、無線基地局10bから時刻情報を受信し、時刻情報から送信時刻(T2)を取得する。送信部210は、送信時刻(T2)を無線制御部220へ通知する(ステップS213)。無線制御部220は、送信時刻(T2)を取得すると、クロック223を補正する。
補正部221は、記憶した時刻(T’6)及び時刻(T’7)と、通知された送信時刻T2と、タイミング情報のフレーム長とに基づいて、クロック223を補正する。補正部221は、タイミング情報のフレーム長と、無線基地局10cと端末局20cとの間における無線通信に用いられる伝送速度とからタイミング情報の受信に要する時間(t6)を算出する。補正部221は、時刻(T’6)から時刻(T’7)までの時間(t’7)を算出する。補正部221は、算出した時間(t’7)と時間(t6)とから、無線部210がタイミング情報を含む信号に対する信号処理に要した時間(t7=t’7−t6)を算出する。信号処理には、例えば、タイミング情報の信号に含まれるPHRヘッダに対する処理、ペイロードに含まれるデータの復調、CRCを用いた誤り検出などの処理が含まれる。
無線基地局10cから端末局20cまでの伝送区間における伝送時間をほぼゼロとして、補正部221は、時刻(T’7)と時間(t7)とから、無線基地局10cがタイミング情報の送信を完了したときのクロック223が示す時刻(T7=T’7−t7)を推定する。補正部221は、送信時刻T2と時刻(T7)との差分(T7−T2)を補正幅として用いて、クロック223を補正する。
第4の実施形態においても、補正部221は、図3又は図4において示した、無線基地局10cから送信時刻を取得するまでに経過した経過時間Δtに基づいた時刻補正を適用してもよい。すなわち、差分(T7−T2)と、時刻T7から時刻情報を取得するまでの経過時間Δtにおいて生じるクロック124とクロック223との時刻ズレとに基づいて、補正部221はクロック223を補正してもよい。補正部221は、時刻(T’7)を起点に経過時間Δtを計測してもよい。
第4の実施形態の端末局20cでは、無線部210がタイミング情報に対する信号処理の完了を無線制御部220へ通知する。無線制御部220の補正部221は、参照時刻(T’6)と、タイミング情報の受信に要する時間(t6)と、信号処理の完了が通知されたときにクロック223が示す時刻(T’7)である完了時刻とに基づいて、無線部210がタイミング情報を含む信号に対する信号処理に要する時間(t7)を算出する。補正部221は、算出した時間(t7)と完了時刻(T’7)とに基づいて、クロック223を補正する。以上の動作により、第4の実施形態における端末局20cは、MAC層における自律的な送信待ちに伴う遅延と受信処理により生じる遅延との影響を抑えて、クロック124とクロック223とを同期させることができる。
上述した実施形態によれば、時刻同期システムは、時刻同期に係る情報である時刻情報から、タイミングに関する情報であるタイミング情報を分離し、時刻情報とタイミング情報を別々に伝送する。これにより、特別なハードウェア構成を伴わずに、無線装置間、あるいは、無線装置内のモジュール間の高精度(数十μ秒程度)な時刻同期を達成することができる。
具体的には、無線装置間のタイミング情報の伝送には、無線回線を用い、無線装置内のモジュール間のタイミング情報の伝送には、パルス回線などの汎用的かつ高速な回線を用いる。
無線装置(又はモジュール)は、タイミング情報を他の無線装置(又はモジュール)に送信し、そのタイミング情報の送信時刻を自装置(又はモジュール)のクロックから取得する。そして、無線装置(又はモジュール)は、タイミング情報を送信した後に、取得した時刻を設定した時刻情報を他の無線装置(又はモジュール)に送信する。これにより、通信に係る時間の不確実性を回避する。
又は、モジュール間において、タイミング情報が、時刻情報に関連する正秒(正ミリ秒なども含む)を表す情報であることを事前に規定しておく。時刻情報がタイミング情報で表すタイミング(秒)よりも単位の大きな時刻を表すようにすることで、時刻情報の処理に係る時間の揺らぎを無視することができる。
上記実施形態によれば、無線により通信する装置間もしくはモジュール間において時刻同期を図るにあたり、特別のハードウェア構成を有さず、汎用性に富み、安価に、高度(数十μ秒程度)な同期精度を達成することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、装置間又はモジュール間の時刻同期に利用可能である。
1…時刻同期システム
10、10a…無線基地局
20、20a…端末局
100、200…無線装置
110…GPS部
120…制御部
121…GPS制御部
122、220…無線制御部
123、221、231…補正部
124、223、232…クロック
130、210…無線部
141、142、242…パルス回線
151、152、251、252…シリアル回線
222…履歴記録部
230…センサ制御部
240…センサ部

Claims (13)

  1. 第一無線装置と第二無線装置とを備える無線通信システムであって、
    前記第一無線装置は、
    第一クロックと、
    タイミング情報と、前記第一クロックから取得した時刻であって前記タイミング情報が送信された時刻である送信時刻に係る時刻情報とを個別に無線送信する無線送信部を備え、
    前記第二無線装置は、
    第二クロックと、
    無線送信された前記タイミング情報と前記時刻情報とを個別に受信する無線受信部と、
    前記無線受信部が前記タイミング情報を受信したときの前記第二クロックが示す時刻である参照時刻と、前記時刻情報から得られた前記送信時刻とに基づき、前記第二クロックを補正する補正部とを備える、
    無線通信システム。
  2. 前記補正部は、前記無線受信部が前記タイミング情報に係る無線フレームの同期を検出したときを、前記タイミング情報を受信したときとする、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記補正部は、前記参照時刻と、前記送信時刻と、前記タイミング情報の伝送時間とに基づいて、前記第二クロックを補正する、
    請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第二無線装置は、
    前記第二クロックの時刻の補正に関する履歴情報を記録する記録部をさらに備え、
    前記補正部は、前記履歴情報に基づいて前記第二クロックの時刻のズレの傾向を算出し、算出した前記傾向と、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレをさらに補正する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  5. 前記履歴情報は、前記第二クロックの時刻の補正を行なった時刻の情報を含み、
    前記補正部は、過去に前記第二クロックを補正してから次に時刻を補正するまでの期間と、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレを補正する、
    請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記履歴情報は、前記第二クロックの時刻補正を行なった時刻と、前記時刻における前記第二クロックの補正幅の情報を含み、
    前記補正部は、時刻補正してから次の時刻補正をするまでの期間と前記補正幅とに基づいて前記第二クロックの一定時間におけるズレを算出し、算出した前記一定時間におけるズレと、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレを補正する、
    請求項4に記載の無線通信システム。
  7. 無線基地局と無線端末とを備える無線通信システムにおける無線端末であって、
    前記無線基地局から送信されるタイミング情報と、前記タイミング情報が送信されたときに前記無線基地局に備えられる第一クロックが示す時刻である送信時刻に係る時刻情報とを個別に受信する無線受信部と、
    第二クロックと、
    前記無線受信部が前記タイミング情報を受信したときの前記第二クロックが示す時刻である参照時刻と、前記時刻情報から得られる前記送信時刻とに基づき、前記第二クロックを補正する補正部と、
    を備える無線端末。
  8. 第一無線装置と第二無線装置とを備える無線通信システムが実行する時刻同期方法であって、
    前記第一無線装置が、
    タイミング情報と、前記第一無線装置に備えられる第一クロックから取得した時刻であって前記タイミング情報が送信された時刻である送信時刻に係る時刻情報とを個別に無線送信する送信ステップと、
    前記第二無線装置が、
    無線送信された前記タイミング情報と前記時刻情報とを個別に受信する受信ステップと、
    前記タイミング情報を受信したときの前記第二無線装置に備えられる第二クロックが示す時刻である参照時刻と、前記時刻情報から得られた前記送信時刻とに基づき、前記第二クロックを補正する補正ステップと、
    を有する時刻同期方法。
  9. 前記補正ステップでは、前記タイミング情報に係る無線フレームの同期が検出されたときを、前記タイミング情報を受信したときとする、
    請求項8に記載の時刻同期方法。
  10. 前記補正ステップでは、前記第二無線装置が、前記参照時刻と、前記送信時刻と、前記タイミング情報の伝送時間とに基づいて、前記第二クロックを補正する、
    請求項9に記載の時刻同期方法。
  11. 前記第二無線装置が、前記第二クロックの時刻の補正に関する履歴情報を記録する記録ステップをさらに有し、
    前記補正ステップにおいては、前記履歴情報に基づいて前記第二クロックの時刻のズレの傾向を算出し、算出した前記傾向と、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレをさらに補正する、
    ことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の時刻同期方法。
  12. 前記履歴情報は、前記第二クロックの時刻の補正を行なった時刻の情報を含み、
    前記補正ステップにおいては、過去に前記第二クロックを補正してから次に時刻を補正するまでの期間と、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレを補正する、
    請求項11に記載の時刻同期方法。
  13. 前記履歴情報は、前記第二クロックの時刻補正を行なった時刻と、前記時刻における前記第二クロックの補正幅の情報を含み、
    前記補正ステップにおいては、時刻補正してから次の時刻補正をするまでの期間と前記補正幅とに基づいて前記第二クロックの一定時間におけるズレを算出し、算出した前記一定時間におけるズレと、前記タイミング情報を受信してから前記時刻情報を受信するまでの経過時間とに基づき、前記経過時間における前記第二クロックの時刻のズレを補正する、
    請求項11に記載の時刻同期方法。
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