JP4325400B2 - データ送受信システムの競合回避制御方法、データ送受信システム、およびデータ送受信システム用端末 - Google Patents
データ送受信システムの競合回避制御方法、データ送受信システム、およびデータ送受信システム用端末 Download PDFInfo
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Description
図1は、従来のデータ送受信システムとしての無線LANの制御方法を説明するためのシーケンス図である。
図1における各STA1、2の横棒(斜線部)は消費電力を示している。
APは、周期的にビーコン(Beacon:報知情報)と呼ばれる信号を全STAに送信する。このビーコンには、各STAに対するデータの有無を示す識別信号が入っている。
図2は、複数の端末に対する従来の無線LANの制御方法を説明するためのシーケンス図である。
STA1、2それぞれにデータがあった場合、各STAはビーコンを受信後、それぞれのPS−POLLをAPに送信しようとする。そのため、PS−POLLの送信権を獲得できなかったSTA(図2においてはSTA2)は、STA1のデータ受信が終わるまでPS−POLLの送信待ち状態(待機状態)になる。STA1のデータ受信が終わる時間が不明なため、STA2は、常に電波の状況監視、送信準備をしており、その分電力を消費している。
アクセスポイント(AP)にSTA1のデータが有るため、STA1はPS−POLLをビーコン受信処理直後にAPに送信する。APは、PS−POLLを受信することによりSTA1が受信可能状態にあるということを知り、PS−POLLを送信したSTAにデータを送信する。
STA1、2両方にそれぞれデータがあるため、STAは図1と同様にビーコン受信直後にPS−POLLを送信しようとする。
しかし、無線の衝突を避けるため優先権をこれらの2つのSTA間で早い者勝ちで獲得する(競合)。
通常、STAは省電力のため、ビーコン間隔で受信モードに変わり、それ以外は受信送信回路をオフにし、極力電力を消費しないモードに入っている。すなわち、ただ一方的にAPからSTAにデータを送っても、STAは受信回路をオフにしているため受信することができない。このため、APは、STAに対しビーコンを送信して、その応答、PS−POLLを待つ。複数のSTAに送りたいデータ(データは各STAごとに送られる。同じデータでも良く、別でもよい。)がある場合、PS−POLLが返ってきたSTAの順にデータを送ることになる。因みに、STAからAPにデータを送るときは、任意である。APは常に送受信可能状態であるので、電波状況が空いていれば即座に送信できる。
STAは、PS−POLLを送信する際、まず、電波状況を見て空いている場合、PS−POLLを送信する。これが早い者勝ちでPS−POLLを送信できたSTAが勝つ理由である。
そこで、消費電力を低減することを目的とする無線通信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
本発明の目的は、PS−POLLを送信するための送信待ち状態の消費電力を低減することができるデータ送受信システムの競合回避制御方法、データ送受信システム、およびデータ送受信システム用端末を提供することにある。
Wait=(Tb−Tb2)*RND() …(2)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、各端末がそれぞれ所定の時間経過後に要求信号を基地局に送信することにより、各端末から同時に要求信号が基地局に送信されることがほぼなくなるので、各端末が無駄に待機することがなくなり、要求信号を送信するための送信待ち状態の消費電力が低減する。尚、待機とは、電波の状況監視、送信準備をせず、端末が再起動をするのに必要な最低限度の状態、いわば仮眠状態を意味する。
Wait=(Tb−Tb2)*RND()−Td …(3)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、Td:前記端末が前記基地局からのデータを受信する時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
Wait=(Tb−Tb2−Td2)*RND()+Td2−Td …(4)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、Td:前記端末が前記基地局からデータを受信する時間、Td2:優先権を獲得した他の端末のデータ受信予想時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
Wait=(Tb−Tb2)*RND() …(2)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
Wait=(Tb−Tb2)*RND()−Td …(3)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、Td:前記端末が前記基地局からのデータを受信する時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
Wait=(Tb−Tb2−Td2)*RND()+Td2−Td …(4)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、Td:前記端末が前記基地局からデータを受信する時間、Td2:優先権を獲得した他の端末のデータ受信予想時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
Wait=(Tb−Tb2)*RND() …(2)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
Wait=(Tb−Tb2)*RND()−Td …(3)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、Td:前記端末が前記基地局からのデータを受信する時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
Wait=(Tb−Tb2−Td2)*RND()+Td2−Td …(4)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、Td:前記端末が前記基地局からデータを受信する時間、Td2:優先権を獲得した他の端末のデータ受信予想時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、を満足することを特徴とする。
Wait=(Tb−Tb2−Td−Tds*m)*RND()+Td+Tds*m
…(11)
但し、Tb:前記標識信号の周期、Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、Tds:前記端末以外の他の端末の予想データ受信時間の一般化した値、を満足することを特徴とする。
本発明は、データ送受信システムとしての無線LAN(IEEE802.11)システムにおいて、基地局としてのアクセスポイント(以下「AP」という。)から端末としてのステーション(以下「STA」という。)へデータを送る場合の受信待受け時の低消費電力を図ったことを特徴としている。
従来、無線LANのSTAにおいては、要求信号としてのPS−POLLは標識信号としてのビーコン受信直後に送出されるものであった。しかし、複数のSTA(STA1、STA2、…)に対してAPから送信すべきデータがあった場合、各STAは、一斉にPS−POLLを送信しようとするためPS−POLL送信待ち状態で無駄な電力を消費していた。
すなわち、本発明は、APに複数のSTAをそれぞれ接続し、各STAがAPからのビーコンを同時に受信してから次のビーコンを受信するまでの時間内に各STAがデータ受信の優先権を獲得する際の競合を回避する競合回避制御方法において、各STAがAPからデータを受信するためのAPへのPS−POLLを送信する際に、各STAは、それぞれ所定の時間経過後にPS−POLLを送信することを特徴とする。
さらに、本発明は、ランダムな時間を、0以上1未満の乱数もしくは0以上1未満の疑似乱数に基づいて生成することを特徴とする。
RF処理部81は、受信した電波の検波等を行い、ベースバンド処理部82は、変調前または復調後の情報信号(音声、映像、ディジタル・データ等)の帯域の信号を処理する。メモリ85は、図示しないRAM(ランダムアクセスメモリ)およびROM(リードオンリーメモリ)を含み、ROMは制御プログラム等を格納し、RAMは受信した情報を格納する。モニター84は、操作画面や画像情報や文字情報等を表示する。CPU83は、各部の統括制御を行う。
LANアダプタ91は、AP90自体と各AP80(図8参照)とを有線のLAN92で接続するためのアダプタである。
図8に示したSTA80は、図9に示したAP90からデータを受信するためのAPにPS−POLLを送信する際に、それぞれ所定の時間経過後にPS−POLLを送信するようになっている。AP90は、各STA80からそれぞれ所定の時間経過後にデータを受信するためのPS−POLLを受信するようになっている。実際には各STA80からそれぞれPS−POLLを送信する際に競合が生じることが多発する。
そこで、本発明者は、この競合を回避させることを試みた。
無線LANにおける競合回避制御方法は、PS−POLLの送信タイミングをビーコン受信直後でなく、ランダムな時間を待って送信する。ランダムな時間待つため、STA1及びSTA2のPS−POLLの送信タイミングが重なる(競合する)確率が少なくなり、PS−POLL送信タイミングを待つための消費電力を低減させることができるようになる。
APは周期的にビーコンを送信する。ビーコンには、各STA宛のデータの有無に関する識別子が含まれている。各STAは、この識別子からデータの有無を判断し、データがあった場合は、APに対してPS−POLLパケットを送信する。APは、このPS−POLLを受信するとSTAが受信可能状態と判断し、そのSTA宛のデータを送信する。データを受信したSTAは、データ受信完了の応答としてAPに対してACKパケットを送信する。このデータ受信のシーケンス中は、横棒(斜線部)で表されているように受信・送信に見合う消費電力がある。
次に図5に、本発明のデータ送受信システムの競合回避制御方法を適用した無線LANの制御方法を説明するためのフローチャートを示す。
図4に、従来の無線LANの制御方法を説明するためのフローチャートを示す。
各STA(番号k(1以上の整数)が割り振られているものとする)は、まずビーコン(Beacon)を受信する(ステップS1)。
次に各STAはビーコンの内容を解析し、自STA宛のデータの有無を判断する(ステップS2)。
ステップS2で各STAはデータが無いと判断した場合(No)は、次のビーコン受信を待つ(ステップS1)。
各STAは、ステップS2でデータがあったと判断した場合には、APにSTAがデータ受信可能状態と通知するためにPS−POLLパケットを送信し(ステップS3)、データ(Data)を受信する(ステップS4)。
本発明においては、図5に見られるようにSTA1、STA2がデータ有無を判断した後、ランダム時間待つ(電波の状況監視、送信準備を行わず再起動できるだけの最低限度の状態で待機する)処理(Wait:ステップS12)を加えている。
この時のPS−POLLの待ち時間の算出の式の一例は以下の数式(3)となる。
Wait=(Tb−Tb2)*RND()−Td …(3)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間
Tb:前記標識信号の周期
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間
Td:前記端末が前記基地局からのデータを受信する時間
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数
を満足する。
度数分布の場合、縦軸を度数とし、横軸をデータ量として度数分布表を作成し、最大度数をとるデータ量の幅(階級値)を用いればよく、代表値の場合には、縦軸を度数とし、横軸をデータ量とした場合の最大データ量をとる値(最頻値)や平均値を用いればよい。
このビーコン時間(標識信号をAPが受信処理を開始してから終了するまでの時間)を差し引くことにより、次のビーコン処理にかかる頻度を少なくすることができ、消費電力の低減が期待できる。
RND()=p/10n …(5)
但し、 p:図示しない乱数表から読み出したn桁の乱数
n:乱数の桁数
を満足する。
ここで、乱数表は各STAのメモリ内に格納されているものとし、CPUが乱数を読み出すものとする。
RND()=|sinθ| …(6)
但し、 θ:π/2+2pπを除く乱数(ラジアン)
p:整数
を満足する。
RND()=|cosθ| …(7)
但し、 θ:2qπを除く乱数(ラジアン)
q:整数
を満足する。
尚、各STAにおいてRND()の初期値はそれぞれ異なっていることを前提としている。これは、RND()の初期値が同一の場合には全てのPS−POLLが競合してしまうためである。また、RND()は、疑似乱数、例えば任意の数列の中から選択された数値からなるものであってもよく、初期値は前述した各STA固有の値に基づいて異なる値となるようにそれぞれ設定されていてもよい。
但し、 x:0以上の乱数
を満足する。
RND()=logx …(9)
但し、 x:1以上e(自然対数の底2.718281…)未満の乱数
RND()=|x| …(10)
但し、 x:0以上1未満の乱数
以上説明したように、本実施の形態においては、以下に記載するような効果を奏する。
PS−POLLの送信タイミングに待ち時間を入れることにより、PS−POLL送信タイミングの衝突が減り、PS−POLL送信待ち時間(送信準備時間)が減るため消費電力の低減が図れる。
図6に、本発明の他の実施の形態を説明するためのシーケンス図を示す。
また、図7に、本発明の他の実施の形態を説明するためのフローチャートを示す。
まず、STA1(2)はビーコンを受信し(ステップS20)、自STAへのデータが有るか否かを判断し(ステップS21)する。
図7のステップS22に示すように、PS−POLL送信の優先権獲得の有無の判断を加える。STA1(2)は優先権を獲得した場合(ステップS22/Yes)は、従来通り待ち時間無くPS−POLLを送信し(ステップS23)、データを受信する(ステップS24)。STA1(2)は優先権を獲得できなかった場合(ステップS22/No)のみに、PS−POLLの送信に所定の待ち時間を加え(ステップS25)、待ち時間経過後PS−POLLを送信し(ステップS26)、データを受信する(ステップS27)。PS−POLLを送信するまでの間、STA1(2)は待機状態にあるので、消費電力を押さえることができる。
この時のPS−POLLの送信待ち時間Waitの算出式は、以下の数式(4)となる。
Wait=(Tb−Tb2−Td2)*RND()+Td2−Td …(4)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間
Tb:前記標識信号の周期
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間
Td:前記端末が前記基地局からデータを受信する時間
Td2:優先権を獲得した他の端末のデータ受信予想時間
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数
を満足する。
尚、本実施の形態では、PS−POLLの送信待ち時間Waitの算出式が数式(3)および数式(4)の場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、数式(1)や数式(2)で表されるWaitであってもよい。
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間
Tb:前記標識信号の周期
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数
を満足する。
この数式(1)で表される送信待ち時間WaitはAPからのビーコン送信時間と重複する場合を含むが、これらが重複する場合には、再度STAは再度待機して、改めてPS−POLLを送信すればよい。また、このような場合においても消費電力の低減が期待できる。
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間
Tb:前記標識信号の周期
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数
を満足する。
Wait=(Tb−Tb2−Td−Tds*m)*RND()+Td+Tds*m
…(11)
但し、 Tb:前記標識信号の周期
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数
Tds:前記端末以外の他の端末の予想データ受信時間の一般化した値
を満足する。
としてもよく、この場合においても、PS−POLLの競合の回避と消費電力の低減が期待できる。
Wait=(Tb−Tb2−Td−Tds)*RND()+Td+Tds
…(12)
で表される時間だけ待機した後で再度PS−POLLを送信する。2回目のPS−POLLを送信しても優先権を獲得できなかったらm回目のPS−POLLの送信待機時間は前述した数式(11)となり、これなら何度でもPS−POLLを送信することができる。
さらに、本実施の形態ではWaitの算出の際に乱数としてRND()を用いているが、{RND()}の代わりに{RND()}kや{RND()}/kや{RND()}1/kを用いてもよく、これらを組み合わせてもよい。このような場合であっても、同様に、PS−POLLの競合の回避と消費電力の低減が期待できる。
STA1、STA2 端末
Claims (18)
- 基地局に複数の端末をそれぞれ接続し、各端末が該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に各端末がデータ受信の優先権を獲得する際の競合を回避するデータ送受信システムの競合回避制御方法において、
前記各端末が前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、前記各端末は、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、前記各端末は、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(2)
Wait=(Tb−Tb2)*RND() …(2)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システムの競合回避制御方法。 - 基地局に複数の端末をそれぞれ接続し、各端末が該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に各端末がデータ受信の優先権を獲得する際の競合を回避するデータ送受信システムの競合回避制御方法において、
前記各端末が前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、前記各端末は、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、前記各端末は、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(3)
Wait=(Tb−Tb2)*RND()−Td …(3)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
Td:前記端末が前記基地局からのデータを受信する時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システムの競合回避制御方法。 - 基地局に複数の端末をそれぞれ接続し、各端末が該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に各端末がデータ受信の優先権を獲得する際の競合を回避するデータ送受信システムの競合回避制御方法において、
前記各端末が前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、前記各端末は、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、前記各端末は、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(4)
Wait=(Tb−Tb2−Td2)*RND()+Td2−Td …(4)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
Td:前記端末が前記基地局からデータを受信する時間、
Td2:優先権を獲得した他の端末のデータ受信予想時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システムの競合回避制御方法。 - 前記各端末は、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のデータ送受信システムの競合回避制御方法。
- 前記疑似乱数の初期値を、前記各端末がそれぞれ有する固有の値に基づく値とすることを特徴とする請求項4記載のデータ送受信システムの競合回避制御方法。
- 前記疑似乱数を、値域が0以上1未満である代数関数若しくは超越関数とすることを特徴とする請求項5記載のデータ送受信システムの競合回避制御方法。
- 基地局と、該基地局にそれぞれ接続され、該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に前記基地局から優先権を獲得できたときには前記基地局からデータを受信し、前記優先権を獲得できなかったときには待機する複数の端末とを備えたデータ送受信システムであって、
前記各端末は、前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、前記各端末は、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(2)
Wait=(Tb−Tb2)*RND() …(2)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システム。 - 基地局と、該基地局にそれぞれ接続され、該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に前記基地局から優先権を獲得できたときには前記基地局からデータを受信し、前記優先権を獲得できなかったときには待機する複数の端末とを備えたデータ送受信システムであって、
前記各端末は、前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、前記各端末は、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(3)
Wait=(Tb−Tb2)*RND()−Td …(3)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
Td:前記端末が前記基地局からのデータを受信する時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システム。 - 基地局と、該基地局にそれぞれ接続され、該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に前記基地局から優先権を獲得できたときには前記基地局からデータを受信し、前記優先権を獲得できなかったときには待機する複数の端末とを備えたデータ送受信システムであって、
前記各端末は、前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、前記各端末は、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(4)
Wait=(Tb−Tb2−Td2)*RND()+Td2−Td …(4)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
Td:前記端末が前記基地局からデータを受信する時間、
Td2:優先権を獲得した他の端末のデータ受信予想時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システム。 - 前記各端末は、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信するようにしたことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項記載のデータ送受信システム。
- 前記疑似乱数の初期値は、前記各端末がそれぞれ有する固有の値に基づく値であることを特徴とする請求項10記載のデータ送受信システム。
- 前記疑似乱数は、値域が0以上1未満である代数関数若しくは超越関数としたことを特徴とする請求項11記載のデータ送受信システム。
- 基地局にそれぞれ接続され、該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に前記基地局から優先権を獲得できたときには前記基地局からデータを受信し、前記優先権を獲得できなかったときには待機するデータ送受信システム用端末であって、
前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(2)
Wait=(Tb−Tb2)*RND() …(2)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システム用端末。 - 基地局にそれぞれ接続され、該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に前記基地局から優先権を獲得できたときには前記基地局からデータを受信し、前記優先権を獲得できなかったときには待機するデータ送受信システム用端末であって、
前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(3)
Wait=(Tb−Tb2)*RND()−Td …(3)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
Td:前記端末が前記基地局からのデータを受信する時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システム用端末。 - 基地局にそれぞれ接続され、該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に前記基地局から優先権を獲得できたときには前記基地局からデータを受信し、前記優先権を獲得できなかったときには待機するデータ送受信システム用端末であって、
前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(4)
Wait=(Tb−Tb2−Td2)*RND()+Td2−Td …(4)
但し、Wait:前記端末が前記標識信号の受信処理を終了してから前記要求信号を前記基地局に送信するまでの時間、
Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
Td:前記端末が前記基地局からデータを受信する時間、
Td2:優先権を獲得した他の端末のデータ受信予想時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
を満足することを特徴とするデータ送受信システム用端末。 - 基地局にそれぞれ接続され、該基地局からの標識信号を同時に受信してから次の標識信号を受信するまでの時間内に前記基地局から優先権を獲得できたときには前記基地局からデータを受信し、前記優先権を獲得できなかったときには待機するデータ送受信システム用端末であって、
前記基地局からデータを受信するための前記基地局への要求信号を送信する際に、それぞれ所定の時間経過後に前記要求信号を送信し、互いに異なるランダムな時間が経過した時刻に前記要求信号を前記基地局に送信し、
前記ランダムな時間は、数式(11)
Wait
=(Tb−Tb2−Td−Tds*m)*RND()+Td+Tds*m
…(11)
但し、 Tb:前記標識信号の周期、
Tb2:前記端末が前記標識信号の受信処理を開始してから終了するまでの時間、
RND():0以上1未満のランダム数を生成する関数、
Tds:前記端末以外の他の端末の予想データ受信時間の一般化した値、
を満足することを特徴とするデータ送受信システム用端末。 - 前記疑似乱数の初期値は、前記各端末がそれぞれ有する固有の値に基づく値としたことを特徴とする請求項13から16のいずれか1項記載のデータ送受信システム用端末。
- 前記疑似乱数は、値域が0以上1未満である代数関数若しくは超越関数であることを特徴とする請求項17記載のデータ送受信システム用端末。
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