JPH08195754A - 無線lanにおける移動局のスタンバイ方法 - Google Patents
無線lanにおける移動局のスタンバイ方法Info
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- JPH08195754A JPH08195754A JP7005896A JP589695A JPH08195754A JP H08195754 A JPH08195754 A JP H08195754A JP 7005896 A JP7005896 A JP 7005896A JP 589695 A JP589695 A JP 589695A JP H08195754 A JPH08195754 A JP H08195754A
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- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動局のスタンバイ時間を制御し、移動局で
の消費電流を少なくすることを目的とする。 【構成】 移動局のスタンバイ方法において、移動局は
少なくとも送信部と受信部と送信及び受信を制御するマ
イクロプロセッサと送信及び受信の時間管理を行うタイ
マ回路とパワーオン回路を備え、固定局から起動データ
を受けると、パワーオン回路を介してタイマ回路を起動
し、固定局からのビーコン信号を受信し、ビーコン信号
を受信する度に移動局のスタンバイ時間を長く設定し、
移動局の受信待ちによる消費電流を減少させ、さらに、
ビーコン信号を受信しない時はスタンバイ時間を短く設
定し、固定局からのビーコンを受け易くし、かつスタン
バイ時間が指定の長さより短くなった時にはタイマ動作
を停止させるように構成する。
の消費電流を少なくすることを目的とする。 【構成】 移動局のスタンバイ方法において、移動局は
少なくとも送信部と受信部と送信及び受信を制御するマ
イクロプロセッサと送信及び受信の時間管理を行うタイ
マ回路とパワーオン回路を備え、固定局から起動データ
を受けると、パワーオン回路を介してタイマ回路を起動
し、固定局からのビーコン信号を受信し、ビーコン信号
を受信する度に移動局のスタンバイ時間を長く設定し、
移動局の受信待ちによる消費電流を減少させ、さらに、
ビーコン信号を受信しない時はスタンバイ時間を短く設
定し、固定局からのビーコンを受け易くし、かつスタン
バイ時間が指定の長さより短くなった時にはタイマ動作
を停止させるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定小電力を利用した無
線LANにおける移動局のスタンバイ方式に関する。近
年、「無線LAN」なる技術が進展している。無線LA
Nは文字どおり従来の有線LANを無線化にしたもので
ある。この無線LANには2つの可能性がある。一方は
単純に機器間の配線をなくす「ケーブルレス」を目的と
し、その結果として機器が移動局となるものである。他
方は当然「ケーブルレス」であるが、移動しながらネッ
トワークにアクセスする「モービル・コンピューティン
グ(モビリティ)」である。
線LANにおける移動局のスタンバイ方式に関する。近
年、「無線LAN」なる技術が進展している。無線LA
Nは文字どおり従来の有線LANを無線化にしたもので
ある。この無線LANには2つの可能性がある。一方は
単純に機器間の配線をなくす「ケーブルレス」を目的と
し、その結果として機器が移動局となるものである。他
方は当然「ケーブルレス」であるが、移動しながらネッ
トワークにアクセスする「モービル・コンピューティン
グ(モビリティ)」である。
【0002】特定の小電力を利用した無線LANは、利
用者が移動しながら多量のデータ通信が可能であること
から将来が期待されており、上記の「ケーブルレス」か
ら「モービル・コンピューティング」へと進展し、今後
市場の拡大が期待できる。一方、無線LANに使用する
移動局を評価するに際して、通信距離や伝送速度等の技
術性能の他に、ユーザが持ち歩くための寸法、重量、等
の外観も重要な評価要素となる。さらに長時間使用する
ためには大きい電池容量を必要とし、また、同じ電池で
あれば如何に消費電力を減少させるかが問題となる。
用者が移動しながら多量のデータ通信が可能であること
から将来が期待されており、上記の「ケーブルレス」か
ら「モービル・コンピューティング」へと進展し、今後
市場の拡大が期待できる。一方、無線LANに使用する
移動局を評価するに際して、通信距離や伝送速度等の技
術性能の他に、ユーザが持ち歩くための寸法、重量、等
の外観も重要な評価要素となる。さらに長時間使用する
ためには大きい電池容量を必要とし、また、同じ電池で
あれば如何に消費電力を減少させるかが問題となる。
【0003】無線LANの消費電流は、送信時>受信時
>スタンバイ時となり、送信時が最大の消費電流であ
り、スタンバイ時が最小であり、段階的に少なくなって
いる。従って、消費電流を減少させるにはスタンバイ時
間をできるだけ長くし、同時にスタンバイ電流を少なく
する必要がある。
>スタンバイ時となり、送信時が最大の消費電流であ
り、スタンバイ時が最小であり、段階的に少なくなって
いる。従って、消費電流を減少させるにはスタンバイ時
間をできるだけ長くし、同時にスタンバイ電流を少なく
する必要がある。
【0004】
【従来の技術】図9は従来の移動局の要部構成図であ
り、図10は図9の受信タイミングチャートである。図
9のように、移動局には、少なくともアンテナ(AT)
と、受信部(RE)と、送信部(TR)と、マイクロプ
ロセッサ(MPU)と、タイマー回路(TI)と、バッ
テリー(BA)が設けられている。図示のように、マイ
クロプロセッサからタイマー値をタイマー回路に指示
し、タイマー回路からのタイマー値(受信指示)を受け
てマイクロプロセッサをスタンバイ状態にしていた。従
って、タイマー値がスタンバイ時間となる。移動局はス
タンバイ状態と受信(送信)状態が存在するが、従来の
構成では通信エリアから外れてもタイマー動作を行って
いるのでその時間も無駄な電流を消費していた。
り、図10は図9の受信タイミングチャートである。図
9のように、移動局には、少なくともアンテナ(AT)
と、受信部(RE)と、送信部(TR)と、マイクロプ
ロセッサ(MPU)と、タイマー回路(TI)と、バッ
テリー(BA)が設けられている。図示のように、マイ
クロプロセッサからタイマー値をタイマー回路に指示
し、タイマー回路からのタイマー値(受信指示)を受け
てマイクロプロセッサをスタンバイ状態にしていた。従
って、タイマー値がスタンバイ時間となる。移動局はス
タンバイ状態と受信(送信)状態が存在するが、従来の
構成では通信エリアから外れてもタイマー動作を行って
いるのでその時間も無駄な電流を消費していた。
【0005】図10に示すように、従来の動作では、固
定局からのビーコンと共に次のビーコンが発生するまで
のタイマー値が移動局に送られてきた。ビーコンを受信
した移動局は、通信エリア内に存在していることを通知
するために、識別情報(ID)等を送信する。ビーコン
の受信(送信)処理を行った移動局は、次のビーコンを
受信するためにタイマー回路をセットしスタンバイ状態
に移行する。受信データ中で設定されたタイマー値が長
い程受信時間も長くなり、移動局の受信電流(即ち、タ
イマー値を受けているときの電流)が増大するために、
移動局自身の使用可能時間が相対的に短くなっていた。
定局からのビーコンと共に次のビーコンが発生するまで
のタイマー値が移動局に送られてきた。ビーコンを受信
した移動局は、通信エリア内に存在していることを通知
するために、識別情報(ID)等を送信する。ビーコン
の受信(送信)処理を行った移動局は、次のビーコンを
受信するためにタイマー回路をセットしスタンバイ状態
に移行する。受信データ中で設定されたタイマー値が長
い程受信時間も長くなり、移動局の受信電流(即ち、タ
イマー値を受けているときの電流)が増大するために、
移動局自身の使用可能時間が相対的に短くなっていた。
【0006】図11は従来における同期化を説明する受
信タイミングチャートである。図示のように、従来のス
タンバイ時間の同期化では移動局の電源がオン(パワー
オン)すると、一定周期で受信とスタンバイ状態を繰り
返していた。ここで、非同期状態とは図示のように、ス
タンバイ状態においてビーコンとタイマー値(図10参
照)が入力される状態であり、同期状態とはビーコンと
タイマー値の受信後にそのタイマー値に従ってスタンバ
イ状態となることである(図10参照)。
信タイミングチャートである。図示のように、従来のス
タンバイ時間の同期化では移動局の電源がオン(パワー
オン)すると、一定周期で受信とスタンバイ状態を繰り
返していた。ここで、非同期状態とは図示のように、ス
タンバイ状態においてビーコンとタイマー値(図10参
照)が入力される状態であり、同期状態とはビーコンと
タイマー値の受信後にそのタイマー値に従ってスタンバ
イ状態となることである(図10参照)。
【0007】移動局は固定局からのビーコンの周期より
も充分長い時間を受信状態にして固定局からのビーコン
を受信しようとする。図示のように同期するまでのタイ
マー値は固定局とは非同期になっており、タイマー値の
長さは要求される移動局の性能から設定されるものであ
る。高性能の移動局の場合は、スタンバイ時間が短く、
固定局のビーコンを早く受信できるが消費電流では増加
することになる。スタンバイ時間を長くすると性能は低
下するが消費電流も低下することになる。
も充分長い時間を受信状態にして固定局からのビーコン
を受信しようとする。図示のように同期するまでのタイ
マー値は固定局とは非同期になっており、タイマー値の
長さは要求される移動局の性能から設定されるものであ
る。高性能の移動局の場合は、スタンバイ時間が短く、
固定局のビーコンを早く受信できるが消費電流では増加
することになる。スタンバイ時間を長くすると性能は低
下するが消費電流も低下することになる。
【0008】図示のように、移動局は固定局からのビー
コンを受信すると、固定局と移動局が同期化される。移
動局ではビーコンと同時に送られて来るタイマー値に基
づいて、次に固定局からビーコンを送って来る時間が分
かり、ビーコンを受信する直前に受信待ち状態に設定で
きることになる。一方、同期化されたタイマー値も要求
される移動局の性能によって異なって来る。高性能の移
動局では、固定局のビーコンを毎回受信するが、さほど
性能を要求されない移動局では2〜3回に1回受信する
ように設定される。
コンを受信すると、固定局と移動局が同期化される。移
動局ではビーコンと同時に送られて来るタイマー値に基
づいて、次に固定局からビーコンを送って来る時間が分
かり、ビーコンを受信する直前に受信待ち状態に設定で
きることになる。一方、同期化されたタイマー値も要求
される移動局の性能によって異なって来る。高性能の移
動局では、固定局のビーコンを毎回受信するが、さほど
性能を要求されない移動局では2〜3回に1回受信する
ように設定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来行われている移動局のスタンバイ方式では、移動局
は固定局からのビーコンを受信し、ビーコン中に指定さ
れている指定時間だけスタンバイ状態にしていた。そし
て、移動局はその指定時間をカウントし、カウント値に
達するとスタンバイ状態から受信状態に遷移し、固定局
からのビーコンに対して応答する。従って、スタンバイ
時間の間、消費電流を低減していた。
従来行われている移動局のスタンバイ方式では、移動局
は固定局からのビーコンを受信し、ビーコン中に指定さ
れている指定時間だけスタンバイ状態にしていた。そし
て、移動局はその指定時間をカウントし、カウント値に
達するとスタンバイ状態から受信状態に遷移し、固定局
からのビーコンに対して応答する。従って、スタンバイ
時間の間、消費電流を低減していた。
【0010】しかし、このような従来の技術では前述の
ように固定局と移動局が同期して動作するために固定局
からの送信データ中にタイマー値を格納する必要があ
り、かつ固定局と移動局で時間管理等の処理が増大し、
さらに、固定局からのタイマー値の送信に伴う余分な送
信時間が必要となっていた。従って、タイマー値の送信
や時間管理の処理を無くすことができれば、余分な送信
時間を無くすことができるばかりか、消費電流を低減す
ることもできることは明らかである。
ように固定局と移動局が同期して動作するために固定局
からの送信データ中にタイマー値を格納する必要があ
り、かつ固定局と移動局で時間管理等の処理が増大し、
さらに、固定局からのタイマー値の送信に伴う余分な送
信時間が必要となっていた。従って、タイマー値の送信
や時間管理の処理を無くすことができれば、余分な送信
時間を無くすことができるばかりか、消費電流を低減す
ることもできることは明らかである。
【0011】例えば、従来の技術では、ビーコン内に次
のビーコンが発生するまでの時間が、例えば、99.9
99μsというように格納されていた。μsを単位時間
とすると、移動局に対して毎回のビーコンに加えてさら
に5桁のビーコン発生時間を通知しなければならず、そ
の分の受信電流も余分に必要であった。仮にこのような
ビーコン発生時間を通知しないで済むならば、受信動作
時間を短縮することができ、その結果、端末の使用時間
を長くすることができる。
のビーコンが発生するまでの時間が、例えば、99.9
99μsというように格納されていた。μsを単位時間
とすると、移動局に対して毎回のビーコンに加えてさら
に5桁のビーコン発生時間を通知しなければならず、そ
の分の受信電流も余分に必要であった。仮にこのような
ビーコン発生時間を通知しないで済むならば、受信動作
時間を短縮することができ、その結果、端末の使用時間
を長くすることができる。
【0012】ところで、固定局からのビーコン中に次に
ビーコン発生時間を入れないようにすると、移動局の中
にビーコン発生時間を測定する回路が必要となる。ビー
コンを受信した後の移動局の処理時間が一定であれば、
ビーコンの発生間隔だけが変化することになる。以上説
明した従来の問題点に基づいて本発明では以下の点に着
目している。即ち、移動局の電池を出来るだけ節電する
ためには、固定局からのビーコンを受信する直前にスタ
ンバイ状態から受信状態に切り換える必要がある。ま
た、移動局はビーコンを受信する1ms前にスタンバイ
状態から受信状態に切り換えるよりも、1μs前に切り
換えた方が電池寿命が長くなるのは明らかである。
ビーコン発生時間を入れないようにすると、移動局の中
にビーコン発生時間を測定する回路が必要となる。ビー
コンを受信した後の移動局の処理時間が一定であれば、
ビーコンの発生間隔だけが変化することになる。以上説
明した従来の問題点に基づいて本発明では以下の点に着
目している。即ち、移動局の電池を出来るだけ節電する
ためには、固定局からのビーコンを受信する直前にスタ
ンバイ状態から受信状態に切り換える必要がある。ま
た、移動局はビーコンを受信する1ms前にスタンバイ
状態から受信状態に切り換えるよりも、1μs前に切り
換えた方が電池寿命が長くなるのは明らかである。
【0013】このような、状態の切り換え(モードの切
り換えともいう)を最も短くするために、タイマー回路
をビーコンでトリガする必要がある。この場合、タイマ
ー回路はトリガが入力されるとタイマー値を長くするよ
うに動作し、一方、トリガがないときにはタイマー回路
はそのタイマー値を徐々に短くしていくように動作す
る。この場合に、移動局は固定局からビーコンを受信す
ると、内部のマイクロプロセッサからトリガを発生しタ
イマー値を長く設定するが、タイマー値を長く設定する
と今度はビーコンが受信できなくなるのでタイマー値を
短く設定する。従って、タイマー回路にトリガを入力す
るだけでスタンバイ時間が長くなり、消費電流を抑える
ことができる。ビーコンが発生しない場合には指定され
た最小のタイマー値でチェックし、受信動作を打ち切る
ことになる。
り換えともいう)を最も短くするために、タイマー回路
をビーコンでトリガする必要がある。この場合、タイマ
ー回路はトリガが入力されるとタイマー値を長くするよ
うに動作し、一方、トリガがないときにはタイマー回路
はそのタイマー値を徐々に短くしていくように動作す
る。この場合に、移動局は固定局からビーコンを受信す
ると、内部のマイクロプロセッサからトリガを発生しタ
イマー値を長く設定するが、タイマー値を長く設定する
と今度はビーコンが受信できなくなるのでタイマー値を
短く設定する。従って、タイマー回路にトリガを入力す
るだけでスタンバイ時間が長くなり、消費電流を抑える
ことができる。ビーコンが発生しない場合には指定され
た最小のタイマー値でチェックし、受信動作を打ち切る
ことになる。
【0014】本発明の目的は、固定局側からのパワーオ
ンデータの送信、及び移動局におけるスタンバイ時間の
制御により、移動局の消費電流を少なくすることにあ
り、その結果、移動局における無駄な受信待ち時間が短
縮されかつ受信電流が少なくなり、固定局と移動局のタ
イマー値のやりとりが無くなるのでその分の回路構成が
簡素化され、ポインタの初期値,最小値,減少値,補正
値の割合を可変にすることにより応用範囲が広くなり、
P−ON信号の使用により移動局のスタンバイ電流を少
なくすることができる。タイマー回路への信号はP−O
N信号,トリガ信号,受信指示信号のみであり、回路構
成が簡素化される、等の利点を有する。
ンデータの送信、及び移動局におけるスタンバイ時間の
制御により、移動局の消費電流を少なくすることにあ
り、その結果、移動局における無駄な受信待ち時間が短
縮されかつ受信電流が少なくなり、固定局と移動局のタ
イマー値のやりとりが無くなるのでその分の回路構成が
簡素化され、ポインタの初期値,最小値,減少値,補正
値の割合を可変にすることにより応用範囲が広くなり、
P−ON信号の使用により移動局のスタンバイ電流を少
なくすることができる。タイマー回路への信号はP−O
N信号,トリガ信号,受信指示信号のみであり、回路構
成が簡素化される、等の利点を有する。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、固定
局と移動局の間を特定小電力を利用して通信を行う無線
LANにおける移動局のスタンバイ方法であって、前記
移動局は少なくとも送信部と、受信部と、送信及び受信
を制御するマイクロプロセッサと、送信及び受信の時間
管理を行うタイマ回路と、パワーオン回路を備え、固定
局から起動データを受けると、パワーオン回路を介して
タイマ回路を起動し、固定局からのビーコン信号を受信
し、ビーコン信号を受信する度に移動局のスタンバイ時
間を長く設定し、その結果、移動局の受信待ちによる消
費電流を減少させ、さらに、ビーコン信号を受信しない
時はスタンバイ時間を短く設定し、その結果、固定局か
らのビーコンを受け易くし、かつスタンバイ時間が指定
の長さより短くなった時にはタイマ動作を停止させるよ
うにしたことを特徴とする。
局と移動局の間を特定小電力を利用して通信を行う無線
LANにおける移動局のスタンバイ方法であって、前記
移動局は少なくとも送信部と、受信部と、送信及び受信
を制御するマイクロプロセッサと、送信及び受信の時間
管理を行うタイマ回路と、パワーオン回路を備え、固定
局から起動データを受けると、パワーオン回路を介して
タイマ回路を起動し、固定局からのビーコン信号を受信
し、ビーコン信号を受信する度に移動局のスタンバイ時
間を長く設定し、その結果、移動局の受信待ちによる消
費電流を減少させ、さらに、ビーコン信号を受信しない
時はスタンバイ時間を短く設定し、その結果、固定局か
らのビーコンを受け易くし、かつスタンバイ時間が指定
の長さより短くなった時にはタイマ動作を停止させるよ
うにしたことを特徴とする。
【0016】また、前記タイマー回路は、その初期値、
補正値、減少値及び最小値が調整できるようにする。さ
らに、前記タイマー回路は、そのポインターへの加算の
割合を調整できるようにし、固定局からのビーコン信号
が規則正しい時には、加算の割合を多く設定できるよう
にする。
補正値、減少値及び最小値が調整できるようにする。さ
らに、前記タイマー回路は、そのポインターへの加算の
割合を調整できるようにし、固定局からのビーコン信号
が規則正しい時には、加算の割合を多く設定できるよう
にする。
【0017】さらに、前記タイマー回路は、固定局から
の起動データの代わりに、移動局の電源スイッチにより
タイマー回路を起動し、スタンバイ時間が指定より短く
なった時には、電源オフとするようにする。
の起動データの代わりに、移動局の電源スイッチにより
タイマー回路を起動し、スタンバイ時間が指定より短く
なった時には、電源オフとするようにする。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部構成図であ
り、図2は図1の受信タイミングチャートである。図示
のように、パワーオン回路(PON)が設けられ、マイ
クロプロセッサ(MPU)からタイマー回路(TI)に
トリガ(TG)が送られる。本発明では、受信データ中
に含まれビーコンとは別のパターンを、パワーオンパタ
ーンとして固定局から移動局に通知する。そのパワーオ
ンパターンを受信した移動局では、受信部(RE)から
パワーオン回路(PON)に受信データ中のパワーオン
パターンを送り、パワーオン回路によってタイマー回路
を起動する。タイマー回路はマイクロプロセッサに受信
を指示する。このように、タイマー回路にはマイクロプ
ロセッサからのトリガと、パワーオン回路のトリガ(P
−ON)が入力されることになる。
り、図2は図1の受信タイミングチャートである。図示
のように、パワーオン回路(PON)が設けられ、マイ
クロプロセッサ(MPU)からタイマー回路(TI)に
トリガ(TG)が送られる。本発明では、受信データ中
に含まれビーコンとは別のパターンを、パワーオンパタ
ーンとして固定局から移動局に通知する。そのパワーオ
ンパターンを受信した移動局では、受信部(RE)から
パワーオン回路(PON)に受信データ中のパワーオン
パターンを送り、パワーオン回路によってタイマー回路
を起動する。タイマー回路はマイクロプロセッサに受信
を指示する。このように、タイマー回路にはマイクロプ
ロセッサからのトリガと、パワーオン回路のトリガ(P
−ON)が入力されることになる。
【0019】図2に示すように、本発明によれば固定局
からの受信データはビーコンのみでありタイマー値を送
信しない。そのために移動局では後述するように内部で
タイマー値を設定するので受信電流を減少させることが
できる。そして、固定局からのタイマー送信が不要とな
るので装置の開発が容易になる。図1に示すように、移
動局の受信部(RE)は固定局の受信データ中のビーコ
ンを受信すると、これをマイクロプロセッサ(MPU)
に送り、マイクロプロセッサからトリガをタイマー回路
(TI)に送る。次にビーコンの処理が終わるとスタン
バイ状態とし、タイマー回路によりビーコンを受信する
直前に受信状態とする。本発明では時間監視回路により
ビーコンの発生間隔が変わった場合にも自動的に調整す
ることができる。前述のように、従来はビーコンを受け
た後で同時に送られてきたタイマー値をチェックしタイ
マー回路を起動していたが、本発明ではビーコンを受信
すると同時にタイマー回路を起動している。
からの受信データはビーコンのみでありタイマー値を送
信しない。そのために移動局では後述するように内部で
タイマー値を設定するので受信電流を減少させることが
できる。そして、固定局からのタイマー送信が不要とな
るので装置の開発が容易になる。図1に示すように、移
動局の受信部(RE)は固定局の受信データ中のビーコ
ンを受信すると、これをマイクロプロセッサ(MPU)
に送り、マイクロプロセッサからトリガをタイマー回路
(TI)に送る。次にビーコンの処理が終わるとスタン
バイ状態とし、タイマー回路によりビーコンを受信する
直前に受信状態とする。本発明では時間監視回路により
ビーコンの発生間隔が変わった場合にも自動的に調整す
ることができる。前述のように、従来はビーコンを受け
た後で同時に送られてきたタイマー値をチェックしタイ
マー回路を起動していたが、本発明ではビーコンを受信
すると同時にタイマー回路を起動している。
【0020】図3は図1に示す回路のタイマー回路のブ
ロック図であり、図4は本発明の初期同期化の説明図で
あり、図5はタイマー回路におけるタイマー管理の説明
図である。図3において、タイマー回路(TI)にはマ
イクロプロセッサからのトリガとパワーオン回路からの
パワーオンパターン(P−ON)が入力される。タイマ
ー回路はP−ON信号により初期値がカウンター内に設
定されカウンター動作が開始される。カウンターは外部
からトリガが入力されないときはカウント終了後に減算
され、再起動されるのでデータ受信の割合は次第に高く
なる。カウンター値が減少して最小値になると、移動局
が通信エリアから外れたと判断してフリップ・フロップ
(FF)をオフにしてスタンバイ─0のモードに移行す
る(図5(A)参照。スタンバイ─0ではマイクロプロ
セッサもタイマー回路もその動作を停止する。
ロック図であり、図4は本発明の初期同期化の説明図で
あり、図5はタイマー回路におけるタイマー管理の説明
図である。図3において、タイマー回路(TI)にはマ
イクロプロセッサからのトリガとパワーオン回路からの
パワーオンパターン(P−ON)が入力される。タイマ
ー回路はP−ON信号により初期値がカウンター内に設
定されカウンター動作が開始される。カウンターは外部
からトリガが入力されないときはカウント終了後に減算
され、再起動されるのでデータ受信の割合は次第に高く
なる。カウンター値が減少して最小値になると、移動局
が通信エリアから外れたと判断してフリップ・フロップ
(FF)をオフにしてスタンバイ─0のモードに移行す
る(図5(A)参照。スタンバイ─0ではマイクロプロ
セッサもタイマー回路もその動作を停止する。
【0021】また、移動局は固定局からのビーコンを一
定周期で受信していると、マイクロプロセッサからトリ
ガを出力する。トリガを受信すると受信からトリガまで
のカウントの半分をカウント値に加算する(図5(A)
参照)。この結果、カウント値は増加しビーコンの発生
タイミングに接近する。ビーコンの発生に近づくとカウ
ント値に加算される量は少なくなるので、トリガの直前
に受信状態になるように変化する。トリガ受信の度に受
信待ちへの切り換えポイントがより正確になるので、不
要な受信電流を減少させることができる。
定周期で受信していると、マイクロプロセッサからトリ
ガを出力する。トリガを受信すると受信からトリガまで
のカウントの半分をカウント値に加算する(図5(A)
参照)。この結果、カウント値は増加しビーコンの発生
タイミングに接近する。ビーコンの発生に近づくとカウ
ント値に加算される量は少なくなるので、トリガの直前
に受信状態になるように変化する。トリガ受信の度に受
信待ちへの切り換えポイントがより正確になるので、不
要な受信電流を減少させることができる。
【0022】図4において、「スタンバイ─0」はマイ
クロプロセッサ及びタイマー回路共に停止状態、「スタ
ンバイ─1」はタイマー回路が動作しマイクロプロセッ
サが停止状態、「受信」はデータ受信/送信状態を示
す。通常、移動局はスタンバイ─0の状態、即ち、停止
状態にある。移動局が移動して固定局の通信エリア内に
入るとP−ON信号によりタイマー回路が動作状態とな
る。このP−ON信号により移動局との通信の同期化が
行われる。移動局は、タイマー管理をしないスタンバイ
─0の状態からタイマー管理を行うスタンバイ─1の状
態に移行する。固定局からリモートでパワーオンされた
時のタイマー周期は、ビーコンの発生周期より早くなっ
ている。例えば、ビーコン周期に比べて半分の長さ等の
周期になっている。移動局はスタンバイ─1の時間が経
過すると、マイクロプロセッサへ受信指示を送出して固
定局のビーコンを受信する。ビーコンによりトリガが発
生すると、スタンバイ─1の周期を半分の長さから、例
えば3/4の長さに延長する。スタンバイの周期がビー
コンの周期に接近すると、タイマー周期の増加は「0」
になっていくので安定し、最適なタイマー管理を行うこ
とができる。
クロプロセッサ及びタイマー回路共に停止状態、「スタ
ンバイ─1」はタイマー回路が動作しマイクロプロセッ
サが停止状態、「受信」はデータ受信/送信状態を示
す。通常、移動局はスタンバイ─0の状態、即ち、停止
状態にある。移動局が移動して固定局の通信エリア内に
入るとP−ON信号によりタイマー回路が動作状態とな
る。このP−ON信号により移動局との通信の同期化が
行われる。移動局は、タイマー管理をしないスタンバイ
─0の状態からタイマー管理を行うスタンバイ─1の状
態に移行する。固定局からリモートでパワーオンされた
時のタイマー周期は、ビーコンの発生周期より早くなっ
ている。例えば、ビーコン周期に比べて半分の長さ等の
周期になっている。移動局はスタンバイ─1の時間が経
過すると、マイクロプロセッサへ受信指示を送出して固
定局のビーコンを受信する。ビーコンによりトリガが発
生すると、スタンバイ─1の周期を半分の長さから、例
えば3/4の長さに延長する。スタンバイの周期がビー
コンの周期に接近すると、タイマー周期の増加は「0」
になっていくので安定し、最適なタイマー管理を行うこ
とができる。
【0023】次に移動局が通信エリアから外れると、ビ
ーコンを受信することが出来なくなる。時々通信エラー
が発生することを考慮して、例えば、スタンバイ─1の
周期が1/8の長さまで短くなってもビーコンを受信で
きる時にはスタンバイ─0に移行するようにする。スタ
ンバイ─0はスタンバイ─1の状態よりも動作電流が少
ないため、消費電流を低減することができる。移動局で
はその使用時間が問題となるが、本発明によれば移動局
が最小の消費電流となるように自動的に制御されるため
に最大の使用時間にすることができる。
ーコンを受信することが出来なくなる。時々通信エラー
が発生することを考慮して、例えば、スタンバイ─1の
周期が1/8の長さまで短くなってもビーコンを受信で
きる時にはスタンバイ─0に移行するようにする。スタ
ンバイ─0はスタンバイ─1の状態よりも動作電流が少
ないため、消費電流を低減することができる。移動局で
はその使用時間が問題となるが、本発明によれば移動局
が最小の消費電流となるように自動的に制御されるため
に最大の使用時間にすることができる。
【0024】図5において、(A)はマイクロプロセッ
サからのトリガがある場合であり、(B)はトリガがな
い場合である。(A)において、タイマー回路は固定局
側からパワーオン回路を経てP−ON信号を受信する
と、スタンバイ─1の状態となり、タイマー管理動作を
開始する。タイマー動作がタイムオーバーになると(T
0)、ポインタ値を減少させ(−)、再セットすると同
時にマイクロプロセッサに受信指示を出す。カウンター
内ではデータを受信し、マイクロプロセッサがトリガを
出すと、ポインタ値とカウント値の1/2が加算されて
(T1)ポインタ値が大きくなる(+)。このようにし
て図示のように、受信指示の発生がT0→T1と長くな
る。トリガ受信の度にポインタ値(+)が増加し、受信
からトリガまでの時間が短くなるのでデータ受信の直前
にマイクロプロセッサに受信指示を出せるようになる。
ここではデータ受信後にマイクロプロセッサからトリガ
を発生しているためにデータ受信に必要な時間をカウン
タ値から減算し、その後ポインタ値を更新する必要があ
る。
サからのトリガがある場合であり、(B)はトリガがな
い場合である。(A)において、タイマー回路は固定局
側からパワーオン回路を経てP−ON信号を受信する
と、スタンバイ─1の状態となり、タイマー管理動作を
開始する。タイマー動作がタイムオーバーになると(T
0)、ポインタ値を減少させ(−)、再セットすると同
時にマイクロプロセッサに受信指示を出す。カウンター
内ではデータを受信し、マイクロプロセッサがトリガを
出すと、ポインタ値とカウント値の1/2が加算されて
(T1)ポインタ値が大きくなる(+)。このようにし
て図示のように、受信指示の発生がT0→T1と長くな
る。トリガ受信の度にポインタ値(+)が増加し、受信
からトリガまでの時間が短くなるのでデータ受信の直前
にマイクロプロセッサに受信指示を出せるようになる。
ここではデータ受信後にマイクロプロセッサからトリガ
を発生しているためにデータ受信に必要な時間をカウン
タ値から減算し、その後ポインタ値を更新する必要があ
る。
【0025】一方、(B)において、マイクロプロセッ
サからトリガが発生しない場合には(図中の「トリガな
し」を参照)、受信指示を出す度にポインタ値は小さく
なっていく(T8,T9参照)。受信指示の間隔がマイ
クロプロセッサの受信動作と同じ位に短くなった時に
は、データ受信不可と判断し、スタンバイ─0に移行す
る。
サからトリガが発生しない場合には(図中の「トリガな
し」を参照)、受信指示を出す度にポインタ値は小さく
なっていく(T8,T9参照)。受信指示の間隔がマイ
クロプロセッサの受信動作と同じ位に短くなった時に
は、データ受信不可と判断し、スタンバイ─0に移行す
る。
【0026】図6はタイマー回路の機能構成図である。
前述のようにタイマー回路はP−ON信号とトリガによ
り起動される。P−ON信号が発生するとタイマーの初
期値がポインターに格納され、同時にカウンタはクリア
されカウンタ動作が開始する。カウンタがポインタ値に
なると、マイクロプロセッサに受信指示を出し、同時に
カウンタをクリアし、再びカウント動作を行う。カウン
ト中にマイクロプロセッサからトリガが発生すると、現
在のポインタ値とカウンターの1/2の値を加算してポ
インタ値を更新しカウンターをクリアする。時間の補正
が必要なときはカウンタ値から減算される。
前述のようにタイマー回路はP−ON信号とトリガによ
り起動される。P−ON信号が発生するとタイマーの初
期値がポインターに格納され、同時にカウンタはクリア
されカウンタ動作が開始する。カウンタがポインタ値に
なると、マイクロプロセッサに受信指示を出し、同時に
カウンタをクリアし、再びカウント動作を行う。カウン
ト中にマイクロプロセッサからトリガが発生すると、現
在のポインタ値とカウンターの1/2の値を加算してポ
インタ値を更新しカウンターをクリアする。時間の補正
が必要なときはカウンタ値から減算される。
【0027】マイクロプロセッサからトリガが発生する
と、ポインタ値は増加するので、受信指示を出すタイミ
ングは遅くなっていく。そのために、ポインタ値はデー
タ受信の直前まで増加することになる。マイクロプロセ
ッサからトリガが発生しないと、受信指示を発生する度
にポインタ値は指数的に減少していく。何回か受信指示
を出し、受信の機会を高めても固定局側からデータ受信
できないときは、移動局は通信エリアを外れたと判断す
る。ポインタ値が指定された最小値よりも小さくなると
受信動作を中止し、スタンバイ─0に移行する。
と、ポインタ値は増加するので、受信指示を出すタイミ
ングは遅くなっていく。そのために、ポインタ値はデー
タ受信の直前まで増加することになる。マイクロプロセ
ッサからトリガが発生しないと、受信指示を発生する度
にポインタ値は指数的に減少していく。何回か受信指示
を出し、受信の機会を高めても固定局側からデータ受信
できないときは、移動局は通信エリアを外れたと判断す
る。ポインタ値が指定された最小値よりも小さくなると
受信動作を中止し、スタンバイ─0に移行する。
【0028】このような移動局のスタンバイ方式を使用
すれば、固定局や移動局のプログラムによるタイマー管
理が不要となり、設計開発が容易となる。固定局からの
データを受信するためには、受信待ち時間が必要である
が、本発明では何回かビーコンを受信すると、受信待ち
の開始時期を自動的に遅らせ、待ち時間を短縮すること
ができる。実施例では初期値、また最小値などを固定的
なものとして考察したが、外部から調整するようにすれ
ば応用範囲が広がることになる。
すれば、固定局や移動局のプログラムによるタイマー管
理が不要となり、設計開発が容易となる。固定局からの
データを受信するためには、受信待ち時間が必要である
が、本発明では何回かビーコンを受信すると、受信待ち
の開始時期を自動的に遅らせ、待ち時間を短縮すること
ができる。実施例では初期値、また最小値などを固定的
なものとして考察したが、外部から調整するようにすれ
ば応用範囲が広がることになる。
【0029】初期値としてはビーコンの発生周期より少
し短めに、また最小値についてはマイクロプロセッサの
受信動作時間の最小値にほぼ等しく設定しておくことが
望ましい。タイマー回路は初期値を参照し、受信指示を
より正確なタイミングに調整することになる。また、ポ
インタの最小値の設定を変化させることにより、受信デ
ータの打ち切りのタイミングを早くしたり、遅くしたり
することができる。遅くするほど、受信の割合は高くな
るが、逆に受信電流を増加することになる。
し短めに、また最小値についてはマイクロプロセッサの
受信動作時間の最小値にほぼ等しく設定しておくことが
望ましい。タイマー回路は初期値を参照し、受信指示を
より正確なタイミングに調整することになる。また、ポ
インタの最小値の設定を変化させることにより、受信デ
ータの打ち切りのタイミングを早くしたり、遅くしたり
することができる。遅くするほど、受信の割合は高くな
るが、逆に受信電流を増加することになる。
【0030】ポインタの減少する割合も受信打ち切りに
関係する。即ち、減少する割合が少ないと、より正確な
受信待ちができるが、スタンバイ─0に移行する時間が
長くなる。逆に減少の割合が多いと受信待ちは不正確で
あるか、スタンバイ─0への移行時間が短くなる。ま
た、補正によりデータ受信時間を予め減らしておけば受
信指示の発生タイミングを早めることができる。
関係する。即ち、減少する割合が少ないと、より正確な
受信待ちができるが、スタンバイ─0に移行する時間が
長くなる。逆に減少の割合が多いと受信待ちは不正確で
あるか、スタンバイ─0への移行時間が短くなる。ま
た、補正によりデータ受信時間を予め減らしておけば受
信指示の発生タイミングを早めることができる。
【0031】図7は図1の回路の他の例である。図示の
ように、電源スイッチ(SW)が追加される。この電源
スイッチからP−ON信号がパワーオン回路に入力さ
れ、さらにタイマー回路に入力される。さらに、タイマ
ー回路からはパワーオフ(P−OFF)信号がパワーオ
ン回路に入力される。このように、図1に示す前述の実
施例では受信データ中のP−ON信号を使用したが、本
例ではこのようにP−ON信号が電源スイッチによって
発生される。前述では、パワーオン回路は固定局からの
特定の起動データを検出し、それによりタイマー回路を
起動していたが、本例では、タイマー回路を起動させる
ために固定局からのビーコンの他に移動局内部に電源ス
イッチ(SW)を備え、電源スイッチからのP−ON信
号により起動している。
ように、電源スイッチ(SW)が追加される。この電源
スイッチからP−ON信号がパワーオン回路に入力さ
れ、さらにタイマー回路に入力される。さらに、タイマ
ー回路からはパワーオフ(P−OFF)信号がパワーオ
ン回路に入力される。このように、図1に示す前述の実
施例では受信データ中のP−ON信号を使用したが、本
例ではこのようにP−ON信号が電源スイッチによって
発生される。前述では、パワーオン回路は固定局からの
特定の起動データを検出し、それによりタイマー回路を
起動していたが、本例では、タイマー回路を起動させる
ために固定局からのビーコンの他に移動局内部に電源ス
イッチ(SW)を備え、電源スイッチからのP−ON信
号により起動している。
【0032】従って、移動局のオペレータは固定局の通
信エリアに入った時に、電源スイッチを投入する。パワ
ーオン回路は電源スイッチによりP−ON信号を発生す
る。タイマー回路のP−OFF信号は前述のスタンバイ
─0信号に移行する信号と同じものである。タイマー回
路の動作は、電源スイッチをオフにした時、又はタイマ
ー回路のP−OFF信号を受け取った時である。本例で
は、電源スイッチのオン/オフ等の操作が必要であるが
消費電流はより少なくて済む。
信エリアに入った時に、電源スイッチを投入する。パワ
ーオン回路は電源スイッチによりP−ON信号を発生す
る。タイマー回路のP−OFF信号は前述のスタンバイ
─0信号に移行する信号と同じものである。タイマー回
路の動作は、電源スイッチをオフにした時、又はタイマ
ー回路のP−OFF信号を受け取った時である。本例で
は、電源スイッチのオン/オフ等の操作が必要であるが
消費電流はより少なくて済む。
【0033】図8は本発明の固定局と移動局の基本動作
フローチャートである。移動局側のの基本動作はタイマ
ー回路により制御される。電源がオンし(1)、固定局
から受信データ中のP−ON信号を受信すると、タイマ
ー回路に初期値が設定され、固定局との通信が可能とな
る。タイマー回路のカウンターが動作してカウントアッ
プするとマイクロプロセッサに受信起動がかかり
(2)、マイクロプロセッサは固定局から受信するため
に移動局内部の受信部を立ち上げる(3)。マイクロプ
ロセッサはデータ受信するとタイマー回路にトリガを与
える(4)。一定時間待ってもデータ受信できないとき
はタイムオーバーとなりスタンバイモード(12)とな
る。
フローチャートである。移動局側のの基本動作はタイマ
ー回路により制御される。電源がオンし(1)、固定局
から受信データ中のP−ON信号を受信すると、タイマ
ー回路に初期値が設定され、固定局との通信が可能とな
る。タイマー回路のカウンターが動作してカウントアッ
プするとマイクロプロセッサに受信起動がかかり
(2)、マイクロプロセッサは固定局から受信するため
に移動局内部の受信部を立ち上げる(3)。マイクロプ
ロセッサはデータ受信するとタイマー回路にトリガを与
える(4)。一定時間待ってもデータ受信できないとき
はタイムオーバーとなりスタンバイモード(12)とな
る。
【0034】固定局からのデータがP−ON信号の時
は、何も処理せずにスタンバイモードとなる(5)。ビ
ーコンデータで移動局から送信の要求がなければ
(6)、移動局のID番号を送信し移動局が通信エリア
内にいることを通知する(9,10,11)。ビーコン
データを受信した時に送信要求が出ていれば、移動局に
入力されたデータを固定局に送信しスタンバイとなる
(7)。
は、何も処理せずにスタンバイモードとなる(5)。ビ
ーコンデータで移動局から送信の要求がなければ
(6)、移動局のID番号を送信し移動局が通信エリア
内にいることを通知する(9,10,11)。ビーコン
データを受信した時に送信要求が出ていれば、移動局に
入力されたデータを固定局に送信しスタンバイとなる
(7)。
【0035】ビーコンデータの代わりに受信データが送
られてきた場合には、受信データを記憶して必要に応じ
て移動局の画面に表示することになる(8)。移動局は
固定局から一定時間毎にビーコンデータ又は、受信デー
タを受けると、トリガを発生し、タイマー回路の受信起
動の発生タイミングを調整する。固定局から一定の間隔
でデータを受信していると受信起動の発生が遅れ、受信
待ち時間が減少し受信電流が最小になる。固定局らのデ
ータ受信がないと、受信起動の発生が早くなるが、指定
された早さ以上になると、通信エリアから外れたと判断
し、タイマー回路により電源オフとなる(13)。
られてきた場合には、受信データを記憶して必要に応じ
て移動局の画面に表示することになる(8)。移動局は
固定局から一定時間毎にビーコンデータ又は、受信デー
タを受けると、トリガを発生し、タイマー回路の受信起
動の発生タイミングを調整する。固定局から一定の間隔
でデータを受信していると受信起動の発生が遅れ、受信
待ち時間が減少し受信電流が最小になる。固定局らのデ
ータ受信がないと、受信起動の発生が早くなるが、指定
された早さ以上になると、通信エリアから外れたと判断
し、タイマー回路により電源オフとなる(13)。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定局側からのパワーオンデータの送信、及び移動局に
おけるスタンバイ時間の制御により、移動局の消費電流
を少なくすることができる。本発明の効果を以下にまと
める。 移動局における無駄な受信待ち時間が短縮され、その
結果、受信電流が少なくすることができる。
固定局側からのパワーオンデータの送信、及び移動局に
おけるスタンバイ時間の制御により、移動局の消費電流
を少なくすることができる。本発明の効果を以下にまと
める。 移動局における無駄な受信待ち時間が短縮され、その
結果、受信電流が少なくすることができる。
【0037】固定局と移動局のタイマー値のやりとり
が無くなるので、その分の回路構成が簡素化され、開発
が容易になる。 ポインタの初期値、最小値、減少値、補正値の割合を
可変にすることにより、応用範囲が広くなる。 P−ON信号の使用により、移動局のスタンバイ電流
を少なくすることができる。
が無くなるので、その分の回路構成が簡素化され、開発
が容易になる。 ポインタの初期値、最小値、減少値、補正値の割合を
可変にすることにより、応用範囲が広くなる。 P−ON信号の使用により、移動局のスタンバイ電流
を少なくすることができる。
【0038】タイマー回路への信号はP−ON信号、
トリガ信号、受信指示信号のみであり、回路構成が簡素
化される。
トリガ信号、受信指示信号のみであり、回路構成が簡素
化される。
【図1】本発明の一実施例の要部構成図である。
【図2】図1構成の受信タイミングチャートである。
【図3】図1構成のタイマー回路のブロック図である。
【図4】本発明の初期同期化の説明図である。
【図5】図1構成のタイマー回路におけるタイマー管理
の説明図である。
の説明図である。
【図6】図1構成のタイマー回路の機能構成図である。
【図7】本発明の他の構成例である。
【図8】本発明の基本動作フローチャートである。
【図9】従来の移動局の要部構成図である。
【図10】図9の受信タイミングチャートである。
【図11】図9の同期化を説明する受信タイミングチャ
ートである。
ートである。
TR…送信部 RE…受信部 MPU…マイクロプロセッサ BA…電池 TG…トリガ PON…パワーオン回路 P−ON…パワーオン信号
Claims (4)
- 【請求項1】 固定局と移動局の間を特定小電力を利用
して通信を行う無線LANにおける移動局のスタンバイ
方法であって、前記移動局は少なくとも送信部と、受信
部と、送信及び受信を制御するマイクロプロセッサと、
送信及び受信の時間管理を行うタイマ回路と、パワーオ
ン回路を備え、 固定局から起動データを受けると、パワーオン回路を介
してタイマ回路を起動し、固定局からのビーコン信号を
受信し、ビーコン信号を受信する度に移動局のスタンバ
イ時間を長く設定し、その結果、移動局の受信待ちによ
る消費電流を減少させ、 さらに、ビーコン信号を受信しない時はスタンバイ時間
を短く設定し、その結果、固定局からのビーコンを受け
易くし、かつスタンバイ時間が指定の長さより短くなっ
た時にはタイマ動作を停止させるようにしたことを特徴
とする無線LANにおける移動局のスタンバイ方法。 - 【請求項2】 前記タイマー回路は、その初期値、補正
値、減少値及び最小値が調整できるようになっている請
求項1に記載の移動局のスタンバイ方法。 - 【請求項3】 前記タイマー回路は、そのポインターへ
の加算の割合を調整できるようにし、固定局からのビー
コン信号が規則正しい時には、加算の割合を多く設定で
きるようにした請求項1に記載の移動局のスタンバイ方
法。 - 【請求項4】 前記タイマー回路は、固定局からの起動
データの代わりに、移動局の電源スイッチによりタイマ
ー回路を起動し、スタンバイ時間が指定より短くなった
時には、電源オフとするようにした請求項1に記載の移
動局のスタンバイ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7005896A JPH08195754A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 無線lanにおける移動局のスタンバイ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7005896A JPH08195754A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 無線lanにおける移動局のスタンバイ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08195754A true JPH08195754A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11623662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7005896A Withdrawn JPH08195754A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 無線lanにおける移動局のスタンバイ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08195754A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6704561B2 (en) | 1999-12-14 | 2004-03-09 | Nec Infrontia Corporation | Power management system for use with wireless LAN terminal unit |
JP2006186627A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Nec Electronics Corp | ホスト装置、デバイス装置、通信システム及びデータ送受信方法 |
JP2007060564A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Nec Corp | 移動局 |
KR100703794B1 (ko) * | 2005-09-02 | 2007-04-06 | 삼성전자주식회사 | 무선랜 기기의 전력 소모를 줄이는 방법 및 장치 |
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JP2008306657A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Yokogawa Electric Corp | 無線ノードおよび無線ネットワークシステム |
KR100921470B1 (ko) * | 2008-07-31 | 2009-10-13 | 엘지전자 주식회사 | 무선 네트워크에서 전력 제어 방법 |
US7688844B2 (en) | 2003-12-26 | 2010-03-30 | Nec Corporation | Competition avoidance control method for data transmission-reception system, data transmission-reception system, and terminal for data transmission-reception system |
US7969912B2 (en) | 2006-10-13 | 2011-06-28 | Lg Electronics Inc. | Method for managing the power in the wireless network |
US8094636B2 (en) | 2007-08-27 | 2012-01-10 | Hitachi, Ltd. | Wireless communication system for communicating via wireless LAN |
US8259618B2 (en) | 2006-10-13 | 2012-09-04 | Lg Electronics Inc. | Method for managing the power in the wireless network |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP7005896A patent/JPH08195754A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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