以下に、本発明の実施の形態にかかる情報処理方法及び情報処理装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるシステムの構成を示す図である。システム1は、本発明をFAシステムに適用した例である。システム1は、コンピュータ2と、第1コントローラ3−1と、第2コントローラ3−2と、第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までと、サーバ5と、を含む。第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2は、プログラマブルコントローラが例示される。
コンピュータ2は、本発明の情報処理装置に対応する。第1コントローラ3−1、第2コントローラ3−2及び第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までは、本発明の周辺装置に対応する。以降において、第1コントローラ3−1、第2コントローラ3−2及び第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までを、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までと称することがある。
実施の形態1では、システム1は、6個の周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までを含んでいるが、周辺装置の数は例示であり、周辺装置の数は複数であれば良い。実施の形態1では、第1コントローラ3−1、第2コントローラ3−2及び第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までを周辺装置としたが、これに限定されない。周辺装置の他の例は、プリンタが例示される。
コンピュータ2は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)11と、RAM(Random Access Memory)12と、不揮発性記憶部13と、表示部14と、入力部15と、第1通信インタフェース部16と、第2通信インタフェース部17と、を含む。CPU11、RAM12、不揮発性記憶部13、表示部14、入力部15、第1通信インタフェース部16及び第2通信インタフェース部17は、バスB1を介して接続されている。
CPU11は、RAM12を作業領域として使用しながら、不揮発性記憶部13に記憶されているプログラムを実行する。不揮発性記憶部13に記憶されているプログラムは、オペレーティングシステムプログラムが例示される。不揮発性記憶部13は、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)が例示される。
表示部14は、文字及び画像を表示する。表示部14は、ディスプレイであり、液晶表示装置が例示される。入力部15は、ユーザからの操作入力を受け付ける受信機である。入力部15は、キーボード又はマウスが例示される。第1通信インタフェース部16は、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2と通信を行う。第1通信インタフェース部16は、USB(Universal Serial Bus)又はEthernet(登録商標、IEEE802.3)が例示されるが、これに限定されない。第2通信インタフェース部17は、サーバ5と通信を行う。第2通信インタフェース部17は、Ethernet(登録商標)が例示されるが、これに限定されない。
第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々は、CPU21と、RAM22と、不揮発性記憶部23と、第1通信インタフェース部24と、第2通信インタフェース25と、を含む。CPU21、RAM22、不揮発性記憶部23、第1通信インタフェース24及び第2通信インタフェース25は、バスB2を介して接続されている。CPU21は、RAM22を作業領域として使用しながら、不揮発性記憶部23に記憶されているプログラムを実行する。不揮発性記憶部23に記憶されているプログラムは、ファームウェアが例示される。不揮発性記憶部23は、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)が例示される。第1通信インタフェース24は、コンピュータ2と通信を行う。第1通信インタフェース24は、USB又はEthernet(登録商標)が例示されるが、これに限定されない。
第1コントローラ3−1の第2通信インタフェース部25は、第1サーボアンプ4−1及び第2サーボアンプ4−2と通信を行う。第2通信インタフェース部25は、シリアルバス通信が例示されるが、これに限定されない。
第2コントローラ3−2の第2通信インタフェース部25は、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4と通信を行う。第2通信インタフェース部25は、シリアルバス通信が例示されるが、これに限定されない。
第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4の各々は、CPU31と、RAM32と、不揮発性記憶部33と、通信インタフェース部34と、駆動部35と、を含む。CPU31、RAM32、不揮発性記憶部33、通信インタフェース部34及び駆動部35は、バスB3を介して接続されている。CPU31は、RAM32を作業領域として使用しながら、不揮発性記憶部33に記憶されているプログラムを実行する。不揮発性記憶部33に記憶されているプログラムは、ファームウェアが例示される。不揮発性記憶部33は、eMMC(embedded Multi Media Card)又はSSDが例示される。
第1サーボアンプ4−1の通信インタフェース部34は、第1コントローラ3−1と通信を行う。第1サーボアンプ4−1の通信インタフェース部34は、シリアルバス通信が例示されるが、これに限定されない。第1サーボアンプ4−1の通信インタフェース部34は、第1コントローラ3−1を介して、コンピュータ2と通信可能である。第1サーボアンプ4−1の駆動部35は、サーボモータ6−1に電力を供給し、サーボモータ6−1を駆動する。
第2サーボアンプ4−2の通信インタフェース部34は、第1コントローラ3−1と通信を行う。第2サーボアンプ4−2の通信インタフェース部34は、シリアルバス通信が例示されるが、これに限定されない。第2サーボアンプ4−2の通信インタフェース部34は、第1コントローラ3−1を介して、コンピュータ2と通信可能である。第2サーボアンプ4−2の駆動部35は、サーボモータ6−2に電力を供給し、サーボモータ6−2を駆動する。
第3サーボアンプ4−3の通信インタフェース部34は、第2コントローラ3−2と通信を行う。第3サーボアンプ4−3の通信インタフェース部34は、シリアルバス通信が例示されるが、これに限定されない。第3サーボアンプ4−3の通信インタフェース部34は、第2コントローラ3−2を介して、コンピュータ2と通信可能である。第3サーボアンプ4−3の駆動部35は、サーボモータ6−3に電力を供給し、サーボモータ6−3を駆動する。
第4サーボアンプ4−4の通信インタフェース部34は、第2コントローラ3−2と通信を行う。第4サーボアンプ4−4の通信インタフェース部34は、シリアルバス通信が例示されるが、これに限定されない。第4サーボアンプ4−4の通信インタフェース部34は、第2コントローラ3−2を介して、コンピュータ2と通信可能である。第4サーボアンプ4−4の駆動部35は、サーボモータ6−4に電力を供給し、サーボモータ6−4を駆動する。
サーバ5は、コンピュータが例示される。サーバ5は、CPU41と、RAM42と、不揮発性記憶部43と、通信インタフェース部44と、を含む。CPU41、RAM42、不揮発性記憶部43及び通信インタフェース部44は、バスB4を介して接続されている。
CPU41は、RAM42を作業領域として使用しながら、不揮発性記憶部43に記憶されているプログラムを実行する。不揮発性記憶部43に記憶されているプログラムは、オペレーティングシステムプログラムが例示される。不揮発性記憶部43は、SSD又はHDDが例示される。
図2は、実施の形態1にかかる周辺装置の不揮発性記憶部の記憶内容を示す図である。
第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23及び第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部33は、ファームウェア51を記憶する。ファームウェア51は、ファームウェアバージョン情報51Aを含む。ファームウェアバージョン情報51Aは、ファームウェア51のバージョンを表す情報である。
第1コントローラ3−1のCPU21は、ファームウェア51を実行することにより、第1コントローラ3−1を動作させる。第2コントローラ3−2のCPU21は、ファームウェア51を実行することにより、第2コントローラ3−2を動作させる。第1サーボアンプ4−1のCPU31は、ファームウェア51を実行することにより、第1サーボアンプ4−1を動作させる。第2サーボアンプ4−2のCPU31は、ファームウェア51を実行することにより、第2サーボアンプ4−2を動作させる。第3サーボアンプ4−3のCPU31は、ファームウェア51を実行することにより、第3サーボアンプ4−3を動作させる。第4サーボアンプ4−4のCPU31は、ファームウェア51を実行することにより、第4サーボアンプ4−4を動作させる。
第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2と、第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までと、は別製品である。従って、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23に記憶されているファームウェア51と、第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部33に記憶されているファームウェア51と、は別のファームウェアである。
第1コントローラ3−1と第2コントローラ3−2との製造ロットが同じであり且つ第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2のファームウェア51がアップデートされていない場合には、第1コントローラ3−1の不揮発性記憶部23に記憶されているファームウェア51のバージョンと第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23に記憶されているファームウェア51のバージョンとは、同じである。第1コントローラ3−1と第2コントローラ3−2との製造ロットが異なっているか又は第1コントローラ3−1若しくは第2コントローラ3−2の一方のファームウェア51がアップデートされている場合には、第1コントローラ3−1の不揮発性記憶部23に記憶されているファームウェア51のバージョンと第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23に記憶されているファームウェア51のバージョンとは、異なる場合がある。
第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの製造ロットが同じであり且つ第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までのファームウェア51がアップデートされていない場合には、第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部33に記憶されているファームウェア51のバージョンは、同じである。第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの製造ロットが異なっているか又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までのいずれかのファームウェア51がアップデートされている場合には、第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部33に記憶されているファームウェア51のバージョンは、異なる場合がある。
第1コントローラ3−1、第2コントローラ3−2及び第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部23及び33は、機種情報52を記憶する。機種情報52は、インストールプログラム52Aと、接続先情報52Bと、機種情報プロファイル52Cと、を含む。インストールプログラム52Aは、判定部52A1と、画面表示部52A2と、インストール部52A3と、を含む。
インストールプログラム52Aは、第1コントローラ3−1、第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までのいずれかからコンピュータ2に送信されて、コンピュータ2のCPU11により実行される。コンピュータ2のCPU11は、インストールプログラム52Aを実行することにより、サーバ5から周辺装置管理プログラムをダウンロードして、コンピュータ2にインストールする。
周辺装置管理プログラムは、コンピュータ2が周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までを取り扱うためのプログラムである。周辺装置管理プログラムは、エンジニアリングツールプログラムが例示される。エンジニアリングツールプログラムは、ラダープログラムで例示される制御プログラムを作成して周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までに送信するプログラムである。また、エンジニアリングツールプログラムは、制御プログラムの実行時に参照される制御パラメータを周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までに設定するプログラムである。
エンジニアリングツールプログラムは、コンピュータ2が周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までを取り扱うためのプログラムの例示であって、これに限定されない。コンピュータ2が周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までを取り扱うための他のプログラムは、デバイスドライバが例示される。
第1コントローラ3−1、第2コントローラ3−2及び第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部23及び33に記憶されているインストールプログラム52Aは、同じであることが例示される。
接続先情報52Bは、サーバ5を特定する情報であり、サーバ5のURL(Uniform Resource Locator)又はIP(Internet Protocol)アドレスが例示される。接続先情報52Bは、インストールプログラム52Aに含まれていても良い。
第1コントローラ3−1、第2コントローラ3−2及び第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部23及び33に記憶されている接続先情報52Bは、同じであることが例示される。
機種情報プロファイル52Cは、ファームウェア51に対応して不揮発性記憶部23及び33に記憶されるデータである。機種情報プロファイル52Cは、ファームウェア51のバージョンを表す情報である対応ファームウェアバージョン情報52C1を含む。新たなファームウェア51が作成及びリリースされると、新たなファームウェア51のバージョンを表す対応ファームウェアバージョン情報52C1を含む新たな機種情報プロファイル52Cが作成及びリリースされる。但し、新たなファームウェア51が作成されないで、新たな機種情報プロファイル52Cが作成及びリリースされることがあり得る。例えば、新たな周辺装置管理プログラムが作成及びリリースされた場合には、後述する対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2及び後述する機種情報プロファイルバージョン情報52C4だけが修正された新たな機種情報プロファイル52Cが作成及びリリースされる。従って、機種情報プロファイル52Cは、ファームウェア51に多対一対応する。
機種情報プロファイル52Cは、対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2を含む。コンピュータ2は、ファームウェア51のバージョンに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがインストールされていないと、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までを取り扱うことができない。従って、コンピュータ2にインストールされる周辺装置管理プログラムのバージョンは、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までにインストールされているファームウェアのバージョンに対応している必要がある。対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2は、対応ファームウェアバージョン情報52C1で表されるバージョンのファームウェア51に対応する周辺装置管理プログラムのバージョンを表す情報である。
機種情報プロファイル52Cは、更新内容情報52C3を含む。更新内容情報52C3は、対応ファームウェアバージョン情報52C1で表されるバージョンのファームウェア51が、対応ファームウェアバージョン情報52C1で表されるバージョンのファームウェア51よりも古いバージョンのファームウェア51と比較して、更新された内容を表す情報を含む。例えば、対応ファームウェアバージョン情報52C1で表されるバージョンのファームウェア51が、対応ファームウェアバージョン情報52C1で表されるバージョンのファームウェア51よりも古いバージョンのファームウェア51と比較して、バグフィックスされていれば、更新内容情報52C3は、「ファームウェア:バグフィックス」の文字列を含む。
また、更新内容情報52C3は、対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2で表されるバージョンの周辺装置管理プログラムが、対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2で表されるバージョンの周辺装置管理プログラムよりも古いバージョンの周辺装置管理プログラムと比較して、更新された内容を表す情報を含む。例えば、対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2で表されるバージョンの周辺装置管理プログラムが、対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2で表されるバージョンの周辺装置管理プログラムよりも古いバージョンの周辺装置管理プログラムと比較して、ユーザインタフェースが改良されていれば、更新内容情報52C3は、「周辺装置管理プログラム:ユーザインタフェースの改良」の文字列を含む。
機種情報プロファイル52Cは、機種情報プロファイル52Cのバージョンを表す情報である機種情報プロファイルバージョン情報52C4を含む。
機種情報プロファイル52Cは、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までのハードウェア構成を表す情報である構成情報52C5を含む。構成情報52C5は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの製品型番又は製造シリアル番号が例示される。
図3は、実施の形態1にかかるコンピュータの機能ブロックを示す図である。
コンピュータ2のCPU11は、不揮発性記憶部13に記憶されたインストールプログラム受信プログラムを実行する。これにより、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までからインストールプログラム52Aを受信するインストールプログラム受信部11Aが実現される。
コンピュータ2のCPU11は、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までから受信するインストールプログラム52Aを実行する。これにより、周辺装置管理プログラムをサーバ5から受信してコンピュータ2にインストールするインストールプログラム実行部11Bが実現される。
コンピュータ2のCPU11は、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までから受信するインストールプログラム52A内の判定部52A1を実行する。これにより、判定実行部11B−1が実現される。判定実行部11B−1は、サーバ5に記憶されている機種情報プロファイル群内の機種情報プロファイルの各々内の機種情報プロファイルバージョン情報と、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52C内の機種情報プロファイルバージョン情報52C4と、を比較し、機種情報プロファイル群内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあるか否かを判定する。判定実行部11B−1は、機種情報プロファイル群内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがある場合に、サーバ5に記憶されているファームウェア群内のファームウェアの各々内のファームウェアバージョン情報と、機種情報プロファイル群内の新しいバージョンの機種情報プロファイル内の対応ファームウェアバージョン情報と、を比較し、機種情報プロファイル群内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンのファームウェアがファームウェア群内にあるか否かを判定する。
コンピュータ2のCPU11は、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までから受信するインストールプログラム52A内の画面表示部52A2を実行する。これにより、複数の新しいバージョンの機種情報プロファイルが機種情報プロファイル群内にあり且つ複数の新しいバージョンのファームウェアがファームウェア群内にある場合に、新しいバージョンの機種情報プロファイルと新しいバージョンのファームウェアとの複数の組及び更新内容情報を含む画面であって、新しいバージョンの機種情報プロファイルと新しいバージョンのファームウェアとの複数の組の内の1つの組を選択するための選択画面を表示する画面表示実行部11B−2が実現される。
コンピュータ2のCPU11は、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までから受信するインストールプログラム52A内のインストール部52A3を実行する。これにより、新しいバージョンの機種情報プロファイルと新しいバージョンのファームウェアとの複数の組の内の選択された1つの組をサーバ5から受信して、受信した1つの機種情報プロファイルを周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までの各々に送信して周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までに記憶させ、受信した1つのファームウェアを周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までの各々に送信して周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までの各々にインストールさせるインストール実行部11B−3が実現される。
コンピュータ2の不揮発性記憶部13は、インストール実行部11B−3による、後述する周辺装置管理プログラム13Aのインストール実行後は、周辺装置管理プログラム13Aを記憶する。なお、コンピュータ2の不揮発性記憶部13は、インストール実行部11B−3による、周辺装置管理プログラムのインストール実行前は、周辺装置管理プログラム13Aを記憶していなくても良い。
コンピュータ2の不揮発性記憶部13は、周辺装置情報13Bを記憶する。周辺装置情報13Bは、機種情報プロファイル群13Cと、周辺装置アドレス情報群13Eと、を含む。
機種情報プロファイル群13Cは、第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1と、第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2と、第1サーボアンプ機種情報プロファイル13C−3と、第2サーボアンプ機種情報プロファイル13C−4と、第3サーボアンプ機種情報プロファイル13C−5と、第4サーボアンプ機種情報プロファイル13C−6と、を含む。
第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1は、第1コントローラ3−1に記憶されている機種情報プロファイル52Cと同じものである。第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2は、第2コントローラ3−2に記憶されている機種情報プロファイル52Cと同じものである。第1サーボアンプ機種情報プロファイル13C−3は、第1サーボアンプ4−1に記憶されている機種情報プロファイル52Cと同じものである。第2サーボアンプ機種情報プロファイル13C−4は、第2サーボアンプ4−2に記憶されている機種情報プロファイル52Cと同じものである。第3サーボアンプ機種情報プロファイル13C−5は、第3サーボアンプ4−3に記憶されている機種情報プロファイル52Cと同じものである。第4サーボアンプ機種情報プロファイル13C−6は、第4サーボアンプ4−4に記憶されている機種情報プロファイル52Cと同じものである。
コンピュータ2の不揮発性記憶部13は、インストール実行部11B−3による、後述する機種情報プロファイルの記憶実行後は、機種情報プロファイル群13Cを記憶する。なお、コンピュータ2の不揮発性記憶部13は、インストール実行部11B−3による、機種情報プロファイルの記憶実行前は、機種情報プロファイル群13Cを記憶していなくても良い。
周辺装置アドレス情報群13Eは、第1コントローラ3−1を特定するアドレスである第1コントローラアドレス情報13E−1と、第2コントローラ3−2を特定するアドレスである第2コントローラアドレス情報13E−2を含む。周辺装置アドレス情報群13Eは、第1サーボアンプ4−1を特定するアドレスである第1サーボアンプアドレス情報13E−3と、第2サーボアンプ4−2を特定するアドレスである第2サーボアンプアドレス情報13E−4と、第3サーボアンプ4−3を特定するアドレスである第3サーボアンプアドレス情報13E−5と、第4サーボアンプ4−4を特定するアドレスである第4サーボアンプアドレス情報13E−6と、を含む。
周辺装置アドレス情報群13Eは、予め記憶されていてもよい。或いは、コンピュータ2のCPU11は、周辺装置アドレス情報群13Eを、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々から受信しても良い。より詳しくは、CPU11は、アドレス情報の送信を要求するマルチキャストパケットを、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に送信する。周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々は、CPU11からのマルチキャストパケットに応答して、アドレス情報をCPU11に送信する。CPU11は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までから受信したアドレス情報を、周辺装置アドレス情報群13E内に記憶する。
図4は、実施の形態1にかかるサーバの不揮発性記憶部の記憶内容を示す図である。
サーバ5の不揮発性記憶部43は、周辺装置管理プログラム群43Aを記憶する。新たな周辺装置管理プログラムが作成及びリリースされると、周辺装置管理プログラム群43A内に記憶される。実施の形態1では、周辺装置管理プログラム群43Aは、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2を含む。
サーバ5の不揮発性記憶部43は、ファームウェア群43Bを記憶する。ファームウェア群43Bは、コントローラファームウェア群43Dと、サーボアンプファームウェア群43Eと、を含む。第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2用の新たなファームウェアが作成及びリリースされると、コントローラファームウェア群43D内に記憶される。実施の形態1では、コントローラファームウェア群43Dは、ファームウェア43D−1及び43D−2を含む。第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4まで用の新たなファームウェアが作成及びリリースされると、サーボアンプファームウェア群43E内に記憶される。実施の形態1では、サーボアンプファームウェア群43Eは、ファームウェア43E−1及び43E−2を含む。
サーバ5の不揮発性記憶部43は、機種情報プロファイル群43Cを記憶する。機種情報プロファイル群43Cは、コントローラ機種情報プロファイル群43Fと、サーボアンプ機種情報プロファイル群43Gと、を含む。第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2用の新たな機種情報プロファイルが作成及びリリースされると、コントローラ機種情報プロファイル群43F内に記憶される。実施の形態1では、コントローラ機種情報プロファイル群43Fは、機種情報プロファイル43F−1及び43F−2を含む。第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4まで用の新たな機種情報プロファイルが作成及びリリースされると、サーボアンプ機種情報プロファイル群43G内に記憶される。実施の形態1では、サーボアンプ機種情報プロファイル群43Gは、機種情報プロファイル43G−1及び43G−2を含む。
なお、図4では、機種情報プロファイル43F−1,43F−2,43G−1及び43G−2の図示を簡略化している。しかし、実際には、機種情報プロファイル43F−1,43F−2,43G−1及び43G−2は、図2に示した機種情報プロファイル52Cと同様に、対応ファームウェアバージョン情報、対応周辺装置管理プログラムバージョン情報、更新内容情報、機種情報プロファイルバージョン情報及び構成情報を含んでいる。
図5及び図6は、実施の形態1にかかるシステムのコンピュータの動作を示すフローチャートである。コンピュータ2は、第1コントローラ3−1又は第2コントローラ3−2と通信可能になった場合に、図5及び図6に示す動作を実行する。コンピュータ2が第1コントローラ3−1又は第2コントローラ3−2と通信可能になった場合は、第1コントローラ3−1又は第2コントローラ3−2と接続されたコンピュータ2がパワーオンされた場合又はパワーオンされたコンピュータ2が第1コントローラ3−1又は第2コントローラ3−2と接続された場合が例示される。
コンピュータ2のインストールプログラム受信部11Aは、ステップS100において、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までからインストールプログラム52Aを受信して実行する。
より詳しくは、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までは、コンピュータ2が第1コントローラ3−1又は第2コントローラ3−2と通信可能になった場合に、インストールプログラム52Aをインストールプログラム受信部11Aに送信する。コンピュータ2のCPU11は、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までから受信したインストールプログラム52Aを実行する。
なお、インストールプログラム52Aに接続先情報52Bが含まれていない場合には、周辺装置3−1,3−2又は4−1から4−4までは、ステップS100において、接続先情報52Bも併せてインストールプログラム受信部11Aに送信する。
CPU11がインストールプログラム52A内の判定部52A1を実行することで実現される判定実行部11B−1は、ステップS101において、接続先情報52Bで特定されるサーバ5との通信が可能であるか否かを判定する。より詳しくは、判定実行部11B−1は、接続先情報52Bで特定されるサーバ5にpingパケットを送信し、サーバ5から応答があるか否かによって、サーバ5との通信が可能であるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、サーバ5との通信が不可能であると判定したら(ステップS101でNo)、処理をステップS102に進め、サーバ5と通信可能であると判定したら(ステップS101でYes)、処理をステップS108に進める。サーバ5との通信が不可能な場合は、サーバ5がパワーオフである場合又はコンピュータ2とサーバ5との間の通信経路がダウンしている場合が例示される。
判定実行部11B−1は、ステップS102において、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2と、コンピュータ2に記憶されている周辺装置管理プログラムバージョン情報13A1とを比較し、コンピュータ2に既にインストールされている周辺装置管理プログラム13Aが周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンであるか否かを判定する。つまり、判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2に既にインストールされているか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていないと判定したら(ステップS102でNo)、処理をステップS104に進める。
なお、判定実行部11B−1は、周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていない場合も、処理をステップS104に進める。周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていない場合は、コンピュータ2が図5及び図6に示すフローチャートを初めて実行する場合が例示される。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていると判定したら、つまりコンピュータ2に既にインストールされている周辺装置管理プログラム13Aが周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンであると判定したら(ステップS102でYes)、処理をステップS106に進める。
CPU11がインストールプログラム52A内の画面表示部52A2を実行することで実現される画面表示実行部11B−2は、ステップS104において、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていない旨のメッセージを表示部14に表示し、処理を終了する。
これにより、コンピュータ2は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムのインストールが必要であることをユーザに把握させることができる。
CPU11がインストールプログラム52A内のインストール部52A3を実行することで実現されるインストール実行部11B−3は、ステップS106において、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々から機種情報プロファイル52Cを受信して、機種情報プロファイル群13C内に記憶し、処理を終了する。
機種情報プロファイル群13C内の第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1は、第1コントローラ3−1から受信して記憶された機種情報プロファイル52Cに対応する。機種情報プロファイル群13C内の第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2は、第2コントローラ3−2から受信して記憶された機種情報プロファイル52Cに対応する。機種情報プロファイル群13C内の第1サーボアンプ機種情報プロファイル13C−3は、第1サーボアンプ4−1から受信して記憶された機種情報プロファイル52Cに対応する。機種情報プロファイル群13C内の第2サーボアンプ機種情報プロファイル13C−4は、第2サーボアンプ4−2から受信して記憶された機種情報プロファイル52Cに対応する。機種情報プロファイル群13C内の第3サーボアンプ機種情報プロファイル13C−5は、第3サーボアンプ4−3から受信して記憶された機種情報プロファイル52Cに対応する。機種情報プロファイル群13C内の第4サーボアンプ機種情報プロファイル13C−6は、第4サーボアンプ4−4から受信して記憶された機種情報プロファイル52Cに対応する。
ステップS106で、第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1、第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2、第1サーボアンプ機種情報プロファイル13C−3、第2サーボアンプ機種情報プロファイル13C−4、第3サーボアンプ機種情報プロファイル13C−5及び第4サーボアンプ機種情報プロファイル13C−6が機種情報プロファイル群13C内に記憶される。従って、コンピュータ2は、次からは、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までに記憶されている機種情報プロファイル52Cを参照しないで、機種情報プロファイル群13C内の第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1、第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2、第1サーボアンプ機種情報プロファイル13C−3、第2サーボアンプ機種情報プロファイル13C−4、第3サーボアンプ機種情報プロファイル13C−5及び第4サーボアンプ機種情報プロファイル13C−6を参照すると良い。
これにより、コンピュータ2は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までとの間の通信量を抑制し、図5及び図6に示すフローチャートの処理時間を短縮できる。
判定実行部11B−1は、ステップS108において、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2と、コンピュータ2に記憶されている周辺装置管理プログラムバージョン情報13A1とを比較し、コンピュータ2に既にインストールされている周辺装置管理プログラム13Aが周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンであるか否かを判定する。つまり、判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2に既にインストールされているか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていないと判定したら(ステップS108でNo)、処理をステップS110に進める。
なお、判定実行部11B−1は、周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていない場合も、処理をステップS110に進める。周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていない場合は、コンピュータ2が図5及び図6に示すフローチャートを初めて実行する場合が例示される。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていると判定したら(ステップS108でYes)、処理をステップS130に進める。
判定実行部11B−1は、ステップS110において、サーバ5に記憶されている機種情報プロファイル群43C内の各機種情報プロファイル内の機種情報プロファイルバージョン情報と、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイルバージョン情報52C4と、を比較し、機種情報プロファイル群43C内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあるか否かを判定する。
より詳しくは、判定実行部11B−1は、サーバ5のコントローラ機種情報プロファイル群43F内の機種情報プロファイルバージョン情報43F−1A及び43F−2Aの各々と、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々に記憶されている機種情報プロファイルバージョン情報52C4と、を比較し、機種情報プロファイル43F−1又は43F−2が第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cよりも新しいバージョンであるか否かを判定することで、コントローラ機種情報プロファイル群43F内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあるか否かを判定する。
また、判定実行部11B−1は、サーバ5のサーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の機種情報プロファイルバージョン情報43G−1A及び43G−2Aの各々と、第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4の各々に記憶されている機種情報プロファイルバージョン情報52C4と、を比較し、機種情報プロファイル43G−1又は43G−2が第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4の各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cよりも新しいバージョンであるか否かを判定することで、サーボアンプ機種情報プロファイル群43G内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、機種情報プロファイル群43C内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがないと判定したら(ステップS110でNo)、処理をステップS112に進め、機種情報プロファイル群43C内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあると判定したら(ステップS110でYes)、処理をステップS116に進める。
判定実行部11B−1は、ステップS112において、サーバ5に記憶されている周辺装置管理プログラム群43A内の周辺装置管理プログラムバージョン情報43A−1A及び43A−2Aの各々と、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2と、を比較し、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にあるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にないと判定したら(ステップS112でNo)、処理を終了する。なお、このとき、画面表示実行部11B−2は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがサーバ5に記憶されていない旨のメッセージを表示部14に表示しても良い。
これにより、コンピュータ2は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがサーバ5にないことをユーザに把握させることができる。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43Aにあると判定したら(ステップS112でYes)、処理をステップS114に進める。
インストール実行部11B−3は、ステップS114において、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラム43A−1又は43A−2をサーバ5から受信してコンピュータ2にインストールし、処理を終了する。
処理がステップS114に進んでいる場合は、ステップS108で周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていないと判定され、新しいバージョンの周辺装置管理プログラムをコンピュータ2にインストールすることが必須な場合である。従って、インストール実行部11B−3は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラム43A−1又は43A−2をサーバ5から受信してコンピュータ2にインストールする。
インストール実行部11B−3は、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内の一方だけが周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンである場合には、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内の周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの方をサーバ5から受信してコンピュータ2にインストールする。
これにより、コンピュータ2は、周辺装置管理プログラム43A−1又は43A−2をインストールするためのユーザの作業工数を抑制することができる。
なお、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の両方が周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンである場合には、インストール実行部11B−3は、後述するステップS152と同様に、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2のいずれかを選択するための選択画面を表示部14に表示して、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内のどちらをインストールするかをユーザに選択させても良い。
判定実行部11B−1は、ステップS116において、サーバ5に記憶されているファームウェア群43B内の各ファームウェア内のファームウェアバージョン情報と、機種情報プロファイル群43C内の新しいバージョンの機種情報プロファイル内の対応ファームウェアバージョン情報と、を比較し、機種情報プロファイル群43C内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンのファームウェアがファームウェア群43B内にあるか否かを判定する。
より詳しくは、判定実行部11B−1は、サーバ5のコントローラファームウェア群43D内のファームウェアバージョン情報43D−1A及び43D−2Aの各々と、コントローラ機種情報プロファイル群43F内の新しいバージョンの機種情報プロファイル内の対応ファームウェアバージョン情報と、を比較し、コントローラ機種情報プロファイル群43F内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンのファームウェアがコントローラファームウェア群43D内にあるか否かを判定する。
また、判定実行部11B−1は、サーバ5のサーボアンプファームウェア群43E内のファームウェアバージョン情報43E−1A及び43E−2Aの各々と、サーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の新しいバージョンの機種情報プロファイル内の対応ファームウェアバージョン情報と、を比較し、サーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンのファームウェアがサーボアンプファームウェア群43E内にあるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、ファームウェア群43B内に新しいバージョンのファームウェアがないと判定したら(ステップS116でNo)、処理をステップS118に進め、ファームウェア群43B内に新しいバージョンのファームウェアがあると判定したら(ステップS116でYes)、処理をステップS122に進める。
画面表示実行部11B−2は、ステップS118において、機種情報プロファイルを選択するための選択画面を表示部14に表示する。
図7は、実施の形態1にかかる選択画面の例を示す図である。
ここでは、サーバ5のサーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の機種情報プロファイル43G−1及び43G−2が、第1サーボアンプ4−1,第2サーボアンプ4−2,第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4の各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cよりも新しいバージョンである場合を例にして説明する。
処理がステップS118に進んでいる場合は、ステップS110で新しいバージョンの機種情報プロファイルがサーバ5の機種情報プロファイル群43Gにあると判定され且つステップS116で新しいバージョンのファームウェアがサーバ5のファームウェア群43B内にないと判定された場合である。
選択画面14Aには、機種情報プロファイルの選択対象である周辺装置を表す「対象周辺装置:第1サーボアンプ、第2サーボアンプ、第3サーボアンプ及び第4サーボアンプ」の文字列14A−9が表示されている。
これにより、コンピュータ2は、機種情報プロファイルの選択対象である周辺装置が第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4であることをユーザに把握させることができる。
図7に示す選択画面14Aは、サーバ5のサーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の機種情報プロファイル43G−1及び43G−2の内の1つを選択するための表14A−1を含む。
表14A−1は、第1行14A−2及び第2行14A−3を含む。第1行14A−2は、サーバ5のサーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の機種情報プロファイル43G−1に対応する行である。第2行14A−3は、サーバ5のサーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の機種情報プロファイル43G−2に対応する行である。第1行14A−2及び第2行14A−3の各々は、選択欄14A−4、バージョン表示欄14A−5及び更新内容表示欄14A−6を含む。
第1行14A−2のバージョン表示欄14A−5内には、機種情報プロファイル43G−1内の機種情報プロファイルバージョン情報43G−1Aである「7.00」が表示されている。第1行14A−2の更新内容表示欄14A−6内には、機種情報プロファイル43G−1内の更新内容情報である「ファームウェアの更新なし。」が表示されている。
第2行14A−3のバージョン表示欄14A−5内には、機種情報プロファイル43G−2内の機種情報プロファイルバージョン情報43G−2Aである「7.01」が表示されている。第2行14A−3の更新内容表示欄14A−6内には、機種情報プロファイル43G−2内の更新内容情報である「ファームウェアの更新なし。」が表示されている。
ユーザは、表14A−1内に表示された情報を基に、機種情報プロファイル43G−1及び43G−2の内の一方を選択する。ユーザは、機種情報プロファイル43G−1を選択する場合には、第1行14A−2の選択欄14A−4内に表示されている画像14A−2Aをクリックする。また、ユーザは、機種情報プロファイル43G−2を選択する場合には、第2行14A−3の選択欄14A−4内に表示されている画像14A−3Aをクリックする。その後、ユーザは、「実行」と記載された画像14A−7をクリックする。なお、ユーザは、機種情報プロファイル43G−1及び43G−2のいずれも選択しない場合には、「キャンセル」と記載された画像14A−8をクリックする。
再び図5を参照すると、インストール実行部11B−3は、ステップS120において、ユーザによって選択された機種情報プロファイルをサーバ5から受信して不揮発性記憶部13の機種情報プロファイル群13C内に記憶する。それとともに、インストール実行部11B−3は、サーバ5から受信した機種情報プロファイルを第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4に送信し、第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4の不揮発性記憶部33の機種情報52内に記憶させる。その後、インストール実行部11B−3は、処理をステップS126に進める。
これにより、ユーザは、1回の選択作業により、選択した機種情報プロファイルを4個の第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4に記憶させることができる。従って、コンピュータ2は、ユーザの作業工数を抑制することができる。
また、ユーザは、選択画面14Aの更新内容表示欄14A−6内に表示された更新内容を見ながら、第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4に記憶させる機種情報プロファイルを選択することができる。
これにより、コンピュータ2は、ユーザが不要と判断する機種情報プロファイルを第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4に記憶させることを抑制することができる。
機種情報プロファイル群13C内の第1サーボアンプ機種情報プロファイル13C−3は、サーバ5から受信して第1サーボアンプ4−1に記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。機種情報プロファイル群13C内の第2サーボアンプ機種情報プロファイル13C−4は、サーバ5から受信して第2サーボアンプ4−2に記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。機種情報プロファイル群13C内の第3サーボアンプ機種情報プロファイル13C−5は、サーバ5から受信して第3サーボアンプ4−3に記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。機種情報プロファイル群13C内の第4サーボアンプ機種情報プロファイル13C−6は、サーバ5から受信して第4サーボアンプ4−4に記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。
ステップS120で、サーバ5から受信した第1サーボアンプ機種情報プロファイル13C−3、第2サーボアンプ機種情報プロファイル13C−4、第3サーボアンプ機種情報プロファイル13C−5及び第4サーボアンプ機種情報プロファイル13C−6が機種情報プロファイル群13C内に記憶される。従って、コンピュータ2は、次からは、第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶されている機種情報プロファイル52Cを参照しないで、機種情報プロファイル群13C内の第1サーボアンプ機種情報プロファイル13C−3、第2サーボアンプ機種情報プロファイル13C−4、第3サーボアンプ機種情報プロファイル13C−5及び第4サーボアンプ機種情報プロファイル13C−6を参照すると良い。
これにより、コンピュータ2は、第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までとの間の通信量を抑制し、図5及び図6に示すフローチャートの処理時間を短縮できる。
なお、ステップS118及びステップS120では、機種情報プロファイルを第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4に記憶させる場合について説明したが、機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶させる場合も同様であるので説明を省く。
画面表示実行部11B−2は、ステップS122において、機種情報プロファイル及びファームウェアを選択するための選択画面を表示部14に表示する。
図8は、実施の形態1にかかる選択画面の例を示す図である。
処理がステップS122に進んでいる場合は、ステップS110で新しいバージョンの機種情報プロファイルがサーバ5の機種情報プロファイル群43Cにあると判定され且つステップS116で新しいバージョンのファームウェアがサーバ5のファームウェア群43B内にあると判定された場合である。
ここでは、サーバ5のコントローラ機種情報プロファイル群43F内の機種情報プロファイル43F−1及び43F−2が、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cよりも新しいバージョンであり且つコントローラファームウェア群43D内のファームウェア43D−1及び43D−2が、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々に記憶されているファームウェア51よりも新しいバージョンである場合を例にして説明する。
機種情報プロファイル43F−1内の対応ファームウェアバージョン情報は、「4.00」であるものとする。機種情報プロファイル43F−1内の更新内容情報は、「ファームウェアの更新あり。バグフィックス。」であるものとする。機種情報プロファイル43F−2内の対応ファームウェアバージョン情報は、「4.01」であるものとする。機種情報プロファイル43F−2内の更新内容情報は、「ファームウェアの更新あり。○○○機能追加。」であるものとする。
選択画面14Bには、機種情報プロファイル及びファームウェアの選択対象である周辺装置を表す「対象周辺装置:第1コントローラ及び第2コントローラ」の文字列14B−10が表示されている。
これにより、コンピュータ2は、機種情報プロファイル及びファームウェアの選択対象である周辺装置が第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2であることをユーザに把握させることができる。
図8に示す選択画面14Bは、機種情報プロファイル43F−1とファームウェア43D−1との組及び機種情報プロファイル43F−2とファームウェア43D−2との組の内の一方を選択するための表14B−1を含む。
表14B−1は、第1行14B−2及び第2行14B−3を含む。第1行14B−2は、サーバ5のコントローラ機種情報プロファイル群43F内の機種情報プロファイル43F−1及びサーバ5のコントローラファームウェア群43D内のファームウェア43D−1に対応する行である。第2行14B−3は、サーバ5のコントローラ機種情報プロファイル群43F内の機種情報プロファイル43F−2及びサーバ5のコントローラファームウェア群43D内のファームウェア43D−2に対応する行である。第1行14B−2及び第2行14B−3の各々は、選択欄14B−4、機種情報プロファイルバージョン表示欄14B−5、ファームウェアバージョン表示欄14B−6及び更新内容表示欄14B−7を含む。
第1行14B−2の機種情報プロファイルバージョン表示欄14B−5内には、機種情報プロファイル43F−1内の機種情報プロファイルバージョン情報43F−1Aである「6.00」が表示されている。第1行14B−2のファームウェアバージョン表示欄14B−6内には、ファームウェア43D−1内のファームウェアバージョン情報43D−1Aである「4.00」が表示されている。第1行14B−2の更新内容表示欄14B−7内には、機種情報プロファイル43F−1内の更新内容情報である「ファームウェアの更新あり。バグフィックス。」が表示されている。
第2行14B−3の機種情報プロファイルバージョン表示欄14B−5内には、機種情報プロファイル43F−2内の機種情報プロファイルバージョン情報43F−2Aである「6.01」が表示されている。第2行14B−3のファームウェアバージョン表示欄14B−6内には、ファームウェア43D−2内のファームウェアバージョン情報43D−2Aである「4.01」が表示されている。第2行14B−3の更新内容表示欄14B−7内には、機種情報プロファイル43F−2内の更新内容情報である「ファームウェアの更新あり。○○○機能追加。」が表示されている。
ユーザは、表14B−1内に表示された情報を基に、機種情報プロファイル43F−1とファームウェア43D−1との組及び機種情報プロファイル43F−2とファームウェア43D−2との組の内の一方を選択する。ユーザは、機種情報プロファイル43F−1とファームウェア43D−1との組を選択する場合には、第1行14B−2の選択欄14B−4内に表示されている画像14B−2Aをクリックする。また、ユーザは、機種情報プロファイル43F−2とファームウェア43D−2との組を選択する場合には、第2行14B−3の選択欄14B−4内に表示されている画像14B−3Aをクリックする。その後、ユーザは、「実行」と記載された画像14B−8をクリックする。なお、ユーザは、機種情報プロファイル43F−1とファームウェア43D−1との組及び機種情報プロファイル43F−2とファームウェア43D−2との組のいずれも選択しない場合には、「キャンセル」と記載された画像14B−9をクリックする。
再び図5を参照すると、インストール実行部11B−3は、ステップS124において、ユーザによって選択された機種情報プロファイルをサーバ5から受信して不揮発性記憶部13の機種情報プロファイル群13C内に記憶する。それとともに、インストール実行部11B−3は、サーバ5から受信した機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に送信し、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23の機種情報52内に記憶させる。また、インストール実行部11B−3は、ユーザによって選択されたファームウェアをサーバ5から受信して第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に送信し、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23内にインストールさせる。第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2は、インストール実行部11B−3から受信したファームウェアを不揮発性記憶部23内にインストールする。その後、インストール実行部11B−3は、処理をステップS126に進める。
これにより、ユーザは、1回の選択作業により、選択した機種情報プロファイルを2個の第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23の機種情報52内に記憶させることができる。また、ユーザは、1回の選択作業により、選択したファームウェアを2個の第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせることができる。従って、コンピュータ2は、ユーザの作業工数を抑制することができる。
また、ユーザは、選択画面14Bの更新内容表示欄14B−7内に表示された更新内容を見ながら、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶させる機種情報プロファイル並びに第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせるファームウェアを選択することができる。
最新のバージョンのファームウェアを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールすることが好適とは限らない場合がある。例えば、最新のバージョンのファームウェアに機能追加がされた場合には、最新のバージョンのファームウェアに新たなバグが生じている可能性がある。ユーザは、最新のバージョンのファームウェアに追加された機能を使用したい場合には、最新のバージョンのファームウェアを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせる必要がある。しかし、ユーザは、最新のバージョンのファームウェアに追加された機能を使用しない場合には、最新のバージョンよりも古いバージョンのファームウェアを選択することが好適と判断する場合がある。
従って、コンピュータ2は、ユーザが不要と判断する機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶させること並びにユーザが不要と判断するファームウェアを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせることを抑制することができる。
機種情報プロファイル群13C内の第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1は、サーバ5から受信して第1コントローラ3−1に記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。機種情報プロファイル群13C内の第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2は、サーバ5から受信して第2コントローラ3−2に記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。
ステップS124で、サーバ5から受信した第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1及び第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2が機種情報プロファイル群13C内に記憶される。従って、コンピュータ2は、次からは、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶されている機種情報プロファイル52Cを参照しないで、機種情報プロファイル群13C内の第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1及び第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2を参照すると良い。
これにより、コンピュータ2は、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2との間の通信量を抑制し、図5及び図6に示すフローチャートの処理時間を短縮できる。
なお、ステップS122及びステップS124では、機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶させ、ファームウェアを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせる場合について説明したが、機種情報プロファイルを第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4に記憶させ、ファームウェアを第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4にインストールさせる場合も同様であるので説明を省く。
判定実行部11B−1は、ステップS126において、サーバ5に記憶されている周辺装置管理プログラム群43A内の周辺装置管理プログラムバージョン情報43A−1A及び43A−2Aの各々と、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2と、を比較し、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にあるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にないと判定したら(ステップS126でNo)、処理を終了する。なお、このとき、画面表示実行部11B−2は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがサーバ5に記憶されていない旨のメッセージを表示部14に表示しても良い。
これにより、コンピュータ2は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがサーバ5にないことをユーザに把握させることができる。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にあると判定したら(ステップS126でYes)、処理をステップS128に進める。
インストール実行部11B−3は、ステップS128において、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラム43A−1又は43A−2をサーバ5から受信してコンピュータ2の不揮発性記憶部13にインストールし、処理を終了する。
処理がステップS128に進んでいる場合は、ステップS108で周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムがコンピュータ2にインストールされていないと判定され、新しいバージョンの周辺装置管理プログラムをコンピュータ2にインストールすることが必須な場合である。従って、インストール実行部11B−3は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラム43A−1又は43A−2をサーバ5から受信してコンピュータ2にインストールする。
インストール実行部11B−3は、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内の1つだけが周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンである場合には、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内の周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンの周辺装置管理プログラムをサーバ5から受信してコンピュータ2にインストールする。
これにより、コンピュータ2は、周辺装置管理プログラム43A−1又は43A−2をインストールするためのユーザの作業工数を抑制することができる。
なお、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の両方が周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応するバージョンである場合には、インストール実行部11B−3は、後述するステップS152と同様に、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2のいずれかを選択するための選択画面を表示部14に表示して、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内のどちらをインストールするかをユーザに選択させても良い。
判定実行部11B−1は、ステップS130において、サーバ5に記憶されている機種情報プロファイル群43C内の各機種情報プロファイル内の機種情報プロファイルバージョン情報と、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイルバージョン情報52C4と、を比較し、機種情報プロファイル群43C内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあるか否かを判定する。
より詳しくは、判定実行部11B−1は、サーバ5のコントローラ機種情報プロファイル群43F内の機種情報プロファイルバージョン情報43F−1A及び43F−2Aの各々と、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々に記憶されている機種情報プロファイルバージョン情報52C4と、を比較し、機種情報プロファイル43F−1又は43F−2が第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cよりも新しいバージョンであるか否かを判定することで、コントローラ機種情報プロファイル群43F内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあるか否かを判定する。
また、判定実行部11B−1は、サーバ5のサーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の機種情報プロファイルバージョン情報43G−1A及び43G−2Aの各々と、第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4の各々に記憶されている機種情報プロファイルバージョン情報52C4と、を比較し、機種情報プロファイル43G−1又は43G−2が第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4の各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cよりも新しいバージョンであるか否かを判定することで、サーボアンプ機種情報プロファイル群43G内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、機種情報プロファイル群43C内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがないと判定したら(ステップS130でNo)、処理をステップS148に進め、機種情報プロファイル群43C内に新しいバージョンの機種情報プロファイルがあると判定したら(ステップS130でYes)、処理をステップS132に進める。
判定実行部11B−1は、ステップS132において、サーバ5に記憶されているファームウェア群43B内の各ファームウェア内のファームウェアバージョン情報と、機種情報プロファイル群43C内の新しいバージョンの機種情報プロファイル内の対応ファームウェアバージョン情報と、を比較し、機種情報プロファイル群43C内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンのファームウェアがファームウェア群43B内にあるか否かを判定する。
より詳しくは、判定実行部11B−1は、サーバ5のコントローラファームウェア群43D内のファームウェアバージョン情報43D−1A及び43D−2Aの各々と、コントローラ機種情報プロファイル群43F内の新しいバージョンの機種情報プロファイル内の対応ファームウェアバージョン情報と、を比較し、コントローラ機種情報プロファイル群43F内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンのファームウェアがコントローラファームウェア群43D内にあるか否かを判定する。
また、判定実行部11B−1は、サーバ5のサーボアンプファームウェア群43E内のファームウェアバージョン情報43E−1A及び43E−2Aの各々と、サーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の新しいバージョンの機種情報プロファイル内の対応ファームウェアバージョン情報と、を比較し、サーボアンプ機種情報プロファイル群43G内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンのファームウェアがサーボアンプファームウェア群43E内にあるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、ファームウェア群43B内に新しいバージョンのファームウェアがないと判定したら(ステップS132でNo)、処理をステップS144に進め、ファームウェア群43B内に新しいバージョンのファームウェアがあると判定したら(ステップS132でYes)、処理をステップS134に進める。
判定実行部11B−1は、ステップS134において、サーバ5に記憶されている周辺装置管理プログラム群43A内の周辺装置管理プログラムバージョン情報43A−1A及び43A−2Aの各々と、機種情報プロファイル群43C内の新しいバージョンの機種情報プロファイル内の対応周辺装置管理プログラムバージョン情報と、を比較し、機種情報プロファイル群43C内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンの機種情報管理プログラムがファームウェア群43B内にあるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、コントローラ機種情報プロファイル群43F内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にないと判定したら(ステップS134でNo)、処理をステップS140に進める。
判定実行部11B−1は、コントローラ機種情報プロファイル群43F内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にあると判定したら(ステップS134でYes)、処理をステップS136に進める。
画面表示実行部11B−2は、ステップS136において、機種情報プロファイル、ファームウェア及び周辺装置管理プログラムを選択するための選択画面を表示部14に表示する。
図9は、実施の形態1にかかる選択画面の例を示す図である。
処理がステップS136に進んでいる場合は、ステップS130で新しいバージョンの機種情報プロファイルがサーバ5の機種情報プロファイル群43C内にあると判定され且つステップS132で新しいバージョンのファームウェアがサーバ5のファームウェア群43B内にあると判定され且つステップS134で対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムがサーバ5の周辺装置管理プログラム群43A内にあると判定された場合である。
ここでは、サーバ5のコントローラ機種情報プロファイル群43F内の機種情報プロファイル43F−1及び43F−2が、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cよりも新しいバージョンであり且つコントローラファームウェア群43D内のファームウェア43D−1及び43D−2が、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の各々に記憶されているファームウェア51よりも新しいバージョンであり且つ周辺装置管理プログラム群43A内の周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2が、コントローラ機種情報プロファイル群43F内の新しいバージョンの機種情報プロファイルに対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムである場合を例にして説明する。
機種情報プロファイル43F−1内の対応ファームウェアバージョン情報は、「4.00」であるものとする。機種情報プロファイル43F−1内の対応周辺装置管理プログラムバージョン情報は、「3.00」であるものとする。機種情報プロファイル43F−1内の更新内容情報は、機種情報プロファイル及びファームウェアに関して「ファームウェアの更新あり。バグフィックス。」であり、周辺装置管理プログラムに関して「ユーザインタフェース改良。」であるものとする。
機種情報プロファイル43F−2内の対応ファームウェアバージョン情報は、「4.01」であるものとする。機種情報プロファイル43F−2内の対応周辺装置管理プログラムバージョン情報は、「3.01」であるものとする。機種情報プロファイル43F−2内の更新内容情報は、機種情報プロファイル及びファームウェアに関して「ファームウェアの更新あり。○○○機能追加。」であり、周辺装置管理プログラムに関して「ファームウェア4.01対応。」であるものとする。
選択画面14Cには、機種情報プロファイル及びファームウェアの対象周辺装置を表す「対象周辺装置:第1コントローラ及び第2コントローラ」の文字列14C−11が表示されている。
これにより、コンピュータ2は、機種情報プロファイル及びファームウェアの対象周辺装置が第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2であることをユーザに把握させることができる。
図9に示す選択画面14Cは、機種情報プロファイル43F−1とファームウェア43D−1との組及び機種情報プロファイル43F−2とファームウェア43D−2との組の内の一方を選択するための表14B−1と、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内の一方を選択するための表14C−1と、を含む。
表14B−1は、図8で説明したものと同じであるので、説明を省く。ユーザは、機種情報プロファイル43F−1とファームウェア43D−1との組を選択する場合には、第1行14B−2の選択欄14B−4内に表示されている画像14B−2Aをクリックする。また、ユーザは、機種情報プロファイル43F−2とファームウェア43D−2との組を選択する場合には、第2行14B−3の選択欄14B−4内に表示されている画像14B−3Aをクリックする。
表14C−1は、第1行14C−2及び第2行14C−3を含む。第1行14C−2は、サーバ5の周辺装置管理プログラム群43A内の周辺装置管理プログラム43A−1に対応する行である。第2行14C−3は、サーバ5の周辺装置管理プログラム群43A内の周辺装置管理プログラム43A−2に対応する行である。第1行14C−2及び第2行14C−3の各々は、選択欄14C−4、周辺装置管理プログラムバージョン表示欄14C−5、機種情報プロファイルバージョン表示欄14C−6、ファームウェアバージョン表示欄14C−7及び更新内容表示欄14C−8を含む。
第1行14C−2の周辺装置管理プログラムバージョン表示欄14C−5内には、周辺装置管理プログラム43A−1内の周辺装置管理プログラムバージョン情報43A−1Aである「3.00」が表示されている。第1行14C−2の機種情報プロファイルバージョン表示欄14C−6内には、周辺装置管理プログラム43A−1が対応する機種情報プロファイル43F−1内の機種情報プロファイルバージョン情報43F−1Aである「6.00」が表示されている。第1行14C−2のファームウェアバージョン表示欄14C−7内には、周辺装置管理プログラム43A−1が対応する機種情報プロファイル43F−1内の対応ファームウェアバージョン情報である「4.00」が表示されている。第1行14C−2の更新内容表示欄14C−8内には、機種情報プロファイル43F−1内の更新内容情報の内の周辺装置管理プログラムに関係する「ユーザインタフェース改良。」が表示されている。
第2行14C−3の周辺装置管理プログラムバージョン表示欄14C−5内には、周辺装置管理プログラム43A−2内の周辺装置管理プログラムバージョン情報43A−2Aである「3.01」が表示されている。第2行14C−3の機種情報プロファイルバージョン表示欄14C−6内には、周辺装置管理プログラム43A−2が対応する機種情報プロファイル43F−2内の機種情報プロファイルバージョン情報43F−2Aである「6.01」が表示されている。第2行14C−3のファームウェアバージョン表示欄14C−7内には、周辺装置管理プログラム43A−2が対応する機種情報プロファイル43F−2内の対応ファームウェアバージョン情報である「4.01」が表示されている。第2行14C−3の更新内容表示欄14C−8内には、機種情報プロファイル43F−2内の更新内容情報の内の周辺装置管理プログラムに関係する「ファームウェア4.01対応。」が表示されている。
ユーザは、表14C−1内に表示された情報を基に、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内の一方を選択する。ユーザは、周辺装置管理プログラム43A−1を選択する場合には、第1行14C−2の選択欄14C−4内に表示されている画像14C−2Aをクリックする。また、ユーザは、周辺装置管理プログラム43A−2を選択する場合には、第2行14C−3の選択欄14C−4内に表示されている画像14C−3Aをクリックする。その後、ユーザは、「実行」と記載された画像14C−9をクリックする。なお、ユーザは、いずれの機種情報プロファイル、ファームウェア及び周辺装置管理プログラムを選択しない場合には、「キャンセル」と記載された画像14C−10をクリックする。
再び図6を参照すると、インストール実行部11B−3は、ステップS138において、ユーザによって選択された機種情報プロファイルをサーバ5から受信して不揮発性記憶部13の機種情報プロファイル群13C内に記憶する。それとともに、インストール実行部11B−3は、サーバ5から受信した機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に送信し、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23の機種情報52内に記憶させる。また、インストール実行部11B−3は、ユーザによって選択されたファームウェアをサーバ5から受信して第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に送信し、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23内にインストールさせる。第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2は、インストール実行部11B−3から受信したファームウェアを不揮発性記憶部23内にインストールする。
また、インストール実行部11B−3は、ユーザによって選択された周辺装置管理プログラムをサーバ5から受信してコンピュータ2の不揮発性記憶部13にインストールする。その後、インストール実行部11B−3は、処理を終了する。
これにより、ユーザは、1回の選択作業により、選択した機種情報プロファイルを2個の第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2の不揮発性記憶部23の機種情報52内に記憶させることができる。また、ユーザは、1回の選択作業により、選択したファームウェアを2個の第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせることができる。また、ユーザは、1回の選択作業により、選択した周辺装置管理プログラムをコンピュータ2にインストールさせることができる。従って、コンピュータ2は、ユーザの作業工数を抑制することができる。
また、ユーザは、選択画面14Cの更新内容表示欄14B−7内に表示された更新内容を見ながら、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶させる機種情報プロファイル並びに第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせるファームウェアを選択することができる。
従って、コンピュータ2は、ユーザが不要と判断する機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶させること並びにユーザが不要と判断するファームウェアを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせることを抑制することができる。
また、ユーザは、選択画面14Cの更新内容表示欄14C−8内に表示された更新内容を見ながら、コンピュータ2にインストールさせる周辺装置管理プログラムを選択することができる。
最新のバージョンの周辺装置管理プログラムをコンピュータ2にインストールすることが好適とは限らない場合がある。例えば、最新のバージョンの周辺装置管理プログラムに機能追加がされた場合には、最新のバージョンの周辺装置管理プログラムに新たなバグが生じている可能性がある。ユーザは、最新のバージョンの周辺装置管理プログラムに追加された機能を使用したい場合には、最新のバージョンの周辺装置管理プログラムをコンピュータ2にインストールさせる必要がある。しかし、ユーザは、最新のバージョンのファームウェアに追加された機能を使用しない場合には、最新のバージョンよりも古いバージョンのファームウェアを選択することが好適と判断する場合がある。
従って、コンピュータ2は、ユーザが不要と判断する周辺装置管理プログラムをコンピュータ2にインストールすることを抑制することができる。
機種情報プロファイル群13C内の第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1は、サーバ5から受信して第1コントローラ3−1に記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。機種情報プロファイル群13C内の第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2は、サーバ5から受信して第2コントローラ3−2に記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。
ステップS138で、サーバ5から受信した第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1及び第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2が機種情報プロファイル群13C内に記憶される。従って、コンピュータ2は、次からは、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶されている機種情報プロファイル52Cを参照しないで、機種情報プロファイル群13C内の第1コントローラ機種情報プロファイル13C−1及び第2コントローラ機種情報プロファイル13C−2を参照すると良い。
これにより、コンピュータ2は、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2との間の通信量を抑制し、図5及び図6に示すフローチャートの処理時間を短縮できる。
なお、ステップS136及びステップS138では、機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2に記憶させ、ファームウェアを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2にインストールさせる場合について説明したが、機種情報プロファイルを第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4に記憶させ、ファームウェアを第1サーボアンプ4−1、第2サーボアンプ4−2、第3サーボアンプ4−3及び第4サーボアンプ4−4にインストールさせる場合も同様であるので説明を省く。
画面表示実行部11B−2は、ステップS140において、機種情報プロファイル及びファームウェアを選択するための選択画面を表示部14に表示する。画面表示実行部11B−2がステップS140で表示部14に表示する選択画面は、先に説明した図8に示す選択画面14Bと同様であるので、説明を省く。
インストール実行部11B−3は、ステップS142において、ユーザによって選択された機種情報プロファイルをサーバ5から受信して不揮発性記憶部13の機種情報プロファイル群13C内に記憶する。それとともに、インストール実行部11B−3は、サーバ5から受信した機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに送信し、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部23又は33の機種情報52内に記憶させる。また、インストール実行部11B−3は、ユーザによって選択されたファームウェアをサーバ5から受信して第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに送信し、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部23又は33内にインストールさせる。第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までは、インストール実行部11B−3から受信したファームウェアを不揮発性記憶部23又は33内にインストールする。その後、インストール実行部11B−3は、処理を終了する。
これにより、ユーザは、1回の選択作業により、選択した機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶させることができる。また、ユーザは、1回の選択作業により、選択したファームウェアを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までにインストールさせることができる。従って、コンピュータ2は、ユーザの作業工数を抑制することができる。
また、ユーザは、選択画面14Bの更新内容表示欄14B−7内に表示された更新内容を見ながら、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶させる機種情報プロファイルを選択することができる。また、ユーザは、選択画面14Bの更新内容表示欄14B−7内に表示された更新内容を見ながら、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までにインストールさせるファームウェアを選択することができる。
これにより、コンピュータ2は、ユーザが不要と判断する機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶させることを抑制することができる。また、コンピュータ2は、ユーザが不要と判断するファームウェアを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までにインストールさせることを抑制することができる。
機種情報プロファイル群13C内の各機種情報プロファイルは、サーバ5から受信して第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶させた機種情報プロファイル52Cと同じものである。
ステップS142で、サーバ5から受信した各機種情報プロファイルが機種情報プロファイル群13C内に記憶される。従って、コンピュータ2は、次からは、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶されている機種情報プロファイル52Cを参照しないで、機種情報プロファイル群13C内の各機種情報プロファイルを参照すると良い。
これにより、コンピュータ2は、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までとの間の通信量を抑制し、図5及び図6に示すフローチャートの処理時間を短縮できる。
画面表示実行部11B−2は、ステップS144において、機種情報プロファイルを選択するための選択画面を表示部14に表示する。画面表示実行部11B−2がステップS144で表示部14に表示する選択画面は、先に説明した図7に示す選択画面14Aと同様であるので、説明を省く。
インストール実行部11B−3は、ステップS146において、ユーザによって選択された機種情報プロファイルをサーバ5から受信して不揮発性記憶部13の機種情報プロファイル群13C内に記憶する。それとともに、インストール実行部11B−3は、サーバ5から受信した機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに送信し、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までの不揮発性記憶部23又は33の機種情報52内に記憶させる。その後、インストール実行部11B−3は、処理を終了する。
これにより、ユーザは、1回の選択作業により、選択した機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶させることができる。従って、コンピュータ2は、ユーザの作業工数を抑制することができる。
また、ユーザは、選択画面14Aの更新内容表示欄14A−6内に表示された更新内容を見ながら、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶させる機種情報プロファイルを選択することができる。
これにより、コンピュータ2は、ユーザが不要と判断する機種情報プロファイルを第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶させることを抑制することができる。
ステップS146で、サーバ5から受信した各機種情報プロファイルが機種情報プロファイル群13C内に記憶される。従って、コンピュータ2は、次からは、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までに記憶されている機種情報プロファイル52Cを参照しないで、機種情報プロファイル群13C内の各機種情報プロファイルを参照すると良い。
これにより、コンピュータ2は、第1コントローラ3−1及び第2コントローラ3−2又は第1サーボアンプ4−1から第4サーボアンプ4−4までとの間の通信量を抑制し、図5及び図6に示すフローチャートの処理時間を短縮できる。
判定実行部11B−1は、ステップS148において、サーバ5に記憶されている周辺装置管理プログラム群43A内の周辺装置管理プログラムバージョン情報43A−1A及び43A−2Aの各々と、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている対応周辺装置管理プログラムバージョン情報52C2と、を比較し、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にあるか否かを判定する。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にないと判定したら(ステップS148でNo)、処理を終了する。
判定実行部11B−1は、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムが周辺装置管理プログラム群43A内にあると判定したら(ステップS148でYes)、処理をステップS150に進める。
インストール実行部11B−3は、ステップS150において、周辺装置管理プログラムを選択するための選択画面を表示部14に表示する。
図10は、実施の形態1にかかる選択画面の例を示す図である。
処理がステップS150に進んでいる場合は、ステップS130で新しいバージョンの機種情報プロファイルがサーバ5の機種情報プロファイル群43Cにないと判定され且つステップS148で対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムがサーバ5の周辺装置管理プログラム群43A内にあると判定された場合である。
ここでは、サーバ5の周辺装置管理プログラム群43A内の周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2が、周辺装置3−1,3−2及び4−1から4−4までの各々に記憶されている機種情報プロファイル52Cに対応する新しいバージョンの周辺装置管理プログラムである場合を例にして説明する。
図10に示す選択画面14Dは、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内の一方を選択するための表14C−1を含む。表14C−1は、図9で説明したものと同じであるので、説明を省く。
ユーザは、表14C−1内に表示された情報を基に、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2の内の一方を選択する。ユーザは、周辺装置管理プログラム43A−1を選択する場合には、第1行14C−2の選択欄14C−4内に表示されている画像14C−2Aをクリックする。また、ユーザは、周辺装置管理プログラム43A−2を選択する場合には、第2行14C−3の選択欄14C−4内に表示されている画像14C−3Aをクリックする。その後、ユーザは、「実行」と記載された画像14D−1をクリックする。なお、ユーザは、周辺装置管理プログラム43A−1及び43A−2のいずれも選択しない場合には、「キャンセル」と記載された画像14D−2をクリックする。
再び図6を参照すると、インストール実行部11B−3は、ステップS152において、ユーザによって選択された周辺装置管理プログラムをサーバ5から受信してコンピュータ2の不揮発性記憶部13にインストールする。その後、インストール実行部11B−3は、処理を終了する。
これにより、ユーザは、選択画面14Dの更新内容表示欄14C−8内に表示された更新内容を見ながら、コンピュータ2にインストールさせる周辺装置管理プログラムを選択することができる。
従って、コンピュータ2は、ユーザが不要と判断する周辺装置管理プログラムをコンピュータ2にインストールすることを抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。