JPWO2017175299A1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

冷凍サイクル装置は、冷媒流入口が第1熱交換器と減圧装置との間に接続され、冷媒流出口が第2熱交換器と圧縮機との間に接続される冷媒貯留手段と、冷媒貯留手段に貯留された冷媒の流出を促進させる冷媒流出促進手段と、冷媒貯留手段に貯留された冷媒の温度変化及び過熱度変化化の少なくとも1つによって冷媒流出促進手段を制御する制御部と、を備えている。

Description

本発明は、例えば冷凍、冷蔵等の用途に利用される冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、圧縮機と凝縮器とを有する熱源ユニットと、膨張弁と蒸発器とを有する冷却ユニットとを、連絡配管で接続し、連絡配管を通して熱源ユニットと冷却ユニットとの間で冷媒を循環させるようにした冷凍機が知られている。このような従来の冷凍機では、自然冷媒で高圧であるCOを使用する試みがされている。
このような高圧冷媒を使用した従来の冷凍機では、作動圧力が高くなる。そのため、連絡配管の肉厚が厚くなり、連絡配管自体のコストが増大するだけでなく、連絡配管の曲げ加工及び接続加工が難しくなって現地での連絡配管の設置作業に要する手間も大きくなってしまう。
また、例えばコンビニエンスストア、スーパーマーケット等の店舗に設置するショーケース等に上記のような従来の冷凍機を用いる場合には、熱源ユニットから離れた場所に冷却ユニットを設置することが多い。そのため、連絡配管の長さが長くなる。例えば、連絡配管の全長が100m程度となることが多い。連絡配管の長さが長くなると、現地で連絡配管を施工するための材料コストが増大してしまう。このようなことから、冷凍機の設置のための作業時間及び施工費が増加してしまうことになっていた。
また、従来の冷凍機の冷媒には、地球温暖化係数の高いR404A、またはR410Aといったフロン冷媒が使用されており、COと比較し、作動圧力は低いものとなる。よって、冷凍機のみCOに置換えた場合、従来の連絡配管は設計圧力が低いため、再利用不可能となり、高耐圧の連絡配管再設置のため、施工コストが増大する。
このような背景から、設計圧力が低い連絡配管を利用する技術として、特許文献1が提案されている。設計圧力が低い配管をそのまま利用した場合の課題として、停電又は圧縮機故障時に冷凍機が停止し、外気温度の上昇に伴い、冷媒圧力が設計圧力以上に上昇してしまう可能性がある。特許文献1では、このような停電時でも冷媒を一つの高耐圧で設計された容器に回収し、冷媒回路内の冷媒量削減から圧力上昇を抑制するものである。
また、特許文献2のように、一旦冷媒貯留手段に貯留した冷媒を再起動時に排出する方法も取られている。
特許第4687710号公報 特開2014−222131号公報
しかし、特許文献1に示されているような従来の技術では、停電時に冷媒回収容器に冷媒を回収した後の再起動時に、素早く冷媒を冷媒回路に戻さなければ冷媒量不足になり、冷凍能力低下して冷し込み時間が長くなってしまうという課題がある。
また、特許文献2に記載されているような従来の技術では、停電時に冷媒回収容器に冷媒を回収した後の再起動時に冷媒を冷媒回路に戻しており、冷媒回収容器から冷媒が排出されたかの判定基準に圧力を使用している。しかし、冷媒回収容器から冷媒が十分に排出されたかを正確に素早く判定できないため、冷媒排出運転後に通常運転に戻るまでの時間が長くなり、冷凍能力低下して冷し込み時間が長くなってしまうという課題、また効率が低下してしまうという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、設計圧力が低い配管を利用でき、現地での設置作業のコスト軽減を図ることができるとともに、停電時に十分な冷媒回収を行うことで高信頼性を得て、容器容積のコンパクト化もまた実現する冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、第2熱交換器が接続された冷媒回路を有する冷凍サイクル装置であって、冷媒流入口が前記第1熱交換器と前記減圧装置との間に接続され、冷媒流出口が前記第2熱交換器と前記圧縮機との間に接続される冷媒貯留手段と、前記冷媒貯留手段に貯留された冷媒の流出を促進させる冷媒流出促進手段と、前記冷媒貯留手段に貯留された冷媒の温度変化及び過熱度変化の少なくとも1つによって冷媒流出促進手段を制御する制御部と、を備えたものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、冷媒貯留手段には貯留された冷媒の流出を促進させる冷媒流出促進手段と、冷媒貯留手段に貯留された冷媒の温度変化及び過熱度変化の少なくとも1つによって冷媒流出促進手段を制御する制御部と、を備えたので、設計圧力が低い配管を利用でき、現地での設置作業のコスト軽減を図ることができるとともに、停電時に十分な冷媒回収を行うことで高信頼性を得て、容器容積のコンパクト化もまた実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒貯留タンクに回収した液冷媒を排出する際の感温筒付近での時間経過に対する冷媒の圧力の変化を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒貯留タンクに回収した液冷媒を排出する際の感温筒付近での時間経過に対する冷媒の飽和温度の変化を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒貯留タンクに回収した液冷媒を排出する際の感温筒付近での時間経過に対する冷媒の温度の変化を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒貯留タンクに回収した液冷媒を排出する際の感温筒付近での時間経過に対する冷媒の過熱度の変化を示すグラフである。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒分布増加手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒分布増加手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が備える冷媒分布増加手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の媒回路構成の一例を示す概略構成図である。
以下、図面を適宜参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Aと称する)の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図2は、冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図3は、冷凍サイクル装置100Aの冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図1〜図3に基づいて、冷凍サイクル装置100Aについて説明する。
図1に示すように、冷凍サイクル装置100Aは、熱源ユニット1と、熱源ユニット1から離して配置された冷却ユニット2と、を有している。また、冷凍サイクル装置100Aは、熱源ユニット1と冷却ユニット2との間にそれぞれ接続され、熱源ユニット1と冷却ユニット2との間で冷媒を循環させる第一の連絡管5及び第二の連絡管8とを有している。なお、ここでは、高圧冷媒であるCOが冷凍サイクル装置100Aの冷媒として使用され、冷凍サイクルの高圧側の圧力が冷媒の臨界圧以下とされている場合を例に説明する。
熱源ユニット1は、圧縮機3と、凝縮器(高圧側熱交換器)4と、を有している。熱源ユニット1には、第二の連絡管8、圧縮機3、凝縮器4、第一の連絡管5を順に接続する複数の接続管が設けられている。なお、熱源ユニット1の複数の接続管をまとめて接続管50Aと称することにする。
一方、冷却ユニット2は、減圧装置(膨張弁)6と、蒸発器(低圧側熱交換器)7と、を有している。冷却ユニット2には、第一の連絡管5、減圧装置6、蒸発器7、第二の連絡管8を順に接続する複数の接続管が設けられている。なお、冷却ユニット2の複数の接続管をまとめて接続管50Bと称することにする。
これにより、冷凍サイクル装置100Aでは、圧縮機3が駆動されると、冷媒が、圧縮機3、凝縮器4、第一の連絡管5、減圧装置6、蒸発器7、第二の連絡管8の順に送られ、圧縮機3に戻るようになっている。
圧縮機3は、ガス状の冷媒を圧縮するものである。圧縮機3で圧縮された冷媒は、凝縮器4へ送られる。圧縮機3は、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、スクリュー圧縮機、往復圧縮機等で構成することができる。
凝縮器4は、圧縮機3からのガス状の冷媒を冷却して液状の冷媒とするものである。つまり、凝縮器4は、ガス状の冷媒から冷却材(例えば、空気、水、不凍液または別の冷凍サイクル等)へ熱を排出させることにより冷媒を冷却して凝縮するものである。凝縮器4で凝縮された冷媒は、第一の連絡管5を経由し、減圧装置6へ送られる。凝縮器4は、例えば、フィン・アンド・チューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、プレート熱交換器等で構成することができる。なお、凝縮器4が本発明の「第1熱交換器(熱源側熱交換器)」に相当する。
第一の連絡管5は、凝縮器4から減圧装置6へ送られる冷媒を熱源ユニット1と冷却ユニット2との間で導くものである。第一の連絡管5内では、液状の冷媒が導かれる。
減圧装置6は、凝縮器4からの液状の冷媒を膨張させて減圧するものである。この例では、減圧装置6が、冷媒の流量を調整可能な電動膨張弁とされている。減圧装置6は、制御部70により制御される。なお、減圧装置6としては、電動膨張弁だけでなく、受圧部にダイアフラムを採用した機械式膨張弁、または、キャピラリーチューブ等を適用することも可能である。また、第一の連絡管5と減圧装置6との間には開閉弁22が設けられている。
蒸発器7は、減圧装置6からの冷媒を蒸発させるものである。つまり、蒸発器7は、液状の冷媒に加熱材(例えば、空気、水、不凍液または別の冷凍サイクル等)からの熱を移動させることにより冷媒を加熱して蒸発するものである。蒸発器7は、例えばコンビニエンスストア、スーパーマーケット等の店舗に設置された冷却用容器(例えば冷却用ショーケース等)に設けられている。このような冷却用容器は、蒸発器7で冷媒が蒸発することにより冷却される。蒸発器7で蒸発された冷媒は、第二の連絡管8を経由し、圧縮機3へ送られる。蒸発器7は、例えば、フィン・アンド・チューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、プレート熱交換器等で構成することができる。なお、蒸発器7が本発明の「第2熱交換器(利用側熱交換器)」に相当する。
第二の連絡管8は、蒸発器7から圧縮機3へ送られる冷媒を熱源ユニット1と冷却ユニット2との間で導くものである。第二の連絡管8内では、ガス状の冷媒が導かれる。
第一の連絡管5は、減圧装置6よりも上流となり、冷凍サイクルにおける高圧側に位置することになる。一方の第二の連絡管8は、減圧装置6よりも下流となり、冷凍サイクルにおける低圧側に位置することになる。
冷凍サイクル装置100Aの高圧側は、第一の連絡管5の設計圧力以下の圧力で運転動作する。この例では、第一の連絡管5の設計圧力が4.15MPaとされる。
また、冷凍サイクル装置100は、第一の連絡管5と第二の連絡管8とに接続している冷媒貯留手段の一例である冷媒貯留タンク9を有している。冷媒貯留タンク9の冷媒出入口の一方である流入口14は、凝縮器4の下流側にある第一の連絡管5に接続されるとともに、冷媒出入口の他方である流出口15は圧縮機3の吸入側にある第二の連絡管8に接続されている。
冷媒貯留タンク9は、冷媒を貯留するものである。
入口側電磁弁10は、冷媒貯留タンク9の流入口14に設けられ、通電閉(停電時開)となっている。
入口側逆止弁11は、入口側電磁弁10と冷媒貯留タンク9との間に設けられ、冷媒を冷媒貯留タンク9への流入方向のみに通流可能となっている。
機械式開閉弁12は、冷媒貯留タンク9の流出口15に設けられ、通電開(停電時閉)となっている。機械式開閉弁12は、機械的に弁を開閉させるものである。なお、機械式開閉弁の代わりに出口側電磁弁を利用してもよい。
冷凍サイクル装置100Aでは、冷媒貯留タンク9を有することにより、冷媒を一時的に貯留しておくことが可能となっている。
ここで、通電開の電磁弁とは、電磁弁に通電時にのみ弁が開放し、電磁弁への通電を止めることで弁を遮断するように構成された電磁弁である。
一方、通電閉の電磁弁とは、電磁弁に通電時のみ弁が遮断し、電磁弁への通電を止めることで弁を開放するように構成された電磁弁である。
機械式開閉弁12は、一般的な冷凍空調装置の減圧装置として用いられている温度式膨張弁を適用する。これは、主にユニットに使われる冷媒と同一の冷媒を感温筒に封入し、感温筒の温度に相当する飽和圧力により膨張弁開度を調節するものである。基準となる圧力は、膨張弁本体がある部分の冷媒飽和圧力となり、これよりも感温筒の温度が高くて飽和圧力が高い場合に弁が開くように構成されている。一方、感温筒の温度が低くて飽和圧力が低い、または基準圧力同等の場合は弁を閉じるように構成されている。なお、機械式開閉弁12が本発明の「流出弁」に相当する。
また、冷凍サイクル装置100Aは、冷凍サイクル装置100Aを統括制御する制御部70を備えている。制御部70は、各検知器からの検出値に基づき、各アクチュエータ(圧縮機3、減圧装置6などの駆動部品)の制御を行う。制御部70は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンまたはCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
冷凍サイクル装置100Aにおいては、感温筒13を圧縮機3の吐出側の接続管50A(吐出配管)に接続し、吐出配管温度相当の飽和圧力により機械式開閉弁12を開閉する。なお、感温筒13の設置個所については、吐出配管は高温となるため、弁開閉のための大きな駆動力が得られるが、この位置に設置個所を限定するものではない。通常運転時に基準圧力相当の飽和温度より高い温度が得られる箇所(例えば、第一の連絡管5など)を、感温筒13の設置個所としてもよい。
機械式開閉弁12を用いることにより、停電時でも冷媒の圧力変化または温度変化によって弁を制御することが可能となる。機械式開閉弁12を用いることで、後述する停電時の冷媒回収において、ガス抜き動作により充分な冷媒回収を行うことができ、冷媒回収後に弁が閉塞して冷媒貯留タンク9に密封することができる。
なお、図2に示すように、冷媒貯留タンク9を熱源ユニット1の外側に設置してもよい。この場合、熱源ユニット1とは別のユニット(以下、冷媒貯留ユニット60)に、冷媒貯留タンク9と、入口側電磁弁10と、入口側逆止弁11と、機械式開閉弁12と、を収容するとよい。そうすると、冷媒貯留ユニット60には、第一の連絡管5から第二の連絡管8に向かって、入口側電磁弁10、入口側逆止弁11、冷媒貯留タンク9、機械式開閉弁12が順に直列に接続されて収容されることになる。
このようにすれば、冷媒貯留タンク9の流入口14を第一の連絡管5に接続すると共に、冷媒貯留タンク9の流出口15を第二の連絡管8に接続することにより、熱源ユニット1は、一般的な冷凍サイクル装置の室外機(冷媒貯留タンク9を含まない室外機)と同様の構成とできる。その結果、熱源ユニット1である室外機の共通化を図ることができ、システム構築コストを低減させることが可能となる。
冷凍サイクル装置100Aは、例えば、コスト低減のため従来用いられていたR410A冷媒に対応する耐圧基準値の装置部品を流用し、より動作圧力の高いCO冷媒に置き換えたものである。そのため、液冷媒が存在した箇所で、外気温度の上昇などにより冷媒温度が上昇すると、冷媒圧力も飽和圧力相当に上昇し、設計圧力が流用される配管などの耐圧基準値を超えてしまう可能性がある。特にCO冷媒において、冷媒温度31℃以上で超臨界となり、気液二相状態ではなく、単相の冷媒密度(冷媒封入量と冷媒回路内容積)より圧力が決まるため、圧力が極端に上昇してしまう可能性がある。
R410A冷媒に対応した部品の設計圧力は、65℃における飽和圧力の4.15MPaとなり、CO冷媒での8℃における飽和圧力相当となる。すなわち、冷凍サイクル装置100Aの周囲温度が8℃以上となれば、耐圧基準値を超えてしまう可能性がある。よって、冷凍サイクル装置100Aでは、冷媒貯留タンク9に冷媒を回収、密封することにより、主冷媒回路の冷媒量を低減して圧力上昇の抑制効果を図ることを可能にしている。
つまり、冷凍サイクル装置100Aでは、冷媒貯留タンク9のみを動作圧力の高いCO冷媒に対応した設計圧力(例えば12MPa)としている。また、冷媒貯留タンク9内が満液となって液封状態となることを回避するため、冷媒貯留タンク9の容積は、冷凍サイクル装置100Aに封入される全冷媒の液体積以上としている。こうすることで、冷凍サイクル装置100Aでは、冷媒貯留タンク9の液封状態を回避可能にしている。
次に、冷凍サイクル装置100Aにおける通常運転時の冷媒貯留タンク9について説明する。冷凍サイクル装置100Aが通常に運転している場合、通電閉の入口側電磁弁10に通電することにより弁を遮断する。同時に、高温となる吐出配管部(または第一の連絡管5)に感温筒13が設置される機械式開閉弁12は、弁が開いた状態となる。よって、冷媒貯留タンク9内は、圧縮機3の吸入側圧力(蒸発圧力)と同等の低圧に維持される。
さらに、冷媒貯留タンク9の流出口15に第二の連絡管8への方向のみ通流可能な出口側逆止弁を設けた場合、冷媒貯留タンク9内を圧縮機3の吸入側圧力以下に維持できる。例えば、圧縮機3の回転数を増速し、一旦低圧を可能な限り低下させた後、利用する低圧に戻す運転を行えば、出口側逆止弁を設けた冷媒貯留タンク9内は下限の低圧に維持されることになる。より低い圧力を維持することができれば、冷媒回収効果が促進される効果が得られる。つまり、制御部70は、圧縮機3の回転数を増速して低圧を可能な限り低下させて、冷媒排出を促進させている。
冷凍サイクル装置100Aが、通常運転から停電などによる異常停止をした場合、弁などで遮断されていなければ、冷媒回路内に存在した高圧冷媒が、低圧冷媒の存在した冷媒回路部に流入し、全冷媒回路内が均圧となる。このとき、全冷媒回路内に液冷媒が存在するようになる。そのため、使用する冷媒を従来冷媒より高い動作圧力のものに置き換え、装置部品を流用した冷凍サイクル装置では、外気が高温となった場合、冷媒圧力もまた上昇し、流用した装置部品の耐圧基準値を超えてしまう可能性がある。そこで、冷凍サイクル装置100Aでは、運転に必要な電力を得られなくなった状態、特に停電の場合の異常停止であっても流用部品の圧力を耐圧基準値以下に維持することを可能としている。
冷凍サイクル装置100Aにおいて、運転に必要な電力を得られなくなった状態、特に停電の場合の異常停止について説明する。
冷凍サイクル装置100Aへの電力供給が無くなった場合、圧縮機3、凝縮器4が停止すると共に、通電閉の入口側電磁弁10が開放する。その結果、凝縮器4から減圧装置6までの冷媒回路に存在する高圧側液冷媒を、低圧に維持されていた冷媒貯留タンク9へ通流させることができる。
冷媒貯留タンク9の流出口15側に設置された機械式開閉弁12は、停電直後の吐出配管が高温高圧に保たれるため弁開放される。この流出口15に繋がる冷媒貯留タンク9内の流出口は、冷媒貯留タンク9の上方に設置され、ガスのみを低圧側に流出させることができる。
このため、冷凍サイクル装置100Aによれば、ガス冷媒により冷媒貯留タンク9内の圧力が上昇し、冷媒回収ができなくなることを回避でき、密度の高い液冷媒を効率的に回収できるため、充分な冷媒回収が可能となる。また、停電で電力が得られない場合にも機械式開閉弁12を駆動させるための制御基板の動作も不要であるため、停電時にも冷媒を冷媒貯留タンク9に回収可能であり、流用した装置部品の耐圧基準値以下を保つことが可能である。
冷媒回収後において、冷凍サイクル装置100Aでは、主冷媒回路内は均圧状態となるため、吐出配管の温度も下がり、機械式開閉弁12は遮断される。よって、冷凍サイクル装置100Aによれば、停電時でも冷媒回収時はガス抜きを実施して効率よく液冷媒のみを回収し、回収後に流出口15を遮断して冷媒を密閉することが可能となる。
このように、低い設計圧力で設計された冷凍装置の停電時であっても、冷凍サイクル装置100Aによれば主冷媒回路内の冷媒が除去される。このため、使用する冷媒が高い動作圧力で、外気が高温となり冷媒圧力が上昇した場合でも、配管中に液冷媒がほぼ存在しない状態では、耐圧面の問題が生じることがない。その結果、設計圧力の低い、元の冷凍装置の部品を再利用可能な冷凍サイクル装置100Aを得ることができる。
冷媒貯留タンク9に液冷媒を回収した後、通常運転に戻る場合、冷媒貯留タンク9内の液冷媒を主冷媒回路に戻す必要がある。よって、冷媒貯留タンク9の下方に溜まる液冷媒を流出する第二の流出口を冷媒貯留タンク9に設置し、通常運転への復帰を可能とする。なお、第二の流出口において、機械式開閉弁12が設置される流出口15と共通とした場合、冷媒回収時に液冷媒の流出を防ぐため、ガス流出口よりも口を狭くするなど流動抵抗を増加させる必要がある。
一方、図3に示すように、第二の流出口専用の出口を別に冷媒貯留タンク9に設置した場合は、通電開の出口側電磁弁20を設置することで、冷媒回収時に液冷媒の出口遮断、通常運転時は液冷媒の出口開放することが可能となる。
以上のように、冷凍サイクル装置100Aによれば、冷媒貯留タンク9を備えているの、設計圧力が低い配管を利用でき、現地での設置作業のコスト軽減を図ることができるとともに、停電時に十分な冷媒回収を行うことで高信頼性を得て、容器容積のコンパクト化もまた実現可能である。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Bと称する)の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図4に基づいて、冷凍サイクル装置100Bについて説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態2では、感温筒13を冷媒貯留タンク9と機械式開閉弁12の間に設置し、冷媒貯留タンク9の温度及び過熱度の少なくとも1つから冷媒貯留タンク9からの冷媒排出を検知するものであり、より直接的に冷媒貯留タンク9から冷媒が排出されたかを検知することが可能である。
感温筒13の設置位置は、冷媒貯留タンク9の内部又は表面でもよいが、冷媒貯留タンク9は熱容量が大きく正確な温度測定が困難になるため、冷媒貯留タンク9と機械式開閉弁12の間の配管部とすることがより好ましい。
図5は、冷媒貯留タンク9に回収した液冷媒を排出する際の感温筒13付近での時間経過に対する冷媒の圧力の変化を示すグラフである。図6は、冷媒貯留タンク9に回収した液冷媒を排出する際の感温筒13付近での時間経過に対する冷媒の飽和温度の変化を示すグラフである。図7は、冷媒貯留タンク9に回収した液冷媒を排出する際の感温筒13付近での時間経過に対する冷媒の温度の変化を示すグラフである。図8は、冷媒貯留タンク9に回収した液冷媒を排出する際の感温筒13付近での時間経過に対する冷媒の過熱度の変化を示すグラフである。
図5〜図8に基づいて、冷媒貯留タンク9に回収した液冷媒を排出する際の感温筒13付近での時間経過に対する圧力、飽和温度、温度、過熱度の変化について説明する。従来例である特許文献2(特開2014−222131号公報)では、圧力により冷媒貯留タンクからの冷媒排出を検知している。しかしながら、冷媒の圧力は、液冷媒流出に伴い徐々に低下するため、排出完了のタイミングが分かり辛く、通常運転に切り替えるまでの時間が必要以上に長くなり、冷やし込み時間が長くなってしまうという問題点があった。
従来例では、冷媒が臨界圧以上で動作する場合には有効であるが、冷凍サイクル装置100Bのように運転圧力が低く、臨界圧以下で動作する場合には、より正確に素早く検知可能な手段がある。
つまり、冷凍サイクル装置100Bでは、温度変化及び過熱度変化の少なくとも1つより冷媒排出完了のタイミングを決定するようにしている。図5〜図8に示すように、冷媒貯留タンク9から冷媒が排出される過程で、感温筒13付近を流れる冷媒は超臨界状態、二相冷媒、ガス冷媒に順に変化する(一点鎖線A)。
温度は二相状態では飽和圧力に応じた温度となるが、ガス冷媒になると外気温度に近づくため、図7の一点鎖線Aのように温度が上昇し、図8の一点鎖線Aのように過熱度も上昇する。ガス冷媒の密度は、液冷媒の30分の1程度と液冷媒に対して小さく、冷媒量としては液冷媒が支配的なので、液冷媒排出が確認できる一点鎖線Aより通常運転に切り替えると、十分な冷媒排出と冷やし込み時間の短縮の両立が可能である。つまり、一点鎖線Aの前後の温度及び過熱度の変化が基準範囲よりも変化したときに液冷媒が排出したと考えればとよい。一点鎖線Aは、あらかじめ実験などで求めた時間として設定しておくとよい。また、変化の基準範囲は、二相状態であると判断される許容範囲を超えた範囲として設定しておくとよい。
例えば、感温筒13の代わりに、圧力センサー及び温度センサーの少なくとも1つを設置し温度及び過熱度の少なくとも1つの測定を行い、機械式開閉弁12の代わりに電磁弁を設置してもよい。その場合、停電に備え、圧力センサー、温度センサー、電磁弁、それらを駆動する基板に電源を供給するための蓄電池があると更によい。
また、感温筒13、圧力センサー、温度センサーの設置位置は、冷媒貯留タンク9から冷媒が排出される際の機械式開閉弁12の下流部でもよい。
以上のように、冷凍サイクル装置100Bによれば、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同様の効果を奏することができ、冷媒回収後の再起動時は素早く冷媒を回路内に戻すことができ、更に冷媒貯留タンク9からの冷媒排出完了を素早く判断でき、冷凍能力を維持することで冷し込み時間の延長が回避可能となる。
実施の形態3.
図9〜図14は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Cと称する)が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図9〜図15に基づいて、冷媒排出促進手段について説明する。なお、冷凍サイクル装置100Cは、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置100A又は実施の形態3に係る冷凍サイクル装置100Cのいずれかである。
冷凍サイクル装置100Cでは、停電時に冷媒貯留タンク9に冷媒を回収した後の再起動時に、素早く冷媒を主冷媒回路に戻さなければ冷媒量不足により、冷凍能力低下して利用側のショーケース庫内などの冷し込み時間が長くなる場合がある。そこで、冷凍サイクル装置100Cでは、冷媒貯留タンク9に液冷媒を素早く排出させるための冷媒排出促進手段を備えるようにしている。
以下、冷媒排出促進手段を具体的に説明する。
冷媒排出促進手段は、冷媒貯留タンク9を加熱し、冷媒貯留タンク9の液冷媒の蒸発を促すことで素早く排出させるものである。特に冷媒貯留タンク9の下方を加熱すれば、液冷媒を直接加熱できるため、より効果的である。加熱方法は、図9に示すように、電気ヒータ16であれば、電力制御により加熱量制御が容易なため、好適となる。つまり、冷媒排出促進手段は、加熱手段の一例である電気ヒータ16を備えている。なお、電気ヒータ16の駆動は、制御部70により制御される。
また、図10に示すように、送風機17により周囲空気を冷媒貯留タンク9に送風すれば、送風機入力のみで加熱できるため、省エネ効果も併せて得られる。冷凍サイクル装置100Cは、蒸発温度−40℃の用途を想定し、液冷媒が残留する冷媒貯留タンク9の温度も−40℃となるため、冬期であっても周囲空気から温熱を得ることが可能である。つまり、冷媒排出促進手段は、加熱手段の一例である送風機17を備えている。なお、送風機17の駆動は、制御部70により制御される。
また、主冷媒回路の高圧側の冷媒であれば、冷媒貯留タンク9より高温となるため、主冷媒回路の高圧冷媒との熱交換により、温熱を得ることができる。このとき、主冷媒回路の冷媒が冷熱を得ることができるため、冷凍用途の冷凍サイクル装置であれば、冷凍能力向上と省エネ効果を得られる。高圧冷媒との熱交換により凝縮を促進して高圧を低減できるため、更なる圧縮機入力の削減も可能となる。特に、圧縮機3の吐出ガス冷媒が高温となるため、吐出ガスとの熱交換が最も好適となる。
具体的には、図11に示すように、圧縮機3の吐出配管を分岐して冷媒貯留タンク9を経由させた後に吐出配管に再度接続する分岐配管33を設ける。また、吐出配管の分岐配管33との接続部よりも下流側に第1開閉弁31を設け、分岐配管33の冷媒貯留タンク9よりも上流側に第2開閉弁32を設ける。そして、第1開閉弁31及び第2開閉弁32の開閉を制御することによって、圧縮機3の吐出ガス冷媒を冷媒貯留タンク9に導くようにできる。つまり、冷媒排出促進手段は、加熱手段の一例である第1開閉弁31、第2開閉弁32、及び、分岐配管33を備えている。なお、第1開閉弁31及び第2開閉弁32の開閉は、制御部70により制御される。
上記の加熱により冷媒を急速に排出した場合、主冷媒回路において一時的に設計圧力を超えてしまう可能性がある。そのため、主冷媒回路の圧力が設計圧力を超えることが予測される場合は、加熱量を抑制する制御方法が好適である。これにより、信頼性を確保しつつ、最大限に素早く冷媒を排出することができるため、利用側のショーケース庫内などの冷し込み時間の延長を回避することが可能となる。
また、冷媒貯留タンク9内から液冷媒が全て排出されれば、冷媒貯留タンク9の温度が上昇し始め、過熱度が増加する。よって、充分過熱度が確保されたことを検知できる、例えば過熱度5℃となった場合、冷媒排出促進による加熱を終了させる。これにより、液冷媒排出するのに過不足なく加熱でき、加熱量の最適化ができる。そして、無駄な加熱を回避できるため、加熱の入力増加と冷凍サイクルの運転効率低下を同時に回避することが可能となる。
冷媒排出促進手段が備える他の手段としては、冷媒貯留タンク9内を昇圧する手段を採用することができる。昇圧方法の一例としては、図12に示すように、圧縮機3の吐出配管を分岐した注入配管34を冷媒貯留タンク9に接続し、注入配管34に設けた開閉弁35を開閉制御することにより、冷媒貯留タンク9に高圧の圧縮機吐出ガス冷媒を注入するとよい。これにより、冷媒貯留タンク9内の圧力が高まり、低圧側へ液排出が促進される。
上記の加熱制御と同様に、冷媒を急速に排出した場合、主冷媒回路において一時的に設計圧力を超えてしまう可能性がある。そのため、主冷媒回路の圧力が設計圧力を超えることが予測される場合は、注入する吐出ガス冷媒流量を抑制する制御方法が好適である。これにより、信頼性を確保しつつ、最大限に素早く冷媒を排出することができるため、利用側のショーケース庫内などの冷し込み時間の延長を回避可能である。
また、冷媒貯留タンク9内の昇圧方法の別の一例としては、液ヘッドを確保するという手段を採用することができる。図13に示すように、冷媒貯留タンク9の底面を、流出口より高い位置(図13に示す高さ18)に設置することで、液冷媒のヘッド差を確保し、より排出しやすくできる。高い位置に設置するだけなので、運転制御など変更する必要がなく、設計負荷も小さい。
冷媒排出促進手段の他の手段としては、冷媒貯留タンク9の流出口圧力、すなわち蒸発温度を低下させるという手段を採用することができる。これにより、冷媒貯留タンク9内と流出口との差圧が拡大し、液冷媒の排出が促進できることになる。蒸発温度は、利用側熱交換器(蒸発器7)の用途により決められるが、起動時の液排出促進のときだけ、可能な限り蒸発温度を低下させて差圧を確保するとよい。蒸発温度の低下は、圧縮機回転数を増加させることで実施することができる。このとき、冷凍能力は、通常制御より向上し、利用側のショーケース庫内などの冷し込み時間がより短縮可能となる。
停電時圧力抑制のもう一つの方法としては、図14に示すように、冷媒回路の内容積を拡大するための膨張タンク26の設置が考えられるが、大幅に大きい容積が必要となり、設置スペース、コストの面で実用性に欠ける可能性がある。このような場合、冷凍サイクル装置100Cの冷媒貯留タンク9を併用すれば、主冷媒回路の冷媒が大幅に除去されるため、膨張タンク26を小型化することができ、コストと設置面積の低減効果を得ることができる。なお、膨張タンク26は、蒸発器7と圧縮機3との間に接続されていればよい。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置(冷凍サイクル装置100A、冷凍サイクル装置100B及び冷凍サイクル装置100C)では、冷媒貯留タンク9の出口に機械式開閉弁12を設置した状態を例に説明したが、この機械式開閉弁12の代わりに蓄電式電磁弁を設置してもよい。通電開の電磁弁の駆動電力を蓄電しておき、冷媒回収を行う停電後約1分間は通電し続けて弁を開放し、ガス抜きを実施する。その後、通電を止め電磁弁を遮断することで、冷媒を密閉する。こうすることにより、機械式開閉弁12と同等の効果を得ることができる。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷媒貯留タンク9は、密度の高い液冷媒を回収して主冷媒回路の冷媒を除去すると圧力抑制に対して効果的なため、高圧側は超臨界とならないように制御する。例えば、高圧側を別の冷凍サイクルで冷却する二元冷凍サイクル方式を本実施の形態に係る冷凍サイクル装置に採用した場合、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の高圧を低減でき、冷媒貯留タンク9に密度の高い液冷媒を回収することが可能である。
図15は、高圧側を別の冷凍サイクルで冷却する二元冷凍サイクル方式を採用した本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Dと称する)の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。冷凍サイクル装置100Dは、冷凍サイクル装置100Cと同様の冷媒回路構成を備えつつ、圧縮機103、凝縮器104、減圧装置106、蒸発器107を接続管115で直列に接続した別の冷凍サイクル110を備えている。つまり、冷凍サイクル装置100Dは、蒸発器107によって2つの冷凍サイクルが接続されて構成されている。
このような冷媒回路構成を採用すれば、冷凍サイクル装置100Dの高圧を低減でき、冷媒貯留タンク9に密度の高い液冷媒を回収することが可能となる。
図16〜図18は、冷凍サイクル装置100Cが備える冷媒分布増加手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図16〜図18に基づいて、冷媒分布増加手段について説明する。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷媒回収は高圧側の圧力が駆動力となるため、低圧側に滞留している冷媒は回収することができない。そこで、より冷媒回収量を増加させる場合、高圧側の冷媒分布を増やせばよいため、凝縮器4の出口の液冷媒をより冷却すればよい。冷却手段としては、図16に示すように、圧縮機3の吸入側の冷媒と熱交換する内部熱交換器19を用い、液冷媒を過冷却し、高圧側の冷媒分布を増加させることができる。つまり、内部熱交換器19を「冷媒分布増加手段」の一例として適用することが可能である。
もう一つの液冷媒の冷却手段としては、内部熱交換器19により、液冷媒をバイパスして減圧した冷媒と熱交換する方法もある。具体的には、図17に示すように、凝縮器4の下流側の接続管50Aを内部熱交換器19を介して圧縮機3の吸入側に接続するバイパス管37を設け、バイパス管37の内部熱交換器19よりも上流側に減圧装置38を設けるようにする。なお、バイパス管37の内部熱交換器19よりも下流側には開閉弁39が設置されている。つまり、バイパス冷媒により液冷媒を過冷却し、高圧側の冷媒分布を増やすということである。バイパスした冷媒は、圧縮機3の吸入側、または圧縮機3の圧縮過程途中に注入して、主冷媒回路に合流させるとよい。内部熱交換器19、バイパス管37、減圧装置38を「冷媒分布増加手段」の一例として適用することが可能である。
高圧側の冷媒分布を増加させる方法としては、図18に示すように、高圧側に受液器27を設置させる方法もある。高圧側に受液器27を設置すれば、冷媒貯留タンク9入口付近に多くの液状冷媒を貯留することが可能となり、冷媒回収量を大幅に増加させることが可能となる。
以上のように、冷凍サイクル装置100C、100Dによれば、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100A及び実施の形態2に係る冷凍サイクル装置100Bと同様の効果を奏することができ、さらに冷媒回収後の再起動時は素早く冷媒を回路内に戻すことができ、更に冷媒貯留タンク9からの冷媒排出完了を素早く判断でき、冷凍能力を維持することで冷し込み時間の延長が回避可能となる。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、現行冷凍機のR410A冷媒より圧力の高いCO冷媒で、コスト低減のため設計圧力の低い部品を流用した場合を例に示している。ただし、使用する冷媒をCO冷媒に限定するものではない。他の圧力の高い冷媒としては、例えば、R1123があり、同様の効果を得ることができる。
また、R1123冷媒は可燃性となり、冷媒貯留タンク9を適用すれば、停電時でも冷媒分散せず、一か所の冷媒貯留タンク9にほとんどの冷媒を集約できるため、室内への漏洩などを防止し、安全性に優れた効果を発揮する。よって、可燃性のその他冷媒であるHC系(R600a、R290など)、HFO系(R1234yf、R1234zeなど)、さらに毒性のあるNHなどの冷媒にも同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図19〜図22は、本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Eと称する)の媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図19〜図22に基づいて、本発明のその他の実施例について説明する。なお、冷凍サイクル装置100Eの基本的な冷媒回路構成は、実施の形態1〜3に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成と同じである。
図19に示すように、冷凍サイクル装置100Eの冷媒貯留ユニット60を、熱源ユニット1側ではなく、冷却ユニット2側に設置するようにしてもよい。このようにしておけば、冷凍サイクル装置100の用途又は設置個所に応じて、冷媒貯留ユニット60の設置位置を適宜決定することができる。
また、図20に示すように、冷凍サイクル装置100Eの凝縮器4と第一の連絡管5との間に第二の減圧装置21を設置するようにしてもよい。このようにしておけば、冷凍サイクル装置100Eの冷媒回路の冷媒流量をさらに詳細に制御することが可能になる。
また、図21に示すように、圧縮機3の吐出側と第一の連絡管5の下流側(端部5A側)とを接続するバイパス管41を設け、バイパス管41に開閉弁42を設けるようにしてもよい。このようにしておけば、除霜運転時に、圧縮機3からの吐出冷媒を凝縮器4をバイパスさせて蒸発器7に供給することが可能になる。
さらに、図22に示すように、第二の減圧装置21、バイパス管41、開閉弁42の全部を設けるようにしてもよい。このようにしておけば、図20及び図21で説明した効果と同様の効果が得られることになる。
以上、本発明に係る冷凍サイクル装置を4つの実施の形態に分けて説明したが、これらに限定せず、本発明の範疇及び精神を逸脱することなく、さまざまに変形または変更可能である。また、各実施の形態で説明した内容を適宜組み合わせて冷凍サイクル装置を構成してもよい。
なお、各実施の形態で説明した冷凍サイクル装置は、空気調和装置(例えば、冷凍装置、ルームエアコン、パッケージエアコン、ビル用マルチエアコン等)、ヒートポンプ給湯機等、ショーケースなどの冷凍装置に適用することができる。例えば、空気調和装置に適用した場合には、圧縮機3の吐出側に流路切替装置(例えば、四方弁、二方弁又は三方弁を組み合わせたもの等)を設ければ、暖房運転と冷房運転を切り替えることができる。
1 熱源ユニット、2 冷却ユニット、3 圧縮機、4 凝縮器、5 第一の連絡管、5A 端部、6 減圧装置、7 蒸発器、8 第二の連絡管、9 冷媒貯留タンク、10 入口側電磁弁、11 入口側逆止弁、12 機械式開閉弁、13 感温筒、14 入口、15 出口、16 電気ヒータ、17 送風機、18 高さ、19 内部熱交換器、20 出口側電磁弁、21 第二の減圧装置、22 開閉弁、26 膨張タンク、27 受液器、31 第1開閉弁、32 第2開閉弁、33 分岐配管、34 注入配管、35 開閉弁、37 バイパス管、38 減圧装置、39 開閉弁、41 バイパス管、42 開閉弁、50A 接続管、50B 接続管、60 冷媒貯留ユニット、70 制御部、100A 冷凍サイクル装置、100B 冷凍サイクル装置、100C 冷凍サイクル装置、100D 冷凍サイクル装置、100E 冷凍サイクル装置、103 圧縮機、104 凝縮器、106 減圧装置、107 蒸発器、110 冷凍サイクル、115 接続管。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、第2熱交換器が接続された冷媒回路を有する冷凍サイクル装置であって、冷媒流入口が前記第1熱交換器と前記減圧装置との間に接続され、冷媒流出口が前記第2熱交換器と前記圧縮機との間に接続される冷媒貯留手段と、前記冷媒貯留手段に貯留された冷媒の流出を促進させる冷媒流出促進手段と、前記冷媒貯留手段に貯留された冷媒の過熱度変化によって冷媒流出促進手段を制御する制御部と、を備えたものである。
実施の形態3.
図9〜図14は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Cと称する)が備える冷媒排出促進手段の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図9〜図14に基づいて、冷媒排出促進手段について説明する。なお、冷凍サイクル装置100Cは、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置100又は実施の形態3に係る冷凍サイクル装置100Cのいずれかである。

Claims (19)

  1. 圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、第2熱交換器が接続された冷媒回路を有する冷凍サイクル装置であって、
    冷媒流入口が前記第1熱交換器と前記減圧装置との間に接続され、冷媒流出口が前記第2熱交換器と前記圧縮機との間に接続される冷媒貯留手段と、
    前記冷媒貯留手段に貯留された冷媒の流出を促進させる冷媒流出促進手段と、
    前記冷媒貯留手段に貯留された冷媒の温度変化及び過熱度変化の少なくとも1つによって冷媒流出促進手段を制御する制御部と、を備えた
    冷凍サイクル装置。
  2. 前記制御部は、
    前記温度変化及び前記過熱度変化の少なくとも1つが基準範囲を超えたときに前記冷媒流出促進手段を停止させる
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記冷媒貯留手段の流出口に、冷媒の流れを制御する流出弁を設けた
    請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記流出弁は、
    無通電時に遮断される
    請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記冷媒流出促進手段は、
    前記冷媒貯留手段を加熱する加熱手段を備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記加熱手段はヒータである
    請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記加熱手段は送風機である
    請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記圧縮機の吐出配管を分岐して前記圧縮機からの吐出冷媒を前記冷媒貯留手段に導く分岐配管を設け、
    前記加熱手段の一部を前記分岐配管で構成している
    請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記制御部は、
    前記冷媒回路の設計圧力を超えないように前記加熱手段を制御する
    請求項6〜8のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記冷媒流出促進手段は、
    前記冷媒貯留手段の内部を昇圧する昇圧手段を備える
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記圧縮機の吐出配管を分岐して前記圧縮機からの吐出冷媒を前記冷媒貯留手段の内部に注入する注入配管を設け、
    前記昇圧手段の一部を前記注入配管で構成している
    請求項10に記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記制御部は、
    前記冷媒回路の設計圧力を超えないように前記昇圧手段を制御する
    請求項10又は11に記載の冷凍サイクル装置。
  13. 前記昇圧手段は前記冷媒貯留手段を流出口より高く設置することで構成されている
    請求項10に記載の冷凍サイクル装置。
  14. 前記制御部は、
    前記圧縮機の回転数を増速することで前記冷媒貯留手段の流出口の圧力を低下させる
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  15. 前記冷媒貯留手段の流入口に設けられ、前記冷媒貯留手段側への方向にのみ冷媒の流れを許容する逆止弁と、
    前記冷媒貯留手段の流入口に設けられ、冷媒流路を開閉する電磁弁と、を備えた
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  16. 前記電磁弁は、
    無通電時に開放される
    請求項15に記載の冷凍サイクル装置。
  17. 前記冷媒貯留手段は、
    前記冷媒回路より耐久圧力が高い
    請求項1〜16のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  18. 前記冷媒は、
    CO、R600a、R290、R1234yf、R1234ze、R1123、NHのいずれか、またはこれらを含む混合冷媒である
    請求項1〜17のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  19. 前記冷媒は、
    燃焼性または毒性を有している
    請求項1〜18のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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