JPWO2017170158A1 - 通信方法及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

通信方法では、基地局が、サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを提供する。第1の通信装置は、前記特定リソースプールを用いて、近距離用の通信装置である第2の通信装置とサイドリンク信号の送信又は受信の少なくとも一方を実行する。

Description

本開示は、通信システムにおいて用いられる通信方法及び通信装置に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、近傍サービス(ProSe:Proximity−based Services)の仕様策定が進められている(非特許文献1参照)。
3GPP技術仕様書「TS36.300 V13.2.0」 2016年1月13日
一の実施形態に係る通信方法では、基地局が、サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを提供する。第1の通信装置は、前記特定リソースプールを用いて、近距離用の通信装置である第2の通信装置とサイドリンク信号の送信又は受信の少なくとも一方を実行する。
一の実施形態に係る第1の通信装置は、サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを示す情報を基地局から受信する処理を実行する制御部を備える。前記制御部は、前記特定リソースプールを用いて、近距離用の通信装置である第2の通信装置とサイドリンク信号の送信又は受信の少なくとも一方を実行する。
一の実施形態に係る通信方法では、第1の通信装置と近距離用の通信装置である第2の通信装置とがサイドリンクで用いられる直接リンクを確立する。前記第1の通信装置は、第1のセルから第2のセルへハンドオーバを実行する。前記第2のセルが、前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを提供する場合には、前記第1の通信装置は、前記直接リンクを解放せずに、前記ハンドオーバを実行する。
一の実施形態に係る第1の通信装置は、前記第1の通信装置と近距離用の通信装置である第2の通信装置との間の直接リンクを確立する制御部を備える。前記直接リンクは、サイドリンクで用いられる直接リンクである。前記制御部は、第1のセルから第2のセルへハンドオーバを実行する。前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを示す情報を前記第1の通信装置が前記第2のセルから受信する場合には、前記制御部は、前記直接リンクを解放せずに、前記ハンドオーバを実行する。
図1は、LTEシステムの構成を示す図である。 図2は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図3は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図4は、近傍サービスを利用した中継を説明するための図である。 図5は、UE100のブロック図である。 図6は、eNB200のブロック図である。 図7は、第1実施形態の動作環境を説明するための図である。 図8は、第1実施形態の動作例を説明するための図である。 図9は、第1実施形態の動作を説明するためのシーケンス図である。 図10は、第2実施形態の動作を説明するためのシーケンス図である。 図11は、第2実施形態の変更例に係る動作を説明するためのシーケンス図である。 図12は、付記に係る図である。 図13は、付記に係る図である。
[実施形態の概要]
一の実施形態に係る通信方法では、基地局が、サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを提供する。第1の通信装置は、前記特定リソースプールを用いて、近距離用の通信装置である第2の通信装置とサイドリンク信号の送信又は受信の少なくとも一方を実行する。
前記第1の通信装置は、前記特定リソースプールを用いる場合、前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能な他のリソースプールを用いる場合よりも低い送信電力で、前記サイドリンク信号を送信してもよい。
前記第1の通信装置は、前記基地局からの無線信号の受信状況に関係なく、前記特定リソースプールを用いてもよい。
前記第2の通信装置は、前記特定リソースプールを用いて、前記サイドリンクで用いられる直接リンクを確立するための第1のメッセージを前記第1の通信装置へ送信してもよい。
前記第1のメッセージは、前記第2の通信装置の識別子を含んでもよい。前記第1の通信装置において前記第2の通信装置の識別子が登録されている場合に、前記第1の通信装置は、前記直接リンクを確立するための動作を開始してもよい。
前記第2の通信装置において前記第1の通信装置の識別子が登録されている場合、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置からディスカバリメッセージを受信せずに、前記第1のメッセージを前記第1の通信装置へ送信してもよい。
前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置との直接通信を要求するための第2のメッセージをネットワーク装置へ送ってもよい。
前記第1のメッセージが、前記第2の通信装置がネットワークにおいて認証されていないことを示す情報を含む場合、前記第1の通信装置は、前記第2のメッセージを前記ネットワーク装置へ送ってもよい。
前記第1の通信装置は、前記サイドリンクの利用による中継を実行する場合、前記第2のメッセージとして、前記第2の通信装置の識別子を含むリモートUE報告メッセージを前記ネットワーク装置へ送ってもよい。
前記ネットワーク装置は、前記第2の通信装置の識別子が前記第1の通信装置の情報に登録されている場合、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との直接通信を許可するための応答メッセージを前記第1の通信装置へ送ってもよい。
前記第1の通信装置は、前記近距離用の通信装置との直接通信のための無線リソースを前記基地局へ要求するための第3のメッセージを送信してもよい。前記基地局は、前記無線リソースの情報と共に前記無線リソースを用いる場合の送信電力の情報を前記第1の通信装置へ送信してもよい。前記送信電力は、前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能な無線リソースを用いる場合よりも低い送信電力であってもよい。
前記無線リソースの情報は、前記直接通信が許可された前記近距離用の通信装置が利用可能なリソースプールの情報を含んでもよい。
一の実施形態に係る通信方法では第1の通信装置と近距離用の通信装置である第2の通信装置とがサイドリンクで用いられる直接リンクを確立する。前記第1の通信装置は、第1のセルから第2のセルへハンドオーバを実行する。前記第2のセルが、前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを提供する場合には、前記第1の通信装置は、前記直接リンクを解放せずに、前記ハンドオーバを実行する。
前記第1の通信装置は、前記ハンドオーバを実行する前に、前記直接リンクを介した直接通信を一時中断するための一時中断メッセージを前記第2の通信装置へ送信してもよい。
前記第1の通信装置は、前記第1のセルへのメジャメント報告の送信又は前記第1のセルからハンドオーバを実行するためのメッセージの受信に応じて、前記一時中断メッセージを送信してもよい。
前記第1の通信装置は、前記第1のセル及び前記第2のセルからの受信信号の受信レベルが閾値に達したことに応じて、前記一時中断メッセージを送信してもよい。
前記第1の通信装置は、前記閾値を前記第1のセルから受信してもよい。
前記第1の通信装置は、前記直接通信の一時中断が有効である期間を計測するためのタイマの情報を前記第2の通信装置へ送信してもよい。前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から前記直接リンクを介してサイドリンク信号を受信する前に前記タイマが満了した場合、前記直接リンクを解放してもよい。
前記第2の通信装置は、前記第1のセルからの受信信号の受信レベルが閾値未満になった場合、前記直接リンクを介した直接通信を一時中断するか否かを確認するためのメッセージを前記第1の通信装置へ送信してもよい。
前記第1の通信装置は、前記確認メッセージへの応答として、前記一時中断メッセージを送信してもよい。
前記第2の通信装置は、前記一時中断メッセージの受信に応じて、セル再選択の実行を停止してもよい。
前記第2の通信装置は、前記確認メッセージの送信に応じて、セル再選択の実行を停止してもよい。
前記第1の通信装置は、前記ハンドオーバが成功した場合、前記直接通信を再開するための再開メッセージを前記第2の通信装置へ送信してもよい。前記第1の通信装置は、前記ハンドオーバが失敗した場合、前記直接リンクを解放するための解放メッセージを前記第2の通信装置へ送信してもよい。
前記第1の通信装置は、前記ハンドオーバを実行する前に利用していたリソースプールを用いて、前記再開メッセージ又は前記解放メッセージを送信してもよい。
前記一時中断メッセージは、前記再開メッセージ又は前記解放メッセージを送信するために用いられるリソースプールを含んでもよい。
前記第1の通信装置は、前記第2のセルの識別子を前記第2の通信装置へ送信してもよい。前記第2の通信装置は、キャンプすべきセルとして前記第2のセルを選択してもよい。
前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から前記第2のセルの識別子の受信に応じて、セル再選択の実行を開始してもよい。
前記第2の通信装置は、前記再開メッセージの受信に応じて、セル再選択の実行を開始してもよい。
[実施形態]
(移動通信システム)
実施形態に係る移動通信システムであるLTEシステムについて説明する。図1は、LTEシステムの構成を示す図である。
図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、通信装置(無線端末)に相当する。UE100は、移動型の通信装置である。UE100は、セル(後述するeNB200)と無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理する。eNB200は、eNB200が管理するセルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、「データ」と称することがある)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用されてもよい。
EPC20は、コアネットワークに相当する。また、EPC20は、E−UTRAN10と共にネットワークを構成してもよい。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)300、及びSGW(Serving Gateway)400を含む。
MME300は、例えば、UE100に対する各種モビリティ制御を行う。SGW400は、例えば、データの転送制御を行う。MME300及びSGW400は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
また、LTEシステムは、HSS(Home Subscriber Server)500を備える。HSS500は、ユーザ情報を管理する。HSS500は、例えば、サービス制御及び加入者データを取り扱う。HSS500は、MME300と通信を行う。
図2は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図2に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されている。第1層は、物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号化、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、スケジューラ(MAC スケジューラ)を含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は、RRCコネクティッド状態である。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がない場合、UE100は、RRCアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、例えば、セッション管理及びモビリティ管理を行う。
図3は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムにおいて、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が適用される。上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が適用される。
図3に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msである。各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数のリソースブロック(RB:Resource Block)を含む。各サブフレームは、時間方向に複数のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより、1つのリソースエレメント(RE:Resource Element)が構成される。また、UE100には、無線リソース(時間・周波数リソース)が割り当てられる。周波数方向において、無線リソース(周波数リソース)は、リソースブロックにより構成される。時間方向において、無線リソース(時間リソース)は、サブフレーム(又はスロット)により構成される。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、下りリンク制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink. Control Channel)として使用可能な領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)として使用可能な領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、上りリンク制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)として使用可能な領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)として使用可能な領域である。
(近傍サービス)
近傍サービス(ProSe:Proximity−based Services)について説明する。近傍サービスは、互いに近傍にある通信装置(例えば、UE100)に基づいて3GPPシステムにより提供され得るサービスである。
ProSeでは、eNB200を経由せずにノード間(例えば、UE間)で直接的な無線リンクを介して各種の無線信号が送受信される。ProSeにおける直接的な無線リンクは、「サイドリンク(Sidelink)」と称される。
サイドリンクは、サイドリンク通信及びサイドリンクディスカバリのためのインターフェイス(例えば、UEとUEとの間のインターフェイス)であってもよい。サイドリンク通信は、ProSe直接通信(以下、「直接通信」と適宜称する)を可能にする機能(AS functionality)である。サイドリンクティスカバリは、ProSe直接ディスカバリ(以下、「直接ディスカバリ」と適宜称する)を可能にする機能(AS functionality)である。
サイドリンクは、PC5インターフェイスに対応する。PC5は、ProSe直接ディスカバリ、ProSe直接通信及びProSe UE・ネットワーク中継のための制御プレーン及びユーザプレーンのために用いられるProSe使用可能なUE(ProSe−enabled UE)間の参照ポイントである。
ProSeは、「直接ディスカバリ(Direct Discovery)」及び「直接通信(Direct Communication)」及び「Relay」のモードが規定されている。「Relay」については後述する。
直接ディスカバリは、特定の宛先を指定しないディスカバリメッセージ(ディスカバリ信号)をUE間で直接的に伝送することにより、相手先を探索するモードである。また、直接ディスカバリは、PC5を介してE−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)における直接無線信号を用いて、UEの近傍における他のUEを発見するための手順である。或いは、直接ディスカバリは、E−UTRA技術で2つのUE100の能力のみを用いて、近傍サービスを実行可能な他のUE100を発見するために近傍サービスを実行可能なUE100によって採用される手順である。直接ディスカバリは、UE100がE−UTRAN(eNB200(セル))によってサービスが提供される場合にのみ、サポートされる。UE100は、セル(eNB200)に接続又はセルに在圏している場合、E−UTRANによってサービスが提供され得る。
ディスカバリメッセージ(ディスカバリ信号)の送信(アナウンスメント)のためのリソース割り当てタイプには、UE100が無線リソースを選択する「タイプ1」と、eNB200が無線リソースを割り当てる「タイプ2(タイプ2B)」と、がある。タイプ1では、UE100は、eNB200から提供されたリソースプールの中から無線リソースを選択してもよい。
「Sidelink Direct Discovery」プロトコルスタックは、物理(PHY)層、MAC層、及びProSeプロトコルを含む。UE(A)の物理層とUE(B)の物理層との間では、物理サイドリンクディスカバリチャネル(PSDCH)と称される物理チャネルを介してディスカバリ信号が伝送される。UE(A)のMAC層とUE(B)のMAC層との間では、サイドリンクディスカバリチャネル(SL−DCH)と称されるトランスポートチャネルを介してディスカバリ信号が伝送される。
直接通信は、特定の宛先(宛先グループ)を指定してデータをUE間で直接的に伝送するモードである。また、直接通信は、いずれのネットワークノードを通過しない経路を介してE−UTRA技術を用いたユーザプレーン伝送による、近傍サービスを実行可能である2以上のUE間の通信である。
直接通信のリソース割り当てタイプには、直接通信の無線リソースをeNB200が指定する「モード1」と、直接通信の無線リソースをUE100が選択する「モード2」と、がある。モード2では、UE100は、eNB200から提供されたリソースプールの中から無線リソースを選択してもよい。
直接通信プロトコルスタックは、物理(PHY)層、MAC層、RLC層、及びPDCP層を含む。UE(A)の物理層とUE(B)の物理層との間では、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して制御信号が伝送され、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)を介してデータが伝送される。また、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)を介して同期信号等が伝送されてもよい。UE(A)のMAC層とUE(B)のMAC層との間では、サイドリンク共有チャネル(SL−SCH)と称されるトランスポートチャネルを介してデータが伝送される。UE(A)のRLC層とUE(B)のRLC層との間では、サイドリンクトラフィックチャネル(STCH)と称される論理チャネルを介してデータが伝送される。
(近傍サービスを利用した中継)
近傍サービスを利用した中継(ProSe中継)について、図4を用いて説明する。図4は、実施形態に係る近傍サービスを利用した中継を説明するための図である。
図4において、リモートUE(Remote UE)は、リレーUE(ProSe UE−to−Network Relay)を介してPDN(Packet Data Network)と通信を行うUE100である。リモートUEは、公衆安全(Public Safety)のためのUE(ProSe−enabled Public Safety UE)であってもよい。
「ProSe−enabled Public Safety UE」は、HPLMN(Home Public Land Mobile Network)が公衆安全のための使用を認証するように構成されている。「ProSe−enabled Public Safety UE」は、近傍サービスを利用可能であり、近傍サービスにおける手順及び公衆安全のための特定の能力をサポートしている。例えば、「ProSe−enabled Public Safety UE」は、公衆安全のための情報を近傍サービスにより送信する。公衆安全のための情報とは、例えば、災害(地震・火災など)に関する情報、消防関係者又は警察関係者に用いられる情報などである。
リモートUEは、ネットワーク圏外(Out−of−Network)に位置するUEであってもよい。すなわち、リモートUEは、セルのカバレッジ外に位置してもよい。リモートUEは、セルのカバレッジ内に位置する場合も有り得る。従って、リモートUEは、E−UTRAN10によって直接サービスが提供されないUE100(E−UTRAN10によってサーブ(serve)されないUE100)であってもよい。リモートUEは、後述するように、リレーUEからProSe中継サービスを提供される。ProSe中継サービスが提供されるリモートUEとProSe中継サービスを提供するリレーUEとの間で中継が実行される。
リレーUE(ProSe UE−to Network Relay)は、リモートUEのための「ユニキャスト」サービスの接続性をサポートするための機能を提供する。従って、リレーUEは、ProSe中継サービスをリモートUEのために提供する。従って、リレーUEは、リモートUEとネットワークとの間でデータ(ユニキャストトラフィック)を中継できる。リレーUEは、近傍サービス(直接通信)によりリモートUEのデータ(トラフィック)を中継できる。具体的には、リレーUEは、PC5インターフェイスを介してリモートUEから受信したデータ(上りトラフィック)を、Uuインターフェイス(LTE−Uu)又はUnインターフェイス(LTE−Un)を介してeNB200に中継できる。また、リレーUEは、Uuインターフェイス又はUnインターフェイスを介してeNB200から受信したデータ(下りトラフィック)をPC5インターフェイスを介してリモートUEへ中継できる。リレーUEは、ネットワーク内(セルのカバレッジ内)にのみ位置してもよい。
リレーUEは、公衆安全のための通信に関係する任意のタイプのトラフィックを中継できる包括的な機能を提供することができる。
リレーUEとリモートUEとは、物理層間でデータ及び制御信号を伝送できる。同様に、リレーUEとリモートUEとは、MAC層間、RLC層間及びPDCP層間でデータ及び制御信号を伝送できる。さらに、リレーUEは、PDCP層の上位層としてIPリレー(IP−Relay)層を有してもよい。リモートUEは、PDCP層の上位層としてIP層を有してもよい。リレーUEとリモートUEとは、IPリレー層とIP層との間でデータ及び制御信号を伝送できる。また、リレーUEは、IPリレー層とIP−GW350のIP層との間でデータを伝送できる。
リレーUEは、AS層(Access Stratum)において、ブロードキャストを用いてリモートUEにデータ(トラフィック)を送信できる。リレーUEは、AS層において、ユニキャストを用いてリモートUEにデータを送信してもよい。ProSe中継サービスがブロードキャストを用いて実行されている場合、リレーUEとリモートUEとの間において、AS層におけるフィードバックを行わずに、NAS層(Non Access Stratum)におけるフィードバックが行われてもよい。UE・ネットワーク中継がユニキャストを用いて実行されている場合、AS層におけるフィードバックが行われてもよい。
(無線端末)
実施形態に係るUE100(無線端末)について説明する。図5は、UE100のブロック図である。図5に示すように、UE100は、レシーバ(Receiver:受信部)110、トランスミッタ(Transmitter:送信部)120、及びコントローラ(Controller:制御部)130を備える。レシーバ110とトランスミッタ120とは、一体化されたトランシーバ(送受信部)であってもよい。
レシーバ110は、コントローラ130の制御下で各種の受信を行う。レシーバ110は、アンテナを含む。レシーバ110は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。レシーバ110は、ベースバンド信号をコントローラ130に出力する。
トランスミッタ120は、コントローラ130の制御下で各種の送信を行う。トランスミッタ120は、アンテナを含む。トランスミッタ120は、コントローラ130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換する。トランスミッタ130は、無線信号をアンテナから送信する。
コントローラ130は、UE100における各種の制御を行う。コントローラ130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサとCPU(Central Processing Unit)とを含む。ベースバンドプロセッサは、例えば、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号化を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行することにより、各種の処理を行う。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号化を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
UE100は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機を備えていてもよい。GNSS受信機は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信できる。GNSS受信機は、GNSS信号をコントローラ130に出力する。UE100は、UE100の位置情報を取得するためのGPS(Global Positioning System)機能を有していてもよい。
本明細書では、UE100が備えるレシーバ110、トランスミッタ120及びコントローラ130の少なくともいずれかが実行する処理を、便宜上、UE100が実行する処理(動作)として説明する。
(基地局)
実施形態に係るeNB200(基地局)について説明する。図6は、eNB200のブロック図である。図6に示すように、eNB200は、レシーバ(受信部)210、トランスミッタ(送信部)220、コントローラ(制御部)230、及びネットワークインターフェイス240を備える。トランスミッタ210とレシーバ220は、一体化されたトランシーバ(送受信部)であってもよい。
レシーバ210は、コントローラ230の制御下で各種の受信を行う。レシーバ210は、アンテナを含む。レシーバ210は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。レシーバ210は、ベースバンド信号をコントローラ230に出力する。
トランスミッタ220は、コントローラ230の制御下で各種の送信を行う。トランスミッタ220は、アンテナを含む。トランスミッタ220は、コントローラ230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換する。トランスミッタ220は、無線信号をアンテナから送信する。
コントローラ230は、eNB200における各種の制御を行う。コントローラ230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサとCPUとを含む。ベースバンドプロセッサは、例えば、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号化等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行することにより各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
ネットワークインターフェイス240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続される。ネットワークインターフェイス240は、S1インターフェイスを介してMME300及びSGW400と接続される。ネットワークインターフェイス240は、例えば、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に使用される。また、ネットワークインターフェイス240は、HSS500との通信に使用される。
なお、本明細書では、eNB200が備えるトランスミッタ210、レシーバ220、コントローラ230、及びネットワークインターフェイス240の少なくともいずれかが実行する処理を、便宜上、eNB200が実行する処理(動作)として説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態について図7から図9を用いて説明する。図7は、第1実施形態の動作環境を説明するための図である。図8は、第1実施形態の動作例を説明するための図である。図9は、第1実施形態の動作を説明するためのシーケンス図である。
図7に示すように、UE100は、eNB200が制御するセルに在圏する。UE100は、eNB200(セル)とRRC接続状態である。UE100は、RRCアイドル状態であってもよい。
UE100(が備えるレシーバ110、トランスミッタ120、及びコントローラ130)は、セルラ通信(上り信号の送信及び下り信号の受信)及びサイドリンク動作(サイドリンク信号の送信及び/又は受信)を実行することが可能である。サイドリンク信号は、直接通信における信号及び直接ディスカバリにおける信号の少なくとも一方であってもよい。サイドリンク信号は、サイドリンクにおける同期のための同期信号(SLSS:SidelinkSynchronizationSignal)を含んでもよい。サイドリンク信号は、PC5上での制御プレーン信号のために用いられるPC5信号であってもよい。
wUE150は、eNB200が制御するセル内に位置する。wUE150は、セル外に位置してもよい。wUE150は、eNB200(セル)とRRCアイドル状態である。
wUE150(が備えるレシーバ110、トランスミッタ120、及びコントローラ130)は、サイドリンク動作を実行するために用いることができる。wUE150は、下り信号の受信を実行可能である。wUE150は、上り信号の送信が実行可能であってもよいし、実行不能であってもよい。従って、wUE150は、上り信号を送信するためのトランスミッタ120を備えていなくてもよい。
本実施形態において、wUE150は、ウェアラブルUEである。すなわち、wUE150は、ユーザが着用可能な通信装置である。UE100とwUE150とは、ユーザに保持されているため、UE100とwUE150とは、近距離状態である。ユーザの移動に伴って、UE100とwUE150とは近距離状態を維持しながら共に移動する。
wUE150は、近距離用の装置であってもよい。従って、wUE150は、サイドリンク動作が近距離(数m(例えば、2m)の範囲内)で実行されることが想定される通信装置であってもよい。
本明細書において、「近距離」は、通信可能な距離(例えば、数mの範囲)によって規定されてもよい。例えば、近距離な装置間(UE−wUE間/wUE−wUE間)でのサイドリンク信号の最大到達距離(最大到達範囲)は、通常のUE間(UE−UE間)でのサイドリンク信号の最大到達距離よりも短い。近距離な装置間でのサイドリンク信号の最大到達距離は、UE−eNB間の上りリンク信号の最大到達距離よりも短いことは勿論である。
「近距離」は、サイドリンク信号の(最大)送信電力(例えば、最大送信電力が0dBm以下)によって規定されてもよい。例えば、近距離な装置間(UE−wUE間/wUE−wUE間)でのサイドリンク信号の最大送信電力は、通常のUE間(UE−UE間)でのサイドリンク信号の最大送信電力よりも小さい。近距離な装置間でのサイドリンク信号の最大送信電力は、UE−eNB間の上りリンク信号の最大送信電力よりも短いことは勿論である。
「近距離」は、後述するWリソースプールを利用可能な条件(設定)により、規定されてもよい。
wUE150は、既存のUE100と異なり、既存のSIM(Subscriber Identity Module Card)の装着が不要であってもよい。wUE150は、近距離用のSIM(D2D SIM)が装着可能であってもよい。
図8に示すように、UE100(Main UE)及びwUE150(Wearable UE)を所有するユーザは、オペレータと契約しているUE100に関連するUE(wUE150)をユーザ情報としてネットワークに登録してもよい。ユーザは、UE100を用いて、UE100に関連するUEを登録してもよい。ユーザは、他の端末を用いて、UE100と関連するUEを登録してもよい。ユーザは、複数のUE(wUE150)をUE100と関連付けてもよい。
ユーザは、wUE150の識別子(Wearable ID)として例えば、MACアドレス及び/又はIMEI(International Mobile Equipment Identity)を登録してもよい。
オペレータは、UE100の加入者情報として、登録されたwUE150の情報(識別子)をHSS500で管理する。オペレータは、HSS500以外のネットワーク装置により登録されたwUE150の情報を管理してもよい。UE100の識別子(Master UE ID)とwUE150の識別子(Wearable ID)とが関連付けられてもよい。
wUE150毎に、ProSe UE ID及び/又はアプリケーションコードが割り振られてもよい。UE100とwUE150とに対して、ProSe Group IDが割り振られてもよい。UE100に対して、ProSe UE ID及び/又はRelay UE IDが割り振られてもよい。
HSS500は、登録情報の有効期間の情報を管理してもよい。登録情報は、wUE150の識別子だけでなく、割り振られた識別子を含んでもよい。
第1実施形態の動作について説明する。図9に示すように、ステップS101において、eNB200(セル)は、サイドリンクにおいて使用可能なリソースプールをSIB(System Information Block 18及び/又は19)により提供(送信)できる。当該リソースプールは、サイドリンクにおいて近距離な装置間でのみ利用可能なリソースプール(Resource pool for Wearables)を含む。当該リソースプールは、装置間で利用可能な通常のリソースプールを含んでもよい。
サイドリンクにおいて近距離な装置間でのみ利用可能なリソースプールをWリソースプールと称する。Wリソースプールは、送信及び/又は受信のために用いられる無線リソースを含む。従って、Wリソースプールには、送信及び/又は受信のために用いられる無線リソースが配置される。Wリソースプールは、直接通信用のリソースプールを含んでもよい。Wリソースプールは、直接ディスカバリ用のリソースプールを含んでもよい。Wリソースプールは、サイドリンクにおける同期用のリソースプールを含んでもよい。Wリソースプールは、近距離用の装置(例えば、ウェアラブルUE)向けのリソースプールであってもよい。本実施形態のように、Wリソースプールは、近距離用のwUE150のみが利用可能なリソースプールではなく、wUE150と通信(中継)可能なUE100も利用可能なリソースプールであってもよい。
Wリソースプールでは、(最大)送信電力が通常の無線リソース(リソースプール)で用いられる送信電力よりも低く設定されていてもよい。通常の無線リソース(リソースプール)とは、通常の装置(ウェアラブルUEと異なる装置)間で利用される無線リソース(リソースプール)を示す。Wリソースプールを用いた送信電力は、通常の送信電力よりも低い値を示す閾値未満に設定されていてもよい。従って、UE100及びwUE150は、Wリソースプールを用いる場合、通常のリソースプールを用いる場合よりも低い送信電力でサイドリンク信号を送信する。これにより、eNB200への干渉が低減できる。
eNB200は、送信電力の設定情報をWリソースプールと共に送信してもよい。Wリソースプールは、Wリソースプールであることを示す識別子と関連付けられてもよい。或いは、UE100は、リソースプールと関連付けられた送信電力の情報により、Wリソースプールであることを判定してもよい。送信電力の設定がWリソースプールを利用可能な条件(設定)であってもよい。すなわち、「近距離」は、送信電力の設定により規定されてもよい。
UE100(及びwUE150)は、eNB−UE間のパスロス値を考慮せずに、Wリソースプールでの送信電力を算出してもよい。例えば、UE100は、eNB−UE間のパスロス値ではなく、UE−UE間のパスロス値に基づいて、Wリソースプールでの送信電力を算出してもよい。従って、Wリソースプールは、UE−UE間のパスロス値に基づいて送信電力が算出されるリソースプールであってもよい。例えば、UE100は、サイドリンク信号(同期信号、又はディスカバリメッセージなど)の受信電力及び/又は受信品質に基づいて、Wリソースプールでの送信電力を算出してもよい。具体的には、UE100は、送信電力を算出するために、PSBCHが送信されるRB(リソースブロック)における参照信号の受信レベル(受信強度(S−RSRP)及び受信品質(S−RSRQ))を用いてもよい。UE100は、送信電力を算出するために、PSDCHが送信されるRBにおける参照信号の受信レベル(受信強度(SD−RSRP)及び受信品質(SD−RSRQ))を用いてもよい。送信電力の算出方法がWリソースプールを利用可能な条件(設定)であってもよい。すなわち、「近距離」は、送信電力の算出方法により規定されてもよい。
Wリソースプールは、eNB200からの無線信号(参照信号)の受信状況に関係なく、利用可能なリソースプールであってもよい。すなわち、Wリソースプールは、eNB200との距離に関係なく、利用可能なリソースプールであってもよい。このため、Wリソースプールには、eNB200からの受信信号の受信レベル(受信強度:RSRP(Reference Signal Receive Power)及び/又は受信品質RSRQ(Reference Signal Received Quality)など)と比較される閾値が設定されていなくてもよい。従って、UE100(及びwUE150)は、eNB200からの無線信号(参照信号)の受信状況に関係なく、Wリソースプールを選択可能であってもよい。例えば、UE100(及びwUE150)は、サイドリンク信号(同期信号、又はディスカバリメッセージなど)の受信電力及び/又は受信品質に基づいて、Wリソースプールを選択してもよい。具体的には、UE100は、Wリソースプールを選択するために、PSBCHが送信されるRB(リソースブロック)における参照信号の受信レベル(受信強度(S−RSRP)及び受信品質(S−RSRQ))を用いてもよい。UE100は、Wリソースプールを選択するために、PSDCHが送信されるRBにおける参照信号の受信レベル(受信強度(SD−RSRP)及び受信品質(SD−RSRQ))を用いてもよい。UE100は、通常、eNB200からの受信信号のRSRPに基づいて、利用するリソースプールを選択する。送信電力の選択方法がWリソースプールを利用可能な条件(設定)であってもよい。すなわち、「近距離」は、送信電力の選択方法により規定されてもよい。
UE100及びwUE150は、近距離用の通信装置とサイドリンク信号の送信又は受信の少なくとも一方を実行する場合、通常のリソースプールよりもWリソースプールを優先的に利用してもよい。wUE150は、ネットワークに認証されていない場合であっても、Wリソースプールを用いてもよい。wUE150は、ネットワークに認証されていない場合にのみ、Wリソースプールを用いてもよい。
UE100及びwUE150は、eNB200(セル)からのSIBの受信により、Wリソースプールの情報を取得する。
なお、初期状態において、UE100とwUE150との間には、サイドリンクで用いられる直接リンクが確立されていない。
ステップS102において、UE100は、ProSe中継のためのディスカバリメッセージを送信できる。UE100は、Wリソースプールを用いて、ディスカバリメッセージを送信してもよい。Wリソースプールは、ProSe中継のためのディスカバリのためのリソースプールであってもよい。
ステップS103において、wUE150は、サイドリンクで用いられる直接リンクを確立するための第1要求メッセージ(Direct Connection Setup Request/Direct Connection Request)をUE100へ送信する。wUE150は、Wリソースプールを用いて、第1要求メッセージをUE100へ送信してもよい。wUE150は、第1要求メッセージをPC5シグナリングにより送信してもよい。
wUE150は、UE100からのディスカバリメッセージの受信に応じて、第1要求メッセージを送信してもよい。或いは、wUE150は、UE100からのディスカバリメッセージを受信せずに(受信する前に)、第1要求メッセージを送信してもよい。wUE150は、wUE150(wUE150のメモリ)においてUE100の識別子が登録されている場合に、UE100からのディスカバリメッセージを受信せずに、第1要求メッセージを送信してもよい。wUE150は、UE100の識別子として、上述の登録が行われる際にネットワークから割り当てられたUE100の識別子(ProSe UE ID及び/又はRelay UE ID)を第1要求メッセージに含めてもよい。
第1要求メッセージは、wUE150の識別子(Wearable ID)を含む。wUE150の識別子は、UE100において登録されているwUE150の識別子であってもよい。wUE150の識別子は、上述のようにHSS500に予め登録された識別子(例えば、IMEI、MACアドレスなど)であってもよい。wUE150の識別子は、UE100と事前に取り決めた識別子であってもよい。第1要求メッセージは、上述の登録が行われる際にネットワークから割り当てられたwUE150の識別子(ProSe UE ID)を含んでいてもよい。第1要求メッセージは、ProSe Group IDを含んでいてもよい。UE100は、上述の登録が行われる際に割り当てられた識別子を第1要求メッセージが含む場合、送信元のwUE150がUE100と関連付けられていると判定してもよい。
第1要求メッセージは、wUE150がUE100と関連付けられていることを示す情報を含んでいてもよい。例えば、当該情報は、第1要求メッセージ内の「UserInfo」に含まれていてもよい。
wUE150は、ネットワークに認証されていない場合、wUE150がネットワークで認証されていないことを示す情報(Authorization status)を第1要求メッセージに含めてもよい。当該情報は、メッセージのタイプを示す情報(例えば、「PC5−SP Message Type」に追加された「non−authorised_DIRECT_COMMUNICATION_REQUEST」)であってもよい。当該情報は、第1要求メッセージ内の「UserInfo」に含まれていてもよい。当該情報は、wUE150がネットワークで認証されていないことを示す新たなIEであってもよい。
UE100は、UE100においてUE100の識別子が登録されている場合、直接リンクを確立するための動作を開始できる。UE100は、ネットワークでの登録によりwUE150がUE100と関連付けられている場合、当該動作を開始してもよい。
具体的には、UE100は、ステップS104の処理を実行することができる。UE100は、ステップS104の処理を実行せずに、ステップS108の処理を実行してもよい。UE100は、wUE150がネットワークで認証されていない場合にのみ、ステップS104の処理を実行してもよい。従って、第1要求メッセージがwUE150がネットワークで認証されていないことを示す情報を含む場合、UE100は、ステップS104の処理を実行してもよい。UE100は、ステップS104及びステップS108の処理を実行せずに、ステップS109の処理を実行してもよい。
ステップS104において、UE100は、第2要求メッセージ(Wearabel Direct Comm.Request)をMME300へ送る。UE100は、NASメッセージにより第2要求メッセージをMME300へ送ってもよい。
第2要求メッセージは、wUE150との直接通信を要求するためのメッセージである。第2要求メッセージは、wUE150との直接通信を実行可能か否かを問い合わせるためのメッセージであってもよい。第2要求メッセージは、ネットワークにwUE150の認証を要求するためのメッセージ(Wearable Authorisaztion Request)であってもよい。
UE100は、wUE150のために、ProSe中継を実行する場合、第2要求メッセージとして、wUE150の識別子を含むリモートUE報告メッセージをMME300へ送ってもよい。リモートUE報告メッセージは、中継と関連付けられるPDN接続のためのメッセージであってもよい。この場合、wUE150の識別子は、リモートUEの識別子として当該メッセージに含まれる。
第2要求メッセージは、第1要求メッセージに含まれる少なくとも一部の情報(例えば、wUE150の情報)を含んでいてもよい。第2要求メッセージは、UE100の情報(例えば、UE100の識別子)を含んでいる。第2要求メッセージは、ネットワークに割り当てられた識別子を含んでいてもよい。
UE100は、所定期間内に、複数のwUE150のそれぞれから第1要求メッセージを受信した場合、当該複数のwUE150の情報(リスト)を含む1つの第2要求メッセージをMME300へ送ってもよい。これにより、シグナリングを低減できる。
ステップS105において、MME300は、第2要求メッセージの受信に応じて、問合せメッセージ(Wearable Authorisaztion Request)をHSS500へ送る。
問合せメッセージは、UE100の識別子(Master UE ID)及びwUE150の識別子(Wearable ID)を含む。問合せメッセージは、第2要求メッセージに含まれる少なくとも一部の情報を含んでいてもよい。
HSS500は、問合せメッセージの受信に応じて、UE100のユーザ情報にwUE150が登録されているか否かを確認する。
ステップS106において、HSS500は、問合せメッセージに対応する応答メッセージ(Wearable Authorisaztion Response)をMME300へ送る。
HSS500は、UE100のユーザ情報にwUE150が登録されている場合、wUE100を認証する。すなわち、HSS500は、直接通信を許可する(直接通信の実行が可能である)ことを示す応答メッセージを送る。HSS500は、UE100のユーザ情報にwUE150が登録されていない場合、wUE100を認証しない。すなわち、HSS500は、直接通信を許可しない(直接通信の実行が不能である)ことを示す応答メッセージを送る。
応答メッセージは、UE100の識別子(Master UE ID)及びwUE150の識別子(Wearable ID)を含む。応答メッセージは、問合せメッセージに含まれる少なくとも一部の情報を含んでいてもよい。
ステップS107において、MME300は、HSS500からの応答メッセージの受信に応じて、第2要求メッセージに対する応答メッセージ(Wearable Direct Comm. Response)をUE100へ送る。
HSS500からの応答メッセージが直接通信を許可することを示す場合、MME300は、UE100とwUE150との直接通信を許可するための応答メッセージをUE100へ送る。HSS500からの応答メッセージが直接通信を許可しないことを示す場合、MME300は、UE100とwUE150との直接通信を許可しないための応答メッセージをUE100へ送る。
応答メッセージは、直接通信を許可されたwUE150の識別子(Allowed Wearable ID)を含んでいてもよい。
ステップS108において、UE100は、サイドリンクUE情報(SidelinkUEinformation)メッセージをeNB200へ送信する。UE100は、直接通信を許可するための応答メッセージの受信に応じて、サイドリンクUE情報メッセージを送信してもよい。
UE100は、サイドリンクUE情報メッセージにより、近距離用の通信装置(例えば、ウェアラブルUE)との直接通信のための無線リソース又は近距離通信のための無線リソース(Wearable resource request)を要求してもよい。
サイドリンクUE情報メッセージは、近距離用の通信装置(例えば、ウェアラブルUE)向けの送信先IDリスト(Wearable Destination ID List)を含んでもよい。eNB200は、近距離用の通信装置向けの送信先IDリストが含まれる場合、近距離用の通信装置(例えば、ウェアラブルUE)との直接通信又は近距離通信にUE100が興味があると判定してもよい。
UE100は、ステップS108の処理を実行せずに、ステップS110の処理を実行してもよい。
ステップS109において、eNB200は、近距離通信用の無線リソースの情報をUE100(及びwUE150)へ割り当てることができる。eNB200は、RRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)により無線リソースの情報をUE100へ送信してもよい。
無線リソースの情報は、wUE150が用いる無線リソースを含んでいてもよい。無線リソースの情報は、直接通信が許可された近距離用の通信装置が利用可能なリソースプールの情報を含んでいてもよい。無線リソースの情報は、ステップS111における無線リソースの情報であってもよい。
eNB200は、当該無線リソースの情報と共に送信電力の情報(Tx configuration for Wearable Comm.)を割り当ててもよい。ここで、当該情報により示される(最大)送信電力は、通常の装置間で利用可能な無線リソースを用いる場合よりも低い送信電力である。
ステップS110において、UE100は、第1要求メッセージに対する応答メッセージ(Direct Connection Setup Response/Direct Connection Response)をwUE150へ送信できる。
応答メッセージは、ステップS109における無線リソースの情報を含んでいてもよい。すなわち、応答メッセージは、wUE150が用いる無線リソース(送信及び/又は受信リソース(プール))を含んでいてもよい。
応答メッセージは、直接リンクを確立するための情報を含んでいてもよい。
ステップS111において、eNB200は、wUE150が用いる無線リソースの情報をSIBにより送信してもよい。無線リソースの情報は、例えば、送信及び/又は受信リソースプールの情報である。
UE100及びwUE150は、直接リンクを確立する。直接リンクは、UE100及びwUE150との間に確立される。UE100及びwUE150は、直接リンクを介してサイドリンク信号の送信及び受信の少なくとも一方を実行する。具体的には、UE100及びwUE150は、近距離用のリソースプールを用いて、直接通信を実行する。また、UE100は、wUE150とNWとの間でProSe中継を実行する。従って、wUE150は、ネットワークに対してデータ(パケット)の送信を行う場合、UE100を介して、データの送信を行うことができる。
UE100とwUE150とは、近距離状態であるため、通常よりも低送信電力で直接通信(ProSe中継)が可能である。従って、通常よりも送信電力が低く制限されたリソースプール(近距離用のリソースプール)が用いられる場合であっても、UE100とwUE150と間で十分に通信が可能である。その結果、セルラ通信への干渉を低減することができる。また、wUE150(及びUE100)において省電力化を図ることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について図10を用いて説明する。図10は、第2実施形態の動作を説明するためのシーケンス図である。第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
第1実施形態では、UE100とwUE150との間に直接リンクが確立されていない状態から、直接リンクが確立された。
第2実施形態では、図10に示すように、初期状態においてUE100とwUE150との間に直接リンクが既に確立されている。UE100とwUE150とは、直接リンク(例えば、Direct Communiation Link又はProSe UE−to−NW Relay Linkなど)を介して、直接通信を実行している。UE100は、wUE150のデータ(パケット)をwUE150とネットワークとの間で中継していてもよい。直接リンクは、上述の第1実施形態と同様に確立されてもよいし、他の方法により確立されてもよい。
UE100とwUE150とは、eNB200−1(Source eNB200−1)が制御するソースセルに在圏する。UE100は、eNB200−1(ソースセル)とRRC接続状態である。wUE150は、ソースセルにキャンプしている。ソースセルは、UE100にとってのサービングセル(Primary Cell)である。ソースセルは、wUE150がセル(再)選択により選択したセルである。
eNB200−2(Target eNB200−2)は、eNB200−1と隣接している。eNB200−2は、ターゲットセルを制御する。ソースセルは、ターゲットセルの隣接セルである。
以下において、UE100及びwUE150は、ユーザの移動に伴って、ターゲットセルの方向へ向かうケースを想定する。
ステップS201において、eNB200−1は、メッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)をUE100へ送信する。
当該メッセージは、UE100がメジャメント報告を送信するためのメジャメント設定情報(Measurement Control)を含んでいてもよい。UE100は、メジャメント設定情報に基づいて、メジャメント報告を送信する。
当該メッセージは、隣接eNB200において利用可能なWリソースプールの情報を(Wearable Resource pool avialable in TeNB)を含んでいてもよい。当該Wリソースプールの情報は、隣接eNB200(隣接セル)が提供しているリソースプールである。本実施形態では、当該メッセージは、eNB200−2(ターゲットセル)において利用可能なWリソースプールの情報を含む。
UE100は、当該メッセージに含まれるWリソースプールの情報に基づいて、eNB200−2がWリソースプールを提供していると判定する。
ステップS202において、UE100は、メジャメント設定情報に基づいて、メジャメント報告をeNB200−1(ソースセル)へ送信できる。
ステップS203において、UE100は、一時中断メッセージ(Direct Communiation Suspend)をwUE150へ送信できる。UE100は、ハンドオーバを実行する前に一時中断メッセージをwUE150へ送信してもよい。
UE100は、eNB200−1(ソースセル)へのメジャメント報告の送信に応じて一時中断メッセージをwUE150へ送信してもよい。すなわち、UE100は、メジャメント報告の送信開始をトリガとして一時中断メッセージを送信してもよい。例えば、UE100は、メジャメント報告を送信した後に一時中断メッセージを送信してもよい。UE100は、メジャメント報告を送信する前に一時中断メッセージを送信してもよい。
UE100は、eNB200−1(ソースセル)から個別シグナリング(例えば、ステップS201のRRC再設定メッセージ)又は共通シグナリング(例えば、SIB)により閾値を受信してもよい。閾値は、eNB200−1(ソースセル)及び/又はeNB200−2(ターゲットセル)からの受信信号の受信レベル(受信強度:RSRP(Reference Signal Receive Power)及び/又は受信品質RSRQ(Reference Signal Received Quality)など)と比較される。UE100は、eNB200−1(ソースセル)からの受信信号の受信レベルが閾値に達した(閾値を下回った)ことに応じて、一時中断メッセージを送信してもよい。UE100は、eNB200−2(ターゲットセル)からの受信信号の受信レベルが閾値に達した(閾値を上回った)ことに応じて、一時中断メッセージを送信してもよい。
一時中断メッセージは、直接リンクを介した直接通信を一時中断するためのメッセージである。
一時中断メッセージは、後述する再開メッセージ又は後述する解放メッセージを送信(受信)するために用いられるリソースプール(Wearable Resource pool)を含んでいてもよい。当該リソースプールは、直接通信を一時中断している間のみ用いられるリソースプールであってもよい。当該リソースプールは、Wリソースプールであってもよい。上述と同様に、Wリソースプールは、低送信電力でのみ用いられてもよい。
一時中断メッセージは、直接通信の一時中断が有効である期間を計測するためのタイマの情報を含んでいてもよい。UE100は、他のメッセージにより、タイマの情報をwUE150へ送信してもよい。wUE150は、UE100からサイドリンク信号(例えば、PC5シグナリング、後述の再開メッセージ)を受信する前に当該タイマが満了した場合、直接リンクを解放してもよい。
wUE150は、一時中断メッセージの受信に応じて、セル再選択の実行を停止してもよい。一時中断メッセージがセル再選択の実行を停止する指示を含む場合、wUE150は、セル再選択の実行を停止してもよい。これにより、UE100のターゲットセルと異なるセルを選択することを避けることができる。
wUE150は、ソースセル(及び隣接セル(ターゲットセル))からの受信信号の受信レベル(RSRP及び/及びRSRQなど)が閾値未満になった場合、直接通信を一時中断するか否かを確認するための確認メッセージ(Direct Communiation Suspend Request)をUE100へ送信してもよい。wUE150は、UE100から一時中断メッセージを受信していない場合に、確認メッセージを送信してもよい。確認メッセージは、直接通信の一時中断(メッセージ)を要求するメッセージであってもよい。当該閾値は、eNB200−1(ソースセル)又はUE100から受信した情報であってもよい。
wUE150は、確認メッセージの送信に応じて、セル再選択の実行を停止してもよい。これにより、UE100のターゲットセルと異なるセルを選択することを避けることができる。確認メッセージは、wUE150がセル再選択の実行を停止していることを示す情報を含んでいてもよい。
UE100は、確認メッセージの受信に応じて、wUE150へ一時中断メッセージは、を送信するか否かを判断してもよい。UE100は、eNB200−1(ソースセル)及び/又はeNB200−2(ターゲットセル)からの受信信号の受信レベル(RSRP及び/及びRSRQなど)を考慮して判断してもよい。UE100は、UE100の移動速度を考慮して判断してもよい。UE100は、確認メッセージへの応答として一時中断メッセージをwUE150へ送信してもよい。UE100は、直接通信を一時中断しない(直接通信を継続する)こと示すメッセージをwUE150へ送信してもよい。
UE100は、一時中断メッセージの送信に応じて、直接通信を一時中断する。また、wUE150は、一時中断メッセージの受信に応じて、直接通信を一時中断する。
ステップS204において、wUE150は、モニタを実行する。モニタに用いるリソースプールは、Wリソースプールであってもよい。wUE150は、一時中断メッセージに含まれるWリソースプールを用いてモニタを実行してもよい。wUE150は、一時中断メッセージを受信する前、すなわち、UE100のハンドオーバの実行前から用いているWリソースプールを継続的に用いてもよい。wUE150は、UE100との直接リンクを介した直接通信に用いていたWリソースプールでモニタを実行してもよい。wUE150は、継続的にWリソースプールを用いる場合、当該Wリソースプールをモニタのためにのみ用いる。すなわち、wUE150は、当該Wリソースプールを用いてサイドリンク信号(Communiation信号)を送信しない。
ステップS205において、UE100は、ハンドオーバ処理を実行する。具体的には、ソースセル(eNB200−1)からターゲットセル(eNB200−2)へのハンドオーバを実行する。
本実施形態では、UE100は、直接リンクを解放せずにハンドオーバを実行する。UE100は、ターゲットセル(eNB200−2)がWリソースプールを提供する場合、直接リンクを解放せずに、ハンドオーバを実行できる。これにより、ハンドオーバの実行後に、UE100とwUE150とは、すぐに直接通信を再開することができる。
UE100は、ステップS203の処理を実行していない場合、ソースセル(eNB200−1)からのハンドオーバを実行するためのメッセージ(HOコマンド)の受信に応じて、一時中断メッセージをwUE150へ送信してもよい。具体的には、UE100は、eNB200からハンドオーバを実行するための指示(mobilityControlInformation)を含むメッセージ(HOコマンド)を受信した場合に、ステップS203の処理を実行してもよい。一時中断メッセージは、ハンドオーバ先のターゲットセルの識別子(及び/又はeNB200−2の識別子)を含んでいてもよい。wUE150は、後述するように、当該識別子に基づいて、セル再選択を実行してもよい。
HOコマンドは、直接リンクを維持可能か否かを判定するための情報を含んでいてもよい。例えば、HOコマンドは、eNB200−2(ターゲットセル)においてWリソースプールが提供されていることを示す情報を含んでいてもよい。HOコマンドは、eNB200−2(ターゲットセル)において近距離用の装置との直接通信が許可されているか否かを示す情報を含んでいてもよい。UE100は、当該HOコマンドに基づいて、ステップS203の処理を実行するか否かを判定してもよい。UE100は、直接リンクを維持可能と判定した場合に、一時中断メッセージをwUE150へ送信してもよい。例えば、UE100は、HOコマンドがeNB200−2(ターゲットセル)においてWリソースプールが提供されていることを示す情報を含む場合、一時中断メッセージを送信してもよい。UE100は、HOコマンドがeNB200−2(ターゲットセル)において近距離用の装置との直接通信が許可されていることを示す情報を含む場合、一時中断メッセージを送信してもよい。
UE100は、直接リンクを維持不能と判定した場合、後述の解放メッセージをwUE150へ送信してもよい。UE100は、一時中断メッセージを送信している場合であっても、解放メッセージを送信してもよい。
ステップS206において、UE100は、ハンドオーバの成否に応じて、wUE150へメッセージを送信できる。UE100は、ハンドオーバが成功した場合、再開メッセージ(Direct Communication Resume)をwUE150へ送信できる。UE100は、ハンドオーバが失敗した場合、解放メッセージ(Direct Communiation Release)をwUE150へ送信できる。
UE100は、一時中断メッセージに含まれるWリソースプールを用いて、再開メッセージ又は解放メッセージを送信してもよい。UE100は、ハンドオーバを実行する前に利用していたWリソースプールを用いて、再開メッセージ又は解放メッセージを送信してもよい。UE100は、PC5シグナリングにより再開メッセージ又は解放メッセージを送信できる。
再開メッセージは、直接通信を再開するためのメッセージである。再開メッセージを受信したwUE150は、直接通信を再開する。解放メッセージは、直接リンクを解放するためのメッセージである。
再開メッセージは、ターゲットセルにおいて利用可能なWリソースプール(Wearable Resource pool)を含んでいてもよい。再開メッセージは、ハンドオーバ先の識別子(ターゲットセルの識別子(Cell ID)及び/又はeNB200−2の識別子(eNB ID))を含んでいてもよい。UE100は、第1実施形態で説明した事前に割り振られたグループ識別子(ProSe Group ID)を含むグループ送信によりハンドオーバ先の識別子(Cell ID/eNB ID)を送信してもよい。UE100は、再開メッセージとは別にCell ID/eNB IDを送信してもよい。
解放メッセージを受信したwUE150は、直接リンクを開放する。解放メッセージを送信したUE100は、直接リンクを解放する。UE100とwUE150とは、新たに直接リンクを確立してもよい。解放メッセージは、新たに直接リンクを確立するための情報を含んでいてもよい。解放メッセージは、ハンドオーバ先の識別子(Cell ID/eNB ID)を含んでいてもよい。
ステップS207において、wUE150は、セル再選択を実行する。wUE150は、UE100からハンドオーバ先の識別子に基づいて、キャンプすべきセルを選択する。具体的には、wUE150は、ターゲットセルを最高優先度のセルとしてセル再選択を実行する。これにより、wUE150とは、UE100のターゲットセルにキャンプすることが可能である。
wUE150は、ハンドオーバ先の識別子の受信に応じて、セル再選択の実行を開始してもよい。wUE150は、ハンドオーバ先の識別子を受信するまで、セル再選択の実行を停止してもよい。wUE150は、再開メッセージの受信に応じて、セル再選択の実行を開始してもよい。wUE150は、再開メッセージを受信するまで、セル再選択の実行を停止してもよい。
wUE150は、ターゲットセルを選択した後、ターゲットセルにおいて提供されるWリソースプールを用いて、UE100と直接通信を再開する。ハンドオーバの前後において、直接リンクは開放されずに維持されるため、ターゲットセルにおいて、直接リンクを確立するための動作が省略できる。その結果、UE100とwUE150とは直接通信をすぐに開始(再開)することができる。
(第2実施形態の変更例)
第2実施形態の変更例について、図11を用いて説明する。図11は、第2実施形態の変更例に係る動作を説明するためのシーケンス図である。第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本変更例では、UE100がRRCアイドル状態である。
図11に示すように、ステップS301において、eNB200−1は、隣接eNB200(隣接セル)が提供しているWリソースプールをSIB(SIB18及び/又は19)により提供(送信)する。UE100及びwUE150は、WリソースプールをeNB200−1から受信できる。
UE100及びwUE150は、隣接eNB200であるeNB200−2(隣接セル)が提供しているSIBを読むことにより、eNB200−2が提供しているWリソースプールを取得してもよい。
ステップS302において、UE100は、一時中断メッセージをwUE150へ送信できる。UE100は、ステップS203と同様に、閾値を利用して、eNB200−1及び/又はeNB200−2からの受信信号の受信レベルに基づいて、一時中断メッセージをwUE150へ送信できる。
ステップS303において、UE100は、セル再選択を実行する。UE100は、eNB200−2のセルを選択する。
ステップS304及びS305は、ステップS206及びS207に対応する。UE100及びwUE150は、ステップS301におけるWリソースプールを用いて、再開メッセージを送受信することができる。
以上のように、UE100とwUE150とは、直接リンクを解放せずに、セル(再)選択を実行することができる。その結果、UE100とwUE150とは直接通信をすぐに開始(再開)することができる。
[その他の実施形態]
上述した各実施形態によって、本出願の内容を説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本出願の内容を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した第2実施形態では、直接通信を例に挙げて説明するが、直接通信をProSe中継に置き換えてもよい。また、直接通信をサイドリンクにおける他の動作(例えば、直接ディスカバリ)に置き換えてもよい。
UE100は、ハンドオーバ(又はセル再選択)を実行する場合であっても、一時中断メッセージを送らなくてもよい。例えば、eNB200−1(ソースセル)とeNB200−2(ターゲットセル)とが同じWリソースプールを提供する場合、UE100は、一時中断メッセージの送信を省略してもよい。eNB200−1(ソースセル)とeNB200−2(ターゲットセル)とが異なるWリソースプールであっても、eNB200−1(ソースセル)のWリソースプールとeNB200−2(ターゲットセル)のWリソースプールとを同時に使用する場合、UE100は、一時中断メッセージの送信を省略してもよい。
上述した各実施形態では、ウェアラブルUEを例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、移動体(例えば、車両)においてネットワークに接続される通信装置と、移動体内のUE(又は移動体内のIoT(Internet of Things)デバイス)とにおいて上述の内容が適用されてもよい。人が介在しない通信であるマシンタイプコミュニケーション(MTC:Machine Type Communication)用の通信装置どうしにおいて上述の内容が適用されてもよい。
上述した各実施形態に係る動作は、適宜組み合わせて実行されてもよい。上述した各シーケンスにおいて、必ずしも全ての動作が必須の構成ではない。例えば、各シーケンスにおいて、一部の動作のみが実行されてもよい。
上述した各実施形態では特に触れていないが、上述した各ノード(UE100、eNB200など)のいずれかが行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、UE100及びeNB200のいずれかが行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
上述した実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本出願に係る内容を適用してもよい。
[付記]
(1.導入)
ウェアラブル装置の用途を次のように考慮する必要がある。
・ウェアラブルユースケースを対象とするアプリケーションのために、UE間のリレーやLTE D2Dフレームワークの強化を検討する。
本付記において、ウェアラベル装置のためのProSeスキームを調査する。
(2.検討)
(2.1.ウェアラベル装置のための要件)
商用直接通信
現在、市場にはウェアラブル装置の種類が複数あり、その多くは商用である。ただし、現行のProSe直接通信は公衆安全のみのために使用される。したがって、このリリースから商用のためのProSe Direct Communicationを導入する必要があるかどうかについて議論する必要がある。
提案1:商用のためのProSe直接通信を導入すべきか否かについて議論すべきである。
低送信電力動作
いくつかの文献で述べたように、長いバッテリ寿命はウェアラブル装置にとって重要である。ほとんどの場合、ウェアラブル装置、例えば、腕時計、眼鏡などが、ユーザのスマートフォンに近いと想定できるので、ウェアラブル装置が低送信電力でProSe動作を実行する場合、ウェアラブル装置は電力消費を抑えることができる。さらに、低い送信電力動作は、他の装置との干渉を低減し、スペクトル効率を改善することができる。
提案2:ウェアラブル装置の低送信電力動作を導入すべきか否かについて議論すべきである。
ウェアラブル装置用ProSe UE−NW Relay
ウェアラブル装置は、Uu経由よりも低電力でPC5経由でデータを送信できるため、ProSe UE−to−NW Relay動作はウェアラブル装置にとって効率的である。ProSe UE−to−NW Relay動作を使用する動機付けは、ProSe UE−to−NW Relayの現在の動機付け、すなわちカバレッジ向上とは異なるため、ProSe UE−to−NW Relay動作を開始する基準を強化すべきであるか、すなわち、サービングセルの近くに位置するスマートフォン(Relay UE)およびウェアラブル装置(Remote UE)がProSe UE−to−NW Relayを実行することが許可されるべきか否かを検討すべきである。さらに、上記のように、ウェアラブル装置は商用であるため、ProSe UE−NW Relayの商用の導入を検討する必要がある。
提案3:商用のためのProSe UE−NW Relayが導入されるべきかどうか議論すべきである。
提案4:サービングセルの近くに位置するスマートフォン(Relay UE)とウェアラブルデバイス(Remote UE)がProSe UE−NW Relayを実行することが許可されるべきかどうかについて議論すべきである。
[相互参照]
米国仮出願第62/315853号(2016年3月31日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本開示は移動通信分野において有用である。

Claims (30)

  1. 通信方法であって、
    基地局が、サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを提供し、
    第1の通信装置は、前記特定リソースプールを用いて、近距離用の通信装置である第2の通信装置とサイドリンク信号の送信又は受信の少なくとも一方を実行する通信方法。
  2. 前記第1の通信装置は、前記特定リソースプールを用いる場合、前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能な他のリソースプールを用いる場合よりも低い送信電力で、前記サイドリンク信号を送信する請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記第1の通信装置は、前記基地局からの無線信号の受信状況に関係なく、前記特定リソースプールを用いる請求項1に記載の通信方法。
  4. 前記第2の通信装置は、前記特定リソースプールを用いて、前記サイドリンクで用いられる直接リンクを確立するための第1のメッセージを前記第1の通信装置へ送信する請求項1に記載の通信方法。
  5. 前記第1のメッセージは、前記第2の通信装置の識別子を含み、
    前記第1の通信装置において前記第2の通信装置の識別子が登録されている場合に、前記第1の通信装置は、前記直接リンクを確立するための動作を開始する請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記第2の通信装置において前記第1の通信装置の識別子が登録されている場合、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置からディスカバリメッセージを受信せずに、前記第1のメッセージを前記第1の通信装置へ送信する請求項4に記載の通信方法。
  7. 前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置との直接通信を要求するための第2のメッセージをネットワーク装置へ送る請求項4に記載の通信方法。
  8. 前記第1のメッセージが、前記第2の通信装置がネットワークにおいて認証されていないことを示す情報を含む場合、前記第1の通信装置は、前記第2のメッセージを前記ネットワーク装置へ送る請求項7に記載の通信方法。
  9. 前記第1の通信装置は、前記サイドリンクの利用による中継を実行する場合、前記第2のメッセージとして、前記第2の通信装置の識別子を含むリモートUE報告メッセージを前記ネットワーク装置へ送る請求項7に記載の通信方法。
  10. 前記ネットワーク装置は、前記第2の通信装置の識別子が前記第1の通信装置の情報に登録されている場合、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との直接通信を許可するための応答メッセージを前記第1の通信装置へ送る請求項7に記載の通信方法。
  11. 前記第1の通信装置は、前記近距離用の通信装置との直接通信のための無線リソースを前記基地局へ要求するための第3のメッセージを送信し、
    前記基地局は、前記無線リソースの情報と共に前記無線リソースを用いる場合の送信電力の情報を前記第1の通信装置へ送信し、
    前記送信電力は、前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能な無線リソースを用いる場合よりも低い送信電力である請求項1に記載の通信方法。
  12. 前記無線リソースの情報は、前記直接通信が許可された前記近距離用の通信装置が利用可能なリソースプールの情報を含む請求項11に記載の通信方法。
  13. 第1の通信装置であって、
    サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを示す情報を基地局から受信する処理を実行する制御部を備え、
    前記制御部は、前記特定リソースプールを用いて、近距離用の通信装置である第2の通信装置とサイドリンク信号の送信又は受信の少なくとも一方を実行する第1の通信装置。
  14. 通信方法であって、
    第1の通信装置と近距離用の通信装置である第2の通信装置とがサイドリンクで用いられる直接リンクを確立し、
    前記第1の通信装置は、第1のセルから第2のセルへハンドオーバを実行し、
    前記第2のセルが、前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを提供する場合には、前記第1の通信装置は、前記直接リンクを解放せずに、前記ハンドオーバを実行する通信方法。
  15. 前記第1の通信装置は、前記ハンドオーバを実行する前に、前記直接リンクを介した直接通信を一時中断するための一時中断メッセージを前記第2の通信装置へ送信する請求項14に記載の通信方法。
  16. 前記第1の通信装置は、前記第1のセルへのメジャメント報告の送信又は前記第1のセルからハンドオーバを実行するためのメッセージの受信に応じて、前記一時中断メッセージを送信する請求項15に記載の通信方法。
  17. 前記第1の通信装置は、前記第1のセル及び前記第2のセルからの受信信号の受信レベルが閾値に達したことに応じて、前記一時中断メッセージを送信する請求項15に記載の通信方法。
  18. 前記第1の通信装置は、前記閾値を前記第1のセルから受信する請求項17に記載の通信方法。
  19. 前記第1の通信装置は、前記直接通信の一時中断が有効である期間を計測するためのタイマの情報を前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から前記直接リンクを介してサイドリンク信号を受信する前に前記タイマが満了した場合、前記直接リンクを解放する請求項15に記載の通信方法。
  20. 前記第2の通信装置は、前記第1のセルからの受信信号の受信レベルが閾値未満になった場合、前記直接リンクを介した直接通信を一時中断するか否かを確認するためのメッセージを前記第1の通信装置へ送信する請求項15に記載の通信方法。
  21. 前記第1の通信装置は、前記確認メッセージへの応答として、前記一時中断メッセージを送信する請求項20に記載の通信方法。
  22. 前記第2の通信装置は、前記一時中断メッセージの受信に応じて、セル再選択の実行を停止する請求項15に記載の通信方法。
  23. 前記第2の通信装置は、前記確認メッセージの送信に応じて、セル再選択の実行を停止する請求項20に記載の通信方法。
  24. 前記第1の通信装置は、
    前記ハンドオーバが成功した場合、前記直接通信を再開するための再開メッセージを前記第2の通信装置へ送信し、
    前記ハンドオーバが失敗した場合、前記直接リンクを解放するための解放メッセージを前記第2の通信装置へ送信する請求項15に記載の通信方法。
  25. 前記第1の通信装置は、前記ハンドオーバを実行する前に利用していたリソースプールを用いて、前記再開メッセージ又は前記解放メッセージを送信する請求項24に記載の通信方法。
  26. 前記一時中断メッセージは、前記再開メッセージ又は前記解放メッセージを送信するために用いられるリソースプールを含む請求項24に記載の通信方法。
  27. 前記第1の通信装置は、前記第2のセルの識別子を前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第2の通信装置は、キャンプすべきセルとして前記第2のセルを選択する請求項14に記載の通信方法。
  28. 前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から前記第2のセルの識別子の受信に応じて、セル再選択の実行を開始する請求項27に記載の通信方法。
  29. 前記第2の通信装置は、前記再開メッセージの受信に応じて、セル再選択の実行を開始する請求項24に記載の通信方法。
  30. 第1の通信装置であって、
    前記第1の通信装置と近距離用の通信装置である第2の通信装置との間の直接リンクを確立する制御部であって、前記直接リンクは、サイドリンクで用いられる直接リンクである制御部を備え、
    前記制御部は、第1のセルから第2のセルへハンドオーバを実行し、
    前記サイドリンクにおいて装置間で利用可能なリソースプールのうち、近距離な装置間でのみ利用可能な特定リソースプールを示す情報を前記第1の通信装置が前記第2のセルから受信する場合には、前記制御部は、前記直接リンクを解放せずに、前記ハンドオーバを実行する第1の通信装置。
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