JPWO2017169927A1 - 光空間通信の受信装置およびその制御方法 - Google Patents

光空間通信の受信装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

光空間通信システムにおいて通信の安定性を確保しつつ、受信装置の回路規模を削減する。複数の入力信号から一つのデータを復号するデータ受信装置は、上記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、上記複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、上記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、上記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、上記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と、を有し、上記スケジュール手段は、上記第一記録手段に記録された上記入力信号の数が上記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、上記デジタル信号処理手段に上記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理させ、および、当該時刻の上記入力信号のうち上記SN比推定手段が合成すると決定した信号を上記第一記録手段に記録させ、上記第一記録手段に記録された上記入力信号の数が上記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、上記デジタル信号処理手段に上記第一記録手段に記録された信号と上記入力信号を処理させ、上記デジタル信号処理手段で処理する上記入力信号の数が上記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは上記SN比推定手段が決定した信号のうち上記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを上記第一記録手段に記録するように制御を行う。

Description

本発明は、光空間通信の受信装置およびその制御方法に関し、特に受信した複数の信号を合成して復号処理を行う受信装置に関する。
近年、航空機や人工衛星に搭載されたセンサーなどの性能向上に伴い、これらの移動体から地上への伝送容量拡大が求められている。将来予想される更なる伝送容量の拡大要求に応えるために、これまでのマイクロ波を用いた無線通信システムに比べて格段に伝送容量を拡大可能な光空間通信システムがある。
しかしながら、現在の光空間通信システムは送信するデジタル信号の1と0をそのまま光のオンとオフに対応させ、その光強度を受光素子で検波する強度変調直接検波方式や、非特許文献1に記載されているようなパルス位置変調を用いた方式を利用している。このため、これ以上の伝送容量増加は困難である。
そのため、光ファイバ通信システムで用いられているデジタルコヒーレント技術(非特許文献2)を、光空間通信システムに適用することが求められている。しかし、光は大気の影響(一般的に大気揺らぎと呼ばれる)を受けるため、特にデジタルコヒーレント技術で利用されるシングルモードファイバへ受信光を結合させる場合は、ファイバのコア径が小さいため、大きな課題となる。
この課題を解決するために、特許文献1では、ファイバのコア径がシングルモードファイバよりも大きいマルチモードファイバを利用することにより、ファイバ結合効率の劣化を回避する方法が、提案されている。
図14は、特許文献1が提案する方法を適用して光空間通信の受信装置を構成した場合の、想定される全体像を示すブロック図である。図14の受信装置は、光学レンズ10、マルチモードファイバ20、モード分離装置(Mode Demux)30、ある固有伝搬モードの光信号40を伝搬するシングルモードファイバ40s、および90度ハイブリッド部50を含む。さらに図14の光空間通信受信装置は、トランスインピーダンス変換増幅器(TIA)60、アナログデジタル変換器(ADC)70、デジタル信号処理部(DSP)80、局部発振器(LO)90などを含む。
図14の光空間通信の受信装置では、受信光を光学レンズ10でマルチモードファイバ20に結合させ、モード分離装置30で各固有伝搬モードに分離した後、デジタル信号処理部80で各々の信号を処理し合成する方法である。複数の光信号40は、デジタル信号処理部80で合成、復号された後、出力信号80sとなってデジタル信号処理部80から出力される。
国際公開第2015/136572号
Bryan S. Robinson, "781 Mbit/s photon-counting optical communications using a superconducting nanowire detector", OPTICS LETTERS, Vol.31, No.4, pp.444-446, 2006. 鈴木他、"光通信ネットワークの大容量化に向けたデジタルコヒーレント信号処理技術の研究開発"、電子情報通信学会会誌、Vol.95、No.12、pp.1100−1116、2012.
特許文献1記載の光空間通信システムでは、適切な受信望遠鏡サイズを用いることで各固有伝搬モードの光強度の確率分布はほぼ同一分布になるので、受信する固有伝搬モード数を増加することでビット誤り率を低下させることが可能になる。
しかしながら、複数の望遠鏡で受信した光や固有伝搬モードを受信して一つの信号を合成する光空間通信システムでは、各受信光や固有伝搬モードを処理するデジタル信号処理手段の回路規模が処理する受信光や固有伝搬モードの数に比例して大きくなるという課題がある。図14のデジタル信号処理部80の回路規模は、複数の信号を合成する部分ではなく、各固有伝搬モードの処理が大部分を占めるため、処理する固有伝搬モード数に比例して大きくなるという課題がある。
より具体的に記載すれば、一つの固有伝搬モードを処理するために1個のFPGA(Field Programmable Gate Array)が必要である場合、21モードのマルチモードファイバを利用する光空間通信システムでは21個のFPGAを必要とする。つまり、21モードのマルチモードファイバを利用する光空間通信システムの場合には、特許文献1記載の光空間通信システムは、通信を安定化させることが出来るものの、その規模およびコストは少なくとも21倍になるという、課題がある。
本発明の目的は、光空間通信システムにおいて通信の安定性を確保しつつ、受信装置の回路規模を削減する、光空間通信の受信装置およびその制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るデータ受信装置は、複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置において、
上記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
上記複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
上記複数の入力信号もしくは上記第一記録手段に記録された値を上記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
上記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、上記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
上記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
上記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
上記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
を有し、
上記スケジュール手段は、
上記第一記録手段に記録された上記入力信号の数が上記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、上記デジタル信号処理手段に上記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理させ、および、当該時刻の上記入力信号のうち上記SN比推定手段が合成すると決定した信号を上記第一記録手段に記録させ、
上記第一記録手段に記録された上記入力信号の数が上記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、上記デジタル信号処理手段に上記第一記録手段に記録された信号と上記入力信号を処理させ、上記デジタル信号処理手段で処理する上記入力信号の数が上記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは上記SN比推定手段が決定した信号のうち上記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを上記第一記録手段に記録させる
ように制御を行う。
本発明に係るデータ受信装置の制御方法は、複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置の制御方法であって、
上記データ受信装置は、
複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
上記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、上記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
上記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
複数の入力信号もしくは上記第一記録手段に記録された値を上記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
上記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
上記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
上記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
を有し、
上記スケジュール手段は、
上記第一記録手段に記録された上記入力信号の数が上記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、上記デジタル信号処理手段は上記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理し、および、当該時刻の上記入力信号のうち上記SN比推定手段が合成すると決定した信号を上記第一記録手段に記録し、
上記第一記録手段に記録された上記入力信号の数が上記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、上記デジタル信号処理手段は上記第一記録手段に記録された信号と上記入力信号を処理し、上記デジタル信号処理手段で処理する上記入力信号の数が上記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは上記SN比推定手段が決定した信号のうち上記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを上記第一記録手段に記録するように制御する。
本発明に係るデータ受信装置の制御プログラムは、複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置の制御プログラムであって、
コンピュータを、
上記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
上記複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
上記複数の入力信号もしくは上記第一記録手段に記録された値を上記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
上記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、上記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
上記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
上記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
上記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
して機能させ、
上記スケジュール手段は、
上記第一記録手段に記録された上記入力信号の数が上記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、上記デジタル信号処理手段が上記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理し、および、当該時刻の上記入力信号のうち上記SN比推定手段が合成すると決定した信号を上記第一記録手段に記録し、
上記第一記録手段に記録された上記入力信号の数が上記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、上記デジタル信号処理手段が上記第一記録手段に記録された信号と上記入力信号を処理し、上記デジタル信号処理手段で処理する上記入力信号の数が上記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは上記SN比推定手段が決定した信号のうち上記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを上記第一記録手段に記録するように制御を行う。
本発明は、光空間通信システムにおいて通信の安定性を確保しつつ、受信装置の回路規模を削減することができる。
最上位概念の実施形態による受信装置を示したブロック図である。 第1実施形態による受信装置を示したブロック図である。 フレームを説明するための図である。 SN比推定手段の動作の一例を説明するための図である。 第1実施形態の受信装置の動作を説明するための図である。 第2実施形態による受信装置を示したブロック図である。 第3実施形態による受信装置を示したブロック図である。 第4実施形態による受信装置を示したブロック図である。 第5実施形態による受信装置を示したブロック図である。 第6実施形態による受信装置を示したブロック図である。 オーバーラップを説明するための図である。 第7実施形態による受信装置を示したブロック図である。 (a)はその他の実施形態による受信装置のための情報処理装置を示したブロック図であり、(b)は(a)の情報処理装置により実現される受信装置を示すブロック図である。 特許文献1が提案する方法を適用して光空間通信の受信装置を構成した場合の、想定される全体像を示すブロック図である。
本発明の受信装置を概観すると、本発明の受信装置は、複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置である。本発明の受信装置は、上記複数の入力信号のS/N比を推定するSN比推定手段と、各信号の値を一時的に退避するメモリを備える。本発明の受信装置では、メモリに記録された信号の数がデジタル信号処理手段の数よりも多いときは、デジタル信号処理手段はメモリに記録された時刻が早い順に処理しおよび当該時刻の入力信号をメモリに記録するように動作する。本発明の受信装置では、メモリに記録された信号の数がデジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、デジタル信号処理手段はメモリに記録された信号と入力信号とを処理する。そして、デジタル信号処理手段で処理する信号の数がSN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは、入力信号のうち必要となる信号のみをメモリに記録するように動作する。
本発明の好ましい実施形態について説明する前に、本発明の最上位概念の実施形態による受信装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面中の矢印の向きは、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
図1の受信装置は、光空間通信の受信装置である。図1の受信装置は、SN比推定手段101、第一記録手段102、複数のデジタル信号処理手段103、スイッチ手段104、第二記録手段105、合成手段106、およびスケジュール手段109を含む。
SN比推定手段101は、入力される複数のデジタル信号の各々のS/N比(Signal to Noise ratio)を推定する。第一記録手段102は、スケジュール手段109の決定に基づいて、デジタル信号の値を一時的に記録する。
複数のデジタル信号処理手段103は、デジタル信号処理を行うブロックであり、シンボル判定できるように各デジタル信号にある歪みなどを除去する。
スイッチ手段104は、入力される上記複数のデジタル信号もしくは第一記録手段102に記録されたデータから、デジタル信号処理手段103の数分のデータを選択し、デジタル信号処理手段103に渡す。スイッチ手段104は、スケジュール手段109の指示に従い実行する。
第二記録手段105は、デジタル信号処理手段103が処理した結果を記録する手段である。第二記録手段105は、デジタル信号処理手段103から出力されたデータを一時的に記録する。
合成手段106は、各フレーム(後述)のデータのうち、全部のデータが第二記録手段105に記録されたら、そのフレームの合成処理を行い、復号データを生成する。
スケジュール手段109は、SN比推定手段101が推定した各データ信号のS/N比を元に受信装置全体を制御する。スケジュール手段109は、上述した各種手段の制御をある時間間隔で行う。
(本実施形態の効果)
図1の受信装置によれば、デジタル信号処理手段103の数を削減することが出来る。
その理由は、第一記録手段102に記録された入力信号の数が、デジタル信号処理手段103の数よりも多いときもしくは等しいときと、デジタル信号処理手段103の数よりも少ないときで、制御を異ならせて、それぞれ制御を最適化しているからである。
具体的には、第一記録手段102に記録された入力信号の数が、デジタル信号処理手段103の数よりも多いときもしくは等しいときには、デジタル信号処理手段103は第一記録手段102に記録された時刻が早い順に処理する。さらに、当該時刻の入力信号のうちSN比推定手段101が合成すると決定した信号を第一記録手段102に記録する。
また第一記録手段102に記録された入力信号の数がデジタル信号処理手段103の数よりも少ないときは、デジタル信号処理手段103は第一記録手段102に記録された信号と入力信号を処理する。そして、デジタル信号処理手段103で処理する入力信号の数がSN比推定手段101によって決定された合成数よりも少ないときは、SN比推定手段101が決定した信号のうちデジタル信号処理手段103で処理しない信号のみを第一記録手段102に記録する。
デジタル信号処理手段103の数を削減することができた結果、受信装置の回路規模を削減することができる。また、上述した実施形態の受信装置によれば、光空間通信システムにおいて通信の安定性を確保しつつ、システム全体の回路規模を削減できる。以下、本発明のより具体的な実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
次に、本発明の第1実施形態による受信装置について、説明する。図2は、第1実施形態による受信装置を示したブロック図である。図3は、フレームを説明するための図である。図4は、SN比推定手段201の動作の一例を説明するための図である。図5は、第1実施形態の受信装置の動作を説明するための図である。
図2の受信装置は、複数のADC200、SN比推定手段201、第一記録手段202、複数のデジタル信号処理手段203、スイッチ手段204、第二記録手段205、合成手段206、およびスケジュール手段209を含む。
図2の受信装置では、複数のADC200の一例として、A個のアナログ信号を入力し、A個のデジタル信号を生成するADC200.1〜200.Aの場合を示す。さらに、図2の受信装置では、複数のデジタル信号処理手段203の一例として、B個のデジタル信号処理手段203.1〜203.Bを備えた場合を示す。
(本実施形態の動作)
各機能の動作を説明する前に、図3を用いてフレームについて説明を行う。図3の数字xは、ADC200.1〜200.Aから出力される時刻xのADCの出力値を示している。フレームとはスケジュール手段209が動作を切り替える単位であり、図3の場合はほぼ1024単位で行うことを示しており、以下明細書ではFとして記載する。例えば、伝送速度2.5Gbpsで遅延干渉受信を行い2回/シンボルでサンプリングした場合の1フレーム(1024個のデータ)の時間は204.8nsとなる。光空間通信システムの場合、大気揺らぎによる光強度の変動速度は数kHz程度とされているので、フレームの大きさをそれよりも短く設計すれば、同一フレーム内では大気揺らぎによる光強度変動はないと仮定して設計することが出来る。
次に各機能の動作について、さらに詳細に説明する。
ADC200.1〜200.Aは、A個のアナログ信号からA個のデジタル信号を生成する。つまり、1つのアナログ信号から1つのデジタル信号を生成する変調方式に限定され、例えば、遅延干渉受信を利用したBPSK[Binary Phase Shift Keying]が例として挙げられる。
SN比推定手段201は、ADC200.1〜200.Aから出力されたA個のデジタル信号を元に各信号のS/N比を推定する。たとえばS/N比は、フレーム毎に図4のようなヒストグラムを用いて推定する。図4の場合、信号は各シンボルの頂点と仮定し、ノイズは各シンボル位置と信号の位置との差と仮定すれば良い。また、S/N比を推定する別の方法としては、ADCのクリップ率(ADCの出力値が最小値もしくは最大値になっている割合)を使用して推定する方法もある。
第一記録手段202は、スケジュール手段209の決定に基づいて、上記デジタル信号を記録する。第一記録手段202に必要となる容量は、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bの数、通信を成立させるために必要となる合成数の確率分布、第一記録手段202の容量不足で処理が継続出来なくてもよい確率から決定される。この第一記録手段202に必要となる容量は、例えば、待ち行列理論を用いて求めることが可能である。一方、スイッチ手段204から第一記録手段202へのスループット(帯域幅、1秒間に転送できるデータ量)は、少なくとも「ADCのサンプリングレート×ADCの分解能×A」である。その逆の第一記録手段202からスイッチ手段204へのスループットは「ADCのサンプリングレート×ADCの分解能×B」となる。
デジタル信号処理手段203.1〜203.Bは、B個のデジタル信号処理を行うブロックであり、シンボル判定できるように各デジタル信号にある歪みなどを除去する。当然A>Bである。各デジタル信号処理手段203.1〜203.Bは、ADC200.1〜200.Aからのデータもしくは第一記録手段202に記録されたデータを1フレーム単位で処理し、通信路や送受信機で生じる歪みなどを補償する。
スイッチ手段204は、ADC200.1〜200.Aもしくは第一記録手段202に記録されたデータから、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bの数分のデータを選択し、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bに渡す。言い換えると、スケジュール手段209の指示に従い、ADC200.1〜200.Aもしくは第一記録手段202に記録されたデータの中から、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bに渡す。また、同時にADC200.1〜200.Aから出力されるデータのうち、第一記録手段202にもデジタル信号処理手段203.1〜203.Bにも渡さず、破棄するのも本手段の役割である。
第二記録手段205は、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bが処理した結果を記録する手段である。第二記録手段205は、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bから出力されたデータを一時的に記録する。
合成手段206は、各フレームのデータのうち、全部のデータが第二記録手段205に記録されたら、そのフレームの合成処理を行い、復号データを生成する手段である。合成手段206の合成手法は、最大比合成でも構わないし、等比合成でも構わない。
スケジュール手段209は、SN比推定手段201が推定した各データ信号のS/N比を元に、受信装置全体を制御する。スケジュール手段209は、上述した各種手段の制御をある時間間隔で行う。今後、この時間間隔をフレームと呼ぶことにする。
次に本実施形態の詳しい動作の流れを、図5の例を用いて説明する。このとき、入力信号数を表すAは8以上(以下では8として説明)、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bの数Bは4の場合について説明するが、入力信号の数(A)やデジタル信号処理手段203の数(B)はこれに限られない。
図5は、SN比推定手段201が、時刻1には4個、時刻2には2個、時刻3には8個、時刻4には1個、時刻5には5個、時刻6には1個、時刻7には1個、時刻8には1個、の信号を合成すると判断した場合の例である。各デジタル信号処理手段203.1〜203.4にあるX_Yは、該当するデジタル信号処理手段203.1〜203.4がX時刻のデータのうちY番目にS/N比の高い信号を処理するという意味である。つまり、時刻1においては、デジタル信号処理手段203.1は時刻1の最もS/N比が高い信号を処理し、デジタル信号処理手段203.2は時刻1の2番目にS/N比が高い信号を処理するという意味である。
時刻1では、各デジタル信号処理手段203.1〜203.4はS/N比の高い順に時刻1のデータを処理する。スイッチ手段204は、ADC200.1〜200.8から出力されるデータのうちS/N比の高い4個のデータをデジタル信号処理手段203.1〜203.4に入力し、その他の4個のデータは破棄するように動作する。デジタル信号処理手段203.1〜203.4で処理された信号は、第二記録手段205に記録される。
時刻2では、各デジタル信号処理手段203.1〜203.4はS/N比の高い順に時刻2のデータを処理する。SN比推定手段201は2個のデータの合成で良いと判断したため、2個のデータをデジタル信号処理手段203.1〜203.2で処理する。このときスイッチ手段204は時刻1と同じくS/N比の高い2個のデータをデジタル信号処理手段203.1〜203.2に入力し、その他の6個のデータは破棄するように動作する。このように処理すべき最低限のデータのみを処理することで、消費電力や第二記録手段205の記憶容量などを削減することが出来る。ただし、通信の誤り率を低下させたい場合はデジタル信号処理手段203.3〜203.4は空いているため、それらにデータ2_3と2_4を供給するようにスケジュールしても良い。
時刻3では、各デジタル信号処理手段203.1〜203.4はS/N比の高い順に時刻3のデータを処理する。時刻3ではSN比推定手段201は8個の信号を合成する必要があると判断しているため、残りの4個のデータは第一記録手段202に記録される。デジタル信号処理手段203.1〜203.4で処理された4個のデータは、今後第一記録手段202に記録されたデータと共に合成するため、一時的に第二記録手段205に保存される。
時刻4では、SN比推定手段201が1個のデータで充分としているため、スイッチ手段204は、デジタル信号処理手段203.1〜203.4がデータ3_5、3_6、3_7、3_8を処理するように動作し、入力データ4_1(時刻4で最もS/N比の高い信号)を第一記録手段202に記録し、その他の入力データを破棄するように動作する。合成手段206は、第二記録手段205からデータ1_1、1_2、1_3、1_4を読み込み、合成し、時刻1に対する復号データを出力する。この例では遅延量を3としているが、この遅延量が短すぎると合成手段206からの出力データが途切れる区間もあり、遅延量を長くすると途切れることはなくなるが第二記録手段205に必要となる容量は大きくなるという課題がある。また合成に使用した1_1、1_2、1_3、1_4のデータは第二記録手段205から消去する。
時刻5では、第一記録手段202にデータ4_1が記録されているため、これを優先的に処理するように動作する。ただし、残り3個のデジタル信号処理手段203.2〜203.4があるので、スイッチ手段204はデータ5_1、5_2、5_3をデジタル信号処理手段203.2〜203.4に、データ5_4、5_5を第一記録手段202に記録し、残りの5_6、5_7、5_8を廃棄するように動作する。合成手段206は、時刻4に続いて時刻2に対するデータ2_1、2_2を第二記録手段205から読み込み、合成し、出力する。
時刻6では、第一記録手段202にデータ5_4とデータ5_5が記録されているため、これを優先的に処理するように動作する。ただし、残り2個のデジタル信号処理手段203.3、203.4があり、SN比推定手段201が1個のデータで良いと判断しているので、スイッチ手段204はデータ6_1をデジタル信号処理手段203.3に入力する。残りのデジタル信号処理手段203.4には、通信を安定させるためにデータ6_2を処理しても良いし、消費電力や第二記録手段205の使用容量を削減するために動作を停止するのでも良い。合成手段206は、時刻5に続いて時刻3に対するデータ3_1〜3_8を第二記録手段205から読み込み、合成し、出力する。
(本実施形態の効果)
図2の受信装置によれば、デジタル信号処理手段203の数を削減することが出来る。
その理由は、第一記録手段202に記録された入力信号の数が、デジタル信号処理手段203の数よりも多いときもしくは等しいときと、デジタル信号処理手段203の数よりも少ないときとで、制御を異ならせ、それぞれ制御を最適化しているからである。
具体的には、第一記録手段202に記録された入力信号の数が、デジタル信号処理手段203の数よりも多いときもしくは等しいときには、デジタル信号処理手段203は第一記録手段202に記録された時刻が早い順に処理する。さらに、当該時刻の入力信号のうちSN比推定手段201が合成すると決定した信号を第一記録手段202に記録する。
また第一記録手段202に記録された入力信号の数が、第一記録手段202に記録された入力信号の数がデジタル信号処理手段203の数よりも少ないときは、デジタル信号処理手段203は第一記録手段202に記録された信号と入力信号を処理する。そして、デジタル信号処理手段203で処理する入力信号の数がSN比推定手段201によって決定された合成数よりも少ないときは、SN比推定手段201が決定した信号のうちデジタル信号処理手段203で処理しない信号のみを第一記録手段202に記録する。
デジタル信号処理手段203の数を削減することができた結果、システム全体の回路規模を削減することができる。
たとえば、本実施形態では入力信号の数A=8で、デジタル信号処理手段203の数B=4なので、4(=8−4)個のデジタル信号処理手段203が削減できる。
また、本実施形態でSN比推定手段201はデジタル信号処理手段203の数以上の信号の合成が必要と判断したときは、最大数合成するように動作を固定しても良い。これにより、第一記録手段202に必要となる記録容量は増加し、デジタル信号処理手段203が処理するデータ総数は増加するものの、複雑な制御を簡易化することが出来る利点がある。
また、第一記録手段202と第二記録手段205を同一の記録手段で構成しても良い。これにより動作は複雑になるが、物理的な装置点数を削減できる利点がある。
また、スケジュール手段209は、SN比推定手段201が入力された信号全てを合成しても復号できないと判断したときは、そのフレームごと処理を飛ばすようにスケジュールしても良い。これによりデジタル信号処理手段203.1〜203.Bで処理するデータ量を減らすことが可能になる。
また、B個のデジタル信号処理手段203のうち、デジタル信号処理手段203.1はデジタル信号処理手段203.Bより高精度で設計しても良い。デジタル信号処理手段203.1はデジタル信号処理手段203.Bよりも高いS/N比を持つ信号を処理し、S/N比の高い信号の方が合成時の重みが大きいため、このように構成することで、合成後のノイズを低減することが出来る。
また、上述した本実施形態の動作は、大まかな流れを示している。実際の回路では、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bで生じる遅延や、パイプラインの導入などで実際の処理時刻と本実施形態の流れで説明した時刻が合わないことがあるものの、本発明を限定するものではない。
また、本実施形態は説明を簡単にするために、一つの光信号を一つのデジタル信号に対応させているが、本発明の実施形態はこれに限られない。一つの光信号が二つのデジタル信号(たとえば、片偏波QPSK[Quadrature Phase Shift Keying])の場合も、一つの光信号に対応するデジタル信号をまとめて扱うことで対応可能である。また一つの光信号が四つのデジタル信号(たとえば、両偏波QPSK)の場合も、一つの光信号に対応するデジタル信号をまとめて扱うことで対応可能である。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態による受信装置について、説明する。本実施形態は、S/N比推定に外部の光モニタを使用する方法に関するものである。図6は、第2実施形態による受信装置を示したブロック図である。第1実施形態による受信装置と同様な構成には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明は省略することとする。
第2実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200、SN比推定手段201、第一記録手段202、複数のデジタル信号処理手段203、スイッチ手段204、および第二記録手段205を含む。さらに第2実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、合成手段206、およびスケジュール手段209を含む。
図6の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200の一例として、A個のアナログ信号を入力し、A個のデジタル信号を生成するADC200.1〜200.Aの場合を示す。さらに、図6の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のデジタル信号処理手段203の一例として、B個のデジタル信号処理手段203.1〜203.Bを備えた場合を示す。
さらに第2実施形態の受信装置は、モニタ手段600を含む。モニタ手段600は例えば外部に設けられるもので、ADC200.1〜200.Aに入力される前の受信信号の強度をモニタする。第1実施形態では、SN比推定手段201が、ADC200.1〜200.Aから出力されたA個のデジタル信号の各々のS/N比を推定しているが、本実施形態はADC200.1〜200.Aに入力される前の受信信号の強度をモニタするモニタ手段600を使用して、各信号のS/N比を推定する形態である。
SN比推定手段201は、S/N比が受信信号強度に依存する(一般的には強度の弱い信号はノイズが多く、強度の強い信号はノイズが少ない)ことを利用してS/N比を推定する。例えば、SN比推定手段201は、受信強度毎のS/N比を予め測定し、その値とモニタ手段600により取得された受信強度を比較することでS/N比を推定する。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、デジタル信号処理手段203の数を削減することが出来る。デジタル信号処理手段203の数を削減することができた結果、システム全体の回路規模を削減することができる。
さらに本実施形態では、モニタ手段600が、ADC200.1〜200.Aに入力される前の受信信号の強度をモニタすることにより、より正確にS/N比を推定することが可能となる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態による受信装置について、説明する。本実施形態は、S/N比を外部の増幅手段の増幅率を見て判断する方法に関するものである。図7は、本発明の第3実施形態による受信装置を示したブロック図である。第1実施形態による受信装置と同様な構成には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明は省略することとする。
第3実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200、SN比推定手段201、第一記録手段202、複数のデジタル信号処理手段203、スイッチ手段204、第二記録手段205を含む。さらに第3実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、合成手段206、およびスケジュール手段209を含む。
図7の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200の一例として、A個のアナログ信号を入力し、A個のデジタル信号を生成するADC200.1〜200.Aの場合を示す。さらに、図7の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のデジタル信号処理手段203の一例として、B個のデジタル信号処理手段203.1〜203.Bを備えた場合を示す。
さらに第3実施形態の受信装置は、増幅手段700を含む。増幅手段700は例えば外部に設けられるもので、電気もしくは光の増幅器であり、ADC200の性能を最大限引き出すためにADC200への入力パワーを一定にするように増幅する。図7では、ADC200.1〜200.Aに対し、増幅手段700.1〜700.Aを設けた場合を示す。
本実施形態では、第1実施形態のようにSN比推定手段201がADC200.1〜200.Aの出力を見て判断するのではなく、ADC200.1〜200.Aの前にある増幅手段700.1〜700.Aの増幅率を見て、各信号のS/N比を推定する。
第2実施形態で説明したように、一般的に強度の弱い信号はノイズが多く、強度の強い信号はノイズが少ないため、増幅率の高い信号はノイズが多く、増幅率の低い信号はノイズが少ない。この傾向を利用し、SN比推定手段201は増幅手段700.1〜700.Aの増幅率を見て、増幅率の高い信号はノイズが多く、低い信号はノイズが少ないように、判定する。例えば、SN比推定手段201は、増幅率毎のS/N比を予め測定し、その値と増幅手段700.1〜700.Aの増幅率とを比較することでS/N比を推定する。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、デジタル信号処理手段203の数を削減することが出来る。デジタル信号処理手段203の数を削減することができた結果、システム全体の回路規模を削減することができる。
さらに本実施形態では、ADC200の性能を引き出すためにADC200への入力パワーを一定にするように増幅する増幅手段700.1〜700.Aの増幅率を見て、各信号のS/N比を推定する。ADC200.1〜200.Aの周波数特性などの影響を受けないので、第1実施形態よりも、正確にS/N比を推定することが可能となる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態による受信装置について、説明する。本実施形態は、簡易的に合成した後に記録することを特徴とするものである。図8は、本発明の第4実施形態による受信装置を示したブロック図である。第1実施形態による受信装置と同様な構成には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明は省略することとする。
第4実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200、SN比推定手段201、第一記録手段202、複数のデジタル信号処理手段203、スイッチ手段204、第二記録手段205、および合成手段206を含む。第4実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、スケジュール手段209を含む。
図8の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200の一例として、A個のアナログ信号を入力し、A個のデジタル信号を生成するADC200.1〜200.Aの場合を示す。さらに、図8の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のデジタル信号処理手段203の一例として、B個のデジタル信号処理手段203.1〜203.Bを備えた場合を示す。
さらに第3実施形態の受信装置は、第二合成手段800を含む。第二合成手段800は、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bと第二記録手段205の間に追加されている。
第二合成手段800は、第二記録手段205に書き込むデータ量を削減するために、部分的に合成を行うものである。例えば、図5の時刻3の場合はデータ3_1、3_2、3_3、3_4を合成したものを、時刻5の場合はデータ5_1、5_2、5_3を合成した信号を、第二記録手段205に記録する。より具体的に説明すると、例えば、3つの信号をs_i、合成の重みをw_iとし、3つの信号を最大比合成する場合は、s1w1+w2s2+w3s3を書き込む。
合成手段206は、ある時刻のデータが揃った時点で第二合成手段800が部分的に合成した値を読み込み、加算を行う。例えば、図5の時刻4において時刻3のデータを合成する場合は、(データ3_1、3_2、3_3、3_4)を合成した値と、(データ3_5、3_6、3_7、3_8)を合成した値の2つを加算して合成する。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、デジタル信号処理手段203の数を削減することが出来る。デジタル信号処理手段203の数を削減することができた結果、システム全体の回路規模を削減することができる。
さらに本実施形態では、第1実施形態と比較して、第二記録手段205の容量およびスループットを削減することが出来る。
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態による受信装置について、説明する。本実施形態は、スループットを下げるために、第一記録手段と第二記録手段との間にバッファを挟んだ構成に関するものである。図9は、本発明の第5実施形態による受信装置を示したブロック図である。第1実施形態による受信装置と同様な構成には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明は省略することとする。
第5実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200、SN比推定手段201、第一記録手段202、複数のデジタル信号処理手段203、スイッチ手段204、第二記録手段205、および合成手段206を含む。第5実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、スケジュール手段209を含む。
図9の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200の一例として、A個のアナログ信号を入力し、A個のデジタル信号を生成するADC200.1〜200.Aの場合を示す。さらに、図9の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のデジタル信号処理手段203の一例として、B個のデジタル信号処理手段203.1〜203.Bを備えた場合を示す。
さらに第5実施形態の受信装置は、スループット平滑化手段900を含む。スループット平滑化手段900は、第一記録手段202とスイッチ手段204との間に追加されている。
スループット平滑化手段900は、第一記録手段202への書込速度を平滑化するものである。第1実施形態では、第一記録手段202への書込スループットは「ADCのサンプリングレート×ADCの分解能×A」となり、伝送容量10GbでもAの大きさによっては数百GB/secのスループットが必要となる。ただし、第一記録手段202への書込頻度はせいぜい10%程度なので、これを利用してスループットを下げるのが、スループット平滑化手段900の役割である。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、デジタル信号処理手段203の数を削減することが出来る。デジタル信号処理手段203の数を削減することができた結果、システム全体の回路規模を削減することができる。
さらに本実施形態では、第1実施形態と比較して、第一記録手段202への書込スループットを大幅に削減できる。
〔第6実施形態〕
次に、本発明の第6実施形態による受信装置について、説明する。図10は、本発明の第6実施形態による受信装置を示したブロック図である。第1実施形態による受信装置と同様な構成には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明は省略することとする。
第6実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200、SN比推定手段201、第一記録手段202、複数のデジタル信号処理手段203、スイッチ手段204、および第二記録手段205を含む。さらに第6実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、合成手段206、およびスケジュール手段209を含む。
図10の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200の一例として、A個のアナログ信号を入力し、A個のデジタル信号を生成するADC200.1〜200.Aの場合を示す。さらに、図10の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のデジタル信号処理手段203の一例として、B個のデジタル信号処理手段203.1〜203.Bを備えた場合を示す。
さらに第6実施形態の受信装置は、オーバーラップ追加手段1000、およびオーバーラップ除去手段1001を含む。言い換えると、第6実施形態は、第1実施形態にオーバーラップ追加手段1000とオーバーラップ除去手段1001を追加した形態である。
オーバーラップ追加手段1000とは、図11のように各フレームの前後にオーバーラップ部分のデータを追加する手段である。より具体的に記載すれば、図11の2フレーム目であれば前後に灰色時刻に相当するデータを追加する手段である。
オーバーラップ除去手段1001とは、オーバーラップ追加手段1000とは逆に、各フレームの前後に追加したオーバーラップ部分のデータを削除する手段である。より具体的に記載すれば、図11の2フレーム目であれば前後に灰色時刻に相当するデータを除去する手段である。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、デジタル信号処理手段203の数を削減することが出来る。デジタル信号処理手段203の数を削減することができた結果、システム全体の回路規模を削減することができる。
上述した第1実施形態の場合はフレームの先頭の誤差を推定するのにそれより前のデータを使用することが出来ないが、本実施形態はフレームの先頭より前のデータを用いてフレームの先頭の誤差を推定できる。これにより、デジタル信号処理手段203.1〜203.Bにより多くのアルゴリズムを採用出来、より良い補償を行うことが可能となる。
〔第7実施形態〕
次に、本発明の第7実施形態による受信装置について、説明する。本実施形態は、より具体化された受信装置に関するものである。図12は、本発明の第7実施形態による受信装置を示したブロック図である。第1実施形態による受信装置と同様な構成には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明は省略することとする。
第7実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200、SN比推定手段201、第一記録手段202、複数のデジタル信号処理手段203、スイッチ手段204、および第二記録手段205を含む。さらに第7実施形態の受信装置は、第1実施形態の受信装置と同様に、合成手段206、およびスケジュール手段209を含む。
図12の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のADC200の一例として、A個のアナログ信号を入力し、A個のデジタル信号を生成するADC200.1〜200.Aの場合を示す。さらに、図12の受信装置では第1実施形態の受信装置と同様に、複数のデジタル信号処理手段203の一例として、B個のデジタル信号処理手段203.1〜203.Bを備えた場合を示す。
さらに第7実施形態の受信装置は、モード分離器1200、複数の受信光学系1201、および複数の増幅器1202を含む。図12では複数の受信光学系1201の一例として、A個の受信光学系1201.1〜1201.Aの場合を示す。図12では複数の増幅器1202の一例として、A個の増幅器1202.1〜1202.Aの場合を示す。
言い換えると、第7実施形態は第1実施形態に、特許文献1などのモード分離器1200、受信光学系1201.1〜1201.A、増幅器1202.1〜1202.Aを追加した形態である。
モード分離器1200は、マルチモードファイバ1203からの出力を入力とし、A個の固有伝搬モードに分離し、シングルモードファイバに各固有伝搬モードの信号を出力するものである。
受信光学系1201.1〜1201.Aは、遅延干渉器や90度ハイブリッドなど各変調方式に合わせた光学系である。増幅器1202.1〜1202.Aは、受信光学系1201.1〜1201.Aから出力された電気の値をADC200.1〜200.Aの性能を最大限引き出すように電気の値を増幅するものである。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、デジタル信号処理手段203の数を削減することが出来る。デジタル信号処理手段203の数を削減することができた結果、システム全体の回路規模を削減することができる。
さらに本実施形態によれば、デジタル信号処理の回路規模を固有伝搬モード数分増やさず、同程度の誤り率を実現できる効果がある。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上述した各実施形態の特徴を、他の実施形態による受信装置に組み合わせて構成することもできる。例えば、第4実施形態の第二合成手段800を、第2実施形態、第3実施形態や第5実施形態〜第7実施形態の受信装置に組み合わせて、受信装置を構成することも考えられる。また第5実施形態のスループット平滑化手段900を、第2実施形態〜第4実施形態、第6実施形態や第7実施形態の受信装置に組み合わせて、受信装置を構成することも考えられる。
また本発明の受信装置は、一つの送信信号を複数の受信器で受信し、受信した複数の信号を合成して復号処理を行う受信装置に用いられる。特に、レーザー光を大気中に伝搬させて通信を行う光空間通信に用いられる。また、当該技術は光ファイバ通信および無線通信にも適用可能である。請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
〔その他の実施形態〕
上述した光空間通信の受信装置は、上述した動作を実現するプログラムを実行できる情報処理装置によっても実現され得る。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体の形態で、流通され得る。このような記録媒体に記録されたプログラムを読み込んで、情報処理装置で実行することにより、上述した実施形態の受信装置をソフトウェア的に実現することもできる。
図13(a)は本発明のその他の実施形態による受信装置のための情報処理装置を示したブロック図であり、図13(b)は図13(a)の情報処理装置により実現される受信装置を示すブロック図である。図13(a)の情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)1301や、RAM(Random Access Memory)などで構成されるメモリ1302を、含む。
このようなハードウェア構成の情報処理装置で、図13(b)の第一記録手段1311、スイッチ手段1312、SN比推定手段1313、スケジュール手段1314、およびデジタル信号処理手段1315の一部又は全部は実現され得る。またこのようなハードウェア構成の情報処理装置で、図13(b)の第二記録手段1316、および合成手段1317の一部又は全部は実現され得る。図13(a)の情報処理装置に、受信装置の制御プログラムを読み込んで実行させることによっても、本発明の実施形態の受信装置は実現できる。
また、この受信装置の制御プログラムは、プログラムを記録した記録媒体の形態で、流通され得る。このプログラムは、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記録デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの光学記録媒体などの形態で、流通され得る。
(課題を解決するための手段のまとめ)
複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置において、
前記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
前記複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
前記複数の入力信号もしくは前記第一記録手段に記録された値を前記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
前記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、前記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
前記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
前記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
前記SN比推定手段の結果に基づいて前記の全手段の制御を行うスケジュール手段とを有し、
前記スケジュール手段は、
前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも多い時もしくは等しい時は、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理し、および、当該時刻の前記入力信号のうち前記SN比推定手段が合成すると決定した信号を前記第一記録手段に記録し、
前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも少ない時は、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された信号と前記入力信号を処理し、前記デジタル信号処理手段で処理する前記入力信号の数が前記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ない時は前記SN比推定手段が決定した信号のうち前記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを前記第一記録手段に記録するように制御を行うデータ受信装置。
(実施形態による効果のまとめ)
本発明の実施形態の第一の効果は、デジタル信号処理手段(DSP)の回路規模を削減できることである。
その理由は、スケジュール手段は、第一記録手段に記録された入力信号の数がデジタル信号処理手段の数よりも多い時もしくは等しい時は、デジタル信号処理手段は第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理し、および、当該時刻の入力信号のうちSN比推定手段が合成すると決定した信号を第一記録手段に記録し、第一記録手段に記録された入力信号の数がデジタル信号処理手段の数よりも少ない時は、デジタル信号処理手段は第一記録手段に記録された信号と入力信号を処理し、デジタル信号処理手段で処理する入力信号の数がSN比推定手段によって決定された合成数よりも少ない時はSN比推定手段が決定した信号のうちデジタル信号処理手段で処理しない信号のみを第一記録手段に記録するように制御するためである。
このように制御することで、必要となるデジタル信号処理手段の数は、通信を安定化させるのに必要となる平均の数とすることができ、デジタル信号処理手段の数を削減することが出来る。
本発明の実施形態の第二の効果は、第一の効果の副次的な効果であるが、消費電力の削減、チップ歩留まり率向上などの効果がある。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置において、
前記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
前記複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
前記複数の入力信号もしくは前記第一記録手段に記録された値を前記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
前記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、前記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
前記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
前記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
前記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
を有し、
前記スケジュール手段は、
前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、前記デジタル信号処理手段に前記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理させ、および、当該時刻の前記入力信号のうち前記SN比推定手段が合成すると決定した信号を前記第一記録手段に記録させ、
前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、前記デジタル信号処理手段に前記第一記録手段に記録された信号と前記入力信号を処理させ、前記デジタル信号処理手段で処理する前記入力信号の数が前記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは前記SN比推定手段が決定した信号のうち前記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを前記第一記録手段に記録させる
ように制御を行うデータ受信装置。
(付記2)付記1記載のデータ受信装置は、複数のアナログ信号を受信し、
前記複数のアナログ信号から前記データ信号を生成するアナログデジタル変換手段と、前記アナログ信号の受信強度をモニタするモニタ手段と、
を有し、
前記SN比推定手段は前記モニタ手段から得られる値に基づいてS/N比を推定する
ことを特徴とするデータ受信装置。
(付記3)付記1記載のデータ受信装置は、複数のアナログ信号を受信し、
前記複数のアナログ信号を増幅する増幅手段と、
前記増幅手段から出力された信号から前記データ信号を生成するアナログデジタル変換手段と、
を有し、
前記SN比推定手段は前記増幅手段の増幅率に基づいてS/N比を推定する
ことを特徴とするデータ受信装置。
(付記4)付記1乃至付記3のいずれか一つに記載のデータ受信装置において、
前記デジタル信号処理手段と前記第二記録手段との間に第二合成手段を有する
ことを特徴とするデータ受信装置。
(付記5)付記1乃至付記4のいずれか一つに記載のデータ受信装置において、
前記スイッチ手段と前記第一記録手段との間にスループットを平滑化するスループット平滑化手段を有する
ことを特徴とするデータ受信装置。
(付記6)付記1乃至付記5のいずれか一つに記載のデータ受信装置において、
前記データを故意にオーバーラップさせるオーバーラップ追加手段と、
前記オーバーラップ追加手段が追加したオーバーラップ部分を除去するオーバーラップ除去手段と、を有する
ことを特徴とするデータ受信装置。
(付記7)付記1乃至付記6のいずれか一つに記載のデータ受信装置において、
前記SN比推定手段は、前記複数の入力信号を合成しても所定の誤り率以下を実現できない場合は、当該データを処理しないように動作する
ことを特徴とするデータ受信装置。
(付記8)付記1乃至付記7のいずれか一つに記載のデータ受信装置と、
モード分離器と、前記複数の入力信号を前記データ受信装置に与える複数の受信光学系と、を含む
光空間通信の受信装置。
(付記9)複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置の制御方法であって、
前記データ受信装置は、
複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
前記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、前記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
前記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
複数の入力信号もしくは前記第一記録手段に記録された値を前記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
前記デジタル信号処理手段から出力されたデータを一時的に記録する第二記録手段と、
前記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
前記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
を有し、
前記スケジュール手段は、
前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理し、および、当該時刻の前記入力信号のうち前記SN比推定手段が合成すると決定した信号を前記第一記録手段に記録し、
前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された信号と前記入力信号を処理し、前記デジタル信号処理手段で処理する前記入力信号の数が前記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは前記SN比推定手段が決定した信号のうち前記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを前記第一記録手段に記録するように制御する
データ受信装置の制御方法。
(付記10)付記9記載のデータ受信装置の制御方法は、
複数のアナログ信号を受信し、
前記複数のアナログ信号から前記データ信号を生成し、
前記アナログ信号の受信強度をモニタし、
前記SN比推定手段は前記アナログ信号の受信強度のモニタ結果に基づいてS/N比を推定する
ことを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
(付記11)付記9記載のデータ受信装置の制御方法は、
複数のアナログ信号を受信し、
前記複数のアナログ信号を増幅し、
前記増幅された複数のアナログ信号から前記データ信号を生成し、
前記SN比推定手段は前記複数のアナログ信号の増幅率に基づいてS/N比を推定する
ことを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
(付記12)付記9乃至付記11のいずれか一つに記載のデータ受信装置の制御方法において、
前記第二記録手段は、前記デジタル信号処理手段から出力された一部の信号のみを記録するように動作を変更した
ことを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
(付記13)付記9乃至付記12のいずれか一つに記載のデータ受信装置の制御方法において、
前記スイッチ手段と前記第一記録手段との間でスループットを平滑化する
ことを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
(付記14)付記9乃至付記13のいずれか一つに記載のデータ受信装置の制御方法において、
前記スイッチ手段に入力される複数の入力信号の前記データを故意にオーバーラップさせ、
前記デジタル信号処理手段から出力された前記データのオーバーラップ部分を除去する
ことを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
(付記15)付記9乃至付記14のいずれか一つに記載のデータ受信装置の制御方法において、
前記SN比推定手段は、前記複数の入力信号を合成しても所定の誤り率以下を実現できない場合は、当該データを処理しないように
動作することを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
(付記16)複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置の制御プログラムであって、
コンピュータを、
前記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
前記複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
前記複数の入力信号もしくは前記第一記録手段に記録された値を前記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
前記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、前記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
前記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
前記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
前記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
して、機能させ、
前記スケジュール手段は、
前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理し、および、当該時刻の前記入力信号のうち前記SN比推定手段が合成すると決定した信号を前記第一記録手段に記録し、
前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された信号と前記入力信号を処理し、前記デジタル信号処理手段で処理する前記入力信号の数が前記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは前記SN比推定手段が決定した信号のうち前記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを前記第一記録手段に記録する
ように制御を行うデータ受信装置の制御プログラム。
(付記17)付記16記載のデータ受信装置の制御プログラムは、
前記データ受信装置は複数のアナログ信号を受信し、
前記コンピュータを、
前記複数のアナログ信号から前記データ信号を生成するアナログデジタル変換手段と、
前記アナログ信号の受信強度をモニタするモニタ手段として機能させ、
前記SN比推定手段が前記モニタ手段から得られる値に基づいてS/N比を推定するように機能させる
ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラム。
(付記18)付記16記載のデータ受信装置の制御プログラムは、
前記データ受信装置は複数のアナログ信号を受信し、
前記コンピュータを、
前記複数のアナログ信号を増幅する増幅手段と、
前記増幅手段から出力された信号から前記データ信号を生成するアナログデジタル変換手段として機能させ、
前記SN比推定手段が前記増幅手段の増幅率に基づいてS/N比を推定するように機能させる
ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラム。
(付記19)付記16乃至付記18のいずれか一つに記載のデータ受信装置の制御プログラムは、
前記コンピュータを、
前記第二記録手段が、前記デジタル信号処理手段から出力された一部の信号のみを記録するように動作を変更させる
ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラム。
(付記20)付記16乃至付記19のいずれか一つに記載のデータ受信装置の制御プログラムは、
前記コンピュータを、
前記スイッチ手段と前記第一記録手段との間でスループットを平滑化するスループット平滑化手段としてさらに機能させる
ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラム。
(付記21)付記16乃至付記20のいずれか一つに記載のデータ受信装置の制御プログラムは、
前記コンピュータを、
前記データを故意にオーバーラップさせるオーバーラップ追加手段と、
前記オーバーラップ追加手段が追加したオーバーラップ部分を除去するオーバーラップ除去手段と、してさらに機能させる
ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラム。
(付記22)付記16乃至付記21のいずれか一つに記載のデータ受信装置の制御プログラムは、
前記コンピュータを、
前記SN比推定手段が、前記複数の入力信号を合成しても所定の誤り率以下を実現できない場合は、当該データを処理しないように動作させる
ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラム。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2016年3月29日に出願された日本出願特願2016−65878号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
101、201 SN比推定手段
102、202 第一記録手段
103、203、203.1〜203.B デジタル信号処理手段
104、204 スイッチ手段
105、205 第二記録手段
106、206 合成手段
109、209 スケジュール手段
200、200.1〜200.A ADC
600 モニタ手段
700、700.1〜700.A 増幅手段
800 第二合成手段
900 スループット平滑化手段
1000 オーバーラップ追加手段
1001 オーバーラップ除去手段
1200 モード分離器
1201、1201.1〜1201.A 受信光学系
1202、1202.1〜1202.A 増幅器
1203 マルチモードファイバ
1301 CPU
1302 メモリ

Claims (22)

  1. 複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置において、
    前記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
    前記複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
    前記複数の入力信号もしくは前記第一記録手段に記録された値を前記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
    前記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、前記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
    前記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
    前記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
    前記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
    を有し、
    前記スケジュール手段は、
    前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、前記デジタル信号処理手段に前記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理させ、および、当該時刻の前記入力信号のうち前記SN比推定手段が合成すると決定した信号を前記第一記録手段に記録させ、
    前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、前記デジタル信号処理手段に前記第一記録手段に記録された信号と前記入力信号を処理させ、前記デジタル信号処理手段で処理する前記入力信号の数が前記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは前記SN比推定手段が決定した信号のうち前記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを前記第一記録手段に記録させる
    ように制御を行うデータ受信装置。
  2. 請求項1記載のデータ受信装置は、複数のアナログ信号を受信し、
    前記複数のアナログ信号から前記データ信号を生成するアナログデジタル変換手段と、
    前記アナログ信号の受信強度をモニタするモニタ手段と、
    を有し、
    前記SN比推定手段は前記モニタ手段から得られる値に基づいてS/N比を推定する
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  3. 請求項1記載のデータ受信装置は、複数のアナログ信号を受信し、
    前記複数のアナログ信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段から出力された信号から前記データ信号を生成するアナログデジタル変換手段と、
    を有し、
    前記SN比推定手段は前記増幅手段の増幅率に基づいてS/N比を推定する
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のデータ受信装置において、
    前記デジタル信号処理手段と前記第二記録手段との間に第二合成手段を有する
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のデータ受信装置において、
    前記スイッチ手段と前記第一記録手段との間にスループットを平滑化するスループット平滑化手段を有する
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のデータ受信装置において、
    前記データを故意にオーバーラップさせるオーバーラップ追加手段と、
    前記オーバーラップ追加手段が追加したオーバーラップ部分を除去するオーバーラップ除去手段と、を有する
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のデータ受信装置において、
    前記SN比推定手段は、前記複数の入力信号を合成しても所定の誤り率以下を実現できない場合は、当該データを処理しないように動作する
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のデータ受信装置と、モード分離器と、前記複数の入力信号を前記データ受信装置に与える複数の受信光学系と、を含む光空間通信の受信装置。
  9. 複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置の制御方法であって、
    前記データ受信装置は、
    複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
    前記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、前記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
    前記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
    複数の入力信号もしくは前記第一記録手段に記録された値を前記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
    前記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
    前記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
    前記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
    を有し、
    前記スケジュール手段は、
    前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理し、および、当該時刻の前記入力信号のうち前記SN比推定手段が合成すると決定した信号を前記第一記録手段に記録し、
    前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された信号と前記入力信号を処理し、前記デジタル信号処理手段で処理する前記入力信号の数が前記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは前記SN比推定手段が決定した信号のうち前記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを前記第一記録手段に記録するように制御する
    データ受信装置の制御方法。
  10. 請求項9記載のデータ受信装置の制御方法は、
    複数のアナログ信号を受信し、
    前記複数のアナログ信号から前記データ信号を生成し、
    前記アナログ信号の受信強度をモニタし、
    前記SN比推定手段は前記アナログ信号の受信強度のモニタ結果に基づいてS/N比を推定する
    ことを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
  11. 請求項9記載のデータ受信装置の制御方法は、
    複数のアナログ信号を受信し、
    前記複数のアナログ信号を増幅し、
    前記増幅された複数のアナログ信号から前記データ信号を生成し、
    前記SN比推定手段は前記複数のアナログ信号の増幅率に基づいてS/N比を推定する
    ことを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載のデータ受信装置の制御方法において、前記第二記録手段は、前記デジタル信号処理手段から出力された一部の信号のみを記録するように動作を変更したことを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
  13. 請求項9乃至請求項12のいずれか一項に記載のデータ受信装置の制御方法において、前記スイッチ手段と前記第一記録手段との間でスループットを平滑化することを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
  14. 請求項9乃至請求項13のいずれか一項に記載のデータ受信装置の制御方法において、前記スイッチ手段に入力される複数の入力信号の前記データを故意にオーバーラップさせ、
    前記デジタル信号処理手段から出力された前記データのオーバーラップ部分を除去することを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
  15. 請求項9乃至請求項14のいずれか一項に記載のデータ受信装置の制御方法において、前記SN比推定手段は、前記複数の入力信号を合成しても所定の誤り率以下を実現できない場合は、当該データを処理しないように動作することを特徴とするデータ受信装置の制御方法。
  16. 複数の入力信号から、一つのデータを復号するデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体であって、
    コンピュータを、
    前記複数の入力信号に対して信号処理を行う少なくとも2以上のデジタル信号処理手段と、
    前記複数の入力信号を一時的に記録する第一記録手段と、
    前記複数の入力信号もしくは前記第一記録手段に記録された値を前記デジタル信号処理手段に供給するスイッチ手段と、
    前記複数の入力信号の各々のS/N比を推定し、前記複数の入力信号の合成数と合成する信号を決定するSN比推定手段と、
    前記デジタル信号処理手段から出力された値を一時的に記録する第二記録手段と、
    前記第二記録手段に記録された複数のデータを用いて合成する合成手段と、
    前記SN比推定手段の結果に基づいて全体制御を行うスケジュール手段と
    して、機能させ、
    前記スケジュール手段は、
    前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも多いときもしくは等しいときは、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された時刻が早い順に処理し、および、当該時刻の前記入力信号のうち前記SN比推定手段が合成すると決定した信号を前記第一記録手段に記録し、
    前記第一記録手段に記録された前記入力信号の数が前記デジタル信号処理手段の数よりも少ないときは、前記デジタル信号処理手段は前記第一記録手段に記録された信号と前記入力信号を処理し、前記デジタル信号処理手段で処理する前記入力信号の数が前記SN比推定手段によって決定された合成数よりも少ないときは前記SN比推定手段が決定した信号のうち前記デジタル信号処理手段で処理しない信号のみを前記第一記録手段に記録する
    ように制御を行うデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体。
  17. 請求項16記載のデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体は、
    前記データ受信装置は複数のアナログ信号を受信し、
    前記コンピュータを、
    前記複数のアナログ信号から前記データ信号を生成するアナログデジタル変換手段と、
    前記アナログ信号の受信強度をモニタするモニタ手段として機能させ、
    前記SN比推定手段が前記モニタ手段から得られる値に基づいてS/N比を推定するように機能させる
    ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体。
  18. 請求項16記載のデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体は、
    前記データ受信装置は複数のアナログ信号を受信し、
    前記コンピュータを、
    前記複数のアナログ信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段から出力された信号から前記データ信号を生成するアナログデジタル変換手段として機能させ、
    前記SN比推定手段が前記増幅手段の増幅率に基づいてS/N比を推定するように機能させる
    ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体。
  19. 請求項16乃至請求項18のいずれか一項に記載のデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体は、
    前記コンピュータを、
    前記第二記録手段が、前記デジタル信号処理手段から出力された一部の信号のみを記録するように動作を変更させる
    ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体。
  20. 請求項16乃至請求項19のいずれか一項に記載のデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体は、
    前記コンピュータを、
    前記スイッチ手段と前記第一記録手段との間でスループットを平滑化するスループット平滑化手段としてさらに機能させる
    ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体。
  21. 請求項16乃至請求項20のいずれか一項に記載のデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体は、
    前記コンピュータを、
    前記データを故意にオーバーラップさせるオーバーラップ追加手段と、
    前記オーバーラップ追加手段が追加したオーバーラップ部分を除去するオーバーラップ除去手段と、してさらに機能させる
    ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体。
  22. 請求項16乃至請求項21のいずれか一項に記載のデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体は、
    前記コンピュータを、
    前記SN比推定手段が、前記複数の入力信号を合成しても所定の誤り率以下を実現できない場合は、当該データを処理しないように動作させる
    ことを特徴とするデータ受信装置の制御プログラムを記録したプログラム記録媒体。
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