JPWO2017163934A1 - 電力制御システム、制御装置、制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

電力制御システム、制御装置、制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

電力制御システム(10)は、蓄電池(120)、電力測定手段(140)、算出手段(150)および電池制御手段(160)を備える。蓄電池(120)は、受電設備(110)を介して電力網(20)と接続されている電力線(130)に、接続されている。電力測定手段(140)は、電力網(20)から電力線(130)に供給される電力を測定する。算出手段(150)は、電力測定手段(140)の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、対象時間帯において基準時間毎に算出する。電池制御手段(160)は、予測値および予め定められた基準値に基づいて、蓄電池(120)の放充電を制御する。

Description

本発明は電力制御システム、制御装置、制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
安定した電力供給のためには、需要と供給のバランスが保たれることが必要である。そのため、大口の電力需要者には特に最大需要電力(デマンド値)を抑えることが求められる。また、最大需要電力の増大を抑えるための管理指標として、所定時間内における平均消費電力が用いられている。
たとえば特許文献1には気象予測データを用いて負荷装置の需要予測データ及び自然エネルギー発電装置の発電出力予想データを計算し、自然エネルギー発電装置の発電出力や調整用負荷の消費電力を制御することが記載されている。
特開2013−176234号公報
しかし、特許文献1の技術では、デマンド値の上昇を充分に抑制できない。たとえば、特許文献1では、所定時間毎の平均電力や消費電力量を管理していないため、デマンド値が大きくなってしまう場合がある。また、負荷となる機器の中には駆動せざるを得ないものもありえ、消費電力を抑制できない場合がある。
本発明の目的は、デマンド値の上昇を抑制する電力制御システムを提供することにある。
本発明によれば、
受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池と、
前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段と、
前記電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段と、
前記予測値および予め定められた基準値に基づいて、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段とを備える電力制御システム
が提供される。
本発明によれば、
受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池を、制御する制御装置であって、
前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段と、
前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる電池制御手段とを備える制御装置
が提供される。
本発明によれば、
受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続している蓄電池を、制御する制御方法であって、
前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出し、
前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる制御方法
が提供される。
本発明によれば、
受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池を、制御する制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段、および、
前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる電池制御手段として機能させるためのコンピュータプログラム
が提供される。
本発明によれば、デマンド値の上昇を抑制する電力制御システムを提供できる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係る電力制御システムの概要を示す図である。 第1の実施形態に係る電力制御システムのハードウエア構成を例示する図である。 対象時間帯における消費電力量と、消費電力量の予測値の例を示す図である。 第1の実施形態に係る蓄電池の制御方法のフローを示す図である。 第2の実施形態に係る電力制御システムのハードウエア構成を例示する図である。 第3の実施形態に係る電力制御システムの概要を示す図である。 第3の実施形態に係る蓄電池の制御方法のフローを示す図である。 第3の実施形態に係る電力制御システムの、通信システムの構成を示す図である。 対象時間帯における平均電力の実績値と、平均電力の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下に示す説明において、電力制御システム10および制御装置30の算出手段150、電池制御手段160、動作制御手段170は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。電力制御システム10および制御装置30の算出手段150、電池制御手段160、動作制御手段170は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る電力制御システム10の概要を示す図である。本実施形態に係る電力制御システム10は、蓄電池120、電力測定手段140、算出手段150および電池制御手段160を備える。蓄電池120は、受電設備110を介して電力網20と接続されている電力線130に、接続されている。電力測定手段140は、電力網20から電力線130に供給される電力を測定する。算出手段150は、電力測定手段140の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、対象時間帯において基準時間毎に算出する。電池制御手段160は、予測値および予め定められた基準値に基づいて、蓄電池120の放充電を制御する。以下に詳しく説明する。
本実施形態に係る電力制御システム10は、たとえば制御装置30を用いて構成される。制御装置30は、蓄電池120を制御する制御装置である。制御装置30は、算出手段150、および電池制御手段160を備える。
図2は、本実施形態に係る電力制御システム10のハードウエア構成を例示する図である。本図の例において電力制御システム10は、負荷301と、蓄電池120と、制御装置30とを有する。
電力網20は、例えば、商用電源、電力系統又は送配電網といった、発電事業者が有している発電設備から需要家が有している受電設備に電力を供給するための設備を統合したシステムである。
負荷301及び蓄電池120は、分電盤303を介して電力網20に接続されている。なお、負荷301及び蓄電池120は、それぞれ一つとは限らない。また、一つの分電盤303には複数の蓄電池120が接続されていても良い。負荷301は、電力網20から供給された電力を消費する。例えば、負荷301は電気機器等であるが、これに限られない。また、分電盤303の下流(電力網20と反対側)には、さらに分電盤303が設けられていても良い。
蓄電池120は、制御装置30の電池制御手段160の制御によって、電力網20から供給された電力を充電して、充電された電力を蓄電する。また、蓄電池120は、制御装置30の電池制御手段160の制御によって、蓄電されていた電力を放電する。詳しくは後述する。
また、分電盤303と電力網20との間には、計測器308および電力変換設備302が設けられている。電力変換設備302は、電力会社から送られてくる電力の形態を、負荷301に適した電力の形態に変換する設備である。電力変換設備302は、たとえば、電力会社から送られてくる電力の高電圧を、負荷301に適した電圧に変換する。本図の例において、受電設備110は、電力変換設備302からなる。
計測器308の下流(電力網20と反対側)には、蓄電池120および負荷301が接続されている。計測器308は、負荷301及び蓄電池120で消費された電力における電流[A](瞬時値)および負荷301及び蓄電池120で消費された電力における電圧[V](瞬時値)を計測するために用いられる。そして、計測器308は、負荷301及び蓄電池120で消費された電力(消費電力)の電力値[W](瞬時値)及び電力量[Wh]を取得するために用いられ、電力測定手段140として機能する。なお、蓄電池120で電力が消費されるとは、蓄電池120で充放電がなされたことを含んでもよい。したがって、計測器308は、負荷301で消費された電力に関する値と、蓄電池120で充放電された場合の電力に関する値との合計値を計測するために使用される。つまり、この合計値が、電力制御システム10において電力網20から電力線130に供給された電力に関する値に対応する。なお、蓄電池120で充電された場合、その充電電力については「正の消費電力」となり、蓄電池120で放電された場合、その放電電力については「負の消費電力」となる。なお、本図の例に限定されず、計測器308は、電力変換設備302と一体に設けられていても良いし、電力網20と電力変換設備302との間に設けられていても良い。
制御装置30は、蓄電池120を管理する。制御装置30は、バス311、プロセッサ312、メモリ313、ストレージ314、及び入出力インタフェース315を有する。制御装置30は、このような構成により、プログラムを実行するコンピュータとしての機能を有する。
バス311は、プロセッサ312、メモリ313、ストレージ314、及び入出力インタフェース315が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路としての機能を有する。プロセッサ312は、CPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置である。メモリ313は、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)等の記憶装置である。ストレージ314は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、又はメモリカード等の記憶装置である。また、ストレージ314は、RAM又はROM等のメモリであってもよい。
ストレージ314は、電池制御モジュールおよび算出モジュール等のプログラムを記憶している。プロセッサ312は、ストレージ314に記憶されているこれらのモジュールをそれぞれ実行することで、電池制御手段160および算出手段150をそれぞれ実現する。また、ストレージ314は記憶手段180として機能する。
入出力インタフェース315は、制御装置30が外部の装置との間でデータを送受信するためのインタフェース(I/F)である。具体的には、入出力インタフェース315は、制御装置30が蓄電池120を制御するために用いられる。また、入出力インタフェース315は、計測器308から、消費電力の電流値及び電圧値を取得するために用いられる。また、入出力インタフェース315は、通信網400を介して情報を送受信するためのインタフェースであってもよい。さらに、入出力インタフェース315は、キーボード等の入力装置から情報を取得するインタフェースであってもよいし、ストレージ等の外部装置から情報を取得するためのインタフェースであってもよい。
電力変換設備302、計測器308、分電盤303、蓄電池120、および負荷301は、電力需要者の設備である。電力需要者が、電力販売者から電力を購入する場合の契約形態の一つに、以下の様なデマンド料金制と呼ばれる制度がある。まず電気料金は、基本料金と電力量料金で構成される。基本料金は、その月の消費電力量に依存しない予め定められた料金部分である。一方、電力量料金は、その月の消費電力量に応じて定まる料金部分である。そして、デマンド料金制では、電気料金における基本料金の比率が高いため、基本料金を低く抑えることが重要である。
ここで、基本料金は、過去一年間の内の最大需要電力(デマンド値)を用いて定められる。特に、デマンド値としては、1ヶ月の中での最大の30分デマンド値が用いられる。30分デマンド値とは、30分間の平均使用電力を示す。たとえば、30分デマンド値が一度でも高い値となった場合、その高い値に基づいて、翌月からの1年間の基本料金が高い水準に定められる。またデマンド料金制か否かに関わらず、所定の時間における平均電力または消費電力量が一時的に基準より大きくなった場合に、電力需要者にペナルティが発生するような契約形態も存在する。このようにして電力需要者にデマンド値を抑えるよう促すことにより、電力の安定供給が図られる。また、各電力需要者が電気料金を低く抑えるためには、所定の時間における平均電力または消費電力量が大きくなることが無いよう、制御することが重要である。
図1に戻り、各構成要素の動作について以下に詳しく説明する。
上述の通り、蓄電池120は、受電設備110を介して電力網20と接続されている電力線130に、接続されている。そして、電力測定手段140は、電力網20から電力線130に供給される電力を測定する。電力は、電力線130を流れる電流と、電圧の積で求められる。
算出手段150は、電力測定手段140の測定結果に基づいて、予め定められた時刻tから予め定められた時間t後(たとえば30分後)までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を算出する。この予測値は、対象時間帯において基準時間毎に算出される。
以下に、算出手段150が対象時間帯における平均電力[W]の予測値を算出する場合と対象時間帯の消費電力量[Wh]の予測値を算出する場合のそれぞれについて、行われる処理を説明する。
図9は、対象時間帯における平均電力の実績値と、平均電力の例を示す図である。本図では、予め定められた時刻tから、ある現在時刻までの消費電力の実績値の推移を実線で示している。また本図では、各時刻において算出された平均電力(平均消費電力)の予測値の推移を破線で示している。
算出手段150は、電力測定手段140が測定した電力を示す情報を所定の時間毎に取得する。そして、時刻tからの消費電力を積算し、現在時刻までの消費電力量の実績値を算出する。そして、消費電力量の実績値を時刻tからの経過時間で割ることにより、その時刻までの消費電力の平均値を算出する。算出手段150は、得られた平均値をそのまま対象時間帯の平均電力(すなわち時刻tから時点t+tまでの平均電力)の予測値とみなしても良いし、さらに現在時刻での消費電力を加味して予測を算出しても良い。たとえば、現在時刻での消費電力が大きい場合、予測値を大きく算出し、消費電力が小さい場合、予測値を小さく算出することができる。
算出手段150は、上記のような予測値の算出を、基準時間毎(たとえば10秒毎)に行う。
本図の例では、平均電力の予測値を算出する例について説明したが、これに限定されない。たとえば後述する方法で求めた消費電力量の予測値を時間で割ることにより平均電力の予測値を得ても良い。
図3は、対象時間帯における消費電力量の実績値と、消費電力量の予測値の例を示す図である。本図では、予め定められた時刻tから、ある現在時刻までの消費電力量の推移を実線で示している。破線は、実線を外挿した直線である。以下では、本図を用いて消費電力量の予測値を算出する例について説明するが、これに限定されない。
算出手段150は、電力測定手段140が測定した電力を示す情報を取得し、時刻tからの消費電力量の実績値を算出する。そして、時刻tからの消費電力量の実績値に基づいて、時刻tから時間tだけ経過した時点t+tの消費電力量の予測値を算出する。算出手段150は、たとえば時刻tから現在時刻までの消費電力量の推移を本図の破線のように直線近似し、時刻t+tでの近似直線の示す値を予測値とすることができる。また、算出手段150は、時刻tから現在時刻までの消費電力量の実績値を、時刻tから現在時刻までの経過時間で割ることにより単位時間あたりの消費電力量を算出し、得られた単位時間あたりの消費電力量に時間tを乗じることで予測値を算出しても良い。また、算出手段150は、現在時刻での消費電力量の傾きを加味して予測を算出しても良い。たとえば、消費電力量の傾きが大きい場合、予測値を大きく算出し、消費電力量の傾きが小さい場合、予測値を小さく算出することができる。
なお、上記の様にして予測した消費電力量の予測値を、時刻tから時点t+tまでの時間(対象時間帯の長さ)である時間tで割ることにより消費電力に換算し、対象時間帯の平均電力の予測値としてもよい。
算出手段150は、上記のような予測値の算出を、基準時間毎(たとえば10秒毎)に行う。
電力制御システム10は、上記した平均電力の予測値と消費電力量の予測値のいずれか一方を用いて処理を行えばよい。なお、特別な言及がない限り、以下で現れる「予測値」は、対象時間帯における平均電力の予測値を意味する。ただし、平均電力の予測値の代わりに対象時間帯の消費電力量の予測値を用いても同様に処理できる。
電池制御手段160は、蓄電池120を制御する。具体的には、電池制御手段160は、算出手段150で基準時間毎に算出された予測値をその都度取得する。そして、電池制御手段160は、予測値が予め定められた基準値を超えると、蓄電池120を放電させる。基準値は、たとえば記憶手段180に予め保持されており、電池制御手段160がそれを読み出して用いることができる。
予測値が平均電力の基準値である場合、基準値は電力を示す値である。また、本実施形態において基準値は、たとえば過去一年間の内の最大需要電力(デマンド値)よりも小さい値である。そうすることにより、電力需要者は、デマンド値がさらに上昇して、基本料金がより高く設定されることを避けることができる。なお、算出手段150が消費電力量の予測値を算出する場合は、基準値は消費電力量を示す値である。消費電力量の基準値は、たとえばデマンド値に時間tを乗じて消費電力量に換算した値よりも小さい値である。
予測値が基準値以下のときの電池制御手段160の動作は特に問わないが、電池制御手段160は、予測値が基準値以下のときには、たとえば蓄電池120を充電させる。また、電池制御手段160は、たとえば電力単価が基準より低いタイミングで蓄電池120を充電させてもよい。電力単価が基準より低いタイミングは、たとえば、ある時刻からある時刻まで、というような時刻の範囲を示す情報として、記憶手段180に予め保持されており、電池制御手段160がそれを読み出して用いることができる。こうすることにより、単価が安い電力を有効に利用し、電力料金を低減することができる。この場合、電池制御手段160は、予測値が基準値以下のときに蓄電池120を充電させなくてもよい。
また、電池制御手段160は、予測値が基準値以下であって、かつ、電力単価が基準より低いタイミングである場合に蓄電池120を充電させるようにしてもよい。電池制御手段160は、電力単価が基準より高いタイミングでは、蓄電池120を充電させない。こうすることにより、単価が安い電力を有効に利用し、電力料金を低減することができる。
図4は、本実施形態に係る蓄電池120の制御方法のフローを示す図である。本制御方法では、電力網20から電力線130に供給される電力を測定する電力測定手段140の測定結果に基づいて、対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を算出する(ステップS10)。そして、予測値が基準値を超えた時に(ステップS20のYes)、電池制御手段160は蓄電池120を放電させる(ステップS30)。また、予測値は、対象時間帯において基準時間毎に算出される。以下に詳しく説明する。
まず、電力測定手段140は、電力網20から電力線130に供給される電力を測定する。電力測定手段140は、常時測定を行っていても良いし、制御装置30からの制御信号に基づいて測定を行うようにしてもよい。
算出手段150は、電力測定手段140から、所定の時間毎に測定結果を取得し、平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を算出する(ステップS10)。算出手段150が予測値を算出する方法は、上記した通りである。算出手段150は、予め定められた基準時間毎に予測値を算出する。そして、算出された予測値は、以下の通り電池制御手段160で処理される。
電池制御手段160は、算出手段150で算出された予測値が、基準値を超えるか否かを判定する(ステップS20)。電池制御手段160は、予測値が基準値を超えると判定した場合(ステップS20のYes)、蓄電池120を放電させる(ステップS30)。そして、制御装置30に対する所定の制御停止操作が行われていない場合(ステップS40のNo)、算出手段150で算出された予測値について判定が繰り返される。予測値が基準値を超える場合に蓄電池120を放電させることにより、消費電力量を抑制することができる。その結果、対象時間帯での消費電力量が高くなることを避けることができる。
一方、予測値が基準値未満であると判定された場合(ステップS20のNo)、蓄電池120に放電をさせない。そして、制御停止操作が行われていない場合(ステップS40のNo)、引き続き算出手段150で算出された予測値について判定を繰り返す。なお、上記したとおり、予測値が基準値未満であると判定された場合(ステップS20のNo)、電池制御手段160は、蓄電池120に充電をさせてもよい。
なお、予測値が基準値を超えると判定され、蓄電池120から放電が開始された場合、蓄電池120は、次に予測値が基準値未満であると判定されるまで、放電を続けて良い。
また、一つの対象時間帯が経過すると、続いて次の対象時間帯が開始する。すなわち、消費電力量の実績値が0Whに戻り、処理が続けられる。たとえば一つの対象時間帯の長さは30分間であり、30分間隔で平均電力または消費電力量の予測値がリセットされて予測値の算出と蓄電池120の制御が継続される。すなわち、30分間隔で時刻tが設定され、各対象時間帯での予測値が算出される。
予測値の算出および判定の繰り返しは、制御装置30に対する所定の制御停止操作が行われた場合に終了する(ステップS40のYes)。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態に係る電力制御システム10、制御装置30および制御方法によれば、所定の時間における予測値を算出し、判定を行うことにより、デマンド値の上昇を抑制することができる。ひいては、電気料金の上昇を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る電力制御システム10のハードウエア構成を例示する図である。本実施形態に係る電力制御システム10は、以下に説明する点を除いて、第1の実施形態に係る電力制御システム10と同じである。
本実施形態において、電力変換設備302の下流(電力網20と反対側)には、分電盤303aを介してさらに分電盤303bおよび分電盤303cが設けられている。また、計測器308は、分電盤303aと分電盤303bの間に設けられている。そして、受電設備110は、電力変換設備302および分電盤303aを含む。蓄電池120および負荷301aは、分電盤303bを介して分電盤303aに接続されている。
本実施形態において、計測器308は、負荷301a及び蓄電池120で消費された電力における電流[A](瞬時値)および負荷301a及び蓄電池120で消費された電力における電圧[V](瞬時値)を計測するために用いられる。そして、計測器308は、負荷301a及び蓄電池120で消費された電力(消費電力)の電力値[W](瞬時値)及び電力量[Wh]を取得するために用いられ、電力測定手段140として機能する。
本実施形態に係る構成は、たとえば、特定の分電盤に接続された負荷について特に消費電力の変動が生じる場合に有効である。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態においては第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る電力制御システム10の概要を示す図である。本実施形態に係る電力制御システム10は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態または第2の実施形態に係る電力制御システム10と同じである。
本実施形態に係る電力制御システム10は、動作制御手段170をさらに備える。動作制御手段170は、電力測定手段140の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作状態と非動作状態とに切り替える。以下に詳しく説明する。
図7は、第3の実施形態に係る蓄電池120の制御方法のフローを示す図である。本図を参照し、本実施形態に係る制御方法について説明する。
まず、動作制御手段170は、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する(ステップS50)。動作制御手段170の行う判定の方法については後述する。動作制御手段170が電池制御手段160を動作させないと判定した場合(ステップS50のNo)、電池制御手段160は非動作状態とされる。すなわち、算出手段150による予測値の算出および、電池制御手段160による予測値についての判定は行われない。そして、電池制御手段160を動作させるか否かの判定が繰り返される。
一方、動作制御手段170が、電池制御手段160を動作させると判定した場合(ステップS50のYes)、電池制御手段160は動作状態とされ、ステップS10以降は第1の実施形態と同様に処理が行われる。
なお、電池制御手段160を動作させるか否かの判定結果は、予め定められた所定の時間毎に更新されるようにしても良い。すなわち、所定の時間の内は一度の判定の結果に基づき電池制御手段160の動作状態または非動作状態が定められても良い。たとえば、動作制御手段170は、対象時間帯毎に電池制御手段160を動作させるか否かの判定を行っても良い。
電池制御手段160を常時動作させていた場合、頻繁に蓄電池120の放電が行われることが起こりうる。そして、蓄電池120に蓄えられた電気エネルギーが放電しつくされると、それ以上電池制御手段160の制御により蓄電池120の放電をさせることができなくなる。そのような事態を回避するために、容量が大きな蓄電池を用いることが考えられるが、設備コストを増加させることとなる。そこで、動作制御手段170により電池制御手段160の動作状態と非動作状態を切り替えることにより、蓄電池120の不要な放電を抑制することができる。すなわち、特にデマンド値が高くなる危険がある場合にのみ電池制御手段160を動作させることができる。
動作制御手段170が電池制御手段160を動作させるか否かを判定する方法について、以下に説明する。具体的には、高い消費電力量が予測されるタイミングにおいて、動作制御手段170は、電池制御手段160を動作させると判定し、それ以外のタイミングにおいて、電池制御手段160を動作させないと判定する。そして、判定結果を示す情報を生成する。電池制御手段160は、動作制御手段170から、判定結果を示す情報を取得し、動作させると判定された場合のみ蓄電池120を制御する。
動作制御手段170は、電力測定手段140の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する。以下の各例(判定方法1〜判定方法7)において、動作制御手段170が電池制御手段160を動作させるか否かの判定に用いる判定基準を示す情報は、たとえば動作制御手段170に接続された記憶手段182に予め保持されており、動作制御手段170がそれを読み出して用いることができる。また、以下の各判定方法は、単独で用いても良いし、複数を組み合わせて用いても良い。組み合わせて用いる場合、たとえば、複数の判定方法の少なくともいずれかで、電池制御手段160を動作させる場合に当てはまるとき、動作制御手段170は電池制御手段160を動作させると判定する。
(判定方法1)
動作制御手段170が電力測定手段140の測定結果の履歴を示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する場合、たとえば以下の様な方法で処理できる。電力需要者が事業者である場合、ある稼働日(営業日)の消費電力量が高ければ、その次の稼働日の消費電力量も高いと予測される。したがって、動作制御手段170は、電力測定手段140の測定結果の履歴において、前稼働日の消費電力量が予め定められた基準より大きい場合に電池制御手段160を動作させると判定する。電力測定手段140の測定結果の履歴を示す情報は、たとえば記憶手段182に記憶され、動作制御手段170がそれを読み出して用いることができる。
(判定方法2)
動作制御手段170が電力測定手段140の測定結果の履歴および日時を示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する場合、たとえば以下の様な方法で処理できる。動作制御手段170は、電力測定手段140の測定結果の履歴のうち、判定対象の月日および時刻に対応する月日及び時刻の測定結果を抽出する。そして、抽出された測定結果が予め定められた基準より大きい場合に、電池制御手段160を動作させると判定する。ここで、判定対象の月日および時刻に対応する月日及び時刻とは、たとえば、判定対象の一年前の、同じ週(たとえば一年の内の同じ週目)の同じ曜日の同じ時刻を示す。そうすることにより、時期に依存した電力需要者の過去の傾向を反映して判定ができる。
(判定方法3)
動作制御手段170が日時を示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する場合、たとえば以下の様な方法で処理できる。電力を消費する設備がオフィスビル等である場合、平日の昼間が高い消費電力量が予測されるタイミングである。したがって、動作制御手段170は判定対象の日時が予め定められた日時(たとえば平日の9時から17時)に該当する場合に電池制御手段160を動作させると判定する。
(判定方法4)
動作制御手段170が季節を示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する場合、たとえば以下の様な方法で処理できる。電力需要者が事業者であり、特定の季節に限定して稼働する設備を有する場合、その稼働する季節が、高い消費電力量が予測されるタイミングである。たとえば、スケート場の場合は冬に高い消費電力量が予想される。したがって、動作制御手段170は判定する際の季節が予め定められた季節に該当する場合に電池制御手段160を動作させると判定する。なお、季節は月日に基づき定められる。
(判定方法5)
動作制御手段170が日時および天気を示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する場合、たとえば以下の様な方法で処理できる。電力を消費する設備がオフィスビル等である場合、夏の晴れた日には冷房の使用により高い消費電力量が予想される。したがって、動作制御手段170は、判定対象の日時が予め定められた日時(たとえば8月)に該当し、かつ、晴れである場合に電池制御手段160を動作させると判定する。動作制御手段170は、たとえば気象情報提供サービスのサーバにアクセスして、天気を示す情報を取得することができる。
(判定方法6)
動作制御手段170が気温を示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する場合、たとえば以下の様な方法で処理できる。電力を消費する設備がオフィスビル等である場合、気温が特に高い場合には冷房の使用により、気温が特に低い場合には暖房の使用により、高い消費電力量が予想される。したがって、動作制御手段170は、判定対象の日時の気温が予め定められた基準の範囲外である場合に電池制御手段160を動作させると判定する。動作制御手段170は、たとえば気象情報提供サービスで提供される情報から、気温を示す情報を取得することができる。また、動作制御手段170は、電力を消費する設備の場所にある温度計から、そのときの温度を取得しても良い。
判定対象の日時が将来の日時である場合、上記の天気や気温としては、予想される天気や予想される気温を用いることができる。動作制御手段170は、たとえば気象情報提供サービスのサーバにアクセスして、予想される天気や予想される気温を示す情報を取得することができる。
(判定方法7)
動作制御手段170が日時および電力需要者の特定の条件を示す情報に基づいて、電池制御手段160を動作させるか否かを判定することもできる、その場合、たとえば以下の様な方法で処理できる。電力需要者の特定の条件を示す情報とは、電力を消費する設備が工場等である場合、たとえば交代制の入れ替わりの時間帯を示す情報や、生産計画の生産量を示す情報や、設備の稼働率を示す情報である。交代制の入れ替わりのタイミングでは、交代する直前に一斉にクレーンを動かして特定の場所に移動させるなど特定の時間に高い消費電力量が予想される。また、生産計画に応じて設備の稼働率が異なり、多くの生産量が予定されている日に高い稼働率および高い消費電力量が予想される。したがって、動作制御手段170は、判定対象の時刻が入れ替わりの時間帯に該当する場合に電池制御手段160を動作させると判定する。また、動作制御手段170は、生産計画の生産量が予め定められた基準より多い場合に電池制御手段160を動作させると判定する。そして、動作制御手段170は、設備の稼働率が予め定められた基準より高い場合に電池制御手段160を動作させると判定する。
また、電力を消費する設備が商業施設等である場合、電力需要者の特定の条件を示す情報とは、セールやイベントが開催される日を示す情報である。セールやイベントの日には多くの集客が見込まれ、高い消費電力量が予想される。したがって、動作制御手段170は、判定対象の日がセールやイベントの日に該当する場合に、電池制御手段160を動作させると判定する。
一方、電力需要者の特定の条件を示す情報は、電力需要者である事業者の休日や長期休暇期間を示す情報であっても良い。その場合、高い消費電力量が予想されない。したがって、動作制御手段170は、判定対象の日が事業者の休日や長期休暇期間に該当する場合に、電池制御手段160を動作させないと判定する。
電力需要者の特定の条件を示す情報は、たとえば予めユーザに入力されて記憶手段182に保持されており、動作制御手段170がそれを読み出して用いることができる。
以上に判定方法の例を説明したが、上記に限定されず他の判定方法を用いても良い。
なお、動作制御手段170は、電力測定手段140の測定結果の履歴、日時、季節、予想される天気、および予想される気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予め電池制御手段160の動作状態と非動作状態を定めたスケジュールを示す情報を生成しても良い。その場合、電池制御手段160は、スケジュールを示す情報を動作制御手段170から取得し、そのスケジュールに基づいて、動作状態と非動作状態をとる。
図8は、第3の実施形態に係る電力制御システム10の、通信システムの構成を示す図である。本図の例において、電力測定手段140は第1の通信網410に接続されており、動作制御手段170は第2の通信網420に接続されている。そして、第1の通信網410と第2の通信網420とは、ゲートウェイ装置40を介して接続されている。第1の通信網410はたとえばローカルネットワークであり、第2の通信網420は、たとえば外部のインターネットである。
本図の例の様に動作制御手段170が第2の通信網420に接続され、電池制御手段160が第1の通信網410に接続されている場合、動作制御手段170は、第2の通信網420を介して電池制御手段160の動作状態と非動作状態を切り替える。
また、動作制御手段170は、複数の電池制御手段160と第2の通信網420を介して接続されていても良い。複数の電池制御手段160は、たとえば互いに異なる電力需要者の蓄電池120を制御する。この場合、動作制御手段170は、各電力需要者の事業形態や、電力が消費される設備毎に異なる判定基準を用いて、各電池制御手段160を動作させるか否かの判定を行っても良い。
なお、本図では、算出手段150が第1の通信網410に接続されている例を示しているが、算出手段150は、第2の通信網420に接続されていても良い。すなわち、算出手段150は第2の通信網420を介して電力測定手段140から測定結果を取得し、予測値を算出しても良い。また、本図では、電池制御手段160が第1の通信網410に接続されている例を示しているが、電池制御手段160は、第2の通信網420に接続されていても良い。すなわち、電池制御手段160は、第2の通信網420を介して蓄電池120を制御しても良い。また、本図では、動作制御手段170が第2の通信網420に接続されている例を示しているが、動作制御手段170は、第1の通信網410に接続されていても良い。また、動作制御手段170は、制御装置30に含まれていても良い。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態においては第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。加えて、動作制御手段170が電池制御手段160の動作状態と非動作状態を切り替えることにより、蓄電池120の放電の頻度が減少する。したがって、特に必要な場面で蓄電池120の電気エネルギー量が不足しているといった事態を避けられる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る電力制御システム10の概要は、図6と同様に示すことができる。また、本実施形態に係る蓄電池120の制御方法のフローは、図7と同様に示すことができる。本実施形態に係る電力制御システム10は、動作制御手段170が消費電力の大きさを予測する点を除いて第3の実施形態に係る電力制御システム10と同じである。
本実施形態において、動作制御手段170は、電力測定手段140の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される消費電力(以下、単に「予測される消費電力」または「予測消費電力」と呼ぶ。)または消費電力量(以下、単に「予測される消費電力量」または「予測消費電力量」と呼ぶ。)の大きさに基づいて、電池制御手段160を動作状態と非動作状態とに切り替える。
消費電力または消費電力量を予測する方法を含め、以下に詳しく説明する。本実施形態に係る制御方法では、動作制御手段170が、電池制御手段160を動作させるか否かを判定する(ステップS50)。そして、動作制御手段170が電池制御手段160を動作させないと判定した場合(ステップS50のNo)、電池制御手段160は非動作状態とされる。一方、動作制御手段170が、電池制御手段160を動作させると判定した場合(ステップS50のYes)、電池制御手段160は動作状態とされ、ステップS10以降は第1の実施形態と同様に処理が行われる。
本実施形態のステップS50では、動作制御手段170が予測消費電力または予測消費電力量を算出し、判定に用いる。ここで、予測される消費電力は、判定対象の日時の瞬時値であっても良いし、判定対象の日時を含む所定の時間帯(たとえば対象時間帯)の消費電力の平均値であってもよい。また、予測される消費電力量は、判定対象の日時を含む所定の時間帯(たとえば対象時間帯)の消費電力量である。
本実施形態において、動作制御手段170が予測消費電力または予測消費電力量を算出するために用いる電力測定手段140の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報は、記憶手段182に保持されている。また、動作制御手段170は、気象情報提供サービスのサーバにアクセスして、予想される天気や予想される気温を示す情報を取得してもよい。
また、ステップS50において動作制御手段170はまず、判定対象の日時に対応する、基本となる消費電力の値を記憶手段182から読み出す。基本となる消費電力の値は電力測定手段140の測定結果の履歴に含まれる値であり、たとえば、前稼働日における判定対象の時刻に対応する時刻の消費電力の値である。
次いで、動作制御手段170は、判定対象の日時において高い消費電力が予想されるか否かを判定する。具体的な例としては、たとえば第3の実施形態で説明した判定方法1〜7のうちいずれかで判定を行う。
本実施形態において、各判定方法の各判定結果には予測される消費電力の補正値が関連づけられている。これらの判定方法を示す情報及び補正値を示す情報は、予め統計的に分析した結果に基づいて定め、記憶手段182に保持させておくことができる。そして、動作制御手段170は記憶手段182からこれを読み出して用いることができる。また、各判定方法において、判定結果は予測される消費電力の増加量に応じて複数の段階に分けられていても良い。なお、補正値としては、たとえば高い消費電力が予想される判定結果には正の値が関連づけられており、低い消費電力が予想される判定結果には負の値が関連づけられている。高い消費電力が予想される判定結果とは、すなわち、上記の判定方法1から判定方法7において、電池制御手段160を動作させるとする場合の判定結果である。
動作制御手段170は、判定対象の日時において高い消費電力が予想されるか否かの判定を行って、得られた判定結果に対応する補正値を、基本となる消費電力に加算する。そうすることにより、予測される消費電力をより正確に算出することができる。
なお、上記では、動作制御手段170が、消費電力としての補正値を基本となる消費電力に加算することにより、予測消費電力を算出する方法について説明したがこれに限定されない。動作制御手段170は、上記と同様に、消費電力量としての補正値を基本となる消費電力量に加算することにより、予測消費電力量を算出することができる。また、動作制御手段170は上記のように算出した予測される消費電力に、上記した判定対象の日時を含む所定の時間帯(たとえば対象時間帯)の長さを乗じることにより、予測される消費電力量(予測消費電力量)を算出してもよい。
そして動作制御手段170は、予測消費電力または予測消費電力量が所定値を超えた場合、電池制御手段160を動作状態に切り替える。所定値は、予め記憶手段182に保持されており、それを動作制御手段170が読み出して用いることができる。
なお、動作制御手段170は、電池制御手段160の動作状態において、電力測定手段140の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、電池制御手段160が予測値について判定(ステップS20)を行うのに用いる基準値を変更してもよい。具体的には、電力測定手段140の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測消費電力または予測消費電力量の大きさが予測される。そして、動作制御手段170は、予測された予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、基準値を変更する。
たとえば、動作制御手段170は、電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量が大きいほど、基準値を高くする。そうすることにより、消費電力量が高い状態で放電が続き、蓄電池の電気エネルギーが枯渇してしまうことがない。具体的には、動作制御手段170は、上記の様に算出した予測消費電力または予測消費電力量に予め定められた係数を乗じて、基準値とすることができる。係数は、予め記憶手段182に保持されており、それを動作制御手段170が読み出して用いることができる。電池制御手段160は、動作制御手段170が生成した基準値を取得してステップS20の判定に用いる。
逆に、動作制御手段170は、電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量が小さいほど、基準値を高くしてもよい。そうすることにより、デマンド値が高まる危険性が低い状態で過剰に放電がされることがない。一方、予想外に消費電力量が高まった場合には、電池制御手段160の制御により放電がされ、デマンド値の上昇を抑制できる。
また、予想消費電力または予測消費電力量を示す情報は、複数の消費電力または消費電力量の段階(レベル)のうちいずれに分類されるかを示す情報であってもよい。その場合、上記した補正値は、レベルをいくつ分上げるかを示す値である。そして、予測消費電力または予測消費電力量の各段階と基準値とが紐づけられており、段階に応じて基準値を切り替えるようにする。
また、本実施形態において、電池制御手段160は、平均電力の予測値または消費電力量の予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで蓄電池120を充電させてもよい。平均電力の予測値または消費電力量の予測値が基準より低くなると予想されるタイミングは、たとえば上記の様に算出した予測消費電力または予測消費電力量が基準より低くなるタイミングとして求めることができる。ここで、基準を示す情報は予め記憶手段182に保持させておき、それを動作制御手段170が読み出して用いることができる。平均電力の予測値または消費電力量の予測値が基準より低くなると予想されるタイミングは、たとえば、ある時刻からある時刻まで、というような時刻の範囲を示す情報として、動作制御手段170で生成され、それを電池制御手段160が取得して用いることができる。たとえば、動作制御手段170は上記のように算出した予測消費電力または予測消費電力量が基準より低くなるタイミングで蓄電池120を充電させればよい。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態においては第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。加えて、動作制御手段170が予測される消費電力の大きさに基づいて電池制御手段160の動作を制御することにより、蓄電池120の不要な放電が減少する。したがって、特に必要な場面で蓄電池120の電気エネルギー量が不足しているといった事態を避けられる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態に係る電力制御システム10の概要は、図1と同様に示すことができる。本実施形態に係る電力制御システム10は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態に係る電力制御システム10と同じである。
本実施形態において、電池制御手段60は、一つの対象時間帯が経過する毎に、その対象時間帯における平均電力または消費電力の実績値が予め定められた基準を満たすか否か判定し、判定結果に応じて基準値を更新する。具体的には、対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、電池制御手段60は、実績基準値を基準値として設定する。そして、次の対象時間帯では、電池制御手段160は更新後の基準値を用いて、第1の実施形態で説明したステップS20を行う。
判定に用いる実績値が平均電力の実績値であるとき、実績基準値はたとえば、その対処時間帯の開始時におけるデマンド値であり、基準値よりも高い値である。また、判定に用いる実績値が消費電力量の実績値であるとき、実績基準値は、その対処時間帯の開始時におけるデマンド値に対処時間帯の長さを乗じて消費電力量に換算した値である。実績基準値は予め記憶手段180に保持されており、電池制御手段160がそれを読み出して用いることができる。
第1の実施形態で説明した通り、デマンド値が更新されると、すなわち、最大需要電力を更新すると、新たなデマンド値に基づいて一年間の基本料金が定められる。したがって、対象時間帯において新たなデマンド値を超えないことが重要となる。そこで、最新のデマンド値に基づいて基準値を変更することにより、蓄電池120の不要な放電を抑制できる。
上記したとおり、電池制御手段60は、実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、実績基準値を新たな基準値として設定(更新)する。一方、実測値が実測基準値を超えていなければ、実績値が基準値を超えていたとしても、基準値の変更を行わない。基準値が更新された場合、電池制御手段160は実績基準値を超えたと判定された実績値を新たな実績基準値として記憶手段180に記憶(更新)させる。
なお、基準値をデマンド値に一致させるようにしても良い。すなわち、上記において、基準値が実績基準値に一致するようにしてもよい。この場合、実績値が基準値を超えた時、その実績値が新たな基準値として設定されることとなる。
また、電池制御手段60は、実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、その実績値を新たな基準値として設定(更新)しても良い。
また、本実施形態の方法は、第3の実施形態または第4の実施形態に係る電力制御システム10に適用されても良い。その場合、平均電力または消費電力の実績値が予め定められた基準を満たすか否かの判定は、動作制御手段170によって行われてもよい。具体的には、動作制御手段170は、電池制御手段160から実績値を取得し、記憶手段182から実績基準値を読み出す。そして、実績値が実績基準値を超えている場合、動作制御手段170は実績基準値を基準値として電池制御手段160に出力する。そして、電池制御手段160は動作制御手段170から取得した基準値を用いて次の対象時間帯の処理を行う。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態においては第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。加えて、基準値を更新することにより、そのときのデマンド値を反映させた基準値を用いて蓄電池120の充放電を制御できる。
なお、上述の説明で用いたシーケンス図やフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1−1. 受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池と、
前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段と、
前記電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段と、
前記予測値および予め定められた基準値に基づいて、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段とを備える電力制御システム。
1−2. 1−1.に記載の電力制御システムにおいて、
前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値を超えると、前記蓄電池を放電させる電力制御システム。
1−3. 1−1.または1−2.に記載の電力制御システムにおいて、
前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値以下のときに前記蓄電池を充電させる電力制御システム。
1−4. 1−1.から1−3.のいずれか一つに記載の電力制御システムにおいて、
前記電池制御手段は、平均電力の前記予測値又は消費電力量の前記予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで前記蓄電池を充電させる電力制御システム。
1−5. 1−1.から1−4.のいずれか一つに記載の電力制御システムにおいて、
前記電池制御手段は、電力単価が基準より低いタイミングで前記蓄電池を充電させる電力制御システム。
1−6. 1−1.から1−5.のいずれか一つに記載の電力制御システムにおいて、
前記算出手段は、前記電力測定手段の測定結果に基づいて予測した前記対象時間帯の消費電力量を、前記対象時間帯の長さで割った値を、前記対象時間帯における平均電力の前記予測値として算出する電力制御システム。
1−7. 1−1.から1−6.のいずれか一つに記載の電力制御システムにおいて、
前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える動作制御手段をさらに備える電力制御システム。
1−8. 1−7.に記載の電力制御システムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える電力制御システム。
1−9. 1−8.に記載の電力制御システムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が所定値を超えた場合、前記電池制御手段を動作状態に切り替える電力制御システム。
1−10. 1−7.から1−9.のいずれか一つに記載の電力制御システムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記基準値を変更する電力制御システム。
1−11. 1−10.に記載の電力制御システムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記基準値を変更する電力制御システム。
1−12. 1−11.に記載の電力制御システムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が大きいほど、前記基準値を高くする電力制御システム。
1−13. 1−1.から1−12.のいずれか一つに記載の電力制御システムにおいて、
前記対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、当該実績基準値を前記基準値として設定する電力制御システム。
1−14. 1−7.から1−12.のいずれか一つに記載の電力制御システムにおいて、
前記電力測定手段は第1の通信網に接続されており、前記動作制御手段は第2の通信網に接続されており、
前記第1の通信網と前記第2の通信網とは、ゲートウェイ装置を介して接続されている電力制御システム。
2−1. 受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池を、制御する制御装置であって、
前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段と、
前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる電池制御手段とを備える制御装置。
2−2. 2−1.に記載の制御装置において、
前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値を超えると、前記蓄電池を放電させる制御装置。
2−3. 2−1.または2−2.に記載の制御装置において、
前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値以下のときに前記蓄電池を充電させる制御装置。
2−4. 2−1.から2−3.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記電池制御手段は、平均電力の前記予測値又は消費電力量の前記予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで前記蓄電池を充電させる制御装置。
2−5. 2−1.から2−4.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記電池制御手段は、電力単価が基準より低いタイミングで前記蓄電池を充電させる制御装置。
2−6. 2−1.から2−5.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記算出手段は、前記電力測定手段の測定結果に基づいて予測した前記対象時間帯の消費電力量を、前記対象時間帯の長さで割った値を、前記対象時間帯における平均電力の前記予測値として算出する制御装置。
2−7. 2−1.から2−6.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える動作制御手段をさらに備える制御装置。
2−8. 2−7.に記載の制御装置において、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える制御装置。
2−9. 2−8.に記載の制御装置において、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が所定値を超えた場合、前記電池制御手段を動作状態に切り替える制御装置。
2−10. 2−7.から2−9.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記基準値を変更する制御装置。
2−11. 2−10.に記載の制御装置において、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記基準値を変更する制御装置。
2−12. 2−11.に記載の制御装置において、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が大きいほど、前記基準値を高くする制御装置。
2−13. 2−1.から2−12.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、当該実績基準値を前記基準値として設定する制御装置。
2−14. 2−7.から2−12.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記電力測定手段は第1の通信網に接続されており、前記動作制御手段は第2の通信網に接続されており、
前記第1の通信網と前記第2の通信網とは、ゲートウェイ装置を介して接続されている制御装置。
3−1. 受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続している蓄電池を、制御する制御方法であって、
前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出し、
前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる制御方法。
3−2. 3−1.に記載の制御方法において、
前記予測値が前記基準値を超えると、前記蓄電池を放電させる制御方法。
3−3. 3−1.または3−2.に記載の制御方法において、
前記予測値が前記基準値以下のときに前記蓄電池を充電させる制御方法。
3−4. 3−1.から3−3.のいずれか一つに記載の制御方法において、
平均電力の前記予測値又は消費電力量の前記予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで前記蓄電池を充電させる制御方法。
3−5. 3−1.から3−4.のいずれか一つに記載の制御方法において、
電力単価が基準より低いタイミングで前記蓄電池を充電させる制御方法。
3−6. 3−1.から3−5.のいずれか一つに記載の制御方法において、
前記電力測定手段の測定結果に基づいて予測した前記対象時間帯の消費電力量を、前記対象時間帯の長さで割った値を、前記対象時間帯における平均電力の前記予測値として算出する制御方法。
3−7. 3−1.から3−6.のいずれか一つに記載の制御方法において、
前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記蓄電池の制御を行う状態と行わない状態を切り替える制御方法。
3−8. 3−7.に記載の制御方法において、
前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記蓄電池の制御を行う状態と行わない状態を切り替える制御方法。
3−9. 3−8.に記載の制御方法において、
前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が所定値を超えた場合、前記蓄電池の制御を行う状態に切り替える制御方法。
3−10. 3−7.から3−9.のいずれか一つに記載の制御方法において、
前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記基準値を変更する制御方法。
3−11. 3−10.に記載の制御方法において、
前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記基準値を変更する制御方法。
3−12. 3−11.に記載の制御方法において、
前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が大きいほど、前記基準値を高くする制御方法。
3−13. 3−1.から3−12.のいずれか一つに記載の制御方法において、
前記対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、当該実績基準値を前記基準値として設定する制御方法。
4−1. 受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池を、制御する制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段、および、
前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる電池制御手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
4−2. 4−1.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値を超えると、前記蓄電池を放電させるコンピュータプログラム。
4−3. 4−1.または4−2.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値以下のときに前記蓄電池を充電させるコンピュータプログラム。
4−4. 4−1.から4−3.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記電池制御手段は、平均電力の前記予測値又は消費電力量の前記予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで前記蓄電池を充電させるコンピュータプログラム。
4−5. 4−1.から4−4.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記電池制御手段は、電力単価が基準より低いタイミングで前記蓄電池を充電させるコンピュータプログラム。
4−6. 4−1.から4−5.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記算出手段は、前記電力測定手段の測定結果に基づいて予測した前記対象時間帯の消費電力量を、前記対象時間帯の長さで割った値を、前記対象時間帯における平均電力の前記予測値として算出するコンピュータプログラム。
4−7. 4−1.から4−6.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータを、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える動作制御手段としてさらに機能させるコンピュータプログラム。
4−8. 4−7.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替えるコンピュータプログラム。
4−9. 4−8.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が所定値を超えた場合、前記電池制御手段を動作状態に切り替えるコンピュータプログラム。
4−10. 4−7.から4−9.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記基準値を変更するコンピュータプログラム。
4−11. 4−10.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記基準値を変更するコンピュータプログラム。
4−12. 4−11.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が大きいほど、前記基準値を高くするコンピュータプログラム。
4−13. 4−1.から4−12.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、当該実績基準値を前記基準値として設定するコンピュータプログラム。
4−14. 4−7.から4−12.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記電力測定手段は第1の通信網に接続されており、前記動作制御手段は第2の通信網に接続されており、
前記第1の通信網と前記第2の通信網とは、ゲートウェイ装置を介して接続されているコンピュータプログラム。
この出願は、2016年3月23日に出願された日本出願特願2016−058013号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (55)

  1. 受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池と、
    前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段と、
    前記電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段と、
    前記予測値および予め定められた基準値に基づいて、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段とを備える電力制御システム。
  2. 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値を超えると、前記蓄電池を放電させる電力制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値以下のときに前記蓄電池を充電させる電力制御システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電池制御手段は、平均電力の前記予測値又は消費電力量の前記予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで前記蓄電池を充電させる電力制御システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電池制御手段は、電力単価が基準より低いタイミングで前記蓄電池を充電させる電力制御システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記算出手段は、前記電力測定手段の測定結果に基づいて予測した前記対象時間帯の消費電力量を、前記対象時間帯の長さで割った値を、前記対象時間帯における平均電力の前記予測値として算出する電力制御システム。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える動作制御手段をさらに備える電力制御システム。
  8. 請求項7に記載の電力制御システムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える電力制御システム。
  9. 請求項8に記載の電力制御システムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が所定値を超えた場合、前記電池制御手段を動作状態に切り替える電力制御システム。
  10. 請求項7から9のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記基準値を変更する電力制御システム。
  11. 請求項10に記載の電力制御システムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記基準値を変更する電力制御システム。
  12. 請求項11に記載の電力制御システムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が大きいほど、前記基準値を高くする電力制御システム。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、当該実績基準値を前記基準値として設定する電力制御システム。
  14. 請求項7から12のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電力測定手段は第1の通信網に接続されており、前記動作制御手段は第2の通信網に接続されており、
    前記第1の通信網と前記第2の通信網とは、ゲートウェイ装置を介して接続されている電力制御システム。
  15. 受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池を、制御する制御装置であって、
    前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段と、
    前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる電池制御手段とを備える制御装置。
  16. 請求項15に記載の制御装置において、
    前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値を超えると、前記蓄電池を放電させる制御装置。
  17. 請求項15または16に記載の制御装置において、
    前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値以下のときに前記蓄電池を充電させる制御装置。
  18. 請求項15から17のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記電池制御手段は、平均電力の前記予測値又は消費電力量の前記予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで前記蓄電池を充電させる制御装置。
  19. 請求項15から18のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記電池制御手段は、電力単価が基準より低いタイミングで前記蓄電池を充電させる制御装置。
  20. 請求項15から19のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記算出手段は、前記電力測定手段の測定結果に基づいて予測した前記対象時間帯の消費電力量を、前記対象時間帯の長さで割った値を、前記対象時間帯における平均電力の前記予測値として算出する制御装置。
  21. 請求項15から20のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える動作制御手段をさらに備える制御装置。
  22. 請求項21に記載の制御装置において、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える制御装置。
  23. 請求項22に記載の制御装置において、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が所定値を超えた場合、前記電池制御手段を動作状態に切り替える制御装置。
  24. 請求項21から23のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記基準値を変更する制御装置。
  25. 請求項24に記載の制御装置において、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記基準値を変更する制御装置。
  26. 請求項25に記載の制御装置において、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が大きいほど、前記基準値を高くする制御装置。
  27. 請求項15から26のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、当該実績基準値を前記基準値として設定する制御装置。
  28. 請求項21から26のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記電力測定手段は第1の通信網に接続されており、前記動作制御手段は第2の通信網に接続されており、
    前記第1の通信網と前記第2の通信網とは、ゲートウェイ装置を介して接続されている制御装置。
  29. 受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続している蓄電池を、制御する制御方法であって、
    前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出し、
    前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる制御方法。
  30. 請求項29に記載の制御方法において、
    前記予測値が前記基準値を超えると、前記蓄電池を放電させる制御方法。
  31. 請求項29または30に記載の制御方法において、
    前記予測値が前記基準値以下のときに前記蓄電池を充電させる制御方法。
  32. 請求項29から31のいずれか一項に記載の制御方法において、
    平均電力の前記予測値又は消費電力量の前記予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで前記蓄電池を充電させる制御方法。
  33. 請求項29から32のいずれか一項に記載の制御方法において、
    電力単価が基準より低いタイミングで前記蓄電池を充電させる制御方法。
  34. 請求項29から33のいずれか一項に記載の制御方法において、
    前記電力測定手段の測定結果に基づいて予測した前記対象時間帯の消費電力量を、前記対象時間帯の長さで割った値を、前記対象時間帯における平均電力の前記予測値として算出する制御方法。
  35. 請求項29から34のいずれか一項に記載の制御方法において、
    前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記蓄電池の制御を行う状態と行わない状態を切り替える制御方法。
  36. 請求項35に記載の制御方法において、
    前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記蓄電池の制御を行う状態と行わない状態を切り替える制御方法。
  37. 請求項36に記載の制御方法において、
    前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が所定値を超えた場合、前記蓄電池の制御を行う状態に切り替える制御方法。
  38. 請求項35から37のいずれか一項に記載の制御方法において、
    前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記基準値を変更する制御方法。
  39. 請求項38に記載の制御方法において、
    前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記基準値を変更する制御方法。
  40. 請求項39に記載の制御方法において、
    前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が大きいほど、前記基準値を高くする制御方法。
  41. 請求項29から40のいずれか一項に記載の制御方法において、
    前記対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、当該実績基準値を前記基準値として設定する制御方法。
  42. 受電設備を介して電力網と接続されている電力線に、接続されている蓄電池を、制御する制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記電力網から前記電力線に供給される電力を測定する電力測定手段の測定結果に基づいて、予め定められた時刻から予め定められた時間後までの対象時間帯における平均電力の予測値又は当該対象時間帯の消費電力量の予測値を、前記対象時間帯において基準時間毎に算出する算出手段、および、
    前記予測値が基準値を超えた時に、前記蓄電池を放電させる電池制御手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
  43. 請求項42に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値を超えると、前記蓄電池を放電させるコンピュータプログラム。
  44. 請求項42または43に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記電池制御手段は、前記予測値が前記基準値以下のときに前記蓄電池を充電させるコンピュータプログラム。
  45. 請求項42から44のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記電池制御手段は、平均電力の前記予測値又は消費電力量の前記予測値が基準より低くなると予想されるタイミングで前記蓄電池を充電させるコンピュータプログラム。
  46. 請求項42から45のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記電池制御手段は、電力単価が基準より低いタイミングで前記蓄電池を充電させるコンピュータプログラム。
  47. 請求項42から46のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記算出手段は、前記電力測定手段の測定結果に基づいて予測した前記対象時間帯の消費電力量を、前記対象時間帯の長さで割った値を、前記対象時間帯における平均電力の前記予測値として算出するコンピュータプログラム。
  48. 請求項42から47のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータを、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替える動作制御手段としてさらに機能させるコンピュータプログラム。
  49. 請求項48に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記電池制御手段を動作状態と非動作状態とに切り替えるコンピュータプログラム。
  50. 請求項49に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天気、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が所定値を超えた場合、前記電池制御手段を動作状態に切り替えるコンピュータプログラム。
  51. 請求項48から50のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて、前記基準値を変更するコンピュータプログラム。
  52. 請求項51に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される予測消費電力または予測消費電力量の大きさに基づいて、前記基準値を変更するコンピュータプログラム。
  53. 請求項52に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記動作制御手段は、前記電力測定手段の測定結果の履歴、日時、季節、天候、および気温の少なくとも一つを示す情報に基づいて予測される前記予測消費電力または前記予測消費電力量が大きいほど、前記基準値を高くするコンピュータプログラム。
  54. 請求項42から53のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記対象時間帯の平均電力の実績値又は当該対象時間帯の消費電力量の実績値が予め定められた実績基準値を超えたとき、当該実績基準値を前記基準値として設定するコンピュータプログラム。
  55. 請求項48から53のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記電力測定手段は第1の通信網に接続されており、前記動作制御手段は第2の通信網に接続されており、
    前記第1の通信網と前記第2の通信網とは、ゲートウェイ装置を介して接続されているコンピュータプログラム。
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