JPWO2017158651A1 - 観覧車 - Google Patents

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Abstract

本発明の課題は、回転輪の回転角度を精度よく検出することである。本発明に係る観覧車は、複数の乗りかご(2)と、回転輪(1)と、支持体(3)と、複数の発光器と、制御装置と、回転検出器とを備える。回転輪(1)は、複数の乗りかご(2)を支持する。支持体(3)は、回転輪(1)を回転可能に支持する。複数の発光器は、回転輪(1)に設けられている。制御装置は、複数の発光器を制御する。回転検出器は、回転輪(1)の回転角度を検出する。制御装置は、回転輪(1)が回転しながらも複数の発光器の表示が一定となるように、回転検出器で検出された回転角度に応じて複数の発光器を制御する。回転検出器は、回転角度を表す検出値として絶対値を出力する絶対値出力型センサである。

Description

本発明は、一般に観覧車に関し、特に、複数の発光器が取り付けられた観覧車に関する。
特許文献1には、従来の観覧車が開示されている。この特許文献1記載の観覧車では、回転輪が支持脚の上部で回転可能に支持されている。回転輪の外周部には、複数のゴンドラが支持される。この回転輪には、正面側または背面側に向かって発光する多数のLED素子が設けられている。
この特許文献1記載の観覧車は、各LED素子の調光を制御する制御手段を備えている。制御手段は、各LED素子の色彩を変化させたり、各LED素子を点灯・消灯させたりすることで、観覧車の回転輪に静止画像または動画像を表示させる。
また、特許文献1記載の観覧車は、回転輪の回転を検出する回転検出器を備えている。回転検出器は、回転輪が基準点からどのくらい回転したか、つまり回転輪と基準点との回転の差分(角度)を検出する。そして、回転検出器は、所定の角度を検出するごとに検出信号を制御手段に出力する。
制御手段は、検出信号を受信した場合、所定の角度分、映像を回転輪の回転とは逆方向に回転させて表示するように、映像情報を書き換えて、各LED素子を点灯・消灯させる。
上述したように、特許文献1に記載された従来の観覧車では、回転検出器として、回転輪と基準点との回転の差分を検出する方式すなわち相対方式のセンサが用いられている。このため、特許文献1に記載された従来の観覧車は、回転検出器が回転輪の回転角度を検出する際に、基準点におけるオフセット値が常に必要であるから、上記オフセット値を記憶しておく必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載された従来の観覧車では、上記オフセット値がノイズなどにより消去されたり、オフセット値にノイズが重畳したりすると、回転輪の回転角度を正常に検出することができなくなるという問題があった。
特許第5037716号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、回転輪の回転角度を精度よく検出することができる観覧車を提供することにある。
本発明の一態様に係る観覧車は、複数の乗りかごと、回転輪と、支持体と、複数の発光器と、制御装置と、回転検出器とを備える。前記回転輪は、前記複数の乗りかごを支持する。前記支持体は、前記回転輪を回転可能に支持する。前記複数の発光器は、前記回転輪に設けられている。前記制御装置は、前記複数の発光器を制御する。前記回転検出器は、前記回転輪の回転角度を検出する。前記制御装置は、前記回転輪が回転しながらも前記複数の発光器の表示が一定となるように、前記回転検出器で検出された前記回転角度に応じて前記複数の発光器を制御する。前記回転検出器は、前記回転角度を表す検出値として絶対値を出力する絶対値出力型センサである。
図1は、本発明の実施形態1に係る観覧車の正面図である。 図2は、同上の観覧車の図1のX1部分の拡大図である。 図3は、同上の観覧車の側面図である。 図4は、同上の観覧車の図3のY1部分の拡大図である。 図5は、同上の観覧車の制御装置のブロック図である。 図6は、同上の観覧車において、複数の発光器を点灯させた態様を説明する正面図である。 図7は、本発明の実施形態2に係る観覧車において、図1のX2部分に相当する部分の拡大図である。 図8は、本発明の実施形態3に係る観覧車の要部の正面図である。 図9は、同上の観覧車の要部の側面図である。 図10は、本発明の実施形態4に係る観覧車の概略図である。 図11は、本発明の実施形態5に係る観覧車の制御装置のブロック図である。 図12は、本発明の変形例1に係る観覧車の乗りかごの正面図である。 図13は、同上の観覧車の制御装置のブロック図である。 図14は、本発明の変形例2に係る観覧車の制御装置のブロック図である。
以下の実施形態1〜5に係る観覧車では、回転検出器が、回転輪の回転角度(回転位置、回転状態)を検出し、制御装置が、回転輪が回転しながらも複数の発光器の表示が一定となるように、回転検出器で検出された回転角度に応じて複数の発光器を制御する。そして、回転検出器は、回転角度を表す検出値として絶対値を出力する絶対値出力型センサである。
以下、実施形態1〜5に係る観覧車について、図面を参照しながら詳細を説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係る観覧車は、図1に示すように、地面に固定された支持体3と、支持体3に回転可能に支持された回転輪1と、回転輪1の外周部に支持された複数の乗りかご2とを備えている。また、観覧車は、複数の発光器を制御する制御装置8(図5参照)と、回転輪1の回転角度を検出する回転検出器6(図5参照)とを備えている。なお、以下においては、回転輪1の軸部18に沿った方向を前後方向として定義する。
回転輪1は、支持体3によって回転自在に支持されている。回転輪1は、複数の乗りかご2を支持している。具体的には、回転輪1の外周部には、複数の乗りかご2が支持されている。回転輪1は、前後方向に見て(以下、正面視という場合がある)中央に配置された軸部18を有している。軸部18は、回転輪1の回転の中心軸となる。回転輪1は、軸部18を介して支持体3に回転可能に支持される。支持体3には駆動装置(図示せず)が設けられており、駆動装置は、軸部18を中心に回転するように回転輪1を駆動する。回転輪1は、図3,4に示すように、一対の本体フレーム11と、本体フレーム11同士を連結する複数(図4では1つのみ示す)の連結フレーム17と、上述の軸部18とを備えている。
一対の本体フレーム11は、前後方向(図3の左右方向)に離れている。一対の本体フレーム11のうち、前側に配置される本体フレーム11は回転輪1の前側の側面を構成する。一対の本体フレーム11のうち、後側に配置される本体フレーム11は回転輪1の後側の側面を構成する。一対の本体フレーム11は、互いに同じ構造をしており、前後方向にみて重なるように配置される。
各本体フレーム11の形状は、例えば、正面視円形状,多角形状,星形などが挙げられ、特に限定されない。なお、本実施形態の本体フレーム11は、正面視円形状をしている。各本体フレーム11は、図1に示すように、複数の環状フレーム12と、複数の径方向フレーム14とを備えている。
複数の環状フレーム12は、正面視円形状をしており、例えば鉄製である。複数の環状フレーム12は、互いに直径が異なっており、同心円状に配置されている。本実施形態の観覧車は、複数の環状フレーム12として、外側から順に、第1の環状フレーム121,第2の環状フレーム122,第3の環状フレーム123,第4の環状フレーム124…を備えている。
第1の環状フレーム121の直径と第2の環状フレーム122の直径との差は、第2の環状フレーム122の直径と第3の環状フレーム123の直径との差と略同じとなるように形成されている。すなわち、複数の環状フレーム12のいずれかの直径と、その環状フレーム12の直ぐ内側の環状フレーム12の直径との差が、全ての環状フレーム12において略同じとなるように、複数の環状フレーム12は形成されている。
複数の径方向フレーム14は、回転輪1の径方向に沿って直線状に延びている。複数の径方向フレーム14は、互いに回転方向に離れている。これにより、複数の径方向フレーム14は、放射状に配置される。径方向フレーム14は例えば鉄製である。径方向フレーム14は、複数の環状フレーム12に跨るようにして配置される。本実施形態の回転輪1は、複数の径方向フレーム14として、複数の第一フレーム15と、複数の第二フレーム16とを備える。複数の第一フレーム15は、軸部18から回転輪1の径方向の端部にまで延びる。複数の第二フレーム16は、回転輪1の径方向の途中(本実施形態では第4の環状フレーム124)から回転輪1の端部にまで延びる。
このような構成の本体フレーム11は、例えば、回転輪1の回転方向(周方向)に離れた一対の第一フレーム15と、複数の環状フレーム12の周方向の一部分とで扇形状の枠を形成し、この扇形状の枠を回転輪1の回転方向に沿って順次連結することで構成される。なお、各環状フレーム12は、全体として略環状であればよく、例えば、扇形状の枠をなす環状フレーム12の一部分については直線状に形成されてもよい。
連結フレーム17は、図2,4に示すように、一対の本体フレーム11を外周部で連結する。連結フレーム17は、前後方向に直線状に延びている。連結フレーム17は、各径方向フレーム14(第一フレーム15と第二フレーム16)に対応する箇所に設けられており、正面視においては、乗りかご2よりも軸部18側に配置される。これによって、乗りかご2が回転輪1の上端に位置しても、連結フレーム17に干渉しないように構成されている。
なお、ここでいう「外周部」とは、本体フレーム11の径方向の外側の先端から所定寸法だけ中心に向かった位置までの一定の広がりを持った領域をいう。従って、回転輪1の外周部とは、回転輪1の外縁だけをいうのではなく、外縁よりも中央側に位置する箇所をも含み、例えば、本実施形態のように外縁から半径の1/9程度、中央側に位置する箇所も外周部とみなす。
軸部18は、本体フレーム11の中央に固定されており、図3に示すように、一対の本体フレーム11に架け渡されている。軸部18は、前後方向に水平状に延びている。軸部18は、回転輪1の回転の中心軸となる。軸部18は、支持体3の上端部に設けられた一対の軸受け35に回転自在に支持される。
このような構成の回転輪1には、図1に示すように、複数の乗りかご2が設けられている。各乗りかご2は、搭乗者が載る部分であり、いわゆるゴンドラである。乗りかご2の内部には座席(図示せず)が設けられている。複数の乗りかご2は、回転輪1の周方向の全長にわたって一定の間隔をおいて設けられている。具体的に、各乗りかご2は、径方向フレーム14の先端に回転自在に吊り下げられている。
支持体3は、回転輪1を回転可能に支持している。支持体3は、地面に立ち上げられて固定されている。支持体3の上端部には、図3に示すように、一対の軸受け35が取り付けられており、軸受け35によって回転輪1を支持する。支持体3は、前後方向に離れた一対の脚部31によって構成されている。各脚部31は、複数の鉄骨体を上端で収束させることで構成されている。
図1に示すように、支持体3には乗降場33が設けられている。乗降場33は、乗りかご2に対し人を乗降させるために設けられている。乗降場33は、支持体3に水平に架設された横架材32上に設けられている。
なお、支持体3は、鉄骨体によって構成されることに限らず、ビルや建物などの建造物によって構成されてもよい。
本実施形態の観覧車は、一対のディスプレイ4を備えている。ディスプレイ4は、一方の主面に、文字や画像等を表示可能な表示面が設けられており、複数の色(緑・赤・青)で表示面に各表示を行うことができる。本実施形態の一対のディスプレイ4の各々は、フルカラーのLEDディスプレイにより構成されている。
なお、本実施形態のディスプレイ4は、フルカラーのLEDディスプレイにより構成されているが、例えば、有機ELディスプレイ,プラズマディスプレイ,カラー液晶ディスプレイなどのカラーディスプレイで構成されてもよい。あるいは、ディスプレイ4は、モノクロ液晶ディスプレイ等の単色のディスプレイで構成されてもよい。
一対のディスプレイ4は、一対の脚部31の上端部に、一対一で取り付けられている。各ディスプレイ4は、左右方向に延びた矩形状に形成されており、表示面が、外側方(つまり、前後方向のうち、対向する本体フレーム11とは反対側に向かう方向)に面している。
また、本実施形態の観覧車では、回転輪1に複数の発光器が取り付けられている。本実施形態の観覧車は、複数の発光器として、回転輪1の側面に取り付けられた複数の第一発光器と、回転輪1の外周面に取り付けられた複数の第二発光器とを備えている。本実施形態の第一発光器の発光源は、LED発光素子により構成されているため、本実施形態においては、第一発光器を第一LED発光器51という。また、本実施形態の第二発光器の発光源も、LED発光素子により構成されているため、本実施形態においては、第二発光器を第二LED発光器52という。
また、観覧車は、図5に示すように、第一LED発光器51と第二LED発光器52とを、ディスプレイ4の表示に連動するように制御する制御装置8を備えている。観覧車は、第一LED発光器51および第二LED発光器52の発光を制御することで、ディスプレイ4の表示に合わせて、観覧車の本体フレーム11に動画や画像を表示させたり、鮮やかなイルミネーション照明を行ったりすることができる。
各第一LED発光器51は、図2に示すように、棒状に形成された発光器である。各第一LED発光器51は、赤色発光体511と、緑色発光体512と、青色発光体513とを備える、いわゆるフルカラーLED発光器である(図5参照)。各第一LED発光器51は、回転輪1の径方向に一定の長さを有するよう形成されている。複数の第一LED発光器51は、径方向フレーム14に沿うようにして、径方向フレーム14に取り付けられている。
複数の第一LED発光器51は、図1に示すように、第一フレーム15に対して、長さ方向の全長にわたる領域に、直線状に配置されている。また、複数の第一LED発光器51は、第二フレーム16に対して、長さ方向の全長にわたる領域に、直線状に配置されている。また、複数の第一LED発光器51の光軸は、外側方(対向する本体フレーム11とは反対側に向かう方向)に沿っている。すなわち、複数の第一LED発光器51は、外側方に発光するように、本体フレーム11に取り付けられている。これによって、各第一LED発光器51は、地上側に対して直接的に照明するいわゆる直接照明をすることができる。
複数の第二LED発光器52は、図2に示すように、各連結フレーム17に取り付けられている。各第二LED発光器52は、赤色発光体521と、緑色発光体522と、青色発光体523とを備える、いわゆるフルカラーLED発光器である(図5参照)。各第二LED発光器52は、回転輪1の軸部18(図1参照)に向かって発光するように取り付けられている。これによって、第二LED発光器52は、軸部18・径方向フレーム14・環状フレーム12に光を当てて、その反射光で地上側を間接的に照らす、いわゆる間接照明をすることができる。本実施形態の観覧車は、第二LED発光器52による間接照明によって、観覧車全体をぼんやりと照らし出すような演出を行うことができる。
図5に示す回転検出器6は、回転輪1の回転角度(回転位置、回転状態)を検出するように構成されている。より詳細に説明すると、回転検出器6は、回転輪1の回転角度を表す検出値として絶対値を出力する絶対値出力型センサである。本実施形態の回転検出器6は、回転輪1に設けられている。回転検出器6は、回転輪1が回転しているときに、回転輪1の基準位置に対する回転角度を検出する。回転検出器6は、例えば、軸部18に設けられており、軸部18の回転角度を検出する。回転検出器6によって検出された回転角度を表す回転角度情報は、図5に示すように制御装置8に出力される。具体的には、回転検出器6は、所定の時間間隔で制御装置8の発光器制御部82に回転角度情報を出力する。なお、回転検出器6は、発光器制御部82に代えて制御装置8のメイン制御部80に回転角度情報を出力してもよい。また、回転検出器6は、回転輪1に設けられていることに限定されない。回転検出器6は、例えば環状フレーム12など本体フレーム11に設けられていてもよい。あるいは、回転検出器6は、複数の乗りかご2のうちのいずれかが回転輪1に支持されている軸部に設けられていてもよい。
制御装置8は、図5に示すように、第一LED発光器51と、第二LED発光器52と、ディスプレイ4とに電気的に接続されており、ディスプレイ4の表示に連動するようにして、第一LED発光器51と第二LED発光器52とを制御する。具体的に、制御装置8は、直接照明を行う第一LED発光器5の発光と、間接照明を行う第二LED発光器52の発光とを、ディスプレイ4の表示に合うような発光パターンとなるように、少なくとも1つの制御プログラムで実行させる。これにより、第一LED発光器51と第二LED発光器52とは、発光の挙動が、ディスプレイ4の表示に適合する。なお、複数の第一LED発光器51と複数の第二LED発光器52とを、ディスプレイ4の表示と連動する態様については、後で例示する。
制御装置8は、メイン制御部80と、携帯情報端末用受信部801と、防災情報受信部802と、時計部803と、ディスプレイ制御部804と、発光器制御部82と、第一制御部83と、第二制御部84と、発光パターン記憶部81とを備えている。
発光パターン記憶部81は、コンテンツ情報に対応する発光パターンの情報と、防災情報に対応する発光パターンの情報と、時間情報に対応する発光パターンの情報とを記憶している。コンテンツ情報に対応する発光パターンとしては、例えば、画像データに対応する発光パターンや、テキストデータに対応する発光パターンが挙げられる。防災情報に対応する発光パターンとしては、例えば、火災発生の情報に対応する発光パターン、地震発生の情報に対応する発光パターン、および津波発生の情報に対応する発光パターンがある。
メイン制御部80は、例えば、支持体3または管理棟34(図1参照)に設置されている。メイン制御部80は、発光パターン記憶部81から情報を受け取ると、その情報に基づいて、ディスプレイ制御部804にディスプレイ4の制御信号を出力し、発光器制御部82に第一LED発光器51の制御信号および第二LED発光器52の制御信号を出力する。具体的に、メイン制御部80は、コンテンツ情報が入力されると、そのコンテンツに対応する発光パターンの情報を、発光パターン記憶部81から取得する。また、メイン制御部80は、防災情報が入力されると、その防災情報に対応する発光パターンの情報を、発光パターン記憶部81から取得する。また、メイン制御部80は、時間情報が入力されると、その時間情報に対応する発光パターンの情報を、発光パターン記憶部81から取得する。なお、メイン制御部80は、支持体3や管理棟34以外の場所に設置されてもよい。メイン制御部80は、例えば管理棟34から離れた事務所に設置されてもよい。回転輪1に対する振動対策が行われていれば、メイン制御部80は、回転輪1に設置されてもよい。
発光器制御部82は、例えば、回転輪1に設置されている。例えば、発光器制御部82は、回転輪1のうち回転検出器6と同じ場所に設けられている。発光器制御部82は、例えば無線LAN(Local Area Network)などを用いて、メイン制御部80と無線で通信する。なお、発光器制御部82は、無線LANに代えて、スリップリングを用いて、メイン制御部80と通信してもよい。あるいは、発光器制御部82は、光通信を用いて、メイン制御部80と通信してもよい。光通信としては、例えば、赤外線通信、可視光通信がある。
発光器制御部82は、回転検出器6から回転角度情報を取得する。発光器制御部82は、メイン制御部80から入力された情報および回転検出器6から入力された回転角度情報に基づいて、各第一LED発光器51のON/OFF情報と、各第一LED発光器51の発光すべき光の色情報とを、第一制御部83に出力する。また、発光器制御部82は、メイン制御部80から入力された情報および回転検出器6から入力された回転角度情報に基づいて、各第二LED発光器52のON/OFF情報と、各第二LED発光器52の発光すべき光の色情報とを、第二制御部84に出力する。
具体的には、発光器制御部82は、回転検出器6から入力される回転角度情報に基づいて、各第一LED発光器51の位置を判断する。そして、発光器制御部82は、各第一LED発光器51にON/OFF情報および色情報を割り当て、かつ、各第二LED発光器52にON/OFF情報および色情報を割り当てる。このとき、地上にいる人から見て各第一LED発光器51によって表示される画像(静止画像、動画像)が正常な位置になるように、発光器制御部82は、回転角度情報に基づいて、各第一LED発光器51のON/OFF情報および色情報を割り当てる。
まず、発光器制御部82は、所定の時間間隔で回転検出器6から回転角度情報を受け取る。そして、発光器制御部82は、回転角度情報を受け取ったときの一番上の乗りかご2を基準とし、回転角度情報の回転角度に基づいて、複数の第一LED発光器51によって表される画像に対して逆回転補正を行う。すなわち、発光器制御部82は、複数の第一LED発光器51によって表される画像が水平を保つように、第一制御部83を介して各第一LED発光器51を制御する。
第一制御部83は、発光器制御部82から出力されたON/OFF情報および色情報に基づいて、第一LED発光器51を作動させる。具体的に、第一制御部83は、発光器制御部82から入力された情報に基づいて、赤色発光体511・緑色発光体512・青色発光体513を個別に制御する。これによって、第一LED発光器51ごとに光の色を制御する。また、第一制御部83は、発光器制御部82から入力された情報に基づいて、各第一LED発光器51のON/OFF制御を行う。
第二制御部84は、発光器制御部82から出力されたON/OFF情報および色情報に基づいて、第二LED発光器52を作動させる。第二制御部84は、発光器制御部82から入力された情報に基づいて、赤色発光体521・緑色発光体522・青色発光体523を個別に制御する。これによって、第二LED発光器52ごとに光の色を制御する。また、第二制御部84は、発光器制御部82から入力された情報に基づいて、各第二LED発光器52のON/OFF制御を行う。
発光器制御部82が回転角度情報に基づいて第一LED発光器51のON/OFF情報および色情報を割り当てることによって、上記より、制御装置8は、回転輪1が回転しながらも複数の発光器の表示が一定となるように、回転検出器6で検出された回転角度に応じて複数の発光器を制御することができる。例えば図6に示すように、地上の人から見て正常な位置になるような画像を表示させることができる。
携帯情報端末用受信部801は、個人が所有する携帯情報端末から出力された情報を受信する。携帯情報端末としては、スマートフォン,タブレット,PDA(Personal Digital Assistant)等が例示される。携帯情報端末は、例えば、画像や動画等の画像データや、文字列等のテキストデータ(以下、画像データとテキストデータを合わせてコンテンツ情報という)を出力する。携帯情報端末用受信部801は、携帯情報端末から出力されたコンテンツ情報を受信可能に構成されている。携帯情報端末用受信部801は、例えば、無線用ルーターにより構成される。携帯情報端末用受信部801は、コンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報をメイン制御部80に出力する。
防災情報受信部802は、地震・火災・津波等が発生した情報や、気象庁が報知する注意報・警報情報等の情報(以下、これらを防災情報という)を受信する。防災情報の発信は、気象庁に限らず、民間業者によってなされてもよく、特に限定されない。防災情報受信部802は、防災情報を受信すると、防災情報をメイン制御部80に出力する。
時計部803は、現在の時刻を示す時計を内蔵している(この時計の情報を時間情報という)。時計部803は、時間情報をメイン制御部80に出力する。
メイン制御部80は、携帯情報端末用受信部801、防災情報受信部802および時計部803のいずれかまたは全部から情報を入力した場合、以下の動作を行う。メイン制御部80は、発光パターン記憶部81から発光パターンの情報を取得すると、携帯情報端末用受信部801、防災情報受信部802および時計部803のいずれかまたは全部から入力された情報と取得した発光パターンの情報とを関連付ける。そして、メイン制御部80は、発光パターンの情報を発光器制御部82に出力する。また、メイン制御部80は、携帯情報端末用受信部801および防災情報受信部802および時計部803のいずれかまたは全部から情報が入力されると、その情報をディスプレイ制御部804に出力する。
また、メイン制御部80は、時計部803から入力された時間情報に基づいて、現在から次年の0時00分に至るまで、何時間何分何秒残されているかを算出し、この情報をディスプレイ制御部804に出力できる。また、この算出した情報に対応する発光パターンを発光パターン記憶部81から取得して、これらを関連付けた上で発光器制御部82に出力することも可能である。
ディスプレイ制御部804は、ディスプレイ4の表示を制御する。ディスプレイ制御部804は、支持体3に設置されており、メイン制御部80と有線で通信する。ディスプレイ制御部804は、メイン制御部80からコンテンツ情報が入力されると、コンテンツ情報をディスプレイ4に表示させるようにディスプレイ4を制御する。また、ディスプレイ制御部804は、メイン制御部80から防災情報が入力されると、防災情報をディスプレイ4に表示させるようにディスプレイ4を制御する。また、ディスプレイ制御部804は、メイン制御部80から時間情報が入力されると、時計情報が入力された旨の情報を発光器制御部82に出力し、時計情報をディスプレイ4に表示させるようにディスプレイ4を制御することができる。なお、ディスプレイ制御部804は、メイン制御部80と有線で通信するのではなく、無線で通信してもよい。
このような構成の制御装置8は、例えば、次のように動作する。
通常時、制御装置8は、現在の時刻の時計情報をディスプレイ4に表示させる。このとき、制御装置8は、第一LED発光器51および第二LED発光器52を消灯するよう制御する。制御装置8は、時刻が、例えば、正時を指すたびに、第一LED発光器5および第二LED発光器52が発光するように、第一LED発光器51および第二LED発光器52を制御する。これにより、制御装置8は、第一LED発光器51と第二LED発光器52とを、ディスプレイ4の表示に連動するように制御する。
また、例えば、現在の時刻の時計情報をディスプレイ4に表示させ、第一LED発光器51を点灯し、かつ第二LED発光器52を消灯するよう制御してもよい。このとき、制御装置8は、第一LED発光器51の点灯または消灯を、時計情報の秒時と連動させる。言い換えると、制御装置8は、あたかも秒針が軸部18回りに回転しているかのように第一LED発光器51を発光させる。なお、上述のように、時刻が、例えば、正時を指すたびに、第二LED発光器52が発光するように、第二LED発光器52を制御してもよい。
以上説明した本実施形態に係る観覧車では、回転検出器6が絶対値出力型センサである。これにより、回転検出器が相対方式センサである場合とは異なり、基準点に対応するオフセット値の記憶が不要であるから、回転輪1の回転角度がわからなくなるという現象を低減することができる。その結果、回転輪1の回転角度を精度よく検出することができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る観覧車は、図7に示すように、回転検出器6aが回転輪1とは別体(地上側)に設けられている点で、実施形態1に係る観覧車と相違する。なお、実施形態1に係る観覧車と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の回転輪1は、複数の角度情報(位置情報)を有しているリボン71を備えている。各角度情報は、回転検出器6aが角度情報を読み取ったときの回転輪1の回転角度を表している。リボン71は、複数の角度情報がそれぞれ回転輪1についての複数の回転角度に対応するように、回転輪1の前面に設けられている。各角度情報は、例えば一次元コードまたは二次元コードなどによってリボンに表されている。一次元コードとしては、例えばバーコードがある。二次元コードとしては、例えばQRコード(登録商標)がある。なお、実施形態1の回転輪1(図1参照)と同様の機能については説明を省略する。
本実施形態の支持体3は、回転検出器6aを固定するための固定部材36を備えている。固定部材36は、一対の脚部31のうちの前側の脚部31の上端部に設けられている。固定部材36は、回転検出器6aを載せるためのステージ361と、ステージ361と前側の脚部31の上端部とを接続するための接続部362とを備えている。なお、実施形態1の支持体3(図1参照)と同様の機能については説明を省略する。
本実施形態の回転検出器6aは、例えば光電センサであり、回転輪1と離れて配置されている。具体的には、本実施形態の回転検出器6aは、支持体3に設けられている。より詳細に説明すると、回転検出器6aは、回転輪1の前面に設けられたリボン71に対向するように支持体3(ステージ361)に設けられている。回転検出器6aは、回転輪1が回転しているときに複数の角度情報を順次読み取ることによって、回転輪1の回転角度を連続して検出する。そして、回転検出器6aは、回転輪1が回転しているときに、角度情報を読み取るごとに、角度情報を表す回転角度情報を制御装置(例えば実施形態1の制御装置8と同じ構成)に出力する。なお、実施形態1の回転検出器6と同様の機能については説明を省略する。
以上説明した本実施形態に係る観覧車では、回転検出器6aは、回転輪1と離れて配置されている。これにより、回転によって常に振動している回転輪に回転検出器が設けられている場合に比べて、回転検出器6aに加わる振動を低減することができる。すなわち、回転検出器が回転輪に設けられている場合、回転検出器には常に振動が加わっているのに対し、回転検出器6aが回転輪1と離れて配置されている場合、回転検出器6aに加わる振動を大幅に低減することができる。その結果、回転輪1の回転角度をより精度よく検出することができる。
また、本実施形態に係る観覧車によれば、回転検出器6aが回転輪1と離れて配置されていることによって、複数の発光器を用いた映像を制御するために地上側に設置されている制御装置8に回転輪1の回転角度を容易に出力することができる。
さらに、本実施形態に係る観覧車によれば、回転輪1に存在する複数の角度情報を回転検出器6aが順次読み取ることによって、回転輪1の回転角度を容易に検出することができる。
なお、複数の角度情報は、リボン71に表されているのではなく、回転輪1の前面に直接表されていてもよい。つまり、回転輪1は、表面の複数個所に設けられた複数の角度情報を有していればよい。
(実施形態3)
実施形態3に係る観覧車は、図8,9に示すように、回転検出器6bおよび歯車機構72を用いて回転輪1の回転角度を検出する点で、実施形態1に係る観覧車と相違する。なお、実施形態1に係る観覧車と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の観覧車は、歯車機構72をさらに備えている。歯車機構72は、第一歯車721と、第二歯車722とを備えている。第一歯車721は、回転輪1の軸部18の中心軸に設けられている。第一歯車721は、回転輪1の回転に連動して回転する。第二歯車722は、支持部材37によって支持体3に支持されている。第二歯車722は、第一歯車721と噛み合うように第一歯車721の周囲に設けられている。第二歯車722は、第一歯車721の回転に連動して回転する。具体的には、第二歯車722は、第一歯車721の回転方向とは逆方向に回転する。
本実施形態の回転検出器6bは、回転輪1の軸部18に対向するように設けられている。回転検出器6bは、支持部材37によって支持されている。回転検出器6bは、歯車機構72の周囲に設けられたロータリエンコーダを備えている。このロータリエンコーダは、歯車機構72の回転、具体的には第二歯車722の回転を検出する。なお、実施形態1の回転検出器6bと同様の機能については説明を省略する。
次に、本実施形態に係る観覧車の動作について図8,9を参照しながら説明する。回転輪1が回転すると、回転輪1の回転に連動して第一歯車721が回転する。第一歯車721が回転すると、第一歯車721と噛み合っている第二歯車722が回転する。回転検出器6bは、第二歯車722の歯の個数を計数することによって、回転輪1の回転角度を検出する。
(実施形態4)
実施形態4に係る観覧車は、図10に示すように、回転輪1と相似する模型73を用いて回転輪1の回転角度を検出する点で、実施形態1に係る観覧車と相違する。なお、実施形態1に係る観覧車と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る観覧車は、回転輪1と相似する模型73を備えている。例えば、模型73は、実物の回転輪1の100分の1の大きさであり、回転輪1および支持体3とは別体に設けられている。模型73は、回転輪1と同じ回転角速度で回転する。模型73は、例えば管理棟34(図1参照)に設けられている。
本実施形態の駆動動力系9は、回転輪1を駆動するための電力を回転輪1に供給する。また、駆動動力系9は、回転輪1と同じ回転角速度で模型73を回転させるように、模型73を駆動するための電力を模型73に供給する。
本実施形態の回転検出器6cは、模型73の回転角度を検出することによって回転輪1の回転角度を検出するように構成されている。具体的には、回転検出器6cは、例えば角度センサであり、模型73の近傍に固定して設けられている。回転検出器6cは、模型73の基準位置に対する回転角度を検出する。回転検出器6cによって検出された回転角度を表す模型73の回転角度情報は、制御装置(例えば実施形態1の制御装置8と同じ構成)に出力される。上述したように模型73は回転輪1と同じ回転角度で回転するように設定されているから、回転検出器6cは、模型73の回転角度を検出することによって回転輪1の回転角度を検出することができる。なお、実施形態1の回転検出器6と同様の機能については説明を省略する。
次に、本実施形態に係る観覧車の動作について図10を参照しながら説明する。
まず、回転輪1が回転するときに、回転輪1の回転と連動して模型73が回転する。模型73が回転すると、回転検出器6cが模型73の回転角度を検出する。その後、回転検出器6cから制御装置に模型73の回転角度情報が出力される。
その後、本実施形態の制御装置では、メイン制御部(例えば実施形態1のメイン制御部置80と同じ構成)は、回転検出器6cから模型73の回転角度情報を取得すると、取得した模型73の回転角度情報を発光器制御部(例えば実施形態1の発光器制御部82と同じ構成)に制御する。本実施形態の発光器制御部は、模型73の回転角度情報に表されている模型73の回転角度を回転輪1の回転角度とみなして、各第一LED発光器51のON/OFF情報および色情報を割り当てる。以下、実施形態1の動作と同様である。
以上説明した本実施形態に係る観覧車によれば、回転輪1と相似する模型73の回転角度を回転検出器6cが検出する。これにより、回転検出器6cを回転輪1および支持体3に取り付ける必要がないので、回転検出器6cの取付およびメンテナンスの作業負担を軽減することができる。
なお、模型73は、回転輪1と完全な相似である必要はなく、回転輪1と相似に近い形状であってもよい。
(実施形態5)
実施形態5に係る観覧車は、図11に示すように、2つの回転検出器6,6fを備えている点で、実施形態1に係る観覧車と相違する。なお、実施形態1に係る観覧車と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る観覧車は、回転検出器(第1回転検出器)6とは別に回転検出器(第2回転検出器)6fを備えている。
回転検出器6fは、回転検出器6と同様に、回転輪1の回転角度(回転位置、回転状態)を検出するように構成されている。より詳細に説明すると、回転検出器6fは、回転輪1の回転角度を表す検出値として絶対値を出力する絶対値出力型センサである。回転検出器6が回転輪1に設けられているのに対し、回転検出器6fは支持体3に設けられている。回転検出器6fは、例えば、実施形態2の回転検出器6aと同様の機能を有している。また、他の例として、回転検出器6fは、実施形態3の回転検出器6bと同様の機能を有している。回転検出器6fによって検出された回転角度を表す回転角度情報は、制御装置8に出力される。回転検出器6の回転角度情報は発光器制御部82に出力されるのに対し、回転検出器6fの回転角度情報はメイン制御部80に出力される。
本実施形態の制御装置8において、発光器制御部82は、回転輪1に設置されている。例えば、発光器制御部82は、回転輪1のうち回転検出器6と同じ場所に設けられている。発光器制御部82は、例えば無線LANなどを用いて、メイン制御部80と無線で通信する。
発光器制御部82は、通常、回転検出器6を用いて、第一LED発光器51および第二LED発光器52を制御する。一方、ライブ映像などの大容量なコンテンツをディスプレイ4に表示させる場合、メイン制御部80は、回転検出器6fを用いる。本実施形態のメイン制御部80は、回転検出器6fから回転角度情報を取得し、取得した回転角度情報をディスプレイ制御部804に出力する。この場合、メイン制御部80が回転検出器6f用いて回転角度情報を取得することによって、大容量データの送受信の際に通信負荷を軽減することができる。
上記より、回転検出器6,6fにおいて、通常では、回転輪1に設けられて発光器制御部82に回転角度情報を出力する回転検出器6が優先して用いられている。つまり、通常では、回転検出器6がメイン検出器として用いられる。ただし、ライブ映像の場合のみ、メイン制御部80に回転角度情報を出力する回転検出器6fのみが用いられてもよい。
また、本実施形態の制御装置8(例えばメイン制御部80)は、2つの回転検出器6,6fの少なくとも一方が故障しているか否かを判定する。本実施形態のように2つの回転検出器6,6fが設けられていることによって、制御装置8は、回転検出器6,6fの故障を判定することができる。以下、より詳細に説明する。
まず、制御装置8は、回転検出器6fの回転角度情報を回転検出器6fから取得し、かつ、回転検出器6の回転角度情報を回転検出器6から取得する。回転検出器6の回転角度情報に表される回転角度と回転検出器6fの回転角度情報に表される回転角度との差分絶対値がしきい値以上である場合、制御装置8は、2つの回転検出器6,6fの少なくとも一方が故障していると判定する。言い換えると、回転検出器6で検出された回転角度と回転検出器6fで検出された回転角度との差分絶対値がしきい値未満である場合、制御装置8は、回転検出器6および回転検出器6fが正常であると判定する。一方、上記差分絶対値が上記しきい値以上である場合、制御装置8は、回転検出器6および回転検出器6fの少なくとも一方が故障していると判定する。
例えば、メイン検出器が回転検出器6であるときに上記差分絶対値が上記しきい値以上である場合、制御装置8は、回転検出器6が故障していると判定する。これにより、メイン検出器を回転検出器6から回転検出器6fに切り替えることができる。一方、メイン検出器が回転検出器6fであるときに上記差分絶対値が上記しきい値以上である場合、制御装置8は、回転検出器6fが故障していると判定する。これにより、メイン検出器を回転検出器6fから回転検出器6に切り替えることができる。
上記差分絶対値が上記しきい値以上である場合、制御装置8は、エラー情報を電子メールなどで管理者の端末に通知する。管理者は、観覧車に表示されている画像の表示状態を確認し、手動でメイン検出器を切り替える。メイン検出器の切替方法は、メイン制御部80に対する直接操作で行ってもよいし、メイン制御部80に対する遠隔操作で行ってもよい。
上記差分絶対値が上記しきい値以上である場合、制御装置8は、管理者などからの指示を受けずに、自動でメイン検出器を切り替えてもよい。
なお、発光器制御部82は、無線LANに代えて、スリップリングを用いて、メイン制御部80と通信してもよい。これにより、無線LANを用いなくても、発光器制御部82は、回転検出器6fの回転角度情報をメイン制御部80に出力することができる。
また、本実施形態の回転検出器6は、回転輪1と基準点との回転の差分を検出する相対方式のセンサであってもよい。また、本実施形態の回転検出器6fは、回転輪1と基準点との回転の差分を検出する相対方式のセンサであってもよい。
(変形例1)
上記実施形態の乗りかご2には、発光器は取り付けられていないが、例えば、図12に示すように、乗りかご2dに発光器が取り付けられてもよい(以下、この例を変形例1という)。なお、本変形例においては、上記実施形態に対応する構成について、上記実施形態の構成と同じ符号を付した上で、符号の末尾に「d」を付記し、重複する説明は省略する。
変形例の複数の乗りかご2dには、図12に示すように、複数の第三発光器として、複数の第三LED発光器53dが取り付けられている。複数の第三LED発光器53dは、複数の乗りかご2dに対して一対一で取り付けられている。各第三LED発光器53dは、導電性の透明フィルム54dの表面に、複数の発光素子(本実施形態ではLED素子534d)が電気的に接続するように配置されている。導電性の透明フィルム54dは制御装置8dに電気的に接続されており、これにより、第三LED発光器53dは、制御装置8dに電気的に接続されている。
各LED素子534dは、第一LED発光器51dおよび第二LED発光器52dと同様、赤色発光体531d・緑色発光体532d・青色発光体533dを備えた、フルカラーLED素子である(図13参照)。複数のLED素子534dは、乗りかご2dの外側に向かって発光するように配置されている。
第三LED発光器53dは、乗りかご2dの透光部に貼着される。透光部は、乗りかご2dの内部と外部との間で光を透過可能な光透過性を有する部分であり、例えば、窓面21dにより構成される。複数のLED素子534dは、互いに隙間を介した状態で、窓面21dの全面にわたって整然と配置されている。
第三LED発光器53dは、例えば、図13に示すように、発光器制御部82dおよび第三制御部85dからの信号を受け取ることができるように構成されている。ここで、本変形例の発光器制御部82dは、各実施形態の発光器制御部82と大部分において同じ構成である。ただし、本変形例の発光器制御部82dは、各第三LED発光器53dのON/OFF情報と、各第三LED発光器53dの発光すべき光の色情報とを、第三制御部85dに出力する機能が追加されている点で、各実施形態の発光器制御部82と異なる。
第三制御部85dは、発光器制御部82dから出力されたON/OFF情報および色情報に基づいて、第三LED発光器53dを作動させる。具体的に、第三制御部85dは、発光器制御部82dから入力された情報に基づいて、複数のLED素子534dを個別に制御する。これによって、第三LED発光器53dごとに光の色を制御する。また、第三制御部85dは、発光器制御部82dから入力された情報に基づいて、各第三LED発光器53dのON/OFF制御を行う。
第三LED発光器53dは、例えば、第二LED発光器52dと同じような挙動で発光させてもよいが、各LED素子534dを制御して、乗りかご2dの側面に数字を表示させたり、画像を表示させたりすることもできる。第三LED発光器53dは、例えば、時計部803dからの時間情報と回転検出器6dからの回転角度情報とを組み合わせることで、水平を0°とした場合の90°の位置の乗りかご2d(最上部に位置する乗りかご2d)に「0」を表示させたり、0°の位置の乗りかご2dに「15」と表示させたり、−90°の位置の乗りかご2dに「30」と表示させたり、180°の位置の乗りかご2dに「45」と表示させたりして、乗りかご2dに秒針表示をさせることができる。これにより、本変形例では、ディスプレイ4dに表示された時間表示と、第三LED発光器53dの発光とを連動させることができる。
なお、本変形例の回転検出器6dは、図13に示すように発光器制御部82dに回転角度情報を出力してもよいし、メイン制御部80dに回転角度情報を出力してもよい。
(変形例2)
実施形態1〜5の各々の制御装置は、個人が所有する携帯情報端末に対して、情報を出力する機能は有していないが、変形例2として、例えば、図14に示すように、携帯情報端末に対して、情報を出力するように構成されてもよい。なお、本変形例においては、上記実施形態に対応する構成について、上記実施形態の構成と同じ符号を付した上で、符号の末尾に「e」を付記し、重複する説明は省略する。
変形例2の制御装置8eは、図14に示すように、表示情報出力部805eを有している。表示情報出力部805eは、ディスプレイ4eに表示された映像と同じ映像の情報(映像情報)を、個人が所有する携帯情報端末に出力可能とする。表示情報出力部805eは、ディスプレイ制御部804eから出力された情報を受け取り可能に構成されている。
ディスプレイ制御部804eは、メイン制御部80eから出力された情報を受け取ると、その情報に基づき、ディスプレイ4eに映像を表示させる。このとき、ディスプレイ制御部804eは、表示情報出力部805eにも映像情報を出力する。
表示情報出力部805eは、映像情報が入力されると、個人が所有する携帯情報端末に対して、映像情報を出力する。表示情報出力部805eから携帯情報端末への情報の送信は、無線信号によって行われる。
これにより、映像情報を受け取った携帯情報端末は、観覧車のディスプレイ4eに表示された映像と同じ映像を表示させることができる。
この構成によれば、観覧車のディスプレイ4eに、例えば、防災情報を表示させるのに合わせて、個人が所有する携帯情報端末のディスプレイに防災情報を表示させることができ、各個人に対して、防災情報などの緊急な情報を効果的に報知することができる。
なお、本変形例の回転検出器6eは、図14に示すように発光器制御部82eに回転角度情報を出力してもよいし、メイン制御部80eに回転角度情報を出力してもよい。
(応用)
変形例2の制御装置8eは、個人が所有する携帯情報端末に対して、映像情報を出力する装置であったが、例えば、制御装置8eは、映像情報を特定のサーバに出力すると共に、観覧車を中心とする所定範囲内にビーコン信号を出力する装置であってもよい。すなわち、制御装置8eは、ビーコン信号を発信するビーコン信号発信部と、携帯情報端末に映像情報を表示させるために特定のサーバに映像情報を出力する表示情報出力部を備えてもよい。
ビーコン信号発信部は、観覧車を中心とする所定範囲内に携帯情報端末が移動すると、携帯情報端末がビーコン信号を受信するように構成される。ビーコン信号を受信した携帯情報端末は、このビーコン信号が入力されたことをトリガーとして、特定のサーバにアクセスするように構成される。これにより、ビーコン信号を受信した携帯情報端末に対し、観覧車のディスプレイに表示された映像と同じ映像を表示させることができる。
なお、この制御装置8eは、ビーコン信号を受信した携帯情報端末に対して、観覧車のディスプレイ4eに表示された映像と同じ映像を表示させる装置であったが、ビーコン信号発信部を設けずに、予め登録された携帯情報端末に対して映像情報を出力してもよい。また、携帯情報端末に表示される映像は、観覧車のディスプレイ4eに表示された映像と全く同じでなくてもよく、レイアウト上の違いやタイプフェイスの違い等があってもよい。すなわち、本変形例の制御装置8eは、携帯情報端末に対し、ディスプレイに表示された映像に関連した映像を表示させるための情報を出力可能に構成されていればよい。
また、変形例1の複数の乗りかご2dに設けられた第三LED発光器53dは、乗りかご2dの外側に向かって発光するように構成されていたが、一部のLED素子534dのみ乗りかご2dの内部に向かって発光するように構成されてもよい。この場合、例えば、乗りかご2dに搭乗した乗客が乗りかご2d内で操作して、第三LED発光器53dの発光態様を変更できるように構成すれば、搭乗者は、幻想的な雰囲気の中で乗りかご2dに搭乗することができる。なお、この場合の搭乗者の操作は、個人の所有する携帯情報端末から行うよう構成してもよい。
透光部としての窓面21dに設けられた第三LED発光器53dは、例えば、複数のLED素子534dが、ガラスからなる窓面21d全面にわたるようにガラスに埋め込んだ状態で設置されてもよい。また、第三LED発光器53dは、複数のLED素子534dが窓面21d全面にわたるように配置されると共に、複数のLED素子534dが、制御装置8dに接続された網状の配線の各部に電気的に接続されてもよい。これにより、本実施形態と同様に、乗りかご2dの搭乗者が透光部を介して外部の景色を見ることができる構造を保ちながら、乗りかご2dの前後方向の側面の全面にわたってLED素子534dを配置することができる。
透光部は、透明な底面により構成されてもよいし、窓面と底面との両方を含んでもよい。
実施形態1〜5および変形例1,2の各々の観覧車は、ビンゴやルーレットに利用することもできる。ビンゴに利用する場合、例えば、回転輪1の照明を利用して抽選中の数字を表示させ、ディスプレイ4に抽選後の数字の羅列を表示させるように構成される。ルーレットに利用する場合、複数の乗りかご2に対し、周方向に沿って順番に数字を表示させ、回転輪1の照明を利用して、ルーレットのように表示させるとよい。
実施形態1〜5および変形例1,2の各々の観覧車は、前後方向の両側に一対一で対応するように一対のディスプレイ4が設けられていたが、ディスプレイ4は、前後方向のいずれかの側面にのみ設けられてもよい。
実施形態1〜5および変形例1,2の各々において、一対のディスプレイ4は、支持体3の上端部に取り付けられていたが、支持体3の中間部分であってもよく、一対のディスプレイ4の取り付けられる位置は特に限定されない。また、各ディスプレイ4は、例えば、支持体3から外側方に突出するように設けられた一対のポールに取り付けられてもよい。すなわち、一対のディスプレイ4は、支持体3に直接的に取り付けられてもよいし、間接的に取り付けられてもよい。
実施形態1〜5および変形例1,2の各々の観覧車において、第一LED発光器51は、径方向フレーム14の全長にわたって設けられたが、径方向フレーム14の全長のうちの一部にのみ設けられてもよい。また、第二LED発光器52は、連結フレーム17の一部にのみ設けられてもよい。
実施形態1〜5および変形例1,2の各々の観覧車は、発光器として、第一LED発光器51と第二LED発光器52と(変形例1においては第三LED発光器53dと)を備えていたが、第一LED発光器51および第二LED発光器52のいずれかのみを備えた構造であってもよい。また、発光器は、LED発光器でなくてもよく、例えば、白熱灯やネオン管などを組み合わせて構成されてもよい。
制御装置8(制御装置8dまたは制御装置8e)は、第一LED発光器51(第一LED発光器51dまたは第一LED発光器51e)および第二LED発光器52(第二LED発光器52dまたは第二LED発光器52e)をディスプレイ4(ディスプレイ4dまたはディスプレイ4e)の表示に連動するように制御したが、これに加えて、ディスプレイ4に連動するように音を発生させてもよい。例えば、支持体3にスピーカーを取り付け、制御装置8によりスピーカーを制御するように構成される。制御装置8は、例えば、ディスプレイ4に時間表示をしながら、正時の表示とともに、にぎやかな音楽を流すことができる。また、音楽に限らず、ディスプレイ4の表示に対応して、サイレンやブザー等を発生させてもよい。
また、観覧車には、停電時に備えて、発電機や無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply)が設置されてもよい。これにより、緊急時において、万が一停電が起こっても、観覧車のディスプレイ4と複数の発光器とで、効果的に防災情報などの緊急な情報を報知できる。
また、観覧車のディスプレイ4に、防災情報以外の表示を行わせてもよい。例えば、国や都道府県や市のお知らせ情報などの情報を表示させてもよいし、パーク内を撮影したリアルタイムの映像を放映してもよい。また、例えば、広告表示(例えば、新商品の宣伝や企業情報の広告の画像や文字)を観覧車のディスプレイ4に表示させ、第一LED発光器51と第二LED発光器52とで、広告表示に連動する発光をさせてもよい。例えば、広告表示として新商品の表示を行う場合、第一LED発光器51を制御して、新商品の姿や形を表現したり、製造元の企業のロゴを表現したりすることが考えられる。また、第二LED発光器52を制御して、新商品やその製造元の企業の特徴的な色を発光させてもよい。このとき、第一LED発光器51と第二LED発光器52の両方を制御してもよいし、いずれか一方を制御してもよい。
以上説明した実施形態から明らかなように、本発明の第1の態様に係る観覧車は、複数の乗りかご(2)と、回転輪(1)と、支持体(3)と、複数の発光器と、制御装置(8;8d;8e)と、回転検出器(6;6a;6b;6c;6d;6e;6f)とを備える。回転輪(1)は、複数の乗りかご(2)を支持する。支持体(3)は、回転輪(1)を回転可能に支持する。複数の発光器は、回転輪(1)に設けられている。制御装置(8)は、複数の発光器を制御する。回転検出器(6;6a;6b;6c;6d;6e;6f)は、回転輪(1)の回転角度を検出する。制御装置(8;8d;8e)は、回転輪(1)が回転しながらも複数の発光器の表示が一定となるように、回転検出器(6;6a;6b;6c;6d;6e;6f)で検出された回転角度に応じて複数の発光器を制御する。回転検出器(6;6a;6b;6c;6d;6e;6f)は、回転角度を表す検出値として絶対値を出力する絶対値出力型センサである。
第1の態様に係る観覧車では、回転検出器(6;6a;6b;6c;6d;6e;6f)が絶対値出力型センサである。これにより、回転検出器が相対方式センサである場合とは異なり、基準点に対応するオフセット値の記憶が不要であるから、回転輪(1)の回転角度がわからなくなるという現象を低減することができる。その結果、回転輪(1)の回転角度を精度よく検出することができる。
本発明の第2の態様に係る観覧車では、第1の態様において、回転検出器(6;6d;6e)は、回転輪(1)に設けられている。
本発明の第3の態様に係る観覧車では、第1の態様において、回転検出器(6a;6b;6c)は、回転輪(1)と離れて配置されている。
第3の態様に係る観覧車では、回転検出器(6a;6b;6c)は、回転輪(1)と離れて配置されている。これにより、回転によって常に振動している回転輪に回転検出器が設けられている場合に比べて、回転検出器(6a;6b;6c)に加わる振動を低減することができる。すなわち、回転検出器が回転輪に設けられている場合、回転検出器には常に振動が加わっているのに対し、回転検出器(6a;6b;6c)が回転輪(1)と離れて配置されている場合、回転検出器(6a;6b;6c)に加わる振動を大幅に低減することができる。その結果、回転輪(1)の回転角度をより精度よく検出することができる。
本発明の第4の態様に係る観覧車では、第3の態様において、回転検出器(6a;6b)は、支持体(3)に設けられている。
本発明の第5の態様に係る観覧車では、第4の態様において、回転輪(1)は、表面の複数個所に設けられた複数の角度情報を有する。上記複数の角度情報は、回転輪(1)についての複数の回転角度にそれぞれ対応付けられている。回転検出器(6a)は、回転輪(1)が回転しているときに上記複数の角度情報を順次読み取ることによって、回転輪(1)の回転角度を連続して検出する。
第5の態様に係る観覧車によれば、回転輪(1)に存在する複数の角度情報を回転検出器(6a)が順次読み取ることによって、回転輪(1)の回転角度を容易に検出することができる。
本発明の第6の態様に係る観覧車では、第3または4の態様において、回転輪(1)は、回転輪(1)の回転の中心軸となる軸部(18)を含む。回転検出器(6b)は、軸部(18)に対向するように設けられている。
本発明の第7の態様に係る観覧車は、第6の態様において、歯車機構(72)をさらに備える。歯車機構(72)は、軸部(18)に設けられた歯車を含む。回転検出器(6b)は、歯車機構(72)の回転を検出するセンサを含む。
本発明の第8の態様に係る観覧車は、第3の態様において、模型(73)をさらに備える。模型(73)は、回転輪(1)と相似し、回転輪(1)および支持体(3)とは別体に設けられている。模型(73)は、回転輪(1)と同じ回転角速度で回転する。回転検出器(6c)は、模型(73)の回転角度を検出することによって回転輪(1)の回転角度を検出する。
第8の態様に係る観覧車によれば、回転輪(1)と相似する模型(73)の回転角度を回転検出器(6c)が検出する。これにより、回転検出器(6c)を回転輪(1)および支持体(3)に取り付ける必要がないので、回転検出器(6c)の取付およびメンテナンスの作業負担を軽減することができる。
本発明の第9の態様に係る観覧車は、第1の態様において、回転検出器(6,6f)を複数備える。複数の回転検出器(6,6f)のうちの第1回転検出器(6)は、回転輪(1)に設けられている。複数の回転検出器(6,6f)のうちの第2回転検出器(6f)は、支持体(3)に設けられている。
本発明の第10の態様に係る観覧車は、第9の態様において、制御装置(8)は、メイン制御部(80)と、発光器制御部(82)とを含む。メイン制御部(80)は、複数の発光器によって表示されるコンテンツを表すコンテンツ情報を出力する。発光器制御部(82)は、コンテンツ情報に基づいて複数の発光器を制御する。発光器制御部(82)は、メイン制御部(80)と無線で通信する。第1回転検出器(6)は、第1回転検出器(6)の検出値を発光器制御部(82)に出力する。第2回転検出器(6f)は、第2回転検出器(6f)の検出値をメイン制御部(80)に出力する。
本発明の第11の態様に係る観覧車では、第9または10の態様において、制御装置(8)は、第1回転検出器(6)および第2回転検出器(6f)の少なくとも一方が故障しているか否かを判定する。
本発明の第12の態様に係る観覧車では、第11の態様において、制御装置(8)は、第1回転検出器(6)で検出された回転角度と第2回転検出器(6f)で検出された回転角度との差分絶対値がしきい値未満である場合、第1回転検出器(6)および第2回転検出器(6f)が正常であると判定する。制御装置(8)は、上記差分絶対値が上記しきい値以上である場合、第1回転検出器(6)および第2回転検出器(6f)の少なくとも一方が故障していると判定する。
本発明の第13の態様に係る観覧車は、複数の乗りかご(2)と、回転輪(1)と、支持体(3)と、複数の発光器と、制御装置(8)と、複数の回転検出器(6,6f)とを備える。回転輪(1)は、複数の乗りかご(2)を支持する。支持体(3)は、回転輪(1)を回転可能に支持する。複数の発光器は、回転輪(1)に設けられている。制御装置(8)は、複数の発光器を制御する。複数の回転検出器(6,6f)は、回転輪(1)の回転角度を検出する。制御装置(8)は、回転輪(1)が回転しながらも複数の発光器の表示が一定となるように、複数の回転検出器(6,6f)の少なくとも一方で検出された回転角度に応じて複数の発光器を制御する。複数の回転検出器のうちの第1回転検出器は、回転輪(1)に設けられている。複数の回転検出器のうち第2回転検出器(6f)は、支持体(3)に設けられている。
1 回転輪
18 軸部
2 乗りかご
3 支持体
51,51d,51e 第一LED発光器(発光器)
52,52d,52e 第二LED発光器(発光器)
53d 第三LED発光器(発光器)
6,6a〜6f 回転検出器
72 歯車機構
73 模型
8,8d,8e 制御装置

Claims (12)

  1. 複数の乗りかごと、
    前記複数の乗りかごを支持する回転輪と、
    前記回転輪を回転可能に支持する支持体と、
    前記回転輪に設けられた複数の発光器と、
    前記複数の発光器を制御する制御装置と、
    前記回転輪の回転角度を検出する回転検出器とを備え、
    前記制御装置は、前記回転輪が回転しながらも前記複数の発光器の表示が一定となるように、前記回転検出器で検出された前記回転角度に応じて前記複数の発光器を制御し、
    前記回転検出器は、前記回転角度を表す検出値として絶対値を出力する絶対値出力型センサである
    ことを特徴とする観覧車。
  2. 前記回転検出器は、前記回転輪に設けられていることを特徴とする請求項1記載の観覧車。
  3. 前記回転検出器は、前記回転輪と離れて配置されていることを特徴とする請求項1記載の観覧車。
  4. 前記回転検出器は、前記支持体に設けられていることを特徴とする請求項3記載の観覧車。
  5. 前記回転輪は、表面の複数個所に設けられた複数の角度情報を有し、
    前記複数の角度情報は、前記回転輪についての複数の回転角度にそれぞれ対応付けられており、
    前記回転検出器は、前記回転輪が回転しているときに前記複数の角度情報を順次読み取ることによって、前記回転輪の前記回転角度を連続して検出する
    ことを特徴とする請求項4記載の観覧車。
  6. 前記回転輪は、前記回転輪の回転の中心軸となる軸部を含み、
    前記回転検出器は、前記軸部に対向するように設けられている
    ことを特徴とする請求項3または4記載の観覧車。
  7. 前記軸部に設けられた歯車を含む歯車機構をさらに備え、
    前記回転検出器は、前記歯車機構の回転を検出するセンサを含む
    ことを特徴とする請求項6記載の観覧車。
  8. 前記回転輪と相似し前記回転輪および前記支持体とは別体に設けられた模型をさらに備え、
    前記模型は、前記回転輪と同じ回転角速度で回転し、
    前記回転検出器は、前記模型の回転角度を検出することによって前記回転輪の前記回転角度を検出する
    ことを特徴とする請求項3記載の観覧車。
  9. 前記回転検出器を複数備え、
    前記複数の回転検出器のうちの第1回転検出器は、前記回転輪に設けられており、
    前記複数の回転検出器のうちの第2回転検出器は、前記支持体に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の観覧車。
  10. 前記制御装置は、
    前記複数の発光器によって表示されるコンテンツを表すコンテンツ情報を出力するメイン制御部と、
    前記コンテンツ情報に基づいて前記複数の発光器を制御する発光器制御部とを含み、
    前記発光器制御部は、前記メイン制御部と無線で通信し、
    前記第1回転検出器は、前記第1回転検出器の前記検出値を前記発光器制御部に出力し、
    前記第2回転検出器は、前記第2回転検出器の前記検出値を前記メイン制御部に出力する
    ことを特徴とする請求項9記載の観覧車。
  11. 前記制御装置は、前記第1回転検出器および前記第2回転検出器の少なくとも一方が故障しているか否かを判定することを特徴とする請求項9または10記載の観覧車。
  12. 前記制御装置は、前記第1回転検出器で検出された前記回転角度と前記第2回転検出器で検出された前記回転角度との差分絶対値がしきい値未満である場合、前記第1回転検出器および前記第2回転検出器が正常であると判定し、
    前記差分絶対値が前記しきい値以上である場合、前記第1回転検出器および前記第2回転検出器の少なくとも一方が故障していると判定する
    ことを特徴とする請求項11記載の観覧車。
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