JPWO2017154574A1 - 工程管理システムおよび工程管理方法 - Google Patents

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Abstract

工程管理システム10は、作業を管理する管理装置20と、管理装置20と通信可能に接続されている表示装置30〜30とを含む工程管理システムであって、管理装置20は、表示装置30〜30から送信された作業に関する情報を受信する管理受信部21と、作業の工程を示す工程情報と管理受信部21により受信された作業に関する情報を表示装置30〜30に送信する管理送信部22とを含み、表示装置30は、作業に関する情報が入力される入力部31と、入力された作業に関する情報を管理装置20に送信する表示送信部32と、管理送信部22から送信された情報を受信する表示受信部33と、入力された作業に関する情報と表示受信部33により受信された情報とを1つの表示領域に表示する表示部34とを含む。

Description

本発明は、工程管理システムおよび工程管理方法に関し、特に作業者と管理者との間で行われる情報の伝達が中断されずに効率的に異常な事象および異常な事象が発生する予兆に作業者が対応できる工程管理システムおよび工程管理方法に関する。
発電所等のプラントで異常な事象、および異常な事象が発生する予兆が検出された時、検出された異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対処が求められる。異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対処に、例えば、特許文献1に記載されている手法や、特許文献2に記載されている手法が用いられる。
特許文献1には、保守および検査作業命令を管理して追跡するために使用される自動化およびコンピュータ化された保守および検査管理システムが記載されている。特許文献2には、プラント等における設備や装置の操作および操作支援に対する確実性および記録性を向上させ、さらに作業効率の向上や省人化等を図ることができる操作の支援・確認システムが記載されている。
異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対応が行われる際、プラントの管理センタに所在する1または複数の管理者には、プラントの現場で対応作業を行う1または複数の作業者と情報をやり取りすることが求められる。
その理由は、異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対応作業が効率的に行われるようにするためである。すなわち、複数の人員間で使用可能な、情報を円滑に伝達する伝達手段が求められている。情報を円滑に伝達する伝達手段が使用されることによって、複数の人員が、共同して効率的に作業を進めることができる。
上記のように、異常な事象、および異常な事象が発生する予兆が検知された時、現場で作業する作業者は、例えば管理センタに所在する管理者と情報をやり取りしながら異常な事象、および異常な事象が発生する予兆に対する作業を進める。異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対応が効率的に、かつ迅速に行われるためには、他にも以下の課題が解決されることが求められる。
例えば、管理センタに所在する管理者には、検知された異常な事象、および異常な事象が発生する予兆の内容に応じて作業者を確定させ、確定された作業者と速やかに連絡をとることが求められる。しかし、管理センタに所在する管理者にとって、検知された事象の内容をよく把握していない場合等に対応可能な作業者を迅速に確定させることは困難である。
また、例えば、検知された異常な事象、および異常な事象が発生する予兆に対応可能な作業者は、対応工程ごとに異なる場合がある。しかし、管理センタに所在する管理者にとって、各作業者の能力をよく把握していない場合等に対応工程ごとに対応可能な作業者を迅速に確定させることは困難である。
また、例えば、検知された異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対応において、作業者には、作業漏れが無いように作業を進めることと、管理センタに所在する管理者との間で行われる情報の伝達を中断せずに作業を進めることが求められる。しかし、作業者が上記のように作業を効率的に実行できる方法は提供されていない。
また、例えば、検知された異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対応を実行する際、作業者は、過去に発生した同種の異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対応記録を参照する場合がある。しかし、管理センタに所在する管理者や現場の作業者にとって、記録されている対応記録の量が膨大である場合等に迅速に対象の対応記録を見つけることは困難である。
また、例えば、検知された異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対応に関して、将来同種の事象が発生した時のために対応中に作業者と管理者との間で伝達された情報と実行された作業内容が記録されることが求められる。すなわち、伝達された情報と実行された作業内容を効率的に記録する記録手段が求められている。
また、例えば、過去に発生した同種の異常な事象、および異常な事象が発生する予兆への対応記録が参照される場合であっても、管理者および作業者にとって、対応記録の内容が分かりづらい場合等に効率的に誤り無く作業が進められるように対応記録を利用することは困難である。
特開2005−011315号公報 特開2011−034180号公報 特開2001−243349号公報 特開2006−309615号公報
特許文献1に記載されている手法、および特許文献2に記載されている手法では、作業を管理することは想定されているが、効率よく作業が実行されるために複数の人員間で情報が円滑に伝達されることは想定されていない。
複数の人員間で情報を円滑に伝達する伝達手段として、例えば、テキストベースで会話を行うことが可能な機能(以下、チャット機能と呼ぶ。)を有する手段が考えられる。チャット機能を有する手段を利用する複数の人員は、画像や動画等を含む情報を円滑にやり取りできる。
特許文献3には、チャット機能を有する情報提供サービス支援装置が記載されている。特許文献3に記載されている情報提供サービス支援装置では、人員間でやり取りされた情報を再利用可能に記録することは想定されているが、作業管理にチャット機能を使用することは想定されていない。
特許文献4には、未知の障害が発生する場合にも迅速な障害対応が実行されることを支援する障害解決支援システムが記載されている。特許文献4に記載されている障害解決支援システムでは、作業管理にチャット機能を使用することが想定されている。
しかし、特許文献4に記載されている障害解決支援システムでは、作業者と管理者との間で伝達される情報に作業工程を含めることは想定されていない。すなわち、特許文献4に記載されている障害解決支援システムが使用された場合、作業者および管理者にとって、作業の進捗度を明確に把握することは困難である。また、管理者にとって、作業工程ごとに担当の作業者を変更することは困難である。
そこで、本発明は、作業者と管理者の間で作業工程を含む情報が伝達される状態で作業者が作業を実行できる工程管理システムおよび工程管理方法を提供することを目的とする。
本発明による工程管理システムは、作業を管理する管理装置と、管理装置と通信可能に接続されている表示装置とを含む工程管理システムであって、管理装置は、表示装置から送信された作業に関する情報を受信する管理受信部と、作業の工程を示す工程情報と管理受信部により受信された作業に関する情報を表示装置に送信する管理送信部とを含み、表示装置は、作業に関する情報が入力される入力部と、入力された作業に関する情報を管理装置に送信する表示送信部と、管理送信部から送信された情報を受信する表示受信部と、入力された作業に関する情報と表示受信部により受信された情報とを1つの表示領域に表示する表示部とを含むことを特徴とする。
本発明による工程管理方法は、作業を管理する管理装置と、管理装置と通信可能に接続されている表示装置とを含む工程管理システムにおいて実行される工程管理方法であって、管理装置は、表示装置から送信された作業に関する情報を受信し、作業の工程を示す工程情報と受信された作業に関する情報を表示装置に送信し、表示装置は、作業に関する情報を受け付け、受け付けられた作業に関する情報を管理装置に送信し、管理装置から送信された情報を受信し、受け付けられた作業に関する情報と受信された情報とを1つの表示領域に表示することを特徴とする。
本発明によれば、作業者と管理者の間で作業工程を含む情報が伝達される状態で作業者が作業を実行できる。
本発明による工程管理システムの第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の工程管理システム10による表示処理の動作を示すフローチャートである。 本発明による工程管理システムの第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 チャット部屋管理部202の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 レポート生成部203が生成するレポートの例を示す説明図である。 異常・異常予兆種別関連データ記憶部204に記憶されている異常・異常予兆種別データの例を示す説明図である。 工程関連データ記憶部205に記憶されている工程(ステップ)データと工程(サブステップ)データの例を示す説明図である。 人員関連データ記憶部206に記憶されている人員データと担当作業データの例を示す説明図である。 対応関連データ記憶部207に記憶されている対応データ、対応工程(ステップ)データ、対応工程(サブステップ)データ、発言データ、および注意・情報データの例を示す説明図である。 表示端末300の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面の例を示す説明図である。 チャット領域に表示される過去の対応時のチャットの例を示す説明図である。 異常種別表示部302が表示する異常種別確認画面の例を示す説明図である。 工程表示部303が表示する工程一覧画面の例を示す説明図である。 指示表示部304が表示する指示画面の例を示す説明図である。 指示表示部304が表示する指示画面の他の例を示す説明図である。 第2の実施形態の工程管理システム100によるチャット部屋画面表示処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の注意・情報データ解析部212によるデータ解析処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の異常種別表示部302による異常種別確認画面表示処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の工程表示部303による工程一覧画面表示処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の工程管理システム100による会話処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の工程管理システム100による指示処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の工程管理システム100による他の指示処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の注意・情報表示部305による注意・情報表示処理の動作を示すフローチャートである。 チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面の他の例を示す説明図である。 第2の実施形態の注意・情報表示部305による他の注意・情報表示処理の動作を示すフローチャートである。 チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面の他の例を示す説明図である。 チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面の他の例を示す説明図である。 第2の実施形態の工程管理システム100による作業移行処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の工程管理システム100による他の作業移行処理の動作を示すフローチャートである。
実施形態1.
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明による工程管理システムの第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。本発明による工程管理システム10は、作業を管理する管理装置20と、管理装置20と通信可能に接続されている表示装置30〜表示装置30とを含む工程管理システムであって、管理装置20は、表示装置30〜表示装置30から送信された作業に関する情報を受信する管理受信部21(例えば、チャット部屋管理部202)と、作業の工程を示す工程情報と管理受信部21により受信された作業に関する情報を表示装置30〜表示装置30に送信する管理送信部22(例えば、チャット部屋管理部202)とを含み、表示装置30は、作業に関する情報が入力される入力部31(例えば、チャット部屋画面表示部301)と、入力された作業に関する情報を管理装置20に送信する表示送信部32(例えば、チャット部屋画面表示部301)と、管理送信部22から送信された情報を受信する表示受信部33(例えば、チャット部屋画面表示部301)と、入力された作業に関する情報と表示受信部33により受信された情報とを1つの表示領域に表示する表示部34(例えば、チャット部屋画面表示部301)とを含む。
以下、工程管理システム10による表示処理を説明する。図2は、第1の実施形態の工程管理システム10による表示処理の動作を示すフローチャートである。
管理送信部22は、検知された異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への対応で実行される作業の工程を示す工程情報を、表示装置30〜表示装置30それぞれに送信する(ステップS11 )。
次いで、表示装置30の表示受信部33は、管理送信部22から送信された工程情報を受信する(ステップS12 )。表示装置30の表示部34は、受信された工程情報を所定の表示領域に表示する(ステップS13 )。
次いで、表示装置30の入力部31には、作業に関する情報が入力される(ステップS14 )。表示装置30の表示部34は、入力された作業に関する情報を所定の表示領域に表示する(ステップS15 )。次いで、表示装置30の表示送信部32は、入力された作業に関する情報を管理装置20に送信する(ステップS16 )。
次いで、管理装置20の管理受信部21は、表示装置30から送信された作業に関する情報を受信する(ステップS17 )。管理送信部22は、管理受信部21により受信された、各表示装置から送信された作業に関する情報を、表示装置30〜表示装置30それぞれに送信する(ステップS18 )。
次いで、表示装置30の表示受信部33は、管理送信部22から送信された作業に関する情報を受信する(ステップS19 )。表示装置30の表示部34は、受信された作業に関する情報を所定の表示領域に表示する(ステップS20 )。表示した後、工程管理システム10は、表示処理を終了する。
そのような構成の工程管理システムが使用された場合、作業者と管理者の間で作業工程を含む情報が伝達される状態で作業者が作業を実行できる。
また、管理送信部22は、過去の作業状況を示す過去情報を表示装置30〜表示装置30に送信してもよい。
そのような構成により、工程管理システムは、作業者に過去の対応状況を示す情報を提供できる。
また、管理送信部22は、作業全体の内容を示す作業情報を表示装置30〜表示装置30に送信してもよい。
そのような構成により、工程管理システムは、作業者に作業全体の内容を示す情報を提供できる。
また、管理送信部22は、作業に関する注意事項を示す注意情報を表示装置30〜表示装置30に送信してもよい。
そのような構成により、工程管理システムは、作業者に作業に関する注意事項を示す情報を提供できる。
また、管理送信部22は、過去情報が示す作業状況と管理受信部21により受信された作業に関する情報が示す作業状況との差異を示す差異情報を表示装置30〜表示装置30に送信してもよい。
そのような構成により、工程管理システムは、作業者に現在の対応状況と過去の対応状況との差異を示す情報を提供できる。
また、入力部31には、実行対象の作業の工程が指示されたことを示す指示情報が入力されてもよい。
そのような構成により、工程管理システムは、管理者に作業の工程を進める指示を入力させることができる。
また、入力部31には、作業の工程が完了されたことを示す完了情報が入力されてもよい。
そのような構成により、工程管理システムは、作業者に作業が完了された旨を入力させることができる。
また、管理装置20は、管理受信部21により受信された作業に関する情報を基にレポートを生成する生成部(例えば、レポート生成部203)を含んでもよい。
そのような構成により、工程管理システムは、対応内容を示すレポートを生成する作業者の手間を省くことができる。
実施形態2.
[構成の説明]
次に、本発明の第2の実施形態を、図面を参照して説明する。図3は、本発明による工程管理システムの第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。
本実施形態の工程管理システム100は、作業工程を管理するシステムである。工程管理システム100には、複数の人員がチャットできる装置群が含まれている。装置群は、データを管理する管理装置と、各人員が所持する画面を表示できる表示端末とで構成されている。
各人員が所持する表示端末には、参加者同士でチャットでの会話を行うことができるチャット部屋画面が表示される。参加者は、表示されたチャット部屋画面を介して、他の参加者と情報をやり取りできる。
図3に示すように、本実施形態の工程管理システム100は、管理装置200と、表示端末300〜表示端末320とを含む。
管理装置200は、チャット部屋を管理する機能と、各種データを管理する機能を有する。図3に示すように異常・異常予兆データを受け取ると、管理装置200は、表示端末に対してチャット部屋画面を表示する指示を送信する。なお、異常・異常予兆データは、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆を示すデータである。
異常・異常予兆データが入力されると、管理装置200は、入力されたデータが示す種別に基づいて、登録済みの作業工程を示す情報を取り出す。次いで、管理装置200は、取り出された情報が示す作業工程に基づいて、作業工程を担当する管理センタに所在する管理者と現場の作業者をそれぞれ特定する。
作業工程の担当者を特定した後、管理装置200は、特定された複数の人員が参加者であるチャット部屋画面を表示する指示を、各人員が所持する表示端末に送信する。表示されたチャット部屋画面を介して、作業工程の担当者は、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆が検知された後、連絡を取りたい相手と即座に連絡を取ることができる。
表示端末は、各人員が個別に所持している端末である。表示端末は、管理装置200と通信ネットワーク等を介して通信可能に接続されている。なお、図3には表示端末300〜表示端末320の3台の表示端末が示されているが、工程管理システム100に含まれる表示端末の数は3台に限られない。
図3に示すように、管理装置200は、作業・対応データ抽出部201と、チャット部屋管理部202と、レポート生成部203と、異常・異常予兆種別関連データ記憶部204と、工程関連データ記憶部205と、人員関連データ記憶部206と、対応関連データ記憶部207とを含む。すなわち、管理装置200は、複数の種類のデータを管理している。
作業・対応データ抽出部201は、管理装置200の外部から異常・異常予兆データを受け取る。作業・対応データ抽出部201は、受け取った異常・異常予兆データが示す異常な事象の種別、または異常な事象が発生する予兆の種別を示すデータを、異常・異常予兆種別関連データ記憶部204から取り出す。
次いで、作業・対応データ抽出部201は、取り出された異常な事象の種別、または異常な事象が発生する予兆の種別を示すデータに対応する作業関連データを工程関連データ記憶部205から、対応する人員関連データを人員関連データ記憶部206からそれぞれ取り出す。作業・対応データ抽出部201は、取り出された各データを、チャット部屋管理部202に入力する。
チャット部屋管理部202は、入力された人員関連データが示す、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆に対応可能な人員が所持する表示端末に、チャット部屋画面を表示する指示を送信する。表示されるチャット部屋画面は、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への対応で使用される。
図4は、チャット部屋管理部202の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。チャット部屋管理部202は、注意・情報データ解析部212と、工程管理部222とを有する。
注意・情報データ解析部212は、表示端末に表示されるチャット部屋画面に表示される注意や情報を取り出すためにデータを解析する機能を有する。チャット部屋管理部202に作業・対応データ抽出部201から各データが入力された際、注意・情報データ解析部212は、対応関連データ記憶部207から過去に発生した同種の異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への対応を示すデータを取り出す。
次いで、注意・情報データ解析部212は、取り出されたデータを解析し、表示端末に解析結果である注意や情報をチャット部屋画面に表示する指示を出力する。
工程管理部222は、注意・情報データ解析部212が出力した指示を受け取り、表示端末に受け取った指示を注意や情報を示す解析結果と共に送信する。また、工程管理部222は、表示端末が管理装置200に対して送信した指示を受信する。
レポート生成部203は、レポートを生成する機能を有する。レポート生成部203は、実行対象の作業を構成する全てのステップが完了された後にレポートを生成する。
レポートを生成するために、レポート生成部203は、レポートの生成対象の対応に関する対応関連データ記憶部207に記憶されている全てのデータを取り出す。また、レポート生成部203は、取り出されたデータに関する人員データや工程(サブステップ)データ等を取り出す。
図5は、レポート生成部203が生成するレポートの例を示す説明図である。図5(a)は、レポート生成部203が生成するレポートの内容の例を示す。また、図5(b)は、レポート生成部203が生成するレポートの形式の例を示す。
図5(b)に示すように、レポート生成部203は、例えばHTML(HyperText Markup Language) やXML(Extensible Markup Language) 等の構造化された文書形式でレポートを生成する。すなわち、レポート生成部203は、対応中に行われた会話や指示の状況を、構造化されたデータとして出力できる。レポート生成部203が構造化されたデータとして出力することによってレポートの形式が一意に定まるため、対応記録が再利用されやすい形式で記録される。
異常・異常予兆種別関連データ記憶部204は、異常な事象、および異常な事象が発生する予兆の内容、対応マニュアル、および作業のコードを対応付けて保存する機能を有する。図6は、異常・異常予兆種別関連データ記憶部204に記憶されている異常・異常予兆種別データの例を示す説明図である。
図6に示すように、異常・異常予兆種別データは、異常・異常予兆種別コードと、タイトルと、内容と、対応マニュアルと、ステップコードとで構成されている。異常・異常予兆種別コードは、異常な事象の種別、または異常な事象が発生する予兆の種別の識別子である。
タイトルは、異常・異常予兆種別コードが示す種別の名称である。内容は、異常・異常予兆種別コードが示す種別の内容である。対応マニュアルは、異常・異常予兆種別コードが示す種別への対応方法等である。ステップコードは、対応マニュアルが示す内容に対応する工程の識別子である。
工程関連データ記憶部205は、工程の定義を保存する機能を有する。図7は、工程関連データ記憶部205に記憶されている工程(ステップ)データと工程(サブステップ)データの例を示す説明図である。
工程には、ステップとサブステップが存在する。ステップは、それぞれ作業内容が異なり、担当者も異なる作業単位である。また、ステップは、1または複数のサブステップで構成されている。サブステップは、ステップが分割された作業単位である。
図7に示すように、工程(ステップ)データは、異常・異常予兆種別コードと、ステップコードとで構成されている。すなわち、異常な事象の1つの種別、または異常な事象が発生する予兆の1つの種別に対して、実行対象である1または複数の工程(ステップ)が対応付けられている。
また、図7に示すように、工程(サブステップ)データは、ステップコードと、サブステップコードと、内容とで構成されている。すなわち、1つの工程(ステップ)は、1または複数の工程(サブステップ)で構成されている。また、内容は、サブステップコードが示すサブステップの内容である。
なお、工程(ステップ)データと工程(サブステップ)データは、例えば、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への対応で使用される順に工程関連データ記憶部205に記憶されている。
人員関連データ記憶部206は、人員の種別や担当作業等の人員に関する情報を保存する機能を有する。図8は、人員関連データ記憶部206に記憶されている人員データと担当作業データの例を示す説明図である。
図8に示すように、人員データは、人員コードと、人員種別コードと、名前と、表示端末IDとで構成されている。人員コードは、人員の識別子である。人員種別コードは、人員コードが示す人員が現場の作業者と管理センタに所在する管理者のいずれであるかを示すフラグである。
名前は、人員コードが示す人員の名前である。表示端末IDは、人員コードが示す人員が所持する表示端末の識別子である。人員データが参照されると、人員が現場の作業者であるか管理センタに所在する管理者であるかが識別される。
また、図8に示すように、担当作業データは、人員コードと、ステップコードとで構成されている。ステップコードは、人員コードが示す人員が担当するステップの識別子である。担当作業データが参照されると、各人員の担当工程(ステップ)が判別される。
対応関連データ記憶部207は、チャット部屋画面を介して行われた操作を示す情報等を保存する機能を有する。対応関連データ記憶部207には、過去の対応履歴を示す情報や、現在行われている対応を示すデータ等が記憶されている。
図9は、対応関連データ記憶部207に記憶されている対応データ、対応工程(ステップ)データ、対応工程(サブステップ)データ、発言データ、および注意・情報データの例を示す説明図である。各データは、後述するように対応が行われる時にそれぞれ作成される。
図10は、表示端末300の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。表示端末300は、チャット部屋画面表示部301と、異常種別表示部302と、工程表示部303と、指示表示部304と、注意・情報表示部305とを有する。なお、他の表示端末の構成も、図10に示す構成と同様である。
チャット部屋画面表示部301は、管理装置200のチャット部屋管理部202が表示端末300に対してチャット部屋画面を表示する指示を送信した場合にチャット部屋画面を表示する機能を有する。異常種別表示部302は、端末所持者の操作等に応じて、異常な事象の種別の内容、または異常な事象が発生する予兆の種別の内容を画面に表示する機能を有する。
工程表示部303は、端末所持者の操作等に応じて、対応状況を含む工程内容を画面に表示する機能を有する。指示表示部304は、端末所持者の操作等に応じて、指示出力を示す情報、または指示完了を示す情報が入力される画面を表示する機能を有する。
注意・情報表示部305は、端末所持者の操作等に応じて、注意または情報を画面に表示する機能を有する。チャット部屋画面を介して行われたチャットや指示は、全て管理装置200に記録されている。同種の異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への過去の対応記録や、同一のサブステップでの過去の対応記録を利用する場合、注意・情報表示部305は、以下のように注意や情報を端末所持者に提示できる。
例えば、指示が出力されてから指示が完了されるまでの間に行われた会話の量が多い場合、注意・情報表示部305は、作業中に何らかの注意を要する事象が発生した可能性があると判断する。同一のサブステップで上記のような状況が過去に発生している場合、注意・情報表示部305は、指示を受けた人員が参加しているチャット部屋画面に、指示が出力されてから指示が完了されるまでに行われた対象のチャットの内容の確認を促す旨を表示する。
また、例えば、同一のサブステップでの対応を比較した際に指示が出力されてから指示が完了されるまでより時間が掛かったケースが過去に存在する場合、注意・情報表示部305は、対象のケースにおけるサブステップでの作業で何らかの注意を要する事象が発生した可能性があると判断する。注意・情報表示部305は、指示を受けた人員が参加しているチャット部屋画面に、指示が出力されてから指示が完了されるまでに行われた対象のチャットの内容の確認を促す旨を表示する。
また、例えば、現在対応中のサブステップに関して指示が出力されてから指示が完了されるまでの時間が、同一のサブステップに関して過去の指示が出力されてから指示が完了されるまでの時間よりも大きく減少している場合、注意・情報表示部305は、チャット部屋画面に注意を表示する。例えば、注意・情報表示部305は、作業漏れや確認漏れが無いか否かの確認を促す旨を表示する。
また、例えば、同一のサブステップに関して過去の指示が出力されてから指示が完了されるまでの時間に基づいて、注意・情報表示部305は、指示が完了されるまでに掛かる時間の推測を指示した人員や、指示を受けた人員をチャット部屋画面に表示する。
また、例えば、同一のサブステップに関して過去の指示が出力されてから指示が完了されるまでの時間に比べて、現在対応中のサブステップに関して指示が完了されておらずより時間が掛かっている場合、注意・情報表示部305は、チャット部屋画面に注意を表示する。例えば、注意・情報表示部305は、管理センタに所在する管理者がより具体的に作業員の作業状況を把握した方がよいことをチャット部屋画面に表示する。
上記のように、注意・情報表示部305は、対応に関わる管理者および作業者を、誤り無く効率的に作業が実行されるように支援できる。
以下、チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面を説明する。チャット部屋画面には、異常な事象の種別、または異常な事象が発生する予兆の種別が表示される。チャット部屋画面において、種別が表示される箇所はリンクである。
種別のリンクが押下されると、異常・異常予兆確認画面が表示される。異常・異常予兆確認画面を介して、担当者は、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆の概要、対応マニュアル、および同種の事象への過去の対応記録を参照できる。よって、担当者は、対応に要する情報を効率よく確認したり、入手したりできる。
また、チャット部屋画面を介して、担当者は、作業対象の工程を指示できる。チャット部屋画面には、最初に管理装置200がチャット部屋画面の表示要求を送信する前に取り出されたデータが示す工程が表示される。
作業対象の工程の指示は、管理センタに所在する管理者がサブステップ単位で出すことができる。現場の作業者は、管理者が出した指示を受け取る。作業者は、受け取った指示に基づいてサブステップ単位で作業を実行する。
指示対象のサブステップとして、現在対応中のステップの中で完了されていないサブステップが、管理センタに所在する管理者が所持する表示端末のチャット部屋画面に表示される。チャット部屋画面には「指示」ボタンが表示されており、管理者が「指示」ボタンを押下すると、指示画面が表示される。
また、チャット部屋画面において、現在対応中の工程が表示される箇所はリンクである。工程のリンクが押下されると、工程一覧画面が表示される。
図11は、チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面の例を示す説明図である。図11に示すように、チャット部屋画面は、チャット部屋情報領域と、チャット領域と、発言領域と、注意・情報表示領域と、指示領域と、次工程領域とで構成されている。
チャット部屋情報領域には、今回対応されている異常な事象の種別、または異常な事象が発生する予兆の種別と、現在対応中の工程と、チャット部屋への参加者とが表示される。また、チャット領域には、チャット部屋への参加者によるチャットでの会話が表示される。
また、チャット部屋画面のチャット領域には、管理者が指示を出したときに出された指示の情報が表示される。また、チャット領域における指示が出されたことが表示される箇所には、過去に発生した同種の異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への対応時の、同一サブステップでの指示が出力されてから指示が完了されるまでのチャットの内容が、ツリー状に表示される。
図12は、チャット領域に表示される過去の対応時のチャットの例を示す説明図である。図12に示すように、指示が出力されてから指示が完了されるまでに行われた過去のチャットがチャット領域に表示される。チャット領域には、指示が出されている作業に関する過去のチャットが階層構造で表示される。階層が開かれると、同一のサブステップで行われた過去のチャットの内容が表示される。
図12に示すように、チャット領域に過去の対応時のチャットが表示されるため、現場の作業者は、過去の対応時に生じた注意を要する事象に気付いたり、誤った対応の実行を回避したりできる。
発言領域は、端末所持者がチャットで発言をする場合に発言内容を書き込む領域である。発言内容を書き込んだ後に端末所持者が右の「発言」ボタンを押下すると、チャット領域に書き込まれた発言内容が表示される。
注意・情報表示領域には、例えばチャット部屋管理部202から送信される注意または情報が表示される。指示領域は、端末所持者が指示を出したり、指示の確認を行ったり、指示を完了させたりする際に使用される領域である。右の「指示」ボタンを押下すると、端末所持者は、例えば新たな指示を出すことができる。
次工程領域は、端末所持者が現在対応中の工程を次の工程に進める際に使用される領域である。例えば、図11に示すように、次工程領域に「次工程(ステップ1−4)に進む」と表示されている場合に端末所持者が右の「次へ」ボタンを押下すると、現在対応中の工程が「ステップ1−4」に進む。
なお、図11に示す例では「次工程(ステップ1−4)に進む」および「次へ」に下線が付されて表示されている。すなわち、図11に示す段階ではまだ「ステップ1−4」に工程を進めることが不可能である。上記の場合、端末所持者は、「次へ」ボタンを押下できない。「ステップ1−4」に工程を進めることが可能な段階になれば下線が外された状態で表示され、端末所持者も「次へ」ボタンを押下できる。
チャット部屋画面のチャット部屋情報領域に表示されている異常種別の箇所はリンクである。端末所持者が異常種別のリンクを押下すると、異常種別表示部302が、異常種別確認画面を表示する。
図13は、異常種別表示部302が表示する異常種別確認画面の例を示す説明図である。図13に示すように、異常種別確認画面は、タイトル領域と、内容領域と、過去対応データ領域とで構成されている。
図13に示すように、タイトル領域には、異常な事象の種別、または異常な事象が発生する予兆の種別の名称が表示される。
また、図13に示すように、内容領域には、タイトル領域に表示されている名称の種別の内容が表示される。また、内容領域には「[対応マニュアルを開く]」と記載されているリンクも表示される。端末所持者が表示されているリンクを押下すると、タイトル領域に表示されている名称の種別に対する対応マニュアルが表示される。
また、図13に示すように、過去対応データ領域には、タイトル領域に表示されている名称の種別に対する過去の対応データが表示される。表示される過去の対応データは、例えば図13に示すように過去のチャットの内容である。
チャット部屋画面のチャット部屋情報領域に表示されている工程の箇所はリンクである。端末所持者が工程のリンクを押下すると、工程表示部303が、工程一覧画面を表示する。
図14は、工程表示部303が表示する工程一覧画面の例を示す説明図である。図14に示すように、工程一覧画面は、タイトル領域と、工程一覧領域とで構成されている。
図14に示すように、タイトル領域には、異常な事象の種別、または異常な事象が発生する予兆の種別の名称が表示される。
また、工程一覧領域には、タイトル領域に表示されている名称の種別に対する工程の一覧が表示される。具体的には、図14に示すように、工程一覧領域にステップとサブステップがツリー状に表示される。
工程一覧領域には、例えば現在チャット部屋画面に表示されている工程の状況が表示される。表示される工程の状況は、指示の状況、指示者、指示の担当者、指示の内容、指示者のコメント、および担当者のコメント等である。すなわち、工程一覧領域には、サブステップの実行状況および実行内容が表示される。
チャット部屋画面の指示領域には、指示表示部304により所定の情報が表示される。また、指示表示部304は、管理者用の指示画面と作業者用の指示画面をそれぞれ表示する。
図15は、指示表示部304が表示する指示画面の例を示す説明図である。図15に示す指示画面は、管理センタに所在する管理者が所持する表示端末に表示される指示画面である。新たな指示を出す際、管理者が所持する表示端末に表示されるチャット部屋画面の指示領域の「指示」ボタンを管理者が押下することによって、指示表示部304は、図15に示す指示画面を表示する。
図15に示す指示画面を介して、管理者は、作業を指示する工程(サブステップ)を選択できる。指示画面の内容には、選択されたサブステップの内容が表示される。また、図15に示す指示画面を介して、管理者は、指示の対象者である担当者を選択できる。また、管理者は、図15に示す指示画面に指示者からのコメントを入力できる。
全ての情報を指定した後に管理者が画面右下の「指示実行」ボタンを押下すると、選択された担当者が所持する表示端末が表示するチャット部屋画面の指示領域に、選択されたサブステップの実行が指示内容として表示される。すなわち、管理者は、図15に示す指示画面を介して担当者を選択し、選択された担当者に指示を出すことができる。
上記のように、管理センタに所在する管理者は、表示されたサブステップの作業を担当する現場の作業者を選択し、選択された作業者へのコメントを入力した上で指示を出すことができる。管理者が指示を出すと、指示を出されたサブステップの作業を担当する現場の作業者が所持する表示端末が表示するチャット部屋画面に、指示が出されたことが表示される。
図16は、指示表示部304が表示する指示画面の他の例を示す説明図である。図16に示す指示画面は、現場の作業者が所持する表示端末に表示される指示画面である。指示を確認したり指示を完了させたりする際、作業者が所持する表示端末に表示されるチャット部屋画面の指示領域の「指示」ボタンを作業者が押下することによって、指示表示部304は、図16に示す指示画面を表示する。
図16に示すように、指示画面には、指示者、担当者、指示されたサブステップの内容、および指示者コメントが表示される。図16に示す指示画面を介して、指示を受けた担当者は、指示を確認したり、指示を完了させたりできる。
指示を完了させる場合、担当者は、図16に示す指示画面に担当者コメントを入力し、画面右下の「指示完了」ボタンを押下する。「指示完了」ボタンを押下することによって、担当者は、指示を完了させることができる。
上記のように、現場の作業者が「指示」ボタンを押下すると、出された指示の内容(すなわち、サブステップと作業内容)と指示者からのコメントを確認可能な指示画面が表示される。指示を受けた現場の作業者は、作業を終えた後、対応内容を指示画面に入力し、「指示完了」ボタンを押下することによって指示を完了させることができる。
指示が完了されたら、管理センタに所在する管理者が所持する表示端末のチャット部屋画面には、次の指示対象のサブステップが表示される。管理者は、全てのサブステップを完了させるまで、繰り返し指示を出す。
指示が出されたこと、および指示が完了されたことは、チャット部屋画面のチャット領域に表示される。また、指示が出されたこと、および指示が完了されたことは管理装置200に記録される。以上の構成により、管理者と作業者の間で情報が途切れることなく伝達される状況で作業が実行されるため、作業漏れが発生する可能性は低くなる。
[動作の説明]
以下、本実施形態の工程管理システム100の動作を図17〜図24、図26、図29〜図30を参照して説明する。
最初に、異常・異常予兆データが管理装置200に入力されてから各人員が所持する表示端末にチャット部屋画面が表示される処理を説明する。図17は、第2の実施形態の工程管理システム100によるチャット部屋画面表示処理の動作を示すフローチャートである。
異常・異常予兆データが、管理装置200の作業・対応データ抽出部201に入力される(ステップS1001 )。作業・対応データ抽出部201は、入力された異常・異常予兆データに含まれる異常・異常予兆種別コードを含む異常・異常予兆種別データを、異常・異常予兆種別関連データ記憶部204から取り出す(ステップS1002 )。
次いで、作業・対応データ抽出部201は、取り出された異常・異常予兆種別データに含まれる異常・異常予兆種別コードを含む工程(ステップ)データを、工程関連データ記憶部205から取り出す(ステップS1003 )。
次いで、作業・対応データ抽出部201は、取り出された工程(ステップ)データに含まれるステップコードを含む工程(サブステップ)データを、工程関連データ記憶部205から取り出す(ステップS1004 )。ステップS1005 の処理までに、異常な事象の種別、または異常な事象が発生する予兆の種別の内容と、種別に対する工程(ステップおよびサブステップ)の情報が揃えられる。
図8に示すように、ステップコードと担当者の人員コードは対応付けられている。作業・対応データ抽出部201は、発生した異常な事象、または異常な事象が発生する予兆に対して最初に作業が実行されるステップを特定する。
最初のステップは、既に取り出されている工程(ステップ)データに含まれるステップコードのうち、最小のステップコードが示すステップである。作業・対応データ抽出部201は、該当するステップコードを確認し、確認されたステップコードを含む担当作業データを、人員関連データ記憶部206から取り出す(ステップS1005 )。
次いで、作業・対応データ抽出部201は、取り出された人員作業データに含まれる人員コードを確認し、確認された人員コードを含む人員データを、人員関連データ記憶部206から取り出す(ステップS1006 )。ステップS1006 で取り出された人員データが示す人員が、最初のステップを実行する人員である。
次いで、作業・対応データ抽出部201は、ステップS1006 までに取り出されたデータを全てチャット部屋管理部202に渡す(ステップS1007 )。データが渡された後、チャット部屋管理部202は、対応関連データ記憶部207に保存される今回の対応用の対応データ、対応工程(ステップ)データ、および対応工程(サブステップ)データをそれぞれ新たに作成する(ステップS1008 )。
まず、チャット部屋管理部202は、対応データを作成する。対応データの対応コードは、対応データが作成される際に自動的に採番される。また、チャット部屋管理部202は、対応データの異常・異常予兆種別コードに渡されたデータに含まれる異常・異常予兆種別コードを格納する。また、チャット部屋管理部202は、対応データの開始日時に現在の日時を格納する。
同様に、チャット部屋管理部202は、渡された工程(ステップ)データを基に、対応工程(ステップ)データを作成する。作成される対応工程(ステップ)データのうち、チャット部屋管理部202は、最もステップコードが小さい工程(ステップ)データを基に作成する対応工程(ステップ)データの開始日時にのみ、現在の日時を格納する。作成する他の対応工程(ステップ)データに、チャット部屋管理部202は、値を格納しない。
同様に、チャット部屋管理部202は、渡された工程(サブステップ)データを基に、対応工程(サブステップ)データを作成する。
次いで、チャット部屋管理部202は、渡されたデータに含まれる異常・異常予兆種別コードを参照し、参照された異常・異常予兆種別コードに対応するデータを、対応関連データ記憶部207から取り出す。
次いで、チャット部屋管理部202の注意・情報データ解析部212は、チャット部屋画面に注意または情報が表示されるために、取り出されたデータを後述するように解析する(ステップS1009 )。
次いで、チャット部屋管理部202は、渡された人員データに含まれる表示端末IDを参照し、参照された表示端末IDが示す表示端末に対してチャット部屋画面を表示するように要求する。また、チャット部屋管理部202は、渡されたデータ、作成された対応データ、作成された対応工程(ステップ)データ、作成された対応工程(サブステップ)データ、および過去の対応データ等を表示端末IDが示す表示端末に送信する(ステップS1010 )。
チャット部屋画面の表示を要求された表示端末は、受信されたデータに基づいてチャット部屋画面を表示する(ステップS1011 )。チャット部屋画面表示部301は、チャット部屋画面のチャット部屋情報領域に、受信された異常・異常予兆種別データに含まれるタイトルを表示する。
また、チャット部屋画面表示部301は、チャット部屋情報領域に、終了日時に値が格納されていない対応工程(ステップ)データに含まれるステップコードのうち、最小のステップコードが示す工程(ステップ)を、現在対応中の工程(ステップ)として表示する。
さらに、チャット部屋画面表示部301は、表示されたステップを示すステップコードを含み終了日時に値が格納されていない対応工程(サブステップ)データに含まれるサブステップコードのうち、最小のサブステップコードが示す工程(サブステップ)を、現在対応中の工程(サブステップ)として表示する。
すなわち、チャット部屋画面表示部301は、上記のように特定されたステップとサブステップを、現在対応中の工程としてチャット部屋情報領域に表示する。また、チャット部屋画面表示部301は、受信された人員データに含まれる名前を、参加者としてチャット部屋情報領域に表示する。以上の各情報が含まれるチャット部屋画面を表示した後、工程管理システム100は、チャット部屋画面表示処理を終了する。
次に、チャット部屋画面に注意または情報が表示されるために注意・情報データ解析部212がデータを解析するステップS1009 の処理を説明する。図18は、第2の実施形態の注意・情報データ解析部212によるデータ解析処理の動作を示すフローチャートである。
注意・情報データ解析部212に、チャット部屋管理部202に渡されたデータが入力される。注意・情報データ解析部212は、入力された異常・異常予兆種別データに含まれる異常・異常予兆種別コードを参照し、参照されたコードを含む対応データを、対応関連データ記憶部207から取り出す。
また、注意・情報データ解析部212は、取り出された対応データに含まれる対応コードを含むデータを全て対応関連データ記憶部207から取り出す(ステップS1101 )。ただし、ステップS1008 で作成されたデータは、取り出される対象から除かれる。ステップS1101 の段階で、同一の異常・異常予兆種別コードを含む対応データが対応関連データ記憶部207から取り出される。
次いで、注意・情報データ解析部212は、過去の対応工程(サブステップ)データを基に、サブステップコードごとに指示出力日時から指示完了日時までの平均時間を算出する(ステップS1102 )。算出した後、注意・情報データ解析部212は、ステップS1008 で作成された対応工程(サブステップ)データの過去平均時間に、算出された平均時間を格納する(ステップS1103 )。
次いで、注意・情報データ解析部212は、サブステップコードごとに過去の対応工程(サブステップ)データを確認する。すなわち、サブステップループに入る(ステップS1104 )。
注意・情報データ解析部212は、処理時間が算出された平均時間を大きく超えている過去の対応工程(サブステップ)データが存在するか否かを確認する(ステップS1105 )。処理時間が平均時間を大きく超えている過去の対応工程(サブステップ)データが存在する場合(ステップS1105 におけるYes )、注意・情報データ解析部212は、注意・情報データを新たに作成する(ステップS1106 )。
新たに作成される注意・情報データには、今回の対応コードが「対応コード(今回)」、処理時間が平均時間を超えているときの対応コードが「対応コード(過去)」、サブステップコードが「サブステップコード」としてそれぞれ格納される。また、「内容」として、処理時間が平均時間を大きく超えている対応であることが格納される。
注意・情報データ解析部212は、処理時間が平均時間を大きく超えているか否かを、例えば所定の閾値に基づいて判断する。例えば、処理時間が平均時間の150%を超えている場合、注意・情報データ解析部212は、平均時間を大きく超えていると判断する。作成された注意・情報データは、対応関連データ記憶部207に格納される。
未処理のサブステップが存在する間、ステップS1105 〜ステップS1106 の処理は繰り返し実行される。ステップS1105 〜ステップS1106 の処理は、未処理のサブステップごとに、サブステップの数だけ繰り返し実行される。全てのサブステップが処理されたとき、注意・情報データ解析部212は、サブステップループを抜ける(ステップS1107 )。
次いで、注意・情報データ解析部212は、過去の対応工程(サブステップ)データから、指示出力日時から指示完了日時までに発言された発言データをサブステップコードごとに取り出す(ステップS1108 )。次いで、注意・情報データ解析部212は、取り出された発言データ数の平均値をサブステップコードごとに算出する(ステップS1109 )。
次いで、注意・情報データ解析部212は、サブステップコードごとに過去の対応工程(サブステップ)データを確認する。すなわち、サブステップループに入る(ステップS1110 )。
注意・情報データ解析部212は、発言データ数が算出された平均値を大きく超えている過去の対応工程(サブステップ)データが存在するか否かを確認する(ステップS1111 )。発言データ数が平均値を大きく超えている過去の対応工程(サブステップ)データが存在する場合(ステップS1111 におけるYes )、注意・情報データ解析部212は、注意・情報データを新たに作成する(ステップS1112 )。
新たに作成される注意・情報データには、今回の対応コードが「対応コード(今回)」、発言データ数が平均値を超えているときの対応コードが「対応コード(過去)」、サブステップコードが「サブステップコード」としてそれぞれ格納される。また、「内容」として、発言データ数が平均値を大きく超えている対応であることが格納される。作成された注意・情報データは、対応関連データ記憶部207に格納される。
未処理のサブステップが存在する間、ステップS1111 〜ステップS1112 の処理は繰り返し実行される。ステップS1111 〜ステップS1112 の処理は、未処理のサブステップごとに、サブステップの数だけ繰り返し実行される。全てのサブステップが処理されたとき、注意・情報データ解析部212は、サブステップループを抜け(ステップS1113 )、データ解析処理を終了する。
次に、異常種別表示部302が異常種別確認画面を表示する処理を説明する。図19は、第2の実施形態の異常種別表示部302による異常種別確認画面表示処理の動作を示すフローチャートである。
チャット部屋画面のチャット部屋情報領域に表示されている異常種別の箇所はリンクである。端末所持者が異常種別のリンクを押下する(ステップS1201 )と、表示端末の異常種別表示部302に、異常種別確認画面の表示要求が入力される(ステップS1202 )。
表示要求が入力された異常種別表示部302は、異常種別確認画面を表示する。次いで、異常種別表示部302は、保存されている異常・異常予兆種別データを取り出し、異常・異常予兆種別データに含まれているタイトルをタイトル領域に、内容を内容領域にそれぞれ表示する。また、異常種別表示部302は、押下されると対応マニュアルのデータが表示されるリンクを内容領域に表示する(ステップS1203 )。
次いで、異常種別表示部302は、保存されている過去の対応データ等に基づいて、過去のデータを過去対応データ領域に表示する(ステップS1204 )。例えば、異常種別表示部302は、表示される過去のデータ内に、過去の対応データの開始日時を過去の対応日(例えば、図13に示す「前回発生日」)として表示する。
次いで、異常種別表示部302は、過去の対応データの開始日時からの発言データをチャット情報として過去対応データ領域に表示する(ステップS1205 )。
異常種別表示部302は、対応工程(ステップ)データおよび対応工程(サブステップ)データに含まれる開始日時の情報と終了日時の情報を用いて、発言データをステップごと、およびサブステップごとに分けて表示する。表示した後、異常種別表示部302は、異常種別確認画面表示処理を終了する。
次に、工程表示部303が工程一覧画面を表示する処理を説明する。図20は、第2の実施形態の工程表示部303による工程一覧画面表示処理の動作を示すフローチャートである。
チャット部屋画面のチャット部屋情報領域に表示されている工程の箇所はリンクである。端末所持者が工程のリンクを押下する(ステップS1301 )と、表示端末の工程表示部303に、工程一覧画面の表示要求が入力される(ステップS1302 )。
表示要求が入力された工程表示部303は、工程一覧画面を表示する。次いで、工程表示部303は、工程一覧領域に今回の工程(ステップおよびサブステップ)を表示する。
表示する際、工程表示部303は、ステップS1008 で作成された対応工程(ステップ)データと対応工程(サブステップ)データを用いて、ステップとサブステップを図14に示すようにツリー状に表示する。また、工程表示部303は、ステップをステップコードの昇順に表示する。また、工程表示部303は、各ステップ内のサブステップをサブステップコードの昇順に表示する(ステップS1303 )。
次いで、工程表示部303は、ステップとサブステップの各状態を表示する(ステップS1304 )。工程表示部303は、ステップとサブステップの各状態を「未完了」、「完了」、「対応中」のいずれかで表示する。
「対応中」は、対応工程データの開始日時に値が格納されており、終了日時に値が格納されていない場合に対応する。「未完了」は、対応工程データの開始日時と終了日時のいずれにも値が格納されていない場合に対応する。「完了」は、対応工程データの終了日時に値が格納されている場合に対応する。なお、サブステップに関して、対応工程(サブステップ)データの指示者と担当者に値が格納されている場合、工程表示部303は、格納されている値を表示する。
次いで、工程表示部303は、サブステップ配下に、サブステップの内容、および今回の対応での指示者コメントと担当者コメントを表示する。工程表示部303は、対応工程(サブステップ)データのサブステップコードを含む工程(サブステップ)データから内容を取り出し、サブステップの内容としてサブステップ配下に表示する。
また、工程表示部303は、対応工程(サブステップ)データから指示者コメントおよび担当者コメントを取り出し、サブステップ配下に表示する(ステップS1305 )。表示した後、工程表示部303は、工程一覧画面表示処理を終了する。
次に、チャット部屋画面で会話が行われる処理を説明する。図21は、第2の実施形態の工程管理システム100による会話処理の動作を示すフローチャートである。
チャット部屋の参加者が、チャット部屋画面の発言領域にテキストを入力し、「発言」ボタンを押下する(ステップS1401 )。チャット部屋画面表示部301は、入力されたテキストデータ、対応コード、および自身の表示端末を所持する人員の人員コードを、管理装置200のチャット部屋管理部202に送信する(ステップS1402 )。
次いで、チャット部屋管理部202は、受信されたテキストデータを「発言内容」、受信された人員コードが示す人員を「発言者」、受信された対応コードを「対応コード」、受信日時を「発言日時」として図9に示す発言データを生成する。チャット部屋管理部202は、生成された発言データを対応関連データ記憶部207に格納する(ステップS1403 )。
次いで、管理装置200は、受信されたテキストデータおよび人員コードを表示端末に送信する(ステップS1404 )。
次いで、表示端末のチャット部屋画面表示部301は、送信されたデータを受信する。チャット部屋画面表示部301は、受信された人員コードに対応する名前を、保存されている人員データから取り出す。
次いで、チャット部屋画面表示部301は、取り出された名前と共に受信されたテキストデータを、会話の一部としてチャット領域に表示する(ステップS1405 )。表示した後、工程管理システム100は、会話処理を終了する。
次に、管理センタに所在する管理者の操作により指示画面が表示される処理および指示画面を介した指示処理を説明する。図22は、第2の実施形態の工程管理システム100による指示処理の動作を示すフローチャートである。
指示表示部304がチャット部屋画面表示部301に表示要求を入力することによって、管理センタに所在する管理者が所持する表示端末に表示される指示領域には、次の作業対象のサブステップの実行指示の出力を促す旨が表示される。
次の作業対象のサブステップを特定するため、指示表示部304は、終了日時に値が格納されていない対応工程(ステップ)データに含まれるステップコードのうち、最小のステップコードを取り出す(ステップS1501 )。
次いで、指示表示部304は、取り出されたステップコードを含む対応工程(サブステップ)データを取り出す(ステップS1502 )。
次いで、指示表示部304は、取り出された対応工程(サブステップ)データのうち、指示出力日時に値が格納されておらず、含まれているサブステップコードが最小の対応工程(サブステップ)データが示すサブステップを、次の作業対象のサブステップに特定する(ステップS1503 )。
次いで、指示表示部304は、次の作業対象のサブステップを示すサブステップコードとステップコードを用いて、指示領域への次の作業対象のサブステップの表示をチャット部屋画面表示部301に要求する。チャット部屋画面表示部301は、要求に基づいて、指示領域に次の作業対象のサブステップを表示する(ステップS1504 )。
次いで、管理者が「指示」ボタンを押下すると、チャット部屋画面表示部301は、指示表示部304に指示画面の表示要求を入力する。指示画面を表示する際、指示表示部304は、対応工程(サブステップ)データに含まれるサブステップコードを含む工程(サブステップ)データを取り出す(ステップS1505 )。指示表示部304は、特定されたサブステップに関する対応工程(サブステップ)データを参照して、図15に示すように指示画面を表示する(ステップS1506 )。
指示表示部304は、指示画面の工程欄に特定されたサブステップを表示する。また、指示表示部304は、指示画面の担当者欄に、チャット部屋に参加している現場の作業者の名前の一覧を表示する(ステップS1507 )。また、指示表示部304は、指示画面の内容欄に、工程(サブステップ)データから取り出された内容を表示する(ステップS1508 )。
次いで、指示画面を介して指示を出す際、管理者は、表示された作業者の一覧から指示の担当者を選択し、指示者コメント欄にコメントを入力した上で「指示実行」ボタンを押下する(ステップS1509 )。
「指示実行」ボタンが押下されると、指示表示部304は、サブステップコード、担当者として選択された人員を示す人員コード、指示者を示す人員コード、および指示者コメントを管理装置200に送信する。管理装置200に受信された各データは、チャット部屋管理部202の工程管理部222に入力される(ステップS1510 )。
次いで、工程管理部222は、入力されたサブステップコードを含む対応工程(サブステップ)データを対応関連データ記憶部207から取り出す(ステップS1511 )。
次いで、工程管理部222は、取り出された対応工程(サブステップ)データに指示出力日時、指示者コメント、指示者を示す人員コード、および担当者を示す人員コードを格納し、データを更新する(ステップS1512 )。指示出力日時には、例えば管理装置200がデータを受信した日時が格納される。
次いで、工程管理部222は、更新された対応工程(サブステップ)データを各表示端末に送信する。送信することによって、工程管理部222は、各表示端末に保存されている対応工程(サブステップ)データの更新を各表示端末に要求する(ステップS1513 )。
表示端末に受信された更新データは、工程表示部303に入力される。更新データが入力された工程表示部303は、表示端末に保存されている対応工程(サブステップ)データを入力されたデータに更新する(ステップS1514 )。
さらに、指示表示部304は、会話中の担当者が指示者から担当者にサブステップの作業が指示されたことが分かるように、チャット領域にテキストを表示するようにチャット部屋画面表示部301に要求する(ステップS1515 )。チャット部屋画面表示部301は、指示表示部304からの要求を受けて、チャット領域に指示出力内容を表示する(ステップS1516 )。表示した後、工程管理システム100は、指示処理を終了する。
なお、チャット領域に表示されている指示出力内容の箇所はリンクである。指示出力内容のリンクが押下されると、過去に発生した同種の異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への対応時の会話履歴が図12に示すようにツリー状に表示される。リンクが押下された際、工程表示部303は、同一のサブステップコードを含む過去の対応工程(サブステップ)データを参照し、指示出力日時から指示完了日時までの発言データを取り出して、会話履歴を表示する。
次に、現場の作業者が所持する表示端末のチャット部屋画面の指示領域に指示が表示される処理および作業者の操作により指示が完了される処理を説明する。図23は、第2の実施形態の工程管理システム100による他の指示処理の動作を示すフローチャートである。
管理センタに所在する管理者が指示を出すと、管理装置200から表示端末に対応工程(サブステップ)データの更新要求が送信される(ステップS1601 )。表示端末に受信された更新要求は、指示表示部304に入力される。
自身の表示端末が対応工程(サブステップ)データに含まれる担当者が所持する端末である場合、更新要求が入力された指示表示部304は、指示領域に指示が出されたことを表示するようにチャット部屋画面表示部301に要求する。要求されたチャット部屋画面表示部301は、指示領域に指示が出されたことを表示する(ステップS1602 )。
次いで、作業者が「指示」ボタンを押下すると、チャット部屋画面表示部301は、指示表示部304に指示画面の表示要求を入力する。表示要求が入力された指示表示部304は、指示画面を表示する(ステップS1603 )。
指示表示部304は、対応工程(サブステップ)データに基づいて図16に示すように指示画面を表示する。指示表示部304は、対応工程(サブステップ)データに含まれる工程、指示者、担当者、工程(サブステップ)データに含まれる内容、および指示者コメントを指示画面に表示する(ステップS1604 )。
また、図16に示すように指示画面には、担当者コメント欄が設けられている。担当者が担当者コメント欄にコメントを入力し「指示完了」ボタンを押下すると、指示が完了される(ステップS1605 )。「指示完了」ボタンが押下されると、指示表示部304は、指示画面に含まれるサブステップコードと担当者コメントを管理装置200に送信する(ステップS1606 )。
管理装置200に受信された各データは、チャット部屋管理部202の工程管理部222に入力される。工程管理部222は、入力されたサブステップコードを含む対応工程(サブステップ)データを対応関連データ記憶部207から取り出す。
次いで、工程管理部222は、取り出された対応工程(サブステップ)データに指示完了日時と担当者コメントを格納し、データを更新する(ステップS1607 )。指示完了日時には、例えば管理装置200がデータを受信した日時が格納される。
次いで、工程管理部222は、更新された対応工程(サブステップ)データを各表示端末に送信する。送信することによって、工程管理部222は、各表示端末に保存されている対応工程(サブステップ)データの更新を各表示端末に要求する(ステップS1608 )。
表示端末に受信された更新データは、工程表示部303に入力される。更新データが入力された工程表示部303は、表示端末に保存されている対応工程(サブステップ)データを入力されたデータに更新する(ステップS1609 )。
さらに、指示表示部304は、会話中の指示者が指示者および担当者の情報と作業が完了されたことが分かるように、チャット領域にテキストを表示するようにチャット部屋画面表示部301に要求する(ステップS1610 )。チャット部屋画面表示部301は、指示表示部304からの要求を受けて、チャット領域に指示完了内容を表示する(ステップS1611 )。表示した後、工程管理システム100は、指示処理を終了する。
次に、注意・情報表示部305が注意・情報表示領域に注意または情報を表示する処理を説明する。図24は、第2の実施形態の注意・情報表示部305による注意・情報表示処理の動作を示すフローチャートである。
指示が出力された場合、注意・情報表示305は、出力された指示に対応するサブステップコードを含む注意・情報データを参照する(ステップS1701 )。注意・情報表示305は、参照された注意・情報データに含まれる過去の対応コードを含む対応データを対応関連データ記憶部207から取り出す。
次いで、注意・情報表示305は、取り出された対応データに含まれる開始日時と注意・情報データに含まれる内容の表示要求をチャット部屋画面表示部301に入力する。チャット部屋画面表示部301は、各情報を注意・情報表示領域に表示する(ステップS1702 )。各情報が注意・情報表示領域に表示されることによって、問題が生じた可能性がある対応の内容が参照される。表示された後、注意・情報表示部305は、注意・情報表示処理を終了する。
注意・情報表示領域に問題が生じた可能性がある対応が表示される例を図25に示す。図25は、チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面の他の例を示す説明図である。図25に示す注意・情報表示領域には、次の作業対象のサブステップに関して過去に多くの時間を対応に要したケースが存在するため、対応時に行われた会話の確認を参加者に促す内容が表示されている。
図26は、第2の実施形態の注意・情報表示部305による他の注意・情報表示処理の動作を示すフローチャートである。
注意・情報表示部305は、指示が出力されてから指示が完了されるまでの時間を計測する(ステップS1801 )。
計測された時間が対応工程(サブステップ)データに含まれる過去平均時間を大きく超えた場合、過去のケースに比べて対応に多くの時間を要している。注意・情報表示部305は、何らかの注意を要する事象が発生したと判断し、注意・情報表示領域への表示要求をチャット部屋画面表示部301に入力する。
注意・情報表示部305は、計測時間が過去平均時間を大きく超えているか否かを、所定の閾値に基づいて判断する。例えば、過去平均時間の150%を超えている場合、注意・情報表示部305は、計測時間が過去平均時間を大きく超えていると判断する。
表示要求が入力されたチャット部屋画面表示部301は、注意・情報表示領域に表示要求が示す推奨される対応をとることを促す内容を表示する(ステップS1802 )。表示された後、注意・情報表示部305は、注意・情報表示処理を終了する。
注意・情報表示領域に対応に問題が生じている可能性がある旨が表示される例を図27に示す。図27は、チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面の他の例を示す説明図である。図27に示す注意・情報表示領域には、対応に多くの時間が掛かっているため、管理センタに所在する管理者と現場の作業者が双方の状況をよく理解した上で作業を進めることを促す内容が表示されている。
なお、計測された時間が過去平均時間を大きく下回っている場合に注意・情報表示領域に注意または情報が表示されてもよい。図28は、チャット部屋画面表示部301が表示するチャット部屋画面の他の例を示す説明図である。
図28に示す注意・情報表示領域には、何らかの作業漏れ等が発生したために対応時間が短くなった可能性があることを考慮し、指示を完了させる前に作業漏れの確認をすることを促す内容が表示されている。
また、注意・情報表示部305は、注意・情報表示領域に過去平均時間を表示させてもよい。指示が出力された場合、注意・情報表示部305は、出力された指示に対応する対応工程(サブステップ)データに含まれる過去平均時間を取り出す。注意・情報表示部305は、チャット部屋画面表示部301に取り出された過去平均時間の注意・情報表示領域への表示要求を入力する。表示要求が入力されたチャット部屋画面表示部301は、注意・情報表示領域に過去平均時間を表示する。
次に、次工程領域を介して次工程に作業が進められる処理を説明する。図29は、第2の実施形態の工程管理システム100による作業移行処理の動作を示すフローチャートである。
現在対応中の工程(サブステップ)の指示が完了される前の状態、すなわち対応工程(サブステップ)データの指示完了日時に値が格納されていない状態ではまだ指示が完了されていないため、管理装置200は、次工程に作業を進められないと判断する。
現在対応中の工程(サブステップ)の指示が完了された後の状態、すなわち対応工程(サブステップ)データの指示完了日時に値が格納された状態では、人員が次工程領域に表示されている「次へ」ボタンを押下すると、次工程に作業が進められる。現在対応中のステップを構成するサブステップに完了されていないサブステップが含まれる場合、次工程は次のサブステップになる。
上記の状況において「次へ」ボタンが押下されると、チャット部屋画面表示部301は、管理装置200に、サブステップコードが示す現在対応中のサブステップの終了要求を送信する(ステップS1901 )。
終了要求を受信した管理装置200のチャット部屋管理部202は、対応工程(サブステップ)データの終了日時に終了要求の受信日時を格納する。次いで、チャット部屋管理部202は、次のサブステップに対応する対応工程(サブステップ)データを取り出し、開始日時に終了要求の受信日時を格納し、データを更新する(ステップS1902 )。
次いで、チャット部屋管理部202は、表示端末に対応工程(サブステップ)データの更新要求、および次工程への移行要求を送信する(ステップS1903 )。更新要求および移行要求を受信した表示端末は、保存されている対応工程(サブステップ)データを更新し、次の工程(サブステップ)に作業を進める(ステップS1904 )。作業を進めた後、工程管理システム100は、作業移行処理を終了する。
図30は、第2の実施形態の工程管理システム100による他の作業移行処理の動作を示すフローチャートである。現在対応中のステップを構成するサブステップが全て完了された場合、次工程は、次のステップを構成する最初のサブステップになる。
上記の状況において「次へ」ボタンが押下されると、チャット部屋画面表示部301は、管理装置200に、サブステップコードが示す現在対応中のサブステップの終了要求を送信する(ステップS2001 )。
終了要求を受信した管理装置200のチャット部屋管理部202は、対応工程(サブステップ)データの終了日時に終了要求の受信日時を格納する。次いで、チャット部屋管理部202は、現在対応中のステップに対応する対応工程(ステップ)データの終了日時に終了要求の受信日時を格納する(ステップS2002 )。
次いで、チャット部屋管理部202は、次のステップに対応する対応工程(ステップ)データを取り出し、開始日時に終了要求の受信日時を格納する(ステップS2003 )。また、チャット部屋管理部202は、次のステップを構成する最初のサブステップに対応する対応工程(サブステップ)データを取り出し、開始日時に終了要求の受信日時を格納し、データを更新する(ステップS2004 )。
次工程のステップに関して、チャット部屋管理部202は、チャット部屋への参加者を前のステップでの参加者の特定処理と同様に特定する(ステップS2005 )。チャット部屋管理部202は、特定された参加者が所持する表示端末に、チャット部屋画面の表示要求を使用されるデータと共に送信する(ステップS2006 )。送信した後、工程管理システム100は、作業移行処理を終了する。
全てのステップが完了されたら対応は終了する。対応が終了した場合、管理装置200は、各表示端末に対応の終了要求を送信する。
なお、本実施形態の表示端末は、各人員に所持されている。表示端末が持ち運び可能な表示端末である場合に表示端末に位置情報を取得する手段が組み込まれると、表示端末は、現場の作業者の位置情報を取得できる。すなわち、工程管理システムは、人員の所在地を把握できる。
例えば、プラントのような大規模な施設において、異常発生箇所と作業者の所在地が大きく離れている場合を想定する。対応する作業者が異常発生箇所から離れた場所に存在する場合、指示が出力された時刻が作業の開始時刻にならないため、工程管理システムには、作業者の移動時間を考慮することが求められる。
本実施形態の注意・情報表示部305は、指示が出力されてから指示が完了されるまでの時間に基づいて注意や情報を表示する。注意・情報表示部305は、作業者が現在存在する場所から作業現場に到着するまでの移動時間を考慮に入れ、移動時間を指示が出力されてから指示が完了されるまでの時間から減算することによって、より正確な過去の作業の平均時間を算出できる。すなわち、注意・情報表示部305は、より適切な注意や情報を表示できる。
また、本実施形態の工程管理システムには、予め工程(ステップ)データと工程(サブステップ)データが定義されている。管理者は、工程(ステップ)データと工程(サブステップ)データが示す内容に沿って作業の指示を出す。しかし、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への対応が行われる際、想定されていない作業の実行が求められる状況が発生する可能性がある。
想定されていない作業の実行が求められる場合、管理者は、指示を出す時に、任意の指示を既に定義されている工程(サブステップ)データと工程(サブステップ)データとの間に割り込ませることによって、上記のような状況に対応できる。具体的には、管理者は、工程(サブステップ)データと工程(サブステップ)データの間に任意の対応工程(サブステップ)データを挿入することによって、予め定義された工程(サブステップ)データに関連付けられていない作業を指示できる。
[効果の説明]
本実施形態の工程管理システムは、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆が発生した時に、各人員が情報をやり取りできる手段を備える。具体的には、工程管理システムは、プラント等で異常が検知された際に情報をやり取りする手段としてチャット手段を提供する。
チャット手段が提供するチャット画面を介して、各人員は、チャット(会話)を行うことができるだけでなく、作業を指示することもできる。よって、伝達される情報と作業が分断されないため、工程管理システムを使用する作業者は、作業の漏れを無くし、かつ効率的に作業を進めることができる。
本実施形態の工程管理システムでは、会話と作業の指示が1つの表示領域に表示されることによって、管理者と作業者との間でやり取りされる情報と作業が分断されないため、異常な事象、または異常な事象が発生する予兆への対応の効率や対応の正確さが向上する。また、工程管理システムは、作業の指示と作業の完了を管理することによって、指示漏れや作業漏れの発生も回避できる。
また、管理者と作業者との間でやり取りされる情報には、作業工程を示す情報が含まれる。よって、管理者は、作業の進捗度を明確に把握でき、表示端末から次工程の作業の指示を出すこともできる。また、作業者は、1つの工程を完了するごとに作業の完了を報告できるため、具体的な作業状況を容易に管理者に伝えることができる。
また、本実施形態の工程管理システムは、行われたチャットや作業の指示を記録する。工程管理システムは、過去の対応記録を利用することによって、注意を要する作業や状況の把握を要する時機を提示できる。すなわち、工程管理システムが使用された場合、作業者は、指示が出力されてから指示が完了されるまでの過去に行われたチャットの履歴を容易に参照できるため、作業を効率的に実行できる。過去の指示が出力されてから指示が完了されるまでの時間等の情報を有効に活用することによって、作業者は、現在対応中の作業を効率的に実行できる。
また、本実施形態のレポート生成部は、チャットの内容を含むレポートを生成できる。すなわち、工程管理システムの使用者は、レポートを生成する手間を省ける。
なお、各実施形態の管理装置20、表示装置30〜表示装置30、管理装置200、および表示端末300は、例えば、非一時的な記憶媒体に格納されているプログラムに従って処理を実行するCPU(Central Processing Unit)によって実現される。すなわち管理受信部21、管理送信部22、入力部31、表示送信部32、表示受信部33、表示部34、作業・対応データ抽出部201、チャット部屋管理部202、レポート生成部203、チャット部屋画面表示部301、異常種別表示部302、工程表示部303、指示表示部304、および注意・情報表示部305は、例えば、プログラム制御に従って処理を実行するCPUによって実現される。
また、異常・異常予兆種別関連データ記憶部204、工程関連データ記憶部205、人員関連データ記憶部206、および対応関連データ記憶部207は、例えばRAM(Random Access Memory)で実現される。
また、各実施形態の管理装置20、表示装置30〜表示装置30、管理装置200、および表示端末300における各部は、ハードウェア回路によって実現されてもよい。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2016年3月11日に出願された日本特許出願2016−048273を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
産業上の利用の可能性
本発明は、発電所等のプラントで異常な事象、または異常な事象が発生する予兆が検出された際の検知事象への対処の用途に好適に適用可能である。
10、100 工程管理システム
20、200 管理装置
21 管理受信部
22 管理送信部
30〜30表示装置
31 入力部
32 表示送信部
33 表示受信部
34 表示部
201 作業・対応データ抽出部
202 チャット部屋管理部
203 レポート生成部
204 異常・異常予兆種別関連データ記憶部
205 工程関連データ記憶部
206 人員関連データ記憶部
207 対応関連データ記憶部
212 注意・情報データ解析部
222 工程管理部
300、310、320 表示端末
301 チャット部屋画面表示部
302 異常種別表示部
303 工程表示部
304 指示表示部
305 注意・情報表示部

Claims (10)

  1. 作業を管理する管理装置と、前記管理装置と通信可能に接続されている表示装置とを含む工程管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記表示装置から送信された前記作業に関する情報を受信する管理受信部と、
    前記作業の工程を示す工程情報と前記管理受信部により受信された前記作業に関する情報を前記表示装置に送信する管理送信部とを含み、
    前記表示装置は、
    前記作業に関する情報が入力される入力部と、
    入力された前記作業に関する情報を前記管理装置に送信する表示送信部と、
    前記管理送信部から送信された情報を受信する表示受信部と、
    入力された前記作業に関する情報と前記表示受信部により受信された情報とを1つの表示領域に表示する表示部とを含む
    ことを特徴とする工程管理システム。
  2. 管理送信部は、過去の作業状況を示す過去情報を表示装置に送信する
    請求項1記載の工程管理システム。
  3. 管理送信部は、過去情報が示す作業状況と管理受信部により受信された作業に関する情報が示す作業状況との差異を示す差異情報を表示装置に送信する
    請求項2記載の工程管理システム。
  4. 管理送信部は、作業全体の内容を示す作業情報を表示装置に送信する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の工程管理システム。
  5. 管理送信部は、作業に関する注意事項を示す注意情報を表示装置に送信する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の工程管理システム。
  6. 入力部には、実行対象の作業の工程が指示されたことを示す指示情報が入力される
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の工程管理システム。
  7. 入力部には、作業の工程が完了されたことを示す完了情報が入力される
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の工程管理システム。
  8. 管理装置は、管理受信部により受信された作業に関する情報を基にレポートを生成する生成部を含む
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の工程管理システム。
  9. 作業を管理する管理装置と、前記管理装置と通信可能に接続されている表示装置とを含む工程管理システムにおいて実行される工程管理方法であって、
    前記管理装置は、
    前記表示装置から送信された前記作業に関する情報を受信し、
    前記作業の工程を示す工程情報と受信された前記作業に関する情報を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、
    前記作業に関する情報を受け付け、
    受け付けられた前記作業に関する情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置から送信された情報を受信し、
    受け付けられた前記作業に関する情報と受信された情報とを1つの表示領域に表示する
    ことを特徴とする工程管理方法。
  10. 管理装置は、過去の作業状況を示す過去情報を表示装置に送信する
    請求項9記載の工程管理方法。
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