JPWO2017138296A1 - アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

アンテナ装置(101)は、第1端(E1)および第2端(E2)を有する第1コイルアンテナ導体(L1)、第3端(E3)および第4端(E4)を有する第2コイルアンテナ導体(L2)、切替回路(11)を備える。第1コイルアンテナ導体(L1)は軸(AX1)回りに巻回され、第2コイルアンテナ導体(L2)は軸(AX2)回りに巻回されている。切替回路(11)は、第1コイルアンテナ導体(L1)と第2コイルアンテナ導体(L2)とを、直列接続および並列接続を含む接続状態から切り替える。

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、特に例えば複数のコイルアンテナ導体を備えるアンテナ装置、およびそれを備える電子機器に関する。
従来、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)システムと、非接触電力伝送システムの両方に兼用されるアンテナ装置が知られている。
例えば、特許文献1には、第1コイルアンテナ導体と第2コイルアンテナ導体とを備え、第1コイルアンテナ導体をNFC用アンテナとして利用し、第1コイルアンテナ導体および第2コイルアンテナ導体を直列に接続して電力伝送用アンテナとして利用する構造のアンテナ装置が開示されている。上記アンテナ装置では、第1コイルアンテナ導体が電力伝送用アンテナの一部としても利用されるため、NFC用アンテナと電力伝送用アンテナとを別々に備える場合に比べて、小型化、低コスト化、軽量化できる。
特開2013−93429号公報
しかし、特許文献1に示されるアンテナ装置では、NFCシステムで利用する場合に第2コイルアンテナ導体を利用しないため、第2コイルアンテナ導体が形成された部分はアンテナとして寄与しない無駄なスペースであり、スペースの利用効率が低下するといった問題が生じる。なお、このような課題は、異なる複数のシステムで利用されるアンテナ装置に限らず、一つのシステムで利用されるアンテナ装置であっても、使用されないコイルアンテナ導体が存在する場合にも同様に生じる。
本発明の目的は、複数のコイルアンテナ導体を備える構成において、コイルアンテナ導体の利用効率を高めることによりスペースを有効利用でき、且つ、アンテナ特性を切り替えられるようにしたアンテナ装置を提供することにある。また、そのアンテナ装置を備える電子機器を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、
軸回りに巻回され、第1端および第2端を有する第1コイルアンテナ導体と、
軸回りに巻回され、第3端および第4端を有する第2コイルアンテナ導体と、
前記第1コイルアンテナ導体と前記第2コイルアンテナ導体とを、直列接続および並列接続を含む接続状態から切り替える切替回路と、
を備えることを特徴とする。
この構成では、アンテナ装置の使用時に、第1コイルアンテナ導体および第2コイルアンテナ導体のいずれも利用する構成であるため、コイルアンテナ導体の利用効率が高く、スペースを有効に利用できるアンテナ装置を実現できる。
また、この構成では、第1コイルアンテナ導体と第2コイルアンテナ導体とを、直列接続および並列接続を含む接続状態から切り替える切替回路を備えるため、使用状況に応じてアンテナ特性を切り替えることのできるアンテナ装置を実現できる。
(2)上記(1)において、前記切替回路は、前記第1コイルアンテナ導体の前記第1端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第1切替部と、前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第4端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第2切替部と、を有することが好ましい。この構成では、切替回路によって、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を、直列または並列のいずれかに接続できるため、使用状況に応じてアンテナ特性を切り替えることのできるアンテナ装置を実現できる。
(3)上記(2)において、前記切替回路は、前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第3切替部をさらに有していてもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを接続するキャパシタをさらに備えることが好ましい。この構成により、第1コイルアンテナ導体のインダクタンス、第2コイルアンテナ導体のインダクタンス、キャパシタ等が持つ容量成分とでLC共振回路が構成できる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記第1コイルアンテナ導体は第1コイル開口を有し、前記第2コイルアンテナ導体は第2コイル開口を有し、前記第1コイル開口の少なくとも一部は、前記第1コイルアンテナ導体の前記軸方向から視て、前記第2コイル開口に重なることが好ましい。この構成により、一方のコイルアンテナ導体に流れる電流により発生した磁束が、他方のコイルアンテナ導体に鎖交しやすくなり、第1コイルアンテナ導体および第2コイルアンテナ導体を効率よく磁界結合させることができる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記切替回路は、前記第1コイルアンテナ導体の前記軸方向から視て、前記第1コイルアンテナ導体に流れる電流の周回方向と前記第2コイルアンテナ導体に流れる電流の周回方向とが、同方向になるよう前記第1コイルアンテナ導体および前記第2コイルアンテナ導体を接続することが好ましい。この構成により、第1コイルアンテナ導体に流れる電流により発生する磁束と、第2コイルアンテナ導体に流れる電流により発生する磁束とは同方向(同相)であり、加算されるため、導体損失を抑制しつつ、インダクタンス値をさらに高めたアンテナ装置を実現できる。または、所定のインダクタンス値を有し、且つ、低導体損失のアンテナ装置を実現できる。
(7)本発明の電子機器は、
アンテナ装置と、
前記アンテナ装置に接続される給電回路と、
を備え、
前記アンテナ装置は、
軸回りに巻回され、第1端および第2端を有する第1コイルアンテナ導体と、
軸回りに巻回され、第3端および第4端を有する第2コイルアンテナ導体と、
前記第1コイルアンテナ導体と前記第2コイルアンテナ導体とを、直列接続および並列接続を含む接続状態から切り替える切替回路と、を有し、
前記切替回路は前記給電回路に接続されることを特徴とする。
この構成により、コイルアンテナ導体の利用効率を高めることによりスペースを有効利用でき、且つ、アンテナ特性を切り替えられるようにしたアンテナ装置を備える電子機器を実現できる。
(8)上記(7)において、前記切替回路は、前記第1コイルアンテナ導体の前記第1端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第1切替部と、前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第4端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第2切替部と、を有し、前記第1切替部および前記第2切替部は、前記給電回路に接続されることが好ましい。この構成により、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を、直列または並列のいずれかに接続できるため、使用状況に応じてアンテナ特性を切り替えることのできるアンテナ装置を備えた電子機器を実現できる。
(9)上記(8)において、前記給電回路は、第1システム用の第1システム用給電回路と第2システム用の第2システム用給電回路とを含み、前記第1切替部および前記第2切替部は、前記第1システム用給電回路または前記第2システム用給電回路のいずれかに接続されることが好ましい。この構成により、異なる複数のシステムで利用されるアンテナ装置を備える電子機器を実現できる。
(10)上記(9)において、
前記切替回路を、第1接続状態または第2接続状態のいずれかに切替える制御部をさらに備え、
前記切替回路は、前記第1切替部および前記第2切替部を、前記第1システム用給電回路または前記第2システム用給電回路のいずれに接続するかを切り替える第4切替部をさらに有し、
前記第1接続状態では、
前記第4切替部が、前記第1切替部および前記第2切替部を前記第1システム用給電回路に接続し、
前記第1切替部が、前記第1コイルアンテナ導体の前記第1端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを接続し、且つ、前記第1端および前記第3端を前記第1システム用給電回路に接続し、
前記第2切替部が、前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第4端とを接続し、且つ、前記第2端および前記第4端を前記第1システム用給電回路に接続し、
前記第2接続状態では、
前記第4切替部が、前記第1接続および前記第2切替部を、前記第2システム用給電回路に接続し、
前記第1切替部が、前記第1コイルアンテナ導体の前記第1端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを遮断し、且つ、前記第1端を前記第2システム用給電回路に接続し、
前記第2切替部が、前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第4端とを遮断し、且つ、前記第4端を前記第2システム用給電回路に接続し、
前記第1切替部および前記第2切替部が、前記第2端と前記第3端とを接続することが好ましい。
この構成により、異なる複数のシステムで利用され、利用するシステムに応じてアンテナ特性を切り替えることのできるアンテナ装置を備える電子機器を実現できる。
(11)上記(9)または(10)において、前記第1システム用給電回路は通信システムであってもよい。
(12)上記(11)において、前記通信システムは近距離無線通信システムであってもよい。
(13)上記(9)から(12)のいずれかにおいて、前記第2システム用給電回路は電力伝送システムであってもよい。
(14)上記(13)において、前記電力伝送システムは磁界共鳴電力伝送システムであってもよい。
本発明によれば、複数のコイルアンテナ導体を備える構成において、コイルアンテナ導体の利用効率を高めることによりスペースを有効利用でき、且つ、アンテナ特性を切り替えられるようにしたアンテナ装置を実現できる。また、そのアンテナ装置を備える電子機器を実現できる。
図1(A)は第1の実施形態に係る電子機器201が備えるアンテナ装置101の平面図であり、図1(B)はアンテナ装置101の、図1とは別の接続状態を示す平面図である。 図2(A)はアンテナ装置101が備える第1コイルアンテナ導体L1と、第1コイルアンテナ導体L1が有する第1コイル開口LP1とを示す平面図であり、図2(B)はアンテナ装置101が備える第2コイルアンテナ導体L2と、第2コイルアンテナ導体L2が有する第2コイル開口LP2とを示す平面図である。 図3(A)は第1接続状態における電子機器201を模式的に示した図であり、図3(B)は第2接続状態における電子機器201を模式的に示した図である。 図4(A)は第1の実施形態に係る電子機器201Aの部分断面図であり、図4(B)は第1の実施形態に係る電子機器201Bの部分断面図であり、図4(C)は第1の実施形態に係る電子機器201Cの部分断面図である。 図5は第2の実施形態に係る電子機器202が備えるアンテナ装置102の平面図である。 図6(A)はアンテナ装置102の接続状態を示す平面図であり、図6(B)はアンテナ装置102の、図6(A)とは別の接続状態を示す平面図である。 図7は第3の実施形態に係る電子機器203が備えるアンテナ装置103の平面図である。 図8は第4の実施形態に係る電子機器204が備えるアンテナ装置104の平面図である。 図9(A)はアンテナ装置104の接続状態を示す平面図であり、図9(B)は、アンテナ装置104の、図9(A)とは別の接続状態を示す平面図である。 図10(A)は第1接続状態における電子機器205を模式的に示した図であり、図10(B)は第2接続状態における電子機器205を模式的に示した図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1(A)は第1の実施形態に係る電子機器201が備えるアンテナ装置101の平面図であり、図1(B)はアンテナ装置101の、図1とは別の接続状態を示す平面図である。
図2(A)はアンテナ装置101が備える第1コイルアンテナ導体L1と、第1コイルアンテナ導体L1が有する第1コイル開口LP1とを示す平面図であり、図2(B)はアンテナ装置101が備える第2コイルアンテナ導体L2と、第2コイルアンテナ導体L2が有する第2コイル開口LP2とを示す平面図である。図1(A)および図1(B)では、第2コイルアンテナ導体L2の構造を解りやすくするため、第2コイルアンテナ導体L2を破線で図示している。
本発明における「アンテナ装置」は、複数のコイルアンテナ導体を備え、1または複数のシステムで使用されるアンテナ装置である。本発明における「電子機器」は、上記アンテナ装置および給電回路等を備える装置であり、例えば携帯電話端末、いわゆるスマートフォン、タブレット端末、ノートPCやPDA、ウェアラブル端末(いわゆるスマートウォッチやスマートグラス等)、カメラ、ゲーム機、玩具等である。
本実施形態に係る電子機器201は、アンテナ装置101、制御部21、アンテナ装置101に接続される給電回路1を備える。アンテナ装置101は、第1コイルアンテナ導体L1、第2コイルアンテナ導体L2および切替回路11を備える。
第1コイルアンテナ導体L1は、軸AX1回りに巻回された約2ターン強の矩形スパイラル状の導体パターンであり、第1端E1および第2端E2を有する。本実施形態では、第1コイルアンテナ導体L1が、Z軸方向(第1コイルアンテナ導体L1の軸AX1方向)から視て、内側から外側に向かって右回りに巻回され、第1コイル開口LP1を有する。
第2コイルアンテナ導体L2は、軸AX2回りに巻回された約2ターン強の矩形スパイラル状の導体パターンであり、第3端E3および第4端E4を有する。本実施形態では、第2コイルアンテナ導体L2が、Z軸方向から視て、内側から外側に向かって右回りに巻回され、第2コイル開口LP2を有する。
本実施形態では、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が、同一平面(XY平面)上に形成されている。本実施形態に係る第2コイルアンテナ導体L2の外径は、第1コイルアンテナ導体L1の内径よりも小さく、第2コイルアンテナ導体L2は第1コイル開口LP1内に配置されている。そのため、第1コイル開口LP1の少なくとも一部は、Z軸方向から視て、第2コイル開口LP2に重なる。また、本実施形態では、第1コイルアンテナ導体L1の軸AX1と第2コイルアンテナ導体L2の軸AX2とが、一致している。
切替回路11は第1切替部S1および第2切替部S2を有し、後に詳述するように、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とを、直列接続および並列接続を含む接続状態から切り替える回路である。第1切替部S1および第2切替部S2は例えばSPDTスイッチである。
第1切替部S1は、第1コイルアンテナ導体L1の第1端E1および第2コイルアンテナ導体L2の第3端E3にそれぞれ接続され、第1端E1と第3端E3とを接続または遮断のいずれかに切り替える。第2切替部S2は、第1コイルアンテナ導体L1の第2端E2および第2コイルアンテナ導体L2の第4端E4にそれぞれ接続され、第2端E2と第4端E4とを接続または遮断のいずれかに切り替える。また、第1切替部S1および第2切替部S2は給電回路1に接続されている。給電回路1は、例えば平衡入出力型のHF帯IC等の近距離無線通信システム用の給電回路である。
図1(A)に示す接続状態の例では、第1切替部S1が接点A側に接続され、第2切替部S2が接点D側に接続されている。そのため、第1端E1と第3端E3とが接続され、且つ、第1端E1および第3端E3が給電回路1に接続される。また、第2端E2と第4端E4とが接続され、且つ、第2端E2および第4端が給電回路1に接続される。したがって、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、切替回路11によって給電回路1に対して並列に接続される。このとき、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との合成インダクタンス(L1・L2/(L1+L2))は、第1コイルアンテナ導体L1のインダクタンス(L1)および第2コイルアンテナ導体L2のインダクタンス(L2)より小さい。また、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との合成抵抗(R1・R2/(R1+R2))は、第1コイルアンテナ導体L1の導体抵抗(R1)および第2コイルアンテナ導体L2の導体抵抗(R2)より小さい。したがって、上記の接続状態とすることにより、損失が小さく、Q値の高いアンテナ装置を実現できる。
第1切替部S1が、第1端E1と第3端E3とを接続し、且つ、第1端E1および第3端E3を給電回路1に接続し、第2切替部S2が、第2端E2と第4端E4とを接続し、且つ、第2端E2および第4端E4を給電回路1に接続する接続状態(第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とが並列に接続される状態)が、本発明における「第1接続状態」の一例である。
図1(B)に示す接続状態の例では、第1切替部S1が接点B側に接続され、第2切替部S2が接点C側に接続されている。そのため、第1端E1と第3端E3とが遮断され、且つ、第1端E1が給電回路1に接続される。また、第2端E2と第4端E4とが遮断され、且つ、第4端E4が給電回路1に接続される。そして、第2端E2と第3端E3とが接続される。したがって、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、切替回路11によって給電回路1に対して直列に接続される。このとき、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との合成インダクタンス(L1+L2)は、第1コイルアンテナ導体L1のインダクタンス(L1)および第2コイルアンテナ導体L2のインダクタンス(L2)よりは大きい。但し、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との合成抵抗(R1+R2)は、第1コイルアンテナ導体L1の導体抵抗(R1)および第2コイルアンテナ導体L2の導体抵抗(R2)より大きい。したがって、上記の接続状態とすることにより、インダクタンス値が高く、磁束の放射や集磁の効果の良いアンテナ装置を実現できる。
第1切替部S1が、第1端E1と第3端E3とを遮断し、且つ、第1端E1および第4端E4を給電回路1に接続し、第2切替部S2が、第2端E2と第4端E4とを遮断し、第1切替部S1および第2切替部S2が、第2端E2と第3端E3とを接続する接続状態(第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とが直列に接続される状態)が、本発明における「第2接続状態」の一例である。
本実施形態に係る制御部21は、切替回路11を上記「第1接続状態」または「第2接続状態」のいずれかを選択する機能を有した装置である。このように、本発明における制御部は、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とを、直列接続および並列接続を含む接続状態から選択する。なお、制御部21は、切替回路11内に組み込まれていてもよい。
本実施形態に係るアンテナ装置101によれば、次のような効果を奏する。
(a)本実施形態に係るアンテナ装置101では、アンテナ装置の使用時に、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2のいずれも利用する構成であるため、コイルアンテナ導体の利用効率が高く、スペースを有効に利用できるアンテナ装置を実現できる。
(b)また、アンテナ装置101では、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とを、直列接続および並列接続を含む接続状態(本実施形態における「第1接続状態」および「第2接続状態」)から切り替える切替回路11を備える。この構成により、使用状況に応じてアンテナ特性を切り替えることのできるアンテナ装置を実現できる。
次に、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が磁界結合するアンテナ装置について、図を参照して説明する。図3(A)は第1接続状態における電子機器201を模式的に示した図であり、図3(B)は第2接続状態における電子機器201を模式的に示した図である。
図3(A)および図3(B)に示すように、「第1接続状態」および「第2接続状態」において、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、互いに磁界結合する。この構成により、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2の接続状態だけでなく、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との間の結合度によって、所望のインダクタンス値を有するアンテナ装置を実現できる。なお、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との間の結合度を定めることで、様々なインダクタンス値および導体損失を有するアンテナ装置を実現でき、アンテナ装置の設計上の自由度を高めることができる。
なお、本実施形態では、第1コイル開口LP1の少なくとも一部が、Z軸方向から視て、第2コイル開口LP2に重なり、且つ、第1コイルアンテナ導体L1の軸AX1と第2コイルアンテナ導体L2の軸AX2とが一致している。この構成により、一方のコイルアンテナ導体に流れる電流により発生した磁束が、他方のコイルアンテナ導体に鎖交しやすくなり、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を効率よく磁界結合させることができる。
上記の構成に加え、本実施形態では、図1(A)および図1(B)等に示すように、「第1接続状態」および「第2接続状態」のいずれも、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流の周回方向と第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流の周回方向とが、同方向(例えばZ軸方向から視て、右回りまたは左回り。)になる。そのため、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流により発生する磁束と、第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流により発生する磁束とは同方向(同相)であり、加算される(第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との間の相互インダクタンスMは正である)。この構成により、導体損失を抑制しつつ、インダクタンス値をさらに高めたアンテナ装置を実現できる。または、所定のインダクタンス値を有し、且つ、低導体損失のアンテナ装置を実現できる。
なお、本実施形態では、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が、同一平面(XY平面)上に形成された例を示したが、この構成に限定されるものではない。第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が異なる平面上に形成されていてもよい。例えば、複数の基材層を積層してなる積層体内に本発明のアンテナ装置を設けた場合、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とが異なる基材層に形成されていてもよい。また、例えば、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とが、樹脂等の絶縁性材料からなるシートの異なる主面にそれぞれ形成されていてもよい。
また、本実施形態では、第2コイルアンテナ導体L2全体が第1コイル開口LP1内に配置されている例、すなわち、第2コイル開口LP2全体が、Z軸方向から視て、第1コイル開口LP1に重なっている例を示したが、この構成に限定されるものではない。第1コイルアンテナ導体L1が、Z軸方向から視て、第2コイル開口LP2内に配置されていてもよい。なお、第1コイル開口LP1の少なくとも一部が、Z軸方向から視て、第2コイル開口LP2に重なっていれば、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を効率よく磁界結合させることができる。すなわち、第1コイルアンテナ導体L1の軸AX1と第2コイルアンテナ導体L2の軸AX2とが一致する必要はない。但し、上述した作用効果を得るうえで第1コイルアンテナ導体L1の軸AX1と第2コイルアンテナ導体L2の軸AX2とが一致することが好ましい。
次に、2つのコイルアンテナ導体の配置関係による効果について、図を参照して説明する。図4(A)は第1の実施形態に係る電子機器201Aの部分断面図であり、図4(B)は第1の実施形態に係る電子機器201Bの部分断面図であり、図4(C)は第1の実施形態に係る電子機器201Cの部分断面図である。図4(A)、図4(B)および図4(C)では、切替回路、制御部および給電回路の図示が省略されている。
電子機器201Aは、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を有するアンテナ装置、筐体4、筐体4の内部に収納される部品5等を備える。筐体4は例えば樹脂製の筐体であり、部品5は例えばプリント配線基板、シールドケース、シールド板、または電池パック等である。
図4(A)に示すように、電子機器201Aでは、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が筐体4と部品5との間に配置される。第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、同一平面(XY平面)上に配置されていないが、第2コイル開口LP2全体は、Z軸方向から視て、第1コイル開口LP1に重なっている。また、Z軸方向から視て、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流i1の周回方向と、第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流i2の周回方向とは同方向になっている。
この構成では、上述した電子機器201と同様に、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流i1により発生する磁束φ1と、第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流i2により発生する磁束φ2とは同方向(同相)であり、加算される。したがって、導体損失を抑制しつつ、インダクタンス値をさらに高めたアンテナ装置を実現できる。または、所定のインダクタンス値を有し、且つ、低導体損失のアンテナ装置を実現できる。
電子機器201Bは、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を有するアンテナ装置、筐体4、筐体4の内部に収納される部品5等を備える。電子機器201Bは、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2の配置が、上述した電子機器201Aと異なり、その他の構成は同じである。
図4(B)に示すように、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、同一平面(XY平面)上に配置されているが、第2コイル開口LP2全体は、Z軸方向から視て、第1コイル開口LP1に重なっていない。なお、Z軸方向から視て、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流i1の周回方向と第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流i2の周回方向とは同方向になっている。この構成では、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流i1により発生する磁束φ1と、第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流i2により発生する磁束φ2とは、いずれも筐体4の内側から外側に向かって同方向(同相)に放射されている。
この構成により、広範囲に亘って(特にXY平面において)ヌル点が生じ難いため、広範囲に亘って相手側のコイルアンテナと結合が可能な電子機器を実現できる。
電子機器201Cは、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を有するアンテナ装置、筐体4、筐体4の内部に収納される部品5等を備える。電子機器201Cは、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2の配置が上述した電子機器201A,201Bと異なり、その他の構成は同じである。
図4(C)に示すように、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、異なる平面上に配置されている。具体的には、第1コイルアンテナ導体L1は、XY平面上に配置され、第2コイルアンテナ導体L2はXZ平面上に配置されている。また、図4(C)に示すように、電子機器201Cでは、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が、いずれも筐体4と部品5との間に配置される。また、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流i1により発生する磁束φ1と、第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流i2により発生する磁束φ2とが、いずれも同じ方向に放射されるように接続される。例えば、図4(C)では、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流i1により発生する磁束と、第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流i2により発生する磁束φ2とが、いずれも筐体4の内側から外側に向かって同方向(同相)に放射されている。
この構成により、広範囲に亘って(特に広角度範囲に亘って)ヌル点が生じ難いため、広範囲に亘って相手側のコイルアンテナと結合が可能な電子機器を実現できる。
なお、図4(A)、図4(B)および図4(C)では、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を有するアンテナ装置が送信側アンテナである場合についての作用を説明したが、アンテナの可逆定理(相反定理)により、送受が反転しても成り立つ。すなわち、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2を有するアンテナ装置が受信側アンテナである場合にも同様に作用する。
《第2の実施形態》
第2の実施形態では、切替回路の構造が第1の実施形態に係る切替回路11と異なる。その他の構成についてはアンテナ装置101と実質的に同じである。
図5は第2の実施形態に係る電子機器202が備えるアンテナ装置102の平面図である。図5では、第2コイルアンテナ導体L2の構造を解りやすくするため、第2コイルアンテナ導体L2を破線で図示している。後に示す図6(A)および図6(B)においても同様である。
本実施形態に係る電子機器202は、アンテナ装置102、制御部22、およびアンテナ装置102に接続される給電回路1を備える。アンテナ装置102は、第1コイルアンテナ導体L1、第2コイルアンテナ導体L2および切替回路12を備える。
切替回路12は第1切替部S1、第2切替部S2および第3切替部S3を有する。第3切替部S3は、第1コイルアンテナ導体L1の第2端および第2コイルアンテナ導体L2の第3端に接続され、第2端と第3端とを接続または遮断のいずれかに切り替える接点である。本実施形態に係る第1切替部S1および第2切替部S2は、例えばSPSTスイッチである。第3切替部S3は例えばSPSTスイッチである。
図6(A)はアンテナ装置102の接続状態を示す平面図であり、図6(B)はアンテナ装置102の、図6(A)とは別の接続状態を示す平面図である。
図6(A)に示す接続状態の例では、第1切替部S1が接点A側に接続され、第2切替部S2が接点D側に接続され、第3切替部S3が開放されている。そのため、第1コイルアンテナ導体L1の第1端E1と第2コイルアンテナ導体L2の第3端E3とが接続され、且つ、第1端E1および第3端E3が給電回路1に接続される。また、第1コイルアンテナ導体L1の第2端E2との第2コイルアンテナ導体L2の第4端E4とが接続され、且つ、第2端E2および第4端E4が給電回路1に接続される。また、第3切替部S3が開放されているため、第3端E3(および第1端E1)と第2端E2(および第4端E4)とが遮断されている。したがって、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、切替回路12によって給電回路1に対して並列に接続される。
一方、図6(B)に示す接続状態の例では、第1切替部S1が開放され、第2切替部S2が開放され、第3切替部S3が接点E側に接続されている。そのため、第1端E1と第3端E3とが遮断され、且つ、第1端E1が給電回路1に接続される。また、第2端E2と第4端E4とが遮断され、且つ、第4端E4が給電回路1に接続される。そして、第2端E2と第3端E3とが接続される。したがって、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、切替回路12によって給電回路1に対して直列に接続される。
このような構成であっても、アンテナ装置101と同様の作用・効果を奏する。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、切替回路が有する第1切替部S1、第2切替部S2および第3切替部S3の構成が、第2の実施形態に係る切替回路12と異なる。本実施形態では、制御部を備えていない点で第2の実施形態に係る電子機器202と異なる。また、給電回路3が第1システムと第2システムの両方に使用できる点で、第2の実施形態に係る給電回路1と異なる。その他の構成についてはアンテナ装置102と実質的に同じである。
図7は第3の実施形態に係る電子機器203が備えるアンテナ装置103の平面図である。図7では、第2コイルアンテナ導体L2の構造を解りやすくするため、第2コイルアンテナ導体L2を破線で図示している。
本実施形態に係る電子機器203は、アンテナ装置103、およびアンテナ装置103に接続される給電回路3を備える。アンテナ装置103は、第1コイルアンテナ導体L1、第2コイルアンテナ導体L2および切替回路13を備える。本実施形態における給電回路3は、第1システムと第2システムの両方に使用可能な給電回路である。第1システムが扱う周波数は、第2システムが扱う周波数よりも高い。
切替回路13は第1切替部S1、第2切替部S2および第3切替部S3を有する。本実施形態における第1切替部S1および第2切替部S2は、例えばキャパシタであり、第3切替部S3は例えばインダクタである。すなわち、切替回路14は、インダクタLPおよびキャパシタCP1,CP2によるフィルタ回路を構成する。
例えば、第1システムでは、第1切替部S1および第2切替部S2は低インピーダンスとなって等価的にショート状態、あるいはショート状態に近づき、第3切替部S3は高インピーダンスとなって等価的にオープン状態、あるいはオープン状態に近づく。したがって、第1システム(第2システムよりも高い周波数)において、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、切替回路13によって給電回路3に対して並列に接続される。言い換えると、第1システムにおいては、切替回路13によって、第1切替部S1および第2切替部S2を経由し、第3切替部S3を経由しない経路に流れる電流(給電回路3に対して第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が並列に接続される経路に流れる電流)が、第2システムにおいて、同じ経路に流れる電流よりも大きくなる。
例えば、第2システムでは、第1切替部S1および第2切替部S2は高インピーダンスとなって等価的にオープン状態、あるいはオープン状態に近づき、第3切替部S3は低インピーダンスとなって等価的にショート状態、あるいはショート状態に近づく。したがって、第2システム(第1システムよりも低い周波数)において、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、切替回路13によって給電回路3に対して直列に接続される。言い換えると、第2システムにおいては、切替回路13によって、第1切替部S1及び第2切替部S2を経由せず、第3切替部S3を経由する経路に流れる電流(給電回路3に対して第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が直列に接続される経路に流れる電流)が、第1システムにおいて、同じ経路に流れる電流よりも大きくなる。
このように、異なる複数のシステムで利用される電子機器において、各々のシステムの使用周波数が十分に異なる場合には、第1切替部S1、第2切替部S2および第3切替部S3がインダクタやキャパシタの受動素子等を用いることで、制御部を備えることなく本発明の作用効果を奏する。また、インダクタやキャパシタの受動素子を単独で用いるのではなく、それぞれを組み合わせたLCフィルタ等を用いてもよい。つまり、第1システムと第2システムのそれぞれが扱う周波数が異なれば、第1切替部S1、第2切替部S2および第3切替部S3は、スイッチの代わりに周波数フィルタを用いてもよい。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では、電子機器が第1システム用給電回路および第2システム用給電回路を備え、切替回路が第4切替部を有する点で、第2の実施形態に係るアンテナ装置102と異なる。また、切替回路が第3切替部を備えていない点で、第2の実施形態に係る切替回路12と異なる。その他の構成についてはアンテナ装置102と実質的に同じである。
図8は第4の実施形態に係る電子機器204が備えるアンテナ装置104の平面図である。図8では、第2コイルアンテナ導体L2の構造を解りやすくするため、第2コイルアンテナ導体L2を破線で図示している。後に示す図9(A)および図9(B)においても同様である。
本実施形態に係る電子機器204は、アンテナ装置104、制御部24、第1システム用給電回路1Aおよび第2システム用給電回路2Aを備える。アンテナ装置104は、第1コイルアンテナ導体L1、第2コイルアンテナ導体L2および切替回路14を備える。本実施形態に係る給電回路は、第1システム用給電回路1Aおよび第2システム用給電回路2Aを含む。
本実施形態の第1システムは、例えば近距離無線通信システム等の通信システムである。近距離無線通信システムは、例えば、NFC(Near field communication、近傍界通信)を用いる通信システムであり、HF帯、特に13.56MHz付近の周波数が用いられる。また、第1システムが近距離無線通信システムである場合には、磁界結合により通信相手と通信を行う。
本実施形態の第2システムは、例えば磁界共鳴電力伝送システム等の電力伝送システムである。磁界共鳴電力伝送システムは、HF帯、特に6.78MHz付近の周波数で用いられる。また、第2システムが磁界型非接触電力伝送システムである場合には、磁界結合により電力伝送相手と結合して電力伝送を行う。この電力伝送システムは、例えば、スマートフォン等の電子機器を充電するために使用される。
第1システム用給電回路1Aは、例えばHF帯IC等の近距離無線通信システム用の給電回路である。第2システム用給電回路2Aは、例えば磁界共鳴電力伝送システム用の送電回路、または受電回路である。
切替回路14は第1切替部S1、第2切替部S2および第4切替部S4を有する。第4切替部S4は、第1切替部S1、第1システム用給電回路1Aおよび第2システム用給電回路2Aにそれぞれ接続される。第4切替部S4は、第1切替部S1および第2切替部S2を、第1システム用給電回路1Aまたは第2システム用給電回路2Aのいずれかに接続するかを切り替える。したがって、第1切替部S1および第2切替部S2は、第1システム用給電回路1Aまたは第2システム用給電回路2Aのいずれかに接続される。本実施形態では、第1コイルアンテナ導体L1の第2端と第2コイルアンテナ導体L2の第3端との間にキャパシタが接続されている。第4切替部S4は例えばSPDTスイッチである。
図9(A)はアンテナ装置104の接続状態を示す平面図であり、図9(B)は、アンテナ装置104の、図9(A)とは別の接続状態を示す平面図である。
図9(A)に示す接続状態の例では、第1切替部S1が接点A側に接続され、第2切替部S2が接点D側に接続され、第4切替部S4が接点F側に接続されている。そのため、第1コイルアンテナ導体L1の第1端E1と第2コイルアンテナ導体L2の第3端E3とが接続され、且つ、第1端E1および第3端E3が第1システム用給電回路1Aに接続される。第1コイルアンテナ導体L1の第2端E2との第2コイルアンテナ導体L2の第4端E4とが接続され、且つ、第2端E2および第4端E4が第1システム用給電回路1Aに接続される。すなわち、第4切替部S4は、第1切替部S1および第2切替部S2を、第1システム用給電回路1Aの入出力端子にそれぞれ接続する。そして、第2端E2と第3端E3との間にキャパシタCPが接続される。このようにして、第1コイルアンテナ導体L1、第2コイルアンテナ導体L2およびキャパシタCPは、切替回路14によって第1システム用給電回路1Aに対して並列に接続される。
第4切替部S4が、第1切替部S1および第2切替部S2を第1システム用給電回路1Aに接続し、第1切替部S1が、第1端E1と第3端E3とを接続し、且つ、第1端E1および第3端E3を第1システム用給電回路1Aに接続し、第2切替部S2が、第2端E2と第4端E4とを接続し、且つ、第2端E2および第4端E4を第1システム用給電回路1Aに接続する接続状態(第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とキャパシタCPとが並列に接続される状態)が、本発明における「第1接続状態」の一例である。
一方、図9(B)に示す接続状態の例では、第1切替部S1が開放され、第2切替部S2が開放され、第4切替部S4が接点G側に接続されている。そのため、第1端E1と第3端E3とが遮断され、且つ、第1端E1が第2システム用給電回路2Aに接続される。また、第2端E2と第4端E4とが遮断され、且つ、第4端E4が第2システム用給電回路2Aに接続される。すなわち、第4切替部S4は、第1切替部S1および第2切替部S2を、第2システム用給電回路2Aの入出力端子にそれぞれ接続する。そして、第2端E2と第3端E3との間にキャパシタCPが接続される。このようにして、第1コイルアンテナ導体L1、第2コイルアンテナ導体L2およびキャパシタCPは、切替回路14によって第2システム用給電回路2Aに対して直列に接続される。
第4切替部S4が、第1切替部S1および第2切替部S2を第2システム用給電回路2Aに接続し、第1切替部S1が、第1端E1と第3端E3とを遮断し、且つ、第1端E1および第4端E4を給電回路1に接続され、第2切替部S2が、第2端E2と第4端E4とを遮断し、第1切替部S1および第2切替部S2が、第2端E2と第3端E3とを接続する接続状態(第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2とキャパシタCPとが直列に接続される状態)が、本発明における「第2接続状態」の一例である。
本実施形態に係る制御部24は、切替回路14を上記「第1接続状態」または「第2接続状態」のいずれかを選択する機能を有した装置である。
本実施形態に係るアンテナ装置104によれば、第2の実施形態で述べた効果以外に、次のような効果を奏する。
(c)本実施形態に係る電子機器204は、切替回路14が、第1切替部S1および第2切替部S2を、第1システム用給電回路1Aまたは第2システム用給電回路2Aのいずれかに接続するかを切り替える第4切替部S4を有する。この構成により、異なる複数のシステムで利用されるアンテナ装置を備える電子機器を実現できる。
(d)本実施形態に係る電子機器204は、切替回路14を上記「第1接続状態」または「第2接続状態」のいずれかに切り替える制御部24を備える。この構成により、異なる複数のシステムで利用され、利用するシステムに応じてアンテナ特性を切り替えることのできるアンテナ装置を備える電子機器を実現できる。
(e)本実施形態では、第1コイルアンテナ導体L1の第2端と第2コイルアンテナ導体L2の第3端との間にキャパシタCPが接続される。この構成により、第1コイルアンテナ導体L1のインダクタンス、第2コイルアンテナ導体L2のインダクタンス、キャパシタCPおよび給電回路(第1システム用給電回路1Aまたは第2システム用給電回路2A)が持つ容量成分とでLC共振回路が構成できる。
なお、本実施形態では、切替回路14が第3切替部を有していない例を示したが、第2端と第3端との間に、第3切替部およびキャパシタCPが直列に接続されていてもよい。
《第5の実施形態》
第5の実施形態の切替回路は、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流の周回方向と第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流の周回方向とが、逆方向になるように第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が接続される点で、第1の実施形態に係る切替回路11と異なる。その他の構成についてはアンテナ装置101と実質的に同じである。
図10(A)は第1接続状態における電子機器205を模式的に示した図であり、図10(B)は第2接続状態における電子機器205を模式的に示した図である。
図10(A)および図10(B)に示すように、「第1接続状態」および「第2接続状態」において、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2は、互いに磁界結合する。
なお、本実施形態では、「第1接続状態」および「第2接続状態」のいずれも、Z軸方向から視て、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流の周回方向と第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流の周回方向とが、逆方向になる。そのため、第1コイルアンテナ導体L1に流れる電流により発生する磁束と、第2コイルアンテナ導体L2に流れる電流により発生する磁束とが打ち消される(第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との間の相互インダクタンスMは負である)。この構成でも、第1コイルアンテナ導体L1と第2コイルアンテナ導体L2との間の結合度を定めることで、様々なインダクタンス値および導体損失を有するアンテナ装置を実現でき、アンテナ装置の設計上の自由度を高めることができる。
《その他の実施形態》
以上に示した各実施形態では、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2が、Z軸方向から視て、右回りに巻回された矩形スパイラル状の導体パターンである例を示したが、この構成に限定されるものではない。第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2の外形は、Z軸方向から視て、円形、楕円形、多角形等、適宜変更可能である。第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体は、ループ状の導体、ヘリカル状の導体等であってもよい。また、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2はいずれも左回りに巻回されていてもよい。第1コイルアンテナ導体L1が右回りに巻回され、第2コイルアンテナ導体L2が左回りに巻回されていてもよく、第1コイルアンテナ導体L1が左回りに巻回され、第2コイルアンテナ導体L2が右回りに巻回されていてもよい。
以上に示した各実施形態では、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2の巻回数が、約2ターン強である例を示したが、この構成に限定されるものではない。第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2の巻回数は本発明の作用効果を奏する範囲において変更可能であり、第1コイルアンテナ導体L1および第2コイルアンテナ導体L2の巻回数が異なっていてもよい。
以上に示した各実施形態では、第2コイルアンテナ導体L2の外径が、第1コイルアンテナ導体L1の内径よりも小さい例、すなわち、第2コイルアンテナ導体L2の外径が、第1コイルアンテナ導体L1の外径よりも小さい例を示したが、これに限定されるものではない。第1コイルアンテナ導体L1の外径と第2コイルアンテナ導体L2の外径とが略同じであってもよく、第2コイルアンテナ導体L2の外径が第1コイルアンテナ導体L1の外径よりも大きくてもよい。
以上に示した実施形態では、2つのコイルアンテナ導体を備えるアンテナ装置の例を示したが、この構成に限定されるものではない。アンテナ装置が備えるコイルアンテナ導体は3つ以上であってもよい。その場合において、アンテナ装置の使用時に、全てのコイルアンテナ導体を利用する構成とすることで、本発明の作用効果を奏することができる。
L1…第1コイルアンテナ導体
L2…第2コイルアンテナ導体
CP,CP1,CP2…キャパシタ
LP…インダクタ
A,B,C,D,E,F,G…接点
AX1…第1コイルアンテナ導体の軸
AX2…第2コイルアンテナ導体の軸
E1…第1コイルアンテナ導体の第1端
E2…第1コイルアンテナ導体の第2端
E3…第2コイルアンテナ導体の第3端
E4…第2コイルアンテナ導体の第4端
LP1…第1コイルアンテナ導体の第1コイル開口
LP2…第2コイルアンテナ導体の第2コイル開口
M…相互インダクタンス
S1…第1切替部
S2…第2切替部
S3…第3切替部
S4…第4切替部
1A…第1システム用給電回路
2A…第2システム用給電回路
1,3…給電回路
4…筐体
5…部品
11,12,13,14…切替回路
21,22,24…制御部
101,102,103,104,105…アンテナ装置
201,202,203,204,205…電子機器

Claims (14)

  1. 軸回りに巻回され、第1端および第2端を有する第1コイルアンテナ導体と、
    軸回りに巻回され、第3端および第4端を有する第2コイルアンテナ導体と、
    前記第1コイルアンテナ導体と前記第2コイルアンテナ導体とを、直列接続および並列接続を含む接続状態から切り替える切替回路と、
    を備える、アンテナ装置。
  2. 前記切替回路は、
    前記第1コイルアンテナ導体の前記第1端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを、接続または遮断のいずれか切り替える第1切替部と、
    前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第4端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第2切替部と、
    を有する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記切替回路は、
    前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第3切替部をさらに有する、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを接続するキャパシタをさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1コイルアンテナ導体は第1コイル開口を有し、
    前記第2コイルアンテナ導体は第2コイル開口を有し、
    前記第1コイル開口の少なくとも一部は、前記第1コイルアンテナ導体の前記軸方向から視て、前記第2コイル開口に重なる、請求項1から4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記切替回路は、
    前記第1コイルアンテナ導体の前記軸方向から視て、前記第1コイルアンテナ導体に流れる電流の周回方向と前記第2コイルアンテナ導体に流れる電流の周回方向とが、同方向になるよう前記第1コイルアンテナ導体および前記第2コイルアンテナ導体を接続する、請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. アンテナ装置と、
    前記アンテナ装置に接続される給電回路と、
    を備え、
    前記アンテナ装置は、
    軸回りに巻回され、第1端および第2端を有する第1コイルアンテナ導体と、
    軸回りに巻回され、第3端および第4端を有する第2コイルアンテナ導体と、
    前記第1コイルアンテナ導体と前記第2コイルアンテナ導体とを、直列接続および並列接続を含む接続状態から切り替える切替回路と、を有し、
    前記切替回路は前記給電回路に接続される、電子機器。
  8. 前記切替回路は、
    前記第1コイルアンテナ導体の前記第1端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第1切替部と、
    前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第4端とを、接続または遮断のいずれかに切り替える第2切替部と、
    を有し、
    前記第1切替部および前記第2切替部は、前記給電回路に接続される、請求項7の電子機器。
  9. 前記給電回路は、第1システム用の第1システム用給電回路と第2システム用の第2システム用給電回路とを含み、
    前記第1切替部および前記第2切替部は、前記第1システム用給電回路または前記第2システム用給電回路のいずれかに接続される、請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記切替回路を、第1接続状態または第2接続状態のいずれかに切替える制御部をさらに備え、
    前記切替回路は、前記第1切替部および前記第2切替部を、前記第1システム用給電回路または前記第2システム用給電回路のいずれに接続するかを切り替える第4切替部をさらに有し、
    前記第1接続状態では、
    前記第4切替部が、前記第1切替部および前記第2切替部を前記第1システム用給電回路に接続し、
    前記第1切替部が、前記第1コイルアンテナ導体の前記第1端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを接続し、且つ、前記第1端および前記第3端を前記第1システム用給電回路に接続し、
    前記第2切替部が、前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第4端とを接続し、且つ、前記第2端および前記第4端を前記第1システム用給電回路に接続し、
    前記第2接続状態では、
    前記第4切替部が、前記第1接続および前記第2切替部を、前記第2システム用給電回路に接続し、
    前記第1切替部が、前記第1コイルアンテナ導体の前記第1端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第3端とを遮断し、且つ、前記第1端を前記第2システム用給電回路に接続し、
    前記第2切替部が、前記第1コイルアンテナ導体の前記第2端と前記第2コイルアンテナ導体の前記第4端とを遮断し、且つ、前記第4端を前記第2システム用給電回路に接続し、
    前記第1切替部および前記第2切替部が、前記第2端と前記第3端とを接続する、請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記第1システム用給電回路は通信システムである、請求項9または10に記載の電子機器。
  12. 前記通信システムは近距離無線通信システムである、請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記第2システム用給電回路は電力伝送システムである、請求項9から12のいずれかに記載の電子機器。
  14. 前記電力伝送システムは磁界共鳴電力伝送システムである、請求項13に記載の電子機器。
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