JPWO2017109891A1 - リール保持装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、オートローディングフィーダ(8)と組み合わせて使用され、2個のテープリール(R1、R2)を保持するリール保持装置(1)であって、テープリールを1個ずつ支承する第1リール支承部(21)および第2リール支承部(22)を両端に有し、長さ方向の中央に回転軸部(25)を有する天秤棒(2)と、天秤棒を回転可能に支承する支承部材(3)と、天秤棒が一方向(M3)のみに回転することを許容し、近接位置にある第1リール支承部を下方から遠方位置に移動可能とし、同時に遠方位置にある第2リール支承部を上方から近接位置に移動可能とする一方向回転機構(4)と、天秤棒を特定の回転位置に位置決めする位置決め機構(5)と、を備えた。これによれば、天秤棒が他方向に回転せず、かつ勝手に回転し始めないので動作信頼性が高く、また、テープリールの交換作業が軽減されるので作業性が良好である。

Description

本発明は、オートローディングフィーダと組み合わせて使用され、キャリアテープをそれぞれ巻回した2個のテープリールを回転可能に保持するリール保持装置に関する。
多数の電子部品が装着された基板を生産する設備として、はんだ印刷機、電子部品装着機、リフロー機、基板検査機などがある。これらの設備を連結して基板生産ラインを構成することが一般的になっている。このうち電子部品装着機は、基板搬送装置、部品供給装置、部品移載装置、および制御装置を備える。部品供給装置の代表例として、複数の部品収納部にそれぞれ電子部品を収納したキャリアテープを繰り出す方式のフィーダがある。近年、第1のキャリアテープの後端に続いて第2のキャリアテープを自動的に繰り出す機能を備え、スプライシング作業を省略するようにしたオートローディングフィーダが広まりつつある。オートローディングフィーダと組み合わせて使用されるリール保持装置は、2個のテープリールを回転可能かつ交換可能に保持する。この種のリール保持装置に関する一技術例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の実施形態に開示されたキャリアテープ自動供給装置は、自動供給装置本体の後方に回動可能に結合されたリール据置台と、リール据置台の下端部に回動可能にヒンジ結合された回転バーとを備え、回転バーの両端に第1リールおよび第2リールが取り付けられる。これによれば、第1リールに巻き取られている第1キャリアテープが全て消尽されると、第2キャリアテープが移送されるが、この際に第1リールが第2リールに交替されるようになっている。
また、回転バーを備えず、定位置に設けられた第1および第2リール保持部にそれぞれ第1および第2テープリールを保持して、第1および第2キャリアテープをオートローディングフィーダに送給する方式のリール保持装置も実用化されている。オートローディングフィーダは、第1キャリアテープをピッチ送りで繰り出して部品供給を行いつつ、第2キャリアテープの先端を繰り出し可能に準備しておき、第1キャリアテープの後端に続いて第2キャリアテープを繰り出す。この後、オペレータは、次の4ステップからなるテープリールの交換作業を行う。すなわち、オペレータは、第1リール保持部から空の第1テープリールを取り外し、第2リール保持部から第2テープリールを取り外し、続いてこの第2テープリールを第1リール保持部に移動させてセットし、第2リール保持部に次の第3テープリールをセットする。
特開2010−212681号公報
ところで、特許文献1の技術例は、回転バーの両端に2個のテープリールを保持して、オートローディングフィーダに対応できる点は好ましい。しかしながら、回転バーの回転方向は不定であり、また、回転バーを所定の回転位置に位置決めするストッパの類も記載されていない。このため、第1リールが第2リールに交替されるときに回転バーが逆方向に回転してしまったり、キャリアテープを送給している途中に回転バーが誤って回転したりする不具合の懸念がある。不具合時には、キャリアテープに過大なテンションや大きな弛みが発生したり、あるいは、2本のキャリアテープが交錯したりして、動作信頼性が低い。
また、定位置に設けられた第1および第2リール保持部を有するリール保持装置において、テープリールの交換作業は、前記した4ステップからなるため煩雑であり、手間がかかっていた。さらに、複数のオートローディングフィーダを電子部品装着機の幅方向に列設して使用する場合に、リール保持装置も列設されるので、テープリールを幅方向から着脱する作業が行いにくく、作業性が低下していた。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、動作信頼性が高く、かつテープリールの交換作業の作業性が良好なリール保持装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する本発明のリール保持装置は、第1キャリアテープの後端に続いて第2キャリアテープを繰り出すオートローディングフィーダと組み合わせて使用され、前記第1キャリアテープおよび前記第2キャリアテープをそれぞれ巻回した2個のテープリールを保持するリール保持装置であって、前記2個のテープリールを1個ずつ回転可能かつ交換可能に支承する第1リール支承部および第2リール支承部を両端に有し、長さ方向の中央に回転軸部を有する天秤棒と、前記天秤棒の前記回転軸部を回転可能に支承する支承部材と、前記天秤棒が前記回転軸部を中心にして一方向のみに回転することを許容し、前記オートローディングフィーダに近い近接位置にある前記第1リール支承部を下方から前記オートローディングフィーダから離れた遠方位置に移動可能とし、同時に前記遠方位置にある前記第2リール支承部を上方から前記近接位置に移動可能とし、次に、前記近接位置にある前記第2リール支承部を下方から前記遠方位置に移動可能とし、同時に前記遠方位置にある前記第1リール支承部を上方から前記近接位置に移動可能とする一方向回転機構と、前記天秤棒を特定の回転位置に位置決めして、前記第1リール支承部および前記第2リール支承部を前記近接位置および前記遠方位置のそれぞれに位置決めする位置決め機構と、を備えた。
本発明のリール保持装置において、近接位置にある第1リール支承部の第1テープリールからオートローディングフィーダに送給されていた第1キャリアテープが無くなると、遠方位置にある第2リール支承部の第2テープリールから第2キャリアテープの送給が始まる。オペレータは、この第2キャリアテープが無くなる以前に、天秤棒を一方向に半回転操作する。これにより、空の第1テープリールが近接位置から遠方位置に戻されるとともに、送給中の第2キャリアテープが巻回された第2テープリールが遠方位置から上方を通って近接位置に進められる。このとき、天秤棒は、他方向に回転することはない。また、オペレータが操作を行うとき以外、第1リール支承部および第2リール支承部は、位置決め機構によって遠方位置および近接位置のそれぞれに位置決めされているので、天秤棒が勝手に回転し始めることはない。したがって、キャリアテープに過大なテンションや大きな弛みは発生せず、また、2本のキャリアテープが交錯することも生じないので、動作信頼性が高い。
また、テープリールの交換作業では、遠方位置に戻された第1リール支承部から空の第1テープリールを取り外して、代わりに新しい第3テープリールをセットすればよい。したがって、テープリールの交換作業は、従来の4ステップから2ステップに軽減され、作業性が良好である。
電子部品装着機の全体構成を模式的に示した平面図である。 第1実施形態のリール保持装置を右側に示し、オートローディングフィーダを左側に示した側面図である。 一方向回転機構および位置決め機構の構成例を示す部分拡大側面図である。 リール保持装置の遠方位置からオートローディングフィーダに第2キャリアテープのみが送給される一時的な状態を示す側面図である。 段取り作業位置で天秤棒を反時計回りに(一方向に)半回転させる直前の状態を示す側面図である。 天秤棒および支承部材を使用位置に進めた直後の状態を示す側面図である。 参考形態のリール保持装置を右側に示し、オートローディングフィーダを左側に示した側面図である。 第2実施形態のリール保持装置を左側に示し、オートローディングフィーダを右側に示した側面図である。 通常の使用における第2実施形態の天秤棒の中央部材およびその周りの状態を示した部分拡大側面図である。 1テープリールのみの使用における第2実施形態の天秤棒の中央部材およびその周りの状態を示した部分拡大側面図である。
(1.電子部品装着機9の全体構成)
本発明の第1実施形態のリール保持装置1について、図1〜図6を参考にして説明する。まず、第1実施形態のリール保持装置1を用いる電子部品装着機9の全体構成について説明する。図1は、電子部品装着機9の全体構成を模式的に示した平面図である。図1の紙面右側から左側に向かう方向が基板Kを搬入出するX軸方向、紙面下側の後方から紙面上側の前方に向かう方向がY軸方向である。電子部品装着機9は、基板搬送装置92、部品供給装置93、部品移載装置94、部品カメラ95、および制御装置96などが機台91に組み付けられて構成されている。基板搬送装置92、部品供給装置93、部品移載装置94、および部品カメラ95は、制御装置96から制御され、それぞれが所定の作業を行うようになっている。
基板搬送装置92は、基板Kを装着位置に搬入し位置決めし搬出する。基板搬送装置92は、搬送ユニット925およびバックアップユニット926からなる。搬送ユニット925は、一対のガイドレール921、922、および一対のコンベアベルトなどで構成されている。一対のガイドレール921、922は、機台91の上面中央を横断し、かつ互いに平行して機台91に組み付けられている。一対のガイドレール921、922の向かい合う内側に設けられた一対のコンベアベルトは、基板Kの両縁をそれぞれ戴置した状態で輪転して、基板Kを機台91の中央部に設定された装着位置に搬入および搬出する。バックアップユニット926は、装着位置の下方に配設され、基板Kを押し上げて水平姿勢でクランプする。
部品供給装置93は、機台91の上面に着脱される略矩形のパレット部材931に複数のオートローディングフィーダ8が列設されて構成されている。これに限定されず、オートローディングフィーダ8と他の方式のフィーダとが混在していてもよい。各オートローディングフィーダ8の後方に、それぞれ第1実施形態のリール保持装置1が装着されている。図1において、後述するように、1台のリール保持装置1Sの天秤棒2および支承部材3が段取り作業位置に戻されている(図5参照)。また、残りのリール保持装置1の天秤棒2および支承部材3は使用位置に進められている(図2参照)。
部品移載装置94は、複数のオートローディングフィーダ8から電子部品を吸着採取し、位置決めされた基板Kまで搬送して装着する。部品移載装置94は、X軸方向およびY軸方向に水平移動可能なXYロボットタイプの装置である。部品移載装置94は、ヘッド駆動機構を構成する一対のY軸レール941、942およびY軸スライダ943、X軸方向およびY軸方向に駆動される装着ヘッド944、ノズルツール945、吸着ノズル946、ならびに基板カメラ947などで構成されている。ノズルツール945は、装着ヘッド944に交換可能に保持される一方で、下側に吸着ノズル946を保持している。吸着ノズル946は、電子部品を吸着して、基板Kに装着する。基板カメラ947は、装着ヘッド944に設けられており、基板Kに付設された位置基準マークを撮像して、基板Kの正確な位置を検出する。
部品カメラ95は、基板搬送装置92と部品供給装置93との間の機台91の上面に、上向きに設けられている。部品カメラ95は、装着ヘッド944がフィーダ8から基板K上に移動する途中で、吸着ノズル946に吸着されている電子部品の状態を撮像する。制御装置96は、機台91に組み付けられており、その配設位置は特に限定されない。制御装置96は、予め保持した装着シーケンスにしたがって部品装着動作を制御する。
次に、オートローディングフィーダ8の構成について説明する。図2は、第1実施形態のリール保持装置1を右側に示し、オートローディングフィーダ8を左側に示した側面図である。オートローディングフィーダ8は、後端の中間高さ付近にテープ挿入口81を有し、後端の上部寄りに挿入レバー82を有している。挿入レバー82を持ち上げることにより、テープ挿入口81に第1キャリアテープT1および第2キャリアテープT2を上下に重ねて挿入できるようになっている。オートローディングフィーダ8のテープ挿入口81から前端上部に向けて繰り出しレール83が配設されている。繰り出しレール83の前端付近の上面に、供給位置84が設定されている。
繰り出しレール83の前方寄りの下部に、前側テープ繰り出し機構85が配設されている。また、繰り出しレール83の後方寄りの下部に、後側テープ繰り出し機構86が配設されている。前側テープ繰り出し機構85および後側テープ繰り出し機構86は、それぞれ図略のサーボモータやスプロケットなどで構成される。スプロケットの歯は、繰り出しレール83に形成された間隙から上方に突出してキャリアテープT1、T2の係合穴に係入する。スプロケットは、サーボモータにより間欠的に回転駆動され、キャリアテープT1、T2を所定ピッチずつ部品供給位置83へ繰り出す。繰り出しレール83の部品供給位置84の手前に、図略のテープ剥離機構が設けられている。
繰り出しレール83のテープ挿入口81に近い後部寄りの上側に、テープ制御部87が設けられている。テープ制御部87は、下側の第1キャリアテープT1の繰り出しを許容し、上側の第2キャリアテープT2の先端を待機させる。かつ、テープ制御部87は、第1キャリアテープT1が終端まで繰り出されて無くなると、自動的に第2キャリアテープT2の繰り出しを許容する。したがって、第1キャリアテープT1の終端と第2キャリアテープT2の先端とを接続するスプライシング作業は不要である。
オートローディングフィーダ8の後端下部から下方に向けて、装着バー88が設けられている。装着バー88の上下2箇所に、リール保持装置1を装着可能な上側装着部881および下側装着部882が形成されている。上側装着部881および下側装着部882は、それぞれ上方に開口する鉤状の2個の取り付け座からなる。図2は、上側装着部881に第1実施形態のリール保持装置1が装着された状態を示している。なお、本願出願人は、オートローディングフィーダ8の詳細な構成例を国際公開WO2015/181958号などに開示している。
(2.第1実施形態のリール保持装置1の構成)
第1実施形態のリール保持装置1は、天秤棒2、支承部材3、一方向回転機構4、位置決め機構5、スライド移動機構6、および装置基部7などで構成されている。天秤棒2は、長い板状の部材である。天秤棒2は、一端に第1リール支承部21を有し、他端に第2リール支承部22を有する。第1リール支承部21および第2リール支承部22は、それぞれ幅方向(紙面表裏方向)に立設されたセンターピン23、24を有する。オペレータは、テープリールR1、R2を幅方向外側から(紙面裏側から)センターピン23、24に近付け、テープリールR1、R2の軸孔にセンターピン23、24係入させてセットする。センターピン23、24は、それぞれ1個のテープリールR1、R2を回転可能かつ交換可能に支承する。天秤棒2は、長さ方向の中央に回転軸部25を有する。
支承部材3は、支承部31およびアーム部35からなる。支承部31は、上下に長い部材である。支承部31の上部は、天秤棒2の回転軸部25を回転可能に支承する。支承部31の下部は、アーム部35に結合されている。アーム部35は、板状の部材であり、前後方向に長く、かつ前側が下方に湾曲している。アーム部35の後部は、支承部31の下部と重ねられ、4本のねじで固定されている。
一方向回転機構4は、天秤棒2と支承部31との間に設けられたラチェット機構によって構成されている。図3は、一方向回転機構4および位置決め機構5の構成例を示す部分拡大側面図である。一方向回転機構4は、支承部31に設けられたラチェットギヤ41と、天秤棒2に揺動可能に設けられたラチェット爪部材45とを含んで構成される。ラチェットギヤ41は、外周にラチェット歯42を有して、支承部31に固定されている。
ラチェット爪部材45は、基端寄りに形成された揺動中心部46が天秤棒2に支承されて揺動可能となっている。ラチェット爪部材45の先端の爪部47は、図略の付勢ばねによってラチェット歯42に向かい常時付勢されている。爪部47は、ラチェットギヤ41の周りを図中の反時計回り(一方向)に回転可能であり、時計回り(他方向)の回転が規制される。ラチェット機構により、天秤棒2の図中の反時計回りの回転のみが許容され(図3の白抜き矢印M1に示す)、図中の時計回りの回転が規制される。
なお、上述した説明と逆に、一方向回転機構4は、天秤棒2に設けられたラチェットギヤ41と、支承部31に揺動可能に設けられたラチェット爪部材45とを含んで構成されてもよい。また、一方向回転機構4として、ラチェット機構以外、例えばワンウェイクラッチを用いることもできる。
位置決め機構5は、ラチェットギヤ41と天秤棒2との間に設けられている。図3に示されるように、ラチェットギヤ41の外周の180°離れた2箇所に、被係止溝51が形成されている。被係止溝51の径方向の溝深さは、ラチェット歯42の凹凸よりも大きい。一方、天秤棒2には、係止ピン53が進退可能に設けられている。係止ピン53は、付勢ばね54によってラチェット歯42に向かい常時付勢されている。天秤棒2が概ね水平状態にあるとき、係止ピン53はどちらかの被係止溝51に進入し、これによって天秤棒2の回転が規制される。被係止溝51および係止ピン53は、天秤棒2を特定の回転位置に位置決めする本発明の被係止部および係止部の一実施形態である。
天秤棒2を回転操作するとき、オペレータは、係止ピン53に付属された解除レバー55を操作して、係止ピン53を被係止溝51から退出させる。これにより、位置決め機構5の機能が解除され、天秤棒2の反時計回りの回転が許容される。なお、被係止溝51は、ラチェットギヤ41の外周以外、すなわち支承部31に設けられたラチェットギヤ41以外の部材に形成されてもよい。
図2に戻り、装置基部7は、装着バー88の上側装着部881に取り付けられている。これに限定されず、装置基部7は、下側装着部882に取り付けられてもよい。装置基部7は、2枚の側板71が6本の軸部材により結合されて形成されている。装置基部7は、前側の上下2本の軸部材72、73が上側装着部881の鉤状の2個の取り付け座に上方から係入して取り付けられる。装置基部7の下側には、後方に延びるレール部材61が固設されている。レール部材61は、幅方向(紙面表裏方向)に穿孔されて前後方向に延びるスライド孔62を有する。
支承部材3のアーム部35の前側の下部に、幅方向に延びる2本のガイド軸63、64が設けられている。ガイド軸63、64は、レール部材61のスライド孔62を幅方向に貫通している。ガイド軸63、64のスライド孔62を突き抜けた先端は、拡径されて脱落が防止されている。ガイド軸63、64がスライド孔62の中を移動することにより、支承部材3は前後方向にスライド移動する。
図2において、天秤棒2および支承部材3は、オートローディングフィーダ8に近い前方の使用位置に進められている。天秤棒2および支承部材3は、スライド移動されて後方の段取り作業位置に戻される(図5参照)。支承部材3は、使用位置および段取り作業位置に保持されるロック機構を備えることが好ましい。天秤棒2および支承部材3のスライド移動量は、テープリールR1、R2の直径よりも大きめに設定されている。レール部材61および2本のガイド軸63、64は、スライド移動機構6を構成する。
(3.第1実施形態のリール保持装置1の使用方法および作用)
次に、第1実施形態のリール保持装置1の使用方法について説明する。図2は、リール保持装置1からオートローディングフィーダ8に2本のキャリアテープT1、T2が送給される通常時の状態を示している。通常時に、天秤棒2の第1リール支承部21および第2リール支承部22の一方は、オートローディングフィーダ8に近い前方の近接位置に配置される。また、第1リール支承部21および第2リール支承部22の他方は、オートローディングフィーダ8から離れた後方の遠方位置に配置される。第1リール支承部21および第2リール支承部22は、テープリールの交換作業の都度、相互に位置が入れ替わる。図2は、第1リール支承部21が近接位置に配置され、第2リール支承部22が遠方位置に配置された状態を例示している。
第1リール支承部21に保持された第1テープリールR1から、第1キャリアテープT1が送給される。第2リール支承部22に保持された第2テープリールR2から、第2キャリアテープT2が送給される。第1キャリアテープT1および第2キャリアテープT2は、ともにオートローディングフィーダ8のテープ挿入口81に挿入される。前述したように、下側の第1キャリアテープT1は、ピッチ送りで繰り出されて、電子部品が供給される。一方、上側の第2キャリアテープT2の先端は、待機状態となっている。電子部品の供給が進められてゆくと、第1キャリアテープT1が終端に達して無くなる。すると、自動的に第2キャリアテープT2のピッチ送りが開始されて、電子部品の供給が継続され、図4に示される状態となる。
図4は、リール保持装置1の遠方位置からオートローディングフィーダ8に第2キャリアテープT2のみが送給される一時的な状態を示す側面図である。オペレータは、この第2キャリアテープT2が無くなる以前に、時期を見計らってテープリールの交換作業を行うことが好ましい。これにより、オートローディングフィーダ8の部品供給動作は継続される。
テープリールの交換作業において、オペレータは、図4および図5の白抜き矢印M2に示されるように、スライド移動機構6を用いて天秤棒2および支承部材3を使用位置から段取り作業位置にスライド移動させる。このとき、第2キャリアテープT2に多少のテンションが発生するが、テンションに応じて第2テープリールR2は自動的に回転する。図5は、段取り作業位置で天秤棒2を反時計回りに(一方向に)半回転させる直前の状態を示す側面図である。
オペレータは、次に、解除レバー55を操作して係止ピン53を一方の被係止溝51から退出させながら、白抜き矢印M3に示されるように天秤棒2を反時計回りに回転操作する。天秤棒2が半回転すると、係止ピン53は、付勢ばね54の作用によって他方の被係止溝51に自動的に係入する。これにより、天秤棒2は、再び水平状態に位置決めされる。
天秤棒2の回転操作により、近接位置にある第1リール支承部21を下方から遠方位置に移動できる。これにより、空の第1テープリールR1は、近接位置から下方を通って遠方位置に戻される。同時に、遠方位置にある第2リール支承部22を上方から近接位置に移動できる。これにより、送給中の第2キャリアテープT2が巻回された第2テープリールR2は、遠方位置から上方を通って近接位置に進められる。このとき、第2キャリアテープT2に過大な弛みが発生しないように、オペレータは、適宜第2テープリールR2を反転操作することが好ましい。
オペレータは、遠方位置に戻された第1リール支承部21から空の第1テープリールR1を取り外して、代わりに新しい第3テープリールR3をセットする。次に、オペレータは、図6の白抜き矢印M4に示されるように、支承部材3および天秤棒2を段取り作業位置から使用位置にスライド移動させる。このとき、第2キャリアテープT2に過大な弛みが発生しないように、オペレータは、適宜第2テープリールR2を反転操作することが好ましい。図6は、天秤棒2および支承部材3を使用位置に進めた直後の状態を示す側面図である。
次に、オペレータは、第1リール支承部21の第3テープリールR3から第3キャリアテープT3の先端を引き出して、オートローディングフィーダ8のテープ挿入口81に挿入する。これで、テープリールの交換作業が終了し、図2に示された通常時の状態に戻る。テープリールの交換作業の間、第2キャリアテープT2の送給、およびオートローディングフィーダ8の部品供給動作は、継続されている。
その後、近接位置の第2リール支承部22の第2テープリールR2から送給されている第2キャリアテープT2が終端まで使用されて無くなると、オペレータは、天秤棒2を再びスライド移動および回転操作してテープリールの交換作業を再度行う。これにより、空の第2テープリールR2は、近接位置から下方を通って遠方位置に戻される。同時に、送給中の第3キャリアテープT3が巻回された第3テープリールR3は、遠方位置から上方を通って近接位置に進められる。以降、テープリールの交換作業が適宜繰り返されることにより、オートローディングフィーダ8の部品供給動作は継続される。
次に、第1実施形態のリール保持装置1の作用について、参考形態と対比して説明する。図7は、参考形態のリール保持装置1Xを右側に示し、オートローディングフィーダ8を左側に示した側面図である。参考形態のリール保持装置1Xは、スライド移動機構6を備えるが、天秤棒2を備えない。参考形態のリール保持装置1Xは、スライド移動可能な支承部材3X上の定位置に第1リール支承部37および第2リール支承部38が設けられている。
参考形態のリール保持装置1Xにおいてテープリールの交換作業を行うとき、次の4ステップS1)〜S4)が必要となる(図7の破線矢印S1〜S4参照)。
S1)第1リール支承部37から空の第1テープリールR1を取り外す。
S2)第2リール支承部38から、第2キャリアテープT2を送給中の第2テープリールR2を取り外す。
S3)取り外した第2テープリールR2を、第1リール支承部37に移動してセットする。
S4)第2リール支承部38に新しい第3テープリールR3をセットする。
これに対して、第1実施形態のリール保持装置1では、遠方位置の第1リール支承部21から空の第1テープリールR1を取り外して、代わりに新しい第3テープリールR3をセットする2ステップで済む。
さらに、リール保持装置1S(図1参照)の段取り作業位置に戻された天秤棒2の遠方位置において、第1リール支承部21は、列設された他のリール保持装置1よりも後方に位置する。このため、第1リール支承部21で行われるテープリールの交換作業は、隣接した他のリール保持装置1に阻害されない。換言すると、第1リール支承部21から幅方向外側に第1テープリールR1を取り外す作業、および、第1リール支承部21に幅方向外側から第3テープリールR3をセットする作業は、ともに容易である。
(4.第1実施形態のリール保持装置1の態様および効果)
第1実施形態のリール保持装置1は、第1キャリアテープT1の後端に続いて第2キャリアテープT2を繰り出すオートローディングフィーダ8と組み合わせて使用され、第1キャリアテープT1および第2キャリアテープT2をそれぞれ巻回した2個のテープリールR1、R2を保持するリール保持装置1であって、2個のテープリールR1、R2を1個ずつ回転可能かつ交換可能に支承する第1リール支承部21および第2リール支承部22を両端に有し、長さ方向の中央に回転軸部25を有する天秤棒2と、天秤棒2の回転軸部25を回転可能に支承する支承部材3と、天秤棒2が回転軸部25を中心にして一方向のみに回転することを許容し、オートローディングフィーダ8に近い近接位置にある第1リール支承部21を下方からオートローディングフィーダ8から離れた遠方位置に移動可能とし、同時に遠方位置にある第2リール支承部22を上方から近接位置に移動可能とし、次に、近接位置にある第2リール支承部22を下方から遠方位置に移動可能とし、同時に遠方位置にある第1リール支承部21を上方から近接位置に移動可能とする一方向回転機構4と、天秤棒2を特定の回転位置に位置決めして、第1リール支承部21および第2リール支承部22を近接位置および遠方位置のそれぞれに位置決めする位置決め機構5と、を備えた。
第1実施形態のリール保持装置1において、近接位置にある第1リール支承部21の第1テープリールR1からオートローディングフィーダ8に送給されていた第1キャリアテープT1が無くなると、遠方位置にある第2リール支承部22の第2テープリールR2から第2キャリアテープT2の送給が始まる。オペレータは、この第2キャリアテープT2が無くなる以前に、天秤棒2を一方向に半回転操作する。これにより、空の第1テープリールR1が近接位置から遠方位置に戻されるとともに、送給中の第2キャリアテープT2が巻回された第2テープリールR2が遠方位置から上方を通って近接位置に進められる。このとき、天秤棒2は、他方向に回転することはない。また、オペレータが操作を行うとき以外、第1リール支承部21および第2リール支承部22は、位置決め機構5によって遠方位置および近接位置のそれぞれに位置決めされているので、天秤棒2が勝手に回転し始めることはない。したがって、キャリアテープT1、T2に過大なテンションや大きな弛みは発生せず、また、2本のキャリアテープT1、T2が交錯することも生じないので、動作信頼性が高い。
また、テープリールの交換作業では、遠方位置に戻された第1リール支承部21から空の第1テープリールR1を取り外して、代わりに新しい第3テープリールR3をセットすればよい。したがって、テープリールの交換作業は、従来の4ステップから2ステップに軽減され、作業性が良好である。
さらに、一方向回転機構4は、支承部材3に設けられたラチェットギヤ41と、天秤棒2に揺動可能に設けられ、ラチェットギヤ41との間における一方向への相対回転を許容するとともに他方向への相対回転を規制するラチェット爪部材45と、を含んだラチェット機構とされている。これによれば、天秤棒2の他方向への回転を確実に防止でき、動作信頼性が高い。
さらに、位置決め機構5は、ラチェットギヤ41に形成された被係止部(被係止溝51)と、天秤棒2に設けられて被係止部を係止する係止部(係止ピン53)とを含む。これによれば、天秤棒2が勝手に回転し始めることを確実に防止でき、動作信頼性が高い。また、一方向回転機構4を構成するラチェットギヤ41が位置決め機構5に兼用されるので、構成部材点数が削減されて、コストが抑制される。
さらに、第1実施形態のリール保持装置1は、オートローディングフィーダ8に近い使用位置と、オートローディングフィーダ8から離れた段取り作業位置との間で支承部材3を移動可能とするスライド移動機構6をさらに備えている。これによれば、オペレータは、テープリールの交換作業を段取り作業位置で行えて、隣接した他のリール保持装置1に阻害されない。したがって、テープリールの交換作業の作業性は、さらに一層良好となる。
(5.第2実施形態のリール保持装置1A)
次に、第2実施形態のリール保持装置1Aについて、第1実施形態と異なる点を主に説明する。図8は、第2実施形態のリール保持装置1Aを左側に示し、オートローディングフィーダ8を右側に示した側面図である。第2実施形態のリール保持装置1Aは、天秤棒2Aの構造が第1実施形態と異なり、他の部分は第1実施形態と同じである。第2実施形態の天秤棒2Aは、中央部材26、第1腕部材27、および第2腕部材28を含んで構成されている。図9は、通常の使用における第2実施形態の天秤棒2Aの中央部材26およびその周りの状態を示した部分拡大側面図である。
中央部材26は、略環状の部材であり、その外周面が回転軸部25の機能を果たしている。詳述すると、支承部31の上部に形成された支承孔32の内周面に、中央部材26の外周面(回転軸部25)が回転可能に支承されている。中央部材26と支承部31との間には、第1実施形態で説明した一方向回転機構4および位置決め機構5が設けられている。これにより、中央部材26は、図8および図9の白抜き矢印M5に示される時計回りの回転のみが許容され、かつ特定の回転位置に位置決めされる。
第1腕部材27および第2腕部材28は、第1実施形態の天秤棒2の半分程度の長さを有する板状の部材である。第1腕部材27は、一端に第1リール支承部21およびセンターピン23を有する(図8に示す)。また、第1腕部材27は、他端に円筒軸271、および被係止部材272を有する(図9に示す)。円筒軸271は、幅方向(図9の紙面表裏方向)に延び、中央部材26の内周面に回転可能に支承されている。これにより、第1腕部材27は、中央部材26に連結される。かつ、第1腕部材27は、円筒軸271を中心にして、第1リール支承部21が上下方向に揺動可能となっている。被係止部材272は、円筒軸271の端面に配設されており、V字形状にへこんだ被係止凹部273をもつ。
一方、中央部材26は、側面に第1係止部材261を有する。第1係止部材261は、一端に揺動中心部262をもち、他端にはV字形状に突出した係止部263をもつ。揺動中心部262が中央部材26に支承されることで、第1係止部材261は揺動可能となっている。第1係止部材261は、図略の付勢ばねによって図9の時計回りに付勢されている。これにより、係止部263は、通常の使用時に第1腕部材27の被係止凹部273を係止し、第1腕部材27の揺動を規制する。
第1腕部材27と同様に、第2腕部材28は、一端に第2リール支承部22およびセンターピン24を有する(図8に示す)。また、第2腕部材28は、他端に軸281、および被係止部材282を有する(図9に示す)。軸281は、幅方向(図9の紙面表裏方向)に延び、第1腕部材27の円筒軸271の内周側に回転可能に支承されている。これにより、第2腕部材28は、中央部材26に連結される。かつ、第2腕部材28は、軸281を中心にして、第2リール支承部22が上下方向に揺動可能となっている。被係止部材282は、軸281の円筒軸271を突き抜けた端面に配設されており、V字形状にへこんだ被係止凹部283をもつ。
一方、中央部材26は、側面の第1係止部材261の対称位置に第2係止部材265を有する。第2係止部材265は、一端に揺動中心部266をもち、他端にはV字形状に突出した係止部267をもつ。揺動中心部266が中央部材26に支承されることで、第2係止部材265は揺動可能となっている。第2係止部材265は、図略の付勢ばねによって図9の時計回りに付勢されている。これにより、係止部267は、通常の使用時に第2腕部材28の被係止凹部283を係止し、第2腕部材28の揺動を規制する。
第1リール支承部21および第2リール支承部22がともにテープリールR1、R2を支承している場合、オペレータは、図8および図9に示される通常の使用状態を選択する。通常の使用状態において、第1腕部材27および第2腕部材28は、揺動が規制されて、一直線状に水平に並ぶ。これにより、第1リール支承部21および第2リール支承部22は、遠方位置および近接位置のそれぞれに位置決めされる。この場合の使用方法および作用は、第1実施形態と同じであるので、説明は省略する。
第1リール支承部21のみが第1テープリールR1を支承している場合、オペレータは、図10に示される1テープリールのみの使用状態を選択する。図10は、1テープリールのみの使用における第2実施形態の天秤棒2Aの中央部材26およびその周りの状態を示した部分拡大側面図である。第1および第2実施形態のリール保持装置1、1Aは、従来型のフィーダと組み合わせての使用が可能であり、このとき1個のテープリールR1を保持できればよい。
この場合、図10に示されるように、オペレータは、付勢ばねに抗して第2係止部材265を上方に揺動操作し、係止部267による被係止凹部283の係止を解除する。これにより、第2腕部材28の揺動が許容されるので、オペレータは、第2腕部材28を下方向に揺動操作して、第2リール支承部22をスライド移動機構6の後端に接近させる(図10の白抜き矢印M6参照)。
なお、第2リール支承部22のみに第2テープリールR2を支承させて使用することも可能である。この場合、オペレータは、まず、図8および図9に示される状態から天秤棒2Aを半回転させて、近接位置に第2リール支承部22を進める。オペレータは、次に、上側まで回転した第1係止部材261を上方に揺動操作し、係止部263による被係止凹部273の係止を解除して、遠方位置の第1腕部材27を下方向に揺動操作する。
第2実施形態のリール保持装置1Aにおいて、天秤棒2Aは、回転軸部25を有する中央部材26と、一端に第1リール支承部21を有して他端が中央部材26に揺動可能に連結された第1腕部材27と、一端に第2リール支承部22を有して他端が中央部材26に揺動可能に連結された第2腕部材28と、を含み、第1リール支承部21および第2リール支承部22がともにテープリールR1、R2を支承している場合に、第1腕部材27および第2腕部材28は、第1リール支承部21および第2リール支承部22が近接位置および遠方位置のそれぞれに位置決めされる方向に揺動され、第1リール支承部21のみが第1テープリールR1を支承している場合に、第1腕部材27は、第1リール支承部21が近接位置に位置決めされる方向に揺動され、第2腕部材28は、下方向または上方向に揺動される。
これによれば、1テープリールのみの使用時に、使用していない第2腕部材28をコンパクトに畳み込むことができる。したがって、隣接した他のリール保持装置1、1Aにおけるテープの交換作業の作業性がさらに一層良好となる。また、第2腕部材28が突起物とならないので、安全性に優れる。
(6.実施形態の応用および変形)
なお、第1および第2実施形態では、天秤棒2、2Aを水平状態にして用いるが、これに限定されず、傾斜を設けて用いるようにしてもよい。また、一方向回転機構4および位置決め機構5については、第1実施形態で説明した構成以外にも、公知の様々な構造を採用できる。本発明は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
1、1A、1S:リール保持装置
2、2A:天秤棒 21:第1リール支承部
22:第2リール支承部 25:回転軸部 26:中央部材
27:第1腕部材 28:第2腕部材
3:支承部材 31:支承部 35:アーム部
4:一方向回転機構 41:ラチェットギヤ
45:ラチェット爪部材 5:位置決め機構
51:被係止溝(被係止部) 53:係止ピン(係止部)
6:スライド移動機構 61:レール部材
63、64:ガイド軸 7:装置基部
R1〜R3:第1〜第3テープリール
T1〜T3:第1〜第3キャリアテープ

Claims (6)

  1. 第1キャリアテープの後端に続いて第2キャリアテープを繰り出すオートローディングフィーダと組み合わせて使用され、前記第1キャリアテープおよび前記第2キャリアテープをそれぞれ巻回した2個のテープリールを保持するリール保持装置であって、
    前記2個のテープリールを1個ずつ回転可能かつ交換可能に支承する第1リール支承部および第2リール支承部を両端に有し、長さ方向の中央に回転軸部を有する天秤棒と、
    前記天秤棒の前記回転軸部を回転可能に支承する支承部材と、
    前記天秤棒が前記回転軸部を中心にして一方向のみに回転することを許容し、前記オートローディングフィーダに近い近接位置にある前記第1リール支承部を下方から前記オートローディングフィーダから離れた遠方位置に移動可能とし、同時に前記遠方位置にある前記第2リール支承部を上方から前記近接位置に移動可能とし、次に、前記近接位置にある前記第2リール支承部を下方から前記遠方位置に移動可能とし、同時に前記遠方位置にある前記第1リール支承部を上方から前記近接位置に移動可能とする一方向回転機構と、
    前記天秤棒を特定の回転位置に位置決めして、前記第1リール支承部および前記第2リール支承部を前記近接位置および前記遠方位置のそれぞれに位置決めする位置決め機構と、を備えたリール保持装置。
  2. 前記一方向回転機構は、前記天秤棒および前記支承部材の一方に設けられたラチェットギヤと、前記天秤棒および前記支承部材の他方に揺動可能に設けられ、前記ラチェットギヤとの間における前記一方向への相対回転を許容するとともに他方向への相対回転を規制するラチェット爪部材と、を含んだラチェット機構である請求項1に記載のリール保持装置。
  3. 前記位置決め機構は、前記天秤棒および前記支承部材の一方に設けられた被係止部と、前記天秤棒および前記支承部材の他方に設けられて前記被係止部を係止する係止部と、を含む請求項1または2に記載のリール保持装置。
  4. 前記位置決め機構は、前記ラチェットギヤに形成された被係止部と、前記天秤棒および前記支承部材の他方に設けられて前記被係止部を係止する係止部とを含む請求項2に記載のリール保持装置。
  5. 前記オートローディングフィーダに近い使用位置と、前記オートローディングフィーダから離れた段取り作業位置との間で前記支承部材を移動可能とするスライド移動機構をさらに備えた請求項1から4のいずれか一項に記載のリール保持装置。
  6. 前記天秤棒は、前記回転軸部を有する中央部材と、一端に前記第1リール支承部を有して他端が前記中央部材に揺動可能に連結された第1腕部材と、一端に前記第2リール支承部を有して他端が前記中央部材に揺動可能に連結された第2腕部材と、を含み、
    前記第1リール支承部および前記第2リール支承部がともに前記テープリールを支承している場合に、前記第1腕部材および前記第2腕部材は、前記第1リール支承部および前記第2リール支承部が前記近接位置および前記遠方位置のそれぞれに位置決めされる方向に揺動され、
    前記第1リール支承部のみが前記テープリールを支承している場合に、前記第1腕部材は、前記第1リール支承部が前記近接位置に位置決めされる方向に揺動され、前記第2腕部材は、下方向または上方向に揺動される請求項1から5のいずれか一項に記載のリール保持装置。
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