JPWO2017099114A1 - 太陽電池付き屋内用具 - Google Patents

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Abstract

太陽電池付き屋内用具1は、家具及び内装の一方である屋内用具1Aと、屋内用具1Aに設けられた色素増感太陽電池30と、を備える。

Description

本発明は、太陽電池付き屋内用具に関する。
本願は、2015年12月7日に、日本に出願された特願2015−238964号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来より、クリーンエネルギーの発電装置として、光電変換素子が注目されている。この種の光電変換素子は、発電される電力量を増加させるために、光の強度(強さ)が強い屋外に設置されるのが一般的である。
光電変換素子の一種として、特許文献1に記載されている色素増感太陽電池が注目されている。色素増感太陽電池は、屋内のような比較的光の強度が弱い場所に設置されても効率的に発電することができる。
屋内の光としては、使用者が使用している机を照らす必要な光がある一方で、使用者が使用していない机を照らす不要な光もある。
特開2012−146396号公報
しかしながら、屋内の光は有効に利用されていない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、屋内の光で効率的に発電することができる太陽電池付き屋内用具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の太陽電池付き屋内用具は、家具及び内装の一方である屋内用具と、前記屋内用具に設けられた色素増感太陽電池と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、色素増感太陽電池により、屋内の光のような比較的強度が弱い光を用いても効率的に発電することができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記色素増感太陽電池は曲面状に形成され、前記机の外面上に取付けられていてもよい。
この発明によれば、色素増感太陽電池が平坦である場合に比べて、色素増感太陽電池による発電量を増加させることができる。また、色素増感太陽電池に入射する光の入射角度が変化しても色素増感太陽電池の一部の要素が入射する光に対向しやすくなるため、光の入射角度により発電量が変化するのを抑制することができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記屋内用具は壁紙であり、前記壁紙上に前記色素増感太陽電池が取付けられ、前記色素増感太陽電池上に取付けられ、光透過性を有する保護部材を備えてもよい。
この発明によれば、保護部材により色素増感太陽電池を保護することで色素増感太陽電池の耐久性を高めるとともに、保護部材により太陽電池付き屋内用具の外観を向上させることができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記屋内用具は壁紙であり、前記壁紙上に前記色素増感太陽電池が取付けられ、前記壁紙を壁に取付けるとともに、前記色素増感太陽電池に電気的に接続された配線を収容する押さえ部材を備えてもよい。
この発明によれば、押さえ部材内に配線を収容して外部から配線が見えなくなるようにすることで、太陽電池付き屋内用具の外観を向上させることができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記屋内用具は棚であり、前記棚の棚板上に前記色素増感太陽電池が取付けられ、前記色素増感太陽電池の一対の端子間に生じる起電力を検出する検出部を備えてもよい。
この発明によれば、色素増感太陽電池上に本等が置かれていない場合に比べて、色素増感太陽電池上に本等が置かれている場合には、色素増感太陽電池の一対の端子間に生じる起電力が低下する。この起電力の変化を検出部で検出することで、色素増感太陽電池上に本等が置かれているか否かを検出することができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記屋内用具は棚であり、前記棚の外面上に前記色素増感太陽電池が取付けられていてもよい。
この発明によれば、色素増感太陽電池に接続された配線を棚の範囲内で引き回して色素増感太陽電池で生じた電力を供給する。棚の外部に配線が延びなくても済むため、配線の調節をすることなく太陽電池付き屋内用具を容易に移動させることができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記屋内用具はカーテンであり、前記カーテンの外面上に前記色素増感太陽電池が取付けられていてもよい。
一般的に、カーテンは、レールに吊り下げられて外力が作用しないときには、波形になっている。波形のカーテンに色素増感太陽電池が取付けられていることで、所定の領域内に配置される色素増感太陽電池の受光面の面積を増加させ、色素増感太陽電池による発電量を増加させることができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、レールと、前記レールに沿って移動可能に支持され、前記カーテンが吊り下げられたランナーと、前記色素増感太陽電池で生じた電力を送る送電配線と、を備え、前記送電配線の少なくとも一部は、前記レール内に収容されていてもよい。
この発明によれば、レール内に送電配線を収容して外部から送電配線が見えなくなるようにすることで、太陽電池付き屋内用具の外観を向上させることができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記屋内用具は仕切りであり、前記仕切りの縁部に設けられ、前記色素増感太陽電池に電気的に接続された配線を収容する縁部材を備えてもよい。
この発明によれば、縁部材内に配線を収容して外部から配線が見えなくなるようにすることで、太陽電池付き屋内用具の外観を向上させることができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記屋内用具は仕切りであり、前記色素増感太陽電池に電気的に接続された第一のコネクタ及び第二のコネクタを備え、一対の前記太陽電池付き屋内用具を、一方の前記太陽電池付き屋内用具の前記仕切りの縁部と他方の前記太陽電池付き屋内用具の前記仕切りの縁部とが接触するように並べたときに、一方の前記太陽電池付き屋内用具の前記第一のコネクタと他方の前記太陽電池付き屋内用具の前記第二のコネクタとが電気的に接続されてもよい。
この発明によれば、一対の太陽電池付き屋内用具を仕切りの縁部同士が接触するように並べると第一のコネクタと第二のコネクタとが電気的に接続されるため、一対の太陽電池付き屋内用具間を容易に電気的に接続することができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、前記色素増感太陽電池に電気的に接続され、前記色素増感太陽電池で生じた電力を貯える蓄電池を備えてもよい。
この発明によれば、色素増感太陽電池が発電していないときでも、蓄電池に貯えられた電力を利用することができる。
また、上記の太陽電池付き屋内用具において、レールと、前記レールに沿って移動可能に支持され、前記カーテンが吊り下げられたランナーと、前記ランナーを前記レールに沿って移動させる駆動部と、前記色素増感太陽電池に電気的に接続され、前記色素増感太陽電池で生じた電力を貯える蓄電池と、前記駆動部を制御する制御部と、光を検出する受光面を有し、前記受光面で検出された前記光の強度が所定の閾値以上か否かを検出し、検出結果を前記制御部に送信する光センサと、を備え、前記制御部は、前記光センサから受信した前記検出結果に基づいて、前記蓄電池に貯えられた前記電力を前記駆動部に供給して、前記ランナーを前記レールに沿って移動させてもよい。
この発明によれば、光センサの受光面で検出された光の強度が所定の閾値以上か否かに基づいて、ランナーに吊り下げられたカーテンを移動させることができる。
本発明の太陽電池付き屋内用具によれば、屋内の光で効率的に発電することができる。
本発明の実施形態の太陽電池付き屋内用具が配置されているオフィスの斜視図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付き壁紙である本発明の第1実施形態の概要を示す断面図である。 同太陽電池付き壁紙の色素増感太陽電池の概要を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例の太陽電池付き壁紙の概要を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例の太陽電池付き壁紙の概要を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例の太陽電池付き壁紙の概要を示す断面図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付き机である本発明の第2実施形態の概要を示す断面図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付き仕切りである本発明の第3実施形態の概要を示す断面図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付き仕切りである本発明の第4実施形態の概要を示す正面図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付き棚である本発明の第5実施形態の構成の概要を示す図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付き棚である本発明の第6実施形態の要部の概要を示す正面図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付き椅子である本発明の第7実施形態の概要を示す斜視図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付きシートである本発明の第8実施形態の概要を示す断面図である。 本発明の実施形態の太陽電池付き屋内用具が配置されている和室の斜視図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付きカーテンである本発明の第9実施形態の概要を示す断面図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付きカーテンである本発明の第10実施形態の概要を示す断面図である。 同太陽電池付き屋内用具が太陽電池付き障子である本発明の第11実施形態の概要を示す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る太陽電池付き屋内用具の第1実施形態を、図1から6を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の様々な太陽電池付き屋内用具(以下、電池付き用具と略称する)が配置されているオフィス(建物)200を示している。図1では後述する色素増感太陽電池30が取付けられている部分に、色素増感太陽電池30の符号を省略してハッチングを付して示している。なお、床202にも色素増感太陽電池30が取付けられているが、ハッチングを省略している。
オフィス200内には、壁201上に、壁紙1Aを用いた電池付き壁紙(電池付き用具)1、シート2Aを用いた電池付きシート(電池付き用具)2、及び、ブラインド7Aを用いた電池付きブラインド(電池付き用具)7が取付けられている。床202上に、机11Aを用いた電池付き机(電池付き用具)11、仕切り12Aを用いた電池付き仕切り(電池付き用具)12、棚14Aを用いた電池付き棚(電池付き用具)14、椅子16Aを用いた電池付き椅子(電池付き用具)16、及び、柱17Aを用いた電池付き柱(電池付き用具)17が配置されている。
壁紙1A及びシート2Aは、屋内用具を構成する内装である。机11A、仕切り12A、棚14A、椅子16A、及び柱17Aは、屋内用具を構成する家具である。
内装は建築物等の内部の設備・装飾の意味であり、家具は日常の衣食住のための道具類の意味である。しかし、本明細書における家具は、柱等の屋内に露出している建具等も含む意味である。
具体的には、内装としては、壁紙、シート(ポスターなど)、床などが挙げられ、家具としては、机、仕切り、棚、椅子、柱、カーテン、ブラインド、障子、照明などが挙げられる。
以下では、まず壁紙1Aを用いた電池付き壁紙1について説明する。
図2に示すように、電池付き壁紙1は、壁紙1Aと、壁紙1A上に取付けられた色素増感太陽電池30と、色素増感太陽電池30上に取付けられた保護フィルム(保護部材)40とを備えている。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率、電池付き用具の構成・構造等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更できる。各実施形態とその説明は一例であり、特に限定されない。
壁紙1Aは、紙や樹脂でシート状の形成された公知の構成のものである。すなわち、壁紙1Aにおける色素増感太陽電池30を取付ける外面1A1は、平坦である。
色素増感太陽電池30の構成は、特に限定されない。図3に示すように、色素増感太陽電池30は、例えば、透明基板31上に積層された光電極32と、対極33と、電解液34とを有している。
透明基板31は、例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の透明の熱可塑性樹脂材料を主材料とする樹脂材料、又はガラスで形成されている。
色素増感太陽電池30は、透明基板31が保護フィルム40側となるように積層される。
光電極32は、透明導電膜32a、及び、多孔質層である多孔質酸化物半導体層32bによって構成される。透明導電膜32aは、酸化インジウム/酸化スズ(ITO)等の金属酸化物で形成されている。多孔質酸化物半導体層32bは、例えば酸化チタン(TiO2)で形成される。多孔質酸化物半導体層32bの表面には、増感色素及びリチウムイオン若しくは亜鉛イオンが吸着されている。
電解液34を構成する溶媒として従来公知の溶媒が適用可能であるが、リチウム塩又は亜鉛塩の溶解度が低い溶媒を用いることが好ましい。
対極33は、基板33aに白金等の金属膜33bが形成された構成を有する。基板33aは、透明基板31と同様に形成されている。しかし、対極33の構成はこれに限定されず、従来公知の対極が使用可能であり、金属板や導電性基板、導電性シート等が適用できる。
光電極32の外縁部と対極33の外縁部とは、封止材36により連続的に貼着されている。封止材36としては、接着剤、例えばホットメルト樹脂等が好適に用いられる。
このように構成された色素増感太陽電池30は、可撓性を有するシート状に形成され、例えば光透過性を有する(半透明)の濃い赤色である。
色素増感太陽電池30は、光電極32側から光L1が入射することで発電する。
色素増感太陽電池30には、光電極32と対極33との間で生じた電力を外部に取出すための図2に示す配線42が電気的に接続されている。配線42は、図示はしないが、銅等で形成された導電性を有する一対の芯線が、電気的絶縁性を有する被覆材で、一対の芯線が互いに短絡しないように覆われたものである。
保護フィルム40は、光透過性を有する樹脂等の材料でシート状に形成されている。保護フィルム40は、例えば光透過性を有する青色である。
壁紙1A、色素増感太陽電池30、及び保護フィルム40は、互いに図示しない接着剤等で取付けられている。電池付き壁紙1は、平坦なシート状に形成されている。
電池付き壁紙1は、壁紙1Aと壁201との間に設けられた図示しない接着剤、及び、押さえ部材44により壁201に取付けられている。この壁201の電池付き壁紙1が取付けられる外面は、平坦である。
押さえ部材44は、箱状の本体44aの側面から、突起44bが突出している。押さえ部材44は、樹脂等で一体に形成されている。本体44a内には、配線42が収容され、この配線42は例えば壁201内に延びている。押さえ部材44は、図示しないネジ部材等により壁201に固定されている。
押さえ部材44の突起44bが、電池付き壁紙1の端部を壁201から離れないように押さえている。
次に、以上のように構成された電池付き壁紙1の作用について説明する。
電池付き壁紙1の保護フィルム40側から、光(可視光線)L1が入射する。この光L1は、オフィス200内の照明や、オフィス200内に入射した外光等による、比較的強度が弱い光である。
光L1の一部は、保護フィルム40で反射される。光L1の他の一部は、保護フィルム40を透過して、色素増感太陽電池30で反射されたり、色素増感太陽電池30で電力に変換されたりする。色素増感太陽電池30は、屋内の光のような比較的強度が弱い光を用いても効率的に発電できる。
保護フィルム40で反射された光L1は、電池付き壁紙1に対向する位置にいる使用者には青色に見える。色素増感太陽電池30で反射された光L1は、使用者には濃い赤色に見える。保護フィルム40の青色と色素増感太陽電池30の濃い赤色とが重なることで、電池付き壁紙1が青紫色に見える。
色素増感太陽電池30で生じた電力は、配線42により送られ、照明等の所望の電気設備に利用される。
電池付き壁紙1が保護フィルム40を有することで、外力等により色素増感太陽電池30が傷付きにくくなる。
なお、保護フィルム40を光透過性を有する黄色にした場合には、電池付き壁紙1は黄色と濃い赤色とが重なることで赤色に見える。このように、電池付き壁紙1の外観の色を調節することができる。
以上説明したように、本実施形態の電池付き壁紙1によれば、色素増感太陽電池30により、屋内の光のような比較的強度が弱い光L1を用いても効率的に発電することができる。
保護フィルム40により色素増感太陽電池30を保護することで色素増感太陽電池30の耐久性を高めるとともに、保護フィルム40により電池付き壁紙1の外観を向上させることができる。
押さえ部材44内に配線42を収容して外部から配線42が見えなくなるようにすることで、電池付き壁紙1の外観を向上させることができる。
なお、電池付き壁紙1は、保護フィルム40及び押さえ部材44の少なくとも一方を備えなくてもよい。
オフィス200の床202や図示しない天井にも、電池付き壁紙1と同様の構成で色素増感太陽電池30を取付けてもよい。
この場合、例えば、色素増感太陽電池30の対極33に反射率の高い金属板を用いたり、対極33に白色半透明膜を付けたりしてもよい。光電極32側から入射する光を反射させることで、オフィス200内を明るくすることができる。
床202や天井にも色素増感太陽電池30を取り付ける場合、色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するように積層される。
なお、本実施形態の電池付き壁紙1は、以下に説明するようにその構成を様々に変形させることができる。以下では、電池付き壁紙1が保護フィルム40及び押さえ部材44を備えない場合で説明する。
図4に示す変形例の電池付き壁紙1のように、壁紙1Aにおける色素増感太陽電池30を取付ける外面1A2が正弦波状の波形に形成され、この外面1A2にシート状の色素増感太陽電池30が取付けられていてもよい。この場合、色素増感太陽電池30は外面1A2に沿って正弦波状の波形の曲面状に形成される。
この変形例の電池付き壁紙1によれば、壁201の外面に沿う方向Xの単位長さ当たりに設けられる色素増感太陽電池30の長さが増加する。したがって、色素増感太陽電池30が平坦である場合に比べて、色素増感太陽電池30による発電量を増加させることができる。
図5に示す変形例の電池付き壁紙1の壁紙1Aの外面1A3は、矩形波形のような凹凸形状に形成されている。この外面1A3に、シート状の色素増感太陽電池30が取付けられ、色素増感太陽電池30が矩形波形になっていている。図6に示す変形例の電池付き壁紙1の壁紙1Aの外面1A4は、三角波形のような凹凸形状に形成されている。この外面1A4に、シート状の色素増感太陽電池30が取付けられ、色素増感太陽電池30が三角波形になっていている。
図5及び6に示す変形例の電池付き壁紙1においても、図4に示す変形例の電池付き壁紙1と同様の効果を奏することができる。
なお、壁201の電池付き壁紙1が取付けられる外面が波形、矩形波形、及び三角波形に形成されている場合には、壁201の外面にシート状の電池付き壁紙1を取付けるだけで、壁201の外面が平坦である場合に比べて、色素増感太陽電池30による発電量を増加させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7に示すように、本実施形態の電池付き机11は、机11Aの例えば脚部50の外面50aが正弦波状の波形である曲面状に形成されている。色素増感太陽電池30は、机11Aの外面50a上に外面50aに沿って接着剤等により取付けられている。すなわち、色素増感太陽電池30は曲面状に形成されている。
色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するように机11Aに積層される。
このように構成された電池付き机11では、光L1がある入射角度で色素増感太陽電池30に入射したときに、色素増感太陽電池30の一部である要素30aがこの光L1に対向する。一方で、光L1の入射角度が変化して光L3となった場合にも、色素増感太陽電池30の一部である要素30bがこの光L1に対向する。
以上説明したように、本実施形態の電池付き机11によれば、屋内の光で効率的に発電することができる。さらに、色素増感太陽電池30が平坦である場合に比べて、色素増感太陽電池30による発電量を増加させることができる。
また、色素増感太陽電池30に入射する光の入射角度が変化しても色素増感太陽電池30の一部の要素が入射する光に対向しやすくなるため、光の入射角度により発電量が変化するのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、脚部50の外面が平坦に形成され、この脚部50の外面に、曲面状に形成された色素増感太陽電池30を接着剤等により取付けてもよい。
机11Aにおける色素増感太陽電池30が取付けられる外面は脚部50の外面50aに限定されず、机11Aの天板の上面、幕板の外面等でもよい。
屋内用具が机11Aであるとしたが、屋内用具は仕切り、棚、椅子、天井等でもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図8に示すように、本実施形態の電池付き仕切り12は、仕切り12Aと、仕切り12Aの主面57aに取付けられた色素増感太陽電池30と、仕切り12Aの縁部に設けられた縁部材55と、を備えている。色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するように仕切り12Aに積層される。
仕切り12Aは公知の構成のものであり、板状の仕切り本体57と、仕切り本体57を支持する脚部58(図1参照)とを有している。仕切り本体57及び脚部58は、金属や樹脂等で形成されている。
色素増感太陽電池30は、仕切り本体57の主面57aに取付けられている。
縁部材55は、箱状の本体55aの側面から、一対の突起55bが突出している。縁部材55は、一対の突起55bで仕切り12A及び色素増感太陽電池30の縁部を挟むように取付けられている。
色素増感太陽電池30に電気的に接続された配線42は、本体55a内に収容されて引き回されている。
以上説明したように、本実施形態の電池付き仕切り12によれば、縁部材55内に配線42を収容して外部から配線42が見えなくなるようにすることで、電池付き仕切り12の外観を向上させることができる。
なお、本実施形態では屋内用具が仕切り12Aであるとしたが、屋内用具は障子であってもよい。この場合、障子紙に代えて色素増感太陽電池を用い、縁部材が障子では框や桟になる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図9を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図9に示すように、本実施形態の電池付き仕切り13は、仕切り12Aと、仕切り12Aの主面57aに取付けられた色素増感太陽電池30と、色素増感太陽電池30に電気的に接続された雄型コネクタ(第一のコネクタ)60及び雌型コネクタ(第二のコネクタ)61を備えている。色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するように仕切り12Aに積層される。
仕切り12Aの仕切り本体57は、矩形の板状に形成されている。この例では、仕切り本体57における上下方向に延びる第一の縁部(縁部)57bに、雄型コネクタ60が取付けられている。仕切り本体57における上下方向に延びる第二の縁部(縁部)57cに、雌型コネクタ61が取付けられている。第一の縁部57bと第二の縁部57cとは、仕切り本体57における互いに反対側となる縁部であり、互いの長さは等しい。仕切り本体57の下端から雄型コネクタ60の中心までの距離M1と、仕切り本体57の下端から雌型コネクタ61の中心までの距離M2とは等しい。
このように構成された電池付き仕切り13を一対用意し、一対の電池付き仕切り13の一方を電池付き仕切り13B、他方を電池付き仕切り13Cとそれぞれ称する。
電池付き仕切り13B、13Cを、電池付き仕切り13Bの仕切り12Aの第二の縁部57cと電池付き仕切り13Cの仕切り12Aの第一の縁部57bとが重なって接触するように並べる。すなわち、電池付き仕切り13Bに対して電池付き仕切り13Cを、互いの仕切り12Aの主面57aが同一平面上になる位置P1に並べる。
このときに、電池付き仕切り13Bの雌型コネクタ61と電池付き仕切り13Cの雄型コネクタ60とが接触するため、雌型コネクタ61と雄型コネクタ60とが電気的に接続される。
以上説明したように、本実施形態の電池付き仕切り13によれば、太陽電池付き屋内用具13B、13Cを仕切り12Aの縁部57b、57c同士が接触するように並べると雄型コネクタ60と雌型コネクタ61とが電気的に接続されるため、太陽電池付き屋内用具13B、13C間を容易に電気的に接続することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図10を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図10に示すように、本実施形態の電池付き棚14は、棚14Aと、棚14Aの棚板65(図1参照)上に取付けられた複数の色素増感太陽電池30と、各色素増感太陽電池30に電気的に接続された総合検出部66と、を備えている。色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するように棚14Aに積層される。
複数の色素増感太陽電池30は、棚14A上に並べて配置されている。各色素増感太陽電池30は、例えば後述する本B1、B2、B3の幅と同じ幅に設定され、それぞれ色素増感太陽電池30c、30d、30eとなっている。
総合検出部66は、複数の検出部66aと、処理部66bとを有している。検出部66a及び処理部66bは、演算回路及びメモリ等を有している。
検出部66aは、色素増感太陽電池30の数(この例では3つ)設けられていて、各検出部66aは、色素増感太陽電池30の図示しない一対の端子に接続されている。一対の端子は、色素増感太陽電池30で生じた電力を外部に取出すための部材である。
すなわち、一の検出部66aが接続されている色素増感太陽電池30と、他の一の検出部66aが接続されている色素増感太陽電池30とは、互いに異なる。
検出部66aは、一対の端子間に生じる起電力を検出する。検出部66aのメモリには一定の起電力閾値が記憶されている。検出部66aの演算回路は、メモリから起電力閾値を読出し、この起電力閾値と検出した起電力とを比較する。検出部66aの演算回路は、検出した起電力が起電力閾値以上のときは起電力が大きいことを表す信号を、検出した起電力が起電力閾値未満のときは起電力が小さいことを表す信号を、処理部66bに送信する。
処理部66bは、各検出部66aから送信された信号に基づいて、本B1〜B3の利用を表す表示等をする。
次に、以上のように構成された電池付き棚14の作用について説明する。
なお、各色素増感太陽電池30上に本B1〜B3が置かれていないときには、オフィス200の天井に設けられた図示しない照明から各色素増感太陽電池30に光L5が入射するとする。一方で、各色素増感太陽電池30上に本B1〜B3が置かれているときには、本B1〜B3に反射されることで色素増感太陽電池30に光L10が入射しない。
使用者は、本B1の利用が終わったときには、その本B1を棚板65の色素増感太陽電池30c上に置くように取決めされている。同様に、本B2、B3については、色素増感太陽電池30d、30e上に置くように取決めされている。
前述の起電力閾値は、色素増感太陽電池30上に本B1〜B3が置かれているときの色素増感太陽電池30の起電力よりも大きく、色素増感太陽電池30上に本B1〜B3が置かれていないときの色素増感太陽電池30の起電力よりも小さい値である。
色素増感太陽電池30上に本B1〜B3が置かれているか否かに応じて、色素増感太陽電池30は起電力が大きい又は小さいことを表す信号を処理部66bに送信する。処理部66bは、送信された信号に基づいて、本B1〜B3が利用されているか否かを表す表示を表示部にする。
以上説明したように、本実施形態の電池付き棚14によれば、色素増感太陽電池30上に本B1〜B3が置かれていない場合に比べて、色素増感太陽電池30上に本B1〜B3が置かれている場合には、色素増感太陽電池30の一対の端子間に生じる起電力が低下する。この起電力の変化を検出部66aで検出することで、色素増感太陽電池30上に本等が置かれているか否かを検出することができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について図11を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図11に示すように、本実施形態の電池付き棚15は、棚14Aと、棚14Aの天板70の天面(外面)70a上に取付けられた色素増感太陽電池30と、色素増感太陽電池30に電気的に接続された表示部75とを備えている。色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するように棚14Aに積層される。
色素増感太陽電池30は、配線42により表示部75に電気的に接続されている。色素増感太陽電池30で生じた電力は、表示部75に供給される。
表示部75は、例えば公知の液晶パネル75a等を有している。表示部75は、例えば棚14Aの天板70に取付けられる。表示部75は、色素増感太陽電池30から電力を供給されている間、表示部75に表示S1を行う。この場合、色素増感太陽電池30と表示部75とを接続する配線42の引き回しが短くなる。
以上のように構成された電池付き棚15では、オフィス200の天井に設けられた照明から最も近い棚14Aの外面は一般的に棚14Aの天面70aであるため、色素増感太陽電池30により効率的に発電が行われる。
以上説明したように、本実施形態の電池付き棚15によれば、色素増感太陽電池30に接続された配線42を棚14Aの範囲内で引き回して色素増感太陽電池30で生じた電力を表示部75に供給する。棚14Aの外部に配線42が延びなくても済むため、配線42の調節をすることなく電池付き棚15を容易に移動させることができる。
なお、本実施形態では、棚14Aの外面が天板70の天面70aであるとした。しかし、棚14Aの外面はこれに限られず、側板71の側面71aや、背板72の背面72a等でもよい。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について図12を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図12に示すように、本実施形態の電池付き椅子16は、椅子16Aと、椅子16Aの後述する背もたれ部87の背面87a、及び座部86の上面86aに取付けられた色素増感太陽電池30と、椅子16Aに取付けられた蓄電池80、駆動部81、及び制御部82とを備えている。なお、図12では、背もたれ部87の背面87aに取付けられた色素増感太陽電池30を破断して示している。色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するように背もたれ部87や座部86に積層される。
椅子16Aは公知の構成のものであり、脚部85と、脚部85の上端部に支持された座部86と、座部86の縁部から立設する背もたれ部87とを有している。
脚部85の下端部に取付けられた複数のキャスター85a内には、モータ等である駆動部81がそれぞれ内蔵されている。各駆動部81がキャスター85aを回転させることで、電池付き椅子16を所望の方向に移動させることができる。
蓄電池80は、色素増感太陽電池30に電気的に接続され、色素増感太陽電池30で生じた電力を貯える。
制御部82は、図示はしないがGPS(Global Positioning System)や加速度センサ等を有する位置検出部と、キーボード等の入力部と、主制御部とを有している。
位置検出部は、電池付き椅子16の現在位置を検出する。
このように構成された電池付き椅子16では、使用者は、入力部から電池付き椅子16を移動させたい先の位置(目的位置)を入力する。主制御部は、公知の経路探索アルゴリズムを用いて、現在位置から目的位置までの移動経路を求める。そして、求めた移動経路に基づいて蓄電池80に蓄えられた電力を各駆動部81に供給することで、電池付き椅子16を目的位置に移動させる。
以上説明したように、本実施形態の電池付き椅子16によれば、電池付き椅子16を自動的に目的位置に移動させることができる。そして、使用者が椅子16Aを目的位置に移動させるという手間を省くことができる。
なお、本実施形態の電池付き椅子16では、背もたれ部87の前面87bに電極91を設け、この電極91を蓄電池80に電気的に接続してもよい。電池付き椅子16の使用者が椅子16Aに座ると、この電極91が使用者の肩や腰等に接触することで、使用者に電気エネルギーによる刺激を与えることができる。
背もたれ部87の前面87bに図示しないヒータを設けて、このヒータで使用者の肩や腰等を加熱してもよい。
例えば、ガラス等の透明又は半透明の保護部材を座部86の上面86aに取付けて、この保護部材で使用者が椅子16Aに座ったときの荷重を受けるように構成してもよい。色素増感太陽電池30は、保護部材よりも下方であってこの保護部材から離間した位置に配置したり、保護部材の下面に取付けて色素増感太陽電池30よりも下方を開放したりする。
このように構成することで、使用者が電池付き椅子16に座ったときに、座部86の上面86aにある色素増感太陽電池30が使用者の体重を受けにくくなり、色素増感太陽電池30が壊れるのが抑えられる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について図13を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図13に示す本実施形態の電池付きシート2におけるシート2Aは、例えばポスターである(以下、ポスター2Aと称する)。電池付きシート2は、ポスター2Aと、ポスター2Aに取付けられた色素増感太陽電池30と、色素増感太陽電池30に電気的に接続された人感センサ95及び注意喚起部96と、を備えている。色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するようにポスター2Aに積層される。
ポスター2Aの主面2A1には、絵や文字等の表示S3(図1参照)が描かれている。
人感センサ95は、赤外線等を用いた公知の構成のものである。人感センサ95は、人感センサ95の前にいる人を検出し、人を検出した結果を表す信号を注意喚起部96に送信する。
注意喚起部96は、例えばLEDを有して、LEDが発する光により人の注意を喚起するものである。人感センサ95及び注意喚起部96は、色素増感太陽電池30により電力を供給されて動作する。
電池付きシート2は、壁201に取付けた状態で使用される。
次に、以上のように構成された電池付きシート2の作用について説明する。
電池付きシート2の人感センサ95の前を人が通ると、人感センサ95は人を検出する。検出した信号が注意喚起部96に送信され、注意喚起部96が光を発する。注意喚起部96から発せられた光に気づいた人は、注意喚起部96の方を向き、ポスター2Aの表示S3が目に入る。
以上説明したように、本実施形態の電池付きシート2によれば、電池付きシート2の前を人が通ったときに、人の注意を喚起してポスター2Aの表示S3を視認させることができる。
なお、本実施形態では注意喚起部96は、光により人の注意を喚起するものであるとしたが、注意喚起部96の構成はこれに限定されない。例えば、注意喚起部がブザーを有して、ブザーが発する音により人の注意を喚起するものであってもよい。
シートはポスターであるとしたが、シートはこれに限定されずカレンダー等でもよい。
なお、電池付き柱17では、柱17Aに色素増感太陽電池30が巻き付けられた状態で取付けられる。
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態について図14及び15を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図14は、本実施形態の様々な電池付き用具が配置されている和室205を示している。
和室205内には、壁206上に、カーテン3Aを用いた電池付きカーテン(電池付き用具)3、障子4Aを用いた電池付き障子(電池付き用具)4、及び、照明5Aを用いた電池付き照明(電池付き用具)5が取付けられている。カーテン3A、障子4A、及び照明5Aは、屋内用具を構成する家具である。色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するようにカーテン3A、障子4A、及び照明5Aに積層される。
以下では、まずカーテン3Aを用いた電池付きカーテン3について説明する。
図15に示すように、本実施形態の電池付きカーテン3は、カーテン3Aと、カーテン3Aの外面3A1上に取付けられた色素増感太陽電池30と、を備えている。
カーテン3Aは、ポリエステル等の化学繊維や綿等で形成された公知の構成のものである。カーテン3Aは、レールに吊り下げられて外力が作用しない自然状態では、波形になっている。
色素増感太陽電池30は、カーテン3Aに取付けられることで、波形になっている。
本実施形態の電池付きカーテン3によれば、波形のカーテン3Aに色素増感太陽電池30が取付けられていることで、所定の領域内に配置される色素増感太陽電池30の受光面の面積を増加させ、色素増感太陽電池30による発電量を増加させることができる。
(第10実施形態)
次に、本発明の第10実施形態について図16を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図16に示すように、本実施形態の電池付きカーテン6は、第9実施形態の電池付きカーテン3の各構成に加えて、レール100と、レール100に沿って移動可能に支持されたランナー101と、ランナー101をレール100に沿って移動させる駆動部102と、色素増感太陽電池30に電気的に接続され、色素増感太陽電池30で生じた電力を貯える蓄電池103と、駆動部102を制御する制御部104と、光センサ105と、を備えている。色素増感太陽電池30は、透明基板31が外方に位置するようにカーテン3Aに積層される。
レール100は、凹部100a、及び、凹部100aの開口を狭める一対の係止部100bが形成されている公知の構成のものである。レール100は、所定の方向に延び、和室205の壁206や符号を省略した天井にネジ部材等で固定される。
ランナー101は、レール100の凹部100a内に配置された本体101aと、本体101aから下方に向かって延びる腕部101bとを有している。本体101aはレール100の凹部100a内に配置されるとともに一対の係止部100bにより下方から支持されている。腕部101bは、一対の係止部100bの間を通って下方に向かって延びている。腕部101bには、符号を省略した貫通孔が形成されている。
ランナー101内には、送電配線101cが設けられている。送電配線101cは、色素増感太陽電池30で生じた電力を送る。
ランナー101の貫通孔内には、金属で形成されたフック107が挿通され、ランナー101にフック107が吊り下げられている。ランナー101にフック107が吊り下げられることで、フック107と送電配線101cとが電気的に接続される。
フック107には、カーテン3Aにおけるレール100が延びる方向の第一の端部が吊り下げられる。フック107にカーテン3Aが吊り下げられることで、フック107とカーテン3Aに取付けられた色素増感太陽電池30とが、電気的に接続される。カーテン3Aにおけるレール100が延びる方向の第二の端部は、レール100に固定される。
駆動部102は、図示しないモータ及びローラを組み合わせたものであり、ランナー101の本体101a内に配置されている。ローラは、レール100の凹部100aの内面に接触している。モータを正転、逆転させることで、レール100に対してランナー101が、レール100が延びる方向の一方、他方にそれぞれ移動する。
送電配線101cの少なくとも一部は、レール100内に収容され、送電配線101cは蓄電池103に電気的に接続されている。蓄電池103は制御部104に接続され、制御部104は光センサ105に電気的に接続されている。
光センサ105は公知の構成のものであり、光L7を検出する受光面105aを有している。光センサ105は、受光面105aで検出された光L7の強度が所定の閾値以上か否かを検出し、検出結果を制御部104に送信する。
次に、以上のように構成された電池付きカーテン6の作用について説明する。
色素増感太陽電池30に光が当たる等により色素増感太陽電池30が発電しているときには、色素増感太陽電池30で生じた電力は、フック107及び送電配線101cを通して蓄電池103に送られる。蓄電池103は、送られた電力を蓄える。
制御部104は、光センサ105から受信した検出結果に基づいて、蓄電池103に貯えられた電力を駆動部102に供給して、ランナー101をレール100に沿って移動させる。
例えば、光センサ105で検出した光L7の強度が所定の閾値以上のときに、ランナー101をレール100が延びる方向の第二の端部に移動させて、カーテン3Aを束ねるように移動させて開ける。一方で、光L7の強度が閾値未満のときに、ランナー101をレール100の第一の端部に移動させて、カーテン3Aを広げるように移動させて閉める。
以上説明したように、本実施形態の電池付きカーテン6によれば、レール100内に送電配線101cを収容して外部から送電配線101cが見えなくなるようにすることで、電池付きカーテン6の外観を向上させることができる。
光センサ105の受光面105aで検出された光L7の強度が所定の閾値以上か否かに基づいて、ランナー101に吊り下げられたカーテン3Aを移動させることができる。
なお、この蓄電池103は本実施形態だけでなく、これまで説明してきた全ての実施形態の電池付き用具に備えられてもよい。このように構成することで、色素増感太陽電池30が発電していないときでも、蓄電池に貯えられた電力を利用することができる。
(第11実施形態)
次に、本発明の第11実施形態について図17を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図17に示すように、本実施形態の電池付き障子4は、障子4Aと、障子4Aに取付けられた色素増感太陽電池30と、を備えている。電池付き障子4は、障子紙に代えて色素増感太陽電池30を取付けている。組子、框、及び桟等の棒状部材110は、前述の縁部材55のように箱状に形成され、棒状部材110内に色素増感太陽電池30の配線42が収容されている。
このように、本実施形態の電池付き障子4によれば、棒状部材110内に配線42を収容して外部から配線42が見えなくなるようにすることで、電池付き障子4の外観を向上させることができる。
なお、電池付き照明5においては、電池付き照明5を構成する照明5Aの傘の外面や内面等に色素増感太陽電池30が取付けられる。
照明5Aに取付ける調光センサに代えて、色素増感太陽電池30を用いてもよい。色素増感太陽電池30は、入射する光の強度に応じて起電力が変化するため、この起電力を他の回路で検出することで、色素増感太陽電池30を調光センサとして用いることができる。
このように構成することで、調光センサが不要となるので、電池付き照明の製造に要するコストを低減させることができる。
照明5Aに取付ける色素増感太陽電池30の対極33に反射率の高い金属板(金属箔)を用いてもよい。光電極32側から入射する光を反射させることで、照明5Aの光を所望の向きに集めてオフィス200内を明るくすることができる。
電池付き照明の光源として蛍光灯が用いられている場合には、色素増感太陽電池30が濃い赤色であっても、以下のように設定してもよい。すなわち、蛍光灯の光を色素増感太陽電池30に通すことで自然光と似た色に見えるように、色素増感太陽電池30の色を設定する。
このように構成することで、電池付き照明で照明されるものを見ても、目が疲れにくくなる。
以上、本発明の第1実施形態から第11実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
色素増感太陽電池30で生じた電力は、例えばUSB(Universal Serial Bus)電源、照明(直接照明、間接照明も含む)、非常灯、温度調節、センサー用の電源、表示器の電源、光感知センサー等に利用することができる。
屋内用具が机である場合には、机に色素増感太陽電池を取付ける方法として、以下のものが挙げられる。デスクマットの下に挿入すること、貼付けること、吊り下げること、屏風のように縦置きすること、脚等に巻き付けること、脚の間を橋渡しすること等である。
色素増感太陽電池で生じた電力の用途としては、以下のものが挙げられる。USB電源、読書灯、人感センサー、空席の信号発信、空気清浄機、DCファン、持出し図書センサ(本にICタグ)、図書信号発信、そして、受付けカウンター等において電子ペーパーで受付け番号を表示すること等である。
屋内用具が棚である場合には、棚に色素増感太陽電池を取付ける方法として、以下のものが挙げられる。面ファスナー、テープを用いること等である。
色素増感太陽電池で生じた電力の用途としては、以下のものが挙げられる。照度センサー、表示電源、独立電源、すだれ、本の焼け防止用等である。
屋内用具がカーテン(ブラインド)である場合には、カーテンに色素増感太陽電池を取付ける方法として、以下のものが挙げられる。色素増感太陽電池を細長く形成し、色素増感太陽電池をつるす紐を導線にすること、超音波溶着部に孔を開けて紐を通すこと、2方向でロールするロールスクリーン方式にすること、端部の正負極を交互に重ねて折り込むこと、カーテンフックを導線にすること、屏風状に立てること、天板に組み込むこと等である。
色素増感太陽電池で生じた電力の用途としては、充電、ファンを回す電源、シェード、色違いデザイン、照明用電源、のれん等である。
屋内用具が仕切りである場合には、色素増感太陽電池で生じた電力の用途としては、調光、2枚の色素増感太陽電池でパターンをずらして調光すること、のれん、人感検知センサー、表示機能、照明、充電等である。
屋内用具が椅子である場合には、椅子に色素増感太陽電池を取付ける方法として、光透過性を有する布の下に配置、接着剤、面ファスナー、磁石等が挙げられる。
色素増感太陽電池で生じた電力の用途としては、ファンを回して蒸れなくすること、暖かくすること、移動補助、電動リクライニング、デバイスの電源、人検知センサーの電源、椅子の脚で充電できる、空気清浄機、加湿器等である。
屋内用具が天井である場合には、天井に色素増感太陽電池を取付ける方法として、すだれ状に(必要に応じて照明を避けるために曲面を設けて)設置すること、通気ダクトを避けるための段差をつけること、エアコンの風避け用に傾斜をつけて設置すること、天井パネルと一体型にすること、アクリル板と天井との間に色素増感太陽電池を取付けること、つり天井のつりの部分の金具を利用して配線すること等が挙げられる。
色素増感太陽電池で生じた電力の用途としては、照明が切れたときのセンサー、非常用照明、換気ファン、空気清浄機等である。
屋内用具が照明である場合には、照明に色素増感太陽電池を取付ける方法として、接着剤、ネジ止め、部材と一体化する、壁に取付けるときの磁石、面ファスナー、照明取付け治具を利用、水槽に取付けるときの紐と配線を一体化、バスの屋根に取付けるときのガビョウ、粘着剤等が挙げられる。
色素増感太陽電池で生じた電力の用途としては、照度センサー、発電、非常用電源、照度調整、照明の色を変える、調光、ファンを回すこと、蛍光灯の紐を光らせること、空気清浄機、加湿器等が挙げられる。
本発明の太陽電池付き屋内用具によれば、屋内の光で効率的に発電することができる。
1 電池付き壁紙(太陽電池付き屋内用具)
1A 壁紙(屋内用具)
2 電池付きシート(太陽電池付き屋内用具)
2A シート(屋内用具)
3 電池付きカーテン(太陽電池付き屋内用具)
3A カーテン
3A1 外面
4 電池付き障子(太陽電池付き屋内用具)
4A 障子(屋内用具)
5 電池付き照明(電池付き用具)
5A 照明(屋内用具)
6 電池付きカーテン(太陽電池付き屋内用具)
7 電池付きブラインド(電池付き用具)
7A ブラインド(屋内用具)
11 電池付き机(太陽電池付き屋内用具)
11A 机(屋内用具)
12、13 電池付き仕切り(太陽電池付き屋内用具)
12A 仕切り(屋内用具)
14、15 電池付き棚(太陽電池付き屋内用具)
14A 棚
30 色素増感太陽電池
40 保護フィルム(保護部材)
42 配線
44 押さえ部材
50a 外面
55 縁部材
57b 第一の縁部(縁部)
57c 第二の縁部(縁部)
60 雄型コネクタ(第一のコネクタ)
61 雌型コネクタ(第二のコネクタ)
65 棚板
66a 検出部
70a 天面(外面)
71a 側面(外面)
72a 背面(外面)
100 レール
101 ランナー
102 駆動部
103 蓄電池
104 制御部
105 光センサ

Claims (12)

  1. 家具及び内装の一方である屋内用具と、
    前記屋内用具に設けられた色素増感太陽電池と、
    を備えることを特徴とする太陽電池付き屋内用具。
  2. 前記色素増感太陽電池は曲面状に形成され、前記屋内用具の外面上に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き屋内用具。
  3. 前記屋内用具は壁紙であり、
    前記壁紙上に前記色素増感太陽電池が取付けられ、
    前記色素増感太陽電池上に取付けられ、光透過性を有する保護部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き屋内用具。
  4. 前記屋内用具は壁紙であり、
    前記壁紙上に前記色素増感太陽電池が取付けられ、
    前記壁紙を壁に取付けるとともに、前記色素増感太陽電池に電気的に接続された配線を収容する押さえ部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き屋内用具。
  5. 前記屋内用具は棚であり、
    前記棚の棚板上に前記色素増感太陽電池が取付けられ、
    前記色素増感太陽電池の一対の端子間に生じる起電力を検出する検出部を備えることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き屋内用具。
  6. 前記屋内用具は棚であり、
    前記棚の外面上に前記色素増感太陽電池が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き屋内用具。
  7. 前記屋内用具はカーテンであり、
    前記カーテンの外面上に前記色素増感太陽電池が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き屋内用具。
  8. レールと、
    前記レールに沿って移動可能に支持され、前記カーテンが吊り下げられたランナーと、
    前記色素増感太陽電池で生じた電力を送る送電配線と、を備え、
    前記送電配線の少なくとも一部は、前記レール内に収容されていることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池付き屋内用具。
  9. 前記屋内用具は仕切りであり、
    前記仕切りの縁部に設けられ、前記色素増感太陽電池に電気的に接続された配線を収容する縁部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き屋内用具。
  10. 前記屋内用具は仕切りであり、
    前記色素増感太陽電池に電気的に接続された第一のコネクタ及び第二のコネクタを備え、
    一対の前記太陽電池付き屋内用具を、一方の前記太陽電池付き屋内用具の前記仕切りの縁部と他方の前記太陽電池付き屋内用具の前記仕切りの縁部とが接触するように並べたときに、一方の前記太陽電池付き屋内用具の前記第一のコネクタと他方の前記太陽電池付き屋内用具の前記第二のコネクタとが電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き屋内用具。
  11. 前記色素増感太陽電池に電気的に接続され、前記色素増感太陽電池で生じた電力を貯える蓄電池を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の太陽電池付き屋内用具。
  12. レールと、
    前記レールに沿って移動可能に支持され、前記カーテンが吊り下げられたランナーと、
    前記ランナーを前記レールに沿って移動させる駆動部と、
    前記色素増感太陽電池に電気的に接続され、前記色素増感太陽電池で生じた電力を貯える蓄電池と、
    前記駆動部を制御する制御部と、
    光を検出する受光面を有し、前記受光面で検出された前記光の強度が所定の閾値以上か否かを検出し、検出結果を前記制御部に送信する光センサと、
    を備え、
    前記制御部は、前記光センサから受信した前記検出結果に基づいて、前記蓄電池に貯えられた前記電力を前記駆動部に供給して、前記ランナーを前記レールに沿って移動させることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池付き屋内用具。
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