JP2002076421A - 太陽電池モジュール及びその太陽電池モジュールを屋根材として使用した建造物 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその太陽電池モジュールを屋根材として使用した建造物

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JP2002076421A
JP2002076421A JP2000261057A JP2000261057A JP2002076421A JP 2002076421 A JP2002076421 A JP 2002076421A JP 2000261057 A JP2000261057 A JP 2000261057A JP 2000261057 A JP2000261057 A JP 2000261057A JP 2002076421 A JP2002076421 A JP 2002076421A
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cell module
power generation
generation unit
resin film
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Kiyokazu Miyaji
清和 宮地
Kazumi Sugaya
和巳 菅谷
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MIYACHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用のフレームや架台を用いることなく、簡
単且つ低コストに設置することができる太陽電池モジュ
ール及びその太陽電池モジュールを屋根材として使用し
た建造物を提供すること。 【解決手段】 樹脂フィルム20と発電ユニット31と
は、ガラス材40と比較して非常に薄いので、ガラス材
40に樹脂フィルム20と発電ユニット31とを貼着し
て構成される太陽電池モジュール10であっても、通常
のガラス板と同じように扱うことができる。しかも、こ
の太陽電池モジュール10は光透過性を有しているの
で、内部に太陽光を入れることができる。よって、専用
のフレームや架台を用いることなく、温室50等の屋根
材として、太陽電池モジュール10を使用することがで
きるので、太陽電池モジュール10の特別な設置スペー
スが不要になると共に、簡単で且つ低コストに、この太
陽電池モジュール10を設置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、太陽電池モジュ
ール及びその太陽電池モジュールを屋根材として使用し
た建造物に関し、特に、専用のフレームや架台を用いる
ことなく、簡単かつ低コストに設置することができる太
陽電池モジュール及びその太陽電池モジュールを屋根材
として使用した建造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 自然なエネルギーである太陽エネルギ
ーは、太陽光により発電する太陽電池モジュールや、太
陽熱を集熱する太陽集熱モジュールによって利用されて
いる。例えば、パネル状の太陽電池モジュールを住宅等
の建造物の屋根上に設置して、その太陽電池モジュール
により、クリーンな太陽エネルギーから直接電力を取り
出す太陽光発電が地球環境への関心の高まりと共に盛ん
に進められている。
【0003】この太陽電池モジュール60は、農作物を
栽培する温室70においては、図8に示すように使用さ
れる。即ち、温室70付近の空き地に、架台61及びフ
レーム62を固設し、その架台61及びフレーム62上
に、太陽電池モジュール60を設置するのである。太陽
電池モジュール60によって発電された電力は、図示し
ない配線で温室70へ導かれ、その温室70の夜間照明
や空調設備の駆動電力として使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、太陽
電池モジュール60で効率よく電力を得るためには受光
面積を広くしなければならず、そのため大きな設置スペ
ースが必要になるという問題点があった。また、設置の
ためには架台61やフレーム62が必要になるので、設
置コストが高くなると共に、温室等では屋根より光を透
過させる必要があるため、普通の住宅のように屋根を設
置スペースとすることができず、大がかりな設置作業が
必要になるという問題点があった。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、専用のフレームや架台を用いるこ
となく、簡単かつ低コストに設置することができる太陽
電池モジュール及びその太陽電池モジュールを屋根材と
して使用した建造物を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の太陽電池モジュールは、光を受光し
て発電する発電ユニットと、その発電ユニットと電気的
に接続されるリードとを備えており、前記発電ユニット
の非受光面と前記リードとが貼着される光透過性を有す
る樹脂フィルムを備えている。この請求項1記載の太陽
電池モジュールによれば、発電ユニットの非受光面とリ
ードとが光透過性を有する樹脂フィルムに貼着されて形
成されている。
【0007】請求項2記載の太陽電池モジュールは、請
求項1記載の太陽電池モジュールにおいて、前記樹脂フ
ィルムの前記発電ユニットが貼着される側の面には、接
着剤又は粘着材が塗布されているものである。
【0008】請求項3記載の太陽電池モジュールは、請
求項1又は2に記載の太陽電池モジュールにおいて、光
透過性を有すると共に、前記発電ユニットの受光面側で
その発電ユニット及びリードを前記樹脂フィルムとの間
に層状に挟装するガラス材を備えているものである。
【0009】請求項4記載の太陽電池モジュールは、請
求項3記載の太陽電池モジュールにおいて、前記ガラス
材の非発電ユニット側面一端部に設けられると共に前記
リードと電気的に接続された第1コネクタと、前記樹脂
フィルムの非発電ユニット側面他端部に設けられると共
に前記リードと電気的に接続された第2コネクタとを備
えている。
【0010】この請求項4記載の太陽電池モジュールに
よれば、請求項3記載の太陽電池モジュールと同様に作
用する上、第1コネクタはガラス材の非発電ユニット側
面一端部に設けられ、第2コネクタは樹脂フィルムの非
発電ユニット側面他端部に設けられているので、複数枚
の太陽電池モジュールを瓦葺き状に重ね合わせることに
より、1の太陽電池モジュールの第1コネクタが、別の
太陽電池モジュールの第2コネクタに当接され、両太陽
電池モジュールが電気的に接続される。
【0011】請求項5記載の建造物は、請求項1から4
のいずれかに記載の太陽電池モジュールを屋根材として
使用した建造物であり、その建造物の梁には前記太陽電
池モジュールと電気的に接続されるコネクタが配設され
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本実
施例の太陽電池モジュール10の斜視図である。この太
陽電池モジュール10は、樹脂フィルム20と、リード
30と、発電ユニット31と、第1コネクタ32と、第
2コネクタ33と、ガラス材40とから構成されてい
る。このうち、発電ユニット31と、第1コネクタ32
と、第2コネクタ33とは、リード30により電気的に
接続されている。
【0013】図2は、かかる太陽電池モジュール10を
構成毎に分解して示した分解斜視図である。図2に示す
ように、太陽電池モジュール10は、樹脂フィルム20
の片面に接着剤又は粘着材を塗布し、その面に、リード
30、発電ユニット31の非受光面およびガラス材40
を順に積層して貼着することにより構成されている。リ
ード30の一端部には第1コネクタ32が配設され、ま
た、そのリード30の他端部には第2コネクタ33が配
設されている。
【0014】第1コネクタ32は、ガラス材40の非貼
着面(非樹脂フィルム20面)に露出して配設されるよ
うに、リード30の一端をガラス材40の側面に沿って
曲折させて構成されている。同様に、第2コネクタ33
は、樹脂フィルム20の接着剤又は粘着材が塗布されて
いない面に露出して配設されるように、リード30の他
端を樹脂フィルム20の側面に沿って曲折させて構成さ
れている。即ち、リード30を側面視S字状に曲折させ
て、その一端に第1コネクタ32をガラス材40の非樹
脂フィルム20面に露出させて配設し、リード30の他
端に第2コネクタ33を樹脂フィルム20の非貼着面に
露出させて配設して構成されている。
【0015】このように、第1および第2コネクタ3
2.33は構成されているので、図3(b)に示すよう
に、1の太陽電池モジュール10の一端のガラス材40
側と、別の太陽電池モジュール10の他端の樹脂フィル
ム側とを重ね合わせることにより、即ち、2以上の太陽
電池モジュール10を瓦葺き状に重ね合わせることによ
り、各太陽電池モジュール10を電気的に接続すること
ができるのである。
【0016】樹脂フィルム20は強度の面を考慮して約
10ミクロンから約150ミクロンの厚さで構成されて
いる。材質としては、透明な光透過性を有する、例え
ば、アクリル、ポリカーボネイト、塩化ビニール、ポリ
エステル、ポリイミド、ポリアミド、ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリオレフィン系樹脂、シリコン系樹脂、
エンジニアプラスティック等が用いられる。また、発電
ユニット31は、シリコン、ガリウム・ヒ素、硫化カド
ミウム等からp型とn型との半導体で構成されており、
その厚さは数ミクロン〜数百ミクロンである。
【0017】これに対し、ガラス材40は、透明で光透
過性を有している。その厚さは、ガラス材40の大きさ
(面積)にもよるが、家庭用のガラスや強化ガラス等の
通常の規格品を用いる場合、通常3ミリから20ミリで
ある。よって、ガラス材40の厚さを最も薄い3ミリと
した場合であっても、太陽電池モジュール10の厚さは
最大3.3ミリ(3ミリのガラス材40、0.15ミリ
の樹脂フィルム20および発電ユニット31)となるだ
けであるので、即ち、ガラス材40の厚さに比べて、樹
脂フィルム20および発電ユニット31の厚さは極めて
薄いので、太陽電池モジュール10を通常のガラス板と
同様に施工することができるのである。なお、樹脂フィ
ルム20およびガラス材40は、共に透明で光透過性を
有しているので、太陽電池モジュール10自体に光透過
性を持たせることができる。
【0018】図3に、かかる太陽電池モジュール10を
屋根材として使用した建造物を示す。図3(a)は、太
陽電池モジュール10を屋根材として使用した建造物の
展開斜視図である。この建造物はガラス張りの温室50
で構成されており、その屋根材に太陽電池モジュール1
0が使用されている。なお、屋根材に限らず、温室50
の側壁材として、この太陽電池モジュール10を使用す
る用にしても良い。
【0019】図3(b)は、図3(a)のIII−II
I線の拡大断面図である。図3(b)に示すように、太
陽電池モジュール10は、温室50の屋根部分に、1の
太陽電池モジュール10の一端に配設された第1コネク
タ32と、別の太陽電池モジュール10の他端に配設さ
れた第2コネクタ33とが当接するように、瓦葺き状に
重ね合わされて敷設されている。これにより、両太陽電
池モジュール10は、余分な配線を用いることなく、電
気的に接続されるのである。
【0020】図4は、図3に示す温室50の側面図であ
る。上述したように、この温室50は、複数本の梁51
によって組み立てられている。各梁51の接合部分に
は、コネクタ52が設けられており、この各コネクタ5
2は梁51内に収容された配線(図示せず)を介して、
バッテリ53に電気的に接続されている。よって、太陽
電池モジュール10をコネクタ52に接続することによ
り、煩雑な配線をすることなく、各太陽電池モジュール
10で発電された電力をバッテリー53に蓄えることが
できる。バッテリ53に蓄えられた電力は、温室50内
の機器を駆動するための電力として使用される。なお、
コネクタ52を梁51の内部に設ければ、太陽電池モジ
ュール10とコネクタ52との接続を一層見栄え良く行
うことができる。
【0021】以上説明したように、本実施例の太陽電池
モジュール10によれば、樹脂フィルム20と発電ユニ
ット31とは、ガラス材40と比較して非常に薄いの
で、ガラス材40に樹脂フィルム20と発電ユニット3
1とを貼着して構成される太陽電池モジュール10であ
っても、通常のガラス板と同じように扱うことができ
る。よって、専用のフレームや架台を用いることなく、
太陽電池モジュール10を設置することができる。即
ち、太陽電池モジュール10をガラス板と同様に扱うこ
とにより、太陽電池モジュール10を設置するための特
別な設置スペースが不要になるばかりでなく、ガラス板
のように、簡単で且つ低コストに、太陽電池モジュール
10を設置することができるのである。
【0022】また、この太陽電池モジュール10は光透
過性を有しているので、太陽電池モジュール10を設置
した状態において、内部に太陽光を入れることができ
る。よって、図3および図4に示すように、この太陽電
池モジュール10を屋根材(又は壁材)として温室50
を構成することができるのである。この場合、発電ユニ
ット31の受光面側にガラス材40が貼着され、その発
電ユニット31の反対面(非受光面)側に樹脂フィルム
20が貼着されているので、太陽電池モジュール10
は、ガラス材40を外側に、樹脂フィルム20を温室5
0の内面に向けて設置される。よって、何らかの原因で
ガラス材40が割れたとしても、その割れたガラス材4
0の温室50内部への散乱を、樹脂フィルム20によっ
て防止することができるのである。
【0023】ここで、温室50等では、単に太陽光を透
過させれば良いという訳ではなく、その透過量を調整す
ることが必要になる。この点、従来技術では図8に示す
ように、温室70内に遮光シート71を設けて、その遮
光シート71により、温室70内への太陽光の透過量を
調整している。
【0024】これに対し、本実施例の太陽電池モジュー
ル10では、太陽光の透過量の異なる太陽電池モジュー
ル10を複数種類用意し、かかる太陽電池モジュール1
0を取捨選択して使用することにより、温室50内への
太陽光の透過量を調整するようにしている。図5は、か
かる太陽電池モジュール10a〜10dの斜視図であ
り、太陽光の透過量の異なる4種類の太陽電池モジュー
ル10a〜10dが図示されている。図5に示すよう
に、太陽電池モジュール10a〜10dは、使用する発
電ユニット31の枚数を異ならせることにより、太陽光
の透過量を異ならせている。
【0025】具体的には、図5(a)は、使用する発電
ユニット31が32枚であり、光の透過量が20パーセ
ントの太陽電池モジュール10aとされている。図5
(b)は、使用する発電ユニット31が24枚であり、
光の透過量が40パーセントの太陽電池モジュール10
bと、図5(c)は、使用する発電ユニット31が16
枚であり、光の透過量が60パーセントの太陽電池モジ
ュール10cと、図5(d)は、使用する発電ユニット
31が8枚であり、光の透過量が80パーセントの太陽
電池モジュール10dとされている。これら4種類の太
陽電池モジュール10a〜10dを適宜選択して使用す
ることにより、温室50内への太陽光の透過量を、その
温室50に適したものに調整することができるのであ
る。
【0026】次に、図6および図7を参照して、第2実
施例について説明する。第2実施例の太陽電池モジュー
ル11は、前記した第1実施例の太陽電池モジュール1
0のガラス材40を除くと共に、そのガラス材40の外
面に配設される第1コネクタ32の構成を変更したもの
である。以下、第1実施例と同一の部分には、同一の符
号を付してその説明は省略し、異なる部分についてのみ
説明する。
【0027】図6は、第2実施例の太陽電池モジュール
11の分解斜視図である。第2実施例の太陽電池モジュ
ール11は、樹脂フィルム20と、リード30と、発電
ユニット31と、第1コネクタ32aと、第2コネクタ
33とで構成されている。リード30の一端部に形成さ
れる第1コネクタ32aは、第1実施例のように曲折さ
れず、真っ直ぐのまま樹脂フィルム20上に配設されて
いる。
【0028】この太陽電池モジュール11は、ガラス材
40が除かれているので、樹脂フィルム20上に塗布さ
れた接着剤又は粘着材が発電ユニット31の受光面側に
露出された状態となっている。よって、かかる露出面を
様々な場所に貼着することにより、新たな接着剤又は粘
着材を用いることなく、太陽電池モジュール11を容易
に設置することができるのである。
【0029】図7は、かかる第2実施例の太陽電池モジ
ュール11を、一般家屋55のガラス窓41に貼着した
状態を示す斜視図である。この図7に示すように、太陽
電池モジュール11は、単に貼着するだけで、既存の家
屋55に、容易に且つ余分な設置スペースを取ることな
く、設置することができる。太陽電池モジュール11を
ガラス窓41などに設置することにより、設置された家
屋55の内外で使用される電力の一部又はすべてを賄う
ことが可能となる。
【0030】また、この太陽電池モジュール11は、ガ
ラス窓41の内側から貼着されると共に、樹脂フィルム
20により覆われているので、太陽電池モジュール11
を貼着したガラス窓41のガラスが何らかの原因により
割れても、割れたガラスの家屋55内部への散乱を、樹
脂フィルム20により防止(抑制)することができるの
である。
【0031】更に、第2実施例の太陽電池モジュール1
1も、第1実施例の太陽電池モジュール10と同様に、
1の太陽電池モジュール11の第1コネクタ32aと、
別の太陽電池モジュール10の第2コネクタ33とが当
接するように、両太陽電池モジュール11を瓦葺き状に
重ね合わせることにより、余分な配線をすることなく、
両太陽電池モジュール11を電気的に接続することがで
きる。
【0032】なお、前記した通り、樹脂フィルム20に
は透明な光透過性を有するものが用いられているので、
ガラス窓41に太陽電池モジュール11を貼着しても、
家屋55の室内への採光を全く遮ってしまうことはな
い。この樹脂フィルム20に色付け等を施せば、家屋5
5の装飾性を向上させることもできる。
【0033】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良変形が
可能であることは容易に推察できる。
【0034】例えば、本実施例の太陽電池モジュール1
0を設置するガラス窓のフレーム等に、その太陽電池モ
ジュール10が接続されるコネクタを配設するようにし
ても良い。このように、該コネクタを配設することによ
り、煩雑な配線を用いることなく、その太陽電池モジュ
ール10から得られた電力をバッテリ53に蓄え、有効
に利用することができる。
【0035】また、第2実施例の太陽電池モジュール1
1を、ビニールハウスや、アクリル材や強化プラスティ
ック材を屋根材として使用した車庫などの建造物に使用
するようにしても良い。この場合、太陽電池モジュール
11は、第2実施例の場合と同様に、ビニールハウスや
車庫などの内側から貼着することにより、容易に施工す
ることができるのである。
【0036】
【発明の効果】 請求項1記載の太陽電池モジュールに
よれば、発電ユニットの非受光面とリードとは光透過性
を有する樹脂フィルムに貼着されているので、その樹脂
フィルムを温室やガラス窓の内面から発電ユニットの受
光面を外面に向けて貼着することにより、専用のフレー
ムや架台を用いることなく、太陽電池モジュールを設置
することができる。即ち、設置スペースを取ることな
く、簡単で且つ低コストに、太陽電池モジュールを設置
することができるという効果がある。また、樹脂フィル
ムは光透過性を有するので、この太陽電池モジュールを
設置しても、内部に太陽光を入れることができるという
効果がある。
【0037】請求項2記載の太陽電池モジュールによれ
ば、請求項1記載の太陽電池モジュールの奏する効果に
加え、樹脂フィルムの発電ユニットが貼着される側の面
には接着剤又は粘着材が塗布されているので、その接着
剤又は粘着材により、発電ユニットとリードとを樹脂フ
ィルムに貼着できるとともに、新たな貼着材を用いるこ
となく、太陽電池モジュール自体を様々な場所に貼着す
ることができるという効果がある。
【0038】請求項3記載の太陽電池モジュールによれ
ば、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールの奏す
る効果に加え、発電ユニットは透過性を有するガラス材
と樹脂フィルムとの間に、その受光面をガラス材側に向
けて挟装されているので、太陽光を通過させつつ、発電
することができる。よって、温室等の光を必要とする建
造物などに適用できるという効果がある。また、ガラス
材には発電ユニットを挟装しつつ樹脂フィルムが貼着さ
れているので、そのガラス材が割れた場合に、樹脂フィ
ルムにより、ガラス材の散乱を防止することができると
いう効果がある。しかも、その樹脂フィルムは発電ユニ
ットの非受光面側に貼着されているので、この太陽電池
モジュールは、ガラス材を外側に樹脂フィルムを内側に
して設置される。よって、設置場所の内側へのガラス材
の散乱を防止することができるという効果がある。
【0039】請求項4記載の太陽電池モジュールによれ
ば、請求項3記載の太陽電池モジュールの奏する効果に
加え、複数枚の太陽電池モジュールを瓦葺き状に重ねあ
わせることにより、1の太陽電池モジュールの第1コネ
クタを、別の太陽電池モジュールの第2コネクタに当接
させて、両太陽電池モジュールを電気的に接続すること
ができる。よって、各太陽電池モジュールの接続を容易
に行うことができるという効果がある。
【0040】請求項5記載の建造物によれば、請求項1
から4のいずれかに記載の太陽電池モジュールの奏する
効果に加え、建造物の梁には太陽電池モジュールと電気
的に接続されるコネクタが設けられているので、その建
造物の屋根材として用いられる太陽電池モジュールの配
線を簡略化して、その太陽電池モジュールで発電した電
力を有効に利用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の太陽電池モジュールの斜
視図である。
【図2】 太陽電池モジュールの構成を示す分解斜視図
である。
【図3】 (a)は、太陽電池モジュールを屋根材とし
て使用した建造物(温室)の展開斜視図であり、(b)
は、(a)のIII−III線における拡大断面図であ
る。
【図4】 図3(a)の建造物(温室)の側面図であ
る。
【図5】 太陽電池モジュールの光の透過量を調整する
ため、使用される発電ユニットの枚数を異ならせた太陽
電池モジュールの斜視図であり、(a)は発電ユニット
が32枚で光の透過量が20パーセントのものであり、
(b)は発電ユニットが24枚で光の透過量が40パー
セントのものであり、(c)は発電ユニットが16枚で
光の透過量が60パーセントのものであり、(d)は発
電ユニットが8枚で光の透過量が80パーセントのもの
である。
【図6】 第2実施例の太陽電池モジュールの構成を示
す分解斜視図である。
【図7】 第2実施例の太陽電池モジュールを使用した
建造物の斜視図である。
【図8】 従来の太陽電池モジュールを使用した建造物
(温室)の断面図である。
【符号の説明】
10,10a〜10d,11 太陽電池モジュール 20 樹脂フィルム 30 リード 31 発電ユニット 32,32a 第1コネクタ 33 第2コネクタ 40 ガラス材 41 ガラス窓 50 温室(建造物) 51 梁 52 コネクタ 53 バッテリ 55 家屋(建造物)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を受光して発電する発電ユニットと、
    その発電ユニットと電気的に接続されるリードとを備え
    た太陽電池モジュールにおいて、 前記発電ユニットの非受光面と前記リードとが貼着され
    る光透過性を有する樹脂フィルムを備えていることを特
    徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記樹脂フィルムの前記発電ユニットが
    貼着される側の面には、接着剤又は粘着材が塗布されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュ
    ール。
  3. 【請求項3】 光透過性を有すると共に、前記発電ユニ
    ットの受光面側でその発電ユニット及びリードを前記樹
    脂フィルムとの間に層状に挟装するガラス材を備えてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池モ
    ジュール。
  4. 【請求項4】 前記ガラス材の非発電ユニット側面一端
    部に設けられると共に前記リードと電気的に接続された
    第1コネクタと、前記樹脂フィルムの非発電ユニット側
    面他端部に設けられると共に前記リードと電気的に接続
    された第2コネクタとを備えたことを特徴とする請求項
    3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の太陽
    電池モジュールを屋根材として使用した建造物であっ
    て、その建造物の梁には前記太陽電池モジュールと電気
    的に接続されるコネクタが配設されていることを特徴と
    する太陽電池モジュールを屋根材として使用した建造
    物。
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