JPWO2017068715A1 - 電子機器 - Google Patents

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    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods

Abstract

電子機器(100)は、箱状に形成された板金製のホルダ(2)と、裏面部がホルダ(2)の底面部(21)と対向した状態でホルダ(2)内に収容された液晶モジュール(1)とを備える。ホルダ(2)の第1側壁部(22a,22b)は、長手方向が液晶モジュール(1)の板厚方向と直交したスリットを有し、スリットに沿って隣接した部位の板金により板バネ部(27a,27b)が形成されている。板バネ部(27a,27b)は、ホルダ(2)の内側に突起した第1凸部(28a,28b)を有し、第1凸部(28a,28b)が液晶モジュール(1)の側面部に当接している。

Description

本発明は、電子機器に関するものであり、特に液晶モジュールなどの厚板状部材を固定する構造に関する。
従来、電子機器の表示部に液晶ディスプレイが用いられている。液晶ディスプレイは、液晶パネル、導光板及びバックライトなどを積層した厚板状の部材、いわゆる「液晶モジュール」を有している。
電子機器の表示部は、液晶モジュールを保持する板金製の部材を有している。例えば、特許文献1の電子機器は、表示ユニットを内部に配置可能な保持枠を備え、この保持枠が板金で構成されている。特許文献2の電子機器は、表示装置を収容可能に形成した板金部材を有している。
特開2008−203829号公報 特開2004−354731号公報
液晶モジュールを保持する板金製の部材(以下「ホルダ」という。)は、当該ホルダから液晶モジュールが脱落するのを防ぐために、液晶モジュールを固定する構造を有している。以下、従来の固定構造の一例について説明する。
従来のホルダは、例えば、互いに対向する複数個の爪部を底面部に垂設した形状、又は、互いに対向する爪部及び側壁部を底面部に垂設した形状である。液晶モジュールの裏面部がホルダの底面部と対向した状態で、ホルダの爪部又は側壁部が液晶モジュールの側面部に当接している。すなわち、矩形状の液晶モジュールの対辺に対応する側面部のうち、両辺に対応する側面部にそれぞれ爪部が当接しているか、又は、一辺に対応する側面部に爪部が当接するとともに他辺に対応する側面部に側壁部が当接している。
互いに対向する爪部間又は爪部と側壁部間の間隔は、対応する液晶モジュールの1辺の幅よりも小さい値に設定されている。また、板金製の爪部は可撓性を有し、爪部が弾性変形した状態で液晶モジュールの側面部に当接している。爪部の弾性力により液晶モジュールが爪部間又は爪部と側壁部間に圧接することで、液晶モジュールがホルダに固定されている。
液晶モジュールをホルダに取り付けるとき、まず、液晶モジュールの一端部をホルダの一端部に設けた爪部又は側壁部に当接させる。次いで、この当接部を軸にホルダに対して液晶モジュールを回転させて、液晶モジュールの他端部をホルダの他端部に設けた爪部又は側壁部に当接させる。次いで、液晶モジュールの他端部をホルダに向けて押し込むことで爪部が弾性変形し、液晶モジュールが爪部間又は爪部と側壁部間に入って固定される。
ここで、爪部の一部を折り曲げることで、爪部の根元部から先端部に向かうにつれて次第にホルダの中央部から縁部に向かう傾斜面部が形成されている。液晶モジュールをホルダに取り付けるとき、この傾斜面部が液晶モジュールの縁部に当接し、いわゆる「誘い形状」の機能を果たすことで、液晶モジュールの縁部が爪部の先端部に引っ掛かって取り付けできなくなるのを防いでいる。
一般に、ホルダ用の板金は機械的な強度が高く、液晶モジュールの取り付けに適した弾性を持たせるためには肉厚を薄くするか、又は形状を細長くする必要がある。ホルダ用の板金を薄くして爪部に弾性を持たせた場合、ホルダ全体の強度が低下して撓みやすくなり、液晶モジュールに負荷がかかる。また、爪部を細くして弾性を持たせた場合、爪部の強度が大きく低下するため、液晶モジュールの取り付け時に爪部が変形又は破断して、液晶モジュールの取り付けができなくなる。これらの問題を回避するために、爪部を長くすることで弾性を持たせるのが望ましい。また、爪部の長さは弾性に最も寄与する要素であり、この観点からも爪部を長くするのが好適である。
しかしながら、近年、電子機器の小型化及び多機能化にともない、電子機器内部の部材は高密度に配置されており、爪部を延伸するためのスペースを確保するのが困難である。この結果、爪部に十分な弾性を持たせることができず、液晶モジュールをホルダに取り付けるのに大きな力を要し、取り付けが難しい問題があった。
ここで、爪部の長手方向を液晶モジュールの板厚方向と直交する向きにすることで、爪部を長くしつつ省スペース化を図ることも考えられる。しかしながら、この場合、爪部の一端部を基点に、爪部の他端部がホルダの底面部に沿う向きに弾性変形することになり、爪部の一部を折り曲げることで液晶モジュールの誘い形状を形成するのが困難である。このため、液晶モジュールをホルダに取り付けるとき、液晶モジュールの縁部が爪部の側端部に引っ掛かり、取り付けができなくなる問題があった。
また、これらの問題は液晶モジュール用のホルダに限らず、厚板状部材を固定するホルダ全般に生ずるものであった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ホルダの強度を落とすことなく、また省スペース化を図りつつ、ホルダに対する厚板状部材の取り付けを容易にした電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、箱状に形成された板金製のホルダと、片面部がホルダの底面部と対向した状態でホルダ内に配置された厚板状部材とを備え、ホルダの第1側壁部は、長手方向がホルダの板厚方向と直交したスリットを有し、スリットに沿って隣接した部位の板金により板バネ部が形成されており、板バネ部は、ホルダの内側に突起した第1凸部を有し、第1凸部が厚板状部材の側面部に当接しているものである。
本発明の電子機器は、上記のように構成したので、ホルダの強度を落とすことなく、また省スペース化を図りつつ、ホルダに対する厚板状部材の取り付けを容易にすることができる。
本発明の実施の形態1に係る電子機器の要部を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電子機器の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電子機器の要部を示す正面図である。 図3に示すA−A’線に沿う断面図である。 図4に示すA−B−C−D線で囲まれた領域の拡大図である。 図4に示すE−F−G−H線で囲まれた領域の拡大図である。 本発明の実施の形態1に係るホルダに厚板状部材を収容する前の状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るホルダに厚板状部材を収容しているときの状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るホルダに厚板状部材を収容した後の状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る液晶モジュールを示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係る液晶モジュールを示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係るホルダを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るホルダの第1凸部を含む領域を示す拡大図である。 図13に示すB−B’線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電子機器の要部を示す断面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子機器の要部を示す分解斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る電子機器の要部を示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る電子機器の要部を示す正面図である。図4は、図3に示すA−A’線に沿う断面図である。図5は、図4に示すA−B−C−D線で囲まれた領域の拡大図である。図6は、図4に示すE−F−G−H線で囲まれた領域の拡大図である。図1〜図6を参照して、実施の形態1の電子機器100について説明する。
液晶モジュール1は、液晶パネル、導光板及びバックライトなどを積層した厚板状の部材である。液晶モジュール1の表面部は液晶パネルの表示面11が露出しており、裏面部及び側面部は金属などで被覆されている。
ホルダ2は、外形が略矩形状の板金を加工することにより、製造されたものである。板金の縁部は、いわゆる「Z曲げ」加工により1段の階段状に折り曲げられており、ホルダ2の本体部が略箱状に形成されている。すなわち、ホルダ2は、略矩形状の底面部21と、底面部21の縁部に垂設されて互いに対向した1対の第1側壁部22a及び第2側壁部23aと、底面部21の縁部に垂設されて第1側壁部22a及び第2側壁部23aと略直交した1対の第1側壁部22b及び第2側壁部23bとを有している。ホルダ2の開口端には、底面部21と略平行なフランジ部24が形成されている。
一方の第1側壁部22aには、スリット状の孔部が穿たれている。図1〜図6の例では、各々の長手方向が液晶モジュール1の板厚方向と略直交した第1スリット25a及び第2スリット26aが並設されている。第1スリット25aと第2スリット26a間の板金により、板バネ部27aが形成されている。すなわち、板バネ部27aの長手方向は液晶モジュール1の板厚方向と略直交しており、板バネ部27aの両端部は第1側壁部22aと連続している。板バネ部27aは可撓性を有しており、第1側壁部22aと連続した両端部を基点に、中央部が底面部21に沿う方向(図4〜図6の紙面上下方向)に弾性変形自在である。板バネ部27aの中心部に、いわゆる「エンボス加工」を施すことで、ホルダ2の内側に突起した半球面形状の第1凸部28aが形成されている。
一方の第2側壁部23aには、ホルダ2の内側に突起した第2凸部29aが形成されている。第2凸部29aは、第1凸部28aと同様のエンボス加工により形成されたものであり、半球面形状である。第2凸部29aは、第1凸部28aよりも底面部21の近くに配置されている。
他方の第1側壁部22bには、一方の第1側壁部22aと同様の第1スリット25b、第2スリット26b、板バネ部27b及び第1凸部28bが設けられている。他方の第2側壁部23bには、一方の第2側壁部23aと同様の第2凸部29bが設けられている。
ここで、互いに対向した一方の第1側壁部22aと第2側壁部23a間の間隔は、長方形状の液晶モジュール1の短辺の幅Laよりも大きい値に設定されている。互いに対向した他方の第1側壁部22bと第2側壁部23b間の間隔は、液晶モジュール1の長辺の幅Lbよりも大きい値に設定されている。図2及び図3に示す如く、液晶モジュール1はホルダ2内に収容されている。液晶モジュール1の裏面部はホルダ2の底面部21と対向しており、液晶モジュール1の表示面11は外部に露出している。
また、図3〜図6に示す如く、液晶モジュール1の長辺に対応する側面部が第1凸部28a及び第2凸部29aにそれぞれ当接し、短辺に対応する側面部が第1凸部28b及び第2凸部29bにそれぞれ当接している。第2凸部29a,29bが液晶モジュール1の側面部に当接することで、ホルダ2に対して液晶モジュール1が位置決めされている。このとき、図6に一点鎖線Iで示す如く、第2凸部29aの先端部が液晶モジュール1の長辺に対応する側面部の基準位置となる。同様に、第2凸部29bの先端部が液晶モジュール1の短辺に対応する側面部の基準位置となる。
また、互いに対向した一方の第1凸部28aと第2凸部29a間の間隔は、液晶モジュール1の短辺の幅Laよりも小さい値に設定されている。このため、図5に示す如く、板バネ部27aが弾性変形した状態で第1凸部28aが液晶モジュール1の側面部に当接しており、板バネ部27aの弾性力により液晶モジュール1の側面部が第1凸部28aと第2凸部29aとの両方に圧接した状態で固定されている。同様に、互いに対向した他方の第1凸部28bと第2凸部29b間の間隔は液晶モジュール1の長辺の幅Lbよりも小さい値に設定されており、板バネ部27bの弾性力により液晶モジュール1の側面部が第1凸部28bと第2凸部29bとの両方に圧接した状態で固定されている。これにより、液晶モジュール1がホルダ2に固定されている。
なお、第1側壁部22aと第2側壁部23a間の間隔は、液晶モジュール1及びホルダ2のそれぞれの部品公差を考慮して設定するのが好適である。すなわち、第1側壁部22aと第2側壁部23a間の間隔は、液晶モジュール1の短辺の幅Laが想定し得る最大値となったとき、幅Laと同等となる値又は幅Laよりも大きくなる値に設定する。同様に、第1側壁部22bと第2側壁部23b間の間隔は、液晶モジュール1の長辺の幅Lbが想定し得る最大値となったとき、幅Lbと同等となる値又は幅Lbよりも大きくなる値に設定する。
また、第1凸部28aと第2凸部29a間の間隔は、液晶モジュール1及びホルダ2のそれぞれの部品公差を考慮して設定するのが好適である。すなわち、第1凸部28aと第2凸部29a間の間隔は、液晶モジュール1の短辺の幅Laが想定し得る最小値となったときでも、幅Laよりも小さくなる値に設定する。同様に、第1凸部28bと第2凸部29b間の間隔は、液晶モジュール1の長辺の幅Lbが想定し得る最小値となったときでも、幅Lbよりも小さくなる値に設定する。
ホルダ2のフランジ部24には、図示しないカバーパネルの縁部が接着されている。カバーパネルは、強化ガラス又は透明樹脂により構成されており、液晶モジュール1の表示面11を保護するものである。また、ホルダ2の底面部21の裏面側には、図示しない電子回路基板が固定されている。電子回路基板には液晶モジュール1の給電用及び制御用の回路などが実装されており、底面部21を貫通した図示しない孔部に通した配線により液晶モジュール1と電気的に接続されている。このようにして、電子機器100の要部が構成されている。
次に、図7〜図9を参照して、電子機器100の要部の組立方法について説明する。
まず、図7に示す如く、液晶モジュール1の裏面部をホルダ2の底面部21と略平行に対向させる。図中矢印Jで示すように、液晶モジュール1の板厚方向に沿う向きの力を加えることで、液晶モジュール1をホルダ2の開口部からホルダ2内に押し込む。このとき、第2凸部29aが第1凸部28aよりも底面部21の近くに配置されているため、液晶モジュール1の裏面部の下端部が第2凸部29aに当接するよりも先に、上端部が第1凸部28aに当接する。
次いで、図8に矢印Kで示すように、液晶モジュール1の裏面部の上端部が第1凸部28aに当接した状態から、液晶モジュール1をさらに押し込む。このとき、第1凸部28aが半球面形状であるため、液晶モジュール1の誘い形状となる。この結果、液晶モジュール1の裏面部の上端部は、第1凸部28aに引っ掛かることなくスムーズに第1凸部28aに乗り上げる。これにより、図中矢印Lで示すように、液晶モジュール1が第1側壁部22aから第2側壁部23aに向かう向き(紙面下向き)に移動して、液晶モジュール1の側面部が第1凸部28aに当接した状態となる。
次いで、液晶モジュール1の側面部が第1凸部28aに当接した状態から、液晶モジュール1をさらに押し込む。これにより、液晶モジュール1の裏面部の下端部が第2凸部29aに当接する。
次いで、図9に矢印Mで示すように、液晶モジュール1の裏面部の下端部が第2凸部29aに当接した状態から、液晶モジュール1をさらに押し込む。このとき、第2凸部29aが半球面形状であるため、液晶モジュール1の誘い形状となる。この結果、液晶モジュール1の裏面部の下端部は、第2凸部29aに引っ掛かることなくスムーズに第2凸部29aに乗り上げる。このとき、図中矢印Nで示すように、液晶モジュール1が第2側壁部23aから第1側壁部22aに向かう向き(紙面上向き)に移動する。液晶モジュール1の移動により、第1凸部28aが押されて板バネ部27aが弾性変形する。最終的に、板バネ部27aの弾性力により、液晶モジュール1の側面部が第1凸部28aと第2凸部29aとに圧接した状態で固定される。
なお、図7〜図9では第1凸部28aと第2凸部29a間における液晶モジュール1の固定方法を例として示したが、第1凸部28bと第2凸部29b間における液晶モジュール1の固定もこれと同様であるため、図示及び説明を省略する。
次に、実施の形態1に係る電子機器100の効果について説明する。
従来の電子機器は、ホルダの底面部に垂設した爪部の弾性変形により液晶モジュールを固定していた。ホルダの爪部に弾性を持たせるためには、ホルダ用の板金を薄くするか、又は爪部を細長くする必要があるものの、板金を薄くするとホルダ全体の強度が低下し、爪部を細くすると爪部の強度が低下するため好ましくなく、爪部を長くするためのスペースを電子機器内に確保するのも難しい。このため、爪部に十分な弾性を持たせることができず、液晶モジュールの取り付けが難しい問題があった。
これに対し、実施の形態1の電子機器100は、ホルダ2の第1側壁部22a,22bに、各々の長手方向が液晶モジュール1の板厚方向と略直交した第1スリット25a,25b及び第2スリット26a,26bを並設し、第1スリット25a,25bと第2スリット26a,26b間の板金により板バネ部27a,27bを形成している。これにより、板バネ部27a,27bの形状を細長くすることで、ホルダ2用の板金の肉厚を薄くすることなく板バネ部27a,27bに十分な弾性を持たせることができる。また、板バネ部27a,27bはホルダ2の第1側壁部22a,22bに沿う形状であるため、電子機器100内に板バネ部27a,27b専用のスペースは不要であり、省スペース化を図ることができる。さらに、板バネ部27a,27bの両端部が第1側壁部22a,22bと連続しているため、板バネ部27a,27bに弾性を持たせつつ板バネ部27a,27bの強度を向上し、板バネ部27a,27bの破損を防ぐとともに、液晶モジュール1の板厚方向に沿う向きなどの意図しない向きの変形を防ぐことができる。
また、従来の電子機器は、爪部の一部を折り曲げることで液晶モジュールの誘い形状を形成していた。このため、爪部の長手方向をホルダの底面部に沿う向きに設けた場合、省スペース化を図ることができるものの、誘い形状を形成するのが困難であり、液晶モジュールを取り付けるとき液晶モジュールの縁部が爪部の側端部に引っ掛かり、取り付けができなくなる問題があった。
これに対し、実施の形態1の電子機器100は、板バネ部27a,27bに半球面形状の第1凸部28a,28bを形成し、この第1凸部28a,28bが誘い形状の機能を果たすものである。第1凸部28a,28bはエンボス加工により形成することができ、誘い形状を容易に形成することができる。
さらに、従来の電子機器は、弾性の低い爪部を変形させて爪部間又は爪部と側壁部間を広げるべく、液晶モジュールの一端部をホルダの一端部に設けた爪部又は側壁部に当接させてから液晶モジュールを回転させてホルダに取り付けていた。このため、取り付け作業に大きなスペースを要し、作業効率が悪い問題があった。
これに対し、実施の形態1の電子機器100は、図7〜図9に示す如く、液晶モジュール1をホルダ2に対して略平行に保持した状態で取り付けることができる。このため、取り付け作業に要するスペースを小さくするとともに、作業効率を向上することができる。
なお、ホルダ2は、液晶モジュール1を収容可能な略箱状の部位を有するものであれば良く、図1〜図9に示す形状に限定されるものではない。例えば、第1側壁部22a,22b又は第2側壁部23a,23bの一部を除去したり、底面部21に孔部を設けたりすることで、側面部又は裏面部に凸部を有する液晶モジュール1を収容自在なものとしても良い。または、板金縁部のZ曲げに代えて、いわゆる「L曲げ」により板金の中央部を切り起こして第1側壁部22a,22b又は第2側壁部23a,23bを形成することで、底面部21を略箱状の部位の外部にまで延伸し、シャーシ又は筐体などの他部材への取付部を形成したものであっても良い。または、意匠パネルなどのホルダ2以外の部材にカバーパネルを接着する場合、板金縁部のZ曲げに代えてL曲げにより第1側壁部22a,22b及び第2側壁部23a,23bを形成し、フランジ部24を不要としたものであっても良い。または、電子回路基板をホルダ2の裏面部にねじ止めする構造とした場合、底面部21にネジ穴を設けたものでも良い。本願の請求の範囲に記載された「箱状」の用語の意義は、厳密な箱状に限定されるものではなく、これら略箱状の形状をも含むものである。
また、図1〜図9では、一方の第1側壁部22aに2個の板バネ部27aを形成し、かつ、他方の第1側壁部22bに2個の板バネ部27bを形成した例を示したが、各々の第1側壁部22a,22bにおける板バネ部27a,27bの個数は2個に限定されるものではない。板バネ部27a,27bの弾性を確保することができる程度の長さを確保できるものであれば、板バネ部27a,27bの個数は何個でも良い。
また、図1〜図9では、各々の板バネ部27a,27bの中心部に1個の第1凸部28a,28bを形成した例を示したが、各々の板バネ部27a,27bにおける第1凸部28a,28bの個数は1個に限定されるものではなく、第1凸部28a,28bを形成する位置は中心部に限定されるものではない。板バネ部27a,27bのうちの可撓性を有する部位、すなわち、板バネ部27a,27bの両端部が第1側壁部22a,22bと連続した構成においては中央部に、如何なる個数の第1凸部28a,28bを形成したものであっても良い。
また、図1〜図9の例では、板バネ部27a,27bの両端部が第1側壁部22a,22bと連続して中央部が可撓性を有する例を示したが、板バネ部27a,27bの一端部のみが第1側壁部22a,22bと連続し、第1側壁部22a,22bと切り離された他端部が可撓性を有するものとしても良い。この場合、第1凸部28a,28bは、板バネ部27a,27bの中央部に代えて他端部に形成するのが好適である。
また、図1〜図9の例では、第1側壁部22a,22bに第1スリット25a,25b及び第2スリット26a,26bを並設して、2本のスリット間の板金により板バネ部27a,27bを形成した例を示したが、スリットの本数は2本に限定されるものではない。例えば、第2スリット26a,26bを除去して第1スリット25a,25bのみを穿ち、第1スリット25a,25bに沿って隣接した部位の板金により板バネ部27a,27bを形成したものであっても良い。また、第1側壁部22a,22bに3本以上のスリットを並設し、各スリット間の板金、すなわち各スリットに沿って隣接した部位の板金により複数本の板バネ部27a,27bを形成したものであっても良い。これらのいずれの構成においても、板バネ部27a,27bの両端部が第1側壁部22a,22bと連続したものであっても良く、あるいは一端部のみが第1側壁部22a,22bと連続して他端部を第1側壁部22a,22bと切り離したものであっても良い。
また、図1〜図9の例では、第1スリット25a,25b及び第2スリット26a,26bの長手方向が液晶モジュール1の板厚方向と直交し、板バネ部27a,27bの長手方向も液晶モジュール1の板厚方向と直交した例を示したが、これらの部材は厳密に直交していなくとも良く、板バネ部27a,27bの長さを確保できる程度に傾けたものであっても良い。本願の請求の範囲に記載された「直交」の用語の意義は、厳密に直交した状態に限定されるものではなく、このように略直交した状態をも含むものである。
また、図1〜図9の例では、一方の第2側壁部23aに2個の第2凸部29aを形成し、かつ、他方の第2側壁部23bに2個の第2凸部29bを形成した例を示したが、各々の第2側壁部23a,23bにおける第2凸部29a,29bの個数は2個に限定されるものではなく、何個でも良い。第2凸部29a,29bは、第1凸部28a,28bと同じ個数でも良く、異なる個数でも良い。
また、第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bの形状は、液晶モジュール1を取り付けるときに誘い形状の機能を果たし、かつ、先端部を液晶モジュール1の側面部に圧接して固定することができるものであれば良く、厳密な半球面形状に限定されるものではない。本願の請求の範囲に記載された「半球面形状」の用語の意義は、厳密な半球面形状に限定されるものではなく、略半球面形状をも含むものである。
また、第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bの形状は、半球面形状と異なる形状であっても良い。例えば、エンボス加工により、半回転楕円体状又は円錐台形状の第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bを形成したものでも良い。または、半円柱状の第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bを形成し、この円柱の周面部が誘い形状の機能を果たすものでも良い。または、板バネ部27a,27bを構成する板金の一部を切り起こして液晶モジュール1の板厚方向に対して傾斜させることで第1凸部28a,28bを形成するとともに、第2側壁部23a,23bを構成する板金の一部を切り起こして液晶モジュール1の板厚方向に対して傾斜させることで第2凸部29a,29bを形成したものでも良い。
また、液晶モジュール1は、裏面部及び側面部が被覆されておらず、中身(液晶モジュール、導光板及びバックライトなど)が露出して凹凸を有するものであっても良い。また、液晶モジュール1の形状は長方形状に限定されるものではなく、正方形状又は多角形状であっても良い。
また、図1〜図9では、液晶モジュール1の裏面部がホルダ2の底面部21と対向した状態で収容された例を示したが、液晶モジュール1の表面部がホルダ2の底面部21と対向した状態で収容され、底面部21に設けた孔部から液晶モジュール1の表示面11が露出する構造としても良い。すなわち、液晶モジュール1の表面と裏面のうち、いずれか片面部がホルダ2の底面部21と対向したものであれば良い。
また、ホルダ2の用途は、液晶モジュール1の固定に限定されるものではない。ホルダ2は、外形が略厚板状の部材であれば、如何なる部材の固定にも用いることができる。この部材は、液晶モジュール1のように表面と裏面とが区別される部材であっても良く、あるいは区別のない部材であっても良い。本願の請求の範囲に記載された「厚板状」の用語の意義は、厳密な厚板状に限定されるものではなく、略厚板状の形状をも含むものである。
以上のように、実施の形態1の電子機器100は、箱状に形成された板金製のホルダ2と、片面部がホルダ2の底面部21と対向した状態でホルダ2内に収容された厚板状部材(液晶モジュール1)とを備える。ホルダ2の第1側壁部22a,22bは、長手方向が厚板状部材(液晶モジュール1)の板厚方向と直交したスリットを有し、スリットに沿って隣接した部位の板金により板バネ部27a,27bが形成されている。板バネ部27a,27bは、ホルダ2の内側に突起した第1凸部28a,28bを有し、第1凸部28a,28bが厚板状部材(液晶モジュール1)の側面部に当接している。これにより、ホルダ2の強度を落とすことなく、また省スペース化を図りつつ、ホルダ2に対する厚板状部材(液晶モジュール1)の取り付けを容易にすることができる。
また、ホルダ2の第1側壁部22a,22bと対向した第2側壁部23a,23bは、ホルダ2の内側に突起した第2凸部29a,29bを有し、第2凸部29a,29bが厚板状部材(液晶モジュール1)の側面部に当接している。これにより、ホルダ2に対して厚板状部材(液晶モジュール1)を位置決めすることができる。
また、第2凸部29a,29bは、第1凸部28a,28bよりもホルダ2の底面部21の近くに配置されている。これにより、図7〜図9に示す手順により厚板状部材(液晶モジュール1)をホルダ2に取り付けることができる。
また、第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bは、半球面形状である。これにより、厚板状部材(液晶モジュール1)をホルダ2に取り付けるとき、第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bが誘い形状の機能を果たすことで、厚板状部材(液晶モジュール1)が板バネ部27a,27bに引っ掛かるのを防ぐことができる。また、かかる第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bは、板金のエンボス加工により容易に形成することができる。
また、ホルダ2は、互いに対向した第1凸部28a,28bと第2凸部29a,29b間の間隔が厚板状部材(液晶モジュール1)の幅よりも小さい値に設定されている。厚板状部材(液晶モジュール1)は、第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bに圧接した状態でホルダ2内に固定されている。これにより、厚板状部材(液晶モジュール1)及びホルダ2の部品公差を吸収しつつ、厚板状部材(液晶モジュール1)をホルダ2に確実に固定して収容することができる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る液晶モジュールを示す正面図である。図11は、本発明の実施の形態2に係る液晶モジュールを示す側面図である。図12は、本発明の実施の形態2に係るホルダを示す斜視図である。図13は、本発明の実施の形態2に係るホルダの第1凸部を含む領域を示す拡大図である。図14は、図13に示すB−B’線に沿う断面図である。図10〜図14を参照して、実施の形態2の電子機器100について説明する。なお、図1〜図9に示す実施の形態1の電子機器100と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2の液晶モジュール1は、側面部に凸部12を有するような場合を想定している。図10及び図11の例では、液晶モジュール1の短辺にそれぞれ2個の凸部12が設けられている。凸部12の高さは、ホルダ2の側壁部に設けた第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bの高さよりも大きい値である。このため、実施の形態2の液晶モジュール1は、図1〜図9に示した実施の形態1のホルダ2に固定しようとすると、液晶モジュール1の凸部12がホルダ2の側壁部と干渉し、ホルダ2内に収容することができない。
図12〜図14に、実施の形態2のホルダ2を示す。ホルダ2は、実施の形態1と同様の底面部21、第1側壁部22a、第2側壁部23a及びフランジ部24を有している。第1側壁部22b及び第2側壁部23bは、実施の形態1と異なる形状である。
第1側壁部22bは、第1凸部28bを設けた部位に絞り加工が施されており、ホルダ2の内側に突出している。この突出部位の高さと第1凸部28bの高さとの合計値は、液晶モジュール1の凸部12の高さよりも大きい値に設定されている。第1側壁部22bの突出部位は、ホルダ2の開口部側の端部に曲げ加工を施すことで、開口部に近づくにつれて次第にホルダ2の外側に向かう第1傾斜面部30bが形成されている。
また、第2側壁部23bは、第2凸部29bを設けた部位に絞り加工が施されており、ホルダ2の内側に突出している。この突出部位の高さと第2凸部29bの高さとの合計値は、液晶モジュール1の凸部12の高さよりも大きい値に設定されている。第2側壁部23bの突出部位は、ホルダ2の開口部側の端部に曲げ加工を施すことで、開口部に近づくにつれて次第にホルダ2の外側に向かう第2傾斜面部31bが形成されている。なお、図12〜図14では第2傾斜面部31bの図示を省略している。
互いに対向した第1側壁部22bと第2側壁部23b間の間隔は、液晶モジュール1の長辺の幅Lbと、2個の凸部12の高さとの合計値よりも大きい値に設定されている。これにより、液晶モジュール1は、凸部12が第1側壁部22b及び第2側壁部23bと干渉することなく、裏面部が底面部21と対向した状態でホルダ2内に収容されている。
また、互いに対向した第1凸部28bと第2凸部29b間の間隔は、液晶モジュール1の長辺の幅Lbよりも小さい値に設定されている。これにより、液晶モジュールの短辺に対応する側面部が第1凸部28bと第2凸部29bとに圧接し、液晶モジュール1がホルダ2に固定されている。このようにして、実施の形態2に係る電子機器100の要部が構成されている。
実施の形態2に係る電子機器100の要部は、実施の形態1にて図7〜図9を参照して説明したのと同様に組み立てることができる。すなわち、図15に示す如く、液晶モジュール1の裏面部とホルダ2の底面部21とを略平行に対向させた状態にて、図中矢印Oで示すように液晶モジュール1をホルダ2内に押し込むことで、電子機器100の要部を組み立てることができる。
このとき、互いに対向した第1側壁部22bと第2側壁部23b間の間隔は、液晶モジュール1の長辺の幅Lbと、2個の凸部12の高さとの合計値よりも大きい値に設定されている。これにより、液晶モジュール1の凸部12がホルダ2の第1側壁部22b及び第2側壁部23bと干渉することなく、液晶モジュール1をホルダ2内に収容することができる。
また、半球面形状の第1凸部28a,28b及び第2凸部29a,29bが誘い形状の機能を果たすのに加えて、第1側壁部22bの突出部位に設けた第1傾斜面部30b、及び、第2側壁部23bの突出部位に設けた第2傾斜面部31bも誘い形状の機能を果たす。このため、液晶モジュール1が板バネ部27a,27b及び側壁部の突出部位に引っ掛かるのを防いで、液晶モジュール1をスムーズにホルダ2に取り付けることができる。
なお、第1側壁部22bの絞り加工を施す部位は、第1凸部28bを含む部位に限定されるものではない。例えば、2個の板バネ部27b間など、板バネ部27bを形成した部位と異なる部位に絞り加工を施すことでホルダ2の内側に突出させ、この突出部位に第1傾斜面部を形成することで、誘い形状を追加したものであっても良い。
また、第2側壁部23bの絞り加工を施す部位は、第2凸部29bを含む部位に限定されるものではない。第2凸部29bを含む部位と異なる部位に絞り加工を施すことでホルダ2の内側に突出させ、この突出部位に第2傾斜面部を形成することで、誘い形状を追加したものであっても良い。
また、第1傾斜面部30b及び第2傾斜面部31bは、板金端部を曲げるのに代えて、板金端部を潰す、いわゆる「面打ち」加工により形成されたものであっても良い。特に、第1側壁部22b及び第2側壁部23bの絞りが浅く、突出部位の高さが低い場合に、面打ちを適用することができる。
また、図10〜図15では、液晶モジュール1の両方の短辺に対応する側面部に凸部12があり、第1側壁部22b及び第2側壁部23bの両方に絞り加工を施した例を示したが、液晶モジュール1のいずれか一方の短辺に対応する側面部のみに凸部12があり、第1側壁部22b及び第2側壁部23bのいずれか一方にのみ絞り加工を施したものであっても良い。
また、液晶モジュール1の短辺に対応する側面部に代えて又は加えて長辺に対応する側面部に凸部12があり、第1側壁部22b及び第2側壁部23bに代えて又は加えて第1側壁部22a及び第2側壁部23aに同様の絞り加工を施したものであっても良い。
以上のように、実施の形態2の電子機器100は、第1側壁部22bのうちの第1凸部28bを含む部位がホルダ2の内側に突出している。これにより、厚板状部材(液晶モジュール1)の側面部に凸部12がある場合に、凸部12が第1側壁部22bと干渉するのを防いで、厚板状部材(液晶モジュール1)をホルダ2内に収容することができる。
また、ホルダ2は、第2側壁部23bのうちの第2凸部29bを含む部位がホルダ2の内側に突出している。これにより、厚板状部材(液晶モジュール1)の側面部に凸部12がある場合に、凸部12が第2側壁部23bと干渉するのを防いで、厚板状部材(液晶モジュール1)をホルダ2内に収容することができる。
また、第1側壁部22bのうちのホルダ2の内側に突出した部位は、ホルダ2の開口部側の端部が開口部に近づくにつれて次第にホルダ2の外側に向かうように曲げられている。第1傾斜面部30bが誘い形状の機能を果たすことで、厚板状部材(液晶モジュール1)が第1側壁部22bの突出部位に引っ掛かるのを防いでスムーズにホルダ2に取り付けることができる。
また、第1側壁部22bのうちのホルダ2の内側に突出した部位は、ホルダ2の開口部側の端部が開口部に近づくにつれて次第にホルダ2の外側に向かうように面打ちされている。第1側壁部22bの絞りが浅い場合などには、第1傾斜面部30bを面打ちにより形成することができる。
また、ホルダ2は、第1側壁部22bのうちの板バネ部27bを形成した部位と異なる部位がホルダ2の内側に突出している。第1側壁部22bのうちのホルダ2の内側に突出した部位は、ホルダ2の開口部側の端部が開口部に近づくにつれて次第にホルダ2の外側に向かうように曲げられている。このように、第1傾斜面部は、厚板状部材(液晶モジュール1)の誘い形状の機能を果たすものであれば良く、第1側壁部22bのうちの板バネ部27bを形成した部位と異なる部位にも形成することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本発明は、液晶モジュールなどの厚板状部材を有する電子機器に用いることができる。
1 液晶モジュール、2 ホルダ、11 表示面、12 凸部、21 底面部、22a,22b 第1側壁部、23a,23b 第2側壁部、24 フランジ部、25a,25b 第1スリット、26a,26b 第2スリット、27a,27b 板バネ部、28a,28b 第1凸部、29a,29b 第2凸部、30b 第1傾斜面部、31b 第2傾斜面部、100 電子機器。
本発明の電子機器は、箱状に形成された板金製のホルダと、片面部がホルダの底面部と対向した状態でホルダ内に配置された厚板状部材とを備え、ホルダの第1側壁部は、長手方向がホルダの板厚方向と直交したスリットを有し、スリットに沿って隣接した部位の板金により板バネ部が形成されており、板バネ部は、ホルダの内側に突起した第1凸部を有し、第1凸部が厚板状部材の側面部に当接しており、ホルダの第1側壁部と対向した第2側壁部は、ホルダの内側に突起した第2凸部を有し、第2凸部が厚板状部材の側面部に当接しており、第2凸部は、第1凸部よりもホルダの底面部の近くに配置されているものである。
または、本発明の電子機器は、箱状に形成された板金製のホルダと、片面部がホルダの底面部と対向した状態でホルダ内に収容された厚板状部材とを備え、ホルダの第1側壁部は、長手方向が厚板状部材の板厚方向と直交したスリットを有し、スリットに沿って隣接した部位の板金により板バネ部が形成されており、板バネ部は、ホルダの内側に突起した第1凸部を有し、第1凸部が厚板状部材の側面部に当接しており、ホルダは、第1側壁部のうちの第1凸部を含む部位がホルダの内側に突出しており、かつ、第1側壁部のうちの板バネ部を形成した部位と異なる部位がホルダの内側に突出しており、第1側壁部のうちのホルダの内側に突出した部位は、ホルダの開口部側の端部が開口部に近づくにつれて次第にホルダの外側に向かうように曲げられているものである。

Claims (13)

  1. 箱状に形成された板金製のホルダと、片面部が前記ホルダの底面部と対向した状態で前記ホルダ内に収容された厚板状部材と、を備え、
    前記ホルダの第1側壁部は、長手方向が前記厚板状部材の板厚方向と直交したスリットを有し、前記スリットに沿って隣接した部位の板金により板バネ部が形成されており、
    前記板バネ部は、前記ホルダの内側に突起した第1凸部を有し、前記第1凸部が前記厚板状部材の側面部に当接している
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記板バネ部の長手方向が前記ホルダの板厚方向と直交し、かつ、前記板バネ部の両端部が前記第1側壁部と連続していることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1側壁部は、各々の長手方向が前記厚板状部材の板厚方向と直交した第1スリット及び第2スリットが並設され、前記第1スリットと前記第2スリット間の板金により前記板バネ部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記ホルダの前記第1側壁部と対向した第2側壁部は、前記ホルダの内側に突起した第2凸部を有し、前記第2凸部が前記厚板状部材の側面部に当接していることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記厚板状部材は、前記第2凸部に当接することで前記ホルダに対して位置決めされていることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記第2凸部は、前記第1凸部よりも前記ホルダの底面部の近くに配置されていることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  7. 前記第1凸部及び前記第2凸部は、半球面形状であることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  8. 前記ホルダは、互いに対向した前記第1凸部と前記第2凸部間の間隔が前記厚板状部材の幅よりも小さい値に設定されており、
    前記厚板状部材は、前記第1凸部及び前記第2凸部に圧接した状態で前記ホルダ内に固定されている
    ことを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  9. 前記ホルダは、前記第1側壁部のうちの前記第1凸部を含む部位が前記ホルダの内側に突出していることを特徴する請求項1記載の電子機器。
  10. 前記ホルダは、前記第2側壁部のうちの前記第2凸部を含む部位が前記ホルダの内側に突出していることを特徴する請求項4記載の電子機器。
  11. 前記第1側壁部のうちの前記ホルダの内側に突出した部位は、前記ホルダの開口部側の端部が該開口部に近づくにつれて次第に前記ホルダの外側に向かうように曲げられていることを特徴とする請求項9記載の電子機器。
  12. 前記第1側壁部のうちの前記ホルダの内側に突出した部位は、前記ホルダの開口部側の端部が該開口部に近づくにつれて次第に前記ホルダの外側に向かうように面打ちされていることを特徴とする請求項9記載の電子機器。
  13. 前記ホルダは、前記第1側壁部のうちの前記板バネ部を形成した部位と異なる部位が前記ホルダの内側に突出しており、
    前記第1側壁部のうちの前記ホルダの内側に突出した部位は、前記ホルダの開口部側の端部が該開口部に近づくにつれて次第に前記ホルダの外側に向かうように曲げられている
    ことを特徴とする請求項9記載の電子機器。
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