JPWO2017056965A1 - 溶接方法および溶接装置 - Google Patents

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Abstract

溶接線に沿って非消耗電極(5)を先行、消耗電極(6)を後行となるように配置する配置工程と、非消耗電極(5)を溶接線に沿って相対的に駆動し、継手部の母材を昇温させる非消耗電極昇温工程と、消耗電極(6)を溶接線に沿って相対的に駆動し、母材に溶け込み(11)を発生させるとともに、母材に溶着金属(10)で肉盛りを行う消耗電極溶接工程と、溶接の進行に従い非消耗電極(5)による昇温のための入熱量を下げる制御を行う非消耗電極入熱制御工程とを備えた。

Description

この発明は、少なくとも1つの円筒体を接合しかつその継手がすみ肉継手である圧縮機を対象とし、非消耗電極と消耗電極を使用した溶接方法、およびこの溶接方法を適用する溶接装置に関するものである。
圧縮機の円筒部や鏡板部の溶接においては、気密溶接が必要とされ、その製品形状、板厚寸法から一般的に消耗電極による円周溶接が施されている。特に気密性を必要とされる円周溶接では、円筒部と鏡板部との確実な溶け込みが得られるように溶接しなければならない。しかし、溶接開始時はワークそのものが室温程度と金属の融点に比較すると非常に低温であるため、溶接開始部付近の溶け込み不良により気密性が確保できない不具合が発生する。このため、溶接開始部で溶け込みを得るようにアーク発生直後で速度を低下させたり、電流値を上げたりする方法があるが、溶着金属の増加や溶け込み不足が発生する問題がある。
これを解決するため、非消耗電極と消耗電極を2つ配置し、非消耗電極による溶接で溶接開始部の確実な溶け込みを確保し、続く消耗電極による溶接で肉盛りを行っていく方法が開示されている(例えば、特許文献1)。
国際公開番号WO2012/017913号公報(段落[0024]、[0038]〜[0047]および図1、2)
しかし、特許文献1開示発明では、突合せ継手等の平板溶接における溶接開始部の溶け込みは確保できるが、すみ肉継手では先行する非消耗溶接によって継手部が溶融すると、溶融した母材が溶接ルート部に流れこみ、溶着金属が電気的アークと母材の間に入り込み、電気的アークによる母材への入熱を妨げ、溶け込み不足が生じる。また、溶接の進行とともに蓄熱が大きくなるため、消耗電極による溶接を一定入熱で行っていると後半になると溶け込み深さが大きくなり、とくに円周溶接では終端部では過入熱となるという問題がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、溶接開始部の確実な溶け込み、および安定した溶け込みを確保できる溶接方法および溶接装置を提供することを目的とする。
この発明に係る溶接方法は、非消耗電極と消耗電極とを使用する溶接方法において、溶接線に沿って非消耗電極を先行、消耗電極を後行となるように配置する配置工程と、非消耗電極を溶接線に沿って相対的に駆動し、継手部の母材を昇温させる非消耗電極昇温工程と、非消耗電極昇温工程に追随し、消耗電極を溶接線に沿って相対的に駆動し、母材に溶け込みを発生させるとともに、母材に溶着金属で肉盛りを行う消耗電極溶接工程と、消耗電極溶接工程に追随し、溶接の進行に従い非消耗電極による昇温のための入熱量を下げる制御を行う非消耗電極入熱制御工程とを備えるものである。
この発明に係る溶接装置は、非消耗電極および消耗電極と、非消耗電極に溶接電力を供給する第1電源および消耗電極に溶接電力を供給する第2電源とを備え、非消耗電極は先行として、消耗電極は後行として溶接線に沿って配置され、非消耗電極は継手部の母材を昇温させ、消耗電極は母材に溶け込みを発生させるとともに、母材に溶着金属で肉盛を行い、第1電源は溶接の進行に従い非消耗電極による昇温のための入熱量を下げる制御を行うものである。
この発明に係る溶接方法は、非消耗電極は継手部の母材を昇温させ、消耗電極は母材に溶け込みを発生させるとともに、母材に溶着金属で肉盛を行うため、一定の安定した溶け込みを得ることができ、溶着金属量も一定とすることができる。
この発明に係る溶接装置によれば、非消耗電極は継手部の母材を昇温させ、消耗電極は母材に溶け込みを発生させるとともに、母材に溶着金属で肉盛を行うため、一定の安定した溶け込みを得ることができ、溶着金属量も一定とすることができる。
この発明の実施の形態1の溶接方法に係る溶接装置の構成図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る主要部の模式図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る圧縮機の断面模式図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る円筒部と鏡板部の継手状態の模式図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る溶接状態の説明図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る継手部の溶け込み深さの説明図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る継手部の溶着金属の説明図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る非消耗電極と継手部との位置関係説明図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る消耗電極溶接単独溶接の模式図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る消耗電極溶接単独溶接における温度推移説明図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る溶接状態の模式図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係る非消耗電極溶接の入熱制御の説明図である。 この発明の実施の形態1の溶接方法に係るフローチャートである。 この発明の実施の形態2の溶接方法に係る溶接装置の構成図である。 この発明の実施の形態3の溶接方法に係る溶接装置の構成図である。 この発明の実施の形態3の溶接方法に係る倣い制御の説明図である。 この発明の実施の形態3の溶接方法に係るフローチャートである。 この発明の実施の形態4の溶接方法に係る溶接装置の構成図である。
実施の形態1.
実施の形態1は、溶接線に沿って非消耗電極を先行、消耗電極を後行となるように配置する配置工程と、溶接対象を回転させる駆動工程と、非消耗電極を溶接線に沿って相対的に駆動し、継手部の母材を昇温させる非消耗電極昇温工程と、消耗電極を溶接線に沿って相対的に駆動し、母材に溶け込みを発生させるとともに、母材に溶着金属で肉盛りを行う消耗電極溶接工程と、溶接の進行に従い非消耗電極による昇温のための入熱量を下げる制御を行う非消耗電極入熱制御工程とを備える溶接方法およびこの溶接方法に用いる溶接装置に関するものである。
以下、本願発明の実施の形態1に係る溶接方法の機能、動作および溶接装置の構成について、溶接装置の構成図である図1、主要部の模式図である図2、圧縮機の断面模式図である図3、円筒部と鏡板部の継手状態の模式図である図4、溶接状態の説明図である図5、継手部の溶け込み深さの説明図である図6、継手部の溶着金属の説明図である図7、非消耗電極と継手部との位置関係説明図である図8、消耗電極溶接単独溶接の模式図である図9、消耗電極溶接単独溶接における温度推移説明図である図10、溶接状態の模式図である図11、非消耗電極溶接の入熱制御の説明図である図12、および溶接方法に係るフローチャートである図13に基づいて説明する。
まず、本願発明の対象である溶接方法に使用する溶接装置の全体の構成を、図1と図2に基づいて説明する。なお、図2は、図1に示す矢視Xからの溶接部付近を示した模式図である。
溶接装置1は、圧縮機2を溶接対象とし、溶接電極として非消耗電極5および消耗電極6と、下向き溶接ができるように圧縮機2を傾けて固定し、回転させる回転治具7と、非消耗電極5に溶接電流を供給する第1電源8と、消耗電極6に溶接電流を供給する第2電源9とから構成される。圧縮機2は、円筒部3と鏡板部4とから成り、嵌め合わせ構造となっている。
図3は、円筒部3と鏡板部4とから成る圧縮機2の構造を示している。図4は、圧縮機2の継手形状を示している。円筒部3と鏡板部4とのすみ肉継手となっており、溶接線はルート部12である。
次に本願発明である非消耗電極と消耗電極を使用した溶接方法の機能および効果を明確にするために、まず従来の消耗電極を用いた溶接方法を図5から図7に基づいて説明する。
円筒部3と鏡板部4との継手部の消耗電極による円周溶接は、図5に示すように消耗電極6の先端から供給される溶接ワイヤ6Aが抵抗発熱および電気的アーク6Bにより溶融し、溶接部へ溶着金属として母材と接合されていく。特に気密性が必要とされる円周溶接では、図6のように円筒部3と鏡板部4との確実な溶け込みWhが得られるように溶接しなければならない。
しかし、溶接開始部付近の溶け込み不良により気密性が確保できない不具合が発生する可能性がある。これは溶接開始時にはワーク(溶接対象物)そのものが室温程度と金属の融点に比較すると低温であり、温度差が大きいためである。熱輸送の原則から、溶接が進むに従って、円筒部3と鏡板部4は急速に昇温していく。このため、溶接の投入熱量が一定であれば、溶接が後半に進むに従って図6に示す溶け込み深さWhが大きくなっていく。
反対に、溶接開始時は円筒部3と鏡板部4が昇温していないため、溶け込み不足となる。
また、すみ肉継手では円筒部3や鏡板部4の母材が溶融し、図7に示すように溶融した母材が溶接のルート部(溶接線)に流れ込む。溶着金属が電気的アークと母材の間に入り込み、電気的アークによる母材への入熱を妨げる現象が発生し、溶け込み不足が生じる。このため気密性が保てなくなる問題がある。
図9は、自動消耗電極(MAG)溶接単独での溶接状態を示している。消耗電極6の溶接トーチは溶接開始点Oからアークを発生させて一定の速度で溶接する。溶接開始点O直後は溶着金属10が盛られているが、母材内部の溶け込み11がなく、溶接開始点Oから少し離れた箇所から溶け込み11が発生している。溶接開始部ではまず、アークを発生させるためワイヤと母材が短絡し、大電流が流れることでワイヤの温度が上がり、一定以上の温度に達すると絶縁破壊が起こる。これによりアークが生じて、母材とワイヤを溶かしながら溶接がなされていく。絶縁破壊からワイヤによる溶着が行われるまでの間は母材に直接アークが当たり、直接入熱が行われる。このため、溶接開始点Oは他の点よりもアークに直接炙られる時間は長い。
しかし、この時間は数100msecであり、さらにワークは室温程度であるため、金属材料の融点と比較するとはるかに低温状態である。このため、入熱不足となり、溶接開始点O直下では溶け込み11が得られない。なお、溶接中はそれまでの溶接部からの熱伝導により、自然に予熱がされている状態である。アーク直下は高温状態にあり、炙られる時間が溶接開始点Oよりも短くても十分な溶け込みが得られる。
図10に自動消耗電極(MAG)溶接単独における円周溶接での溶接進行に伴う最高到達温度の変化を示す。これは溶接電流つまり設定入熱量を一定とした場合であるが、溶接の進行と共に蓄熱が生じ、最高到達温度が上昇する。溶接終了部は溶接開始時の入熱が残留しているため、さらに高温になる。
このように消耗電極溶接単独で円周溶接を一定溶接電流で行うと、周内で温度ムラが生じる。これは溶け込み深さのムラに加え、熱変形のムラも生じるためである。回転体を内部に格納するような圧縮機では真円度が重要であり、周内の熱変形のムラ、つまり真円度の低下は機能低下につながる。
次に、本願発明の溶接方法を説明する。なお、本実施の形態1では、非消耗電極5としてTIG(TUNGSTEN INERT GAS)溶接トーチを使用し、消耗電極6としてMAG(METAL ACTIVE GAS)溶接トーチを使用した例を説明する。
図1、図2において、2つのトーチ、すなわち非消耗電極5のTIG溶接トーチと消耗電極6のMAG溶接トーチは固定されており、圧縮機2が矢印Y方向に回転することで溶接が進行していく。
本願発明では溶接に際し、圧縮機2が矢印Y方向に回転することで溶接していくが、非消耗電極5が先行し、消耗電極6が追従する配置となっている。非消耗電極5と消耗電極6は同じ速度で移動するが、別々に動いてもよい。
このとき、非消耗電極5と消耗電極6は相互の磁気干渉が低減されるように少なくとも10mm以上離して設置する。
なお、非消耗電極5と消耗電極6との距離は、構造や配置上の制約があるが100mm離しても、良好な溶接を実施できる。
ここで、非消耗電極5と溶接対象の継手部との位置関係を図8に基づいて説明する。
図8に示すように、非消耗電極5の進行方向に直交する角度θTを図のようにすみ肉継手のVの字部分の+θと−θの中に入るように配置する。
図8では、非消耗電極5について示しているが、消耗電極6と溶接対象の継手部との位置関係も同様である。
図11は、本願発明の溶接方法を適用した場合の溶接状態の模式図である。消耗電極6による溶接が溶接開始点Oでアークを発生させる。このときの現象としては上記の説明の通りであるが、本願発明の溶接方法では非消耗電極5による溶接によって入熱が先行して行われるため、溶接開始点Oは既に高温状態にある。これは溶接中のアーク直下と同じ状態である。さらに上記の通り、溶接開始点Oはアークに炙られる時間が長いため他の部分よりも入熱が多い。このため、図11の溶接開始点Oでは他の部分と同等かそれ以上の溶け込み11を得ることができる。
本願発明における先行する非消耗電極5によるTIG溶接の入熱量の変化を図12に示す。このように先に説明した消耗電極溶接単独溶接の場合の図10の温度変化を補正するように、非消耗電極5の溶接電流を移動量に応じて減少させる。この減少量は、予め測定され、設定されている。このように、入熱量の制御を行うことで周内の温度を一定にすることができ、溶着金属10の量を一定としながら、溶け込み11の深さも一定とすることができる。
なお、この非消耗電極5の溶接電流の制御は、非消耗電極5に溶接電流を供給する第1電源8内の電流制御部(図示なし)で行われる。
1周溶接が終わりに近づくと、先行している非消耗電極5のTIG溶接トーチが消耗電極6の溶接によって盛られた開始端部の溶着金属10に干渉する場合がある。このため、1周溶接後のラップ時に非消耗電極5のTIG溶接トーチとワークを相対的に離す機構を持たせる必要がある。
通常、非消耗電極5とワークの距離が近いほど、エネルギー密度が高くなる。このため、通常の溶融溶接法では消耗および非消耗電極とワーク間の距離を1mmから2mmとなるように極力近づけなければ効率が悪く、大容量の電源が必要となる。
しかし、本実施の形態1の溶接方法では非消耗電極5のTIG溶接によって母材を溶かさないため、非消耗電極5とワーク間の距離を離すことができる。このため、1周溶接後、ラップ時の非消耗電極5と初期の溶着金属10の肉盛部との物理的接触を回避するために、溶接初期の状態から非消耗電極5をワークから離しておいてもよい。
次に上記で従来の溶接方法と対比して説明した本実施の形態1の溶接方法について、図13のフローチャートに基づいて、図11も参照して一連の機能、動作を説明する。
ステップ1(S01)の配置工程では、円筒部3と鏡板部4とから成る圧縮機2の継手部の溶接線に沿って非消耗電極5を先行、消耗電極6を後行となるように配置する。
ステップ2(S02)の駆動工程では、圧縮機2の円筒部3と鏡板部4とを回転治具7により回転させる。
ステップ3(S03)の非消耗電極昇温工程では、非消耗電極5を溶接線に沿って相対的に駆動し、圧縮機2の円筒部3と鏡板部4との継手部の母材を溶融することなく昇温させる。
ステップ4(S04)の消耗電極溶接工程では、非消耗電極昇温工程(S03)に追随し、消耗電極6を溶接線に沿って相対的に駆動し、消耗電極6により、圧縮機2の円筒部3と鏡板部4との継手部の母材に溶け込み11を発生させるとともに、母材に溶着金属10で肉盛りを行う。
ステップ5(S05)の非消耗電極入熱制御工程では、消耗電極溶接工程(S04)に追随し、溶接の進行に従い非消耗電極5による昇温のための入熱量を下げる制御を行う。
本実施の形態1では、先行する非消耗電極5によるTIG溶接の平均電流は100Aから500A、後行する消耗電極6によるMAG溶接の平均電流は100Aから500Aである。また溶接速度は300mm/minから2000mm/minで使用される。
本実施の形態1では、消耗電極6としてMAG溶接トーチを使用する例を説明したが、消耗電極6としてMIG(METAL INERT GAS)溶接トーチを使用することもできる。
本実施の形態1では、圧縮機2を回転治具7により傾けて、固定し回転させる構成として説明した。しかし、圧縮機2は固定しておき、非消耗電極5と消耗電極6を継手部の溶接線に沿って、相対的に移動させる構成とすることもできる。
以上説明したように、実施の形態1の溶接方法は、溶接線に沿って非消耗電極を先行、消耗電極を後行となるように配置する配置工程と、溶接対象を回転させる駆動工程と、非消耗電極を溶接線に沿って相対的に駆動し、継手部の母材を昇温させる非消耗電極昇温工程と、消耗電極を溶接線に沿って相対的に駆動し、母材に溶け込みを発生させるとともに、母材に溶着金属で肉盛りを行う消耗電極溶接工程と、溶接の進行に従い非消耗電極による昇温のための入熱量を下げる制御を行う非消耗電極入熱制御工程とを備えたものである。また、実施の形態1の溶接装置は、この溶接方法に用いるものである。したがって、溶接開始部の確実な溶け込み、および全周に渡って安定した溶け込みを確保でき、溶着金属量も一定とすることができる。
さらに、溶接品質が向上することで、溶接対象である圧縮機の小型化、耐久性の向上、製品の安全性向上および生産工程改善の効果が見込める。
実施の形態2.
実施の形態2の溶接方法および溶接装置は、実施の形態1において非消耗電極によるTIG溶接をエネルギービーム溶接としたものである。
以下、実施の形態2の溶接方法および装置について、溶接装置の構成図である図14に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。図14において、実施の形態1の図11と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
なお、円筒部3と鏡板部4とから成る圧縮機2および圧縮機2を固定し回転させる回転治具7は、実施の形態1と同じであるため、省略している。図14には、実施の形態1との差異を説明するために必要な構成要素のみを記載している。
また、実施の形態1の溶接装置1と区別するために、溶接装置100としている。
図14に基づいて、実施の形態1の図1、2を参照して、本発明の実施の形態2の溶接方法の機能、動作および溶接装置の構成について説明する。
実施の形態1の溶接装置1との違いは、本実施の形態2の溶接装置100では非消耗電極によるTIG溶接をプラズマ溶接や非接触の熱源であるレーザ等のエネルギービーム溶接としたことである。
溶接装置100は、非消耗電極21と、消耗電極6と、非消耗電極21に電力を供給する第3電源22と、消耗電極6に溶接電流を供給する第2電源9とを備える。
本実施の形態2の溶接装置100では、非消耗電極21としてレーザビームトーチを使用し、消耗電極6としてMAG溶接トーチを使用した例を説明する。
2つのトーチ、すなわち非消耗電極21のレーザと消耗電極6のMAG溶接トーチは、非消耗電極21が先行し、消耗電極6が追従する配置で固定されており、圧縮機2が矢印Y方向に回転することで溶接が進行していく。
先行する熱源をレーザ等のエネルギービームとすることで、磁気干渉が生じない。実施の形態1では、非消耗電極5のTIG溶接と消耗電極6のMAG溶接の間で磁気干渉が生じるため、非消耗電極5と消耗電極6とは相互の磁気干渉が低減されるように少なくとも10mm以上離して設置する必要があった。
実施の形態2では、この磁気干渉が生じないため、非消耗電極21によるレーザビームの照射位置を後行の消耗電極6の直前にすることができる。
非消耗電極21によるレーザビームの照射位置を消耗電極6に近づけるほど熱拡散による損失を抑えることができるため、溶接の効率が向上する。
また、非消耗電極21による溶接がレーザ等のエネルギービームであれば非接触であるため、1周溶接時に溶接開始部の溶着金属10の肉盛りへの物理的な接触がない。このため非消耗電極21とワークとを相対的に離す機構を設ける必要がない。
さらに、一般的にレーザを用いた溶接では酸化防止および金属蒸気のレンズへの付着対策としてシールドガスを噴出させる。本実施の形態2では、レーザビームは継手部の母材の上昇温度を融点以下にとどめるため、シールドガスは必要なく、簡易なレーザヘッド構成で対応できる。
本実施の形態2では、消耗電極6としてMAG溶接トーチを使用する例を説明したが、消耗電極6としてMIG溶接トーチを使用することもできる。
以上説明したように、実施の形態2の溶接方法および溶接装置は、非消耗電極による溶接をエネルギービーム溶接としたものである。このため、実施の形態1と同様に、溶接開始部の確実な溶け込み、および全周に渡って安定した溶け込みを確保でき、溶着金属量も一定とすることができる。さらに、磁気干渉が生じないため、非消耗電極によるレーザビームの照射位置を消耗電極の直前にすることができるため、溶接の効率を向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3の溶接方法および溶接装置は、実施の形態1の溶接方法の各工程にさらに非消耗電極倣い制御工程を追加したものである。
以下、実施の形態3の溶接方法および装置について、溶接装置の構成図である図15、倣い制御の説明図である図16および溶接方法に係るフローチャートである図17に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。図15において、実施の形態1の図11と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
なお、円筒部3と鏡板部4とから成る圧縮機2および圧縮機2を固定し回転させる回転治具7は、実施の形態1と同じであるため、省略している。図15には、実施の形態1との差異を説明するために必要な構成要素のみを記載している。
また、実施の形態1の溶接装置1と区別するために、溶接装置200としている。
図15および図17に基づいて、実施の形態1の図1、2を参照して、本発明の実施の形態3の溶接方法の機能、動作および溶接装置の構成について説明する。
実施の形態1の溶接方法との違いは、非消耗電極倣い制御工程を追加したことである。この非消耗電極倣い制御工程の追加に関連して、非消耗電極に溶接電流を供給する第1電源を制御するとともに非消耗電極の位置の制御を行う倣い制御装置を追加している。
まず、図15に基づいて、図1、2を参照して本発明の実施の形態3の溶接装置200の構成を説明する。
本実施の形態3では、非消耗電極5としてTIG溶接トーチを使用し、消耗電極6としてMAG溶接トーチを使用した例を説明する。
2つのトーチ、すなわち非消耗電極5のTIG溶接トーチと消耗電極6のMAG溶接トーチは、非消耗電極5が先行し、消耗電極6が追従する配置で固定されており、圧縮機2が矢印Y方向に回転することで溶接が進行していく。
溶接装置200は、非消耗電極5に溶接電流を供給する第1電源8と、消耗電極6に溶接電流を供給する第2電源9とを備える。溶接装置200は、さらに、後で説明する先行する非消耗電極5のTIGアーク電圧による倣い制御を行うための倣い制御装置31を備える。倣い制御装置31は、非消耗電極5に溶接電流を供給する第1電源を制御するために第1電源8に接続されている。また、倣い制御装置31は、非消耗電極5の位置を最適な位置に調整するために、非消耗電極5の保持部(図示なし)に接続されている。
まず、通常のTIG溶接トーチによるアーク電圧を利用した倣い制御の原理と問題点について、図16に基づいて説明する。
すみ肉溶接では非消耗電極5とワークとの相対位置関係が同じとき、非消耗電極5との直線距離が最も長くなるルート部12の溶け込みが最も重要である。しかし、継手部の形状の問題からルート部12へ電気的アークを飛ばすことが難しい。
そこで、先行するTIG溶接によるアーク電圧を利用して倣い制御を行う。図16にアーク電圧を利用した倣い制御であるアークセンサの原理を記載する。
電気的アークは放電現象であるため、アーク放出の一端である電極先端ともう一端であるワークのアーク発生点との直線距離に応じた抵抗が発生する。この距離が長いほど高抵抗になる。TIG溶接電源は定電流特性を持つため、放電距離である抵抗が変化しても電流を一定値に保とうとする。このため、オームの法則(電圧=電流×抵抗)より、電流が一定の条件下では抵抗と電圧は比例関係にある。つまり、TIG電極とワーク間距離が遠くなると高電圧に、近くなると低電圧になる。
狙い位置であるルート部12は非消耗電極5から最も距離が遠いため、最も高電圧になるようにTIG溶接トーチの位置を進行方向に直交する方向に移動させて調整する。
この制御方法は一般にアークセンサと呼ばれており、通常は継手部を溶融させながらセンシングする。継手部が溶融すると図16に示すように非消耗電極5の直下にも溶融した継手の溶着金属が流れ込み、本来の狙い位置であるルート部12を覆う。このため、非消耗電極5と継手溶融時のルート部との距離L1が、継手溶接初期状態の非消耗電極5とルート部12との距離L0に対し短くなる。このため、倣い位置がずれて、アークがルート部以外にとんだ際の電圧との差異が小さくなるため倣い感度が低下する。
これに対し、本実施の形態3では、非消耗電極5のTIG溶接トーチ直下では母材は溶融しておらず、すみ肉継手の形状が非消耗電極5による溶接(加熱)時も初期状態のままである。このため、非消耗電極5とルート部12との距離が長い状態を維持でき、高感度の倣い制御が可能となる。非消耗電極5と消耗電極6の相対位置関係を固定しておくと、この倣い制御機能が消耗電極6にも有効となり、両方の溶接トーチにおいて高感度の倣い制御が可能となる。
これにより、非消耗電極5と消耗電極6の両方が最も入熱を必要とし、かつ溶融しにくいルート部12に正確に入熱を行うことができ、安定した溶け込み11を得ることができる。
次に、本実施の形態3の溶接方法について、図17のフローチャートに基づいて、一連の機能、動作を説明する。ただし、ステップ1(S01)からステップ5(S05)までは、実施の形態1の図13のフローチャートと同じであるため、追加となったステップ6(S06)のみを説明する。
ステップ6(S06)の非消耗電極倣い制御工程では、非消耗電極のアーク電圧を利用した倣い制御を行う。具体的には、第1電源8に接続された倣い制御装置31が非消耗電極5のアーク電圧を利用して、アーク電圧が最も高電圧になるように非消耗電極5の位置を調整する。
なお、本非消耗電極倣い制御工程は、非消耗電極昇温工程、消耗電極溶接工程、および非消耗電極入熱制御工程に追随して行われる。
本実施の形態3では、消耗電極6としてMAG溶接トーチを使用する例を説明したが、消耗電極6としてMIG溶接トーチを使用することもできる。
以上説明したように、実施の形態3の溶接方法および溶接装置は、実施の形態1の溶接方法の各工程にさらに非消耗電極倣い制御工程を追加したものである。このため、実施の形態1と同様に、溶接開始部の確実な溶け込み、および全周に渡って安定した溶け込みを確保でき、溶着金属量も一定とすることができる。さらに、高精度の倣い制御が可能であるため、溶接の品質を向上させることができる。
実施の形態4.
実施の形態4の溶接方法および溶接装置は、実施の形態1において、非消耗電極と消耗電極の間に金属板を、さらに追加したものである。
以下、実施の形態4の溶接方法および装置について、溶接装置の構成図である図18に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。図18において、実施の形態1の図11と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
溶接装置300は、非消耗電極5と、消耗電極6と、非消耗電極5に電力を供給する第1電源8と、消耗電極6に溶接電流を供給する第2電源9と、非消耗電極5と消耗電極6との間に金属板41をさらに備える。
非消耗電極5、消耗電極6はともに高電流が流れるため、磁場が発生する。このため、2つの電極では相互の磁気干渉が発生し、この干渉によりアーク放電が不安定になり、その結果、入熱量も安定せず、当初の目的である溶け込み深さも不安定になる可能性がある。
この磁気干渉を低減させるために実施の形態4では、非消耗電極5と消耗電極6との間に比透磁率の高い金属板41を配置する。金属板41としては、例えば、鉄、ニッケル、およびコバルトなどが使用できる。
なお、実施の形態4の溶接方法では、配置工程において、非消耗電極5と消耗電極6との間に金属板41を配置する。
以上説明したように、実施の形態4の溶接方法および溶接装置は、非消耗電極と消耗電極の間に金属板を、さらに追加したものである。このため、実施の形態1と同様に、溶接開始部の確実な溶け込み、および全周に渡って安定した溶け込みを確保でき、溶着金属量も一定とすることができる。さらに、磁気干渉を低減させ、非消耗電極と消耗電極との位置を近づけることができるため、溶接の効率を向上させることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。また、各実施の形態で説明した溶接方法および溶接装置は、円周溶接、すなわち、溶接線が環状である溶接に限らず、あらゆる形状の溶接に適用可能である。
この発明は、非消耗電極と消耗電極を使用した溶接方法、およびこの溶接方法を適用する溶接装置に関するものであり、溶接開始部の確実な溶け込み、および溶接線全体に渡って安定した溶け込みを確保できる溶接方法および溶接装置に広く適用できる。

Claims (12)

  1. 非消耗電極と消耗電極とを使用する溶接方法において、
    溶接線に沿って前記非消耗電極を先行、消耗電極を後行となるように配置する配置工程と、
    前記非消耗電極を前記溶接線に沿って相対的に駆動し、継手部の母材を昇温させる非消耗電極昇温工程と、
    前記非消耗電極昇温工程に追随し、前記消耗電極を前記溶接線に沿って相対的に駆動し、前記母材に溶け込みを発生させるとともに、前記母材に溶着金属で肉盛りを行う消耗電極溶接工程と、
    前記消耗電極溶接工程に追随し、溶接の進行に従い前記非消耗電極による前記昇温のための入熱量を下げる制御を行う非消耗電極入熱制御工程と、を備える溶接方法。
  2. 前記配置工程の後の各工程に追随する、前記非消耗電極のアーク電圧による非消耗電極倣い制御を行う倣い制御工程をさらに備えた請求項1に記載の溶接方法。
  3. 前記非消耗電極はTIG溶接トーチを使用し、前記配置工程において、前記非消耗電極と前記非消耗電極との配置間隔を10mmから100mmとする請求項1または請求項2に記載の溶接方法。
  4. 前記非消耗電極はレーザビームトーチを使用する請求項1に記載の溶接方法。
  5. 前記配置工程において、前記非消耗電極と前記消耗電極との間に、さらに金属板を配置する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の溶接方法。
  6. 前記溶接線は環状である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の溶接方法。
  7. 非消耗電極および消耗電極と、
    前記非消耗電極に溶接電力を供給する第1電源および前記消耗電極に溶接電力を供給する第2電源と、を備え、
    前記非消耗電極は先行として、前記消耗電極は後行として溶接線に沿って配置され、
    前記非消耗電極は継手部の母材を昇温させ、
    前記消耗電極は前記母材に溶け込みを発生させるとともに、前記母材に溶着金属で肉盛を行い、
    前記第1電源は溶接の進行に従い前記非消耗電極による前記昇温のための入熱量を下げる制御を行う溶接装置。
  8. 前記非消耗電極のアーク電圧による倣い制御を行う倣い制御装置をさらに備えた請求項7に記載の溶接装置。
  9. 前記非消耗電極はTIG溶接トーチを使用し、前記非消耗電極と前記非消耗電極との配置間隔を10mmから100mmとする請求項7または請求項8に記載の溶接装置。
  10. 前記非消耗電極はレーザビームトーチを使用する請求項7に記載の溶接装置。
  11. 前記非消耗電極と前記消耗電極との間に、金属板が配置されている請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の溶接装置。
  12. 前記溶接線は環状である請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の溶接装置。
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