JPWO2017026435A1 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限される場合に適するランダムアクセス手順を行うことができる。本発明の一態様に係るユーザ端末は、システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末であって、ランダムアクセス信号を繰り返して送信する送信部と、前記ランダムアクセス信号に対する応答信号を繰り返して受信する受信部と、前記応答信号の繰り返し数を検出する制御部と、を具備し、前記受信部は、前記応答信号の繰り返し数の検出用情報を受信し、前記制御部は、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルと、前記検出用情報とに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出する。

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTE−A(LTE-Advanced)、FRA(Future Radio Access)、4G、5Gなどともいう)も検討されている。
ところで、近年、通信装置の低コスト化に伴い、ネットワークに繋がれた装置が、人間の手を介さずに相互に通信して自動的に制御を行う機器間通信(M2M:Machine-to-Machine)の技術開発が盛んに行われている。特に、3GPP(Third Generation Partnership Project)は、M2Mの中でも機器間通信用のセルラシステムとして、MTC(Machine Type Communication)の最適化に関する標準化を進めている(非特許文献2)。MTC用ユーザ端末(MTC UE(User Equipment))は、例えば電気メータ、ガスメータ、自動販売機、車両、その他産業機器などの幅広い分野への利用が考えられている。
MTCでは、コストの低減及びセルラシステムにおけるカバレッジエリアの改善の観点から、簡易なハードウェア構成で実現可能なMTC用ユーザ端末(LC(Low-Cost)−MTC UE、以下、単に、MTC端末という)の需要が高まっている。MTC端末は、上りリンク(UL)及び下りリンク(DL)の使用帯域を、システム帯域の一部の周波数ブロックに制限することで実現される。当該周波数ブロックは、例えば、1.4MHzで構成され、狭帯域(NB:Narrow Band)とも呼ばれる。
しかしながら、使用帯域がシステム帯域の一部の周波数ブロックに制限されるMTC端末に対して、既存のユーザ端末(例えば、LTE端末)と無線基地局との通信手法をそのまま適用する場合、MTC端末は、無線基地局との通信を適切に行うことができなくなる恐れがある。例えば、既存のユーザ端末と無線基地局とのランダムアクセス手順は、使用帯域がシステム帯域の一部の周波数ブロックに制限されるMTC端末にそのまま適用することができないことが想定される。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限される場合に適するランダムアクセス手順を行うことが可能なユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様に係るユーザ端末は、システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末であって、ランダムアクセス信号を繰り返して送信する送信部と、前記ランダムアクセス信号に対する応答信号を繰り返して受信する受信部と、前記応答信号の繰り返し数を検出する制御部と、を具備し、前記受信部は、前記応答信号の繰り返し数の検出用情報を受信し、前記制御部は、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルと、前記検出用情報とに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出することを特徴とする。
本発明によれば、システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限される場合に適するランダムアクセス手順を行うことができる。
LTE端末とMTC端末との使用帯域の説明図である。 図2A及び2Bは、MTC端末の使用帯域となる狭帯域の配置の説明図である。 ランダムアクセス手順の一例を示す図である。 図4A、4B及び4Cは、RARの繰り返し数の制御例を示す図である。 第1の態様に係るRARの繰り返し数の一例を示す図である。 第1の態様に係るランダムアクセス手順の一例を示す図である。 図7A、7B及び7Cは、第2の態様に係るRARの繰り返し数のオフセットの一例を示す図である。 第3の態様に係るRARの繰り返し数のオフセットの一例を示す図である。 第4の態様に係るRARの繰り返し数の一例を示す図である。 図10A及び10Bは、第4の態様に係るTBSテーブルの一例を示す図である。 図11A及び11Bは、第5の態様に係るRARの繰り返し数の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
低コストMTC用のユーザ端末では、処理能力の低下を許容して、ハードウェア構成を簡略化することが検討されている。例えば、低コストMTC用のユーザ端末では、既存のユーザ端末に比べて、ピークレートの減少、トランスポートブロックサイズ(TBS:Transport Block Size)の制限、リソースブロック(RB:Resource Block、PRB:Physical Resource Block等とも呼ばれる。以下、PRBという)の制限、受信RF(Radio Frequency)の制限などを適用することが検討されている。
ここで、既存のユーザ端末は、LTE端末、LTE−A端末、LTE UE(User Equipment)、ノーマルUE、非MTC端末、単に、ユーザ端末、UEなどと呼ばれる。また、MTC端末は、単に、ユーザ端末、UEなどとも呼ばれる。以下では、説明の便宜上、既存のユーザ端末をLTE端末と呼び、MTC(低コストMTC)用のユーザ端末をMTC端末と呼ぶ。
図1は、LTE端末とMTC端末との使用帯域の説明図である。図1に示すように、LTE端末の使用帯域の上限は、システム帯域(例えば、20MHz(=100PRB)、1コンポーネントキャリアなど)に設定される。一方、MTC端末の使用帯域の上限は、システム帯域の一部の周波数ブロック(例えば、1.4MHz(=6PRB))に制限される。以下、当該周波数ブロックを「狭帯域(NB)」とも呼ぶ。
また、MTC端末は、LTE/LTE−Aのシステム帯域内で動作することが検討されている。この場合、MTC端末とLTE端末との周波数分割多重をサポート可能となる。このように、MTC端末は、サポートする最大の帯域がシステム帯域の一部の周波数ブロック(狭帯域)であるユーザ端末ともいえ、LTE/LTE−Aのシステム帯域よりも狭い帯域の送受信性能を有するユーザ端末ともいえる。
図2は、MTC端末の使用帯域となる狭帯域の配置の説明図である。図2Aに示すように、狭帯域(例えば、1.4MHz)をシステム帯域(例えば、20MHz)内の特定の周波数位置に固定することが想定される。この場合、トラヒックが当該特定の周波数(例えば、中心周波数)に集中する恐れがある。また、周波数ダイバーシチ効果が得られないため、周波数利用効率が低下する恐れがある。
そこで、図2Bに示すように、狭帯域(例えば、1.4MHz)を所定の期間(例えば、サブフレーム)でシステム帯域(例えば、20MHz)内の異なる周波数位置(周波数リソース)に変化させることが想定される。この場合、MTC端末のトラヒックを分散させることができる。また、周波数ダイバーシチ効果が得られるので、周波数利用効率の低下を抑制できる。
図2Bに示すように、MTC端末の使用帯域となる狭帯域の周波数位置が可変である場合、MTC端末は、狭帯域に対する周波数ホッピング又は周波数スケジューリングの適用を考慮して、RFの再調整(retuning)機能を有することが好ましい。
ところで、MTC端末は、システム帯域の一部の狭帯域(例えば、1.4MHz)のみをサポートするため、システム帯域全体に渡って配置される下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を検出できない。このため、狭帯域に配置されるMTC用下り制御チャネル(MPDCCH:Machine type communication PDCCH)を用いて、下り共有チャネル(PDSCH)や上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)のリソース割り当てを行うことが検討されている。
ここで、MTC用下り制御チャネル(MPDCCH)は、システム帯域の一部の狭帯域で送信される下り制御チャネル(下り制御信号)であり、LTE用又はMTC用の下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)と周波数分割多重されてもよい。MPDCCHは、M−PDCCH(Machine type communication−PDCCH)、拡張下り制御チャネル(EPDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channel)等と呼ばれてもよい。MPDCCHにより、PDSCHの割り当てに関する情報(例えば、DL(Downlink)グラント)、PUSCHの割り当てに関する情報(例えば、UL(Uplink)グラント)等を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Channel)が伝送される。
なお、MPDCCH以外にも、MTC端末によって用いられるチャネルは、同じ用途で用いられる既存のチャネルにMTCを示す「M」を付して表されてもよい。例えば、MPDCCHにより割り当てられたPDSCHは、MPDSCH(Machine type communication PDSCH)、M−PDSCH(Machine type communication−PDSCH)などと呼ばれてもよい。同様に、MPDCCHにより割り当てられたPUSCHは、MPUSCH(Machine type communication PUSCH)、M−PUSCH(Machine type communication−PUSCH)などと呼ばれてもよい。
ところで、MTCでは、カバレッジを拡張するために、複数のサブフレームに渡って同一の下り信号及び/又は上り信号を繰り返して(with repetition)送受信する繰り返し送信/受信を行うことも検討されている。なお、同一の下り信号及び/又は上り信号が送受信される複数のサブフレーム数は、繰り返し数(repetition number)とも呼ばれる。また、当該繰り返し数は、繰り返しレベルによって示されてもよい。当該繰り返しレベルは、カバレッジ拡張(CE:Coverage Enhancement)レベルとも呼ばれる。
繰り返し送信/受信では、複数のサブフレームに渡って受信される下り信号及び/又は上り信号が合成されるので、狭帯域が用いられる場合でも、所望の信号対干渉雑音比(SINR:Signal-to-Interference plus Noise Ratio)を満たすことができる。この結果、MTCのカバレッジを拡大できる。
また、MTC端末が、上り同期を確立するためには、無線基地局との間でランダムアクセス手順を行うことが必要となる。図3は、ランダムアクセス手順の一例を示す図である。なお、図3では、衝突ベース(Contention-Based)のランダムアクセス手順を示すが、これに限られず、衝突フリー(Contention-Free)のランダムアクセス手順が用いられてもよい。なお、図3では、繰り返し送信/受信が行われる場合を一例として想定する。
図3に示すように、MTC端末(MTC UE)は、無線基地局(eNB)からシステム情報(例えば、MIB:Mater Information Block、SIB:System Information Block)を受信する(ステップS01)。例えば、MTC端末は、MTC用のSIBに基づいて、上り用の狭帯域と下り用の狭帯域とを設定する。なお、上り用に複数の狭帯域が設定されてもよい。同様に、下り用に複数の狭帯域(例えば、図3では、DL BW#1及び#2)が設定されてもよい。
MTC端末は、SIBで通知されたPRACHリソースを用いて、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を介して、ランダムアクセスプリアンブル(Random Access Preamble)を送信する(ステップS02)。PRACHのCEレベルの決定は、UEが測定した受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などに基づいて行うことができる。そして、UEは、決定したCEレベルを用いてPRACHを繰り返し送信する。ランダムアクセスプリアンブルは、MTC端末と無線基地局との遅延推定に用いられ、メッセージ1、PRACHとも呼ばれる。以下では、ランダムアクセスプリアンブルをPRACHと呼ぶものとする。
無線基地局は、PRACHの受信に応じて、PDSCHを介して、ランダムアクセスレスポンス(RAR:Random Access Response)を送信する(ステップS03)。無線基地局は、例えば、PRACHの繰り返しレベル(CEレベル)に基づいて繰り返し数を決定してRARの繰り返し送信を行う。RARは、メッセージ2とも呼ばれ、例えば、上り同期用の遅延情報(UL delay)などを含む。また、無線基地局は、RA−RNTI(Random Access−Radio Network Temporary Identifier)を用いて、RARのリソース割り当て情報を含むDCIをMPDCCHにより送信する。
なお、図3では、一例として、上記DCIを伝送するMPDCCH、RARを伝送するPDSCHが、下り用の狭帯域#1(DL BW#1)に割り当てられるが、これらに限れない。SIBで下り用の狭帯域が設定されていなくても、MPDCCHにより動的にPDSCHを割り当てることも可能である。
MTC端末は、MPDCCH(例えば、共通サーチスペース(CSS:Common Search Space))をブラインド復号し、RA−RNTIを検出する。MTC端末は、検出されたRA−RNTIに基づいて、PDSCH上のRARの割り当てリソースを特定し、RARを受信する。なお、PRACHの送信から所定期間内にRARを受信できない場合、MTC端末は、PRACHの送信電力を上げて再送する。
MTC端末は、RARを受信すると、PUSCHを介して、RRC(Radio Resource Control)コネクション要求などのレイヤ2/レイヤ3(L2/L3)メッセージを無線基地局に送信する(ステップS04)。L2/L3メッセージは、メッセージ3とも呼ばれ、移動端末識別子を含む。なお、L2/L3メッセージは、PRACHが無線基地局に受信された狭帯域で送信されてもよい。これにより、L2/L3メッセージの受信精度を向上させることができる。
無線基地局は、MTC端末からのL2/L3メッセージに応じて、PDSCHを介して、衝突解決(Contention resolution)メッセージをMTC端末に送信する(ステップS05)。MTC端末は、衝突解決メッセージに含まれる移動端末識別子に基づいて、ランダムアクセス手順が成功したか否かを判断する。
しかしながら、上述したランダムアクセス手順(例えば、図3)では、MTC端末は、無線基地局からのRARの繰り返し数を検出できない結果、RARを適切に受信できない恐れがある。
具体的には、無線基地局は、複数のMTC端末からのPRACHを同時に検出する場合、各MTC端末にする応答メッセージを単一のRAR内に含めて送信することができる。この場合、無線基地局は、PRACHの繰り返しレベルが同一である複数のMTC端末を単一のRAR内に多重することが想定される。
しかしながら、PRACHの繰り返しレベルが同一であっても、当該RAR内に多重されるMTC端末数によって、所望のSINRを満たすためのRARの繰り返し数は異なることが想定される。このため、PRACHの繰り返しレベルだけでなく、単一のRARに多重されるMTC端末数に基づいて、RARの繰り返し数を制御することが望まれる。
図4は、RARの繰り返し数の制御例を示す図である。ここでは、図4Aに示すように、PRACHの繰り返しレベル(CEレベル)1に対応するRARの繰り返し数が8である場合を想定する。RAR内に多数のMTC端末(例えば、3MTC端末)が多重される場合、RARの情報量が増加する。このため、所望のSINRを満たすためのRARの繰り返し数は、図4Bに示すように、PRACHの繰り返しレベル1に対応する8よりも多くする必要がある。
一方、RAR内に少数のMTC端末(例えば、1MTC端末だけ)が多重される場合、RARの情報量は減少する。このため、所望のSINRを満たすためのRARの繰り返し数は、図4Cに示すように、PRACHの繰り返しレベル1に対応する8よりも小さくてもよい。
このように、PRACHの繰り返し数が同一であっても、RAR内に多重されるMTC端末数によって所望のSINRを満たすためのRARの繰り返し数は異なるため、無線基地局がRARに多重されるMTC端末数に基づいてRARの繰り返し数を制御することが想定される。この場合、無線基地局で制御されるRARの繰り返し数をMTC端末が検出できない結果、RARを適切に受信できない恐れがある。
そこで、本発明者らは、MTC端末と無線基地局とのランダムアクセス手順において繰り返し送信が用いられる場合に、無線基地局で制御されるRARの繰り返し数を適切にMTC端末に対して通知可能とすることを着想し、本発明に至った。
本発明の一態様において、システム帯域の一部の狭帯域(周波数ブロック)に使用帯域が制限されるMTC端末(ユーザ端末)は、PRACH(ランダムアクセス信号)を繰り返して(with repetition)送信し、PRACHに対するRAR(応答信号)を繰り返して受信する。MTC端末は、RARの繰り返し数の検出用情報を受信する。MTC端末は、PRACHの繰り返しレベルと、上記検出用情報とに基づいて、RARの繰り返し数を検出する。
ここで、RARの繰り返し数の検出用情報は、RARに多重されるユーザ端末数を示す情報であってもよいし(第1の態様)、PRACHの繰り返し数に対するオフセットを示す情報であってもよいし(第2の態様、第3の態様)、RARのトランスポートブロックサイズ(TBS)を示す情報であってもよいし(第4の態様)、使用帯域の候補となる複数の狭帯域を示す情報であってもよい(第5の態様)。
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信方法について詳細に説明する。なお、以下において、システム帯域の一部の狭帯域(周波数ブロック)は、1.4MHzであり、6リソースブロック(PRB)で構成されるものとするが、これに限られない。また、以下では、PRACHの繰り返しレベルは、3段階であるものとするが、これに限られない。また、以下に示すRARの繰り返し数は、全て例示にすぎず、これらに限られない。
(第1の態様)
第1の態様では、MTC端末は、上記検出用情報として、RAR(応答信号)に多重されるMTC端末数(ユーザ端末数)を示す情報を受信する。MTC端末は、PRACHの繰り返しレベルと、当該MTC端末数とに基づいて、RARの繰り返し数を検出する。
図5は、PRACHの繰り返しレベル(CEレベル)とRARの繰り返し数との関連付けの一例を示す図である。図5に示すように、PRACHの繰り返しレベルとRARの繰り返し数とは、RAR内に多重されるMTC端末数毎に関連付けられる。図5における繰り返しレベル毎及びMTC端末数毎のRARの繰り返し数は、MTC端末に予め定められて(記憶されて)いてもよいし、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)により、MTC端末に通知されてもよい。なお、図5に示す繰り返し数は、例示にすぎず、これらに限られるものではない。
また、図5に示すように、RAR内に多重されるMTC端末数は、MPDCCHにより伝送されるDCI内のビット値に関連付けられる。例えば、図5では、上記MTC端末数「1」、「2」、「3」が、それぞれ、ビット値「00」、「01」、「10」に関連付けられる。なお、図5では、RAR内における最大多重数は3であるが、これに限られない。最大の多重数が5以上である場合、DCIのビット数を3ビット以上とすればよいし、2以下である場合DCIのビット数を1とすればよい。
以上のようなMTC端末数を示す情報を用いたランダムアクセス手順の一例を説明する。図6は、第1の態様に係るランダムアクセス手順の一例を示す図である。なお、図6では、図3のステップS01、S04、S05に関係する動作は図示しないが、これらの動作を適宜適用することは可能である。また、図6では、無線基地局及びMTC端末には、図5に示すRARの繰り返し数が、予め、或いは、上位レイヤシグナリングにより設定されているものとする。
図6に示すように、上述のランダムアクセス手順に繰り返し送信/受信を適用する場合、MTC端末は、メジャメントの結果(例えば、受信信号強度(RSRP:Reference Signal Received Power)や受信信号品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality))に基づいて、PRACHの繰り返しレベル(CEレベル)を決定し、当該繰り返しレベルに基づいてPRACHの繰り返し送信を行う(ステップS11)。例えば、図6では、MTC端末は、繰り返しレベル1を決定する。
なお、異なる繰り返しレベル毎に異なるPRACHリソースが割り当てられている場合、無線基地局は、PRACHの繰り返しレベルを知ることが出来る。PRACHの繰り返しレベルは、MTC端末から無線基地局に通知されてもよいし、MTC端末におけるメジャメントの結果に基づいて無線基地局で推定されてもよい。
無線基地局は、PRACHの繰り返しレベルとRARに多重されるMTC端末数に基づいて、RARの繰り返し数を決定する。例えば、図6では、PRACHの繰り返しレベルが1であり、RAR内に多重されるMTC端末数が2であるので、無線基地局は、図5において、当該繰り返しレベル「1」及びMTC端末数「2」に関連づけられる繰り返し数「15」を決定する。
無線基地局は、RARに多重されるMTC端末数を示す情報(ここでは、MTC端末数「2」を示すビット値「01」)を含むDCIを、MPDCCHを介して送信する(ステップS12)。ここで、当該MTC端末数を示す情報は、DCI内の既存フィールド(例えば、MCS(Modulation and Coding Scheme)フィールド)を利用するものであってもよいし、新規フィールドを利用するものであってもよい。
MTC端末は、無線基地局からMPDCCHを介して、RARに多重されるMTC端末数を示す情報(ここでは、MTC端末数「2」を示すビット値「01」)を受信する。MTC端末は、図5において、当該MTC端末数「2」とPRACHの繰り返しレベル「1」に関連づけられる繰り返し数「15」を検出する。MTC端末は、検出された繰り返し数に基づいて、RARを複数のサブフレームに渡り受信して合成する(ステップS13)。
第1の態様によれば、無線基地局から、RARに多重されるMTC端末数を示す情報が通知されるので、MTC端末は、当該MTC端末数とPRACHの繰り返しレベルとに基づいて、RARの繰り返し数を検出でき、RARを適切に受信できる。
(第2の態様)
第2の態様では、MTC端末は、上記検出用情報として、PRACH(ランダムアクセス信号)の繰り返し数に対するオフセットを示す情報を受信する。ここで、当該オフセットは、PRACHの繰り返しレベル毎に定められる。MTC端末は、PRACHの繰り返しレベルが示す繰り返し数と当該オフセットとに基づいて、RARの繰り返し数を検出する。
図7は、PRACHの繰り返し数に対するオフセットを示す情報の一例を示す図である。図7に示すように、当該オフセットは、PRACHの繰り返しレベル(CEレベル)毎に定められてもよい。図7A、図7B、図7Cでは、それぞれ、PRACHの繰り返しレベル1、2、3におけるオフセットと、当該オフセットを示す情報(例えば、DCI内のビット値)とが示される。
図7A−7Cに示すように、各繰り返しレベルのオフセットは、MPDCCHにより伝送されるDCI内のビット値に関連付けられる。例えば、図7Aでは、オフセット「2」、「0」、「−2」が、それぞれ、ビット値「00」、「01」、「10」に関連付けられる。図7B、図7Cに示す繰り返しレベル2、3についても同様である。なお、各ビット値が示すオフセット値は、予め記憶されていてもよいし、或いは、上位レイヤシグナリングにより設定されてもよい。
また、図7Aに示すように、繰り返しレベル1のオフセットの範囲は、2、0、−2であり、図7Bに示すように、繰り返しレベル2のオフセットの範囲は、5、0、−5であり、図7Cに示すように、繰り返しレベル3のオフセットの範囲は、10、0、−10である。このように、各繰り返しレベルのオフセット範囲も、繰り返し数に応じて増加するように設定されてもよい。
以上のような繰り返しレベル毎のオフセットを示す情報を用いたランダムアクセス手順の一例を説明する。なお、当該ランダムアクセス手順は、図6で説明したシーケンスを適宜適用することができる。
例えば、PRACHの繰り返しレベル1でRARに多重されるMTC端末数が3である場合、無線基地局が、当該繰り返しレベルとMTC端末数とに基づいて、図7Aに示すオフセット「2」を決定するものとする。無線基地局は、オフセット「2」を示す情報(ここでは、ビット値「00」)を含むDCIを、MPDCCHを介して送信する。なお、当該オフセットを示す情報は、DCI内の既存フィールド(例えば、MCSフィールド)を利用するものであってもよいし、新規フィールドを利用するものであってもよい。
MTC端末は、無線基地局からMPDCCHを介して、オフセットを示す情報(ここでは、オフセット「2」を示すビット値「00」)を受信する。MTC端末は、図7Aにおいてビット値「00」に関連付けられるオフセット「2」と、PRACHの繰り返しレベル1が示す繰り返し数「15」とに基づいて、RARの繰り返し数「17(=15+2)」を検出する。
第2の態様によれば、無線基地局から、PRACHの繰り返し数に対するオフセットを示す情報が通知されるので、MTC端末は、当該オフセットとPRACHの繰り返しレベルが示す繰り返し数とに基づいて、RARの繰り返し数を検出でき、RARを適切に受信できる。また、図7A−7Cに示すように、繰り返しレベル毎にオフセットと当該オフセットを示す情報(DCI内のビット値)とを関連付けることで、当該オフセットを示す情報の情報量(DCI内のビット数)の増加を防止できる。
(第3の態様)
第3の態様では、第2の態様と同様に、MTC端末は、上記検出用情報として、PRACH(ランダムアクセス信号)の繰り返し数に対するオフセットを示す情報を受信する。一方、第3の態様では、当該オフセットが、PRACHの全繰り返しレベル共通に定められる点で、第2の態様と異なる。以下では、第2の態様との相違点を中心に説明する。
図8は、PRACHの繰り返し数に対するオフセットを示す情報の他の例を示す図である。図8に示すように、当該オフセットは、PRACHの全繰り返しレベル(CEレベル)で共通に定められてもよい。
図8に示すように、繰り返しレベル1−3に共通のオフセットは、MPDCCHにより伝送されるDCI内のビット値に関連付けられる。なお、各ビット値が示すオフセット値は、予め記憶されていてもよいし、或いは、上位レイヤシグナリングにより設定されてもよい。
以上のような繰り返しレベル共通のオフセットを示す情報を用いたランダムアクセス手順の一例を説明する。なお、当該ランダムアクセス手順は、図6で説明したシーケンスを適宜適用することができる。
例えば、PRACHの繰り返しレベル3でRARに多重されるMTC端末数が1である場合、無線基地局が、当該繰り返しレベルとMTC端末数とに基づいて、図8に示すオフセット「−10」を決定するものとする。無線基地局は、オフセット「−10」を示す情報(ここでは、ビット値「000」)を含むDCIを、MPDCCHを介して送信する。なお、当該オフセットを示す情報は、DCI内の既存フィールド(例えば、MCSフィールド)を利用するものであってもよいし、新規フィールドを利用するものであってもよい。
MTC端末は、無線基地局からMPDCCHを介して、オフセットを示す情報(ここでは、オフセット「−10」を示すビット値「000」)を受信する。MTC端末は、図8においてビット値「000」に関連付けられるオフセット「−10」と、PRACHの繰り返しレベル3が示す繰り返し数「35」とに基づいて、RARの繰り返し数「25(=35−10)」を検出する。
第3の態様によれば、無線基地局から、PRACHの繰り返し数に対するオフセットを示す情報が通知されるので、MTC端末は、当該オフセットとPRACHの繰り返しレベルが示す繰り返し数とに基づいて、RARの繰り返し数を検出でき、RARを適切に受信できる。
(第4の態様)
第4の態様では、MTC端末は、上記検出用情報として、RAR(応答信号)のトランスポートブロックサイズ(TBS)を示す情報を受信する。ここで、当該TBSは、RARに多重されるMTC端末数(ユーザ端末数)に関連付けられる。MTC端末は、PRACHの繰り返しレベルと当該TBSとに基づいて、RARの繰り返し数を検出する。なお、以下では、第1の態様との相違点を中心に説明する。
図9は、PRACHの繰り返しレベル(CEレベル)とRARの繰り返し数との関連付けの他の例を示す図である。図9に示すように、PRACHの繰り返しレベルとRARの繰り返し数とは、RAR内に多重されるMTC端末数毎に関連付けられる。図9における繰り返しレベル毎及びMTC端末数毎のRARの繰り返し数は、MTC端末に予め定められて(記憶されて)いてもよいし、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)により、MTC端末に通知されてもよい。なお、図9に示す繰り返し数は、例示にすぎず、これらに限られるものではない。
また、図9に示すように、RAR内に多重されるMTC端末数は、RARの伝送に用いられるトランスポートブロックサイズ(TBS)に関連付けられる。例えば、図9では、上記MTC端末数「1」、「2」、「3」が、それぞれ、TBS「56」、「104」、「152」に関連付けられる。なお、図9では、RAR内における最大多重数は3であるが、これに限られない。また、MTC端末数に関連付けられるTBSも図9に示すものに限られない。
以上のようなTBSを用いたランダムアクセス手順の一例を説明する。なお、当該ランダムアクセス手順は、図6で説明したシーケンスを適宜適用することができる。
無線基地局は、PRACHの繰り返しレベルとRARに多重されるMTC端末数に基づいて、RARの繰り返し数を決定する。例えば、PRACHの繰り返しレベルが1であり、RAR内に多重されるMTC端末数が1であるので、無線基地局は、図9において、当該繰り返しレベル「1」及びMTC端末数「1」に関連づけられる繰り返し数「13」を決定する。
無線基地局は、RARに多重されるMTC端末数「1」に関連付けられるTBS「56」を示す情報を含むDCIを、MPDCCHを介して送信する。ここで、当該TBSを示す情報は、上記TBSを示すTBSインデックスに関連付けられるMCSインデックスであってもよい。MCSインデックスは、MCSテーブル(不図示)において、変調次数とTBSインデックスとに関連付けられる。上記TBSは、MCSインデックスに関連付けられるTBSインデックスによって示されてもよいし、或いは、TBSインデックス及びRARに割り当てられるPRB数(リソースブロック数)によって示されてもよい。
例えば、DCIフォーマット1Cに上記MCSインデックスが含まれる場合、MTC端末は、MCSテーブル(不図示)において当該MCSインデックスに関連付けられるTBSインデックス1を取得する。また、MTC端末は、図10Aに示すTBSテーブルにおいて当該TBSインデックス1に関連付けられるTBS「56」を取得する。MTC端末は、図9において、PRACHの繰り返しレベル「1」と上記TBS「56」に関連付けられるRARの繰り返し数「13」を検出する。
或いは、DCIフォーマット1Aに上記MCSインデックスが含まれる場合、MTC端末は、MCSテーブル(不図示)において当該MCSインデックスに関連付けられるTBSインデックス1を取得する。また、MTC端末は、図10Bに示すTBSテーブルにおいて当該TBSインデックス1と、RARに割り当てられるPRB数(ここでは、「2」とする)に関連付けられるTBS「56」を取得する。MTC端末は、図9において、PRACHの繰り返しレベル「1」と上記TBS「56」に関連付けられるRARの繰り返し数「13」を検出する。
なお、図10A及び10Bに示すTBSテーブルは例示にすぎず、これらに限られない。例えば、図10Aでは、TBSインデックス31までが示されるが、32以上のTBSインデックスが設けられてもよい。同様に、図10Bでは、TBSインデックス6までが示されるが、6以上のTBSインデックスが設けられてもよい。また、11以上のPRB数に対応するTBSが規定されてもよい。
第4の態様によれば、無線基地局から、RARに多重されるMTC端末数に関連付けられるTBSを示す情報が通知されるので、MTC端末は、当該TBSとPRACHの繰り返しレベルとに基づいて、RARの繰り返し数を検出でき、RARを適切に受信できる。また、TBSを示す情報としてMCSインデックスを利用することにより、既存のDCIフォーマットを変更せずに、RARの繰り返し数を黙示的に通知できる。
(第5の態様)
第5の態様では、MTC端末は、上記検出用情報として、複数の狭帯域(周波数ブロック)を示す情報を受信する。ここで、当該複数の狭帯域の各々は、RAR(応答信号)に多重されるMTC端末数(ユーザ端末数)に関連付けられる。MTC端末は、PRACHの繰り返しレベルとRARが割り当てられる狭帯域とに基づいて、RARの繰り返し数を検出する。なお、以下では、第1の態様との相違点を中心に説明する。
図11は、複数の狭帯域とRAR内に多重されるMTC端末数との関連付けの一例を示す図である。図11Aに示すように、MTC端末の使用帯域の候補となる複数の狭帯域(NB)#1−#3が設定される場合を一例として想定する。図11Bでは、狭帯域#1−#3が、それぞれ、RAR内に多重されるMTC端末数「1」−「3」に関連付けられる。
なお、図11Aに示す複数の狭帯域は、予め初期設定されていてもよいし、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC、SIBなど)により設定されてもよい。また、図11Bで各狭帯域に関連付けられるMTC端末数も、予め初期設定されていてもよいし、上位レイヤシグナリングにより設定されてもよい。また、図11Bにおける繰り返しレベル毎及びMTC端末数(狭帯域)毎のRARの繰り返し数は、MTC端末に予め定められて(記憶されて)いてもよいし、上位レイヤシグナリングにより、MTC端末に通知されてもよい。なお、図11Bに示す繰り返し数は、例示にすぎず、これらに限られるものではない。
以上のような狭帯域を用いたランダムアクセス手順の一例を説明する。無線基地局は、PRACHの繰り返しレベルとRARに多重されるMTC端末数に基づいて、RARの繰り返し数を決定する。例えば、PRACHの繰り返しレベルが1であり、RAR内に多重されるMTC端末数が1であるので、無線基地局は、図11Bにおいて、当該繰り返しレベル「1」及びMTC端末数「1」に関連づけられる繰り返し数「13」を決定する。
無線基地局は、RARに多重されるMTC端末数「1」に関連付けられる狭帯域#1を用いて、当該RARを送信する。MTC端末は、MPDCCHにより狭帯域#1にRARが割り当てられることを検出する。MTC端末は、図11Bにおいて、PRACHの繰り返しレベル「1」と、狭帯域#1に関連付けられるRARの繰り返し数「13」を検出する。
第5の態様によれば、無線基地局から、RARに多重されるMTC端末数が狭帯域に関連付けられるので、MTC端末は、RARが割り当てられる狭帯域とPRACHの繰り返しレベルとに基づいて、RARの繰り返し数を検出でき、RARを適切に受信できる。また、既存のDCIフォーマットを変更せずに、RARの繰り返し数を黙示的に通知できる。
(無線通信システム)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述した本発明の実施形態に係る無線通信方法が適用される。なお、上記の各実施形態に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。ここでは、狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末としてMTC端末を例示するが、MTC端末に限定されるものではない。
図12は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図12に示す無線通信システム1は、マシンタイプ通信(MTC)システムのネットワークドメインにLTEシステムを採用した一例である。当該無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。また、LTEシステムが下りリンク及び上りリンク共に最大20MHzのシステム帯域に設定されるものとするが、この構成に限られない。なお、無線通信システム1は、SUPER 3G、LTE−A(LTE-Advanced)、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれてもよい。
無線通信システム1は、無線基地局10と、無線基地局10に無線接続する複数のユーザ端末20A、20B及び20Cとを含んで構成されている。無線基地局10は、上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。
複数のユーザ端末20A、20B及び20Cは、セル50において無線基地局10と通信を行うことができる。例えば、ユーザ端末20Aは、LTE(Rel−10まで)又はLTE−Advanced(Rel−10以降も含む)をサポートするユーザ端末(以下、LTE端末)であり、他のユーザ端末20B、20Cは、MTCシステムにおける通信デバイスとなるMTC端末であり、使用帯域がシステム帯域の一部の狭帯域(周波数ブロック)に制限される。以下、特に区別を要しない場合は、ユーザ端末20A、20B及び20Cは単にユーザ端末20と呼ぶ。
なお、MTC端末20B、20Cは、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、電気メータ、ガスメータ、自動販売機などの固定通信端末に限らず、車両などの移動通信端末でもよい。また、ユーザ端末20は、直に他のユーザ端末20と通信してもよいし、無線基地局10を介して他のユーザ端末20と通信してもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)、MPDCCH(Machine type communication Physical Downlink Control Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認信号(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCH/MPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどの伝送に用いられる。MPDCCHは、システム帯域の一部の狭帯域(周波数ブロック)で送信される。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認信号などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブル(RAプリアンブル)が伝送される。
<無線基地局>
図13は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信部103は、送信部及び受信部で構成される。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などの送信処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
送受信部103は、下り信号を受信するとともに、上り信号を送信する。下り信号は、下り制御信号(例えば、PDCCH/EPDCCH/MPDCCHなど)、下りデータ信号(例えば、PDSCHなど)、下り参照信号(例えば、CSI−RS(Channel State Information-Reference Signal)、CRS(Cell-specific Reference Signal)など)を含む。上り信号は、上り制御信号(例えば、PUCCHなど)、上りデータ信号(例えば、PUSCHなど)、上り参照信号(例えば、SRS(Sounding Reference Signal)、DM−RS(DeModulation-Reference Signal)など)、ランダムアクセス信号(PRACH:Physical Random Access Channel)を含む。
具体的には、送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。送受信部103は、システム帯域幅(例えば、1コンポーネントキャリア)より制限された周波数ブロック(狭帯域)(例えば、1.4MHz)で、各種信号を送受信することができる。
送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅される。各送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図14は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図14では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図14に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部301と、送信信号生成部302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を備えている。
制御部301は、下りデータ信号(PDSCH)、下り制御信号(PDCCH、EPDCCH及びMPDCCHの少なくとも一つ)のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、システム情報、同期信号や、下り参照信号(CRS、CSI−RS、DM−RSなどの)のスケジューリングの制御も行う。また、上り参照信号、上りデータ信号(PUSCH)、上り制御信号(PUCCH)などのスケジューリングを制御する。
制御部301は、各種信号を狭帯域に割り当ててユーザ端末20に対して送信するように、送信信号生成部302及びマッピング部303を制御する。例えば、制御部301は、下りリンクのシステム情報(MIB、SIB)や、下り制御信号(MPDCCH)、下りデータ信号(PDSCH)などを狭帯域で送信するように制御する。なお、下りデータ信号(PDSCH)には、ランダムアクセス信号(PRACH)に対する応答信号(RAR)や上位レイヤ制御情報が含まれる。
また、制御部301は、ランダムアクセス信号(PRACH)の繰り返しレベル(CEレベル)と、ランダムアクセス信号に対する応答信号(RAR)に多重されるユーザ端末20の数とに基づいて、当該応答信号の繰り返し数を決定する。なお、制御部301は、ランダムアクセス信号の繰り返しレベルを、ユーザ端末20におけるメジャメント結果に基づいて推定してもよい。
また、制御部301は、決定された繰り返し数を検出するための検出用情報をユーザ端末20に送信するように制御する。ここで、検出用情報は、ランダムアクセス信号(PRACH)に対する応答信号(RAR)に多重されるユーザ端末20の数を示す情報であってもよいし(第1の態様)、ランダムアクセス信号の繰り返し数に対するオフセットを示す情報であってもよいし(第2の態様、第3の態様)、上記応答信号のトランスポートブロックサイズ(TBS)を示す情報であってもよいし(第4の態様)、使用帯域の候補となる複数の狭帯域を示す情報であってもよい(第5の態様)。
また、制御部301は、上記で決定された繰り返し数だけ上記応答信号(RAR)を繰り返して送信するように、送信信号生成部302及び送受信部103を制御する。また、制御部301は、繰り返しレベル(CEレベル)が示す繰り返し数だけ上記ランダムアクセス信号(PRACH)を繰り返して受信して受信信号を合成するように、受信信号処理部304及び送受信部103を制御する。
制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号(ランダムアクセス信号(PRACH)に対する応答信号(RAR)を含む)を生成して、マッピング部303に出力する。例えば、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下りデータ信号の割り当て情報を通知する下りグラント(下りアサインメント)及び上りデータ信号の割り当て情報を通知する上りグラントを生成する。
送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の狭帯域の無線リソース(例えば、最大6リソースブロック)にマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、送受信部103から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、ユーザ端末20から送信される上り信号(上りデータ信号(PUSCH)、上り制御信号(PUCCH)、上り参照信号(SRS、DMRS)、ランダムアクセス信号(PRACH)など)である。受信信号処理部304は、受信した情報を制御部301に出力する。
また、受信信号処理部304は、受信した信号を用いて受信電力(例えば、RSRP)、受信品質(例えば、RSRQ)やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
<ユーザ端末>
図15は、本実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。なお、ここでは詳細な説明を省略するが、通常のLTE端末がMTC端末として振る舞うように動作してもよい。ユーザ端末20は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信部203は、送信部及び受信部から構成される。また、ユーザ端末20は、送受信アンテナ201、アンプ部202、送受信部203などを複数備えてもよい。
送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、アンプ部202で増幅される。送受信部203は、アンプ部202で増幅された下り信号(下り制御信号(PDCCH/EPDCCH/MPDCCH)、下りデータ信号(PDSCH)、下り参照信号(CSI−RS、CRSなど)、ランダムアクセス信号(PRACH)に対する応答信号(RAR)を含む)を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
具体的には、送受信部203は、ランダムアクセス信号(PRACH)に対する応答信号(RAR)の繰り返し数の検出用情報を受信する。検出用情報は、下り制御信号(MPDCCH)に含まれてもよいし、上位レイヤ制御情報(例えば、RRCシグナリングされる情報、MIB、SIBなど)に含まれてもよい。なお、検出用情報の詳細については、上述の通りである。
また、送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力された上り信号(上り制御信号(PUCCH)、上りデータ信号(PUSCH)、上り参照信号(DM−RS、SRS)、ランダムアクセス信号(PRACH)などを含む)を送信する。送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図16は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図16においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図16に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、を備えている。
制御部401は、送信信号生成部402及びマッピング部403の制御を行う。制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCH/MPDCCH)及び下りデータ信号(PDSCH)を、受信信号処理部404から取得する。なお、下りデータ信号(PDSCH)には、ランダムアクセス信号(PRACH)に対する応答信号(RAR)や上位レイヤ制御情報が含まれる。
制御部401は、測定部405によるメジャメントの結果(例えば、受信信号強度(RSRP)や受信信号品質(RSRQ)に基づいて、ランダムアクセス信号(PRACH)の繰り返しレベル(CEレベル)を決定する。また、制御部401は、当該繰り返しレベルに基づいてランダムアクセス信号(PRACH)を繰り返して送信するように、送信信号生成部402、マッピング部403及び送受信部203を制御する。
また、制御部401は、ランダムアクセス信号(PRACH)に対する応答信号(RAR)の繰り返し数を検出し、検出された繰り返し数だけ当該応答信号(RAR)を合成するように受信信号処理部404を制御する。具体的には、制御部401は、ランダムアクセス信号の繰り返しレベル(CEレベル)と、送受信部203で受信される検出用情報とに基づいて、上記応答信号(RAR)の繰り返し数を検出する。
例えば、制御部401は、ランダムアクセス信号(PRACH)の繰り返しレベルと、上記応答信号(RAR)に多重されるユーザ端末20の数とに基づいて、上記応答信号(RAR)の繰り返し数を検出してもよい(第1の態様)。
また、制御部401は、ランダムアクセス信号(PRACH)の繰り返しレベルと、ランダムアクセス信号の繰り返し数に対するオフセットとに基づいて、上記応答信号(RAR)の繰り返し数を検出してもよい(第2及び第3の態様)。ここで、当該オフセットは、ランダムアクセス信号の繰り返しレベル毎に定められてもよいし(図7)、繰り返しレベル共通で定められてもよい(図8)。なお、ランダムアクセス信号の繰り返し数は、繰り返しレベルによって示される。
また、制御部401は、ランダムアクセス信号(PRACH)の繰り返しレベルと、上記応答信号(RAR)に多重されるユーザ端末20の数に関連付けられるトランスポートブロックサイズ(TBS)とに基づいて、上記応答信号の繰り返し数を検出してもよい(第4の態様)。ここで、当該TBSを示す情報は、当該TBSを示すTBSインデックスに関連付けられるMCSインデックスであってもよい。
また、制御部401は、ランダムアクセス信号(PRACH)の繰り返しレベルと、上記応答信号(RAR)が割り当てられる狭帯域(周波数ブロック)とに基づいて、上記応答信号の繰り返し数を検出してもよい(第5の態様)。ここで、ユーザ端末20の使用帯域の候補となる複数の狭帯域には、それぞれ、上記応答信号に多重されるユーザ端末20の数が関連付けられる(図11)。この関連付けは、予め設定されるか、上位レイヤシグナリングによりユーザ端末20に設定される。
制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。なお、制御部401は、測定部405と合わせて本発明に係る測定部を構成することができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、上り信号を生成して、マッピング部403に出力する。例えば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、ランダムアクセス信号(PRACH)を生成する。
また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号(PUSCH)を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号に上りグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。
送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号を無線リソース(例えば、最大6PRB)にマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、送受信部203から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、無線基地局10から送信される下り信号(下り制御信号(PDCCH/EPDCCH/MPDCCH)、下りデータ信号(PDSCH)など)である。なお、下りデータ信号(PDSCH)には、ランダムアクセス信号(PRACH)に対する応答信号(RAR)や上位レイヤ制御情報が含まれる。
受信信号処理部404は、受信した情報を制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。また、受信信号処理部404は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部405に出力する。
受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置とすることができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
測定部405は、制御部401からの指示に基づいて、所定周期で周波数ホッピングされる狭帯域(周波数ブロック)のCSIを測定する。CSIは、ランク識別子(RI)、チャネル品質識別子(CQI)、プリコーディングマトリクス識別子(PMI)の少なくとも一つを含む。また、測定部405は、受信した信号を用いて受信電力(RSRP)、受信品質(RSRQ)などについて測定してもよい。なお、処理結果や測定結果は、制御部401に出力されてもよい。
測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置とすることができる。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部又は全ては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを用いて実現されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)と、ネットワーク接続用の通信インターフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。つまり、本発明の一実施形態に係る無線基地局、ユーザ端末などは、本発明に係る無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
ここで、プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、CD−ROM(Compact Disc−ROM)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末20の全体を制御する。また、プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。
ここで、当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであれば良い。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2015年8月13日出願の特願2015−159986に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (10)

  1. システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末であって、
    ランダムアクセス信号を繰り返して送信する送信部と、
    前記ランダムアクセス信号に対する応答信号を繰り返して受信する受信部と、
    前記応答信号の繰り返し数を検出する制御部と、を具備し、
    前記受信部は、前記応答信号の繰り返し数の検出用情報を受信し、
    前記制御部は、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルと、前記検出用情報とに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記受信部は、前記検出用情報として、前記応答信号に多重されるユーザ端末数を示す情報を受信し、
    前記制御部は、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルと、前記ユーザ端末数とに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記受信部は、前記検出用情報として、前記ランダムアクセス信号の繰り返し数に対するオフセットを示す情報を受信し、前記オフセットは、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベル毎に定められ、
    前記制御部は、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルが示す繰り返し数と、前記オフセットとに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記受信部は、前記検出用情報として、前記ランダムアクセス信号の繰り返し数に対するオフセットを示す情報を受信し、前記オフセットは、前記ランダムアクセス信号の全繰り返しレベルに共通で定められ、
    前記制御部は、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルが示す繰り返し数と、前記オフセットとに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  5. 前記受信部は、前記検出用情報として、前記応答信号に多重されるユーザ端末数に関連付けられるトランスポートブロックサイズ(TBS)を示す情報を受信し、
    前記制御部は、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルと、前記TBSに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  6. 前記TBSを示す情報は、前記TBSを示すTBSインデックスに関連付けられるMCS(Modulation and Coding Scheme)インデックスであることを特徴とする請求項5に記載のユーザ端末。
  7. 前記受信部は、前記検出用情報として、複数の周波数ブロックを示す情報を受信し、前記周波数ブロックの各々は、前記応答信号に多重されるユーザ端末数に関連づけられ、
    前記制御部は、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルと、前記応答信号が割り当てられる周波数ブロックに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  8. 前記周波数ブロックは、1.4MHzであり、6つのリソースブロックで構成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のユーザ端末。
  9. システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末と通信する無線基地局であって、
    ランダムアクセス信号を繰り返して受信する受信部と、
    前記ランダムアクセス信号に対する応答信号を繰り返して送信する送信部と、
    前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルと、前記応答信号に多重されるユーザ端末数とに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を決定する制御部と、を具備し、
    前記送信部は、前記決定された繰り返し数の検出用情報を送信することを特徴とする無線基地局。
  10. システム帯域の一部の周波数ブロックに使用帯域が制限されるユーザ端末における無線通信方法であって、
    ランダムアクセス信号を繰り返して送信する工程と、
    前記ランダムアクセス信号に対する応答信号を繰り返して受信する工程と、
    前記応答信号の繰り返し数を検出する工程と、を有し、
    前記ユーザ端末は、前記応答信号の繰り返し数の検出用情報を受信し、前記ランダムアクセス信号の繰り返しレベルと、前記検出用情報とに基づいて、前記応答信号の繰り返し数を検出することを特徴とする無線通信方法。
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