JPWO2017026065A1 - 電動機及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

回転子1は、シャフト2と、シャフト2の外周面の径よりも大きな径の内周面を有すると共に内周面に回転軸の方向に延伸する溝部15を有する環状の回転子鉄心3と、回転子鉄心3に設けられたマグネット4と、樹脂で一体に成形され、シャフト2と回転子鉄心3とを連結する連結部品5とを有する。連結部品5は、シャフト2の外周面に配置される内筒部10と、回転子鉄心3の内周面に配置される外筒部11と、内筒部10と外筒部11とを回転子鉄心3の径方向に連結するリブ部6と、外筒部11に連結され、溝部15内に充填された樹脂から形成された充填部12とを有する。充填部12は、回転子鉄心3の内周面から径方向に伸びると共に径方向と直交する方向に幅L1を有する充填部分12aと、充填部分12aに連結され、径方向と直交する方向に幅L1よりも大きな幅L2を有する充填部分12bとを有する。

Description

本発明は、電動機及び電動機を備えた空気調和機に関するものである。
回転子鉄心を利用して磁路を形成する従来の回転子は、永久磁石が設けられた回転子鉄心と回転子鉄心の中心軸に沿って配置されるシャフトとを熱可塑性樹脂で一体に成形して構成されるものがある。
また、特許文献1に記載された回転子では、第1の穴を有する第1の鋼板と第1の穴より大きい第2の穴を有する第2の鋼板とを交互に積層すると共に第1及び第2の穴を軸方向に連通させて樹脂充填穴を形成し、この樹脂充填穴内に樹脂を充填している。
特開2015−33167号公報
しかしながら、上記従来の回転子のように、永久磁石、シャフト及び回転子鉄心を熱可塑性樹脂で一体に成形する場合には、回転子鉄心と熱可塑性樹脂の線膨張係数の違いにより、熱可塑性樹脂が回転子鉄心から剥離する虞があり、電動機の品質が低下する可能性がある。また、熱可塑性樹脂の収縮により熱可塑性樹脂と回転子鉄心との間に隙間が発生した場合には、この隙間が回転子の回転時における騒音の原因となる。
一方、特許文献1に記載の回転子では、回転子の剛性を確保するために、回転子鉄心に設けられた樹脂充填穴内に樹脂を充填しているが、この構成では二種類の鋼板を使用する必要があり、鋼板の製造に必要な金型数が増加し、積層設備及び段取りも新たに必要となり、高コストになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低コスト化、低騒音化、及び品質向上を図ることが可能な電動機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電動機は、環状の固定子と、前記固定子の内側に配置された回転子とを備え、前記回転子は、前記回転子の回転軸と同軸の外周面を有するシャフトと、前記シャフトと同軸に配置され、前記シャフトの外周面の径よりも大きな径の内周面と前記固定子に面する外周面とを有すると共に前記内周面に前記回転軸の方向に延伸する溝部を有する環状の回転子鉄心と、前記回転子鉄心に固定された少なくとも1個の永久磁石と、樹脂で一体に成形され、前記シャフトの外周面に配置される内筒部と、前記回転子鉄心の内周面に配置される外筒部と、前記内筒部と外筒部とを前記回転子鉄心の径方向に連結するリブ部と、前記外筒部に連結され、前記溝部内に充填された前記樹脂から形成された充填部と、を有する連結部品と、を備える。
本発明によれば、低コスト化、低騒音化、及び品質向上を図ることができる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る回転子の構成を示す斜視図 実施の形態1に係る回転子の構成を示す平面図 実施の形態1に係る回転子の構成を示す側面図 図2におけるA−A矢視断面図 図3におけるB−B矢視断面図 図5におけるC−C矢視断面図 図5の部分拡大図 実施の形態1における充填部の形状を説明するための図 実施の形態1における位置検出用マグネットを除いた場合の回転子の構成を示す斜視図 実施の形態1における位置検出用マグネットの斜視図 実施の形態1における位置検出用マグネットの側面図 実施の形態1における位置検出用マグネットの正面図 実施の形態1に係る回転子組立の構成を示す斜視図 実施の形態1における固定子の構成を示す側面図 実施の形態1における固定子の構成を示す平面図 実施の形態1におけるモールド固定子の構成を示す斜視図 実施の形態1に係る電動機であるモールド電動機の構成を示す斜視図 実施の形態1に係る電動機であるモールド電動機の構成を示す側面図 実施の形態2に係る回転子の構成を示す斜視図 実施の形態2に係る回転子の構成を示す平面図 実施の形態2に係る回転子の構成を示す側面図 図20におけるE−E矢視断面図 図21におけるF−F矢視断面図 図23におけるG−G矢視断面図 実施の形態2における位置検出用マグネットを除いた場合の回転子の構成を示す斜視図 図23の部分拡大図 図26の説明のための図 実施の形態3に係る空気調和機の構成の一例を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る電動機及び空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る回転子の構成を示す斜視図、図2は、本実施の形態に係る回転子の構成を示す平面図、図3は、本実施の形態に係る回転子の構成を示す側面図、図4は、図2におけるA−A矢視断面図、図5は、図3におけるB−B矢視断面図、図6は、図5におけるC−C矢視断面図、図7は、図5の部分拡大図、図8は、充填部の形状を説明するための図、図9は、位置検出用マグネットを除いた場合の回転子の構成を示す斜視図、図10は、位置検出用マグネットの斜視図、図11は、位置検出用マグネットの側面図、図12は、位置検出用マグネットの正面図である。なお、図2は、位置検出用マグネット側からみたときの回転子の平面図である。また、図8は、図7のD部分に相当する図である。
図1から図4に示すように、回転子1は、回転子1の回転軸と同軸の外周面を有するシャフト2と、シャフト2と同軸に配置され、シャフト2の外周面の径よりも大きな径の内周面を有する環状の回転子鉄心3と、回転子鉄心3の外周面に設けられた環状のマグネット4と、シャフト2と回転子鉄心3とを連結する樹脂製の連結部品5と、回転子鉄心3と同軸に配置され、回転子鉄心3の軸方向の一端部に取り付けられた環状の位置検出用マグネット7とを備える。
シャフト2は、回転軸と同軸の中心軸を有する。回転子鉄心3は、電磁鋼板を打ち抜き、打ち抜かれた電磁鋼板をかしめ、溶接又は接着により軸方向に積層して構成される。回転子鉄心3は、具体的には円筒状である。マグネット4は、永久磁石である。マグネット4は、回転子鉄心3に固定されている。マグネット4は、例えば希土類磁石粉末及びフェライト粉末の少なくとも一方を含む樹脂マグネットである。なお、マグネット4は、焼結マグネットでもよい。マグネット4には、回転子鉄心3の周方向にN極とS極とが交互となるように複数個の磁極が形成されている。また、マグネット4の軸方向長は、例えば磁極中心で最も大きく磁極間で最も小さくなっている。回転子鉄心3には、マグネット4から発生した磁束の磁路が形成される。マグネット4は、1個の環状の永久磁石であるが、回転子鉄心3の外周面に配置され、回転子鉄心3の周方向に分割された複数個の永久磁石から構成されてもよい。
連結部品5は、回転子鉄心3の径方向に延伸するリブ部6を有し、リブ部6を介してシャフト2と回転子鉄心3とを連結する。なお、以下では、「径方向」は回転子鉄心3の径方向を意味する。リブ部6の本数は複数本が一般的であり、図示例では5本である。複数本のリブ部6は、回転軸を中心として放射状に配置され、回転子鉄心3の周方向に例えば等間隔で配置される。また、回転子鉄心3の内周面の径はシャフト2の外周面の径より大きく、隣り合うリブ部6間には空隙8が形成される。連結部品5は、例えば熱可塑性樹脂で形成される。熱可塑性樹脂は例えばポリブチレンテレフタレートである。連結部品5の構造の詳細については後述する。
位置検出用マグネット7は、永久磁石である。位置検出用マグネット7は、例えば希土類磁性粉末及びフェライト磁性粉末の少なくとも一方を含む樹脂マグネットである。なお、位置検出用マグネット7は、焼結マグネットでもよい。位置検出用マグネット7は、マグネット4と同様に着磁されている。位置検出用マグネット7は、シャフト2に連結される図示しない負荷の側と反対側で回転子鉄心3に取り付けられる。位置検出用マグネット7は、図10から図12に示すように、位置検出用マグネット7の軸方向両端面の内周側に段差部18を備える。さらに、段差部18にはリブ部19が設けられている。リブ部19は複数本設けられ、図示例では8本設けられている。このように、位置検出用マグネット7は、軸方向に例えば対称である。なお、位置検出用マグネット7は軸方向両端面に段差部18を有しているが、軸方向一端面に段差部18を有する構成でもよく、この場合は、位置検出用マグネット7は、軸方向に非対称となる。
次に、図5から図8を参照して、連結部品5の構造の詳細について説明する。連結部品5は、シャフト2の外周面13に配置される第1の筒状部である内筒部10と、回転子鉄心3の内周面14に配置される第2の筒状部である外筒部11と、内筒部10と外筒部11とを径方向に連結するリブ部6と、外筒部11に連結され、回転子鉄心3の内周面14に形成された溝部15内に充填された熱可塑性樹脂から形成された充填部12とを有する。内筒部10及び外筒部11は、具体的にはそれぞれ円筒状である。
ここで、溝部15は、内周面14に形成され、回転軸の方向に延伸し、回転子鉄心3を軸方向に貫通している。溝部15は、回転軸に垂直な断面でみたときに、T字形状である。詳細には、溝部15は、内周面14から径方向に伸びる第1の溝部分である溝部分15aと、溝部分15aの径方向における外側端に連通する第2の溝部分である溝部分15bとを有する。さらに、溝部分15aは径方向と直交する方向に第1の幅である幅L1を有し、溝部分15bは同方向に幅L1よりも大きい第2の幅である幅L2を有する。また、溝部分15bは、溝部分15aの両側にかつ径方向と直交する方向に伸びている。溝部分15bは、溝部分15aに対して対称である。
なお、溝部15の個数は複数個が一般的であり、図示例では10個である。複数個の溝部15は、回転子鉄心3の周方向に例えば等間隔で配置される。また、マグネット4は、溝部15の配置位置よりも径方向外側に配置される。位置検出用マグネット7についても同様である。
充填部12は、溝部分15a内に充填された熱可塑性樹脂から形成された第1の充填部分である充填部分12aと、充填部分12aに連結され、溝部分15b内に充填された熱可塑性樹脂から形成された第2の充填部分である充填部分12bとを有する。すなわち、充填部分12aは、溝部分15a内の全体に充填された熱可塑性樹脂からなり、溝部分15aと同じ形状でかつ同じ大きさで、溝部分15aに埋設されている。同様に、充填部分12bは溝部分15b内の全体に充填された熱可塑性樹脂からなり、溝部分15bと同じ形状でかつ同じ大きさで、溝部分15bに埋設されている。従って、充填部12の個数は溝部15の個数と同数である。また、充填部12の回転軸の方向の長さは回転子鉄心3の同方向の長さに等しい。充填部12は、外筒部11、リブ部6及び内筒部10と一体に熱可塑性樹脂により成形される。
このように、充填部12は、回転軸に垂直な断面でみたときに、溝部15と同様にT字形状である。そのため、充填部分12aは、径方向と直交する方向に幅L1を有し、充填部分12bは、同方向に幅L1よりも大きい幅L2を有する。
図13は、本実施の形態に係る回転子組立の構成を示す斜視図である。回転子組立20は、回転子1と、シャフト2に取り付けられた1対の軸受21とを備える。ここで、回転子1は、シャフト2、回転子鉄心3及び位置検出用マグネット7を図示しない金型にセットし、図示しないゲートから金型内に熱可塑性樹脂を注入して一体に成形されたものである。この際、連結部品5も同時に成形される。また、ゲートは回転子鉄心3の内側に配置される。これにより成形時の圧力の集中が緩和され、熱可塑性樹脂の充填が容易となり、成形性の向上が図れる。また、回転子鉄心3の両端面の外周縁部を金型で押えて金型内に熱可塑性樹脂を注入することにより、外周縁部に発生するバリが抑制され、バリ取り作業が省略されて、回転子1の生産性及び品質の向上を図ることができる。
なお、熱可塑性樹脂は、内筒部10からリブ部6、外筒部11を順に経て溝部15内に充填される。また、熱可塑性樹脂は、溝部分15aを経て溝部分15bに至る。なお、図1では、回転子1の外周面を覆う熱可塑性樹脂を省略している。
連結部品5の内筒部10の両端面は、1対の軸受21を当て止めする。すなわち、軸受21は内筒部10の端面により位置決めされる。
位置検出用マグネット7は、金型にセットすることで径方向に位置決めされ、シャフト2、回転子鉄心3及びマグネット4との同軸が確保される。また、位置検出用マグネット7は、回転子鉄心3の端面により軸方向の位置決めがされる。この際、位置検出用マグネット7が軸方向に対称となっているので、位置検出用マグネット7の軸方向両端面のいずれを回転子鉄心3側に向けてもよく、位置検出用マグネット7のセットが容易である。また、位置検出用マグネット7に設けられた2個の段差部18のうち回転子鉄心3側と反対側の段差部18は熱可塑性樹脂で埋設される。これにより、位置検出用マグネット7の軸方向の抜け止めがされる。段差部18に設けられたリブ部19は、熱可塑性樹脂で埋設されて、位置検出用マグネット7の回り止めとなる。
なお、回転子1は、シャフト2、回転子鉄心3及び位置検出用マグネット7を金型にセットし、金型内に熱可塑性樹脂を注入して一体に成形されるとしたが、これに限定されず、回転子1の一体化に接着、圧入又は熱溶着を用いてもよい。すなわち、連結部品5によるシャフト2と回転子鉄心3との連結構造が得られればよく、例えばマグネット4は回転子鉄心3の外周面に接着してもよく、シャフト2は連結部品5の成形後に内筒部10に圧入してもよい。
図14は、固定子の構成を示す側面図、図15は、固定子の構成を示す平面図である。図14及び図15に示すように、固定子22は環状であり、固定子22の内側には回転子1が配置される。固定子22は、環状の固定子鉄心23と、固定子鉄心23の図示しないティースに絶縁部材24を介して巻回されたコイル25とを備える。固定子鉄心23は、電磁鋼板を打ち抜き、打ち抜かれた電磁鋼板をかしめ、溶接又は接着により軸方向に積層して構成される。絶縁部材24は熱可塑性樹脂から形成される。熱可塑性樹脂は例えばポリブチレンテレフタレートである。絶縁部材24は、例えば固定子鉄心23に一体成形される。コイル25は、ティースに巻回されたマグネットワイヤからなる。
図16は、モールド固定子の構成を示す斜視図である。モールド固定子27は、固定子組立28をモールド樹脂で一体に成形したものである。すなわち、モールド固定子27は、モールド樹脂からなる樹脂部31により覆われている。ここでモールド樹脂は、例えばバルクモールディングコンパウンドである熱硬化性樹脂である。また、固定子組立28は、図14及び図15に示す固定子22に図示しないセンサ基板を組付け、センサ基板に接続される電源リード線33及びセンサリード線34を樹脂部31の口出し部32から引き出したものである。モールド固定子27は、回転子1が挿入される開口部29を有する。また、樹脂部31には取付足30が設けられる。
図17は、本実施の形態に係る電動機であるモールド電動機40の構成を示す斜視図、図18は、本実施の形態に係る電動機であるモールド電動機40の構成を示す側面図である。図17及び図18に示すように、モールド電動機40は、モールド固定子27と、モールド固定子27の内側に回転自在に配置された回転子1と、モールド固定子27の軸方向の一端部に取り付けられる金属製のブラケット41と、ブラケット41に取り付けられてシャフト2とブラケット41との間からの水の浸入を防ぐための防水キャップ42と、シャフト2に取り付けられて防水キャップ42の移動を規制可能なEリング43とを備える。
以上に説明したように、本実施の形態では、シャフト2と回転子鉄心3とを連結する連結部品5は、内筒部10、リブ部6及び外筒部11に加えて、回転子鉄心3内に埋設される充填部12を備えている。これにより、外筒部11が充填部12により回転子鉄心3に対して回り止めされるので、外筒部11が回転子鉄心3から剥離することが抑制される。
また、充填部12は、充填部分12a,12bから構成され、充填部分12bの幅L2は充填部分12aの幅L1よりも大きいので、回転子鉄心3とシャフト2とを熱可塑性樹脂で一体成形する際に、回転子鉄心3とシャフト2との線膨張係数の違いによって連結部品5が回転子鉄心3から剥離してしまうことが抑制され、回転子鉄心3とシャフト2との連結が強固となり、回転子1の品質が向上する。
なお、外筒部11は充填部12により回り止めされるが、内筒部10はシャフト2の外周面13に図示しないローレットを設けることでこのローレットを回り止め及び抜け止めとすることができる。
また、充填部12は、回転子鉄心3内に入り込むので、回転子鉄心3の回転により発生するトルクをシャフト2へ伝達する役割を果たす。
また、シャフト2と回転子鉄心3とを樹脂製の連結部品5で連結することで、シャフト2と回転子鉄心3との間を絶縁構造とすることができ、回転子1の電食耐力が向上する。
また、連結部品5はリブ部6を備えている。これにより、シャフト2に例えば送風用の羽根を取り付けた場合には、リブ部6の幅及び長さを調整することにより、回転子1と羽根との共振を抑制することが可能となる。
本実施の形態では、回転軸に垂直な断面でみたときに、溝部15の断面形状はT字形状であるとしたが、溝部15の断面形状はこれに限定されない。溝部15は例えば断面L字形状であってもよい。すなわち、溝部分15bが溝部分15aの両側に伸びておらず、溝部分15aの片側に伸びる形状でもよい。この場合、充填部12も断面L字形状となる。この場合でも、上記と同様の効果が得られる。
一般に、回転子鉄心3内に充填部12が埋め込まれることで、溝部15の断面形状によらず、外筒部11の回り止めとしての充填部12の機能が得られる。すなわち、溝部15の断面形状を任意の形状とし、充填部12の断面形状も溝部15の断面形状に応じて任意の形状とすることができる。この場合でも、外筒部11が充填部12により回転子鉄心3に対して回り止めされるので、外筒部11が回転子鉄心3から剥離することが抑制される。ただし、溝部15の断面形状を上記したT字形状にすることで、外筒部11の回転子鉄心3からの剥離を抑制する効果がより大きい。一般に、溝部15の断面形状が径方向の少なくとも一部で径方向外側に向かって幅が増大する形状である場合には、外筒部11の径方向内向きへの移動が規制されるので、外筒部11の回転子鉄心3からの剥離を抑制する効果が大きい。
実施の形態2.
図19は、本実施の形態に係る回転子の構成を示す斜視図、図20は、本実施の形態に係る回転子の構成を示す平面図、図21は、本実施の形態に係る回転子の構成を示す側面図、図22は、図20におけるE−E矢視断面図、図23は、図21におけるF−F矢視断面図、図24は、図23におけるG−G矢視断面図、図25は、位置検出用マグネットを除いた場合の回転子の構成を示す斜視図、図26は、図23の部分拡大図、図27は、図26の説明のための図である。なお、図19から図27では、図1から図9に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
本実施の形態に係る回転子1Aでは、複数個のマグネット9が回転子鉄心3に設けられた複数個の磁石挿入孔39内にそれぞれ配置される。複数個の磁石挿入孔39は、回転子鉄心3の周方向に例えば等間隔で配列される。磁石挿入孔39の個数は、図示例では10個である。磁石挿入孔39は矩形形状であり、回転軸の方向に回転子鉄心3を貫通する。磁石挿入孔39には、板状又はバー状のマグネット9が挿入される。マグネット9が磁石挿入孔39に挿入された状態で、マグネット9の軸方向両端部は成形時の熱可塑性樹脂により保持される。これにより、マグネット9は、回転子鉄心3に固定されている。
マグネット9は、永久磁石である。マグネット9は、例えば希土類磁石粉末及びフェライト粉末の少なくとも一方を含む樹脂マグネットである。なお、マグネット9は、焼結マグネットでもよい。複数個のマグネット9は、回転子鉄心3の周方向に着磁方向が交互となるように配置される。また、マグネット9は、溝部15の配置位置よりも径方向における外側に配置される。
図27に示すように、回転軸に垂直な断面でみたときに、回転軸の位置を表す回転中心Oと回転子鉄心3の周方向におけるマグネット9の中心とを結ぶ直線H上に、充填部分12bが配置される。詳細には、径方向と直交する方向における充填部12の中心が直線H上に配置される。なお、直線H上には、充填部分12aも配置される。直線Hは、回転子1Aの磁極中心と回転中心Oとを結ぶ直線である。
このように、マグネット9により近い充填部分12bが回転中心Oとマグネット9の中心とを結ぶ直線H上に配置されることで、充填部12がマグネット9から発生する磁路に及ぼす影響が抑制されるので、電動機の性能の低下を抑制することができる。
なお、実施の形態1のマグネット4の場合でも、マグネット4により近い充填部分12bが回転中心Oとマグネット4の磁極中心とを結ぶ直線H上に配置されることで、本実施の形態と同様の効果が得られる。
本実施の形態のその他の構成は、実施の形態1で説明した通りであるので、その説明を省略する。また、本実施の形態のその他の効果は、実施の形態1で説明した通りであるので、その説明を省略する。
実施の形態3.
図28は、本実施の形態に係る空気調和機の構成の一例を示す図である。空気調和機300は、室内機301と、室内機301に接続される室外機302とを備える。室内機301は送風機303を有する。室外機302は送風機304及び圧縮機305を有する。送風機303,304及び圧縮機305は、それぞれ実施の形態1又は2の電動機を有する。これにより、空気調和機300の低コスト化、低騒音化、及び品質向上を図ることができる。
なお、実施の形態1又は2の電動機は、空気調和機以外の電気機器に搭載することもでき、この場合も、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A 回転子、2 シャフト、3 回転子鉄心、4,9 マグネット、5 連結部品、6,19 リブ部、7 位置検出用マグネット、8 空隙、10 内筒部、11 外筒部、12 充填部、12a,12b 充填部分、13 外周面、14 内周面、15 溝部、15a,15b 溝部分、18 段差部、20 回転子組立、21 軸受、22 固定子、23 固定子鉄心、24 絶縁部材、25 コイル、27 モールド固定子、28 固定子組立、29 開口部、30 取付足、31 樹脂部、32 口出し部、33 電源リード線、34 センサリード線、39 磁石挿入孔、40 モールド電動機、41 ブラケット、42 防水キャップ、43 Eリング、300 空気調和機、301 室内機、302 室外機、303,304 送風機、305 圧縮機。

Claims (7)

  1. 環状の固定子と、前記固定子の内側に配置された回転子とを備え、
    前記回転子は、
    前記回転子の回転軸と同軸の外周面を有するシャフトと、
    前記シャフトと同軸に配置され、前記シャフトの外周面の径よりも大きな径の内周面と前記固定子に面する外周面とを有すると共に前記内周面に前記回転軸の方向に延伸する溝部を有する環状の回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心に固定された少なくとも1個の永久磁石と、
    樹脂で一体に成形され、前記シャフトの外周面に配置される内筒部と、前記回転子鉄心の内周面に配置される外筒部と、前記内筒部と外筒部とを前記回転子鉄心の径方向に連結するリブ部と、前記外筒部に連結され、前記溝部内に充填された前記樹脂から形成された充填部と、を有する連結部品と、
    を備える電動機。
  2. 前記溝部は、第1の溝部分と第2の溝部分とを有し、
    前記第1の溝部分は、前記回転軸に垂直な断面でみたときに、前記内周面から径方向に伸びると共に前記径方向と直交する方向に第1の幅を有し、
    前記第2の溝部分は、前記回転軸に垂直な断面でみたときに、前記第1の溝部分の径方向における外側端に連通すると共に前記径方向と直交する方向に前記第1の幅よりも大きい第2の幅を有する請求項1に記載の電動機。
  3. 前記溝部及び前記充填部は、前記回転軸に垂直な断面でみたときに、T字形状である請求項2に記載の電動機。
  4. 前記少なくとも1個の永久磁石は、前記回転子鉄心の前記外周面に配置された環状の1個の永久磁石である請求項2又は3に記載の電動機。
  5. 前記回転子鉄心は、前記回転子鉄心の周方向に配列された複数個の磁石挿入孔を有し、
    前記少なくとも1個の永久磁石は、前記複数個の磁石挿入孔内にそれぞれ配置された複数個の永久磁石である請求項2又は3に記載の電動機。
  6. 前記充填部は、前記第1の溝部分内に充填された前記樹脂から形成された第1の充填部分と、前記第1の充填部分に連結され、前記第2の溝部分内に充填された前記樹脂から形成された第2の充填部分とを有し、
    前記回転軸に垂直な断面でみたときに、前記周方向における前記永久磁石の中心と前記回転軸とを結ぶ直線上に前記第2の充填部分が配置される請求項5に記載の電動機。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の電動機を備える空気調和機。
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