JPWO2016208073A1 - モジュール再利用判定装置、モジュール再利用判定方法、及びモジュール再利用判定プログラム - Google Patents

モジュール再利用判定装置、モジュール再利用判定方法、及びモジュール再利用判定プログラム Download PDF

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Abstract

ソースコードの構成モジュールの再利用可否を判定するモジュール再利用判定装置を、判定対象のソースコードを取得するソースコード取得部と、前記取得したソースコードに対応して、開発・保守データベースを検索して、構成モジュールの再利用度算出利用項目データを取得するデータ取得部と、前記再利用度算出利用項目データより、対象モジュールのモジュール記憶度、モジュール信頼度を算出し、それらの値より対象モジュールの再利用度を算出するデータ解析部と、前記対象モジュールの再利用度を登録した閾値と比較して、前記対象モジュールの再利用の可否を判定するモジュール再利用判定部と、前記ソースコードの構成モジュールをコールグラフのノードとして表すプログラム図を作成し、及び再利用可能と判定されたモジュールを表すノードを強調表示するプログラム図作成制御部とを備えて構成する。

Description

本発明は、既開発のソースコード内のモジュールが再利用可能か否かを判定する、モジュール再利用判定装置、モジュール再利用判定方法、及びモジュール再利用判定プログラムに関する。
ソフトウェア開発プロジェクトチームが新たなソフトウェアを開発するに際して、そのチームが過去に開発したソフトウェアやソフトウェアの知識は再利用可能な資産として、種々の技法により、新たなソフトウェアを構築するのに役立てられている。
既存のソフトウェアシステムに手を加えて、機能改善、機能拡張していく、若しくは既成のプログラムを構成しているプログラム部品を再利用する派生開発を行うか、または新規開発を行うかの選択では、派生開発を行うとした場合の工数見積もりを行い、その結果如何で、派生開発か新規開発かを切り替える事がある。これには、再利用可能モジュール(工数低減に寄与するモジュール)を精度良く把握することが重要である。
特許文献1で開示するプログラム部品利用支援システムでは、モジュール(プログラム部品)の利用実績を測定し、利用実績の高いモジュールを、汎用的に使える再利用可能モジュールと判定する方法が提案されている。
特開平10−063494号公報
しかしながら、利用実績の高いモジュールでも、開発後の時間経過等の要因でプロジェクトチームにとって内容が曖昧になっていたり、忘れている場合、信頼性が低い場合、または他のソフトウェアへの適合性が低い場合は、再利用が難しく、特許文献1の方法では工数見積もりの精度が悪かった。
本発明は、新たなソフトウェアを開発するに際して、派生開発の工数見積もり精度の向上を支援する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のモジュール再利用判定装置は、既開発のソースコードの再利用を検討するに際して、該ソースコードの構成モジュール単位に、再利用度の指標を算出して、再利用の可否を判定するモジュール再利用判定装置において、構成モジュールの再利用可否を判定する対象のソースコードを取得するソースコード取得部と、前記ソースコード取得部が取得した前記ソースコードに対応して、前記ソースコードに係る開発・保守データベースを検索して、構成モジュールより選択された対象モジュールの再利用度算出利用項目データを取得するデータ取得部と、前記データ取得部が取得した前記再利用度算出利用項目データより、対象モジュールのモジュール記憶度、モジュール信頼度を算出し、それらの値より対象モジュールの再利用度を算出するデータ解析部と、前記データ解析部が算出した前記対象モジュールの再利用度を登録された閾値と比較して、前記対象モジュールの再利用の可否を判定するモジュール再利用判定部と、前記ソースコードの構成モジュールをコールグラフのノードとして表すプログラム図を作成し、及び前記モジュール再利用判定部が再利用可能と判定したモジュールを表すノードを識別して表示するデータを作成するプログラム図作成制御部とを備えて構成される。
また、本発明の他の特徴としては、前記モジュール再利用判定装置において、前記データ解析部が、前記再利用度算出利用項目データとして、判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数、判定対象モジュールに対して実施したレビュー数、または判定対象モジュールに対して機能追加/修正した回数、の各データを使用して、再利用度算出利用項目データ表に記録する係数を乗算してモジュール記憶度を算出する。
また、本発明のその他の特徴としては、前記モジュール再利用判定装置において、前記データ解析部が、前記再利用度算出利用項目データとして、判定対象モジュールを呼ぶモジュール数、判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群のコミット日の最大差、または判定対象モジュールのテストされた回数、の各データを使用して、再利用度算出利用項目データ表に記録する係数を乗算してモジュール信頼度を算出する。
また、本発明のモジュール再利用判定方法は、既開発のソースコードの再利用を検討するに際して、該ソースコードの構成モジュール単位に、再利用度の指標を算出して、再利用の可否を判定するモジュール再利用判定方法において、構成モジュールの再利用可否を判定する対象のソースコードを取得する工程と、前記取得したソースコードに対応して、前記ソースコードに係る開発・保守データベースを検索して、構成モジュールより選択された対象モジュールの再利用度算出利用項目データを取得する工程と、前記再利用度算出利用項目データ毎に対応させて登録してある係数を乗算して、対象モジュールのモジュール記憶度、およびモジュール信頼度を算出し、それらの値より対象モジュールの再利用度を、ユーザ指定の再利用度算出式を選択して算出する工程と、前記算出した対象モジュールの再利用度を、前記再利用度算出式と対応して登録された閾値と比較して、前記対象モジュールの再利用の可否を判定する工程と、前記ソースコードの構成モジュールをコールグラフのノードとして表すプログラム図を表示部に表示し、及び再利用可能と判定したモジュールを表すノードを強調表示する工程とを有して構成される。
また、本発明のモジュール再利用判定プログラムは、既開発のソースコードの再利用を検討するに際して、コンピュータに、該ソースコードの構成モジュール単位に、再利用度の指標を算出して、再利用の可否を判定させるモジュール再利用判定プログラムであって、コンピュータに、構成モジュールの再利用可否を判定する対象のソースコードを取得するソースコード取得手順と、前記取得したソースコードに対応して、前記ソースコードに係る開発・保守データベースを検索して、構成モジュールより選択された対象モジュールの再利用度算出利用項目データを取得するデータ取得手順と、前記再利用度算出利用項目データ毎に対応させて登録してある係数を乗算して、対象モジュールのモジュール記憶度、およびモジュール信頼度を算出し、それらの値より対象モジュールの再利用度を、ユーザ指定の再利用度算出式を選択して算出するデータ解析手順と、前記算出した対象モジュールの再利用度を、前記再利用度算出式と対応して登録された閾値と比較して、前記対象モジュールの再利用の可否を判定するモジュール再利用判定手順と、前記ソースコードの構成モジュールをコールグラフのノードとして表すプログラム図を表示部に表示し、及び前記モジュール再利用判定手順で再利用可能と判定したモジュールを表すノードを強調表示するプログラム図作成制御手順とを実行させることを特徴とするモジュール再利用判定プログラムである。
本発明によれば、ソースコード内に含まれるモジュールに関し、該モジュールに対する記憶度や、該モジュールの信頼度を用いて、該モジュールが再利用可能か否かを判定する事で、派生開発工数の見積もり精度向上を支援する事が出来る。
実施例1に係るモジュール再利用判定装置のハードウェア及びシステム構成の一例を示す図である。 実施例1に係るモジュール再利用判定装置、情報装置A、及び情報装置Bの機能ブロックの一例を示す図である。 実施例における再利用度算出利用項目データ表の一例を示す図である。 実施例におけるモジュール別記憶度・信頼度データの一例を示す図である。 実施例におけるモジュール再利用度算出表の一例を示す図である。 実施例におけるモジュール別再利用度データの一例を示す図である。 実施例における、処理内容を記憶している、信頼性が高い、または他のソフトウェアへの適合性が高いために、再利用可能と判定したモジュールを強調表示するプログラム図作成フローチャートの一例を示す図である。 再利用判定対象モジュールを再利用判定する処理のステップS105の詳細フローチャートである。 再利用度算出利用項目係数やモジュール再利用度閾値の変更に応じてプログラム図が変化する一例を示す図である。 実施例2における再利用判定対象モジュールを再利用判定する処理のステップS105の詳細フローチャートである。 モジュール再利用度(1)閾値やモジュール再利用度(2)閾値の変更に応じてプログラム図が変化する一例を示す図である。
以下、本発明によるモジュール再利用判定装置、モジュール再利用判定方法、及びモジュール再利用判定プログラムに関する一実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
本実施例1では、複数のモジュールを含むモジュール再利用判定対象ソースコードに対して、ソフトウェア開発プロジェクトチームのメンバーが処理内容を記憶している(例えば、判定対象モジュールの作成日からの経過日数が浅いなどのため、メンバーの記憶度が高いと評価される場合)、またはモジュールの信頼性が高いと評価されるために、再利用可能だと判定したモジュールを強調したプログラム図を生成する装置、およびその方法の一例を示す。プログラム図の種類は複数考えられるが、本実施例では、プログラム図としてモジュールの呼出関係図をベースにして記載している。
図1は、実施例1に係るモジュール再利用判定装置100のハードウェア及びシステム構成の一例を示す図である。モジュール再利用判定装置100のハードウェアとして、中央処理装置101、キーボードやマウス等の入力装置102、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などにより構成される主記憶装置103、HDD(Hard Disk Drive)などにより構成される二次記憶装置104、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイなどにより構成される表示装置105、及びNIC(Network Interface Card)などにより構成される通信装置107を有する。尚、各装置は、バス106によって接続され、各装置間で相互にデータの送受信が可能である。また、モジュール再利用判定装置100は、例えば、インターネット等の通信ネットワーク130を介して、情報処理装置やネットワークストレージといった、ソフトウェア開発プロジェクトに関するデータベースを保存する事が可能な情報装置A110、および情報装置B120と接続されている。
図2は、実施例1に係るモジュール再利用判定装置100、情報装置A110、及び情報装置B120の機能ブロックの一例を示す図である。
演算部200は、中央処理装置101、および主記憶装置103により構成され、記憶部300に記憶されるモジュール再利用判定プログラム310を主記憶装置103にローディングして、中央処理装置101で実行することにより、ソースコード取得部201、データ取得部202、データ解析部203、モジュール再利用判定部204、描画指示部205、プログラム図作成制御部206の各機能を実現する。
ソースコード取得部201は、ソフトウェア開発プロジェクトなどで既開発のソースコードを構成するモジュールの再利用可否を確認するために、対象となるソースコードをデータベースより取得する。
データ取得部202は、前記対象となるソースコードが取得されたことに対応して、当該ソースコードが開発されたソフトウェア開発プロジェクトに係わる開発・保守データベースを検索して、ソースコードを構成するモジュールの再利用度を算出するために必要となる再利用度算出利用項目データを取得する。
データ解析部203は、ユーザが指定して、データベースから検索した再利用度算出利用項目データより、対象モジュールのモジュール記憶度、モジュール信頼度を算出して、それらの値より更に対象モジュールの再利用度を算出する。
モジュール再利用判定部204は、前記算出した対象モジュールの再利用度を、再利用度算出式と対応させて登録している閾値と比較して、前記対象モジュールの再利用の可否を判定する。
描画指示部205は、再利用の可否を判定した対象モジュールを、ソースコードのプログラム図の上で、再利用が可と判定された場合には明示するために強調表示処理をする。
プログラム図作成制御部206は、構成モジュールの再利用度を評価する対象のソースコードを入力して、その構成モジュールをコールグラフのノードとして表示するプログラム図の表示と、再利用可能なモジュールを強調表示する処理全体を制御する。
記憶部300は、二次記憶装置104、および主記憶装置103により構成され、モジュール再利用判定プログラム310、再利用度算出利用項目データ表320、モジュール別記憶度・信頼度データ330、モジュール再利用度算出表340、及びモジュール別再利用度データ350の各データを記憶する記憶領域を有する。モジュール再利用判定プログラム、および各データについては以降に説明する。
また、情報装置A110、および情報装置B120には、例えば既開発済みのソフトウェア開発プロジェクトAに関する開発・保守データベース360,380がそれぞれ構成されている。
尚、本実施例においては、モジュール再利用判定装置100の演算部200の機能ブロックの全てが中央処理装置101によって実行または操作されるソフトウェアプログラムやデータであるものとして説明するが、一部または全ては、ハードウェアとして実現されても良い。また、本来は、これらの機能ブロックに加え、各機能ブロックの起動や管理等を行うOS(Operating System)や制御プログラム等が存在するが、本実施例では、これらの機能ブロックの連携動作を適宜説明することとし、OSや制御プログラムがここで適宜説明された連携動作に必要となる機能ブロックの起動や動作管理を行う事は自明であるので、これらのOSや制御プログラムについては説明及び記載を省略する。
情報装置A110は、例えば既開発済みのソフトウェア開発プロジェクトAに関する開発・保守データを格納するデータベース360、及びその中にはプロジェクトAにおいて開発されたソースコードA370を備えている。例えば、ソースコードA370は、関数や変数等の部分的プログラムで構成されている。
情報装置B120は、ソフトウェア開発プロジェクトAに関するその他の開発・保守データベース380、及びその中にはプロジェクトAにおいて開発、記録、または収集されたその他の開発・保守データ390を備えている。
ソフトウェア開発プロジェクトの開発・保守データベースは、仕様・デザイン・ソースコード・テスト情報・インシデント情報・プロジェクト内のメール交信履歴情報など、ソフトウェア開発、および保守における各工程の様々な情報を一元管理する。リポジトリと呼ばれる。尚、プロジェクトAに関する開発・保守データベース360、及びプロジェクトAに関するその他の開発・保守データベース380は必ずしも上述の場所にある必要はなく、モジュール再利用判定装置100、情報装置A110、及び情報装置B120のいずれに格納されていても良い。
図3に、再利用度算出利用項目データ表320の一例を示す。再利用度算出利用項目データ表320には、判定対象のモジュールの再利用度(図5に算出式を示して後述するが、モジュールの再利用性の良否の程度を判定するために算出する指標)を算出するために利用する項目である、モジュール記憶度(A)324、またはモジュール信頼度(B)325という項目名321、モジュール再利用度算出利用項目内で分類されるデータを定義するデータ名322、及びモジュール再利用度算出利用項目の値を算出する際に使用する、データ毎の係数323を格納する。
ここで、モジュールの記憶度324とは、該モジュールの開発者を含む該モジュールの関係者(開発プロジェクトメンバー)が該モジュールを覚えているか否かの程度を示す指標であり、この値が高い程、モジュールの再利用可能性が高い傾向がある。
また、モジュールの信頼度325とは、モジュールが正常に動作するか否かの程度を示す指標であり、モジュールの記憶度と同じく、この値が高い程、モジュールの再利用可能性が高い傾向にある。
本実施例では、モジュール記憶度(A)324のデータとして、判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数(A1)、判定対象モジュールに対して実施したレビュー数(A2)、及び判定対象モジュールに対して機能追加/修正した回数(A3)を記載している。
また、モジュール信頼度(B)325のデータとして、判定対象モジュールを呼ぶモジュール数(B1)、判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群のコミット日の最大差(B2)、及び判定対象モジュールのテストされた回数(B3)を記載している。
「判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群のコミット日の最大差(B2)」を説明する。前記プロジェクトAに関する開発・保守データベース360などから、モジュールなどをプロジェクトメンバーのローカル環境にコピーしてきて、該モジュールに修正を加えた場合に、前記データベースへ修正後の差分情報を登録する。この差分情報を登録することをコミットと呼ぶ。判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群の各モジュールが修正された最終日(すなわち最新の更新日)は、前記データベース360に履歴が記録されているので、判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群の各モジュールのコミット日を比較して、最大差(B2)を求める。コミット日の最大差が大きい世代の異なるモジュールから呼ばれている判定対象モジュールは、コミット日の最大差が大きい程、より広い世代のモジュールからアクセスされていることより信頼度が高いと判定する。
図3の再利用度算出利用項目データ322毎に、モジュール記憶度(A)324やモジュール信頼度(B)325の算出で使用する係数323があり、A1は-1/365、A2は3、A3は5、B1は1、B2は1/365、B3は4とデータ表に記載している。これらの係数を利用したモジュール再利用度項目値の算出方法は後述する。
図4に、モジュール別記憶度・信頼度データ330のデータテーブルの一例を示す。モジュール別記憶度・信頼度データ330には、判定対象ソースコード内のモジュール331毎に、再利用度算出利用項目データ表320に記載してあるモジュール記憶度(A)データ名(A1〜A3)322、またはモジュール信頼度(B)データ名(B1〜B3)322それぞれに対応する、モジュール記憶度(A)またはモジュール信頼度(B)の値が算出され、モジュール記憶度(A)の各データ名欄332、またはモジュール信頼度(B)の各データ名欄333に値334が格納される。
値の算出は、再利用度算出利用項目データの値に、再利用度算出利用項目データ表320記載のデータ用係数323を乗算する事で行う。
例えば、データ名322が“判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数(A1)”のモジュール記憶度(A)は、“判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数(A1)”を、関係する開発・保守データ390から取得した上で、再利用度算出利用項目データ表320に記載してある、再利用度算出利用項目データに対応する係数323“-1/365”を乗算して算出する。他のデータ名322に対応するモジュール記憶度、またはモジュール信頼度に関しても、同様の方法で算出して、データテーブル330に格納する。
図5に、モジュール再利用度算出表340の一例を示す。モジュール再利用度算出表340には、判定対象モジュール毎に算出する、モジュール再利用度(判定対象モジュールの再利用性の良否の程度を判定するために算出する指標)の算出項目名341、再利用度算出式342、該算出式で使用する係数343、及び再利用判定で使用する閾値344を格納する。
本実施例では、算出項目341として、“記憶度”345、“信頼度”346、“記憶度と信頼度”347、及び“適合期待度”348の4つを記載している。算出項目“記憶度”345のモジュール再利用度は、ユーザが再利用度算出利用項目データ表320から使用するとして選択指定したデータ名322に関するモジュール記憶度Aの和を取る事で算出する。算出項目“信頼度”346のモジュール再利用度は、ユーザが使用するとして選択指定したデータ名322に関するモジュール信頼度Bの和を取る事で算出する。算出項目“記憶度と信頼度”347のモジュール再利用度は、ユーザが使用するとして選択指定したデータ名322に関するモジュール記憶度Aの和に係数C(0.5)を乗算した値と、ユーザが使用するとして選択指定したデータ名322に関するモジュール信頼度Bの和に係数C(0.5)を乗算した値の和を取る事で算出する。算出項目“適合期待度”348のモジュール再利用度は、二つ存在し、ユーザが使用するとして選択指定したデータ名322に関するモジュール記憶度Aの和(数式(1))と、ユーザが使用するとして選択指定したデータ名に関するモジュール信頼度Bの和(数式(2))である。
算出項目“記憶度と信頼度”347で使用している、モジュール記憶度(A)とモジュール信頼度(B)の係数C,Cは、本実施例では、0.5、0.5であり、双方合わせて1となる。これらの係数は、モジュールの再利用を考える上で、モジュール記憶度(A)とモジュール信頼度(B)のどちらをより重視するかを示す。もし、モジュール記憶度(A)が0.5より大きければ、モジュールの信頼性よりも、モジュールを覚えているかを重視し、逆にモジュール信頼度(B)が0.5より大きければ、モジュールを覚えているかよりも、モジュールの信頼性を重視している事を意味する。本実施例では記憶度と信頼度を同等の重要度で扱うものと仮定しているため、モジュール記憶度(A)とモジュール信頼度(B)の係数を同じ値としている。
算出項目“記憶度”345の閾値は3、算出項目“信頼度”346の閾値は10、算出項目“記憶度と信頼度”347の閾値は20、算出項目“適合期待度”348の閾値は、ユーザが使用するとして選択指定したデータ名322に関するモジュール記憶度の和(数式(1))の方が2、ユーザが使用するとして選択指定したデータ名322に関するモジュール信頼度の和(数式(2))の方が 3と記載している。後述するが、これらは再利用判定の際に用いる値である。尚、本実施例1では、算出項目“記憶度と信頼度”347の式でモジュール再利用度を算出するものとする。
図6のデータテーブルに、モジュール別再利用度データ350の一例を示す。モジュール別再利用度データ記憶領域350には、モジュール再利用度算出表340に記載しているモジュール再利用度の算出式342を使用して、モジュール351毎に計算した、モジュール再利用度352の算出値を格納する。
図7に、モジュール再利用判定装置100で、判定対象ソースコードA370を構成するモジュールの中で、各モジュールが再利用可能か否かをモジュール別再利用度データに基づいて判定して、判定対象ソースコードAのプログラム図上で再利用可能なモジュールを強調表示するプログラム図作成処理のフローチャートを示す。
本実施例のプログラム図作成処理は、ソフトウェア開発プロジェクトチームのメンバーが処理内容を記憶していると評価する評価指標、またはモジュールの信頼性が高いと評価する評価指標に基づいて、対象モジュールが再利用可能か否かを判定する。
ステップS100において、プログラム図作成制御部206が起動されて、プログラム図の作成処理を開始する。本実施例で実行されるプログラム図の作成処理は、可視化対象ソースコードを入力して、そのソースコードを構成するモジュールを例えばコールグラフのノードとして表示し、ノード間のエッジはモジュール呼出関係図などを参照して表示する公知の技術によりプログラム図(図9、図11を参照)を作成する。このプログラム図の上で、再利用が可能と判定されるモジュールを表すノードを協調表示する。
ステップS101において、入力装置102を用いて、例えば既開発済みのソフトウェア開発プロジェクトAに関する開発・保守データベース360の中から可視化するソースコードをユーザが指定する。本実施例では可視化対象ソースコードとしてソースコードA370を指定したものとする。ユーザが可視化対象ソースコードを指定すると、ソースコード取得部201が、通信装置107を介して、プロジェクトAに関する開発・保守データベース360の中から、可視化対象であるソースコードA370を取得する。もし開発・保守データベース360が巨大で、ソースコードA370の検索に時間が掛かりそうな場合には、ユーザ指示により、予め、評価対象として使いそうなファイルを、例えばモジュール再利用判定装置100といった高速な検索が可能となる場所へ移動またはコピーしておく事も考えられる。
また、同時に、データ取得部202が、通信装置107を介して、可視化対象であるソースコードA370に関する開発・保守データを取得する。該当する開発・保守データは、ソースコードA370が格納されている開発・保守データベース360に存在するデータに限らず、その他の情報装置、例えば情報装置B120に構成されているその他の開発・保守データベース380に格納されている例えばメールの交信履歴等のその他の開発・保守データ390を利用する事も考えられる。ソースコードの場合と同じく、この後の処理高速化に向け、ユーザ指示により、予め、使いそうなファイルを、例えばモジュール再利用判定装置100といった高速な検索が可能となる場所へ移動またはコピーしておく事も考えられる。
ステップS102において、入力装置102を用いて、モジュールの再利用判定を行うために用いる、再利用度算出利用項目データ名322、及び再利用度算出項目341をユーザが指定する。本実施例では、再利用度算出利用項目データ名として、モジュール記憶度(A)項目324の、判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数(A1)、判定対象モジュールに対して実施したレビュー数(A2)、及び判定対象モジュールに対して機能追加/修正した回数(A3)を、モジュール信頼度(B)項目325の、判定対象モジュールを呼ぶモジュール数(B1)、判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群のコミット日の最大差(B2)、及び判定対象モジュールのテストされた回数(B3)をユーザが指定したものとする。また、利用する再利用度算出項目341として、モジュール再利用度算出表340記載の“記憶度と信頼度”347をユーザが指定したものとする。
ステップS103において、プログラム図作成制御部206が、ステップS101で取得したソースコードA370に含まれる、未だ再利用判定を行っていないモジュールの内より、一つのモジュールを再利用判定対象モジュールとして取得する。
ステップS104において、ステップS103で取得したモジュールに関し、データ取得部202が、ステップS101で取得したソースコードA370に関する開発・保守データから、ステップS102でユーザが指定した再利用度算出利用項目データ名322に関するデータを取得する。
ステップS105において、データ解析部203が、ステップS104で取得したデータを解析して、再利用判定対象モジュールの再利用度を算出した上で、モジュール再利用判定部204が、該判定対象モジュールは再利用可能か否かを判定する。本判定では、再利用度算出利用項目データ表320に記載されたデータ名322のうち、“判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数”、“判定対象モジュールに対して実施したレビュー数”、“判定対象モジュールに対して機能追加/修正した回数”、“判定対象モジュールを呼ぶモジュール数”、“判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群のコミット日の最大差”、及び“判定対象モジュールのテストされた回数”を使用するものと想定している。判定が真であれば、ステップS106へ進む。判定が偽であれば、ステップS107へ進む。尚、本処理内容は後に詳述する。
ステップS106において、描画指示部205が、該判定対象モジュールを再利用可能なモジュールとしてプログラム図上で強調表示する。
ステップS107において、描画指示部205が、該判定対象モジュールを再利用可能でないモジュールとしてプログラム図上で強調表示しない。
ステップS108において、プログラム図作成制御部206が、ステップS101で取得したソースコードA370に未だ再利用判定を行っていないモジュールがあるか否かを判定する。再利用判定を行っていないモジュールがある場合は、ステップS103へ進む。再利用判定を行っていないモジュールが無い場合は、ステップS109へ進む。
ステップS109において、プログラム図作成制御部206が、プログラム図作成処理を終了する。
図8に、再利用判定対象モジュールを再利用判定する処理の一例であるステップS105の詳細フローチャートを示す。ステップS102にて、再利用度算出利用項目データ名322として、モジュール記憶度324に関するデータである、“判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数”、“判定対象モジュールに対して実施したレビュー数”、及び“判定対象モジュールに対して機能追加/修正した回数”を、また、モジュール信頼度325に関するデータである、“判定対象モジュールを呼ぶモジュール数”、“判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群のコミット日の最大差”、及び“判定対象モジュールのテストされた回数”をユーザが指定したことを想定している。また、利用する再利用度算出項目341として、モジュール再利用度算出表340記載の“記憶度と信頼度”347をユーザが指定したことを想定している。
ステップS201において、データ解析部203が、ステップS102でユーザが指定した再利用度算出利用項目データ名322に従って、判定対象モジュールのモジュール記憶度332、またはモジュール信頼度333の値を算出して、算出結果をモジュール別記憶度・信頼度データ330へ格納する。この際、ユーザが指定した再利用度算出利用項目データ名322に関するモジュール記憶度またはモジュール信頼度の値だけを算出するのではなく、再利用度算出利用項目データ表320に記載の全ての再利用度算出利用項目データ名322に関する値を算出しておく事も考えられる。値を算出してモジュール別記憶度・信頼度データ330へ格納したものは、次回、もし同じ値を計算する際には本処理のスキップが可能であり、処理の高速化を図る事が出来る。
モジュール記憶度またはモジュール信頼度の値の算出は、再利用度算出利用項目データ名322に対応するデータ値に、再利用度算出利用項目データ表320記載の係数323を乗算する事で行う。例えば、“判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数(A1)”に関するモジュール記憶度は、判定対象のモジュールが新規作成されてからの経過日数を、開発・保守データから取得し、その値に対し、再利用度算出利用項目データ表320記載の係数323“-1/365”を乗算する事で算出する。
ステップS202において、データ解析部203が、ステップS102でユーザが指定した再利用度算出利用項目データ名322に従って算出して、モジュール別記憶度・信頼度データ330に格納されている、モジュール記憶度、またはモジュール信頼度のデータ値と、モジュール再利用度算出表340に記載された再利用度算出式342を利用して、モジュール再利用度の算出を行い、算出結果をモジュール別再利用度データ350へ格納する。本実施例では、算出項目“記憶度と信頼度”347の算出式利用をユーザが指定した事を想定している。ユーザが指定したモジュール記憶度の和に係数0.5を乗算した値と、ユーザが指定したモジュール信頼度の和に係数0.5を乗算した値の和を取る事で算出する。
ステップS203において、モジュール再利用判定部204が、モジュール別再利用度データ350に格納されている、判定対象モジュールの再利用度352と、モジュール再利用度算出表340に格納されている閾値344、とを比較して、前者の値が後者の値以上であれば再利用可能と判定して、ステップS106へ進む。また、前者の値が後者の値未満であれば再利用不可と判定して、ステップS107へ進む。
本実施例の効果として、上述した特許文献1に存在した課題、すなわち利用実績が高いモジュールでも、時間経過等の要因で内容が曖昧になっている(忘れている)場合や、信頼性が低い場合は、再利用が難しく、工数見積もりの精度が悪かったという課題を解決する。つまり、プログラム図形式で可視化対象ソースコードに関係のある開発・保守情報を利用して、モジュールの記憶度や信頼度を算出し、これらをモジュールの再利用度の指標として利用する事で、再利用判定対象モジュールが再利用可能か否かを自動で判定する。該判定結果を用いて、ソフトウェア開発プロジェクトチームのメンバーが処理内容を記憶している、または信頼性が高いために再利用可能と判定したモジュールを強調したプログラム図を構築・表示する事で、工数見積もり精度の向上を支援する事が出来る。
本実施例のモジュール再利用判定装置100が、プログラム図作成制御部206によって作成して、表示装置105に表示するプログラム図においては、再利用度算出利用項目データ表320の係数323、またはモジュール再利用度算出表340の閾値344の各登録値を変更すれば、再利用可能として強調されるモジュールが変わる。本プログラム図を利用する目的や意図に応じて、どの程度を再利用可能モジュールとするか、また再利用可能モジュールとして信頼性を重視するか、記憶している事を重視するか、の考え方は異なる。そのため、例えば、再利用度算出利用項目データ表320の係数323、またはモジュール再利用度算出表340の閾値344の各登録値の代わりに、ユーザが指定した係数323、および閾値344の各値をプログラム図を表示する画面上で可変として、それらの値の変化に追随させてプログラム図を変化させて、ユーザが意図する方向にプログラム図を変えられる機能を実現する。
図9(A),(B)に示すプログラム図の下部に、再利用度算出利用項目係数323、モジュール再利用度閾値344を変化させるスライダを表示して、プログラム図を変化させるユーザ入力を受付ける動作モードを、プログラム図作成制御部206にユーザが指定入力して起動する。プログラム図作成制御部206は、1回のプログラム図作成処理を終了すると、直ちに次のプログラム図作成処理を起動して、ステップS102において、ユーザがスライダを動かして、新たな再利用度算出利用項目係数323、および/または、モジュール再利用度閾値344の値を入力するのを待機する。ユーザが、当初、スライダによって可変とする再利用度算出利用項目データ名322、及びモジュール再利用度算出項目341を指定入力することによって該当する再利用度算出利用項目係数323、及びモジュール再利用度閾値344の各スライダが作成されるので、以後は、ユーザがスライダを操作して、係数323、及び閾値344を変えるごとに、変えられた係数323、及び閾値344を反映して、プログラム図作成処理のステップS103以降が実行されて、変更後のプログラム図が描画される。
図9(A),(B)で示すプログラム図の中で、灰色のノードは再利用可能だと判定されたモジュールを示している。
図9(A)のように、モジュール再利用度閾値が10の時には6つのモジュールが再利用可能として強調表示されているが、モジュール再利用度閾値スライダを操作して、80へと変更した場合には、図9(B)のように2つのモジュールだけが再利用可能として強調表示されている。ここで、モジュール再利用度閾値は、ユーザが指定したモジュール再利用度算出項目341に対応する再利用度算出式によって算出される全てのモジュールの再利用度のうちの最大値を100として正規化した事を想定している。
尚、本実施例では、モジュール再利用度を、モジュールを強調表示するか否かで利用する事としたが、上記に限らず、様々な利用法が考えられる。
本実施例2では、複数のモジュールを含む可視化対象ソースコードに対して、他のソフトウェアへの適合性が高い、言い換えると枯れているために、再利用可能だと判定したモジュールを強調したプログラム図を生成する方法の一例を記す。尚、実施例1と大半が同じため、差分に焦点を当てて記述する。
図10に、本実施例2において、再利用判定対象モジュールを再利用判定する際の一例であるステップS105の詳細フローチャートを示す。ステップS102にて、再利用算出利用項目データ名322として、モジュール記憶度324に関するデータである、“判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数”、“判定対象モジュールに対して実施したレビュー数”、及び“判定対象モジュールに対して機能追加/修正した回数”を、またモジュール信頼度325に関するデータである、“判定対象モジュールを呼ぶモジュール数”、“判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群のコミット日の最大差”、及び“判定対象モジュールのテストされた回数”をユーザが指定した事を想定している。更に、ステップS102にて、ユーザが、再利用度算出項目341としてモジュール再利用度算出表340に記載されている“適合期待度”348を指定したものとする。“適合期待度”348を利用する場合には、ステップS105として、図8の処理の代わりに、図10の本処理が実行される。
ステップS301の処理は、ステップS201の処理と同じため、説明を省略する。
ステップS302において、データ解析部203が、ステップS102でユーザが指定した再利用度算出利用項目データ名322に従って算出して、モジュール別記憶度・信頼度データ330に格納されている、モジュール記憶度、またはモジュール信頼度のデータ値と、モジュール再利用度算出表340に記載された再利用度算出式342を利用して、モジュール再利用度の算出を行い、算出結果をモジュール別再利用度データ350へ格納する。本実施例では、算出項目“適合期待度”348の算出式利用をユーザが指定した事を想定している。ユーザが使用するとして選択指定したデータ名322に関するモジュール記憶度Aの和(数式(1))と、ユーザが選択使用するとして指定したデータ名322に関するモジュール信頼度Bの和(数式(2))で算出する。
ステップS303において、モジュール再利用判定部204が、モジュール別再利用度データ350に格納されている、判定対象モジュールの“適合期待度”再利用度(1)と、モジュール再利用度算出表340に格納されている閾値344、とを比較し、前者の値が後者の値未満であれば、ステップS304へ進む。また、前者の値が後者の値以上であれば、ステップS107へ進む。
ステップS304において、モジュール再利用判定部204が、モジュール別再利用度データ350に格納されている、判定対象モジュールの“適合期待度”再利用度(2)と、モジュール再利用度算出表340に格納されている閾値344、とを比較し、前者の値が後者の値以上であれば、ステップS106へ進む。また、前者の値が後者の値未満であれば、ステップS107へ進む。
つまり、他のソフトウェアへの適合性が高く汎用的に使えるモジュールとして、判定対象モジュールの処理内容は曖昧または忘れているが、信頼度は高いモジュールを抽出する。このようにして抽出したモジュールは、処理内容が曖昧または忘れていても、利用価値が高いという事で、モジュールとして汎用性が高い傾向にある。
本実施例の効果として、上述した特許文献1に存在した課題、すなわち利用実績が高いモジュールでも、他のソフトウェアへの適合性が低い場合は、再利用が難しく、工数見積もりの精度が悪かったという課題を解決する。つまり、プログラム図形式で可視化対象ソースコードに関係のある開発・保守情報を利用して、モジュールの記憶度や信頼度を算出し、これらをモジュールの再利用度の指標として利用する事で、再利用判定対象モジュールが再利用可能か否かを自動で判定する。該判定結果を用いて、他のソフトウェアへの適合性が高い、言い換えると枯れているために再利用可能と判定したモジュールを強調したプログラム図を構築・表示する事で、工数見積もり精度の向上を支援する事が出来る。
本実施例のモジュール再利用判定装置100が、プログラム図作成制御部206によって作成して、表示装置105に表示するプログラム図は、モジュール再利用度閾値(1)、またはモジュール再利用度閾値(2)を変更すれば、再利用可能として強調されるモジュールが変わる。本プログラム図を利用する目的や意図に応じて、どの程度を再利用可能モジュールとするか等の考え方は異なるため、例えば、モジュール再利用度算出表340に記載されたモジュール再利用度閾値(1)344やモジュール再利用度閾値(2)344の代わりに、図11(A),(B)で示すように、モジュール再利用度閾値(1)スライダ、またはモジュール再利用度閾値(2)スライダを調整してその値を利用する事で、目的や意図に応じて、プログラム図を適宜作り替える事も考えられる。
図11(A),(B)で示すプログラム図の中で、灰色のノードは再利用可能だと判定されたモジュールを示している。図11(A)のように、モジュール再利用度閾値(2)が10の時には6つのモジュールが再利用可能として強調表示されているが、モジュール再利用度閾値(2)スライダを操作して、80へと変更した場合には、図11(B)のように2つのモジュールだけが再利用可能として強調表示される。ここで、モジュール再利用度閾値(1)またはモジュール再利用度閾値(2)は、全てのモジュールの再利用度(1)353またはモジュール再利用度(2)354のうちの最大値を100として、それぞれ正規化した事を想定している。
尚、本実施例では、モジュール再利用度を、モジュールを強調表示するか否かで利用する事としたが、上記に限らず、様々な利用法が考えられる。
100 モジュール再利用判定装置
101 中央処理装置
102 入力装置
103 主記憶装置
104 二次記憶装置
105 表示装置
106 バス
107 通信装置
110 情報装置A
120 情報装置B
130 通信ネットワーク
200 演算部
201 ソースコード取得部
202 データ取得部
203 データ解析部
204 モジュール再利用判定部
205 描画指示部
206 プログラム図作成制御部
300 記憶部
310 モジュール再利用判定プログラム記憶領域
320 再利用度算出利用項目データ表記憶領域
321 項目名欄
322 データ名欄
323 係数欄
324 モジュール記憶度(A)
325 モジュール信頼度(B)
330 モジュール別記憶度・信頼度データ記憶領域
331 モジュール名欄
332 モジュール記憶度(A)の各データ名欄
333 モジュール信頼度(B)の各データ名欄
334 モジュール記憶度(A)またはモジュール信頼度(B)の値
340 モジュール再利用度算出表記憶領域
341 算出項目名欄
342 再利用度算出式欄
343 係数欄
344 閾値欄
345 算出項目“記憶度”
346 算出項目“信頼度”
347 算出項目“記憶度と信頼度”
348 算出項目“適合期待度”
350 モジュール別再利用度データ記憶領域
351 モジュール名欄
352 再利用度欄
353 モジュール再利用度(1)欄
354 モジュール再利用度(2)欄
360 プロジェクトAに関する開発・保守データベース
370 ソースコードA
380 プロジェクトAに関するその他の開発・保守データベース
390 プロジェクトAに関するその他の開発・保守データ

Claims (9)

  1. 既開発のソースコードの再利用を検討するに際して、該ソースコードの構成モジュール単位に、再利用度の指標を算出して、再利用の可否を判定するモジュール再利用判定装置であって、
    構成モジュールの再利用可否を判定する対象のソースコードを取得するソースコード取得部と、
    前記ソースコード取得部が取得した前記ソースコードに対応して、前記ソースコードに係る開発・保守データベースを検索して、構成モジュールより選択された対象モジュールの再利用度算出利用項目データを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部が取得した前記再利用度算出利用項目データより、対象モジュールのモジュール記憶度、モジュール信頼度を算出し、それらの値より対象モジュールの再利用度を算出するデータ解析部と、
    前記データ解析部が算出した前記対象モジュールの再利用度を登録された閾値と比較して、前記対象モジュールの再利用の可否を判定するモジュール再利用判定部と、
    前記ソースコードの構成モジュールをコールグラフのノードとして表すプログラム図を作成し、及び前記モジュール再利用判定部が再利用可能と判定したモジュールを表すノードを識別して表示するデータを作成するプログラム図作成制御部と
    を備えたことを特徴とするモジュール再利用判定装置。
  2. 請求項1に記載のモジュール再利用判定装置において、
    表示装置が、前記ソースコードの構成モジュールをコールグラフのノードとして表すプログラム図を表示して、その中の前記モジュール再利用判定部が再利用可能と判定したモジュールを表すノードを強調表示することを特徴とするモジュール再利用判定装置。
  3. 請求項1に記載のモジュール再利用判定装置において、
    前記データ解析部が、前記再利用度算出利用項目データとして、判定対象モジュールが新規作成されてからの経過日数、判定対象モジュールに対して実施したレビュー数、または判定対象モジュールに対して機能追加/修正した回数、の各データを使用して、再利用度算出利用項目データ表に記録する係数を乗算してモジュール記憶度を算出することを特徴とするモジュール再利用判定装置。
  4. 請求項1に記載のモジュール再利用判定装置において、
    前記データ解析部が、前記再利用度算出利用項目データとして、判定対象モジュールを呼ぶモジュール数、判定対象モジュールを呼んでいるモジュール群のコミット日の最大差、または判定対象モジュールのテストされた回数、の各データを使用して、再利用度算出利用項目データ表に記録する係数を乗算してモジュール信頼度を算出することを特徴とするモジュール再利用判定装置。
  5. 請求項3、または請求項4に記載のモジュール再利用判定装置において、
    前記データ解析部が、ユーザが指定した以下の再利用度算出式を選択して、
    (1)式:1つ以上の再利用度算出利用項目データを使用して算出した各モジュール記憶度の和、
    (2)式:1つ以上の再利用度算出利用項目データを使用して算出した各モジュール信頼度の和、
    (3)式:1つ以上の再利用度算出利用項目データを使用して算出した各モジュール記憶度の和に係数を乗算した値と、1つ以上の再利用度算出利用項目データを使用して算出した各モジュール信頼度の和に係数を乗算した値とを加算、
    (4)式:1つ以上の再利用度算出利用項目データを使用して算出した各モジュール記憶度の和と、1つ以上の再利用度算出利用項目データを使用して算出した各モジュール信頼度の和の両方の値を算出、
    いずれかの再利用度算出式を使用して、前記判定対象モジュールの再利用度を算出することを特徴とするモジュール再利用判定装置。
  6. 請求項5に記載のモジュール再利用判定装置において、
    前記モジュール再利用判定部が、前記データ解析部が選択した前記再利用度算出式が、(1)式、(2)式、または(3)式である場合には、算出された前記判定対象モジュールの再利用度と、前記再利用度算出式に対応付けて記録されている閾値とを比較して、前記再利用度が前記閾値以上である場合に、前記判定対象モジュールは再利用可能であると判定することを特徴とするモジュール再利用判定装置。
  7. 請求項5に記載のモジュール再利用判定装置において、
    前記モジュール再利用判定部が、前記データ解析部が選択した前記再利用度算出式が、(4)式である場合には、算出された前記判定対象モジュールの再利用度(各モジュール記憶度の和、各モジュール信頼度の和)と、前記再利用度算出式に対応付けて記録されている閾値(第1の閾値、第2の閾値)とを比較して、前記各モジュール記憶度の和が前記第1の閾値未満であり、及び前記各モジュール信頼度の和が前記第2の閾値以上である場合に、前記判定対象モジュールは再利用可能であると判定することを特徴とするモジュール再利用判定装置。
  8. 既開発のソースコードの再利用を検討するに際して、該ソースコードの構成モジュール単位に、再利用度の指標を算出して、再利用の可否を判定するモジュール再利用判定方法であって、
    構成モジュールの再利用可否を判定する対象のソースコードを取得する工程と、
    前記取得したソースコードに対応して、前記ソースコードに係る開発・保守データベースを検索して、構成モジュールより選択された対象モジュールの再利用度算出利用項目データを取得する工程と、
    前記再利用度算出利用項目データ毎に対応させて登録してある係数を乗算して、対象モジュールのモジュール記憶度、およびモジュール信頼度を算出し、それらの値より対象モジュールの再利用度を、ユーザ指定の再利用度算出式を選択して算出する工程と、
    前記算出した対象モジュールの再利用度を、前記再利用度算出式と対応して登録された閾値と比較して、前記対象モジュールの再利用の可否を判定する工程と、
    前記ソースコードの構成モジュールをコールグラフのノードとして表すプログラム図を表示部に表示し、及び再利用可能と判定したモジュールを表すノードを強調表示する工程とを有することを特徴とするモジュール再利用判定方法。
  9. 既開発のソースコードの再利用を検討するに際して、コンピュータに、該ソースコードの構成モジュール単位に、再利用度の指標を算出して、再利用の可否を判定させるモジュール再利用判定プログラムであって、
    コンピュータに、
    構成モジュールの再利用可否を判定する対象のソースコードを取得するソースコード取得手順と、
    前記取得したソースコードに対応して、前記ソースコードに係る開発・保守データベースを検索して、構成モジュールより選択された対象モジュールの再利用度算出利用項目データを取得するデータ取得手順と、
    前記再利用度算出利用項目データ毎に対応させて登録してある係数を乗算して、対象モジュールのモジュール記憶度、およびモジュール信頼度を算出し、それらの値より対象モジュールの再利用度を、ユーザ指定の再利用度算出式を選択して算出するデータ解析手順と、
    前記算出した対象モジュールの再利用度を、前記再利用度算出式と対応して登録された閾値と比較して、前記対象モジュールの再利用の可否を判定するモジュール再利用判定手順と、
    前記ソースコードの構成モジュールをコールグラフのノードとして表すプログラム図を表示部に表示し、及び前記モジュール再利用判定手順で再利用可能と判定したモジュールを表すノードを強調表示するプログラム図作成制御手順と、
    を実行させることを特徴とするモジュール再利用判定プログラム。
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