JP2015032141A - アセット情報管理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

アセット情報管理装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アセットの再利用性の変化を考慮してアセットに関する情報を管理する技術を提供する。【解決手段】再利用情報格納部2020は、アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する。ポリシー取得部2040は、再利用ポリシーを取得する。再利用ポリシーは、アセットの再利用性の更新方法を示す情報である。再利用性更新部2060は、再利用ポリシーに基づいて、再利用情報格納部2020に格納されているアセット基本情報に対応付けられている再利用性を更新する。【選択図】図1

Description

本発明は、アセット情報管理装置、制御方法、及びプログラムに関する。
IT システムの構築作業や運用作業を効率化するため、IT システムの構成要素であるハードウエア部品やソフトウエア部品の再利用が行われている。特に、クラウド環境上に IT システムが構築される場合、ハードウエア部品やソフトウエア部品が複数の IT システムに跨って繰り返し利用されるため、ハードウエア部品やソフトウエア部品の再利用性を高めることが重要となる。ここで、ハードウエア部品やソフトウエア部品、又はそれらの組み合わせなどを、再利用を検討する単位としてまとめたものを、アセットと呼ぶ。
アセットの再利用に関する先行技術文献として、特許文献1と2がある。特許文献1の発明は、製品のリサイクル性を高めるために、各部品のリサイクル性を考慮して製品の設計支援を行う設計支援装置である。特許文献2の発明は、同一の又は類似する特性を有する部品の組み合わせを求めることにより、製品の設計支援を行う設計支援装置である。この装置は、製品を劣化させる要因、製品の使用期間、各部品の耐用寿命、及び既存部品を構成する材料に関する情報などの情報を用いて、設計支援を行う。
特許第3873010号公報 特許第3917542号公報
アセットの構築時点とアセットの再利用時点との間には、時間差がある。その時間差は、月単位又は年単位になることも多い。その結果、アセットの構築時点とアセットの再利用時点との間において、アセットの再利用性が変化する場合がある。ここで、アセットの再利用性とは、そのアセットを再利用するためにそのアセットに施す必要がある改変の度合いや、アセットの構成要素の内、再利用可能な構成要素の割合などで表される。
例として、ソフトウエアコンポーネントを含むアセットについて説明する。このアセットの構築時点からこのアセットの再利用時点までの間に、アセットに含まれるソフトウエアコンポーネントの1つに欠陥が見つかり、そのソフトウエアコンポーネントの新たなバージョンがリリースされたとする。この場合、このアセットをそのまま再利用することはできず、再利用する前に上記ソフトウエアコンポーネントのバージョンアップが必要となる。
その他に、システムの構築環境や運用環境が変化した場合にも、その変化に応じてアセットの再利用性が変化する場合がある。
ところが、特許文献1や特許文献2の発明はいずれも、アセットの再利用性が変化することを考慮していない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、アセットの再利用性の変化を考慮してアセットに関する情報を管理する技術を提供することである。
本発明が提供するアセット情報管理装置は、アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する再利用情報格納部と、前記アセットの再利用性の更新方法を示す再利用ポリシーを取得するポリシー取得部と、前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する再利用性更新部と、を有する。
本発明が提供するプログラムは、コンピュータに、本発明が提供するアセット情報管理装置として動作する機能を持たせる。このプログラムは、このコンピュータに、本発明が提供するアセット情報管理装置が備える各機能構成部の機能を持たせる。
本発明が提供する制御方法は、コンピュータによって実行される。このコンピュータは、アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する再利用情報格納部を有する。当該制御方法は、前記アセットの再利用性の更新方法を示す再利用ポリシーを取得するポリシー取得ステップと、前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する再利用性更新ステップと、を有する。
本発明によれば、アセットの再利用性の変化を考慮してアセットに関する情報を管理する技術が提供される。
実施形態1に係るアセット情報管理装置を例示するブロック図である。 実施形態1に係るアセット情報管理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。 実施形態1のアセット情報管理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 アセット基本情報をテーブル形式で例示する図である。 アセットの再利用性を算出するための関数を例示するグラフである。 実施形態2に係るアセット情報管理装置を例示するブロック図である。 実施形態2のアセット情報管理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態3に係るアセット情報管理装置を例示するブロック図である。 アセット効果表示部によって出力される情報を例示する図である。 実施形態3のアセット情報管理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態4に係るアセット情報管理装置を例示するブロック図である。 実施形態5に係るアセット情報管理装置を例示するブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るアセット情報管理装置2000を例示するブロック図である。図1において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図1において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
アセット情報管理装置2000は、アセットに関する情報を扱う。アセットとは、ハードウエア部品やソフトウエア部品、又はそれらの組み合わせなどを、再利用を検討する単位としてまとめたものである。例えばアセットの1つとして、ファイルがある。ファイルは、そのファイルの中身であるデータと、そのデータを格納している記憶領域との組み合わせで構成されるアセットである。この記憶領域は、例えばハードディスクやメモリ上の領域である。ここで、上記データはソフトウエア部品の一種であり、ハードウエア領域はハードウエア部品の一種である。また、上記ファイルは、文書ファイル、プログラムを記述したソースファイル、ソースファイルを実行可能な形式に変換した実行ファイルなどの種々のファイルである。以下、アセットを構成するソフトウエア部品やハードウエア部品などの各部品を、アセットの構成要素と表記する。
その他にもアセットは、要求定義書、基本設計書、機能仕様書、又は運用マニュアルなどの文書ファイルを含む。また、顧客情報やログなどのデータファイルを含む。また、ノウハウや手順、業務プロセスなど、時点において暗黙として扱われる情報であるものの、文書ファイルなどに記述することで形式知化できる情報を含む。
アセット情報管理装置2000は、種々の計算機である。例えばアセット情報管理装置2000は、PC(Personal Computer)、サーバ計算機、又は携帯型計算機などである。
アセット情報管理装置2000は、再利用情報格納部2020、ポリシー取得部2040、及び再利用性更新部2060を有する。以下、それぞれについて説明する。
<再利用情報格納部2020>
再利用情報格納部2020は、アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する。
<ポリシー取得部2040>
ポリシー取得部2040は、再利用ポリシーを取得する。再利用ポリシーは、アセットの再利用性の更新方法を示す情報である。例えば再利用ポリシーは、アセットごとにそのアセットの再利用性の更新方法を示す。その他にも例えば、再利用ポリシーは、関連する複数のアセットについて、それらのアセットの再利用性の更新方法をまとめて示す。その他にも例えば、再利用ポリシーが示す更新方法は、全てのアセットについて共通の方法でもよい。
<再利用性更新部2060>
再利用性更新部2060は、再利用ポリシーに基づいて、再利用情報格納部2020に格納されているアセット基本情報に対応付けられている再利用性を更新する。
以上の構成により、本実施形態のアセット情報管理装置2000によれば、再利用情報格納部2020に格納されているアセット基本情報に対応付けられる再利用性が、再利用ポリシーに基づいて更新される。ここで、アセットの再利用性は、時間の経過や環境の変化に伴って変化する場合がある。本実施形態によれば、時間の経過や環境の変化などに応じたアセットの再利用性の変化を加味して作成した再利用ポリシーをアセット情報管理装置2000に与えることで、時間の経過や環境の変化などに応じて、アセット基本情報に対応付けられるアセットの再利用性が更新される。したがって、本実施形態のアセット情報管理装置2000によれば、アセットの再利用性が更新されない場合と比較し、アセットの利用者がアセットの再利用性をより正確に把握することができる。
<ハードウエア構成>
アセット情報管理装置2000が有する各機能構成部は、例えば、個々に又は複数組み合わせられた状態で、少なくとも1つのハードウエア構成要素として実現される。その他にも例えば、各機能構成部は、少なくとも1つのソフトウエア構成要素として実現される。その他にも例えば、各機能構成部は、ハードウエア構成要素とソフトウエア構成要素の組み合わせにより実現される。
図2は、実施形態1に係るアセット情報管理装置2000のハードウエア構成を例示するブロック図である。図2において、アセット情報管理装置2000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、及びストレージ1080を有する。
バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、及びストレージ1080が相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1040は、例えば CPU (Central Processing Unit) や GPU (Graphics Processing Unit) などの演算処理装置である。メモリ1060は、例えば RAM (Random Access Memory) や ROM (Read Only Memory) などのメモリである。ストレージ1080は、例えばハードディスク、SSD (Solid State Drive)、又はメモリカードなどの記憶装置である。また、ストレージ1080は、RAM や ROM 等のメモリであってもよい。
ポリシー取得モジュール1240は、アセット情報管理装置2000に、ポリシー取得部2040の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、ポリシー取得モジュール1240を実行することで、ポリシー取得部2040の機能を実現する。
再利用性更新モジュール1260は、アセット情報管理装置2000に、再利用性更新部2060の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、再利用性更新モジュール1260を実行することで、再利用性更新部2060の機能を実現する。
例えばプロセッサ1040は、上記各モジュールをメモリ1060上に読み出して実行する。ただし、プロセッサ1040は、上記各モジュールを、メモリ1060上に読み出さずに実行してもよい。
ストレージ1080は、アセットの再利用性に対応付けて、そのアセットに関するアセット基本情報1220を格納する。これにより、ストレージ1080は、再利用情報格納部2020の機能を実現する。また、ストレージ1080は、上記各モジュールを格納する。
アセット情報管理装置2000のハードウエア構成は、図2に示した構成に限定されない。例えば、アセット基本情報1220及び上記各モジュールは、メモリ1060に格納されてもよい。この場合、アセット情報管理装置2000は、ストレージ1080を備えていなくてもよい。
<処理の流れ>
図3は、実施形態1のアセット情報管理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS102において、ポリシー取得部2040は、再利用ポリシーを取得する。ステップS104において、再利用性更新部2060は、再利用情報格納部2020に格納されているアセット基本情報に対応付ける再利用性を更新する。
複数のアセットについて再利用性を更新する場合、アセット情報管理装置2000は、例えばステップS102において全てのアセットについての再利用ポリシーを取得した後、各アセットについてステップS104を実行する。その他にも、アセット情報管理装置2000は、各アセットを対象としてステップS102及びS104を順次繰り返してもよい。
以下、本実施形態のアセット情報管理装置2000について、さらに詳細に説明する。
<再利用性の詳細>
前述したように、アセットの再利用性は、そのアセットが再利用できる度合いを表す。例えばアセットの再利用性は、そのアセットについて、「再利用する際に改変が必要か否か」や「改変しても再利用できない構成要素があるか否か」などの情報を示す。また、アセットの再利用性は、そのアセットの構成要素それぞれについて、「再利用する際に改変が必要か否か」や「改変しても再利用できないか否か」などの情報を示してもよい。
アセットの再利用性は、そのアセットが再利用できる度合いを数値で表してもよい。例えば、数値化したアセットの再利用性は、アセットの全構成要素のうち、改変が不要な構成要素の割合を示す。その他にも例えば、数値化したアセットの再利用性は、アセットの全構成要素のうち、改変しても再利用できない構成要素の割合を示す。また、数値化したアセットの再利用性は、改変せずに再利用できる構成要素、改変すれば再利用できる構成要素、改変しても再利用できない要素にそれぞれ異なる重みを付与し、その重みを合計した値などで表されてもよい。
<アセット基本情報の詳細>
アセット基本情報は、アセットに関する情報を示す。例えばアセット基本情報は、アセットの ID に対応付けて、アセットの属性を示す。アセットの属性は、例えばアセットの名称、アセットの種類、アセットの構築時点、又はアセットを構成する構成要素などを示す。
図4は、アセット基本情報をテーブル形式で例示する図である。図4に示すアセット基本情報を、アセット基本情報テーブル200と表記する。アセット基本情報テーブル200の各レコードは、アセット ID 202に対応付けて、そのアセット ID 202で特定されるアセットの属性204を示す。属性204は、名称206、種類208、構築時点210、工程212、実績工数214、及び構成要素216を示す。なお、属性204に含まれる各属性は、これらに限定されない。
また、アセット基本情報は、アセットの各構成要素それぞれについて、その構成要素の属性を示してもよい。例えば構成要素の属性は、構成要素の名称、構成要素の作成時点、又は構成要素の更新時点などを示す。
アセット基本情報は、アセットについて、そのアセットの再利用性の変化に関する情報を示してもよい。アセットの再利用性の変化に関する情報は、例えば、アセットの再利用性が変化する時点や、アセットの再利用性が変化するまでの期間を示す。
なお、アセット基本情報は、アセットの構成要素ごとに、その構成要素の種類や、その構成要素の再利用性の変化に関する情報を示してもよい。構成要素の再利用性の変化に関する情報は、例えば、その構成要素の再利用性が変化する時点や、その構成要素の再利用性が変化するまでの期間を示す。
<再利用ポリシーの詳細>
再利用ポリシーは、アセットの再利用性の更新方法を示す情報である。例えば再利用ポリシーは、アセットを特定する条件と、その条件に当てはまるアセットの更新方法を対応付けて示す。例えば、アセットを特定する条件は、アセットの ID やアセットの属性を用いて表される。具体的には、アセットを特定する条件は、「アセットの ID が所定の ID であること」、「アセットの名称が所定の文字列を含んでいること」、「アセットの種類が所定の種類であること」、又は「アセットが所定の構成要素を含んでいること」などの条件や、これらの条件の組み合わせなどで表される。また、この条件は、「アセットの ID が所定の ID でいないこと」のように否定の条件を表すものであってもよい。また、この条件は、「アセットの ID が所定の ID 群に含まれること」のように、アセットの ID や属性が満たすべき条件を、集合を用いて表してもよい。
上記条件を満たすアセットに対応する更新方法は様々である。例えば、更新方法は、「アセットの再利用性を、再利用する際に改変が必要であるという状態に変更する」という更新方法である。その他にも例えば、更新方法は、「アセットの再利用性を、再利用する際に改変が必要であるという状態に変更する」という更新方法である。
その他にも例えば、アセットの再利用性が数値で表されている場合、更新方法は、数値化したアセットの算出方法を示す。この算出方法は、例えば関数や定数で表される。図5は、アセットの再利用性を算出するための関数を例示するグラフである。この例において、アセットの再利用性を表す数値は、アセットの構築時点からの経過時点に応じて算出される。例えばこの関数は、構築期間、安定期間、及び部分改変期間の各区間における故障率の変化を、ワイブル分布などを用いてモデル化して結合することでバスタブ曲線を作成し、さらにそのバスタブ曲線を転置することで作成される。ここで、構築期間は、アセットの構築を行う期間である。また、安定期間は、構築されたアセットが安定して利用できると予想される期間である。部分改変期間は、アセットの部分的な改変が必要となると予想される期間である。
再利用ポリシーの実現方法は様々である。例えば再利用ポリシーは、XML(Extensible Markup Language)などのマークアップ言語で記述される。その他にも例えば、再利用ポリシーは、データベースに格納されるテーブルとして実現される。その他にも例えば、再利用ポリシーは、スクリプトなどのプログラムとして実現される。再利用ポリシーがプログラムとして実現される場合、例えば再利用性更新部2060は、アセット基本情報を入力としてこのプログラムを実行することで、アセット基本情報に対応するアセットの再利用性を算出する。
以下に、プログラムとして実現した再利用ポリシーを例示する。
<<プログラムとして実現した再利用ポリシー>>
if (($Asset.name has 'マニュアル')
and ($CrruentTime - $Asset.createTime > $Period1))
then $Asset.level = remanufacturing;
上記プログラムにおいて、$ は変数であることを表す接頭辞である。この再利用ポリシーは、「アセットの名称($Asset.name)がマニュアルという文字列を含み、かつアセットの構築時点から現在時点までの経過時間が変数 Period1 に設定された時間より大きい」という条件を満たした場合に、アセットの再利用性($Asset.level)を remanufacturing に変更することを示している。ここで、remanufacturing という再利用性は、「一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ上記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できる」ということを意味する。
<再利用性を更新する契機>
再利用性更新部2060がアセットの再利用性を更新する契機は様々である。例えば再利用性更新部2060は、ポリシー取得部2040によって新たな再利用ポリシーが取得されたことを契機として、アセットの再利用性を更新する。この場合、再利用性更新部2060は、新たな再利用ポリシーに基づいて、再利用性更新部2060に格納されているアセット基本情報に対応付ける再利用性を更新する。
ここで、新たな再利用ポリシーは、古い再利用ポリシーを上書きするものであってもよいし、古い再利用ポリシーの一部に対して追加や変更を行うものであってもよい。例えば、再利用ポリシーに示す更新方法が、図5に示す関数で表されているとする。この場合、新たな再利用ポリシーは、古い再利用ポリシーに示されている関数とは別の関数を示す情報であってもよいし、古い再利用ポリシーに示されている関数のパラメタ(例:各期間の長さや関数の傾きなど)を変更する情報であってもよい。
再利用性を更新する契機の別の例として、「再利用ポリシーによって示されている更新条件が満たされたこと」という契機がある。この場合、例えば再利用ポリシーは、「アセットを特定する条件、更新条件、更新方法」を対応付けて示す。再利用性更新部2060は、更新条件が満たされた場合、更新方法に基づいて、アセットを特定する条件に当てはまる各アセットの再利用性を更新する。
例えば更新条件は、アセットの再利用性を更新する時点を示す。再利用性更新部2060は、現在時点が、再利用ポリシーが示す更新時点になった場合に、再利用ポリシーで特定されるアセットの再利用性を更新する。この場合、例えば再利用性更新部2060は、再利用ポリシーを取得した時、再利用ポリシーが示す更新時点が到来したことを後に検知できるようにするために、タイマーを設定する。その他にも例えば、再利用性更新部2060は、現在時点と再利用ポリシーが示す更新時点とを比較する処理を定期的に行うことで、更新時点が到来したことを検知してもよい。
また、更新条件は、アセットの再利用性を更新するまでの期間を表してもよい。この期間の開始時点は、例えばアセットの構築時点である。再利用性更新部2060は、再利用ポリシーで特定されるアセットの構築時点と現在時点との差分を、再利用性を更新するまでの期間と比較することで、このアセットの再利用性を更新するまでの期間が経過したことを検出する。例えば再利用性更新部2060は、この比較を定期的に行うことで、アセットの再利用性を更新するまでの期間が経過したことを検出する。その他にも例えば、再利用性更新部2060は、再利用ポリシーを取得した時、再利用ポリシーで特定されるアセットの構築時点と現在時点との差分を算出し、この差分が示す時間が経過したことを検出するためのタイマーを設定してもよい。
また、前述したように、アセット基本情報に、そのアセットの再利用性の変化に関する情報が示されているとする。この場合、再利用性更新部2060は、このアセットの再利用性の変化に関する情報を、上記更新条件と同様に扱って、アセットの再利用性を更新してもよい。例えば、アセット基本情報に、そのアセットの再利用性が変化する時点が示されている場合、再利用性更新部2060は、現在時点が、アセット基本情報に示されている上記時点になった場合に、そのアセット基本情報に対応付ける再利用性を更新する。
<作用・効果>
以上の構成により、本実施形態のアセット情報管理装置2000によれば、再利用情報格納部2020に格納されているアセット基本情報に対応付けられる再利用性が、再利用ポリシーに基づいて更新される。ここで、アセットの再利用性は、時間の経過や環境の変化に伴って変化する場合がある。本実施形態によれば、時間の経過や環境の変化などを加味して作成した再利用ポリシーをアセット情報管理装置2000に与えることで、時間の経過や環境の変化などに応じて、アセット基本情報に対応付けられるアセットの再利用性が更新される。したがって、本実施形態のアセット情報管理装置2000によれば、アセットの再利用性が更新されない場合と比較し、アセットの利用者がアセットの再利用性をより正確に把握することができる。
また、上述したように、例えば再利用性更新部2060は、ポリシー取得部2040によって新たな再利用ポリシーが取得されたことを契機として、アセットの再利用性を更新する。この場合、新たな再利用ポリシーをアセット情報管理装置2000に対して入力することで、アセットの再利用性を更新する必要があることをアセット情報管理装置2000に対して通知することができる。そのため、アセット情報管理装置2000は、アセットの再利用性を更新する必要があることを、容易に知ることができる。
また、各アセットの再利用性がどのように変化するかを予め正確に把握しておくことは難しい場合がある。このような場合、再利用ポリシーの更新が必要となる。そこで、新たな再利用ポリシーが取得された場合に新たな再利用ポリシーに基づいてセットの再利用性を更新するようにすることで、再利用ポリシーを更新することが可能となる。その結果、アセットの再利用性の変化の仕方が予め正確に予測できない場合においても、再利用ポリシーの更新を通じて、アセットの再利用性をより正確に管理できる。
また、上述したように、例えば再利用性更新部2060は、再利用ポリシーによって示されている更新条件が満たされたことを契機として、アセット基本情報に対応付ける再利用性を更新する。この場合、再利用性更新部2060は、更新条件に示される様々な条件を契機として、アセットの再利用性を更新できる。したがって、アセット情報管理装置2000によるアセットの再利用性の更新を、柔軟に行うことができる。
[実施形態2]
図6は、実施形態2に係るアセット情報管理装置2000を例示するブロック図である。図6において、矢印は情報の流れを表している。また、図6において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態2の再利用情報格納部2020は、Reuse 格納部2022、Remanufacturing 格納部2024、及び Recycling 格納部2026を含む。Reuse 格納部2022、Remanufacturing 格納部2024、及びRecycling 格納部2026は、それぞれ異なる再利用性に対応するアセット基本情報を格納する。つまり、実施形態2のアセット情報管理装置2000は、アセットの再利用性に応じてそのアセットに関するアセット基本情報を格納する格納部を異ならせることで、アセット基本情報とアセットの再利用性とを対応付ける。
Reuse 格納部2022は、全ての構成要素を改変することなく再利用できるアセットに関するアセット基本情報のみを格納する。Remanufacturing 格納部2024は、一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ上記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できるアセットに関するアセット基本情報を格納する。つまり、Remanufacturing 格納部2024に格納されているアセット基本情報に対応するアセットは、一部の構成要素を改変する必要があるものの、全ての構成要素を再利用できる。Recycling 格納部2026は、一部の構成要素は改変しても再利用できないアセットに関するアセット基本情報のみを格納する。
<振分部2080>
振分部2080は、再利用性更新部2060によって更新された再利用性に基づき、その再利用性に対応付けるアセット基本情報を、Reuse 格納部2022、Remanufacturing 格納部2024、又はRecycling 格納部2026に格納する。振分部2080は、更新された再利用性が、全ての構成要素を改変することなく再利用できることを示している場合のみ、その再利用性に対応付けるアセット基本情報を、Reuse 格納部2022に格納する。
また、振分部2080は、更新された再利用性が、一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ上記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できることを示している場合のみ、その再利用性に対応付けるアセット基本情報をRemanufacturing 格納部2024に格納する。
さらに、振分部2080は、更新された再利用性が、一部の構成要素は改変しても再利用できないことを示している場合のみ、そのアセット基本情報をRecycling 格納部2026に格納する。
なお、アセット基本情報について、対応する再利用性を更新する前に格納されていた格納部と、更新された再利用性に基づいて決定された格納部とが異なる場合、振分部2080は、再利用性を更新する前にこのアセット基本情報を格納していた格納部から、このアセット基本情報を削除してもよい。
また上記の場合、アセット基本情報を格納部から削除する代わりに、アセット基本情報に有効性を表すフラグ(以下、有効フラグ)を対応付け、そのフラグが「無効である」という状態を示すようにしてもよい。こうすることで、アセット基本情報に対応付けられている有効フラグの値を変更するのみで、アセット基本情報の有効な格納先を変更することができる。その結果、アセット基本情報の格納先を変更する処理に要する時間が短くなる。
<処理の流れ>
図7は、実施形態2のアセット情報管理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。なお、ステップS102及びS104は、図3で示したステップS102及びS104と同様である。
ステップS202において、振分部2080は、更新されたアセットの再利用性が、「全ての構成要素を改変することなく再利用できる」ことを示しているか否かを判定する。アセットの再利用性が「全ての構成要素を改変することなく再利用できる」ことを示している場合(ステップS202:YES)、図7の処理はステップS204に進む。ステップS204において、振分部2080は、アセット基本情報を Reuse 格納部2022に格納する。
一方、ステップS202において、アセットの再利用性が「全ての構成要素を改変することなく再利用できる」ことを示していない場合(ステップS202:NO)、図7の処理はステップS206に進む。ステップS206において、振分部2080は、アセットの再利用性が「一部の構成要素は改変しても再利用できない」ことを示しているか否かを判定する。アセットの再利用性が「一部の構成要素は改変しても再利用できない」ことを示していない場合(ステップS206:NO)、図7の処理はステップS208に進む。ステップS208において、振分部2080は、アセット基本情報を Remanufacturing 格納部2024に格納する。
一方、アセットの再利用性が「一部の構成要素は改変しても再利用できない」ことを示している場合(ステップS206:YES)、図7の処理はステップS210に進む。ステップS210において、振分部2080は、アセット基本情報を Recycling 格納部2026に格納する。
なお、複数のアセット基本情報について、対応付けるアセットの再利用性が更新された場合、振分部2080は、これら各アセット基本情報それぞれについて、ステップS202〜S210の処理を行う。
<作用・効果>
本実施形態のアセット情報管理装置2000によれば、アセットの再利用性に基づいて、アセット基本情報の格納先が、Reuse 格納部2022、Remanufacturing 格納部2024、又はRecycling 格納部2026のいずれかに振り分けられる。こうすることにより、再利用情報格納部2020に格納されているアセット基本情報を検索する場合にかかる検索時間が短くなる。また、本実施形態によれば、どの格納部に格納されているかによってアセット基本情報に対応するアセットの再利用性が表されるため、アセットの再利用性を示す情報を格納部に格納する必要がない。その結果、格納部に格納される情報量が小さくなるため、格納部のリソースの利用効率が高くなる。
[実施形態3]
図8は、実施形態3に係るアセット情報管理装置2000を例示するブロック図である。図8において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図8において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態3のアセット情報管理装置2000は、使用計画情報取得部2100、スクラッチ開発コスト取得部2120、再利用開発コスト取得部2140、管理コスト取得部2160、及びアセット効果算出部2180を有する。以下、それぞれについて説明する。
<使用計画情報取得部2100>
使用計画情報取得部2100は、使用計画情報を取得する。使用計画情報は、アセットを使用する計画を示す。例えば使用計画情報は、各アセットについて、そのアセットを利用して開発を行う頻度や、そのアセットを利用できる期間などを表す。
<スクラッチ開発コスト取得部2120>
スクラッチ開発コスト取得部2120は、スクラッチ開発コストを取得する。スクラッチ開発コストは、あるアセットについて、そのアセットを再利用せずに開発を行う場合にかかるコストである。スクラッチ開発コストが表すコストは、例えば、アセットを再利用せずに開発を行う場合にかかる作業時間の実績値又は見積もり値などである。
<再利用開発コスト取得部2140>
再利用開発コスト取得部2140は、再利用開発コストを取得する。再利用開発コストは、あるアセットについて、そのアセットを再利用して開発を行う場合にかかるコストである。再利用開発コストが表すコストは、例えば、アセットを再利用して開発を行う場合にかかる作業時間の見積もり値である。
<管理コスト取得部2160>
管理コスト取得部2160は、管理コストを取得する。管理コストは、あるアセットについて、そのアセットに関する情報をアセット情報管理装置2000で管理するためのコストである。例えば管理コストが表すコストは、アセットに関する情報(例:アセット基本情報)の構築にかかる作業時間である。また、この管理コストが表すコストには、アセット情報管理装置2000のメンテナンス作業にかかる作業時間を各アセットについて分割した時間(例:等分した時間)を含めてもよい。
上記各取得部が情報を取得する方法は様々である。例えば上記各取得部は、外部の装置から入力される情報を取得する。その他にも例えば、上記各取得部は、手動で入力される情報を取得する。さらに上記各取得部は、外部の装置にアクセスして情報を取得してもよい。
<アセット効果算出部2180>
アセット効果算出部2180は、あるアセットを利用することによる効果(アセット効果)を算出する。あるアセットに関するアセット効果は、そのアセットに関する情報をアセット情報管理装置2000によって管理することによって生じる効果である。アセット効果算出部2180は、あるアセットに関するアセット効果を、そのアセットの使用計画情報、そのアセットのスクラッチ開発コスト、そのアセットの再利用開発コスト、及びそのアセットの管理コストに基づいて算出する。
例えば、あるアセットに関するスクラッチ開発コストと再利用開発コストとを比較すると、そのアセットを再利用して開発することによって、1回の開発当たりでどの程度開発コストが削減されるかが分かる。さらに、1回の開発当たりで削減される開発コストと適用計画情報とによって、そのアセットを利用した開発において削減される開発コストの合計が分かる。アセット効果は、この削減されるコストの合計が、アセットの管理に要する管理コストよりも大きいか否かを判断するための指標となる。ただし、アセット効果は、この指標に限定されない。
例えばアセット効果は、対象のアセットについて、そのアセットを利用する回数と、そのアセットをその回数利用して開発を行った場合におけるコスト削減効果を対応付けて表す。このアセット効果を参照することで、アセット情報管理装置2000を用いて上記アセットを管理することで利益を得るためには、そのアセットを再利用する開発を何回行えばよいかが分かる。そのため、アセット情報管理装置2000を用いてこのアセットを管理すべきか否かの判断や、このアセットに関する使用計画の見直しなどが容易になる。
なお、実施形態3のアセット情報管理装置2000は、算出したアセット効果を表示するアセット効果表示部を更に有してもよい。図9は、アセット効果表示部によって出力される情報を例示する図である。図9は、対象のアセットを再利用した開発による損益分岐点が、「使用回数=3回」であることを示している。したがってこの例の場合、対象のアセットを再利用した開発を4回以上行うことで、このアセットを管理することによる利益が得られる(効果がある)ことを示している。
<処理の流れ>
図10は、実施形態3のアセット情報管理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS302において、使用計画情報取得部2100は、使用計画情報を取得する。ステップS304において、スクラッチ開発コスト取得部2120は、スクラッチ開発コストを取得する。ステップS306において、再利用開発コスト取得部2140は、再利用開発コストを取得する。ステップS308において、管理コスト取得部2160は、管理コストを取得する。ステップS310において、アセット効果算出部2180は、使用計画情報、スクラッチ開発コスト、再利用開発コスト、及び管理コストに基づいて、アセット効果を算出する。
<作用・効果>
本実施形態のアセット情報管理装置2000によれば、アセット情報管理装置2000を用いてアセットに関する情報を管理することの効果であるアセット効果が算出される。アセットを管理する場合、アセットを管理することによるメリット(例:開発コストの削減)が、アセットを管理することによるデメリット(例:管理コスト)を上回る必要がある。本実施形態のアセット情報管理装置2000によれば、各アセットについて、そのアセットをアセット情報管理装置2000によって管理することの効果を任意のタイミングで算出することができる。その結果、アセット情報管理装置2000によってそのアセットを管理すべきか否かの判断や、そのアセットの使用計画を見直す判断を、容易かつ柔軟に行えるようになる。
[実施形態4]
図11は、実施形態4に係るアセット情報管理装置2000を例示するブロック図である。図11において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図11において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態4のアセット情報管理装置2000は、検索情報取得部2200及び検索実行部2220を有する。
<検索情報取得部2200>
検索情報取得部2200は、検索対象のアセットを特定する情報である検索情報を取得する。検索情報取得部2200が検索情報を取得する方法は様々である。例えば検索情報取得部2200は、外部の装置から入力される検索情報を取得する。その他にも例えば、検索情報取得部2200は、手動で入力される検索情報を取得する。さらに検索情報取得部2200は、外部の装置にアクセスして、検索情報を取得してもよい。
<検索実行部2220>
検索実行部2220は、再利用情報格納部2020に格納されているアセット基本情報の中から、検索情報取得部2200によって取得された検索情報によって特定されるアセット基本情報を特定する。さらに、再利用開発コスト取得部2140は、特定されたアセット基本情報に対応するアセットの再利用性を特定する。
<作用・効果>
本実施形態によれば、検索情報に基づいて、再利用情報格納部2020に格納されている検索対象のアセット基本情報、及びそのアセット基本情報に対応するアセットの再利用性が特定される。したがって、各アセットについて、そのアセットの再利用性がどの程度であるかを知ることができる。
なお、実施形態4のアセット情報管理装置2000が、実施形態3のアセット情報管理装置2000が有する使用計画情報取得部2100、スクラッチ開発コスト取得部2120、再利用開発コスト取得部2140、管理コスト取得部2160、及びアセット効果算出部2180をさらに有しているとする。この場合、実施形態4のアセット情報管理装置2000は、検索対象のアセットについて、アセット効果を算出する機能を有していてもよい。この場合、アセット情報管理装置2000の利用者は、検索対象のアセットについて、アセットの再利用性及びそのアセットのアセット効果を知ることができる。そのため、検索対象のアセットについて、現在の再利用性及びアセット効果の双方を考慮して、検索対象のアセットに関する情報をアセット情報管理装置2000によって管理すべきか否かなどを判断することができる。
また、実施形態4のアセット情報管理装置2000は、現状のシステム(AsIs システム)の構成をアセット単位で表す AsIs システム情報と、アセットを再利用して作成しようとしているシステム(ToBe システム)の構成をアセット単位で表す ToBe システム情報とを取得する機能をさらに有していてもよい。この場合、アセット情報管理装置2000は、oBe システム情報と AsIs システム情報とに共通で含まれるアセットを抽出する。そして、検索情報取得部2200は、上記で抽出されたアセットを特定する情報を検索情報として取得する。こうすることで、ToBe システムの開発において再利用できる可能性がある各アセットについて、アセット基本情報及びアセットの再利用性が検索される。その結果、アセット情報管理装置2000の利便性がさらに向上する。
[実施形態5]
図12は、実施形態5に係るアセット情報管理装置2000を例示するブロック図である。図12において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図12において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態5のアセット情報管理装置2000は、アセット基本情報を登録する機能を有する。そのために、実施形態5のアセット情報管理装置2000は、基本情報取得部2240及び登録部2260を有する。
<基本情報取得部2240>
基本情報取得部2240は、アセット基本情報を取得する。
<登録部2260>
登録部2260は、基本情報取得部2240によって取得されたアセット基本情報に対応するアセットについて、そのアセットの再利用性を算出する。そして、その再利用性に対応付けて、そのアセット基本情報を再利用情報格納部2020に格納する。
登録部2260がアセットの再利用性を算出する方法は様々である。例えば登録部2260は、取得したアセット基本情報に対応付けるアセットの再利用性の算出方法を示す情報を取得する。この情報は、例えば、アセットを特定する条件と、そのアセットの再利用性の算出方法とを対応付けて示す。そして、登録部2260は、この算出方法に従って、アセットの再利用性を算出する。この算出方法は、実施形態1で説明した再利用ポリシーが示す、アセットの再利用性の更新方法と同様である。
その他にも例えば、登録部2260は、再利用ポリシーに示されているアセットの再利用性の更新方法に従って、アセットの再利用性を算出する。具体的には、登録部2260は、アセットを特定する条件が、基本情報取得部2240によって取得されたアセット基本情報によって特定されるアセットに当てはまる再利用ポリシーを取得する。そして、登録部2260は、その再利用ポリシーに示されているアセットの再利用性の更新方法に従って、アセットの再利用性を算出する。
以下に、プログラムとして実現したアセットの再利用性の算出方法を例示する。
<<プログラムとして実現した再利用性の算出方法>>
if (($Asset.name has '共通仕様書')
or ($Asset.name has '運用手順書'))
then $Asset.level = reuse;
上記プログラムは、アセットの名称に共通仕様書又は運用手順書という文字列が含まれる場合、そのアセットの再利用性を reuse に設定することを示している。ここで、reuse という再利用性は、「そのアセットの全ての構成要素を改変することなく再利用できる」ということを示す。
上記プログラムにおいて、$ は変数であることを表す接頭辞である。この再利用ポリシーは、「アセットの名称がマニュアルという文字列を含み、かつアセットの構築時点から現在時点までの経過時間が Period1 という時間より大きい」という条件を満たした場合に、アセットの再利用性を remanufacturing に変更することを示している。ここで、remanufacturing という再利用性は、「一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ上記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できる」ということを意味する。
<作用・効果>
本実施形態のアセット情報管理装置2000によれば、再利用情報格納部2020に格納されるアセット基本情報に対応付けるアセットの再利用性が算出され、その再利用性に対応付けたアセット基本情報が格納される。したがって、アセット情報管理装置2000の利用者は、再利用情報格納部2020に格納するアセット基本情報に対応するアセットについて、アセットの再利用性を別途算出する必要がない。よって、アセット情報管理装置2000の利便性が向上する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記実施形態の組み合わせ、及び上記実施形態以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する再利用情報格納部と、
前記アセットの再利用性の更新方法を示す再利用ポリシーを取得するポリシー取得部と、
前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する再利用性更新部と、
を有するアセット情報管理装置。
2. 前記再利用性更新部は、前記ポリシー取得部が新たな前記再利用ポリシーを取得したことを契機に、新たな前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する、
1.に記載のアセット情報管理装置。
3. 前記再利用ポリシーは、前記アセットの再利用性を更新する条件である更新条件と、その更新条件が満たされた場合における前記再利用性の更新方法とを対応付けて示し、
前記再利用性更新部は、前記更新条件が満たされた場合に、その更新条件に対応する前記更新方法に基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する、
1.又は2.に記載のアセット情報管理装置。
4. 前記再利用情報格納部は、
全ての構成要素を改変することなく再利用できる前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Reuse 格納部と、
一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ前記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できる前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Remanufacturing 格納部と、
一部の構成要素は改変しても再利用できない前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Recycling 格納部と、
を有し、
当該アセット情報管理装置は、振分部を有し、
前記振り分け部は、
前記再利用性更新部によって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、全ての構成要素を改変することなく再利用できることを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Reuse 格納部に格納し、
前記再利用性更新部によって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ前記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できることを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Remanufacturing 格納部に格納し、
一部の構成要素は改変しても再利用できないことを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Recycling 格納部に格納する、
1.乃至3.何れか一項に記載のアセット情報管理装置。
5. 前記アセットを使用する計画を示す使用計画情報を取得する使用計画情報取得部と、
前記アセットを再利用せずに開発を行う場合にかかるコストであるスクラッチ開発コストを取得するスクラッチ開発コスト取得部と、
前記アセットを再利用して開発を行う場合にかかるコストである再利用開発コストを取得する再利用開発コスト取得部と、
前記アセットに関する情報を当該アセット処理装置で管理するためのコストである管理コストを取得する管理コスト取得部と、
前記アセットの前記使用計画情報、そのアセットの前記スクラッチ開発コスト、そのアセットの前記再利用開発コスト、及びそのアセットの前記管理コストに基づいて、そのアセットに関する情報を当該アセット情報管理装置によって管理することによる効果であるアセット効果を算出するアセット効果算出部と、
を有する1.乃至4.何れか一項に記載のアセット情報管理装置。
6. 検索対象の前記アセットを特定する情報である検索情報を取得する検索情報取得部と、
前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報のうち、前記検索情報によって特定される前記アセットに関する前記アセット基本情報と、そのアセット基本情報に対応する前記再利用性とを特定する検索実行部と、
を有する1.乃至5.いずれか一項に記載のアセット情報管理装置。
7. 前記アセット基本情報を取得する基本情報取得部と、
前記基本情報取得部によって取得された前記アセット基本情報に対応する前記アセットの前記再利用性を算出し、前記アセット基本情報を算出した前記再利用性に対応付けて前記再利用情報格納部に格納する登録部と、
を有する1.乃至6.何れか一項に記載のアセット情報管理装置。
8. コンピュータによって実行される制御方法であって、
前記コンピュータは、アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する再利用情報格納部を有し、
当該制御方法は、
前記アセットの再利用性の更新方法を示す再利用ポリシーを取得するポリシー取得ステップと、
前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する再利用性更新ステップと、
を有する制御方法。
9. 前記再利用性更新ステップは、前記ポリシー取得ステップが新たな前記再利用ポリシーを取得したことを契機に、新たな前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する、
8.に記載の制御方法。
10. 前記再利用ポリシーは、前記アセットの再利用性を更新する条件である更新条件と、その更新条件が満たされた場合における前記再利用性の更新方法とを対応付けて示し、
前記再利用性更新ステップは、前記更新条件が満たされた場合に、その更新条件に対応する前記更新方法に基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する、
8.又は9.に記載の制御方法。
11. 前記再利用情報格納部は、
全ての構成要素を改変することなく再利用できる前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Reuse 格納部と、
一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ前記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できる前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Remanufacturing 格納部と、
一部の構成要素は改変しても再利用できない前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Recycling 格納部と、
を有し、
当該制御方法は、振分ステップを有し、
前記振り分けステップは、
前記再利用性更新ステップによって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、全ての構成要素を改変することなく再利用できることを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Reuse 格納部に格納し、
前記再利用性更新ステップによって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ前記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できることを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Remanufacturing 格納部に格納し、
前記再利用性更新ステップによって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、一部の構成要素は改変しても再利用できないことを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Recycling 格納部に格納する、
8.乃至10.何れか一項に記載の制御方法。
12. 前記アセットを使用する計画を示す使用計画情報を取得する使用計画情報取得ステップと、
前記アセットを再利用せずに開発を行う場合にかかるコストであるスクラッチ開発コストを取得するスクラッチ開発コスト取得ステップと、
前記アセットを再利用して開発を行う場合にかかるコストである再利用開発コストを取得する再利用開発コスト取得ステップと、
前記アセットに関する情報を当該アセット処理装置で管理するためのコストである管理コストを取得する管理コスト取得ステップと、
前記アセットの前記使用計画情報、そのアセットの前記スクラッチ開発コスト、そのアセットの前記再利用開発コスト、及びそのアセットの前記管理コストに基づいて、そのアセットに関する情報を当該制御方法によって管理することによる効果であるアセット効果を算出するアセット効果算出ステップと、
を有する8.乃至11.何れか一項に記載の制御方法。
13. 検索対象の前記アセットを特定する情報である検索情報を取得する検索情報取得ステップと、
前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報のうち、前記検索情報によって特定される前記アセットに関する前記アセット基本情報と、そのアセット基本情報に対応する前記再利用性とを特定する検索実行ステップと、
を有する8.乃至12.いずれか一項に記載の制御方法。
14. 前記アセット基本情報を取得する基本情報取得ステップと、
前記基本情報取得ステップによって取得された前記アセット基本情報に対応する前記アセットの前記再利用性を算出し、前記アセット基本情報を算出した前記再利用性に対応付けて前記再利用情報格納部に格納する登録ステップと、
を有する8.乃至13.何れか一項に記載の制御方法。
15. コンピュータにアセット情報管理装置として動作する機能を持たせるプログラムであって、
前記コンピュータは、アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する再利用情報格納部を有し、
当該プログラムは、前記コンピュータに、
前記アセットの再利用性の更新方法を示す再利用ポリシーを取得するポリシー取得機能と、
前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する再利用性更新機能と、
を持たせるプログラム。
16. 前記再利用性更新機能は、前記ポリシー取得機能が新たな前記再利用ポリシーを取得したことを契機に、新たな前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する、
15.に記載のプログラム。
17. 前記再利用ポリシーは、前記アセットの再利用性を更新する条件である更新条件と、その更新条件が満たされた場合における前記再利用性の更新方法とを対応付けて示し、
前記再利用性更新機能は、前記更新条件が満たされた場合に、その更新条件に対応する前記更新方法に基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する、
15.又は16.に記載のプログラム。
18. 前記再利用情報格納部は、
全ての構成要素を改変することなく再利用できる前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Reuse 格納部と、
一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ前記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できる前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Remanufacturing 格納部と、
一部の構成要素は改変しても再利用できない前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Recycling 格納部と、
を有し、
当該プログラムは、振分機能を有し、
前記振り分け機能は、
前記再利用性更新機能によって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、全ての構成要素を改変することなく再利用できることを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Reuse 格納部に格納し、
前記再利用性更新機能によって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ前記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できることを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Remanufacturing 格納部に格納し、
前記再利用性更新機能によって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、一部の構成要素は改変しても再利用できないことを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Recycling 格納部に格納する、
15.乃至17.何れか一項に記載のプログラム。
19. 前記アセットを使用する計画を示す使用計画情報を取得する使用計画情報取得機能と、
前記アセットを再利用せずに開発を行う場合にかかるコストであるスクラッチ開発コストを取得するスクラッチ開発コスト取得機能と、
前記アセットを再利用して開発を行う場合にかかるコストである再利用開発コストを取得する再利用開発コスト取得機能と、
前記アセットに関する情報を当該アセット処理装置で管理するためのコストである管理コストを取得する管理コスト取得機能と、
前記アセットの前記使用計画情報、そのアセットの前記スクラッチ開発コスト、そのアセットの前記再利用開発コスト、及びそのアセットの前記管理コストに基づいて、そのアセットに関する情報を当該プログラムによって管理することによる効果であるアセット効果を算出するアセット効果算出機能と、
を有する15.乃至18.何れか一項に記載のプログラム。
20. 検索対象の前記アセットを特定する情報である検索情報を取得する検索情報取得機能と、
前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報のうち、前記検索情報によって特定される前記アセットに関する前記アセット基本情報と、そのアセット基本情報に対応する前記再利用性とを特定する検索実行機能と、
を有する15.乃至19.いずれか一項に記載のプログラム。
21. 前記アセット基本情報を取得する基本情報取得機能と、
前記基本情報取得機能によって取得された前記アセット基本情報に対応する前記アセットの前記再利用性を算出し、前記アセット基本情報を算出した前記再利用性に対応付けて前記再利用情報格納部に格納する登録機能と、
を有する15.乃至20.何れか一項に記載のプログラム。
200 アセット基本情報テーブル
202 アセット ID
204 属性
206 名称
208 種類
210 構築時点
212 工程
214 実績工数
216 構成要素
1020 バス
1040 プロセッサ
1060 メモリ
1080 ストレージ
1220 アセット基本情報
1240 ポリシー取得モジュール
1260 再利用性更新モジュール
2000 アセット情報管理装置
2020 再利用情報格納部
2022 Reuse 格納部
2024 Remanufacturing 格納部
2026 Recycling 格納部
2040 ポリシー取得部
2060 再利用性更新部
2080 振分部
2100 使用計画情報取得部
2120 スクラッチ開発コスト取得部
2140 再利用開発コスト取得部
2160 管理コスト取得部
2180 アセット効果算出部
2200 検索情報取得部
2220 検索実行部
2240 基本情報取得部
2260 登録部

Claims (9)

  1. アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する再利用情報格納部と、
    前記アセットの再利用性の更新方法を示す再利用ポリシーを取得するポリシー取得部と、
    前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する再利用性更新部と、
    を有するアセット情報管理装置。
  2. 前記再利用性更新部は、前記ポリシー取得部が新たな前記再利用ポリシーを取得したことを契機に、新たな前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する、
    請求項1に記載のアセット情報管理装置。
  3. 前記再利用ポリシーは、前記アセットの再利用性を更新する条件である更新条件と、その更新条件が満たされた場合における前記再利用性の更新方法とを対応付けて示し、
    前記再利用性更新部は、前記更新条件が満たされた場合に、その更新条件に対応する前記更新方法に基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する、
    請求項1又は2に記載のアセット情報管理装置。
  4. 前記再利用情報格納部は、
    全ての構成要素を改変することなく再利用できる前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Reuse 格納部と、
    一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ前記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できる前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Remanufacturing 格納部と、
    一部の構成要素は改変しても再利用できない前記アセットに関するアセット基本情報を格納する Recycling 格納部と、
    を有し、
    当該アセット情報管理装置は、振分部を有し、
    前記振り分け部は、
    前記再利用性更新部によって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、全ての構成要素を改変することなく再利用できることを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Reuse 格納部に格納し、
    前記再利用性更新部によって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、一部の構成要素は改変することなく再利用でき、かつ前記一部を除く全ての構成要素は改変することで再利用できることを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Remanufacturing 格納部に格納し、
    前記再利用性更新部によって更新された前記アセット基本情報に対応付ける前記再利用性が、一部の構成要素は改変しても再利用できないことを示している場合のみ、そのアセット基本情報を前記 Recycling 格納部に格納する、
    請求項1乃至3何れか一項に記載のアセット情報管理装置。
  5. 前記アセットを使用する計画を示す使用計画情報を取得する使用計画情報取得部と、
    前記アセットを再利用せずに開発を行う場合にかかるコストであるスクラッチ開発コストを取得するスクラッチ開発コスト取得部と、
    前記アセットを再利用して開発を行う場合にかかるコストである再利用開発コストを取得する再利用開発コスト取得部と、
    前記アセットに関する情報を当該アセット処理装置で管理するためのコストである管理コストを取得する管理コスト取得部と、
    前記アセットの前記使用計画情報、そのアセットの前記スクラッチ開発コスト、そのアセットの前記再利用開発コスト、及びそのアセットの前記管理コストに基づいて、そのアセットに関する情報を当該アセット情報管理装置によって管理することによる効果であるアセット効果を算出するアセット効果算出部と、
    を有する請求項1乃至4何れか一項に記載のアセット情報管理装置。
  6. 検索対象の前記アセットを特定する情報である検索情報を取得する検索情報取得部と、
    前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報のうち、前記検索情報によって特定される前記アセットに関する前記アセット基本情報と、そのアセット基本情報に対応する前記再利用性とを特定する検索実行部と、
    を有する請求項1乃至5いずれか一項に記載のアセット情報管理装置。
  7. 前記アセット基本情報を取得する基本情報取得部と、
    前記基本情報取得部によって取得された前記アセット基本情報に対応する前記アセットの前記再利用性を算出し、前記アセット基本情報を算出した前記再利用性に対応付けて前記再利用情報格納部に格納する登録部と、
    を有する請求項1乃至6何れか一項に記載のアセット情報管理装置。
  8. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    前記コンピュータは、アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する再利用情報格納部を有し、
    当該制御方法は、
    前記アセットの再利用性の更新方法を示す再利用ポリシーを取得するポリシー取得ステップと、
    前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する再利用性更新ステップと、
    を有する制御方法。
  9. コンピュータにアセット情報管理装置として動作する機能を持たせるプログラムであって、
    前記コンピュータは、アセットに関する情報であるアセット基本情報を、そのアセットが再利用できる度合いを表す再利用性に対応付けて格納する再利用情報格納部を有し、
    当該プログラムは、前記コンピュータに、
    前記アセットの再利用性の更新方法を示す再利用ポリシーを取得するポリシー取得機能と、
    前記再利用ポリシーに基づいて、前記再利用情報格納部に格納されている前記アセット基本情報に対応付けられている前記再利用性を更新する再利用性更新機能と、
    を持たせるプログラム。
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