JPWO2016208015A1 - 光源装置と内視鏡装置 - Google Patents

光源装置と内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016208015A1
JPWO2016208015A1 JP2017524508A JP2017524508A JPWO2016208015A1 JP WO2016208015 A1 JPWO2016208015 A1 JP WO2016208015A1 JP 2017524508 A JP2017524508 A JP 2017524508A JP 2017524508 A JP2017524508 A JP 2017524508A JP WO2016208015 A1 JPWO2016208015 A1 JP WO2016208015A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
light
amount
heat generation
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017524508A
Other languages
English (en)
Inventor
駒崎 岩男
岩男 駒崎
真博 西尾
真博 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Publication of JPWO2016208015A1 publication Critical patent/JPWO2016208015A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/024Arrangements for thermal management

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

光源装置(10)は、少なくとも1つの光源に対して隣接且つ熱的に接続され、発熱によって光源の発熱量を調整する熱量調整素子(33,43)と、光源(21)のみを有する、または光源(31,41)及び熱量調整素子(33,43)を有する複数の光源発熱ユニット(20,30,40)とを有する。光源装置(10)は、光源発熱ユニット(20,30,40)それぞれの発熱量の比が一定となり且つ照明光の状態が所望の状態となるように、光源(21,31,41)と熱量調整素子(33,43)とを制御する光源制御部(100)を有する。

Description

本発明は、光源装置に関する。
例えば特許文献1は、複数の光源それぞれから出射され且つ互いに異なる波長を有する光の合成によって照明光を生成する際に、各光源から出射される光量を制御するために、各光源の温度を管理する光源装置を開示している。
光源装置である半導体レーザ光源装置は、複数のレーザユニットと、これらレーザユニットを制御する制御装置とを有する。以下にて、一例として、2つのレーザユニットが配置されるものとする。
光源ユニットであるレーザユニットは、光源である半導体レーザと、半導体レーザを駆動する駆動電流源と、半導体レーザの近傍に配置され、吸熱発熱器を構成するペルチェ素子と、ペルチェ素子を駆動する駆動回路とを有する。感温素子としてのサーミスタがペルチェ素子に取り付けられており、温度検出回路がサーミスタに接続される。
半導体レーザは、それぞれ、互いに異なる波長を有するレーザ光を出射する。レーザ光は、それぞれ、各半導体レーザに光学的に接続される第1光ファイバによって光結合器に導光され、光結合器によって合成される。そして合成されたレーザ光は、光結合器に光学的に接続される第2光ファイバに導光されて、例えば配光が調整された状態で外部に向かって照明光として出射される。
半導体レーザは、制御装置の制御を基に駆動電流源によって駆動され、所定の波長を有するレーザ光を出射する。半導体レーザはレーザ光の出射に伴い発熱し、ペルチェ素子に取り付けられるサーミスタの抵抗値は半導体レーザの温度によって変化する。温度検出回路は、抵抗値の変化を基に半導体レーザの温度を検出する。温度検出回路は、例えば25℃である所定温度T1と検出した温度との差に応じた制御信号C1を駆動回路に出力する。温度検出回路は、検出した温度に関する温度情報C2を制御装置に出力する。
駆動回路は、温度検出回路から出力された制御信号C1によってペルチェ素子への駆動電流を制御し、検出温度が所定温度T1となるようにペルチェ素子を駆動させる。駆動回路は、ペルチェ素子へ出力する駆動電流に応じて増減する制御信号C3を制御装置に出力する。
制御装置は、制御信号C3を基に駆動電流源を制御する制御信号C4を生成し、制御信号C4を駆動電流源に出力する。
駆動電流源は、制御信号C4に応答して半導体レーザに流す駆動電流を変化させる。駆動電流源は、ペルチェ素子の電流が所定電流値以下である場合、所定の定格電流を半導体レーザに流して駆動し、ペルチェ素子の電流が所定値を超えた場合、超過した電流量に相当する量だけ減じた駆動電流を半導体レーザに流す。これにより、各半導体レーザの温度が管理された状態で、各半導体レーザから出射されるレーザ光の光量が制御される。
特開2005−191223号公報
互いに異なる波長を有する光の合成によって照明光を生成する光源装置において、光源装置が照明光の総光量を変化させた際、光源から出射される光量と光源の発熱量との関係が光源毎に異なる。このため、光源同士において温度差が大きくなることがある。結果として、光源それぞれから出射される光において、光量比が不安定となり、照明光の特性が不安定となる。
照明光の特性が安定するためには、温度が光源毎に制御され、各光源の温度が一定に保たれる必要がある。このために、ペルチェ素子と温度検出回路駆動回路とを有する調整部が各光源に備えられる必要があるが、光源装置が大型になる。1つの調整部が各光源に共有される場合、複数の光源が1つの調整部によって一斉に加熱または冷却される。このため各光源の発熱量に差が存在する状態では、各光源の温度は一定に保たれない。
このため、照明光の総光量が変化しても、簡素な構成で照明光の特性を安定できる光源装置が望まれている。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、照明光の総光量が変化しても、簡素な構成で照明光の特性を安定できる光源装置を提供することを目的とする。
本発明の光源装置の一態様は、複数の光源それぞれから出射され且つ互いに異なる波長を有する光の合成によって照明光を生成する光源装置であって、少なくとも1つの前記光源に対して隣接且つ熱的に接続され、発熱によって前記光源の発熱量を調整する熱量調整素子と、前記光源と前記熱量調整素子との少なくとも一方を有する複数の光源発熱ユニットと、前記光源発熱ユニットの発熱量は前記光源の発熱量と前記熱量調整素子の発熱量との総和である場合において、前記光源発熱ユニットそれぞれの発熱量の比が一定となり且つ前記照明光の状態が所望の状態となるように、前記光源と前記熱量調整素子とを制御する光源制御部と、を具備する。
本発明によれば、照明光の総光量が変化しても、簡素な構成で照明光の特性を安定できる光源装置を提供できる。
図1Aは、本発明の第1の実施形態に係る光源装置の模式図である。 図1Bは、第1,2,3光源発熱ユニットと調整部との位置関係を示す上面図である。 図1Cは、第1,2,3光源発熱ユニットと調整部との位置関係を示す側面図である。 図1Dは、第1,2光源発熱ユニットと調整部との位置関係を示す側面図である。 図2は、駆動電流と出力光量との関係と、駆動電流と発熱量との関係を示す図である。 図3Aは、第1情報テーブルを示す図である。 図3Bは、第2情報テーブルを示す図である。 図4Aは、第1の実施形態の変形例1に係る光源装置の模式図である。 図4Bは、変形例1における第1,2,3光源発熱ユニットと調整部との位置関係を示す側面図である。 図4Cは、第3情報テーブルを示す図である。 図4Dは、第4情報テーブルを示す図である。 図5は、波長に対する還元ヘモグロビンの吸光係数と酸化ヘモグロビンの吸光係数とを示す図である。 図6Aは、第1の実施形態の変形例2に係る光源装置の模式図である。 図6Bは、変形例2における第1,2,3光源発熱ユニットと調整部との位置関係を示す側面図である。 図7Aは、第5情報テーブルを示す図である。 図7Bは、第6情報テーブルを示す図である。 図7Cは、第7情報テーブルを示す図である。 図7Dは、第8情報テーブルを示す図である。 図8Aは、第2の実施形態に係る光源装置の模式図である。 図8Bは、第1,2,3光源発熱ユニットと調整部との位置関係を示す側面図である。 図8Cは、照明光の色度座標を示す図である。 図9Aは、第3の実施形態に係る光源装置の模式図である。 図9Bは、カラーフィルターの透過特性を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、一部の図面では図示の明瞭化のために部材の一部の図示を省略する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1Aと図1Bと図1Cと図1Dと図2と図3Aと図3Bとを参照して第1の実施形態について説明する。
[光源装置10]
図1Aに示すように、本実施形態では、光源装置10は、例えば3つの光源発熱ユニット20,30,40を有する。
第1光源発熱ユニット20は、中心波長が例えば530nmの緑色の第1レーザ光を出射する第1光源21のみを有する。
第2光源発熱ユニット30は、中心波長が例えば638nmの赤色の第2レーザ光を出射する第2光源31と、第2光源31に隣接且つ熱的に接続され、発熱によって第2光源31の発熱量Q2aを調整する第2熱量調整素子33とを有する。なお第2光源発熱ユニット30は、第2光源31と第2熱量調整素子33との少なくとも一方を有していてもよい。
第3光源発熱ユニット40は、中心波長が例えば445nmの青色の第3レーザ光を出射する第3光源41と、第3光源41に隣接且つ熱的に接続され、発熱によって第3光源41の発熱量Q3aを調整する第3熱量調整素子43とを有する。なお第3光源発熱ユニット40は、第3光源41と第3熱量調整素子43との少なくとも一方を有していてもよい。
光源21,31,41は、駆動によって発熱する。
光源装置10は、複数の光源21,31,41それぞれから出射され且つ互いに異なる波長を有する光の合成によって照明光を生成し、照明光を外部に向けて出射する。具体的には、光源21から出射された第1レーザ光は、第1光学部品51によって第1導光部材61に集光され、導光部材61によって光合成部71に導光される。第1レーザ光と同様に、光源31,41から出射された第2,3レーザ光は、第2,3光学部品53,55と第2,3導光部材63,65によって光合成部71に導光される。第1,2,3レーザ光は、光合成部71によって合成され第4導光部材67によって光変換部73に導光される。そして、導光されたレーザ光は、光変換部73によって光学特性を制御された状態で外部に照明光として出射される。光学部品51,53,55は光源装置10に配置される例えばレンズであり、導光部材61,63,65,67は光源装置10に配置される例えば光ファイバである。
詳細については後述するが、本実施形態の光源装置10は、光源21,31,41から出力される第1,2,3レーザ光を所望の状態(例えば光量比を一定)に制御することによって、照明光の総光量が可変しても、所望の状態を維持された白色の照明光を生成する。例えば第1,2,3レーザ光の光量比が例えば1:1.33:0.56と予め設定されると、光源21,31,41は設定に基づいて後述する光源制御部100によって制御される。これにより、色度座標が(0.31,0.36)で、色温度が6500K近傍の白色の照明光が実現される。
光源21,31,41は、光源21,31,41と導光部材61,63,65との光学的な結合効率と、後述する光変換効率ηとを考慮して半導体レーザ(LD)が好ましい。光源21,31,41は、小型の発光体であればよく、LEDまたは面発光レーザでもよい。光源21,31,41の特性は、記録部101の第1情報テーブル101a(図3A参照)に記録される。
本実施形態では、熱量調整素子は、少なくとも1つの光源に熱的に接続されていればよい。熱量調整素子33,43は、小型である。熱量調整素子33,43は、後述する光源制御部100から供給される駆動印加電流に対して迅速に応答する。熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3は、駆動印加電流によって、細かく制御される。光源31,41がLDである場合、熱量調整素子33,43はLDに取り付けられる例えばヒータ抵抗部材である。光源31,41がLEDまたはLDである場合、光源31,41は熱量調整素子33,43を兼ね得る。この場合、光源31,41(熱量調整素子33,43)は、後述する入力パワーに対して照明光の特性に寄与し、光源31,41と導光部材63,65との光学的な結合効率を考慮して、LEDよりもLDが好ましい。
光源31,41において、LDが熱量調整素子33,43として用いられる場合、LDがレーザ光を出射しないといったLDに対する駆動電流が閾値以下の状態であっても、常にベースとしての発熱量Qs(図2参照)がLDから発生する。このため、LDの光量が線形的に可変するようにLDが制御されることは困難であり、結果として光源発熱ユニット30,40の発熱量Q2,Q3が線形的に可変するように制御されることは困難となる。
この場合、LDとヒータ抵抗部材とが併用されることで、光源発熱ユニット30,40の光量の可変レンジが大きく変わり、光源発熱ユニット30,40の発熱量Q2,Q3は制御可能となる。
光源21のみを有する光源発熱ユニット20の発熱量Q1は光源21の発熱量Q1aであり、光源31,41及び熱量調整素子33,43を有する光源発熱ユニット30,40の発熱量Q2,Q3は、光源31,41の発熱量Q2a,Q3aと熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3との総和となる。
光合成部71は、光源装置10に配置される例えばカプラである。なお光合成部71は省略されてもよく、この場合、第1,2,3レーザ光は、光学レンズの組み合わせによって、導光部材67に直接集光されてよい。
光変換部73は、光源装置10に配置され、光学特性の一例である配光を所望に変換する。光変換部73は、例えば拡散粒子を有する。第1,2,3レーザ光の可干渉性を低減できれば、光変換部73は、波長変換部材またはフィラー粒子を有してもよい。光変換部73は、拡散または散乱によって色むらを低減し、照明光の配光特性を制御する。
図1Aと図1Bと図1Cとに示すように、光源装置10は、光源発熱ユニット20,30,40がそれぞれの上面に実装され、光源発熱ユニット20,30,40に熱的に接続される第1,2,3熱接続部材81,83,85と、熱接続部材81,83,85が上面に実装され、熱接続部材81,83,85に熱的に接続される実装部材91とを有する。
熱接続部材81,83,85は、例えば板材である。熱接続部材81,83,85は互いに異なる熱伝導率を有し、熱接続部材81,83,85の厚みは互いに異なる。熱接続部材81,83,85は、光源発熱ユニット20,30,40から発生した熱ができるだけ迅速に熱接続部材81,83,85に伝導されるように、大きな熱伝導率を有する材料によって形成される。このような熱接続部材81,83,85は、例えば、Cu、Ag等の金属材料、またはSiO、ZnO、Al、AlN、AlON等の誘電体材料によって形成される。光源発熱ユニット20,30,40と後述する調整部99との間の熱抵抗R1,R2,R3が互いに所定の比率に調整されるように、熱接続部材81,83,85の材質は選定され、熱接続部材81,83,85の熱伝導率及び厚みは制御される。
熱接続部材81,83,85それぞれの熱抵抗は、光源発熱ユニット20,30,40それぞれにおける熱抵抗よりも大きい。光源発熱ユニット20と熱接続部材81とが第1ユニット、光源発熱ユニット30と熱接続部材83とが第2ユニット、光源発熱ユニット40と熱接続部材85とが第3ユニットであるとする。各ユニットにおける光源発熱ユニットの発熱量と熱接続部材の熱抵抗との積は、第1,2,3ユニットにおいて等しくなるように、熱接続部材81,83,85は構成される。
実装部材91は、例えば板材である。
図1Aに示すように、光源装置10は、光源21の近傍に配置され、光源発熱ユニット20の温度を計測する計測部93と、光源発熱ユニット20,30,40全体の温度を標準温度Tsに制御するために計測部93の計測結果に応じた印加電圧を出力する温度制御部95とを有する。標準温度Tsは、例えば、通常使用下における光源21,31,41の安定動作のために推奨される温度であり、例えば300Kである。光源装置10は、熱を外部に放出する放熱部97と、実装部材91と放熱部97とに熱的に接続され、温度制御部95から出力された印加電圧によって、光源発熱ユニット20,30,40から熱接続部材81,83,85と実装部材91と調整部99とを介して放熱部97へ伝導される熱の伝導量を調整する調整部99とを有する。
計測部93は、例えば、熱電対またはサーミスタである。計測部93は、熱接続部材81の上面に実装される。計測部93は、光源21,31,41それぞれの近傍に配置されてもよい。
温度制御部95は、光源発熱ユニット20,30,40全体の温度が標準温度Tsに近づくように、光源発熱ユニット20,30,40から熱接続部材81,83,85と実装部材91と調整部99とを介して放熱部97へ伝導される熱の伝導量を印加電圧によって制御し、光源発熱ユニット20,30,40の温度差を抑制する。
放熱部97は、調整部99から伝導された熱を外部に放熱する。
調整部99は、光源発熱ユニット20,30,40全体の温度が標準温度Tsに近づくように、伝導量を調整する。調整部99は、例えばペルチェ素子である。調整部99は、例えば、熱を放出する放熱部材でもある。
調整部99は、実装部材91を介して、光源発熱ユニット20,30,40それぞれと熱接続部材81,83,85それぞれによって熱的に接続される。詳細には、図1Cに示すように、調整部99は、実装部材91と放熱部97との間に介在し、実装部材91の下面中央に実装され放熱部97の上面中央に実装される。図1Bに示すように、実装部材91が実装部材91の上面から見られた際に、光源発熱ユニット20,30,40の中心位置が調整部99の中心位置から等距離離れるように、調整部99は配置される。光源発熱ユニット20,30,40は、調整部99を中心に例えば同心円状に配置されてもよい。
図1Aに示すように、光源装置10は、光源発熱ユニット20,30,40の発熱量Q1,Q2,Q3の比が一定となり且つ光源21,31,41それぞれから出射される第1,2,3レーザ光の状態が所望の状態となるように、光源21,31,41と熱量調整素子33,43とを制御する光源制御部100を有する。光源制御部100は、所望の状態を維持された照明光の総光量が可変するように、光源21,31,41と熱量調整素子33,43とを制御する。
光源制御部100は、光源21,31,41の特性を有する情報テーブル101a(図3A参照)を記録する記録部101と、情報テーブル101aを基に光源21,31,41と熱量調整素子33,43とを駆動させる回路である駆動部103とを有する。
図3Aに示すように、情報テーブル101aは、色度座標が(0.31,0.36)で、色温度が6500K近傍の白色の照明光が実現される場合における、第1,2,3レーザ光の出力光量P1,P2,P3と、第1,2,3レーザ光の波長と、第1,2,3レーザ光の光量比とを有する。また情報テーブル101aは、標準温度Tsにおける、光源21,31,41の閾値電流Ithと、光源21,31,41の駆動電圧Vdと、光変換効率ηとを有する。光変換効率ηは、光源21,31,41に入力される入力パワーに対する光源21,31,41の出力光量P1,P2,P3の変換効率を示す。入力パワーは、光源21,31,41の出力光量P1,P2,P3に対する駆動電流Id及び駆動電圧Vdとの積であり、((Id−Ith)×Vd)で示される。このため光変換効率ηは、P/((Id−Ith)×Vd)によって示される。
よって各駆動電流Idは、光源21,31,41の出力光量P1,P2,P3に対して、閾値電流Ithと光変換効率ηと駆動電圧Vdとを基に決定され得る。ここで駆動電圧Vdの変動と光変換効率ηの変動とは、光源全体の温度が制御される標準温度Ts近傍の温度制御範囲では、無視できるものとする。
駆動部103は、第1,2,3レーザ光の実際の光量比が情報テーブル101aに記録された光量比と略一致するように、温度制御部95から伝送された光源発熱ユニット20の温度T1に対応する、光源21,31,41に印加する駆動電流Id及び駆動電圧Vdと、熱量調整素子33,43に印加される駆動電流Id及び駆動電圧Vdとを、情報テーブル101aを基に設定する。駆動部103は、この設定を基に光源発熱ユニット20,30,40と熱量調整素子33,43とを駆動させる。
具体的には、駆動部103は、照明光の状態が所望の状態を維持されるために、光源21,31,41それぞれの出力光量P1,P2,P3を制御する。所望の状態は、例えば所定の光量比である。駆動部103は、出力光量P1,P2,P3に対応する光源21,31,41の駆動を制御する。駆動の制御とは、例えば後述する駆動電流Idと駆動電圧Vdとを制御することを示す。例えば、駆動部103は、発熱量が最も高い光源21の発熱量Q1aを基準に、光源21が所属する光源発熱ユニット20以外の光源発熱ユニット30,40が有する熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3を制御する。
[作用]
計測部93によって検出された光源発熱ユニット20の温度が標準温度Tsに比べて高い場合、温度制御部95は、調整部99にかける印加電圧を上げて、放熱量を増加させ、実装部材91の温度を下げる。光源発熱ユニット20の温度が標準温度Tsに比べて低い場合、温度制御部95は、印加電圧を下げて、実装部材91の温度を標準温度Tsに近づけ、温度を安定化させる。
駆動部103が光源21,31,41の発熱量Q1a,Q2a,Q3aと熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3とを制御し、光源発熱ユニット20,30,40の温度差がこの制御によって抑制されることについて、説明する。
第1,2,3レーザ光の光量比が例えば1:1.33:0.56と予め所定に設定されて情報テーブル101aに記録される際、光量比に応じた、光源発熱ユニット20,30,40の発熱量を、Q1,Q2,Q3と定義する。光源発熱ユニット20の発熱量Q1が光源発熱ユニット30,40の発熱量Q2,Q3よりも大きく、発熱量Q1が基準となり、発熱量Q2,Q3が制御されるとする。
光源21,31,41が第1,2,3レーザ光を出射しない閾値(スタンバイ)状態において、光源21,31,41の発熱量をQ1s,Q2s,Q3sと定義する。光源21,31,41が第1,2,3レーザ光を出射している駆動状態において、光源21,31,41の発熱量をQ1L,Q2L,Q3Lと定義する。
図2を参照して、j=1,2,3としたとき、第j光源の駆動電流Idjと駆動電圧Vdjと閾値電流Ithjと出力光量Pjと光変換効率ηjと発熱量Qjs,QjLとの関係を説明する。
光変換効率ηjは、出力光量Pjに影響されることなく一定であると仮定した場合、前記したように、
ηj=Pj/((Idj−Ithj)×Vdj)であり、
(Idj−Ithj)×Vdj=Pj/ηj となる。
駆動電圧Vdjは略一定とすると、駆動状態では、
QjL=Vdj×(Idj−Ithj)−Pj であり、
=Pj×(1/ηj−1) ・・・式(1) となる。
このようにQjLは、Pjとηjとによって記述できる。
また閾値状態では、Qjs=Ithj×Vdj・・・式(2) となる。
発熱量Qjs,QjLは、情報テーブル101aと前記した式(1),(2)とを用いる駆動部103によって算出される。
本実施形態では、例えば3つの光源発熱ユニット20,30,40が配置されるが、白色の照明光が出射される最小の構成としては、図1Dに示すように、光源発熱ユニット20,30が配置されていればよい。第1レーザ光と、第2レーザ光または第2レーザ光が波長変換されて発生する光とが互いに補完の関係を有していれば、白色の照明光が出射される。
本実施形態では、例えば3つの光源発熱ユニット20,30,40が配置されており、光源発熱ユニット20と光源発熱ユニット30との関係は、光源発熱ユニット20と光源発熱ユニット40との関係と同一である。このため、以下において、光源発熱ユニット20と光源発熱ユニット30との関係を用いて説明する。
前記したように第1,2レーザ光の光量比が予め所定に設定された際、本実施形態では、光源発熱ユニット20,30の発熱量比K1=Q2/Q1が駆動部103によって算出される。本実施形態では、発熱量比K1が一定であれば、照明光の総光量が可変しても、光量比が一定の状態を維持された白色の照明光が生成されることになる。このため本実施形態では、照明光の総光量が可変しても、発熱量比K1が一定となるように、駆動部103は熱量調整素子33の発熱量Qv2を制御する。
照明光の総光量の下限となる下限状態は、光源発熱ユニット20,30の閾値状態を示し、光源21,31の閾値電流Ithを基準とする。したがって閾値状態における光源発熱ユニット20の発熱量Q1は閾値状態における光源21の発熱量Q1sであり、閾値状態における光源発熱ユニット30の発熱量Q2は、閾値状態における光源31の発熱量Q2sと熱量調整素子33の発熱量Qv2との総和である。
なお下限状態は、閾値電流Ithよりも低い駆動電流を基準としてもよい。しかし、この場合、光源21,31の駆動電圧Vdの変化が大きいため、下限状態は閾値電流Ithよりも大きい駆動電流を基準にすることが好ましい。下限状態は、光源がOFFの状態を含む。
照明光の出力光量が零から最大まで可変した場合、発熱量比K1の最大値をK1maxと定義する。K1がK1maxと等しくなるように、駆動部103は、熱量調整素子33の発熱量Qv2を調整する。熱量調整素子33は、発熱量が最も高い光源21が所属する光源発熱ユニット20以外の光源発熱ユニット30が有する熱量調整素子となる。
K1maxは、駆動部103によって以下のように決定される。
熱量調整素子33の発熱量Qv2を零として照明光が最大光量状態におけるK1と、熱量調整素子33の発熱量Qv2を零として照明光の出力光量が零且つ光源21,31が閾値状態である照明光が最小光量状態におけるK1とが駆動部103によって算出される。2つのK1のうち大きい方がK1maxとして駆動部103によって決定される。
次に、照明光の任意の総光量に対して、第1,2レーザ光の光量比が一定となり、光源発熱ユニット20,30の発熱量比K1がK1maxとして一定となるように、駆動部103が熱量調整素子33の発熱量Qv2を決定する方法を説明する。
光源21の出力光量をP1と定義したときに、駆動部103は、情報テーブル101aから光変換効率η1と閾値電流Ith1と駆動電圧Vd1とを読み出し、式(1),(2)を用いて、光源21の発熱量Q1a(=Q1s+Q1L)を算出する。なお光源発熱ユニット20は光源21のみを有するため、光源21の発熱量Q1aは光源発熱ユニット20の発熱量Q1とみなすことができる。
発熱量比K1(Q2/Q1)は一定にされる必要があるため、駆動部103は、発熱量比K1と光源発熱ユニット20の発熱量Q1とを基に光源発熱ユニット30の発熱量Q2を算出する。
次に、第1,2レーザ光の光量比が1:1.33と設定されている状況下で、駆動部103は、光源21の出力光量P1と前記した光量比とを基に、光源31の出力光量P2を算出する。駆動部103は、出力光量P2(=1.33×P1)と、情報テーブル101aと、光変換効率η2(=P2/((Id2−Ith2)×Vd2)とを用いて、出力光量P2に対する駆動電流Id2と駆動電圧Vd2とを算出する。
また駆動部103は、情報テーブル101aから光変換効率η2と閾値電流Ith2と駆動電圧Vd2とを読み出し、式(1),(2)を基に、光源31の発熱量Q2a(=Q2s+Q2L)を算出する。
熱量調整素子33の発熱量Qv2は、光源発熱ユニット30の発熱量Q2と光源31の発熱量Q2aとの差分であり、Qv2=Q2−Q2a=Q2−Q2s−Q2Lとなる。駆動部103は、このように熱量調整素子33の発熱量Qv2を算出する。
以上をまとめると、駆動部103は、出力光量P1を基に光源発熱ユニット20の発熱量Q1を算出し、発熱量Q1と発熱量比K1とを基に光源発熱ユニット30の発熱量Q2を算出する。駆動部103は、光量比と出力光量P1とを基に出力光量P2を算出し、出力光量P2と発熱量Q2とを基に熱量調整素子33の発熱量Qv2を算出する。
光源発熱ユニット20と光源発熱ユニット40とにおいても、前記同様に、駆動部103は、熱量調整素子43の発熱量Qv3を算出する。
駆動部103は、熱量調整素子33,43が発熱量Qv2,Qv3を発熱するように、熱量調整素子33,43を駆動させる。また駆動部103は、出力光量P1,P2,P3に対する駆動電流Id1,Id2,Id3によって、光源21,31,41を駆動させる。
算出された熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3によって、光源発熱ユニット20,30の発熱量比K1が常にK1maxとなり、光源発熱ユニット20,40の発熱量比K2が常にK2maxとなる。結果として照明光の任意の総光量が可変しても、熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3が算出される度に調整されているため、第1,2,3レーザ光の光量比が一定となる。よって、照明光の任意の総光量が可変しても、照明光の特性である光量比は安定する。
なお記録部101は、例えば前記した発熱量Q1,Q2,Q3,Qv2,Qv3と発熱量比Q2/Q1,Q3/Q1とを有する第2情報テーブル101b(図3B参照)を記録する。
次に調整部99について説明する。
一般的に、光源発熱ユニット20,30,40それぞれと調整部99との間の各温度差は、光源発熱ユニット20,30,40それぞれの発熱量Q1,Q2,Q3と、光源発熱ユニット20,30,40それぞれと調整部99との間における熱抵抗R1,R2,R3それぞれとの積で決まる。このため、発熱量Q1,Q2,Q3と、熱抵抗R1,R2,R3との積がそれぞれ一定に設定されれば、照明光の総光量が変化しても光源発熱ユニット20,30,40それぞれの温度差はさらに抑えられることになる。結果として、照明光の総光量が可変しても、照明光における光量比の変動は許容範囲内に制御され、照明光の特性はさら安定する。
このため本実施形態では、熱接続部材81,83,85と実装部材91とは、光源発熱ユニット20,30,40と調整部99との間に配置されている。
j=1,2,3としたとき、第j熱接続部材の熱抵抗が第j光源発熱ユニットの熱抵抗よりも大きいため、第j光源発熱ユニットの熱抵抗は第j光源発熱ユニットと調整部99との間の熱抵抗Rjに比べて小さく無視できる。
光源発熱ユニット20と調整部99との間の熱抵抗R1と光源発熱ユニット30と調整部99との間の熱抵抗R2とにおいて、熱抵抗比R2/R1は光源発熱ユニット20,30の発熱量比Q2/Q1の逆比、またはQ1×R1がQ2×R2と一定となる。このため温度制御部95は、記録部101の情報テーブル101bから発熱量Q1,Q2を読み出し、発熱量Q1,Q2を基に印加電圧を算出し、印加電圧を調整部99に出力する。調整部99は、印加電圧に応じて、放熱部97へ伝導される熱の伝導量を調整する。つまり調整部99は、熱抵抗R1,R2を調整することとなる。
これにより、光源発熱ユニット20の温度T1と光源発熱ユニット30の温度T2とは、調整部99によって、標準温度Tsに近い温度に制御される。温度T1,T2と標準温度Tsとの差ΔTで発生する光量比と発熱量比との微小変動量は、許容量と定義でき、照明光における光量比は略一定にさらに制御される。
前記同様に、調整部99は、熱抵抗R1,R3を調整することとなる。これにより、光源発熱ユニット20の温度T1と光源発熱ユニット40の温度T3とは、調整部99によって、標準温度Tsに近い温度に制御される。温度T1,T3と標準温度Tsとの差ΔTで発生する光量比と発熱量比との微小変動量は、許容量と定義でき、照明光における光量比は略一定にさらに制御できる。
光源発熱ユニット20,30の発熱量Q1,Q2の制御方法を、下記式を用いて説明する。
Q1=Q1a=Q1s+Q1L
=Ith1×Vd1+P1×(1/η1−1)
=Ith1×Vd1+P1×κ1・・・式(4)
Q2=Q2a+Qv2=Q2s+Q2L+Qv2
=Ith2×Vd2+P2×(1/η2−1)+Qv2
=Ith2×Vd2+P2×κ2+Qv2・・・式(5)
κj=(1/ηj−1) (j=1,2) とする。
光源21,31,41の出力光量P1,P2,P3において、
P1:P2:P3=1:X:Yであり、この光量比は一定である。
光源21,31の閾値状態において、出力光量P1,P2が零である場合、発熱量比K1は下記式(6),(7)を用いる駆動部103によって算出される。出力光量が互いに零であり、光源発熱ユニット30の熱量調整素子33を動作させない場合、発熱量比K1は、最小発熱量比K1minとなる。すなわち、
K1min=Q2s/Q1s=(Ith2×Vd2)/(Ith1×Vd1)・・・式(6)
K1min≦ K1= Q2/Q1 ≦1・・・式(7)
なお熱量調整素子33がヒータ抵抗部材である場合、光の利用効率を考慮して、熱量調整素子33の発熱量Qv2が小さいことが好ましい。
また熱量調整素子33がLDである場合、発熱量Qv2は、LDの閾値状態の発熱量Qs以上に設定される必要がある。
光源21,31の駆動状態において、K1は下記式(8)を用いる駆動部103によって算出される。
K1=(Ith2×Vd2+X×κ2+Qv2)/(Ith1×Vd1+P1×κ1)・・・式(8)。
光源21の任意の出力光量Pm1が光源21の最大出力光量P1maxによって記述されるとき、すなわち、Pm1=α×P1max(1≧α≧0)である場合、駆動部103は、情報テーブル101aから出力光量Pm1に対する駆動電流Id1mと駆動電圧Vd1mとを算出する。
同様に、光源31の任意の出力光量Pm2=X×α×P1maxである場合、駆動部103は、情報テーブル101aから出力光量Pm2に対する駆動電流Id2mと駆動電圧Vd2mとを算出する。
出力光量Pm1,Pm2で発生する光源21,31の発熱量Q1m,Q2mは、下記式(9),(10)を用いる駆動部103によって算出される。
Q1m=Ith1×Vd1+Pm1×κ1・・・式(9)
Q2m=Ith2×Vd2+X×κ2×Pm1+Qv2・・・式(10)
Qv2は、K1=Q2m/Q1mを用いる駆動部103によって算出される。
[効果]
本実施形態では、発熱量比が一定となるように、駆動部103が熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3を算出する。このため光源発熱ユニット20,30,40の温度差が抑制される。よって本実施形態では、光源発熱ユニット20,30,40の温度は標準温度Tsに制御でき、照明光の総光量が可変しても、簡単な構成で、光量比が一定といった照明光の特性を安定できる光源装置10を提供できる。
なお光源21の出力光量P1が0.1W〜最大1.0Wまで可変であるとする。この場合、情報テーブル101bは、出力光量P1に対応する、光源31,41の出力光量P2,P3と駆動電流Id1,Id2,Id3と光源21,31,41の発熱量Q1a,Q2a,Q3aと発熱量比Q2/Q1,Q3/Q1と熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3等を有する。
白色照明光において、光量比が一定で、熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3が調整されることで、発熱量比Q2/Q1,Q3/Q1が一定となる。
出力光量が最大であり、放熱部材である調整部99の容量が大きい場合、光源発熱ユニット20,30,40全体の温度は調整部99によって標準温度Tsに近づく。しかしながら、出力光量が最大であり、調整部99の容量が小さい場合、光源発熱ユニット20,30,40全体の温度は標準温度Tsよりも数度高くなる。この温度差によって、光源発熱ユニット20,30,40の発熱量Q1,Q2,Q3が変動する。しかしながら、変動量が変動量の数%以下であれば、この変動は許容され、発熱量比Kは許容される。
発熱量Qと駆動電流Idとが設定される場合、駆動電圧Vdは一定として見積もられる。実際には、駆動電流Idが閾値電流Ithよりも十分大きくなると、駆動電圧Vdは閾値状態における駆動電圧Vthよりも高くなる。発熱量Qが大きくなり、調整部99の温度が標準温度Tsよりも高くなると、駆動電圧Vdは閾値状態における駆動電圧Vthよりも低くなる。出力光量Pに対する駆動電圧Vdの変動量が小さいため、光量比の許容範囲は、駆動電圧Vdの変動量に伴う光量の変化量とする。
光源21,31,41の光変換効率η1,η2,η3を一定として、光源21,31,41の発熱量Q1a,Q2a,Q3aと出力光量P1,P2,P3とが算出される。しかしながら、出力光量P1,P2,P3が最大近傍となり、発熱量Q1a,Q2a,Q3aが増加すると、光変換効率η1,η2,η3は徐々に低下する傾向がある。出力光量P1,P2,P3が最大近傍では、光量比の変動量が最大となり、この変動の最大値を最大許容値とする。
[第1の実施形態の変形例1]
図4Aと図4Bと図4Cと図4Dとを用いて、第1の実施形態の変形例1について説明する。
本変形例では、光源装置10は複数の照明モードからいずれか1つの照明モードに切り替え、光源制御部100は切り替えられた照明モードに応じて光源と熱量調整素子とを制御する。複数の照明モードは、例えば白色光モードと第1特殊光モードとである。
白色光モードは、第1の実施形態を示す。白色光モードでは、光源21,31,41が同時に駆動し、一定の光量比を有する照明光が生成される。
第1特殊光モードでは、光源31,41がOFFとなり、光源21,45がONとなる。第1特殊光モードでは、熱量調整素子33,43が駆動する。第1特殊光モードでは、光源発熱ユニット20の発熱量Q1と光源発熱ユニット30の発熱量Q2との発熱量比K1が白色光モードにおける発熱量比K1と同一となる。第1特殊光モードでは、光源21,45から出射される2種類の第1,4レーザ光の光量比が一定である状態で、照明光は対象物を照明し、対象物によって反射された反射光を基に観察などが実施される。
[構成]
以下に第1の実施形態とは異なる部分を説明する。
図4Aと図4Bとに示すように、第3光源発熱ユニット40は、中心波長が例えば445nmの青色の第3レーザ光を出射する第3光源41と、中心波長が例えば405nmの青紫色の第4レーザ光を出射する第4光源45と、第3光源41及び第4光源45に隣接且つ熱的に接続され、発熱によって光源41,45の発熱量Q3a,Q4aを調整する第3熱量調整素子43とを有する。
白色光モードでは、第1の実施形態と同様である。
第1特殊光モードでは、光源21,45が駆動し、緑色の第1レーザ光と青紫色の第4レーザ光とが合成されて、照明光が生成される。なお第1レーザ光と第4レーザ光との光量比は、例えば1:0.8に予め設定されている。記録部101は、第1特殊光モードにおける光源21,45の特性を有する第3情報テーブル101c(図4C参照)を記録する。
光源装置10は、例えば内視鏡装置200に組み込まれる。内視鏡装置200は、白色光照明モードと第1特殊光モードとを切り替えるスイッチなどの図示しない切替部を有する。内視鏡装置200は、照明光が対象物を照明した際に対象物によって反射された反射光を撮像する撮像部201と、撮像部201によって撮像された反射光を画像処理する画像処理部203と、画像処理された反射光を画像として表示する表示部205とを有する。
[動作]
光源発熱ユニット20は、白色光モードと第1特殊光モードとのどちらであっても、同じ駆動条件で駆動する。
第1特殊光モードの光源発熱ユニット30において、光源31はOFFとなる。そして光源発熱ユニット20の発熱量Q1と光源発熱ユニット30の発熱量Q2(熱量調整素子33の発熱量Qv2)との第1特殊光モードにおける発熱量比K2(Q2/Q1)が白色光モードにおける発熱量比K2(Q2/Q1)と同一となるように、駆動部103は、熱量調整素子33の発熱量Qv2を算出する。駆動部103は、熱量調整素子33が発熱量Qv2を発熱するように、熱量調整素子33を駆動させる。
第1特殊光モードの光源発熱ユニット40において、光源41がOFFになり、光源45が駆動する。
第1特殊光モードでは、例えば第1,4レーザ光の光量比が1:0.8と予め設定されると、光源21,45は設定に基づいて光源制御部100によって制御される。これにより、特殊光が実現される。
光源発熱ユニット20の発熱量Q1と光源発熱ユニット40の発熱量Q3(光源45の発熱量Q4aと熱量調整素子43の発熱量Qv2との総和)との第1特殊光モードにおける発熱量比K3(Q3/Q1)が白色光モードにおける発熱量比K3(Q3/Q1)と同一となるように、駆動部103は、熱量調整素子43の発熱量Qv3を算出する。駆動部103は、熱量調整素子43が発熱量Qv3を発熱するように、熱量調整素子43を駆動させる。白色光モードにおける発熱量比Q3は、光源41の発熱量Q3aと熱量調整素子43の発熱量Qv3との総和である。
なお、第1特殊光モードでは、第1レーザ光と第4レーザ光との光量比が1:0.8となるように、駆動部103は光源21,45の駆動電流Id1,Id4を算出する。この光量比が1:1に変更される場合、駆動部103は、白色光モードにおける発熱量比K3をさらに大きな値に設定すればよい。
第1特殊光モードにおいて、駆動部103は、情報テーブル101cから、光源21,45の出力光量P1,P4に対する、駆動電流Id1,Id4と駆動電圧Vd1,Vd4と発熱量Q1,Q3とを算出する。そして、駆動部103は、発熱量比K3が一定となるように、発熱量Q1,Q3を基に熱量調整素子43の発熱量Qv3を算出する。
実際には、熱量調整素子43であるヒータ抵抗部材に対して、所定の駆動電流と駆動電圧とが印加されると、熱量調整素子43の発熱量Qv3が制御される。
第1特殊光モードにおいて、対象物と照明光の出射位置との距離は、観察状況に応じて可変する。画像処理部203が画像を生成する際に、撮像部201が飽和しないように、距離に応じて、照明光の総光量が調整される必要がある。
このため、第1特殊光モードにおいて、第1レーザ光を出力する光源21の出力光量P1が0.1W〜最大1.0Wまで可変であるとする。この場合、記録部101は、第4情報テーブル101d(図4D参照)を記録してもよい。情報テーブル101dは、例えば、光源21の出力光量P1に対応する、光源21の駆動電流Id1と、光源発熱ユニット20の発熱量Q1(光源21の発熱量Q1a)と、光源発熱ユニット30の発熱量Q2(熱量調整素子33の発熱量Qv2)と、発熱量比Q2/Q1と、光源45の出力光量P4と、光源45の駆動電流Id4と、光源発熱ユニット40の発熱量Q2(光源45の発熱量Q4aと熱量調整素子43の発熱量Qv3)と、発熱量比Q3/Q1とを有する。このように、光源21の出力光量P1が可変しても、第1特殊光モードの発熱量比Q2/Q1,Q3/Q1は、白色光モードの発熱量比と同一となり、緑色の第1レーザ光と青紫色の第4レーザ光との光量比が1:0.8と一定となる。
[効果]
本変形例では、白色光モードと第1特殊光モードとにおいて、照明光の総光量が可変しても、光量比が許容範囲内で略一定となり、安定した照明光の特性を有する光源装置10を提供できる。本変形例では、白色光モードと第1特殊光モードとの一方が他方に切り替わるため、安定した特性を有する照明光を対象物に照明でき、画像を基に診断及び分析できる。
[第1の実施形態の変形例2]
図5と図6Aと図6Bと図7Aと図7Bと図7Cと図7Dとを用いて、第1の実施形態の変形例2について説明する。
本変形例では、複数の照明モードは、例えば白色光モードと第2特殊光モードとである。
第2特殊光モードでは、特定の波長を有するレーザ光を出射する光源が選択され及び駆動し、他の光源がOFFになる。第2特殊光モードでは、熱量調整素子も駆動する。また第2特殊光モードでは、白色モード時の光源発熱ユニットの発熱量比が保たれつつ、特定の波長を有するレーザ光の光量がすべて同一になり、合波した照明光が対象物に照明する。特定波長を有するレーザ光を出射する光源の出力は全て同一に設定されるが、標準温度Tsと実際の光源の温度T1との差で、駆動電圧に変動が発生する。この駆動電圧の変動に伴う光源の出力の変動量を許容変動量とし、各特定波長の光源の光出力が略一定に制御された状態で照明光が対象物を照明し、対象物によって反射された特定波長毎の反射光量を基に観察などが実施される。
具体的には、血液中のヘモグロビンは、照明光の波長によって吸光係数μaが変化する特性を有する。吸光係数μaの波長選択性が利用されて、表示部205は、第2特殊光モードの画像と白色光モードの画像とを切り替えて表示する。第2特殊光モードの画像は、血液中の酸素濃度の高低分布を示す。白色光モードの画像は、白色画像を示す。
[構成]
以下に第1の実施形態とは異なる部分を説明する。
図6Aと図6Bとに示すように、第1光源発熱ユニット20は、中心波長が638nmの赤色の第5レーザ光を出射する第5光源27aと、中心波長が660nmの赤色の第6レーザ光を出射する第6光源27bとを有する。
第2光源発熱ユニット30は、中心波長が例えば473nmの青色の第7レーザ光を出射する第7光源37と、第7光源37に隣接且つ熱的に接続され、発熱によって第7光源37の発熱量Q7aを調整する第2熱量調整素子33とを有する。
第3光源発熱ユニット40は、中心波長が例えば530nmの緑色の第8レーザ光を出射する第8光源47と、第8光源47に隣接且つ熱的に接続され、発熱によって第8光源47の発熱量Q8aを調整する第3熱量調整素子43とを有する。
記録部101は、白色光モードにおいて駆動する光源27a,27b,37,47の特性を有する第5情報テーブル101e(図7A参照)と、第2特殊光モードにおいて駆動する光源27a,27b,37の特性を有する第6情報テーブル101f(図7B参照)とを記録する。
白色光モードでは、第5,6,7,8レーザ光の光量比が1:0.33:0.67:0.5と予め設定されると、光源27a,27b,37,47は設定に基づいて光源制御部100によって制御される。これにより、色度座標が(0.324,0.334)で、色温度が6000K近傍の白色の照明光が実現される。
第2特殊光モードでは、例えば第5,6,7レーザ光の光量比が1:1:1と予め設定されると、光源27a,27b,37,47は設定に基づいて光源制御部100によって制御される。これにより、第2特殊光が実現される。
[動作]
図5に示すように、k中のヘモグロビンは、酸素と結合していない還元ヘモグロビン301と酸素と結合した酸化ヘモグロビン303とを有する。還元ヘモグロビン301の吸光係数は、酸化ヘモグロビン303の吸光係数とは異なる。還元ヘモグロビン301と酸化ヘモグロビン303とにおいて、等吸収点を除き、吸光度に差が生じる。なお等吸収点は、図5における還元ヘモグロビン301と酸化ヘモグロビン303との交点の1つである。本変形例では光源37が出射するレーザ光の波長は、この交点に対応する波長である473mmに設定される。
吸光度に差が生じた場合、同じ光量強度で同じ波長を有する光が同じ血管を照明しても、輝度値が変化する。また同じ光量強度を有する光が照明されても、波長が変わると、吸光係数が変わるため、輝度値が変化する。
白色光モードでは、光量比が1:0.33:0.67:0.5になり、発熱量比Q2/Q1,Q3/Q1がそれぞれ一定となり、熱抵抗比R2/R1,R3/R1がそれぞれ一定となるように、駆動部103は、熱量調整素子33,43の発熱量Qv2,Qv3を算出する。駆動部103は、熱量調整素子33,43が発熱量Qv2,Qv3を発熱するように、熱量調整素子33,43を駆動させる。これにより、光源発熱ユニット20,30,40の温度が制御され、各出力光量が安定する。
対象物と照明光の出射位置との距離は、観察状況に応じて可変する。画像処理部203が画像を生成する際に、撮像部201が飽和しないように、距離に応じて、白色照明光の総光量が調整される必要がある。
このため、白色光モードにおいて、赤色の第5レーザ光を出力する光源27aの出力光量P5が0.1W〜最大1.0Wまで可変であるとする。この場合、記録部101は、第7情報テーブル101g(図7C参照)を記録してもよい。情報テーブル101gは、例えば、光源27aの出力光量P5に対応する、光源27a,27b,37,47の駆動電流Id5,Id6,Id7,Id8と、光源発熱ユニット20の発熱量Q1(光源27a,27bの発熱量Q5a,Q6a)と、光源発熱ユニット30の発熱量Q2(光源37の発熱量Q7aと熱量調整素子33の発熱量Qv2)と、発熱量比Q2/Q1と、光源27b,37,47の出力光量P6,P7,P8と、光源発熱ユニット40の発熱量Q3(光源47の発熱量Q8aと熱量調整素子43の発熱量Qv3)と、発熱量比Q3/Q1とを有する。この場合、情報テーブル101gに示すように、光源27aの出力光量P5が可変しても、白色光モードの発熱量比Q2/Q1,Q3/Q1は同一となり、光量比が一定となり、安定した白色照明光が得られる。
第2特殊光モードでは、波長473nmと波長638nmと波長660nmとに反射光が分光された状態、撮像部201が反射光を撮像する。波長473nmにおける画像において、酸化ヘモグロビン303の吸光係数が還元ヘモグロビン301の吸光係数と同一である。波長638nm,660nmにおける画像において、酸化ヘモグロビン303の吸光係数は還元ヘモグロビン301の吸光係数よりも高く、還元ヘモグロビン301の輝度値は酸化ヘモグロビン303の輝度値よりも高い。
波長638nmの画像と波長473nmにおける画像との差分の画像と、波長660nmの画像と波長473nmにおける画像との差分の画像とが合成されると、酸化ヘモグロビン303と還元ヘモグロビン301との輝度差が明瞭な画像が生成される。そしてこの画像と白色画像との比較によって、対象部位が明確化される。
また前記した距離に応じて、第2特殊光の総光量が調整される必要がある。
このため、第2特殊光モードにおいて、赤色の第5レーザ光を出力する光源27aの出力光量P5が0.1W〜最大0.75Wまで可変であるとする。この場合、記録部101は、第8情報テーブル101h(図7D参照)を記録してもよい。情報テーブル101hは、例えば、光源27aの出力光量P5に対応する、光源27a,27b,37の駆動電流Id5,Id6,Id7と、光源発熱ユニット20の発熱量Q1(光源27a,27bの発熱量Q5a,Q6a)と、光源発熱ユニット30の発熱量Q2(光源37の発熱量Q7aと熱量調整素子33の発熱量Qv2)と、発熱量比Q2/Q1と、光源27b,37の出力光量P6,P7と、光源発熱ユニット40の発熱量Q3(熱量調整素子43の発熱量Qv3)と、発熱量比Q3/Q1とを有する。この場合、情報テーブル101gに示すように、光源27aの出力光量P5が可変しても、第2特殊光モードの発熱量比Q2/Q1,Q3/Q1は同一となり、光量比が一定となり、安定した特殊光が得られる。
[効果]
本変形例では、白色光モードにおいて、第1の実施形態とは異なり、白色光が4つの光源から出射される互いに波長が異なる光によって生成される。よって、白色光の特性が安定する。
第2特殊光モードにおいて、特殊光の総光量が可変しても、光量が許容変動内で略一定で、発熱量比が一定であれば、安定した特殊光が得られる。
[第2の実施形態]
[構成]
本実施形態では、図8Aと図8Bとに示すように、光源発熱ユニット20は、複数の光源21a,21bを有する。光源21a,21bは、互いに同じ色を有するが、中心波長が互いに異なる波長を有するレーザ光を出射する。この点は、光源発熱ユニット30,40についても同様である。光源発熱ユニット30の光源を光源31a,31bと称し、光源発熱ユニット40の光源を光源41a,41bと称する。各光源それぞれに対応してレンズなどの光学素子が配置されており、各光源それぞれから出射されたレーザ光は光学素子によって各導光部材に集光される。
図8Cに示すように、光源21aは中心波長が例えば520nmの緑色の第1レーザ光aを出射し、光源21bは中心波長が例えば540nmの緑色の第1レーザ光bを出射する。
光源31aは中心波長が例えば600nmの赤色の第2レーザ光aを出射し、光源31bは中心波長が例えば650nmの赤色の第2レーザ光bを出射する。
光源41aは中心波長が例えば450nmの青色の第3レーザ光aを出射し、光源41bは中心波長が例えば400nmの青色の第3レーザ光bを出射する。
光源発熱ユニット20において、光源21bは、例えばLDであり、第1熱量調整素子を兼ねる。
[作用]
本実施形態では、光源装置10は、照明光の総光量が可変しても、各光源から出力される光を所望の状態(例えば色度座標を一定)に制御し、所望の状態を維持された白色の照明光を生成する。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、光源発熱ユニット20の発熱量Q1が光源発熱ユニット30,40の発熱量Q2,Q3よりも大きく、発熱量Q1が基準となり、発熱量Q2,Q3が制御されるとする。光源21bである第1熱量調整素子の発熱量Qv1は、駆動部103によって算出される。
図8Cに示すように、光源発熱ユニット20において、第1レーザ光a,bの色度座標をλ1A(X1A,Y1A),λ1B(X1B,Y1B)、第1レーザ光a,bの出力光量をP1A,P1Bと称する。
光源発熱ユニット30において、第2レーザ光a,bの色度座標をλ2A(X2A,Y2A),λ2B(X2B,Y2B)、第2レーザ光a,bの出力光量をP2A,P2Bと称する。
光源発熱ユニット40において、第3レーザ光a,bの色度座標をλ3A(X3A,Y3A),λ3B(X3B,Y3B)、第3レーザ光a,bの出力光量をP3A,P3Bと称する。
第1,2,3レーザ光a,bの合成によって、白色の照明光が生成される。照明光の色度座標を(X,Y)と称し、照明光の総光量をPと称する。
照明光の色度座標(X,Y)は、各光源発熱ユニットから出射されるレーザ光の波長に対応する色度座標と、照明光全体に占める光量比との積の総和で決まる。すなわち、
(X,Y)=(ΣλiA(XiA,YiA)×PiA+λiB(XiB,YiB)×PiB)/Σ(PiA+PiB) (i=1,2,3) ・・・式(11) となる。
照明光の色度座標(X,Y)が所望の色度座標(0.33,0.33)と予め設定されると、駆動部103は、照明光の色度座標(X,Y)が所望の色度座標(0.33,0.33)に近傍するように、光源と熱量調整素子とを制御する。このため駆動部103は、式(11)を用いて、各光源の出力光量(PiA+PiB)を算出する。
駆動部103は、光源発熱ユニット20の発熱量Q1を基準にして、熱量調整素子の発熱量Qv1,Qv2,Qv3を算出する。
光源発熱ユニット20,30,40の発熱量Q1,Q2,Q3と、光源発熱ユニット20,30,40と調整部99との間の熱抵抗R1,R2,R3との積が一定となるように、温度制御部95は、記録部101の図示しない情報テーブルから発熱量Q1,Q2,Q3を読み出し、発熱量Q1,Q2,Q3を基に印加電圧を算出し、印加電圧を調整部99に出力する。調整部99は、印加電圧に応じて、放熱部97へ伝導される伝熱量を調整する。つまり調整部99は、熱抵抗Rjを調整する。
これにより、光源発熱ユニット20,30,40の温度T1,T2,T3は、調整部99によって、標準温度Tsに近い温度に制御される。
次に、各光源の出力光量(PiA+PiB)によって、式(11)における照明光の色度座標(X,Y)が所望の色度座標(0.33,0.33)近傍に制御される方法について説明する。
本実施形態では、各光源発熱ユニットにおける2つの光源から出射されるレーザ光は互いに同じ色である。2つの光源を1つの光源とみなした場合、2つのレーザ光のドミナント波長は光源発熱ユニットから出射される光の標準波長としてみなされ、本実施形態の照明光は3つの光源発熱ユニットにおける3つの標準波長によって構成されると想定される。このため光源発熱ユニットにおける光量比が算出される必要がある。
ここで、2つの光源の発振スペクトル波長強度分布に対して、短波長側から波長毎に、スペクトル強度と視感度係数との積をその波長の強度と定義した場合、ドミナント波長とは、2つの光源の波長域全体の強度(総和)に対して、短波長側から積算して、総和の50%となる波長をドミナント波長と定める。
前記ドミナント波長を標準波長とし、同じ色の2つの光源発熱ユニットの色度座標を、標準波長の色度座標とみなし、RGBの3つの標準波長の色度座標が所望の色度座標(0.33,0.33)となるように、RGBの3つの標準波長の光量比が仮設定される。各光源発熱ユニットの標準波長に対する色度座標と仮光量比との積に対して、各光源発熱ユニットを構成する。すなわち、2つの光源の各々の色度座標と光量との積の和が、対応する標準波長の値に略等しくなるように、2つの光源の光量を決める。
この方法では、6つの光源の光量が簡易に決定され、照明光の色度座標(X,Y)を所望の色度座標(0.33,0.33)に制御される。
これを式で記述する場合、以下のとおりである。
光源発熱ユニット20,30,40の標準波長をλ1o,λ2o,λ3oとし、対応する標準波長の色度座標をλ1o(X1o,Y1o),λ2o(X2o,Y2o),λ3o(X3o,Y3o)とする。これら標準波長で構成される照明光の色度座標(X,Y)が所望の色度座標(0.33,0.33)近傍に制御される場合において、各光源発熱ユニットの光量比をr1,r2,r3とする。
例えば、白色照明光の緑色の光源発熱ユニット20の対応する色度座標を(X1,Y1)とすれば、
X1=r1×X1o,Y1=r1×Y1o となる。
緑色光の光源発熱ユニット20は光源21a,21bで構成されており、光源21a,21bの光量比をr11:r12(r1=r11+r12)とすれば近似的に次のように設定される。
r1=r11+r12
X1=r1×X1o 〜(r11×X1A) +(r12×X1B)
Y1=r1×Y1o 〜(r11×Y1A) +(r12×Y1B)・・・式(12)
同様に光源発熱ユニット30,40の各光量比が設定されると、6つの互いに異なる波長で構成される照明光の色度座標(X,Y)を所望の色度座標(0.33,0.33)近傍に設定できる。
[効果]
本実施形態では、各光源発熱ユニットの光量比と発熱量とが制御されることにより、照明光の色度座標(X,Y)を所望の色度座標(0.33,0.33)近傍に設定できる。
[第3の実施形態]
[構成]
本実施形態では、内視鏡装置200において、図9Aに示すカラーフィルター207を透過した反射光を、撮像部201が撮像する際に、撮像部201が撮像する反射光における光量比(PB:PG:PR)が一定となるように、駆動部103は光源21,31,41から出射される光量比(P1:P2:P3)を制御する。
図9Bに示すカラーフィルター207の透過特性において、カラーフィルター207は波長選択性を有し、カラーフィルター207の各透過領域は互いに対して完全に分離されておらず一部において互いに重なっている。光源がマルチモードのLDであるため、レーザ光は広いスペクトルを有し、波長域の幅は広くなっている。この波長域を検討対象とする。
以下の数式は、一点の波長に対するスペクトル強度とカラーフィルター207の透過係数との積を示す。しかし、実際には、数式は、スペクトル強度分布とカラーフィルター207の透過スペクトル分布との畳み込み積分で求められる。
内視鏡装置200の画像処理方法の一例は、反射光の波長に対して、カラーフィルター207を透過した反射光の光量比を一定にして、画像処理部203において適切な比率で色を補正し白色画像を生成する。
光源21は、波長λ1と光量P1を有する緑色のレーザ光を出射する。
光源31は、波長λ2と光量P2を有する赤色のレーザ光を出射する。
光源41は、波長λ3と光量P3を有する青色のレーザ光を出射する。
レーザ光のスペクトルの広がりが狭帯域であるのに対して、カラーフィルター207の透過波長帯域が広いため、3色のレーザ光の波長に対して、2つの波長域の光を検出する領域が存在してしまう状況にある。
撮像部201が受光する反射光において、駆動部103は、カラーフィルター207を透過した後に撮像部201が受光する青レーザ光の光量PBを、青色のレーザ光の光量P3と緑色のレーザ光の光量P1との和を基に算出する。カラーフィルター207は、青色のレーザ光の波長λ3に対して透過率がFb(λ3)を有し、緑色のレーザ光の波長λ1に対して透過率がFg(λ1)を有しているとする。この場合、駆動部103は、光量PBを、下記式(13)を用いて算出する。
PB=Fb(λ3)×P3+Fg(λ1)×P1・・・式(13)
撮像部201が受光する反射光において、駆動部103は、カラーフィルター207を透過した後に撮像部201が受光する緑色レーザ光の光量PGを、緑色のレーザ光の光量P1を基に算出する。カラーフィルター207は、緑色のレーザ光の波長λ1に対して透過率がFg(λ1)を有しているとする。この場合、駆動部103は、光量PGを、下記式(14)を用いて算出する。
PG=Fg(λ1)×P1・・・式(14)
撮像部201が受光する反射光において、駆動部103は、カラーフィルター207を透過した後に撮像部201が受光する赤色レーザ光の光量PRを、赤色のレーザ光の光量P2を基に算出する。カラーフィルター207は、赤色のレーザ光の波長λ2に対して透過率がFr(λ2)を有しているとする。この場合、駆動部103は、PRを、下記式(15)を用いて算出する。
PR=Fr(λ2)×P2・・・式(15)
カラーフィルター207を透過した光量比、すなわちPB:PG:PRが1:1:1と一定となるように、駆動部103は下記式(15),(16)を用いて、各光量P1,P2,P3を制御する。
P2/P1=Fg(λ1)/Fr(λ2)・・・式(16)
P3/P1=(Fg(λ1)−Fb(λ1))/Fb(λ3)・・・式(17)
各光源の光量比が制御されることによって、撮像部201が受光する反射光の光量比が略一定となる。
[効果]
このため、画像処理部203が画像を生成する際に実施される色味の調整において、光量に対する重み付け画像処理が容易となる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示される複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
本発明は、光源装置と内視鏡装置とに関する。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、照明光の総光量が変化しても、簡素な構成で照明光の特性を安定できる光源装置と内視鏡装置とを提供することを目的とする。
本発明の光源装置の一態様は、第1光源と第2光源とから出射され且つ互いに異なる波長を有する複数の光を基に、第1照明モードに対応する第1照明光と第2照明モードに対応する第2照明光とを生成する光源装置であって、前記第1光源と、前記第1光源の発熱量を調整する第1熱量調整素子とを含む第1光源発熱ユニットと、前記第2光源と、前記第2光源の発熱量を調整する第2熱量調整素子とを含む第2光源発熱ユニットと、前記第1照明モード及び前記第2照明モードのいずれにおいても、前記第1光源発熱ユニットの発熱量と前記第2光源発熱ユニットの発熱量との比率とを一定に保つように、前記第1熱量調整素子の発熱量及び前記第2熱量調整素子の発熱量を制御する光源制御部と、前記比率を基に、前記第1光源発熱ユニットの温度と前記第2光源発熱ユニットの温度とを調整する温度制御調整部とを具備する。
本発明の内視鏡装置の一態様は、上記の光源装置と、照明光が対象物を照明した際に前記対象物によって反射された後にカラーフィルターを透過した反射光を撮像する撮像部と、を有し、前記撮像部が撮像する前記反射光における光量比が一定となるように、前記光源制御部は前記第1光源及び前記第2光源から出射される光の光量比を制御する。
本発明によれば、照明光の総光量が変化しても、簡素な構成で照明光の特性を安定できる光源装置と内視鏡装置とを提供できる。

Claims (14)

  1. 複数の光源それぞれから出射され且つ互いに異なる波長を有する光の合成によって照明光を生成する光源装置であって、
    少なくとも1つの前記光源に対して隣接且つ熱的に接続され、発熱によって前記光源の発熱量を調整する熱量調整素子と、
    前記光源と前記熱量調整素子との少なくとも一方を有する複数の光源発熱ユニットと、
    前記光源発熱ユニットの発熱量は前記光源の発熱量と前記熱量調整素子の発熱量との総和である場合において、前記光源発熱ユニットそれぞれの発熱量の比が一定となり且つ前記照明光の状態が所望の状態となるように、前記光源と前記熱量調整素子とを制御する光源制御部と、
    を具備する光源装置。
  2. 1つの放熱部材と、
    前記放熱部材と前記光源発熱ユニットそれぞれとを熱的に接続する熱接続部材と、
    をさらに具備し、
    前記熱接続部材それぞれの熱抵抗は、前記光源発熱ユニットそれぞれにおける熱抵抗よりも大きく、
    1つの前記光源発熱ユニットと1つの前記熱接続部材とが1つのユニットであるとした場合に、1つの前記ユニットにおける前記光源発熱ユニットの発熱量と前記熱接続部材の熱抵抗との積が、前記ユニットそれぞれにおいて等しくなるように、前記熱接続部材それぞれが構成される請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光源制御部は、前記照明光の状態が前記所望の状態を維持されるために、前記光源それぞれの出力光量を制御し、前記出力光量に対応する前記光源の駆動を制御し、発熱量が最も高い第1光源の発熱量を基準に、前記第1光源が所属する前記光源発熱ユニット以外の前記光源発熱ユニットが有する前記熱量調整素子の発熱量を制御する請求項1または請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記光源発熱ユニットは、前記光源と前記熱量調整素子とを有する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光源装置。
  5. 前記光源は、レーザ光源であり、
    前記所望の状態は、所望の光量比である請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記光源装置は、複数の照明モードからいずれかの照明モードに切り替え、
    前記光源制御部は、切り替えられた照明モードに応じて、前記光源と前記熱量調整素子とを制御する請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記光源制御部は、前記所望の状態を維持された前記照明光の総光量が可変するように、前記光源と前記熱量調整素子とを制御する請求項5に記載の光源装置。
  8. 前記照明光が対象物を照明した際に前記対象物によって反射された後にカラーフィルターを透過した反射光を撮像する撮像部を有する内視鏡装置に前記光源装置が組み込まれた際に、
    前記撮像部が撮像する前記反射光における光量比が一定となるように、前記光源制御部は前記光源それぞれから出射される光量比を制御する請求項5に記載の光源装置。
  9. 前記光源は、レーザ光源であり、
    前記所望の状態は、所望の色度座標である請求項4に記載の光源装置。
  10. 前記光源は、前記熱量調整素子を兼ね、
    前記照明光の色度座標は、前記光源発熱ユニットそれぞれから出射される光の波長に対応する色度座標と、前記照明光全体に占める光量比との積の総和で決まり、
    前記光源制御部は、前記照明光の色度座標が前記所望の色度座標に近傍するように、前記光源と前記熱量調整素子とを制御する請求項6に記載の光源装置。
  11. 前記光源発熱ユニットが互いに同じ色を有し且つ互いに異なる波長を有する光を出射する2つの光源を有する場合の前記光源発熱ユニットから出射される光の標準波長を2つの光のドミナント波長であると定義し、
    実際の照明光の色度座標が予め設定された前記照明光の色度座標に近似するように、前記光源発熱ユニットから出射される前記光の前記標準波長と前記光源の光量比とを基に、前記実際の照明光の色度座標を前記光源制御部は制御する請求項10に記載の光源装置。
  12. 前記照明光は、前記照明光の色度座標が前記所望の色度座標(0.33,0.33)に近傍する白色光である請求項11に記載の光源装置。
  13. 前記放熱部材は、前記光源発熱ユニットから外部に伝導される熱の伝導量を調整する調整部である請求項2に記載の光源装置。
  14. 前記光源は、前記熱量調整素子を兼ねる請求項1に記載の光源装置。
JP2017524508A 2015-06-24 2015-06-24 光源装置と内視鏡装置 Pending JPWO2016208015A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/068263 WO2016208015A1 (ja) 2015-06-24 2015-06-24 光源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2016208015A1 true JPWO2016208015A1 (ja) 2018-04-19

Family

ID=57585013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017524508A Pending JPWO2016208015A1 (ja) 2015-06-24 2015-06-24 光源装置と内視鏡装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2016208015A1 (ja)
WO (1) WO2016208015A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529695A (ja) * 1991-07-23 1993-02-05 Nippon Steel Corp レーザ装置
JP2001085882A (ja) * 1999-09-09 2001-03-30 Hitachi Cable Ltd 電子機器の冷却方法
JP2002280661A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Furukawa Electric Co Ltd:The レーザダイオードモジュールからなる光源
US20100232462A1 (en) * 2009-03-12 2010-09-16 Futurewei Technologies, Inc. Thermally Optimized Mechanical Interface for Hybrid Integrated Wavelength Division Multiplexed Arrayed Transmitter
JP2013115257A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Mitsubishi Electric Corp 光モジュール
JP2013191902A (ja) * 2013-07-05 2013-09-26 Fujitsu Ltd 半導体光増幅器モジュールおよび半導体光増幅器モジュールの制御方法
WO2014126124A1 (ja) * 2013-02-13 2014-08-21 株式会社フジクラ 半導体レーザ装置
WO2015045843A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 ウシオ電機株式会社 レーザ光源装置
WO2015064470A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 光源装置及び内視鏡装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040190580A1 (en) * 2003-03-04 2004-09-30 Bardia Pezeshki High-yield high-precision distributed feedback laser based on an array
US8089995B2 (en) * 2006-07-12 2012-01-03 Oracle America, Inc. Structures and methods for adjusting the wavelengths of lasers via temperature control
CA2718903C (en) * 2008-03-18 2013-11-19 Motoaki Tamaya Laser light source module
JP2009296020A (ja) * 2009-09-24 2009-12-17 Hitachi Ltd 光モジュール
JP2013258357A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体光源装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529695A (ja) * 1991-07-23 1993-02-05 Nippon Steel Corp レーザ装置
JP2001085882A (ja) * 1999-09-09 2001-03-30 Hitachi Cable Ltd 電子機器の冷却方法
JP2002280661A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Furukawa Electric Co Ltd:The レーザダイオードモジュールからなる光源
US20100232462A1 (en) * 2009-03-12 2010-09-16 Futurewei Technologies, Inc. Thermally Optimized Mechanical Interface for Hybrid Integrated Wavelength Division Multiplexed Arrayed Transmitter
JP2013115257A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Mitsubishi Electric Corp 光モジュール
WO2014126124A1 (ja) * 2013-02-13 2014-08-21 株式会社フジクラ 半導体レーザ装置
JP2013191902A (ja) * 2013-07-05 2013-09-26 Fujitsu Ltd 半導体光増幅器モジュールおよび半導体光増幅器モジュールの制御方法
WO2015045843A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 ウシオ電機株式会社 レーザ光源装置
WO2015064470A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 光源装置及び内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016208015A1 (ja) 2016-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4525767B2 (ja) 照明装置及び表示装置
JP4263484B2 (ja) Ledの多色化アレイを有する照明器具
JP4116435B2 (ja) Led照明装置システム及びこのled照明装置システムのled光源に電力を供給する方法
RU2415518C2 (ru) Светодиодное осветительное устройство
JP5211663B2 (ja) 光源装置、プロジェクタ装置、モニタ装置、照明装置
US7733931B2 (en) Light source device, projector device, monitor device, and lighting device
US20140159077A1 (en) System for thermal control of red led(s) chips
JP7059941B2 (ja) 照明装置、観察システム、および制御方法
WO2017154333A1 (ja) 内視鏡用光源装置
JP2013258357A (ja) 半導体光源装置
TW200539538A (en) Control of spectral content of a laser diode light source
TW200937152A (en) Method and arrangement for adjusting a color location, and illumination system
JP2013168529A (ja) レーザ光源装置および画像表示装置
JPWO2016084163A1 (ja) 照明装置及び照明装置を備えた内視鏡
US9526144B2 (en) Light source apparatus and endoscope apparatus
WO2016208015A1 (ja) 光源装置
JP2011154206A (ja) 光源装置、投影装置及び投影方法
JP6350005B2 (ja) プロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ装置
WO2015045843A1 (ja) レーザ光源装置
WO2022190390A1 (ja) 光源装置
WO2024166224A1 (ja) 光源装置及び冷却ユニット
JP6367972B2 (ja) 光源ユニット、光源装置および内視鏡装置
JP2005191223A (ja) 半導体レーザ光源装置
US10791595B2 (en) Illuminating device
JP2023093211A (ja) 内視鏡用プロセッサ、内視鏡システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181211

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190108