JPWO2016185895A1 - 無線端末、基地局、及びプロセッサ - Google Patents

無線端末、基地局、及びプロセッサ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016185895A1
JPWO2016185895A1 JP2017519100A JP2017519100A JPWO2016185895A1 JP WO2016185895 A1 JPWO2016185895 A1 JP WO2016185895A1 JP 2017519100 A JP2017519100 A JP 2017519100A JP 2017519100 A JP2017519100 A JP 2017519100A JP WO2016185895 A1 JPWO2016185895 A1 JP WO2016185895A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless terminal
bsr
resource
base station
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017519100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6783755B2 (ja
Inventor
真人 藤代
真人 藤代
智春 山▲崎▼
智春 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2016185895A1 publication Critical patent/JPWO2016185895A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6783755B2 publication Critical patent/JP6783755B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/21Control channels or signalling for resource management in the uplink direction of a wireless link, i.e. towards the network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0023Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the signalling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0023Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the signalling
    • H04L1/0026Transmission of channel quality indication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1812Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1829Arrangements specially adapted for the receiver end
    • H04L1/1861Physical mapping arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/146Uplink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/1263Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows
    • H04W72/1268Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows of uplink data flows
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/52Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on load

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを基地局に送信する無線端末は、前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記基地局に送信する処理を行う制御部を備える。前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む。

Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる無線端末、基地局、及びプロセッサに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)において、無線通信におけるレイテンシを低減するレイテンシ低減機能の導入が検討されている。このようなレイテンシ低減機能を実現するための技術として、高速上りリンクアクセス技術及びTTI(Transmission Time Interval)短縮技術等が挙げられる。
一つの実施形態に係る無線端末は、PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを基地局に送信する。前記無線端末は、前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記基地局に送信する処理を行う制御部を備える。前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む。
一つの実施形態に係る基地局は、PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを無線端末から受信する。前記基地局は、前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記無線端末から受信する処理を行う制御部を備える。前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む。
一つの実施形態に係るプロセッサは、PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを基地局に送信する無線端末を制御する。前記プロセッサは、前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記基地局に送信する処理を実行する。前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む。
実施形態に係るLTEシステム(移動通信システム)を示す図である。 実施形態に係るUE(無線端末)のブロック図である。 実施形態に係るeNB(基地局)のブロック図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成図である。 BSR MAC制御要素を説明するための図である。 TCPの概要を説明するための図である。 一般的な上りリンクの送信手順を説明するための図である。 実施形態に係る上りリンクの送信手順を説明するための図である。 実施形態の変更例1に係る動作を示す図である。 実施形態の付記に係る図である。 実施形態の付記に係る図である。 実施形態の付記に係る図である。
[実施形態の概要]
一般的な上りリンクの送信手順は、以下の第1のステップ乃至第3のステップを含む。
第1のステップにおいて、無線端末は、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)リソースを要求するためのスケジューリング要求(SR)を、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)リソースを用いて基地局に送信する。基地局は、SRの受信に応じて、無線端末にPUSCHリソースを割り当てる。
第2のステップにおいて、無線端末は、基地局から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、無線端末の送信バッファ内の上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含むバッファステータス報告(BSR)を基地局に送信する。基地局は、BSRの受信に応じて、適切な量のPUSCHリソースを無線端末に割り当てる。
第3のステップにおいて、無線端末は、基地局から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、無線端末の送信バッファ内の上りリンクデータを基地局に送信する。
しかしながら、このような上りリンクの送信手順は、上りリンクのレイテンシを低減する、すなわち、高速上りリンクアクセスを可能とする点において、改善の余地がある。
以下の実施形態において、高速上りリンクアクセスを可能とするための技術が開示される。
一つの実施形態に係る無線端末は、PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを基地局に送信する。前記無線端末は、前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記基地局に送信する処理を行う制御部を備える。前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む。
一つの実施形態に係る基地局は、PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを無線端末から受信する。前記基地局は、前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記無線端末から受信する処理を行う制御部を備える。前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む。
一つの実施形態に係るプロセッサは、PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを基地局に送信する無線端末を制御する。前記プロセッサは、前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記基地局に送信する処理を実行する。前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む。
[実施形態]
(移動通信システムの構成)
図1は、実施形態に係る移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムの構成を示す図である。図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、無線端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、セル(サービングセル)との無線通信を行う。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても用いられる。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
(無線端末の構成)
図2は、UE100(無線端末)のブロック図である。図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、上述した処理及び後述する処理を実行する。
(基地局の構成)
図3は、eNB200(基地局)のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、上述した処理及び後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
(無線インターフェイスの構成)
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードであり、そうでない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
UE100は、無線インターフェイスプロトコルの上位のプロトコルとしてOSI参照モデルの第4層乃至第7層を有する。第4層であるトランスポート層は、TCP(Transmission Control Protocol)を含む。TCPについては後述する。
(LTE下位層の概要)
図5は、LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)として用いられる領域である。PDCCHの詳細については後述する。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:PUSCH:Physical Downlink Shared Channel)として用いることができる領域である。
eNB200は、基本的には、PDCCHを用いて下りリンク制御信号(DCI:Downlink Control Information)をUE100に送信し、PDSCHを用いて下りリンクデータをUE100に送信する。PDCCHが搬送する下りリンク制御信号は、上りリンクSI(Scheduling Information)、下りリンクSI、TPCビットを含む。上りリンクSIは上りリンク無線リソースの割当てに関するスケジューリング情報(UL grant)であり、下りリンクSIは、下りリンク無線リソースの割当てに関するスケジューリング情報である。TPCビットは、上りリンクの送信電力の増減を指示する情報である。eNB200は、下りリンク制御信号の送信先のUE100を識別するために、送信先のUE100の識別子(RNTI:Radio Network Temporary ID)でスクランブリングしたCRCビットを下りリンク制御信号に含める。各UE100は、自UE宛ての可能性がある下りリンク制御信号について、自UEのRNTIでCRCビットをデスクランブリングすることにより、PDCCHをブラインド復号(Blind decoding)し、自UE宛の下りリンク制御信号を検出する。PDSCHは、下りリンクSIが示す下りリンク無線リソース(リソースブロック)により下りリンクデータを搬送する。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)として用いられる領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)として用いることができる領域である。
UE100は、基本的には、PUCCHを用いて上りリンク制御信号(UCI:Uplink Control Information)をeNB200に送信し、PUSCHを用いて上りリンクデータをeNB200に送信する。PUCCHが運搬する上りリンク制御信号は、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、スケジューリング要求(SR:Scheduling Request)、HARQ ACK/NACKを含む。CQIは、下りリンクのチャネル品質を示すインデックスであり、下りリンク伝送に用いるべきMCSの決定等に用いられる。PMIは、下りリンクの伝送のために用いることが望ましいプレコーダマトリックスを示すインデックスである。RIは、下りリンクの伝送に用いることが可能なレイヤ数(ストリーム数)を示すインデックスである。SRは、PUSCHリソースの割り当てを要求する情報である。HARQ ACK/NACKは、下りリンクデータを正しく受信したか否かを示す送達確認情報である。
(PUCCH)
PUCCHは、上りリンク制御チャネルに相当する。上述したように、上りリンクにおける各サブフレームにおける周波数方向の両端部にはPUCCH領域が設けられる。PUCCH領域に含まれる無線リソースは、PUCCHリソースとしてUE100に割り当てられる。各サブフレームにおける残りの部分にはPUSCH領域が設けられる。PUSCH領域に含まれる無線リソースは、PUSCHリソースとしてUE100に割り当てられる。
1つのPUCCHリソースは、サブフレーム内の2つのスロットの1リソースブロックずつを用いる。また、サブフレーム内のスロット間で周波数ホッピングが適用されており、スロット間でダイバシティ効果を得ている。PUCCHリソースは、リソースインデックスmにより識別される。
また、複数のフォーマット(PUCCHフォーマット)がサポートされている。各PUCCHフォーマットは、下記のように、異なる種類の制御信号を運搬する。1サブフレーム内で送信可能な制御信号のビット数は、PUCCHフォーマットごとに異なる。
・PUCCHフォーマット1: SR
・PUCCHフォーマット1a/1b: Ack/Nack
・PUCCHフォーマット2: CQI/PMI/RI
・PUCCHフォーマット2a/2b: CQI/PMI/RI及びAck/Nack
さらに、多数のAck/Nackを伝送するためのPUCCHフォーマット3が規定されている。
変調方式及びサブフレーム当たりビット数については、下記の表1のように規定されている。
Figure 2016185895
(SRの概要)
UE100は、PUSCHリソースを要求するためのSRを、PUCCHリソースを用いてeNB200に送信する。eNB200は、SRの受信に応じて、UE100にPUSCHリソースを割り当てる(すなわち、UE100に「UL grant」を送信する)。
UE100は、eNB200からRRCシグナリングにより設定されるPUCCHパラメータであるN(1) PUCCH,SRIに従って、SRの送信用のPUCCHリソースを決定する。当該パラメータは、UE固有のパラメータである。
また、SRの送信周期(SR periodicity)及びサブフレームオフセット(SR subframe offset)を含むSR設定(SR configuration)は、eNB200からUE100にRRCシグナリングにより設定されるパラメータである「SR configuration index」により定められる。当該パラメータは、UE固有のパラメータである。「SR configuration」の一例を表2に示す。
Figure 2016185895
表1の例において、SRの送信用のPUCCHリソースの周期(SR periodicity)は、1[ms]乃至80[ms]の範囲内である。
UE100は、例えば下記の式(1)を満たす各サブフレームにおいてSRを送信可能である。
Figure 2016185895
但し、「nf」はシステムフレーム番号(無線フレーム番号)であり、「nS」はフレーム内のスロット番号(0番乃至19番)であり、「NOFFSET,SR」はサブフレームオフセット(SR subframe offset)であり、「SRPERIODICITY」はSR周期(SR periodicity)である。
(BSRの概要)
UE100は、eNB200から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、BSRをeNB200に送信する。BSRは、UE100の送信バッファ(ULバッファ)内の上りリンクデータの量を示すバッファ情報(Buffer Size)を含む。BSRは、UE100のMAC層からeNB200のMAC層に送信されるMAC制御要素の一種である。BSR MAC制御要素は、第1のフォーマット及び第2のフォーマットをサポートする。第1のフォーマットは、「Short BSR」及び「Truncated BSR」の送信に用いられる。第2のフォーマットは、「Long BSR」の送信に用いられる。
図6は、BSR MAC制御要素を説明するための図である。
図6(A)に示すように、BSR MAC制御要素の第1のフォーマットは、1つの「LCG ID」フィールド及び1つの「Buffer Size」フィールドからなる。「LCG ID」は、論理チャネルのグループを識別するIDであり、2ビットのビット長を有する。「Buffer Size」は、「LCG ID」に対応するグループ内の全ての論理チャネルのデータ量を示すインデックスであり、6ビットのビット長を有する。インデックスとデータ量(バッファサイズ値)との対応関係の一例を表3に示す。
Figure 2016185895
図6(B)に示すように、BSR MAC制御要素の第2のフォーマットは、4つの「Buffer Size」フィールドからなる。「Buffer Size」フィールドは、「LCG ID #0」乃至「LCG ID #3」に対応して設けられる。BSR MAC制御要素の第2のフォーマットによれば、1つのBSRで4つの「LCG ID」の各データ量を示すことができる。
(TCPの概要)
図7は、TCPの概要を説明するための図である。実施形態において、UE100は、LTEシステムのネットワークを介して、インターネット上のサーバとのTCP通信を行う。
図7に示すように、サーバは、UE100からの「TCP ACK」に基づいてネットワークの混雑状況を判断する。サーバは、「TCP ACK」の受信に応じて、ウィンドウサイズを徐々に増加させる。ウィンドウサイズとは、「TCP ACK」を待たずに連続的に送信する「TCP Segment」の量である。一方、サーバは、「TCP ACK」の受信に失敗(タイムアウト)した場合、ウィンドウサイズを半減させる。このような制御は「スロースタート」と称される。
よって、LTEシステムの下りリンクが混雑していない場合でも、UE100が上りリンクにおいて「TCP ACK」を速やかに送信しなければ、下りリンクのTCPスループットを高めることができない。すなわち、UE100において「TCP ACK」を生成してから「TCP ACK」をeNB200に送信完了するまでの遅延時間(上りリンクのレイテンシ)を短縮できれば、下りリンクのTCPスループットを高めることができる。ここで、「TCP ACK」をUE100からeNB200に送信するためには、eNB200からUE100に適切な量の上りリンクリソース(具体的には、PUSCHリソース)を割り当てることが必要である。
(一般的な上りリンクの送信手順)
図8は、一般的な上りリンクの送信手順を説明するための図である。図8において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(すなわち、RRCコネクテッドモード)にある。
図8(A)に示すように、ステップS1において、eNB200は、EPC20からTCPパケット(TCPセグメント)を受信する。
ステップS2において、eNB200は、PDCCHリソースを用いて、PDSCHリソースをUE100に割り当てる。また、eNB200は、PDSCHリソースを用いて、EPC20から受信したTCPパケットに対応する下りリンクデータをUE100に送信する。具体的には、eNB200は、下りリンクSIを含むDCIをPDCCH上でUE100に送信し、当該DCIが示すPDSCHリソースを用いてUE100に下りリンクデータを送信する。
この段階で、eNB200は、PDCCHリソースを用いて、(周期的な)PUSCHリソースを予めUE100に割り当ててもよい(ステップS2A)。具体的には、eNB200は、上りリンクSI(UL grant)を含むDCIをPDCCH上でUE100に送信してもよい。このような手法は、「Pre−grant」と称される。なお、以下のステップS3乃至S6は、「Pre−grant」を行わない場合の動作である。
UE100は下りリンクデータを受信し、下りリンクデータをUE100の上位層に移動する。UE100の上位層は、TCP ACKを生成してUE100の下位層に通知する。UE100は、送信バッファ(UE100の下位層)に上りリンクデータ(TCP ACKパケット)が存在することに応じて、eNB200に対するPUSCHリソースの割り当ての要求を決定する。
ステップS3において、UE100は、PUSCHリソースの割り当てを要求するためのSRを、PUCCHリソースを用いてeNB200に送信する。
ステップS4において、eNB200は、SRの受信に応じて、UE100にPUSCHリソースを割り当てる。
ステップS5において、UE100は、eNB200から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含むBSRをeNB200に送信する。
ステップS6において、eNB200は、BSRの受信に応じて、適切な量のPUSCHリソースをUE100に割り当てる。UE100は、eNB200から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータ(TCP ACKパケット)をeNB200に送信する。
図8(B)は、UE100に割り当てられる上りリンクリソース(PUSCH)を示す。図8(B)において、UE100がTCP ACKを生成したタイミングを「T1」と表記している。「T1」において、TCP ACKのデータ量に対して適切な量のPUSCHリソースが割り当てられることが理想的なリソース割り当て(ideal allocation)である。
図8(B)に示すように、SR及びBSRを用いる一般的な上りリンクの送信手順(Simple allocation)においては、理想的な割り当てタイミングである「T1」よりも後のタイミング「T2」において、上りリンクデータのためのPUSCHリソースが割り当てられている。このような割り当ては、理想的な割り当てタイミングに対して、遅すぎる割り当て(Too late allocation)である。このような遅すぎる割り当ての場合、上りリンクのレイテンシを低減することができない。
これに対し、Pre−grantを用いる上りリンクの送信手順においては、理想的な割り当てタイミングである「T1」よりも前のタイミング「T0」において、上りリンクデータのためのPUSCHリソースが割り当てられている。このような割り当ては、理想的な割り当てタイミングに対して、早過ぎる割り当て(Too early allocation)である。このような早過ぎる割り当ての場合、UE100の上りリンクデータ量が不明な状態でUE100にPUSCHリソースが割り当てられる。このため、割り当てリソース量が過多(Too much allocation)又は過小(Too less allocation)になり得る。
(実施形態に係る上りリンクの送信手順)
図9は、実施形態に係る上りリンクの送信手順を説明するための図である。図9において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(すなわち、RRCコネクテッドモード)にある。ここでは、図8(A)との相違点を主として説明する。
図9に示すように、ステップS11において、eNB200は、EPC20からTCPパケット(TCPセグメント)を受信する。
ステップS12において、eNB200は、PDCCHリソースを用いて、PDSCHリソースをUE100に割り当てる。また、eNB200は、PDSCHリソースを用いて、EPC20から受信したTCPパケットに対応する下りリンクデータをUE100に送信する。
UE100は下りリンクデータを受信し、下りリンクデータをUE100の上位層に移動する。UE100の上位層は、TCP ACKを生成してUE100の下位層に通知する。UE100は、送信バッファ(UE100の下位層)に上りリンクデータ(TCP ACKパケット)が存在することに応じて、eNB200に対するPUSCHリソースの割り当ての要求を決定する。
ステップS13において、UE100は、PUSCHリソースの割り当てを要求するためのSRを、PUCCHリソースを用いてeNB200に送信する。実施形態において、UE100は、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータの量を示すバッファ情報をSRに含める。以下において、このようなSRを「SR w/ BSR」と称する。「SR w/ BSR」は、BSRの機能が追加されたSRである。「SR w/ BSR」を導入することにより、BSR手順(図8のステップS5及びS6)を省略することができる。このため、理想的な割り当てタイミングに近いタイミングでeNB200が適切な量のPUSCHリソースをUE100に割り当て可能となる。なお、一般的なBSRはPUSCHリソースを用いて送信されるが、「SR w/ BSR」はPUCCHリソースを用いて送信されることに留意すべきである。
「SR w/ BSR」に含まれるバッファ情報は、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータの大凡の量を示すインデックスである。このようなインデックスを用いることにより、「SR w/ BSR」のデータ量(ビット長)を削減することができる。実施形態において、当該バッファ情報(インデックス)は、PUSCHリソースを用いて送信される他のバッファ情報(すなわち、通常のBSRに含まれるバッファ情報)のビット長とは異なるビット長を有する。具体的には、「SR w/ BSR」に含まれるバッファ情報は、通常のBSRに含まれるバッファ情報に比べてビット長が短い。例えば、「SR w/ BSR」に含まれるバッファ情報は2ビットのビット長を有し、通常のBSRに含まれるバッファ情報は6ビットのビット長を有する。
例えば、インデックス「00」は「100バイト未満」を表し、インデックス「01」は「100バイト以上500バイト未満」を表し、インデックス「10」は「500バイト以上500kバイト未満」を表し、インデックス「11」は「500kバイト以上1Mバイト未満」を表す。このようなインデックスを用いる場合、バッファ情報のビット長は2ビットである。このような「SR w/ BSR」用のインデックスとバッファ量との対応関係は、eNB200からRRCシグナリング等により設定されてもよい。例えばRRC設定で、インデックス「00」、「01」、「10」、「11」のそれぞれの上限値及び/又は下限値を設定する。
或いは、インデックスは、表3に示したようなBSRテーブルを指定するものでもよい。この指定は、eNB200からUE100に設定される、又はUE100に事前設定(Preconfigure)される。例えば、インデックス「00」はBSRテーブル中の「Index 0〜15」を表し、インデックス「01」はBSRテーブル中の「Index 16〜31」を表し、インデックス「10」はBSRテーブル中の「Index 32〜47」を表し、インデックス「11」はBSRテーブル中の「Index 48〜63」を表す。なお、ここではBSRテーブルを4等分する一例を示したが、4等分に限定されない。このような「SR w/ BSR」用のインデックスとBSRテーブル中のIndexとの対応関係は、eNB200からRRCシグナリング等により設定されてもよい。
「SR w/ BSR」は、バッファ情報を含まない通常のSRの送信に用いられるPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット1)とは異なる特定のPUCCHフォーマットを用いて送信される。特定のPUCCHフォーマットとは、例えば、新たなPUCCHフォーマット1cである。PUCCHフォーマット1cには、BPSK(1ビット)又はQPSK(2ビット)が適用される。このビットを「SR w/ BSR」にマッピングし、PUCCHフォーマット1cが送信された場合、eNB200は、受信したPUCCHが「SR w/ BSR」を含んでいると認識する。
ステップS14において、eNB200は、「SR w/ BSR」の受信に応じて、適切な量のPUSCHリソースをUE100に割り当てる。UE100は、eNB200から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータ(TCP ACKパケット)をeNB200に送信する。
(実施形態のまとめ)
実施形態によれば、「SR w/ BSR」を導入することにより、BSR手順(図8のステップS5及びS6)を省略することができる。このため、理想的な割り当てタイミングに近いタイミングでeNB200が適切な量のPUSCHリソースをUE100に割り当て可能となる。
[実施形態の変更例1]
本変更例は、上述した実施形態に係る動作を適切に制御するための方法に関する。図10は、本変更例に係る動作を示す図である。図10の初期状態において、UE100は、eNB200のセルにおいてRRCコネクティッドモードである。
図10に示すように、UE100は、「SR w/ BSR」を送信する機能をUE100が有することを示す能力情報(UE Capability Information)をeNB200に送信する(ステップS101)。eNB200は、「UE Capability Information」を受信する。但し、eNB200は、「UE Capability Information」をUE100から受信せずに、「UE Capability Information」をMME300から取得してもよい。eNB200は、「UE Capability Information」に基づいて、「SR w/ BSR」を送信する機能をUE100が有することを確認する。
或いは、UE100は、高速上りリンクアクセスに興味を持つことを示す興味通知をeNB200に送信してもよい。興味通知は、高速上りリンクアクセスに関する設定(すなわち、「SR w/ BSR」の設定)を要求する設定要求とみなすこともできる。興味通知は、RRCメッセージの一種である「UE Assistance Information」によりUE100からeNB200に送信されてもよい。なお、UE100は、「UE Capability Information」及び興味通知(UE Assistance Information)のうち、何れか一方のみ又は両方をeNB200に送信してもよい。これによって、eNB200は、「SR w/ BSR」を送信する機能をUE100が有することを確認してもよい。
eNB200は、各種のパラメータを含む設定情報(Configurations)をUE100に送信する(ステップS102)。各種のパラメータは、「SR w/ BSR」の設定に関するパラメータを含む。UE100は、Configurations(各種のパラメータ)を記憶する。eNB200及びUE100は、データの送受信を開始する。この時点では、「SR w/ BSR」の送信が有効化されていない状態(deactive)である。
eNB200は、「SR w/ BSR」の送信を有効化する指示(SR w/ BSR ON)をUE100に送信する(ステップS103)。「SR w/ BSR ON」は、新たなDCIフォーマットにより識別されてもよい。すなわち、UE100は、新たなDCIフォーマットが適用されたDCIを「SR w/ BSR ON」と解釈する。或いは、「SR w/ BSR ON」は、DCI中のビットフィールドに含まれるフラグであってもよい。UE100は、「SR w/ BSR ON」の受信に応じて、「SR w/ BSR」の送信を有効化する。
その後、eNB200は、「SR w/ BSR」の送信を無効化する指示(SR w/ BSR OFF)をUE100に送信する(ステップS104)。「SR w/ BSR OFF」は、新たなDCIフォーマットにより識別されてもよい。すなわち、UE100は、「SR w/ BSR」の送信を有効化した後において、新たなDCIフォーマットが適用されたDCIを受信すると、当該DCIを「SR w/ BSR OFF」と解釈する。或いは、「SR w/ BSR OFF」は、DCI中のビットフィールドに含まれるフラグであってもよい。UE100は、「SR w/ BSR OFF」の受信に応じて、「SR w/ BSR」の送信を無効化(deactivate)する。その後、UE100は、「SR w/ BSR」の設定に関するパラメータを保持してもよい。
[実施形態の変更例2]
上述した実施形態の変更例1において、UE100は、eNB200からの指示に応じて、「SR w/ BSR」の送信を有効化又は無効化していた。
これに対し、本変更例において、UE100は、自身の送信バッファ状態に応じて、「SR w/ BSR」の送信を有効化又は無効化する。例えば、UE100は、BSRの送信トリガと同様に、バッファ量の増加をトリガとして「SR w/ BSR」の送信を有効化してもよい。或いは、UE100は、元々UE100の送信バッファにデータがなかった状態から、データが発生した状態に変化した際に、「SR w/ BSR」の送信を有効化してもよい。
[実施形態の変更例3]
上述した実施形態において、「SR w/ BSR」について「LCG ID」を特に考慮していなかった。本変更例において、「SR w/ BSR」に「LCG ID」を関連付ける方法について説明する。
第1の方法は、単純に「LCG ID」も通知する方法である。UE100は、既存のBSRと同様に、「SR w/ BSR」を「LCG ID」と紐づけて送信する。しかしながら、第1の方法は、オーバーヘッドの観点から好ましくない。
第2の方法は、「SR w/ BSR」に4つ分のバッファ情報(バッファサイズ)を含める。UE100は、既存の「Long BSR」と同様に、4つ分のバッファ情報をまとめて送信する。第2の方法も、オーバーヘッドの観点から好ましくない。
第3の方法は、4つのLCGの全体量(トータル値)を示すバッファ情報を「SR w/ BSR」に含めて送信する方法である。この方法であれば、オーバーヘッドの増大を抑制することができる。また、SRを送信するまではバッファは空であるため、上りリンクデータを早く送信するという主旨に照らせば、LCG(LCG ID)ごとにバッファ情報を分ける必要性は低いと考えられる。
第4の方法は、予め決められた1つのLCG(LCG ID)のみ「SR w/ BSR」の送信を許可する方法である。例えば、「LCG#0」と予め決められる。或いは、RRC設定でeNB200がUE100に当該1つのLCG(LCG ID)を指定する。この場合、オプションとして、複数のLCG(LCG ID)が指定された際に、第3の方法に切り替えてトータル値を報告してもよい。
[その他の実施形態]
「SR w/ BSR」に含まれるバッファ情報は、UE100における送信待ちの「TCP ACK」の数を表すインデックスであってもよい。例えば、インデックス「00」は1つのTCP ACKに相当するデータ量を表し、インデックス「01」は2つのTCP ACKに相当するデータ量を表し、インデックス「01」は2つのTCP ACKに相当するデータ量を表し、インデックス「11」は3つのTCP ACKに相当するデータ量を表す。このような対応関係は、LTEシステムの仕様により予め規定されていてもよい。或いは、このような対応関係をeNB200からUE100に対してRRCシグナリング等により指定してもよい。
上述した実施形態において、主にTCP ACKの高速アクセス技術の例を説明したが、これに限定されない。上述した実施形態に係る「SR w/ BSR」をTCP ACK以外の用途に適用することが可能である。例えば、高速アクセスや高い信頼性を要求する通信に「SR w/ BSR」を適用することが可能である。
また、上述した実施形態において、主に上りリンクのリソース割当について例示していたが、これに限定されない。例えば、「SR w/ BSR」をサイドリンク(例えばD2D通信)のリソース割当に適用する事が可能である。この場合、PDCCH(もしくはRRCシグナリング)によって、サイドリンクリソースの割り当てを行う際に、「SR w/ BSR」を適用することが可能である。
上述した実施形態において、UE100からネットワークに通知されるUE能力情報(UE capability)について特に触れなかった。しかしながら、「SR with BSR」を適用するUEは、「SR with BSR」の能力を有することを直接示すcapabilityで特定される以外に、例えばV2Xサービス対応UEやV2Xサービス実行中UEに対して「SR with BSR」を適用してもよい。
上述した実施形態において、UE100が「SR with BSR」を送信するトリガとして、DL TCPパケットの受信に触れていた。しかしながら、これは必須ではなく、純粋にUE内で生成されたパケットをトリガとしてもよい。また、送信パケットが生成される前にUEがパケットの生成タイミングを予測してトリガしてもよい。このような予測は、例えば、ITS分野でのCAM(Cooperative Awareness Message)メッセージのように、車両速度に応じて送信周期が決まるようなメッセージ等に好適である。
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[付記]
(1.はじめに)
LTEのためのレイテンシ低減技術に関する新たな研究項目が承認された。この研究の目的は、以下のように、パケットデータレイテンシを低減するために2つの技術分野を識別する。
・高速アップリンクアクセス解決策[RAN2]:
・TTIショートニングおよび低減された処理時間[RAN1]:
高速上りリンクアクセス解決策は、現在のTTI長さおよび処理時間、すなわちTTIショートニングを維持することを備えたいくつかの実施技術、および、備えていないいくつかの実施技術と比較して、リソース効率を改善することが期待されている。
本付記では、高速上りリンクアクセス解決策に関する研究に対する初期検討が提供される。
(2.議論)
(2.1.作業仮説)
本研究のモチベーション文書は、上りリンクリソース割当のための現在の標準化されたメカニズムが、TCPスループットの観点から、LTEの潜在的なスループットパフォーマンスを圧迫することを示している。TCPスループットの低下は、往復時間レイテンシ、すなわちULにおけるTCP−ACK送信によるTCPスロースタートアルゴリズムによって引き起こされる。したがって、高速上りリンクアクセス解決策は、TCPレイヤにおいて構築された上位レイヤによって提供されるユーザ体験を改善することが期待されている。作業仮説のために、SIDは、高速上りリンクアクセス解決策に言及する。
研究分野は、エアインターフェース容量、バッテリ寿命、制御チャネルリソース、仕様インパクト、および技術的可能性を含むリソース効率を含んでいる。FDDデュプレクスモードとTDDデュプレクスモードとの両方が考慮される。
第1の態様として、典型的なアプリケーションおよび使用の場合に関するレイテンシ改善による、低減された応答時間、および、改善されたTCPスループットのような潜在的な利得が識別され、文書化される。この評価では、RAN2は、短縮化されたTTIと同様に、プロトコル強化によるレイテンシ低減を仮定し得る。結論として、この研究の本態様は、どのレイテンシ低減が、望ましいであるのかを示すことになっている[RAN2]。
その解決策は、ネットワーク容量、UE電力消費、制御チャネルリソースを改善することが期待されている。特に、改善されたTCPスループットは、主要なパフォーマンスインジケータとして考慮され得る。
考察1:DL TCPスループットが、ULレイテンシ低減解決策によって改善されることが期待される。
高速上りリンクアクセス解決策特有の態様の場合;
アクティブなUEと、長期間、非アクティブであったが、RRC接続コネクティッドに維持されているUEとのために、スケジュールされたUL送信のためのユーザプレーンレイテンシを低減することと、現在のTTI長さおよび処理時間を維持する維持しない両方について今日の規格によって許容されている事前スケジューリング解決策と比較して、プロトコル強化およびシグナリング強化によって、より高いリソース効率の解決策を得ることと、に注目されるべきである。
アクティブなUEは、データを連続的に送信/受信していると仮定される。したがって、UEは、アクティブ時間にあると考えられる。すなわち、非アクティビティタイマが動作していることにより、DRXは適用されない。
考察2:アクティブ時間にあるUEが考慮される。
長い時間、非アクティブであるが、RRCコネクティッドに維持されているUEは、UEが長いDRXサイクルを適用し、上りリンク送信を実行するために少なくともSRとBSRとを送信する必要があると解釈され得る。さらに、タイムアライメントタイマTATが終了した場合、UEは、SR送信前に、ランダムアクセスプロシージャを開始する。これは、ユーザ経験、すなわち、実際の応答時間を低下させる。
考察3:長いDRXサイクルの適用を備え、UL許可のないUEが考慮される。
考察4:UEが長い間非アクティブであれば、タイムアライメントタイマが終了し得る。
事前スケジューリング解決策と比較して、高速上りリンクアクセス解決策は、たとえ現在のTTI長さおよび処理長さが仮定されていても、より高いリソース効率であるべきである。TTIショートニングは、より一般的な解決策であり、増加されたHARQインタラクションのおかげで、下りリンク配信のみならず、上りリンクアクセスレイテンシのレイテンシも低減することが期待されている。
考察5:高速上りリンク解決策は、TTIショートニングアプローチと独立した利得を有する。
モチベーション文書では、高速上りリンクアクセスのための可能なアプローチが、実施技術である事前スケジューリングに基づいており、事前スケジューリングによって、eNBが、SR受信前に上りリンクリソースを割り当てることが述べられている。しかしながら、UEが送るべき上りリンクデータを有していなくても、事前スケジューリング技術は、上りリンク制御チャネル(すなわち、PUSCH)および下りリンク制御チャネル(すなわち、PDCCH)において無線リソースを消費する。既存のSPSが事前スケジューリングのために使用されている場合において、UEは、設定されたSPSリソースの暗黙的な解放を回避するために、パディングデータを送信する必要があることも議論されている。したがって、モチベーション文書は、標準化されたアプローチが事前スケジューリング技術を強化することを期待されることを提案した。これは、事前許可、SPS同様のメカニズム、データが利用可能ではない場合における無パディング、および/または、動的なスケジューリングへの円滑な移行を含み得る。
考察6:標準化されたアプローチは、実施技術と比較して、リソース効率を強化することが期待されている。
(2.2.典型的な使用の場合)
今日のモバイルトラフィックの増加は、モバイルビデオトラフィックの成長によって引き起こされ、この傾向は、パブリックレポートによれば、将来のトラフィックを支配することが予想されている。ビデオストリーミングは、(UDPによる)ライブストリーミング向けでなければ、典型的にTCP(TCPによるHTTP)を用いることが良く知られている。したがって、ビデオストリーミングの使用の場合は、この研究の範囲に沿っている。
レポートはまた、ソーシャルネットワーキングおよびウェブブラウジングは、モバイルトラフィックの2番目に支配的なアプリケーションであるとしており、これによって、これらアプリケーションは、典型的にHTTPに構築され、したがって、TCPを使用することを指摘している。多くの3GPP代表者は既に通じているように、3GPP FTPサービスは、TCPも用いるTdocsをダウンロードするために、各代表者によって連続的にアクセスされ得る。したがって、HTTPまたはFTPに構築されたアプリケーションにおける振る舞いは、典型的な使用の場合であると考えられるべきである。
提案1:HTTPおよびFTPに構築されたアプリケーションにおけるユーザ振る舞いは、この研究における典型的な使用の場合であると考えられるべきである。
図11は、モバイルトラフィックボリュームによる上位5つのアプリケーション及びモバイルアプリケーション分析を示す図である。
そのようなアプリケーションにおける最も典型的な振る舞いは、要求/応答ダイアログとしてモデル化され得る。たとえば、ユーザがFTPでファイルをダウンロードしたい場合、クライアントは、RETRコマンド(別名、GET)をサーバに先ず送り、その後、ファイルダウンロードが開始する。同じ振る舞いは、HTTPに対しても適用可能である。これによって、図2に例示されるように、ウェブブラウザは、先ずGETを送り、その後、ユーザがウェブページを開いた時にウェブページがダウンロードされる。典型的な振る舞いを考慮すると、RAN2は、対応するDL TCPパケット(たとえば、GETのような要求)に先行する最初の上りリンクデータ送信が、単に仮定されるだけか、または、高速上りリンクアクセス解決策においても強化されるべきであるかを議論すべきである。
提案2:RAN2は、対応するDL TCPパケットに先行する最初の上りリンクデータ送信が、単に仮定されるだけか、または、高速上りリンクアクセス解決策においても強化されるべきであるかを議論すべきである。
図12は、HTTP/FTPを用いた典型的な使用の場合のモデル化を示す図である。
(2.3.本質的な問題)
2.1で言及したように、上りリンクアクセスレイテンシに至る重大な問題は、事前スケジューリング技術、または、強化されたSPSを用いた事前許可技術の何れによっても解決されることはできない。図13は、(図13を参照する)高速上りリンクアクセス解決策によって対処されるべき3つの重大な問題を例示する。
重大な問題1:DL伝送遅れ
DL伝送遅れは、長いDRXサイクルによって引き起こされる。最悪の場合では、サービス提供セルは、DL TCPパケット受信後、10〜2560サブフレームの間、送信機会を待つ必要がある。
重大な問題2:早過ぎる/遅過ぎる割当
早過ぎる割当は、事前スケジューリング技術、または、SR受信前の事前許可アプローチによって引き起こされ得る。一方、遅過ぎる割当は、SR周期、すなわち、SR周期*sr−ProhibitTimerによって、または、単純過ぎるスケジューラ実施、すなわち、対応するBSR受信に基づいて、TCP ACKパケットのための上りリンクリソース(したがって、UEのSR送信後の7サブフレーム)を割り当てるものによって可能となる。
重大な問題3:多過ぎる/少な過ぎる割当
多過ぎる/少な過ぎる割当は、事前スケジューリング技術、または、BSR前の事前許可アプローチによって引き起こされ得る。UEのバッファステータスを知ることなく、スケジューラは、上りリンクリソースを盲目的に割り当てる必要がある。
重大な問題4:初期上りリンク遅れ
考察4で述べられたように、TATが終了した場合、UEは、あらゆる上りリンク送信の前に、ランダムアクセスプロシージャを開始すべきである。
もちろん、賢い実装技術が、3つの重大な問題によるネガティブなインパクト、たとえば、DL IPパケットの内部を理解すること、および、以前の上りリンク許可の使用に基づいて上りリンクリソースを割り当てること、のうちのいくつかを低減し得る。しかしながら、標準化されたアプローチは、上記リストされたすべての問題ではないが、ほとんどを解決することが期待されるであろう。
提案3:DL伝送遅れ、早過ぎる/遅過ぎる割当、多過ぎる/少な過ぎる割当、TAT終了は、高速上りリンクアクセス解決策によって最適化されるべきである。
(2.4.潜在的な解決策アプローチ)
2.3で議論されたように、DRX、SR、BSR、および/または、プロシージャが再考されなければ、重大な問題は解決されないであろう。これらの問題は、たとえ強化されたSPSを用いた事前許可アプローチが適用されても、対処されることはないであろう。なぜなら、実際の許可と理想的な割当との間のミスマッチ(図13)が、エアインターフェース容量、バッテリ寿命、制御チャネルリソースを含むリソース効率の低下を引き起こすからである。
考察7:事前許可アプローチは、既存の実施技術と比べて良好なパフォーマンスを有し得るが、これら重大な問題を未だに解決することはないであろう。
これら重大な問題を解決するために、以下の解決策アプローチが考慮され得る。
たとえば、最初のUL送信(すなわち、GET)によってトリガされた、高速なDL割当のための、DRXにおける拡張されたOnDurationハンドリング。
たとえば、SRとBSRとの統合による、最初のULパケット送信のためのシグナリング往復の低減。
スペクトル効率へのインパクトの少ない、より短いSR周期[RAN1]。
たとえば、ULデータ許可のための追加の機能を用いた、RACHプロシージャ強化。
したがって、RAN2は、UL許可メカニズム自体だけでなく、UL許可に関連するプロシージャも研究すべきである。
提案4:RAN2はまた、DRX、SR、BSR、およびRACHの強化を研究すべきである。
(3.結論)
この付記では、承認された作業項目説明に基づいて作業仮説が議論された。典型的な使用の場合およびそのモデリングが提供される。4つの重大な問題および潜在的な解決策アプローチが、この研究のために特定される。
[相互参照]
米国仮出願第62/162142号(2015年5月15日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (9)

  1. PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを基地局に送信する無線端末であって、
    前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記基地局に送信する処理を行う制御部を備え、
    前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む、
    無線端末。
  2. 前記バッファ情報は、前記送信バッファ内の前記上りリンクデータの大凡の量を示すインデックスである、
    請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記インデックスは、PUSCHリソースを用いて送信される他のバッファ情報のビット長とは異なるビット長を有する、
    請求項2に記載の無線端末。
  4. 前記インデックスと前記大凡の量との対応関係は、前記基地局から設定される、
    請求項2に記載の無線端末。
  5. 前記バッファ情報を含む前記スケジューリング要求は、前記バッファ情報を含まないスケジューリング要求の送信に用いられるPUCCHフォーマットとは異なる特定のPUCCHフォーマットを用いて送信される、
    請求項1に記載の無線端末。
  6. 前記バッファ情報は、複数の論理チャネルグループの全体の上りリンクデータ量を示す、
    請求項1に記載の無線端末。
  7. 前記バッファ情報は、複数の論理チャネルグループのうち特定の論理チャネルグループにおける上りリンクデータ量を示す、
    請求項1に記載の無線端末。
  8. PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを無線端末から受信する基地局であって、
    前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記無線端末から受信する処理を行う制御部を備え、
    前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む、
    基地局。
  9. PUSCHリソースを用いて上りリンクデータを基地局に送信する無線端末を制御するプロセッサであって、
    前記PUSCHリソースの割り当てを要求するためのスケジューリング要求を、PUCCHリソースを用いて前記基地局に送信する処理を実行し、
    前記スケジューリング要求は、前記無線端末の送信バッファ内の前記上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含む、
    プロセッサ。
JP2017519100A 2015-05-15 2016-04-28 無線端末、基地局、及びプロセッサ Active JP6783755B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562162142P 2015-05-15 2015-05-15
US62/162,142 2015-05-15
PCT/JP2016/063393 WO2016185895A1 (ja) 2015-05-15 2016-04-28 無線端末、基地局、及びプロセッサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016185895A1 true JPWO2016185895A1 (ja) 2018-03-15
JP6783755B2 JP6783755B2 (ja) 2020-11-11

Family

ID=57320009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017519100A Active JP6783755B2 (ja) 2015-05-15 2016-04-28 無線端末、基地局、及びプロセッサ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10624069B2 (ja)
JP (1) JP6783755B2 (ja)
WO (1) WO2016185895A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018520529A (ja) * 2015-05-21 2018-07-26 インテル アイピー コーポレーション 非競合ベースの低レイテンシのスケジューリング要求の送信
WO2017063129A1 (zh) * 2015-10-12 2017-04-20 华为技术有限公司 一种资源请求方法及设备
CN107734703B (zh) * 2016-08-11 2020-11-17 华为技术有限公司 一种资源调度方法和装置
CN108307505B (zh) * 2017-01-13 2021-07-09 华为技术有限公司 调度方法及相关设备
WO2018140401A2 (en) 2017-01-27 2018-08-02 Intel IP Corporation Buffer status report enhancements for tcp flow
CN110291825B (zh) 2017-02-24 2023-05-05 Oppo广东移动通信有限公司 一种传输数据的方法、设备和计算机存储介质
WO2018228507A1 (en) * 2017-06-14 2018-12-20 Fg Innovation Ip Company Limited Evolved buffer status report supporting multiple numerology factors
US10897777B2 (en) 2017-11-15 2021-01-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for uplink transmission
US10756852B2 (en) * 2018-02-15 2020-08-25 Ofinno, Llc Control element trigger
CN110351757B (zh) * 2018-04-04 2020-12-04 电信科学技术研究院有限公司 一种调度请求传输方法、终端及网络侧设备
WO2019217469A1 (en) 2018-05-08 2019-11-14 Commscope Technologies Llc Gratuitous pusch grants during lte rrc connection and nas attach procedures
CN112689978A (zh) * 2018-09-12 2021-04-20 Oppo广东移动通信有限公司 用户设备、基站以及其车到万物通信方法
US11818737B2 (en) * 2019-12-18 2023-11-14 Qualcomm Incorporated Methods and apparatuses for data retransmission using sidelink diversity
US11812511B2 (en) * 2020-03-31 2023-11-07 Mavenir Networks, Inc. TCP acknowledgment latency optimization

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250481A (ja) * 2006-12-28 2011-12-08 Mitsubishi Electric Corp 通信システム、基地局および移動局
US20120213196A1 (en) * 2009-12-03 2012-08-23 Jae Hoon Chung Method and apparatus for efficient contention-based transmission in a wireless communication system
JP2014027688A (ja) * 2008-12-16 2014-02-06 Alcatel-Lucent ユーザ端末へのリソースの割当て方法、基地局、ユーザ端末、およびこれらのための通信ネットワーク

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1833203B1 (en) * 2006-03-07 2011-06-22 Panasonic Corporation Overhead reduction of uplink control signaling in a mobile communication system
WO2008001481A1 (en) 2006-06-29 2008-01-03 Mitsubishi Electric Corporation Communication system, base station, and mobile station
US9247563B2 (en) * 2011-12-23 2016-01-26 Blackberry Limited Method implemented in a user equipment
JP2017520973A (ja) * 2014-05-18 2017-07-27 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線通信システムにおけるアップリンクデータの送信方法及びこのための装置
WO2016013744A1 (en) * 2014-07-24 2016-01-28 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting uplink data in wireless communication system
US10251191B2 (en) * 2014-08-25 2019-04-02 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for scheduling request in a wireless communication system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250481A (ja) * 2006-12-28 2011-12-08 Mitsubishi Electric Corp 通信システム、基地局および移動局
JP2014027688A (ja) * 2008-12-16 2014-02-06 Alcatel-Lucent ユーザ端末へのリソースの割当て方法、基地局、ユーザ端末、およびこれらのための通信ネットワーク
US20120213196A1 (en) * 2009-12-03 2012-08-23 Jae Hoon Chung Method and apparatus for efficient contention-based transmission in a wireless communication system

Non-Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Univer", 3GPP TS 36.321, V8.12.0 [ONLINE], JPN6016020114, 15 March 2012 (2012-03-15), pages 32 - 33, ISSN: 0004274613 *
CATT: "Impact of carrier aggregation on MAC layer[online]", 3GPP TSG-RAN WG2#67BIS R2-095484, JPN6020004573, 16 October 2009 (2009-10-16), ISSN: 0004274612 *
INSTITUTE FOR INFORMATION INDUSTRY (III): "Combined SR with BSR for reducing UP latency[online]", 3GPP TSG-RAN WG2#91 R2-153416, JPN6020004575, 28 August 2015 (2015-08-28), ISSN: 0004357387 *
KYOCERA: "Initial consideration of fast uplink access solution[online]", 3GPP TSG-RAN WG2#91 R2-153405, JPN6020004576, 28 August 2015 (2015-08-28), ISSN: 0004357388 *
LG ELECTRONICS INC.: "Potential area for Latency Reduction[online]", 3GPP TSG-RAN WG2#91 R2-153161, JPN6020004578, 28 August 2015 (2015-08-28), ISSN: 0004357389 *

Also Published As

Publication number Publication date
US10624069B2 (en) 2020-04-14
WO2016185895A1 (ja) 2016-11-24
JP6783755B2 (ja) 2020-11-11
US20180084542A1 (en) 2018-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6510700B2 (ja) 基地局及び無線通信方法
JP6783755B2 (ja) 無線端末、基地局、及びプロセッサ
JP6813481B2 (ja) 無線端末及び基地局
EP3122103B1 (en) Terminal device, base station device, notification system, notification method, and integrated circuit
US9295040B2 (en) Packet scheduling in communications
JP6641034B2 (ja) 無線端末、基地局、無線通信方法、及び無線通信システム
JP7203229B2 (ja) Nrユーザ機器のための選択的クロススロットスケジューリング
JP6886399B2 (ja) 無線端末、基地局、及びプロセッサ
JP5511383B2 (ja) 基地局装置及び移動局装置
JP2020515174A (ja) Mtcのためのアップリンクharq−ackフィードバック
JPWO2018021100A1 (ja) 無線端末
KR20110050503A (ko) 네트워크에서 통신하는 방법, 제 2 스테이션 및 이를 위한 시스템
US20220022219A1 (en) Method and apparatus for scheduling uplink transmission
WO2018000247A1 (zh) 一种数据传输方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6783755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150