JPWO2016182046A1 - ユーザ端末および無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
LAAにおけるRRM測定を効率的に実現すること。ユーザ端末は、LBT(Listen Before Talk)が設定された第1の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する制御部と、送受信部と、を有し、制御部が、DMTC(Discovery Measurement Timing Configuration)期間内では第1の周波数キャリアにおいて下り制御チャネルの検出動作を行わずに、RRM(Radio Resource Management)測定のためのディスカバリ参照信号の受信動作のみを行うよう制御する。
Description
本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末および無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。LTEからのさらなる広帯域化および高速化を目的として、LTEアドバンストが仕様化され、さらに、たとえばFRA(Future Radio Access)と呼ばれるLTEの後継システムが検討されている。
Rel.8から12のLTEでは、事業者に免許された周波数帯、すなわちライセンスバンドにおいて排他的な運用がなされることを想定して仕様化が行われた。ライセンスバンドとしては、たとえば800MHz、2GHzまたは1.7GHzなどが使用される。
Rel.13以降のLTEでは、免許不要の周波数帯、すなわちアンライセンスバンドにおける運用もターゲットとして検討されている。アンライセンスバンドとしては、たとえばWi−Fiと同じ2.4GHzまたは5GHz帯などが使用される。Rel.13 LTEでは、ライセンスバンドとアンライセンスバンドの間でのキャリアアグリゲーション(LAA:License-Assisted Access)を検討対象としているが、将来的にデュアルコネクティビティやアンライセンスバンドのスタンドアローンも検討対象となる可能性がある。
アンライセンスバンドでは、他事業者のLTE、Wi−Fiまたはその他のシステムとの共存のため、干渉制御機能が必要となると考えられる。同一周波数での干渉制御機能として、Wi−Fiでは、LBT(Listen Before Talk)またはCCA(Clear-Channel Assessment)と呼ばれる機能が実装されている。日本や欧州などにおいてはLBT機能が5GHz帯アンライセンスバンドで運用されるWi−Fiなどのシステムにおいて必須と規定されている。
アンライセンスバンドでLTEを運用する無線通信システム(LAA)において、RRM(Radio Resource Management)測定のため、DMTC(Discovery Measurement Timing Configuration)期間内においてディスカバリ参照信号(DRS:Discovery Reference Signal)を送信することが検討されている。このような場合に、RRM測定を効率的に実現するためのDMTC期間内外におけるユーザ端末動作および想定を明らかにする必要がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、LAAにおけるRRM測定を効率的に実現できるユーザ端末および無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明のユーザ端末は、LBT(Listen Before Talk)が設定された第1の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する制御部と、送受信部と、を有し、前記制御部が、DMTC(Discovery Measurement Timing Configuration)期間内では前記第1の周波数キャリアにおいて下り制御チャネルの検出動作を行わずに、RRM(Radio Resource Management)測定のためのディスカバリ参照信号の受信動作のみを行うよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、LAAにおけるRRM測定を効率的に実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態では、LBTが設定されない周波数キャリアをライセンスバンド、LBTが設定される周波数キャリアをアンライセンスバンドとして説明するが、これに限られない。すなわち、本実施の形態は、LBTが設定される周波数キャリアであれば、ライセンスバンドまたはアンライセンスバンドにかかわらず適用できる。
本実施の形態では、LBTが設定されない周波数キャリアをライセンスバンド、LBTが設定される周波数キャリアをアンライセンスバンドとして説明するが、これに限られない。すなわち、本実施の形態は、LBTが設定される周波数キャリアであれば、ライセンスバンドまたはアンライセンスバンドにかかわらず適用できる。
アンライセンスバンドでLTEを運用する無線通信システム(LAA)では、LBT動作が義務付けられている場合がある。たとえば、日本や欧州では、アンライセンスバンドで送信を開始する前に、LBT動作が義務付けられている。ここで、LBT期間中の受信信号強度が所定のしきい値より高い場合、チャネルはビジー状態(LBTbusy)とみなされる。LBT期間中の受信信号強度が所定のしきい値より低い場合、チャネルはアイドル状態(LBTidle)とみなされる。
LBTメカニズムには、大別してLBE(Load-Based Equipment)およびFBE(Frame-Based Equipment)の2種類がある。LBEでは、初期CCAを実施して、LBTidleであれば送信を開始し、LBTbusyであればECCA(Extended CCA)手順を実施する。FBEでは、固定のタイミングおよび固定の周期でキャリアセンスを実施し、LBTidleであれば送信を開始し、LBTbusyであれば次のキャリアセンスタイミングまで待機する。
LAA−LTEでは、ライセンスバンドにおけるプライマリセル(PCell:Primary Cell)またはプライマリセカンダリセル(PSCell:Primary Secondary Cell)と、アンライセンスバンドにおけるセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)とを想定する。LAAにおいてユーザ端末に対するSCellの設定または再設定などを行うため、RRM(Radio Resource Management)測定によりユーザ端末が周辺に存在するSCellを検出し、その受信品質を測定した後ネットワークへ報告を行うことが必要となる。LAAにおけるRRM測定のための信号については、Rel.12で規定されたディスカバリ参照信号(DRS:Discovery Reference Signal)をベースに検討されている。DRSについても、LBT結果に基づいて送信が行われることを前提として検討されている。
DRS送信方法として、図1に示すAlt.1およびAlt.2の2つの候補がある。Alt.1では、Rel.12 DRSと同様に、各セルのDRS送信がDMTC(Discovery Measurement Timing Configuration)周期で行われるため、DMTC周期内でのDRS送信位置が1つに固定される。したがって、LBTの結果、チャネルがビジー状態であるため固定のタイミングでの送信が成功しなかった場合には、そのセルは次のDMTC周期までDRSを送信できない。
Alt.2では、各セルのDRS送信が必ずしも固定のDMTC周期で行われるわけではないこととし、DMTC周期内でのDRSの送信位置を可変とする。したがって、LBTの結果、チャネルがビジー状態であるため最初の候補位置での送信が成功しなかった場合でも、同じDMTC周期内の別の候補位置でDRSを送信できる可能性がある。この場合、各セルのDRS送信タイミングに関するユーザ端末の想定がRel.12やAlt.1とは異なる。
DRS送信が特にWi−Fiのようなランダムバックオフを含むLBT、すなわちLBEメカニズムに基づいて行われるとすると、セル間でDRSの送信タイミングが合わないため、DMTC期間内でDRSを送信可能なセル数が限定的になってしまう。オペレータ内でも、あるeNBの送信が周辺の他eNBのDRS送信をブロックしてしまうため、DMTC期間内のDRS送信可能数が少なくなる。ただし、ランダムバックオフのカウンタをeNB間で揃えるなどすれば、DRSの同時送信が可能となる可能性はある。
さらにLAAにおけるDRSのリソースマッピング(RE(Resource Element) mapping)についてRel.12 DRSにおけるリソースマッピングを維持しようとすると、DRS送信をサブフレーム境界から開始するために、チャネルがアイドル状態となってからサブフレーム境界までの間、チャネルを予約するための信号を送信する必要がある(図2参照)。このような信号を送信することは、オーバヘッドかつ干渉となる。しかし、チャネル予約信号を送信せずにチャネルがアイドル状態となってすぐにDRS送信を開始できるようにすると、DRSのリソースマッピングをサブフレーム構成に対して変える必要が生じるなど、ユーザ端末の検出動作も複雑になってしまう。
Rel.12ではDMTC期間は6[ms]長固定であり、DRS長は最短で1[ms]、最長で5[ms]に設定できる。そのため、LBTの時間も含めると、6[ms]のDMTC期間にDRSを送信できるセル数は6未満となる。一部のセルや他システムなどによるデータバースト送信などがDMTC期間内で行われると、DMTC期間内でのDRS送信可能時間(セル数)はさらに少なくなる(図3参照)。図3に示すように、あるセルのデータバースト送信によって周辺の他セルのDRS送信がブロックされてしまうため、DRS送信可能数(送信可能位置)が減ってしまう。
DMTC期間内のDRS送信可能数を改善するためにDRSの送信タイミングをセル間で常に合わせ、DRSの同時送信を行うとすると、DRS内の同期信号(PSS/SSS:Primary Synchronization Signal/Secondary Synchronization Signal)がセル間で常に衝突することとなり、ユーザ端末による物理セルID(PCID:Physical Cell ID)の検出精度へ影響を及ぼすおそれがある。また、DRS内のPSS/SSSについて、従来どおり特定のサブフレーム(たとえばサブフレーム番号#0,#5のサブフレーム)に送信を限るとすると、DMTC期間内のDRS送信タイミングが非常に限定されてしまう。
このように、LAAのためのDRS送信およびRRM測定に関し、DMTC期間内外における適切なユーザ端末の動作および想定はいまだ明らかではない。
これに対して、本発明者らは、以下の点に着目して、本発明の構成を見出した。
LAAセルは常にSCellとして用いられるため、ユーザ端末は、接続中のPCellとキャリアアグリゲーション可能なセル以外は基本的にはRRM測定する必要はない。接続中のPCellとキャリアアグリゲーション可能なセルは、接続中のPCellと必ずタイミング同期している。したがって、複数のLAAセルのDRS送信タイミングを揃えて、同時送信可能とすることで、DMTC期間内のDRS送信可能セル数を増やすとともにユーザ端末のDRS検出処理を一部簡略化することができる。
また、DMTC期間内にDRS送信以外のデータ送信を行うと、周辺セルのDRS送信をブロックしてしまうため、そのようなデータ送信はDMTC期間内には行われないものとすることで、ユーザ端末のDMTC期間内における動作を簡略化することができる。
さらに、各DMTC周期内でのDRS送信成功確率を上げるために、DRS送信可能位置やLBT機会を増やすようなDRS構成およびDRS送信方法を導入する。これによりDRS送信成功確率が上がればDMTC周期は長くてもよく、DMTC期間がデータ送信に使えなくても効率はそれほど劣化しない。
このように本発明によれば、DMTC期間内でセル間DRS同時送信を行い、データ送信を行わないことにより、DMTC期間内でのDRS送信成功確率を上げることができる。また、DMTC期間内にデータ送信を行わないことにより、DMTC期間内での下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)のブラインド検出などのユーザ端末動作を省略することができる。DMTC期間内でのDRS送信成功確率を上げることにより、DMTC周期を長くでき、オーバヘッドを減らして周波数利用効率を上げることができる。また、DRS送信による他システムへの影響を軽減することができる。
本発明の実施の態様では、ネットワークは、LAAを実施可能な接続中のユーザ端末に対して、各アンライセンス周波数についてのDMTC周期およびオフセットを設定できる。ネットワークは、DMTC期間を追加で設定してもよい。ネットワークがDMTC周期およびオフセットを特に設定しない場合、ユーザ端末はDMTC期間をRel.12に倣い6[ms]と想定してもよい。
たとえば、置局密度や他システムおよび他オペレータ干渉の度合いに応じて、DMTC期間を伸縮することで、適切なオーバヘッドを実現しつつ、各DMTC期間におけるDRS送信成功確率を高めることができる。
ユーザ端末は、DMTC期間内では、各アンライセンス周波数においてPDCCH/EPDCCH(Physical Downlink Control Channel/Enhanced PDCCH)が送信されないと仮定してもよい。すなわち、ユーザ端末は、DMTC期間内では、各アンライセンス周波数においてPDCCH/EPDCCHの検出動作を行わない。
ユーザ端末は、DMTC期間内では、各アンライセンス周波数においてDRSが送信されると想定してもよい。すなわち、ユーザ端末は、DMTC期間内では、各アンライセンス周波数においてDRSの受信動作を行う。DRSは、Rel.12 DRSもしくはその一部の参照信号、Rel.12 DRSもしくはその一部の参照信号および追加の参照信号もしくはシステム情報データ、または、1[ms]以下の長さの新しい信号構成のRRM測定用信号のいずれかであってもよく、いくつかの組み合わせであってもよい。
図4に示す例では、ユーザ端末は、DMTC期間内ではDRS送信を想定し、データ送信((E)PDCCH)は想定しない。DMTC期間内には、複数のDRS送信候補位置が設けられる。ユーザ端末は、同期セル間でCCAのタイミングをあわせてDRSが同時送信されることを想定してもよい(図4における第2、第3のDMTC期間参照)。
図5Aに示すように、DMTC期間内におけるDRS送信は、FBEメカニズムに基づくLBTを行った上でいくつかの候補位置のうちのいずれかにおいて行われてもよい。各サブフレームには、DRS送信のためのCCA期間を含むアイドル(無送信)時間が含まれる。各サブフレームにおいて、当該アイドル時間以外がDRS送信候補位置である。
図5Bおよび図5Cは、DRSデザイン例を示している。図5Bに示すDRSは、Rel.12 DRSおよび未利用シンボル上に多重された報知情報で構成される。図5Cに示すDRSは、Rel.12 DRSおよび未利用シンボル上に多重された追加参照信号で構成される。
ユーザ端末は、上記DRSが送信され得る時間タイミングを複数想定してもよい。ユーザ端末は、DMTC期間の特定のサブフレーム(たとえばサブフレーム番号#0,#5のサブフレーム)に限らず、それ以外のサブフレームにもPSS/SSSがあると想定して検出動作を行ってもよい。
ユーザ端末は、複数セルのDRSが同期送信されていると想定してもよい。ユーザ端末は、検出したPSS/SSSタイミングを、そのPSS/SSSの物理セルIDに対応するセル以外のセルの検出に用いてもよい。したがって、複数セルのDRS内のPSS/SSSがセル間で衝突していたとしても、検出されたタイミングにおいて同時送信されているセルに対してのRRM測定を行うことができる。
ネットワークは、接続中のPCellとキャリアアグリゲーション可能なLAAセルの物理セルIDリストを、セルリストとしてユーザ端末に通知してもよい。ユーザ端末は、通知されたすべての物理セルIDについて、検出されたPSS/SSSタイミングにおいてセル検出を試みてもよい。これにより、ユーザ端末が検出された各PSS/SSSタイミングに対して候補セルIDについてのRRM測定を行う際の負荷を軽減することができる。
ユーザ端末は、検出および測定したセルの物理セルID、受信レベル(RSRP:Reference Signal Received Power)および受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)を報告する際、そのセルがDMTC期間内のどのタイミング(サブフレーム)で検出および測定されたかをあわせて報告してもよい。ネットワークは、報告結果をネットワーク側での送信タイミングと照らし合わせることにより、誤検出または誤警報を認識できる。
ユーザ端末は、DMTC期間以外の区間について、サービングLAA SCellの信号のブラインド検出を行い、サービングLAA SCellにおける下り送信が行われているか否かを確認してもよい。ブラインド検出を行う対象の信号は、CRS(Cell-specific Reference Signal)、DMRS(Demodulation Reference Signal)、PDCCH、EPDCCH、新たな参照信号もしくは新たなL1制御信号のいずれかであってもよいし、いずれかの信号の一部であってもよいし、または複数の信号の組み合わせであってもよい。
ユーザ端末は、DMTC期間以外の区間について、サービングLAA SCellからのPBCH(Physical Broadcast Channel)送信を想定しないとしてもよい。すなわち、ユーザ端末は、DMTC期間以外の区間について、サービングLAA SCellからのPBCHの復調動作を行わない。この場合、ユーザ端末は、サブフレーム番号#0のスロット#1におけるOFDMシンボル#0から#3についても、他のサブフレームスロットと同様にPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)が多重されていると想定できる。
ユーザ端末は、DMTC期間以外の区間について、特定のサブフレーム番号でサービングLAA SCellの下りリンク送信が行われている場合には、DRSが多重されていると想定してもよい。この場合、ユーザ端末は、そのサブフレームでは、CRSのほか、DRSに含まれるPSS/SSSやCSI−RS(Channel State Information Reference Signal)などが送信されていると想定し、PDSCHに対するレートマッチングを行う。ユーザ端末は、そのサブフレームで測定されたRSRP/RSRQを報告する際、測定したタイミング(サブフレーム)をあわせて報告してもよい。
図6は、DMTC期間外でのDRS送信の一例を示す図である。図6に示すように、ネットワークは、データに多重してDRSを送信してもよい。ユーザ端末がDMTC期間外でDRSを探す負担を減らすために、DRSを多重可能なサブフレームを限定してもよい。DRS多重可能サブフレームタイミングは、RRC(Radio Resource Control)でユーザ端末に通知されてもよいし、仕様で既定されていてもよい。
これにより、DRS送信機会および測定機会をDMTC期間外でも持つことができる。DMTC期間内と異なり、PSS/SSSを一から探すわけではないため、ユーザ端末の負担を少なくできる。
以上の構成により、アンライセンスバンドにおけるDRS送信のオーバヘッドを減らすとともに、DRS検出のためのユーザ端末の負担を軽減して、効率的なRRM測定を実現することができる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述のDRS送信およびRRM測定を行う無線通信方法が適用される。
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述のDRS送信およびRRM測定を行う無線通信方法が適用される。
図7は、本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略構成図である。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーションとデュアルコネクティビティの両方、またはいずれか一方を適用できる。また、この無線通信システムは、アンライセンスバンドを利用可能な無線基地局を有している。
図7に示すように、無線通信システム1は、複数の無線基地局10(11および12)と、各無線基地局10によって形成されるセル内にあり、各無線基地局10と通信可能に構成された複数のユーザ端末20と、を備えている。無線基地局10は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。
図7において、無線基地局11は、たとえば相対的に広いカバレッジを有するマクロ基地局で構成され、マクロセルC1を形成する。無線基地局12は、局所的なカバレッジを有するスモール基地局で構成され、スモールセルC2を形成する。なお、無線基地局11および12の数は、図7に示す数に限られない。
たとえば、マクロセルC1をライセンスバンドで運用し、スモールセルC2をアンライセンスバンドで運用する形態であってもよい。または、スモールセルC2の一部をアンライセンスバンドで運用し、残りのスモールセルC2をライセンスバンドで運用する形態であってもよい。無線基地局11および12は、基地局間インタフェース(たとえば、光ファイバ、X2インタフェース)を介して互いに接続される。
ユーザ端末20は、無線基地局11および無線基地局12の双方に接続可能である。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1およびスモールセルC2を、キャリアアグリゲーションまたはデュアルコネクティビティにより同時に使用することが想定される。たとえば、ライセンスバンドを利用する無線基地局11からユーザ端末20に対して、アンライセンスバンドを利用する無線基地局12に関するアシスト情報(たとえば、下りリンク信号構成)を送信できる。また、ライセンスバンドおよびアンライセンスバンドでキャリアアグリゲーションする場合、1つの無線基地局(たとえば、無線基地局11)が、ライセンスバンドセルおよびアンライセンスバンドセルのスケジュールを制御する構成としてもよい。
ユーザ端末20は、無線基地局11に接続せず、無線基地局12に接続する構成としてもよい。たとえば、アンライセンスバンドを利用する無線基地局12が、ユーザ端末20とスタンドアローンで接続する構成としてもよい。この場合、無線基地局12が、アンライセンスバンドセルのスケジュールを制御する。
上位局装置30には、たとえば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel、EPDCCH:Enhanced PDCCH)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)などが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。PDCCH、EPDCCHにより、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)が伝送される。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。
図8は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。図8に示すように、無線基地局10は、MIMO(Multiple-input and Multiple-output)伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(送信部および受信部)103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、インタフェース部106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30からインタフェース部106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、たとえば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)の送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナごとにプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。送受信部103には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッタ/レシーバ、送受信回路または送受信装置を適用できる。
上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、インタフェース部106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
インタフェース部106は、基地局間インタフェース(たとえば、光ファイバ、X2インタフェース)を介して隣接無線基地局と信号を送受信(バックホールシグナリング)する。あるいは、インタフェース部106は、所定のインタフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。
図9は、本実施の形態に係る無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。図9に示すように、無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104は、制御部301と、送信信号生成部302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部301は、PDSCHで送信される下りユーザデータ、PDCCHと拡張PDCCH(EPDCCH)の両方、またはいずれか一方で伝送される下り制御情報、下り参照信号などのスケジューリングを制御する。また、制御部301は、PRACHで伝送されるRAプリアンブル、PUSCHで伝送される上りデータ、PUCCHまたはPUSCHで伝送される上り制御情報、上り参照信号のスケジューリングの制御(割り当て制御)も行う。上りリンク信号(上り制御信号、上りユーザデータ)の割り当て制御に関する情報は、下り制御信号(DCI)を用いてユーザ端末20に通知される。
制御部301は、上位局装置30からの指示情報や各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて、下りリンク信号および上りリンク信号に対する無線リソースの割り当てを制御する。つまり、制御部301は、スケジューラとしての機能を有している。制御部301には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路または制御装置を適用できる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号を生成して、マッピング部303に出力する。たとえば、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号の割り当て情報を通知する下りリンクアサインメントおよび上り信号の割り当て情報を通知する上りリンクグラントを生成する。また、下りデータ信号には、各ユーザ端末20からのチャネル状態情報(CSI)などに基づいて決定された符号化率、変調方式などに従って符号化処理、変調処理が行われる。送信信号生成部302には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器または信号生成回路を適用できる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路またはマッピング装置を適用できる。
受信信号処理部304は、ユーザ端末から送信されるUL信号(たとえば、送達確認信号(HARQ−ACK)、PUSCHで送信されたデータ信号、PRACHで送信されたランダムアクセスプリアンブルなど)に対して、受信処理(たとえば、デマッピング、復調、復号など)を行う。処理結果は、制御部301に出力される。受信信号処理部304は、受信した信号を用いて受信電力(たとえば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。受信信号処理部304には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路または信号処理装置、ならびに、測定器、測定回路または測定装置を適用できる。
図10は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。図10に示すように、ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(送信部および受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。
送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、アンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などがなされる。この下りリンクのデータのうち、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。送受信部203には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッタ/レシーバ、送受信回路または送受信装置を適用できる。
上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(HARQ)の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT)処理、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図11は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。図11においては、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図11に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)および下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(たとえば、送達確認信号(HARQ−ACK)など)や上りデータ信号の生成を制御する。具体的には、制御部401は、送信信号生成部402およびマッピング部403の制御を行う。
制御部401は、DMTC期間内ではアンライセンス周波数において下り制御チャネルの検出動作を行わずに、RRM測定のためのディスカバリ参照信号(DRS)の受信動作のみを行うよう制御する。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、上りリンク信号を生成して、マッピング部403に出力する。たとえば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)などの上り制御信号を生成する。送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。たとえば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号に上りリンクグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。送信信号生成部402には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器または信号生成回路を適用できる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路またはマッピング装置を適用できる。
受信信号処理部404は、下りリンク信号(たとえば、無線基地局から送信された下り制御信号、PDSCHで送信された下りデータ信号など)に対して、受信処理(たとえば、デマッピング、復調、復号など)を行う。受信信号処理部404は、無線基地局10から受信した情報を、制御部401に出力する。受信信号処理部404は、たとえば、報知情報、システム情報、ページング情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。
受信信号処理部404は、受信した信号を用いて、受信電力(RSRP)、受信品質(RSRQ)やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部401に出力されてもよい。
受信信号処理部404には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路または信号処理装置、ならびに、測定器、測定回路または測定装置を適用できる。
上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェアおよびソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
たとえば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部またはすべては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを用いて実現されてもよい。無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU)と、ネットワーク接続用の通信インタフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。つまり、本発明の一実施形態に係る無線基地局やユーザ端末などは、本発明に係る無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、たとえば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、CD−ROM、RAM、ハードディスクなどの記憶媒体である。プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10およびユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末の全体を制御する。プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであればよい。たとえば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
ソフトウェア、命令などは伝送媒体を介して送受信されてもよい。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアおよびデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術と赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術の両方またはいずれか一方を使用してウェブサイト、サーバまたは他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術および無線技術は伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書内で説明した各用語および本明細書の理解に必要な各用語については、同一または類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。たとえば、無線リソースは、インデックスで指示されるものであってもよい。チャネルおよびシンボルは、信号(シグナリング)であってもよい。信号は、メッセージであってもよい。コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
本明細書で示した各態様または実施形態は、単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、または、実行に伴って切り替えて用いてもよい。所定の情報の通知(たとえば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に行われてもよい。
情報の通知は、本明細書で示した態様または実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。たとえば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(たとえば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(たとえば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。RRCシグナリングは、たとえば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で示した情報、信号などは、さまざまな異なる技術のいずれかを使用してあらわされてもよい。たとえば、本明細書全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルまたはチップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光子場もしくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによってあらわされてもよい。
本明細書で示した各態様または実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra Wide Band)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステムおよびこれらに基づいて拡張される次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で示した各態様または実施形態における処理手順、シーケンスまたはフローチャートなどは、矛盾のない限り順序を入れ替えて適用してもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
本出願は、2015年5月14日出願の特願2015−099335に基づく。この内容は、全てここに含めておく。
Claims (10)
- LBT(Listen Before Talk)が設定された第1の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する制御部と、送受信部と、を有し、
前記制御部が、DMTC(Discovery Measurement Timing Configuration)期間内では前記第1の周波数キャリアにおいて下り制御チャネルの検出動作を行わずに、RRM(Radio Resource Management)測定のためのディスカバリ参照信号の受信動作のみを行うよう制御することを特徴とするユーザ端末。 - 前記制御部が、前記DMTC期間内において前記ディスカバリ参照信号が送信される時間タイミングを複数仮定して、前記ディスカバリ参照信号の受信動作を制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
- 前記制御部が、前記DMTC期間内において複数の前記ディスカバリ参照信号が同時送信されることを仮定して、前記ディスカバリ参照信号の受信動作を制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
- 前記送受信部が、接続候補となる前記第1の周波数キャリアにおけるセルの物理セルIDリストを無線基地局から受信し、
前記制御部が、前記ディスカバリ参照信号に含まれる同期信号のタイミングにおいて、前記リストにおける物理セルIDすべてについてのセル検出を試みるよう制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。 - 前記制御部が、前記ディスカバリ参照信号に含まれる同期信号のタイミングにおいて、前記同期信号の物理セルIDに対応するセル以外についてのセル検出を試みるよう制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
- 前記制御部が、前記検出したセルについて無線基地局に報告する際に、前記セルが検出された前記DMTC期間内のタイミングをあわせて報告するよう制御することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のユーザ端末。
- 前記制御部が、前記DMTC期間外において、前記第1の周波数キャリアのサービングセルにおける信号のブラインド検出を行うよう制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
- 前記制御部が、前記DMTC期間外において、前記第1の周波数キャリアのサービングセルからの物理ブロードキャストチャネルの復調動作を行わないよう制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
- 前記制御部が、前記DMTC期間外において、特定のサブフレームタイミングで前記第1の周波数キャリアの下りリンク信号の送信が行われている場合に、前記下りリンク信号に前記ディスカバリ参照信号が多重されていると仮定して受信動作を行うよう制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
- LBT(Listen Before Talk)が設定された第1の周波数キャリアを用いて無線基地局と通信可能なユーザ端末の無線通信方法であって、
DMTC(Discovery Measurement Timing Configuration)期間内では前記第1の周波数キャリアにおいて下り制御チャネルの検出動作を行わずに、RRM(Radio Resource Management)測定のためのディスカバリ参照信号の受信動作のみを行うよう制御する工程を有することを特徴とする無線通信方法。
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