JPWO2016181499A1 - レーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

レーザ加工機(100)は、加工ノズル(10)とワーク(7)との距離が変化する方向に加工ヘッド(3)の位置を変化させるZ軸モータ(6)と、第一の範囲内のワーク(7)を検出することにより加工ノズル(10)とワーク(7)との距離に基づいて出力し、加工ノズル(10)とワーク(7)との距離が変化する方向には加工ヘッド(3)に追従する第一の距離センサ(8)と、第二の範囲内のワーク(7)を検出することにより加工ノズル(10)とワーク(7)との距離に基づいて出力し、加工ノズル(10)とワーク(7)との距離が変化する方向には加工ヘッド(3)に追従しない第二の距離センサ(9)と、Z軸モータ(6)を制御し倣い制御を実施する制御装置(1)とを備え、制御装置(1)は、第二の距離センサ(9)の出力に基づいて倣い制御の条件を変更し、変更された条件で第一の距離センサ(8)の出力に基づいて倣い制御を行う。

Description

本発明は、ワークの縁に加工ヘッドが達したと判断した時に倣い制御をオフしてワークとの衝突を回避するレーザ加工機に関する。
特許文献1に開示されるように、従来のレーザ加工機は、倣い制御に用いている距離センサの出力に基づいて、ワークの縁に加工ヘッドが達したと判断した時、換言すると、ノズルの下方にワークがなくなりワーク間距離が遠くなったと制御装置が判断した時に倣い制御をオフしてZ軸を退避しワークとの衝突を回避していた。
特開2003−181674号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるレーザ加工機では、ワークの周縁付近にワークサポート又は加工端といった障害物がある場合、制御装置による倣い制御の条件の変更後、モータの駆動までの制御系の遅れにより、加工ノズルが障害物と衝突する可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ワークの周縁に配置された障害物に加工ノズルが衝突することを防止したレーザ加工機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、加工ヘッドに取り付けられた加工ノズルとワークとの相対距離が設定値になるよう倣い制御を実施するレーザ加工機において、加工ノズルとワークとの距離が変化する方向に加工ヘッドの位置を変化させる駆動手段を有する。また、本発明は、加工ノズルを中心とする第一の範囲内のワークを検出することにより加工ノズルとワークとの距離に基づいて出力し、加工ノズルとワークとの距離が変化する方向には加工ヘッドに追従して移動する第一の距離センサを有する。また、本発明は、加工ノズルを中心とする第一の範囲よりも広い第二の範囲内のワークを検出することにより加工ノズルとワークとの距離に基づいて出力し、加工ノズルとワークとの距離が変化する方向には加工ヘッドに追従して移動しない第二の距離センサを有する。また、本発明は、第一の距離センサ又は第二の距離センサの出力に基づいて駆動手段を制御し倣い制御を実施する制御装置を有する。制御装置は、第二の距離センサの出力に基づいて倣い制御の条件を変更し、変更された条件で第一の距離センサの出力に基づいて倣い制御を行う。
本発明にかかるレーザ加工機は、ワークの周縁に配置された障害物に加工ノズルが衝突することを防止できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるレーザ加工機の構成を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の第一の距離センサの検出範囲を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の第二の距離センサの検出範囲を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機に取り付けられた第一の距離センサの検出範囲の概念図 実施の形態1にかかるレーザ加工機に取り付けられた第二の距離センサの検出範囲の概念図 実施の形態1にかかるレーザ加工機のワーク上の各距離センサの検出範囲を示した図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の加工ノズルのワークに対する位置に応じた第一の距離センサと第二の距離センサの出力を表す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の加工ノズルとワークとの位置関係を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の制御装置の処理の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかるレーザ加工機の端面判定処理を表すフローチャート 実施の形態1にかかるレーザ加工機の倣い制御の処理の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかるレーザ加工機の加工ノズルの動作を表す概念図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の第二の距離センサとワークとの距離と、第二の距離センサの検出範囲との関係を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の第二の距離センサとワークとの距離と、第二の距離センサの検出範囲との関係を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の第二の距離センサのセンサ出力データと第二の距離センサの加工開始点からのXY平面内での距離との関係を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の第一の距離センサ及び第二の距離センサとワークとの位置関係を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工機の第一の距離センサ及び第二の距離センサとワークとの位置関係を示す図 本発明の実施の形態2にかかるレーザ加工機の制御装置の処理の流れを表すフローチャート 実施の形態2にかかるレーザ加工機の端面判定処理の流れを示すフローチャート 実施の形態2にかかるレーザ加工機における、ワークに反りがある場合の第一の距離センサ出力と第二の距離センサの出力とを表す図 実施の形態2にかかるレーザ加工機における加工ノズルとワークとの位置関係を示す図 実施の形態3にかかるレーザ加工機の加工ノズルの動作を表す概念図 実施の形態4にかかるレーザ加工機の端面処理の流れを示すフローチャート 実施の形態4にかかるレーザ加工機の加工ノズルの動作を表す概念図 実施の形態5にかかるレーザ加工機の端面処理の流れを示すフローチャート 実施の形態5にかかるレーザ加工機の加工ノズルの動作を表す概念図 実施の形態6にかかるレーザ加工機のワークに立ち上がりがある場合の第一の距離センサ及び第二の距離センサの出力を示す図 実施の形態6にかかるレーザ加工機の加工ノズルとワークとの位置関係を示す図 本発明の実施の形態7にかかるレーザ加工機の構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかるレーザ加工機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるレーザ加工機の構成を示す図である。レーザ加工機100は、操作者が加工条件を入力するための入力装置2と、加工ヘッド3の動作を制御する制御装置1と、加工ヘッド3を駆動するX軸モータ4、Y軸モータ5及びZ軸モータ6と、加工ヘッド3の先端に取り付けられた加工ノズル10と、加工ノズル10とワーク7との距離を検出するために加工ノズル10に設けられた第一の距離センサ8と、加工ノズル10とワーク7との距離を検出するために加工ノズル10とは別個に設けられた第二の距離センサ9とを備える。Z軸モータ6は、加工ノズル10とワーク7との距離が変化する方向に加工ヘッド3の位置を変化させる駆動手段である。
レーザ加工機100は、レーザ光を出力する発振器といった構成も備えるが、本発明の特徴とは直接関係ないので図示は省略した。以降、図1に示しているように、ワーク7から加工ノズル10が遠ざかる方向をZ軸方向プラス側とし、Z軸に直交する2軸をX軸及びY軸とする。
図2は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の第一の距離センサの検出範囲を示す図である。第一の距離センサ8は、加工ノズル10を中心とする第一の範囲である検出範囲8a内のワーク7を検出することにより加工ノズル10とワーク7との距離に基づいて出力する。第一の距離センサ8は、加工ノズル10とワーク7との距離が変化する方向には加工ヘッド3に追従して移動する。図2に示すように、第一の距離センサ8は、検出範囲8a内でワーク7との距離202が一定のため検出誤差が小さく、高精度な制御を必要とする倣い制御に適用可能である。第一の距離センサ8には静電容量式センサを適用できる。
図3は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の第二の距離センサの検出範囲を示す図である。第二の距離センサ9は、加工ノズル10を中心とする第一の範囲よりも広い第二の範囲である検出範囲9a内のワーク7を検出することにより加工ノズル10とワーク7との距離に基づいて出力する。第二の距離センサ9は、加工ノズル10とワーク7との距離が変化する方向には加工ヘッド3に追従して移動しない。すなわち、第二の距離センサ9は、X軸方向及びY軸方向には加工ヘッド3と一体で移動するが、Z軸方向には移動しない。したがって、第二の距離センサ9とワーク7との間の間隔は、加工ノズル10のZ軸方向の位置によらず一定に保たれている。第二の距離センサ9は、加工ノズル10のX軸方向及びY軸方向を囲む筒状である。第二の距離センサ9の検出範囲9aは、第一の距離センサ8の検出範囲8aと比べて広いが、測定誤差は大きくなっている。測定誤差が大きくなる原因は、第二の距離センサ9は、検出範囲9aの周縁部でのワーク7との距離200が、検出範囲9aの非周縁部でのワーク7との距離201と異なっており、検出範囲9a全面での測定値の平均が測定値となって出力されるためである。第二の距離センサ9には、渦電流式センサを適用できる。
実施の形態1では、第一の距離センサ8を静電容量式、第二の距離センサ9を渦電流式とするが、これらに限られるものではないことは言うまでもない。
制御装置1は、第二の距離センサ9の出力に基づいて倣い制御の条件を変更し、第一の距離センサ8の出力に基づいて変更された条件で倣い制御を行う。制御装置1は、入力装置2から与えられたワーク7の板厚及び材料の情報、加工位置の情報、並びにノズルギャップが記憶される設定記憶部13と、広域距離センサ前回値データ及び広域距離センサ今回値データが記憶されるデータ記憶部12とを持つ。ノズルギャップとは、倣い制御の高さデータである。データ記憶部12の記憶内容は、加工中に随時更新される。制御装置1は、設定記憶部13及びデータ記憶部12のデータを用いて、X軸モータ4、Y軸モータ5及びZ軸モータ6を駆動し加工ヘッド3の制御を行う。なお、広域距離センサ前回値データ及び広域距離センサ今回値データの詳細については後述する。
図4及び図5は、実施の形態1にかかるレーザ加工機に取り付けられた第一の距離センサ及び第二の距離センサの検出範囲の概念図である。図4は、加工ノズル10がワーク7の縁から離れた部分の上にあり、第一の距離センサ8の検出範囲8a及び第二の距離センサ9の検出範囲9a両方の全面にワーク7が位置している状態を示している。図5は、加工ノズル10がワーク7の縁の上にあり、第二の距離センサ9の検出範囲9a内にワーク7の縁が位置し、第一の距離センサ8の検出範囲8aの全面にワーク7が位置している図である。図4及び図5からも明らかなように、ワーク7の縁を早期に検知するには検出範囲の広いセンサが適している。なお、ワーク7の「縁」は、外周の縁のみならず、切り抜き又は切り欠きが存在することによって外周以外の部分に存在する縁も含まれる。
もし、第二の距離センサ9が加工ノズル10とともにZ軸方向に移動する場合、ワーク7の縁付近に加工ノズル10が位置すると、検出範囲に含まれるワーク7の大きさは加工ノズル10のZ軸方向の位置によって変化する。したがって、加工ノズル10とともに第二の距離センサ9がZ軸方向に移動する構造では、制御装置1は、第二の距離センサ9の出力を加工ノズル10のZ軸方向の位置に合わせて補正する必要がある。実施の形態1にかかるレーザ加工機100では、第二の距離センサ9は、ワーク7との間の間隔が一定に保たれるため、検出範囲に含まれるワーク7の面積は、加工ノズル10のX軸方向の位置及びY軸方向の位置のみに依存する。したがって、制御装置1は、第二の距離センサ9の出力値を加工ノズル10のZ軸方向の位置に合わせて補正する必要がない。
図6は、実施の形態1にかかるレーザ加工機のワーク上の各距離センサの検出範囲を示した図である。第一の距離センサ8がワーク7の加工ノズル10との距離を検出する検出範囲8aは加工ノズル10の中心Cを中心とする円形である。第二の距離センサ9は、第一の距離センサ8の検出範囲8aを含みさらに取り巻くような検出範囲9aを持つ。
図7は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の加工ノズルのワークに対する位置に応じた第一の距離センサと第二の距離センサの出力を表す図である。図7中の破線は、第一の距離センサ8の出力であり、一点鎖線は第二の距離センサ9の出力である。図8は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の加工ノズルとワークとの位置関係を示す図である。図8の位置Aは、図7の時刻TAでの加工ノズル10の位置を示している。同様に、図8の位置Bは、図7の時刻TBでの加工ノズル10の位置を示しており、図8の位置Cは、図7の時刻TCでの加工ノズル10の位置を示しており、図8の位置Dは、図7の時刻TDでの加工ノズル10の位置を示しており、図8の位置Eは、図7の時刻TEでの加工ノズル10の位置を示しており、図8の位置Fは、図7の時刻TFでの加工ノズル10の位置を示している。
加工ノズル10は、ワーク7上の位置Aから直下にワーク7が存在しない位置Fまで移動する。加工ノズル10の進行方向は図8の紙面右方向である。加工ノズル10が位置Aにあるとき、ワーク7は第一の距離センサ8の検出範囲8a及び第二の距離センサ9の検出範囲9aの両方の内側にある。加工ノズル10が位置Bにあるとき、ワーク7の縁は、第二の距離センサ9の進行方向側で検出範囲9aの境界にある。加工ノズル10が位置Cにあるとき、ワーク7の縁は第一の距離センサ8の進行方向側で検出範囲8aの境界にある。加工ノズル10が位置Dにあるとき、ワーク7の縁は、第一の距離センサ8の進行方向逆側で検出範囲8aの境界にある。加工ノズル10が位置Eにあるとき、ワーク7の縁は、第二の距離センサ9の進行方向逆側で検出範囲9aの境界にある。加工ノズル10が位置Fにあるとき、第一の距離センサ8の検出範囲8a及び第二の距離センサ9の検出範囲9aのどちらの内側にもワーク7はない。
また、制御装置1は、位置Aから位置Bまでは通常の倣い制御を行い、位置Bから位置FまでZ軸方向の加工ノズル10の移動はない。
位置Aでの第一の距離センサ8及び第二の距離センサ9のそれぞれの出力からワーク7と加工ノズル10との距離を求めると概ね同じ値を示す。位置Aから位置Bまでは、倣い制御をしているので、第一の距離センサ8及び第二の距離センサ9は、それぞれ概ね一定値を示す。加工ノズル10が位置Bよりも先に進行すると、第二の距離センサ9の検出範囲9aから徐々にワーク7がなくなっていくため、第二の距離センサ9の出力は大きな値となる。一方、加工ノズル10が位置Cよりも先に進行すると、第一の距離センサ8の検出範囲8aから徐々にワーク7がなくなっていくため、第一の距離センサ8の出力は徐々に大きな値となる。加工ノズル10が位置Dよりも先に進行すると、第一の距離センサ8の検出範囲8aからワーク7がなくなるため、第一の距離センサ8の出力は一定値となる。加工ノズル10が位置Eよりも先に進行すると、第二の距離センサ9の検出範囲9aからワーク7がなくなるため、第二の距離センサ9の出力は一定値となる。その後位置Fまで第一の距離センサ8及び第二の距離センサ9の出力はそれぞれ一定値に保たれる。なお、ここでは加工ノズル10がワーク7から離れた場合にセンサデータが大きくなるように設定した例で説明を行っている。
図9は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。ステップS1において、制御装置1は、データ記憶部12の広域距離センサ今回値データ及び広域距離センサ前回値データをそれぞれクリアしデータ初期化処理を行う。広域距離センサ今回値データは、第二の距離センサ9の最新のデータであり、広域距離センサ前回値データは第二の距離センサ9の1周期前のデータである。ここでの一周期とは、図9のステップS2からステップS5を実行し、ステップS5でNoとなって再びステップS2に戻るまでをいう。
ステップS2において、制御装置1は、広域距離センサ今回値データの値で広域距離センサ前回値データを書き換え、第二の距離センサ9からデータを取得して広域距離センサ今回値データに保管することで、広域距離センサ前回値データ及び広域距離センサ今回値データを更新する。次に、ステップS3において、制御装置1は、ワーク7の縁を検出する端面判定処理を行う。なお、端面判定処理の具体的内容については後述する。ステップS4において、制御装置1は、後述する倣い制御を行う。
ステップS5において、制御装置1は、加工終了か否かを判断する。加工中であれば、ステップS5でNoとなり、ステップS2に戻って第二の距離センサ9からデータを取得する。加工終了であれば、ステップS5でYesとなり、制御装置1は、レーザ加工機100を停止し終了する。
図9のステップS5では、加工終了位置に到達した場合のみに加工終了と判断してもよいし、ワーク7の縁を検知した場合にも加工終了と判断させてもよい。本実施の形態では、加工終了位置に到達した場合のみに加工終了と判断する。なお、従来からある倣い制御に対し、本発明で追加となっている処理は、ステップS2の広域距離センサ今回値データ及び広域距離センサ前回値データを更新する処理と、ステップS3の端面判定処理とである。
図10は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の端面判定処理を表すフローチャートであり、図9のステップS2で第二の距離センサ9のデータを更新した後に実行される処理である。まず、ステップS101において、制御装置1は、第二の距離センサ9のデータの変化量ΔVwを算出する。ΔVwは、広域センサ今回値データから広域センサ前回値データを減算することによって算出する。次に、ステップS102において、制御装置1は、ΔVwが予め定められた一定値α未満であるか否かを判断する。ΔVwが一定値α以上であれば、ステップS102でNoとなり、ステップS103へ進み、ワーク7の縁の部分で倣い制御の条件を変更する端面処理を行う。なお、端面処理の具体的内容については後述する。一方、ΔVwが一定値α未満であれば、ステップS102でYesとなり、端面判定処理を終了する。
なお、ステップS102でΔVwとの比較対象とする一定値αは、実験により決定されている値であり、図1の設定記憶部13に予め保存されている。また、上記の説明においては、ΔVw=αの場合にステップS103へ進んで端面処理を行うとしたが、ΔVw=αの場合にはステップS103へ進まずに端面判定処理を終了しても良い。
ステップS103で実行する端面処理は、倣い制御の条件を変更する処理であり、実施の形態1にかかるレーザ加工機100では、加工ノズル10のZ軸方向の移動速度を0とする処理である。すなわち、実施の形態1においては、ステップS103を実施後は、後述する倣い制御を行っても倣い動作は行われず、実質的に倣い制御が停止することとなる。
図11は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の倣い制御の処理の流れを示すフローチャートである。倣い制御は、ステップS3の端面判定処理の後にステップS4で実行される。倣い制御が開始されると、ステップS201において、制御装置1は、予め設定記憶部13に記憶されている設定値であるノズルギャップ及び第一の距離センサ8の測定データを読み込む。ステップS202において、制御装置1は、第一の距離センサ8の測定データとノズルギャップとの差分を演算する。
実施の形態1にかかるレーザ加工機100は、検出範囲の異なる二種類の距離センサが設置されているが、ステップS202の処理で使用される距離センサは検出範囲が狭い方の第一の距離センサ8である。次に、ステップS203において、制御装置1は、ステップS202で演算された差分が設定記憶部13に予め記憶された閾値Thrよりも大きいか否かを判断する。ステップS202で演算された差分が閾値Thrよりも大きい場合、ステップS203でYesとなり、ステップS204において、制御装置1は、加工ノズル10をワーク7に近づく方向に移動させる。一方、ステップS202で演算された差分が予め定められた閾値Thr以下の場合、ステップS203でNoとなり、ステップS205において、制御装置1は、加工ノズル10をワーク7から遠ざかる方向に移動させる。
なお、上記の説明においては、ステップS202で演算された差分がThrと等しい場合は、ステップS205へ進んで加工ノズル10をワーク7から遠ざかる方向に移動させるとしたが、加工ノズル10をワーク7へ近づく方向に移動させても良い。
次に、ステップS206において、制御装置1は、加工ノズル10をXY平面方向に移動させる。
なお、倣い制御の処理内容は本発明の本質ではないため、加工ノズル10とワーク7の距離を設定値に保つ処理であれば、図11とは異なる処理を行っても良い。
図12は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の加工ノズルの動作を表す概念図である。加工ノズル10がワーク7の縁付近に位置しており、加工ノズル10の進行方向側にはワーク7の縁があり、ワーク7の縁の先にワークサポート11が露出している。位置Aは、第二の距離センサ9の検出範囲9aの進行方向側の境界にワーク7の縁がある位置である。制御装置1は、加工ノズル10が位置Aを超えたタイミングで、第二の距離センサ9の出力の変化量が予め設定された一定値αに比べ増大し始めることによりワーク7の縁を検知する。これは、図10のフローチャートではステップS102の「No」に対応する。その後、図10のステップS103の端面処理では加工ノズル10のZ軸方向の移動速度を0に設定し、図9のステップS4の倣い制御を実施するが、Z軸方向の移動速度は0のため、Z軸方向への移動は行わない。その後、加工終了位置Bで加工終了となり加工ノズル10が停止する。
このように、第二の距離センサ9を設け、ワーク7の縁の検出に第二の距離センサ9を用いることで、第一の距離センサ8を用いるよりも早期にワーク7の縁の検知が可能なので、制御系の遅れがあってもワークサポート11のような障害物との衝突を確実に防ぐことができる。また、第一の距離センサ8は第二の距離センサ9よりも狭い検出範囲でよいため、誤差の少ないセンサを使用することができ、倣い制御の精度を上げることができる。
図13及び図14は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の第二の距離センサとワークとの距離と、第二の距離センサの検出範囲との関係を示す図である。図13は、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が小さい場合を示しており、図14は、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が大きい場合を示している。図15は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の第二の距離センサのセンサ出力データと第二の距離センサの加工開始点からのXY平面内での距離との関係を示す図である。図15において、点線は、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が小さい場合のセンサ出力データであり、破線は、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が大きい場合のセンサ出力データである。図13に示すように、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が小さい場合には、検出範囲9aが狭くなり、図14に示すように、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が大きい場合には、検出範囲9aは広くなる。したがって、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が小さい場合には、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が大きい場合と比較して、XY平面内でのワーク7の縁までの距離がより小さくならなければワーク7の縁を検出することができない。すなわち、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が小さい場合には、第二の距離センサ9とワーク7とのZ軸方向の距離が大きい場合と比較して、ワーク7の縁を検出可能な位置からワーク7の縁までのXY平面内の距離Lが小さくなる。言い換えると、図15に示すように、第二の距離センサ9とワーク7との間のZ軸方向の距離が変わると、ワーク7の縁の認識を開始する位置からワーク7の縁までのXY平面内の距離が変わることを意味し、第二の距離センサ9のセンサ出力データの傾きが変化することを意味している。
一般的には、ワーク7の縁からのXY平面内の距離が一定値以下になった時にZ軸方向の移動制御を停止したい。第二の距離センサが加工ヘッドに追従してZ軸方向に移動するレーザ加工機において、ワーク7の縁からのXY平面内の距離が一定値以下になった時にZ軸方向の移動制御を停止するには、図15に示すように、第二の距離センサ9のZ軸方向の位置に基づいて、図10のステップS102で使用する傾きの判定基準を変更し、さらに、センサ出力データの変化を検出した位置からワーク7の縁を検出したい位置までのオフセットOを計算しなければならない。つまり、第二の距離センサ2のZ軸方向の位置データから判定値を算出するための処理が必要となり、さらにワーク7の縁を検出後に第二の距離センサ9が移動した距離を端面処理の実行前に求める処理も必要となり、演算量の増加が問題となる。
図16及び図17は、実施の形態1にかかるレーザ加工機の第一の距離センサ及び第二の距離センサとワークとの位置関係を示す図である。図16は、加工ノズル10とワーク7とのZ軸方向の距離が小さい場合を示しており、図17は、加工ノズル10とワーク7とのZ軸方向の距離が大きい場合を示している。図16及び図17に示すように、実施の形態1にかかるレーザ加工機100では、第二の距離センサ9は、第一の距離センサ8とは独立に固定され、第一の距離センサ8が加工ヘッド3に追従してZ軸方向に移動しても、第二の距離センサ9は移動しない構成である。第二の距離センサ9が加工ヘッド3に追従して移動しない構成にすることにより、図7に示した第二の距離センサ9の出力は一定の傾きを持つため判定基準を変更することが不要となる。また、ワーク7の縁を検出可能な位置からワーク7の縁までのXY平面内の距離Lも不変であり、オフセットの計算も不要であるため、演算量の増大を防止することが可能となる。
第二の距離センサ9はZ軸方向に固定されているため、制御を変更したいワーク7の縁からの位置調整は、Z軸方向に機械的な位置調整を初期設定で一度行うだけでよい。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2にかかるレーザ加工機の構成は、実施の形態1と同様であるが、データ記憶部12に広域距離センサ前回値データ及び広域距離センサ今回値データに加え、狭域距離センサ前回値データ及び狭域距離センサ今回値データが記憶される点で相違している。狭域距離センサ今回値データは、第一の距離センサ8の最新データであり、狭域距離センサ前回値データは第一の距離センサ8の1周期前のデータである。
実施の形態1では、端面判定処理を第二の距離センサ9の出力のみに基づいて行っていたが、本実施の形態では、第二の距離センサ9の出力と第一の距離センサ8の出力とを両方用いて行う。図18は、実施の形態2にかかるレーザ加工機の制御装置の処理の流れを表すフローチャートである。図9に示した実施の形態1と同じ処理を行うステップについては同一のステップ番号を付した。実施の形態1との差異は、制御装置1が狭域距離センサ今回値データの値を狭域距離センサ前回値データに移し、第一の距離センサ8からのデータを取得し狭域距離センサ今回値データに保管することによって狭域距離センサ今回値データ及び狭域距離センサ前回値データを更新するステップS6の処理が追加されている点である。なお、ステップS6及びステップS2は、どちらを先に行ってもよい。
図19は、実施の形態2にかかるレーザ加工機の端面判定処理の流れを示すフローチャートである。図10に示した実施の形態1の端面判定処理と同じ処理を行うステップについては同一のステップ番号を付した。実施の形態1との差異は、ステップS104及びステップS105の処理が追加されており、ステップS102がステップS106に置き換わっている点である。ステップS104では、制御装置1は、第一の距離センサ8のデータの変化量ΔVnの演算を行う。ΔVnは、狭域センサ今回値データから狭域センサ前回値データを減算することで算出される。ステップS105では、制御装置1は、ΔVnからΔVwを減算する。ステップS106では、制御装置1は、ステップS105での演算結果ΔVn−ΔVwと予め定められた一定値βとを比較する。ステップS105での演算結果ΔVn−ΔVwが一定値β以上であれば、ステップS106でNoとなり、実施の形態1と同様にステップS103の処理に進んで端面処理を行う。ステップS105での演算結果ΔVn−ΔVwが一定値βよりも小さければ、ステップS106でYesとなり、端面判定処理を終了する。ここで、一定値βは、一定値αと同様に実験により決定されている値であり、図1の設定記憶部13に予め保存されている。
このような構成により、実施の形態2では、従来と比べ早期にワーク7の縁を検出可能なので、制御系の遅れがあってもワークサポート11のような障害物との衝突を確実に防ぐことができるという実施の形態1と同様の効果がある。また、実施の形態1と同様、第一の距離センサ8は第二の距離センサ9よりも狭い検出範囲でよいため、誤差の少ないセンサを使用することができ、倣い制御の精度を上げることができる。
また、実施の形態2では以下のような効果もある。図20は、実施の形態2にかかるレーザ加工機における、ワークに反りがある場合の第一の距離センサ出力と第二の距離センサの出力とを表す図である。図20中の破線は、第一の距離センサ8の出力であり、一点鎖線は第二の距離センサ9の出力である。図21は、実施の形態2にかかるレーザ加工機における加工ノズルとワークとの位置関係を示す図である。図21の位置Aは、図20の時刻TAでの加工ノズル10の位置を示している。同様に、図21の位置Bは、図20の時刻TBでの加工ノズル10の位置を示しており、図21の位置Cは、図20の時刻TCでの加工ノズル10の位置を示しており、図21の位置Dは、図20の時刻TDでの加工ノズル10の位置を示している。すなわち、図21は、図20の時間TA、TB、TC及びTDにおける加工ノズル10とワーク7との位置関係を示している。ワーク7に反りがある箇所で、第一の距離センサ8と第二の距離センサ9とは同じ傾きを示す。このような場合、実施の形態1ではワーク7の反り上りを縁と判定し、適切に倣い制御できず、加工を停止してしまう可能性があるが、実施の形態2では、実施の形態1と同様の効果に加え、ワーク7に反りなどがあっても適切な倣い加工を継続することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3にかかるレーザ加工機の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態3にかかるレーザ加工機は、制御装置1の動作も実施の形態1と同様であるが、端面処理の内容が実施の形態1と相違する。実施の形態1での端面処理が加工ノズル10のZ軸方向の移動速度を0とする処理であったのに対し、実施の形態3では、加工ノズル10のX軸方向及びY軸方向の移動速度を当初設定されていた標準値の半分にする。
また、実施の形態3では、加工終了か否かの判定処理は、実施の形態1と異なる以下の処理とする。すなわち、図9のステップS5では、直前の端面判定処理ステップS3においてステップS103の端面処理を通過したか否か、換言すると図10のステップS102でNoとなっていたか否かを判定し、図10のステップS102でNoとなってステップS103を通過したと判定した場合に、ステップS5でYesとなり加工終了する。
実施の形態3では、端面処理を行ってから加工終了となるまでの間の処理時間と制御遅れ時間とについて、X軸方向及びY軸方向の移動速度が半分となっている変更された加工条件で移動制御を行うことで障害物との衝突を回避している。つまり、端面検知から上記の加工終了までのX軸方向及びY軸方向の加工ノズル10の移動距離を短くすることで、衝突物との衝突を回避する。なお、上記の説明では、加工ノズル10のX軸方向及びY軸方向の移動速度を半分にする場合を例としたが、加工ノズル10のX軸方向及びY軸方向の移動速度を遅くできれば同様の効果が得られるのは言うまでもない。具体例を挙げると、加工ノズル10のX軸方向及びY軸方向の移動速度を3分の1又は4分の1にしても、加工ノズル10が障害物に衝突することを回避できる。
図22は、実施の形態3にかかるレーザ加工機の加工ノズルの動作を表す概念図である。位置Aでワーク7の縁を検知し、位置Aからは加工ノズル10のX軸方向及びY軸方向の移動速度を標準値の半分とした倣い制御を実施し、直前の端面判定処理において端面処理を通過したと判定することによって加工終了となり、位置Bで停止する。
実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、制御系の遅れがあってもワークサポート11のような障害物との衝突を確実に防ぐことができる。また、第一の距離センサ8は第二の距離センサ9よりも検出範囲が狭くてもよいため、誤差の少ないセンサを使用することができ、倣い制御の精度を上げることができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4にかかるレーザ加工機の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態4にかかるレーザ加工機は、制御装置1の動作も実施の形態1と同様であるが、端面処理の内容が実施の形態1と相違する。実施の形態1での端面処理が加工ノズル10のZ軸方向の移動速度を0とする処理であったのに対し、実施の形態4では、Z軸の1周期最大移動可能距離を当初設定されていた標準値の半分にする。言い換えると、加工ノズル10が制御装置1の1周期分の処理周期間にZ軸方向へ移動できる最大移動距離を標準値の半分にする。
また、実施の形態4では、加工終了か否かの判定処理は、実施の形態1と異なる以下の処理とする。すなわち、図9のステップS5では、直前の端面判定処理ステップS3においてステップS103の端面処理を通過したか否か、換言すると図10のステップS102でNoとなっていたか否かを判定し、図10のステップS102でNoとなってステップS103を通過したと判定した場合に、ステップS5でYesとなり加工終了する。
図23は、実施の形態4にかかるレーザ加工機の端面処理の流れを示すフローチャートである。端面処理が開始されると、ステップS301において、制御装置1は、加工ノズル10のZ軸方向の移動速度Vzと1周期分の時間Δtとを乗算し、Z軸移動距離ΔZを算出する。次に、ステップS302において、制御装置1は、Z軸移動距離ΔZと、設定記憶部13に予め記憶されたZ軸1周期最大移動可能距離ΔZmaxの半分の値とを比較する。Z軸移動距離ΔZがZ軸1周期最大移動可能距離ΔZmaxの半分の値よりも小さければ、ステップS302でYesとなり、端面処理を終了する。Z軸移動距離ΔZがZ軸1周期最大移動可能距離ΔZmaxの半分の値以上であれば、ステップS302でNoとなり、ステップS303において、制御装置1は、Z軸方向の移動速度Vzを、(ΔZmax/2)/Δtに変更する。Z軸方向の移動速度Vzを、(ΔZmax/2)/Δtに設定することにより、加工ノズル10の1周期のZ軸移動距離がΔZmaxを超えることがなくなる。
端面処理の詳細については図23の処理に限られるものではなく、Z軸の1周期最大移動可能距離を小さくできる処理であればよい。なお、上記の説明では、加工ノズル10のZ軸移動距離ΔZが、1周期最大移動可能距離の半分になるようにしたが、1周期最大移動可能距離を短くできれば同様の効果が得られる。具体例を挙げると、加工ノズル10のZ軸移動距離ΔZが、1周期最大移動可能距離の3分の1又は4分の1としても加工ノズル10が障害物に衝突することを回避できる。
図24は、実施の形態4にかかるレーザ加工機の加工ノズルの動作を表す概念図である。位置Aでは実施の形態1と同様、ワーク7の縁を検知する。位置Aから加工終了となるまでに倣い制御をするが、1周期最大移動可能距離が標準値の半分となるため、Z軸方向の移動が制限され加工終了位置Bでワークサポート11と衝突せず停止する。実施の形態4では、図10のS103の端面処理を行ってから図9のS5で加工終了となるまでの間の処理時間と制御遅れ時間について、変更された倣い条件で倣い制御を行うことで衝突物との衝突を回避している。
実施の形態4においても、実施の形態1と同様に、制御系の遅れがあってもワークサポート11のような障害物との衝突を確実に防ぐことができる。また、第一の距離センサ8は第二の距離センサ9よりも検出範囲が狭くてよいため、高い分解能のセンサを使用することができ、倣い制御の精度を上げることができる。なお、端面処理では、1周期最大移動可能距離を標準値と半分とするのではなく、Z軸方向の移動速度を標準値の半分にしても同様の効果が得られることは言うまでもない。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5にかかるレーザ加工機の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態5にかかるレーザ加工機は、制御装置1の動作も実施の形態1と同様であるが、端面処理の内容が実施の形態1と相違する。実施の形態1での端面処理が加工ノズル10のZ軸方向の移動速度を0とする処理であったのに対し、実施の形態5では、加工ノズル10をワーク7に近づける際、加工ノズル10がワーク7のZ軸方向の位置を超えないようにする。言い換えると、ワーク7のZ軸方向の位置をZ=0とし、加工中の加工ノズル10の位置をZ>0とした場合、加工ノズル10の位置がワーク7よりも下側であるZ<0とならないようにする。
また、実施の形態5では、加工終了か否かの判定処理は、実施の形態1と異なる以下の処理とする。すなわち、図9のステップS5では、直前の端面判定処理ステップS3においてステップS103の端面処理を通過したか否か、換言すると図10のステップS102でNoとなっていたか否かを判定し、図10のステップS102でNoとなってステップS103を通過したと判定した場合に、ステップS5でYesとなり加工終了する。
図25は、実施の形態5にかかるレーザ加工機の端面処理の流れを示すフローチャートである。ステップS401で、制御装置1は、端面処理において加工ノズル10の移動後のZ軸方向の位置が0を超えるか否かを判断する。端面処理において加工ノズル10の移動後のZ軸方向の位置が0を超えるならば、ステップS401でYesとなり、端面処理を終了する。端面処理において加工ノズル10の移動後のZ軸方向の位置が0以下ならば、ステップS401でNoとなり、ステップS402において、制御装置1は、加工ノズル10のZ軸方向の位置を0にする。すなわち、制御装置1は、加工ノズル10がワーク7よりも下に下がらないようにする。
図26は、実施の形態5にかかるレーザ加工機の加工ノズルの動作を表す概念図である。位置Aで、実施の形態1と同様にワーク7の縁を検知し、位置Aから加工終了となるまでに加工ノズル10をZ軸方向に移動する。Z軸方向の位置がワーク7よりも下側になることはないため、ワークサポート11と衝突せず加工終了位置Cで停止する。なお、加工終了位置は、直前の端面判定処理ステップS3においてステップS103の端面処理を通過したか否かを判定し、通過したと判定する位置である。
実施の形態5においても、実施の形態1と同様、制御系の遅れがあってもワークサポート11のような障害物との衝突を確実に防ぐことができる。また、第一の距離センサ8は第二の距離センサ9よりも検出範囲が狭くてよいため、高い分解能のセンサを使用することができ、倣い制御の精度を上げることができる。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6にかかるレーザ加工機の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態6にかかるレーザ加工機は、制御装置1の動作も実施の形態1と同様であるが、端面処理の内容が実施の形態1と相違する。実施の形態1での端面処理が加工ノズル10のZ軸方向の移動速度を0とする処理であったのに対し、実施の形態6では、レーザ加工機の動作を停止する。また図9のステップS5の加工終了か否かの判定処理は、実施の形態1と同様、加工終了位置に到達した場合のみに加工を終了させる。実施の形態6では、加工ノズル10が衝突を回避したい障害物は、ワーク7の立ち上がりである。
図27は、実施の形態6にかかるレーザ加工機のワークに立ち上がりがある場合の第一の距離センサ及び第二の距離センサの出力を示す図である。図27中の破線は、第一の距離センサ8の出力であり、一点鎖線は第二の距離センサ9の出力である。図28は、実施の形態6にかかるレーザ加工機の加工ノズルとワークとの位置関係を示す図である。図27は、位置Aから加工ノズル10がワーク7の立ち上がり700に衝突する直前までの第一の距離センサ8及び第二の距離センサ9の出力を表している。図28の位置Aは、図27の時刻TAでの加工ノズル10の位置を示している。同様に、図28の位置Bは、図27の時刻TBでの加工ノズル10の位置を示している。なお、位置AからBまで加工ノズル10にZ軸方向の移動はない。位置Aは、第一の距離センサ8の検出範囲8a及び第二の距離センサ9の検出範囲9aの両方にワーク7がある状態であり、位置Bは、第二の距離センサ9の進行方向側で検出範囲9aの境界にワーク7の立ち上がり700がある状態である。第一の距離センサ8は、検出範囲8aにワーク7の立ち上がり700が入った時点で、第二の距離センサ9は、検出範囲9aにワーク7の立ち上がり700が入った時点でセンサ出力が低下する。
実施の形態6にかかるレーザ加工機では、位置Bでワーク7の端面を検知し、図10のステップS103に進みレーザ加工機が停止する。したがって、実施の形態6にかかるレーザ加工機の第一の距離センサ8及び第二の距離センサ9の出力は、加工ノズル10が位置Bまで到達すると0となる。なお、図27には、加工ノズル10が位置Bに到達した時刻TBでレーザ加工機を停止しない場合のセンサデータ出力値を参考のために細線で示しているが、実際には時刻TBでレーザ加工機が停止することによりセンサデータ出力値は0となる。
これにより、ワーク7に立ち上がり700がある場合も実施の形態1と同様、制御系の遅れがあってもワーク7の立ち上がり700への衝突を確実に防ぐことができる。また、実施の形態1と同様、第一の距離センサ8は第二の距離センサ9よりも検出範囲が狭くてよいため、高い分解能のセンサを使用することができ、倣い制御の精度を上げることができる。
実施の形態7.
図29は、本発明の実施の形態7にかかるレーザ加工機の構成を示す図である。実施の形態7にかかるレーザ加工機101は、第二の距離センサ9の代わりに画像センサ14を備えている点で、実施の形態1のレーザ加工機100と相違している。画像センサ14は、加工ノズル10とワーク7との距離を検出するのではなく、画像処理によりワーク7の縁を検出する。実施の形態7においては、第一の距離センサ8は、加工ノズル10を中心とする第一の範囲で加工ノズル10とワーク7との距離を検出する第一のセンサであり、画像センサ14は、加工ノズル10を中心とする第一の範囲よりも広い第二の範囲内でワーク7の縁を検出する第二のセンサである。画像センサ14は、実施の形態1の第二の距離センサ9と同様に、X軸方向及びY軸方向には加工ヘッド3に追従して移動するが、Z軸方向には加工ヘッド3に追従して移動しない。したがって、画像センサ14とワーク7との間の間隔は、加工ヘッド3のZ軸方向の位置によらず一定に保たれている。このため、画像センサ14の焦点位置を調整すること、換言するとピントを調整することが不要となり、単焦点の安価な画像センサ14を用いることが可能となる。
画像センサ14は、第一の距離センサ8の検出範囲よりも広範囲を撮影する画角を備えている。したがって、画像センサ14は、第一の距離センサ8の検出範囲である第一の範囲よりも広い第二の範囲でワーク7の縁を検出可能である。
実施の形態7にかかるレーザ加工機101は、ワーク7の縁の検出に画像センサ14を用いる点で実施の形態1にかかるレーザ加工機100と相違するが、第一の距離センサ8の検出範囲よりも広いという点では、画像センサ14は第二の距離センサ9と共通している。したがって、実施の形態1のレーザ加工機と同様に、画像センサ14がワーク7の縁を検出した時点で、倣い動作での加工ヘッド3のZ軸方向の移動を停止させることで、加工ノズル10がワークサポート11に衝突することを防止できる。
なお、実施の形態7にかかるレーザ加工機101は、画像センサ14によりワーク7の縁を検出することで、実施の形態3から実施の形態6と同様の動作を行うことも可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 制御装置、2 入力装置、3 加工ヘッド、4 X軸モータ、5 Y軸モータ、6 Z軸モータ、7 ワーク、8 第一の距離センサ、8a,9a 検出範囲、9 第二の距離センサ、10 加工ノズル、11 ワークサポート、12 データ記憶部、13 設定記憶部、14 画像センサ、100,101 レーザ加工機、200,201,202 距離。

Claims (19)

  1. 加工ヘッドに取り付けられた加工ノズルとワークとの相対距離が設定値になるよう倣い制御を実施するレーザ加工機において、
    前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向に前記加工ヘッドの位置を変化させる駆動手段と、
    前記加工ノズルを中心とする第一の範囲内の前記ワークを検出することにより前記加工ノズルと前記ワークとの距離に基づいて出力し、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向には前記加工ヘッドに追従して移動する第一の距離センサと、
    前記加工ノズルを中心とする第一の範囲よりも広い第二の範囲内の前記ワークを検出することにより前記加工ノズルと前記ワークとの距離に基づいて出力し、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向には前記加工ヘッドに追従して移動しない第二の距離センサと、
    前記第一の距離センサ又は前記第二の距離センサの出力に基づいて前記駆動手段を制御し前記倣い制御を実施する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記第二の距離センサの出力に基づいて前記倣い制御の条件を変更し、前記変更された条件で前記第一の距離センサの出力に基づいて前記倣い制御を行うことを特徴とするレーザ加工機。
  2. 前記制御装置は、前記第二の距離センサの出力の変化量が、予め定められた値よりも大きい場合に前記倣い制御の条件を変更することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工機。
  3. 前記制御装置は、前記第二の距離センサの出力の変化量と、前記第一の距離センサの出力の変化量との差分が、予め定められた値よりも大きい場合に前記倣い制御の条件を変更することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工機。
  4. 前記倣い制御の条件の変更は、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が近づく方向の前記加工ノズルの移動を止める変更であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工機。
  5. 前記倣い制御の条件の変更は、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向と直交する方向の前記加工ノズルの移動速度を遅くする変更であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工機。
  6. 前記制御装置は、一連の処理を実行する処理周期を持ち、前記倣い制御の条件の変更は、前記処理周期の1周期間における、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向の前記加工ノズルの最大移動距離を短くする変更であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工機。
  7. 前記倣い制御の条件の変更は、倣い制御の際、前記加工ノズルが前記ワークよりも下に下がらないようにすることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工機。
  8. 加工ヘッドに取り付けられた加工ノズルとワークとの相対距離が設定値になるよう倣い制御を実施するレーザ加工機において、
    前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向に前記加工ヘッドの位置を変化させる駆動手段と、
    前記加工ノズルを中心とする第一の範囲内の前記ワークを検出することにより前記加工ノズルと前記ワークとの距離に基づいて出力し、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向には前記加工ヘッドに追従して移動する第一の距離センサと、
    前記加工ノズルを中心とする第一の範囲よりも広い第二の範囲内の前記ワークを検出することにより前記加工ノズルと前記ワークとの距離に基づいて出力し、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向には前記加工ヘッドに追従して移動しない第二の距離センサと、
    前記第一の距離センサ又は前記第二の距離センサの出力に基づいて前記駆動手段を制御し前記倣い制御を実施する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記第二の距離センサの出力に基づいて前記倣い制御を行い、前記第一の距離センサの出力に基づいて前記倣い制御を停止することを特徴とするレーザ加工機。
  9. 前記制御装置は、前記第二の距離センサの出力の変化量が、予め定められた値よりも大きい場合に前記倣い制御を停止することを特徴とする請求項8に記載のレーザ加工機。
  10. 前記制御装置は、前記第二の距離センサの出力の変化量と、前記第一の距離センサの出力の変化量との差分が、予め定められた値よりも大きい場合に前記倣い制御を停止することを特徴とする請求項8に記載のレーザ加工機。
  11. 加工ヘッドに取り付けられた加工ノズルとワークとの相対距離が設定値になるよう倣い制御を実施するレーザ加工機において、
    前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向に前記加工ヘッドの位置を変化させる駆動手段と、
    前記加工ノズルを中心とする第一の範囲内の前記ワークを検出することにより前記加工ノズルと前記ワークとの距離に基づいて出力し、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向には前記加工ヘッドに追従して移動する第一のセンサと、
    前記加工ノズルを中心とする第一の範囲よりも広い第二の範囲内で前記ワークの縁を検出し、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向には前記加工ヘッドに追従して移動しない第二のセンサと、
    前記第一のセンサの出力に基づいて前記駆動手段を制御し前記倣い制御を実施する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記ワークの端面を検知すると、前記倣い制御を停止させることを特徴とするレーザ加工機。
  12. 前記第二の距離センサは渦電流式のセンサであり、前記第一の距離センサは静電容量式のセンサであることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  13. 前記第二の距離センサは、前記加工ノズルを囲む筒状であることを特徴とする請求項12に記載のレーザ加工機。
  14. 加工ヘッドに取り付けられた加工ノズルとワークとの相対距離が設定値になるよう倣い制御を実施するレーザ加工機において、
    前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向に前記加工ヘッドの位置を変化させる駆動手段と、
    前記加工ノズルを中心とする第一の範囲内の前記ワークを検出することにより前記加工ノズルと前記ワークとの距離に基づいて出力し、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向には前記加工ヘッドに追従して移動する第一のセンサと、
    前記加工ノズルを中心とする第一の範囲よりも広い第二の範囲内で前記ワークの縁を検出し、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向には前記加工ヘッドに追従して移動しない第二のセンサと、
    前記第一のセンサの出力に基づいて前記駆動手段を制御し前記倣い制御を実施する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記ワークの端面を検知すると、前記倣い制御の条件を変更することを特徴とするレーザ加工機。
  15. 前記倣い制御の条件の変更は、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が近づく方向の前記加工ノズルの移動を止める変更であることを特徴とする請求項14に記載のレーザ加工機。
  16. 前記倣い制御の条件の変更は、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向と直交する方向の前記加工ノズルの移動速度を遅くする変更であることを特徴とする請求項14に記載のレーザ加工機。
  17. 前記制御装置は、一連の処理を実行する処理周期を持ち、前記倣い制御の条件の変更は、前記処理周期の1周期間における、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向の前記加工ノズルの最大移動距離を短くする変更であることを特徴とする請求項14に記載のレーザ加工機。
  18. 前記倣い制御の条件の変更は、倣い制御の際、前記加工ノズルを前記ワークに近づけて、前記加工ノズルと前記ワークとの距離が変化する方向に、前記加工ノズルが前記ワークを超えないようにすることを特徴とする請求項14に記載のレーザ加工機。
  19. 前記第二のセンサは、前記ワークの画像を撮影して画像処理により前記ワークの縁を検出する画像センサであることを特徴とする請求項14から18のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
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