JPWO2016174916A1 - マニピュレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 細身且つ高強度で動作性も良好なマニピュレータを提供する。【解決手段】 前後方向へわたる長尺筒状のハウジング(10)と、ハウジング(10)の中心部に回転不能に固定された固定中空シャフト(20)と、固定中空シャフト(20)の周囲に環状に設けられるとともに、ハウジング(10)の内周面に回転自在に支持された筒状回転シャフト(30)と、ハウジング(10)内における固定中空シャフト(20)の周囲に設けられて筒状回転シャフト(30)を回転駆動する回転駆動機構(40)と、筒状回転シャフト(30)の前端側に一体回転可能に接続されるとともにハウジング(10)の前端側の内周面に回転自在に支持され、且つハウジング(10)の前端から前方へ突出した筒状接続部材(50)と、筒状接続部材(50)の前端側に一体回転可能に接続され、給電配線(1)から供給される電力によって動作する作業ツール部(60)とを備える。
Description
本発明は、例えば、器官等を挟持したり挟み切ったりするのに用いる鉗子装置や挟み装置、その他の医療機器、理化学機器、産業機器や、ロボット等に用いられるマニピュレータに関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるもののように、回動支点部を支点にして回動することで開閉する作業ツール部(把持部材1,2)と、この作業ツール部の前端側を前方へ突出させるようにして支持した筒状のハウジング(固定管10)と、このハウジングに挿通された複数本のワイヤ(W)とを備え、ワイヤ(W)を一方又は他方へ引くことにより作業ツール部を作動させるようにした医療用の鉗子がある。
ところで、このようなワイヤによって動作させる鉗子を、例えば腹腔鏡手術の医療用機器や精密加工装置等に適用するために外径の小さい細長形状に構成する場合、ワイヤも極細いものを選択することになるため、ワイヤの耐久性が低下したり、ワイヤの伸縮により動作性が低下する等のおそれがある。また、ハウジングに対し作業ツール部のみを回転させる構成とする場合には、ワイヤが撚れたり擦れたりして問題を生じることも考えられる。
そこで、ハウジングの前端側に、電動で動作する作業ツール部を設け、この作業ツール部をハウジングの後端側で制御する装置が提案される。しかし、このような構成においては、作業ツール部の給電配線や、作業ツール部を回転させるための機構等により外径が太くなってしまう可能性がある上、作業ツール部とハウジングとの接続部分の強度にも不安があり、工夫を要する。
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、細身且つ高強度で動作性も良好なマニピュレータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のマニピュレータは、前後方向へわたる長尺筒状のハウジングと、このハウジングの中心部側に回転不能に固定された固定中空シャフトと、この固定中空シャフトの周囲に環状に設けられるとともに、ハウジングの内周面に回転自在に支持された筒状回転シャフトとを備える。そして、筒状回転シャフトを回転駆動する回転駆動機構が、ハウジング内の固定中空シャフトの周囲に設けられている。また、筒状回転シャフトの前端側に一体回転可能に接続されるとともに、ハウジングの前端側の内周面に回転自在に支持され、且つハウジングの前端から前方へ突出した筒状接続部材と、筒状接続部材の前端側に一体回転可能に接続され、給電配線から供給される電力によって動作する作業ツール部とを備える。そして、作業ツール部の給電配線を、筒状接続部材及び固定中空シャフトの内部に挿通した。
本発明は、以上説明したように構成されているので、細身且つ高強度で動作性も良好なマニピュレータを提供することができる。
本実施の形態の第一の特徴は、前後方向へわたる長尺筒状のハウジングと、このハウジングの中心部側に回転不能に固定された固定中空シャフトと、この固定中空シャフトの周囲に環状に設けられるとともに、ハウジングの内周面に回転自在に支持された筒状回転シャフトとを備える。そして、筒状回転シャフトを回転駆動する回転駆動機構が、ハウジング内の固定中空シャフトの周囲に設けられている。そして、筒状回転シャフトの前端側に一体回転可能に接続されるとともにハウジングの前端側の内周面に回転自在に支持され、且つハウジングの前端から前方へ突出した筒状接続部材と、筒状接続部材の前端側に一体回転可能に接続され、給電配線から供給される電力によって動作する作業ツール部とを備える。そして、作業ツール部の給電配線を、筒状接続部材及び固定中空シャフトの内部に挿通して、マニピュレータを構成したことにある。
この構成によれば、ハウジングの全体構造を比較的細身にすることができる上、接続部分等を高強度に維持でき、動作性も良好である。
この構成によれば、ハウジングの全体構造を比較的細身にすることができる上、接続部分等を高強度に維持でき、動作性も良好である。
第二の特徴は、筒状接続部材がハウジングから抜けるようなことを防ぐために、筒状接続部材の後端側にハウジング内で径外方向へ突出する鍔部を設け、この鍔部よりも前側で前記筒状接続部材の外周面を回転自在に支持する軸受部材をハウジングに固定したことにある。
第三の特徴は、作業ツール部を着脱する際の強度を保持するために、筒状接続部材におけるハウジングよりも前側の外周部に、径外方向へ突出する環状部材を固定し、筒状接続部材における環状部材よりも前側の外周部に、作業ツール部を螺合して締め付けるようにしたことにある。
第四の特徴は、作業ツール部を回転駆動するための具体的態様を得るために、回転機構の駆動源として電動モータを備えており、この電動モータは、筒状回転シャフトよりも後側で固定中空シャフトの周囲に環状に設けられている。そして、ハウジングの内周面に回転自在に支持された筒状モータシャフトと、この筒状モータシャフトの外周部に固定されたロータと、該ロータの周囲に配置されるとともにハウジングに固定されたコイルとを備え、筒状モータシャフトの回転力を筒状回転シャフトに伝達するようにしたことにある。
第五の特徴は、作業ツール部を回転駆動するための具体的態様として、前記筒状回転シャフトと前記筒状モータシャフトとの間に、前記筒状モータシャフトの回転力を変速して前記筒状回転シャフトに伝達するように、遊星歯車機構を設けたことにある。
第六の特徴は、接続部分の強度を効果的に確保できる具体的態様として、ハウジングの外径を5mm以下に設定したことにある。
次に、上記特徴を有する好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下の説明中、「径内方向」とは、ハウジング10の径方向に沿って該ハウジング10の中心へ向かう方向を意味する。「径外方向」とは、ハウジング10の径方向に沿って該ハウジング10の中心から離れる方向を意味する。また、「前方」とは、ハウジング10の長手方向において作業ツール部60を有する方向を意味し、「後方」とは「前方」に対する逆方向を意味する。「前後方向」とは「前方から後方」あるいは「後方から前方」に向かう双方向を意味する。
なお、以下の説明中、「径内方向」とは、ハウジング10の径方向に沿って該ハウジング10の中心へ向かう方向を意味する。「径外方向」とは、ハウジング10の径方向に沿って該ハウジング10の中心から離れる方向を意味する。また、「前方」とは、ハウジング10の長手方向において作業ツール部60を有する方向を意味し、「後方」とは「前方」に対する逆方向を意味する。「前後方向」とは「前方から後方」あるいは「後方から前方」に向かう双方向を意味する。
このマニピュレータAは、前後方向へわたる長尺筒状のハウジング10と、ハウジング10の中心部に回転不能に固定された固定中空シャフト20と、固定中空シャフト20の周囲に環状に設けられる。そして、ハウジング10の内周面に回転自在に支持された筒状回転シャフト30と、ハウジング10内における固定中空シャフト20の周囲に設けられて筒状回転シャフト30を回転駆動する回転駆動機構40と、筒状回転シャフト30の前端側に一体回転可能に接続される。そして、ハウジング10の前端側の内周面に回転自在に支持され、且つハウジング10の前端から前方へ突出した筒状接続部材50と、筒状接続部材50の前端側に一体回転可能に接続され、給電配線1から供給される電力によって動作する作業ツール部60とを備える。そして、作業ツール部60の給電配線1を、筒状被接続部材64、筒状接続部材50、及び固定中空シャフト20の内部に挿通してハウジング10の後方へ導いている。
ハウジング10は、前側ハウジング11と後側ハウジング12とが接続されて長尺円筒状に形成される。
前側ハウジング11は、金属等の硬質材料によって円筒状に形成される。この前側ハウジング11の後半部側の内周面には、全周にわたって、後述する複数の遊星歯車機構42を構成する内歯車部11aが形成される。
そして、前側ハウジング11の後端部側は、後側ハウジング12の前端側に対し螺合や嵌合、接着等の接続手段により接続固定されている。
そして、前側ハウジング11の後端部側は、後側ハウジング12の前端側に対し螺合や嵌合、接着等の接続手段により接続固定されている。
後側ハウジング12は、前側ハウジング11と略同外径の円筒状部材である。この後側ハウジング12は、磁性材料から形成されることで、後述する電動モータ41のステータコアとして機能する。
固定中空シャフト20は、金属等の硬質材料から、ハウジング10の全長よりも長い長尺筒状に形成される。この固定中空シャフト20は、その前端側をハウジング10の前端から前方へ突出させた状態で、その後端側を、固定中空シャフト20の内周面に対し、固定基板2を介して回転不能且つ進退不能に固定される。
固定基板2は、環状の部材であり、その外周面を、ハウジング10の内周面に固定するとともに、内周面を固定中空シャフト20の外周面に固定している。
この固定基板2は、電動モータ41のコイル41cの給電配線を外部に導いている。
固定基板2は、環状の部材であり、その外周面を、ハウジング10の内周面に固定するとともに、内周面を固定中空シャフト20の外周面に固定している。
この固定基板2は、電動モータ41のコイル41cの給電配線を外部に導いている。
筒状回転シャフト30は、金属等の硬質材料から円筒状に形成され、ハウジング10内において固定中空シャフト20の外周部を囲むように設けられる。この筒状回転シャフト30は、固定中空シャフト20の外周面に対し近接又は摺接するように、その内径寸法が設定されている。
この筒状回転シャフト30は、複数(図示例によれば2つ)の軸受部材3を介して、前側ハウジング11の内周面に対し回転自在に支持される。軸受部材3は、図示例によればボールベアリングを用いている。この軸受部材3の前後には、必要に応じて内外輪間に予圧を付与するための付勢部材(例えば、スプリングや弾性体等)が設けられる。なお、軸受部材3の他例としては、ころ軸受や、すべり軸受け等を用いることも可能である。
この筒状回転シャフト30の後端側は、後述する回転駆動機構40に接続されている。また、筒状回転シャフト30の前端側には、スリーブ4を介して筒状接続部材50が一体回転可能に接続される。スリーブ4は、略角筒状の部材であり、圧入や接着等の接合手段を介して、筒状回転シャフト30と筒状接続部材50とを一体的に連結している。
この筒状回転シャフト30は、複数(図示例によれば2つ)の軸受部材3を介して、前側ハウジング11の内周面に対し回転自在に支持される。軸受部材3は、図示例によればボールベアリングを用いている。この軸受部材3の前後には、必要に応じて内外輪間に予圧を付与するための付勢部材(例えば、スプリングや弾性体等)が設けられる。なお、軸受部材3の他例としては、ころ軸受や、すべり軸受け等を用いることも可能である。
この筒状回転シャフト30の後端側は、後述する回転駆動機構40に接続されている。また、筒状回転シャフト30の前端側には、スリーブ4を介して筒状接続部材50が一体回転可能に接続される。スリーブ4は、略角筒状の部材であり、圧入や接着等の接合手段を介して、筒状回転シャフト30と筒状接続部材50とを一体的に連結している。
回転駆動機構40は、ハウジング10の後半部側に配置された電動モータ41、及び該電動モータ41よりも前側に配置された複数の遊星歯車機構42等によって構成され、電動モータ41の回転力を複数の遊星歯車機構42によって多段的に変速して筒状回転シャフト30に伝達する。
電動モータ41は、遊星歯車機構42よりも後側で固定中空シャフト20の周囲に環状に設けられるとともに後側ハウジング12の内周面に回転自在に支持された筒状モータシャフト41aと、この筒状モータシャフト41aの外周部に固定されたロータ41bと、該ロータ41bの周囲に配置されたコイル41cと、このコイル41cを内周面に固定したステータコアとして後側ハウジング12とを備える。この構成によって、筒状モータシャフト41aの回転力を、複数の遊星歯車機構42を介して、筒状回転シャフト30に伝達する。
筒状モータシャフト41aは、上述した筒状回転シャフト30と略同様に、金属等の硬質材料から円筒状に形成され、後側ハウジング12内において固定中空シャフト20の外周部を囲むように設けられる。この筒状モータシャフト41aは、固定中空シャフト20の外周面に対し近接又は摺接するように、その内径寸法が設定されている。
この筒状モータシャフト41aは、ロータ41b前後に位置する軸受部材3を介して、後側ハウジング12の内周面に対し回転自在に支持される。
この筒状モータシャフト41aの前端側の外周面には、一段目の遊星歯車機構42を構成する略環状の太陽歯車7が、一体回転可能に固定される。
この筒状モータシャフト41aは、ロータ41b前後に位置する軸受部材3を介して、後側ハウジング12の内周面に対し回転自在に支持される。
この筒状モータシャフト41aの前端側の外周面には、一段目の遊星歯車機構42を構成する略環状の太陽歯車7が、一体回転可能に固定される。
ロータ41bは、径方向の片半部側をN極とするとともに他半部側をS極とした長尺円筒状のマグネット(永久磁石)により構成される。
コイル41cは、導電性繊維を略円筒コイル状に構成されている。このコイル41cは、ロータ41b外周面に対し所定のクリアランスを確保した状態で、ステータコアとなる後側ハウジング12の内周面に固定されている。
このコイル41cの給電配線(図示せず)は、固定基板2に接続されたフラットケーブル6(図1〜図3参照)により、外部に導かれている。
このコイル41cの給電配線(図示せず)は、固定基板2に接続されたフラットケーブル6(図1〜図3参照)により、外部に導かれている。
なお、図3中、符号5は、軸受部材3の内外輪間に予圧を付与するためのコイルスプリングである。
また、複数の遊星歯車機構42は、前側ハウジング11の内歯車部11a内に、太陽歯車7、複数の遊星歯車42a、及び支持回転体42b,42b"等を多段状に配置して、多段式遊星歯車機構を構成している。この構成によって、筒状モータシャフト41a側の回転力を段階的に減速して、筒状回転シャフト30へ伝達するようにしている。
内歯車部11aは、歯先及び歯底等を構成する凸部と凹部を周方向へ交互に配置しており、これら凹凸部を前後方向へ連続するように形成している。そして、この内歯車部11aは、前後方向へ並ぶ複数の遊星歯車42aに対し噛み合う。
遊星歯車42aは、平歯車状の歯車であり、周方向に複数配設されるとともに、前後方向にも複数配設される。周方向に配設される複数の遊星歯車42aは、それぞれ、支持回転体42b(又は42b")によって回転自在に支持される。
これら複数の遊星歯車42aのうち、最も電動モータ41側の遊星歯車42a"は、筒状モータシャフト41a前端側の太陽歯車7に噛み合って、該太陽歯車7から回転力を受ける。
これら複数の遊星歯車42aのうち、最も電動モータ41側の遊星歯車42a"は、筒状モータシャフト41a前端側の太陽歯車7に噛み合って、該太陽歯車7から回転力を受ける。
最も前側の支持回転体42b"は、周方向に並ぶ複数の遊星歯車42aをそれぞれ回転自在に支持する略円板状に形成され、筒状回転シャフト30の後端側に一体回転可能に接続されている。
支持回転体42b"よりも後側に複数(図示例によれば三つ)の支持回転体42bが設けられる。各支持回転体42bは、周方向に並ぶ複数の遊星歯車42aをそれぞれ回転自在に支持する略円板状に形成され、固定中空シャフト20の周囲で自在に回転するように、固定中空シャフト20周りに環状に装着されている。
支持回転体42b"よりも後側に複数(図示例によれば三つ)の支持回転体42bが設けられる。各支持回転体42bは、周方向に並ぶ複数の遊星歯車42aをそれぞれ回転自在に支持する略円板状に形成され、固定中空シャフト20の周囲で自在に回転するように、固定中空シャフト20周りに環状に装着されている。
また、筒状接続部材50は、金属等の硬質材料から略円筒状に形成される。
この筒状接続部材50の後端側には、径外方向へ突出する鍔部51が設けられる。この鍔部51の外周面は、前側ハウジング11内周面に対し近接又は摺接する。この鍔部51は、前側の軸受部材8と後側の軸受部材3との間の空間に嵌るようにして配置される。
この筒状接続部材50の後端側には、径外方向へ突出する鍔部51が設けられる。この鍔部51の外周面は、前側ハウジング11内周面に対し近接又は摺接する。この鍔部51は、前側の軸受部材8と後側の軸受部材3との間の空間に嵌るようにして配置される。
そして、筒状接続部材50外周面において、鍔部51よりも前側の部分は、軸受部材8によって回転自在に支持される。軸受部材8は、前端側に環状の鍔部8aを有する略円筒状に形成され、鍔部8aを前側ハウジング11前端に当接させるようにして、前側ハウジング11内周面に対し回転不能に固定されている。
筒状接続部材50の外周部における軸受部材8よりも前側の部分には、筒状接続部材50の外周面から径外方向へ突出するように環状部材9が設けられている。この環状部材9は、筒状接続部材50に対し、回転不能且つ進退不能に固定される。
この筒状接続部材50は、治具等により挟んで固定されるように、外周部に平行な複数の平坦面部を有する(図1及び図2参照)。
この筒状接続部材50は、治具等により挟んで固定されるように、外周部に平行な複数の平坦面部を有する(図1及び図2参照)。
また、筒状接続部材50の外周部における環状部材9よりも前側の部分には、作業ツール部60が螺合され締め付けられるように雄ネジ部52が形成される。
なお、図2及び図3中の符号9aは、環状部材9後端面と、軸受部材8前端面との摩擦抵抗を軽減するためのワッシャ―状部材である。
なお、図2及び図3中の符号9aは、環状部材9後端面と、軸受部材8前端面との摩擦抵抗を軽減するためのワッシャ―状部材である。
また、作業ツール部60は、図4に示すように、回動支点部xを支点にし回動することで開閉する複数(図示例によれば二つ)の挟み片61と、挟み片61の前端側を前方へ突出させるようにして回動支点部xを支持した筒状ハウジング62と、該筒状ハウジング62内で直動部材63aを進退させる進退機構63とを備える。この構成によって、進退機構63により進退する直動部材63aを挟み片61に係合させて、挟み片61を回動するようにした挟み装置である。
この作業ツール部60は、進退機構63を、複数の挟み片61にそれぞれ対応するように複数具備するとともに、各進退機構63を挟み片61の後方側に直線的に配置しており、これら複数の進退機構63がそれぞれ独立して制御されるようにしている。
この作業ツール部60は、進退機構63を、複数の挟み片61にそれぞれ対応するように複数具備するとともに、各進退機構63を挟み片61の後方側に直線的に配置しており、これら複数の進退機構63がそれぞれ独立して制御されるようにしている。
筒状ハウジング62は、長尺円筒状の部材であり、その前端側における径方向の両側に、前方へ突出する支持片部62aを有し、これら両側の支持片部62aの間に、挟み片61の基端側を軸支している。
この筒状ハウジング62内には、進退機構63、および進退機構63の給電配線や制御基板等が収納される。
なお、図示例の筒状ハウジング62は、周壁の一部に切欠部を設けることで、内部の進退機構63等に対するメンテナンス性を向上しているが、他例としては、この切欠部を省いてもよい。
この筒状ハウジング62内には、進退機構63、および進退機構63の給電配線や制御基板等が収納される。
なお、図示例の筒状ハウジング62は、周壁の一部に切欠部を設けることで、内部の進退機構63等に対するメンテナンス性を向上しているが、他例としては、この切欠部を省いてもよい。
また、筒状ハウジング62後端側には、筒状接続部材50に接続される筒状被接続部材64が設けられる。
この筒状被接続部材64は、金属等の硬質材料により略円筒状に形成され、その後端側に径外方向へ突出する環状の鍔部64aを有する(図2参照)。
この筒状被接続部材64の内周面には、筒状接続部材50の雄ネジ部52に螺合するための雌ネジ部(図示せず)が形成される。
この筒状被接続部材64は、前側の筒状部分を筒状ハウジング62後端に挿入し、圧入や接着等の接続手段により、筒状ハウジング62に対し進退不能且つ回転不能に固定され、鍔部64aの外周面を外部に露出している。
この筒状被接続部材64は、金属等の硬質材料により略円筒状に形成され、その後端側に径外方向へ突出する環状の鍔部64aを有する(図2参照)。
この筒状被接続部材64の内周面には、筒状接続部材50の雄ネジ部52に螺合するための雌ネジ部(図示せず)が形成される。
この筒状被接続部材64は、前側の筒状部分を筒状ハウジング62後端に挿入し、圧入や接着等の接続手段により、筒状ハウジング62に対し進退不能且つ回転不能に固定され、鍔部64aの外周面を外部に露出している。
各挟み片61は、図4に示すように、その後端側が、筒状ハウジング62の径内方向へ突出するように略L字状に形成される。この挟み片61は、この略L字状部分が筒状ハウジング62の支持片部62aにより軸支され、この軸支部分(回動支点部x)に対し、筒状ハウジング62の径外方向へ離れた部分が、直動部材63aに軸支されている。
また、各進退機構63は、ギヤモータ63bの回転軸63b1の回転により、直動部材63aを進退させる機構である。
ギヤモータ63bは、電動モータの回転力を遊星歯車により適宜な回転速度に調整して出力する構成とすればよい。このギヤモータ63bにおける出力軸の前端側には、送りネジ63b1が設けられ、この送りネジ63b1には直動部材63aが螺合している(図4参照)。
複数のギヤモータ63bの給電配線1は、図2に示すように、筒状ハウジング62後端側の筒状被接続部材64内を通って後方へ延設されており、上述した固定中空シャフト20内に挿通される。
ギヤモータ63bは、電動モータの回転力を遊星歯車により適宜な回転速度に調整して出力する構成とすればよい。このギヤモータ63bにおける出力軸の前端側には、送りネジ63b1が設けられ、この送りネジ63b1には直動部材63aが螺合している(図4参照)。
複数のギヤモータ63bの給電配線1は、図2に示すように、筒状ハウジング62後端側の筒状被接続部材64内を通って後方へ延設されており、上述した固定中空シャフト20内に挿通される。
上記構成のマニピュレータAによれば、作業ツール部60の二つのギヤモータ63bをそれぞれ独立して制御すれば、複数の挟み片61を開閉したり、片側へ寄せたり等の動作を行うことができる。また、回転駆動機構40の電動モータ41を制御すれば、作業ツール部60を双方向へ回転させることができる。
また、筒状接続部材50を上述した筒状接続部材50及び軸受部材8等によってハウジング10に対し頑強に接続しているため、回転駆動機構40と作業ツール部60の接続部分が曲がったり、作業ツール部60が回転駆動機構40から外れたりするようなことを防ぐことができる。
特に、マニピュレータが小型で細身になるほど、回転駆動機構と作業ツール部の接続部分等の強度を確保することが困難となるが、上記実施例の構成によればハウジング10の外径で5mm以下といった小径サイズでも接続部分の強度を確保することができる。ハウジング10の外径は、例えば、1mm程度であっても、上記実施例の構成を適用して、その強度を確保することができる。
特に、マニピュレータが小型で細身になるほど、回転駆動機構と作業ツール部の接続部分等の強度を確保することが困難となるが、上記実施例の構成によればハウジング10の外径で5mm以下といった小径サイズでも接続部分の強度を確保することができる。ハウジング10の外径は、例えば、1mm程度であっても、上記実施例の構成を適用して、その強度を確保することができる。
また、回転駆動機構40から作業ツール部60を着脱する際には、回転駆動機構40前端側の環状部材9と、作業ツール部60後端側の筒状被接続部材64の鍔部64aとを、それぞれ治具等によって掴み回転させればよいので、当該着脱作業によって回転駆動機構40及び作業ツール部60の本体部分を損傷するようなことを防ぐことができる。
なお、上記実施例によれば、作業ツール部60を電動でハサミ動作する機構としたが、作業ツール部60の他例としては、電動で曲げ運動する機構、電動で伸縮運動する機構、その他の電動で動作する機構とすることが可能である。
なお、上記実施例によれば、回転駆動機構40の駆動源として、円筒状径方向の片半分で互いに極性の異なる2極のマグネットロータを有する電磁式のモータを電動モータ41として用いたが、この電動モータ41には、あらゆる形式の電動駆動のモータを使用できる。例えば、ロータを4極のマグネットにするなど更に多極にした電磁式のモータはもちろん、圧電素子の超音波振動を用いて回転出力を得るモータなど様々な形式の電動モータを適用できる。また、空圧で駆動するアクチュエータ等も適用可能である。
本発明のマニピュレータは、外科手術用の鉗子装置や手術支援ロボット、電子部品のハンドリング等を行う各種産業用ロボット、その他、各種医療機器、理化学機器、産業機器の作業部分の装置として有効に適用できる。
1:給電配線
3,8:軸受部材
4:スリーブ
9:環状部材
10:ハウジング
20:固定中空シャフト
30:筒状回転シャフト
40:回転駆動機構
41:電動モータ
41a:筒状モータシャフト
41b:ロータ
41c:コイル
42:遊星歯車機構
50:筒状接続部材
51:鍔部
60:作業ツール部
A:マニピュレータ
3,8:軸受部材
4:スリーブ
9:環状部材
10:ハウジング
20:固定中空シャフト
30:筒状回転シャフト
40:回転駆動機構
41:電動モータ
41a:筒状モータシャフト
41b:ロータ
41c:コイル
42:遊星歯車機構
50:筒状接続部材
51:鍔部
60:作業ツール部
A:マニピュレータ
Claims (6)
- 前後方向へわたる長尺筒状のハウジングと、
前記ハウジングの中心部側に回転不能に固定された固定中空シャフトと、
前記固定中空シャフトの周囲に環状に設けられるとともに、前記ハウジングの内周面に回転自在に支持された筒状回転シャフトと、
前記ハウジング内における前記固定中空シャフトの周囲に設けられて前記筒状回転シャフトを回転駆動する回転駆動機構と、
前記筒状回転シャフトの前端側に一体回転可能に接続されるとともに前記ハウジングの前端側の内周面に回転自在に支持され、且つ前記ハウジングの前端から前方へ突出した筒状接続部材と、
前記筒状接続部材の前端側に一体回転可能に接続され、給電配線から供給される電力によって動作する作業ツール部とを備え、
前記作業ツール部の給電配線を、前記筒状接続部材及び前記固定中空シャフトの内部に挿通したことを特徴とするマニピュレータ。 - 前記筒状接続部材の後端側に、前記ハウジング内で径外方向へ突出する鍔部を設け、
前記鍔部よりも前側で前記筒状接続部材の外周面を回転自在に支持する軸受部材を、前記ハウジングに固定したことを特徴とする請求項1記載のマニピュレータ。 - 前記筒状接続部材における前記ハウジングよりも前側の外周部に、径外方向へ突出する環状部材を固定し、
前記筒状接続部材における前記環状部材よりも前側の外周部に、前記作業ツール部を螺合して締め付けるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のマニピュレータ。 - 前記回転駆動機構の駆動源として電動モータを備え、
前記電動モータは、前記筒状回転シャフトよりも後側で前記固定中空シャフトの周囲に環状に設けられるとともに、前記ハウジングの内周面に回転自在に支持された筒状モータシャフトと、前記筒状モータシャフトの外周部に固定されたロータと、前記ロータの周囲に配置されるとともに前記ハウジングに固定されたコイルとを備え、前記筒状モータシャフトの回転力を前記筒状回転シャフトに伝達するようにしたことを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載のマニピュレータ。 - 前記筒状回転シャフトと前記筒状モータシャフトとの間に、前記筒状モータシャフトの回転力を変速して前記筒状回転シャフトに伝達するように、遊星歯車機構を設けたことを特徴とする請求項4記載のマニピュレータ。
- 前記ハウジングの外径を5mm以下に設定したことを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載のマニピュレータ。
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JP2015092015 | 2015-04-28 | ||
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JPWO2016174916A6 JPWO2016174916A6 (ja) | 2018-02-15 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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-
2016
- 2016-03-01 WO PCT/JP2016/056197 patent/WO2016174916A1/ja active Application Filing
- 2016-03-01 JP JP2017515414A patent/JPWO2016174916A1/ja active Pending
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