JPWO2016162951A1 - 電源変換プラグ - Google Patents

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Abstract

異タイプの挿入プラグ端子が挿脱貫通孔に挿入されても、挿入された挿入プラグ端子を、挿入プラグ端子を受けるレセプタクルのばね力を強くすることなく挿脱貫通孔によって確実に支持できる電源変換プラグを得る。コンセントへ挿入される固定プラグ端子と、該固定プラグ端子に導通し異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子を受け入れるレセプタクルとを有する硬質樹脂からなるハードボディ、及び上記レセプタクルに挿入される挿入プラグ端子を挿脱する挿脱貫通孔を有するエラストマーからなるソフトボディ、を有し、該ソフトボディの挿脱貫通孔は、該挿脱貫通孔に挿脱される挿入プラグ端子により弾性変形される大きさである電源変換プラグ。

Description

本発明は、絶縁ハウジングに、特定のタイプの電気コンセント(以下「コンセント」)に挿入されるプラグ端子(以下「固定プラグ端子」)と、この固定プラグ端子に導通し異タイプ(異種)電気プラグのプラグ端子を受け入れるレセプタクルとを支持した電源変換プラグに関する。
コンセントと該コンセントに挿入される固定プラグ端子の形状は、世界で区々であり、現在、例えばA、B、C、B3、BF、SE、O、及びO2の各タイプが知られている。例えば、日本、北アメリカはAタイプ、イギリスはBFタイプであり、異タイプ間の互換性はない(特定のタイプの固定プラグ端子を、異なるタイプのコンセントに挿入することはできない)。
このため、より多種類の異タイプ電気プラグを受け入れるように、コンセントへ挿入される特定タイプの固定プラグ端子を設けた絶縁ハウジングに、異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子を受け入れ可能な異形プラグ挿入孔を形成し、絶縁ハウジングに、該異形プラグ挿入孔に挿入される異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子を受け入れるレセプタクルを設け、このレセプタクルを固定プラグ端子に導通させた電源変換プラグが実用化されている(特許文献1)。以下、本願発明が対象とする電源変換プラグのプラグ端子を固定プラグ端子、該電源変換プラグの異形プラグ挿入孔に挿入される異タイプ電気プラグのプラグ端子を挿入プラグ端子とする。
特許文献2及び3は、絶縁ハウジングから突出する固定プラグ端子の形状(タイプ)を変更可能とすることで、タイプの異なるコンセントに対応できるようにした試みである。
特公平7-7684号公報 特開2003-132991号公報 特開2003-142216号公報
しかしながら、従来のこの種の電源変換プラグは、絶縁ハウジングに、より多種類の異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子を受け入れるための異形のプラグ挿入孔を形成しているため、挿入プラグ端子と異形プラグ挿入孔との間に遊びが生じやすい。また、各国でのプラグ端子あるいはレセプタクルの形状誤差等により、異形プラグ挿入孔に対する挿入プラグ端子の挿入が困難になることがある。さらに、挿入プラグ端子と異形プラグ挿入孔との間に遊びがあることを考慮して、レセプタクルにばね力を与えて挿入プラグ端子をばね力により支えて固定しているが、長年繰り返し使っているとこのばね力が弱くなり挿入プラグ端子が抜け易くなることがあり、これを防ぐためにレセプタクルのばね力を強くすると、挿入プラグ端子の挿入が困難になったり、挿入プラグ端子が損傷することがある。
本発明は、以上の問題意識に基づき、異タイプの挿入プラグ端子が挿脱貫通孔に挿入されても、挿入された挿入プラグ端子を、、挿入プラグ端子を受けるレセプタクルのばね力を強くすることなく挿脱貫通孔によって確実に支持できる電源変換プラグを提供することを目的とする。
本発明による電源変換プラグは、コンセントへ挿入される固定プラグ端子と、該固定プラグ端子に導通し異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子を受け入れるレセプタクルとを有する硬質樹脂からなるハードボディ、及び上記レセプタクルに挿入される挿入プラグ端子を挿脱する挿脱貫通孔を有するエラストマーからなるソフトボディ、を有し、該ソフトボディの挿脱貫通孔は、該挿脱貫通孔に挿脱される挿入プラグ端子により弾性変形される大きさであることを特徴としている。
上記ハードボディには、ソフトボディの上記挿脱貫通孔の周囲に位置し、上記挿脱貫通孔の弾性変形を抑制するバックアップ孔を形成することができる。
本発明の電源変換プラグによれば、エラストマーからなるソフトボディに形成した挿脱貫通孔が該挿脱貫通孔に挿入される異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子により弾性変形される大きさに形成されているので、挿入プラグ端子を挿脱貫通孔によって確実に支持することができる。挿入プラグ端子の挿入が困難になることもなく、レセプタクルのばね力(プラグ端子保持力)を強くしなくても、挿入プラグ端子を確実に保持することができる。
本発明の電源変換プラグの一実施形態を分解して示す斜視図である。 同電源変換プラグの組み立て状態の斜視図である。 同電源変換プラグの正面(プラグ端子挿入面)を示す図である。 図4の(A)、(B)、(C)、(D)は、同電源変換プラグの挿脱貫通孔に、異なる挿入プラグ端子を挿入した様子を示す正面(プラグ端子挿入面)図である。 図3のV−V線に沿う断面図であって、(A)は挿入プラグ端子を挿入する前の状態を示し、(B)は挿入プラグ端子を挿入した状態を示す図である。 本発明の電源変換プラグの他の実施形態を分解して示す斜視図である。 同電源変換プラグの他の実施形態の組み立て状態を示す斜視図である。
以下、図1乃至図5を参照して、本発明による電源変換プラグ(変換アダプタ)10の一実施形態について説明する。この電源変換プラグ10は、BFタイプの3本の固定プラグ端子(差込プラグ)を備え、異なるタイプの挿入プラグ端子が挿入可能なレセプタクル(プラグ受け)を備えたマルチタイプである。本明細書及び特許請求の範囲において、コンセントやテーブルタップ等に挿入されるプラグ端子を固定プラグ端子と呼び、電源変換プラグに挿入されるプラグ端子を挿入プラグ端子と呼ぶ。なお、以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印の方向を基準としている。
この電源変換プラグ10は、ソフトボディ20、上部ハウジング30及び下部ハウジング40を備えている。下部ハウジング40には、下面から突出する3本の固定プラグ端子(差込プラグ)61、62、63が設けられている。ソフトボディ20は、絶縁性を有するエラストマ(ゴム及び常温で弾性を有する物質)からなるもので、上部ハウジング30及び下部ハウジング40は、絶縁性を有する硬質合成樹脂により形成されたハードボディである。第1乃至第3固定プラグ端子61乃至63は、導電性の金属により形成されている。
ソフトボディ20は、平面視(正面)の外形が略台形の天板部20aと、天板部20aの外周端下面から下方に延びた、天板部20aを囲む外周壁20bを有し、下方が開放された箱状である。天板部20aには、5個の挿脱貫通孔21、22、23、24及び25が形成されている。各挿脱貫通孔21乃至25は、天板部20aの下面から下方に延びたソフト筒状部21a、22a、23a、24a及び25aの内周面により形成されていて、所定の長さ(深さ、奥行き)を有している。
上部ハウジング30は、平面視(正面)において外形が略台形の天板部30aと、天板部30aの外周縁部下面から下方に延びた、天板部30aを囲む外周壁30bを有し、下方が開放された箱状である。ソフトボディ20と上部ハウジング30の外形は、ソフトボディ20が上部ハウジング30に嵌合可能な略相似形(ソフトボディ20の方が大)である。
上部ハウジング30は、天板部30aに、ソフトボディ20の各ソフト筒状部21a、22a、23a、24a及び25aが挿入可能な、5個のバックアップ孔31、32、33、34、及び35が形成されている。各バックアップ孔31乃至35は、天板部30aの下面から下方に延びたハード筒状部31a、32a、33a、34a及び35aの内周面により形成されていて、ハード筒状部31a乃至35aの長さ(深さ、奥行き)は、ソフト筒状部21a乃至25aよりも長い(深い)。
挿脱貫通孔21乃至25とバックアップ孔31乃至35の正面形状(プラグ端子挿脱方向から見た形状)は、バックアップ孔31乃至35の方が大きい略相似形であって、挿脱貫通孔21乃至25のソフト筒状部21a乃至25aがハード筒状部31a乃至35aに嵌合可能な大きさである。
下部ハウジング40は、正面視の外形がソフトボディ20と同一の略台形であって、底部40aと、底部40aの外周縁部上面から上方に延びた、底部40aを囲む外周壁40bを有し、上方が開放された箱状である(図5参照)。下部ハウジング40の内部には、各挿脱貫通孔21乃至25とバックアップ孔31乃至35の軸方向延長上に位置させて、第1と第2と第3レセプタクル収容室42aと42bと42cが形成されている。第1レセプタクル収容室42aには、挿脱貫通孔21乃至23に挿入された挿入プラグ端子と接触する第1レセプタクル(プラグ受け)51が収納されている。第2と第3レセプタクル収容室42bと42cには挿脱貫通孔24と25に挿入された各挿入プラグ端子と独立して接触する第2、第3のレセプタクル(プラグ受け)52、53が収納されている。
第1レセプタクル(アースレセプタクル)51は、挿脱貫通孔21乃至23及びバックアップ孔31乃至33に沿って延びる、挿入プラグ挿脱方向と略平行な面を有し、前後方向に延びた長端子接触片51a及びこの長端子接触片51aと対向する短端子接触片51a1と、長端子接触片51a及び短端子接触片51a1を接続して上下方向に延びた接続片51bと、接続片51bと接続し、前後方向に延びるとともに、ソフトボディ20の天板部20aと略平行な面を有する固定端子接続片51cとを有している。
第2、第3のレセプタクル52、53は、挿脱貫通孔24と25から挿入された挿入プラグ端子と接触する一対の端子接触片52a、52aと、端子接触片53a、53aを備えている。第2レセプタクル52の一対の端子接触片52a、52aは接続片52bにより接続され、接続片52bには装着補助片52cが接続されている。同様に第3レセプタクル53の一対の端子接触片53a、53aは接続片53bにより接続され、接続片53bには装着補助片53cが接続されている。これらの接続片52b、53bの下面にはそれぞれ、接続ピン55、55によってコ字状連結片54、54が接続されている(図5参照)。
以上の第1、第2、第3レセプタクル51、52、53及びコ字状連結片54は、例えばばね弾性を備えた導電性金属(銅合金)をプレス成形して形成される。
第1、第2、第3レセプタクル51、52、53はそれぞれ、長端子接触片51a、短端子接触片51a1、端子接触片52a、端子接触片53aの自由端部側を上方に向けて、下部ハウジング40の第1、第2、第3レセプタクル収容室42a、42b、42cに嵌合される。第1レセプタクル51は、第1固定プラグ端子61が接続ピン61aを介して接続されている。第2、第3レセプタクル52、53は、それぞれ固定プラグ端子62、63がコ字状連結片54と接続ピン62a、63aを介して接続されている。第1乃至第3固定プラグ端子61乃至63は、下部ハウジング40の上方から、底部40aの取付け孔を貫通し、上端部のネジ孔に螺入された接続ピン61a乃至63aによって底部40aに固定されている(図5参照)。また、接続ピン61aの頭部には固定端子接続片51cが弾性的に接触し、接続ピン62aと63aの頭部はコ字状連結片54が弾性的に接触している。
以上のように第1乃至第3レセプタクル51乃至53及び第1乃至第3固定プラグ端子61乃至63が下部ハウジング40に取付けられた後、下部ハウジング40に上部ハウジング30が嵌合され、上部ハウジング30にソフトボディ20が嵌合されると、電源変換プラグ10が完成する(図2参照)。
電源変換プラグ10の平面(正面)図を図3及び図4に示した。ソフトボディ20の挿脱貫通孔21乃至25は、この挿脱貫通孔に挿入される挿入プラグ端子によって弾性変形し拡径される大きさに設定されている。一方、バックアップ孔31乃至35は、仮に同挿入プラグ端子を直接挿入したときには該挿入プラグ端子と干渉しないよう大きさに形成され、挿入プラグ端子によって挿脱貫通孔21乃至25が弾性変形したとき、その最大弾性変形量を抑制する作用をする。図3及び図4(A)、(B)、(C)、(D)には、この電源変換プラグ10の挿脱貫通孔21乃至25に挿入可能な挿入プラグ端子の形状及び配置を二点鎖線で重ねて描いている。符号62、63の後に付したA、C、B3、BF、及びOの符号は、各タイプの挿入プラグ端子である。
挿脱貫通孔25に、円柱形状の挿入プラグ端子63Cが挿入されたときの様子を、図5(A)及び(B)を参照して説明する。この図は、図3のV−V線に沿う断面図である。挿脱貫通孔25に挿入プラグ端子63Cを挿入しない自由状態において、第3レセプタクル53は、一対の端子接触片53aの間隔が最も狭い状態にある(図5(A)参照)。一対の端子接触片53aの自由状態における間隔は、該一対の端子接触片53aの間に挿入されるであろう全ての挿入プラグ端子に接触し、導通するように設定してある。また、挿脱貫通孔25のソフト筒状部25aは、ハード筒状部35aに接触乃至僅かに離間した状態にある。
この状態において、挿入プラグ端子63Cがこの挿脱貫通孔25に挿入されると、挿入プラグ端子63Cの外周面が挿通貫通孔25を形成しているソフト筒状部25aの内周面に接触し、ソフト筒状部25aが拡径方向に押されて弾性変形する。したがってソフト筒状部25aは、挿入プラグ端子63Cとハード筒状部35aの間で拡径され、拡径につれて、ハード筒状部35aの内周面との間で圧縮される。挿入プラグ端子63Cは、挿脱貫通孔25にさらに深く挿入されると、先端部が一対の端子接触片53aの間に入り込み、一対の端子接触片53aに接触するとともにその間隔を押し広げる(図5(B))。挿入プラグ端子63Cは、正規位置まで挿入さた状態では、先端部寄りの外周面が一対の端子接触片53aに挟圧されて導通し、かつ後端部寄りの外周面がソフト筒状部25aに挟圧保持されている。したがって、挿入プラグ端子63Cに軸線が傾く方向の外力が作用しても、ソフト筒状部25a及びその外周のハード筒状部35aに支持されて傾き難く、かつ離脱方向の外力が作用してもソフト筒状部25aから摩擦力等の抵抗を受けるので脱落し難い。
以上は、Cタイプの挿入プラグ端子63Cを例にソフトボディ20の挿脱貫通孔25の挿入プラグ端子保持作用を説明したものであるが、Aタイプの挿入プラグ端子62A、63A、B3タイプの挿入プラグ端子62B3、63B3、BFタイプの挿入プラグ端子62BF、63BF、Oタイプの挿入プラグ端子62O、63O(あるいはさらに他のタイプの挿入プラグ端子)を挿脱貫通孔25に挿入した場合も、挿脱貫通孔25の弾性変形部位が異なるだけで、同様の挿入プラグ端子保持作用が得られる。
本実施形態の電源変換プラグ10は、エラストマーからなるソフトボディであるソフトボディ20に形成した挿脱貫通孔21乃至25(ソフト筒状部21a乃至25a)が該挿脱貫通孔21乃至25に挿入される異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子により弾性変形される大きさに形成されているので、挿入された挿入プラグ端子を挿脱貫通孔21乃至25(ソフト筒状部21a乃至25aとハード筒状部31a乃至35a))によって確実に支持することができる。挿入プラグ端子の挿入が困難になることはなく、第1乃至第3レセプタクル51乃至53のばね力(プラグ端子保持力)を強くしなくても、挿入プラグ端子を確実に保持することができる。
なお、電源変換プラグ10に固定されたプラグ端子を第1乃至第3固定プラグ端子61乃至63としたが、この第1乃至第3固定プラグ端子61乃至63は、他の電源変換プラグの挿脱貫通孔に挿入される場合には挿入プラグ端子になる。
以上の実施形態は、ハードボディに挿脱貫通孔より大径のバックアップ孔が形成され、バックアップ孔内に、ソフトボディの挿通貫通孔(ソフト筒状部)が挿入されている。
図6及び図7は、ハードボディにバックアップ孔を設けず、ソフトボディに設けた挿通貫通孔(貫通筒状部)だけで、挿入プラグ端子を保持する実施形態を示している。図6及び図7に示した電源変換プラグ10′は、BFタイプの3本の固定プラグ端子を備え、異なるタイプの挿入プラグ端子を挿入可能なレセプタクルを備えたマルチタイプである点は、図1乃至図5に示した電源変換プラグ10と同じであるから、図1乃至図5の実施形態と同一の機能を有する部材には同一の符号を付して説明を省略する。
この電源変換プラグ10′は、上部ハウジング30′、ソフトボディ20′、下部ハウジング40′及び下蓋70を備えている。下蓋70には、下面から突出する3本の固定プラグ端子61、62、63が設けられている。上部ハウジング30′、下部ハウジング40′及び下蓋70は、絶縁性を有する硬質合成樹脂により形成されたハードボディであり、ソフトボディ20′は、絶縁性を有し、例えばエラストマ―と称される弾力性を有する樹脂により形成されたソフトボディである。
上部ハウジング30′は、正面視(平面)矩形の枠部31′を有し、枠部31′内に、ソフトボディ20′が嵌合する略台形形状の開口32′が形成されている。枠部31′の平行に対向する側面には、下方に延びた係合片33′が形成されている。係合片33′の先端部の外面には係合爪33′aが突設されている。
ソフトボディ20′は、枠部31′内に嵌合可能な正面視(平面)矩形の平板部20′aと、平板部20′aの上面中央部に、上部ハウジング30′の開口32′に嵌合可能な凸部20′bが形成されている。この凸部20′bには、5個の挿脱貫通孔21′、22′、23′、24′及び25′が形成されている。各挿脱貫通孔21′乃至25′は、ソフトボディ20′(凸部20′b)を貫通していて、ソフトボディ20′の下面から下方に突出形成したソフト筒状部21′a、22′a、23′a、24′a及び25′aと連通している。
下部ハウジング40′は上下が開放された、平面視矩形の壁部40′bを有する筐体であって、壁部40′bで囲まれた内部に、挿脱貫通孔21′乃至25′及びソフト筒状部21′a乃至25′aの延長上に位置させて、第1、第2、第3レセプタクル収容室42′a、42′b、42′cが形成されている。第1レセプタクル収容室42′aには、挿脱貫通孔21′乃至23′に挿入されたプラグ端子と接触する第1レセプタクル51が収納されている。第2と第3レセプタクル収容室42′bと42′cには、挿脱貫通孔24′と25′に挿入された挿入プラグ端子と独立して接触する第2、第3のレセプタクル52、53が収納されている。
下部ハウジング40′の一対の側面には、係合片33′及び係合爪33′aが嵌合する切り欠き43′及び係合溝43′aが係合されている。上部ハウジング30′と下部ハウジング40′は、係合片33′及び係合爪33′aと切り欠き43′及び係合溝43′aの係合により、一体化される。
下部ハウジング40′の下部には、下方から、下蓋70が嵌合される。下蓋70は、下部ハウジング40′の下部開口に嵌合可能な矩形の枠部71と、枠部71の下部に一体に底部72が形成されている。底部72には、第1乃至第3固定プラグ端子61乃至63が固定されている。第1乃至第3固定プラグ端子61乃至63はそれぞれ、固定端子接続片51cを介して第1レセプタクル51と導通し、コ字状連結片54、54を介して第2、第3レセプタクル51、53と導通する。枠部71の枠部の一面に、係合突起73と係合突起73を挟んで一対の位置決め突起74a、74aが突設されている。これらの係合突起73と位置決め突起74aは、下部ハウジング40′の壁部40′a内周面に形成された係合溝、位置決め溝(図示せず)に着脱自在に係合して、下蓋70を下部ハウジング40′に着脱自在に係止する。
この電源変換プラグ10′は、挿脱貫通孔21′乃至25′のいずれも、挿入プラグ端子が挿入されると、先ずソフト筒状部21′a乃至25′aが挿入プラグ端子の外周面に接触し、拡径されながら、挿入プラグ端子の挿入を許容する。続いて、第1乃至第3レセプタクル51乃至53(長端子接触片51a、短端子接触片51a1、端子接触片52a、端子接触片53a)が挿入プラグ端子に接触し、接触状態を維持して弾性変形しながら挿入プラグ端子の挿入を許容する。挿入プラグ端子が規定位置まで挿入されると、ソフト筒状部21′a乃至25′aが挿入プラグ端子に面接触または線状接触し、第1乃至第3レセプタクル51乃至53が挿入プラグ端子に面接触または線状接触して導通する。
本実施形態の電源変換プラグ10′は、エラストマーからなるソフトボディであるソフトボディ20′に形成した挿脱貫通孔21′乃至25′が該挿脱貫通孔21′乃至25′に挿入される異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子により弾性変形される大きさに形成されているので、挿入プラグ端子を挿脱貫通孔21′乃至25′によって確実に支持することができる。挿入プラグ端子の挿入が困難になることもなく、第1、第2、第3レセプタクル51、52、53のばね力(プラグ端子保持力)を強くしなくても、挿入プラグ端子を確実に保持することができる。
この実施形態では、ソフト筒状部21′a乃至25′aは、第1実施形態のソフト筒状部21a乃至25aのようにハード筒状部31a乃至35aによる補強を受けないので、ソフト筒状部21a乃至25aより、肉厚を厚くするなどして強度を持たせる。
以上の電源変換プラグ10、10′のハードボディ(上部ハウジング30、30′、下部ハウジング40、40′、下蓋70)、ソフトボディ(ソフトボディ20、20′)の材料は、電気用品安全法の基準を満たすものが使用される。
具体的に、ソフトボディ20、20′の素材となるエラストマーには、シリコンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム(ポリウレタンまたはPU)等の各種ゴムの他、TPU樹脂(熱可塑性ポリウレタン樹脂)、TPE樹脂(熱可塑性エラストマー)等の樹脂材料がある。ソフトボディ20、20′は、以上のいずれかの素材を使用して、押出加工や、切り抜き加工、加硫加工により形成することができる。ハードボディは、従来の電源変換プラグ(あるいは一般的な電気プラグ)と同様にABS樹脂のような硬質樹脂から構成する。
以上の実施形態は、BFタイプの3本の固定プラグ端子を有する電源変換プラグに本発明を適用した実施形態であるが、本発明は、これ以外の固定プラグ端子を有する電源変換コネクタに適用できる。本発明は、挿脱貫通孔に異なるタイプの挿入プラグ端子が挿入される電源変換コネクタに適用可能である。また、ハウジング(上部ハウジング、下部ハウジング)、ソフトボディの形状は図示実施例に限定されず、種々変更可能である。
固定プラグ端子(差込プラグ、プラグ受け)の数、形状、サイズ、配置、安全性等は、例えばJIS、ISO、IEC等によって規格化されており、本発明の実施形態はそれらの規格に従っている。挿脱貫通孔21乃至25の形状、サイズ、配置等は、固定プラグ端子の形状、サイズ、配置等に応じて設定される。
本発明の電源変換プラグは、異なるタイプの電源プラグとコンセントを接続するための電源変換プラグとして広く利用可能である。
10 10′ 電源変換プラグ
20 20′ ソフトボディ
21 22 23 24 25 挿脱貫通孔
21′ 22′ 23′ 24′ 25′ 挿脱貫通孔
21a 22a 23a 24a 25a ソフト筒状部
21′a 22′a 23′a 24′a 25′a ソフト筒状部
30 30′ 上部ハウジング(ハードボディ)
31 32 33 34 35 バックアップ孔
31a 32a 33a 34a 35a ハード筒状部
40 40′ 下部ハウジング(ハードボディ)
42a 42′a 第1レセプタクル収容室
42b 42′b 第2レセプタクル収容室
42c 42′c 第3レセプタクル収容室
51 第1レセプタクル
51a 長端子接触片
51a1 短端子接触片
52 第2レセプタクル
52a 端子接触片
53 第3レセプタクル
53a 端子接触片
54 コ字状連結片
61 第1固定プラグ端子
62 第2固定プラグ端子
63 第2固定プラグ端子
62C 63C 挿入プラグ端子
70 下蓋(ハードボディ)

Claims (2)

  1. コンセントへ挿入される固定プラグ端子と、該固定プラグ端子に導通し異タイプ電気プラグの挿入プラグ端子を受け入れるレセプタクルとを有する硬質樹脂からなるハードボディ、及び
    上記レセプタクルに挿入される挿入プラグ端子を挿脱する挿脱貫通孔を有するエラストマーからなるソフトボディ、
    を有し、
    該ソフトボディの上記挿脱貫通孔は、該挿脱貫通孔に挿脱される挿入プラグ端子により弾性変形される大きさであることを特徴とする電源変換プラグ。
  2. 請求項1記載の電源変換プラグにおいて、上記ハードボディには、ソフトボディの上記挿脱貫通孔の周囲に位置し、上記挿脱貫通孔の弾性変形を抑制するバックアップ孔が形成されている電源変換プラグ。
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