JPWO2016147399A1 - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
送風機と連携して動作する空気調和機は、記憶部と、送風機の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、送風機に対して一意に付与された識別子と、送風機により実行される動作内容と、動作内容に対応する処理を送風機に実行させる制御情報とを関連付けて、送風機情報として記憶部に格納する。空気調和機は、互いに異なる複数の送風機について送風機ごとに送風機情報を記憶部に格納し、識別子の選択を受け付けると、受け付けられた当該識別子に関連付けられている送風機情報を用いて、送風機の動作を制御する。
Description
本出願は、送風機と連携した運転を行う空気調和機に関する。
従来、快適な住環境の提供を目的として、空気調和機と専用の送風機とを組み合せて運転する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。空気調和機と専用の送風機とを組み合せて運転する方法には、快適な住環境の提供を目的として、室温が均一化されるように空調を行う方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
空気調和機と専用の送風機とを組み合せて運転する従来の技術では、専用の送風機が必要となるので、コスト負担が大きいという問題がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、送風機と連携して空調を行う場合に、できるだけコスト負担を軽減することが可能な空気調和機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、送風機と連携して動作する空気調和機であって、記憶部と、前記送風機の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記送風機に対して一意に付与された識別子と、前記送風機により実行される動作内容と、前記動作内容に対応する処理を前記送風機に実行させる制御情報とを関連付けて、送風機情報として前記記憶部に格納することを特徴とする。
本発明によれば、送風機と連携して空調を行う場合に、できるだけコスト負担を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態により発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和機を含むシステム構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1に係る空気調和機100を含むシステムは、送風機300と連携して空気調和を実行する。空気調和機100は壁面上部に設置され、送風機300は床面に配置される。実施の形態1に係る空気調和機100を含むシステムは、空気調和機100を遠隔操作するための空調機用遠隔操作装置200、及び送風機300を遠隔操作するための送風機用遠隔操作装置400をさらに含んで構成される。なお、図1では、送風機300(以下、適宜「送風機」と表記する)が1台配置される例を示しているが、実施の形態1に係る空気調和機100を含むシステムの一構成を例示するものに過ぎず、複数の送風機が配置されてもよい。空気調和機100は、空気調和機の一例である。送風機300は、送風機の一例である。
図1は、実施の形態1に係る空気調和機を含むシステム構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1に係る空気調和機100を含むシステムは、送風機300と連携して空気調和を実行する。空気調和機100は壁面上部に設置され、送風機300は床面に配置される。実施の形態1に係る空気調和機100を含むシステムは、空気調和機100を遠隔操作するための空調機用遠隔操作装置200、及び送風機300を遠隔操作するための送風機用遠隔操作装置400をさらに含んで構成される。なお、図1では、送風機300(以下、適宜「送風機」と表記する)が1台配置される例を示しているが、実施の形態1に係る空気調和機100を含むシステムの一構成を例示するものに過ぎず、複数の送風機が配置されてもよい。空気調和機100は、空気調和機の一例である。送風機300は、送風機の一例である。
図2は、実施の形態1に係る空気調和機の機能構成例を示すブロック図である。なお、図2には、実施の形態1に係る空気調和機100の機能構成を説明する上で必要となる機能のみを示している。図2に示すように、実施の形態1に係る空気調和機100は、各種情報を送信する送信部110と、各種情報を受信する受信部120と、各種入力を受け付ける入力部130と、各種情報を表示する表示部140と、制御部160において実行される各種処理に用いられるプログラム及びデータを記憶する記憶部150と、空気調和機100の動作を制御する制御部160とを備える。
記憶部150は、運転制御プログラム150aと、送風機登録処理プログラム150bと、送風機操作制御プログラム150cと、動作内容決定時参照データ150dと、送風機操作用追加コード150eとを記憶する。記憶部150は、記憶部の一例である。
運転制御プログラム150aは、空気調和機100の運転に関わる動作を制御するための機能を提供する。
送風機登録処理プログラム150bは、送風機に対して一意に付与された型名と、送風機により実行される動作内容と、動作内容に対応する処理を送風機に実行させる制御コードとを関連付けて、送風機操作用追加コード150eとして記憶部150に格納するための機能を提供する。型名は識別子の一例であり、制御コードは制御情報の一例であり、送風機操作用追加コード150eは送風機情報の一例である。図3は、実施の形態1に係る送風機操作用追加コードの例を示す図である。図3に示すように、送風機操作用追加コード150eは、送風機に一意に付与される型名に対して、送風機の動作内容および動作内容に対応する制御コードを関連付けて構成される。
送風機操作制御プログラム150cは、空気調和機100から送風機300を操作するための機能を提供する。すなわち、送風機操作制御プログラム150cは、送風機操作用追加コード150eに登録されている送風機の中から、連携する送風機を決定するための機能を提供する。また、送風機操作制御プログラム150cは、動作内容決定時参照データ150dに基づいて、空気調和機100の運転モードに合った送風機の動作内容を決定し、決定した動作内容に対応する制御コードを送風機に送信するための機能を提供する。
動作内容決定時参照データ150dは、送風機の動作内容を決定する際に、送風機操作制御プログラム150cにより参照される。図4は、実施の形態1に係る動作内容決定時参照データの例を示す図である。図4に示すように、動作内容決定時参照データ150dは、空気調和機100の運転状態を決定する運転モードごとに、送風機に実行させる動作内容を対応付けて構成される。
制御部160は、記憶部150に記憶されているプログラム及びデータを用いて、各種処理を実行する。すなわち、制御部160は、運転制御プログラム150aを実行することにより、空気調和機100の動作を制御する。また、制御部160は、送風機登録処理プログラム150bを実行することにより、送風機に対して一意に付与された型名と、送風機により実行される動作内容と、動作内容に対応する処理を送風機に実行させる制御コードとを関連付けて、送風機操作用追加コード150eとして記憶部150に格納する。また、制御部160は、送風機操作制御プログラム150cを実行することにより、連携する送風機を決定する。また、制御部160は、送風機操作制御プログラム150cを実行することにより、動作内容決定時参照データ150dを参照して、空気調和機100の運転モードに合わせて送風機の動作内容を決定し、決定した動作内容に対応する制御コードを送風機に送信することにより送風機の動作を制御する。制御部160は、制御部の一例である。
図5は、実施の形態1に係る空調機用遠隔操作装置の機能構成例を示すブロック図である。なお、図5には、実施の形態1に係る空調機用遠隔操作装置200の機能構成を説明する上で必要となる機能のみを示している。図5に示すように、空調機用遠隔操作装置200は、各種情報を送信する送信部210と、各種情報を受信する受信部220と、各種入力を受け付ける入力部230と、送風機の登録処理を開始させるための登録モードボタン231と、空気調和機100の操作を行うための操作ボタン群232と、各種情報を表示する表示部240と、制御部260において実行される各種処理に用いられるプログラム及びデータを記憶する記憶部250と、空気調和機100の動作を制御する制御部260とを備える。
記憶部250は、空調機操作用プログラム250aと、送風機登録処理用操作プログラム250bと、送風機動作内容データ250cとを記憶する。
空調機操作用プログラム250aは、空気調和機100の各種動作に対応する操作を行うための機能を提供する。送風機登録処理用操作プログラム250bは、送風機の登録処理に関する各種操作を実現するための機能を提供する。すなわち、送風機登録処理用操作プログラム250bは、登録モードボタン231の操作の検出に応じて、登録モード信号を空気調和機100に送信するための機能を提供する。送風機登録処理用操作プログラム250bは、送風機の登録処理を行うための登録操作画面を表示し、登録操作画面上で登録する送風機の型名の入力を受け付けるための機能を提供する、送風機登録処理用操作プログラム250bは、送風機動作内容データ250cを用いて送風機の動作内容の一覧を表示し、選択された送風機の動作内容を空気調和機100に送信するための機能を提供する。送風機動作内容データ250cは、予め登録される送風機の動作内容を示すデータである。
制御部260は、記憶部250に記憶されているプログラム及びデータを用いて、各種処理を実行する。すなわち、制御部260は、空調機操作用プログラム250aを実行することにより、空気調和機100に各種操作を実行させるための信号を送信する処理を実行する。また、制御部260は、送風機登録処理用操作プログラム250bを実行することにより、次の各処理を実行する。すなわち、制御部260は、登録モードボタン231の操作の検出に応じて、登録モード信号を空気調和機100に送信する。また、制御部260は、送風機の登録処理を行うための登録操作画面を表示部240に表示し、登録操作画面上で登録する送風機の型名の入力を受け付ける。また、制御部260は、送風機動作内容データ250cを用いて送風機の動作内容の一覧を表示し、選択された送風機の動作内容を空気調和機100に送信する。
図6は、実施の形態1に係る送風機用遠隔操作装置の機能構成例を示すブロック図である。なお、図6には、実施の形態1に係る送風機用遠隔操作装置400の機能構成を説明する上で必要となる機能のみを示している。図6に示すように、送風機用遠隔操作装置400は、各種情報を送信する送信部410と、各種情報を受信する受信部420と、各種入力を受け付ける入力部430と、制御コードの送信処理を開始させるための送信モードボタン431と、送風機300の操作を行うための操作ボタン群432と、各種情報を表示する表示部440と、制御部460において実行される各種処理に用いられるプログラム及びデータを記憶する記憶部450と、送風機300の動作を制御する制御部460とを備える。
記憶部450は、送風機操作用プログラム450aと、制御コード送信プログラム450bと、制御コードデータ450cを記憶する。
送風機操作用プログラム450aは、送風機300の各種動作に対応する操作を行うための機能を提供する。制御コード送信プログラム450bは、送風機の動作内容に対応する制御コードを空気調和機100に送信するための機能を提供する。図7は、実施の形態1に係る制御コードデータの例を示す図である。図7に示すように、制御コードデータ450cは、送風機300により実行される動作内容と、当該動作内容に対応する制御コードと対応付けて構成される。
制御部460は、記憶部450に記憶されているプログラム及びデータを用いて、各種処理を実行する。すなわち、制御部460は、送風機操作用プログラム450aを実行することにより、送風機300に各種操作を実行させるための信号を送信する処理を実行する。また、制御部460は、制御コード送信プログラム450bを実行することにより、送風機300により実行される各動作内容に対応する制御コードを空気調和機100に送信する。
図8〜図12を用いて、実施の形態1に係る各処理の流れを説明する。図8は、実施の形態1に係る空気調和機の送風機登録処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す処理は、制御部160が、記憶部150に記憶されている送風機登録処理プログラム150bを実行することにより実現される。
図8に示すように、制御部160は、空調機用遠隔操作装置200から登録モード信号を受信したかを判定する(ステップS101)。制御部160は、判定の結果、登録モード信号を受信していない場合には(ステップ101,No)、ステップS101の判定を繰り返す。
一方、制御部160は、判定の結果、登録モード信号を受信した場合には(ステップS101,Yes)、送風機の登録処理を実行する登録モードに移る(ステップS102)。続いて、制御部160は、登録する送風機の型名を受信したかを判定する(ステップS103)。
制御部160は、判定の結果、送風機の型名を受信した場合には(ステップS103,Yes)、続いて、登録する送風機の動作内容を受信したかを判定する(ステップS104)。
制御部160は、判定の結果、送風機の動作内容を受信した場合には(ステップS104,Yes)、送風機の制御コードを受信するための受信待機モードに移る(ステップS105)。
続いて、制御部160は、制御コードを受信したかを判定する(ステップS106)。制御部160は、判定の結果、制御コードを受信していない場合には(ステップS106,No)、ステップS106の判定を繰り返す。
一方、制御部160は、判定の結果、制御コードを受信した場合には(ステップS106,Yes)、受信待機モードを解除する(ステップS107)。続いて、制御部160は、ステップS103で受信した送風機の型名に対応付けて、ステップS104で受信した動作内容、及びステップS106で受信した制御コードを、送風機操作用追加コード150eとして記憶部150に登録する(ステップS108)。
続いて、制御部160は、再び、登録モード信号を受信したかを判定する(ステップS109)。制御部160は、判定の結果、登録モード信号を受信していない場合には(ステップS109,No)、上記ステップS104の処理手順に戻り、送風機の動作内容及び送風機の制御コードの登録を継続する。
一方、制御部160は、判定の結果、登録モード信号を受信した場合には(ステップS109,Yes)、登録モードを解除し(ステップS110)、空気調和機100の通常の空調処理を行う通常モードに移行して(ステップS111)、図8に示す処理を終了する。
上記ステップS104において、制御部160は、判定の結果、送風機の動作内容を受信していない場合には(ステップS104,No)、上記ステップS109の処理手順に移る。続いて、制御部160は、ステップS109の判定の結果、登録モード信号を受信した場合には、上記ステップS103で受信した送風機の型名を消去して、上記ステップS111の処理手順に移る。
上記ステップS103において、制御部160は、判定の結果、送風機の型名を受信していない場合には(ステップS103,No)、上記ステップS109の処理手順に移る。
図9は、実施の形態1に係る空調機用遠隔操作装置による処理の流れを示すフローチャートである。図9に示す処理は、制御部260が、記憶部250に記憶されている送風機登録処理用操作プログラム250bを実行することにより実現される。
図9に示すように、制御部260は、登録モードボタン231の操作を受け付けたかを判定する(ステップS201)。制御部260は、判定の結果、登録モードボタン231の操作を受け付けていない場合には(ステップS201,No)、ステップS201の判定を繰り返す。
一方、制御部260は、判定の結果、登録モードボタン231の操作を受け付けた場合には(ステップS201,Yes)、送風機の登録処理に関する各種操作を実行するための登録操作モードに移る(ステップS202)。
続いて、制御部260は、登録モード信号を空気調和機100に送信して(ステップS203)、登録操作画面を表示部240に表示する(ステップS204)。
続いて、制御部260は、送風機の型名の送信操作を受け付けたかを判定する(ステップS205)。制御部260は、判定の結果、送風機の型名の送信操作を受け付けた場合には(ステップS205,Yes)、入力された送風機の型名を空気調和機100に送信する(ステップS206)。
続いて、制御部260は、送風機の動作内容の送信操作を受け付けたかを判定する(ステップS207)。制御部260は、判定の結果、送風機の動作内容の送信操作を受け付けていない場合には(ステップS207,No)、ステップS207の判定を繰り返す。
一方、制御部260は、判定の結果、送風機の動作内容の送信操作を受け付けた場合には(ステップS207,Yes)、送風機の動作内容を空気調和機100に送信する(ステップS208)。
続いて、制御部260は、再び登録モードボタン231の操作を受け付けたかを判定する(ステップS209)。制御部260は、判定の結果、登録モードボタン231の操作を受け付けていない場合には(ステップS209,No)、上記ステップS205の処理手順に戻り、送風機の型名及び動作内容の送信処理を継続する。
一方、制御部260は、判定の結果、登録モードボタン231の操作を受け付けた場合には(ステップS209,Yes)、登録モード信号を空気調和機100に送信する(ステップS210)。続いて、制御部260は、登録操作モードを解除し(ステップS211)、空気調和機100の通常の空調動作に関する操作を行うための通常モードに移行して(ステップS212)、図9に示す処理を終了する。
上記ステップS205において、制御部260は、判定の結果、送風機の型名の送信操作を受け付けていない場合には(ステップS205,No)、上記ステップS209の処理手順に移る。
図10は、実施の形態1に係る送風機用遠隔操作装置による処理の流れを示すフローチャートである。図10に示す処理は、制御部460が、記憶部450に記憶されている制御コード送信プログラム450bを実行することにより実現される。
図10に示すように、制御部460は、送信モードボタン431の操作を受け付けたかを判定する(ステップS301)。制御部460は、判定の結果、送信モードボタン431の操作を受け付けていない場合には(ステップS301,No)、ステップS301の判定を繰り返す。
一方、制御部460は、判定の結果、送信モードボタン431の操作を受け付けた場合には(ステップS301,Yes)、送風機の登録処理に関する各種操作を実行するための送信モードに移る(ステップS302)。
続いて、制御部460は、制御コードの送信操作を受け付けたかを判定する(ステップS303)。制御部460は、判定の結果、制御コードの送信操作を受け付けた場合には(ステップS303,Yes)、制御コードを空気調和機100に送信する(ステップS304)。
続いて、制御部460は、再び送信モードボタン431の操作を受け付けたかを判定する(ステップS305)。制御部460は、判定の結果、送信モードボタン431の操作を受け付けていない場合には(ステップS305,No)、上記ステップS303の処理手順に戻り、制御コードの送信処理を継続する。
一方、制御部460は、判定の結果、送信モードボタン431の操作を受け付けた場合には(ステップS305,Yes)、送信モードを解除し(ステップ306)、送風機300の通常の送風動作に関する操作を行うための通常モードに移行して(ステップS307)、図10に示す処理を終了する。
上記ステップS303において、制御部460は、判定の結果、制御コードの送信操作を受け付けていない場合には(ステップS303,No)、上記ステップS305の処理手順に移る。
図11は、実施の形態1に係る空気調和機による送風機決定処理の流れを示すフローチャートである。図11に示す処理は、制御部160が、記憶部150に記憶されている送風機操作制御プログラム150cを実行することにより実現される。
図11に示すように、制御部160は、送風機の型名の呼び出し操作を受け付けたかを判定する(ステップS401)。制御部160は、判定の結果、送風機の型名の呼び出し操作を受け付けていない場合には(ステップS401,No)、ステップS401の判定を繰り返す。
一方、制御部160は、判定の結果、送風機の型名の呼び出し操作を受け付けた場合には(ステップS401,Yes)、記憶部150に記憶されている送風機操作用追加コード150eに含まれる型名を全て抽出して、表示部140に表示する(ステップS402)。
続いて、制御部160は、送風機の型名の選択を受け付けたかを判定する(ステップS403)。制御部160は、判定の結果、送風機の型名の選択を受け付けていない場合には(ステップS403,No)、ステップS403の判定を繰り返す。
一方、制御部160は、判定の結果、送風機の型名の選択を受け付けた場合には(ステップS403,Yes)、連携する送風機を決定し(ステップS404)、図11に示す処理を終了する。
上記ステップS402及びステップS403の処理手順において、制御部160は、送風機の型名を空調機用遠隔操作装置200に送信し、表示部240に表示させることにより、空調機用遠隔操作装置200を介して、送風機の型名の選択を受け付けるようにしてもよい。
図12は、実施の形態1に係る空気調和機による送風機操作処理の流れを示すフローチャートである。図12に示す処理は、制御部160が、記憶部150に記憶されている送風機操作制御プログラム150cを実行することにより実現される。
図12に示すように、制御部160は、図11に示す処理により連携対象として決定された送風機の操作を実行するかを判定する(ステップS501)。制御部160は、判定の結果、送風機の操作を実行する場合には(ステップS501,Yes)、記憶部150に記憶されている動作内容決定時参照データ150dに基づいて、送風機の動作内容を決定する(ステップS502)。
続いて、制御部160は、連携対象の送風機の型名に対応する送風機操作用追加コード150eの中から、ステップS502で決定した動作内容に対応する制御コードを取得する(ステップS503)。続いて、制御部160は、取得した制御コードを送風機に送信して(ステップS504)、図12に示す処理を終了する。
上記ステップS501において、制御部160は、判定の結果、送風機の操作を実行しない場合には(ステップS501,No)、そのまま、図12に示す処理を終了する。
上述してきたように、実施の形態1に係る空気調和機100は、送風機の型名と、送風機の動作内容と、当該動作内容に対応する制御コードとを関連付けて、送風機操作用追加コード150eとして記憶部150に登録する。そして、空気調和機100は、空気調和を実行する際に連携する送風機を、送風機操作用追加コード150eの中に登録された送風機の中から選択し、送風機に実行させたい動作内容に対応する制御コードを送風機操作用追加コード150eの中から取得して送風機に送信することにより、送風機の動作を制御する。このため、実施の形態1によれば、空気調和機に連携させる専用の送風機を用意することなく、既存の送風機を任意に連携させることができるので、送風機と連携して空調を行う際のコスト負担を軽減できる。また、既存の送風機を利用するので、専用の送風機を製作するためのエネルギー消費量及び資源を削減できる。
また、実施の形態1によれば、型名の選択のみで連携する送風機を選択して操作することができるので、送風機操作用追加コード150eに複数の送風機のデータを登録しておいても、所望の送風機との連携を容易に行うことができる。
実施の形態2.
図13は、実施の形態2に係る空気調和機の機能構成の例を示すブロック図である。実施の形態1では、空気調和機100が、送風機の型名と、送風機の動作内容と、当該動作内容に対応する制御コードとを関連付けて、送風機操作用追加コード150eとして記憶部150に登録する例を説明した。以下の実施の形態2では、空気調和機100が、送風機操作用追加コード150eの代わりに、同様のデータ構成を有するプリセットコードを予め備える例を説明する。
図13は、実施の形態2に係る空気調和機の機能構成の例を示すブロック図である。実施の形態1では、空気調和機100が、送風機の型名と、送風機の動作内容と、当該動作内容に対応する制御コードとを関連付けて、送風機操作用追加コード150eとして記憶部150に登録する例を説明した。以下の実施の形態2では、空気調和機100が、送風機操作用追加コード150eの代わりに、同様のデータ構成を有するプリセットコードを予め備える例を説明する。
すなわち、図13に示すように、記憶部150は、送風機操作用プリセットコード150fを記憶する。送風機操作用プリセットコード150fは、送風機操作用追加コード150eと同様のデータ構成を有する。
送風機操作制御プログラム150cは、送風機操作用プリセットコード150fに含まれる型名の中から、連携する送風機を決定するための機能を提供する。
制御部160は、送風機操作制御プログラム150cを実行することにより、次の処理を実行する。すなわち、制御部160は、例えば、空調機用遠隔操作装置200を介して、利用者から受け付けた送風機の型名が、送風機操作用プリセットコード150fに含まれる場合には、当該送風機を連携する送風機に決定する。これとは反対に、制御部160は、利用者から受け付けた送風機の型名が、送風機操作用プリセットコード150fに含まれない場合には、当該送風機が登録されていない旨のメッセージを空調機用遠隔操作装置200に送信する。なお、利用者は、空調機用遠隔操作装置200の受信メッセージを確認することにより、送風機の登録を行うかを判断できる。
図14及び図15を用いて、実施の形態2に係る空気調和機による処理の流れを説明する。図14は、実施の形態2に係る空気調和機による送風機決定処理の流れを示すフローチャートである。図14に示す処理は、制御部160が、記憶部150に記憶されている送風機操作制御プログラム150cを実行することにより実現される。
図14に示すように、制御部160は、送風機の型名を受け付けたかを判定する(ステップS601)。制御部160は、判定の結果、送風機の型名を受け付けていない場合には(ステップS601,No)、ステップS601の判定を繰り返す。
一方、制御部160は、送風機の型名を受け付けた場合には(ステップS601,Yes)、ステップS601で受け付けた型名が送風機操作用プリセットコード150fに含まれるかを判定する(ステップS602)。
制御部160は、判定の結果、ステップS601で受け付けた型名が送風機操作用プリセットコード150fに含まれる場合には(ステップS602,Yes)、ステップS601で受け付けた送風機との連携を決定し(ステップS603)、図14に示す処理を終了する。
一方、制御部160は、判定の結果、ステップS601で受け付けた型名が送風機操作用プリセットコード150fに含まれない場合には(ステップS602,No)、送風機が登録されていない旨のメッセージを空調機用遠隔操作装置200に送信し(ステップS604)、図14に示す処理を終了する。
上記ステップS601の処理手順において、空気調和機100は、例えば、空調機用遠隔操作装置200を介して、利用者により連携対象として入力された送風機の型名を受信してもよいし、空気調和機が備える操作ボタン群232の利用者による操作入力により受け付けてもよい。また、送風機操作用プリセットコード150fに含まれる全ての送風機の型名を表示させて、表示させた型名の中から連携する送風機を利用者に選択させる場合には、送風機の操作画面から送風機の登録処理を実行する操作ができるようにしてもよい。
図15は、実施の形態2に係る空気調和機による送風機操作処理の流れを示すフローチャートである。図15に示す処理は、制御部160が、記憶部150に記憶されている送風機操作制御プログラム150cを実行することにより実現される。
図15に示すように、制御部160は、図14に示す処理により連携対象として決定された送風機の操作を実行するかを判定する(ステップS701)。制御部160は、判定の結果、送風機の操作を実行する場合には(ステップS701,Yes)、記憶部150に記憶されている動作内容決定時参照データ150dに基づいて、送風機の動作内容を決定する(ステップS702)。
続いて、制御部160は、連携対象の送風機の型名に対応する送風機操作用プリセットコード150fの中から、ステップS702で決定した動作内容に対応する制御コードを取得する(ステップS703)。続いて、制御部160は、取得した制御コードを送風機に送信して(ステップS704)、図15に示す処理を終了する。
上記ステップS701において、制御部160は、判定の結果、送風機の操作を実行しない場合には(ステップS701,No)、そのまま、図15に示す処理を終了する。
実施の形態3.
図16は、実施の形態3に係る空気調和機の機能構成例を示すブロック図である。図16に示すように、記憶部150は、動作内容リストデータ150gを記憶する。動作内容リストデータ150gは、送風機操作用追加コード150eに含まれる全ての送風機の動作内容をそれぞれ列挙したデータである。図17は、実施の形態3に係る動作内容リストデータの例を示す図である。図17に示すように、動作内容リストデータ150gは、送風機ごとに、送風機に機能として備えられる動作内容の全てが一括して列挙されたリストとして構成される。
図16は、実施の形態3に係る空気調和機の機能構成例を示すブロック図である。図16に示すように、記憶部150は、動作内容リストデータ150gを記憶する。動作内容リストデータ150gは、送風機操作用追加コード150eに含まれる全ての送風機の動作内容をそれぞれ列挙したデータである。図17は、実施の形態3に係る動作内容リストデータの例を示す図である。図17に示すように、動作内容リストデータ150gは、送風機ごとに、送風機に機能として備えられる動作内容の全てが一括して列挙されたリストとして構成される。
例えば、空気調和機100が、空気調和の目的で室内攪拌を実施に際して、連携する送風機に最大風速での首振り動作を実行させると仮定する。この場合、空気調和機100は、動作内容リストデータ150gを参照することにより、首振り機能を有している送風機を選択することが可能になる。あるいは、空気調和機100は、動作内容リストデータ150gを参照した結果、首振り機能を有している送風機の登録がない場合には、動作内容リストデータ150gから首振り機能に類似した機能を有する送風機を選択することも可能となる。
実施の形態4.
実施の形態1では、空気調和機100において送風機操作用追加コード150eの登録が行われる場合を説明したが、空調機用遠隔操作装置200において送風機の制御コードを含む追加コードを一旦登録した後、空調機用遠隔操作装置200から空気調和機100に転送してもよい。以下の実施の形態4では、この場合の空調機用遠隔操作装置200及び空気調和機100について説明する。以下の実施の形態4において、空調機用遠隔操作装置200は第1の装置の一例であり、送風機用遠隔操作装置400は第2の装置の一例である。
実施の形態1では、空気調和機100において送風機操作用追加コード150eの登録が行われる場合を説明したが、空調機用遠隔操作装置200において送風機の制御コードを含む追加コードを一旦登録した後、空調機用遠隔操作装置200から空気調和機100に転送してもよい。以下の実施の形態4では、この場合の空調機用遠隔操作装置200及び空気調和機100について説明する。以下の実施の形態4において、空調機用遠隔操作装置200は第1の装置の一例であり、送風機用遠隔操作装置400は第2の装置の一例である。
図18は、実施の形態4に係る空調機用遠隔操作装置の機能構成例を示すブロック図である。図18に示すように、記憶部250は、送風機登録処理プログラム150bと同様の機能を有する送風機登録処理プログラム250d、送風機操作用追加コード150eと同様のデータである送風機操作用追加コード250eを記憶する。
送風機登録処理プログラム250dは、送風機に対して一意に付与された型名と、送風機により実行される動作内容と、動作内容に対応する処理を送風機に実行させる制御コードとを関連付けて、送風機操作用追加コード250eとして記憶部250に格納するための機能を提供する。
また、送風機登録処理用操作プログラム250bは、送風機操作用追加コード250eを空気調和機100に転送するための機能を提供する。
制御部260は、記憶モードボタン233の操作を受け付けると、送風機登録処理プログラム250dを実行し、送風機の登録処理を実行する。すなわち、制御部260は、送風機用遠隔操作装置400から制御コードを受信すると、送風機に対して一意に付与された型名と、送風機により実行される動作内容と、制御コードとを関連付けた追加コードを、送風機操作用追加コード250eとして記憶部250に格納する。また、制御部260は、転送ボタン234の操作を受け付けると、送風機登録処理用操作プログラム250bを実行し、送風機操作用追加コード250eに含まれる追加コードを空気調和機100に転送する。
空気調和機100は、空調機用遠隔操作装置200から受信した追加コードを登録する。すなわち、制御部160は、送風機登録処理プログラム150bを実行することにより、空調機用遠隔操作装置200から受信した追加コードを、送風機操作用追加コード150eとして記憶部150に逐次格納する。
図19は、実施の形態4に係る空調機用遠隔操作装置による送風機登録処理の流れを示すフローチャートである。図19に示す処理は、制御部260が、送風機登録処理プログラム250dを実行することにより実現される。
図19に示すように、制御部260は、記憶モードボタン233の操作を受け付けたかを判定する(ステップS801)。制御部260は、判定の結果、記憶モードボタン233の操作を受け付けていない場合には(ステップS801,No)、ステップS801の判定を繰り返す。
一方、制御部260は、判定の結果、記憶モードボタン233の操作を受け付けた場合には(ステップS801,Yes)、送風機の登録処理を実行するための記憶モードに移り(ステップS802)、記憶モード画面を表示部240に表示する(ステップS803)。
続いて、制御部260は、送風機の型名の入力を受け付けたかを判定する(ステップS804)。制御部260は、判定の結果、送風機の型名の入力を受け付けた場合には(ステップS804,Yes)、送風機の動作内容の選択を受け付けたかを判定する(ステップS805)。
制御部260は、判定の結果、送風機の動作内容の選択を受け付けた場合には(ステップS805,Yes)、送風機の制御コードを受信するための受信待機モードに移行する(ステップS806)。
続いて、制御部260は、制御コードを受信したかを判定する(ステップS807)。制御部260は、判定の結果、制御コードを受信していない場合には(ステップS807,No)、ステップS807の判定を繰り返す。
一方、制御部260は、判定の結果、制御コードを受信した場合には(ステップS807,Yes)、受信待機モードを解除する(ステップS808)。続いて、制御部260は、ステップS804で入力された送風機の型名に対応付けて、ステップS805で選択された動作内容、及びステップS807で受信した制御コードを、送風機操作用追加コード250eとして記憶部250に登録する(ステップS809)。
続いて、制御部260は、再び記憶モードボタン233の操作を受け付けたかを判定する(ステップS810)。制御部260は、判定の結果、記憶モードボタン233の操作を受け付けていない場合には(ステップS810,No)、上記ステップS805の処理手順に戻り、送風機の動作内容の選択受付、及び制御コードの受信処理を継続する。
一方、制御部260は、判定の結果、記憶モードボタン233の操作を受け付けた場合には(ステップS810,Yes)、記憶モードを解除する(ステップS811)。続いて、制御部260は、空気調和機100の通常の空調動作に関する操作を行うための通常モードに移行して(ステップS812)、図19に示す処理を終了する。
上記ステップS805において、制御部260は、判定の結果、送風機の動作内容の選択を受け付けていない場合には(ステップS805,No)、上記ステップS810の処理手順に移る。
上記ステップS804において、制御部260は、判定の結果、送風機の型名の入力を受け付けていない場合には(ステップS804,No)、上記ステップS810の処理手順に移る。
図20は、実施の形態4に係る空調機用遠隔操作装置による転送処理の流れを示すフローチャートである。図20に示す処理は、制御部260が、送風機登録処理用操作プログラム250bを実行することにより実現される。
図20に示すように、制御部260は、登録モードボタン231の操作を受け付けたかを判定する(ステップS901)。制御部260は、判定の結果、登録モードボタン231の操作を受け付けていない場合には(ステップS901,No)、ステップS901の判定を繰り返す。
一方、制御部260は、判定の結果、登録モードボタン231の操作を受け付けた場合には(ステップS901,Yes)、登録操作モードに移る(ステップS902)。
続いて、制御部260は、登録モード信号を空気調和機100に送信して(ステップS903)、登録操作画面を表示部240に表示する(ステップS904)。ステップS904で表示される登録操作画面には、送風機操作用追加コード250eの一覧が表示される。
続いて、制御部260は、送風機操作用追加コード250eの中から、空気調和機100に送信する追加コードの選択操作を受け付けたかを判定する(ステップS905)。制御部260は、判定の結果、追加コードの選択操作を受け付けた場合には(ステップS905,Yes)、転送モードボタン234の操作を受け付けたかを判定する(ステップS906)。
制御部260は、判定の結果、転送モードボタン234の操作を受け付けた場合には(ステップS906,Yes)、ステップS905において選択された追加コードを空気調和機100に送信する(ステップS907)。
続いて、制御部260は、再び登録モードボタン231の操作を受け付けたかを判定する(ステップS908)。制御部260は、判定の結果、登録モードボタン231の操作を受け付けていない場合には(ステップS908,No)、上記ステップS905の処理手順に戻り、追加コードの選択及び送信の処理を継続する。
一方、制御部260は、判定の結果、登録モードボタン231の操作を受け付けた場合には(ステップS908,Yes)、登録モード信号を空気調和機100に送信する(ステップS909)。続いて、制御部260は、登録操作モードを解除し(ステップ910)、空気調和機100の通常の空調動作に関する操作を行うための通常モードに移行して(ステップS911)、図20に示す処理を終了する。
上記ステップS906において、制御部260は、判定の結果、転送モードボタン234の操作を受け付けていない場合には(ステップS906,No)、上記ステップS908の処理手順に移る。
上記ステップS905において、制御部260は、判定の結果、追加コードの選択操作を受け付けていない場合には(ステップS905,No)、上記ステップS908の処理手順に移る。
図21は、実施の形態4に係る空気調和機による追加コード登録処理の流れを示すフローチャートである。図21に示す処理は、制御部160が、記憶部150に記憶されている送風機登録処理プログラム150bを実行することにより実現される。
図21に示すように、制御部160は、空調機用遠隔操作装置200から登録モード信号を受信したかを判定する(ステップS1001)。制御部160は、判定の結果、登録モード信号を受信していない場合には(ステップ1001,No)、ステップS1001の判定を繰り返す。
一方、制御部160は、判定の結果、登録モード信号を受信した場合には(ステップS1001,Yes)、登録モードに移る(ステップS1002)。続いて、制御部160は、追加コードを受信したかを判定する(ステップS1003)。
制御部160は、判定の結果、追加コードを受信した場合には(ステップS1003,Yes)、送風機操作用追加コード150eとして、ステップS1003で受信した追加コードを登録する(ステップS1004)。
続いて、制御部160は、再び、登録モード信号を受信したかを判定する(ステップS1005)。制御部160は、判定の結果、登録モード信号を受信していない場合には(ステップS1005,No)、上記ステップS1003の処理手順に戻り、追加コードの登録を継続する。
一方、制御部160は、判定の結果、登録モード信号を受信した場合には(ステップS1005,Yes)、登録モードを解除し(ステップS1006)、通常モードに移行して(ステップS1007)、図21に示す処理を終了する。
上記ステップS1003において、制御部160は、判定の結果、追加コードを受信していない場合には(ステップS1003,No)、上記ステップS1005の処理手順に移る。
実施の形態4によれば、空調機用遠隔操作装置200において送風機の制御コードを含む追加コードを一旦登録した後、空調機用遠隔操作装置200から空気調和機100に転送するので、空気調和機100から離れた場所からでも送風機操作用追加コード150eの登録を行うことができる。また、他の部屋の空気調和機で送風機を操作する場合でも、実施の形態1の手順により送風機操作用追加コードの登録処理を行うことなく、空調機用遠隔装置200の記憶部250に記憶されている送風機操作用追加コード250eを転送することで登録し、操作することができる。
実施の形態5.
空気調和機100及び送風機300の運転状態で利用者が快適と感じる運転状態を登録しておき、適宜呼び出して再現できるようにしてもよい。以下の実施の形態5では、この場合の空気調和機100と空調機用遠隔操作装置200について説明する。
空気調和機100及び送風機300の運転状態で利用者が快適と感じる運転状態を登録しておき、適宜呼び出して再現できるようにしてもよい。以下の実施の形態5では、この場合の空気調和機100と空調機用遠隔操作装置200について説明する。
図22は、実施の形態5に係る空気調和機の機能構成例を示すブロック図である。図22に示すように、空気調和機100は、温度及び湿度を含む室内環境に関する各種データを測定するセンサ群170を備える。
記憶部150は、運転パターン登録プログラム150h及び運転パターンデータ150iを記憶する。
運転パターン登録プログラム150hは、空気調和機100及び送風機300の運転中に、空気調和機100及び送風機300の運転状態に関する情報の登録要求を受け付けると、登録要求を受け付けた時の空気調和機100及び送風機300の運転状態に関する情報を運転パターンデータ150iとして記憶部150に格納するための機能を提供する。
運転パターンデータ150iは、空気調和機100の運転モード及び各種設定、送風機300の動作内容及び制御コード、登録日時、センサ群による測定値の各データを含む複数の運転パターンで構成される。
運転制御プログラム150aは、運転パターンデータ150iに含まれる運転パターンの中から、利用者により選択された運転パターンに基づいて空気調和機100の動作を制御するための機能を提供する。送風機操作制御プログラム150cは、運転制御プログラム150aと連携し、利用者により選択された運転パターンに基づいて送風機300の動作を制御するための機能を提供する。
制御部160は、運転パターン登録プログラム150hを実行することにより、運転パターンの登録処理を実行する。すなわち、制御部160は、空調機用遠隔操作装置200から運転状態登録コマンドを受信すると、空気調和機100の運転モード及び各種設定、送風機300の動作内容及び制御コード、登録日時、センサ群170による測定値の各データを収集する。続いて、制御部160は、収集した各データで構成される運転パターンを記憶部150に格納する。また、制御部160は、運転制御プログラム150a及び送風機操作制御プログラム150cを実行することにより、運転パターンに基づく制御を実行する。すなわち、制御部160は、空調機用遠隔操作装置200から運転パターンの呼出コマンドを受信すると、運転パターンデータ150iに含まれる各運転パターンを、登録日時及びセンサ群170の測定値に紐づけた情報として空調機用遠隔操作装置200に送信する。続いて、制御部160は、運転パターンの選択及び選択した運転パターンによる運転指示コマンドを受け付けると、該当の運転パターンにより空気調和機100及び送風機300の運転を実行する。
図23は、実施の形態5に係る空調機用遠隔操作装置の機能構成例を示すブロック図である。図23に示すように、記憶部250は、運転状態登録プログラム250f及び運転パターン指示プログラム250gを記憶する。
運転状態登録プログラム250fは、空気調和機100及び送風機300の動作状態に関する情報の登録を要求する運転状態登録コマンドを空気調和機100に送信するための機能を提供する。運転パターン指示プログラム250gは、運転パターンによる運転指示コマンドを送信するための機能を提供する。
制御部260は、運転状態登録プログラム250fを実行することにより、運転状態登録コマンドを送信する。制御部260は、運転パターン指示プログラム250gを実行することにより、運転指示コマンドを送信する。
図24は、実施の形態5に係る空調機用遠隔操作装置による運転状態登録コマンド送信処理の流れを示すフローチャートである。図24に示す処理は、制御部260が、運転状態登録プログラム250fを実行することにより実現される。
図24に示すように、制御部260は、快適ボタン235の操作を受け付けたかを判定する(ステップS1101)。制御部260は、判定の結果、快適ボタン235の操作を受け付けていない場合には(ステップS1101,No)、ステップS1101の判定を繰り返す。
一方、制御部260は、判定の結果、快適ボタン235の操作を受け付けた場合には(ステップS1101,Yes)、運転状態登録コマンドを空気調和機100に送信して(ステップS1102)、図24に示す処理を終了する。
図25は、実施の形態5に係る空気調和機による運転パターン登録処理の流れを示すフローチャートである。図25に示す処理は、制御部160が、運転パターン登録プログラム150hを実行することにより実現される。
図25に示すように、制御部160は、運転状態登録コマンドを受信したかを判定する(ステップS1201)。制御部160は、判定の結果、運転状態登録コマンドを受信していない場合には(ステップS1201,No)、ステップS1201の判定を繰り返す。
一方、制御部160は、判定の結果、運転状態登録コマンドを受信した場合には(ステップS1201,Yes)、運転状態に関するデータを収集する(ステップS1202)。具体的には、制御部160は、空気調和機100の運転モード及び各種設定、送風機300の動作内容及び制御コード、登録日時、センサ群170による測定値の各データを収集する。
続いて、制御部160は、ステップS1202で収集したデータを運転パターンとして記憶部150に登録し(ステップS1203)、図25に示す処理を終了する。
図26は、実施の形態5に係る運転パターンによる運転実行処理の流れを示す図である。図26に示すように、空調機用遠隔操作装置200は、呼出ボタン236の操作に応じて、呼出コマンドを空気調和機100に送信する(ステップS1301)。
空気調和機100は、呼出コマンドの受信に応じて運転パターンを取得する(ステップS1302)。続いて、空気調和機100は、ステップS1302で取得した運転パターンを空調機用遠隔操作装置200に送信する(ステップS1303)。空気調和機100は、運転パターンデータ150iに含まれる各運転パターンを、登録日時及びセンサ群170の測定値に紐づけた情報として送信する。すなわち、空気調和機100は、運転パターンに紐づく登録日時、及びセンサ群170の測定値から想定される室内環境を、所望の運転パターンを選択するための手がかりとして、空調機用遠隔操作装置200を携帯中の利用者に提供する。
空調機用遠隔操作装置200は、受信した運転パターンを表示部240に表示する(ステップS1304)。続いて、空調機用遠隔操作装置200は、利用者による運転パターンの選択に応じて、選択された運転パターンによる運転指示コマンドを空気調和機100に送信し(ステップS1305)、図26に示す処理を終了する。
空気調和機100は、運転指示コマンドの受信に応じて、当該コマンドに対応する運転パターンにより運転を実行し(ステップS1306)、図26に示す処理を終了する。
実施の形態5によれば、空気調和機100及び送風機300の運転状態で利用者が快適と感じる運転状態を登録しておき、適宜呼び出して運転状態を再現できるので、利用者が快適と感じた実績に対応する運転を行うことができる。また、室温が均一化されるように空調を行う場合、温度の感じ方には個人差が大きいことから必ずしも快適な住環境が提供できているとは言い切れない面があるが、実施の形態5によれば利用者自身の実績によるものであるので、個人差による不都合を改善できる。
また、実施の形態5では、運転パターンを空調機用遠隔操作装置200の表示部240に運転パターンを表示させ、空調機用遠隔操作装置200において運転パターンの選択を行う例を説明したが、この例には限定されず、空気調和機100の表示部140に運転パターンを表示させて、空気調和機100において運転パターンの選択を行ってもよい。また、実施の形態5では、空調機用遠隔操作装置200から運転パターンの呼出コマンドを送信する例を説明したが、この例には限定されず、空気調和機100に設けられる操作ボタン群(図示せず)に対する操作により、空気調和機100において直接呼び出してもよい。
実施の形態6.
実施の形態5において、利用者が設定するスケジュールに従って、運転パターンに対応する運転を実行してもよい。以下の実施の形態6では、この場合の空気調和機100について説明する。
実施の形態5において、利用者が設定するスケジュールに従って、運転パターンに対応する運転を実行してもよい。以下の実施の形態6では、この場合の空気調和機100について説明する。
図27は、実施の形態6に係る空気調和機の機能構成例を示すブロック図である。図27に示すように、記憶部150は、運転スケジュールデータ150jを記憶する。運転スケジュールデータ150jは、運転パターンの実行日時が予め設定される。運転制御プログラム150aは、運転スケジュールデータ150jに設定される運転パターンの実行日時に合わせて、運転パターンデータ150iに含まれる運転パターンに基づく空気調和機の動作の制御を実行する。送風機操作制御プログラム150cは、運転制御プログラム150aと連携し、実行日時に対応する運転パターンに基づいて送風機300の動作を制御するための機能を提供する。
制御部160は、運転制御プログラム150a及び送風機操作制御プログラム150cを実行することにより、運転スケジュールデータ150jに設定される運転パターンの実行日時に合わせて、運転パターンに基づく空気調和機100及び送風機300の動作の制御を実行する。
図28は、実施の形態6に係る空気調和機による処理の流れを示すフローチャートである。図28に示す処理は、制御部160が、運転制御プログラム150a及び送風機操作制御プログラム150cを実行することにより実現される。
図28に示すように、制御部160は、運転スケジュールデータ150jに設定される運転パターンの実行日時に合わせたスケジュール運転の実行中であるかを判定する(ステップS1401)。
制御部160は、判定の結果、スケジュール運転の実行中である場合には(ステップS1401,Yes)、運転パターンの変更時刻であるかを判定する(ステップS1402)。
制御部160は、判定の結果、運転パターンの変更時刻ではない場合には(ステップS1402,No)、上記ステップS1401の処理手順に戻る。これとは反対に、制御部160は、判定の結果、運転パターンの変更時刻である場合には(ステップS1402,Yes)、現在の時刻に対応する運転パターンに基づいて、空気調和機100及び送風機300の運転状態を変更し(ステップS1403)、上記ステップS1401の処理手順に戻る。
上記ステップS1401において、制御部160は、判定の結果、スケジュール運転の実行中でない場合には(ステップS1401,No)、図28に示す処理を終了する。
以上の実施の形態において説明した空気調和機100、空調機用遠隔操作装置200、及び送風機用遠隔操作装置400に実装される各機能は、各機能に対応するプログラムをCPUが読み込んで実行する場合に限られず、各機能を集積するシステムLSI(Large Scale Integration)などの多機能回路により実行されてもよい。また、各機能に対応する処理回路を複数連携させることにより、空気調和機100、空調機用遠隔操作装置200、及び送風機用遠隔操作装置400による処理が実行されてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
100 空気調和機、200 空調機用遠隔操作装置、300 送風機、400 送風機用遠隔操作装置。
Claims (6)
- 送風機と連携して動作する空気調和機であって、
記憶部と、
前記送風機の動作を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記送風機に対して一意に付与された識別子と、前記送風機により実行される動作内容と、前記動作内容に対応する処理を前記送風機に実行させる制御情報とを関連付けて、送風機情報として前記記憶部に格納することを特徴とする空気調和機。 - 前記制御部は、
互いに異なる複数の送風機について送風機ごとに前記送風機情報を前記記憶部に格納し、
前記識別子の選択を受け付けると、受け付けられた当該識別子に関連付けられている前記送風機情報を用いて、前記送風機の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記記憶部は、前記送風機情報に含まれる全ての前記送風機の前記動作内容をそれぞれ列挙した一覧情報をさらに記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。
- 前記制御部は、前記空気調和機を操作するための第1の装置を介して、前記送風機を操作するための第2の装置から送信された前記制御情報を取得し、取得した当該制御情報を、前記第1の装置から取得する前記識別子及び前記動作内容に関連付けて、前記送風機情報として前記記憶部に格納することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の空気調和機。
- 前記制御部は、
前記空気調和機及び前記送風機の運転中に、前記空気調和機及び前記送風機の運転状態に関する情報の登録要求を受け付けると、前記登録要求を受け付けた時の前記情報を運転パターンとして前記記憶部に格納し、
前記運転パターンの選択を受け付けると、選択された前記運転パターンに基づいて、前記空気調和機及び前記送風機の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記制御部は、予め設定される前記運転パターンの実行日時に合わせて、前記運転パターンに基づく前記空気調和機及び前記送風機の動作の制御を実行することを特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
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