JPWO2016139813A1 - 非燃焼型香味吸引器用の充電装置 - Google Patents

Abstract

非燃焼型香味吸引器用の充電装置（１０）は、充電池（２１）を有する非燃焼型香味吸引器（２０）と電気的な接点を有する筐体（１１）と、給電部材（３０）が有する給電部（３２）から非接触状態で受電する受電部（１２）と、接点を介して、受電部（１２）で受電する電力を充電池に供給する充電部（１３）とを備える。

Description

本発明は、非燃焼型香味吸引器に設けられる充電池を充電するための非燃焼型香味吸引器用の充電装置に関する。

従来、充電池を有しており、充電池から供給される電力によって駆動する非燃焼型香味吸引器が知られている。また、非燃焼型香味吸引器に設けられる充電池の充電方法として、非接触状態で充電池を充電する方法（非接触給電方式）も提案されている。具体的には、非燃焼型香味吸引器は、充電装置が有する送電部から非接触状態で電力を受電する受電部を有する（例えば、特許文献１，２）。

ＷＯ２０１４／１２５４７９ ＷＯ２０１４／０１５４６３

第１の特徴は、非燃焼型香味吸引器用の充電装置であって、充電池を有する非燃焼型香味吸引器と電気的な接点を有する筐体と、給電部材が有する給電部から非接触状態で受電する受電部と、前記接点を介して、前記受電部で受電する電力を前記充電池に供給する充電部とを備えることを要旨とする。

第２の特徴は、第１の特徴において、前記筐体は、所定方向に沿って延びる棒状形状を有する前記非燃焼型香味吸引器の端部を保持することを要旨とする。

第３の特徴は、第２の特徴において、前記給電部材上に前記充電装置を載置した場合に、前記給電部材に前記充電装置が接触する面積は、前記所定方向に対して直交する方向を垂線として有する面に前記非燃焼型香味吸引器を投影することによって得られる投影部分の面積よりも小さいことを要旨とする。

第４の特徴は、第１の特徴乃至第３の特徴のいずれかにおいて、非燃焼型香味吸引器用の充電装置は、前記非燃焼型香味吸引器及び外部機器と通信を行う通信インタフェースを備えることを要旨とする。

第５の特徴は、第４の特徴において、前記通信インタフェースは、前記非燃焼型香味吸引器が前記筐体に保持された状態において、前記非燃焼型香味吸引器と通信を行うための接続端子を有することを要旨とする。

第６の特徴は、第４の特徴又は第５の特徴において、前記通信インタフェースは、前記非燃焼型香味吸引器が前記筐体に保持された状態において、前記非燃焼型香味吸引器に関する情報を前記非燃焼型香味吸引器から取得することを要旨とする。

図１は、実施形態に係る充電装置１０の適用シーンを説明するための図である。 図２は、実施形態に係る充電装置１０の機能ブロックを説明するための図である。 図３は、実施形態に係る充電装置１０のサイズを説明するための図である。

以下において、実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。

従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。

［実施形態の概要］
上述した背景技術では、非燃焼型香味吸引器が受電部を有する必要があり、非燃焼型香味吸引器のサイズが拡大してしまう。非燃焼型香味吸引器は、ユーザが手に持って使用されるデバイスであるため、非燃焼型香味吸引器のサイズの拡大は好ましくない。

実施形態に係る非燃焼型香味吸引器用の充電装置は、充電池を有する非燃焼型香味吸引器と電気的な接点を有する筐体と、給電部材が有する給電部から非接触状態で受電する受電部と、前記接点を介して、前記受電部で受電する電力を前記充電池に供給する充電部とを備える。

実施形態では、非燃焼型香味吸引器に非接触給電方式を適用する場合において、非燃焼型香味吸引器に受電部を設けずに、受電部を有する充電装置を用いることによって、非燃焼型香味吸引器のサイズの拡大を抑制しながら、非接触給電のメリットを享受することができる。

［実施形態］
（適用シーン）
以下において、実施形態に係る充電装置の適用シーンについて説明する。図１は、実施形態に係る充電装置１０の適用シーンを説明するための図である。

図１に示すように、充電装置１０は、非燃焼型香味吸引器２０及び給電部材３０とともに用いられる。

充電装置１０は、非接触状態で給電部材３０から受電する電力を用いて、非燃焼型香味吸引器２０に設けられる充電池を充電するための装置である。具体的には、充電装置１０は、非燃焼型香味吸引器２０と電気的な接点を有する筐体１１を有する。

実施形態において、筐体１１は、所定方向に沿って延びる棒状形状を有する非燃焼型香味吸引器２０の端部を保持する。具体的には、筐体１１の上面は、非燃焼型香味吸引器２０の端部を保持するための凹部１１Ａを有する。凹部１１Ａの底面は、非燃焼型香味吸引器２０と電気的な接点を構成する電極１１Ｘを有する。電極１１Ｘは、凹部１１Ａの底面に露出することに留意すべきである。但し、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、非燃焼型香味吸引器２０の端部の側面及び凹部１１Ａの側面に電池的な接点を設けてもよい。

非燃焼型香味吸引器２０は、充電池を有しており、充電池に蓄積される電力によって駆動する。非燃焼型香味吸引器２０の端部は、上述したように、筐体１１の凹部１１Ａによって保持される。非燃焼型香味吸引器２０の端部は、充電装置１０と電気的な接点を構成する電極２０Ｘを有する。すなわち、充電装置１０と非燃焼型香味吸引器２０との間の電気的な接点は、電極１１Ｘ及び電極２０Ｘによって構成される。

ここで、非燃焼型香味吸引器２０は、例えば、非燃焼型香味吸引器２０は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部を有する。霧化部は、加熱によってエアロゾル源を霧化する加熱タイプであってもよく、超音波によってエアロゾル源を霧化する超音波タイプであってもよい。

給電部材３０は、非接触状態で充電装置１０に給電するための部材である。給電部材３０は、電力ケーブル３１を有する。電力ケーブル３１は、ＡＣ電源に接続するためのケーブルであってもよく、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）ケーブルであってもよい。

実施形態において、給電部材３０は、シート形状を有しており、給電部材３０に載置される装置に給電するための給電部を有する。すなわち、給電部材３０に載置される装置が受電部を有していれば、充電装置１０以外の装置にも給電可能であることに留意すべきである。

実施形態において、電極１１Ｘ及び電極２０Ｘは、互いに引き合う磁性を有していることが好ましい。これによって、筐体１１の凹部１１Ａの深さが浅くても、筐体１１の凹部１１Ａは、非燃焼型香味吸引器２０の端部を保持することができる。

（機能ブロック）
以下において、実施形態に係る充電装置の機能ブロックについて説明する。図２は、実施形態に係る充電装置１０の機能ブロックを説明するための図である。

図２に示すように、充電装置１０は、受電部１２と、充電部１３と、通信インタフェース１４と、制御部１５とを有する。なお、受電部１２及び充電部１３は、筐体１１に設けられる。

受電部１２は、給電部材３０が有する給電部３２から非接触状態で受電する。例えば、受電部１２は、充電装置１０（受電部１２）を給電部材３０（給電部３２）に近づけた状態で電磁誘導を生じるとともに、電磁誘導によって生じる誘導電流を流すための受電コイルなどによって構成される。

充電部１３は、充電装置１０と非燃焼型香味吸引器２０との間の電気的な接点（電極１１Ｘ及び電極２０Ｘ）を介して、受電部１２で受電する電力を充電池２１に供給する。

通信インタフェース１４は、第１インタフェース及び第２インタフェースを有する。

第１インタフェースは、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの外部機器と通信を行うインタフェースである。第１インタフェースは、無線通信を行う無線モジュール（例えば、ＩＥＥＥ８０２．１１ａ／ｂ／ｇ／ｎなどに準拠するモジュール）を有していてもよく、有線通信を行う有線モジュール（例えば、ＵＳＢに準拠するモジュール）を有していてもよい。

第２インタフェースは、非燃焼型香味吸引器２０と通信を行うインタフェースである。第２インタフェースは、特に限定されるものではないが、筐体１１の凹部１１Ａによって非燃焼型香味吸引器２０が保持されている状態（すなわち、充電状態）において、非燃焼型香味吸引器２０（制御部１５）と通信を行うための接続端子を有することが好ましい。ここで、第２インタフェースは、充電装置１０と非燃焼型香味吸引器２０との間に形成される通信経路を介して通信を行う。通信経路は、例えば、充電装置１０と非燃焼型香味吸引器２０との間の電気的な接点（電極１１Ｘ及び電極２０Ｘ）を用いて形成されてもよい。或いは、通信経路は、電気的な接点（電極１１Ｘ及び電極２０Ｘ）とは別に設けられる接続端子を用いて形成されてもよい。接続端子は、電極１１Ｘ及び電極２０Ｘと同様に、充電装置１０の凹部１１Ａの底面及び非燃焼型香味吸引器２０の端部に設けられてもよい。すなわち、第２インタフェースが有する接続端子は、電極１１Ｘであってもよく、電極１１Ｘとは別に設けられる端子であってもよい。

制御部１５は、充電装置１０を制御する。例えば、制御部１５は、充電状態において、非燃焼型香味吸引器２０から非燃焼型香味吸引器２０に関する情報（例えば、非燃焼型香味吸引器２０のステータス（使用開始時期、パフ回数、エアロゾル源の寿命など））を第２インタフェースによって取得してもよい。制御部１５は、非燃焼型香味吸引器２０から取得された情報を第１インタフェースによって外部機器に送信してもよい。或いは、制御部１５は、第１インタフェースによって外部機器から非燃焼型香味吸引器２０に通知すべき情報（例えば、非燃焼型香味吸引器２０のソフトウェアを更新するためのデータなど）を取得してもよい。制御部１５は、充電状態において、外部機器から取得された情報を第２インタフェースによって非燃焼型香味吸引器２０に送信してもよい。

さらに、制御部１５は、充電部１３を監視しており、非燃焼型香味吸引器２０に関する情報（例えば、充電量や充電回数など）を取得してもよい。制御部１５は、取得された情報を第１インタフェースによって外部機器に送信してもよい。

このようなケースにおいて、非燃焼型香味吸引器２０から情報を取得するタイミング又は非燃焼型香味吸引器２０に情報を取得するタイミングは、充電装置１０によって非燃焼型香味吸引器２０が保持されたタイミング（すなわち、充電開始のタイミング）であってもよく、充電完了のタイミングであってもよい。或いは、非燃焼型香味吸引器２０から情報を取得するタイミングは、外部機器から指示されたタイミングであってもよい。

同様に、外部機器から情報を取得するタイミング又は外部機器に情報を送信するタイミングは、充電装置１０によって非燃焼型香味吸引器２０が保持されたタイミング（すなわち、充電開始のタイミング）であってもよく、充電完了のタイミングであってもよい。或いは、非燃焼型香味吸引器２０から情報を取得するタイミングは、外部機器から指示されたタイミングであってもよい。但し、外部機器から情報を取得するタイミング又は外部機器に情報を送信するタイミングは、充電状態ではなくてもよいことに留意すべきである。

非燃焼型香味吸引器２０は、充電池２１を有する。充電池２１は、非燃焼型香味吸引器２０を駆動するための電力を蓄積する。充電池２１は、例えば、リチウムイオン電池である。

給電部材３０は、給電部３２を有する。給電部３２は、非接触状態で充電装置１０に給電する。例えば、給電部３２は、充電装置１０（受電部１２）を給電部材３０（給電部３２）に近づけた状態で電磁誘導によって受電部１２に誘導電流を生じるための電流を流すための給電コイルなどによって構成される。

（サイズ）
以下において、実施形態に係る充電装置のサイズについて説明する。図３は、実施形態に係る充電装置１０のサイズを説明するための図である。

図３（Ａ）に示すように、非燃焼型香味吸引器２０を所定投影面に投影することによって得られる投影部分の面積は、面積Ｓ_２０で表される。所定投影面は、所定方向に対して直交する方向を垂線として有する面である。様々な所定投影面における投影部分の面積が異なる場合には、異なる面積の中の最小面積が面積Ｓ_２０である。

例えば、非燃焼型香味吸引器２０が円柱であるケースについて例示する。所定方向における円柱の長さＬが１２５．５ｍｍであり、所定方向に直交する円柱の断面φが９．２ｍｍである場合には、投影部分の面積Ｓ_２０は、９．２×１２５．５＝１１５４．６ｍｍ^２である。なお、非燃焼型香味吸引器２０が円柱であるケースにおいては、様々な所定投影面における投影部分の面積は同じである。

図３（Ｂ）に示すように、給電部材３０上に充電装置１０を載置した場合に、給電部材３０に充電装置１０が接触する面積は、面積Ｓ_１０で表される。

実施形態において、充電装置１０の筐体１１（凹部１１Ａ）は、非燃焼型香味吸引器２０の端部を保持する。また、面積Ｓ_１０は、面積Ｓ_２０よりも小さいことに留意すべきである。

ここで、給電部材３０に充電装置１０が接触する面積Ｓ_１０は、受電部１２を構成する受電コイルのサイズよりも大きい必要がある。このようなケースであっても、例えば、４５０ｍｍ^２程度のサイズの受電コイルが市販されていることを考慮すると、面積Ｓ_１０が面積Ｓ_２０よりも小さい構成を十分に実現可能であることに留意すべきである。

さらには、給電部材３０に充電装置１０が接触する面積Ｓ_１０及び非燃焼型香味吸引器２０を所定投影面に投影することによって得られる投影部分の面積Ｓ_２０は、非燃焼型香味吸引器２０の端面（すなわち、実施形態では、電極２０Ｘが設けられる面）のサイズよりも大きい。従って、所定方向に直交する非燃焼型香味吸引器２０の断面のサイズを変更せずに非燃焼型香味吸引器２０に受電コイルを設けるケースと比べて、受電部１２を構成する受電コイルのサイズを大きくすることができる。言い換えると、必要なサイズの受電コイルを非燃焼型香味吸引器２０に設けるケースと比べて、所定方向に直交する非燃焼型香味吸引器２０の断面のサイズを小さくすることができる。

（作用及び効果）
実施形態では、非燃焼型香味吸引器２０に非接触給電方式を適用する場合において、非燃焼型香味吸引器２０に受電部を設けずに、受電部１２を有する充電装置１０を用いることによって、非燃焼型香味吸引器２０のサイズの拡大を抑制しながら、非接触給電のメリットを享受することができる。

実施形態では、充電装置１０の筐体１１（凹部１１Ａ）は、所定方向に沿って延びる棒状形状を有する非燃焼型香味吸引器２０の端部を保持する。従って、充電装置１０の筐体１１が非燃焼型香味吸引器２０の側面を保持するケースと比べて、充電装置１０を小型化することができる。また、非燃焼型香味吸引器２０を使用する際に、非燃焼型香味吸引器２０を充電装置１０から取り外しやすい。

実施形態では、給電部材３０に充電装置１０が接触する面積Ｓ_１０は、非燃焼型香味吸引器２０を所定投影面に投影することによって得られる投影部分の面積Ｓ_２０よりも小さい。すなわち、給電部材３０上において充電装置１０が占有する面積が小さいため、受電部を有する他の装置を給電部材３０上に配置するスペースを確保しやすい。

実施形態では、外部機器と通信を行う通信インタフェース１４を充電装置１０が有するため、外部機器と通信を行う通信インタフェースを非燃焼型香味吸引器２０に設けなくても、外部機器と非燃焼型香味吸引器２０との間で種々の情報を伝達することができる。通信インタフェースを非燃焼型香味吸引器２０に設ける必要がないため、非燃焼型香味吸引器２０のサイズの拡大を抑制することができる。

［その他の実施形態］
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。

実施形態では、非接触給電方式として電磁誘導方式を例に挙げて説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、非接触給電方式は、磁界共鳴方式であってもよく、電界共鳴方式であってもよい。或いは、非接触給電方式は、電波受信方式であってもよい。

実施形態によれば、非燃焼型香味吸引器のサイズの拡大を抑制しながら、非接触給電方式のメリットを享受することを可能とする充電装置を提供することを目的とする。

Claims (6)

1. 充電池を有する非燃焼型香味吸引器と電気的な接点を有する筐体と、
   給電部材が有する給電部から非接触状態で受電する受電部と、
   前記接点を介して、前記受電部で受電する電力を前記充電池に供給する充電部とを備えることを特徴とする非燃焼型香味吸引器用の充電装置。
2. 前記筐体は、所定方向に沿って延びる棒状形状を有する前記非燃焼型香味吸引器の端部を保持することを特徴とする請求項１に記載の非燃焼型香味吸引器用の充電装置。
3. 前記給電部材上に前記充電装置を載置した場合に、前記給電部材に前記充電装置が接触する面積は、前記所定方向に対して直交する方向を垂線として有する面に前記非燃焼型香味吸引器を投影することによって得られる投影部分の面積よりも小さいことを特徴とする請求項２に記載の非燃焼型香味吸引器用の充電装置。
4. 前記非燃焼型香味吸引器及び外部機器と通信を行う通信インタフェースを備えることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器用の充電装置。
5. 前記通信インタフェースは、前記非燃焼型香味吸引器が前記筐体に保持された状態において、前記非燃焼型香味吸引器と通信を行うための接続端子を有することを特徴とする請求項４に記載の非燃焼型香味吸引器用の充電装置。
6. 前記通信インタフェースは、前記非燃焼型香味吸引器が前記筐体に保持された状態において、前記非燃焼型香味吸引器に関する情報を前記非燃焼型香味吸引器から取得することを特徴とする請求項４又は請求項５に記載の非燃焼型香味吸引器用の充電装置。

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