JPWO2016114269A1 - 情報処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

表示部と物体検出部とを備えた情報処理装置において、より簡易な操作を実現する。表示部(14)およびタッチパッド(16)を備えた携帯電話機(10)は、タッチ継続時間が時間閾値(T1)を超えたとき、ポインタモードからスクロールモードに切り替え、タッチ継続時間が時間閾値(T2)を超えたとき、ポインタの位置に応じたアクションを実行する。

Description

本発明は、情報処理装置およびその制御方法に関するものであり、詳細には、表示部と物体検出部とを備えた情報処理装置およびその制御方法に関するものである。
特許文献1には、表示画面上に設けられたタッチパネルによって表示内容のスクロールが可能なスクロールモードと、当該タッチパネルによって表示画面に表示された選択対象を選択することができるポインタモードとの二つのモードを有しており、タッチパネルを長押しすることにより、モードの切り替えが可能なポインタ表示装置が記載されている。
日本国公開特許公報「特開2011−170901号公報(2011年9月1日公開)」
しかし、特許文献1に記載の技術では、上記モードの切り替えと別のアクションとを行う場合、それぞれの操作の間に、一旦、タッチパネルから指を離す操作が必要となる。ゆえに、ユーザの操作が煩雑なものとなってしまう。
ここで、本発明者らは、独自の発想に基づき、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を該表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部とを備えた情報処理装置を開発しており、このような情報処理装置におけるより簡易な操作を鋭意検討している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、表示部と物体検出部とを備えた情報処理装置において、より簡易な操作を実現するための技術を提供することを主たる目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を該表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、該物体検出部が該物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、第一モードでは、該位置情報に応じて該表示領域上のポインタの位置を決定し、第二モードでは、該位置情報の変化に応じて該表示領域の少なくとも一部をスクロールさせる表示制御部と、該位置情報が継続して同じ位置を示している継続時間が第一閾値を超えたとき、該表示制御部の動作を第一モードから第二モードに切り替え、該継続時間が第二閾値を超えたとき、該ポインタの位置に応じたアクションを実行する動作制御部とを備える。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を該表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、該物体検出部が該物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部とを備える情報処理装置の制御方法であって、第一モードでは、該位置情報に応じて該表示領域上のポインタの位置を決定し、第二モードでは、該位置情報の変化に応じて該表示領域の少なくとも一部をスクロールさせる表示制御工程と、該位置情報が継続して同じ位置を示している継続時間が第一閾値を超えたとき、該表示制御工程の動作を第一モードから第二モードに切り替え、該継続時間が第二閾値を超えたとき、該ポインタの位置に応じたアクションを実行する動作制御工程とを含む。
本発明の一態様によれば、ユーザは、操作のための物体(例えば、指)を、物体検出部から一旦離すことなく、上記第一モードから上記第二モードへの切り替えと、別のアクションとを続けて行うことができる。これにより、表示部と物体検出部とを備えた情報処理装置において、より簡易な操作を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機の外観を示す図である。 本発明の一実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明する図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(携帯電話機の概要)
本実施形態に係る携帯電話機(情報処理装置)について、図2に基づいて説明する。図2は、本実施形態に係る携帯電話機10の外観を示す図である。
図2に示すように、携帯電話機10は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機である。第1筐体1および第2筐体2がヒンジ3を介して接続されており、ヒンジ3の軸を中心に回動可能である。第1筐体1および第2筐体2は、例えば、略平板状である。第1筐体1の一方の面に表示部14が配置されている。第2筐体2の一方の面にハードキー15が配置され、ハードキー15の下方(第2筐体2の内部)に、ハードキー15に重畳してタッチパッド(物体検出部)16のためのセンサが配置されている。
携帯電話機10は、第1筐体1および第2筐体2を開いている開状態(図2に示す形態)と、第1筐体1の表示部14が配置されている面(表示面)と、第2筐体2のハードキー15が配置されている面(操作面)とが対向している閉状態(不図示)とに変形可能である。
表示部14は、画像を表示するものである。表示部14は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイなどを適用することが可能である。
ハードキー15は、ユーザが携帯電話機10を操作するためのものである。ハードキー15は、ユーザが押下したキーに対応する信号を出力する物理的なキーである。例えば、ハードキー15は、メニューキー、テンキー、十字キー、センターキー、オンフックキー、オフフックキー等である。
タッチパッド16は、携帯電話機10を操作するためのものである。タッチパッド16は、前記センサを備えており、タッチパッド16に近接または接触する物体(ユーザの指、スタイラス等)を所定時間毎に検出し、検出した位置(例えば、タッチパッド16上の2次元座標)を示す位置情報を出力する。タッチパッド16が物体を検出する検出領域は、第2筐体2のハードキー15が配置されている面(操作面)の全体である。すなわち、第2筐体2の操作面がタッチパッド16の検出面である。そのため、ハードキー15のキートップ面は前記検出面の一部であり、検出領域に含まれる。タッチパッド16が備えるセンサは、静電容量センサ等である。
本実施形態では、タッチパッド16は、第2筐体2の操作面上にユーザの指が接触しているか否かを検出する。図2に示すように、第2筐体2の操作面(タッチパッド16の検出領域)は、表示部14の表示面(表示領域)と異なる位置にある。
なお、図2には折り畳み式の携帯電話機10が示されているが、これに限るものではなく、ストレート式、スライド式、2軸ヒンジ式等の携帯電話機であってもよい。また、本実施形態では、携帯電話機を例示しているが、これに限るものではない。本発明は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、を備える任意の情報処理装置に適用可能である。本発明は、例えば、ノートPC、携帯ゲーム機、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯音楽プレイヤー等に適用可能である。
(携帯電話機の操作体系)
上述のように携帯電話機10は、ハードキー15およびタッチパッド16の2つの操作部(入力部)を有する。ユーザのタッチパッド16による操作を容易にするため(誤操作を防止するため)、携帯電話機10は、「キー操作モード」、「ポインタモード」(第一モード)、「スクロールモード」(第二モード)の3つのモードを有する。
キー操作モードは、ハードキー15のみで操作可能なモードである。すなわち、キー操作モードでは、タッチパッド16による操作が無効である。キー操作モードでは、例えば、十字キーを操作してフォーカスを移動(リストの項目を選択)したり、センターキーを押下して決定したり、テンキーを操作して数字または文字を入力したり、オフフックキーを押下して通話を開始したり、オンフックキーを押下して通話またはアプリケーションを終了したりすることができる。
キー操作モードにおいて、オフフックキーを長押しすることにより、ポインタモードへ移行する。また、キー操作モードにおいて、特定のアプリケーションを起動することにより、ポインタモードへ移行する。なお、携帯電話機10の起動時は、キー操作モードとなる。
ポインタモードは、画面上に矢印マークのカーソルを表示し、タッチパッド16によるカーソル移動操作および決定操作を可能にするモードである。ポインタモードには、カーソル非表示状態とカーソル表示状態とがある。カーソル非表示状態では、ユーザがタッチパッド16(第2筐体2の操作面)にタッチして少しスワイプすることにより、カーソルが表示される。すなわち、カーソル表示状態に遷移する。また、キー操作モードと同様にハードキー15による操作が可能である。カーソル表示状態では、ユーザは、タッチパッド16をスワイプまたはフリックすることにより、カーソルを移動させたり、カーソルが移動してから所定時間(例えば1.5秒)以内にタッチパッド16をシングルタップすることにより、カーソルがある位置で決定を入力したり、タッチパッド16をダブルタップすることにより、カーソルがある位置で決定を入力したりすることができる。また、カーソル表示状態において、ハードキー15を押下すると、カーソルが消去される。すなわち、カーソル非表示状態に遷移する。また、カーソル表示状態において、タッチパッド16を操作することなく所定時間経過した場合も、カーソル非表示状態に遷移する。
ポインタモードにおいて、オフフックキーを長押しすることにより、キー操作モードに移行する。また、前記特定のアプリケーションを終了することにより、キー操作モードへ移行する。ポインタモードにおいて、タッチパッド16をロングタップすることにより、スクロールモードへ移行する。なお、ポインタモードに移行した場合、カーソル表示状態となる。
スクロールモードは、タッチパッド16による画面のスクロールを可能にするモードである。スクロールモードでは、タッチパッド16をスワイプまたはフリックすることにより、画面をスクロールしたり、タッチパッド16をロングタップすることにより、起動中のアプリケーションに応じた所定の処理を実行したりすることができる。スクロールモードにおいて、タッチパッド16をシングルタップすることにより、ポインタモードへ移行する。また、スクロールモードにおいて、タッチパッド16を操作することなく所定時間経過した場合も、ポインタモードに移行する。また、スクロールモードにおいて、前記特定のアプリケーションが終了した場合、キー操作モードに移行する。
(携帯電話機の構成)
次に、図1に基づいて、携帯電話機10の構成および機能について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る携帯電話機10の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯電話機10は、主制御部11、記憶部12、ワークメモリ13、表示部14、ハードキー15およびタッチパッド16を備える。なお、携帯電話機10は、通信部、音声入力部、音声出力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
主制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部12は、例えばROM(Read Only Memory)であり、ワークメモリ13は、例えばRAM(RandomAccess Memory)であり、主制御部11は、記憶部12からワークメモリ13に読み出されたプログラムを実行することにより、各種の演算を行うと共に、携帯電話機10が備える各部を統括的に制御するものである。記憶部12はまた、時間閾値(第一閾値)T1および時間閾値(第二閾値)T2を記憶している。
本実施形態では、主制御部11は、機能ブロックとして、タッチパッド制御部(位置情報取得部)21、タッチイベント処理部(動作制御部)22、アプリ制御部(動作制御部)23および表示制御部24を備える構成である。
タッチパッド制御部21は、タッチパッド16から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、タッチイベントを特定する。タッチパッド制御部21は、特定したタッチイベントを示すイベント情報を生成し、生成したイベント情報をタッチイベント処理部22に通知する。
具体的には、タッチパッド制御部21は、タッチパッド16の検出間隔毎にタッチイベントの種別の判定を行い、タッチイベントを特定する。タッチパッド制御部21は、前回にタッチパッド16から位置情報を受けていない状態において、タッチパッド16から位置情報を取得した場合、取得した位置情報の示す位置において、タッチダウンがあったと判定する。また、タッチパッド制御部21は、前回にタッチパッド16から位置情報を受けている状態において、タッチパッド16から位置情報が送られてこなかった場合、前回に取得した位置情報の示す位置において、タッチアップがあったと判定する。また、タッチパッド制御部21は、前回にタッチパッド16から位置情報を受けている状態において、タッチパッド16から位置情報を取得し、取得した位置情報の示す位置が前回取得した位置情報の示す位置と異なる場合、今回取得した位置情報の示す位置まで、ムーブがあったと判定する。このように、タッチパッド制御部21は、タッチイベントとして、タッチアップ、タッチダウンまたはムーブの何れかを特定する。
タッチパッド制御部21は、タッチイベントを特定すると、タッチイベントの種別(タッチダウン、タッチアップまたはムーブ)を示す種別情報および位置情報を含むイベント情報を生成する。具体的には、タッチイベントがタッチダウンの場合、イベント情報は、タッチダウンの位置を示す位置情報を含む。また、タッチイベントがタッチアップの場合、イベント情報は、タッチアップの位置(前回のタッチダウンまたはムーブの位置)を示す位置情報を含む。また、タッチイベントがムーブの場合、イベント情報は、ムーブの位置を示す位置情報を含む。
タッチイベント処理部22は、タッチパッド制御部21からイベント情報を取得し、当該イベント情報を処理して、その結果をアプリ制御部23または表示制御部24に通知する。
ここで、タッチイベント処理部22によるタッチパッド16に対するユーザ操作の判定について説明する。タッチパッド16に対するユーザ操作として、タッチ操作、シングルタップ、ダブルタップ、ロングタップ、スワイプ、フリック等がある。本実施形態では、スワイプおよびフリックを特に区別しないため、これらを総称してスクロール操作と称する。タッチイベント処理部22は、タッチパッド制御部21が特定した1または複数のタッチイベントに基づいて、ユーザ操作の種別を判定する。
タッチ操作とは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させる操作である。タッチイベント処理部22は、タッチダウンを検出した場合、ユーザがタッチ操作を行ったと判定する。シングルタップとは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させてすぐにタッチパッド16から物体を離す操作である。タッチイベント処理部22は、タッチダウンを検出し、次回または所定期間以内にタッチアップを検出した場合、ユーザがシングルタップを行ったと判定する。ダブルタップとは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させてすぐにタッチパッド16から物体を離す操作を2回連続で行う操作である。タッチイベント処理部22は、所定期間以内に2回連続でシングルタップがあったと判定した場合、ユーザがダブルタップを行ったと判定する。ロングタップとは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させて所定期間後にタッチパッド16から物体を離す操作である。タッチイベント処理部22によるロングタップの判定については後述する。スクロール操作とは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させて、物体を接触させながらタッチパッド16上で物体を動かす操作である。タッチイベント処理部22は、タッチダウン(またはムーブ)を検出し、次に所定距離以上移動するムーブを検出した場合、ユーザがスクロール操作を行ったと判定する。
タッチイベント処理部22は、検出したシングルタップ、ダブルタップおよびロングタップをアプリ制御部23に通知する。また、タッチイベント処理部22は、位置情報および検出したスクロール操作を表示制御部24に通知する。なお、タッチイベント処理部22は、タッチイベントそのものや、スクロール操作等を、さらにアプリ制御部23に通知してもよい。
アプリ制御部23は、携帯電話機10で実行可能なアプリケーションを制御するものである。具体的には、アプリ制御部23は、タッチイベント処理部22からユーザ操作を取得する。アプリ制御部23は、取得したユーザ操作に応じて、起動中のアプリケーションにおいて予め定められた処理を実行する。アプリ制御部23は、例えば、通話、メール、画像表示、動画再生、文書作成等の携帯電話機10で実行可能な任意のアプリケーションを制御することができる。
表示制御部24は、アプリ制御部23からの出力に基づき、表示部14の表示内容を制御する。また、表示制御部24は、表示部14に表示される各種カーソルの制御および表示部14の表示領域におけるスクロールの制御を行う。
表示制御部24は、ポインタモードでは、タッチイベント処理部22から取得した位置情報に応じて表示領域上のポインタの位置を決定し、当該ポインタを示すカーソル6を表示部14に表示させる。
また、表示制御部24は、スクロールモードでは、タッチイベント処理部22から取得した、スクロール操作に応じて表示領域を少なくとも一部をスクロール(移動表示)させる。なお、上述したように、スクロール操作は、位置情報の変化に応じて検出されたものである。表示制御部24は、スクロールモードでは、スクロールモードであることを示すカーソル7を表示部14に表示させる。また、一実施形態において、表示制御部24は、表示領域を少なくとも一部を移動させると共に、移動させた後の領域に表示する表示内容を、アプリ制御部23から取得するようにしてもよい。
表示制御部24がポインタモードで動作するか、スクロールモードで動作するかは、タッチイベント処理部22によって制御される。
(ユーザがタッチパッドを長押ししたときの処理)
続いて、ユーザがタッチパッド16を長押ししたときの処理(長押し対応処理)について説明する。
本実施形態では、ユーザがタッチパッド16を長押ししているとき、タッチイベント処理部22は、位置情報が継続して同じ位置を示しているタッチ継続時間(継続時間)が、時間閾値T1、T2の夫々を超えたか否かを判定する。一実施形態において、タッチイベント処理部22は、タッチパッド制御部21がタッチダウンを検知してから、各時間閾値が経過するまでに、タッチパッド制御部21がタッチアップまたはムーブを検知していなかったときに、タッチ継続時間が、各時間閾値を超えたと判定することができる。また、他の実施形態において、タッチイベント処理部22は、タッチパッド制御部21がタッチダウンを検知してから、タッチパッド制御部21がタッチアップまたはムーブを検知していないタッチ継続時間を計測し、各時間閾値と比較してもよい。
そして、タッチイベント処理部22は、タッチ継続時間が、時間閾値T1を超えたとき、表示制御部24の動作をポインタモードからスクロールに切り替え、タッチ継続時間が時間閾値T2を超えたとき、アプリ制御部23に上述したロングタッチを通知する。ロングタッチを取得したアプリ制御部23は、ポインタの位置に応じたアクション(例えば、リスト画像8の表示)を実行する。
なお、アプリ制御部23は、例えば、表示部14に一つ以上の選択対象5を含む表示内容を表示するように表示制御部24に指示を送り、上記ポインタが選択対象に合わされているか否か、どの選択対象5に合わされているかに応じて、実行するアクションを決定してもよい。
このように、ユーザは、長押しの時間を調整するだけで、指4等をタッチパッド16から一旦離すことなく、ポインタモードからスクロールへの切り替えと、別のアクションとを続けて行うことができる。
また、本実施形態では、時間閾値T1の方が時間閾値T2よりも短く、表示制御部24は、タッチ継続時間が時間閾値T1を超えたときにスクロールモードに切り替わっており、タッチイベント処理部22およびアプリ制御部23は、タッチ継続時間が時間閾値T2を超えたとき、表示部14の表示領域にリスト画像8を重畳表示させ、表示制御部24は、位置情報の変化に応じて検知されたスクロール操作に応じてリスト画像8をスクロールさせる。これにより、ユーザは、リスト画像8の表示と、当該リスト画像8のスクロールとを、指4をタッチパッド16から離すことなく実現することができる。
以下、本実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の詳細について図3、図4に基づいて説明する。図3は、本実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明するフローチャートであり、図4は、当該処理例を説明するための図である。
まず、図4の(a)に示すように、表示制御部24がポインタモードで動作しており、ポインタを示すカーソル6が選択対象5に合わされた状態において、ユーザが、指4を用いて長押しを開始したものとする。このとき、タッチパッド制御部21は、タッチダウンを検知する(ステップS1)。
タッチイベント処理部22は、タッチパッド制御部21からタッチダウンを取得すると、時間閾値T1の経過前にタッチアップが検知されるか否かの判定を開始する(ステップS2)。そして、時間閾値T1の経過前にタッチアップを検知した場合には、ユーザ操作として、シングルタップを検出し、アプリ制御部23に通知する。シングルタップを通知されたアプリ制御部23は、タッチアップ時の位置情報に基づき、ポインタが選択対象5に合わされているか否かを判定し(ステップS3)、ポインタが選択対象5に合わされている場合には、選択対象5を選択したときのアクションを実行する(ステップS4)。その後、ステップS1に戻る。
また、ステップS2において、時間閾値T1の経過前にタッチアップが検知されなかった場合、タッチイベント処理部22は、表示制御部24の動作を、ポインタモードからスクロールモードへと遷移させる(ステップS5)。これにより、図4の(b)に示すように、表示制御部24は、表示部14に、スクロールモードを示すカーソル7を表示させる。
そして、タッチイベント処理部22は、アプリ制御部23から、位置情報が示すタッチ位置に選択対象5が存在するか否かを取得し(ステップS6)、存在しない場合には、長押し対応処理を終了させる。一方、タッチ位置に選択対象5が存在する場合には、時間閾値T2の経過前に、タッチアップが検知されるか否か(ステップS7)、および、時間閾値T2の経過前に、ムーブが検知されるか否か(ステップS8)の判定を開始する。
時間閾値T2の経過前に、タッチアップが検知された場合には、長押し対応処理を終了させる。また、時間閾値T2の経過前に、ムーブが検知された場合には、タッチイベント処理部22は、スクロール操作を表示制御部24に通知し、表示制御部24は、当該スクロール操作に応じて表示領域のスクロールを実行する(ステップS9)。
一方、時間閾値T2の経過前に、タッチアップもムーブも検知されなかった場合には、タッチイベント処理部22はロングタッチを検出し、アプリ制御部23に通知する。ロングタッチが通知されたアプリ制御部23は、タッチ位置に存在する選択対象5に応じたアクションを実行する(ステップS10)。例えば、図4の(c)に示すように、選択対象5に関連する次のアクションのリストを含むリスト画像(重畳表示画像)8を、表示部14に重畳表示させて、ユーザに選択させるようにしてもよい。
なお、ステップS10において、実行させるアクションは、リスト画像の表示に限定されず、選択対象5に関連する任意の種類の画像(重畳表示画像)を、表示部14に重畳表示してもよいし、その他のアクション、例えば、選択対象5のドラッグ操作の開始等のアクションを実行してもよい。
ここで、図4の(c)に示すように、リスト画像8のサイズが、表示部14の表示領域のサイズ(画面サイズ)よりも大きく、リスト画像8のスクロールが必要な場合であっても、ステップS5においてスクロールモードに遷移しているため、ユーザはさらなる操作を行うことなく、リスト画像8のスクロールを実行することができる。
すなわち、タッチイベント処理部22は、タッチパッド制御部21がムーブを検知するか否かを判定し(ステップS11)、タッチパッド制御部21がムーブを検知した場合、表示制御部24にスクロール操作を通知する。そして、図4の(d)に示すように、スクロール操作が通知された表示制御部24は、リスト画像8のスクロールを実行する(ステップS12)。
そして、タッチイベント処理部22は、タッチパッド制御部21がタッチアップを検知し、所定時間タッチダウンが検知されないという条件が満たされるか否かを判定し(ステップS13)、当該条件が満たされない限り、ステップS11に戻って、リスト画像8のスクロール動作を継続する。なお、所定時間タッチダウンが検知されないという条件が含まれている理由は、スクロールモード中の誤動作を防ぐためである。
一方、上記条件が満たされた場合、タッチイベント処理部22は、表示制御部24の動作を、スクロールモードからポインタモードに遷移させる(ステップS14)。これにより、ユーザは、リスト画像8の項目をポイントして、選択することができる。
なお、上述したタッチイベント処理部22およびアプリ制御部23の機能の切り分けはこれに限定されるものではなく、一部の機能を他方が行ってもよい。また、タッチイベント処理部22およびアプリ制御部23が一体となって動作制御部として構成されていてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材、および、同じ処理を行うステップについては、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、時間閾値T1の方が時間閾値T2よりも短く、表示制御部24は、タッチ継続時間が時間閾値T1を超えたときにスクロールモードに切り替わっており、タッチイベント処理部22およびアプリ制御部23は、タッチ継続時間が時間閾値T2を超えたとき、アプリ制御部23が実行するアクションの種類に応じて、表示制御部24の動作を、スクロールモードからポインタモードに切り替える。上記アクションの内容によっては、当該アクション後、表示制御部がポインタモードで動作することが好ましい場合があり、本実施形態によれば、ユーザは、上記アクションの実行と、ポインタモードへの切り替えとを、指4をタッチパッド16から離すことなく実現することができる。
以下、本実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の詳細について図5、図6に基づいて説明する。図5は、本実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明するフローチャートであり、図6は、当該処理例を説明するための図である。
まず、実施形態1と同様にステップS1〜S10が実行される(図6の(a)、(b)、(c)、(e)参照)。続いて、タッチイベント処理部22は、アプリ制御部23から、実行したアクションがリスト画像8の表示であるか否かを取得する(ステップS20)。
アプリ制御部23が実行したアクションがリスト画像8の表示である場合(図6の(c))、まず、タッチイベント処理部22は、アプリ制御部23からリスト画像8のサイズを取得し、当該サイズが、表示部14の表示領域のサイズ(画面サイズ)を超えたか否かを判定する(ステップS21)。そして、リスト画像8のサイズが画面サイズを超えており、リスト画像8のスクロールが必要な場合には、実施形態1と同様にステップS11〜S14を実行する。一方、リスト画像8のサイズが画面サイズを超えていない場合には、タッチイベント処理部22は、表示制御部24の動作をポインタモードに遷移させる(ステップS22)。これにより、図6の(d)に示すように、ユーザは、指4を一旦タッチパッド16から離すことなくリスト画像8の項目8aを選択することができ、より簡便な操作を実現することができる。
また、アプリ制御部23が実行したアクションがリスト画像8の表示でなく、例えば、図6の(e)に示すように、選択対象5のドラッグ操作の開始である場合にも、タッチイベント処理部22は、表示制御部24の動作をポインタモードに遷移させる(ステップS23)。これにより、図6の(f)に示すように、ユーザは、指4を一旦タッチパッド16から離すことなく選択対象5のドラッグ操作を行うことができ、より簡便な操作を実現することができる。なお、ユーザが、指4をタッチパッド16から離し、タッチパッド制御部21がタッチアップを検知したとき、アプリ制御部23は、ドロップ操作を実行すればよい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材、および、同じ処理を行うステップについては、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、時間閾値T3が設定されており、時間閾値T2の方が時間閾値T3よりも短く、タッチイベント処理部22およびアプリ制御部23は、タッチ継続時間が時間閾値T2を超えたとき、表示部14の表示領域にリスト画像8を重畳表示させ、表示制御部24は、タッチ継続時間が時間閾値T3を超えたときにスクロールモードに切り替えて、位置情報の変化に応じてリスト画像8をスクロールさせる。これにより、ユーザは、リスト画像8の表示と、当該リスト画像8のスクロールとを、指4をタッチパッド16から離すことなく実現することができる。
図7は、本実施形態に係る携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態では、記憶部12が、時間閾値T1および時間閾値(第二閾値)T2に加えて、時間閾値(第一閾値)T3を記憶している。
以下、本実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の詳細について図8、9に基づいて説明する。図8は、本実施形態においてタッチパッドを長押ししたときの処理の一例を説明するフローチャートであり、図9は、当該処理例を説明するための図である。
まず、実施形態1と同様にステップS1〜S4が実行される(図9の(a)参照)。続いて、タッチイベント処理部22は、表示部14の表示領域(画面)が、スクロール可能か否かを、表示制御部24から取得する(ステップS30)。表示部14の表示領域が、スクロール可能である場合には、続いて実施形態1と同様にステップS5〜S10を実行し、続いて実施例2と同様にステップS22を実行し、以降は、実施例2と同様に処理を進める。
一方、表示部14の表示領域が、スクロール可能ではない場合には、ステップS5を実行せずに、ポインタモードのまま、ステップS6〜S8およびS10を実行する(図9の(b)および(c)参照)。ただし、ステップS8において、時間閾値T2の経過前にムーブが検知された場合、スクロールモードではないため、ステップS9には進まず、ステップS31を介してステップS1に戻る。
続いて、タッチイベント処理部22は、アプリ制御部23からリスト画像8のサイズを取得し、当該サイズが、表示部14の表示領域のサイズ(画面サイズ)を超えたか否かを判定する(ステップS22)。このとき、図9の(b)に示すように、リスト画像8のサイズが画面サイズを超えていない場合には、既にポインタモードであるため、そのまま長押し対応処理を終了させる。
一方、図9の(c)に示すように、リスト画像8のサイズが画面サイズを超えており、リスト画像8のスクロールが必要な場合には、タッチイベント処理部22は、時間閾値T3の経過前に、タッチアップが検知されるか否かの判定を開始する(ステップS33)。時間閾値T3の経過前に、タッチアップが検知された場合には、そのまま長押し対応処理を終了させる。一方、時間閾値T3の経過前に、タッチアップが検知されなかった場合には、タッチイベント処理部22は、表示制御部24の動作をスクロールモードに遷移させ(ステップS34)、実施形態1と同様にステップS11〜S14を実行する。これにより、図9の(d)に示すように、ユーザは、指4を一旦タッチパッド16から離すことなくリスト画像8をスクロールさせることができ、より簡便な操作を実現することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯電話機10の制御ブロック(特に、主制御部11のタッチパッド制御部21、タッチイベント処理部22、アプリ制御部23および表示制御部24)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯電話機10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(携帯電話機10)は、表示部14と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を該表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部(タッチパッド16)と、該物体検出部が該物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部(タッチパッド制御部21)と、第一モード(ポインタモード)では、該位置情報に応じて該表示領域上のポインタの位置を決定し、第二モード(スクロールモード)では、該位置情報の変化に応じて該表示領域の少なくとも一部をスクロールさせる表示制御部24と、該位置情報が継続して同じ位置を示している継続時間が第一閾値(時間閾値T1、時間閾値T3)を超えたとき、該表示制御部の動作を第一モードから第二モードに切り替え、該継続時間が第二閾値(時間閾値T2)を超えたとき、該ポインタの位置に応じたアクションを実行する動作制御部(タッチイベント処理部22およびアプリ制御部23)とを備える。
上記の構成によれば、物体検出部が上記物体を検出した位置を示す位置情報が継続して同じ位置を示している継続時間が第一閾値を超えたとき、表示制御部の動作が上記第一モードから上記第二モードに切り替わり、当該継続時間が第二閾値を超えたとき、ポインタの位置に応じたアクションが実行される。ゆえに、ユーザは、上記物体を物体検出部から一旦離すことなく、上記第一モードから上記第二モードへの切り替えと、別のアクションとを続けて行うことができる。これにより、より簡易な操作を実現することができる。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記第一閾値(時間閾値T1)の方が上記第二閾値(時間閾値T2)よりも短く、上記動作制御部は、上記継続時間が上記第二閾値を超えたとき、上記表示領域に重畳表示画像(リスト画像8)を表示させ、上記表示制御部は、上記継続時間が上記第一閾値を超えたときに切り替えた上記第二モードにおいて、該重畳表示画像が表示されているとき、上記位置情報の変化に応じて該重畳表示画像をスクロールさせるように構成してもよい。
上記の構成によれば、上記継続時間が第一閾値を超えたとき、表示制御部の動作が上記第一モードから上記第二モードに切り替わり、その後、当該継続時間が第二閾値を超えたとき、表示領域に重畳表示画像が表示され、上記位置情報の変化に応じて当該重畳画像がスクロールされる。これにより、ユーザは、上記第一モードから上記第二モードへの切り替えと、重畳表示画像の表示と、当該重畳表示画像のスクロールとを、上記物体を物体検出部から一旦離すことなく続けて行うことができる。これにより、さらに簡易な操作を実現することができる。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様1または2において、上記第一閾値(時間閾値T1)の方が上記第二閾値(時間閾値T2)よりも短く、上記動作制御部は、上記継続時間が上記第二閾値を超えたとき、上記表示制御部の動作を上記第二モードから上記第一モードに切り替えるように構成してもよい。
上記アクションの内容によっては、当該アクション後、表示制御部が第一モードで動作することが好ましい場合がある。上記の構成によれば、上記アクションが実行された後に、表示制御部の動作を自動的に上記第二モードから上記第一モードに切り替えることができる。これにより、ユーザは、上記アクションの実行と、第二モードから上記第一モードへの切り替えとを、上記物体を物体検出部から一旦離すことなく続けて行うことができる。これにより、さらに簡易な操作を実現することができる。
本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記第二閾値(時間閾値T2)の方が上記第一閾値(時間閾値T3)よりも短く、上記動作制御部は、上記継続時間が上記第二閾値を超えたとき、上記表示領域に重畳表示画像(リスト画像8)を表示させ、上記表示制御部は、上記継続時間が上記第一閾値を超えたときに上記第二モードに切り替えて、上記位置情報の変化に応じて該重畳表示画像をスクロールさせるように構成してもよい。
上記の構成によれば、上記継続時間が第二閾値を超えたとき、表示領域に重畳表示画像が表示され、その後、当該継続時間が第一閾値を超えたとき、表示制御部の動作が上記第一モードから上記第二モードに切り替わると共に、上記位置情報の変化に応じて当該重畳画像がスクロールされる。これにより、ユーザは、重畳表示画像の表示と、上記第一モードから上記第二モードへの切り替えと、上記重畳表示画像のスクロールとを、上記物体を物体検出部から一旦離すことなく続けて行うことができる。これにより、さらに簡易な操作を実現することができる。
本発明の態様5に係る情報処理装置の制御方法は、表示部14と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を該表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部(タッチパッド16)と、該物体検出部が該物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部(タッチパッド制御部21)とを備える情報処理装置の制御方法であって、第一モード(ポインタモード)では、該位置情報に応じて該表示領域上のポインタの位置を決定し、第二モード(スクロールモード)では、該位置情報の変化に応じて該表示領域の少なくとも一部をスクロールさせる表示制御工程と、該位置情報が継続して同じ位置を示している継続時間が第一閾値を超えたとき、該表示制御工程の動作を第一モードから第二モードに切り替え、該継続時間が第二閾値を超えたとき、該ポインタの位置に応じたアクションを実行する動作制御工程とを含む。
上記の構成によれば、上記態様1の情報処理装置と同等の効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素:上記表示制御部および上記動作制御部)として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、表示部と物体検出部とを備える情報処理装置一般に利用することができる。
4 指(物体)
5 選択対象
6,7 カーソル
8 リスト画像(重畳表示画像)
10 携帯電話機(情報処理装置)
14 表示部
16 タッチパッド(物体検出部)
21 タッチパッド制御部(位置情報取得部)
22 タッチイベント処理部(動作制御部)
23 アプリ制御部(動作制御部)
24 表示制御部
T1 時間閾値(第一閾値)
T2 時間閾値(第二閾値)
T3 時間閾値(第一閾値)

Claims (5)

  1. 表示部と、
    近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を該表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、
    該物体検出部が該物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    第一モードでは、該位置情報に応じて該表示領域上のポインタの位置を決定し、第二モードでは、該位置情報の変化に応じて該表示領域の少なくとも一部をスクロールさせる表示制御部と、
    該位置情報が継続して同じ位置を示している継続時間が第一閾値を超えたとき、該表示制御部の動作を第一モードから第二モードに切り替え、該継続時間が第二閾値を超えたとき、該ポインタの位置に応じたアクションを実行する動作制御部とを備える、情報処理装置。
  2. 上記第一閾値の方が上記第二閾値よりも短く、
    上記動作制御部は、上記継続時間が上記第二閾値を超えたとき、上記表示領域に重畳表示画像を表示させ、
    上記表示制御部は、上記継続時間が上記第一閾値を超えたときに切り替えた上記第二モードにおいて、該重畳表示画像が表示されているとき、上記位置情報の変化に応じて該重畳表示画像をスクロールさせる、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記第一閾値の方が上記第二閾値よりも短く、
    上記動作制御部は、上記継続時間が上記第二閾値を超えたとき、上記表示制御部の動作を上記第二モードから上記第一モードに切り替える、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 上記第二閾値の方が上記第一閾値よりも短く、
    上記動作制御部は、上記継続時間が上記第二閾値を超えたとき、上記表示領域に重畳表示画像を表示させ、
    上記表示制御部は、上記継続時間が上記第一閾値を超えたときに上記第二モードに切り替えて、上記位置情報の変化に応じて該重畳表示画像をスクロールさせる、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を該表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、該物体検出部が該物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部とを備える情報処理装置の制御方法であって、
    第一モードでは、該位置情報に応じて該表示領域上のポインタの位置を決定し、第二モードでは、該位置情報の変化に応じて該表示領域の少なくとも一部をスクロールさせる表示制御工程と、
    該位置情報が継続して同じ位置を示している継続時間が第一閾値を超えたとき、該表示制御工程の動作を第一モードから第二モードに切り替え、該継続時間が第二閾値を超えたとき、該ポインタの位置に応じたアクションを実行する動作制御工程とを含む、情報処理装置の制御方法。
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