JPWO2016104560A1 - ブルーベリー用石膏肥料及びブルーベリーの落果抑制方法 - Google Patents

ブルーベリー用石膏肥料及びブルーベリーの落果抑制方法 Download PDF

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Abstract

ブルーベリーの果実の生育に悪影響を与えずに、ブルーベリーの果実の落下を抑制することができ、収穫量が増加するだけでなく、落果物を頻繁に回収する必要がなくなり、実用上の大きな効果が得られるブルーベリー用石膏肥料及びブルーベリーの落果抑制方法の提供を目的とし、この目的を、BSA比表面積が15000cm2/g以下の石膏を主成分として含有してなることを特徴とするブルーベリー用石膏肥料、及び、ブルーベリー用石膏肥料を使用することを特徴とするブルーベリーの落果抑制方法によって達成する。

Description

本発明は、施肥した場合に、ブルーベリーの果実の落下に対して抑制効果を示すブルーベリー用石膏肥料及びこれを用いたブルーベリーの落果抑制方法に関する。
ブルーベリーは、ツツジ科のスノキ属の小果樹であり、古くから食用とされていた。特に、20世紀の初めより、ハイブッシュ系、ラビットアイ系、ハーフハイブッシュ系、ローブッシュ系の交配による果樹としての品種改良により、多くの品種が生み出され、現在では、その品種は数百種類にも及び、世界の温帯圏で広く栽培され、広く食用される果樹となっている。近年、その需要に伴い、果実の大型化も進められている。ブルーベリーは、好酸性、好アンモニア性の植物であり、他の果樹と異なり、酸性土壌で成長する。このため、酸度が矯正されていないピートモスという有機資材を使用し、例えば、ハイブッシュ系はpH4.3〜4.8程度、ラビットアイ系はpH4.2〜5.3程度という強酸性土壌で栽培するのが一般的である。
一般に植物を育てるにあたっては、肥料の三要素である、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の他に、カルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)を加え、肥料の五要素が必要とされている。これに対し、上記したように、ブルーベリーは酸性土壌で成長するため、ブルーベリーに使用される肥料に関しては、上記した一般的な肥料とは、下記の点で異なる。例えば、非特許文献1に、「ブルーベリー樹の成長は酸性土壌で優れるため、実際、栽培園でCaが施用されることはなく、Ca欠乏症状はほとんど見られない。一方、土壌中のCa含量が多いと土壌pHが高まり、Fe欠乏が生ずる」、或いは、「酸性土壌で溶解度の劣る、塩基、特に、CaやMgの要求量は少ない」、と記載されているように、ブルーベリーの栽培園では、Ca成分を特に施肥していないのが一般的である。
また、ブルーベリーは、酸性土壌で溶出する高濃度の、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)或いはマンガン(Mn)に対しての耐性は強く、また、酸性土壌で安定して存在するアンモニア態窒素(NH4−N)を好む傾向がある。このため、ブルーベリーに対して窒素(N)分は、硝酸態窒素(NO3−N)よりもアンモニア態窒素として施肥されることが多い。
一方で、多くの実を付けるブルーベリーでは、避けられない問題として、落果の問題がある。具体的には、樹勢に合わせて着果数を自制する、未成熟な状態で落果する、いわゆる「生理落果」があり、更に、熟度が進み過ぎて生じる「自然落果」や、風の影響等により、収穫前に成熟した果実が落下してしまう「落果」の問題がある。特に熟した果実の落下は、収穫量の減少を生じさせる原因となるだけでなく、落下した状態で果実を放置した場合には、下記の新たな問題が生じる。すなわち、腐敗した果実臭により、ショウジョウバエ等の害虫が樹木に寄ってきて、落果していない収穫前の果実に産卵してしまうおそれがあり、産卵された果実も収穫できないため、更に収穫量が減少するという悪循環を生じる原因となる。そのため、落下した果実を放置することは避けなければならず、早々に回収する必要がある。これに対し、ブルーベリーは果実が傷付き易いため、収穫は、成熟度を確認しながら小さな果実を手摘みすることで行われており、収穫に多大な労力がかかっている上に、更に、上記した落果物の回収作業や回収物の処理作業を頻繁に行わなければならず、生産者への大きな負担となっている。特に、ブルーベリーの「自然落果」や、風の影響等で収穫前に成熟した果実が落ちるブルーベリーの「落果」は、収穫量の減少に直結する重要な問題である。このことに加え、上記したように、その回収作業は、生産者に過度の労働を強いており、これらによって生じる生産性の低下は、大きな問題となっている。
果実の落下の問題は、ブルーベリーに限ったことでない。例えば、サイズの大きな林檎やなしでは、収穫するまでに日数もかかり、収穫前に成熟した果実が落下することによる経済的損失等の影響は、より大きくなる。この問題に対処するため、林檎やなしを対象とした落果防止剤が販売されており、広く使用されている。この際に使用されている落果防止剤は、植物成長調整剤に分類される植物ホルモン剤である。植物成長調整剤は、通常、水に薄めて散布して用いられているが、散布条件によって薬効や薬害の影響が出やすいことが知られており、その使用には熟練を要する。
ブルーベリー生産の基礎(101頁、110頁、養賢堂、2008年)
上記したように、林檎やなしのような大きな果実についての落果の問題に対しては、その使用には熟練を要するものの、落果防止剤による対応策が採られている。落果防止剤は、個々の果実に対して適用することも可能であり、その効果も得られている。しかしながら、大きな果実用に販売されている落果防止剤が、小さな果実のブルーベリーにも薬効があると仮定しても、下記に述べるように、果実の特徴から、落果防止剤をブルーベリーに適用することは現実的でない。すなわち、近年、果実が大型化しているとは言え、ブルーベリーは、1花そうに5〜10の果実が結実し、花そう内の全ての果実が完熟するまでに4〜6週間かかる。このため、花そう毎に一斉に収穫することができず、成熟したものから順に収穫されている。このことは、植物成長調整剤に分類されている植物ホルモン剤である落果防止剤の場合は、これを花そう毎に一斉に散布すると不都合が生じることを意味している。このため、ブルーベリーの落果に対しては、風が吹く前に収穫するようにしたり、落下した果実をできるだけ早く回収する、或いは、回収作業が容易になる工夫をするといった、生産者の努力に委ねる解決策に頼っているのが現状である。
また、生産性に直結する、熟度が進み過ぎて生じる「自然落果」に対しては、種々の検討がなされている。例えば、品種によって自然落果する時期が異なることも見出されており、品種の選択によって落果率を低下させる試みもなされている。しかし、落果率の低下を可能にする、より最適な品種を選択するためには、食味や栽培地の気候等を勘案した上で、多くの品種があるブルーベリーの落果率について、詳細な検討をすることが必要になり、容易なことではない。
本発明者らは、このような背景下、大きな果実である林檎やなしの落果防止剤に使用されているような、植物成長調整剤に分類される植物ホルモン剤といったものでなく、また、熟練を要する散布作業を伴うものでもなく、果樹の根本に固形肥料として施すだけで、ブルーベリー果実の落下を抑制することができれば、非常に有用であるとの認識を持つに至った。すなわち、ブルーベリー果実の落下を有効に抑制することができる、前記した果実の特徴をもつブルーベリー果実に適した有用な肥料が開発されれば、極めて有用である。具体的には、上記した、林檎やなしに対しての落果防止剤を散布する際に生じているような煩雑さがなく、植物ホルモン剤を使用する場合に懸念される薬害の問題もなく、収穫量の増加が達成でき、しかも、落果を回収する手間を削減することが可能になれば、この点でも生産者の労力を低減でき、生産性の向上を達成でき、その実用価値は高い。
したがって、本発明の目的は、ブルーベリーの果実の生育に悪影響を与えることなく、ブルーベリー果実の落下を抑制することができる優れた肥料を提供することにある。
上記の目的は、下記の本発明によって達成される。すなわち、本発明は、BSA比表面積が15000cm2/g以下の石膏を主成分として含有してなることを特徴とするブルーベリー用石膏肥料を提供する。なお、肥料としての石膏は、肥料取締法に基づき特殊肥料等の一つに指定されているが、そこでは、「石こう(りん酸を生産する際に副産されるものに限る。)とされている。しかし、本発明の顕著な効果が得られる石膏は、上記に指定されている石膏に限定されるものではない。すなわち、本発明の石膏肥料を構成する石膏は、上記で指定されている石膏に限られるものでなく、天然石膏や他の副産石膏等も含むものである。
本発明の好ましい形態としては、下記のものが挙げられる。前記BSA比表面積が、8000cm2/g以下であること;前記BSA比表面積が、5000cm2/g以下であること;前記BSA比表面積が、1500cm2/g以下であること;更に、窒素成分、リン酸成分、カリウム成分及び鉄成分からなる群から選択される少なくとも1種の成分を含む材料が含有されてなること;前記リン酸成分は、オルトリン酸、ポリリン酸、亜リン酸及びこれらの塩からなる群から選択される少なくとも1種であること;前記石膏100質量部に対して、窒素成分、リン成分、カリウム成分及び鉄成分からなる群から選択される少なくとも1種の成分を含む材料を、0.1〜20質量部の割合で含有してなること;前記石膏が、リン酸石膏であること;前記石膏が二水石膏であること;である。
本発明は、別の実施形態として、ブルーベリー果実の落下を抑制するための方法であって、上記いずれかのブルーベリー用石膏肥料を土壌に施肥することを特徴とするブルーベリーの落果抑制方法を提供する。
本発明によれば、ブルーベリーの果実の生育に悪影響を与えることなく、いずれの品種に対してもブルーベリー果実の落下を抑制する効果が認められる優れた石膏肥料を提供することができる。上記した優れた効果が得られる本発明の石膏肥料によれば、ブルーベリーの果実の落下を抑制することができ、収穫量が増加するだけでなく、落果の量が低減するため、落果を回収する手間を減らすことができる。
以下に、好ましい実施形態を挙げて本発明を詳細に説明する。まず、本発明者らが、本発明をするに至った経緯を説明する。
本発明者らは、肥料を用いて、上記した従来技術の課題であるブルーベリーの落果を抑制するにあたり、ブルーベリーの落果を抑制できる有効な肥料成分を見出すことに着目して検討することとした。その際、下記の理由から、先に述べた、「ブルーベリーの成長は酸性土壌で優れるため、酸性土壌で溶解度の劣る、塩基、特に、CaやMgの要求量は少なく、逆に、土壌中のカルシウム(Ca)の含有量が多くなるとpHが高くなってしまい、鉄欠乏に陥るおそれがある。」とした記載、特に「ブルーベリーの成長に・・・Caの要求量は少ない」としている点に疑問をもった。
すなわち、本発明者らは、ブルーベリーの果実100gあたりに含まれるカルシウム(Ca)の量がリン(P)と同程度であることに着目した(五訂増補日本食品標準成分表参照)。上記したように、ブルーベリーの育成では、カルシウム成分を施肥する必要は少ないとされているが、果実に含まれるリン(P)とカルシウム(Ca)の量が同程度であることを考慮すると、リン(P)成分と同様にカルシウム(Ca)成分を施肥することも有効なのではないかと着想した。そして、近年における果実の大型化も原因して、樹木全体に含まれるカルシウム成分が果実部分に吸収され、果実以外の箇所でカルシウム成分が不足したことが、ブルーベリーの落果の一因となっているのではないかと考え、種々の検討を行った。
上記した事実から、本発明者らは、ブルーベリーの生育にはカルシウム成分が必要不可欠であるとの仮説をたてて、カルシウム成分を含む肥料について検討を行った。先述したように、ブルーベリーは酸性土壌(pH4〜5)を好むため、消石灰等の石灰質肥料の使用は好ましくない。そこで、中性の物質である石膏を主成分とする肥料を用い、ブルーベリーの落果に対して抑制効果があるか否かについて詳細な検討を行った。その結果、石膏を主成分とする肥料を用いることでブルーベリーの落果が抑制される傾向があることを見出した。そして、更なる検討の結果、中でも、BSA比表面積を一定値以下にコントロールした石膏を含有した石膏肥料を施肥することで、ブルーベリーの落果が抑制される効果がより顕著になることを見出した。
すなわち、本発明で規定するBSA比表面積を一定値以下にコントロールした中性物質である石膏を含有してなる石膏肥料を酸性土壌に施肥することによって、カルシウム(Ca)の活性が適切に抑制されて吸収が良好に行われ、ブルーベリーの樹木及び果実のいずれにおいてもカルシウム成分が充足した状態になり、この結果、果実の生育に悪影響を与えることなく、落果を抑制することが達成できたものと考えられる。本発明者らの検討によれば、下記に挙げる構成とすることがより好ましい。具体的には、更に、石膏肥料の構成を、窒素成分、リン酸成分、カリウム成分及び鉄成分からなる群から選択される少なくとも1種の成分を含有させたもの、より好ましくは、石膏100質量部に対して、これらの成分を含む材料を0.1〜20質量部の割合で含有させた構成のものとするとよい。また、リン酸成分を含有させる場合、オルトリン酸、ポリリン酸、亜リン酸及びこれらの塩からなる群から選択されるものを使用することが好ましい。石膏には、リン酸石膏を使用することが好ましい。より好ましくは石膏には、二水石膏を使用するとよい。
以下、本発明のブルーベリー用石膏肥料を構成する材料について、それぞれ詳細に説明する。
まず、カルシウム(Ca)成分を含む肥料には、一般的に、生石灰(酸化カルシウム)や消石灰(水酸化カルシウム)等が使用されているが、これらは、土壌中で強アルカリ性を示す。このため、酸性土壌で成長する植物の肥料としてカルシウム(Ca)成分を含む肥料を用いる場合には、土壌のpH値が高くならないような範囲で使用したり、或いは、土壌中で酸性を示す成分を併用することが必要であった。これに対し、石膏は、土壌中で中性であるので、酸性土壌で成長するブルーベリーにカルシウム(Ca)成分を添加する場合には、好ましいものである。しかし、これまで、ブルーベリーの栽培に、カルシウム成分が特に必要であるとされておらず、先に述べたように、むしろ要求量は低いとされており、実際、栽培園でCaが施用されることはなく、Ca欠乏症状はほとんど見られないとされていた。
上記した現状に対し、本発明では、先に述べたように、ブルーベリーの落果抑制という新たな観点から、石膏肥料の有用性を見出した。そして、ブルーベリーの落果抑制の観点から、その効果を、安定して確実に得るためには、BSA比表面積が15000cm2/g以下の石膏を含有する石膏肥料が必要であることを見出した。また、好ましくは、前記BSA比表面積が8000cm2/g以下の石膏、より好ましくは5000cm2/g以下の石膏、更に好ましくは1500cm2/g以下の石膏を含有する石膏肥料とすることが有用であることを確認した。本発明における石膏のBSA比表面積は、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)に規定されるブレーン空気透過法による比表面積試験に準じて測定した値である。
ここで、植物の各栄養素の相関関係としては、一般的に下記のことが言われている。まず、カルシウムは、窒素(N)、カリウム(K)の吸収を阻害する傾向があり、また、カルシウムが過剰になると、リン酸(P)成分と鉄(Fe)成分の吸収を阻害するおそれがあるとされている。ブルーベリーの生育においても、窒素、リン酸、カリウムが重要であることは勿論であるが、特に鉄(Fe)成分が欠乏すると、ブルーベリーの成長が阻害されてしまう。これに対し、本発明の石膏肥料は、石膏を主成分とし、カルシウムを含有するものであるが、本発明者らの検討によれば、本発明の石膏肥料をブルーベリーに施肥した場合に、その生育を阻害することは認められず、しかも、新たに、本発明が目的とするブルーベリーの落果抑制効果が得られた。これらのことは、本発明で規定するように、石膏を用いてカルシウム成分を施肥し、更に、石膏のBSA比表面積を一定値以下にコントロールした構成としたことで、上記したような、カルシウムによる他の栄養素の吸収阻害を防止でき、その結果、ブルーベリーの生育が阻害されることがなかったものと推測され、更に、「ブルーベリーの落果抑制」という新たな効果の達成をも可能にできたことを示している。
本発明のブルーベリー用石膏肥料を構成する石膏の種類としては、従来公知のいずれの石膏も使用可能であるが、好ましくは、リン酸石膏を用いることが好ましい。より好ましくは、二水石膏を用いることが好ましい。二水石膏は溶解度が比較的低いことからカルシウム過多を起こしにくく、自硬性による強度発現によって根の生育が阻害される可能性がないためである。
また、本発明のブルーベリー用石膏肥料は、含有される石膏が上記BSA比表面積を満たせばよく、肥料としての形状はどのようなものであっても問題なく使用することができる。したがって、施肥する際の形状も特に限定されないが、例えば、粉体や、粉体を粒状体や顆粒状体にした状態で施肥することが好ましい。ここで粉体とは、平均粒子径が200μm以下であるものを指す。本明細書において、「平均粒子径」とは、レーザー回折・散乱法を利用した粒度分布測定装置を用いて測定される、体積平均径(MV)をいう。本発明者らの検討によれば、本発明のブルーベリー用石膏肥料は、その形状を、粉体を粒状体や顆粒状体とした場合、含有された石膏は、容易に、本発明で規定するBSA比表面積を満たすものにできる。したがって、本発明のブルーベリー用石膏肥料は、粉体を粒状体や顆粒状体にしたものであることが好ましい。特に、粒状体や顆粒状体とすることで、施肥する際の取扱い性が向上する。更に、これとともに、施肥後は、土壌中の水分や降雨により粒状体や顆粒状体が容易に崩壊するため、十分に土壌へ分散させることができ、良好な状態に施肥されるという利点もある。本発明のブルーベリー用石膏肥料を、粒状体や顆粒状体にする場合には、例えば、石膏、ベントナイト等の膨潤性粘土鉱物、必要に応じてリグニンスルホン酸塩類等の有機物含有造粒助剤を混合して造粒機に供給し、造粒化を行うことで容易に得られる。
本発明のブルーベリー用石膏肥料は、上記した石膏成分に加えて、更に、窒素(N)成分、リン酸(P)成分、カリウム(K)成分、鉄(Fe)成分からなる群から選択される少なくとも1種の成分を含む材料を添加剤として含有させたものであってもよい。上記した添加剤の添加量は特に限定されないが、例えば、石膏100質量部に対して、0.1〜20質量部程度の範囲内であることが好ましい。
特に、リン酸(P)成分は、ブルーベリーの果実中に含まれる量がカルシウム(Ca)成分と同程度であることから、本発明者らは、本発明の石膏肥料中におけるカルシウム(Ca)成分とリン(P)成分の量バランスが適量であると、相互に吸収を助け合い、より好ましいのではないかと考えている。本発明で用いるリン酸(P)成分としては、オルトリン酸のほか、ポリリン酸、亜リン酸を用いてもよく、また、これらの塩を用いてもよい。
本発明のブルーベリー用石膏肥料を構成成分として、上記添加剤としてカリウム(K)成分を含有させる場合、先に述べたように、ブルーベリーの生育は、酸性土壌で優れるため、施肥した場合に土壌が塩基性とならないように、その添加に留意する必要がある。そのため、本発明のブルーベリー用石膏肥料にカリウム(K)成分を含有させる場合には、リン(P)成分とともに添加することが望ましい。カリウム成分は、硫酸カリウムや塩化カリウム等のカリウム塩が好ましい。
また、ブルーベリーは、先に述べたようにアンモニアの形態の窒素を好むため、上記添加剤として窒素(N)成分を使用する場合には、アンモニアの形態で含有させることが好ましく、アンモニウム塩であってもよい。
また、上記したようにブルーベリーは、鉄(Fe)成分が欠乏すると成長が阻害されるため、本発明のブルーベリー用石膏肥料において、カルシウム(Ca)成分が、比較的過剰となる場合には、特に、上記した添加剤のうちの鉄(Fe)成分を、追加しておくことが好ましい。
また、本発明のブルーベリー用石膏肥料の施肥量は、ブルーベリーの品種や樹齢、気象条件、使用する土壌環境により異なるため、特に限定されない。例えば、培地10a(1000m2)に対して、10〜200kg程度であることが好ましい。また、施肥するタイミングについても、ブルーベリーの品種や樹齢、使用する風土や環境によって異なるため、特に限定されない。しかし、本発明では落果を防止することを目的としているため、少なくとも着花後に施肥することが好ましい。
本発明のブルーベリー用石膏肥料は、他の化成肥料と併せて使用することもできる。化成肥料の施肥については、品種や樹齢、気象条件、土壌条件によって化成肥料の種類やその施肥量も異なるため特に限定されず、適宜使用することが好ましい。ここで、ブルーベリーの施肥については、一般的には、植え付け3年目以降は年4回を基本とし、1回目は萌芽直前とし、それから6〜7週の間隔で2回追肥、そして果実収穫後に礼肥を行う場合が多い。また、追肥では各回1年間で施肥する量の20〜25%程度を施肥する場合が多く、果実収量や品質が安定する成木期(苗木植え付けから6〜8年目以降)では、生育状態にもよるが、追肥の段階で、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)を各々8%含む化成肥料で、各回7〜35kg/10a(1000m2)程度を施肥するのが一般的である。
上記した構成及び効果を有する本発明のブルーベリー用石膏肥料は、ブルーベリーに限らず、酸性土壌を好み、消石灰等の石灰質肥料を使用することができなかった果実や作物にも使用することができる。また、従来、カルシウムがあまり必要とされていなかった果実に対しても、本発明を適用することで、果実の生育に悪影響を与えることなく、落果の抑制が達成される効果が期待できる可能性がある。
以下、本発明を更に具体的に説明するため実施例及び比較例を示す。しかし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜4、比較例]
ブルーベリー樹に対して肥料を施肥するに際し、化成肥料に加え、本発明の構成の石膏肥料を施肥した実施例の場合と、石膏肥料を施肥しない比較例の場合で、ブルーベリーの落果率(%)を測定し、本発明の石膏肥料を施肥したことによる優位性を確認した。なお、石膏肥料は、いずれも粉体を粒状体としたものを使用した。
具体的には、実施例、比較例のそれぞれについて、各々3本ずつ、同程度の生育状態のブルーベリー(品種:エメラルド、南部ハイブッシュ系)を、施肥する肥料を変えた以外は同様の条件で、鉢植えで栽培し、各々の鉢毎に、着果数と落果数を測定し、落果率を求めた。
肥料の施肥量や施肥方法としては、前記したように施肥した。1度目の追肥を行う際に、実施例1〜4では、通常の化成肥料に加えて、表1に示した構成の肥料を、10a(1000m2)当たり二水石膏が80kgとなるようにそれぞれ施肥した。更に、これらの実施例では、リン酸(オルトリン酸)を、上記二水石膏100質量部に対して5%となるように添加した。上記化成肥料としては、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)を各々8%含むものを使用し、いずれの例でも、10a(1000m2)当たり25kgとなるように施肥した。また、比較例では、1度目の追肥を行う際に、実施例と同様の量で、通常の化成肥料のみを施肥した。
表1中の落果率(%)は、下記のようにして得た値である。実施例1〜4、比較例の各3鉢について、それぞれ着果した果実の数を数え、実施例1〜4、比較例における、1鉢当たりの平均の着果数を求めた。また、それぞれの鉢毎に、落果した果実の数を1日おきに数え、これを収穫適期まで続けて、それぞれの鉢毎に累積落果数を求め、実施例1〜4、比較例における、1鉢当たりの平均累積落果数を求めた。そして、1鉢当たりの平均累積落果数を、上記のようにして得た1鉢当たりの平均の着果数で割った値に100をかけてパーセンテージを算出し、表1中に示した。
実施例で使用した石膏のBSA比表面積は、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)に規定されるブレーン空気透過法による比表面積試験により測定した。具体的な測定方法としては、すでに容積が分かっているセル中に石膏の粉体を充填し、空気量及び圧力差を一定としてその透過時間を測定し、標準セメントとの比較により、それぞれの比表面積を測定した。
Figure 2016104560
表1に示されているように、化成肥料と共に用いた石膏肥料中の石膏のBSA比表面積が本発明で規定する範囲内のものを使用した実施例1〜4の場合は、石膏肥料を用いなかった比較例の場合と比較して、明らかに落果率が小さく、落果が抑制された結果となった。中でもBSA比表面積が8000cm2/g以下の石膏を用いた実施例1〜3の場合は、化成肥料のみの場合と比較して、落果率が半分以下になり、より高い落果防止効果が認められた。また、BSA比表面積が1500cm2/g以下の石膏を用いた実施例1の場合は、落果率が化成肥料のみの場合と比較して1/10となり、生産者の負担を大きく軽減することができるとともに、収穫量の大幅な増加を図ることが可能になることが確認できた。また、肥料として、本発明で規定する石膏成分を含有する石膏肥料を使用しなかった比較例の場合では、着果数は十分であったものの、落果率が大きく、収穫量は実施例1〜4に比べて少なくなった。また、実施例1〜4で収穫したブルーベリーは、その生育に何らの問題もなく、比較例で収穫したブルーベリーとなんら遜色のないものであることが確認された。
本発明の活用例としては、ブルーベリーの果実の落下を抑制することができ、収穫量が増加するだけでなく、落果物を頻繁に回収する必要がなくなり、これを用いることで、ブルーベリーの生育を損なうことなく、収穫量の増加と、生産者の労力低減が達成できるという、実用上の大きな効果が期待される。また、本発明の技術は、ブルーベリーに限らず、酸性土壌を好み、消石灰等の石灰質肥料を使用することができなかった、カルシウム(Ca)成分を必要とする他の果実や作物への適用も期待される。

Claims (10)

  1. BSA比表面積が15000cm2/g以下の石膏を主成分として含有してなることを特徴とするブルーベリー用石膏肥料。
  2. 前記BSA比表面積が、8000cm2/g以下である請求項1に記載のブルーベリー用石膏肥料。
  3. 前記BSA比表面積が、5000cm2/g以下である請求項1に記載のブルーベリー用石膏肥料。
  4. 前記BSA比表面積が、1500cm2/g以下である請求項1に記載のブルーベリー用石膏肥料。
  5. 更に、窒素成分、リン酸成分、カリウム成分及び鉄成分からなる群から選択される少なくとも1種の成分を含む材料が含有されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のブルーベリー用石膏肥料。
  6. 前記リン酸成分は、オルトリン酸、ポリリン酸、亜リン酸及びこれらの塩からなる群から選択される少なくとも1種である請求項5に記載のブルーベリー用石膏肥料。
  7. 前記石膏100質量部に対して、窒素成分、リン酸成分、カリウム成分及び鉄成分からなる群から選択される少なくとも1種の成分を含む材料を、0.1〜20質量部の割合で含有してなる請求項5又は6に記載のブルーベリー用石膏肥料。
  8. 前記石膏が、リン酸石膏である請求項1〜7のいずれか1項に記載のブルーベリー用石膏肥料。
  9. 前記石膏が、二水石膏である請求項1〜8のいずれか1項に記載のブルーベリー用石膏肥料。
  10. ブルーベリー果実の落下を抑制するための方法であって、請求項1〜9のいずれか1項に記載のブルーベリー用石膏肥料を土壌に施肥することを特徴とするブルーベリーの落果抑制方法。
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