JPWO2016084897A1 - フレーマ、及びフレーミング方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、論理パスに光チャネルのタイムスロットを割り当て、論理パスにより受信したクライアント信号を論理パスに割り当てられているタイムスロットに分割し、タイムスロットに対応付けられた光波長を用いた複数の光サブキャリアによりクライアント信号を伝送する伝送装置におけるフレーマであって、光波長が使用できない場合に、論理パスの伝送帯域を減少させ、使用できない光波長に対応したタイムスロットを避けるように、論理パスに割り当てられているタイムスロットを、減少させた伝送帯域に応じて変更する処理を行うタイムスロット割り当て部を備える。

Description

本発明は、フレーマ、及びフレーミング方法に関する。
本願は、2014年11月28日に出願された特願2014−241577号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
大容量の広域光転送網であるOTN(Optical Transport Network)では、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やイーサネット(登録商標)などの様々な規格によるクライアント信号を収容して転送する。
近年では、クライアント信号のトラヒックの増加が顕著であり、それに伴いOTNも高速化に対応するよう標準化が進められてきた(例えば、非特許文献1参照)。そして現在では、100G超(B100G、Gはギガビット毎秒)のOTN技術であるOTUCn(Optical channel Transport Unit-Cn:Cnは100G×nを表す。)が検討されている(例えば、非特許文献2参照)。
OTUCnでは、1光チャネルの伝送容量が従来のOTUよりも広帯域となる。しかし、光信号の送受信機に用いられる電子回路の動作速度の関係から、これまでのように1光チャネルの帯域においてシングルキャリア伝送を拡張して大容量化を図ることは困難である。そこで、OTUCnでは、1光チャネルの帯域において複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送によって大容量化を実現する。
"Interfaces for the optical transport network", ITU-T G.709/Y.1331, February 2012. 大原 拓也,「OTNインタフェース技術および標準化動向」,2014 電子情報通信学会総合大会 通信講演論文集2,BI−5−1,SS−47−SS−48,2014年3月
OTUCnで用いられるフレーマは、複数のクライアント信号を1つのODUCn(ODU:Optical Channel Data Unit)に多重して設定する。このフレーマは、クライアント信号が設定されたODUCnからペイロード容量がn×100GのOTUCn(Optical channel Transport Unit-Cn)の電気信号を生成する。フレーマは、生成したOTUCnの電気信号をインタリーブしてペイロード容量が100Gのパラレル信号であるOTLCn.n(Optical channel Transport Lane-Cn.n)をn個生成する。
フレーマが生成した1光チャネル分のn個のパラレル信号は、複数の光波長のそれぞれを利用する光サブキャリアによりマルチキャリア伝送される。この複数の光波長の一部に障害が発生した場合等、光波長が使用できない場合に、その光波長を伝送の一部のみに利用するクライアント信号であってもトラヒックが全断となる可能性がある。
上記事情に鑑み、本発明は、複数のクライアント信号を複数のパラレル信号によりマルチキャリア伝送する場合に、一部の光波長の障害等がクライアント信号の伝送に与える影響を低減することができるフレーマ、及びフレーミング方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様のフレーマは、論理パスに光チャネルのタイムスロットを割り当て、前記論理パスにより受信したクライアント信号を前記論理パスに割り当てられている前記タイムスロットに分割し、前記タイムスロットに対応付けられた光波長を用いた複数の光サブキャリアにより前記クライアント信号を伝送する伝送装置におけるフレーマであって、前記光波長が使用できない場合に、前記論理パスの伝送帯域を減少させ、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットを避けるように、前記論理パスに割り当てられている前記タイムスロットを、減少させた前記伝送帯域に応じて変更する処理を行うタイムスロット割り当て部を備える。
本発明のフレーマは、前記タイムスロット割り当て部により伝送帯域を減少させた前記論理パスを用いて前記クライアント信号を送信する装置に対して、伝送帯域の減少を指示する帯域制限指示部を備えてもよい。
本発明のフレーマにおいて、前記タイムスロット割り当て部は、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットに割り当てられている前記論理パスの伝送帯域を減少させるようにしてもよい。
本発明のフレーマにおいて、前記タイムスロット割り当て部は、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットに割り当てられている前記論理パスよりも優先度が低い前記論理パスの伝送帯域を減少させるようにしてもよい。
本発明の一態様のフレーミング方法は、論理パスに光チャネルのタイムスロットを割り当て、前記論理パスにより受信したクライアント信号を前記論理パスに割り当てられている前記タイムスロットに分割し、前記タイムスロットに対応付けられた光波長を用いた複数の光サブキャリアにより前記クライアント信号を伝送する伝送装置におけるフレーマが行うフレーミング方法であって、前記光波長が使用できない場合に、前記論理パスの伝送帯域を減少させ、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットを避けるように、前記論理パスに割り当てられている前記タイムスロットを、減少させた前記伝送帯域に応じて変更する処理を行うタイムスロット割り当てステップを有する。
本発明のフレーミング方法は、前記タイムスロット割り当てステップにより伝送帯域を減少させた前記論理パスを用いて前記クライアント信号を送信する装置に対して、伝送帯域の減少を指示する帯域制限指示ステップを備えてもよい。
本発明のフレーミング方法は、前記タイムスロット割り当てステップにおいて、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットに割り当てられている前記論理パスの伝送帯域を減少させるようにしてもよい。
本発明のフレーミング方法は、前記タイムスロット割り当てステップにおいて、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットに割り当てられている前記論理パスよりも優先度が低い前記論理パスの伝送帯域を減少させるようにしてもよい。
本発明によれば、複数のクライアント信号を複数のパラレル信号によりマルチキャリア伝送する場合に、一部の光波長の障害等がクライアント信号の伝送に与える影響を低減することができる。
本発明の実施形態にかかるフレーマを示すブロック図である。 本実施形態におけるOTUCnのフレーム構造を示す図である。 本実施形態におけるOTLCn.nのフレーム構造を示す図である。 光信号の伝送に用いられる光チャネルの一例を示す図である。 光信号の伝送に用いられる光チャネルの他の例を示す図である。 光信号の伝送に用いられる光チャネルの他の例を示す図である。 光信号の伝送に用いられる光チャネルの他の例を示す図である。 本発明の一実施形態による光チャネル伝送システムの構成を示すブロック図である。 図5に示す伝送フレーム多重処理制御部を示すブロック図である。 本実施形態における伝送フレームのタイムスロットの構成を示す図である。 本実施形態におけるタイムスロット割り当て管理テーブルのテーブル構造を示す図である。 図6に示す障害情報受信部が受信する障害タイムスロットリストを示す図である。 図6に示すリスト生成部が生成する障害論理パスIDリストの構成を示す図である。 図6に示すリスト生成部が生成する障害論理パス正常タイムスロットIDリストの構成を示す図である。 図6に示す伝送フレーム多重処理制御部の処理動作を示すフローチャートである。 本実施形態における論理パストラヒックのタイムスロットへのマッピング処理の一例を示す図である。 本実施形態における論理パストラヒックのタイムスロットへのマッピング処理の他の例を示す図である。 本実施形態における論理パストラヒックのタイムスロットへのマッピング処理のさらに他の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態を適用可能なOTNフレーマ800の機能ブロック図である。OTNフレーマ800は、100G超(B100G、Gはギガビット毎秒)の伝送を行うためのOTN(Optical Transport Network)の規格であるOTUCn(Cnは100G×nを表す。nは2以上の整数。)により通信を行う。同図においては、n=4の場合、すなわち、OTNフレーマ800がOTUC4により通信を行う場合の例を示している。
OTNトランスポート技術では、様々な通信方式のクライアント信号を収容し、光伝送により転送する。OTNでは、固定フレーム構造を利用し、GbE(ギガビット・イーサネット(登録商標))を収容できる最小単位のODU0(ODU:Optical Channel Data Unit)により、1.25GのTS(Tributary Slot、タイムスロットともいう。)単位で(すなわち、その倍数により)クライアント信号を扱う。OTNは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)と同様のパス管理、OAM(Operations, Administration, Maintenance)機能、プロテクション機能を提供する。
OTNフレーマ800は、複数のクライアント信号が多重されたn×100Gの1光チャネルの信号を分離し、n個の100Gのパラレル信号を生成する。これらのn個のパラレル信号は複数の光サブキャリアによりマルチキャリア伝送されるが、物理的には、1つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送されてもよく、複数のパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送されてもよい。
マルチキャリア伝送とは、1チャネルの信号を複数のサブキャリア(搬送波)を使ってパラレル伝送することにより、1チャネルを大容量化する通信方式である。マルチキャリア伝送では、対地(接続先)ごとにサブキャリアを高密度多重し、電気的に分離する。1つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送される場合、その光サブキャリアの帯域は100Gであり、2つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送される場合、その光サブキャリアの帯域は200Gである。光伝送には、4SC−DP−QPSK(4 Subcarrier-Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keying)や、2SC−DP−16QAM(2 Subcarrier-Dual Polarization-Quadrature Amplitude Modulation)などが用いられる。
図1に示すように、OTNフレーマ800は、送信処理部110と受信処理部150とを備える。
送信処理部110は、クライアント信号受信部120と、多重処理部130と、ライン側送信処理部140とを備える。
クライアント信号受信部120は、受信部121と、マッピング部122と、OH処理部123とを備える。
受信部121は、クライアント信号を受信する。マッピング部122は、受信部121が受信した1クライアント信号をLO ODU(Lower Order Optical Channel Data Unit)フレームのペイロードにマッピングする。OH処理部123は、マッピング部122がクライアント信号を設定したLO ODUフレームにOH(オーバーヘッド)を付加する。OH処理部123は、LO ODUフレームの電気パス信号を、ODU−スイッチ(以下、「ODU−SW」と記載)210に出力する。ODU−SW210は、他のOTNフレーマ800とも接続されており、電気パス信号のパス交換を行う。
多重処理部130は、多重化部131とフレーミング部132とを備える。多重化部131は、ODU−SW210から受信した電気パス信号をLO ODUフレームに設定する。多重化部131は、LO ODUフレームを一旦ODTU(Optical Channel Data Tributary Unit)フレームにマッピングした後、複数のODTUフレームを時間多重してHO ODU(Higher Order ODU)であるODUCnフレームを生成する。フレーミング部132は、多重化部131が生成したODUCnフレームにOHとFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)を付加してOTUCnフレームを生成する。フレーミング部132は、OTUCnフレームの信号をライン側送信処理部140に出力する。
ライン側送信処理部140は、インタリーブ部141と、OH処理部142−1〜142−nと、マルチレーン送信部143−1〜143−nとを備える。
インタリーブ部141は、多重処理部130からOTUCnフレームの信号を受信し、受信したn×100GのOTUCnフレームの信号をバイトインタリーブして、n個のOTLCn.nフレームの信号を生成する。OTLCn.nフレームは、100Gのパラレル信号のフレームである。i個目のOTLCn.nフレームを、OTLCn.n#iフレーム(iは1以上n以下の整数)と記載する。インタリーブ部141は、生成したn個のOTLCn.n#iフレームをそれぞれOH処理部142−iに出力する。
OH処理部142−1〜142−nは、インタリーブ部141から受信したOTLCn.nフレームにOHを設定する。OH処理部142−iは、OHを設定したOTLCn.n#iフレームを、マルチレーン送信部143−iに出力する。
マルチレーン送信部143−1〜143−nは、OH処理部142−1〜142−nから受信したOTLCn.nフレームのパラレル信号を送信機220に出力する。例えば、マルチレーン送信部143−iは、4本の28Gの電気配線を使用してパラレルにOTLCn.n#iフレームのパラレル信号を送信機220に出力する。各送信機220は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアを使用する。
送信機220は、受信したパラレル信号を電気信号から光信号に変換し、マルチキャリア伝送する。なお、複数のマルチレーン送信部143−iが1つの送信機220に接続されてもよい。j個(jは2以上n以下)のマルチレーン送信部143−iが1つの送信機220に接続される場合、その送信機220は、j×100Gの光サブキャリアによりj個のパラレル信号を伝送する。
受信処理部150は、ライン側受信処理部160と、分離処理部170と、クライアント信号送信部180とを備える。
ライン側受信処理部160は、マルチレーン受信部161−1〜161−nと、OH処理部162−1〜162−nと、デインタリーブ部163とを備える。
マルチレーン受信部161−1〜161−nは、受信機230がマルチキャリア伝送により受信した光信号を電気信号により受信する。受信機230は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアにより光信号を受信する。マルチレーン受信部161−iは、例えば4本の28Gの電気配線を使用して受信機230からパラレルに受信した電気信号を、OH処理部162−iに出力する。
OH処理部162−1〜162−nは、受信した信号からOTLCn.nフレームのOHに設定されているFAS(frame alignment signal)やMFAS(multiframe alignment signal)に基づいてフレームの先頭を認識する。OH処理部162−iは、先頭位置を検出することにより、遅延時間差を補償して受信信号からOTLCn.n#iフレームを抽出し、デインタリーブ部163に出力する。
デインタリーブ部163は、OH処理部162−1〜162−nから受信したOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームをデインタリーブし、1つのOTUCnフレームを生成する。
分離処理部170は、デフレーミング部171及び逆多重化部172を備える。
デフレーミング部171は、デインタリーブ部163が生成したOTUCnフレームの信号をFEC復号し、復号したOTUCnフレームからLO ODUフレームが時間多重されたODUCnフレームを抽出して逆多重化部172に出力する。
逆多重化部172は、デフレーミング部171が抽出したODUCnフレームの信号から各クライアント信号が設定されたLO ODUフレームを抽出し、LO ODUフレームの電気パス信号をODU−SW210に出力する。
クライアント信号送信部180は、OH処理部181と、デマッピング部182と、送信部183とを備える。
OH処理部181は、ODU−SW210から電気パス信号を受信し、受信した電気パス信号からLO ODUフレームを復号する。OH処理部181は、LO ODUフレームに対してOHに関する処理を行い、デマッピング部182に出力する。
デマッピング部182は、OH処理部181からLO ODUフレームの電気パス信号を受信し、受信した電気パス信号からクライアント信号を抽出して送信部183に出力する。
送信部183は、デマッピング部182が抽出したクライアント信号を送信する。
なお、クライアント信号受信部120と多重処理部130、及び、分離処理部170とクライアント信号送信部180がODU−SW210を介さずに接続されてもよい。
図2は、OTUCnのフレーム構造を示す図である。
OTUCnは、ODUCnに、FACn OH、OTUCn OH、OPUCn OH、及び、OTUCnFECを付加して生成される。OTUCnは、4行、4080×n列で標記される。
OTUCnの(16×n+1)〜3824×n列目のOPUCnペイロード(Payload)には、クライアント信号がマッピングされる。OTUCnフレームの1〜16×n列目には、OHが設定される。1行目の1〜7×n列目には、FACn OHが設定される。FACn OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。
(7×n+1)〜14×n列目には光チャネルのセクション監視情報を収容するOTUCn OHが挿入される。2〜4行目の1〜14×n列目には、ODUCn OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。(14×n+1)〜16×n列目には、OPUCn OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。
3824×n+1〜4080×n列目のOTUCn FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。なお、このOTUCnフレームのFECは、省略しても良い。また、OTUCn FEC領域は、3824×n+1〜4080×n列目の領域に限らず、任意のバイト数からなる領域に変更しても良い。
図3は、OTLCn.nのフレーム構造を示す図である。
OTLCn.nは、4行、4080列で標記される。OTLCn.n#1〜OTLCn.n#nは、バイトインタリーブによりOTUCnフレームを分割して得られる。
OTUCnのOPUCnペイロードは、OTLCn.n#iの17〜3824列目のOPLCn.n#iペイロードにマッピングされる。
OTLCn.n#iの1〜16列目には、OHが設定される。OTLCn.n#iのOHは、OTUCn OH等に基づいて設定される。
1行目の1〜7列目には、FALCn.n#i OHが設定される。FALCn.n#i OHは、FASやMFASなど、フレーム同期に必要な情報を含む。
1行目の8〜14列目には、光チャネルのセクション監視情報を収容するOTLCn.n#i OHが挿入される。
2〜4行目の1〜14列目には、ODLCn.n#i OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。
15〜16列目には、OPLCn.n#i OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。
3825〜4080列目のOTLCn.n#i FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。なお、このOTLCnフレームのFECは、省略しても良い。また、また、OTLCn.n#i FEC領域は、3825〜4080列目の領域に限らず、任意のバイト数領域に変更しても良い。
図4A−4Dは、光信号の伝送に用いられる光チャネルを示す図である。
図4Aは、400Gの光信号を1光周波数(シングルキャリア)によりシリアル伝送する場合の光チャネルを示す図であり、図4Bは、400Gの光信号を4つの光サブキャリアによりパラレル伝送(マルチキャリア伝送)する場合の光チャネルを示す図である。
従来の電子回路では、動作速度の制約から、図4Aに示すように、1光周波数によりシリアル伝送することができる帯域を、100Gを超えて拡張し続けていくことは困難である。そこでOTUCnでは、100G超の帯域を複数の光サブキャリアによりパラレル伝送することにより、電子回路の制約を受けずに広帯域伝送を実現する。このパラレル伝送には、偏波多重、多値変調などが用いられる。変調方式によって、光サブキャリアの帯域は異なる。
図4Bは、400Gの1光チャネルを、100Gの4光サブキャリアによりパラレル伝送した場合の例であり、図4Cは、400Gの1光チャネルを、200Gの2光サブキャリアによりパラレル伝送した場合の例である。また、nを変化させることにより、図4Dに示すように、100G単位で伝送帯域を増加させていくことができるフレキシビリティを有する。
次に、図5を参照して、本発明の一実施形態による光チャネル伝送システムを説明する。図5は、同実施形態による光チャネル伝送システムの構成を示すブロック図である。
光チャネル伝送システムは、図5に示すように、送信側の光伝送装置1と受信側の光伝送装置2とから構成される。光伝送装置1は送信部10を備え、光伝送装置2は受信部20を備える。同図においては、光伝送装置1は、送信部10を1つのみ備えているが、それぞれ異なる光チャネルを用いる送信部10を複数備え得る。また、光伝送装置2は、受信部20を1つのみ備えているが、送信部10と同じ光チャネルのそれぞれに対応した受信部20を複数備え得る。
送信部10は、フレーマと送信機により構成され、クライアント信号受信部11−1〜11−4、伝送フレーム多重処理部12、伝送フレーム送信部13、伝送フレーム送信障害監視部14、伝送フレーム多重処理制御部15を備える。
受信部20は、受信機とフレーマにより構成され、伝送フレーム受信部21、伝送フレーム逆多重処理部22、クライアント信号送信部23−1〜23−4、伝送フレーム受信障害監視部24、伝送フレーム逆多重処理制御部25を備える。送信部10と受信部20との間は、光チャネルを伝送する伝送路3によって接続されている。
クライアント信号受信部11−1〜11−4はそれぞれ、図1のクライアント信号受信部120と同様の機能を有する。クライアント信号受信部11−1〜11−4は、イーサネット(登録商標)等のクライアント信号を受信して論理パストラヒックを生成し、伝送フレーム多重処理部12に対して論理パストラヒックを送信する。論理パストラヒックは、LO ODUフレームに設定されたクライアント信号である。
クライアント信号から論理パストラヒックの生成は、例えばイーサネット(登録商標)のVLAN(Virtual Local Area Network)タグに基づく振り分け等により実施する。図5に示す例では、クライアント信号受信部11−1には、100Gbps(ギガビット毎秒)のクライアント信号#1が入力する。そして、クライアント信号受信部11−1は、2つの50Gbpsの論理パス#1、#2を生成する。
同様に、クライアント信号受信部11−2には、200Gbpsのクライアント信号#2が入力する。クライアント信号受信部11−2は、200Gbpsの論理パス#3を生成する。クライアント信号受信部11−3には、100Gbpsのクライアント信号#3が入力する。クライアント信号受信部11−3は、100Gbpsの論理パス#4を生成する。クライアント信号受信部11−4には、100Gbpsのクライアント信号#4が入力する。そして、クライアント信号受信部11−4は、100Gbpsの論理パス#5を生成する。なお、論理パス#kは、論理パスのIDが「#k」の論理パスである。
伝送フレーム多重処理部12は、図1の多重化部131と同様の機能を有する。伝送フレーム多重処理部12は、受信した複数の論理パストラヒックを多重して、光チャネルを構成する伝送フレームであるODUCnを生成する。伝送フレーム多重処理部12は、生成した伝送フレームを伝送フレーム送信部13へ送信する。
光チャネルは、時分割多重により複数のタイムスロットに分割されており、タイムスロットに各論理パストラヒックを割り当てることにより、複数の論理パストラヒックの多重を実現する。その実現例は、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector) G.709に規定されたODTUフレームを用いたODU多重方式である。
伝送フレーム送信部13は、図1のフレーミング部132、ライン側送信処理部140及び送信機220と同様の機能を有する。伝送フレーム送信部13は、受信した伝送フレームを伝送フレームOTLCn.n#1〜#nに分割し、複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送のため、伝送フレームOTLCn.n#1〜#nのパラレル信号を複数の光波長により伝送路3に対して送信する。
タイムスロット単位に光送信に用いる光サブキャリアの光波長があらかじめ決められる。光波長#1では、伝送フレームOTLCn.n#1、伝送フレームOTLCn.n#2、伝送フレームOTLCn.n#3、伝送フレームOTLCn.n#4、伝送フレームOTLCn.n#5のパラレル信号を伝送路3に対して送信する。
伝送フレーム受信部21は、図1の受信機230、ライン側受信処理部160、及びデフレーミング部171と同様の機能を有する。伝送フレーム受信部21は、伝送フレーム送信部13と逆向きの動作を行うことによって伝送フレームを復元して伝送フレーム逆多重処理部22へ出力する。
伝送フレーム逆多重処理部22は、図1の逆多重化部172と同様の機能を有する。伝送フレーム逆多重処理部22は、伝送フレーム多重処理部12と逆向きの動作を行うことによって論理パス#1〜#5によりクライアント信号を出力する。伝送フレーム逆多重処理部22は、50Gbpsの論理パス#1と50Gbpsの論理パス#2を、クライアント信号送信部23−1に対して出力する。伝送フレーム逆多重処理部22は、200Gbpsの論理パス#3を、クライアント信号送信部23−2に対して出力する。伝送フレーム逆多重処理部22は、100Gbpsの論理パス#4を、クライアント信号送信部23−3に対して出力する。伝送フレーム逆多重処理部22は、100Gbpsの論理パス#5を、クライアント信号送信部23−4に対して出力する。
クライアント信号送信部23−1〜23−4は、図1のクライアント信号送信部180と同様の機能を有する。クライアント信号送信部23−1は、2つの50Gbpsの論理パス#1、#2を入力し、クライアント信号受信部11−1と逆向きの動作によって100Gbpsのクライアント信号#1を出力する。
クライアント信号送信部23−2は、200Gbpsの論理パス#3を入力し、クライアント信号受信部11−2と逆向きの動作によって200Gbpsのクライアント信号#2を出力する。クライアント信号送信部23−3は、100Gbpsの論理パス#4を入力し、クライアント信号受信部11−3と逆向きの動作によって100Gbpsのクライアント信号#3を出力する。クライアント信号送信部23−4は、100Gbpsの論理パス#5を入力し、クライアント信号受信部11−4と逆向きの動作によって100Gbpsのクライアント信号#4を出力する。
伝送フレーム受信障害監視部24は、伝送フレーム受信部21の障害を監視し、受信した光波長に障害が発生した時、障害情報を伝送フレーム送信障害監視部14に通知する。
例えば、伝送フレーム受信障害監視部24は、特定の光波長の信号が受信できないことにより、その光波長の障害を検出する。また、例えば、伝送フレーム受信障害監視部24は、物理ポートの障害などにより、その物理ポートが受信に使用する光波長の障害を検出する。障害情報は、光波長の障害の影響を受けるタイムスロットである障害タイムスロットを示す。
伝送フレーム送信障害監視部14は、伝送フレーム送信部13の障害を監視し、送信した光波長に障害が発生した時、その光波長の障害の影響を受ける障害タイムスロットを示す障害情報を伝送フレーム多重処理制御部15に通知する。
例えば、伝送フレーム送信障害監視部14は、物理ポートの障害などにより、その物理ポートが送信に使用する光波長の障害を検出する。また、伝送フレーム受信障害監視部24からの障害情報受信時も、この情報を伝送フレーム多重処理制御部15に通知する。これにより、伝送フレーム多重処理制御部15は、伝送フレーム送信部13および伝送フレーム受信部21のいずれかで光波長の障害発生時に、その影響を受ける障害タイムスロットの情報を取得することができる。
伝送フレーム多重処理制御部15は、どのタイムスロットへどの論理パストラヒックをマッピングするかを伝送フレーム多重処理部12に対して指示する。また、伝送フレーム多重処理制御部15は、その情報を伝送フレーム逆多重処理制御部25に通知する。伝送フレーム多重処理制御部15は、障害タイムスロットを示す障害情報を伝送フレーム送信障害監視部14から受信すると、その障害情報に基づいて論理パストラヒックのタイムスロットへのマッピング状態を変更する。伝送フレーム多重処理制御部15は、その変更の内容を伝送フレーム多重処理部12に対して指示するとともに、その変更の内容を示す情報を伝送フレーム逆多重処理制御部25にも通知する。さらに、伝送フレーム多重処理制御部15は、帯域制限が必要な論理パスと、その論理パスの制限帯域の情報とを、帯域制限が必要な論理パスに対応したクライアント信号受信部11−1〜11−4に通知する。
クライアント信号受信部11−1〜11−4は、帯域制限が必要な論理パスと、その論理パスの制限帯域の情報を伝送フレーム多重処理制御部15から受信した時、該当論理パスの送信元装置に対し、制限帯域の情報を設定したバックプレッシャ信号を送信する。これにより、帯域制限が必要な論理パスによりクライアント信号を送信する送信元装置に対し、トラヒックを減少させて制限帯域に抑えるよう指示する。
伝送フレーム逆多重処理制御部25は、伝送フレーム多重処理制御部15から受信した情報に基づき、どのタイムスロットにどの論理パストラヒックがマッピングされているかを伝送フレーム逆多重処理部22に対して指示する。
次に、図6を参照して、図5に示す伝送フレーム多重処理制御部15の詳細な構成を説明する。図6は、図5に示す伝送フレーム多重処理制御部15の詳細な構成を示すブロック図である。
図6に示すように、伝送フレーム多重処理制御部15は、タイムスロット割り当て管理テーブル記憶部51と、障害情報受信部52と、リスト生成部53と、タイムスロット割り当て部54と、割り当て情報送信部55と、帯域制限指示部56を備える。
タイムスロット割り当て管理テーブル記憶部51は、論理パスのタイムスロットへの割当状況を管理するタイムスロット割り当て管理テーブルを記憶する。障害情報受信部52は、伝送フレーム送信障害監視部14または伝送フレーム受信障害監視部24から送信された障害情報を受信する。リスト生成部53は、収集した情報からタイムスロットへの割り当てを行うために必要なリスト情報を生成する。タイムスロット割り当て部54は、タイムスロット割り当て管理テーブルやリスト生成部53が生成したリスト情報を参照し、論理パスのタイムスロットへのマッピング状態を動的に変更する。
このとき、タイムスロット割り当て部54は、必要に応じて論理パスを伝送可能な伝送帯域を減少させるよう帯域制限を行った上で、障害が発生した光波長に対応したタイムスロットを避けるようにマッピング状態を変更する。さらに、タイムスロット割り当て部54は、変更したマッピング状態に基づいて、タイムスロット割り当て管理テーブル記憶部51に記憶されているタイムスロット割り当て管理テーブルを更新する。
割り当て情報送信部55は、変更したタイムスロットへのマッピング状態の情報を伝送フレーム多重処理部12と伝送フレーム逆多重処理制御部25へ送信する。帯域制限指示部56は、論理パスの帯域制限を行う場合、帯域制限を行う論理パスと、その論理パスの制限帯域の情報を、帯域制限を行う論理パスに対応したクライアント信号受信部11−1〜11−4に通知する。
次に、図7を参照して、伝送フレーム(ODUCn)のタイムスロットの構成を説明する。図7は、伝送フレームのタイムスロットの構成を示す図である。ここでは、光チャネル#1の全体で500Gbpsの帯域(データ転送レート)を有しているものとして説明する。同図では、簡単のため、100Gbpsを10個のタイムスロットで表している。
図7に示す最小の矩形がタイムスロットであり、各タイムスロットには、1〜50のタイムスロットIDが付与されている。そして、タイムスロットIDが1〜10のタイムスロットが光波長#1に割り当てられている。同様に、タイムスロットIDが11〜20のタイムスロットが光波長#2に割り当てられている。また、タイムスロットIDが21〜30のタイムスロットが光波長#3に割り当てられている。また、タイムスロットIDが31〜40のタイムスロットが光波長#4に割り当てられている。また、タイムスロットIDが41〜50のタイムスロットが光波長#5に割り当てられている。
光波長#iに割り当てられているタイムスロットにマッピングされたクライアント信号は、伝送フレームOTLCn.n#iのパラレル信号により、光波長#iの光サブキャリアにより伝送される。
なお、図7に示すタイムスロットは、スロット数が50である例を示したが、スロット数は、これに限るものではなく、50を超えるスロット数を有するものであってもよい。
タイムスロットへの分割は、光チャネル毎に行われる。
次に、図8を参照して、図6に示すタイムスロット割り当て管理テーブル記憶部51に記憶されるタイムスロット割り当て管理テーブルのテーブル構造を説明する。図8は、タイムスロット割り当て管理テーブルのテーブル構造を示す図である。ここでは、光チャネル#1の全体で500Gbpsの帯域(データ転送レート)を有しているものとして説明する。
タイムスロット割り当て管理テーブルは、「論理パスID」、「伝送帯域」、及び「割り当てタイムスロットID」のフィールドが関係付けされたレコードからなるデータである。「論理パスID」のフィールドには、論理パスのIDが記憶される。「伝送帯域」のフィールドには、関係付けされている論理パスの伝送帯域の値が記憶される。「割り当てタイムスロットID」のフィールドには、関係付けされている論理パスが割り当てられているタイムスロットのID(この例では、ID1〜50)が記憶されている。論理パスは、タイムスロット割り当て部54によって、その論理パスの帯域に応じた数のタイムスロットに割り当てられる。「割り当てタイムスロットID」のフィールドには、割り当てが行われていないタイムスロットのIDは記憶されない。
次に、図9を参照して、図6に示す障害情報受信部52が受信する障害タイムスロットリストの構成を説明する。図9は、図6に示す障害情報受信部52が受信する障害タイムスロットリストの構成を示す図である。
障害タイムスロットリストは、伝送フレーム送信障害監視部14または伝送フレーム受信障害監視部24から送信される障害情報の一例であり、光波長の障害の影響を受けるタイムスロットである障害タイムスロットのタイムスロットIDを記載したリスト情報である。図9に示す例ではタイムスロットのIDが、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30のタイムスロットに障害があることを示している。障害のあるタイムスロットは、障害が発生した光波長に対応したタイムスロットである。
次に、図10を参照して、図6に示すリスト生成部53が生成する障害論理パスIDリストの構成を説明する。図10は、図6に示すリスト生成部53が生成する障害論理パスIDリストの構成を示す図である。
障害論理パスIDリストは、リスト生成部53がタイムスロット割り当て管理テーブルと障害タイムスロットリストとを参照して生成するものである。リスト生成部53は、障害タイムスロットが割り当て先となっている論理パスのIDを特定し、この特定した論理パスのIDを記載して障害論理パスIDリストを生成する。図10に示す例では、論理パスのIDが#3の論理パスに障害があることを示している。障害がある論理パスを、障害論理パスとも記載する。
次に、図11を参照して、図6に示すリスト生成部53が生成する障害論理パス正常タイムスロットIDリストの構成を説明する。図11は、図6に示すリスト生成部53が生成する障害論理パス正常タイムスロットIDリストの構成を示す図である。
障害論理パス正常タイムスロットIDリストは、リスト生成部53が、タイムスロット割り当て管理テーブルと障害タイムスロットリストとを参照して生成するものである。障害論理パス正常タイムスロットIDリストは、障害論理パスIDリストに含まれている障害論理パスに割り当てられているタイムスロットのうち障害のないタイムスロットである障害論理パス正常タイムスロットのタイムスロットIDを記載したリスト情報である。
図11に示す例では、論理パスのIDが#3である論理パスに割り当てられているタイムスロットのうち、タイムスロットのIDが11〜20のタイムスロットは障害がない障害論理パス正常タイムスロットであることを示している。
次に、図12を参照して、図6に示す伝送フレーム多重処理制御部15の処理動作を説明する。図12は、図6に示す伝送フレーム多重処理制御部15の処理動作を示すフローチャートである。
まず、障害情報受信部52は、伝送フレーム送信障害監視部14または伝送フレーム受信障害監視部24から障害タイムスロットリストを受信する(ステップS1)。障害情報受信部52は、受信した障害タイムスロットリストをリスト生成部53へ出力する。
次に、リスト生成部53は、障害タイムスロットリスト(図9参照)に含まれるタイムスロットが割り当てられている障害論理パスのリストである障害論理パスIDリスト(図10)を生成する(ステップS2)。リスト生成部53は、タイムスロット割り当て管理テーブル(図8参照。)の割り当てタイムスロットIDに、障害タイムスロットリストに記述されている障害タイムスロットのIDが設定されているレコードを特定し、特定したレコードの論理パスIDを読み出す。これにより、リスト生成部53は、障害タイムスロットを割り当て先に含む論理パスのIDを特定し、この特定した論理パスのIDを記載して障害論理パスIDリストを生成する。
次に、リスト生成部53は、障害論理パスIDリストに含まれている論理パスに割り当てられているタイムスロットのうち、障害のないタイムスロットのIDのリストである障害論理パス正常タイムスロットIDリスト(図11参照)を生成する(ステップS3)。
リスト生成部53は、障害論理パスIDリストに含まれる論理パスIDによりタイムスロット割り当て管理テーブルのレコードを特定する。リスト生成部53は、特定したレコードの割り当てタイムスロットIDに設定されているタイムスロットのIDのうち、障害タイムスロットリストに含まれるタイムスロットのIDを除いて障害論理パス正常タイムスロットのIDを得る。リスト生成部53は、障害論理パスIDリストから読み出した論理パスIDと、その論理パスIDを用いて得られた障害論理パス正常タイムスロットのIDと対応付けて設定した障害論理パス正常タイムスロットリストを生成する。
障害論理パスIDリストに論理パスIDが複数含まれる場合、リスト生成部53は、各論理パスごとに障害論理パス正常タイムスロットIDリストを生成する。リスト生成部53は、生成した障害論理パスIDリスト及び障害論理パス正常タイムスロットIDリストをタイムスロット割り当て部54へ出力する。
タイムスロット割り当て部54は、障害論理パス正常タイムスロットIDリストを参照して、障害論理パス毎に、障害論理パスの伝送帯域のうち障害のないタイムスロット分の伝送帯域である有効帯域を計算する(ステップS4)。障害論理パスの有効帯域は、障害論理パス正常タイムスロットIDリストにその障害論理パスに対応してIDが設定されているタイムスロットの個数から算出することができる。
タイムスロット割り当て部54は、タイムスロット割り当て管理テーブル及び各リストの情報を参照して、タイムスロットの再割り当てを行う(ステップS5)。タイムスロット割り当て部54は、障害論理パスIDリストにIDが設定されている障害論理パスが伝送可能な伝送帯域を、当該障害論理パスの有効帯域に絞って当該障害論理パスを再構成し、当該障害論理パスの割り当て先のタイムスロットを、障害論理パス正常タイムスロットIDリストに含まれるタイムスロットとするように再割り当てを行う。タイムスロット割り当て部54は、再割り当ての結果によって、タイムスロット割り当て管理テーブル記憶部51に記憶されているタイムスロット割り当て管理テーブルを更新する。
これを受けて、割り当て情報送信部55は、タイムスロットの再割り当て結果の情報を伝送フレーム多重処理部12と伝送フレーム逆多重処理制御部25に対して送信する。
伝送フレーム多重処理部12は、伝送フレーム多重処理制御部15から受信したタイムスロットの再割り当て結果の情報に従って、各論理パスにより受信したクライアント信号をODUCnのタイムスロットに設定する。
伝送フレーム逆多重処理制御部25は、伝送フレーム多重処理制御部15から受信したタイムスロットの再割り当て結果の情報に基づいて、受信部20が使用するタイムスロット割り当て管理テーブルを書き換え、タイムスロットの再割り当て結果の情報を伝送フレーム逆多重処理部22に出力する。伝送フレーム逆多重処理部22は、伝送フレーム逆多重処理制御部25から受信した情報に従ってODUCnから各論理パスのクライアント信号を抽出する。
帯域制限指示部56は、論理パスの帯域制限を行う場合、帯域制限を行う論理パスと、その論理パスの制限帯域の情報を、帯域制限を行う論理パスに対応したクライアント信号受信部11−1〜11−4に通知する(ステップS6)。クライアント信号受信部11−1〜11−4は、帯域制限を行う論理パスと、その論理パスの制限帯域の情報を受信すると、その論理パスの送信元装置に対し、その論理パスの制限帯域の情報を設定したバックプレッシャ信号を送信する。
ここで、図13を参照して、タイムスロットの再割り当て処理について、具体例を挙げて動作を説明する。図13は、論理パストラヒックのタイムスロットへのマッピング処理を示す図である。まず、初期状態として、タイムスロット割り当て部54は、500Gbpsの光チャネル#1について、論理パス#1〜#5をタイムスロットの若い番号から順に詰めるなどしてタイムスロット割り当て処理を行う。そして、タイムスロット割り当て部54は、図13左上図に示す初期状態のタイムスロット割り当て管理テーブルを生成し、タイムスロット割り当て管理テーブル記憶部に登録している。図13左下図は、初期状態の論理パス#1〜#5のタイムスロットの割り当てを示す。各タイムスロットは、1〜50のIDにより特定される。
伝送フレーム多重処理制御部15の障害情報受信部52が、障害タイムスロットリスト{21,22,23,24,25,26,27,28,29,30}(図9参照)を取得する(ステップS1)。
リスト生成部53は、タイムスロット割り当て管理テーブルの割り当てタイムスロットIDに、障害タイムスロットリストに記述されている障害タイムスロットのIDが設定されているレコードを特定する。リスト生成部53は、特定したレコードから読み出した論理パスIDを設定した障害論理パスIDリスト{#3}(図10参照)を生成する(ステップS2)。
リスト生成部53は、障害論理パスIDリストに設定されている論理パス#3によりタイムスロット割り当て管理テーブルのレコードを特定し、特定したレコードの割り当てタイムスロットIDからタイムスロットのID11〜30を読み出す。リスト生成部53は、読み出したタイムスロットのID11〜30から、障害タイムスロットリストに設定されているタイムスロットのID21〜30を除き、障害論理パス正常タイムスロットのID11〜20を得る。リスト生成部53は、論理パス#3のIDと、障害論理パス正常タイムスロットのID11〜20とを対応付けた障害論理パス正常タイムスロットIDリスト(図11参照)を生成する(ステップS3)。
タイムスロット割り当て部54は、障害論理パス正常タイムスロットIDリストに、論理パス#3と対応付けて設定されている障害論理パス正常タイムスロットの数に基づいて、論理パス#3の有効帯域を100Gと計算する(ステップS4)。
タイムスロット割り当て部54は、論理パス#3の帯域を、障害論理パス正常タイムスロットのみで伝送するように伝送帯域を制限するため各論理パスのタイムスロットへのマッピングを入れ替える。
ここでは、タイムスロット割り当て部54は、論理パス#3の伝送帯域を200Gから有効帯域の100Gに絞る。そして、タイムスロット割り当て部54は、論理パス#3の割り当て先を、障害論理パス正常タイムスロットに設定されている論理パス#3の障害論理パス正常タイムスロットであるID11〜20のタイムスロットに変更する(ステップS5)。
このように、伝送フレーム多重処理制御部15は、障害論理パスの伝送帯域を、障害のないタイムスロットのみで伝送するように伝送帯域を制限してタイムスロットを割り当て、図13の右上図に示すようにタイムスロット割り当て管理テーブルを変更する。図13の右下図は、タイムスロット再割り当て後の伝送フレームを示す。
帯域制限指示部56は、帯域制限を行う論理パス#3と、論理パス#3の制限帯域100Gbpsの情報をクライアント信号受信部11−2に通知する(ステップS6)。クライアント信号受信部11−2は、論理パス#3の送信元装置に対し、制限帯域100Gbpsを設定したバックプレッシャ信号を送信する。
なお、タイムスロット割り当て部54は、ステップS5の論理パスの伝送帯域を絞る処理において、優先度が低い論理パスを優先的に絞るようにしてもよい。図14は、優先度が低い論理パスを優先的に絞るようにした場合の論理パストラヒックのタイムスロットへのマッピング処理を示す図である。
図14の左上図及び左下図のように、初期状態の論理パス#1〜#5のマッピングは図13と同様である。ただし、タイムスロット割り当て管理表には、各論理パスの優先度をさらに設定しておく。論理パス#1、#3、#5の優先度は「高」、論理パス#2及び#4の論理パスは「低」である。
障害情報受信部52が、障害タイムスロットリスト{21,22,23,24,25,26,27,28,29,30}を受信した場合、リスト生成部53は、図13と同様に障害論理パスIDリストと障害論理パス正常タイムスロットIDリストとを生成する。さらに、リスト生成部53は、タイムスロット割り当て管理テーブルから、障害タイムスロットリストに設定されている障害タイムスロットのIDを割り当てタイムスロットIDに含まない論理パスのID#1、#2、#4、#5を読み出す。リスト生成部53は、読み出したこれらの論理パスのID#1、#2、#4、#5を設定した正常論理パスIDリストを生成する。
タイムスロット割り当て部54は、タイムスロット割り当て管理テーブルを参照し、正常論理パスIDリストに設定されている論理パス#1、#2、#4、#5のうち、障害論理パスIDリストに設定されている論理パス#3よりも優先度が低い論理パス#2及び#4を特定する。タイムスロット割り当て部54は、論理パス#2と論理パス#4を合わせた伝送帯域から、論理パス#3の割り当て先に含まれている障害タイムスロット分の伝送帯域100Gbpsを絞る。例えば、論理パス#2及び論理パス#4から、それら論理パスの伝送帯域の比に応じて伝送帯域を絞ってもよく、障害タイムスロット分の伝送帯域以上である論理パス#4のみから絞ってもよい。
ここでは、論理パス#2の伝送帯域を50Gbpsから20Gbpsに、論理パス#4の伝送帯域を100Gbpsから30Gbpsに絞る。タイムスロット割り当て部54は、論理パス#2の割り当て先のタイムスロットを、IDが6〜7の伝送帯域20Gbps分のタイムスロットに再割り当てする。さらに、タイムスロット割り当て部54は、論理パス#4の割り当て先のタイムスロットを、IDが31〜33の伝送帯域30Gbps分のタイムスロットに再割り当てする。
これにより、障害の発生していないID8〜10、34〜40の100Gbps分のタイムスロットが空きとなるため、タイムスロット割り当て部54は、これらを論理パス#3に割り当て、障害論理パス正常タイムスロットIDリストに追加する。
このように、伝送フレーム多重処理制御部15は、障害論理パスよりも優先度が低い正常論理パスの伝送帯域を優先的に制限するように各論理パスのタイムスロットを再割り当てし、図14の右上図に示すようにタイムスロット割り当て管理テーブルを変更する。図14の右下図は、タイムスロット再割り当て後の伝送フレームを示す。
なお、障害論理パスよりも優先度が低い論理パスの伝送帯域を0または予め決められた最小値に絞っても、障害論理パスの割り当て先に含まれている障害タイムスロット分の伝送帯域に満たない場合、タイムスロット割り当て部54は、障害論理パスの伝送帯域を絞ってタイムスロットを再割り当てする。
帯域制限指示部56は、論理パス#2と、論理パス#2の制限帯域20Gbpsの情報をクライアント信号受信部11−1に通知する。クライアント信号受信部11−1は、論理パス#2の送信元装置に対し、論理パス#2の制限帯域20Gbpsを設定したバックプレッシャ信号を送信する。さらに、帯域制限指示部56は、帯域制限を行う論理パス#4と、論理パス#4の制限帯域30Gbpsの情報をクライアント信号受信部11−3に通知する。
クライアント信号受信部11−3は、論理パス#4の送信元装置に対し、制限帯域30Gbpsを設定したバックプレッシャ信号を送信する(ステップS6)。
なお、図14では、優先度が「高」、「低」の2段階である場合を例に説明したが、優先度は3段階以上でもよい。例えば、優先度を0〜7の値により表される多値設定としてもよい。上記において、伝送フレーム多重処理制御部15は、障害論理パスよりも優先度が低い正常論理パスの伝送帯域を優先的に絞って各論理パスのタイムスロットを再割り当てしている。このとき、障害論理パスよりも優先度が低い正常論理パスが複数ある場合は、伝送帯域を絞る正常論理パスを、優先度が低いものから優先して選択するなど、優先度に基づいて選択してもよい。あるいは、障害論理パスよりも優先度が低い正常論理パスそれぞれについて減少させる伝送帯域を優先度に基づいて決定してもよい。
上述したOTUCnに加え、OTUCn−Mにおいては、5ギガビット毎秒単位で帯域が可変な100G未満のクライアント信号の規格を設定している(例えば、M=60の場合は、「5×60」で300ギガビット毎秒の伝送レートとなる)。光サブキャリアの帯域によらずOTUCnフレームは100G単位であるため、光サブキャリアの帯域が100Gの倍数でない場合、端数の帯域を考慮しなくてはならない。そのため、論理パスの再割り当てに際して、クライアント信号の収容を行わない領域(タイムスロット)が明示される必要がある。
図15は、図14に示されたマッピング処理に加え、そのような使用不可のタイムスロットが設定された場合の論理パスのマッピング処理を示す。図15において、丸印と斜線を組み合わせた記号の付けられたタイムスロットが、使用不可の帯域(タイムスロット)を示している。
図15の左上図及び左下図のように、初期状態の論理パス#1〜#5のマッピングは使用不可のタイムスロット6,7,11,12,21,22,33,34,49および50を除いて行われる。図14で示された例と同様に、論理パス#1、#3、#5の優先度は「高」、論理パス#2及び#4の論理パスは「低」である。
伝送フレーム多重処理制御部15は、図14を用いて説明したのと同様な処理に加え、クライアント信号の収容できない領域を除いてタイムスロット再割り当てを行う。すなわち、伝送フレーム多重処理制御部15は、論理パス#3よりも優先度が低い論理パス#2及び#4について、論理パス#2の伝送帯域を90Gbpsから40Gbpsに、論理パス#4の伝送帯域を60Gbpsから30Gbpsに絞る。その後、タイムスロットの再割り当てを行う。その結果、図15の右上図および右下図に示されるように、論理パス#1をタイムスロット1〜5に、論理パス#2をタイムスロット8〜10および20に、論理パス#3をタイムスロット13〜19および35〜37に、論理パス#4をタイムスロット38〜40に、論理パス#5をタイムスロット31,32および41〜48に再割り当てを行う。
なお、図15はタイムスロット割当て処理方法の一例であり、論理パス#1〜#5のうちクライアント信号の収容できない領域を除いてタイムスロットの若い番号から順に詰めるなどのタイムスロット割当て処理を行ってもよい。
上述した実施形態においては、光波長の障害発生時に、伝送フレーム多重処理制御部15が再割当処理を行っているが、予め全ての光波長の障害パターンに応じた再割当処理を行っておいてもよい。伝送フレーム多重処理制御部15は、実際に光波長に障害が発生したときに、その発生した障害に応じた障害パターンについて計算しておいた各論理パスのタイムスロットへの割り当ての情報を、伝送フレーム多重処理部12及び伝送フレーム逆多重処理制御部25に送信する。
以上説明したように、光チャネル伝送システムを構成する送信側のフレーマは、論理パスを、その論理パスの帯域に応じて光チャネルのタイムスロットに割り当てる。各タイムスロットは、マルチキャリア伝送に用いる複数の光サブキャリアそれぞれの光波長のいずれかに対応する。送信側のフレーマは、論理パスにより受信したクライアント信号を、論理パスに割り当てられているタイムスロットに分割し、クライアント信号をタイムスロットに対応した光波長を用いた複数の光サブキャリアにより受信側のフレーマに伝送する。
送信側のフレーマは、光波長に障害が発生して使用できない場合、その障害に影響があるタイムスロットを検出し、検出したタイムスロットのリストである障害タイムスロットリストを生成する。送信側のフレーマは、障害タイムスロットリストに含まれるタイムスロットが割り当てられている論理パスのリストである障害論理パスIDリストを生成し、障害論理パスIDリストに含まれる論理パスが割り当てられているタイムスロットのうち、障害のないタイムスロットのリストである障害論理パス正常タイムスロットIDリストを生成する。送信側のフレーマは、障害論理パスIDリストに含まれる論理パス毎に、論理パスの伝送帯域のうち障害のないタイムスロットに割り当てられた伝送帯域である有効帯域を計算し、以下の(1)を実行する。また、送信側フレーマは以下の(2)を実行してもよい。
(1) 障害論理パスIDリストに含まれる論理パスの帯域を、当該論理パスに対する有効帯域に絞って当該論理パスを再構成し、障害論理パス正常タイムスロットIDリストに含まれるタイムスロットに当該論理パスを再割り当てする。
(2) (1)の障害論理パスIDリストに含まれる論理パスの伝送帯域を絞る処理において、当該論理パスの送信元装置に対してバックプレッシャを実施する。
また、送信側のフレーマは、以下の(3)を実行してもよい。
(3) (1)の障害論理パスIDリストに含まれる論理パスの伝送帯域を絞る処理において、まずは障害論理パスIDリストに含まれる論理パスよりも優先度が低い論理パスから優先的に絞る。
従来技術では、光チャネルを複数のタイムスロットに分割し、論理パスをその論理パスの帯域に応じてタイムスロット割り当てることにより論理パスを複数多重した光チャネルを、複数の光波長あるいは物理ポートに分割して伝送する光伝送装置において、光チャネルを伝送する一部の光波長あるいは物理ポートの障害時に、障害のある光波長あるいは物理ポートを通る論理パスのトラヒックが断になる。このとき、障害のない光波長あるいは物理ポートを通るトラヒックも含め、障害のある光波長あるいは物理ポートを通る論理パスのトラヒックが全断になっていた。例えば、図13の左下図のように論理パスがタイムスロットに割り当てられている場合、光波長#3の障害発生時、光波長#3を利用する論理パス#3のクライアント信号が全断になっていた。
前述した実施形態によれば、光伝送装置におけるフレーマは、光チャネルを伝送する一部の光波長あるいは物理ポートの障害時に、論理パスに許可する伝送帯域を減少させ、障害が発生して使用できない光波長あるいは物理ポートに対応したタイムスロットを避けるように、論理パスに割り当てられているタイムスロットを、減少させた伝送帯域に応じて変更する処理を動的に行う。これにより、障害のない光波長あるいは物理ポートを用いて、できる限りトラヒックを転送するように論理パスを動的に再構成し、障害による影響を低減する。
前述した実施形態における伝送フレーム送信障害監視部14、伝送フレーム多重処理制御部15、伝送フレーム受信障害監視部24、及び伝送フレーム逆多重処理制御部25をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、大容量光伝送に利用可能である。
1 光伝送装置
2 光伝送装置
3 伝送路
10 送信部
20 受信部
11−1〜11−4 クライアント信号受信部
12 伝送フレーム多重処理部
13 伝送フレーム送信部
14 伝送フレーム送信障害監視部
15 伝送フレーム多重処理制御部
21 伝送フレーム受信部
22 伝送フレーム逆多重処理部
23−1〜23−4 クライアント信号送信部
24 伝送フレーム受信障害監視部
25 伝送フレーム逆多重処理制御部
51 タイムスロット割り当て管理テーブル記憶部
52 障害情報受信部
53 リスト生成部
54 タイムスロット割り当て部
55 割り当て情報送信部
56 帯域制限指示部
110 送信処理部
120 クライアント信号受信部
121 受信部
122 マッピング部
123 OH処理部
130 多重処理部
131 多重化部
132 フレーミング部
140 ライン側送信処理部
141 インタリーブ部
142−1、142−2、142−3、142−4 OH処理部
143−1、143−2、143−3、143−4 マルチレーン送信部
150 受信処理部
160 ライン側受信処理部
161−1、161−2、161−3、161−4 マルチレーン受信部
162−1、162−2、162−3、162−4 OH処理部
163 デインタリーブ部
170 分離処理部
171 デフレーミング部
172 逆多重化部
180 クライアント信号送信部
181 OH処理部
182 デマッピング部
183 送信部
210 ODU−SW
220 送信機
230 受信機
800 OTNフレーマ

Claims (8)

  1. 論理パスに光チャネルのタイムスロットを割り当て、前記論理パスにより受信したクライアント信号を前記論理パスに割り当てられている前記タイムスロットに分割し、前記タイムスロットに対応付けられた光波長を用いた複数の光サブキャリアにより前記クライアント信号を伝送する伝送装置におけるフレーマであって、
    前記光波長が使用できない場合に、前記論理パスの伝送帯域を減少させ、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットを避けるように、前記論理パスに割り当てられている前記タイムスロットを、減少させた前記伝送帯域に応じて変更する処理を行うタイムスロット割り当て部を備えるフレーマ。
  2. 前記タイムスロット割り当て部により伝送帯域を減少させた前記論理パスを用いて前記クライアント信号を送信する装置に対して、伝送帯域の減少を指示する帯域制限指示部を備える請求項1に記載のフレーマ。
  3. 前記タイムスロット割り当て部は、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットに割り当てられている前記論理パスの伝送帯域を減少させる請求項1に記載のフレーマ。
  4. 前記タイムスロット割り当て部は、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットに割り当てられている前記論理パスよりも優先度が低い前記論理パスの伝送帯域を減少させる請求項1に記載のフレーマ。
  5. 論理パスに光チャネルのタイムスロットを割り当て、前記論理パスにより受信したクライアント信号を前記論理パスに割り当てられている前記タイムスロットに分割し、前記タイムスロットに対応付けられた光波長を用いた複数の光サブキャリアにより前記クライアント信号を伝送する伝送装置におけるフレーマが行うフレーミング方法であって、
    前記光波長が使用できない場合に、前記論理パスの伝送帯域を減少させ、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットを避けるように、前記論理パスに割り当てられている前記タイムスロットを、減少させた前記伝送帯域に応じて変更する処理を行うタイムスロット割り当てステップを有するフレーミング方法。
  6. 前記タイムスロット割り当てステップにより伝送帯域を減少させた前記論理パスを用いて前記クライアント信号を送信する装置に対して、伝送帯域の減少を指示する帯域制限指示ステップを有する請求項5に記載のフレーミング方法。
  7. 前記タイムスロット割り当てステップにおいては、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットに割り当てられている前記論理パスの伝送帯域を減少させる請求項5に記載のフレーミング方法。
  8. 前記タイムスロット割り当てステップにおいては、使用できない前記光波長に対応した前記タイムスロットに割り当てられている前記論理パスよりも優先度が低い前記論理パスの伝送帯域を減少させる請求項5に記載のフレーミング方法。
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