JPWO2016063758A1 - アンテナモジュール - Google Patents

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Abstract

誘電体基板の第1の層に第1のダイポールアンテナが含まれ、第2の層に第1のダイポールアンテナで励振される偏波と直交する方向の偏波を励振する第2のダイポールアンテナが含まれる。第1の給電線路から第1のダイポールアンテナに給電される。第2の給電線路から第2のダイポールアンテナに給電される。第1のダイポールアンテナの動作周波数と、第2のダイポールアンテナの動作周波数とが同一である。第1のダイポールアンテナの2つの給電点の中間点から、第2のダイポールアンテナの2つの給電点の中間点までの距離が、動作周波数の実効波長以下である。第1の給電線路及び前記第2の給電線路の少なくとも一方がトリプレート構造を有する。動作周波数に対応する波長以下の間隔で2つのダイポールアンテナが基板に配置されても、給電線路に起因するアンテナ間の結合を低減することが可能なアンテナモジュールが提供される。

Description

本発明は、誘電体基板に、相互に直交する偏波を励振する2つのダイポールアンテナが形成されたアンテナモジュールに関する。
下記の特許文献1に、誘電体基板に配置されたプリンテッドダイポールアンテナが開示されている。ダイポールアンテナの一対の放射素子の一方が、誘電体基板の一方の面に形成され、他方の放射素子が他方の面に形成されている。この誘電体基板が、反射板に設けられた開口部を貫通する。誘電体基板の両側の面にそれぞれ端子が設けられている。この端子が、誘電体基板に設けられているスルーホールを介して導通する。
反射板の開口部の縁が、誘電体基板の端子に接続されることにより、スルーホール内の導体が反射板の一部として機能する。反射板の開口部の実質的な寸法が小さくなるため、開口部の共振を阻止することができる。
下記の特許文献2に、1枚の基板に2つのプリンテッドダイポールアンテナが形成されたエンドファイア多層アンテナが開示されている。2つのダイポールアンテナは、動作周波数に対応する波長に比べて十分離れて配置される。2つのダイポールアンテナ間の結合を低減する工夫がなされている。
特開2004−282263号公報 米国特許出願公開第2013/0300624号明細書
特許文献1に開示された構造のアンテナでは、相互に直交する偏波を励振する2つのダイポールアンテナを1枚の基板上に配置することが困難である。特許文献2に開示されたエンドファイア多層アンテナにおいては、アンテナ間の距離が波長に比べて十分離れている。2つのアンテナを近づけた場合、2つのアンテナの給電線路に起因するアンテナ間の結合が、アンテナ特性を低下させる原因になり得る。
本発明の目的は、動作周波数に対応する波長程度、またはそれよりも狭い間隔で2つのダイポールアンテナが1枚の基板に配置されても、給電線路に起因するアンテナ間の結合を低減することが可能なアンテナモジュールを提供することである。
本発明の第1の観点によるアンテナモジュールは、
誘電体基板と、
前記誘電体基板の第1の層に含まれる第1のダイポールアンテナと、
前記誘電体基板の前記第1の層とは異なる第2の層に含まれ、前記第1のダイポールアンテナで励振される偏波と直交する方向の偏波を励振する第2のダイポールアンテナと、
前記第1の層に含まれ、前記第1のダイポールアンテナに給電する第1の給電線路と、
前記第2の層に含まれ、前記第2のダイポールアンテナに給電する第2の給電線路と、
を有し、
前記第1のダイポールアンテナの動作周波数と、前記第2のダイポールアンテナの動作周波数とが同一であり、
前記第1のダイポールアンテナの2つの給電点の中間点から、前記第2のダイポールアンテナの2つの給電点の中間点までの距離が、前記動作周波数の実効波長以下であり、
前記第1の給電線路及び前記第2の給電線路の少なくとも一方がトリプレート構造を有する。
第1の給電線路及び第2の給電線路の少なくとも一方がトリプレート構造を有するため、給電線路に起因するアンテナ間の結合を低減させることができる。
本発明の第2の観点によるアンテナモジュールは、第1の観点によるアンテナモジュールの構成に加えて、さらに、
前記第1の層に含まれ、前記第1のダイポールアンテナを1つのアンテナ素子として端部に含む第1のアレイアンテナと、
前記第2の層に含まれ、前記第2のダイポールアンテナを1つのアンテナ素子として端部に含む第2のアレイアンテナと
を有し、
前記第1のアレイアンテナのアンテナ素子が配列する方向と、前記第2のアレイアンテナのアンテナ素子が配列する方向とが、相互に直交する。
第1のアレイアンテナ及び第2のアレイアンテナが、誘電体基板に平行な方向の指向性を持つ。第1のアレイアンテナのメインローブが走査される方位角方向の範囲が、第2のアレイアンテナのメインローブが捜査される方位角方向の範囲に連続する。
本発明の第3の観点によるアンテナモジュールにおいては、第2の観点によるアンテナモジュールの構成に加えて、
前記第1のアレイアンテナ及び前記第2のアレイアンテナが、前記誘電体基板の相互に直交する辺に沿って配置され、前記誘電体基板に平行な方向に指向性を有し、
さらに、前記誘電体基板の、前記第1の層及び前記第2の層のいずれとも異なる第3の層に含まれるパッチアンテナを有し、
前記パッチアンテナは、平面視において、前記第1のアレイアンテナ及び前記第2のアレイアンテナよりも内側の領域に配置されている。
パッチアンテナが、誘電体基板の表面に法線方向(ボアサイト方向)に指向性を有する。
本発明の第4の観点によるアンテナモジュールにおいては、第3の観点によるアンテナモジュールの構成に加えて、
前記第1の給電線路及び前記第2の給電線路が、平面視において、前記パッチアンテナと重なっている。
第1の給電線路及び第2の給電線路の少なくとも一方がトリプレート構造を有するため、第1の給電線路または第2の給電線路に起因するパッチアンテナとダイポールアンテナとの結合を低減することができる。
本発明の第5の観点によるアンテナモジュールは、第2乃至第4の観点によるアンテナモジュールの構成に加えて、さらに、
前記誘電体基板に配置され、前記第1のアレイアンテナのアンテナ素子の各々と対を成す縦型ダイポールアンテナを有し、
前記縦型ダイポールアンテナの各々は、前記誘電体基板の厚さ方向に延びる一対の導体柱を含み、対応する前記第1のアレイアンテナのアンテナ素子とともに、クロスダイポールアンテナを構成する。
誘電体基板に垂直な偏波方向を持つ電波を、誘電体基板に平行な方向に放射することができる。
第1の給電線路及び第2の給電線路の少なくとも一方がトリプレート構造を有するため、給電線路に起因するアンテナ間の結合を低減させることができる。
図1A、実施例1によるアンテナモジュールの平断面図であり、図1Bは、図1Aの一点鎖線1B−1Bにおける断面図である。 図2Aは、実施例2によるアンテナモジュールの平面図であり、図2Bは、図2Aの一点鎖線2B−2Bにおける断面図である。 図3Aは、実施例3によるアンテナモジュールの平面図であり、図3Bは、第1のダイポールアンテナ、及びそれと対を成す縦型ダイポールアンテナを拡大した平面図であり、図3Cは、図3Bの一点鎖線3C−3Cにおける断面図である。
[実施例1]
図1Aに、実施例1によるアンテナモジュールの平断面図を示す。誘電体基板10の表面に平行な面をxy面とし、法線方向をz軸とするxyz直交座標系を定義する。x軸の正の向きを方位角0°と定義する。y軸の正の向きの方位角は90°であり、x軸の負の向きの方位角が180°であり、y軸の負の向きの方位角が270°である。誘電体基板10の平面形状は、x軸またはy軸に平行な辺を持つ正方形または長方形である。
誘電体基板の、方位角90°の方向を向く辺に沿って、第1のアレイアンテナ21が配置されている。方位角180°の方向を向く辺に沿って、第2のアレイアンテナ22が配置されている。方位角270°の方向を向く辺に沿って、第3のアレイアンテナ23が配置されている。方位角0°の方向を向く辺に沿って、第4のアレイアンテナ24が配置されている。
第1のアレイアンテナ21は、対応する辺に沿って配列した複数のアンテナ素子を含む。第2のアレイアンテナ22、第3のアレイアンテナ23、及び第4のアレイアンテナ24も、同様に、対応する辺に沿って配列した複数のアンテナ素子を含む。各アンテナ素子は、対応する辺に平行な放射素子からなるプリンテッドダイポールアンテナである。各アンテナ素子の動作周波数は同一である。
第1のアレイアンテナ21の各ダイポールアンテナ、及び第3のアレイアンテナ23の各ダイポールアンテナは、x軸に平行な偏波を励振する。第2のアレイアンテナ22の各ダイポールアンテナ、及び第4のアレイアンテナ24の各ダイポールアンテナは、y軸に平行な偏波を励振する。第1のアレイアンテナ21、第2のアレイアンテナ22、第3のアレイアンテナ23、及び第4のアレイアンテナ24は、誘電体基板10に平行な方向に指向性を持つエンドファイアアンテナとして動作する。
第1のアレイアンテナ21は、指向性パターンのメインローブを、方位角90°の方向を中心として、方位角方向に走査することができる。第2のアレイアンテナ22は、指向性パターンのメインローブを、方位角180°の方向を中心として、方位角方向に走査することができる。第3のアレイアンテナ23は、指向性パターンのメインローブを、方位角270°の方向を中心として、方位角方向に走査することができる。第4のアレイアンテナ24は、指向性パターンのメインローブを、方位角0°の方向を中心として、方位角方向に走査することができる。
第1のアレイアンテナ21の、x軸の負側の端部に配置されたダイポールアンテナ211(以下、「第1のダイポールアンテナ」という。)について説明する。平面視において、第1のダイポールアンテナ211から誘電体基板10の内側に向かって、第1のバラン(平衡不平衡変換器)213及び第1の給電線路212が延びる。第1のバラン213及び第1の給電線路212は、第1のダイポールアンテナ211と同一の層の導体パターンで形成されている。高周波素子30から、誘電体基板10内の伝送線路、第1の給電線路212、及び第1のバラン213を経由して、第1のダイポールアンテナ211に給電される。高周波素子30は、例えば誘電体基板10の背面に実装される。
第2のアレイアンテナ22の、y軸の正側の端部に配置されたダイポールアンテナ221(以下、「第2のダイポールアンテナ」という。)にも、同様に、第2のバラン223及び第2の給電線路222が接続されている。他のダイポールアンテナも、第1のダイポールアンテナ211と同一の構成を有する。
第1のダイポールアンテナ211の2つの給電点の中間点S1から、第2のダイポールアンテナ221の2つの給電点の中間点S2までの距離Lが、動作周波数に対応する実効波長以下になるように、第1のダイポールアンテナ211及び第2のダイポールアンテナ221が配置されている。ここで、「実効波長」とは、着目する領域の誘電率を考慮した実際の波長を意味する。
第1のダイポールアンテナ211により励振される偏波の方向と、第2のダイポールアンテナ221により励振される偏波の方向とは、相互に直交する。このため、第1のダイポールアンテナ211と第2のダイポールアンテナ221との間の結合は弱い。
第1のアレイアンテナ21及び第3のアレイアンテナ23は同一の層に配置されている。第2のアレイアンテナ22及び第4のアレイアンテナ24は、第1のアレイアンテナ21よりも下の、同一の層に配置されている。第1のダイポールアンテナ211と第2のダイポールアンテナ221とが近接して配置されているため、第1の給電線路212と第2の給電線路222とが、平面視において部分的に重なる。
厚さ方向に関して、第1のアレイアンテナ21と第2のアレイアンテナ22との間に、接地層43が配置されている。接地層43は、平面視において、各ダイポールアンテナに接続されたバランが配置された位置よりも内側の領域を覆う。接地層43には、必要に応じて、層間接続導体を配置するための開口が設けられている。
図1Bに、図1Aの一点鎖線1B−1Bにおける断面図を示す。一点鎖線1B−1Bは、点Pにおいて直角に折れ曲がっている。誘電体基板10は多層構造を有し、誘電体基板10内に複数の層11〜15が配置されている。図1Aに示した平断面図は、上から2番目の層12の位置におけるものである。
第1のダイポールアンテナ211、第1の給電線路212、及び第1のバラン213は、上から2番目の層12に含まれる。同様に、第1のアレイアンテナ21及び第3のアレイアンテナ23の他のダイポールアンテナ、バラン、及び給電線路も、上から2番目の層12に含まれる。第2のダイポールアンテナ221、第2の給電線路222、及び第2のバラン223は、上から4番目の層14に含まれる。同様に、第2のアレイアンテナ22及び第4のアレイアンテナ24の他のダイポールアンテナ、バラン、及び給電線路も、上から4番目の層14に含まれる。
最も上の層11に接地層41が含まれ、上から3番目の層13に接地層43が含まれ、上から5番目の層15に接地層45が含まれる。第1のバラン213の少なくとも一部分、及び第1の給電線路212は、接地層41と接地層43とで挟まれたトリプレート構造を有する。第2のバラン223の少なくとも一部分、及び第2の給電線路222は、接地層43と接地層45とで挟まれたトリプレート構造を有する。同様に、第1のアレイアンテナ21、第2のアレイアンテナ22、第3のアレイアンテナ23、及び第4のアレイアンテナ24の他のダイポールアンテナに接続されているバランの少なくとも一部分、及び給電線路も、トリプレート構造を有する。このため、給電線路に起因するアンテナ間の結合を低減することができる。アンテナ間の結合が低減されるため、アレイアンテナによる位相合成後の指向性パターンにおいても、結合による損失を低減することができる。
実施例1では、第1の給電線路212及び第2の給電線路222の両方をトリプレート構造としたが、一方のみをトリプレート構造とし、他方をマイクロストリップ線路としてもよい。第1の給電線路212及び第2の給電線路222の一方のみをトリプレート構造とすることによっても、アンテナ間の結合が低減される。
実施例1では、正方形または長方形の誘電体基板10の4つの辺に、それぞれ第1のアレイアンテナ21、第2のアレイアンテナ22、第3のアレイアンテナ23、及び第4のアレイアンテナ24を配置した。その他の構成例として、3つの辺、または相互に直交する2つの辺に、それぞれアレイアンテナを配置し、その他の辺にはアレイアンテナを配置しない構成としてもよい。
[実施例2]
図2A及び図2Bを参照して、実施例2によるアンテナモジュールについて説明する。以下、図1A及び図1Bに示した実施例1によるアンテナモジュールとの相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図2Aに、実施例2によるアンテナモジュールの平面図を示す。第1のアレイアンテナ21、第2のアレイアンテナ22、第3のアレイアンテナ23、及び第4のアレイアンテナ24に囲まれた領域に、複数のパッチアンテナ50が配置されている。一例として、x軸方向を行方向、y軸方向を列方向と定義したとき、パッチアンテナ50は、3行3列の行列状に配置されている。パッチアンテナ50の平面形状は、x軸またはy軸に平行な辺を持つ正方形である。
パッチアンテナ50の各々に、第1の給電点51及び第2の給電点52が設けられている。第1の給電点51は、パッチアンテナ50の中心点からx軸方向にずれた位置に配置されている。第2の給電点52は、パッチアンテナ50の中心点からy軸方向にずれた位置に配置されている。第1の給電点51からパッチアンテナ50に給電すると、x軸に平行な偏波が励振される。第2の給電点52からパッチアンテナ50に給電すると、y軸に平行な偏波が励振される。
図2Bに、図2Aの一点鎖線2B−2Bにおける断面図を示す。一点鎖線2B−2Bは、点Pにおいて直角に折れ曲がっている。パッチアンテナ50は、相互に電磁結合した給電素子501及び無給電素子502を含む。接地層41よりも上に、給電素子501が配置され、その上に無給電素子502が配置されている。図2Bに示した断面図には現れていないが、給電線路53から給電素子501に給電される。
厚さ方向に関して、第1のアレイアンテナ21、第2のアレイアンテナ22、第3のアレイアンテナ23、及び第4のアレイアンテナ24(図2A)に接続された給電線路、例えば第1の給電線路212及び第2の給電線路222と、パッチアンテナ50との間に、接地層41が配置されている。このため、給電線路に起因するアンテナ間の結合を低減することができる。
パッチアンテナ50は、ボアサイト用の二次元アレイアンテナとして動作する。第1の給電点51からパッチアンテナ50に給電を行うときに励振される偏波の方向は、第1のアレイアンテナ21及び第3のアレイアンテナ23により励振される偏波の方向と平行である。従って、パッチアンテナ50から放射される電波と、第1のアレイアンテナ21及び第3のアレイアンテナ23から放射される電波とを位相合成することができる。同様に、第2の給電点52からパッチアンテナ50に給電すると、パッチアンテナ50から放射される電波と、第2のアレイアンテナ22及び第4のアレイアンテナ24から放射される電波とを位相合成することができる。第1のアレイアンテナ21、第2のアレイアンテナ22、第3のアレイアンテナ23、第4のアレイアンテナ24、及びパッチアンテナ50を位相制御して励振することにより、より広い範囲で、指向性を変化させることができる。
実施例2においても、実施例1と同様に、誘電体基板10の3つの辺、または相互に直交する2つの辺に、それぞれアレイアンテナを配置し、その他の辺にはアレイアンテナを配置しない構成としてもよい。
[実施例3]
図3A乃至図3Cを参照して、実施例3によるアンテナモジュールについて説明する。以下、図1A及び図1Bに示した実施例1によるアンテナモジュールとの相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図3Aに、実施例3によるアンテナモジュールの平面図を示す。第1のアレイアンテナ21のダイポールアンテナの各々と対を成す縦型ダイポールアンテナ25が配置されている。縦型ダイポールアンテナ25に、バラン26及び給電線路27が接続されている。
図3Bに、第1のダイポールアンテナ211、及びそれと対を成す縦型ダイポールアンテナ25を拡大した平面図を示す。縦型ダイポールアンテナ25は、誘電体基板10の厚さ方向に延びる一対の導体柱251、252により構成される。一方の導体柱251が、平面視において第1のダイポールアンテナ211の第1の平衡給電線路214と部分的に重なる。第1のダイポールアンテナ211の第1のバラン213及び第1の平衡給電線路214は、平面視において、縦型ダイポールアンテナ25の平衡給電線路28及びバラン26と部分的に重なる。
図3Cに、図3Bの一点鎖線3C−3Cにおける断面図を示す。縦型ダイポールアンテナ25の平衡給電線路28は、第1のダイポールアンテナ211の第1の平衡給電線路214とは異なる層に配置されている。図3Cに示した例では、平衡給電線路28が第1の平衡給電線路214よりも上に配置されている。一方の平衡給電線路28から上方に向って導体柱251が延びる。他方の平衡給電線路28から下方に向って導体柱252が延びる。導体柱251及び導体柱252により、縦型ダイポールアンテナ25(図3A)が構成される。
第1のダイポールアンテナ211、及びそれと対を成す縦型ダイポールアンテナ25とにより、クロスダイポールアンテナが構成される。縦型ダイポールアンテナ25の一方の導体柱251を、第1のダイポールアンテナ211の第1の平衡給電線路214と重ねることにより、第1のダイポールアンテナ211の2つの給電点の中間点S1と、縦型ダイポールアンテナ25の2つの給電点の中間点S3とを、x軸方向に近づけることができる。
実施例3においては、誘電体基板10に対して垂直方向の偏波を、誘電体基板10に平行な方向に放射することができる。
実施例3においても、図2A及び図2Bに示した実施例2のように、ボアサイト方向に指向性を持つパッチアンテナ50を設けてもよい。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 誘電体基板
11〜15 層
21 第1のアレイアンテナ
22 第2のアレイアンテナ
23 第3のアレイアンテナ
24 第4のアレイアンテナ
25 縦型ダイポールアンテナ
26 バラン
27 給電線路
28 平衡給電線路
30 高周波素子
41、43、45 接地層
50 パッチアンテナ
51 第1の給電点
52 第2の給電点
53 給電線路
211 第1のダイポールアンテナ
212 第1の給電線路
213 第1のバラン
214 第1の平衡給電線路
221 第2のダイポールアンテナ
222 第2の給電線路
223 第2のバラン
251、252 導体柱
501 給電素子
502 無給電素子
S1、S2、S3 給電点の中間点

Claims (5)

  1. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板の第1の層に含まれる第1のダイポールアンテナと、
    前記誘電体基板の前記第1の層とは異なる第2の層に含まれ、前記第1のダイポールアンテナで励振される偏波と直交する方向の偏波を励振する第2のダイポールアンテナと、
    前記第1の層に含まれ、前記第1のダイポールアンテナに給電する第1の給電線路と、
    前記第2の層に含まれ、前記第2のダイポールアンテナに給電する第2の給電線路と、
    を有し、
    前記第1のダイポールアンテナの動作周波数と、前記第2のダイポールアンテナの動作周波数とが同一であり、
    前記第1のダイポールアンテナの2つの給電点の中間点から、前記第2のダイポールアンテナの2つの給電点の中間点までの距離が、前記動作周波数の実効波長以下であり、
    前記第1の給電線路及び前記第2の給電線路の少なくとも一方がトリプレート構造を有するアンテナモジュール。
  2. さらに、
    前記第1の層に含まれ、前記第1のダイポールアンテナを1つのアンテナ素子として端部に含む第1のアレイアンテナと、
    前記第2の層に含まれ、前記第2のダイポールアンテナを1つのアンテナ素子として端部に含む第2のアレイアンテナと
    を有し、
    前記第1のアレイアンテナのアンテナ素子が配列する方向と、前記第2のアレイアンテナのアンテナ素子が配列する方向とが、相互に直交する請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. 前記第1のアレイアンテナ及び前記第2のアレイアンテナが、前記誘電体基板の相互に直交する辺に沿って配置され、前記誘電体基板に平行な方向に指向性を有し、
    さらに、前記誘電体基板の、前記第1の層及び前記第2の層のいずれとも異なる第3の層に含まれるパッチアンテナを有し、
    前記パッチアンテナは、平面視において、前記第1のアレイアンテナ及び前記第2のアレイアンテナよりも内側の領域に配置されている請求項2に記載のアンテナモジュール。
  4. 前記第1の給電線路及び前記第2の給電線路が、平面視において、前記パッチアンテナと重なっている請求項3に記載のアンテナモジュール。
  5. さらに、前記誘電体基板に配置され、前記第1のアレイアンテナのアンテナ素子の各々と対を成す縦型ダイポールアンテナを有し、
    前記縦型ダイポールアンテナの各々は、前記誘電体基板の厚さ方向に延びる一対の導体柱を含み、対応する前記第1のアレイアンテナのアンテナ素子とともに、クロスダイポールアンテナを構成する請求項2乃至4のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
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