JPWO2016051531A1 - タービン - Google Patents

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    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/40Application in turbochargers

Abstract

入口(61)、出口(62)、及び、前記入口と前記出口との間を延びるシュラウド面(6)を有するシュラウド部を含む、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、ハブ(221)、及び、該ハブの外周面に設けられ、前記シュラウド面に沿って延びる側縁(7)をそれぞれ有する複数のブレード(223)を含むタービン動翼と、を備えるタービンであって、前記ブレードの側縁は、前記入口側に配置される側縁上流部(73)と、前記出口側に配置される側縁下流部(74)とを有し、前記シュラウド面は、前記入口側に配置され、前記側縁上流部に沿うシュラウド上流部(63)と、前記出口側に配置され、前記側縁下流部に沿うシュラウド下流部(64)とを有し、前記シュラウド上流部は、シュラウド上流部が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部が前記ハブの軸線方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合(二点鎖線)よりも、前記入口側での前記ハブの軸線(L)に対する傾斜角度(θ1)が小である子午断面形状を有する。

Description

本開示は、タービンに関する。
特許文献1には、ハウジングとハウジングに収容されたタービン動翼とを備えるタービンが記載されている。ハウジングは、入口、出口、及び、入口と出口との間を延びるシュラウド面を有する。タービン動翼は、ハブ、及び、ハブの外周面に設けられた複数のブレードを含み、複数のブレードは、シュラウド面に沿って延びる側縁をそれぞれ有する。かかるタービンでは、ブレードの側縁が、入口側に配置される側縁上流部と、出口側に配置される側縁下流部とを有し、シュラウド面が、入口側に配置され、側縁上流部に沿うシュラウド上流部と、出口側に配置され、側縁下流部に沿うシュラウド下流部とを有している。そして、シュラウド上流部は円弧形状の子午断面形状を有し、シュラウド下流部がハブの軸線方向に沿う直線形状の子午断面形状を有している。
特開2013−204422号公報
一般的に、タービンでは、ブレードの側縁とシュラウド面との間に微小ながら隙間が存在する。このため、ハウジングの入口から流入した流体の一部が、隙間(クリアランス)を通じて周方向に漏れるクリアランスフローが発生する。
クリアランスフローは、タービンで発生する損失の中で大きな割合を占めている。クリアランスフローを低減するために、ブレード側縁とシュラウド面の隙間を狭小にすることも考えられるが、軸振動やタービン動翼の熱伸びにより、ブレード側縁がシュラウド面に接触するリスクがあり、隙間を0にすることはできない。
また、軸流タービンのように、タービン動翼をシュラウドリングで覆うことも考えられるが、高速域でも運転されるタービンでは、シュラウドリングの質量増加による遠心応力が問題となる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、ブレード側縁とシュラウド面との間の隙間を流体が流れるクリアランスフローが低減されたタービンを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記目的を達成するために種々検討を行った。この結果、入口で周方向にてブレードに近い流体の流れ(以下、近傍流れとも称する。)が隙間の上流域を通過し、ブレードから遠い流体の流れ(以下、中間流れとも称する。)ほど、隙間の下流域を通過するとの知見を得た。そして更に、近傍流れが隙間を通過する領域を、下流に向かって広げることにより、中間流れが隙間を通過する領域を狭めることができ、中間流れが隙間を通過することを抑制可能であるとの知見を得た。これらの知見に基づき、本発明者等は本発明に想到した。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービンは、
入口、出口、及び、前記入口と前記出口との間を延びるシュラウド面を有するシュラウド部を含む、ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、ハブ、及び、該ハブの外周面に設けられ、前記シュラウド面に沿って延びる側縁をそれぞれ有する複数のブレードを含むタービン動翼と、
を備えるタービンであって、
前記ブレードの側縁は、
前記入口側に配置される側縁上流部と、
前記出口側に配置される側縁下流部とを有し、
前記シュラウド面は、
前記入口側に配置され、前記側縁上流部に沿うシュラウド上流部と、
前記出口側に配置され、前記側縁下流部に沿うシュラウド下流部とを有し、
前記シュラウド上流部は、シュラウド上流部が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部が前記ハブの軸線方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも、前記入口側での前記ハブの軸線に対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
上記(1)の構成によれば、近傍流れが隙間を通過する領域を、下流に向かって広げることにより、中間流れが隙間を通過する領域を狭めることができ、中間流れが隙間を通過することを抑制できる。これにより、ブレード側縁とシュラウド面との間の隙間を流体が流れるクリアランスフローが低減される。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記シュラウド上流部は、前記ハブの軸線から前記入口までの径方向距離をR1、前記ハブの軸線から前記出口までの径方向距離をR2t、前記ハブの軸線方向での前記シュラウド面の長さをLsとした場合に、数式1で定義される曲率半径Rを有する子午断面形状を有する。
Figure 2016051531
上記(2)の構成によれば、シュラウド上流部の子午断面形状が、数式1で定義される曲率半径Rを有するので、ハブの軸線に対する傾斜角度を確実に小さくすることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記シュラウド下流部は、円弧形状の子午断面形状を有する円弧部からなる。
上記(3)の構成によれば、シュラウド下流部が円弧部からなることで、ハブの軸線に対するシュラウド下流部の傾斜角度を出口に向けて徐々に小さくすることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記円弧部は、真円弧形状の子午断面形状を有する。
上記(4)の構成によれば、円弧部が真円弧形状の子午断面形状を有するので、ハブの軸線に対するシュラウド下流部の傾斜角度を、出口に向けて徐々に小さくすることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記円弧部は、楕円弧形状の子午断面形状を有する。
上記(5)の構成によれば、円弧部が楕円弧形状の子午断面形状を有するので、ハブの軸線に対するシュラウド下流部の傾斜角度を出口に向けて徐々に小さくすることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(3)〜(5)の何れか一つの構成において、
前記円弧部の曲率中心は、前記出口を通り且つ前記ハブの軸線方向と直交する直線上又は該直線よりも前記ハブの軸線方向にて下流に位置付けられている。
上記(6)の構成によれば、シュラウド面のハブの軸線に対する傾斜角度を0度以上にすることができる。
(7)幾つかの実施形態では、(1)〜(6)の何れか一つの構成において、
前記シュラウド上流部は、直線形状の子午断面形状を有する直線部からなる。
上記(7)の構成によれば、シュラウド上流部が直線部を有することで、ハブの軸線に対するシュラウド上流部の傾斜角度を一定にすることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(7)の何れか一つの構成において、
前記ハブの軸線に対する前記シュラウド下流部の子午断面での傾斜角度は、前記出口において0度である。
上記(8)の構成によれば、出口においてシュラウド面の傾斜角度が0度であるので、出口から流体をスムースに排出することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記シュラウド下流部は、前記ハブの軸線に対して傾斜した直線形状の子午断面形状を有する直線部からなる。
上記(10)の構成によれば、シュラウド下流部が直線部からなることで、ハブの軸線に対するシュラウド下流部の傾斜角度を一定にすることができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記シュラウド面は、前記入口と前記出口を結ぶ直線形状の子午断面形状を有する。
上記(10)の構成によれば、シュラウド面のハブ軸に対する傾斜角度を一定にすることができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記シュラウド面は、前記ハブの軸線から前記入口までの径方向距離をR1、前記ハブの軸線から前記出口までの径方向距離をR2t、前記ハブの軸線方向での前記シュラウド面の長さをLsとした場合に、数式2で定義される曲率半径Rを有する円弧形状の子午断面形状を有する。
Figure 2016051531
上記(11)の構成によれば、シュラウド面が円弧形状の子午断面形状を有し、該円弧形状が、数式2で定義される曲率半径Rを有するので、ハブの軸線に対するシュラウド面の傾斜角度を確実に小さくすることができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(11)の何れか一つの構成において、
前記入口での前記シュラウド面の内径をD1とし、前記ハブの軸線方向での前記シュラウド面の長さをLとした場合に、前記内径D1に対する前記長さLの比率Ls/D1が0.16よりも大である。
内径D1に対する長さLsの比率Ls/D1が0.16以下である場合、流体から回転力を受けるブレードの面積が相対的に狭く、タービンの効率が低下してしまう。一方、比率Ls/D1が0.16よりも大である場合、ブレードの面積が相対的に広くなり、タービンの効率は向上するが、クリアランスフローが生じる領域が広くなり、クリアランスフローによる損失が大きくなる。
この点、上記(12)の構成によれば、比率Ls/D1が0.16よりも大であっても、クリアランスフローが低減されるので、タービンの効率を向上させながら、損失の増大を抑制することができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(12)の何れか一つの構成において、
前記ハブの軸線から前記入口までの径方向距離をR1、前記ハブの軸線から前記出口までの径方向距離をR2tとした場合に、前記距離R1に対する前記距離R2tの比率が0.95以下である。
上記(13)の構成によれば、クリアランスフローの低減がタービンの効率向上に大きな効果を発揮する。
(14)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービンは、
入口、出口、及び、前記入口と前記出口との間を延びるシュラウド面を有するシュラウド部を含む、ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、ハブ、及び、該ハブの外周面に設けられ、前記シュラウド面に沿って延びる側縁をそれぞれ有する複数のブレードを含むタービン動翼と、
を備えるタービンであって、
前記ブレードの側縁は、
前記入口側に配置される側縁上流部と、
前記出口側に配置される側縁下流部とを有し、
前記シュラウド面は、円弧形状の子午断面形状を有する1つの円弧部からなり、
前記円弧部は、前記ハブの軸線から前記入口までの径方向距離をR1、前記ハブの軸線から前記出口までの径方向距離をR2t、前記ハブの軸線方向での前記シュラウド面の長さをLsとした場合に、数式3で定義される曲率半径Rを有する子午断面形状を有する。
Figure 2016051531
上記(14)の構成によれば、近傍流れが隙間を通過する領域を、下流に向かって広げることにより、中間流れが隙間を通過する領域を狭めることができ、中間流れが隙間を通過することを抑制できる。これにより、ブレード側縁とシュラウド面との間の隙間を流体が流れるクリアランスフローが低減される。
(15)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービンは、
入口、出口、及び、前記入口と前記出口との間を延びるシュラウド面を有するシュラウド部を含む、ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、ハブ、及び、該ハブの外周面に設けられ、前記シュラウド面に沿って延びる側縁をそれぞれ有する複数のブレードを含むタービン動翼と、
を備えるタービンであって、
前記シュラウド面は、直線形状の子午断面形状を有する1つの直線部からなる。
上記(15)の構成によれば、近傍流れが隙間を通過する領域を、下流に向かって広げることにより、中間流れが隙間を通過する領域を狭めることができ、中間流れが隙間を通過することを抑制できる。これにより、ブレード側縁とシュラウド面との間の隙間を流体が流れるクリアランスフローが低減される。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、近傍流れが隙間を通過する領域を、下流に向かって広げることにより、中間流れが隙間を通過する領域を狭めることができ、中間流れが隙間を通過することを抑制できる。これにより、ブレード側縁とシュラウド面との間の隙間を流体が流れるクリアランスフローが低減される。
本発明の一実施形態に係るターボチャージャの構成を概略的に示す縦断面図である。 図1に示したタービンハウジングの筒部とタービン動翼を概略的に示す子午断面図である。 図2に示したシュラウド面とブレードの側縁を概略的に示す子午断面図である。 シュラウドに起こる漏れ流れの流線を示す概略図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。 幾つかの実施形態に係るシュラウド面とブレードを概略的に示す子午断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るターボチャージャの構成を概略的に示す縦断面図である。
図1に示すように、ターボチャージャ1は、タービン2と、遠心式のコンプレッサ3とを備えて構成される。
タービン2は、ハウジング(タービンハウジング)21と、タービンハウジング21内に回転可能に収容されるタービン動翼(タービンインペラ)22とを有し、コンプレッサ3は、ハウジング(コンプレッサハウジング)31と、コンプレッサハウジング31内に回転可能に収容されたインペラ(コンプレッサインペラ)32とを有する。
タービンハウジング21とコンプレッサハウジング31は、軸受ハウジング4を挟んでその両側に配置され、これらは軸受ハウジング4に結合されている。軸受ハウジング4とタービンハウジング21は、これら軸受ハウジング4とタービンハウジング21の端部で、双方の接続フランジ41及び211がリング状のカップリング212で締め付け固定されている。タービン2のタービン動翼22とコンプレッサ3のインペラ32は、タービン動翼22と一体であって軸受ハウジング4内を延びる駆動軸(タービンロータ)5によって相互に連結されている。したがって、タービン動翼22、インペラ32及び駆動軸5は、同一の軸線上に配置されている。タービン2のタービン動翼22は、例えば、内燃機関から排出された排ガスによって回転させられ、これにより駆動軸5を介してコンプレッサ3のインペラ32が回転させられる。そして、コンプレッサ3のインペラ32の回転によって、内燃機関に供給される空気(吸気)が圧縮される。
例えば、タービンハウジング21は、タービン動翼22を収容する筒部(シュラウド部)23と、筒部23の軸受ハウジング4側の部分を囲むスクロール部24とからなる。スクロール部24は、図示しない排ガスの入口を有するとともに、スロート部25を介して筒部23と連通している。軸受ハウジング4と反対側の筒部23の開口231は、排ガスの出口を形成している。
タービン動翼22は、ハブ221と、複数のブレード(翼)223とからなり、ハブ221と複数のブレード223は一体に形成される。ハブ221は、軸線Lの周りに回転対称な形状を有し、ブレード223は、放射状に形成される。軸線Lに沿う方向にてハブ221の一端側は排ガスの出口側に位置し、ハブ221の他端側は軸受ハウジング4側に位置している。ハブ221の外周面は他端側に向かって拡大するラッパ形状を有し、ハブ221は他端側に軸受ハウジング4と対向する背面222を有する。複数のブレード223は、ハブ221の外周面上に周方向に間隔をあけて配置される。
軸受ハウジング4側のタービンハウジング21の開口には、軸受ハウジング4の端壁42が嵌合されている。端壁42には、筒状のシール部421が一体且つ同軸に設けられ、シール部421は、端壁42の中央を貫通するシール孔422を形成している。タービン動翼22側の駆動軸5の端部はシール部421内に配置され、駆動軸5とシール部421との間の隙間には、シールリング(図示せず)が配置されている。
端壁42とタービン動翼22の背面の間の環状の凹所には、環状のバックプレート26が配置されている。バックプレート26の外周部は、タービンハウジング21と軸受ハウジング4によって挟まれており、バックプレート26の内周部はシール部421を囲んでいる。
軸受ハウジング4の内部には、周壁43と一体に軸受部44が設けられ、軸受部44には、軸受孔441が形成されている。軸受部孔441内には、ラジアル軸受装置として、例えば、二つの浮動ブッシュ442が配置され、駆動軸5の中央部は、浮動ブッシュ442を貫通した状態で、軸受部44の軸受孔441内に配置される。
コンプレッサ3側の軸受部44の端面には、軸線Lと直交する板形状のスラスト部材45が固定され、スラスト部材45の貫通孔を駆動軸5は貫通している。駆動軸5には、スラストカラー46及びスラストスリーブ47が嵌合されており、スラスト部材45、スラストカラー46及びスラストスリーブ47はスラスト軸受装置を構成している。
ここで、軸受ハウジング4の周壁43には、給油ポート431及び排油ポート432が設けられ、軸受部44及びスラスト部材45には、ラジアル軸受装置及びスラスト軸受装置の軸受隙間に潤滑油を供給するための給油路が形成されている。一方、コンプレッサ3の方向への潤滑油の飛散を防止するために、スラスト部材45のコンプレッサ3側の面を覆うように、オイルデフレクタ48が設置されている。
コンプレッサ3側の軸受ハウジング4の開口には、中央にシール孔331を有する蓋部材33が嵌合され、蓋部材33は、軸受ハウジング4に対し固定されている。スラストスリーブ47は、蓋部材33のシール孔331を貫通しており、スラストスリーブ47とシール孔331との隙間にはシールリング(図示せず)が配置される。
例えば、コンプレッサハウジング31は、インペラ32を収容する筒部(シュラウド部)34と、筒部34の軸受ハウジング4側の部分を囲むスクロール部35とからなる。スクロール部35は、図示しない給気の出口を有するとともに、ディフューザ部36を介して筒部34と連通している。軸受ハウジング4と反対側の筒部34の開口は、吸気の入口を形成している。
インペラ32は、ハブ321と、複数のブレード(翼)323とからなる。ハブ321は、軸線Lの周りに回転対称な形状を有する。軸線Lに沿う方向にて、ハブ321の一端側は吸気の入口側に位置し、ハブ321の他端側はディフューザ部36側に位置している。ハブ321の外周面は他端側に向かって拡大するラッパ形状を有し、ハブ321は他端側に蓋部材33と対向する背面322を有する。複数のブレード323は、ハブ321の外周面上に周方向に間隔をあけて配置されている。
駆動軸5はハブ321を貫通し、ハブ321の一端側に位置する駆動軸5の先端側には雄ネジ51が形成され、雄ネジ51に締結部材としてのナット52が螺合されている。ナット52はハブ321の一端側に当接し、インペラ32に対し軸線Lに沿う方向にてタービン2側に向かって軸力を加える。
上述したターボチャージャ1では、タービン動翼22に加わる軸線L方向のスラスト力と、インペラ32に加わるスラスト力との差であるスラスト荷重が、図の右方(タービン動翼22側)に向けて駆動軸5に加わる。そして、スラスト部材45は、内周を駆動軸5に固定されたスラストカラー46及びスラストスリーブ47で挟持される。これにより、スラスト部材45は、駆動軸5とともに回転しながら、軸受ハウジング4に摺接してスラスト荷重を支持する。
図2は、図1に示したタービンハウジング21の筒部(シュラウド部)23とタービン動翼22を示す子午断面図である。
図2に示すように、タービンハウジング21の筒部23は、入口61、出口62、及び入口61と出口62との間を延びるシュラウド面6を有し、タービン動翼22は、ハブ221、及びハブ221の外周面に設けられ、シュラウド面6に沿って延びる側縁7をそれぞれ有する複数のブレード223を含んでいる。
また、図2に示すように、幾つかの実施形態に係るタービン2は、ハブ221の軸線Lから入口61までの径方向距離をR1、ハブ221の軸線Lから出口62までの径方向距離R2tとした場合に、距離R1は距離R2tよりも大である(R1>R2t)。より具体的には、距離R1に対する距離R2tの比率R2t/R1が0.95以下である。距離R1に対する距離R2tの比率R2t/R1が0.95以下であるタービン2は、ラジアルタービンとなり、高い圧力比、すなわち、高いヘッドで用いられる。ヘッドが高いほど漏れ流れ(クリアランスフロー)が多くなり易いことから、クリアランスフローの低減がタービン2の効率向上に大きな効果を発揮する。
また、図2に示すように、幾つかの実施形態に係るタービン2は、入口61での内径をD1とし、ハブ221の軸線L方向でのシュラウド面6の長さをLsとした場合に、内径D1に対する長さLsの比率Ls/D1が0.16よりも大である(Ls/D1>0.16)。
内径D1に対する長さLsの比率Ls/D1が0.16以下である場合、流体から回転力を受けるブレード223の面積が相対的に狭く、タービン2の効率が低下してしまう。一方、比率Ls/D1が0.16よりも大である場合、ブレード223の面積が相対的に広くなり、タービンの効率は向上するが、クリアランスフローが生じる領域が広くなり、クリアランスフローによる損失が大きくなる。この点、この実施形態では、比率Ls/D1が0.16よりも大であってもクリアランスフローが低減されるので、タービンの効率を向上させながら、損失の増大を抑制できる。
図3は、図2に示したシュラウド面6とブレード223の側縁7を概略的に示す子午断面図である。図4は、シュラウド面6に起こる漏れ流れの流線を示す概略図である。
図3に示すように、ブレード223の側縁7は、入口61側に配置される側縁上流部73と、出口62側に配置される側縁下流部74とを有し、シュラウド面6は、入口61側に配置され、側縁上流部73に沿うシュラウド上流部63と、出口62側に配置され、側縁下流部74に沿うシュラウド下流部64とを有する。
幾つかの実施形態に係るシュラウド上流部63は、図3において二点鎖線で示すように、シュラウド上流部63が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部64がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも、図3において実線で示すように、入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小(θ>θ )である子午断面形状を有する。
図4(a)に示すように、シュラウド上流部63が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部64がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合は、近傍流れFFが隙間の上流域を通過し、中間流れMFほど、隙間の下流域を通過する。
一方、図4(b)に示すように、シュラウド上流部63が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部64がハブの軸線方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも、入口側でのハブの軸線に対する傾斜角度が小(θ0>θ1)である子午断面形状を有する構成によれば、近傍流れFFが隙間を通過する領域Bを、下流に向かって広げることができ、中間流れMMが隙間を通過することを抑制できる。これにより、ブレード223の側縁7とシュラウド面6との間の隙間を流体が流れるクリアランスフローが低減される。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、図3において二点鎖線で示すように、側縁上流部73が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部74がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも、図3において実線で示すように、側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小(θ0a>θ1a)である子午断面形状を有する。
図3に示すように、幾つかの実施形態に係るシュラウド上流部63は、ハブ221の軸線Lから入口61までの径方向距離をR1、ハブ221の軸線Lから出口62までの径方向距離をR2t、ハブ221の軸線L方向でのシュラウド面6の長さをLsとした場合に、数式4で定義される曲率半径Rを有する子午断面形状を有する。
Figure 2016051531
このようにすれば、シュラウド上流部63の子午断面形状が、数式4で定義される曲率半径Rを有するので、ハブ221の軸線Lに対する傾斜角度を確実に小さくすることができる。
この実施形態では、ブレード223の側縁上流部73は、ハブ221の軸線Lから側縁前端(前縁先端)71までの径方向距離をR1a、ハブ221の軸線Lから側縁後端(後縁先端)72までの径方向距離をR2ta、ハブ221の軸線L方向でのブレード223の側縁7の長さをLsaとした場合に、数式5で定義される曲率半径Raを有する子午断面形状を有する。
Figure 2016051531
このようにすれば、ブレード223の側縁上流部73の子午断面形状が、数式5で定義される曲率Raを有するので、ハブ221の軸線Lに対する傾斜角度を確実に小さくすることができる。
また、この場合において、シュラウド面6の曲率半径Rとブレード223の側縁7の曲率半径との差(R−Ra)は、シュラウド面6とブレード223の側縁7との隙間(クリアランス)となる。
図5〜図12は、幾つかの実施形態に係るシュラウド面6とブレード223の側縁7を概略的に示す子午断面図である。
図5及び図6、並びに図9及び図10に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド下流部64は、円弧形状の子午断面形状を有する円弧部65からなる。このようにすれば、シュラウド下流部64が円弧部65からなることで、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド下流部64の傾斜角度を出口62に向けて徐々に小さくできる。
この実施形態では、ブレード223の側縁下流部74は、円弧形状の子午断面形状を有する円弧部75からなる。このようにすれば、側縁下流部74が円弧部75からなることで、ハブ221の軸線Lに対する側縁下流部74の傾斜角度を側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小さくできる。
また、図5及び図6に示すように、幾つかの実施形態では、円弧部65は、真円弧形状の子午断面形状を有する。このようにすれば、円弧部65が真円弧形状の子午断面形状を有するので、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド下流部64の傾斜角度を、出口62に向けて徐々に小さくできる。
この実施形態では、ブレード223の側縁下流部74が有する円弧部75は、真円弧形状の子午断面形状を有する。このようにすれば、円弧部75が真円弧形状の子午断面形状を有するので、ハブ221の軸線Lに対する側縁下流部74の傾斜角度を側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小さくできる。
図9及び図10に示すように、幾つかの実施形態では、円弧部65は、長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される楕円弧形状の子午断面形状を有する。このようにすれば、円弧部65が、長軸がハブ221の軸線に対して傾いて配置される楕円弧形状の子午断面形状を有するので、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド下流部64の傾斜角度を出口62に向けて徐々に小さくできる。
この実施形態では、ブレード223の側縁下流部74が有する円弧部75は、長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される楕円弧形状の子午断面形状を有する。このようにすれば、円弧部75が、長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される楕円弧形状の子午断面形状を有するので、ハブ221の軸線Lに対する側縁下流部74の傾斜角度を側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小さくできる。
図5及び図6、並びに図9及び図10に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド下流部64が有する円弧部65の曲率中心は、出口62を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられている。このようにすれば、シュラウド面6のハブ221の軸線Lに対する傾斜角度は0度以上である。
この実施形態では、ブレード223の側縁下流部74が有する円弧部75の曲率中心は、側縁後端(後縁先端)72を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられている。このようにすれば、ブレード223の側縁7のハブ221の軸線Lに対する傾斜角度は0度以上である。
図6及び図7並びに図10及び図11に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド上流部63は、直線形状の子午断面形状を有する直線部66からなる。このようにすれば、シュラウド上流部63が直線部66からなることで、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド上流部63の傾斜角度を一定にすることができる。
この実施形態では、ブレード223の側縁上流部73は、直線形状の子午断面形状を有する直線部76からなる。このようにすれば、側縁上流部73が直線部76からなることでハブ221の軸線Lに対する側縁上流部73の傾斜角度を一定にすることができる。
図7及び図8並びに図11及び図12に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド下流部64は、ハブ211の軸線Lに対して傾斜した直線形状の子午断面形状を有する直線部67からなる。このようにすれば、シュラウド下流部64が直線部67からなることで、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド下流部64の傾斜角度を一定にすることができる。
この実施形態では、ブレード223の側縁下流部74は、ハブ211の軸線Lに対して傾斜した直線形状の子午断面形状を有する直線部77からなる。このようにすれば、側縁下流部74が直線部77からなることで、ハブ221の軸線Lに対する側縁下流部74の傾斜角度を一定にすることができる。
図5及び図6に示すように、幾つかの実施形態では、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド上流部63の子午断面での傾斜角度は、出口において0度である。このようにすれば、出口62においてシュラウド面6の傾斜角度が0度であるので、出口62から流体(排ガス)をスムースに排出することができる。
この実施形態では、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁上流部73の子午断面での傾斜角度は側縁後端(後縁先端)72において0度である。
また、図5に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、真円弧形状の子午断面形状を有する円弧部651からなる。円弧部651は、子午断面形状が入口61と出口62を通る一つの円弧形状で形成される。この構成によれば、シュラウド上流部631とシュラウド下流部641が一つの円弧部651で構成され、シュラウド上流部63は、シュラウド上流部631が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部641がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、円弧部651の曲率中心は、出口62を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。これにより、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の子午断面での傾斜角度は、0度以上であり、シュラウド下流部641の傾斜角度を出口62に向けて徐々に小さくできる。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、真円弧形状の子午断面形状を有する円弧部751からなる。円弧部751は、子午断面形状が側縁前端(前縁先端)71と側縁後端(後縁先端)72を通る一つの円弧形状で形成される。この構成によれば、側縁上流部731と側縁下流部741が一つの円弧部751で構成され、側縁上流部731は、側縁上流部731が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部741がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、円弧部751の曲率中心は、側縁後端(後縁先端)72を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。これにより、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁7の子午断面での傾斜角度は、0度以上であり、側縁下流部741の傾斜角度を側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小さくできる。
また、幾つかの実施形態では、円弧部651の曲率中心が出口62を通り且つハブ221の軸線方向と直交する直線上に位置付けられる。この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の子午断面での傾斜角度は、0度以上であり、出口62において0度である。これにより、出口62から流体(排ガス)をスムースに排出することができる。
この実施形態では、ブレード223の側縁7が有する円弧部751の曲率中心が側縁後端(後縁先端)72を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上に位置付けられる。この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁7の子午断面での傾斜角度は、0度以上であり、出口において0度である。
また、図5に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、ハブ221の軸線Lから入口61までの径方向距離をR1、ハブ221の軸線Lから出口62までの径方向距離をR2t、ハブ221の軸線L方向でのシュラウド面6の長さをLsとした場合に、数式6で定義される曲率半径Rを有する真円弧形状の子午断面形状を有する。
Figure 2016051531
この構成によれば、シュラウド面6でハブ221の軸線Lに対する傾斜角度は、出口62に向けて徐々に小で且つ出口62において0度である。これにより、クリアランスフローを低減しつつ、効率的にタービン動翼22を回転させることができる。
この実施形態では、ブレード774の側縁7は、ハブ221の軸線Lから入口71までの径方向距離をR1a、ハブ221の軸線Lから側縁後端(後縁先端)72までの径方向距離をR2ta、ハブ221の軸線L方向での側縁の長さをLsaとした場合に、数式7で定義される曲率半径Raの真円弧形状である子午断面形状を有する。
Figure 2016051531
この構成によれば、ブレード223の側縁7でハブ221の軸線Lに対する傾斜角度は、側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小で且つ側縁後端(後縁先端)72において0度である。これにより、クリアランスフローを低減しつつ、効率的にタービン動翼22を回転させることができる。
また、この場合において、シュラウド面6の曲率半径Rとブレード223の側縁7の曲率半径Raとの差(R−Ra)は、シュラウド面6とブレード223の側縁7との隙間(クリアランス)となる。
また、図6に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、真円弧形状の子午断面形状を有する円弧部652と直線形状の子午断面形状を有する直線部662とからなる。円弧部652は、子午断面形状が出口62を通る円弧形状で形成され、直線部662は、子午断面形状が入口61を通り円弧部652の接線Nとなる直線形状で形成される。この構成によれば、シュラウド上流部632が直線部662で構成され、シュラウド下流部642が円弧部652で構成される。そして、シュラウド上流部632は、シュラウド上流部632が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部642がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、円弧部652の曲率中心は、出口62を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。これにより、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の傾斜角度は、0度以上であり、入口61から出口62に向けて徐々に小である。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、真円弧形状の子午断面形状を有する円弧部752と直線形状の子午断面形状を有する直線部762とからなる。円弧部752は、子午断面形状が側縁後端(後縁先端)72を通る真円弧形状で形成され、直線部762は、子午断面形状が側縁前端(前縁先端)71を通り円弧部752の接線となる直線形状で形成される。この構成によれば、側縁上流部732が直線部762で構成され、側縁下流部742が円弧部752で構成される。そして、側縁上流部732は、側縁上流部732が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部742がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、円弧部752の曲率中心は、側縁後端(後縁先端)72を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。これにより、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁7の傾斜角度は、0度以上であり、側縁前端(前縁先端)71から側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小である。
また、図7に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、真円弧形状の子午断面形状を有する円弧部653と、直線形状の子午断面形状を有する第1直線部663と第2直線部673とからなる。円弧部653は、曲率中心がハブ221の軸線L方向と直交する直線M又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。第1直線部663は、子午断面形状が入口61を通り円弧部653の接線Nとなる直線形状で形成され、第2直線部673は、子午断面形状が出口62を通り円弧部653の接線Oとなる直線形状で形成される。この構成によれば、シュラウド上流部633が第1直線部663で構成され、シュラウド下流部643が第2直線部673で構成される。そして、シュラウド上流部633が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部643がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の傾斜角度は0度よりも大きく、入口61から出口62に向けて徐々に小である。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、真円弧形状の子午断面形状を有する円弧部753と直線形状の子午断面形状を有する第1直線部763と第2直線部773とからなる。円弧部753は、曲率中心がハブの軸線L方向と直交する直線M又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。第1直線部763は、子午断面形状が側縁前端(前縁先端)71を通り円弧部753の接線となる直線形状で形成され、第2直線部773は、子午断面形状が側縁後端(後縁先端)72を通り円弧部753の接線となる直線形状で形成される。この構成によれば、側縁上流部733が第1直線部763で構成され、側縁下流部743が第2直線部773で構成される。そして、側縁上流部733が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部743がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁の傾斜角度は0度よりも大きく、側縁前端(前縁先端)71から側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小である。
また、図8に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、真円弧形状の子午断面形状を有する円弧部654と直線形状の子午断面形状を有する直線部674とからなる。円弧部654は、子午断面形状が入口61を通る円弧形状で形成され、曲率中心がハブ221の軸線L方向と直交する直線M又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。直線部674は、子午断面形状が出口62を通り、円弧部654の接線Oとなる直線形状で形成される。この構成によれば、シュラウド上流部634が円弧部654で構成され、シュラウド下流部644が直線部674で構成される。そして、シュラウド上流部634は、シュラウド上流部634が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部644がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の傾斜角度は、0度より大であり、入口61から出口62に向けて徐々に小である。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、真円弧形状の子午断面形状を有する円弧部754と直線形状の子午断面形状を有する直線部774とからなる。円弧部754は、子午断面形状が側縁前端(前縁先端)71を通る円弧形状で形成され、曲率中心がハブ221の軸線L方向と直交する直線M又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。直線部774は、子午断面形状が側縁後端(後縁先端)72を通り円弧部754の接線となる直線形状で形成される。この構成によれば、側縁上流部734が円弧部754で構成され、側縁下流部744が直線部774で構成される。そして、側縁上流部734は、側縁上流部734が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部744がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁7の傾斜角度は、0度より大であり、側縁前端(前縁先端)71から側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小である。
また、図9に示すように、幾つかの実施形態では、円弧部655は、長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される楕円弧形状の子午断面形状を有する。この構成では、子午断面形状が入口61と出口62を通る一つの楕円弧形状で形成される。この構成によれば、シュラウド上流部635とシュラウド下流部645が一つの円弧部655で構成され、シュラウド上流部635は、シュラウド上流部635が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部645がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、円弧部655の曲率中心は、出口62を通り且つハブ221の軸線方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。これにより、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の子午断面での傾斜角度は、0度以上であり、入口61から出口62に向けて徐々に小である。
この実施形態では、ブレード223の側縁7が有する円弧部755は、長軸がハブ221の軸線に対して傾いて配置さえる楕円弧形状の子午断面形状を有する。この構成では、子午断面形状がブレード223の側縁前端(前縁先端)71と側縁後端(後縁先端)72を通る一つの楕円弧形状で形成される。この構成によれば、側縁上流部735と側縁下流部745が一つの円弧部755で構成され、側縁上流部735は、側縁上流部735が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部745がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、円弧部755の曲率中心は、側縁後端(後縁先端)72を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。これにより、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁7の子午断面での傾斜角度は、0度以上であり、側縁前端(前縁先端)71から側縁後端(前縁後端)72に向けて徐々に小である。
また、図10に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、子午断面形状が楕円弧形状となる円弧部656と子午断面形状が直線形状となる直線部666とからなる。円弧部656は、子午断面形状が出口62を通る楕円弧形状で形成され、楕円の長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される。直線部666は、子午断面形状が入口61を通り円弧部656の接線Nとなる直線形状で形成される。この構成によれば、シュラウド上流部636が直線部666で構成され、シュラウド下流部646が円弧部656で構成される。そして、シュラウド上流部636は、シュラウド上流部636が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部646がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、円弧部656の曲率中心は、出口62を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線方向にて下流に位置付けられる。これにより、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の傾斜角度は0度以上であり、入口61から出口62に向けて徐々に小である。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、子午断面形状が楕円弧形状となる円弧部756と子午断面形状が直線形状となる直線部766とからなる。円弧部756は、子午断面形状がブレード223の側縁後端(後縁先端)72を通る楕円弧形状で形成され、楕円の長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される。直線部766は、子午断面形状がブレード223の側縁前端(前縁先端)71を通り円弧部756の接線となる直線形状で形成される。この構成によれば、側縁上流部736が直線部766で構成され、側縁下流部746が円弧部756で構成される。そして、側縁上流部736は、側縁上流部736が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部744がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、円弧部756の曲率中心は、側縁後端(後縁前端)72を通り且つハブ221の軸線L方向と直交する直線M上又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられる。これにより、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁7の傾斜角度は0度以上であり、側縁前端(前縁先端)71から側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小である。
また、図11に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、楕円弧形状の子午断面形状を有する円弧部657と、直線形状の子午断面形状を有する第1直線部667と第2直線部677とからなる。円弧部657は、曲率中心がハブの軸線L方向と直交する直線M又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられ、楕円の長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される。第1直線部667は、子午断面形状が入口61を通り円弧部657の接線Nとなる直線形状で形成され、第2直線部677は、子午断面形状が出口62を通り円弧部657の接線Oとなる直線形状で形成される。この構成によれば、シュラウド上流部637が第1直線部667で構成され、シュラウド下流部647が第2直線部677で構成される。そして、シュラウド上流部637が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部647がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の傾斜角度は0度よりも大きく、入口61から出口62に向けて徐々に小である。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、楕円弧形状の子午断面形状を有する円弧部757と直線形状の子午断面形状を有する第1直線部767と第2直線部777とからなる。円弧部757は、曲率中心がハブの軸線L方向と直交する直線M又は該直線Mよりもハブ221の軸線L方向にて下流に位置付けられ、楕円の長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される。第1直線部767は、子午断面形状が側縁前端(前縁先端)71を通り円弧部757の接線となる直線形状で形成され、第2直線部777は、子午断面形状が側縁後端(後縁先端)72を通り円弧部757の接線となる直線形状で形成される。この構成によれば、側縁上流部737が第1直線部767で構成され、側縁下流部747が第2直線部777で構成される。そして、側縁上流部737が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部747がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁の傾斜角度は0度よりも大きく、側縁前端(前縁先端)71から側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小である。
また、図12に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、楕円弧形状の子午断面形状を有する円弧部658と直線形状の子午断面形状を有する直線部678とからなる。円弧部658は、子午断面形状が入口61を通る楕円弧形状で形成され、楕円の長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される。直線部678は、子午断面形状が出口62を通り、円弧部658の接線Oとなる直線形状で形成される。この構成によれば、シュラウド上流部638が円弧部658で構成され、シュラウド下流部648が直線部678で構成される。そして、シュラウド上流部638は、シュラウド上流部638が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部648がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも入口61側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するシュラウド面6の傾斜角度は、0度より大であり、入口61から出口62に向けて徐々に小である。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、楕円弧形状の子午断面形状を有する円弧部758と直線形状の子午断面形状を有する直線部778とからなる。円弧部758は、子午断面形状が側縁前端(前縁先端)71を通る楕円弧形状で形成され、楕円の長軸がハブ221の軸線Lに対して傾いて配置される。直線部778は、子午断面形状が側縁後端(後縁先端)72を通り円弧部758の接線となる直線形状で形成される。この構成によれば、側縁上流部738が円弧部758で構成され、側縁下流部748が直線部778で構成される。そして、側縁上流部738は、側縁上流部738が円弧形状の子午断面形状を有し且つ側縁下流部748がハブ221の軸線L方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも側縁前端(前縁先端)71側でのハブ221の軸線Lに対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する。
また、この構成によれば、ハブ221の軸線Lに対するブレード223の側縁7の傾斜角度は、0度より大であり、側縁前端(前縁先端)71から側縁後端(後縁先端)72に向けて徐々に小である。
図13は、幾つかの実施形態に係るシュラウド面を概略的に示す子午断面図である。
また、図13に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド面6は、入口61と出口62を結ぶ直線形状の子午断面形状を有する。
この構成によれば、シュラウド面6は、ハブ221の軸線Lに対する傾斜角度を一定にすることができる。
この実施形態では、ブレード223の側縁7は、側縁前端(前縁先端)71と側縁後端(後縁先端)72を結ぶ直線形状の子午断面形状を有する。
この構成によれば、ブレード223の側縁7は、ハブ221の軸線Lに対する傾斜角度を一定にすることができる。
なお、図3〜図13において、側縁7とシュラウド面6の隙間を誇張して拡大して描いているが、隙間は微小であり、子午断面形状にて側縁7はシュラウド面6と相似形状を有する。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 ターボチャージャ
2 タービン
21 タービンハウジング
211 接続フランジ
212 カップリング
22 タービン動翼
221 ハブ
222 背面
223 ブレード
23 筒部(シュラウド部)
231 開口
24 スクロール部
25 スロート部
26 バックプレート
3 コンプレッサ
31 コンプレッサハウジング
32 インペラ
321 ハブ
322 背面
323 ブレード
33 蓋部材
331 シール孔
34 筒部
35 スクロール部
36 ディフューザ部
4 軸受ハウジング
41 接続フランジ
42 端壁
421 シール部
422 シール孔
43 周壁
431 給油ポート
432 排油ポート
44 軸受部
441 軸受孔
442 浮動ブッシュ
45 スラスト部材
46 スラストカラー
47 スラストスリーブ
48 オイルデフレクタ
5 駆動軸
51 雄ネジ
52 ナット
6 シュラウド面
61 入口
62 出口
63,631〜638 シュラウド上流部
64,641〜648 シュラウド下流部
65,651〜658 円弧部
66,662,666 直線部
663,667 第1直線部
67,674,678 直線部
673,677 第2直線部
7 側縁
71 側縁前端(前縁先端)
72 側縁後端(後縁先端)
73,731〜738 側縁上流部
74,741〜748 側縁下流部
75,751〜758 円弧部
76,762,766 直線部
763,767 第1直線部
77,774,778 直線部
773,777 第2直線部
L ハブの軸線
FF 近傍流れ
MF 中間流れ

Claims (15)

  1. 入口、出口、及び、前記入口と前記出口との間を延びるシュラウド面を有するシュラウド部を含む、ハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、ハブ、及び、該ハブの外周面に設けられ、前記シュラウド面に沿って延びる側縁をそれぞれ有する複数のブレードを含むタービン動翼と、
    を備えるタービンであって、
    前記ブレードの側縁は、
    前記入口側に配置される側縁上流部と、
    前記出口側に配置される側縁下流部とを有し、
    前記シュラウド面は、
    前記入口側に配置され、前記側縁上流部に沿うシュラウド上流部と、
    前記出口側に配置され、前記側縁下流部に沿うシュラウド下流部とを有し、
    前記シュラウド上流部は、シュラウド上流部が円弧形状の子午断面形状を有し且つシュラウド下流部が前記ハブの軸線方向に沿う直線形状の子午断面形状を有する場合よりも、前記入口側での前記ハブの軸線に対する傾斜角度が小である子午断面形状を有する
    ことを特徴とするタービン。
  2. 前記シュラウド上流部は、前記ハブの軸線から前記入口までの径方向距離をR1、前記ハブの軸線から前記出口までの径方向距離をR2t、前記ハブの軸線方向での前記シュラウド面の長さをLsとした場合に、数式1で定義される曲率半径Rを有する子午断面形状を有することを特徴とする請求項1に記載のタービン。
    Figure 2016051531
  3. 前記シュラウド下流部は、円弧形状の子午断面形状を有する円弧部からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。
  4. 前記円弧部は、真円弧形状の子午断面形状を有することを特徴とする請求項3に記載のタービン。
  5. 前記円弧部は、楕円弧形状の子午断面形状を有することを特徴とする請求項3に記載のタービン。
  6. 前記円弧部の曲率中心は、前記出口を通り且つ前記ハブの軸線方向と直交する直線上又は該直線よりも前記ハブの軸線方向にて下流に位置付けられていることを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載のタービン。
  7. 前記シュラウド上流部は、直線形状の子午断面形状を有する直線部からなることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のタービン。
  8. 前記ハブの軸線に対する前記シュラウド下流部の子午断面での傾斜角度は、前記出口において0度であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のタービン。
  9. 前記シュラウド下流部は、前記ハブの軸線に対して傾斜した直線形状の子午断面形状を有する直線部からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。
  10. 前記シュラウド面は、前記入口と前記出口を結ぶ直線形状の子午断面形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。
  11. 前記シュラウド面は、前記ハブの軸線から前記入口までの径方向距離をR1、前記ハブの軸線から前記出口までの径方向距離をR2t、前記ハブの軸線方向での前記シュラウド面の長さをLsとした場合に、数式2で定義される曲率半径Rを有する円弧形状の子午断面形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。
    Figure 2016051531
  12. 前記入口での前記シュラウド面の内径をD1とし、前記ハブの軸線方向での前記シュラウド面の長さをLとした場合に、前記内径D1に対する前記長さLの比率Ls/D1が0.16よりも大であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のタービン。
  13. 前記ハブの軸線から前記入口までの径方向距離をR1、前記ハブの軸線から前記出口までの径方向距離をR2tとした場合に、前記距離R1に対する前記距離R2tの比率が0.95以下であることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載のタービン。
  14. 入口、出口、及び、前記入口と前記出口との間を延びるシュラウド面を有するシュラウド部を含む、ハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、ハブ、及び、該ハブの外周面に設けられ、前記シュラウド面に沿って延びる側縁をそれぞれ有する複数のブレードを含むタービン動翼と、
    を備えるタービンであって、
    前記ブレードの側縁は、
    前記入口側に配置される側縁上流部と、
    前記出口側に配置される側縁下流部とを有し、
    前記シュラウド面は、円弧形状の子午断面形状を有する1つの円弧部からなり、
    前記円弧部は、前記ハブの軸線から前記入口までの径方向距離をR1、前記ハブの軸線から前記出口までの径方向距離をR2t、前記ハブの軸線方向での前記シュラウド面の長さをLsとした場合に、数式3で定義される曲率半径Rを有する子午断面形状を有することを特徴とするタービン。
    Figure 2016051531
  15. 入口、出口、及び、前記入口と前記出口との間を延びるシュラウド面を有するシュラウド部を含む、ハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、ハブ、及び、該ハブの外周面に設けられ、前記シュラウド面に沿って延びる側縁をそれぞれ有する複数のブレードを含むタービン動翼と、
    を備えるタービンであって、
    前記シュラウド面は、直線形状の子午断面形状を有する1つの直線部からなる
    ことを特徴とするタービン。
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