JPWO2016031886A1 - 通信システム、経路選択装置、及び経路選択方法 - Google Patents
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Abstract
複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムにおいて、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置と、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置と、を備え、前記経路選択装置は、前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを前記アドレス解決装置に問い合わせ、当該アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する。
Description
本発明は、通信網間の相互接続技術に関連するものである。
異なる国の間で移動体通信網を相互接続して国際接続を行う技術が従来から存在する。図1に、国際中継網を介した移動体通信網間の相互接続構成の例を示す。図1に示す例では、ある国(例:日本)のオペレータ(通信事業者)の網であるオペレータB網とオペレータC網がそれぞれ国際中継網に接続され、また、別の国(例:米国)のオペレータの網であるオペレータA網が国際中継網に接続されることで国際相互接続が行われている。
図1に示す国際中継網は、共通線信号方式に基づく既存の中継網であり、各オペレータの網とデジタル回線(STM回線)で接続される。
図1を参照して、国際中継網を介した呼接続手順の例を説明する。ここでは、オペレータAのユーザA(UE−A(ユーザ装置−A))からユーザB(UE−B)に呼接続を行うものとする。また、ユーザBはもともとオペレータCの加入者であったが、MNP(Mobile Number Portability)により、オペレータBの加入者になったものとする。つまり、ユーザBの電話番号は、オペレータCで管理されている番号である。
ユーザAがUE−AにおいてユーザB着番号に発信する操作を行うと、ユーザB着番号を宛先として含む接続要求信号が送出される(ステップ1)。オペレータA網内では、海外への発信と判断されて接続要求信号は国際中継網に送出される。国際中継網において、ユーザB着番号はオペレータCの番号であると識別されるので、接続要求信号はオペレータC網にルーチングされる(ステップ2)。オペレータC網では、ユーザB着番号は、オペレータBへMNP転出した番号であると識別されるため、当該接続要求信号はオペレータB網に転送され、ユーザB(UE−B)への着信がなされる(ステップ3)。
3GPP TS 23.228 V12.5.0 (2014-06)
GSMA PRD IR.67
今後、移動通信網間の国際相互接続において、IP相互接続(国際IP相互接続)が進展していくと考えられる。国際IP相互接続においては、図1に示した国際中継網が、IP中継網であるIPX網に置き換わる網構成になるが、IP相互接続が進展する過程においては、国際中継網(STM回線)を介した相互接続とIPX網(IP回線)を介したIP相互接続とが混在することが想定される。
全てのオペレータ網がIP回線で相互接続される、もしくは全てのオペレータ網がSTM回線で相互接続される場合であれば、例えば、非特許文献1、非特許文献2等に記載された技術的要件や規定に従って接続動作等を行うことができる。しかしながら、現状、IP接続とSTM接続が混在する場合の規定は存在しないので、IP接続とSTM接続が混在する場合でも、既存の規定等に従った接続動作を実行することになる。このような状況から生じる課題の例を図2、図3を参照して説明する。
図2は、IP接続とSTM接続が混在する場合の国際相互接続における接続構成例と課題を説明するための図である。
図2に示す例では、オペレータB網とオペレータA網はIPX網を介してIP回線で相互接続されているが、オペレータC網とオペレータA網は国際中継網を介してSTM回線で相互接続されている。
このような網構成において、図1の場合と同様に、オペレータAのユーザA(UE−A)からユーザB(UE−B)に呼接続を行う手順を説明する。図1の場合と同様に、ユーザBはもともとオペレータCの加入者であったが、MNPにより、オペレータBの加入者になったものとする。
ユーザAがユーザB着番号に発信する操作を行うと、ユーザB着番号を宛先として含む接続要求信号が国際中継網に送出される(ステップ11)。国際中継網において、ユーザB着番号はオペレータCの番号であると識別されるので、接続要求信号はオペレータC網にルーチングされる(ステップ12)。オペレータC網では、ユーザB着番号は、オペレータBへMNP転出した番号であると識別されるため、当該接続要求信号はオペレータB網に転送され、ユーザB(UE−B)への着信がなされる(ステップ13)。その後、国際中継網を介した音声通話等がなされる。
仮に、ユーザBが、オペレータCからMNP転入したユーザではなく、オペレータBに最初から加入し、オペレータBが管理する番号を持つユーザであるとすると、オペレータB網とオペレータA網はIPX網を介してIPで相互接続されているから、ユーザA(UE−A)からユーザB(UE−B)への呼接続は、IPX網を経由した接続となり、音声通話等もIPX網を経由してなされることになる。
ところで、現状、オペレータにより提供されるサービスにおいて、IP網では提供できるが、STM回線を介した場合には提供できないサービス(以下、IPベースサービスと呼ぶ)が存在する。例えば、ビデオ通話サービスや、IPの帯域制御を活用した広帯域サービス等である。なお、本明細書において、IP回線ではないSTM回線等の通信回線をデジタル回線と呼ぶ場合がある。
図2に示す網構成の例において、オペレータAとオペレータBがIPベースサービスを提供しているとする。オペレータCからオペレータBにMNP転入したユーザBは、オペレータBの加入者なのだから、本来であれば、オペレータAとオペレータB間の通信においてIPベースサービスを受けられるべきであるが、図2で説明したように、ユーザBとユーザA間の通信は、STM回線を経由するため、IPベースサービスを提供することができない。一方、ユーザBが最初からオペレータBに加入しているユーザであれば、STM回線を経由しないため、IPベースサービスを提供することができる。このように、IP接続とSTM接続が混在する場合、IPベースサービスを提供可能なオペレータであっても、ユーザにIPベースサービスを提供できない場合が生じるという課題がある。
なお、図2に示したケースにおいて、オペレータCからオペレータBにMNP転入したユーザBへの接続要求信号をオペレータA網からIPX網に送出することも考えられるが、IPX網等においてユーザB着番号のアドレス解決ができずに、接続要求信号は国際中継網に転送されるため、上記と同様の課題が生じる。
次に、図3を参照して別の課題の例を説明する。図3も、IP接続とSTM接続が混在する国際相互接続の構成例を示している。
図3の例では、ユーザA(UE−A)が、オペレータCのユーザであるユーザC(UE−C)に接続する場合について説明する。ここでは、ユーザCは、もともとオペレータBの加入者であり、オペレータCにMNP転入したものとする。つまり、ユーザCの番号はオペレータBから払い出され、オペレータBで管理されている番号である。また、前述したように、オペレータA網とオペレータB網間はIP相互接続しているが、オペレータA網とオペレータC網間はIP相互接続しておらず、STM接続されている。
ユーザAがユーザC着番号に発信する操作を行うと、ユーザC着番号を宛先として含む接続要求信号が送出される(ステップ21)。オペレータA網において、ユーザC着番号は、オペレータA網とIP接続されるオペレータB網の番号として識別されるため、接続要求信号は、IPX網を経由してオペレータB網に転送される(ステップ22)。オペレータB網では、ユーザC着番号は、オペレータCへMNP転出した番号であると識別されるため、接続要求信号は、オペレータC網に転送され(ステップ23)、ユーザC(UE−C)への着信がなされる。
すなわち、オペレータC網とオペレータA網との間はIP相互接続していないにも関わらず、図3のケースでは、オペレータB網を経由することで、オペレータC網とオペレータA網とがIP相互接続できてしまうことになる。このため、ユーザCに対して、STM接続を介した場合に提供できないIPベースサービスを提供できてしまう。
このように、IP相互接続していないオペレータ網間で、IP相互接続するオペレータ網を中継網として用いることで、IP相互接続ができてしまうという課題がある。
なお、上記の課題は、IP接続とSTM接続が混在する場合の例であるが、接続回線のプロトコルがIP、STM以外のプロトコルであっても同様の課題が存在し得る。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の通信網が相互接続される通信システムにおいて、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している場合においても、適切にユーザ装置間での通信接続を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムであって、
前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置と、
前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置と、を備え、
前記経路選択装置は、前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを前記アドレス解決装置に問い合わせ、当該アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する通信システムが提供される。
前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置と、
前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置と、を備え、
前記経路選択装置は、前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを前記アドレス解決装置に問い合わせ、当該アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する通信システムが提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムにおいて、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置であって、
前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置に問い合わせる問い合わせ手段と、
前記アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する決定手段とを備える経路選択装置が提供される。
前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置に問い合わせる問い合わせ手段と、
前記アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する決定手段とを備える経路選択装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムにおいて、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置が実行する経路選択方法であって、
前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置に問い合わせる問い合わせステップと、
前記アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する決定ステップとを備える経路選択方法が提供される。
前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置に問い合わせる問い合わせステップと、
前記アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する決定ステップとを備える経路選択方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、複数の通信網が相互接続される通信システムにおいて、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している場合においても、適切にユーザ装置間での通信接続を行うことを可能とする技術が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、以下で説明する各オペレータの網は移動通信網であるが、本発明はオペレータの網が移動通信網である場合に限らずに適用可能である。また、以下で説明する通信網間接続で使用する回線はIP回線とSTM回線であるが、これらは例であり、本発明は、通信網間接続で使用する回線のプロトコルがIP、STMに限らず適用可能である。
(第1の実施の形態)
<システム構成>
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図4は、第1の実施の形態における国際相互接続の網構成(システム構成)例を説明するための図である。ここに示す網構成は、オペレータ網間の接続構成としては図2と同様である。すなわち、オペレータB網とオペレータA網はIPX網を介してIP回線で相互接続されているが、オペレータC網とオペレータA網は国際中継網を介してSTM回線で相互接続されている。
<システム構成>
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図4は、第1の実施の形態における国際相互接続の網構成(システム構成)例を説明するための図である。ここに示す網構成は、オペレータ網間の接続構成としては図2と同様である。すなわち、オペレータB網とオペレータA網はIPX網を介してIP回線で相互接続されているが、オペレータC網とオペレータA網は国際中継網を介してSTM回線で相互接続されている。
各オペレータの網には、接続要求信号等を適切な経路に振り分ける経路選択装置が備えられるが、図4には、特に、オペレータA網に備えられる経路選択装置200が示されている。また、本実施の形態では、IP相互接続するオペレータにおけるユーザの電話番号からIPアドレスを取得するアドレス解決装置100が備えられる。アドレス解決装置100は、例えばENUMサーバであるが、これに限られるわけではない。また、アドレス解決装置100は、経路選択装置200と通信可能であれば、どこに備えられていてもよい。例えば、IPX網内にアドレス解決装置100の機能が備えられていてもよい。
なお、アドレス解決装置100により得られるアドレスは、IPアドレスに限らず、名前等でもよいので、それらを総称する意味で、以降、アドレス解決装置100により得られる情報を「アドレス」と記述する。
後に詳細に説明するが、本実施の形態では、経路選択装置200が、オペレタータAのユーザ(UE)から、着番号を宛先として含む接続要求信号(例:INVITEリクエスト)を受信すると、アドレス解決装置100に着番号に対応するアドレスを問い合わせ、着番号に対応するアドレスが得られれば、当該アドレスに対応するオペレータ網(IP相互接続するオペレータ網)に向けて接続要求信号を転送する。一方、着番号に対応するアドレスが得られない場合には、国際中継網側に接続要求信号を転送する。
図5に、本実施の形態におけるアドレス解決装置100の機能構成図を示す。図5(a)示すように、アドレス解決装置100は、アドレス解決部101と、電話番号/アドレス対応表格納部102を備える。
なお、図5は、アドレス解決装置100において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、実際に動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図5に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
図5(b)に示すように、電話番号/アドレス対応表格納部102には、電話番号とアドレスとを対応付けた対応表(テーブル)が格納されている。
本実施の形態では、当該対応表に設定される電話番号は、例えば、オペレータA網とIP相互接続しているオペレータ網が収容(契約)するユーザ(UE)の電話番号である。
例えば、オペレータA網とオペレータB網がIP相互接続されている場合において、オペレータBからMNP転出して、オペレータA網とIP相互接続されていないオペレータCのユーザとなった電話番号は対応表に記録されていない。なお、オペレータA網とIP相互接続されていないオペレータCの電話番号として記録することは構わない。ただし、この場合、当該電話番号に対応するアドレスは存在しない(又は、アドレスが存在しない旨が記録される)。
また、逆に、オペレータA網とオペレータB網がIP相互接続されていて、オペレータA網とオペレータC網がIP相互接続されていない場合において、オペレータCからオペレータBにMNP転入したユーザの電話番号及び対応するアドレス(オペレータB網のアドレス)は対応表に格納されている。
なお、上記の例は、オペレータA網から発信する場合に必要となる情報であるが、各オペレータ網毎に、同様の対応表が格納されてよい。ただし、例えば、アドレス解決装置100を、オペレータAのみがアクセスする装置として備える場合には、オペレータAにとって必要となる情報のみが格納されていればよい。
また、対応表に記録される「アドレス」は、接続要求信号を転送する転送先が、どのオペレータ網であるかがわかるアドレスであればよく、着信先のUEのアドレスである必要はない。もちろん、着信先のUEのアドレスであってもよい。
アドレス解決部101は、経路選択装置200から着番号を指定した問い合わせ信号(例:ENUM Query)を受信すると、電話番号/アドレス対応表格納部102における対応表を検索し、着番号に対応するアドレスが見つかれば当該アドレスを経路選択装置200に返し、着番号に対応するアドレスが無ければ、対応表にアドレスが存在しない旨の情報を経路選択装置200に返す処理を実行する。「対応表にアドレスが存在しない旨の情報」は、IPX網経由で接続してはいけないことを示す指示であってもよい。
なお、アドレス解決装置100は、1つのコンピュータ(サーバ)で実現してもよいし、電話番号を階層的に構成することで、複数のコンピュータにより階層的な検索を実行可能な構成としてもよい。
図6に、経路選択装置200の機能構成図を示す。図6に示すように、経路選択装置200は、アドレス問い合わせ部201、経路判定部202、接続要求信号転送部203を含む。
なお、図6は、経路選択装置200において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、実際に動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図6に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
アドレス問い合わせ部201は、ユーザ(UE)から発信された接続要求信号を受信し、当該接続要求信号に含まれる着番号を含むアドレス問い合わせをアドレス解決装置200に送信し、アドレス解決装置200から応答(アドレス、又は、アドレスが存在しない旨)を受信し、応答を経路判定部202に渡す。
経路判定部202は、アドレス問い合わせ部201から受け取った情報がアドレスであれば、当該アドレス向けに接続要求信号を転送するよう接続要求信号転送部203に指示し、アドレス問い合わせ部201から受け取った情報が「アドレスが存在しない旨」の情報であれば、国際中継網向けに接続要求信号を転送するよう接続要求信号転送部203に指示する。接続要求信号転送部203は、経路判定部202からの指示に従って、接続要求信号を転送する。
なお、経路選択装置200の機能は、例えば、オペレータA網におけるIMS網のS−CSCF(Serving Call/Session Control Function)を実現する装置内に実装することとしてよいが、これに限られるわけではない。また、経路選択装置200は、1つのコンピュータ(サーバ)で実現してもよいし、複数のコンピュータで実現してもよい。
<第1の実施の形態における動作例1>
次に、図7を参照して、第1の実施の形態におけるシステムの動作例1を説明する。動作例1は、オペレータAのユーザA(UE−A)が、IP相互接続しているオペレータBのユーザB(UE−B)に向けて発信する場合の例である。オペレータB網はオペレータA網とIP相互接続されているので、アドレス解決装置100には、ユーザB着番号とそれに対応するアドレスが格納されている。
次に、図7を参照して、第1の実施の形態におけるシステムの動作例1を説明する。動作例1は、オペレータAのユーザA(UE−A)が、IP相互接続しているオペレータBのユーザB(UE−B)に向けて発信する場合の例である。オペレータB網はオペレータA網とIP相互接続されているので、アドレス解決装置100には、ユーザB着番号とそれに対応するアドレスが格納されている。
ユーザAがUE−AにおいてユーザB着番号に発信する操作を行うと、ユーザB着番号を宛先として含む接続要求信号が送出され、当該接続要求信号を経路選択装置200が受信する(ステップ101)。経路選択装置200は、ユーザB着番号を含むアドレス問い合わせをアドレス解決装置100に送信し(ステップ102)、アドレス解決装置100からユーザB着番号に対応するアドレス(オペレータB網側アドレス)を含む応答を受信する(ステップ103)。
続いて、経路選択装置200は、ステップ103で取得したアドレス(オペレータB網側アドレス)を宛先として接続要求信号を送出する(ステップ104)。接続要求信号は、IPX網経由でオペレータB網に転送され、オペレータB網内の転送処理によって、ユーザB(UE−B)に届けられる(ステップ105)。その後は、接続時と同じ網を経由して接続応答がUE−Aに返され、UE−BとUE−A間で音声通話等の通信が行われる。
<第1の実施の形態における動作例2>
次に、図8を参照して、第1の実施の形態におけるシステムの動作例2を説明する。動作例2は、オペレータAのユーザA(UE−A)が、IP相互接続していないオペレータCのユーザC(UE−C)に向けて発信する場合の例である。オペレータC網はオペレータA網とIP相互接続されていないので、アドレス解決装置100には、ユーザC着番号とそれに対応するアドレスは格納されていない。
次に、図8を参照して、第1の実施の形態におけるシステムの動作例2を説明する。動作例2は、オペレータAのユーザA(UE−A)が、IP相互接続していないオペレータCのユーザC(UE−C)に向けて発信する場合の例である。オペレータC網はオペレータA網とIP相互接続されていないので、アドレス解決装置100には、ユーザC着番号とそれに対応するアドレスは格納されていない。
ユーザAがUE−AにおいてユーザC着番号に発信する操作を行うと、ユーザC着番号を宛先として含む接続要求信号が送出され、当該接続要求信号を経路選択装置200が受信する(ステップ201)。経路選択装置200は、ユーザC着番号を含むアドレス問い合わせをアドレス解決装置100に送信し(ステップ202)、アドレス解決装置100からユーザC着番号に対応するアドレスがない旨の情報を含む応答を受信する(ステップ203)。
経路選択装置200は、ステップ203において、ユーザC着番号に対応するアドレスがないことを把握したので、ユーザA(UE−A)からの接続要求信号を国際中継網側に転送する(ステップ204)。接続要求信号は、国際中継網におけるルーチングによってオペレータC網に届けられ、オペレータC網内の転送処理により、ユーザC(UE−C)に届けられる(ステップ205)。その後は、接続時と同じ網を経由して接続応答がUE−Aに返され、UE−CとUE−A間で音声通話等の通信が行われる。
本実施の形態によれば、経路選択装置200が、アドレス解決装置100から着番号に対応するアドレスを取得し、当該アドレスに従って接続要求信号の転送を行い、また、アドレス解決装置100から着番号に対応するアドレスがない旨の情報を受信したときには、接続要求信号を国際中継網に転送することとしたので、MNPユーザとオリジナルユーザとで提供サービスに差が生じる問題や、IP相互接続していないオペレータ網間でIP相互接続できてしまうといった問題が解消される。
以上、説明したように、本実施の形態では、複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムであって、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置と、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置と、を備え、前記経路選択装置は、前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを前記アドレス解決装置に問い合わせ、当該アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する通信システムが提供される。
上記の構成により、複数の通信網が相互接続される通信システムにおいて、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している場合においても、適切にユーザ装置間での通信接続を行うことを可能とする技術が提供される。
前記経路選択装置は、例えば、前記問い合わせの結果、前記アドレス解決装置から前記着番号に対応するアドレスを取得できた場合には、前記第1の回線経由で前記接続要求信号を着信先の通信網に送信し、前記アドレス解決装置から前記着番号に対応するアドレスを取得できない場合には、前記第2の回線経由で前記接続要求信号を着信先の通信網に送信する。この構成により、アドレス解決装置において登録される電話番号とアドレスに応じて、第1の回線経由で接続要求信号を着信先の通信網に送信するか、それとも、第2の回線経由で接続要求信号を着信先の通信網に送信するかを適切に決定できる。
前記アドレス解決装置は、前記経路選択装置が備えられている前記通信網と前記第1の回線により接続される他通信網におけるユーザ装置の電話番号とアドレスを格納する格納手段を備えることとしてよい。この構成により、アドレス解決装置から、第1の回線により接続される他通信網におけるアドレスを取得でき、当該アドレス宛に接続要求信号を送信することで、第1の回線により接続される他通信網への接続を行うことができる。
前記アドレス解決装置は、前記通信網と前記第1の回線により接続される他通信網の事業者からMNP転出したユーザ装置の電話番号を、当該他通信網のアドレスとともに格納しないこととしてもよい。このような構成とすることで、第2の回線で接続される事業者にMNP転出したユーザ装置への接続を第1の回線経由で行うことを回避することができる。
前記アドレス解決装置は、前記通信網と前記第2の回線により接続される第1の他通信網の事業者から、前記通信網と前記第1の回線により接続される第2の他通信網の事業者へMNP転入したユーザ装置の電話番号を、当該第2の他通信網のアドレスとともに格納することとしてもよい。このような構成とすることで、第2の回線で接続される事業者からMNP転入したユーザ装置への接続を、第1の回線経由で行うことができる。
例えば、前記第1の回線はIP回線であり、前記第2の回線はデジタル回線である。この構成により、既に説明したようなIP回線とデジタル回線の通信網間接続が混在する場合における具体的な課題を解消することができる。
また、本実施の形態により、複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムにおいて、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置であって、前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置に問い合わせる問い合わせ手段と、前記アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する決定手段とを備える経路選択装置が提供される。
上記の構成により、複数の通信網が相互接続される通信システムにおいて、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している場合においても、適切にユーザ装置間での通信接続を行うことを可能とする技術が提供される。
(第2の実施の形態)
<システム構成>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図9は、第2の実施の形態における国際相互接続の網構成(システム構成)例を説明するための図である。ここに示す網構成は、オペレータ網間の接続構成としては基本的に図2等と同様である。すなわち、オペレータB網とオペレータA網はIPX網を介してIP回線で相互接続されているが、オペレータC網とオペレータA網は国際中継網を介してSTM回線で相互接続されている。また、図9に示す例では、オペレータA網とIP相互接続される網として、オペレータB網に加えて、オペレータD網、オペレータE網が示されている。なお、図示されていないが、オペレータD網、オペレータE網もそれぞれ国際中継網にSTM回線で接続されている。
<システム構成>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図9は、第2の実施の形態における国際相互接続の網構成(システム構成)例を説明するための図である。ここに示す網構成は、オペレータ網間の接続構成としては基本的に図2等と同様である。すなわち、オペレータB網とオペレータA網はIPX網を介してIP回線で相互接続されているが、オペレータC網とオペレータA網は国際中継網を介してSTM回線で相互接続されている。また、図9に示す例では、オペレータA網とIP相互接続される網として、オペレータB網に加えて、オペレータD網、オペレータE網が示されている。なお、図示されていないが、オペレータD網、オペレータE網もそれぞれ国際中継網にSTM回線で接続されている。
IP相互接続される各オペレータ網には、接続要求信号等を適切な経路に振り分ける経路選択装置が備えられるが、図9には、特に、オペレータA網に備えられる経路選択装置A300と、オペレータB網に備えられる経路選択装置B400が示されている。オペレータA網とIP相互接続される各オペレータ網(オペレータD網、E網、....)には、オペレータB網に備えられる経路選択装置B400と同様の機能を有する経路選択装置D400、E400...が備えられているものとする。
後に詳細に説明するが、本実施の形態では、経路選択装置A300が、オペレータAのユーザ(UE)から、外国(例:日本)向けの着番号を宛先として含む接続要求信号を受信すると、経路選択装置A300は、当該国においてオペレータA網とIP相互接続している各オペレータ網にIP接続を試み、全てNGだった場合に国際中継網へ接続する動作を行う。もちろん、当該国においてオペレータA網とIP相互接続しているオペレータ網がただ1つであれば、当該特定のオペレータ網のみに対してIP接続を試みることになる。
図10に、本実施の形態における経路選択装置A300の機能構成図を示す。図10に示すように、経路選択装置A300は、IP網接続制御部301、オペレータアドレス格納部302、国際中継網接続部303を含む。
なお、図10は、経路選択装置A300において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、実際に動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図10に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
図10に示す経路選択装置A300におけるオペレータアドレス格納部302には、オペレータAとIP相互接続している各国の各オペレータ網のアドレスが格納されている。「オペレータ網のアドレス」は、当該アドレスを宛先として指定した信号を送信した場合に、IPX網経由で当該オペレータ網内の装置に信号が届くようなアドレスであればどのようなアドレスでもよい。
IP網接続制御部301は、ユーザ(UE)から発信された接続要求信号を受信し、当該接続要求信号に含まれる着番号が外国向けの番号である場合に、当該国のオペレータ網のアドレスを1つオペレータアドレス格納部302から取得し、取得したアドレスを宛先として接続要求信号を送信し、当該宛先のオペレータ網から「当該接続要求信号の宛先のUEは当該オペレータ網のUEでないことを示す信号」(以降、「接続失敗信号」と呼ぶ)を受信した場合に、次のオペレータ網のアドレスを1つオペレータアドレス格納部302から取得し、取得したアドレスを宛先として接続要求信号を送信する動作を、接続が成功するまで繰り返す。IP接続を試行する複数のオペレータ網が存在する場合に、どの順番で試行を行うかを予め定めておき、その順番で試行を行うこととしてもよいし、例えば、データベースのエントリの順番で試行することとしてもよい。
この繰り返しの結果、オペレータアドレス格納部302に記録されている当該国の全てのオペレータ網から接続失敗信号を受信した場合、IP網接続制御部301は、接続要求信号を国際中継網に送出することを決定し、接続要求信号を国際中継網に送出することを国際中継網接続部303に指示する。指示を受けた国際中継網接続部303は、当該接続要求信号を国際中継網に向けて送信する。
なお、経路選択装置A300の機能は、例えば、オペレータA網におけるIMS網のS−CSCF(Serving Call/Session Control Function)を実現する装置内に実装することとしてよいが、これに限られるわけではない。また、経路選択装置A300は、1つのコンピュータ(サーバ)で実現してもよいし、複数のコンピュータで実現してもよい。
図11に、本実施の形態における経路選択装置B400の機能構成図を示す。図11に示すように、経路選択装置B400は、接続要求信号転送制御部401と番号情報格納部402を含む。
なお、図11は、経路選択装置B400において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、実際に動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図11に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。また、経路選択装置B400は、自網で接続を行うかどうかを判定する装置であるから接続判定装置と称してもよい。
図11に示す経路選択装置B400における番号情報格納部402には、オペレータBのユーザの電話番号が格納されている。当該電話番号には、MNPで転出したユーザの電話番号は含まれない。もしくは、MNPで転出したユーザの電話番号を格納するが、当該電話番号には、MNPで転出した旨(オペレータBのユーザではない旨)が記録されている。
接続要求信号転送制御部401は、IPX網経由で外国のオペレータ網から接続要求信号を受信した場合に、接続要求信号における着番号と番号情報格納部402に格納されている電話番号とを照合し、当該着番号が番号情報格納部402に格納されていれば当該接続要求信号は、自網(オペレータB網)のユーザ(UE)への着信信号であると判断して、当該UEに向けた転送処理を行う。一方、IPX網経由で外国のオペレータ網から受信した接続要求信号における着番号が番号情報格納部402に格納されていなければ(もしくは、当該着番号が自網の番号でない旨の情報が格納されていれば)、当該接続要求信号は、自網(オペレータB網)のユーザ(UE)への着信信号ではないと判断して、接続失敗信号を、接続要求信号の転送元のオペレータ網に返送する動作を行う。接続失敗信号として、例えば、SIP3××(リダイレクション)信号を用いることができるが、これに限られるわけではない。SIPリダイレクション信号を用いる場合、SIPリダイレクション信号内に、具体的なリダイレクト先(他のIP接続オペレータ網、国際中継網等)を含めてもよいし、具体的なリダイレクト先を含めなくてもよい。SIPリダイレクション信号を用いることで、経路選択装置A300は、接続要求信号を他の宛先に送信(リダイレクト)する必要があることをSIP処理として判断できる。
なお、経路選択装置B400の機能は、例えば、オペレータB網におけるIMS網のS−CSCF(Serving Call/Session Control Function)を実現する装置内に実装することとしてよいが、これに限られるわけではない。また、経路選択装置B400は、1つのコンピュータ(サーバ)で実現してもよいし、複数のコンピュータで実現してもよい。
<第2の実施の形態における動作例1>
次に、図12を参照して、第2の実施の形態におけるシステムの動作例1を説明する。動作例1は、オペレータAのユーザA(UE−A)が、IP相互接続しているオペレータDのユーザD(UE−D)に向けて発信する場合の例である。
次に、図12を参照して、第2の実施の形態におけるシステムの動作例1を説明する。動作例1は、オペレータAのユーザA(UE−A)が、IP相互接続しているオペレータDのユーザD(UE−D)に向けて発信する場合の例である。
ユーザAがUE−AにおいてユーザD着番号(国識別番号含む)に発信する操作を行うと、ユーザD着番号を宛先として含む接続要求信号が送出され、当該接続要求信号を経路選択装置A300が受信する(ステップ301)。
経路選択装置A300は、国識別番号に対応する国におけるIP相互接続しているオペレータ網として、最初にオペレータB網に向けて接続要求信号を転送する(ステップ302)。オペレータB網における経路選択装置B400が当該接続要求信号を受信するが、経路選択装置B400は、当該接続要求信号における着番号が自網の番号でないと判定し、接続失敗信号をオペレータA網の経路選択装置A300に返送する(ステップ303)。
経路選択装置A300は、次のIP相互接続しているオペレータ網として、オペレータD網に向けて接続要求信号を転送する(ステップ304)。オペレータD網における経路選択装置D400は、当該接続要求信号における着番号が自網の番号であると判定し、当該接続要求信号をUE−Dに転送することで、接続要求信号がUE−Dに届けられる(ステップ305)。その後は、接続成功時と同じ網を経由して接続応答がUE−Aに返され、UE−DとUE−A間で音声通話等の通信が行われる。
<第2の実施の形態における動作例2>
次に、図13を参照して、第2の実施の形態におけるシステムの動作例2を説明する。動作例2は、オペレータAのユーザA(UE−A)が、IP相互接続していないオペレータCのユーザC(UE−C)に向けて発信する場合の例である。
次に、図13を参照して、第2の実施の形態におけるシステムの動作例2を説明する。動作例2は、オペレータAのユーザA(UE−A)が、IP相互接続していないオペレータCのユーザC(UE−C)に向けて発信する場合の例である。
ユーザAがUE−AにおいてユーザC着番号(国識別番号含む)に発信する操作を行うと、ユーザC着番号を宛先として含む接続要求信号が送出され、当該接続要求信号を経路選択装置A300が受信する(ステップ401)。
経路選択装置A300は、国識別番号に対応する国におけるIP相互接続しているオペレータ網として、最初にオペレータB網に向けて接続要求信号を転送する(ステップ402)。オペレータB網における経路選択装置B400が当該接続要求信号を受信するが、経路選択装置B400は、当該接続要求信号における着番号が自網の番号でないと判定し、接続失敗信号をオペレータA網の経路選択装置A300に返送する(ステップ403)。
経路選択装置A300は、次のIP相互接続しているオペレータ網として、オペレータD網に向けて接続要求信号を転送する(ステップ404)。オペレータD網における経路選択装置D400が当該接続要求信号を受信するが、経路選択装置D400は、当該接続要求信号における着番号が自網の番号でないと判定し、接続失敗信号をオペレータA網の経路選択装置A300に返送する(ステップ405)。
経路選択装置A300は、該当国のIP相互接続している全てのオペレータ網に対して上記と同様にしてIP接続を試行するが、いずれも接続失敗信号が返される。最後の接続失敗信号が返された後(仮に試行オペレータ網が1つであれば、最初の接続失敗信号が返された後)、経路選択装置A300は、国際中継網に向けて接続要求信号を送信し、当該接続要求信号は国際中継網を経由してオペレータC網に届けられる(ステップ406)。そして、接続要求信号は、オペレータC網内の転送処理により、ユーザC(UE−C)に届けられる(ステップ205)。その後は、接続時と同じ網を経由して接続応答がUE−Aに返され、UE−CとUE−A間で音声通話等の通信が行われる。
本実施の形態によれば、経路選択装置A300が、IP相互接続するオペレータ網に対してIP接続を試行し、試行に係る接続要求信号を受信したオペレータ網の経路選択装置B400等において、自網への着番号でない場合には、接続失敗信号を経路選択装置A300に返し、経路選択装置A300が、全てのIP相互接続するオペレータ網に対してIP接続を試行しても接続に成功しなかった場合に、国際中継網への接続を行うこととしたので、MNPユーザとオリジナルユーザとで提供サービスに差が生じる問題や、IP相互接続していないオペレータ網間でIP相互接続できてしまうといった問題が解消される。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムであって、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置と、前記通信網と第1の回線により接続される他通信網である第1回線接続網に備えられる接続判定装置と、を備え、前記経路選択装置は、前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号を受信したときに、当該接続要求信号を前記第1回線接続網に送信し、前記接続判定装置から、前記接続要求信号の着信先が前記第1回線接続網におけるユーザ装置ではないことを示す接続失敗信号を受信した場合に、前記接続要求信号を前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信する通信システムが提供される。
上記の構成により、複数の通信網が相互接続される通信システムにおいて、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している場合においても、適切にユーザ装置間での通信接続を行うことを可能とする技術が提供される。
前記通信網と第1の回線により接続される他通信網である第1回線接続網が複数存在する場合において、前記経路選択装置は、当該複数の第1回線接続網のそれぞれに対して前記接続要求信号を送信し、当該複数の第1回線接続網における各接続判定装置から接続失敗信号を受信した場合に、前記接続要求信号を前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するようにしてもよい。この構成により、前記通信網と第1の回線により接続される第1回線接続網が複数存在する場合であっても、適切に接続要求信号を第2の回線経由で着信先の通信網に送信するべきことを判断できる。
前記経路選択装置は、前記複数の第1回線接続網における予め定めた優先順位に従った順番で各第1回線接続網に対して前記接続要求信号を送信することとしてもよい。この構成により、例えば、優先順位の高い接続先に迅速に接続を行うことが可能となる。
前記接続判定装置は、前記経路選択装置から受信した接続要求信号における着番号が、当該接続判定装置が備えられている通信網におけるユーザ装置の電話番号ではないと判定した場合に、前記接続失敗信号を、前記接続要求信号の送信元の前記経路選択装置に返送するように構成してもよい。この構成により、接続判定装置は、接続失敗信号を返送すべきかどうかを適切に判断できる。
例えば、前記第1の回線はIP回線であり、前記第2の回線はデジタル回線である。この構成により、既に説明したようなIP回線とデジタル回線の通信網間接続が混在する場合における具体的な課題を解消することができる。
前記接続失敗信号は、例えばSIPリダイレクション信号である。この構成により、接続失敗信号を受信した経路選択装置は、接続要求信号を他の宛先に送信すべきこと(リダイレクトすべきこと)をSIP処理の中で判断することができる。
また、本実施の形態により、複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムにおいて、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置であって、前記通信網と第1の回線により接続される他通信網である第1回線接続網において接続判定装置が備えられており、前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号を受信したときに、当該接続要求信号を前記第1回線接続網に送信する送信手段と、前記接続判定装置から、前記接続要求信号の着信先が前記第1回線接続網におけるユーザ装置ではないことを示す接続失敗信号を受信した場合に、前記接続要求信号を前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信する接続制御手段とを備える経路選択装置が提供される。
上記の構成により、複数の通信網が相互接続される通信システムにおいて、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している場合においても、適切にユーザ装置間での通信接続を行うことを可能とする技術が提供される。
(その他の実施形態)
以上、第1の実施の形態と第2の実施の形態を分けて説明したが、これらを組み合わせて実施することも可能である。すなわち、各オペレータ網において備えられる経路選択装置は、第1の実施の形態における機能と第2の実施の形態における機能の両方を備えることとしてもよい。
以上、第1の実施の形態と第2の実施の形態を分けて説明したが、これらを組み合わせて実施することも可能である。すなわち、各オペレータ網において備えられる経路選択装置は、第1の実施の形態における機能と第2の実施の形態における機能の両方を備えることとしてもよい。
また、例えば、第1の実施の形態で説明したアドレス解決装置100から受信したアドレスに従って、IPX網経由で接続を行ったが、何等かの不都合で、接続先オペレータ網に着番号のユーザが存在しない場合等において、第2の実施の形態と同様に、接続失敗信号を試行元に返し、その後は、第2の実施の形態と同様にして、他のIP接続候補のオペレータ網があればそこにIP接続を試行することを繰り返し、他にIP接続候補のオペレータ網がなければ、国際中継網経由で接続を行うこととしてもよい。
本実施の形態で説明したアドレス解決装置、及び各経路選択装置はそれぞれ、CPUとメモリを備える装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。また、当該プログラムはネットワークを介して流通させてもよいし、可搬メモリ等の記録媒体に記録して配布してもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、各装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って各装置が有するプロセッサにより動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
本特許出願は2014年8月29日に出願した日本国特許出願第2014−175952号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2014−175952号の全内容を本願に援用する。
100 アドレス解決装置
101 アドレス解決部
102 電話番号/アドレス対応表格納部
200 経路選択装置
201 アドレス問い合わせ部
202 経路判定部
203 接続要求信号転送部
300 経路選択装置A
301 IP網接続制御部
302 オペレータアドレス格納部
303 国際中継網接続部
400 経路選択装置B
401 接続要求信号転送制御部
402 番号情報格納部
101 アドレス解決部
102 電話番号/アドレス対応表格納部
200 経路選択装置
201 アドレス問い合わせ部
202 経路判定部
203 接続要求信号転送部
300 経路選択装置A
301 IP網接続制御部
302 オペレータアドレス格納部
303 国際中継網接続部
400 経路選択装置B
401 接続要求信号転送制御部
402 番号情報格納部
Claims (10)
- 複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムであって、
前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置と、
前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置と、を備え、
前記経路選択装置は、前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを前記アドレス解決装置に問い合わせ、当該アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する
ことを特徴とする通信システム。 - 前記経路選択装置は、前記問い合わせの結果、前記アドレス解決装置から前記着番号に対応するアドレスを取得できた場合には、前記第1の回線経由で前記接続要求信号を着信先の通信網に送信し、前記アドレス解決装置から前記着番号に対応するアドレスを取得できない場合には、前記第2の回線経由で前記接続要求信号を着信先の通信網に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記アドレス解決装置は、前記経路選択装置が備えられている前記通信網と前記第1の回線により接続される他通信網におけるユーザ装置の電話番号とアドレスを格納する格納手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。 - 前記アドレス解決装置は、前記通信網と前記第1の回線により接続される他通信網の事業者からMNP転出したユーザ装置の電話番号を、当該他通信網のアドレスとともに格納しない
ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。 - 前記アドレス解決装置は、前記通信網と前記第2の回線により接続される第1の他通信網の事業者から、前記通信網と前記第1の回線により接続される第2の他通信網の事業者へMNP転入したユーザ装置の電話番号を、当該第2の他通信網のアドレスとともに格納する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の通信システム。 - 前記第1の回線はIP回線であり、前記第2の回線はデジタル回線である
ことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の通信システム。 - 複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムにおいて、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置であって、
前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置に問い合わせる問い合わせ手段と、
前記アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する決定手段と
を備えることを特徴とする経路選択装置。 - 前記決定手段は、前記問い合わせの結果、前記アドレス解決装置から前記着番号に対応するアドレスを取得できた場合には、前記第1の回線経由で前記接続要求信号を着信先の通信網に送信すると決定し、前記アドレス解決装置から前記着番号に対応するアドレスを取得できない場合には、前記第2の回線経由で前記接続要求信号を着信先の通信網に送信すると決定する
ことを特徴とする請求項7に記載の経路選択装置。 - 複数通信網が相互接続される通信システムであり、第1のプロトコルで通信を行う第1の回線による通信網間接続と第2のプロトコルで通信を行う第2の回線による通信網間接続とを含む複数の通信網間接続が混在している通信システムにおいて、前記第1の回線により他通信網と接続されるとともに、前記第2の回線により他通信網と接続される通信網に備えられる経路選択装置が実行する経路選択方法であって、
前記通信網におけるユーザ装置から送出された接続要求信号における着番号に対応するアドレスを、前記経路選択装置と通信可能なアドレス解決装置に問い合わせる問い合わせステップと、
前記アドレス解決装置から受信する応答に基づいて、前記接続要求信号を前記第1の回線経由で着信先の通信網に送信するか、前記第2の回線経由で着信先の通信網に送信するかを決定する決定ステップと
を備えることを特徴とする経路選択方法。 - 前記決定ステップにおいて、前記経路選択装置は、前記問い合わせの結果、前記アドレス解決装置から前記着番号に対応するアドレスを取得できた場合には、前記第1の回線経由で前記接続要求信号を着信先の通信網に送信すると決定し、前記アドレス解決装置から前記着番号に対応するアドレスを取得できない場合には、前記第2の回線経由で前記接続要求信号を着信先の通信網に送信すると決定する
ことを特徴とする請求項9に記載の経路選択方法。
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