JP2011217276A - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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宏佳 白戸
Koichi Genda
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Takao Shibata
高穂 柴田
Takeshi Miyasaka
武志 宮坂
Takayuki Takabayashi
孝行 高林
Yasuhiko Yoshimura
康彦 吉村
Sei Furukawa
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Abstract

【課題】IP網において、番号ポータビリティにおけるリダイレクション信号の送信等を実現する。
【解決手段】IP網において、番号ポータビリティの移転元の端末80への発呼を受け付けた加入者サーバ20は、移転先の網における当該端末80の識別情報を含むリダイレクション信号を中継サーバ30経由で、発信元の端末へ送信する。ここで、発信元の端末を収容する網に再発呼機能がないとき、中継サーバ30が加入者サーバ20からのリダイレクション信号を受けて、この移転先の端末への発呼を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、電話機の番号ポータビリティに伴う発呼の転送技術に関する。
従来、加入者が、電話機の通信事業者を変更した場合でも、変更前に使っていた電話番号を使用できる番号ポータビリティサービス(以下、単に番号ポータビリティと略す)がある。図1を用いて、番号ポータビリティにより電話機の事業者を変更した場合の接続手順を例示する。ここでは、発信元がPSTN(Public Switched Telephone Networks、公衆回線網)の端末であり、番号ポータビリティの移転元の端末(電話機)がPSTNの端末であり、移転先の端末が他網の端末である場合を例に説明する。
まず、発信元の端末80からの接続先番号を含む発呼が、加入者交換機7Bおよび中継交換機6経由で、接続先番号の端末80を収容する加入者交換機7Aに到達する。加入者交換機7Aは加入者データ(移転先情報)を参照し、発呼に含まれる接続先番号の端末80が、他網に収容変更(移転)されたことを認識する。次に、加入者交換機7Aは、移転先を示すリダイレクション信号(発呼を指示する信号)を中継交換機6へ送信し、中継交換機6は、移転先(他網)への再発呼を行う。このようにして、発信元の端末80は加入者交換機7B、中継交換機6および関門中継交換機5を経由し、他網の移転先の端末へ接続される。
すなわち、番号ポータビリティでは、端末の利用者は、別の通信事業者と契約した場合でも、同じ接続先番号を用いることができる。具体的には、実際には通信事業者ごと(通信事業者の網ごと)に、利用可能な接続先番号は予め決められており、各通信事業者はそれ以外の接続先番号を用いることはできないため、番号ポータビリティで通信事業者を変更した場合、その移転元の網は、移転元の接続先番号で受け付けるが、その後、移転先の網で実際に用いられている接続先番号へ発呼しなおす。つまり、移転元の端末を収容する網は、移転先の網で実際に用いられている接続先番号を用いて再発呼する。
番号ポータビリティ、[online]、[平成22年2月12日検索]、インターネット、<URL: http://www.ntt-east.co.jp/release/0101/010129_2.html>
しかし、従来技術において、この番号ポータビリティに伴うリダイレクション信号の送信等は、PSTN側の交換機で実現されるにとどまり、IP(Internet Protocol)網で実現する技術については検討されていなかった。つまり、IP網と、PSTNまたは他事業者網との間での番号ポータビリティを実現する技術について検討されていなかった。そこで、本発明は、前記した課題を解決し、IP網と、PSTNまたは他事業者網との間での番号ポータビリティを実現することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバと、加入者サーバからの発呼のIP信号および加入者サーバへの発呼のIP信号を中継する中継サーバとを備える通信システムとした。この通信システムの加入者サーバは、端末の移転前の網内における識別情報である移転前識別情報ごとに、その端末の移転後の網内における識別情報である移転後識別情報を示した移転先情報を記憶する記憶部を備える。また、この加入者サーバは、発呼のIP信号を受信したとき、IP信号に示される着端末の接続先番号に基づき、このIP信号を、着端末である、IP網内の端末またはIP網と他の網とを接続するゲートウェイ装置経由で他の網の端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング処理部を備える。さらに、この加入者サーバは、IP信号に示される接続先番号の着端末および発端末の接続処理を行う接続処理部と、移転先情報に示される移転前識別情報を宛先とする発呼のIP信号を受信したとき、移転先情報に示される当該移転前識別情報に対応する移転後識別情報の端末を宛先とするリダイレクション信号を、中継サーバ経由で、発呼の発信元の端末を収容する網へ送信するリダイレクション信号送信部とを備える。また、この中継サーバは、加入者サーバまたは他の他網から受信したリダイレクション信号において、発呼の発信元の端末を収容する網に、リダイレクション信号に基づく発呼を実行する発呼手段が存在することを示すフラグが含まれないとき、発呼の発信元の端末への発呼のIP信号を送信する再発呼処理部と、この受信したリダイレクション信号に、フラグが含まれるとき、受信したリダイレクション信号を、発呼の発信元の端末を収容する網へ転送する信号転送部とを備える。
このようにすることで、IP網の加入者サーバは、番号ポータビリティにより別の網へ移転した端末への発呼を受信したときでも、この移転先の端末へ接続することができる。また、中継サーバは、加入者サーバまたは他網から移転先の端末への発呼を指示するリダイレクション信号を受信したとき、発呼の発信元の端末を収容する網に再発呼機能があれば、リダイレクション信号をその発信元の端末を収容する網へ送信する。一方、中継サーバは、発呼の発信元の端末を収容する網に再発呼機能がなければ、中継サーバ自身で移転先への端末への再発呼を行う。これにより、番号ポータビリティにより別の網へ移転した端末への発呼を受信したときでも、この移転先に接続することができる。
また、本発明は、IP網の加入者サーバのルーチング部が、自身に接続される発端末から、発呼のIP信号を受信したとき、再発呼処理部が自身の網に存在することを示すフラグを前記IP信号に含めて送信する。
このようにすることで、IP網の中継サーバは、リダイレクション信号に基づく発呼を実行する発呼手段が自身の網に存在することを他網に通知できる。
また、本発明は、通信システムが、他網から受信したリダイレクション信号をIP網のリダイレクション信号に変換して、IP網の中継サーバへ送信し、中継サーバからのリダイレクション信号を他網のリダイレクション信号に変換し、他網へ送信する関門中継サーバを備える。
このようにすることで、IP網は他網からのリダイレクション信号を受信したり、他網へのリダイレクション信号を送信したりできる。
本発明によれば、IP網と、PSTNまたは他事業者網との間での番号ポータビリティを実現できる。
比較例となるシステムを示した図である。 本システムのIP網の構成例を示した図である。 (1)PSTN[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図3のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (2)PSTN[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図5のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (3)PSTN[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図7のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (4)他網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図9のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (5)他網[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図11のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (6)他網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図13のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (7)IP網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図15のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (8)IP網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図17のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (4)他網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図19のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (5)他網[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図21のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (6)他網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図23のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (2)他網[発]−他網網[移転元]−他網網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図25のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (9)IP網[発]−他網[移転元]−PSTN[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図27のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (10)IP網[発]−他網[移転元]−IP網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図29のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (11)IP網[発]−他網[移転元]−他網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図31のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 図25のシステムの変形例におけるシステムの処理概要を示した図である。 図33のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (12)IP網[発]−PSTN網[移転元]−IP網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図35のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。 (13)IP網[発]−PSTN[移転元]−他網[移転先]におけるシステムの処理概要を示した図である。 図37のシステムの処理手順を示したシーケンス図である。
本発明の実施の形態のシステムを、図2を用いて説明する。このシステムのIP網は、加入者サーバ20(20A,20B)と、中継サーバ30と、関門中継サーバ40とを備える。このIP網には、加入者サーバ20経由で発呼を行う端末80が接続される。この端末80は、IP信号による発呼を出力したり、着信の入力を受け付けたりする端末である。この端末80は、例えば、PSTN(公衆回線網)に用いられる電話機と、IP信号とPSTNで用いる信号とを相互に変換するIP変換装置とにより構成される。このIP網は、関門中継サーバ40経由で、PSTN等、他の網に接続されていてよい。加入者サーバ20は、端末80と中継サーバ30とを相互に接続する装置であり、中継サーバ30経由で着信のIP信号を受信すると、自身に接続される端末80への着信処理を行う。また、端末80から発呼のIP信号を受信すると、このIP信号の宛先の着端末へ、このIP信号のルーチング処理を行う。
加入者サーバ20は、中継サーバ30経由で、番号ポータビリティにより、他の網に移転した端末80(移転元の端末80)への着信を受け付けたとき、発信元(発信元の端末80を収容する網)に対し、移転先の端末80への再発呼を指示するリダイレクション信号を送信する。つまり、番号ポータビリティで移転した端末80について、この端末80に実際に割り当てられている接続先番号(移転先の網における識別情報)への再発呼を指示するリダイレクション信号を送信する。このようなリダイレクション信号を受信した発信元の網の装置は、このリダイレクション信号に基づき、移転先の端末80に割り当てられている接続先番号へ再発呼することができる。つまり、番号ポータビリティで、接続先である端末80の収容される網が変更されても、発信元の端末80の利用者が端末80への接続先番号をダイヤルすることで、接続先の端末80を呼び出すことができる。なお、この発信元の網に再発呼を行う手段がないときは、中継サーバ30自身で移転先の端末80への再発呼を行う。
このような加入者サーバ20は、記憶部(図示省略)に、移転先情報21を記憶する。また、この加入者サーバ20は、リダイレクション判定部(判定部)22、接続処理部23、ルーチング部(ルーチング処理部)24およびリダイレクション信号送信部25を備える。
移転先情報21は、図2に例示するように、移転元の端末80の接続先番号(移転元の網における端末80の識別情報)ごとに、その端末80の移転先の網における識別情報を示した情報である。例えば、図2に例示する移転先情報21は、移転元の端末80の接続先番号「xxx」であり、この端末80の移転先の網における識別情報(接続先番号)は「yyy」であることを示す。この移転先情報21を参照することで、リダイレクション信号送信部25は、番号ポータビリティにより移転した端末80について、移転先の網の端末80への再発呼を指示するリダイレクション信号を送信することができる。
リダイレクション判定部22は、ルーチング部24経由で中継サーバ30からの、発呼のIP信号を受信すると、このIP信号の接続先番号が移転先情報21の移転元番号(移転元の網における識別情報)に登録されているか否かを判断する。ここで、このIP信号の接続先番号が移転先情報21の移転元番号(移転元の網における識別情報)に登録されていれば、このIP信号をリダイレクション信号送信部25へ出力する。一方、このIP信号の宛先が移転先情報21の移転元番号(移転元の網における識別情報)に登録されていなければ、ルーチング部24によるルーチング処理の後、発端末と着端末との接続処理を行う。なお、このIP信号は、接続先番号と、発信元の端末80の識別情報とを含む。
ルーチング部24は、発呼のIP信号の入力を受け付けると、このIP信号に示される着端末の接続先番号に基づき、このIP信号のルーチング処理を行う。つまり、ルーチング部24は、発呼のIP信号を、着端末である、IP網内の端末80またはIP網と他の網とを接続する関門中継サーバ40経由で他の網の端末80へ送信し、ルーチング処理を行う。なお、このルーチング部24は、自身の加入者サーバ20に接続される端末80からの発呼を受け付けた場合において、自身の網(IP網の中継サーバ30)に再発呼処理部32があれば、その旨を示すフラグを含む発呼のIP信号を中継サーバ30経由で送信する。
接続処理部23は、IP信号に示される接続先番号の着端末と発端末との接続処理を行う。
リダイレクション信号送信部25は、リダイレクション判定部22から、IP信号を受信したとき、移転先情報21を参照して、このIP信号の宛先(接続先番号)に対する移転先の識別情報を特定する。そして、リダイレクション信号送信部25は、この移転先の識別情報の端末への再発呼を指示するリダイレクション信号を、IP信号の発信元の端末を収容する網へ送信する。
次に、中継サーバ30を説明する。中継サーバ30は、加入者サーバ20同士や、加入者サーバ20と関門中継サーバ40とを接続するサーバである。この中継サーバ30は、信号転送部31と、再発呼処理部32とを備える。
この信号転送部31は、加入者サーバ20や関門中継サーバ40から送信された信号(例えば、発呼やその応答のIP信号やリダイレクション信号)を、この信号の宛先へ転送する。
再発呼処理部32は、加入者サーバ20等からリダイレクション信号を受信し、このリダイレクション信号に、発信元の網に再発呼機能がある旨のフラグが含まれていなければ、このリダイレクション信号に示される移転先への再発呼を行う。つまり、再発呼処理部32は、リダイレクション信号の接続先番号(移転先の端末80の識別情報)への発呼のIP信号を送信する。このようにすることで、IP網の中継サーバ30は、発信元の網に再発呼機能がない場合でも、この移転先の端末80への発呼を行うことができる。
次に、関門中継サーバ40を説明する。関門中継サーバ40は、信号変換部41を備える。この信号変換部41は、中継サーバ30経由で受信した信号(発呼のIP信号やリダイレクション信号)を、他網(例えば、PSTN)で用いる信号に変換して送信する。また、他網から送信された信号を、IP信号に変換して、中継サーバ30へ送信する。
なお、各サーバは、入出力部、処理部、記憶部を備えるコンピュータにより実現される。入出力部は、入出力インタフェースや通信インタフェースから構成される。また、処理部は、この各サーバが備えるCPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。さらに、記憶部は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。なお、各サーバをプログラム実行処理により実現する場合、記憶部には、このサーバの機能を実現するためのプログラムが格納される。
<適用例>
次に、このようなシステムの適用例を説明する。なお、以下の説明では発呼のIP信号はSIP(Session Initiation Protocol)のINVITEであり、リダイレクション信号は、(1)SIPならば301信号(以下、単に301と略す)であり、(2)ISUP(ISDN user part )ならばリダイレクション信号RELである場合を例に説明する。また、PSTNの中継交換機6は、リダイレクション信号を受信すると、これに基づき移転先の端末80を発呼する再発呼機能を備えるものとする。このPSTNからの発呼は、当該PSTNの中継交換機6が再発呼機能を備えることを示すフラグを含み、中継サーバ30はこのフラグの有無により再発呼処理を行うか否かを判断する。また、以下の説明において、移転元の端末を収容する網は、IP網または他網(IP網やPSTNとは異なる通信事業者の網)である場合を例に説明する。つまり、移転元の端末を収容する網がPSTNであり、かつ発信元の網がPSTNあるいは他網の場合については、説明を省略する。これは、PSTNの端末が別の網に移転する場合の処理については、従来技術により実現可能だからである。また、移転元の端末を収容する網がPSTNであり、かつ、発信元の網がIP網であっても再発呼機能を備えること示すフラグが無い場合も同様に、従来技術により実現可能であるため、説明を省略する。
さらに、以下の説明において、IP網と他網との接続には、PSTNを経由するものとしているが、IP網を他網と直接接続するようにしてよい。
まず、発信元がPSTNの端末80であり、番号ポータビリティの移転元の端末がIP網の端末80である以下の3パターンについて説明する。
(1)PSTN[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]
(2)PSTN[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]
(3)PSTN[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]
(1)PSTN[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]について、図3を用いて説明する。
移転元の端末80を収容する加入者サーバ20Aは、PSTNの加入者交換機7B、中継交換機6、関門中継交換機5、IP網の関門中継サーバ40、中継サーバ30経由で、この移転元の端末80へのINVITEを受信する。加入者サーバ20Aのリダイレクション判定部22は、移転先情報21を参照して、INVITEに含まれる接続先番号が、番号ポータビリティにより移転したことを認識する(S31)。
そして、加入者サーバ20Aのリダイレクション信号送信部25(図2参照)は、移転先情報21から、この接続先番号の移転先の識別情報(移転先番号)を読み出す。そして、リダイレクション信号送信部25は、この読み出した移転先番号を含む301(リダイレクション信号)を中継サーバ30経由で関門中継サーバ40へ送信する。この301(リダイレクション信号)は、発信元の網(PSTN)に再発呼機能があることを示すフラグを含むものである。よって、中継サーバ30は再発呼を行わず、信号転送部31が、このリダイレクション信号をそのまま関門中継サーバ40へ転送する(S32)。
関門中継サーバ40は、受信したリダイレクション信号(301)を、信号変換部41によりISUPメッセージ(リダイレクション信号REL)に変換し、PSTN側に送信する。リダイレクション信号RELは関門中継交換機5を経由し、中継交換機6へ送信される(S33)。中継交換機6は、リダイレクション信号RELを受信すると、移転先の端末80が収容される加入者交換機7Bに対し、再発呼を行う(S34)。
次に、図4を用いて、図3の(1)PSTN[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]の処理手順を詳細に説明する。PSTNの端末80からの発信に対し、加入者交換機7BはIAMを送信し(S401)、このIAMは、中継交換機6、関門中継交換機5経由で、IP網の関門中継サーバ40まで転送される(S402,S403)。そして、IP網の関門中継サーバ40の信号変換部41(図2参照)にて、INVITEに変換され、中継サーバ30経由で、移転元の端末80を収容する加入者サーバ20Aへ転送される(S404,S405)。
加入者サーバ20Aは、移転先情報21を参照して、受信したINVITEの接続先番号の端末80が移転したことを認識し、リダイレクション信号送信部25により、移転先番号を含む301(リダイレクション信号)を、中継サーバ30経由で関門中継サーバ40へ送信する(S406,S407)。
関門中継サーバ40の信号変換部41は、受信した301(リダイレクション信号)をリダイレクション信号RELに変換し、このリダイレクション信号RELを関門中継交換機5経由で、中継交換機6へ送信する(S408,S409)。
中継交換機6は、リダイレクション信号RELを受信すると、移転先の端末80が収容される加入者交換機7Aに対しIAM(移転先への再発信)を送信する(S410)。また、リダイレクション信号RELの応答として、中継交換機6は、RELC(解放完了)を加入者サーバ20Aに向け送信する(S412,S413)。そして、このRELC(解放完了)を受信した関門中継サーバ40からのACK(受信確認)が、中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Aへ到達する(S414,S415)。
また、加入者交換機7Aは、S410で、中継交換機6からの再発呼(IAM送信)を受信すると、基本呼制御処理に準じ、以下の処理を行う。すなわち、加入者交換機7Aは、中継交換機6経由で加入者交換機7Bへ、このACM(発信応答)を送信する(S411,S416)。また、加入者交換機7Aは、中継交換機6経由で、加入者交換機7BへCPG(着側呼出)を送信する(S417,S418)。さらに、加入者交換機7Aは、自身に接続される移転先の端末80からの応答を受信すると、ANM(応答)を中継交換機6経由で、加入者交換機7Bへ送信する(S419,S420)。このようにして、システムは、PSTN[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]の接続処理を行う。
次に、(2)PSTN[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]について、図5を用いて説明する。システムが、S31〜S33と同様の処理を実行後(図5のS51〜S53)、中継交換機6は、関門中継サーバ40からリダイレクション信号RELを受信すると、移転先の端末80を収容する加入者サーバ20Bに対し再発呼を行う(S54)。このような処理を、図6を用いて詳細に説明する。システムは、S401〜S410,S412〜S415の処理と同様の処理を実行した後(図6のS601〜S613)、PSTNの中継交換機6は関門中継交換機5へ、移転先の端末80への再発信のためのIAMを送信する(S614)。関門中継交換機5は、このIAMを関門中継サーバ40へ送信し(S615)、関門中継サーバ40は、このIAMをINVITEに変換して中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Bへ送信する(S616,S617)。その後、加入者サーバ20Bから、このINVITEの18X(暫定応答)は、中継サーバ30経由で関門中継サーバ40へ到達する(S618,S619)。
その後、関門中継サーバ40は、18X(暫定応答)をCPG(着側呼出)に変換して、このCPG(着側呼出)を、関門中継交換機5および中継交換機6経由で、発信元の端末80を収容する加入者交換機7Bへ送信する(S620〜S622)。また、移転先の端末80からの応答を受信した加入者サーバ20Bは、200(応答)を中継サーバ30経由で関門中継サーバ40へ送信する(S623,S624)。また、中継サーバ30は、ACKを返す(S628)。そして、関門中継サーバ40は、受信した200(応答)をANM(応答)に変換し、関門中継交換機5および中継交換機6経由で、発信元の端末80を収容する加入者交換機7Bへ送信する(S625〜S627)。このようにして、システムは、PSTN[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]の接続処理を行う。
次に、(3)PSTN[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]について、図7を用いて説明する。システムは、S31〜S33の処理と同様の処理を実行後(図7のS71〜S73)、中継交換機6が、関門中継サーバ40から受信したリダイレクション信号RELに基づき、移転先の端末が収容される他網に対し再発呼を行う(S74)。このような処理を、図8を用いて詳細に説明する。システムは、S601〜S614と同様の処理を実行後(図8のS801〜S814)、関門中継交換機5は、移転先の端末を収容する他網へIAMを送信し(S815)、この網からCPG(着側呼出)を受信すると(S816)、このCPG(着側呼出)を中継交換機6経由で、加入者交換機7Bへ送信する(S817,S818)。そして、移転先の端末を収容する他網から、ANM(応答)を受信すると(S819)、中継交換機6経由で加入者交換機7BへANM(応答)を送信する(S820,S821)。このようにして、システムは、(3)PSTN[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]の接続処理を行う。
次に、発信元の端末を収容する網が他網であり、番号ポータビリティの移転元の端末がIP網の端末80である3パターンについて説明する。この発信元の端末を収容する他網は、リダイレクション信号を受信すると、これに基づき移転先の端末80を発呼する再発呼機能を備えるものとする。よって、この他網からの発信は、当該他網が再発呼機能を備えることを示すフラグを含むものとする。
(4)他網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]
(5)他網[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]
(6)他網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]
まず、(4)他網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]について、図9を用いて説明する。
移転元の端末80を収容する加入者サーバ20Aは、発信元の端末を収容する網に接続する関門中継交換機5A、関門中継サーバ40、中継サーバ30経由で、この移転元の端末80へのINVITEを受信する。加入者サーバ20Aのリダイレクション判定部22(図2参照)は、移転先情報21を参照して、INVITEに含まれる接続先番号が、番号ポータビリティにより移転したことを認識する(S91)。S92は、S2と同様であるので説明を省略する。
次に、関門中継サーバ40は、受信した301(リダイレクション信号)を、信号変換部41によりリダイレクション信号RELに変換し、関門中継交換機5経由で発信元の端末を収容する他網へ送信する(S93)。なお、関門中継サーバ40は、このリダイレクション信号RELを、直接、発信元の端末を収容する他網へ送信してもよい。そして、他網において、このリダイレクション信号RELを受信すると、移転先の端末が収容される加入者交換機7Aに対し、再発呼を送信する(S94)。
次に、図10を用いて、(4)他網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]の処理手順を説する。まず、発信元の端末を収容する他網からのIAMは、関門中継交換機5経由で関門中継サーバ40まで到達し(S1001,S1002)、関門中継サーバ40は、このIAM(発信)を、INVITEに変換して移転先の端末80を収容する加入者サーバ20Aへ送信する(S1003,S1004)。そして、加入者サーバ20Aは、S406,S407と同様の手順により関門中継サーバ40へ301(リダイレクション信号)を送信する(S1005,S1006)。
次に、関門中継サーバ40は、301(リダイレクション信号)をリダイレクション信号RELへ変換し、このリダイレクション信号RELを、関門中継交換機5経由で発信元の端末を収容する他網へ送信する(S1007,S1008)。
そして、この他網は、RELC(解放確認)を送信し、このRELC(解放確認)は、関門中継交換機5経由で、関門中継サーバ40へ到達する(S1009,S1010)。その後、関門中継サーバ40は、RELC(解放完了)をACK(受信応答)に変換し、このACK(受信応答)は、中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Aへ到達する(S1011,S1012)。
S1008の後、発信元の端末を収容する他網は、S1008で受信したリダイレクション信号RELに基づく再発呼を行う(S1009)。そして、関門中継交換機5は移転先の端末80への再発信のIAMを受信すると(S1013)、システムは、基本呼制御処理に準じ、以下の処理を行う。すなわち、関門中継交換機5は、中継交換機6経由で、加入者交換機7Aへ、IAM(発信)を送信する(S1014,S1015)。また、このIAMを受信した後、加入者交換機7Aは、CPG(着側呼出)を中継交換機6および関門中継交換機5経由で、発信元の端末を収容する他網へ送信する(S1016〜S1018)。さらに、加入者交換機7Aは、移転先の端末80からの応答を受信すると、ANM(応答)を中継交換機6および関門中継交換機5経由で、発信元の端末を収容する他網へ送信する(S1019〜S1021)。このようにして、システムは、(4)他網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]の接続処理を行う。
次に、(5)他網[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]について、図11を用いて説明する。システムは、S91〜S93の処理と同様の処理を実行後(S111〜S113)、他網において、リダイレクション信号RELを受信すると、移転先の端末80が収容される加入者サーバ20Bに対し、再発呼を行う(S114)。これを図12を用いて詳細に説明すると、システムは、S1001〜S1013と同様の処理を実行後(図12のS1201〜S1213)、関門中継交換機5が、S615〜S628と同様の手順により、発信元の端末80と、移転先の端末80との接続処理を行う(S1214〜S1226)。つまり、図6に示す処理手順において関門中継交換機5が加入者交換機7BへCPG(着側呼出)およびANM(応答)を送信する代わりに、関門中継交換機5が発信元の端末を収容する他網へ送信する。このようにすることで、システムは、(5)他網[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]の接続処理を行う。
次に、(6)他網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]について、図13を用いて説明する。システムは、S91〜S93と同様の処理を実行後(S131〜S133)、発信元の端末を収容する他網がリダイレクション信号RELを受信すると、移転先の端末を収容する他網に対し、直接再発呼を行う(S134)。図13の処理を図14を用いて詳細に説明すると、システムは、S1001〜S1012と同様の処理を実行後(図14のS1401〜S1412)、発信元の端末を収容する他網は、関門中継交換機5から受信したリダイレクション信号RELに基づき、移転先の端末80を収容する他網への再発信を行う。つまり、発信元の端末を収容する他網は、移転先の端末80を収容する他網へ再発信のIAMを送信し(S1413)、他網からのCPG(着側呼出)を受信する(S1414)。また、移転先の端末が応答すると、移転先の端末80を収容する他網は、発信元の端末を収容する他網に対しANM(応答)を送信する(S1415)。このようにすることで、システムは、(5)他網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]の接続処理を行う。
次に、発信元がIP網の端末80であり、番号ポータビリティの移転元もIP網の端末80である2パターンについて説明する。なお、IP網の中継サーバ30は、加入者サーバ20からのリダイレクション信号を受信すると、これに基づき移転先の端末80へ再発呼を行うものとする。
(7)IP網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]
(8)IP網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]
まず、(7)IP網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]について、図15を用いて説明する。発信元の端末を収容する加入者サーバ20Aは、発信元の端末80から移転元の端末80へのINVITEを受け付けると、このINVITEを中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Bへ送信する(S151)。次に、加入者サーバ20Bは、中継サーバ30からのINVITEを受信すると、リダイレクション判定部22により、移転先情報21を参照して、INVITEに含まれる接続先番号が、番号ポータビリティにより移転したことを認識する。その後、リダイレクション信号送信部25は、移転先情報21から、この接続先番号の移転先の識別情報(移転先番号)を読み出し、この読み出した移転先番号を含む301(リダイレクション信号)を中継サーバ30へ送信する(S152)。そして、中継サーバ30は、加入者サーバ20Bからの発呼信号(INVITE)を受信すると、このINVITEを関門中継サーバ40へ送信する(S153)。関門中継サーバ40は、受信した発呼信号(INVITE)を信号変換部41によりIAMに変換し、PSTN側に送信し、PSTNの中継交換機6は、移転先の端末80が収容される加入者交換機7Bに対し、再発呼を行う(S154)。
この図15の処理を、図16を用いて詳細に説明する。まず、発信元の端末を収容する加入者サーバ20Aは、移転元の端末80へのINVITEを中継サーバ30へ送信すると(S1601)、中継サーバ30は、このINVITEを加入者サーバ20Bへ送信する(S1602)。加入者サーバ20Bは、中継サーバ30からのINVITEを受信すると、移転先情報21から、INVITEの接続先番号の移転先の識別情報(移転先番号)を読み出し、この読み出した移転先番号を含む301(リダイレクション信号)を中継サーバ30へ送信する(S1603)。
中継サーバ30は、加入者サーバ20Bからの301(リダイレクション信号)に基づき、移転先の端末80へ再発信のINVITEを関門中継サーバ40へ送信する(S1604)。そして、関門中継サーバ40は、このINVITEをIAMに変換して、PSTNの関門中継交換機5へ送信する(S1605)。
この後、システムは、基本呼制御処理に準じ、以下の処理を行う。すなわち、関門中継交換機5は、中継交換機6経由で、加入者交換機7BへIAMを送信し(S1606,S1607)、関門中継サーバ40は、その応答としてACM(発信応答)を、中継交換機6、関門中継交換機5経由で受信する(S1608〜S1610)。また、関門中継サーバ40は、加入者交換機7BからのCPG(着側呼出)を中継交換機6および関門中継交換機5経由で受信する(S1611〜S1613)。そして、関門中継サーバ40は、このCPG(着側呼出)を、18X(暫定応答)に変換し、中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Aへ送信する(S1614,S1615)。次に、加入者交換機7Bは、移転先の端末80からの応答を受け付けると、ANM(応答)を、中継交換機6、関門中継交換機5経由で、関門中継サーバ40へ送信する(S1616〜S1618)。関門中継サーバ40は、このANM(応答)を200(応答)へ変換し、中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Aへ送信する(S1619,S1620)。そして、加入者サーバ20Aから、この200(応答)のACK(受信応答)を中継サーバ30経由で受信する(S1621,S1622)。このようにすることで、システムは、(7)IP網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]の接続処理を行う。
次に、(8)IP網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]について、図17を用いて説明する。システムが、S151〜S153の処理と同様の処理を実行後(図17のS171〜S173)、関門中継サーバ40は、受信した発呼信号を信号変換部41によりIAMに変換し、PSTNの関門中継交換機5経由で、移転先の端末を収容する他網へ送信する(S174)。図17の処理を、図18を用いて詳細に説明する。システムは、関門中継交換機5から中継交換機6経由で、移転先の端末80を収容する加入者交換機7AへIAMの送信(図16のS1606)、ACM(発信応答)の受信(S1608)、CPG(着側呼出)の受信(S1611)、ANM(応答)の受信(S1616)を行う代わりに、移転先の端末を収容する他網へIAMの送信(図18のS1806)、ACM(発信応答)の受信(S1807)、CPG(着側呼出)の受信(S1809)、ANM(応答)の受信(S1813)を行う。このようにすることで、システムは、(8)IP網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]の接続処理を行う。
また、前記した
(4)他網[発]−IP網[移転元]−PSTN[移転先]
(5)他網[発]−IP網[移転元]−IP網[移転先]
(6)他網[発]−IP網[移転元]−他網[移転先]
の3パターンについて、発信元の網((4)〜(6)の他網)が、再発呼機能を備えない場合、IP網の中継サーバ30自身で再発呼を行う。
すなわち、(4)の場合、図19に示すように、中継サーバ30は、移転元の端末80を収容する加入者サーバ20Aからのリダイレクション信号を受信すると、移転先の端末80への再発呼を関門中継サーバ40経由でPSTNへ送信する(S193,S194)。
また、(5)の場合、図21に示すように、中継サーバ30は、移転元の端末80を収容する加入者サーバ20Aからのリダイレクション信号を受信すると、IP網内の移転先の端末80への再発呼を加入者サーバ20B経由で送信する(S213,S214)。
さらに、(6)の場合、図23に示すように、中継サーバ30は、移転元の端末80を収容する加入者サーバ20Aからのリダイレクション信号を受信すると、移転先の端末への再発呼を関門中継サーバ40経由で、この端末を収容する網(他網)へ送信する(S233,S234)。
このように、システムは、発信元の網((4)〜(6)の他網)が、再発呼機能を備えない場合でも、IP網の中継サーバ30自身で再発呼を行うので、発端末と着端末(移転先の端末)とを接続することができる。
次に、前記した図19の処理手順の詳細を、図20を用いて説明する。関門中継サーバ40は、関門中継交換機5経由で、発信元の端末を収容する他網からのIAMを受信すると(S2001,S2002)、このIAMをINVITEに変換し、中継サーバ30経由で、移転元の端末80を収容する加入者サーバ20Aへ送信する(S2003,S2004)。そして、この加入者サーバ20Aは、このINVITEに基づき、301(リダイレクション信号)を中継サーバ30へ送信する(S2005)。そして、中継サーバ30は、この301(リダイレクション信号)に基づき、移転先の端末80への再発呼のINVITEを送信する(S2007)。そして、中継サーバ30は加入者サーバ20AへACK(受信応答)を返す(S2006)。その後、関門中継サーバ40は、S1605〜S1621の処理と同様に、INVITEをIAMに変換し、PSTNの移転先の端末80への再発呼を送信する(S2008〜S2028)。
次に、図21の処理手順の詳細を、図22を用いて説明する。システムは、図20のS2001〜S2005の処理と同様に、他網からのIAMが、関門中継サーバ40でINVITEに変換され、加入者サーバ20Aへ到達すると、この加入者サーバ20Aは301(リダイレクション信号)を中継サーバ30へ送信する(S2201〜S2205)。その後、中継サーバ30が、移転先の端末を収容する加入者サーバ20BへINVITE(再発信)を送信すると(S2206)、システムは、通常の基本呼制御処理に準じ、以下の処理を行う。すなわち、関門中継サーバ40は、中継サーバ30経由で、18X(暫定応答)を受信する(S2207,S2208)。そして、関門中継サーバ40は、関門中継交換機5経由で、CPG(着側呼出)を、発信元の端末を収容する他網へ送信する(S2209,S2210)。また、加入者サーバ20Bが、自身が収容する移転先の端末80からの応答を受信すると、200(応答)を中継サーバ30経由で、関門中継サーバ40へ送信する(S2211,S2212)。そして、関門中継サーバ40は、受信した200(応答)をANM(応答)に変換し、関門中継交換機5経由で、発信元の端末を収容する他網へ送信する(S2213,S2214)。その後、関門中継サーバ40は、ACK(受信応答)を中継サーバ30経由で加入者サーバ20Bへ送信する(S2215,S2216)。
次に、前記した図23の処理手順の詳細を、図24を用いて説明する。すなわち、図20のS2001〜S2005の処理と同様に、他網からのIAMは、関門中継サーバ40でINVITEに変換される。そして、このINVITEは加入者サーバ20Aへ到達し、このINVITEに基づく加入者サーバ20Aからの301(リダイレクション信号)は中継サーバ30へ到達する(S2401〜S2405)。そして、中継サーバ30は、加入者サーバ20AへACK(受信応答)を返す(S2406)。その後、S1804〜S1818と同様の手順により、中継サーバ30は、移転先の端末を収容する他網への再発呼を送信する(S2407〜S2423)。
なお、前記した実施の形態において、移転元の端末がIP網の端末である場合について説明したが、移転元の端末は、他網の端末であってもよい。例えば、発信元の端末がIP網の端末80であり、かつ、移転元の端末を収容する網が他網である場合、以下の3パターンが考えられる。
(9)IP網[発]−他網[移転元]−PSTN[移転先]
(10)IP網[発]−他網[移転元]−IP網[移転先]
(11)IP網[発]−他網[移転元]−他網[移転先]
なお、この移転元の端末を収容する網は再発呼機能を備えず、IP網の中継サーバ30自身で移転先の端末80への再発呼を行うものとする。
まず、(9)IP網[発]−他網[移転元]−PSTN[移転先]について、図27を用いて説明する。加入者サーバ20Aは、発信元の端末80から移転元の端末への発呼を受け付けると、この発呼を中継サーバ30および関門中継サーバ40経由で、移転元の端末を収容する他網へ送信する(S271)。この移転元の端末を収容する他網は、発呼の宛先の端末が移転したことを認識し、IP網の中継サーバ30へリダイレクション信号RELを送信する(S272)。リダイレクション信号RELを受信した中継サーバ30は、関門中継サーバ40経由で、移転先の端末80を収容する加入者交換機7Bへの再発呼を行う(S273)。
すなわち、図28に示すように、発信元の端末80を収容する加入者サーバ20Aが、移転元の端末80へのINVITEを中継サーバ30経由で、関門中継サーバ40へ送信する(S2801,S2802)。関門中継サーバ40は、受信したINVITEをIAMに変換し、このIAMを関門中継交換機5経由で、移転元の端末を収容する他網へ送信する(S2803,S2804)。
そして、関門中継交換機5は、移転元の端末を収容する他網から、このIAMに対するリダイレクション信号RELを受信すると(S2805)、RELC(解放完了)を、この移転元の端末を収容する他網へ送信する(S2806)。そして、関門中継交換機5は、受信したリダイレクション信号RELを関門中継サーバ40へ送信する(S2807)。また、RELC(解放完了)を関門中継交換機5へ送信する(S2809)。関門中継サーバ40は、受信したリダイレクション信号RELを301(リダイレクション信号)へ変換して中継サーバ30へ送信する(S2808)。この301(リダイレクション信号)を受信した中継サーバ30は、移転先の端末80への再発呼のINVITEを関門中継サーバ40へ送信する(S2810)。関門中継サーバ40は、このINVITEをIAMに変換して関門中継交換機5へ送信する(S2811)。その後、IAMは、関門中継交換機5および中継交換機6経由で、PSTNの移転先の端末80を収容する加入者交換機7Bに到達する(S2812,S2813)。
このIAMを受信した加入者交換機7Bは、ACM(発信応答)を中継交換機6および関門中継交換機5経由で、関門中継サーバ40へ送信する(S2814〜S2816)。また、加入者交換機7Bは、CPG(着側呼出)を中継交換機6および関門中継交換機5経由で関門中継サーバ40へ送信する(S2817〜S2819)。
そして、関門中継サーバ40は、このCPG(着側呼出)を18X(暫定応答)に変換し、中継サーバ30経由で、発信元の端末を収容する加入者サーバ20Aへ送信する(S2820,S2821)。さらに、加入者交換機7Bは、自身の収容する端末80からの応答を受信すると、中継交換機6および関門中継交換機5経由で関門中継サーバ40へANM(応答)を送信する(S2822〜S2824)。そして、関門中継サーバ40は、このANM(応答)を200(応答)へ変換して、中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Aへ送信する(S2825,S2826)。そして、関門中継サーバ40が、中継サーバ30経由で、加入者サーバ20AからACK(受信応答)を受信する(S2827,S2828)。このようにすることで、システムは、(9)IP網[発]−他網[移転元]−PSTN[移転先]の接続処理を実行できる。
次に、(10)IP網[発]−他網[移転元]−IP網[移転先]を、図29を用いて説明する。IP網の中継サーバ30は、図27と同様の手順により、関門中継サーバ40経由で移転元の端末を収容する他網からのリダイレクション信号RELを受信する(S292)。そして、中継サーバ30は、このリダイレクション信号RELに基づき、移転先の端末80を収容する加入者サーバ20Aに対し再発呼を行う(S293)。すなわち、図30に示すように、システムは、図28のS2801〜S2808と同様の手順により、中継サーバ30は、移転先の端末への301(リダイレクション信号)を受信する(S3001〜S3008)。
これを受けて中継サーバ30は、加入者サーバ20BへINVITEを送信し(S3010)、加入者サーバ20Bから18X(暫定応答)を受信すると(S3011)、この18X(暫定応答)を、発信元の端末80を収容する加入者サーバ20Aへ送信する(S3012)。そして、加入者サーバ20Bは、この移転先の端末80の応答を受信すると、200(応答)を中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Aへ送信する(S3013,S3014)。その後、加入者サーバ20AからのACK(受信応答)が中継サーバ30経由で加入者サーバ20Bに到達する(S3015,S3016)。このようにすることで、システムは、(10)IP網[発]−他網[移転元]−IP網[移転先]の接続処理を実行できる。
次に、(11)IP網[発]−他網[移転元]−他網[移転先]を、図31を用いて説明する。IP網の中継サーバ30は、図27と同様の手順により、関門中継サーバ40経由で移転元の端末を収容する他網からのリダイレクション信号RELを受信すると(S312)、このリダイレクション信号RELに基づき、移転先の端末を収容する他網に対し再発呼を行う(S313)。すなわち、図32に示すように、システムは、図28のS2801〜S2808と同様の手順により、中継サーバ30が、移転先の端末への301(リダイレクション信号)を受信する(S3201〜S3208)。その後、関門中継交換機5は、RELC(解放完了)を移転元の端末を収容する他網へ送信する(S3209)、この後の処理は、図28の処理手順において、移転先の端末を収容する加入者交換機7Bに対して行っていた処理を、移転先の端末を収容する他網に対し行うものであるので説明を省略する。このようにすることで、システムは、(11)IP網[発]−他網[移転元]−他網[移転先]の接続処理を実行できる。
なお、本実施の形態のIP網は、図25に示すように他の網同士を接続する中継網となる場合もある。このような場合において、発信元の端末も、移転先の端末も、移転元の端末も、それぞれ他網に収容される端末であるとき、IP網の中継サーバ30および関門中継サーバ40は以下のような処理を行う。ここでは、各網がPSTN経由で接続され、また、各網はPSTN内の別個の関門中継交換機5(5A,5B,5C)で接続される場合を例に説明するが、同じ関門中継交換機5で接続されていてもよい。また、各網は、PSTNを経由せず、直接IP網に接続されていてもよい。なお、発信元の端末を収容する他網は、リダイレクション信号に基づく再発呼機能を備えるものとする。
IP網の中継サーバ30が、他網の発信元の端末から移転元の端末への発呼を、関門中継サーバ40経由で受け付けると、この発呼を、この関門中継サーバ40、PSTNの関門中継交換機5A経由で、移転元の端末を収容する他網へ送信する(S251)。その後、移転元の端末を収容する網からのリダイレクション信号が、関門中継交換機5Aおよび関門中継サーバ40経由で、中継サーバ30へ到達する(S252)。中継サーバ30は受信したリダイレクション信号を関門中継サーバ40および関門中継交換機5A経由で、発信元の端末を収容する他網へ送信する(S253)。他網は、このリダイレクション信号を受信すると、移転先の端末を収容する他網に対し、再発呼を行う(S254)。
すなわち、図26に示すように、発信元の端末を収容する他網はIAM(発信)を関門中継交換機5A経由で、関門中継サーバ40へ送信する(S2601,S2602)。そして、関門中継サーバ40は、このIAMをINVITEへ変換し、いったん中継サーバ30へ送信する(S2603)。関門中継サーバ40は、中継サーバ30から戻ったINVITEを(S2604)、IAMに変換して、移転元の端末を収容する他網へ送信する。すなわち、関門中継サーバ40は、変換したIAMを、移転先の端末を収容する他網への関門中継交換機5Cへ送信する(S2605)。関門中継交換機5Cは、移転元の端末を収容する他網へIAMを送信し(S2606)。そして、関門中継交換機5Cは、その応答として、他網からリダイレクション信号RELを受信すると(S2607)、このリダイレクション信号RELを、関門中継サーバ40へ送信する(S2608)。
関門中継サーバ40は、リダイレクション信号RELを301(リダイレクション信号)へ変換し、この301(リダイレクション信号)をいったん中継サーバ30へ送信し、この中継サーバ30から301(リダイレクション信号)を受信する(S2609,S2610)。これを受けて関門中継サーバ40は、関門中継交換機5C経由で、移転元の端末を収容する網へRELC(解放確認)を送信する(S2611,S2612)。
また、関門中継サーバ40は、S2610で受信した301(リダイレクション信号)をリダイレクション信号RELへ変換して、関門中継交換機5Aへ送信する(S2613)。そして、関門中継交換機5Aは、このリダイレクション信号RELを、発信元の端末を収容する他網へ送信する(S2614)。発信元の端末を収容する他網は、受信したリダイレクション信号RELに基づき、移転先の端末を収容する他網に対し再発呼を行う。すなわち、発信元の端末を収容する他網は、移転先の端末を収容する他網に対しIAMを送信し(S2615)、移転先の端末を収容する他網からACM(発信応答)、CPG(着側呼出)、ANM(応答)を受信する(S2616〜S2618)。このようにすることで、システムは、IP網が中継網となって接続される他網がある場合において、他網[発]−他網[移転元]−他網[移転先]の接続処理を実行できる。
なお、図25に示したシステムにおいて、発信元の端末を収容する他網に再発呼機能がなければ、IP網の中継サーバ30自身が再発呼を行う。つまり、図33に示すように、IP網は、発信元の端末を収容する他網からの発呼を、移転元の端末を収容する他網へ送信する。その後、IP網が、この移転元の端末を収容する他網からのリダイレクション信号RELを受信すると、このリダイレクション信号RELに基づき、移転先の端末を収容する他網への再発呼を行う。
すなわち、図34に示すように、図26のS2601〜S2609と同様の手順により、中継サーバ30が、移転先の端末を収容する他網への301(リダイレクション信号)を受信すると(S3401〜S3409)、この中継サーバ30は、関門中継サーバ40へACK(受信応答)を返す(S3412)。そして、関門中継サーバ40は、このACK(受信応答)をRELC(解放完了)に変換し、関門中継交換機5C経由で、移転元の端末を収容する他網へ送信する(S3410,S3411)。また、中継サーバ30は、301(リダイレクション信号)に基づき、移転先の端末を収容する他網へのINVITEを関門中継サーバ40へ送信する(S3413)。関門中継サーバ40は、このINVITEをIAMへ変換し、関門中継交換機5B経由で、移転先の端末を収容する他網へ送信する(S3414,S3415)。その後、関門中継サーバ40は、関門中継交換機5B経由で、移転先の端末を収容する他網からのCPG(着側呼出)を受信する(S3416,S3417)。関門中継サーバ40は、このCPG(着側呼出)を、18X(暫定応答)へ変換し、中継サーバ30へ送信する(S3418)。その後、中継サーバ30から戻ってきた18X(暫定応答)を、CPG(着側呼出)に変換して発信元の端末を収容する他網へ送信する(S3419,S3421)。また、移転先の端末を収容する他網は、関門中継交換機5BへACM(発信応答)を送信する(S3420)。
関門中継サーバ40は、移転先の端末を収容する他網からのANM(応答)を、関門中継交換機5B経由で受信すると(S3422,S3423)、いったん中継サーバ30へ200(応答)を送信し(S3424)、この200(応答)が戻ってくると(S3425)、発信元の端末を収容する他網へANM(応答)を送信する(S3426)。このようにすることで、システムは、IP網が中継網となって接続される他網がある場合において、他網[発]−他網[移転元]−他網[移転先]の接続処理を実行できる。
なお、前記した実施の形態において、移転元の端末がIP網の端末80である場合について説明したが、移転元の端末は、PSTNの端末80であってもよい。例えば、発信元の端末がIP網の端末80であり、かつ、移転元の端末を収容する網がPSTNである場合、以下の2パターンが考えられる。
(12)IP網[発]−PSTN[移転元]−IP網[移転先]
(13)IP網[発]−PSTN[移転元]−他網[移転先]
ここで(12)(13)の両パターンとも、発信元の端末80を収容する網はIP網なので、IP網の中継サーバ30は、移転先の端末80を収容するPSTNからのリダイレクション信号を受信する。そして、この中継サーバ30は、移転先の端末80を収容する網がIP網ならIP網へ再発呼を行い、他網なら他網へ再発呼を行う
まず、(12)IP網[発]−PSTN網[移転元]−IP網[移転先]について、図35を用いて説明する。加入者サーバ20Aは、発信元の端末80から移転元の端末80への発呼を受け付けると、この発呼は、中継サーバ30経由で、関門中継サーバ40、関門中継交換機5および中継交換機6を経由して、移転元の端末80を収容する加入者交換機7Aに到達する(S3501)。次に、加入者交換機7Aは、自身が記憶する移転先情報を参照して、発呼に含まれる接続先番号が、番号ポータビリティにより移転したことを認識する。その後、移転先番号を含むリダイレクション信号RELを中継交換機6および関門中継交換機5経由で関門中継サーバ40へ送信する(S3502)。関門中継サーバ40は、受信したリダイレクション信号RELを信号変換部41により301(リダイレクション信号)に変換し、中継サーバ30へ送信する(S3503)。中継サーバ30は、受信した301(リダイレクション信号)に基づき、移転先の端末80が収容される加入者サーバ20Bに対し、再発呼のINVITEを送信する(S3504)。
すなわち、図36に示すように、発信元の端末80を収容する加入者サーバ20Aが、移転元の端末80へのINVITEを中継サーバ30経由で、関門中継サーバ40へ送信する(S3601,S3602)。関門中継サーバ40は、受信したINVITEをIAMに変換し、このIAMを関門中継交換機5経由で、移転元の端末80を収容する加入者交換機7Aへ送信する(S3603〜S3605)。
そして、加入者交換機7Aは、中継交換機6および関門中継交換機5経由で、発信元の端末80を収容するIP網の関門中継サーバ40へリダイレクション信号RELを送信する(S3606〜S3608)。関門中継サーバ40は、受信したリダイレクション信号RELを301(リダイレクション信号)へ変換して中継サーバ30へ送信する(S3609)。この301(リダイレクション信号)を受信した中継サーバ30は、移転先の端末80への再発呼のINVITEを加入者サーバ20Bへ送信する(S3610)。また、関門中継サーバ40は、S3609でリダイレクション信号RELを送信すると、関門中継交換機5および中継交換機6経由で、移転元の端末80を収容する加入者交換機7AへRELC(解放完了)を送信する(S3611〜S3613)。INVITEを受信した加入者サーバ20Bは、このINVITEに対する18X(暫定応答)を中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Aへ送信する(S3614,S3615)。また、加入者サーバ20Bは、200(応答)を、中継サーバ30経由で加入者サーバ20Aへ送信する(S3616,S3617)。そして、加入者サーバ20Aは、ACK(受信応答)を中継サーバ30経由で、加入者サーバ20Bへ送信する(S3618,S3619)。このようにすることで、システムは、(12)IP網[発]−PSTN[移転元]−IP網[移転先]の接続処理を実行できる。
次に、(13)IP網[発]−PSTN[移転元]−他網[移転先]について、図37を用いて説明する。図37に示すように、IP網の中継サーバ30は、移転元の端末80を収容するPSTNからのリダイレクション信号を受信すると、移転先の端末を収容する他網への発呼を行う(S3704)。
すなわち、図38に示すように、S3601〜S3608の処理と同様の手順により、移転元の端末80を収容するPSTNからのリダイレクション信号RELを受信した関門中継サーバ40は、発信元の端末80を収容するIP網へ301(リダイレクション信号)を送信する(S3801〜S3809)。そして、中継サーバ30は、移転先の端末80へのINVITEを加入者サーバ20Bへ送信する(S3610)。また、S3611〜S3613と同様に、関門中継サーバ40は、関門中継交換機5Cおよび中継交換機6経由で、移転元の端末80を収容する加入者交換機7AへRELC(解放完了)を送信する(S3811〜S3813)。S3814〜S3827の処理は、前記したS1805〜S1818の処理と同様なので説明を省略する。このようにすることで、システムは、(13)IP網[発]−PSTN[移転元]−他網[移転先]の接続処理を実行できる。
なお、前記した実施の形態において、再発呼処理部32は中継サーバ30が備えるものとしたが、加入者サーバ20が備えていてもよい。
5(5A,5B,5C) 関門中継交換機
6 中継交換機
7(7A,7B) 加入者交換機
20(20A,20B) 加入者サーバ
21 移転先情報
22 リダイレクション判定部
23 接続処理部
24 ルーチング部
25 リダイレクション信号送信部
30 中継サーバ
31 信号転送部
32 再発呼処理部
40 関門中継サーバ
41 信号変換部
80 端末

Claims (4)

  1. IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバと、前記加入者サーバからの発呼のIP信号および前記加入者サーバへの発呼のIP信号を中継する中継サーバとを備える通信システムであって、
    前記加入者サーバは、
    端末の移転前の網内における識別情報である移転前識別情報ごとに、その端末の移転後の網内における識別情報である移転後識別情報を示した移転先情報を記憶する記憶部と、
    前記発呼のIP信号を受信したとき、前記IP信号に示される着端末の接続先番号に基づき、このIP信号を、前記着端末である、前記IP網内の端末または前記IP網と他の網とを接続するゲートウェイ装置経由で前記他の網の端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング処理部と、
    前記IP信号に示される接続先番号の着端末および発端末の接続処理を行う接続処理部と、
    前記移転先情報に示される移転前識別情報を宛先とする発呼のIP信号を受信したとき、前記移転先情報に示される当該移転前識別情報に対応する移転後識別情報の端末を宛先とするリダイレクション信号を、前記中継サーバ経由で、前記発呼の発信元の端末を収容する網へ送信するリダイレクション信号送信部とを備え、
    前記中継サーバは、
    前記加入者サーバまたは他の他網から受信したリダイレクション信号において、前記発呼の発信元の端末を収容する網に、前記リダイレクション信号に基づく発呼を実行する発呼手段が存在することを示すフラグが含まれないとき、前記発呼の発信元の端末への発呼のIP信号を送信する再発呼処理部と、
    前記受信したリダイレクション信号に、前記フラグが含まれるとき、前記受信したリダイレクション信号を、前記発呼の発信元の端末を収容する網へ転送する信号転送部とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記ルーチング部が、
    前記自身に接続される発端末から、発呼のIP信号を受信したとき、前記再発呼処理部が自身の網に存在することを示すフラグを前記IP信号に含めて送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信システムが、
    他網から受信したリダイレクション信号を前記IP網のリダイレクション信号に変換して、前記IP網の中継サーバへ送信し、前記中継サーバからのリダイレクション信号を前記他網のリダイレクション信号に変換し、前記他網へ送信する関門中継サーバを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバと、前記加入者サーバからの発呼のIP信号および前記加入者サーバへの発呼のIP信号を中継する中継サーバとを備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記加入者サーバは、
    前記発呼のIP信号を受信したとき、前記端末の移転前の識別情報である移転前識別情報ごとに、その端末の移転後の識別情報である移転後識別情報を示した前記移転先情報を参照し、前記受信したIP信号が前記移転前識別情報を宛先とするIP信号か否かを判定するステップと、
    前記受信したIP信号が前記移転前識別情報を宛先とするIP信号と判定したとき、
    前記移転先情報に示される当該移転前識別情報に対応する移転後識別情報の端末を宛先とするリダイレクション信号を、前記中継サーバ経由で、前記発呼の発信元の端末を収容する網へ送信するステップとを実行し、
    前記中継サーバは、
    前記加入者サーバまたは他の他網から受信したリダイレクション信号において、前記発呼の発信元の端末を収容する網に、前記リダイレクション信号に基づく発呼を実行する発呼手段が存在することを示すフラグが含まれないとき、前記発呼の発信元の端末への発呼のIP信号を送信するステップを実行し、
    前記受信したリダイレクション信号に、前記フラグが含まれるとき、前記受信したリダイレクション信号を、前記発呼の発信元の端末を収容する網へ転送するステップを実行することを特徴とする通信方法。
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