JPWO2016009478A1 - 帯鋸の熱処理加工装置 - Google Patents
帯鋸の熱処理加工装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2016009478A1 JPWO2016009478A1 JP2016534008A JP2016534008A JPWO2016009478A1 JP WO2016009478 A1 JPWO2016009478 A1 JP WO2016009478A1 JP 2016534008 A JP2016534008 A JP 2016534008A JP 2016534008 A JP2016534008 A JP 2016534008A JP WO2016009478 A1 JPWO2016009478 A1 JP WO2016009478A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band saw
- heat
- saw
- burner
- heat plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title claims abstract description 42
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 22
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims abstract description 14
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims abstract description 9
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 5
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N Dioxygen Chemical compound O=O MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 3
- 229910001882 dioxygen Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 10
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 125000004435 hydrogen atom Chemical group [H]* 0.000 description 1
- 230000003116 impacting effect Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 1
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D63/00—Dressing the tools of sawing machines or sawing devices for use in cutting any kind of material, e.g. in the manufacture of sawing tools
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sawing (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
Description
このような帯鋸の腰入れ作業は、例えば、特許文献1(特開平11−300523号公報)に示されるように、鋸身の中央部をロール機により「伸ばし」て、両縁部、すなわち刃幅の前後の両縁部に強い緊張力がかかる緊張帯を形成するようにするロールテンション法によって行われてきた(図6(b)参照)。
また、このような腰入れ作業の「伸ばし」は人為的な作業のため、品質にばらつきが発生するとともに、大変な労力を必要としていた。
また、「伸ばし」が不均一のため不良振動が発生し、帯鋸の寿命が短くなるという問題もあった。
そこで、本発明は上記問題点を解決するために、長年の経験と勘による緊張帯加工(帯鋸腰入れ加工)を、熱処理によって簡単に形成できる熱処理加工装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、帯鋸の長手方向に幅狭の複数本のヒートライン(熱処理加工部分)を容易に形成できる帯鋸の熱処理加工装置を提供することを目的とする。
走行する帯鋸にバーナーの燃焼炎を噴射し、加熱された帯鋸を前記冷却されたヒート板によって冷却して、帯鋸に長手方向に幅狭のヒートラインを形成することを特徴とする。
(2)本発明の帯鋸の熱処理加工装置は、上記(1)において、
さらに、バーナーに供給される水素ガス及び酸素ガスを開閉するガス電磁バルブと、バーナーの燃焼状況を調整するためのバーナー調整バルブと、この装置の運転を制御する操作盤と、が設けられていることを特徴とする。
(3)本発明の帯鋸の熱処理加工装置は、上記(1)又は(2)において、
前記ヒート板は、バーナーで加熱された帯鋸を冷却水によって冷却するための銅製の冷却部材であり、ヒート板は、走行する帯鋸の表側及び反対の裏側に接するように、表ヒート板及び裏ヒート板が設けられており、表ヒート板及び裏ヒート板で帯鋸を挟むようにして加熱された帯鋸を冷却することを特徴とする。
(4)本発明の帯鋸の熱処理加工装置は、上記(1)乃至(3)のいずれかにおいて、
前記ヒート板には、走行する帯鋸の表面の一部を露出させるように縦長状の開口部が設けられており、この開口部に向かってバーナーの燃焼炎を噴射し、開口部の下方から上方に燃焼炎を立ち昇らせるにすることを特徴とする。
なお、従来行われていた背盛加工(バック調整加工)は不要である。
すなわち、実施形態の帯鋸の熱処理加工装置は、図1の概略斜視図に示すように、熱処理加工装置の廻りに帯鋸を走行させるための上下の鋸送りローラー9と、走行する帯鋸を加熱するバーナー11と、バーナー11で加熱された帯鋸を冷却するためのヒート板10と、ヒート板10に冷却水を送るための冷却装置5と、が備えられている。
そして、帯鋸の熱処理加工装置の側方には帯鋸前後調整ハンドル3が設けられており、帯鋸前後調整ハンドル3を回転させることにより、スクリューネジを介して、帯鋸の後方に位置させた位置決め板32を移動させて、走行する帯鋸の通り道を前方へ移動させるようにしている。
また、熱処理加工装置には、熱処理を終えた帯鋸を下部で受け止めて搬送する下部ローラ7と、熱処理をしようとする帯鋸を上部で受け止めて搬送する上部ローラ8と、が備えられている。
鋸送りローラー9は、熱処理加工装置の上下位置に、上鋸送りローラー9a、下鋸送りローラー9bとして設けられており、2個の上鋸送りローラー9a,9a及び2個の下鋸送りローラー9b,9bが、帯鋸を狭持するようにして向かい合い、図示しない駆動モータによって回転して、帯鋸を上から下方向に走行させるようになっている。
ヒート板10は、バーナー11で加熱された帯鋸を冷却水によって冷却するための金属製の冷却部材である(詳細は後述する)。
ヒート板10の材質としては、銅、鉄などの熱伝導性に優れたものが挙げられる。これによりバーナー加熱後の冷却効果が向上し、ヒートラインの幅を狭くすることができる。
ヒート板10は、走行する帯鋸の表側及び反対の裏側に接するように、表ヒート板10a及び裏ヒート板10bが設けられており、表ヒート板10a及び裏ヒート板10bで帯鋸を挟むようにして冷却するようにする。
また、ヒート板10には、走行する帯鋸の表面の一部を露出させるように開口部10cが設けられており、この開口部10cに向かってバーナー11の燃焼炎を噴射するようにする。
開口部10cの形状は、燃焼炎を、この開口部10cの下方から上方に向けて立ち昇らせる(図4参照)ことができるように、帯鋸50の走行方向に沿って縦長状(図面では上下方向)としている。この縦長状に形成された開口部10cを通して噴射される燃焼炎によって、走行する帯鋸50を筋状に加熱して、ヒート板10の冷却作用により帯鋸50の長手方向に幅狭のヒートライン51を形成することができる。
なお、形成された筋状のヒートライン51は、開口部10cの下方に設けた観察窓10dを通して観察することができる。
冷却装置5は、ヒート板10に冷却水を送るための装置であり熱処理加工装置に付随して設けられているものである。
冷却装置5で形成された冷却水は、ヒート板10の内部に設けられている冷却パイプ10eに矢印で示すように搬送され、表ヒート板10a、裏ヒート板10bを常時冷却するようにしている。
バーナー11は、走行する帯鋸50を加熱して、帯鋸の走行方向に沿って長手方向に幅狭のヒートライン51を形成するための加熱器具である。
走行する帯鋸50の表裏に設置されたヒート板10のそれぞれの開口部10c、10cに向けて燃焼炎を噴射するように、2台のバーナー11a、11bが設けられている。
なお、バーナーから噴射する燃焼ガスの組成は、短時間で高温領域に加熱できるようにするため、水素及び酸素とすることが好ましい。
帯鋸締め付けハンドル2は、帯鋸を挟むように押しつけるため、一方の鋸送りローラー9aを対となる鋸送りローラー9a方向へ移動させるための回転部材であり、上方の上部帯鋸締め付けハンドル2aと、下方の下部帯鋸締め付けハンドル2bとが設けられている。上部帯鋸締め付けハンドル2aを正回転又は逆回転させることによって、上部鋸送りローラー9a、9a間で狭持する帯鋸の締め付け力を加減し、帯鋸50の走行や停止を操作することができる。
下部帯鋸締め付けハンドル2bについても同様である。
なお、鋸送りローラー9a、9aは、それらの回転軸の軸方向が平行ではなく、わずかに先端方向(図示では手前)が狭まるように設けられているので、走行する帯鋸50を後側(鋸底50b方向)に付勢する(位置決め板32a,32b方向に押しつける)ように機能し、帯鋸52の走行中において、帯鋸の鋸底50bは、常時上下の位置決め板32a、32bに当接している状態にある。
帯鋸前後調整ハンドル3は、走行する帯鋸50の側方に設けられ、位置決め板32a、32bを前後に移動させるための回転部材である。
帯鋸前後調整ハンドル3を回転させることにより、スクリューネジ31aを介して、帯鋸の後方に位置させた位置決め板32aを前後に移動させて、走行する帯鋸の通り道を前方へ移動させるようにする。
また、スクリューネジ31aの後方にはプーリ31cが設けられており、下方のスクリューネジ31bの後方に設けられたプーリ31dとの間に掛けられたベルト33によって、位置決め板32bも同様に前後移動するようになっている。
すなわち、帯鋸前後調整ハンドル3に直接連結するスクリューネジ31aの後方には、プーリーを介して下方のスクリューネジ31bを連動させるベルト33が設けられており、下方のスクリューネジ31bに取り付けられている位置決め板32bも、上方の位置決め板32aとリンクしてスクリューネジ31b上を前後に移動する。
この帯鋸前後調整ハンドル3を正回転又は逆回転して、帯鋸50に長手方向に筋状のヒートライン51を形成するため、通過する帯鋸50の前後方向(幅方向)の位置決めを行う。
すわなち、帯鋸50のヒートライン予定部Aを、表ヒート板10aに目印した矢印位置Bに帯鋸50のヒートライン予定部Aが来るように、帯鋸前後調整ハンドル3を正又は逆に回転させて位置決めする。
さらに、帯鋸前後調整ハンドル3を2.5回転、正回転させ帯鋸50を前進させて3本目のヒートライン51cも位置決めすることができる。同様にして、4本目のヒートライン51dも位置決めする。
このようなヒートライン51の位置決めは、まずは、上下の帯鋸締め付けハンドル2を回して、帯鋸がスリップしないよう、帯鋸が安定して回転するように締め付け具合を調整した後に、帯鋸前後調整ハンドル3を回してヒートライン予定部Aに帯鋸をセットするようにする。
なお、ヒートライン51の幅は帯鋸の走行スピードを変えることによって調整可能であり、トータルテンション量はヒートラインの本数や幅によって決めることができる。
まず、熱処理加工(ヒートライン51を形成)しようとする帯鋸50を、上部帯鋸送りローラ9a,9aの間、表ヒート板10aと裏ヒート板10bの間、下部帯鋸送りローラ9b,9bの間の順に挿入し、下記の手順に基づき帯鋸の熱処理加工を実施する。
(b)1本目のヒートライン予定部Aを、帯鋸前後調整ハンドル3を回して帯鋸50の鋸底50bに当接する位置決め板32a、32bを前後させて位置決めする。
(c)上部及び下部締め付けハンドル2a、2bを回転させて、帯鋸50を走行させる上部帯鋸送りローラ9a、9a及び下部帯鋸送りローラ9b、9bの間隔を広げ又は狭め、帯鋸50が安定して走行するように、帯鋸送りローラによる帯鋸50の締め付け力を調節する。
(d)操作盤1の点火スイッチを手動側にセットする。
(e)操作盤1の自動起動ボタンを押す。緑ランプが点灯し帯鋸50が帯鋸熱処理装置の中を走行し始める。
操作盤1のスイッチを高速側にセットする。
(f)帯鋸50が安定して走行することを確認する。
(g)操作盤1の自動停止ボタンを押して帯鋸50の走行が停止することを確認する。
(h)以上で実施形態の装置の初期機械調整が終了する。
上記のように、帯鋸50を熱処理加工装置にセットした後、帯鋸50の走行スピード(高速・低速)及び帯鋸厚みを、最初に操作盤1で入力する。
(1)バーナー11の点火スイッチを自動側にセットし、自動起動ボタンを押す。
(2)帯鋸高速スタート、バーナー11の左右バーナー点火を確認した後、帯鋸走行スピードのスイッチを低速側に切り替える。
(3)帯鋸走行スピードをゆっくり減速していき、観察窓10dからバーナー11によって形成されたヒートラインの幅を決める。
すなわち、帯鋸走行スピードを遅くすればヒートラインの幅が太くなり、帯鋸走行スピードを速くすればヒートラインの幅が細くなる。
(4)帯鋸50が1周する時間をタイマーで設定する(初期設定後、最初の1枚は実測値で設定する)
(5)帯鋸が1周して、1本目のヒートライン51aが形成されたら、操作盤1の帯鋸走行スピードのスイッチを高速側に切り替える。
なお、高速側走行スピードは、2.0〜2.5程度とする。
(6)帯鋸前後調整ハンドル3をゆっくり回転し帯鋸を前後に移動させて、帯鋸の2本目のヒートラインの位置を決める。
実施形態では帯鋸前後調整ハンドル3の1回転で3mm移動するようにセットしている。(7)2本目のヒートライン51bの位置を決定後、操作盤1の帯鋸走行スピードを低速側に切り替えて、2本目のヒートライン51bの加工をする。
(8)3本目のヒートライン51cの加工は、前記(5)〜(7)を繰り返す。
(9)3本目のヒートライン51cの加工終了後、操作盤1の帯鋸走行スピードを高速側に切り替え、自動停止ボタンを押す。
これにより、バーナー11が消火し、帯鋸50の走行が停止され、加工を終了する。
(10)鋸底50b側(帯鋸刃53が形成されている側と反対側の後端)にも4本目のヒートライン51dを形成する。
作業終了時は、ガスボンベ元栓を閉め、電源を切る。
このような操作手順により、同じ品質の熱処理加工ができる。
なお、ヒートラインの幅は帯鋸の厚さに応じて変え、通常では、帯鋸の厚さの6.0倍程度とすることが好ましい。
図6に示すように、幅:127mm、厚み:1.05mm、長さ:7mの帯鋸の、帯鋸刃53側に3本のヒートライン51a、51b、51cを形成し、鋸底50b側に1本のヒートライン51dを形成した。
1本のヒートラインの幅は、帯鋸の厚みの6.0倍とし、ヒートライン間の間隔は7mmとした。
このときの帯鋸の走行スピードは、2.5m/分とした。
4本のヒートラインを形成する作業時間は10分であった。
形成されたヒートラインの幅は均一であり、熱処理加工を終えた帯鋸には歪みは生じず、使用中においても刃先に不良振動が発生しなかった。
また、帯鋸の長手方向に幅狭の複数本のヒートライン(熱処理加工部分)を容易に形成できるので、産業上の利用可能性が極めて高い。
2:帯鋸締め付けハンドル
2a:上部帯鋸締め付けハンドル
2b:下部帯鋸締め付けハンドル
3:帯鋸前後調整ハンドル
32、32a、32b:位置決め板
4:バーナー調整バルブ
5:冷却装置
6:ガス電磁バルブ
7:下部ローラ
8:上部ローラ
9:鋸送りローラー
9a:上鋸送りローラー
9b:下鋸送りローラー
10:ヒート板
10a:表ヒート板
10b:裏ヒート板
10c:開口部
10d:観察窓
10e:冷却パイプ
11,11a,11b:バーナー
31a,31b:スクリューネジ
31c,31d:プーリ
32a:位置決め板
33:ベルト
32b:位置決め板
50:帯鋸
50a:刃底
50b:鋸底
51,51a,51b,51c、51d:ヒートライン
53:帯鋸刃
91:スクリューネジ
A:ヒートライン予定部
B:矢印位置
Claims (4)
- 帯鋸を走行させるための上下の鋸送りローラーと、
走行する帯鋸を加熱するバーナーと、
加熱された帯鋸を冷却するためのヒート板と、
ヒート板に冷却水を送るための冷却装置と、
走行する帯鋸を狭持するため鋸送りローラーを移動させるための帯鋸締め付けハンドルと、
帯鋸の走行位置を移動させるための帯鋸前後調整ハンドルと、を設け、
走行する帯鋸にバーナーの燃焼炎を噴射し、
加熱された帯鋸を前記冷却されたヒート板によって冷却して、
帯鋸に長手方向に幅狭のヒートラインを形成することを特徴とする帯鋸の熱処理加工装置。 - さらに、バーナーに供給される水素ガス及び酸素ガスを開閉するガス電磁バルブと、
バーナーの燃焼状況を調整するためのバーナー調整バルブと、
この装置の運転を制御する操作盤と、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の帯鋸の熱処理加工装置。 - 前記ヒート板は、バーナーで加熱された帯鋸を冷却水によって冷却するための銅製の冷却部材であり、
ヒート板は、走行する帯鋸の表側及び反対の裏側に接するように、表ヒート板及び裏ヒート板が設けられており、表ヒート板及び裏ヒート板で帯鋸を挟むようにして加熱された帯鋸を冷却することを特徴とする請求項1又は2に記載の帯鋸の熱処理加工装置。 - 前記ヒート板には、走行する帯鋸の表面の一部を露出させるように縦長状の開口部が設けられており、
この開口部に向かってバーナーの燃焼炎を噴射し、開口部の下方から上方に燃焼炎を立ち昇らせるにすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帯鋸の熱処理加工装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2014/068717 WO2016009478A1 (ja) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | 帯鋸の熱処理加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016009478A1 true JPWO2016009478A1 (ja) | 2017-04-27 |
JP6244025B2 JP6244025B2 (ja) | 2017-12-06 |
Family
ID=55078002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016534008A Active JP6244025B2 (ja) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | 帯鋸の熱処理加工装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6244025B2 (ja) |
WO (1) | WO2016009478A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6857398B2 (ja) * | 2017-10-04 | 2021-04-14 | 株式会社ソーテック浜松 | 帯鋸の刃先熱処理加工装置及び刃先熱処理加工方法 |
CN108817545A (zh) * | 2018-08-24 | 2018-11-16 | 多棱新材料股份有限公司 | 一种高强度锯条生产工艺 |
JP7390154B2 (ja) * | 2019-10-08 | 2023-12-01 | 大同プラント工業株式会社 | 腰入れ処理設備、腰入れ処理方法、丸鋸用基材又は帯鋸用基材の製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63243223A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-11 | Denki Kogyo Kk | 帯鋸の腰入れ方法 |
JPS63243222A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-11 | Denki Kogyo Kk | 丸鋸の腰入れ方法 |
JPH027916U (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-18 | ||
JPH1192828A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-04-06 | Nippon Denshi Kogyo Kk | 鋸の熱処理方法及び装置 |
JP2003053526A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-26 | Olympus Optical Co Ltd | 火焔装置 |
-
2014
- 2014-07-14 WO PCT/JP2014/068717 patent/WO2016009478A1/ja active Application Filing
- 2014-07-14 JP JP2016534008A patent/JP6244025B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63243223A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-11 | Denki Kogyo Kk | 帯鋸の腰入れ方法 |
JPS63243222A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-11 | Denki Kogyo Kk | 丸鋸の腰入れ方法 |
JPH027916U (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-18 | ||
JPH1192828A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-04-06 | Nippon Denshi Kogyo Kk | 鋸の熱処理方法及び装置 |
JP2003053526A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-26 | Olympus Optical Co Ltd | 火焔装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016009478A1 (ja) | 2016-01-21 |
JP6244025B2 (ja) | 2017-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6244025B2 (ja) | 帯鋸の熱処理加工装置 | |
US10638544B2 (en) | Heating method, heating apparatus and method of manufacturing press-molded article | |
WO2008099457A1 (ja) | プロセスラインの制御装置及びその制御方法 | |
US20190030584A1 (en) | Heating method, heating apparatus, and hot press molding method for plate workpiece | |
JP6857398B2 (ja) | 帯鋸の刃先熱処理加工装置及び刃先熱処理加工方法 | |
US3807715A (en) | Method and apparatus for heat treating welded joints | |
JP5601055B2 (ja) | 連続鋳造スラブの表面手入れ方法および装置 | |
KR101904086B1 (ko) | 화염분사방향조절이 가능한 탄화목재가공장치 및 탄화목재가공방법 | |
JP5891857B2 (ja) | 鋼帯の製造装置および鋼帯の製造方法 | |
KR100265699B1 (ko) | 레이저 용접관의 제조방법 및 그 제조장치 | |
EP2105275A2 (en) | Method and multiple-tool apparatus for surface flaming of stone or stone-like products | |
EP3175675A1 (en) | Direct resistance heating method and press-molded product manufacturing method | |
KR100465426B1 (ko) | 수평식 고주파 열처리 장치 | |
JP2016194132A (ja) | 鋼板の焼入方法 | |
JP5229146B2 (ja) | スカーフィング装置及び溶削方法 | |
EP4212301A1 (en) | Flaming machine for processing pieces made of a stone material | |
US1123330A (en) | Method of welding and brazing the seams of metal tubes. | |
KR20140028308A (ko) | 연속주조 주편의 표면처리장치 및 이를 이용한 연속주조 주편의 표면처리방법 | |
JPS63243223A (ja) | 帯鋸の腰入れ方法 | |
KR100928815B1 (ko) | 판재 터닝장치 및 이를 이용한 후판재 압연방법 | |
KR102454564B1 (ko) | 다이커팅에서 사용되는 칼날 제조용 스틸의 탈탄 장치 | |
KR101879101B1 (ko) | 열간 압연 방법 | |
KR101035499B1 (ko) | 금속소재 열처리 장치 | |
CN105537084A (zh) | Eva板材烘烤设备 | |
JP2019504772A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170508 |
|
A603 | Late request for extension of time limit during examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A603 Effective date: 20170508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171031 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6244025 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |