JPWO2015194014A1 - 無線通信システム、無線通信方法、無線機器、及び、無線基地局 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法、無線機器、及び、無線基地局 Download PDF

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Abstract

無線基地局(10)と無線通信する第1の無線機器(20−3)は、第2の無線機器(20−1,20−2)どうしの無線基地局(10)を介さない無線機器間通信用に割り当てられた無線リソースにて、第1の無線機器(20−3)の識別情報を送信する。

Description

本発明は、無線通信システム、無線通信方法、無線機器、及び、無線基地局に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)やLTE−Advancedの標準化において、デバイスツーデバイス(Device to Device, D2D)通信について議論されている。
D2D通信は、無線基地局を介さずに移動局等の無線機器どうしが直接に無線通信する技術の一例である。D2D通信は、例えば、大規模災害等によって無線基地局を介した無線通信(「セルラー通信」と称してもよい。)が不能になったシナリオでの代替的あるいは補助的なパブリックセーフティ通信の一例として議論されている。
しかしながら、D2D通信に関する上記議論においては、セルラー通信とD2D通信との間の干渉の影響について十分に検討されているとはいえない。そのため、無線通信システムとしての性能や特性、効率等(「無線通信性能」と総称してよい。)が低下することがある。
1つの側面では、本発明の目的の1つは、無線通信性能の向上を図ることにある。
1つの側面において、無線通信システム(又は、無線通信方法)は、無線基地局と無線通信する第1の無線機器が、第2の無線機器どうしの前記無線基地局を介さない無線機器間通信用に割り当てられた無線リソースにて、前記第1の無線機器の識別情報を送信する。
また、1つの側面において、無線機器は、当該無線機器の識別情報を、他の無線機器どうしの無線基地局を介さない無線機器間通信用に割り当てられた無線リソースにて送信する送信部を備える。
更に、1つの側面において、無線機器は、無線基地局を介さずに第1の無線機器と無線機器間通信を行なう第2の無線機器であって、前記無線基地局と無線通信する第3の無線機器が、前記無線機器間通信用に割り当てられた無線リソースにて送信した前記第3の無線機器の識別情報を受信する受信部を備える。
また、1つの側面において、無線基地局は、前記第2の無線機器が送信した前記第3の無線機器の識別情報を受信する受信部と、前記受信部で受信した前記識別情報によって識別される前記第3の無線機器が前記無線基地局との無線通信に用いる無線リソースを、前記無線機器間通信用の無線リソースと重複しない無線リソースに制御する制御部と、を備える。
1つの側面として、無線通信性能の向上を図ることができる。
第1実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 (A)はD2D通信とセルラー通信とで異なる周波数リソースを用いる様子を模式的に示す図であり、(B)はD2D通信とセルラー通信とで同じ周波数リソースを共用する様子を模式的に示す図である。 図1に例示する無線基地局でのPDCCHの送信信号の生成手順の一例を示す図である。 図1に例示する移動局のPUSCHの送信タイミングを説明する図である。 図1に例示する無線通信システムにおいてセルラー通信を行なう移動局がディスカバリ信号(DS)を送信する様子を模式的に示す図である。 図1及び図5に例示する無線基地局の構成例を示すブロック図である。 図1及び図5に例示する、D2D通信を行なう移動局の構成例を示すブロック図である。 図1及び図5に例示する、セルラー通信を行なう移動局の構成例を示すブロック図である。 図1及び図5に例示する無線通信システムの動作(第1の干渉回避方法)を説明するためのシーケンス図である。 第2実施形態に係る無線通信システムの動作(第2の干渉回避方法)を説明するシーケンス図である。 第3実施形態に係る無線通信システムの動作(第3の干渉回避方法)を説明するためのフローチャートである。 第4実施形態に係る無線通信システムの動作(第4の干渉回避方法)を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。また、以下に説明する各実施形態は、適宜に組み合わせて実施しても構わない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示す無線通信システム1は、例示的に、1又は複数の無線基地局10と、複数の移動局20−1〜20−N(#1〜#N)(Nは2以上の整数)と、を備える。ただし、図1には、N=4の場合、すなわち、4台の移動局20−1〜20−4を例示している。移動局20−1〜20−Nを区別しなくてよい場合は、単に「移動局20」と表記することがある。
無線基地局10は、無線エリア100を形成する。無線エリア100内に位置する移動局20が、無線基地局10と無線通信することが可能である。無線基地局100は、複数の無線エリア100を形成してもよい。無線エリア100は、無線基地局10が送信する無線電波の到達範囲に応じて定まる。無線電波の最大到達範囲は、無線基地局10の最大送信電力によって定まると捉えてよい。
「無線エリア」は、「セル」、「カバレッジエリア」あるいは「通信エリア」と称してもよい。「セル」は「セクタセル」に分割されていてもよい。「セル」には、マクロセルやスモールセルが含まれてよい。スモールセルは、マクロセルよりも電波到達範囲(カバレッジ)の小さいセルの一例である。スモールセルは、カバレッジエリアに応じて呼称が異なってよい。例えば、スモールセルは、「フェムトセル」、「ピコセル」、「マイクロセル」、「ナノセル」、「メトロセル」、「ホームセル」等と称されてもよい。
無線基地局10は、「ベースステーション(BS)」、「ノードB(NB)」あるいは「evolved NB(eNB)」と称されてもよい。
移動局20は、セル100内に位置するときに無線基地局10と無線通信が可能な無線機器の一例である。移動局20は、無線装置、移動端末、端末装置、又は、ユーザ機器(UE)と称されてもよい。移動局20の一例は、携帯電話やスマートフォンである。ただし、移動局20は、車両や航空機、船舶等の移動体に固定された無線機器であってもよい。また、無線機器には、センサネットワークを成す、無線通信機能を具備したセンサデバイスやメータ(測定器)等が含まれてよい。
移動局20と無線基地局10との間の無線通信は、「セルラー通信」と称してよい。セルラー通信の無線通信方式には、例示的に、3GPPのLTEやLTE−Advancedに準拠した無線通信方式を適用してよい。あるいは、移動局20と無線基地局10との間の無線通信には、「Worldwide Interoperability for Microwave Access, (WiMAX)」(登録商標)等の方式に準拠した無線通信方式を適用してもよい。
無線基地局10は、図1において図示を省略したコアネットワークに通信可能に接続されてよい。コアネットワークには、サービスゲートウェイ(SGW)やパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)、モビリティマネージメントエンティティ(MME)等が含まれてよい。コアネットワークを含む通信網は、アクセスネットワークと称されてよい。アクセスネットワークは、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network, E-UTRAN」と称されてもよい。
無線基地局10は、コアネットワークと例えば有線インタフェースによって接続されてよい。当該有線インタフェースは、「S1インタフェース」と称されてよい。ただし、無線基地局10は、無線インタフェースによってコアネットワークと通信可能に接続されても構わない。
また、無線基地局10は、図1において図示を省略した他の無線基地局10と例えば有線インタフェースにより通信可能に接続されてよい。当該有線インタフェースは、「X2インタフェース」と称されてよい。ただし、無線基地局10は、他の無線基地局と無線インタフェースにより接続されても構わない。
無線基地局10は、自局10が形成するセル100内に位置する移動局20との間のセルラー通信に無線リソースを割り当てる。無線リソースの割り当ては「スケジューリング」と称してもよい。移動局20は、無線基地局10から割り当てられた無線リソースを用いて無線基地局10とセルラー通信を行なう。
無線リソースは、例示的に、時間及び周波数によって識別されてよい。例えば、無線リソースの識別は、無線通信システム1が利用可能な無線リソースを時間及び周波数によって分割した分割リソースの単位で行なわれてよい。分割リソースは、「リソースブロック(RB)」と称されてもよいし「リソースエレメント(RE)」と称されてもよい。
REは、無線リソース割り当ての最小単位であってよく、例示的に、1つのサブキャリアの1つのシンボルとして定義されてよい。複数のREでREグループ(REG)が構成されてよい。また、複数のREで1つのRBが構成されてよい。例えば、周波数領域の12サブキャリア×時間領域の7シンボル又は6シンボルで1つのRBが構成されてよい。無線リソースの割り当て(スケジューリング)は、RBの単位で行なわれてよい。
移動局20は、無線基地局10を介さずに他の移動局20とダイレクトに通信することが可能である。当該通信は、「Device to Device, D2D」通信、「無線機器間通信」あるいは「無線機器間直接通信」と称されてよい。図1には、例示的に、UE20−1及びUE20−2のペアがD2D通信を行なう様子を模式的に例示している。
なお、D2D通信は、セルラー通信のインフラストラクチャが稼働しているシナリオにおいても有用である。例えば、UE20は、遠方の無線基地局10を介さないで直接に近隣のUE20と通信することが可能なため、UE20の消費電力を低減可能である。また、セルラー通信のトラフィックをD2D通信にオフロードすることにより、コアネットワーク側の負荷を軽減することが可能である。
D2D通信に用いる無線リソースも、無線基地局10が割り当ててよい。UE20は、無線基地局10から割り当てられた無線リソースを用いて他のUE20とD2D通信する。D2D通信を行なうUE20は、便宜的に「DUE」と称されてよい。これに対して、無線基地局10とセルラー通信を行なうUE20は、便宜的に「CUE」と称されてよい。UE20は、セルラー通信とD2D通信の双方をサポートしてよい。
D2D通信及びセルラー通信に用いられる無線リソース(例えば、周波数リソース)の割り当てに関しては、周波数利用効率と干渉とのトレードオフの関係がある。例えば図2(A)に模式的に示すように、D2D通信とセルラー通信とで使用する周波数リソースを異ならせることとすれば、D2D通信とセルラー通信との間の干渉は生じない。しかし、使用できる周波数リソースには限りがあるため、無線通信システム1としてのシステム容量が減少する可能性がある。
これに対し、例えば図2(B)に模式的に示すように、D2D通信とセルラー通信とで同じ周波数リソースを共用すれば、使用できる周波数リソースは図2(A)の場合よりも増やせる。しかし、D2D通信とセルラー通信とで同じ周波数リソースが割り当てられると、無線電波の干渉が生じ得る。
例えば、D2D通信の信号は、FDD(Frequency Division Duplex)のセルラー通信においてアップリンク(UL)の通信に割り当てられる周波数帯域を用いて伝送されてよい。したがって、D2D通信とULのセルラー通信とが干渉し得る。
例えば図1において、DUE20−1及びDUE20−2間のD2D通信と、CUE20−3及び20−4と無線基地局10との間のULのセルラー通信と、に同じ周波数リソースが割り当てられているとする。
この場合、D2D通信とセルラー通信とが距離的に近いと互いに干渉が発生し易くなる。例えば、CUE20−3の無線基地局10へのUL送信(送信電波)が、DUE20−1のDUE20−2への送信電波に干渉する可能性がある。
また、DUE20−1のDUE20−2への送信電波が、CUE20−3の無線基地局10へのUL送信(送信電波)に干渉する可能性がある。
更に、セルラー通信を行なっているCUE20−4がセル端近傍に位置しているために、セルラー通信において送信電力の増加制御が実施されていると、セルラー通信がD2D通信に対して大きな干渉源となる。
干渉が発生すると、結果的に、無線通信システム1としてのシステム容量が減少する等、無線通信性能が低下する可能性がある。
そこで、本実施形態では、D2D通信とセルラー通信とで同じ無線リソース(例えば、周波数帯域)を共用する場合であっても、D2D通信とセルラー通信との間の干渉を回避可能にして、システム容量の増大化を図る。
(第1の干渉回避方法)
例えば、D2D通信を行なうDUE20は、無線基地局10からセルラー通信を行なうCUE20に割り当てられる無線リソースの検出を試みる。DUE20は、検出に成功すると、CUE20に割り当てられた無線リソースを用いてはD2D通信を行なわない(「抑止する」と称してもよい)。DUE20は、CUE20に割り当てられた無線リソースとは異なる無線リソースにてD2D通信を行なってよい。
無線基地局10からCUE20に割り当てられる無線リソースの検出は、例示的に、無線基地局10からCUE20宛に送信される、セルラー通信におけるアップリンク(UL)の送信許可情報を検出(復号)することで実施可能である。ULの送信許可情報は、ULグラント(UL grant)と称されることがある。
ULグラントは、例示的に、無線基地局10からCUE20に対してダウンリンクの制御チャネル(Physical Downlink Control Channel, PDCCH)にて送信される。「ULグラント」を示す制御情報には、例示的に、ダウンリンク制御情報(DCI)として、CUE20がアップリンクの共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel, PUSCH)を用いた送信に使用する周波数リソースの情報が含まれてよい。別言すると、「ULグラント」には、CUE20に対するULの無線リソースの割当情報が含まれてよい。なお、「ULグラント」を示す制御情報のフォーマットは、「DCIフォーマット0」あるいは「DCIフォーマット4」と称されることがある。
図3に、無線基地局10でのPDCCHの送信信号の生成手順の一例を示す。図3の(1)〜(2)に例示するように、無線基地局10は、DCIを誤り検出符号化してDCIに巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check, CRC)符号(ビット)を付加する。
DCIに付加されるCRCビットは、図3の(2)〜(3)に例示するように、PDCCHの宛先であるCUE20の識別子のビット表現によりマスク処理される。CUE20の識別子は、例示的に、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)であってよい。
なお、C−RNTIは、恒久的な識別子ではなく、例えば、CUE20が無線基地局10に対して接続を要求する毎に割り当てられるような一時的な識別子の一例である。例示的に、C−RNTIは、CUE20が無線基地局10にランダムアクセスする時のランダムアクセス手順において無線基地局10によって当該CUE20に割り当てられてよい。
C−RNTIによってマスク処理されたCRCビットが付加されたDCIは、図3の(3)〜(4)に例示するように、誤り訂正符号化及びデータ変調を施され、これにより、PDCCHの送信信号が生成される。
生成されたPDCCHの送信信号は、図3の(4)〜(5)に例示するように、他のCUE20宛のPDCCHの送信信号と連結され、インタリーブされた後、時間及び周波数で識別される無線リソース(REG)にマッピングされて送信される。
CUE20は、無線基地局10からPDCCHの信号を受信すべき無線リソースを無線基地局10から知らされていなければ、既定の探索範囲(「サーチスペース」と称してよい。)で受信信号の復号を試みる。
CUE20は、復号結果に対して自身のC−RNTIでCRCビットのマスクを解除して誤り検出を行なう。誤りの無い復号結果が「ULグラント」を示す。「ULグラント」の復号に成功すると、CUE20は、例えば図4に例示するように、「ULグラント」の受信から一定時間(例えば、4ms)経過後に、DCIに示される周波数リソースにてPUSCHの信号を送信する。
このように、PDCCHにて送信される「ULグラント」のCUE20での復号処理には、当該CUE20のC−RNTIでCRCビットのマスクを解除する処理が含まれる。したがって、DUE20が、セルラー通信を行なう他のCUE20のC−RNTIを取得できれば、DUE20が、当該C−RNTIを用いてCUE20宛のPDCCHの信号の復号を試みることで、CUE20宛の「ULグラント」を復号できる。
CUE20宛の「ULグラント」の復号に成功すれば、DUE20は、当該CUE20に割り当てられた周波数リソースを検出できる。したがって、DUE20は、CUE20に割り当てられた周波数リソースを用いたD2D通信を行なわないことで、D2D通信とセルラー通信との干渉を回避できる。なお、DUE20が、他のCUE20宛にPDCCHで送信されるPDCCHの信号(ULグラント)の復号を試行することは、「スニファリング」と称してもよい。
DUE20による「スニファリング」を可能にするには、例示的に、セルラー通信を行なうCUE20が、無線基地局10から割り当てられたD2D通信用の周波数リソース(「キャリア」と称してもよい。)において、当該CUE20のC−RNTIを送信する。
C−RNTIは、図5に模式的に例示するように、D2D通信を行なうDUE20を探索するための探索信号に含められてよい。探索信号は、「ディスカバリ信号(DS)」と称してもよい。
DSは、近隣のDUE20探索(ディスカバリ)するために送信される信号の一例であり、例示的に、CUE20に共通の識別子(cell-specific ID)に基づいて生成され、CUE20に共通の無線リソースにて送信されてよい。
DSは、図5中に例示するように、「シーケンス(Sequence)」と「メッセージ(message)」とが時分割に送信される信号であってよい。
「シーケンス」は、D2D通信の無線リンクを確立するために用いられる信号の一例であり、例示的に、DUE20どうしで既知の信号との相関検出用信号であってよい。「シーケンス」のフォーマットには、例示的に、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel, PRACH)やSRS(Sounding Reference Signal)のフォーマットを利用してよい。
「メッセージ」は、制御情報を伝送する信号の一例であり、「シーケンス」に付随する情報の一例であると捉えてよい。「メッセージ」のフォーマットには、例示的に、PUSCHのフォーマットを利用してよい。「メッセージ」を用いて伝送される制御情報は、例示的に、100ビット程度の情報量であってよい。「シーケンス」と「メッセージ」とは、異なる物理チャネルにて送信されてよい。
DSの送信頻度(あるいは送信周期)は、CUE20の位置変化に対応できる程度の頻度(あるいは周期)に設定されてよい。また、DSを送信するCUE20は、セル100内に位置するすべてのCUE20であってもよいし、一部のCUE20に限られてもよい。例えば、無線基地局100から離れた場所(例えば、セル端近傍等)に位置するCUE20に限ってDSを送信することとしてよい。
セル端近傍に位置するCUE20は、既述のとおりセルラー通信の送信電力増加制御によって周囲のD2D通信に対して大きな干渉源となり得るので、そのようなCUE20に限ってDSを送信することとしても、干渉回避効果を見込める。
一方、DUE20は、CUE20が送信したDSを受信、検出する。DUE20がDSを受信、検出可能であることは、当該DSを送信したCUE20が、DSを受信したDUE20のD2D通信に対して干渉源となり得ることを意味する。別言すると、DUE20は、自身のD2D通信に対して干渉源となり得るCUE20が送信したDSに限って受信、検出が可能である。
DUE20は、DSを受信すると、受信したDSの「メッセージ」に含まれるC−RNTIを取得する。以後、DUE20は、取得したC−RNTIを用いて、CUE20宛にPDCCHで送信される「ULグラント」の復号を試行できる。
「ULグラント」の復号に成功したDUE20は、当該「ULグラント」において示されるULの周波数リソースの割当情報を基に、当該「ULグラント」の宛先CUE20がPUSCHにてULの送信に使用する周波数リソースではD2D通信を行なわない。なお、D2D通信のデータ伝送(Communication)では、PUSCHベースの信号が送受信されてよい。
以下、上述した第1の干渉回避方法を実現する、無線基地局10、DUE20及びCUE20の構成例について、図6〜図8を参照して説明する。図6は、無線基地局10の構成例を示すブロック図であり、図7は、DUE20の構成例を示すブロック図であり、図8は、CUE20の構成例を示すブロック図である。なお、以下において、DUE20は、便宜的に「DUE20D」と表記し、CUE20は、便宜的に「CUE20C」と表記することがある。
(無線基地局10の構成例)
図6に示すように、無線基地局10は、例示的に、スケジューラ111、PDSCH生成部112A、PDCCH(ULグラント)生成部112B、物理チャネル多重部113、送信RF(Radio Frequency)部114、及び、送信アンテナ115を備える。
スケジューラ111は、無線基地局10の動作を統括的に制御する制御部の一例、あるいは当該制御部に含まれる機能部の一例であると捉えてよい。PDSCH生成部112A、ULグラント生成部112B、物理チャネル多重部113、送信RF部114、及び、送信アンテナ115は、無線基地局10のDL送信系(送信部あるいは送信機)の一例を成すと捉えてよい。
また、図6に例示するように、無線基地局10は、UL受信系(受信部あるいは受信機)の一例として、受信アンテナ121、受信RF部122、及び、PUSCH復調部123を備える。
スケジューラ111は、例示的に、D2D通信用の無線リソースの割当情報と、PUSCH用の無線リソースの割当情報と、の生成をサポートする。なお、「無線リソースの割当情報」は、単に「リソース割当情報」と称してよい。
そのため、スケジューラ111は、例示的に、D2Dスケジューラ111Aと、PUSCHスケジューラ111Bと、を備える。
D2Dスケジューラ111Aは、例示的に、D2D通信に用いてよい無線リソースを内部的に設定する。D2Dスケジューラ111Aは、いずれかのUE20からD2D通信用の無線リソースの割当要求を受信すると、D2D通信用の無線リソースの割当情報を生成する。
PUSCHスケジューラ111Bは、例示的に、いずれかのUE20からPUSCHについての送信許可要求を受信すると、PUSCH用の無線リソースの割当情報を生成する。
PDSCH生成部112Aは、PDSCHにてDL送信する信号(PDSCH信号)を生成する。PDSCH信号は、例示的に、既述のコアネットワークから受信される、CUE20宛のDLデータ信号を基に生成される。データ信号は、「ユーザデータ」あるいは「ユーザ(U)プレーン信号」と称してもよい。
PDCCH生成部112Bは、CUE20宛のPDCCH信号を生成する。PDCCH信号には、図3に例示したようにDCI(ULグラント)が含められてよい。
物理チャネル多重部113は、PDSCH生成部112A及びPDCCH生成部112Bで生成されたPDSCH信号及びPDCCH信号を多重化して送信RF部114へ出力する。
送信RF部114は、物理チャネル多重部113にて多重化された物理チャネルの送信信号を無線周波数(RF)の信号(無線電波)に変換(例えば、アップコンバート)し、規定の送信電力にて送信アンテナ115へ出力する。
送信アンテナ115は、送信RF部114からのRF信号を空間に放射する。
受信アンテナ121は、いずれかのUE20が空間に放射した無線電波(別言すると、ULのRF信号)を受信して受信RF部122へ出力する。
受信RF部122は、受信アンテナ121で受信されたULのRF信号を例えばベースバンド周波数の信号(以下「BB信号」と略称することがある。)に変換(例えば、ダウンコンバート)してPUCCH復調部123へ出力する。
PUSCH復調部123は、受信RF部122からのBB信号に対して復調処理を施して例えばPUSCH信号を得る。PUSCH信号には、例示的に、コアネットワークへ送信されるユーザデータが含まれてよい。また、PUSCH信号には、D2D通信用のリソース割当要求が含まれてよい。復調されたリソース割当要求は、例示的に、D2Dスケジューラ111Aに与えられる。
なお、送信アンテナ115と受信アンテナ121とは、例えばアンテナ共用器を用いてDLとULとで共用の送受信アンテナとして構成されてもよい。この場合、送信RF部114と受信RF部122とは、送受信RF部として共通化(あるいは一体化)されても構わない。
また、各部111,112A,112B,113,114,122及び123の一部又は全部は、CPUやMPU、FPGA等の演算能力を備えた演算装置によって具現されてよい。当該演算装置は、「ハードウェアプロセッサ」あるいは「プロセッサデバイス」と称してもよい。
(DUE20Dの構成例)
図7に示すDUE20Dは、セルラー通信とD2D通信とをサポートし、例示的に、図5のDUE20−1又は20−2に相当する。図7に例示するように、DUE20Dは、受信アンテナ211〜213、送信アンテナ214,215、受信RF部221〜223、及び、送信RF部224,225を備える。
また、図7のDUE20Dは、例示的に、PDSCH復調部231、PDCCH復調部232、DS検出部241、及び、PUSCH生成部242を備える。更に、図7のDUE20Dは、例示的に、D2Dデータ信号復調部251、DS検出部252、DS応答検出部253、スケジューラ261、DS応答生成部262、DS生成部263、D2Dデータ信号生成部264、及び、切替部265を備える。
受信アンテナ211は、セルラー通信におけるDLのRF信号を受信して受信RF部221へ出力する。
受信RF部221は、受信アンテナ211で受信されたDLのRF信号を例えばBB信号にダウンコンバートしてPDSCH復調部231とPDCCH復調部232とに出力する。
PDSCH復調部231は、受信RF部221からのBB信号に対して復調処理を施すことによりPDSCH信号を復調する。復調したPDSCH信号がD2D通信用のリソース割当情報を示す場合、当該リソース割当情報は、スケジューラ261に与えられる。なお、D2D通信用のリソース割当情報が周波数リソースの割当情報である場合、当該割当情報は、「D2Dキャリア情報」と称してもよい。
PDCCH復調部232は、受信RF部221からのBB信号に対して復調処理を施すことによりPDCCH信号を復調する。当該復調処理には、誤り訂正復号化等の復号処理が含まれてよい。復調したPDCCH信号がセルラー通信におけるPUSCH用のリソース割当情報を示す場合、当該リソース割当情報は、スケジューラ261に与えられる。
また、PDCCH復調部232は、DS検出部241にて検出された受信DSの「メッセージ」に含まれるC−RNTIを基に、既述のとおり他のCUE20宛のPDCCH信号に含まれるULグラントの復調、復号を試行する。
したがって、PDCCH復調部232は、無線基地局10がC−RNTIを用いて符号化してCUE20宛に送信した無線リソースの割当情報を、DS検出部241にて検出されたC−RNTIを用いて復号する復号部の一例であると捉えてよい。
受信アンテナ212は、セルラー通信におけるULのRF信号を受信して受信RF部222へ出力する。
受信RF部222は、受信アンテナ221で受信されたULのRF信号を例えばBB信号にダウンコンバートしてDS検出部241に出力する。
DS検出部241は、受信RF部222から入力されたBB信号からDSを検出する。DSが検出されると、当該DSの「メッセージ」に含まれるC−RNTIがD2D通信の干渉源となるCUE20を示す情報としてPDCCH復調部232に与えられる。
受信RF部222及びDS検出部241は、無線基地局10と無線通信するCUE20が、D2D通信用に割り当てられた無線リソースにて送信した当該CUE20の識別情報を受信する受信部の一例であると捉えてよい。
受信アンテナ213は、D2D通信において他のDUE20Dが送信したRF信号を受信して受信RF部223へ出力する。
受信RF部223は、受信アンテナ223で受信されたD2D通信の受信RF信号を例えばBB信号にダウンコンバートして、D2Dデータ信号復調部251と、DS検出部252と、DS応答検出部253とに出力する。
D2Dデータ信号復調部251は、受信RF部223から入力されたBB信号を復調してD2D通信のデータ信号を得る。D2D通信が既述のようにPUSCHを用いて実施される場合、D2Dデータ信号復調部251は、PUSCH信号を復調するPUSCH復調部251であってよい。
DS検出部252は、受信RF部223から入力されたBB信号からDSを検出する。当該DSは、例示的に、D2D通信のペアを成すDUE20Dを探索するために他のDUE20DがDS生成部263によって生成し送信したDSに相当する。DS検出部252でのDSの検出に応じて、DS応答生成部262によってDS応答信号が生成される。
DS応答検出部253は、受信RF部223にて受信された信号から、DS生成部263によって生成され他のDUE20宛に送信されたDSに対するDS応答信号を検出する。DS応答信号が検出されたことは、例示的に、スケジューラ261に通知される。DS応答信号の検出に応じて、他のDUE20とのD2D通信のペアが形成される。
スケジューラ261は、セルラー通信とD2D通信とを制御する制御部の一例である。例示的に、スケジューラ261は、D2D通信用のリソース割当要求をPUSCH生成部242に送信する。PUSCH生成部242は、当該リソース割当要求の受信に応じて、当該リソース割当要求を含む、無線基地局10宛のPUSCH信号を生成する。
また、スケジューラ261は、上述したD2D通信用のリソース割当要求に対する応答としてのリソース割当情報がPDSCH復調部231にて復調されると、当該リソース割当情報をPDSCH復調部231から受信する。スケジューラ261は、当該リソース割当情報の示す周波数リソースにてD2D通信が行なわれるよう、D2Dデータ信号復調部251及びD2Dデータ信号生成部264を制御する。
更に、スケジューラ261は、PDCCH復調部232にてD2D通信の干渉源となる他のCUE20宛のPDCCH信号(ULグラント)の復調、復号に成功すると、当該ULグラントに示される、干渉源CUE20のリソース割当情報を受信する。スケジューラ261は、干渉源CUE20のリソース割当情報が示す周波数リソースではD2D通信を抑止するよう、D2Dデータ信号復調部251及びD2Dデータ信号生成部264を制御する。
PUSCH生成部242は、セルラー通信におけるULデータ信号を含むPUSCH信号を生成して送信RF部224へ出力する。PUSCH信号にて、スケジューラ261から受信された、D2D通信用のリソース割当要求が送信されてよい。
送信RF部224は、PUSCH生成部242で生成された、ベースバンド周波数のPUSCH信号をRF信号に変換(アップコンバート)して送信アンテナ214に出力する。
送信アンテナ214は、送信RF部224からのRF信号を空間へ放射する。
DS生成部263は、D2D通信のペアを成す他のDUE20Dを探索するためのDSを生成する。当該DSは、他のDUE20DのDS検出部252にて検出される。
D2Dデータ信号生成部264は、例えばスケジューラ261から受信したデータ信号を含むD2D通信の送信データ信号を生成する。D2D通信が既述のようにPUSCHを用いて実施される場合、D2Dデータ信号生成部251は、PUSCH信号を生成するPUSCH生成部251であってよい。
切替部265は、例えばスケジューラ261による制御に応じて、DS応答生成部262、DS生成部263及びD2Dデータ信号生成部264の出力のいずれかを選択的に送信RF部225に出力する。切替部265がスケジューラ261によって切り替え制御されることで、D2D通信(送信)が制御される。
送信RF部225は、切替部265の出力信号であるBB信号をRF信号に変換(アップコンバート)して送信アンテナ215に出力する。
送信アンテナ215は、送信RF部225からのRF信号を空間へ放射する。
なお、セルラー通信のDLの受信アンテナ211及びULの受信アンテナ212と、D2D通信の受信アンテナ213と、のいずれか又は全部は、1つの受信アンテナとして共用化(一体化)されてよい。同様にして、セルラー通信のDLの受信RF部221及びULの受信RF部222と、D2D通信の受信RF部223と、のいずれか又は全部は、1つの受信RF部として共用化されてよい。
また、セルラー通信のULの送信アンテナ214とD2D通信の送信アンテナ215とは、1つの送信アンテナとして共用化されてよい。同様にして、セルラー通信のULの送信RF部224とD2D通信の送信RF部225とは、1つの送信RF部として共用化されてよい。
更に、受信アンテナ211〜213並びに送信アンテナ214及び215の一部又は全部は、1つの送受信アンテナとして共用化されてよい。同様にして、受信RF部221〜223並びに送信RF部224及び225の一部又は全部は、1つの送受信RF部として共用化されてよい。
また、各部221〜225,231,232,241,242,251〜253及び261〜265の一部又は全部は、CPUやMPU、FPGA等の演算能力を備えたハードウェアプロセッサと称してもよい。
(CUE20Cの構成例)
図8は、セルラー通信をサポートするCUE20Cの構成例を示すブロック図である。図8に例示するCUE20Cは、例えば図5のCUE20−3に相当し、自UE20−3のC−RNTIをDSにて送信(「報知」と称してもよい。)することが可能なUEである。
図8に示すCUE20Cは、例示的に、図7により既述のものと同様の、受信アンテナ211、受信RF部221、PDCCH復調部232、及び、PDSCH復調部231を備える。また、図8に示すCUE20Cは、例示的に、図7により既述のものと同様の、送信アンテナ214、送信RF部224、及び、PUSCH生成部242を備える。更に、図8に示すCUE20Cは、DS生成部271及び物理チャネル多重部272を備える。
DS生成部271は、PDSCH復調部231にて復調されたPDSCH信号がD2Dキャリア情報を示す場合に、当該D2Dキャリア情報をPDSCH復調部231から受信する。D2Dキャリア情報の受信に応じて、DS生成部271は、D2Dキャリア情報によって示されるD2D通信用の周波数リソース(キャリア)にて送信する、自UE20のC−RNTIを「メッセージ」に含むDSを生成してよい。
物理チャネル多重部272は、DS生成部271で生成されたDSと、PUSCH生成部242で生成されたPUSCH信号と、を多重化して送信RF部224に出力する。
送信RF部224は、BB信号をRF信号に変換(アップコンバート)して送信アンテナ214に出力する。
DS生成部271、物理チャネル多重部272及び送信RF部224は、CUE20Cの識別情報の一例であるC−RNTIを、DSの「メッセージ」に含めて送信する送信部の一例であると捉えてよい。
送信アンテナ214は、送信RF部224からのRF信号を空間へ放射する。
なお、受信アンテナ211と送信アンテナ214とは、1つの送受信アンテナとして共用化されてよい。同様にして、受信RF部221と送信RF部224とは、1つの送受信RF部として共用化されてよい。また、各部221,224,231,232,242,271及び272の一部又は全部は、CPUやMPU、FPGA等の演算能力を備えたハードウェアプロセッサによって具現されてよい。
(動作例)
以下、上述のごとく構成された無線通信システム1における、セルラー通信とD2D通信との干渉回避方法の一例について、図9に例示するシーケンス図を参照して説明する。
無線基地局10は、予めD2D通信用の周波数リソースの設定を行なう(処理P11)。当該設定は、図6に例示したスケジューラ111(D2Dスケジューラ111A)によって実施されてよい。
図9には、非限定的な一例として、10個のRB#0〜#9がD2D通信に利用可能な周波数リソースに設定される様子を例示している。D2D通信用の周波数リソースは、単に「D2Dリソース」と称してもよい。
D2Dリソースの設定が完了すると、無線基地局10は、D2D通信用のリソース割当情報(D2Dキャリア情報)を例えばPDSCHにて送信する(処理P12)。PDSCH信号は、例えば図6に例示したPDSCH生成部112Aによって生成され、物理チャネル多重部113、送信RF部114及び送信アンテナ115を通じて送信される。
当該PDSCH信号は、無線基地局10のセル100内に位置するUE20にて受信される。図9の例では、DUE#1、DUE#2及びCUE#3のそれぞれがPDSCH信号を受信する。受信したPDSCH信号は、例えば図7及び図8に例示したPDSCH復調部231にて復調される。
ここで、例えばDUE#1が、D2D通信のペアとなるDUE20を探索するためにDS生成部263(図7参照)によってDSを生成して送信したとする(処理P13)。当該DSは、図9の例では、DUE#2にて受信される。
DUE#2は、当該DSをDS検出部252(図7参照)にて検出すると、DS応答生成部262によってDS応答信号を生成してDUE#1宛に送信する(処理P14)。DUE#1は、DS応答信号の受信をDS応答検出部253にて検出すると、当該DS応答信号の送信元DUE#2とD2D通信のペアを形成する。
D2D通信のペアが形成されると、DUE#1は、無線基地局10に対してDUE#2とのD2Dリソースの割当要求を送信する(処理P15)。D2Dリソースの割当要求は、例えば、図7に例示したスケジューラ261及びPUSCH生成部242を通じて送信アンテナ214からPUSCHにて送信される。
無線基地局10は、DUE#1が送信したD2Dリソースの割当要求をPUSCH復調部123にて受信、復調し、復調したD2Dリソースの割当要求をD2Dスケジューラ111Aに与える。D2Dスケジューラ111Aは、D2Dリソースの割当要求の受信に応じて、D2D通信リソースに設定したRB#0〜RB#9のうちのいずれか(例示的に、RB#1)をDUE#1に対して割り当てることを決定する(処理P16)。
なお、D2Dリソースの割り当ては、動的でもよいが、無線基地局10とDUE20との間の通信量をなるべく抑えるために、「準静的」であってよい。「準静的」とは、静的(固定)でなくてよいが「動的」ほどの頻度で変更されないことを意味する、と捉えてよい。
RB#1の割り当て決定に応じて、無線基地局10は、RB#1のリソース割当情報を例えばPDSCHにてDUE#1宛に送信する(処理P17)。当該リソース割当情報を含むPDSCH信号は、例えば図6に例示したPDSCH生成部112Aによって生成される。当該リソース割当情報のPDSCH信号による送信は、無線リソース制御(RRC)の一例であると捉えてよい。
一方、無線基地局10とセルラー通信を行なうCUE#3は、無線基地局10から受信したD2Dキャリア情報において、ULのセルラー通信用の周波数リソースにD2D通信が設定されていることが示されていると、DSを送信する(処理P18)。当該DSの送信は、周期的に実施してよい。ただし、DSは、非周期的に送信されてもよい。DSは、例えば図8に例示したDS生成部271によって生成され、「メッセージ」(図5参照)にCUE#3のC−RNTIが含まれてよい。
CUE#3が送信した当該DSは、CUE#3の周囲に位置するUE20のいずれかに受信される。図9の例では、DUE#1が、CUE#3の送信したDSを受信する。
DUE#1は、DS検出部241(図7参照)にてDSの受信を検出すると、受信したDSの「メッセージ」を復号して当該「メッセージ」に含まれるC−RNTIを取得(検出)する(処理P19)。DUE#1は、検出したC−RNTIによって識別されるCUE#3が、DUE#2とのD2D通信の干渉源になり得ることを認識する。なお、検出したC−RNTIは、PDCCH復調部232(図7参照)に与えられ、以後、CUE#3のDLのセルラー通信におけるPDCCH信号の復調に用いられる。
一方、無線基地局10は、CUE#3から送信許可情報(ULグラント)の送信要求を受信すると、PUSCHスケジューラ111B(図6参照)によって、当該CUE#3がUL送信に使用してよい周波数リソースの割り当てを決定する(処理P20)。図9の例では、RB#1がCUE#3に割り当てられる。
CUE#3に割り当てる周波数リソースRB#1が決定すると、無線基地局10は、RB#1を示すリソース割当情報を含むULグラントをULグラント生成部112B(図6参照)によって生成して例えばPDCCHにてCUE#3宛に送信する(処理P21)。
CUE#3は、PDCCH復調部232(図8参照)によりULグラントの受信、復調及び復号に成功すると、図4に例示したように4ms後に、当該ULグラントが示すRB#1を用いてUL送信(PUSCH信号の送信)を行なう(処理P22)。
ここで、CUE#3宛のULグラントを含むPDCCH信号は、無線基地局10のセル100(図1参照)内に位置するDUE#1でも受信される。DUE#1は、処理P19で検出したCUE#3のC−RNTIを用いて、CUE#3宛のPDCCH信号の復号をPDCCH復調部232(図7参照)によって試行する。復号に成功すると、DUE#1は、無線基地局10がCUE#3にULのセルラー通信のために割り当てた周波数リソースRB#1の割当情報を取得できる(処理P23)。
したがって、DUE#1は、CUE#3に無線基地局10が割り当てたRB#1を使用してDUE#2宛にD2D通信の送信を行なうと、干渉が生じる可能性のあることを認識し、RB#1を用いたD2D通信の送信は行なわない(処理P24)。代替的に、DUE#1は、RB#1と重複しない他の周波数リソースを用いてDUE#2宛の送信を行なってよい。
D2D通信の送信データの制御は、例えば、スケジューラ261(図7参照)が、RB#1と重複する周波数リソース(RB)を避けるようにして、D2Dデータ信号生成部264に与えるD2Dデータのスケジューリングを行なうことで実施されてよい。
別言すると、DUE#1は、CUE#3宛のULグラントが示す周波数リソースとは異なるRB(D2Dリソース)であれば、当該D2Dリソースを用いてDUE#2宛の送信を行なってよい。
例えば、図9の処理P25〜P29に例示するように、CUE#3宛のULグラントがRB#2を示す場合、DUE#1は、RB#1を用いればセルラー通信との干渉は生じないので、RB#1を用いてDUE#2宛の送信を行なってよい。
なお、DUE#1とD2D通信のペアを成すDUE#2も、上述したDUE#1での処理と同様にして、CUE#3がセルラー通信に用いるRB#1の使用を避けてD2D通信の送信を行なうことができる。他のD2D通信のペアを成すDUE20についても同様である。
以上のようにして、セルラー通信とD2Dとの干渉を回避することができる。したがって、D2D通信の受信側のDUE20(例えば、DUE#2)は、セルラー通信の干渉成分を含まないか、含んでもD2D通信にとって十分な品質のデータ信号を送信側のDUE20(例えば、DUE#1)から受信できる。
また、D2D通信の送信側DUE20は、データ送信を行なっても受信側DUE20で正しく受信される確率の低い周波数リソースを用いた送信を行なわないので、不必要なデータ送信によって周辺の通信に干渉を与えてしまうことを回避できる。別言すると、送信側DUE20が、他の通信の干渉源となることを回避できる。「他の通信」とは、例示的に、送信側DUE20の近傍に位置するCUE20のセルラー通信や別のD2D通信等である。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、CUE#3宛のULグラントの復調、復号に成功してCUE#3のC−RNTIを検出したDUE#1が、自律的に、D2D通信の送信に用いる周波数リソースを制御(スケジューリング)する例について説明した。
第2実施形態では、CUE#3のC−RNTIを検出したDUE#1が、無線基地局10に当該C−RNTIを通知することで、無線基地局10にセルラー通信とD2D通信との干渉を回避するよう周波数リソースをスケジューリングさせる例について説明する。
当該干渉回避方法は、第1実施形態の「第1の干渉回避方法」に対して「第2の干渉回避方法」に相当する。なお、第2実施形態において、無線基地局10、DUE20D、及び、CUE20Cの構成例は、それぞれ、図6〜図8に例示した構成と同様でよい。
(第2の干渉回避方法)
図10は、第2実施形態に係る無線通信システムの動作(第2の干渉回避方法)を説明するシーケンス図である。図10において、処理P31〜P39に示す処理は、それぞれ、図9に例示した処理P11〜P19と同一若しくは同様である。
すなわち、無線基地局10がD2D通信用の周波数リソース(RB#0〜RB#9)を設定してから、DUE#1がCUE#3宛のPDCCH信号の復調、復号に成功してC−RNTIを検出するまでの処理は、既述の第1の干渉回避方法と同じでよい。
CUE#3のC−RNTIを検出したDUE#1は、当該C−RNTIを無線基地局10に通知(「報告」と称してもよい。)する(処理P40)。当該通知は、例示的に、PUSCHにて行なってよい。CUE#3のC−RNTIを含むPUSCH信号は、図7に例示したPUSCH生成部242にて生成されてよい。
例えば、PUSCH生成部242は、DS検出部241で検出された干渉源CUE#3のC−RNTIを受信(図7の点線矢印参照)し、当該C−RNTIを含むPUSCH信号を生成してよい。したがって、図7に例示したPUSCH生成部242及び送信RF部224は、干渉源CUE20の識別情報を無線基地局10に送信する送信部の一例であると捉えてよい。
ただし、無線基地局10へのC−RNTIの通知は、PUSCHとは異なるULの物理チャネルを用いて行なってもよい。また、当該通知は、C−RNTIに代えてCUE#3を無線基地局10が識別可能な情報を用いて行なってもよい。
別言すると、無線基地局10に通知する情報は、D2D通信の干渉源となり得るCUE#3を無線基地局10が識別可能な情報であればよい。したがって、C−RNTIに代えてCUE#3に恒久的に割り当てられているような固有の機器識別情報を用いてもよい。ただし、一時的な情報であるC−RNTIを用いた方が通信のセキュリティを確保し易いといえる。
無線基地局10は、DUE#1が送信元である、CUE#3のC−RNTIを含むPUSCH信号をPUSCH復調部123(図6参照)にて受信、復調すると、CUE#3のC−RNTIをスケジューラ111(例えば、PUSCHスケジューラ111B)に与える。
スケジューラ111Bは、当該C−RNTIを基に、報告元のDUE#1に対する干渉源となり得るCUE#3を識別し、DUE#1に割り当てたD2Dリソースと重複しない周波数リソースをCUE#3に割り当てる(処理P41)。
図10の例では、処理P36及びP37においてD2DリソースRB#1がDUE#1に割り当てられているので、RB#1と重複しない例えばRB#2がCUE#3に割り当てられる。
したがって、スケジューラ111は、DUE#1から受信したC−RNTIによって識別されるCUE#3が無線基地局10とのセルラー通信に用いる無線リソースを、D2Dリソースと重複しないリソースに制御する制御部の一例であると捉えてよい。
CUE#3に対するRB#2の割り当てが決定すると、無線基地局10は、RB#2を示すリソース割当情報を含むULグラントをULグラント生成部112Bによって生成してPDCCHにて送信する(処理P42)。
CUE#3は、無線基地局10からULグラントをPDCCH復調部232(図8参照)にて受信、復調すると、PUSCHの送信にRB#2が割り当てられたことを認識するので、RB#2にてPUSCHの送信を行なう(処理P43)。
一方、DUE#1は、DUE#2に対するD2D通信の送信に用いるRB#1と重複しないRB#2がCUE#3のPUSCHに割り当てられているので、RB#1を用いてD2D通信の送信を行なっても(処理P44)、干渉は生じない。
以上のようにして、セルラー通信とD2Dとの干渉を回避することができる。したがって、D2D通信の受信側のDUE20(例えば、DUE#2)は、セルラー通信の干渉成分を含まないか、含んでもD2D通信にとって十分な品質のデータ信号を送信側のDUE20(例えば、DUE#1)から受信できる。
なお、DUE#1とD2D通信のペアを成すDUE#2が、上述したDUE#1での処理と同様にして、干渉源となり得るCUE#3のC−RNTIを検出して無線基地局10へ報告してもよい。他のD2D通信のペアを成すDUE20についても同様である。
(第3実施形態)
次に、図11に例示するフローチャートを参照して、第3実施形態(第3の干渉回避方法)について説明する。第3実施形態では、DUE20が、CUE20の送信したDSを受信、検出すると、無線基地局10がどの通信にどの周波数リソースを割り当てたかに関わらず、D2D通信を一時的に停止する。なお、第3実施形態においても、無線基地局10、DUE20D、及び、CUE20Cの構成例は、それぞれ、図6〜図8に例示した構成と同様でよい。
図11に例示するように、DUE20(例えば図1及び図5に例示するDUE#1)は、D2D通信のペアを成す他のDUE20を探索するためのDSをDS生成部263(図7参照)によって生成して送信する(処理P51)。
DUE#1は、DS応答信号を受信するまで(処理P52でYesと判定されるまで)、周期的にDSの送信を繰り返す(処理P52のNoルート)。DS応答信号の受信がDS応答検出部253にて検出されると(処理P52でYesと判定されると)、DUE#1は、DS応答信号の送信元であるDUE20(例えば図1及び図5に例示するDUE#2)とD2D通信のペアを形成する(処理P53)。
D2D通信のペアが形成されると、DUE#1は、無線基地局10宛にD2Dリソースの割当要求を例えばPUSCHにて送信する(処理P54)。PUSCH信号は、例えば図7に例示したPUSCH生成部242によって生成される。
DUE#1は、D2Dリソースの割当情報を無線基地局10から例えばPDSCHにて受信する(処理P55)。その後、DUE#1は、CUE20(例えば図5のCUE#3)が送信したDSを受信するか否かを監視する(処理P56及びP57)。
DUE#1は、CUE#3が送信したDSの受信を例えばDS検出部252(図7参照)にて検出すると(処理P57でYesの場合)、D2D通信の送信を一定時間待機し(処理P58)、CUE20が送信するDSの受信監視を継続する。「一定時間」は、例示的に、ミリ秒オーダの時間であってよい。
なお、DSの受信検出から待機する時間は、必ずしも一定時間でなくてもよく、可変であってもよい。例えば、DSの受信を検出したDUE#1の移動速度に応じて待機時間を可変にしてよい。非限定的な一例を挙げると、DUE#1の移動速度が遅いほど、干渉の発生し易い環境の変化が少ないと考えられるから、待機時間を長くしてよい。
CUE20が送信したDSの受信を検出しなければ(処理P57でNoの場合)、DUE#1は、処理P55で受信したD2Dリソースの割当情報が示す周波数リソースにてD2Dデータ信号の送信を行なう(処理P59)。
DUE#1は、DUE#2宛の未送信のD2Dデータ信号が無くなれば(処理P60でNoの場合)、処理を終了する。一方、DUE#2宛の未送信のD2Dデータ信号が残っていれば(処理P60でYesの場合)、DUE#1は、現タイミングがCUE20によるDSの送信タイミングに相当するか否かをチェックする(処理P61)。
なお、DUE#1は、CUE20がDSを送信するタイミング(例えば、周期)を示す情報(以下「CUE−DS送信タイミング情報」と称することがある。)を記憶しておいてよい。CUE−DS送信タイミング情報は、CUE20との間で既知の情報として予めDUE20に設定、記憶されてもよいし、CUE20(あるいは無線基地局10)から通知されてもよい。
処理P61でのチェックの結果、現タイミングがCUE20によるDSの送信タイミングに相当しなければ(処理P61でNoの場合)、DUE#1は、DUE#2宛のD2Dデータ信号が無くなるまで送信を継続する。
一方、現タイミングがCUE20によるDSの送信タイミングに相当すれば(処理P61でYesの場合)、DUE#1は、処理P56へ戻り、CUE20からDSが受信されるか否かを監視する。
なお、DUE#1とD2D通信のペアを成すDUE#2も、上記と同様の処理P51〜P61を実施してよい。
以上のように、DUE20が、CUE20の送信したDSを受信、検出すると、無線基地局10がどの通信にどの周波数リソースを割り当てたかに関わらず、D2D通信を一時的に停止するので、セルラー通信とD2D通信との干渉を回避できる。
したがって、D2D通信の受信側DUE20(例えば、DUE#2)は、送信側DUE20(例えば、DUE#1)がD2Dデータ信号を送信するときには、十分な品質のデータ信号を受信できる。
また、D2D通信の送信側DUE20は、データ送信を行なっても受信側DUE20で正しく受信される確率の低いタイミングでの送信を行なわないので、不必要なデータ送信によって周辺のセルラー通信や他のD2D通信に干渉を与えてしまうことを回避できる。
なお、上述した例では、CUE#3からのDSを検出したDUE#1は、一定時間待機後に、再度、CUE#3(又は他のCUE20)からDSが受信されるか否かを監視している。しかし、いったんCUE20からのDSを検出すれば、DUE20は、一定時間待機後に、DSの受信監視を行なわずに、D2D通信の送信を試行してもよい。DS検出後の時間経過により、D2D通信の送信を実施しても干渉が発生しない場合もあるからである。
(第4実施形態)
次に、図12を参照して、第4実施形態に係る干渉回避方法について説明する。
上述した第3実施形態では、DUE20は、CUE20が送信したDSの受信検出に応じてD2D通信を一時的に停止したが、第4実施形態では、受信検出したDSの個数が既定値(例えば、2以上の整数)以上になってから、D2D通信を一時的に停止してもよい。
また、DUE20は、受信検出したDSの個数が既定値に達するまでは、第1実施形態と同様に、CUE20宛のULグラントの復号を試行して当該CUE20に割り当てられた周波数リソースを避けるようにしてD2D通信を行なってよい。
なお、第4実施形態においても、無線基地局10、DUE20D、及び、CUE20Cの構成例は、それぞれ、図6〜図8に例示した構成と同様でよい。
図12に例示するように、DUE20(例えば、DUE#1)は、第3実施形態と同様にして、他のDUE20(例えば、DUE#2)とD2D通信のペアを形成した後、CUE20が送信したDSが受信、検出されるか否かを監視する(処理P71〜P77)。
DSが受信、検出されると、DUE#1は、所定時間内に受信を検出したDSの個数(以下「DS受信数」と称する。)が既定値以上か否かをチェックする(処理P77のYesルートから処理P78)。なお、「所定時間」は、例示的に、CUE20によるDSの送信周期よりも短い時間に設定されてよい。DS受信数についての既定値(別言すると、閾値)は、DUE#1に備えられたメモリ(図示省略)に記憶されてよい。当該メモリは、例えば図7に例示したスケジューラ261に備えられてよい。
DS受信数が既定値以上であれば(処理P78でYesの場合)、DUE#1は、DUE#2とのD2D通信を一定時間待機し(処理P79)、CUE20からDSが受信、検出されるか否かの監視を継続する。
一方、DS受信数が既定値未満であれば(処理P78でNoの場合)、DUE#1は、受信したDSの「メッセージ」(図5参照)から、D2D通信の干渉源となり得るCUE20(例えば、CUE#3)のC−RNTIを検出、取得する(処理P80)。
CUE#3のC−RNTIを検出すると、DUE#1は、当該C−RNTIを用いて、CUE#3宛にPDCCHにて無線基地局10から送信されるULグラントの復調、復号を試行する。
CUE#3宛のULグラントの復号に成功すれば(処理P81でYesの場合)、DUE#1は、当該ULグラントが示すリソース割当情報を記憶する。当該リソース割当情報は、既述のメモリに記憶されてよい。当該メモリに既にリソース割当情報が記憶されていれば、DUE#1は、当該リソース割当情報(以下「蓄積情報」とも称する。)を最新のULグラントが示すリソース割当情報に更新してよい(処理P82)。
DUE#1は、CUE20に割り当てられたリソース割当情報の蓄積情報を参照して(処理P83)、処理P75で無線基地局10から割り当てられたD2Dリソースと、CUE#3宛のULグラントが示す周波数リソースとの重複をチェックする(処理P84)。例えば、DUE#1は、D2D通信のデータ信号(例えば、サブフレーム)の送信タイミングで当該リソース重複が生じるか否かをチェックする。
リソース重複が生じなければ(処理P84でNoの場合)、DUE#1は、第3実施形態と同様に、処理P75で受信したD2Dリソースの割当情報が示す周波数リソースにてD2Dデータ信号の送信を行なう(処理P85)。
DUE#1は、DUE#2宛の未送信のD2Dデータ信号が無くなれば(処理P86でNoの場合)、処理を終了する。一方、DUE#2宛の未送信のD2Dデータ信号が残っていれば(処理P86でYesの場合)、DUE#1は、第3実施形態と同様に、現タイミングがCUE20によるDSの送信タイミングに相当するか否かをチェックする(処理P87)。
処理P87でのチェックの結果、現タイミングがCUE20によるDSの送信タイミングに相当しなければ(処理P87でNoの場合)、DUE#1は、処理P83へ戻り、CUE20のリソース割当情報の蓄積情報を参照してリソース重複のチェックを実施する。
一方、現タイミングがCUE20によるDSの送信タイミングに相当すれば(処理P87でYesの場合)、DUE#1は、処理P76へ戻り、CUE20からDSが受信されるか否かを監視する。
なお、処理P81において、CUE#3宛のULグラントの復号に失敗した場合(処理P81でNoの場合)、DUE#1は、処理P83〜P87の処理を実施する。例えば、DUE#1は、CUE20に割り当てられたリソース割当情報の過去の蓄積情報を基に、リソース重複チェックを実施して、D2D通信の可否を判断してよい。
また、処理P84でのリソース重複チェックの結果、リソース重複が生じる場合(処理P84でYesの場合)、DUE#1は、現タイミングがCUE20によるDSの送信タイミングに相当するか否かをチェックする(処理P87)。
チェックの結果、現タイミングがCUE20によるDSの送信タイミングに相当しなければ(処理P87でNoの場合)、DUE#1は、処理P83へ戻り、CUE20のリソース割当情報の蓄積情報を参照してリソース重複のチェックを実施する。
なお、処理P77においてDSが検出されなければ(Noの場合)、DUE#1は、処理P83以降の処理に進んでよい。また、DUE#1とD2D通信のペアを成すDUE#2も、上記と同様の処理P71〜P87を実施してよい。
以上のように、DUE20は、CUE20からのDS受信数が既定値以上であれば、D2D通信を停止し、DS受信数が既定値未満であれば、第1実施形態と同様にして、CUE20に割り当てられた周波数リソースの使用を避けてD2D通信を実施できる。
したがって、DS受信数が既定値以上で干渉源となり得るCUE20の数が多いと判断できるときには、DUE20は、D2D通信を行なわないことで、セルラー通信とD2D通信との干渉を回避できる。また、DUE20による不必要なデータ送信によって周辺のセルラー通信や他のD2D通信に干渉を与えてしまうことも回避できる。
一方、DS受信数が既定値未満で干渉源となり得るCUE20の数が少ないと判断できるときには、DUE20は、CUE20に割り当てられた周波数リソースの使用を避けてD2D通信を実施できるので、周波数リソースの有効利用を図ることができる。この場合、D2D通信の受信側DUE20(例えば、DUE#2)は、送信側DUE20(例えば、DUE#1)から、十分な品質のデータ信号を受信できる。
(その他)
CUE20によるDSの送信には例外があってよい。D2D通信用の無線リソースをセルラー通信の無線リソースと共用する場合には、上述したように干渉回避のためにCUE20がDSを送信することが好ましい。
しかし、DS送信機能を具備しないCUEは、DSを送信できないため、自身のC−RNTIを送信できない。DS送信機能を具備しないCUEに対しては、無線基地局10が、D2D通信用の無線リソース以外の無線リソースを割り当てればよい。
DS送信機能を具備するCUE20であっても、何らかの理由でDSを送信しない方が良い場合も、当該CUE20に対しては、無線基地局10が、D2D通信用の無線リソース以外の無線リソースを割り当てればよい。
例えば、或る速度閾値を超える速度で高速移動するCUE20が送信したDSは、D2D通信に対する干渉状態の把握に役立たないことがある。したがって、高速移動するCUE20に対しては、無線基地局10が、D2D通信用の無線リソース以外の無線リソースを割り当てることとしてよい。
別の見方をすると、無線基地局10は、CUE20の移動速度に応じて当該CUE20からのDSの送信可否を制御してよい。例えば、或る速度閾値を超える速度で高速移動するCUE20については、DS送信を停止させることで、DS送信に用いられる無線リソースの節約やCUE20の消費電力低減を図ることができる。
以上説明したように、上述した各実施形態によれば、セルラー通信がD2D通信に与える干渉を回避しながら、それぞれの通信で無線リソース(例えば、周波数リソース)を共用できるので、無線通信システム1のシステム容量を増大できる。
別言すると、無線通信システム1においてD2D通信とセルラー通信とが効率良く共存できるので、無線通信性能を向上できる。
なお、上述した例では、セルラー通信とD2D通信とで共用される(別言すると、干渉の発生し得る)無線リソースの一例として、ULの周波数リソースを例にしたが、DLの周波数リソースであってもよいし、時間リソースであってもよい。
1 無線通信システム
10 無線基地局
111 スケジューラ
111A D2Dスケジューラ
111B PUSCHスケジューラ
112A PDSCH生成部
112B PDCCH(ULグラント)生成部
113 物理チャネル多重部
114 送信RF部
115 送信アンテナ
121 受信アンテナ
122 受信RF部
123 PUSCH復調部
20−1〜20−N,20C,20D 移動局(UE、DUE、CUE)
211,212,213 受信アンテナ
214,215 送信アンテナ
221,222,223 受信RF部
224,225 送信RF部
231 PDSCH復調部
232 PDCCH復調部
241 DS検出部
242 PUSCH生成部
251 D2Dデータ信号復調部
252 DS検出部
253 DS応答検出部
261 スケジューラ
262 DS応答生成部
263,271 DS生成部
264 D2Dデータ信号生成部
265 切替部
272 物理チャネル多重部

Claims (14)

  1. 無線基地局と無線通信する第1の無線機器は、第2の無線機器どうしの前記無線基地局を介さない無線機器間通信用に割り当てられた無線リソースにて、前記第1の無線機器の識別情報を送信する、無線通信システム。
  2. 前記第2の無線機器は、
    前記第1の無線機器から受信した前記識別情報を用いて、前記無線基地局が前記識別情報を用いて符号化して前記第1の無線機器宛に送信した無線リソースの割当情報を復号し、前記無線機器間通信に用いる無線リソースを、前記復号の結果が示す無線リソースと重複しない無線リソースに制御する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第2の無線機器は、
    前記第1の無線機器から受信した前記識別情報を前記無線基地局へ送信し、
    前記無線基地局は、
    受信した前記識別情報によって識別される前記第1の無線機器が前記無線基地局との無線通信に用いる無線リソースを、前記無線機器間通信用の無線リソースと重複しない無線リソースに制御する、請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2の無線機器は、
    前記第1の無線機器が送信した前記識別情報の受信に応じて、前記無線機器間通信を抑止する、請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記第2の無線機器は、
    受信した前記識別情報の数が閾値を超えていると、前記無線機器間通信を抑止する、請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1の無線機器は、
    前記第1の無線機器の識別情報を、前記無線機器間通信を行なう無線機器を探索するための探索信号に含めて送信する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 無線基地局と無線通信する第1の無線機器は、第2の無線機器どうしの前記無線基地局を介さない無線機器間通信用に割り当てられた無線リソースにて、前記第1の無線機器の識別情報を送信する、無線通信方法。
  8. 無線基地局と無線通信する無線機器であって、
    前記無線機器の識別情報を、他の無線機器どうしの前記無線基地局を介さない無線機器間通信用に割り当てられた無線リソースにて送信する送信部を備えた、無線機器。
  9. 無線基地局を介さずに第1の無線機器と無線機器間通信を行なう第2の無線機器であって、
    前記無線基地局と無線通信する第3の無線機器が、前記無線機器間通信用に割り当てられた無線リソースにて送信した前記第3の無線機器の識別情報を受信する受信部を備えた、無線機器。
  10. 前記無線基地局が前記識別情報を用いて符号化して前記第3の無線機器宛に送信した無線リソースの割当情報を、前記受信部にて受信した前記識別情報を用いて復号する復号部と、
    前記無線機器間通信に用いる無線リソースを、前記復号の結果が示す無線リソースと重複しない無線リソースに制御する制御部と、を備えた、請求項9に記載の無線機器。
  11. 前記受信部で受信した前記識別情報を前記無線基地局に送信する送信部を備えた、請求項9に記載の無線機器。
  12. 前記受信部での前記識別情報の受信に応じて、前記無線機器間通信を抑止する制御部を備えた、請求項9に記載の無線機器。
  13. 前記受信部にて閾値を超える数の前記識別情報が受信されると、前記無線機器間通信を抑止する制御部を備えた、請求項9に記載の無線機器。
  14. 無線機器と無線通信する無線基地局であって、
    請求項11に記載の送信部が送信した前記識別情報を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記識別情報によって識別される前記第3の無線機器が前記無線基地局との無線通信に用いる無線リソースを、前記無線機器間通信用の無線リソースと重複しない無線リソースに制御する制御部と、を備えた無線基地局。
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