JPWO2015170548A1 - ユーザ装置、衝突報告方法、基地局及びリソース割り当て方法 - Google Patents

ユーザ装置、衝突報告方法、基地局及びリソース割り当て方法 Download PDF

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Abstract

ユーザ装置間発見のために使用される発見信号を受信するユーザ装置は、発見信号の送信のためのリソースプール内で他のユーザ装置から送信された発見信号を受信する発見信号受信部と、発見信号の衝突を検出する衝突検出部と、検出した衝突結果を基地局に報告する報告部とを有する。

Description

本発明は、ユーザ装置、衝突報告方法、基地局及びリソース割り当て方法に関する。
移動体通信では、端末(以下、ユーザ装置UEと呼ぶ)と基地局eNBが通信を行うことによりユーザ装置UE間で通信を行うことが一般的であるが、近年、ユーザ装置UE間で直接に通信を行うことについての種々の技術が検討されている(非特許文献1参照)。ユーザ装置UE間で直接に通信を行うことをD2D(Device to Device)通信と呼ぶ。
ユーザ装置UE間通信のアプリケーションの一つとして、一方のユーザ装置UEが、近隣の他方のユーザ装置UEを発見すること(D2D discovery)がある。ユーザ装置UEを発見する手法として、各ユーザ装置UEが、自身のIDを含む発見信号(discovery signal)を送信(ブロードキャスト)する手法がある。
図1は、発見信号を送信するためのリソースを示す図である。図1の例では、発見信号の送受信を行うことでユーザ装置UEの発見(被発見)を行う発見期間(discovery period)が周期的に訪れるように定めてあり、各発見期間において発見信号の送信(及び受信)のためのリソース(時間−周波数リソース)1〜40が定められている。1つの発見期間における時間−周波数リソース1〜40の集合をリソースプールと呼ぶ。
各ユーザ装置UEは、発見期間においてリソースプール内のリソースを用いて発見信号の送信を行う。発見信号を送信するためのリソースと、セルラー通信(以降、WANと呼ぶ)リソースは多重される。多重は、周波数多重(FDM:Frequency Division Multiplexing)、時間分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)、TDMとFDMの組み合わせ等により行われる。
リソースプール内で各ユーザ装置UEが使用するリソースは、ユーザ装置UE自体が自律的に決定する場合と、基地局eNBによるスケジューリングにより決定される場合がある。基地局eNBがリソースをセミスタティックに割り当てるリソース割り当て方法は、タイプ2B発見手順(Type 2B discovery)と呼ばれる。タイプ2B発見手順では、同じタイミングで発見信号の送受信を行うことができない半二重(half duplex)に対応したユーザ装置UEのために、リソースのホッピングが行われる。例えば、図1の例では、リソース22がUE Aの発見信号の送信に割り当てられ、リソース17がUE Bの発見信号の送信に割り当てられ、リソース23がUE Cの発見信号の送信に割り当てられている。ユーザ装置UE A〜UE Cが同じタイミングで発見信号の送受信を行うことができない場合、図1(a)のタイミングでは、ユーザ装置UE A〜UE Cは互いに他のユーザ装置を発見することができない。一方、リソースのホッピングにより各発見期間においてリソースの位置が変化すると、図1(b)のタイミングでは、ユーザ装置UE Cはユーザ装置UE A及びUE Bの発見信号を受信することが可能になる。更に、図1(c)のタイミングでは、全てのユーザ装置UE A〜UE Cが他のユーザ装置からの発見信号を受信することが可能になる。
3GPP TR 36.843 V12.0.1 (2014-03)
図1に示すようなタイプ2B発見手順により、同じセル内でユーザ装置UEから送信される発見信号の衝突を回避することが可能になる。更に、リソースのホッピングにより、半二重に対応したユーザ装置UEであっても、他のユーザ装置の発見信号を検出することが可能になる。
しかし、セル間では依然として発見信号の衝突が生じる可能性がある。例えば、セル間での発見信号の検出を可能にするために、同じ時間−周波数リソースのリソースプールが使用されることがある。更に、セル間で共通のリソースのホッピングパターンが使用される場合、各発見期間においてリソースのホッピングが行われたとしても、発見信号の衝突が続く可能性がある。
図2は、セル間における発見信号の衝突を示す図である。基地局eNB1は、自セル内のユーザ装置UE Aに発見信号のリソースを割り当て、基地局eNB2は、自セル内のユーザ装置UE Bに発見信号のリソースを割り当てる。ユーザ装置UE Aとユーザ装置UE Bとに同じリソース3が割り当てられた場合、このリソース3において発見信号が衝突し、これらのユーザ装置は、図2(a)のタイミングで互いに発見信号を検出することができなくなる。また、セル間で共通のリソースのホッピングパターンが使用される場合、図2(b)及び(c)のタイミングにおいてもユーザ装置UE A及びUE Bに割り当てられたリソース3は同じ時間−周波数リソースにホッピングするため、互いにユーザ装置を発見することができない。
本発明は、D2D通信において基地局から割り当てられたリソースでユーザ装置が発見信号を送信する場合、セル間における発見信号の衝突を軽減又は回避することを目的とする。
本発明の一形態に係るユーザ装置は、
ユーザ装置間発見のために使用される発見信号を受信するユーザ装置であって、
発見信号の送信のためのリソースプール内で他のユーザ装置から送信された発見信号を受信する発見信号受信部と、
発見信号の衝突を検出する衝突検出部と、
検出した衝突結果を基地局に報告する報告部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の一形態に係る衝突報告方法は、
ユーザ装置間発見のために使用される発見信号を受信するユーザ装置における衝突報告方法であって、
発見信号の送信のためのリソースプール内で他のユーザ装置から送信された発見信号を受信するステップと、
発見信号の衝突を検出するステップと、
検出した衝突結果を基地局に報告するステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明の一形態に係る基地局は、
ユーザ装置間発見のために使用される発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる基地局であって、
発見信号の送信のためのリソースプール内で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てるスケジューリング部と、
割り当てたリソースをユーザ装置に通知するリソース通知部と、
を有し、
前記スケジューリング部は、ユーザ装置から報告された衝突結果に基づいて又は周期的に、発見信号のリソースを割り当て直すことを特徴とする。
また、本発明の一形態に係るリソース割り当て方法は、
ユーザ装置間発見のために使用される発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる基地局におけるリソース割り当て方法であって、
発見信号の送信のためのリソースプール内で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てるステップと、
割り当てたリソースをユーザ装置に通知するステップと、
ユーザ装置から報告された衝突結果に基づいて又は周期的に、発見信号のリソースを割り当て直すステップと
を有することを特徴とする。
また、本発明の一形態に係る基地局は、
ユーザ装置間発見のために使用される発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる基地局であって、
発見信号の送信のためのリソースプールを分割して形成されたリソースグループのうち所定のリソースグループの中で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てるスケジューリング部と、
割り当てたリソースをユーザ装置に通知するリソース通知部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の一形態に係るリソース割り当て方法は、
ユーザ装置間発見のために使用される発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる基地局におけるリソース割り当て方法であって、
発見信号の送信のためのリソースプールを分割して形成されたリソースグループのうち所定のリソースグループの中で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てるステップと、
割り当てたリソースをユーザ装置に通知するステップと、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、D2D通信において基地局から割り当てられたリソースでユーザ装置が発見信号を送信する場合、セル間における発見信号の衝突を軽減又は回避することが可能になる。
発見信号を送信するためのリソースを示す図 セル間における発見信号の衝突を示す図 本発明の実施例に係る通信システムの概略図 本発明の第1〜第4実施例に係る基地局の構成図 本発明の第1実施例に係る基地局における発見信号の衝突回避方法を示すフローチャート 本発明の第2実施例に係るユーザ装置の構成図 本発明の第2実施例に係るユーザ装置及び基地局における発見信号の衝突回避方法を示すシーケンス図 本発明の第2実施例に係るユーザ装置における発見信号の衝突報告方法を示すフローチャート 本発明の第3実施例に係る発見信号の衝突回避方法を示す概略図 本発明の第3実施例に係るユーザ装置の構成図 本発明の第3実施例に係るユーザ装置及び基地局における発見信号の衝突回避方法を示すシーケンス図 本発明の第3実施例に係るユーザ装置における発見信号の衝突報告方法を示すフローチャート 発見信号の送信を抑制するリソースを示す例(その1) 発見信号の送信を抑制するリソースを示す例(その2) 本発明の変形例に係るユーザ装置及び基地局における発見信号の衝突回避方法を示すシーケンス図(その1) 本発明の変形例に係るユーザ装置及び基地局における発見信号の衝突回避方法を示すシーケンス図(その2) 本発明の第4実施例に係る発見信号の衝突回避方法を示す概略図(その1) 本発明の第4実施例に係る発見信号の衝突回避方法を示す概略図(その2)
以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明する。
<通信システムの概要>
図3は、本発明の実施例に係る通信システムの概略図である。本発明の実施例に係る通信システムは、基地局eNBの配下に複数のユーザ装置UEが存在するセルラー通信システムである。通信システムには、複数の基地局eNB及び複数のユーザ装置UEが存在するが、図3ではそのうちの2つの基地局eNB1及びeNB2と、3つのユーザ装置UE A〜UE Cを示している。
基地局eNB1及びeNB2は、発見信号のために同じ時間−周波数リソースのリソースプールを使用する。基地局eNB1は、自セル内のユーザ装置UE Aに対して、リソースプールの中で発見信号のリソースを割り当て、基地局eNB2は、自セル内のユーザ装置UE Bに対して、リソースプールの中で発見信号のリソースを割り当てる。ユーザ装置UE A〜UE Cは、割り当てられたリソースを使用して発見信号を送信する。また、ユーザ装置UE A〜UE Cは、発見信号の送信(及び受信)のためのリソースプール内で、他のユーザ装置から送信された発見信号を受信する。
基地局eNB1がユーザ装置UE Aに割り当てたリソースと、基地局eNB2がユーザ装置UE Bに割り当てたリソースが同じ時間−周波数リソースである場合、発見信号の衝突が発生する。この場合、ユーザ装置UE A及びユーザ装置UE Bは互いのユーザ装置を発見することはできず、また、ユーザ装置UE Cもユーザ装置UE A及びUE Bを発見することができない。更に、セル間で共通のリソースのホッピングパターンが使用される場合、発見信号の衝突が続くことになる。
このようなセル間での発見信号の衝突を回避するために、基地局eNB1及びeNB2が発見信号のリソースを割り当て直す必要がある。本発明の実施例では、発見信号の衝突を軽減又は回避するための以下の手法についてそれぞれ説明する。
(1)ユーザ装置から報告された衝突結果に基づいて又は周期的に、基地局が発見信号のリソースを再スケジューリングする。
より具体的には、以下のような手段が用いられてもよい。
(第1実施例)基地局が周期的に発見信号のリソースを再スケジューリングする。この場合、ユーザ装置からの衝突結果の報告は用いられなくてもよい。
(第2実施例)発見信号の衝突を検出したユーザ装置が、衝突が発生したリソースの時間−周波数位置を基地局に報告し、基地局は衝突が発生したユーザ装置のリソースを割り当て直す。
(第3実施例)発見信号の送信のためのリソースが割り当てられたユーザ装置が一部の発見期間において発見信号の送信を抑制(mute)し、送信を行う予定であったリソースにおける他のユーザ装置の発見信号を検出する。他のユーザ装置の発見信号が検出された場合、ユーザ装置は衝突結果(リソースの再スケジューリング要求)を基地局に報告し、基地局は当該ユーザ装置のリソースを割り当て直す。
(変形例)なお、当初から発見信号の衝突を回避するため、基地局は、ユーザ装置からの測定結果に基づいて、発見信号のリソースをスケジューリングしてもよい。
(2)発見信号の送信(及び受信)のためのリソースプールを複数のリソースグループに分割し、リソースグループ内で発見信号のリソースを割り当てる。
(第4実施例)発見信号の送信(及び受信)のためのリソースプールを複数のリソースグループ(又はサブセット)に分割する。基地局は、特定のリソースグループにおいて発見信号のリソースをスケジューリングする。なお、リソースのホッピングが行われる場合、特定のリソースグループ内に制限される。リソースの利用効率を高めるために、セル中心のユーザ装置に対して、全リソースプール内でリソースを割り当て、セル端のユーザ装置に対して、リソースグループ内でリソースを割り当ててもよい。
それぞれの手法について以下に詳細に説明する。
<第1実施例>
本発明の第1実施例では、基地局が周期的に発見信号のリソースを再スケジューリングする例について説明する。
図4は、本発明の第1実施例に係る基地局の構成図である。基地局100は、受信部101と、スケジューリング部103と、リソース通知部105とを有する。
受信部101は、ユーザ装置が検出した発見信号の衝突結果を受信する。衝突結果には、衝突が発生した時間−周波数リソースの位置と、衝突が発生したフレーム番号又はサブフレーム番号(どの発見期間で衝突が発生したか)とが含まれる。なお、本発明の第1実施例では、基地局が周期的に発見信号のリソースを再スケジューリングするため、ユーザ装置からの衝突結果の報告は用いられなくてもよい。
スケジューリング部103は、発見信号の送信のためのリソースプール内で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる。本発明の第1実施例では、スケジューリング部103は、タイマ等を用いて周期的に発見信号のリソースを再スケジューリングする。再スケジューリングにおいては、リソースプール内の全リソースを一括で割り当て直してもよいし、各ユーザ装置個別のタイマに基づいてリソースを個別に割り当て直してもよい。従って、衝突が発生していないユーザ装置に対してもリソースが割り当て直される。
リソース通知部105は、割り当てたリソースをユーザ装置に通知する。
図5は、本発明の第1実施例に係る基地局における発見信号の衝突回避方法を示すフローチャートである。
基地局100のスケジューリング部103は、発見信号の送信のためのリソースプール内で発見信号のリソースをスケジューリングする(ステップS101)。スケジューリングにより割り当てられたリソースは、リソース通知部105からユーザ装置に通知される。
このときに、スケジューリング部103は、所定の時間で満了するタイマT0を設定する(ステップS103)。タイマT0が満了した場合、スケジューリング部103は、発見信号のリソースを再スケジューリングする(ステップS105)。
このように、基地局が周期的に発見信号のリソースを再スケジューリングすることにより、発見信号の衝突を軽減することが可能になる。
<第2実施例>
本発明の第2実施例では、発見信号の衝突を検出したユーザ装置が、衝突が発生したリソースの時間−周波数位置を基地局に報告し、基地局は衝突が発生したユーザ装置のリソースを割り当て直す例について説明する。
図2に示すように、基地局eNB1がユーザ装置UE Aに割り当てたリソースと、基地局eNB2がユーザ装置UE Bに割り当てたリソースが同じ時間−周波数リソースである場合、発見信号の衝突が発生する。この場合、ユーザ装置UE Cは、ユーザ装置UE Aから送信された発見信号と、ユーザ装置UE Bから送信された発見信号とが衝突したことを検出できる。ユーザ装置UE Cが衝突結果を基地局に報告することにより、基地局は、ユーザ装置のリソースを割り当て直すことができる。
図6は、本発明の第2実施例に係るユーザ装置の構成図である。ユーザ装置200は、発見信号受信部201と、衝突検出部203と、報告部205とを有する。ユーザ装置200は、発見信号のリソースが割り当てられていないユーザ装置(図3のUE C)でもよく、発見信号のリソースが割り当てられたユーザ装置でもよい。ユーザ装置200が発見信号のリソースを割り当てられている場合、ユーザ装置200は、割り当てられたリソース以外のリソースで衝突を検出する。また、衝突結果を報告するユーザ装置200は、接続状態(RRC_Connected)のユーザ装置でもよい。
発見信号受信部201は、発見信号の送信のためのリソースプール内で他のユーザ装置から送信された発見信号を受信する。
衝突検出部203は、発見信号の衝突を検出する。例えば、特定のリソースにおいて発見信号の受信に失敗し(例えば、巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)に失敗し)、且つ、当該リソースにおける受信エネルギーが閾値より大きい場合、複数のユーザ装置が同時に当該リソースで発見信号を送信していると考えられる。この場合、衝突検出部203は、発見信号が衝突したと判断してもよい。
報告部205は、検出した衝突結果を基地局に報告する。衝突結果には、衝突が発生した時間−周波数リソースの位置と、衝突が発生したフレーム番号又はサブフレーム番号(どの発見期間で衝突が発生したか)とが含まれる。衝突結果は、上りリンクのRRC(Radio Resource Control)シグナリング、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)等により報告されてもよい。RRCシグナリング、PUCCH、PUSCHは、既存の通信システムで規定されたものでもよく、新たに規定されたものでもよい。
本発明の第2実施例に係る基地局は、図4と同様に構成される。
受信部101は、ユーザ装置200が検出した発見信号の衝突結果を受信する。本発明の第2実施例では、発見信号の衝突を検出したユーザ装置200から衝突結果を受信する。衝突結果に含まれる時間−周波数リソースの位置と、フレーム番号又はサブフレーム番号から衝突が発生したユーザ装置が把握できる。
スケジューリング部103は、発見信号の送信のためのリソースプール内で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる。本発明の第2実施例では、スケジューリング部103は、衝突が発生したユーザ装置に対してリソースを割り当て直す。スケジューリング部103は、信頼性を高めるため、同じリソースにおいて所定数(K個)の衝突結果が報告された場合、発見信号のリソースを割り当て直してもよい。
リソース通知部105は、割り当てたリソースをユーザ装置に通知する。
図7は、本発明の第2実施例に係るユーザ装置及び基地局における発見信号の衝突回避方法を示すシーケンス図である。
ユーザ装置200の発見信号受信部201は、他のユーザ装置から送信された発見信号を受信する(ステップS201)。衝突検出部203は、発見信号が衝突したか否かを判断する(ステップS203)。発見信号が衝突した場合、報告部205は、衝突が発生した時間−周波数リソースの位置と、衝突が発生したフレーム番号又はサブフレーム番号とを含む衝突結果を基地局に報告する。
基地局100の受信部101は、発見信号の衝突結果を受信し、スケジューリング部103は、同じリソースにおいてK個の衝突結果が報告されたか否かを判断する(ステップS205)。同じリソースにおいてK個の衝突結果が報告された場合、スケジューリング部103は、衝突が発生したユーザ装置に対してリソースを割り当て直す(ステップS207)。
図7のステップS203における発見信号の衝突の検出に関して図8を参照して更に説明する。図8は、本発明の第2実施例に係るユーザ装置における発見信号の衝突報告方法を示すフローチャートである。
ユーザ装置200の衝突検出部203は、CRC等により、発見信号受信部201で受信した発見信号の受信を試みる。特定のリソースにおいて発見信号の受信に失敗した場合(ステップS251)、衝突検出部203は、当該リソースの受信エネルギーが閾値より大きいか否かを判断する(ステップS253)。受信エネルギーが閾値より小さい場合、衝突検出部203は、発見信号が送信されていないため、衝突が発生していないと判断する。一方、受信エネルギーが閾値より大きい場合、複数のユーザ装置が同時に当該リソースで発見信号を送信したため、衝突が発生したと判断する。
この場合、衝突検出部203は、リソース位置(時間−周波数リソースの位置、フレーム番号又はサブフレーム番号)と、受信エネルギーとを記録する(ステップS255)。
報告部205は、リソース位置と受信エネルギーとを含む衝突結果を基地局に報告する(ステップS257)。衝突が発生した発見期間の次の発見期間においても衝突が発生するのを回避するため、報告部205は、次の発見期間の前に衝突結果を基地局に報告してもよい。
このように、基地局がユーザ装置から報告された衝突結果に基づいて発見信号のリソースを割り当て直すことにより、発見信号の衝突を回避することが可能になる。
<第3実施例>
本発明の第3実施例では、発見信号の送信のためのリソースが割り当てられたユーザ装置が一部の発見期間において発見信号の送信を抑制(mute)し、送信を行う予定であったリソースにおける他のユーザ装置の発見信号を検出することにより、発見信号の衝突を検出したユーザ装置が、リソースの再割り当てを基地局に要求し、基地局は衝突が発生したユーザ装置のリソースを割り当て直す例について説明する。
図9は、本発明の第3実施例に係る発見信号の衝突回避方法を示す概略図である。図9に示すように、基地局eNB1がユーザ装置UE Aに割り当てたリソースと、基地局eNB2がユーザ装置UE Bに割り当てたリソースが同じ時間−周波数リソースである場合、発見信号の衝突が発生する。ユーザ装置UE Bは、特定の発見期間において発見信号の送信を抑制し、送信を行う予定であったリソースにて送信されている他のユーザ装置UE Aの発見信号を受信する。他のユーザ装置UE Aの発見信号が受信された場合、ユーザ装置UE Bは、発見信号の衝突が発生する可能性があることを検出できる。ユーザ装置UE Bは、発見信号のリソースを変更するための再スケジューリング要求を基地局eNB2に送信することにより、基地局eNB2は、ユーザ装置UE Bのリソースを割り当て直すことができる。
図10は、本発明の第3実施例に係るユーザ装置の構成図である。ユーザ装置250は、送信抑制部251と、発見信号送信部253と、発見信号受信部255と、衝突検出部257と、再スケジューリング要求部259とを有する。ユーザ装置250は、発見信号のリソースが割り当てられたユーザ装置(図3のUE A又はUE B)である。
送信抑制部251は、基地局により割り当てられたリソースの一部で、発見信号の送信を抑制する。発見信号の送信のためのリソースは、基地局によりセミスタティックに割り当てられ、各発見期間にリソースが確保される。送信抑制部251は、一部の発見期間において発見信号の送信を抑制する。更に、送信抑制部251は、発見信号受信部255に対して、発見信号の送信を抑制したリソースで他のユーザ装置の発見信号の受信を行わせる。
発見信号送信部253は、基地局により割り当てられたリソースを用いて発見信号を送信する。ただし、送信抑制部251により発見信号の送信が抑制された場合、発見信号送信部253は、発見信号を送信しない。
発見信号受信部255は、発見信号の送信のためのリソースプール内で他のユーザ装置から送信された発見信号を受信する。また、送信抑制部251により発見信号の送信が抑制されたリソースにおいて、発見信号受信部255は、他のユーザ装置の発見信号を受信する。
衝突検出部257は、発見信号の衝突が発生する可能性があることを検出する。送信抑制部251により発見信号の送信が抑制されたリソースにおいて、他のユーザ装置の発見信号が受信された場合、衝突検出部257は、発見信号の衝突が発生する可能性があることを検出できる。
再スケジューリング要求部259は、図5に示すユーザ装置200の報告部205に対応する。再スケジューリング要求部259は、検出した衝突結果を基地局に報告する。本発明の第3実施例では、時間−周波数リソースの位置、フレーム番号又はサブフレーム番号等を基地局に報告する必要はなく、再スケジューリング要求部259は、検出した衝突結果に基づいて発見信号のリソースの割り当て直しを求める再スケジューリング要求を基地局に送信する。
本発明の第3実施例に係る基地局は、図4と同様に構成される。
受信部101は、ユーザ装置が検出した発見信号の衝突結果、本実施例では、再スケジューリング要求を受信する。再スケジューリング要求の送信元により、衝突の可能性があるユーザ装置が把握できる。
スケジューリング部103は、発見信号の送信のためのリソースプール内で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる。本発明の第3実施例では、スケジューリング部103は、再スケジューリング要求を受信したユーザ装置に対してリソースを割り当て直す。
リソース通知部105は、割り当てたリソースをユーザ装置に通知する。
図11は、本発明の第3実施例に係るユーザ装置及び基地局における発見信号の衝突回避方法を示すシーケンス図である。
ユーザ装置250の送信抑制部251は、基地局により割り当てられたリソースの一部で、発見信号の送信を抑制する。そして、発見信号受信部255に対して、発見信号の送信が抑制されたリソースにおいて他のユーザ装置の発見信号を受信させる(ステップS301)。衝突検出部257は、送信抑制部251により発見信号の送信が抑制されたリソースにおいて、他のユーザ装置の発見信号が受信された場合、発見信号の衝突を検出する(ステップS303)。衝突が検出された場合、再スケジューリング要求部259は、再スケジューリング要求を基地局に送信する。
基地局100の受信部101は、再スケジューリング要求を受信し、スケジューリング部103は、再スケジューリング要求を受信したユーザ装置に対してリソースを割り当て直す(ステップS305)。
図11のステップS301及びS303における発見信号の衝突の検出に関して図12を参照して更に説明する。図12は、本発明の第3実施例に係るユーザ装置における発見信号の衝突報告方法を示すフローチャートである。
ユーザ装置250の送信抑制部251は、発見信号を送信するタイミングになった場合(ステップS351)、発見信号の送信を抑制するか否かを判断する(ステップS353)。発見信号の送信を抑制しない場合、送信抑制部251は、発見信号送信部253に対して発見信号を送信させる(ステップS355)。発見信号の送信を抑制する場合、送信抑制部251は、発見信号受信部255に対して他のユーザ装置の発見信号の受信を試みさせる(ステップS357)。発見信号受信部255が他のユーザ装置の発見信号を受信した場合(ステップS359)、再スケジューリング要求部259は、再スケジューリング要求を基地局に送信する(ステップS361)。
このように、基地局がユーザ装置から報告された衝突結果に基づいて発見信号のリソースを割り当て直すことにより、発見信号の衝突を回避することが可能になる。
送信抑制部251における発見信号の送信の抑制について更に説明する。
送信抑制部251は、ランダムに選択したリソースで発見信号の送信を抑制してもよい。例えば、送信抑制部251は、発見信号を送信するタイミング毎に、一定の確率pで送信を抑制してもよい。なお、この確率pは予め設定されたものでもよく、基地局から通知されてもよい。また、例えば、送信抑制部251は、K回の送信タイミングにつき1回、発見信号の送信を抑制してもよい。このKの値は予め設定されたものでもよく、基地局から通知されてもよい。なお、衝突が発生したユーザ装置UE A及びUE Bが同じタイミングで発見信号の送信を抑制することを回避するため、K回の送信タイミングのうちどこで送信を抑制するかは、ランダムに選択されてもよい。
また、送信抑制部251は、セルによって異なるリソースで発見信号の送信を抑制してもよい。例えば、送信抑制部251は、セル識別子(セルID)により求められたリソースで発見信号の送信を抑制してもよい。
より具体的には、送信抑制部251は、基地局から通知された値KとセルIDとを用いて、(セルID)%K=nを満たす発見期間nにおいて、送信を抑制してもよい。この式に基づいて求められた送信を抑制するリソースを図13に示す。セルID=1を満たすセル1内では、第1の発見期間において送信が抑制され、セルID=2を満たすセル2内では、第2の発見期間において送信が抑制される。このようにしてセル毎に送信を抑制する発見期間をずらすことができる。
また、送信抑制部251は、基地局から通知された値KとセルIDとを用いて、(セルID)%K=(n+Nr−1)%Kを満たす発見期間nにおいて、送信を抑制してもよい。ただし、Nrは、ユーザ装置に割り当てられたリソースプール内のリソース番号である。この式に基づいて求められた送信を抑制するリソースを図14に示す。K=10とした場合、セル1のユーザ装置は、第1の発見期間においてリソースプール内のリソース番号1、11、21、31に該当する場合、発見信号の送信を抑制する。また、セル2のユーザ装置は、第1の発見期間においてリソースプール内のリソース番号2、12、22、32に該当する場合、発見信号の送信を抑制する。次の発見期間においても同様に発見信号の送信を抑制するリソースが求められる。このようにしてセル毎に送信を抑制するリソースをずらすことができる。
<変形例>
本発明の第1〜第3実施例では、基地局がユーザ装置から報告された衝突結果に基づいて又は周期的に発見信号のリソースを割り当て直す例について説明した。これらの変形例として、当初から発見信号の衝突を回避する例について説明する。
具体的には、基地局は、ユーザ装置からの測定結果に基づいて、発見信号のリソースをスケジューリングしてもよい。例えば、特定のユーザ装置がリソースの受信エネルギーを測定し、測定結果を基地局に報告することにより、基地局が衝突を回避できるリソースをスケジューリングしてもよい。また、基地局が特定のユーザ装置に対してリソースの受信エネルギーを測定させ、測定結果を報告させることにより、基地局が衝突を回避できるリソースをスケジューリングしてもよい。
図15は、本発明の変形例に係るユーザ装置及び基地局における発見信号の衝突回避方法を示すシーケンス図である。図15は、特定のユーザ装置がリソースの受信エネルギーを測定し、測定結果を基地局に報告することにより、基地局が衝突を回避できるリソースをスケジューリングする例を示している。
この変形例について、図4に示す基地局100及び図6に示すユーザ装置200を用いて説明する。
ユーザ装置200の発見信号受信部201は、発見信号の送信のためのリソースプール内のリソースの受信エネルギーを測定する(ステップS401)。報告部205は、受信エネルギーの測定結果を基地局に送信する。測定結果には、各リソースの受信エネルギーが含まれてもよく、受信エネルギーの小さいN個の時間−周波数リソースの位置及び/又は受信エネルギーの大きいM個の時間−周波数リソースの位置が含まれてもよい。測定結果は、上りリンクのRRCシグナリング、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)等により報告されてもよい。RRCシグナリング、PUCCH、PUSCHは、既存の通信システムで規定されたものでもよく、新たに規定されたものでもよい。
基地局100の受信部101は、ユーザ装置から測定結果を受信する。基地局100のスケジューリング部103は、ユーザ装置からのスケジューリング要求を受信した場合、測定結果に基づいて発信信号の送信のためのリソースをユーザ装置に割り当てる(ステップS403)。なお、リソースを割り当てるユーザ装置は、測定結果を報告したユーザ装置と同じユーザ装置UE Aでもよく、異なるユーザ装置UE Bでもよい。スケジューリング部103は、受信エネルギーが閾値より高いリソースを避けてリソースをユーザ装置に割り当てもよく、受信エネルギーが閾値より低いリソースをユーザ装置に割り当ててもよい。リソース通知部105は、割り当てたリソースをユーザ装置に通知する。
ユーザ装置は、基地局により割り当てられたリソースで発見信号を送信し始める。なお、発見期間毎にリソースのホッピングが行われる。
図16は、本発明の変形例に係るユーザ装置及び基地局における発見信号の衝突回避方法を示すシーケンス図である。図16は、基地局が特定のユーザ装置に対してリソースの受信エネルギーを測定させ、測定結果を報告させることにより、基地局が衝突を回避できるリソースをスケジューリングする例を示している。
基地局100は、発見信号の送信のためのリソースプール内のリソースの受信エネルギーをユーザ装置に測定させる測定要求を送信する。例えば、基地局は、ユーザ装置の測定負荷の分散を図るため、リソースプールを分割した一部のリソースの受信エネルギーをユーザ装置に測定させてもよい。この測定要求は、下りリンクのRRCシグナリング、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel又はePDCCH:enhanced Physical Downlink Control Channel)、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)等により送信されてもよい。RRCシグナリング、PDCCH又はePDCCH、PDSCHは、既存の通信システムで規定されたものでもよく、新たに規定されたものでもよい。
ユーザ装置200の発見信号受信部201は、発見信号の送信のためのリソースプール内の各リソースの受信エネルギーを測定する(ステップS451)。報告部205は、受信エネルギーの測定結果を基地局に送信する。測定結果には、各リソースの受信エネルギーが含まれてもよく、受信エネルギーの小さいN個の時間−周波数リソースの位置及び/又は受信エネルギーの大きいM個の時間−周波数リソースの位置が含まれてもよい。測定結果は、上りリンクのRRCシグナリング、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)等により報告されてもよい。RRCシグナリング、PUCCH、PUSCHは、既存の通信システムで規定されたものでもよく、新たに規定されたものでもよい。
基地局100の受信部101は、ユーザ装置から測定結果を受信する。基地局100のスケジューリング部103は、ユーザ装置からのスケジューリング要求を受信した場合、測定結果に基づいて発信信号の送信のためのリソースをユーザ装置に割り当てる(ステップS453)。なお、リソースを割り当てるユーザ装置は、測定結果を報告したユーザ装置と同じユーザ装置UE Aでもよく、異なるユーザ装置UE Bでもよい。スケジューリング部103は、受信エネルギーが閾値より高いリソースを避けてリソースをユーザ装置に割り当てもよく、受信エネルギーが閾値より低いリソースをユーザ装置に割り当ててもよい。リソース通知部105は、割り当てたリソースをユーザ装置に通知する。
ユーザ装置は、基地局により割り当てられたリソースで発見信号を送信し始める。なお、発見期間毎にリソースのホッピングが行われる。
このように、基地局がユーザ装置から報告された測定結果に基づいて発見信号のリソースを割り当てることにより、当初から発見信号の衝突を回避することが可能になる。
<第4実施例>
本発明の第4実施例では、発見信号の送信(及び受信)のためのリソースプールを複数のリソースから形成されたリソースグループ(又はサブセット)に分割し、基地局が特定のリソースグループにおいて発見信号のリソースをスケジューリングすることにより、発見信号の衝突を回避する例について説明する。
図17は、本発明の第4実施例に係る発見信号の衝突回避方法を示す概略図である。図17に示すように、本発明の第4実施例では、発見信号の送信のためのリソースプールを複数のリソースグループ(又はサブセット)に分割する。図17では2つの基地局eNB1及びeNB2に着目し、リソースプールを2つのリソースグループ1及び2に分割した例を示している。リソースプールは如何なる数のリソースグループに分割されてもよい。
基地局eNB1は、リソースグループ1内でリソースをユーザ装置UE Aに割り当て、基地局eNB2は、リソースグループ2内でリソースをユーザ装置UE Bに割り当てる。このようにすることで、発見信号の衝突が回避される。なお、リソースのホッピングが行われる場合、特定のリソースグループ内に制限される。
本発明の第4実施例に係る基地局は、図4と同様に構成される。
スケジューリング部103は、予め決められたリソースグループ内で、リソースをユーザ装置に割り当てる。各基地局が使用するリソースグループは、図17に示すように周波数軸上で直交してもよく、時間軸上で直交してもよい。
リソース通知部105は、割り当てたリソースをユーザ装置に通知する。
なお、リソースの利用効率を高めるために、図18に示すように、スケジューリング部103は、セル中心のユーザ装置に対して、全リソースプール内でリソースを割り当て、セル端のユーザ装置に対して、リソースグループ内でリソースを割り当ててもよい。セル中心のユーザ装置とは、例えば、パスロスが閾値より小さいユーザ装置でもよく、セル端のユーザ装置とは、例えば、パスロスが閾値より大きいユーザ装置でもよい。この場合も、リソースのホッピングが行われる場合、特定のリソースグループ内に制限される。
発見信号の送信のためのリソースを割り当てられたユーザ装置がセル中心からセル端に移動した場合、スケジューリング部103は、リソースを割り当て直す必要がある。
セル中心のユーザ装置は、セル間での発見信号の干渉が小さいと考えられるため、図18に示すようなリソースグループを使用することにより、発見信号の干渉を軽減しつつ、リソースの利用効率を高めることが可能になる。
<本発明の実施例の効果>
本発明の実施例によれば、D2D通信において基地局から割り当てられたリソースでユーザ装置が発見信号を送信する場合、セル間における発見信号の衝突を軽減又は回避することが可能になる。
本発明の第1実施例によれば、基地局によるスケジューリングにより、セル間における発見信号の衝突を簡易な方法で軽減することが可能になる。ただし、発見信号の衝突を完全に解消することはできない。また、スケジューリングの頻度を高くするほど、発見信号の衝突を軽減できるが、シグナリングコストが増加する。
本発明の第2実施例によれば、基地局が発見信号の衝突を把握することができ、その結果、必要なユーザ装置にリソースを割り当て直すことで、発見信号の衝突を回避できる。従って、第1実施例に比べてシグナリングコストも軽減可能になる。
本発明の第3実施例によれば、基地局が発見信号の衝突を把握することができ、その結果、必要なユーザ装置にリソースを割り当て直すことで、発見信号の衝突を回避できる。発見信号の衝突を検出したユーザ装置のみが再スケジューリング要求を送信するため、第2実施例に比べて更にシグナリングコストが軽減可能になる。ただし、送信を抑制することにより、他ユーザ装置が当該ユーザ装置を発見するまでにかかる時間が長くなる可能性がある。また、第2実施例に比べて衝突を回避するまでの時間が長くなる可能性がある。
本発明の第4実施例によれば、リソースプールを分割することで発見信号の衝突を簡易な方法で回避することが可能になる。ただし、リソースプールを分割した結果、リソースの利用効率が低下する。また、リソースグループを適切に基地局に割り当てるネットワークプラニングが必要となる。
説明の便宜上、本発明の実施例に係る基地局及びユーザ装置は機能的なブロック図を用いて説明しているが、本発明の実施例に係る基地局及びユーザ装置は、ハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせで実現されてもよい。また、各機能部が必要に応じて組み合わせて使用されてもよい。また、本発明の実施例に係る方法は、実施例に示す順序と異なる順序で実施されてもよい。
以上、セル間における発見信号の衝突を軽減又は回避するための手法について説明したが、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、請求の範囲内において、種々の変更・応用が可能である。
本国際出願は2014年5月8日に出願した日本国特許出願2014−097195号に基づく優先権を主張するものであり、2014−097195号の全内容を本国際出願に援用する。
100 基地局
101 受信部
103 スケジューリング部
105 リソース通知部
200 ユーザ装置
201 発見信号受信部
203 衝突検出部
205 報告部
250 ユーザ装置
251 送信抑制部
253 発見信号送信部
255 発見信号受信部
257 衝突検出部
259 再スケジューリング要求部

Claims (10)

  1. ユーザ装置間発見のために使用される発見信号を受信するユーザ装置であって、
    発見信号の送信のためのリソースプール内で他のユーザ装置から送信された発見信号を受信する発見信号受信部と、
    発見信号の衝突を検出する衝突検出部と、
    検出した衝突結果を基地局に報告する報告部と、
    を有するユーザ装置。
  2. 前記衝突検出部は、特定のリソースにおいて発見信号の受信に失敗し、且つ、当該特定のリソースおける受信エネルギーが閾値より大きい場合、発見信号の衝突が発生したことを検出する、請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 基地局により割り当てられたリソースの一部で、発見信号の送信を抑制する送信抑制部を更に有し、
    前記衝突検出部は、発見信号の送信を抑制したリソースで他のユーザ装置の発見信号が受信された場合、発見信号の衝突が発生する可能性があることを検出する、請求項1に記載のユーザ装置。
  4. 前記送信抑制部は、ランダムに選択したリソース又はセル識別子に基づいて求められたリソースで、発見信号の送信を抑制する、請求項3に記載のユーザ装置。
  5. ユーザ装置間発見のために使用される発見信号を受信するユーザ装置における衝突報告方法であって、
    発見信号の送信のためのリソースプール内で他のユーザ装置から送信された発見信号を受信するステップと、
    発見信号の衝突を検出するステップと、
    検出した衝突結果を基地局に報告するステップと、
    を有する衝突報告方法。
  6. ユーザ装置間発見のために使用される発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる基地局であって、
    発見信号の送信のためのリソースプール内で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てるスケジューリング部と、
    割り当てたリソースをユーザ装置に通知するリソース通知部と、
    を有し、
    前記スケジューリング部は、ユーザ装置から報告された衝突結果に基づいて又は周期的に、発見信号のリソースを割り当て直す基地局。
  7. ユーザ装置から報告された発見信号の衝突結果を受信する受信部を更に有し、
    前記スケジューリング部は、報告された発見信号の衝突結果に基づいて、衝突が発生したユーザ装置又は衝突が発生する可能性のあるユーザ装置の発見信号のリソースを割り当て直す、請求項6に記載の基地局。
  8. ユーザ装置間発見のために使用される発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる基地局におけるリソース割り当て方法であって、
    発見信号の送信のためのリソースプール内で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てるステップと、
    割り当てたリソースをユーザ装置に通知するステップと、
    ユーザ装置から報告された衝突結果に基づいて又は周期的に、発見信号のリソースを割り当て直すステップと
    を有するリソース割り当て方法。
  9. ユーザ装置間発見のために使用される発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる基地局であって、
    発見信号の送信のためのリソースプールを分割して形成されたリソースグループのうち所定のリソースグループの中で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てるスケジューリング部と、
    割り当てたリソースをユーザ装置に通知するリソース通知部と、
    を有する基地局。
  10. ユーザ装置間発見のために使用される発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てる基地局におけるリソース割り当て方法であって、
    発見信号の送信のためのリソースプールを分割して形成されたリソースグループのうち所定のリソースグループの中で、発見信号のリソースをユーザ装置に割り当てるステップと、
    割り当てたリソースをユーザ装置に通知するステップと、
    を有するリソース割り当て方法。
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