JPWO2015159332A1 - アキシャルギャップ型回転電機 - Google Patents

アキシャルギャップ型回転電機 Download PDF

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Abstract

アキシャルエアギャップ型回転電機において、高出力・高効率化を確保しつつ軸電圧を低減する。鉄心(21)とコイル(22)を有する複数のステータコア(20)を、シャフトを中心にして環状に配列してなるステータ(19)と、ステータと径方向に内周面が対向するハウジング(40)と、ステータと、シャフト径方向に所定のエアギャップを介して面対向する少なくとも1つのロータ(30)とを有し、ロータが、外周側に導電性部材からなる導電性部分(33等)を有するものであり、ハウジング内周面と、導電性部分(33等)とが径方向から対向する第1領域(11)と、第1領域よりもステータ側であって、ロータと対向するコイルの側面までの第2領域(12)とが形成されており、第2領域に配置された渡り線の比率が、第1領域よりも大であるアキシャルエアギャップ型回転電機。

Description

本発明は,アキシャルギャップ型回転電機に係り、特に、複数のステータコアからなるステータを有するアキシャルエアギャップ型回転電機に関する。
電動機器の省エネルギー化等のため、可変速システムや、永久磁石同期機などのインバータにより駆動される回転電機が増加している。これらの回転電機では,インバータが発生するコモンモード電圧がコイルとロータとの間で静電結合し、軸受の内外輪間に電位差(以下、「軸電圧」という。)を発生させることが問題となることがある。これは,過大な軸電圧が,軸受内の潤滑油の絶縁破壊を招き、電流による軸受電食を発生するためである。(例えば,特許文献1)。
特許文献1は、コイルとロータ間を遮蔽して、軸電圧を低減する技術を開示する。具体的には、特許文献1は、ラジアルギャップ型の回転電機であって、ステータコアとコイルのロータと向き合うステータ表面全体に絶縁層を設け、その表面には、ステータコアの磁束の流れと垂直の方向に導電部と絶縁部が交互に形成する構成となっている。即ち接地電位となっているコアに、導電部が電気的に接続されるようになっている。これにより導電部に大きな渦電流が発生せず、コイルとロータ間を遮蔽でき、静電容量を大幅に低減することが可能となる。
また、特許文献2は、アキシャルエアギャップ型の回転電機であって、複数のコアの接地構造や,コイルと回転子,シャフト間の遮蔽構造など,アキシャルエアギャップ型特有の構造に着目した軸電圧の低減技術を開示する。具体的には、特許文献2は、コイルが巻き回されたボビンから鉄心の端部を突出させ、突出した鉄心の外周面と、ハウジング内周面と導電性部材を介して電気的に導通させることで鉄心を接地する構成を開示する。また、特許文献2は、円環形状からなる固定子の回転軸側中央部分とシャフトとの間に筒状の導電部材を配置してこれをハウジングと電気的に導通させることで、シャフトとコイル間の遮蔽をする構成を開示する。
特開2012−5307号公報 特開2014‐17915号公報
ここで、軸受電食の防止には、コイル渡り線部と、ロータとの関係で考慮することも重要である。これは、コイルの渡り線部がロータとの間に無視できない大きな静電容量をもつ可能性があるためである。通常、各ステータコアから引き出されたコイルの渡り線は、ハウジン部内周を回り込こむように配置され、端子箱口等から外部に引き出される構成を取る。アキシャルエアギャップ型回転電機では、トルク出力に寄与するギャップ面積(ステータとロータの対向面の面積)がおおよそ径の2乗に比例するため、ステータコアやロータの外径はハウジング内周と干渉しない範囲で大きく設計される傾向にある。このためコイルと、ハウジングとの間に空間的な余裕が少なくなり、その分、渡り線がロータ側に突出して配置され,ロータの側面と接近することになる。渡り線の本数や導体径が大きくなれば,ロータとの間の静電容量は、コイルとロータ間の静電容量に対して、更に無視できない程度となる。
この部分の静電容量を低減するには、(1)渡り線と回転子との距離を増加したり、(2)渡り線とロータの対向面積を低減したりすればよい。しかしながら、これらの実現には,距離を確保するために回転子外径を縮小したり,コイルとハウジングの間に渡り線を配置するためにステータコア外径を縮小したりといった、いずれもギャップ面積の低減を招来し,それに起因するモータ特性の低下即ち出力や効率の低下を招く。
アキシャルエアギャップ型回転電機の高出力、高効率化を確保しつつ軸電圧の低減を実現することが望まれる。
上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の発明を適用する。即ち鉄心及びその外周に巻き回されたコイルを少なくとも有する複数のステータコアを、シャフトを中心に、磁力線が該シャフトと並行になる向きで、環状に配列してなるステータと、該ステータと径方向に内周面が対向するハウジングと、前記ステータと、シャフト径方向に所定のエアギャップを介して面対向する少なくとも1つのロータとを有するアキシャルエアギャップ型回転電機であって、前記ロータが、外周側に導電性部材からなる導電性部分を有するものであり、前記ハウジング内周面と、前記導電性部分とが径方向から対向する第1領域と、前記第1領域よりも前記ステータ側で、前記ロータと対向する前記コイルの側面までの第2領域と、が形成されており、前記第2領域に配置された前記ステータコアの渡り線の比率が、前記第1領域に配置される前記ステータコアの渡り線の比率よりも大であるアキシャルエアギャップ型回転電機である。
また、鉄心及びその外周に巻き回されたコイルを少なくとも有する複数のステータコアを、シャフトを中心に、磁力線が該シャフトと並行になる向きで、環状に配列してなるステータと、該ステータと径方向に内周面が対向するハウジングと、前記ステータと、シャフト径方向に所定のエアギャップを介して面対向する少なくとも1つのロータとを有するアキシャルエアギャップ型回転電機であって、前記ロータが、外周側に導電性部材からなる導電性部分を有するものであり、前記ステータコアの渡り線が、前記ハウジングの内周面と、前記巻線のシャフト方向端面と、前記導電性部分とで形成される領域に配設されるものであり、前記ハウジング内周面と電気的に接続された導電性の遮蔽部材が、前記渡り線と、前記導電性部分との間に配設されるものであるアキシャルエアギャップ型の回転電機である。
本発明の一側面によれば、アキシャルエアギャップ型回転電機の出力や効率を確保しつつ軸電圧を低減する効果がある。また軸受電食に対する信頼性を高める効果がある。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の記載から明らかとなる。
本発明を適用した第1実施形態によるモータの側断面である。 第1実施形態によるモータの部分概要を示す斜視図である。 第1実施形態による部分断面拡大図である 第1実施形態による渡り線形状とロータ間の静電容量の関係を示した模式図である。 第1実施形態の他の例を示す部分拡大図である 第2実施形態によるモータの部分断面拡大図である。 第2実施形態の保持部材の例を示す斜視図である。 第2実施形態の保持部材の他の例を示す斜視図である。 第3実施形態によるモータのY‐Y´断面図である。 図5(a)に示す渡り線の周方向展開図である。 第3実施形態による渡り線の他の配設例を示す周方向展開図である。 第3実施形態による渡り線の他の配設例を示す周方向展開図である。 第3実施形態による渡り線の他の配設例を示す周方向展開図である。 第4実施形態によるモータの部分断面拡大図である。 第4実施形態によるモータの渡り線を樹脂モールドする突起部の製造工程を示す模式図である。 第4実施形態の渡り線を樹脂モールドした後の周方向展開図である。 第5実施形態によるモータの渡り線の様を示す部分断面図である。 比較例の樹脂モールド工程による渡り線のモールド後の様を示す模式図である。 他の比較例の樹脂モールド工程による渡り線のモールド後の様を示す模式図である。 第6実施形態によるモータの部分断面拡大図である。 第6実施形態によるモータの更なる部分断面拡大図である。 第6実施形態によるモータの他の例の部分断面拡大図である。 第7実施形態のモータの部分断面拡大図である。 図10(a)に示す導電部材の一例を示す展開図である。 図10(a)に示す導電部材の他の例を示す周方向展開図である。 図10(a)に示す導電部材の他の例を示す周方向展開図である。 図10(a)に示す導電部材の他の例を示す周方向展開図である。 第8実施形態によるモータの部分断面拡大図である。 第9実施形態によるモータの要部構成を示す斜視図である。 比較例によるモータの示す斜視図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明を実施するための形態を説明する。図1(a)に、本発明を適用した一例である第1実施形態のアキシャルエアギャップ型モータ1(以下、「モータ1」と略記する場合がある。)の構成を表わす回転軸方向の断面図を示す。また、図1(b)に、モータ1の電機子の概観構成を表わす展開斜視図を示す。
モータ1は,概略円環状のドーナツ形状を有するステータ19が、ディスク形状の2つのロータ30がシャフト方向から挟むように面対向して配置された所謂ダブルロータ型の回転電機である。
ステータ19は、複数のステータコア20がシャフト70を中心として環状に配列して構成される(本例では12個のステータコア20を有するものとする。)。ステータコア20は、両端部の側面が概略台形若しくは扇形を有する柱体の鉄心21と、鉄心21の外径と概略一致する内径の筒部を有するボビン23と、ボビン23の外筒部に巻き回されたコイル22とから構成される。環状に配列されたステータコア20の夫々と、ハウジング40の内周面とが樹脂24によって一体的にモールドされてステータ19が支持されるようになっている。
ロータ30は、鉄心21の端部側面に対向する永久磁石31と、その背面に配置されたバックヨーク32と、これらを支持してシャフト70と共回りするように結合するヨーク33とからなる。ヨーク33は、金属等の導電性部材からなる。本実施形態では鉄を使用するものとするがこれに限るものではなく、アルミやステンレス鋼(SUS等)でもよい。
シャフト70は、軸受50を介して回転自在にエンドブラケット60に結合される。エンドブラケット60は、ハウジング40の両端部側面に固定される。
ハウジング40の外周側面には、端子箱80が設けられており、図示しない1次側の電線と2次側の電線が端子台を介し電気的に接続される。2次側には、コイル22から引き出された渡り線が接続されるようになっている。
このような構成を有するモータ1は、以下のように動作する。端子台の1次側にインバータの出力線が接続され、コイル22に交流電流が通電する。これにより、ステータ20には回転磁界が形成され、永久磁石31によりロータ30に形成された直流磁界と吸引反発してトルクを発生する。このときコイル22と、ロータ30との間の静電容量によって、コイル22に生じるインバータのコモンモード電圧が、ロータ30側に静電結合する。ロータ30が電位をもつことにより、接地電位となっているハウジング40との間である軸受50を中心とした周辺部分に軸電圧と呼ばれる電圧が発生するようになる。
図2(a)に、モータ1の拡大断面を模式的に示す。本図では,バックヨーク32、樹脂24、ボビン23などの一部部品の図示を省略する。渡り線22aの一部又は全部は、コイル22、鉄心21、ロータ30及びハウジング40の回転軸径方向に位置する領域(空間)に配置される。
ここで、ハウジング40と径方向から対向する導電性の部材の端面がロータ30の外周面と一致する領域を第1領域11、第1領域11に含まれない領域を第2領域12とした場合、渡り線22aは,第2領域12に配置される比率が、第1領域11に配置されている比率よりも高くなるように配線されるようになっている。なお、ヨーク33は鉄により形成されており、外径が永久磁石31よりも突出している。このため、永久磁石31の外周面、ハウジング40及びコイル22から形成される領域を第2領域12とするものとする。
コモンモード電圧Vcomに起因する軸電圧Vbは、次の〔数式1〕で表される。
Figure 2015159332
ここで,Cwrは、コイル22とロータ30間の静電容量を示し、Crfは、コイル22とフレーム即ちハウジング40やエンドブラケットの間の静電容量を示す、Cbは、軸受内外輪間の静電容量を示す。
図2(b)に、渡り線22aの配置状態と、Cwrとの関係を模式的に示す。本図のCwrは、渡り線22aをコイル22の端面から回転軸方向(ここではZ方向と定義)に積み上げたときの渡り線の端面位置との関係である。ここで、渡り線の高さがコイル22以下の場合、渡り線22aと、ロータ30の導電性を有する部材との距離が大きくなるため、Cwrは十分小さい。同様に、渡り線の高さが,ヨーク33の位置よりも低い領域では,Cwrの増加勾配が小さい。他方、ヨーク33よりも高くなると,渡り線22aと、ヨーク33とが近接して対向するため、Cwrが急激に増加することになる。
図2(a)に示すように,第1実施形態では、第2領域12に大半の渡り線を配置しているため、渡り線22aによる軸電圧の増加を抑制することができる。これにより,軸受50内の潤滑油への放電が抑制されると共に軸受電食が抑制される。
また、渡り線22aの一部を、コイル22よりもロータ30側に配置しているため,その分、鉄心21の外径やコイル22の回転軸方向巻幅或いは外径を最大限に大きくすることが可能である。これにより,モータの出力や効率を低下させることなく,軸電圧の抑制が可能となる。
また、非導電性のフェライト磁石等を永久磁石31に用いる場合には、永久磁石31の外径がヨーク33の外径と一致、もしくは外径側に突出していても,永久磁石31の外周側面に第2領域12が形成される。
図3に、この例を示す。本構造によると,磁石径の拡大と、渡り線22aとロータ30の静電容量の低減を両立することが可能となり、モータの高出力化や高効率化と軸電圧の低減を同時に実現することができる。
なお、本実施形態では,ダブルロータ型のモータ1を例として説明したが、1つのロータ30と、1つのステータ90と面対向したシングルロータ構造のアキシャルエアギャップ型電動機に適用することもできる。また,永久磁石31を備えない、シンクロナスリラクタンスモータやスイッチトリラクタンスモータ又は誘導モータであってもよい。更には、モータではなく発電機であってもよい。
〔第2実施形態〕
本発明を適用した第2実施形態のモータ1は、渡り線22を2層で配置する点を、特徴の一つとする。
図4(a)に、第2実施形態でのモータ1の断面部分拡大図を示す。なお、第1実施形態と同一の箇所に関しては同一符号を用い,説明を省略する。
渡り線22aは、第2領域12のコイル22寄りで、回転軸芯方向に2層で配置される。渡り線22aが、1領域11に対して、更に距離をとるようになる。また、多層になるため、渡り線22aを安定させる保持部材を備える。
図4(b)に、渡り線の位置決めに利用可能な保持部材25を示す。保持部材25は,樹脂等により成形されており、ボビン23に形成された鍔部23a上のハウジング側に配置される。ボビン23の当該配置面には、突起部23aを備え、保持部材25を支持するようになっている。保持部材25は、渡り線格納部25aをもつ。本図の保持部材25は,複数の渡り線格納部25aを有するため、渡り線の位置決めしやすい。保持部材25は全てのボビンに設けることが好ましいが、1又は2つ置き等でも一定の効果をえることができる。渡り線の格納密度を高められるため,第2領域が狭小な場合であっても多くの渡り線22aを配置することが可能となる。図4(c)には,1つの渡り線格納部25aを設けた保持部材25を示す。
渡り線を2層で配置することで,ロータ30からみれば、渡り線22aの投影面積が減少する。さらに,渡り線22a群の高さが低減するため、導電性のロータ30部材との距離が拡大する。これらにより、渡り線22aと、ロータ30との間の静電容量を低減することが可能となる。また,保持部材25を用いることで,配線作業の作業性が向上するとともに,渡り線の安定性が増す。
なお、本実施形態では,渡り線22aを回転軸方向に2層とする例を示したが、更に多層であってもよい。また、保持部材25の保持は、ボビン23で無くてもよい。また、保持部材25は、渡り線22aを回しこむ全周に連続したような形状であってもよい。渡り線格納部25aの形状も複数本をまとめて配置するような形状であってもよい。
〔第3実施形態〕
本発明を適用した第3実施形態のモータ1は、ハウジング40の内周面側に、対称性を持って渡り線22aを配置する点を特徴の一つとする。
図5(a)に、図1のX‐X´線断面を示す。また、本図のY‐Y´線を中心とした渡り線22aの展開図を図5(b)に模式的に示す。なお、第1実施形態と同一の箇所に関しては同一符号を用い、説明を省略する。
図5(a)に示すように、各ステータコア20a〜20lから引き出された渡り線22aは、端子箱80(の穴)とロータ30軸をつなぐY‐Y‘線に対して対称性をもつように配置される。図5(b)に示すように、端子箱80により近いステータコア20bの渡り線よりも、より遠いステータコア20cの渡り線の周方向線部の方が、第1領域11に近い位置に配置されるようになっている。つまり周方向にわたっている渡り線22aのステータコア20端面からの高さHを平均的に低くして、渡り線22aと、ロータ30(の導電性部分/第1領域11)との距離が増加し、両者間の静電容量を低減することができる。
また、図6(a)、(b)に、渡り線22aの他の対称性をもった配置例を示す(何れも展開図)。図6(a)では、各渡り線22aが階段状に配置される。図6(b)では、各渡り線22aが、テーパ状に配置される。何れも、渡り線22aと第1領域11との距離を十分に確保することができ、両者間の静電容量を低減することができる。
図6(c)に、渡り線22aの他の対称性をもった配置例を更に示す展開図)。図6(c)では、ステータコア20の各渡り線22aを1つ置きに出力側、反出力側に配置し且つ対称性をもって配置する例である。端子箱80に引き出す穴を複数設けたり、一方側の渡り線22aを特定のステータコア2(例えば、20l)付近で纏めた後に、他方側の渡り線群と合流するようにしたりすることで実現できる。本例の場合、各渡り線22aと、第1領域11との距離は、概ね1/2Hとすることができる。なお、1つ置きではなく2つ置き等でもよく又連続する半分の渡り線22aを夫々シャフト反対方向に配置してもよい。
〔第4実施形態〕
第4実施形態のモータ1は、渡り線22aを樹脂で一体的にモールドする点を特徴の一つとする。特に、本実施形態では、環状配列された複数のステータコア20及びそれらをハウジング40に一体的に樹脂モールドする工程と共に渡り線22aをモールドする例を示す。
図7(a)に、渡り線22a、ステータコア20及びハウジング40が樹脂モールド24によってモールディングされた様を模式的に示す。図7(b)は、モールドマシンのモールド工程を示す模式図である。なお、実施例1と同一の箇所に関しては同一符号を用い,説明を省略する。
本実施例のモータ1は、図7(a)に示すように、鉄心21やコイル22及びボビン23(不図示)を、ハウジング40とモールド樹脂24によって一体に成形するようになっている(図点線部)。このとき、渡り線22aが共にモールディングされるようになっている。
図7(b)に、具体的な工程を示す。ハウジング40の両開口部から外径がハウジング40の内径と概略同一のモールド金型210(上・下)が挿入されるようになっている。モールド金型210は、中央にシャフト70等を逃がす穴が設けられた柱体の形状を有する。下金型210bは、先端が本体部よりも外径が小であり、渡り線220aの突起部24aをモールドする空間が設けられる。下金型220aに、ハウジング40が挿入される。複数のステータコア20が、シャフトを中心として環状に配列される。この際、渡り線220aが、下金型210bの先端部とハウジングとの間に形成された空間に配置される。その後、上金型210aが、ハウジング40の他方開口部から挿入され、それらに挟持されたステータコア20に対し、上下金型先端面に設けられた射出口から樹脂が射出され、一体的にモールドされるようになっている。
図7(c)に、Y‐Y´線を中心とした渡り線部の展開図を示す。本例は、図6(b)に示すテーパ状の積層配置を行った渡り線22aであるが、夫々の渡り線が必要十分に樹脂モールドされるようになる。モールド下金型210の外周段部を渡り線の配置に即した形状に加工され、これに沿って渡り線を配置したものである。
本構造により,渡り線の引き回し作業の作業性が向上する。さらに,モールド時に樹脂24から受ける圧力により渡り線が変形し,渡り線とロータ30との位置関係が変化することを抑制できる。
なお、上述した実施形態3のように、渡り線22aを階段状やテーパ状に回し込む際、下金型210bの先端外周(外径小の部分)の形状を成形し、樹脂射出時に、配置が崩れないようにするのも好適である。
本実施形態の構造により、渡り線を所望の位置で保持できるため、渡り線とロータ30との位置関係が変化することがない。軸電圧値も一定となり、軸受電食に対する長期的な信頼性を向上することができる。
〔第5実施形態〕
第5実施形態のモータ1は、渡り線22aを絶縁材で覆う点と、渡り線22aのシャフト側に薄板部材を設ける点を特徴の一つとする。
図8(a)に、第4実施形態(図6)で示した突起部24aの拡大図を示す。なお,上述した他の実施形態と同一の箇所に関しては同一符号を用い、説明を省略する。
渡り線22aは、各々絶縁性を有する軟性樹脂やゴム等の絶縁チューブ91で覆われる。更に、突起部24aのシャフト70方向に、絶縁体で構成された薄板部材が配置され。樹脂モールドされるようになっている。薄板部材は、リング形状の高さの低い円柱構造でああってもよい。
第5実施形態の構造により,図8(c)(d)に示すごとく、下金型210bを外した際、下金型210bに接した絶縁チューブ92が、突起部24aの内径側に突出するのを防止することができる。これにより、ロータ30と、チューブ92との距離を確実に管理することができ、モータ駆動時に接触することを抑制できる。
更に、内径側に配置された薄板部材90の厚み分、渡り線22aを外径方向に配置させることからロータ30との距離を確実に確保することができる。
また、下金型210bを外す際、金型と樹脂の粘着力や張力によって渡り線22aが内径側に引っ張られる虞もあるが、薄板部材90によってこれを防止できる。
〔第6実施形態〕
本発明を適用した第6実施形態のモータ1は、第1領域及び/又は第2領域に配設された渡り線を、Cwrから略完全に遮蔽することを特徴の一つとする。
図9(a)に、モータ1の断面拡大図を示す。図10(a)、(b)に、更に、渡り線部分の断面拡大図を示す。なお、上述した他の実施形態と同一の箇所に関しては同一符号を用い、説明を省略する。
第6実施形態は、渡り線22aが、夫々又は集約して導電部材92で覆い、更に、導電部材92をハウジング40と電気的に接続した構成を取る。図9(a)は、渡り線1本ごとに導電部材92を配置した例である。また、図11(b)は、複数の渡り線を1つの導電部材92内に格納した例である。
本構造により,渡り線とロータ30間が遮蔽されるため,渡り線部Cwrを大幅に低減することができる。更に、導電部材92とロータ30の間にはCrfが形成されるため、一層の軸電圧低減効果がある。図9(b)のように,複数の渡り線をまとめて導電部材92に格納することで、構造を簡易化することができる。
導電部材92には、シールドケーブルや導体箔と絶縁シートが張り合わされて多数本のケーブルを格納することができるシールドチューブなどを適用することができる。
〔第7実施形態〕
本発明を適用した第7実施形態のモータ1は、第1領域及び/又は第2領域に配設された渡り線を、Cwrから略完全に遮蔽することを特徴の一つとする。
図10(a)に、モータ1の渡り線部の断面拡大図を示す。図10(b)は、図5(a)のY‐Y´線を中心とした渡り線22aの展開図である。なお、上述の他の実施形態と同一の箇所に関しては同一符号を用い,説明を省略する。
第7実施形態のモータ1は、渡り線22aと、ロータ30との間に、ハウジング40の内周に沿った連続した薄板状の導電部材92を有し、更に、薄板状の導電部材92を、ハウジング40とリード線等で電気的に接続する構成を取る。
本構造により、第6実施形態と同様の軸電圧低減効果が得られる。本構造の場合は、ロータ30と導電部材92を近接して対向させることが可能なため、Crfが増加し、軸電圧のさらなる低減が可能である。また,導電部材92の形状が簡略化されるため,組立性も向上する。同様に、導電部材92とハウジング40とリード線等により一か所で電気的に接続するため、構成も簡易にすることができる。
図10(c)は、薄板状の導電部材92の他の例を示す。端子箱80と、シャフト70とをつなぐY‐Y´線に対して対称性をもつように渡り線22aを配置し且つY‐Y´線に対して対称性をもつように導電部材92を端子箱80の周辺のみに配置している。
本構造により,少ない導電部材92により、渡り線とロータ30間を効率的に遮蔽することができ、また、部材の小型化、組立性が向上する。
図10(d)、(e)は、導電部材92他の例を表わす周方向展開図である。何れも導電部材92は、導体部と絶縁部92aが交互に繰り返される構成を取る。図10(d)の例では、スリットを設けることで、絶縁部92aを実現する。図10(e)は、絶縁性の板部材に、メッシュ状に形成された導電性のテープ部材等を貼付し、各メッシュの一部分が夫々つながっている構成とすることで実現できる。
本構造により,漏れ磁束により導電部に渦電流が流れることを抑制し,損失の増加を抑えることができる。したがって、高いモータ出力、効率を維持しつつ軸電圧を低減することが可能になる。
〔第8実施形態〕旧実施例11-12-13集約
本発明を適用した第8実施形態は、鉄心21のハウジング側外周の延長方向領域に渡り線22aを配置し、渡り線22aのロータ30側に導電部材92で遮蔽する点を特徴の一つとする。
図11、に、モータ1の渡り線周辺の断面拡大図を示す。本実施形態では、鉄心21がコイル22よりも軸方向に突出する構成を取る。また、導電性部材92が、鉄心21のシャフト方向端面と水平にコイル22の上部に配置されている。渡り線22aの一部又は全てが、導電部材92とコイル22の端面とで形成される領域に配置される。導電部材92は、ハウジング40と電気的に接続されている。
図11(b)、(c)は、導電部材92の周方向展開図である。何れも導電部材92は、導体部と絶縁部92aが交互に繰り返される構成を取る。
本構造により,漏れ磁束により導電部材92に渦電流が流れることを抑制し,損失の増加を抑えることができる。したがって、高いモータ出力、効率を維持しつつ軸電圧を低減することが可能になる。
本構造により,渡り線とロータ30間を遮蔽することができるため,渡り線部のCwrを大幅に低減することができる。更に、導電部材92とロータ30間にはCrfが形成されるため、一層の軸電圧低減効果がある。ロータ30の外径側に配置する渡り線22aを減少することができるため、ロータ30の径の拡大によるモータ出力、効率の向上が可能である。
〔図9実施形態〕
本発明を適用した第9実施形態は、オープンスロット型のステータ19を有するモータ1に、ロータ30と対向するシャフト方向コイル端面及びシャフトとの遮蔽をすることを特徴の一つとする。
図12(a)に、モータ1の電機子部分の概要を表わす斜視図を示す。モータ1は、断面が常に概略台形状となるオープンロットの鉄心21を有する。鉄心21はボビン23によりコイル22と絶縁されている。コイル22の端面には、ボビン23の鍔部23aが配置されている。鍔部23aのロータ30側には、導電部材93が内周側を除く全周にわたって配置されている。
また,シャフト70と対向する樹脂24の内周面にも導電部材94が配置されている。これらの導電性部材は,ハウジング40と電気的に接続されている。通常、オープンスロットのコア21は,コイル22とロータ30との対向面積が大きくなるため、図12(b)に示すような鍔部21aをもつコア形状と比較して、Cwrが大きくなり易い。これに対し,本構造は、オープンスロットのコア形状でも、コイル22とロータ30間の静電容量を抑制することが可能である。本構造と上述の各実施形態に示した渡り線の配置を併用することで、オープンスロットのコア形状に対し、十分に軸電圧を抑制することが可能となる。
なお、本構造では、渡り線22aの一部又は全部を導電性部材とコイル22とで形成される領域に配置してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記種々の構成に限定されるものはなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を適用することができるのは言うまでもない。特に、上記種々の実施形態同士を組み合わせることも当然に可能である。
1ダブルロータ型のアキシャルギャップ型永久磁石同期モータ(モータ)、11…第1領域、
12…第2領域、19…ステータ、20…ステータコア、21…鉄心、21a…鍔部、21b…芯部、22…コイル、22a…渡り線、23…ボビン、23a…鍔部、24…モールド樹脂、24a…モールド突起部、25…保持部材、25a…渡り線格納部、30…ロータ、31…永久磁石、32…バックヨーク、33…ヨーク、40…ハウジング、50…軸受、60…エンドブラケット、70…シャフト、80…端子箱、85…開口部、90…絶縁性の薄板、91…絶縁チューブ、92…導電性部材、92a…絶縁部、93…導電部材、94…導電部材、210…モールド下金型、A…回転軸、、H…周方向にわたっている渡り線のコア端面からの距離

Claims (21)

  1. 鉄心及びその外周に巻き回されたコイルを少なくとも有する複数のステータコアを、シャフトを中心に、磁力線が該シャフトと並行になる向きで、環状に配列してなるステータと、該ステータと径方向に内周面が対向するハウジングと、前記ステータと、シャフト径方向に所定のエアギャップを介して面対向する少なくとも1つのロータとを有するアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記ロータが、外周側に導電性部材からなる導電性部分を有するものであり、
    前記ハウジング内周面と、前記導電性部分とが径方向から対向する第1領域と、
    前記第1領域よりも前記ステータ側で、前記ロータと対向する前記コイルの側面までの
    第2領域と、が形成されており、
    前記第2領域に配置された前記ステータコアの渡り線の比率が、前記第1領域に配置される前記ステータコアの渡り線の比率よりも大であるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  2. 請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記ロータが、前記シャフトと接続されたヨークと、該ヨークの前記ステータ側に配設された磁石とを有するものであり、
    前記導電性部分が、前記ヨークの外周であり、
    前記磁石が、前記ヨークの外周側よりもシャフト側に配設されたものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  3. 請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記ロータが、前記シャフトと接続されたヨークと、該ヨークの前記ステータ側に配設された磁石とを有するものであり、
    前記磁石が、前記ヨークの外周面から配設された非導電性の磁石であるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  4. 請求項3に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記非導電性の磁石が、フェライト磁石であるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  5. 請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記第2領域に配設された前記渡り線の少なくとも一部が前記シャフト軸心方向に積層されたものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  6. 請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記渡り線を前記ハウジング外部に引き出す開口部を有するものであり、
    前記渡り線が、前記開口部までより近い内周距離となるハウジング内周面に沿って、隣接するステータコアの渡り線に対して、シャフト方向に積層して配設されたものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  7. 請求項6に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記渡り線が、隣接する渡り線と前記シャフト方向位置が同一となる位置で、前記シャフト方向に積層して配設されたものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  8. 請求項6に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記渡り線が、前記開口部までの積層回数分のシャフト方向積層距離に応じた角度で、前記開口部まで直線的に配設されたものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  9. 請求項6に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記開口部を、複数有するものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  10. 請求項6に記載のアキシャルエアギャップ型回転電であって、
    前記渡り線が、隣接するステータコアの渡り線とシャフト方向反対側のハウジング内周面に沿って、隣接する渡り線に対してシャフト方向に積層するものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  11. 請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記渡り線を、前記ハウジング内周面と一体に樹脂モールドしたものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  12. 請求項11に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記渡り線のシャフト軸心方向に、前記ハウジング内周面と同心円の円筒部材が配設されるものであり、
    該環状の円筒部材の外周面と、前記渡り線と、前記ハウジング内周とが一体的に樹脂モールドされるものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  13. 請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記渡り線の各々が、絶縁チューブで覆われたものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  14. 請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記ハウジングの前記第1領域の径方向延長線上近傍に、前記渡り線を前記ハウジング外部に引き出す開口部を有するものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  15. 請求項1に記載のアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記ステータコアが、前記鉄心を挿入する内筒部を有し、前記コイルを巻き回す外筒部を有するボビンを有するものであり、
    前記ボビンが、前記外筒部の端部近傍から、シャフト軸心方向に所定の幅をもって延伸する鍔部を有するものであり、
    該鍔部の前記ロータと対向する側の面上に、軸心側の面上のみで不連続となる導電性部材が配設され、該導電性部材が前記ハウジング内周面と電気的に接続するものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  16. 鉄心及びその外周に巻き回されたコイルと少なくとも有する複数のステータコアを、シャフトを中心に、磁力線が該シャフトと並行になる向きで、環状に配列してなるステータと、該ステータと径方向に内周面が対向するハウジンと、前記ステータと、シャフト径方向に所定のエアギャップを介して面対向する少なくとも1つのロータとを有するアキシャルエアギャップ型回転電機であって、
    前記ロータが、外周側に導電性部材からなる導電性部分を有するものであり、
    前記ステータコアの渡り線が、前記ハウジングの内周面と、前記巻線のシャフト方向端面と、前記導電性部分とで形成される領域に配設されるものであり、
    前記ハウジング内周面と電気的に接続された導電性の遮蔽部材が、前記渡り線と、前記導電性部分との間に配設されるものであるアキシャルエアギャップ型の回転電機。
  17. 請求項16に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記遮蔽部材が、前記渡り線夫々の外周を覆う筒形状を有するものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  18. 請求項16に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記遮蔽部材が、筒形状を有するものであり、内部に全ての前記渡り線を内包するものであるアキシャルエアギャップ型回転電機。
  19. 請求項16に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記遮蔽部材が、板状の部材であるアキシャルギャップ型回転電機。
  20. 請求項19に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記遮蔽部材が、導電性部分と、絶縁部分とが交互に配置されたものであるアキシャルギャップ型回転電機。
  21. 請求項20に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記絶縁部分が、スリットであるアキシャルギャップ型回転電機。
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