JPWO2015152360A1 - 不活化全粒子ワクチンを含有するマイクロニードルアレイ製剤およびその投与方法 - Google Patents

不活化全粒子ワクチンを含有するマイクロニードルアレイ製剤およびその投与方法 Download PDF

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Abstract

抗体産生能を向上させることができ、簡便にインフルエンザワクチンを投与することのできるマイクロニードルアレイを提供する。不活化全粒子インフルエンザワクチンを内包する針部と、シート部と、を含むマイクロニードルアレイ。マイクロニードルアレイを投与した後、24時間以上2ヶ月未満の間隔をあけて2回目の投与を行う投与方法。

Description

本発明は、不活化全粒子インフルエンザワクチンを内包するマイクロニードルアレイに関する。
インフルエンザは、呼吸器飛沫感染を介して拡散するインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の伝染性呼吸器疾患である。インフルエンザの予防には、インフルエンザワクチンを接種する方法が有効と考えられ、最近では、特に新型インフルエンザに対応したプレパンデミックワクチンの開発が進んでいる。
インフルエンザワクチンは、弱毒化生ワクチン、不活化全粒子ワクチン、不活化スプリットワクチンの3種類に分類される。現在、日本において不活化スプリットワクチンが広く使用されている。
ワクチンの効率的な投与方法として、マイクロニードルアレイによるインフルエンザワクチンの投与方法が提案されている。特許文献1には、インフルエンザワクチンの経皮デリバリー装置および投与方法が開示されている。
特許文献2には、A型(H1N1)株、A型(H3N2)株およびB型株を有効成分とする抗原からなるインフルエンザワクチンをコーティングしたポリ乳酸製のマイクロニードルを備えるマイクロニードルデバイスが開示されている。
非特許文献3には、三価季節性インフルエンザHA抗原を装填した皮膚内溶解型マイクロニードルを作製し、ヒトにおける免疫誘導特性が評価されている。
特表2007−530680号公報 国際公報2010/001671号公報
日本薬剤学会第28年会要旨集 口頭発表No.23−3−14 「臨床研究におけるインフルエンザ経皮ワクチン製剤の免疫誘導特性に関する解析」
不活化スプリットワクチンは、日本において広く使用されているが、有効性が低い。また、インフルエンザの大流行を想定した場合、少ないワクチン量で多くのヒトの免疫を惹起させることが重要であり、ワクチンの効率的で簡便な投与方法が必要とされる。
特許文献1は、このインフルエンザワクチンの経皮デリバリー装置による投与量と抗体産生量の相関について確認していない。また、特許文献2および非特許文献3では 上述のようにマイクロニードルアレイによりインフルエンザワクチンを投与する方法が検討されているが、スプリットワクチンが使用されており、ワクチンの投与量に対して抗体の産生量が十分ではなかった。また、そのため、インフルエンザワクチンを効率的で簡便に投与することのできる、さらに優れたマイクロニードルアレイの開発が強く求められている。
本発明の目的は、抗体産生能を向上させることができ、簡便にインフルエンザワクチンを投与することのできるマイクロニードルアレイを提供することにある。
このような状況下において、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、不活化全粒子インフルエンザワクチンを内包する針部と、シート部とを組み合わせたマイクロニードルアレイを投与することで、抗体産生能に優れることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は下記を提供する。
[1] 不活化全粒子インフルエンザワクチンを内包する針部と、シート部と、を含むマイクロニードルアレイ。
[2] 針部が水溶性高分子を含み、体内に挿入された後に溶解する[1]に記載のマイクロニードルアレイ。
[3] 水溶性高分子が、ヒドロキシエチルデンプン、デキストラン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種である[2]に記載のマイクロニードルアレイ。
[4] インフルエンザワクチンがA/H1N1型、A/H3N2型、A/H5N1型、およびB型からなる群より選択される少なくとも1種である[1]〜[3]のいずれか1つに記載のマイクロニードルアレイ。
[5] 不活化全粒子インフルエンザワクチンの全質量に対する90質量%以上が、針部の高さに対して先端から80%以内に含まれる[1]〜[4]のいずれか1つに記載のマイクロニードルアレイ。
[6] 不活化全粒子インフルエンザワクチンの全質量に対する90質量%以上が、針部の先端から500μm以内に含まれる[1]〜[4]のいずれか1つに記載のマイクロニードルアレイ。
[7] [1]〜[6]のいずれか1つに記載のマイクロニードルアレイを投与した後、24時間以上2ヶ月未満の間隔をあけて2回目の投与を行う投与方法。
本発明のマイクロニードルアレイを用いれば、注射による投与に比べて、不活化全粒子インフルエンザワクチンを簡便な操作で投与することができる。また、注射による投与に比べて、少量のワクチン量でも抗体産生能を向上させることができる。
本発明のマイクロニードルアレイの一例を示す断面図である。 本発明のマイクロニードルアレイの一例を示す断面図である。 本発明のマイクロニードルアレイの一例を示す断面図である。 本発明のマイクロニードルアレイの一例を示す断面図である。 本発明のマイクロニードルアレイの一例を示す断面図である。 本発明のマイクロニードルアレイの一例を示す上面から見た図である。 本発明のマイクロニードルアレイの一例を示す上面から見た図である。 IgG抗体価についてH1N1型不活化全粒子インフルエンザワクチンのマイクロニードルアレイ投与群とスプリットインフルエンザワクチンのマイクロニードルアレイ投与群とそれぞれの注射投与群との比較を示す図である。 ウイルス力価についてH1N1型不活化全粒子インフルエンザワクチンのマイクロニードルアレイ投与群と、スプリットインフルエンザワクチンのマイクロニードルアレイ投与群と、それぞれの注射投与群との比較を示す図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明する。本発明は以下の実施形態に何ら限定されるものではない。また、本発明の目的の範囲内において適宜変更を加えて実施することができる。
図1は本発明のマイクロニードルアレイの一例を示す断面図である。図1に示すように、本発明のマイクロニードルアレイは、不活化全粒子インフルエンザワクチンを内包する針部11とシート部12から形成される。
本発明のマイクロニードルアレイは、不活化全粒子インフルエンザワクチンを内包する。
不活化全粒子インフルエンザワクチンとは、インフルエンザウイルスを培養して得られたウイルス浮遊液からウイルスの形態を保持したままで不活化されたウイルス粒子を意味し、スプリットワクチンは含まれない。
インフルエンザワクチンは、その型に限定されるものではなく、A型、B型を含み、シーズン性ワクチンおよびパンデミックワクチンを含む。A型インフルエンザウイルスは、H1〜16から選ばれる型と、N1〜9から選ばれる型との組み合わせによる亜型が存在する。本発明においては、A/H1N1型、A/H3N2型、A/H5N1型、およびB型からなる群より選択される少なくとも1種が好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイは針部を含む。針部は、不活化全粒子インフルエンザワクチンを内包し、針部が皮膚または粘膜に穿刺されることで、経皮または経粘膜からの投与が可能となる。
針部の形状は先端を有する凸状構造であれば特に限定されず、先鋭な先端を有する針形状および先の尖っていない先端を有する形状を含むが、先鋭な先端を有する形状が好ましい。具体的には、円錐状構造、三角錘状構造、四角錘状構造などの多角錘構造、円錐台構造、三角錐台構造、四角錘台構造などの多角錘台構造などが挙げられ、円錐状構造、三角錘状構造、四角錘状構造が好ましく、円錐状構造がより好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイの針部は、図2の針部21と針部22、図3の針部31〜34に示すように、針部の側面の傾きが非連続的に変化する、二層ないしそれ以上の多層構造をとることができる。多層構造とした場合に、針の先端を含む層から順に針部第一層、針部第二層、と呼ぶ。図2の針部第一層21と針部第二層22、または図3の針部第一層31と針部第三層33のように、針部第一層よりもシート部に近い少なくとも1つの層における側面のなす角度θ2(図2の針部第二層22、図3の針部第三層33の場合は、針先端部方向に延長した時の交点のなす角度)が針部第一層における側面のなす角度θ1よりも大きいことが好ましい。このような構造をとることで、針部全体の体積が大きくなり、マイクロニードルアレイ作製時により多くの薬剤を針部の上端部に集中させることができる。
本発明のマイクロニードルアレイの針部は、側面のなす角度を、図4の針部41に示すように、連続的に変化させた構造をとることもできる。
本発明のマイクロニードルアレイの針部は、図5の針部上端部51に示すように、不活化全粒子インフルエンザワクチンを針部上端部に効率的に集中させることが好ましい。これにより、投与効率をさらに向上させることができる。また、針部の下端部およびシート部に同じ材料を選択することで製造効率が向上するため、好ましい。
針部の高さは、図1のHのように、針先端からシート部へ下ろした垂線の長さで表す。針部の高さは50μm以上2000μm以下であることが好ましく、100μm以上1500μm以下であることがより好ましく、200μm以上1000μm以下であることがさらに好ましい。50μm以上であれば、不活化全粒子インフルエンザワクチンの経皮からの投与が可能となり、2000μm以下であれば、免疫誘導に有効なランゲルハンス細胞へ抗原となるワクチンを効率的に認識させることができる。
図1〜図7の面13のように、針部とシート部の界面を針部の基底部と呼ぶ。針部の基底部における幅は、図6および図7のWのように、1本の針の基底部で最も遠い点間の距離で表す。針部の基底部における幅は、50μm以上2000μm以下であることが好ましく、100μm以上1500μm以下であることがより好ましく、200μm以上1000μm以下であることがさらに好ましい。
針部は、1つのマイクロニードルアレイあたり1〜2000本配置されることが好ましく、3〜1000本配置されることがより好ましく、5〜500本配置されることがさらに好ましい。1つのマイクロニードルアレイあたり2本の針部を含む場合、針部の間隔は、図1におけるDのように針部の先端からシート部へ下した垂線の足の間の距離で表す。1つのマイクロニードルアレイあたり3本以上の針部を含む場合、配列される針部の間隔は、全ての針部においてそれぞれ最も近接した針部に対して先端からシート部へ下した垂線の足の間の距離を求め、その平均値で表す。例えば、針部が等間隔で配列している場合は、図6および図7におけるDのような態様が挙げられる。針部の間隔は、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.2mm以上5mm以下であることがより好ましく、0.3mm以上3mm以下であることがさらに好ましい。
1つのマイクロニードルアレイあたりの針部の占有面積は、図6および図7におけるSのように、全ての針の基底部を含み、かつ最外周の針の基底部の接線で面積が最小になるように構成された図形の面積で表す。針部の占有面積は0.005〜1000mm2であることが好ましく、0.05〜500mm2がより好ましく、0.1〜300mm2であることがさらに好ましい。
1つのマイクロニードルアレイあたり2本以上の針部を含む場合、針部の密度は、1つのマイクロニードルアレイの針部の本数を針部の占有面積で割った値で表す。針部の密度は、1mm2当たり0.01〜10本の針密度が好ましく、0.05〜5本であることがより好ましく、0.1〜5本であることがさらに好ましい。
針部は、皮膚または粘膜に穿刺後、体内に挿入された後に溶解すること好ましい。そのため、針部を構成する材料としては、水溶性高分子が好ましく、多糖類であることがより好ましく、ヒドロキシエチルデンプン、デキストラン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種がさらに好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイは、針部を支持するシート部を有する。
針部を皮膚または粘膜に穿刺する際に、使用者がシート部に力を加えることで針部に内包される不活化全粒子インフルエンザワクチンの経皮からの投与が可能となる。
針部に力を加える方法としては、特に限定されない。
シート部の厚さは図1〜図5のTのように、針と接している面と反対側の面の間の距離で表す。シート部の厚さは、1μm以上1200μmであることが好ましく、3μm以上600μm以下であることがより好ましく、5μm以上400μmであることがさらに好ましい。
シート部を構成する材料としては、水溶性高分子が好ましく、多糖類であることがより好ましく、ヒドロキシエチルデンプン、デキストラン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種がさらに好ましい。
シート部を構成する材料は、針部を構成する材料と同一であっても、異なっていてもよい。
本発明のマイクロニードルアレイは、図5のシート部52に示すように、シート部の一部に支持体を含むことができる。支持体を含むことでシート部の強度が増し、より簡便にマイクロニードルアレイを皮膚または粘膜に穿刺することができる。
支持体の材料としては特に限定されないが、穿刺の簡便さから、ポリエチレンテレフタラート、ポリエチレンナフタレートなどが挙げられる。
支持体の厚さは、10μm以上1000μm以下が好ましく、30μm以上500μm以下がより好ましく、50μm以上300μm以下がさらに好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイに内包される不活化全粒子インフルエンザワクチンの全質量に対する90質量%以上が、針部の高さに対して先端から80%以内に含まれることが好ましく、60%以内に含まれることがより好ましく、40%以内に含まれることがさらに好ましい。
また、本発明のマイクロニードルアレイに内包される不活化全粒子インフルエンザワクチンの全質量に対する90質量%以上が、針部の先端から500μm以内に含まれることが好ましく、350μm以内に含まれることがより好ましく、200μm以内に含まれることがさらに好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイの製造法としては、特に限定されないが、(1)鋳型の製造工程、(2)不活化全粒子インフルエンザワクチンおよび水溶性高分子を調製する工程、(3)(2)工程で得た液を鋳型に充填し、針部の上端部を形成する工程、(4)水溶性高分子を鋳型に充填し、針部の下端部およびシート部を形成する工程、(5)鋳型から剥離する工程、を含む製造法によって得ることが好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイの投与時間は、コンプライアンス向上の観点から、1時間以内が好ましく、30分以内がより好ましい。
投与回数は、抗体産生能向上の観点から2回投与することが好ましい。投与間隔としては、24時間〜2ヶ月程度が好ましく、3日〜1.5ヶ月程度がより好ましく、1週間〜4週間程度がさらに好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイは、皮膚内での免疫応答を刺激し、抗体産生能を向上させることができる。具体的には、血清中のIgG抗体価を上昇させることが可能となる。
また、本発明のマイクロニードルアレイは2回投与を行うことによって、他型のインフルエンザウイルスに対しても抗体価の上昇が見られた。
以下、本発明のマイクロニードルアレイを実施例によりさらに具体的に説明するが、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
全粒子インフルエンザワクチン含有マイクロニードルアレイの調製
A/PR/8/1934(H1N1)株のインフルエンザウイルスをホルマリンによって処理し、不活化全粒子ワクチンを得た。その不活化全粒子ワクチンを添加した14.4質量%ヒドロキシエチルデンプン溶液を円錐形状の凹部を持つ鋳型に充填し、乾燥させた。
その後、40質量%コンドロイチン硫酸ナトリウムを鋳型に充填し、乾燥させることで、針部の残りとシート部(支持体としてポリエチレンテレフタラートを含む)を形成し、型から抜くことで、実施例1の不活化全粒子ワクチンを内包させた、針部の高さが約580μmの二層構成のマイクロニードルアレイ(針部第一層:高さ約460μm、底面直径約270μmの円錐構造;針部第二層:高さ約120μm、上底面直径約270μm、下底面直径約460μmの円錐台構造;針部の基底部の幅約460μm;シート部厚さ約205μm(このうちポリエチレンテレフタラート約175μm);針本数9本;針の間隔約1mm;針部専有面積約6mm2;針密度約1.5本/mm2)を調製した。鋳型への充填量に合わせてヒドロキシエチルデンプン溶液に添加する不活化全粒子ワクチンの量を変えることで、ワクチン含有量がヘマグルチニン含有相当値でそれぞれ、0.67ng、1.3ng、2.7ng、5.4ng、11ng、21ng、0.11μg、0.54μgのマイクロニードルアレイを作製した。
作製したマイクロニードルアレイの針部内における不活化全粒子ワクチンの分布は、以下の手法によって推測した。
不活化全粒子ワクチンの代わりに0.1質量%のエバンスブルー色素を有する14.4質量%ヒドロキシエチルデンプン溶液を使用する他は、上記と同じ方法でマイクロニードルアレイを作製した。針部の先端から140μmの箇所でシート部と水平にカットし、カットした針先端を含む部分、および残りの針部とシート部を併せた部分を別々に水に溶解し、吸光度測定することで色素の針先端を含む部分への分配比率を測定した。比率は45%であった。針部の先端から200、260、330μmの箇所でそれぞれカットした時の色素の針先端を含む部分への分配比率を同様に測定した。それぞれ、90%、100%、100%であった。
(比較例1)
スプリットインフルエンザワクチン含有マイクロニードルアレイの調製
A/PR/8/1934(H1N1)株のインフルエンザウイルスをエーテルによって処理し、スプリットワクチンを得た。その後、実施例1と同様の操作で、不活化全粒子ワクチンに代えてスプリットワクチンを用いて調製し、比較例1を得た。鋳型への充填量に合わせてヒドロキシエチルデンプン溶液に添加するスプリットワクチンの量を変えることで、ワクチン含有量がヘマグルチニン含有相当値でそれぞれ、21ng、0.11μg、0.54μgのマイクロニードルアレイを作製した。
マウスへのマイクロニードルアレイによるワクチン投与試験(実施例1および比較例1)
マウス(Balb/c(日本クレア社)、メス、7週齢)を購入し、1週間の馴化の後、インフルエンザワクチンの投与試験を行った。実施例1および比較例1では、麻酔下でマウスの背面を除毛した後、皮膚を引き伸ばした状態でマイクロニードルアレイを4分間穿刺した。実施例1および比較例1は、ともに4匹で実施した。
マウスへの皮下注射試験によるワクチン投与試験(比較例2および3)
比較例2および3として、実施例1および比較例1と同様の条件でマウスに対して、皮下注射によるワクチン投与を実施した。比較例2では、実施例1で調製した不活化全粒子ワクチンを、注射用水で希釈したワクチン100μLをヘマグルチニン含有相当値でそれぞれ2.7ng、5.4ng、11ng、21ng、43ng、0.21μg、1.1μg投与した。比較例3では、比較例1で調製したスプリットワクチンを注射用水で各用量に希釈したワクチン100μLをヘマグルチニン含有相当値でそれぞれ43ng、0.21μg、1.1μg投与した。比較例2および比較例3は、ともに4匹で実施した。
実施例1、比較例1〜3の投与によるマウスの血清中における抗体産生量の評価
投与後、4週間飼育したマウスを麻酔下で開腹し、後部大静脈より採血を行った。室温で静置した血液を遠心分離にかけ、上清を採取することで血清を得た。得られた血清中に含まれるインフルエンザに特異的な抗体(IgG)の量を、下記の手法で測定した。
(IgG抗体産生量の測定)
NUNC immunoplate maxisorp(C bottom,96well)に、ELISA用として不活化させたウイルス抗原を50μL/well分注し、シールにて4℃で終夜静置した。静置後、PBST(Gibco PBS+0.1% Tween)で4回洗浄した。その後、ブロッキング液(50mM Tris(pH8.0),1%BSA)を200μL/well滴下し、室温で30分静置した。静置後、PBST(Gibco PBS+0.1% Tween)で4回洗浄した。洗浄後、希釈液(50mM Tris(pH8.0),1%BSA,0.1%Tween)で約10,000倍に希釈したサンプルを100μL/well滴下し、室温で1時間静置した。静置後、同様にPBST(Gibco PBS+0.1% Tween)で4回洗浄した。
次に、希釈液(50mM Tris(pH8.0),1%BSA,0.1%Tween)で希釈したHRP標識抗mouse IgG抗体(500倍)を100μL/well滴下し、室温で1時間静置した。静置後、同様にPBST(Gibco PBS+0.1% Tween)で4回洗浄した。
さらに、基質反応として、TMB 100μL/well滴下し、遮光下室温で15分間静置した。その後、ストップ液(1mol/L HCl)100μL/wellを滴下した。
滴下後、λ=450nmの吸光度(リファレンス620nm)を測定することにより、吸光度の大きさでIgG抗体産生量を相対評価した。
実施例1、比較例1〜3の投与によるマウスの血清中におけるIgG抗体の産生量評価を図8に示す。
比較例1〜3によってワクチンを投与された群に比べて、実施例1によってワクチンを投与された群は、予想外なことに低投与量でもIgG抗体がより多く産生されていることが判明した。
(実施例2)
全粒子インフルエンザワクチン含有マイクロニードルアレイの調製
実施例1と同様の方法にて、ワクチン含有量がヘマグルチニン含有相当値で0.01μgのA/PR/8/1934(H1N1)株のインフルエンザウイルスの不活化全粒子ワクチンを内包するマイクロニードルアレイを作製した。
(比較例4)
スプリットインフルエンザワクチン含有マイクロニードルアレイの調製
比較例1と同様の方法にて、ワクチン含有量がヘマグルチニン含有相当値で0.01μgのA/PR/8/1934(H1N1)株のインフルエンザウイルスのスプリットワクチンを内包するマイクロニードルアレイを作製した。
マウスへのマイクロニードルアレイによるワクチン投与試験(実施例2および比較例4)
マウス(Balb/c(日本クレア社)、メス、7週齢)を購入し、1週間の馴化の後、インフルエンザワクチンの投与試験を行った。実施例2および比較例4では、麻酔下でマウスの背面を除毛した後、皮膚を引き伸ばした状態でマイクロニードルアレイを4分間穿刺した。実施例3および比較例4は、ともに6匹で実施した。
マウスへの皮下注射試験によるワクチン投与試験(比較例5および比較例6)
比較例5及び比較例6として、実施例2および比較例4と同様の条件でマウスに対して、皮下注射によるワクチン投与を実施した。比較例5では、実施例2で調製した不活化全粒子ワクチンを、生理食塩水で希釈したワクチン100μLをヘマグルチニン含有相当値で0.01μg投与した。比較例6では、比較例4で調製したスプリットワクチンを注射用水で各用量に希釈したワクチン100μLをヘマグルチニン含有相当値で0.01μg投与した。比較例5および比較例6は、ともに6匹で実施した。
実施例2、比較例4〜6のワクチン投与したマウスに対するウイルス増殖抑制効果の評価
投与後、4週間飼育したマウスに対し、PBSで希釈した300μLのA/PR/8/1934(H1N1)株のインフルエンザウイルス(ウイルス力価 104pfu)を麻酔下で経鼻投与した。投与3日後のマウスを麻酔下で肺を摘出し、肺乳剤に対して1×MEM/BSA/抗生物質を含む培地を1:9の割合で加えてマルチビーズショッカーにより粉砕処理し、10%肺乳剤を得た。
(肺中のウイルス力価の測定)
MDCK細胞を12穴プレートに撒き、37℃で2日間インキュベートすることで底面一面に覆うように培養した。肺乳剤を1×MEMバッファーにて10倍〜1000000倍まで10倍刻みで希釈したものの100μLを、MDCK細胞を培養した12穴プレートへそれぞれ1mLずつ添加し、35℃で1時間インキュベートした。肺乳剤を洗浄した後、42℃の1×MEMバッファーおよび1%アガロースの混合液1mLを各穴に加え、室温まで冷まし、ゲル化させた。12穴プレートは35℃で2日間インキュベートした。その後、0.005%ニュートラルレッドを含む42℃の1×MEMバッファーおよび1%アガロースの混合液1mLを各穴に加え、さらに35℃で1日間インキュベートした。その後、ライトテーブルの上で12穴プレートを裏返して置き、ウイルスによるプラック(感染して死滅した細胞の痕)をカウントした。1つの穴あたりプラック数が10以上100未満になった希釈倍率を用いて判定した。10のn乗の希釈倍率で添加した穴に対してk個のプラックが出た場合、ウイルス力価は肺乳剤1gあたりのプラック形成ユニット(log(pfu/g))として以下の式
T=log(k×10(n+2)
で算出した。
実施例2および比較例4〜6の投与による肺中のウイルス量測定結果を図9に表す。
比較例4〜6によってワクチンを投与された群に比べて、実施例2によってワクチンを投与された群は、ウイルスの量が少なく、肺中でのウイルス増殖抑制効果が高いことが判明した。
11 針部
12 シート部
13 基底部
21 針部第一層
22 針部第二層
31 針部第一層
32 針部第二層
33 針部第三層
34 針部第四層
41 針部
51 針部上端部
52 シート部
53 支持体
61 円錐状の針部の先端
71 四角錘状の針部の先端
D 針部と針部の間隔
H 針部の高さ
S 針部の占有面積
T シート部の厚さ
W 針部基底部の幅
θ1 針部第一層の側面のなす角
θ2 針部第二層または第三層の側面のなす角

Claims (7)

  1. 不活化全粒子インフルエンザワクチンを内包する針部と、シート部と、を含むマイクロニードルアレイ。
  2. 針部が水溶性高分子を含み、体内に挿入された後に溶解する請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
  3. 水溶性高分子が、ヒドロキシエチルデンプン、デキストラン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種である請求項2に記載のマイクロニードルアレイ。
  4. インフルエンザワクチンがA/H1N1型、A/H3N2型、A/H5N1型、およびB型からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロニードルアレイ。
  5. 不活化全粒子インフルエンザワクチンの全質量に対する90質量%以上が、針部の高さに対して先端から80%以内に含まれる請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロニードルアレイ。
  6. 不活化全粒子インフルエンザワクチンの全質量に対する90質量%以上が、針部の先端から500μm以内に含まれる請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロニードルアレイ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイクロニードルアレイを投与した後、24時間以上2ヶ月未満の間隔をあけて2回目の投与を行う投与方法。
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