JPWO2015132881A1 - 画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法、画像復号方法及びプログラム - Google Patents

画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法、画像復号方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

画像符号化装置(100)は、第1解像度の入力画像信号(20)を第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号に変換する画像変換部(101)と、入力画像信号(20)が表す画像の注目領域(40)を取得する領域取得部(112)と、注目領域(40)を示す第1領域情報を出力する領域情報出力部(113)と、入力画像信号(20)から注目領域(40)に対応する部分領域信号を取得し、第1符号化信号に符号化する第1符号化部(12)と、第2画像信号を第2符号化信号に符号化する第2符号化部(11)と、第2符号化信号と第1符号化信号とを出力する出力部(119)とを備える。

Description

本発明は、画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法、画像復号方法及びプログラムに関する。特に、画像を符号化する画像符号化装置と、符号化データに対して復号を行う画像復号装置に関する。
近年、動画像を圧縮して符号化する技術が広く用いられている。動画像の符号化方式としては、例えば、MPEG−2(Moving Picture Expert Group)方式、MPEG−4 AVC(Advanced Video Coding)/ITU−T H.264方式などがある(例えば、非特許文献1参照)。
MPEG−2方式は、DVD(Digital Versatile Disk)−VIDEOに採用されている。
MPEG−4 AVC/ITU−T H.264方式は、携帯端末向けの地上デジタル放送(ワンセグ放送)、Blu−ray(登録商標)Diskなどに採用されている。
また、MPEG−4 AVC/H.264は、階層符号化を行うことができる(非特許文献1 Annex G Scalable Video Coding参照)。
階層符号化では、拡張レイヤの予測を行う際に、画面内予測、画面間予測、レイヤ間予測のいずれかを選択して使用することができる。レイヤ間予測では、基本レイヤの符号化済画像を拡大して拡張レイヤの予測に用いる。
MPEG−4 AVC(ISO/IEC 14496−10)/ITU−T H.264規格
従来の画像符号化装置では、拡張レイヤの符号化を行う際に、画面内予測、画面間予測、レイヤ間予測のいずれかを用いて、拡張レイヤの画素全ての符号化を行う必要がある。また、画面間予測で符号化を行う際に、予測画像となる拡張レイヤの画像を符号化する必要がある。
また、従来の画像復号装置では、拡張レイヤの復号を行う際に、拡張レイヤの画素全ての復号を行う必要がある。また、画面間予測で符号化されている際に、予測画像となる拡張レイヤの画像を復号する必要がある。
このように、従来の画像符号化装置及び画像復号装置では、拡張レイヤの画像データの符号化、符号化データの復号を行う際に、拡張レイヤの画素の全ての符号化及び復号、予測画像となる拡張レイヤの符号化及び復号を行う必要がある。よって、従来の画像符号化装置及び画像復号装置では、多くの計算量が必要になるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、画像符号化装置及び画像復号装置において、画像データの符号化処理及び復号処理に係る計算量を低減することを目的とする。
本発明に係る画像符号化装置は、
画像を示す第1解像度の第1画像信号を受け付け、前記第1画像信号を前記第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号に変換し、前記第2画像信号を出力する画像変換部と、
前記画像の一部の領域を部分領域として取得する領域取得部と、
前記部分領域を示す第1領域情報を出力する領域情報出力部と、
前記第1画像信号と前記領域情報出力部により出力された前記第1領域情報とを受け付け、前記第1画像信号から前記第1領域情報が示す前記部分領域に対応する信号を部分領域信号として取得し、取得した前記部分領域信号を符号化し、符号化した前記部分領域信号を第1符号化信号として出力する第1符号化部と、
前記画像変換部から出力された前記第2画像信号を受け付け、前記第2画像信号を符号化し、符号化した前記第2画像信号を第2符号化信号として出力する第2符号化部と、
前記第2符号化部から出力された前記第2符号化信号と、前記第1符号化部から出力された前記第1符号化信号とを含む符号化信号を出力する出力部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像符号化装置によれば、画像変換部が画像を示す第1解像度の第1画像信号を第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号に変換し、領域取得部が部分領域を取得し、領域情報出力部が前記部分領域を示す第1領域情報を出力し、第1符号化部が前記第1画像信号から前記部分領域に対応する信号を部分領域信号として取得し、前記部分領域信号を符号化し、第2符号化部が第2画像信号を符号化し、第2符号化信号として出力し、出力部が前記第2符号化信号と前記第1符号化信号とを出力するので、画像を第1解像度より低い第2解像度で符号化し、部分領域のみを第1解像度で符号化することができるので、符号化のための計算量を低減することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る画像符号化装置100の一例を示すブロック構成図である。 実施の形態1に係る画像符号化装置100、画像復号装置600(図7参照)のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る画像符号化装置100の画像符号化方法における低解像度画像符号化処理(工程)の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る注目領域抽出処理(工程)を説明するための図である。 実施の形態1に係る画像符号化装置100の画像符号化方法における高解像度画像符号化処理(工程)の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る高解像度画像符号化処理(工程)を説明するための図である。 実施の形態2に係る画像復号装置600の一例を示すブロック構成図である。 実施の形態2に係る画像復号装置600の画像復号方法における低解像度画像復号処理(工程)の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る画像復号装置600の画像復号方法における高解像度画像復号処理(工程)の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る高解像度画像復号処理(工程)を説明するための図である。 実施の形態2に係る高解像度画像復号処理(工程)を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る画像符号化装置100の一例を示すブロック構成図である。
図1において、画像符号化装置100は、画像変換部101、領域取得部112、領域情報出力部113、第2符号化部11、画像拡大部111、出力部119、第1符号化部12を備える。
第2符号化部11(低解像度画像符号化部)は、予測部102、減算部103、直交変換部104、量子化部105、エントロピー符号化部106、逆量子化部107、逆直交変換部108、加算部109、フレームメモリ110を備える。
第1符号化部12(高解像度画像符号化部)は、予測部114、減算部115、直交変換部116、量子化部117、エントロピー符号化部118を備える。
画像変換部101は、入力画像信号20をn/m倍に縮小し、縮小した入力画像信号20を低解像度画像信号21として出力する。このとき、n,mは、整数かつn<mである。画像変換部101は、画像を示す第1解像度(高解像度)の入力画像信号20(第1画像信号)を第1解像度より低い第2解像度(低解像度)の第2画像信号に変換(縮小)し、低解像度画像信号21(第2画像信号)を出力する。画像変換部101は、画像縮小部ともいう。
第2符号化部11は、画像変換部101から出力された低解像度画像信号21を符号化し、符号化した低解像度画像信号21を低解像度符号化信号27(第2符号化信号)として出力する。第2符号化部11は、低解像度画像符号化部ともいう。
予測部102は、画像変換部101が出力した低解像度画像信号21を、ブロック単位、例えば16画素×16画素単位に分割する。予測部102は、分割した各々の低解像度画像信号とフレームメモリ110に蓄積された参照画像信号31とにより、画面内予測または画面間予測を実行する。そして、予測部102は、低解像度予測画像信号22及び低解像度予測情報23を出力する。
減算部103は、画像変換部101が出力した低解像度画像信号21から予測部102が出力した低解像度予測画像信号22を減算して、低解像度差分画像信号24を出力する。
直交変換部104は、低解像度差分画像信号24を直交変換し、低解像度直交変換係数25を出力する。
量子化部105は、低解像度直交変換係数25を量子化し、低解像度差分量子化係数26を出力する。
エントロピー符号化部106は、低解像度差分量子化係数26及び低解像度予測情報23をエントロピー符号化し、低解像度符号化信号27を出力する。
逆量子化部107は、低解像度差分量子化係数26を逆量子化し、復号直交変換係数28を出力する。
逆直交変換部108は、復号直交変換係数28を逆直交変換し、復号差分画像信号29を出力する。
加算部109は、低解像度予測画像信号22に復号差分画像信号29を加算し、復号画像信号30を出力する。
フレームメモリ110は、復号画像信号30を参照画像信号31として蓄積する。
画像拡大部111は、フレームメモリ110に蓄積された参照画像信号31をm/n倍して拡大参照画像信号32を出力する。このときm、nは、画像変換部101で用いたものと同じ値である。また、参照画像信号31は、入力画像信号20と同じ時刻の画像信号、つまり同一の画像を縮小、符号化した際の復号画像信号30を用いる。
領域取得部112は(注目領域抽出部)、画像変換部101から低解像度画像信号21を受け付け、低解像度画像信号21に基づいて、画像の一部の領域を注目領域40(部分情報)として取得する。領域取得部112は、低解像度画像信号21から注目領域40を抽出する。注目領域40は、例えば、背景画像信号33(図3参照)と低解像度画像信号21(現在の画像)との差分を取り、差分値が第1閾値以上となる領域とする。領域取得部112は、注目領域40を抽出する注目領域抽出部ともいう。
すなわち、領域取得部112は、低解像度画像信号21から画像の背景として定められた背景画像を示す背景画像信号33(低解像度背景画像)を取得し背景画像信号33と低解像度画像信号21との画素毎の差分値を算出する。領域取得部112は、差分値が第1閾値以上となる画素を判定画素として抽出し、前記判定画素を含む領域を注目領域40として取得する。また、領域取得部112は、単位面積あたりの画素の数に対する判定画素の数の比が第2閾値以上である領域を注目領域40として取得してもよい。
領域取得部112は、例えば、単一または複数の矩形領域を注目領域40として抽出する。あるいは、領域取得部112は、単一または複数の任意形状の領域を注目領域40として抽出してもよい。
また、領域取得部112は、マクロブロックごとの画面内予測コストをもとに注目領域40を抽出する。あるいは、領域取得部112は、マクロブロックごとの画面間予測コストをもとに注目領域40を抽出してもよい。領域取得部112は、注目領域40を抽出する注目領域抽出部ともいう。
領域情報出力部113(注目領域拡大部)は、画像が第1解像度で表された場合に注目領域40(部分領域)に対応する領域を示す情報を領域情報41(第1領域情報)として出力する。
領域情報出力部113は、注目領域40をm/n倍して得られた拡大注目領域を領域情報41として出力する。領域情報41とは、画像における注目領域40の位置を示す情報である。
予測部114は、領域情報出力部113が出力した領域情報41において、入力画像信号20をブロック単位に分割し、画像拡大部111が出力した拡大参照画像信号32とレイヤ間予測を行い、高解像度予測画像信号42及び高解像度予測情報43を出力する。
減算部115は、領域情報41において、入力画像信号20から高解像度予測画像信号42を減算して、高解像度差分画像信号44を出力する。
直交変換部116は、高解像度差分画像信号44を直交変換し、高解像度直交変換係数45を出力する。
量子化部117は、高解像度直交変換係数45を量子化し、高解像度差分量子化係数46を出力する。
エントロピー符号化部118は、高解像度差分量子化係数46及び高解像度予測情報43をエントロピー符号化し、高解像度符号化信号47を出力する。
出力部119は、低解像度符号化信号27と高解像度符号化信号47とを含む多重化符号化信号48(符号化信号の一例)を出力する。出力部119は、低解像度符号化信号27と高解像度符号化信号47を多重化し、多重化符号化信号48として出力する多重化部である。
図2は、本実施の形態に係る画像符号化装置100、画像復号装置600のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2を用いて、画像符号化装置100、画像復号装置600(図7参照)のハードウェア構成例について説明する。
画像符号化装置100、画像復号装置600はコンピュータであり、画像符号化装置100、画像復号装置600の各要素をプログラムで実現することができる。
画像符号化装置100、画像復号装置600のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)である。
外部記憶装置902は、例えばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置である。
主記憶装置903は、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置904は、例えば通信ボード等であり、LAN(Local Area Network)等に接続されている。通信装置904は、LANに限らず、IP−VPN(Internet Protocol Virtual Private Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous Transfer Mode)ネットワークといったWAN(Wide Area Network)、あるいは、インターネットに接続されていても構わない。LAN、WAN、インターネットは、ネットワークの一例である。
入出力装置905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。マウスの代わりに、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、ペンタブレット、あるいは、その他のポインティングデバイスが用いられてもよい。ディスプレイ装置は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、あるいは、その他の表示装置でもよい。
プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
プログラムは、ブロック構成図に示す「〜部」として説明している機能を実現するプログラムである。
プログラムプロダクト(コンピュータプログラムプロダクト)は、図1などに示す「〜部」の機能を実現するプログラムが記録された記憶媒体、記憶装置などから構成される。プログラムプロダクトは、外観に関わらず、コンピュータ読み取り可能なプログラムをロードしているものである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、ブロック構成図に示す「〜部」の機能を実現するプログラムを実行する。
また、アプリケーションプログラムも外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901により実行される。
また、「〜テーブル」等の情報も外部記憶装置902に記憶されている。
また、「〜の判断」、「〜の判定」、「〜の抽出」、「〜の検知」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」、「〜の生成」、「〜の入力」、「〜の出力」等の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
また、画像符号化装置100、画像復号装置600が受信したデータが主記憶装置903に記憶される。
また、暗号鍵、復号鍵、乱数値、パラメータが、主記憶装置903にファイルとして記憶されてもよい。
なお、図2の構成は、あくまでも画像符号化装置100、画像復号装置600のハードウェア構成の一例を示すものであり、画像符号化装置100、画像復号装置600のハードウェア構成は図2に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図3は、本実施の形態に係る画像符号化装置100の画像符号化方法における第1符号化処理(工程)(低解像度画像符号化処理(工程))の一例を示すフローチャートである。
図3を用いて、画像符号化装置100の画像符号化処理(工程)における各部の動作について説明する。画像符号化装置100の画像符号化処理(工程)において、画像符号化装置100の各部は、画像符号化装置100の備える処理装置、記憶装置、入出力装置等のハードウェア資源と協働して処理を実行することにより、第1符号化処理(工程)を実現する。図3では、画像符号化装置100の画像符号化処理(工程)における第2符号化処理(工程)(低解像度符号化処理(工程))について説明する。
<S201:画像変換処理>
まず、ステップS201において、画像変換部101は入力画像信号20をn/m倍に縮小して低解像度画像信号21を出力する。
<S202:領域取得処理>
ステップS202において、領域取得部112は、低解像度画像信号21から注目領域40を抽出する。
図4は、本実施の形態に係る領域取得処理(工程)(注目領域抽出処理(工程))を説明するための図である。
画像符号化装置100は、低解像度画像信号21から背景画像信号33を取得する。領域取得部112は、取得した背景画像信号33と低解像度画像信号21との画素毎の差分値を処理装置により算出する。領域取得部112は、算出した差分値があらかじめ設定された第1閾値以上となる画素を判定画素として含む領域を注目領域40とする。画像符号化装置100は、背景画像信号33をあらかじめ記憶装置に記憶していてもよい。あるいは、画像符号化装置100は、入力画像信号20から背景画像信号33を算出してもよい。
あるいは、領域取得部112は、入力画像信号20に基づいて、動きのある領域を算出し、算出した動きのある領域を注目領域40としてもよい。
上述したように、注目領域40は、矩形領域でもよいし、その他の形状の領域でもよい。
<S203からS207:第2符号化処理>
ステップS203において、予測部102は、1つのフレームである低解像度画像信号21をブロック単位に分割する。予測部102は、ブロック単位に分割した低解像度画像信号21とフレームメモリ110に蓄積された参照画像信号31とにより、画面内予測、画面間予測、あるいはフレーム間予測を行い、低解像度予測画像信号22及び低解像度予測情報23を出力する。このとき、予測部102は、低解像度画像信号21とフレームメモリ110に蓄積された過去の参照画像信号31とを用いて、予測を行う。減算部103は、画像変換部101が出力した低解像度画像信号21から予測部102が出力した低解像度予測画像信号22を減算して、低解像度差分画像信号24を出力する。
ステップS204において、直交変換部104は、低解像度差分画像信号24を直交変換し、低解像度直交変換係数25を出力する。量子化部105は、低解像度直交変換係数25を量子化し、低解像度差分量子化係数26を出力する。
ステップS205において、逆量子化部107は、低解像度差分量子化係数26を逆量子化し、復号直交変換係数28を出力する。逆直交変換部108は、復号直交変換係数28を逆直交変換し、復号差分画像信号29を出力する。
ステップS206において、エントロピー符号化部106は、低解像度差分量子化係数26及び低解像度予測情報23をエントロピー符号化し、低解像度符号化信号27を出力する。
ステップS207において、予測部102は、フレーム内の全ブロックに対して符号化処理が終了したか否かを判定する。フレーム内の全ブロックに対して符号化処理が終了した場合(S207でYES)、低解像度符号化処理を終了する。フレーム内に符号化処理が終了していないブロックがある場合(S207でNO)、S203に戻り、次のブロックに対して符号化処理を行う。
図5は、本実施の形態に係る画像符号化装置100の画像符号化方法における高解像度画像符号化処理(工程)の一例を示すフローチャートである。図6は、本実施の形態に係る第1符号化処理(工程)(高解像度画像符号化処理(工程))を説明するための図である。
図5及び図6を用いて、画像符号化装置100の高解像度画像符号化処理(工程)における各部の動作について説明する。画像符号化装置100の高解像度画像符号化処理(工程)において、画像符号化装置100の各部は、画像符号化装置100の備える処理装置、記憶装置、入出力装置等のハードウェア資源と協働して処理を実行することにより、画像符号化処理(工程)を実現する。
ステップS401において、画像拡大部111は、フレームメモリ110に蓄積された参照画像信号31をm/n倍して拡大参照画像信号32を出力する(図6(1)参照)。このとき、画像拡大部111は、参照画像信号31として、入力画像信号20と同じ時刻の画像信号、つまり同一の画像を縮小し、符号化した際の復号画像信号30を用いる。
<S402:領域情報出力処理(工程)>
ステップS402において、領域情報出力部113は、注目領域40をm/n倍し、領域情報41を出力する(図6(2)参照)。
領域情報出力部113は、画像が第1解像度(高解像度)で表された場合に注目領域40に対応する領域を示す情報を領域情報41として出力する。低解像度画像信号21に基づいて得られた注目領域40は、画像が第2解像度(低解像度)で表された場合の注目領域40の位置を示す情報である。そこで、領域情報出力部113は、この注目領域40を拡大し、拡大した拡大注目領域40を領域情報41として出力する。
<S403からS406:第1符号化処理>
ステップS403において、予測部114は、領域情報出力部113が出力した領域情報41において、入力画像信号20をブロック単位に分割し、画像拡大部111が出力した拡大参照画像信号32とレイヤ間予測を行い、高解像度予測画像信号42及び高解像度予測情報43を出力する(図6(3)参照)。そして、減算部115が、入力画像信号20から、予測部114が出力した高解像度予測画像信号42を減算して、高解像度差分画像信号44を出力する。
ステップS404において、直交変換部116は、高解像度差分画像信号44を直交変換し、高解像度直交変換係数45を出力する。量子化部117は、高解像度直交変換係数45を量子化し、高解像度差分量子化係数46を出力する。
ステップS405において、エントロピー符号化部118は、高解像度差分量子化係数46及び高解像度予測情報43をエントロピー符号化し、高解像度符号化信号47を出力する(図6(3)参照)。
ステップS406において、予測部114は、フレーム内の全ブロックに対して符号化処理が終了したか否かを判定する。フレーム内の全ブロックに対して符号化処理が終了した場合(S406でYES)、高解像度符号化処理を終了する。フレーム内に符号化処理が終了していないブロックがある場合(S406でNO)、S403に戻り、次のブロックに対して符号化処理を行う。
<出力処理>
図6(4)に示すように、出力部119は、第2符号化部11から出力された低解像度符号化信号27と、第1符号化部12から出力された高解像度符号化信号47とを多重化し、多重化符号化信号48として出力する(出力処理(工程))。
なお、本実施の形態では、背景画像信号33を用意しておき、画素差分値があらかじめ設定された閾値以上となる画素を含む矩形領域を注目領域40とした。しかし、低解像度符号化の過程で算出される予測コストをもとに注目領域40を算出するように構成しても良い。
また、注目領域として単一の矩形領域を算出するように説明したが、複数の任意領域を注目領域として抽出するように構成しても良い。
また、本実施の形態では、画像を低解像度で表した低解像度画像信号21から注目領域40を抽出した。しかし、例えば、画像を高解像度で表した入力画像信号20から注目領域40を抽出してもよい。この場合、領域情報出力部113は、注目領域40を拡大する必要はない。
なお、低解像度画像信号21から注目領域40を抽出することにより、注目領域40の抽出に係る計算量を低減することができる。
以上のように、本実施の形態に係る画像符号化装置は、拡張レイヤ(高解像度画像)の画像データの符号化を行う際に、画像内の注目領域を決定し、注目領域に対してのみレイヤ間符号化を用いて符号化する。また、注目領域以外は、符号化を行わない。このような処理により、画像データの符号化処理に係る計算量を低減することができる。
この発明によれば、画像符号化装置が第1の解像度の画像を符号化する際に、注目領域に対してのみ第2の符号化信号のローカルデコード画像を拡大した画像を参照画像としてレイヤ間予測処理を行い、注目領域以外の領域は第2の符号化信号のローカルデコード画像を拡大した画像をそのまま使用するように構成したので、第1の解像度の画像信号を符号化する際の処理量を低減することができる。
以上のように、本実施の形態に係る画像符号化装置によれば、入力画像信号を縮小し、低解像度画像信号を出力する画像変換部と、低解像度画像信号から注目領域を抽出する領域取得部と、低解像度参照画像信号を拡大して拡大参照画像信号を出力する画像拡大部と、注目領域を拡大して拡大注目領域(領域情報)を出力する領域情報出力部と、拡大注目領域においてのみ入力画像信号と拡大参照画像信号のレイヤ間予測を行い符号化する高解像度符号化部を備えたので、高解像度画像を符号化する演算量を低減することができる。また、拡大注目領域のみ符号化を行うため、高解像度符号化信号のデータ量を低減することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
実施の形態1で説明した構成部と同様の機能を有する構成部については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図7は、本実施の形態に係る画像復号装置600の一例を示すブロック構成図である。
図7に示すように、画像復号装置600は、分離部601、第2復号部61(低解像度画像復号部)、第1復号部62(高解像度画像復号部)、信号変換部611(画像拡大部)、合成部6110を備える。
第2復号部61は、エントロピー復号部602、逆量子化部603、逆直交変換部604、参照画像生成部605、加算部606、フレームメモリ607を備える。
第1復号部62は、エントロピー復号部608、逆量子化部609、逆直交変換部610を備える。
合成部6110は、参照画像生成部612、加算部613を備える。第1復号部62が合成部6110を備える構成でもよい。
分離部601は、多重化符号化信号48を取得する。分離部601は、取得した多重化符号化信号48を低解像度符号化信号27と高解像度符号化信号47にと分離する。
エントロピー復号部602は、分離部601が出力した低解像度符号化信号27をエントロピー復号し、低解像度差分量子化係数26と低解像度予測情報23とを出力する。
逆量子化部603は、低解像度差分量子化係数26を逆量子化し、低解像度直交変換係数25を出力する。
逆直交変換部604は、低解像度直交変換係数25を逆直交変換し、低解像度差分画像信号24を出力する。
参照画像生成部605は、低解像度予測情報23とフレームメモリ607に蓄積された低解像度復号画像信号51とから、低解像度参照画像信号50を生成する。
加算部606は、低解像度参照画像信号50と低解像度差分画像信号24を加算し、低解像度復号画像信号51を出力する。
フレームメモリ607は、低解像度復号画像信号51を蓄積する。
第2復号部61は、分離部601により分離された低解像度符号化信号27を低解像度復号画像信号51(第2復号信号)に復号する。
エントロピー復号部608は、分離部601が出力した高解像度符号化信号47をエントロピー復号し、高解像度差分量子化係数46と高解像度予測情報43及び領域情報41を出力する。
逆量子化部609は、高解像度差分量子化係数46を逆量子化し、高解像度直交変換係数45を出力する。
逆直交変換部610は、高解像度直交変換係数45を逆直交変換し、高解像度差分画像信号44を出力する。
第1復号部62は、分離部601により分離された高解像度符号化信号47を高解像度差分画像信号44(第1復号信号)に復号する。
信号変換部611は、第2復号部61から出力された低解像度復号画像信号51を第1解像度の拡大復号画像信号52(変換信号)に変換する。具体的には、信号変換部611は、フレームメモリ607に蓄積された低解像度復号画像信号51をm/n倍に拡大して拡大復号画像信号52を出力する。このときn、mは整数かつn<mである。
合成部6110は、第1復号部62から出力された高解像度差分画像信号44と、信号変換部611から出力された拡大復号画像信号52とに基づいて、第1解像度の高解像度復号画像信号(合成信号)を生成する。
参照画像生成部612は、高解像度予測情報43と拡大復号画像信号52とから、高解像度参照画像信号53を生成する。
加算部613は、高解像度参照画像信号53と高解像度差分画像信号44とを加算し、高解像度復号画像信号54(合成信号)を出力する。
図8は、本実施の形態に係る画像復号装置600の画像復号方法における画像復号処理(工程)の一例を示すフローチャートである。
図8を用いて、画像復号装置600の画像復号処理(工程)のうちの低解像度画像復号処理(工程)における各部の動作について説明する。画像復号装置600の各部は、画像復号装置600の備える処理装置、記憶装置、入出力装置等のハードウェア資源と協働して処理を実行することにより、低解像度画像復号処理(工程)を実現する。
<S700:多重分離処理(工程)>
ステップS700において、分離部601は、注目領域40に相当する領域を高解像度で符号化した高解像度符号化信号47と、画像の全体領域を低解像度で符号化した低解像度符号化信号27とが多重化された多重化符号化信号48を取得する。分離部601は、取得した多重化符号化信号48を分離して、高解像度符号化信号47と低解像度符号化信号27とを取得する。
<S701〜S705:第2復号処理(工程)>
ステップS701において、エントロピー復号部602は、分離部601が出力した低解像度符号化信号27をエントロピー復号し、低解像度差分量子化係数26と低解像度予測情報23とを出力する。
ステップS702において、逆量子化部603は、低解像度差分量子化係数26を逆量子化し、低解像度直交変換係数25を出力する。逆直交変換部604は、低解像度直交変換係数25を逆直交変換し、低解像度差分画像信号24を出力する。
ステップS703において、参照画像生成部605は、エントロピー復号部602が出力した低解像度予測情報23とフレームメモリ607に蓄積された低解像度復号画像信号51とから、低解像度参照画像信号50を生成する。
ステップS704において、加算部606は、低解像度参照画像信号50と低解像度差分画像信号24とを加算し、低解像度復号画像信号51を出力する。フレームメモリ607は、低解像度復号画像信号51を蓄積する。
ステップS705において、エントロピー復号部602は、フレーム内の全ブロックに対して復号処理が終了したか否かを判定する。フレーム内の全ブロックに対して復号処理が終了した場合(S705でYES)、低解像度復号処理を終了する。フレーム内に復号処理が終了していないブロックがある場合(S705でNO)、S701に戻り、次のブロックに対して復号処理を行う。
図9は、本実施の形態に係る画像復号装置600の画像復号方法における画像復号処理(工程)の一例を示すフローチャートである。図10は、本実施の形態に係る画像復号処理(工程)の一例を説明するための図である。
図9及び図10を用いて、画像復号装置600の画像復号処理(工程)のうち高解像度画像復号処理(工程)と合成処理(工程)における各部の動作について説明する。画像復号装置600の各部は、画像復号装置600の備える処理装置、記憶装置、入出力装置等のハードウェア資源と協働して処理を実行することにより、画像復号処理(工程)を実現する。
<S801:信号変換処理>
まず、ステップS801において、信号変換部611は、フレームメモリ607に蓄積された低解像度復号画像信号51をm/n倍に拡大し、拡大復号画像信号52を出力する(図10(1)参照)。
ステップS802において、エントロピー復号部608は、分離部601が出力した高解像度符号化信号47をエントロピー復号し、高解像度差分量子化係数46と高解像度予測情報43及び注目領域40を出力する。
ステップS803において、逆量子化部609は、高解像度差分量子化係数46を逆量子化し、高解像度直交変換係数45を出力する。また、逆直交変換部610は、高解像度直交変換係数45を逆直交変換し、高解像度差分画像信号44を出力する。
ステップS804において、参照画像生成部612は、高解像度予測情報43と拡大復号画像信号52とから、高解像度参照画像信号53を生成する。
ステップS805において、加算部613は、高解像度参照画像信号53の注目領域40に対して、高解像度差分画像信号44を加算し、高解像度復号画像信号54を出力する(図10(2)参照)。
ステップS806において、エントロピー復号部608は、エントロピー復号部608が出力した注目領域内の全ブロックに対して復号処理が終了したか否かを判定する。全ブロックに対して復号処理が終了した場合(S806でYES)、高解像度復号処理を終了する。復号処理が終了していないブロックがある場合(S806でNO)、S802に戻り、次のブロックに対して復号処理を行う。
図11は、本実施の形態に係る画像復号処理(工程)の他例を説明するための図である。
図11では、(n−2)フレームから(n+2)フレームの多重化符号化信号54(符号化データ)を復号する場合を示している。ここでは、nフレームに対してのみ第1復号処理(高解像度復号処理)を行い、他のフレームについては第2復号処理(低解像度復号処理)のみを行う。このように、本実施の形態に係る画像復号装置600によれば、所望するフレームのみの高解像度復号処理を行うことができる。よって、フレームの高解像度復号画像信号の取得処理の演算量を低減することができる。
以上のように、本実施の形態に係る画像復号装置によれば、低解像度符号化信号と高解像度符号化信号とが多重化された多重化符号化信号を入力し、低解像度符号化信号を復号する低解像度復号部と、低解像度参照画像信号を拡大して拡大参照画像信号を出力する画像拡大部と、注目領域においてのみ高解像度差分画像信号と拡大参照画像信号を加算し高解像度復号画像信号を出力する高解像度復号部とを備えたので、高解像度画像を復号する演算量を低減することができる。
また、本実施の形態に係る画像復号装置によれば、画像復号装置が第1の符号化信号を復号する際に、注目領域のみ第2の符号化信号のローカルデコード画像を拡大した画像を参照画像としてレイヤ間予測処理が行われており、注目領域以外の領域は第2の符号化信号のローカルデコード画像を拡大した画像をそのまま使用するように構成したので、所望の第1の解像度の復号画像信号を復号するための処理量を低減することができる。
また、本実施の形態に係る画像符号化装置100は、画像復号装置が拡張レイヤの符号化データの復号を行う際に、符号化データの注目領域は、レイヤ間予測を用いて符号化されており、注目領域以外の画像は、基本レイヤの符号化済画像を拡大した画像をそのまま用いることにより、所望の拡張レイヤの画像を復号する処理量を低減することを目的とする。
上記実施の形態1において説明した画像符号化装置100の「画像変換部」、「領域取得部」、「領域情報出力部」、「画像拡大部」、「出力部」、「第1符号化部」、「第2符号化部」の構成は、実施の形態1に限られるわけではない。これらの構成要件は任意である。例えば、「領域取得部」、「領域情報出力部」をひとつの機能ブロックで実現してもよいし、「画像拡大部」、「出力部」をひとつの機能ブロックで実現しても良い。あるいは、これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせで画像符号化装置100を構成しても構わない。
同様に、上記実施の形態2において説明した画像復号装置600の「信号変換部」、「分離部」、「第1復号部」、「第2復号部」構成についても、実施の形態2に限られるわけではない。これらの構成要件は任意である。これらの機能ブロックを、どのような組み合わせで画像復号装置600を構成しても構わない。
以上、本発明の実施の形態1,2について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つを組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つを部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
11 第2符号化部、12 第1符号化部、20 入力画像信号、21 低解像度画像信号、22 低解像度予測画像信号、23 低解像度予測情報、24 低解像度差分画像信号、25 低解像度直交変換係数、26 低解像度差分量子化係数、27 低解像度符号化信号、28 復号直交変換係数、29 復号差分画像信号、30 復号画像信号、31 参照画像信号、32 拡大参照画像信号、33 背景画像信号、40 注目領域、41 領域情報、42 高解像度予測画像信号、43 高解像度予測情報、44 高解像度差分画像信号、45 高解像度直交変換係数、46 高解像度差分量子化係数、47 高解像度符号化信号、48 多重化符号化信号、50 低解像度参照画像信号、51 低解像度復号画像信号、52 拡大復号画像信号、101 画像変換部、102 予測部、103 減算部、104 直交変換部、105 量子化部、106 エントロピー符号化部、107 逆量子化部、108 逆直交変換部、109 加算部、110 フレームメモリ、111 画像拡大部、112 領域取得部、113 領域情報出力部、114 予測部、115 減算部、116 直交変換部、117 量子化部、118 エントロピー符号化部、119 出力部、61 第2復号部、62 第1復号部、600 画像復号装置、601 分離部、602 エントロピー復号部、603 逆量子化部、604 逆直交変換部、605 参照画像生成部、606 加算部、607 フレームメモリ、608 エントロピー復号部、609 逆量子化部、610 逆直交変換部、611 信号変換部、612 参照画像生成部、613 加算部、901 演算装置、902 外部記憶装置、903 主記憶装置、904 通信装置、905 入出力装置、6110 合成部。

Claims (11)

  1. 画像を示す第1解像度の第1画像信号を受け付け、前記第1画像信号を前記第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号に変換し、前記第2画像信号を出力する画像変換部と、
    前記画像の一部の領域を部分領域として取得する領域取得部と、
    前記部分領域を示す第1領域情報を出力する領域情報出力部と、
    前記第1画像信号と前記領域情報出力部により出力された前記第1領域情報とを受け付け、前記第1画像信号から前記第1領域情報が示す前記部分領域に対応する信号を部分領域信号として取得し、取得した前記部分領域信号を符号化し、符号化した前記部分領域信号を第1符号化信号として出力する第1符号化部と、
    前記画像変換部から出力された前記第2画像信号を受け付け、前記第2画像信号を符号化し、符号化した前記第2画像信号を第2符号化信号として出力する第2符号化部と、
    前記第2符号化部から出力された前記第2符号化信号と、前記第1符号化部から出力された前記第1符号化信号とを含む符号化信号を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記領域取得部は、
    前記画像変換部から前記第2画像信号を受け付け、前記第2画像信号に基づいて、前記画像の一部の領域を前記部分領域として取得し、
    前記領域情報出力部は、
    前記画像が前記第1解像度で表された場合に前記部分領域に対応する領域を示す情報を前記第1領域情報として出力することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記領域取得部は、
    前記第2画像信号から前記画像の背景として定められた背景画像を示す背景画像信号を取得し、前記背景画像信号と前記第2画像信号との画素毎の差分値を算出し、前記差分値が第1閾値以上となる画素を判定画素として抽出し、前記判定画素を含む領域を前記部分領域として取得することを特徴とする請求項2に記載の画像符号化装置。
  4. 前記領域取得部は、
    単位面積あたりの画素の数に対する前記判定画素の数の比が第2閾値以上である領域を前記部分領域として取得することを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  5. 前記領域取得部は、少なくとも1つの矩形領域を前記部分領域として取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像符号化装置。
  6. 前記出力部は、前記第1符号化信号と前記第2符号化信号とを多重化し、多重化した前記第1符号化信号と前記第2符号化信号とを多重化符号化信号として出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像符号化装置。
  7. 画像の一部の領域を示す第1解像度の部分画像信号を符号化した第1符号化信号と、前記第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号であって前記画像を示す第2画像信号を符号化した第2符号化信号とを含む符号化信号を受け付け、前記符号化信号を前記第1符号化信号と前記第2符号化信号とに分離する分離部と、
    前記分離部により分離された前記第1符号化信号を受け付け、前記第1符号化信号を復号し、復号した前記第1符号化信号を第1復号信号として出力する第1復号部と、
    前記分離部により分離された前記第2符号化信号を受け付け、前記第2符号化信号を復号し、復号した前記第2符号化信号を第2復号信号として出力する第2復号部と、
    前記第2復号部から出力された前記第2復号信号を前記第1解像度の変換信号に変換し、前記変換信号を出力する信号変換部と、
    前記第1復号部から出力された第1復号信号と、前記信号変換部から出力された前記変換信号と基づいて、前記第1解像度の合成信号を生成する合成部と
    を備えることを特徴とする画像復号装置。
  8. 画像変換部が、画像を示す第1解像度の第1画像信号を受け付け、前記第1画像信号を前記第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号に変換し、
    領域取得部が、前記画像の一部の領域を部分領域として取得し、
    領域情報出力部が、前記部分領域を示す第1領域情報を出力し、
    第1符号化部が、前記第1画像信号と前記領域情報出力部により出力された前記第1領域情報とを受け付け、前記第1画像信号から前記第1領域情報が示す前記部分領域に対応する信号を部分領域信号として取得し、取得した前記部分領域信号を符号化し、符号化した前記部分領域信号を第1符号化信号として出力し、
    第2符号化部が、前記画像変換部から出力された前記第2画像信号を受け付け、前記第2画像信号を符号化し、符号化した前記第2画像信号を第2符号化信号として出力し、
    出力部が、前記第2符号化部から出力された前記第2符号化信号と、前記第1符号化部から出力された前記第1符号化信号とを含む符号化信号を出力することを特徴とする画像符号化方法。
  9. 分離部が、画像の一部の領域を示す第1解像度の部分画像信号を符号化した第1符号化信号と、前記第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号であって前記画像を示す第2画像信号を符号化した第2符号化信号とを含む符号化信号を受け付け、前記符号化信号を前記第1符号化信号と前記第2符号化信号とに分離し、
    第1復号部が、前記分離部により分離された前記第1符号化信号を受け付け、前記第1符号化信号を復号し、復号した前記第1符号化信号を第1復号信号として出力し、
    第2復号部が、前記分離部により分離された前記第2符号化信号を受け付け、前記第2符号化信号を復号し、復号した前記第2符号化信号を第2復号信号として出力し、
    信号変換部が、前記第2復号部から出力された前記第2復号信号を前記第1解像度の変換信号に変換し、
    合成部が、前記第1復号部から出力された第1復号信号と、前記信号変換部から出力された前記変換信号とに基づいて、前記第1解像度の合成信号を生成することを特徴とする画像復号方法。
  10. 画像を示す第1解像度の第1画像信号を受け付け、前記第1画像信号を前記第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号に変換し、前記第2画像信号を出力する画像変換処理と、
    前記画像の一部の領域を部分領域として取得する領域取得処理と、
    前記部分領域を示す第1領域情報を出力する領域情報出力処理と、
    前記第1画像信号と前記領域情報出力処理により出力された前記第1領域情報とを受け付け、前記第1画像信号から前記第1領域情報が示す前記部分領域に対応する信号を部分領域信号として取得し、取得した前記部分領域信号を符号化し、符号化した前記部分領域信号を第1符号化信号として出力する第1符号化処理と、
    前記画像変換処理により変換された前記第2画像信号を受け付け、前記第2画像信号を符号化し、符号化した前記第2画像信号を第2符号化信号として出力する第2符号化処理と、
    前記第2符号化処理により出力された前記第2符号化信号と、前記第1符号化処理により出力された前記第1符号化信号とを含む符号化信号を出力する出力処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 画像の一部の領域を示す第1解像度の部分画像信号を符号化した第1符号化信号と、前記第1解像度より低い第2解像度の第2画像信号であって前記画像を示す第2画像信号を符号化した第2符号化信号とを含む符号化信号を受け付け、前記符号化信号を前記第1符号化信号と前記第2符号化信号とに分離する分離処理と、
    前記分離処理により分離された前記第1符号化信号を受け付け、前記第1符号化信号を復号し、復号した前記第1符号化信号を第1復号信号として出力する第1復号処理と、
    前記分離処理により分離された前記第2符号化信号を受け付け、前記第2符号化信号を復号し、復号した前記第2符号化信号を第2復号信号として出力する第2復号処理と、
    前記第2復号処理により出力された前記第2復号信号を前記第1解像度の変換信号に変換し、前記変換信号を出力する信号変換処理と、
    前記第1復号処理により出力された第1復号信号と、前記信号変換処理により出力された前記変換信号とに基づいて、前記第1解像度の合成信号を生成する合成処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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