JPH11266457A - 画像処理装置、方法、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、方法、及び記録媒体

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JPH11266457A
JPH11266457A JP754999A JP754999A JPH11266457A JP H11266457 A JPH11266457 A JP H11266457A JP 754999 A JP754999 A JP 754999A JP 754999 A JP754999 A JP 754999A JP H11266457 A JPH11266457 A JP H11266457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々なスケーラブルファクタにおける情報量
の多い画像を受信側で任意に選択できるようにするこ
と。 【解決手段】 入力された画像データの情報をを少なく
とも複数のスケーラブルファクタで削減して、単一のベ
ースレイヤを形成すると共に、当該ベースレイヤを用い
て、複数のスケーラブルファクタに関する情報を有する
複数のエンハンスメントレイヤを形成することにより、
伝送するデータ量は最小限に抑えつつ、上記課題を解決
した。また、受信側での画像選択に適したシステムを構
築できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置、方法
及び記録媒体に関し、特に階層符号化により互いに異な
る複数のスケーラビリティをもって画像を処理する装
置、及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従前より動画像の符号化方式としてMP
EG2と呼ばれる方式が知られているが、このMPEG
2方式にあっては、空間スケーラビリティとSN比スケ
ーラビリティと称される2つのスケーラビリティによっ
て、同一画像に対して二種類の空間的、時間的解像度の
異なる符号化データを伝送可能とし、復号側の選択によ
り低解像度画像と高解像度画像を選択して復号すること
ができる。
【0003】ここでMPEG2に於ける空間スケーラビ
リティとは、原画像を任意の手段にて低解像度化した画
像を符号化した符号化データと、前記低解像度画像をア
ップンサンプルして原画像と同サイズとして画像と、原
画像のフレーム(又はフィールド)間の両方を予測対象
として符号化した高解像度画像の符号化データとを伝送
するもので、復号側では、復号画像の解像度(高低)を
選択可能である。
【0004】また、MPEG2の於けるSN比スケーラ
ビリティは、原画像のDCT係数を任意の量子化ステッ
プで量子化したもの(低画質)と、前記符号化データを
復号化し、原画像から差し引いた差分を前記符号化され
たデータよりも小さいステップサイズで量子化したもの
(高画質)を独立に符号化して両方とも伝送し、復号側
では低画質画像と高画質画像を選択して復号することが
可能である。
【0005】ここで、以下、本明細書においては、各ス
ケーラビリティにおいて、復号した画質が異なる2つの
動画像情報のうち、低画質画像の方をベース・レイヤ、
前記ベース・レイヤと組み合わせることにより高画質復
号画像を実現する差分又は付加情報をエンハンスメント
・レイヤと称する。
【0006】また、空間スケーラビリティを用いて、サ
イズ(又は解像度)の異なる2種類の画像(ベース・レ
イヤとエンハンスメント・レイヤ)を同時に圧縮符号化
し、復号化装置側では、復号化回路及び画像表示装置等
の性能に応じて、ベース・レイヤから空間解像度が低い
画像を復元するか、ベース・レイヤ及びエンハンスメン
ト・レイヤの両方からの高解像度の画像を復元するかを
選択する方法も知られている。
【0007】空間スケーラビリティをHDTVとNTS
C画像信号を例に、図1を参照して説明する。原画像が
HDTV画像(1440×1152画素)とした場合、
原画像データをX,Y方向共に1/2に間引いた720
×576画素の画像をベース・レイヤとする。原画像の
前方予測(P)及び双方向予測(B)に加え、ベース・
レイヤを原画像と同サイズにアップ・サンプルした画像
(拡張ベース・レイヤ)も予測(比較)対象として符号
化したものをエンハンスメント・レイヤという。
【0008】更に、SN比スケーラビリティを用いて、
符号量(具体的には、量子化ステップ)が異なる2種類
の画像(ベース・レイヤとエンハンスメント・レイヤ)
を同時に圧縮し、復号化装置側では復号化回路の処理能
力に応じて、ベース・レイヤから低レート(低画質)の
画像を復元し、ベース・レイヤとエンハンスメント・レ
イヤの両方から高レート(高画質)の画像を復元する方
法も、知られている。
【0009】SN比スケーラビリティについて簡単に説
明する。図2はSN比スケーラビリティの概念図を示
す。同一の画像に対して、互いに異なる2種類の量子化
係数を適用して、同一画像で圧縮比の異なる圧縮画像情
報を生成する。この時、圧縮比の大きい画像情報、即
ち、低ビットレートで低画質の画像情報をベースレイ
ヤ、圧縮比の小さい画像情報、即ち、高ビットレートで
高画質の画像情報と前記ベース・レイヤの画像情報との
差分をエンハンスメント・レイヤと定義し、復号化装置
側では、ベース・レイヤの画像情報とエンハンスメント
・レイヤの画像情報をを加算したものが低圧縮比の高画
質画像となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、MPEG
2方式で空間スケーラビリティ又はSN比スケーラビリ
ティを使用する場合、空間スケーラビリティ及びSN比
スケーラビリティの何れか一方のみを選択可能であっ
た。従って、従来の符号化装置では、同時に複数のスケ
ーラビリティを使用して画像データを符号化することは
不可能である。換言すると、1つの画像シーケンスに於
いて、指定できるスケーラビリティは1種類のみであ
る。また、何れか1つのスケーラビリティを使用して符
号化された画像情報を受信した復号化装置側では、画質
の選択枝は次の2種類のみである。即ち、ベース・レイ
ヤのみから復号化した低画質画像か又は、ベース・レイ
ヤから復号化した画像とエンハンスメント・レイヤから
復号化した画像を合成した高画質画像である。
【0011】即ち、従来例では、復号化装置の性能や受
信者のニーズに応じて画質又は復号化速度を選択できな
いという問題点があった。
【0012】上述の如き問題は、例示したMPEG2の
みならず所謂階層符号化を2種類以上のファクタに対し
て行う場合に共通の課題であることは明らかであろう。
【0013】本発明は上述した様な問題点を解決するこ
とを目的とする。
【0014】本発明は、受信側で任意のスケーラブルフ
ァクタを選択することのでき、しかも伝送データ量を最
小限に抑えることのできる画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的下におい
て、本件の1つの発明によれば、入力された画像データ
の情報をを少なくとも複数のスケーラブルファクタで削
減して、単一のベースレイヤを形成する手段と、当該ベ
ースレイヤを用いて、複数のスケーラブルファクタに関
する情報を有する複数のエンハンスメントレイヤを形成
する手段を具備することを特徴とする画像処理装置が提
示される。
【0016】また、本件の他の発明においては入力され
たデータから、画像データの情報をを少なくとも複数の
スケーラブルファクタで削減して得たベースレイヤのデ
ータを抽出し、当該抽出されたベースレイヤのデータか
ら画像信号を復元する復元手段と、前記入力データか
ら、複数のスケーラブルファクタに関する情報を有する
複数のエンハンスメントレイヤのデータを抽出し、前記
ベースレイヤのデータと前記複数のエンハンスメントレ
イヤのデータとから前記複数のファクタについて前記復
元されたベースレイヤの画像信号より情報量の多い複数
の画像信号を形成する形成手段とを具備することを特徴
とする画像処理装置が提示される。
【0017】上述の如き装置を提示することにより、伝
送するデータ量は最小限に抑え、様々なスケーラブルフ
ァクタにおける情報量の多い画像を受信側で任意に選択
できるようにした。また、受信側での画像選択に適した
システムを構築した。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好適なる態様
を示す実施例についてのみ、図面を参照して詳細に説明
する。
【0019】図3は、本発明の一実施例の符号化装置の
概略構成ブロック図を示し、図4は、この符号化装置に
対応する復号化装置の概略構成ブロック図を示す。共
に、NTSC信号などのインターレース画像信号を扱
う。本実施例では、空間スケーラビリティと時間スケー
ラビリティを併用する。
【0020】ここで、時間スケーラビリティについて図
4を用いて説明する。図4に於いて、図示の如く2フレ
ーム毎に原画像を平均化したり、フレーム間引すること
により得た画像群をベースレイヤとする。そして、全フ
レームについての原画像を、図示の様にベースレイヤ中
の時間軸が近接したフレームと全フレーム中の時間軸が
近接したフレームとから予測し、予測差分をとって符号
化したものをエンハンスメントレイヤとする。これによ
って時間軸方向について低解像度のベイスレイヤと、こ
れを用いて時間軸方向に高解像度のエンハンスメントレ
イヤとが得られる。
【0021】先ず、図3を説明する。10はRGB画像
データを4:2:0のYCbCr画像データに変換する
変換回路、12は、変換回路10の出力データを、スケ
ーラビリティの使用及び不使用並びに、使用するモード
を選択するスケーラビリティ選択器、14は、スケーラ
ビリティ選択器12のスケーラビリティ使用時の出力か
ら空間スケーラビリティに対応するエンハンスメント・
レイヤのデータを生成する空間スケーラビリティ・エン
ハンスメント・レイヤ生成回路、16は、スケーラビリ
ティ選択器12のスケーラビリティ使用時の出力から空
間及び時間の各スケーラビリティに共通するベース・レ
イヤのデータを生成する共通ベース・レイヤ生成回路、
18は、スケーラビリティ選択器12のスケーラビリテ
ィ使用時の出力から時間スケーラビリティに対応するエ
ンハンスメント・レイヤのデータを生成する時間スケー
ラビリティ・エンハンスメント・レイヤ生成回路であ
る。
【0022】20は、生成回路14,16,18の出力
及びスケーラビリティ選択器12のスケーラビリティ不
使用時の出力を、1フレーム又は1フイールド毎に水平
垂直共に各n(n≧2)画素のブロックを単位にブロッ
ク分割し、更に、Y、Cb及びCr独立にこのブロック
をそれぞれa個、b個及びc個まとめてマクロブロック
として出力するブロック化処理回路であり、生成回路1
4,16,18の出力及びスケーラビリティ選択器12
のスケーラビリティ不使用時の出力に応じた4つのブロ
ック化回路20a,20b,20c,20dを具備す
る。
【0023】22は、ブロック化処理回路118から出
力されるYCrCbのブロック・データをマクロブロッ
クを符号化単位としてMPEG2方式として周知の符号
化方式で圧縮符号化する符号化回路である。符号化回路
22は、具体的には、予測符号化方式(イントラ(Iピ
クチャ)/インター(Pピクチャ又はBピクチャ)の選
択)、直交変換(DCT)、量子化及び可変長符号化を
併用して、ブロック化処理回路20からの画像データを
圧縮符号化する。
【0024】RGB/YCbCr変換回路10は、各8
ビットのRGB画像信号を各8ビットで4:2:0のY
CbCr信号に変換する。
【0025】符号化の際にスケーラビリティを使用する
場合、スケーラビリティ選択器12は、変換回路10の
出力を各生成回路14,16,18に印加し、生成回路
14,16,18はそれぞれ、空間スケーラビリティの
エンハンスメント・レイヤ、共通ベース・レイヤ及び時
間スケーラビリティ・エンハンスメント・レイヤを生成
し、ブロック化処理回路20に印加する。
【0026】ブロック化処理回路20は、入力画像デー
タを1フレーム又は1フイールド毎に水平垂直共に各n
画素のブロックを単位にブロック分割し、更に、Y、C
b及びCr独立にこのブロックをそれぞれa個、b個及
びc個まとめてマクロブロックとして出力する回路であ
り、上述のように、各レイヤ用とスケーラビリティの不
使用とで合計4つのブロック化回路20a,20b,2
0c,20dを具備する。
【0027】ブロック化処理回路20のブロック化回路
20a〜20cは生成回路14,16,18からの各レ
イヤのデータを上述の様にブロック化して符号化回路2
2に印加し、符号化回路22は、予測符号化方式(イン
トラ(Iピクチャ)/インター(Pピクチャ又はBピク
チャ))の選択の下で予測処理を行った後、直交変換
(DCT)、量子化及び可変長符号化により、ブロック
化回路20a〜20cの出力データを圧縮符号化する。
【0028】スケーラビリティを使用しない場合(ノー
マル・モード)、スケーラビリティ選択器12は、変換
回路10の出力をそのままブロック化処理回路20のブ
ロック化回路20dに供給する。符号化回路22は、ブ
ロック化回路20dからのブロック・データを、予測符
号化方式(イントラ(Iピクチャ)/インター(Pピク
チャ又はBピクチャ))の選択の下で予測処理を行った
後、直交変換(DCT)、量子化及び可変長符号化によ
り圧縮符号化する。
【0029】ここで、図5及び図6を用いて本実施例に
おける空間スケーラビリティ・エンハンストメントレイ
ヤ、共通ベースレイヤ、時間スケーラビリティ・エンハ
ンストメントレイヤについて、更に詳細に説明する。
【0030】図5は図3の回路14,16,18を含む
要部の詳細を示すブロック図であり、図6は図5の動作
を説明するための概念図である。図中、回路14a,1
4b,14c,14dは夫々図3における回路14に含
まれ、回路16aは図3における回路16に含まれ、回
路18a,18b,18cは図3における回路18に含
まれる。
【0031】図6に示すように、時間解像度及び空間解
像度が共に高い原画像群が図3のスケーラビリティ選択
器12から入力されると、フレーム間引き回路14aに
おいては、隣接2フレームの平均をとるなどの時間方向
のローパスフィルタリングを施した後、隣接2フレーム
の1フレームを間引くことにより原画像群の時間解像度
を1/2とする。また、画素間引き回路18aは原画像
を2次元ローパスフィルタにて帯域制限した後、サブサ
ンプリングなどにより画素間引きを行って原画像群の空
間解像度を例えば1/2に低下させる。
【0032】更に、フレーム+画素間引き回路16aに
おいては上記2つの処理を連続して行うことによって、
原画像の空間解像度及び時間解像度の双方を低下させ、
図6に示す共通ベースレイヤを得る。ここで、回路16
aは、その回路規模の節約のために、回路14aもしく
は回路18aの出力を利用し、回路14aの出力を不図
示の画素間引き回路に導いたり,回路18aの出力を不
図示のフレーム間引き回路に導くことによっても実現可
能である。
【0033】共通ベースレイヤの画像群とフレーム間引
き回路14aの出力する画像群はフレームレートが等し
く、各フレームの画素数が異なるので、共通ベースレイ
ヤの画像は画像補間回路14cに導かれ、画素数を回路
14aの出力と一致させる。このようにして共通ベース
レイヤの各画面の画素数を単純に増やした画像群を本実
施例では拡張ベースレイヤと呼ぶことにする。そして、
予測回路14dはこの拡張ベースレイヤの画像に基づい
てフレーム間引き回路14aの出力を予測し、この予測
値とフレーム間引き回路14aとの差分が差分回路14
bにて演算される。
【0034】ここで、予測は、単純には図6に示すよう
に時間的に対応する拡張ベースレイヤの画像とフレーム
間引き回路14aの出力との差分をとるだけでいいが、
拡張ベースレイヤの画像を複数用いて予測することも可
能である。
【0035】上記差分回路14bの出力する差分値は、
空間エンハンストメント・レイヤの画像群としてブロッ
ク化回路20aに供給される。また、前述の共通ベース
レイヤの画像群はブロック化回路20bに供給される。
【0036】一方、画素間引き回路18aの出力する画
像は、共通ベースレイヤの画像群と画素数が共通である
ため、予測回路18bにおいて図示の如く予測を行うこ
とができ、差分回路18cにおいてその予測画面との差
分をとられる。この差分回路18cの出力は時間エンハ
ンスメントレイヤとしてブロック化回路20cに供給さ
れる。
【0037】本実施例においては、図6にハッチングで
示す予測はDCT変換後に量子化した値から局部復号値
を演算し、その復号値を元に予測差分を行う。即ち、こ
のような処理は図3における符号化回路22内部で行わ
れる。このように本実施例においては、ブロック化前、
即ちDCT変換前のラスタ画像の状態で、時間エンハン
スメントレイヤと空間エンハンスメントレイヤとを形成
したが、DCT変換後にDCT係数を量子化したデータ
を一旦局部復号した値を用いて予測値を計算すること
で、時間エンハンスメントレイヤと空間エンハンスメン
トレイヤとを形成することも可能である。この場合に
は、ハッチングにて示す予測処理を組み合わせて単一の
差分回路により構成することも可能である。
【0038】また、上記実施例においては、空間エンハ
ンスメントレイヤと時間エンハンスメントレイヤのみを
設ける構成としたが、更に上記共通ベースレイヤからS
Nエンハンスメントレイヤを設けるように構成すること
も可能である。更に、これら3つのエンハンスメントレ
イヤ中の任意の2つを設ける構成としたり、任意の2つ
の組み合わせによりなるエンハンスメントレイヤを複数
設ける構成とすることも可能である。
【0039】上述の如く構成した、符号化側の装置によ
れば、複数のスケーラビリティを復号側で任意に選択す
ることができ、様々なユーザーの要求に対応することが
できる。また、各エンハンスメントレイヤを形成する際
に利用するベースレイヤとしては共通のものを利用する
構成としているので、送信側の回路構成を最小限にする
ことができ、更に送信するデータ量も最小限にすること
が可能である。
【0040】次に図7について説明する。30は図3に
示す符号化装置からのMPEG2ビットストリーム・デ
ータを復号化する復号化装置、32は、図3に示す符号
化装置からのMPEG2ビットストリームのヘッダ情報
を読み取り、復号化回路30での復号化処理を含めて図
7に示す復号化装置の全体的に動作を制御する制御情報
検出回路、34は復号化回路30により復号化された画
像データをラスタリングすると共に、制御情報検出回路
32で検出されたスケーラビリティ・フラグに基づいて
以後の処理経路を選択するラスタリング/選択回路であ
る。
【0041】36は、図3に示す符号化装置の共通ベー
ス・レイヤ生成回路16の出力に相当するラスタ化/選
択回路34の出力から共通ベース・レイヤのデータを復
元する共通ベース・レイヤ復元回路である。
【0042】38は、共通ベース・レイヤ復元回路36
で得られる拡張ベースレイヤの画像データを参照し、図
3に示す符号化装置の空間スケーラビリティ・エンハン
スメント・レイヤ生成回路14の出力に相当するラスタ
化/選択回路34の出力から空間スケーラビリティ・エ
ンハンスメント・レイヤのデータから高空間解像度の画
像復元する空間スケーラビリティ・エンハンスメント・
レイヤ復元回路である。
【0043】40は、共通ベース・レイヤ生成回路16
の出力に相当する共通ベースレイヤ復元回路36に入力
される情報を参照し、図3に示す符号化装置の時間スケ
ーラビリティ・エンハンスメント・レイヤ生成回路18
の出力に相当するラスタ化/選択回路34の出力から時
間スケーラビリティ・エンハンスメント・レイヤのデー
タから高時間解像度の画像を復元する時間スケーラビリ
ティ・エンハンスメント・レイヤ復元回路である。
【0044】46は、空間エンハンストメントレイヤ復
元回路38の出力ビデオ信号、時間エンハンストメント
レイヤ復元回路40の出力ビデオ信号、共通ベースレイ
ヤ復元回路36の出力ビデオ信号又は、ノーマル・モー
ドでラスタ化/選択回路34から出力されるビデオ信号
を選択するビデオ選択器である。こうしてビデオ選択器
46は、スケーラビリティが使用されている場合には、
時間的空間的に低解像度の画像信号、時間的に高解像度
の画像信号及び空間的に高解像度の画像信号の何れかを
選択可能である。
【0045】図7に示す復号化装置の動作を説明する。
伝送(記録再生を含む。)されたビット・ストリーム
は、復号化回路30に入力し、そのヘッダ情報は制御情
報検出回路32にも印加される。制御情報検出回路32
は、ヘッダ情報から符号化条件を解読し、解読内容に応
じた制御信号を復号化回路30及びラスタ/選択器34
に印加する。
【0046】復号化回路30は、制御情報検出回路32
からの制御信号で指定された符号化形式(インター/イ
ントラ)に従って受信データを復号化(可変長復号化、
逆量子化及び逆DCT)して、ラスタ化/選択回路34
に供給する。ラスタ化/選択回路34は、復号化回路3
0からの画像データをラスタ化し、制御情報検出回路3
42からの制御情報に従い、スケーラビリティが使用さ
れているときには復号化回路30の出力を復元回路3
6,38,40に、スケーラビリティが使用されていな
いとき(ノーマル・モード)には、復号化回路30の出
力をビデオ選択器46にそれぞれ供給する。前者の場
合、共通ベース・レイヤの画像データは復元回路36
に、空間スケーラビリティのエンハンスメント・レイヤ
のデータは復元回路38に、時間スケーラビリティのエ
ンハンスメント・レイヤのデータ復元回路40にそれぞ
れ印加され、復元回路36,38,40により独立に処
理される。
【0047】図8は、上記図7における共通ベースレイ
ヤ復元回路36,空間エンハンスメントレイヤ復元回路
38及び時間エンハンスレイや復元回路40の詳細を説
明するための図である。以下、この図8と先の図6とを
用いて各レイヤの復元動作について詳細に説明する。
【0048】図8中、回路36a,36bは夫々図7に
おける回路36に含まれ、回路38a,38b,38c
は図7における回路38に含まれ、回路40a,40
b,40cは図7における回路40に含まれる。
【0049】ラスタ化/選択回路34で抽出された共通
ベースレイヤの情報は、画素補間回路36aに供給さ
れ、画素補間がされて、原画像と同じサイズの画像に戻
される。この動作は符号化時の画素補間回路14cの動
作と同じであり、これによって拡張ベースレイヤの画像
が得られる。なお、この拡張ベースレイヤの画像をフレ
ーム補間回路36bにてフレーム間補間することにより
原画像とフレームレートと画素数とが一致した画像信号
が得られる。但し、このフレーム補間回路36bの出力
画像信号の時間解像度及び空間解像度は共に低解像度で
あることはいうまでもない。
【0050】なお、ここで、画素補間回路36aはこの
共通ベースレイヤから空間エンハンスメントレイヤと組
み合わせるための画像(拡張ベースレイヤ)を復元する
ための回路であると共に、この共通ベースレイヤそのも
のから画像を復元するための回路でもあり、この点で、
この回路36aは兼用されている。この兼用によって回
路規模は節減できているが、この回路36aにおける補
間の仕方を上記2つの用途に応じて変える場合には、上
記2つの用途に別々に設けることも可能である。
【0051】一方、ラスタ化/選択回路34にて抽出さ
れた空間エンハンスメントレイヤの情報は、加算回路3
8bに供給され、画素補間回路36aにて得られた拡張
ベースレイヤの情報から予測回路38aにて得た予測情
報と加算される。この加算回路38bの出力のフレーム
数は共通ベースラインレイヤと同じであるので、この回
路38bの出力はフレーム補間回路38cに供給され、
該回路38cにてフレーム間補間することにより原画像
とフレームレートと画素数とが一致した画像信号が得ら
れる。この画像情報は、時間解像度は低解像度であるが
及び空間解像度は高解像度な画像情報となる。
【0052】更に、ラスタ化/選択回路34にて抽出さ
れた時間エンハンスメントレイヤの情報は、加算回路4
0bに供給され、共通ベースラインレイヤの情報から予
測回路40aにおいて得た予測情報と加算される。この
加算回路40bの出力の画素数は共通ベースラインレイ
ヤと同じであるので、この回路38bの出力は画素補間
回路40cに供給され、該回路38cにて空間的に画素
補間することにより原画像とフレームレートと画素数と
が一致した画像信号が得られる。この画像情報は、空間
解像度は低解像度であるが時間解像度は高解像度な画像
情報となる。
【0053】最終的に、ビデオ選択器48には各回路3
6,38,40から出力された、空間解像度が高い画像
信号、低解像度画像信号、時間高解像度画像信号の3種
類が入力される。このビデオ選択器46は選択信号48
により切り換えられ、スケーラビリティを用いて伝送さ
れている場合には上記3種類の画像信号を全て得ること
ができこれらを選択的に出力できる。また、スケーラビ
リティを用いることなく伝送した場合には復号回路30
において復号された画像情報が一義的に出力される。
【0054】次に、上記実施例の復号装置を含むシステ
ムの一例について説明する。図9は、本例システムの概
略構成ブロック図を示す。50はDVD再生装置、52
はディジタルVTR、54はデイジタル画像のオーサリ
ング・ツール(EWS)、56はツール54に対するサ
ーバ(EWS)、58はパーソナルコンピュータ(端
末)、60,62,64,66はコンピュータ58のモ
ニタ画面に表示されるアイコン、68は、コンピュータ
58に接続するマウス、70はマウス68に対応するマ
ウス・カーソルである。
【0055】DVD再生装置50、ディジタルVTR5
2及びツール54はそれぞれ、図2に示す復号化装置に
相当する構成を具備するものとする。即ち、DVD再生
装置50、ディジタルVTR52及びツール54の出力
は、ビデオ選択器46の出力に相当する。
【0056】コンピュータ58のモニタ画面上に表示さ
れるアイコン60はDVD再生装置50からのディジタ
ル動画像に関する画像を示し、アイコン62はディジタ
ルVTR52のからのディジタル動画像に関する画像を
示し、アイコン64,66はツール54(即ち、サーバ
56)からのディジタル動画像に関する画像を示す。先
にも述べたように、アイコン60〜66の絵柄は、対応
するディジタル動画像の先頭フレーム又は任意のIフレ
ームの共通ベース・レイヤから形成される。
【0057】図10は図9に示すシステムにおけるコン
ピュータ58の動作を説明するためのフローチャートで
あり、以下この図10及び図11を用いて動作の説明を
する。
【0058】コンピュータ58の電源スイッチがオンさ
れると、ステップS1〜S3において、コンピュータ5
8はDVD50,デジタルVTR52,更にはサーバ5
6が接続されているか否かをチェックする。このチェッ
クに伴い、これらの装置が接続されていた場合には各装
置から再生もしくは出力された画像を前述のようにアイ
コンとして表示する(ステップS4〜S6)。ここで表
示される画像信号は、動画像そのものではなく、共通ベ
ースレイヤから抽出された代表画像であり、この表示の
みであればコンピュータ58と各機器とのインターフェ
ースの伝送レートをそれほど占有することはない。
【0059】このように、少なくとも1つの画像が表示
された状態でマウス68によりその画面上にカーソル7
0を移動した状態で右クリックがなされると(ステップ
S7)、その画像を今度は共通ベースレイヤを用いて動
画像表示する(ステップS8)。ここででは、最もデー
タ量の少ない共通ベースレイヤを表示することになるの
でインターフェースに対してはそれほど大きな負担はか
からない。図10のフローチャートから明らかなよう
に、マウス68により別の画像の上にカーソル70上に
持っていき、そこで右クリックをすると、その別の画像
が動画として表示されるが他の画像は、新たに抽出され
た先述の代表画像に戻る。
【0060】そして、このように共通ベースレイヤによ
る動画像が表示されている状態で、当該動画像上にカー
ソル70をもっていき左クリックすると(ステップS
9)、図11の枠72に示すような解像度選択表示がな
される(ステップS10)。そして、この状態でカーソ
ル70を任意の解像度(低解像度,空間高解像度もしく
は時間高解像度)表示上にもっていきマウス68を右ク
リックすると、当該解像度が選択される。この選択に応
じて、コンピュータ58は各装置に設けられている図7
のビデオ選択器46に選択信号48を供給し、所望の解
像度の画像信号を選択し、これを受信し、その動画像を
モニタ上に表示する(ステップS11)。この時、この
表示は所望の表示であるので、全画面表示に切り換える
のが望ましい。
【0061】上記、ステップS1〜S3,S7を含む検
出は常時行われており、この検出中にステップS12に
おいて電源がオフされたことが検出されれば処理を終了
する。また、解像度選択画面表示中に枠72にカーソル
70が位置した状態でマウス68が右クリックされた場
合には選択しなかったものとして、上記検出のループに
戻る。尚、上記フローチャートに従う処理はコンピュー
タ58内のROM90に記憶されているプログラムによ
って実行される。
【0062】上記、復号側装置及び復号装置を用いたシ
ステムにおいては、ユーザの選択により任意のスケーラ
ビリティを選択的に利用して、所望の画像をリアルタイ
ムに鑑賞することができる。この結果、画像の検索など
に要する不必要な復号化のための時間待ちを回避するこ
とができる。また、上述の如く、基本的には動画を表示
せず、更に、表示する場合においても必要最小限の情報
を転送するのみで表示可能としたので、インターフェー
スやコンピュータ内部のCPUの占有時間を短縮でき、
快適な操作が可能となる。
【0063】また、復号化回路においても、共通ベース
レイヤの回路を複数のエンハンスメントレイヤの復号要
に共用する構成となっているので、各復号装置内におけ
る回路規模の小型化の点でも有利である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本件発明の画像処
理方法及び装置によれば伝送するデータ量は最小限に抑
え、様々なスケーラブルファクタにおける情報量の多い
画像を受信側で任意に選択できる様にすることが可能と
なった。また、受信側での画像選択に適したシステムを
構築することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】空間スケーラビリティについて説明するための
概念図である。
【図2】SN比スケーラビリティについて説明するため
の概念図である。
【図3】本発明の一実施例としての符号化装置の概略を
示すブロック図である。
【図4】時間スケーラビリティについて説明するための
概念図である。
【図5】図3の要部詳細を示すブロック図である。
【図6】図5の動作を説明するための概念図である。
【図7】図3の符号化装置に対応する復号化装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】図7の要部詳細を示すブロック図である。
【図9】図7の装置を用いたシステムの構成例を示す図
である。
【図10】図9のシステムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】図9のシステムの表示状態を示す図である。
【符号の説明】
10 RGB/YCbCr変換回路 12 スケーラビリティ選択器 14 空間スケーラビリティ・エンハンスメント・レイ
ヤ生成回路 16 共通ベース・レイヤ生成回路 18 時間スケーラビリティ・エンハンスメント・レイ
ヤ生成回路 20 ブロック化処理回路 20a,20b,20c,20d ブロック化回路 22 符号化回路 30 復号化装置 32 制御情報検出回路 34 ラスタ化/選択回路 36 共通ベース・レイヤ復元回路 38 空間スケーラビリティ・エンハンスメント・レイ
ヤ復元回路 40 時間スケーラビリティ・エンハンスメント・レイ
ヤ復元回路 42 空間解像度復元回路 44 時間解像度復元回路 46 ビデオ選択器 48 選択信号 50 DVD再生装置 52 ディジタルVTR 54 オーサリング・ツール(EWS) 56 サーバ(EWS) 58 パーソナルコンピュータ(端末) 60,62,64,66 モニタ画面に表示されるアイ
コン 68 マウス 70 マウス・カーソル

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データの情報をを少なく
    とも複数のスケーラブルファクタで削減して、単一のベ
    ースレイヤを形成する手段と、当該ベースレイヤを用い
    て、複数のスケーラブルファクタに関する情報を有する
    複数のエンハンスメントレイヤを形成する手段を具備す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ベースレイヤ及び複数のエンハンス
    メントレイヤを高能率符号化する符号化手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段は上記ベースレイヤと複
    数のエンハンスメントレイヤをシリアルに処理すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化手段が、前記各レイヤに含ま
    れる輝度信号と色信号を夫々垂直水平両方向に複数画素
    を有するブロックにブロック化し、ブロック化された輝
    度信号とブロック化された色信号を所定数集めてマクロ
    ブロックを形成することを特徴とする請求項2もしくは
    3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のエンハンスメントレイヤは、
    空間解像度を高くするための情報を有する空間エンハン
    スメントレイヤと時間解像度を高くするための時間エン
    ハンスメントレイヤとを含むことを特徴とする請求項1
    〜4の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ベースレイヤは前記入力画像データ
    の空間解像度と時間解像度を低下させることにより得た
    ものであり、前記空間エンハンスメントレイヤは前記入
    力画像データの時間解像度を低下させたデータと前記ベ
    ースレイヤとから形成し、前記時間エンハンスメントレ
    イヤは前記入力画像データの空間解像度を低下させたデ
    ータと前記ベースレイヤとから形成することを特徴とす
    る請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ベースレイヤと前記複数のエンハン
    スメントレイヤ、もしくは、前記入力画像データを選択
    的に出力するための選択手段を具備することを特徴とす
    る請求項1〜6の何れかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力された画像データの情報をを少なく
    とも複数のスケーラブルファクタで削減して、単一のベ
    ースレイヤを形成し、当該ベースレイヤを用いて、複数
    のスケーラブルファクタに関する情報を有する複数のエ
    ンハンスメントレイヤを形成することを特徴とする画像
    処理方法。
  9. 【請求項9】 前記ベースレイヤ及び複数のエンハンス
    メントレイヤを高能率符号化することを特徴とする請求
    項8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記高能率符号化に際しては、上記ベ
    ースレイヤと複数のエンハンスメントレイヤをシリアル
    に処理することを特徴とする請求項9に記載の画像処理
    方法。
  11. 【請求項11】 入力されたデータから、画像データの
    情報をを少なくとも複数のスケーラブルファクタで削減
    して得たベースレイヤのデータを抽出し、当該抽出され
    たベースレイヤのデータから画像信号を復元する復元手
    段と、 前記入力データから、複数のスケーラブルファクタに関
    する情報を有する複数のエンハンスメントレイヤのデー
    タを抽出し、前記ベースレイヤのデータと前記複数のエ
    ンハンスメントレイヤのデータとから前記複数のファク
    タについて前記復元されたベースレイヤの画像信号より
    情報量の多い複数の画像信号を形成する形成手段とを具
    備することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記ベースレイヤのデータと前記エン
    ハンスメントレイヤのデータとは夫々高能率符号化され
    たものであり、当該高能率符号化されたデータを復号す
    るための復号手段を有することを特徴とする請求項11
    に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記復号手段は前記ベースレイヤと前
    記複数のエンハンスメントレイヤとをシリアルに処理す
    ることを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記各レイヤのデータは垂直水平両方
    向に複数画素を含むブロック単位で符号化されており、
    前記復号手段はブロック単位で入力されたデータをライ
    ン毎に出力することを特徴とする請求項12もしくは1
    3に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記形成手段は前記復号手段を介して
    復号された複数のエンハンスメントレイヤと、前記復号
    手段を介して復号されたベースレイヤとを用いて前記復
    元されたベースレイヤの画像信号より情報量の多い複数
    の画像信号を形成することを特徴とする請求項12〜1
    4の何れかに記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記復元されたベースレイヤの画像信
    号と前記情報量の多い複数の画像信号とを選択的に出力
    する選択手段を有することを特徴とする請求項11〜1
    5の何れかに記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記選択手段はマニュアル操作により
    選択されることを特徴とする請求項16に記載の画像処
    理装置。
  18. 【請求項18】 前記選択手段は画像表示手段を有し、
    前記画像表示手段は前記ベースレイヤの画像信号に係わ
    る画像を表示可能であることを特徴とする請求項17に
    記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記選択手段は前記表示手段上の位置
    を指示するポインティング手段を更に有し、前記ベース
    レイヤの画像信号に係わる画像を表示しているときに、
    前記ポインティング手段により当該画像上の位置を指示
    することによって前記情報量の多い複数の画像信号を表
    示するべく選択可能としたことを特徴とする請求項18
    に記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記表示手段は複数の前記復元手段か
    らの複数のベースレイヤの画像信号を同時に表示可能で
    あり、当該複数の画像信号から動画像表示する画像信号
    を選択可能である。
  21. 【請求項21】 入力されたデータから、画像データの
    情報をを少なくとも複数のスケーラブルファクタで削減
    して得たベースレイヤのデータを抽出し、当該抽出され
    たベースレイヤのデータから画像信号を復元すると共
    に、 前記入力データから、複数のスケーラブルファクタに関
    する情報を有する複数のエンハンスメントレイヤのデー
    タを抽出し、前記ベースレイヤのデータと前記複数のエ
    ンハンスメントレイヤのデータとから前記複数のファク
    タについて前記復元されたベースレイヤの画像信号より
    情報量の多い複数の画像信号を形成することを特徴とす
    る画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記ベースレイヤのデータと前記エン
    ハンスメントレイヤのデータとは夫々高能率符号化され
    たものであり、当該高能率符号化されたデータを復号す
    ることを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記ベースレイヤと前記複数のエンハ
    ンスメントレイヤとをシリアルに復号処理することを特
    徴とする請求項22に記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記復元されたベースレイヤの画像信
    号と前記情報量の多い複数の画像信号とを選択的に出力
    することを特徴とする請求項22もしくは23に記載の
    画像処理方法。
  25. 【請求項25】 画像データの情報をを少なくとも複数
    のスケーラブルファクタで削減して得たベースレイヤの
    データから復元した第1の画像信号と、複数のスケーラ
    ブルファクタに関する情報を有する複数のエンハンスメ
    ントレイヤのデータと前記ベースレイヤのデータとから
    前記複数のファクタについて前記復元されたベースレイ
    ヤの画像信号より情報量の多い第2及び第3の画像信号
    を入力し、 前記第1、第2、第3の画像信号を中の選択された画像
    信号に対応する画像を表示することを特徴とする画像処
    理方法。
  26. 【請求項26】 マニュアル操作により前記選択動作が
    実行されることを特徴とする請求項25に記載の画像処
    理方法。
  27. 【請求項27】 表示画面上の位置を指示するポインテ
    ィングデバイスが、前記第1の画像信号に係わる画像を
    表示しているときに、当該画像上の位置を指示すること
    によって、前記第2もしくは第3の画像信号に対応する
    画像を表示するべく選択可能としたことを特徴とする請
    求項26に記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 前記第1の画像信号を複数入力し、当
    該複数の第1の画像信号に係わる画像を同時に表示可能
    であり、当該複数の画像信号から動画像表示する画像信
    号を選択することを特徴とする請求項25〜27の何れ
    かに記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 画像データの情報をを少なくとも複数
    のスケーラブルファクタで削減して得たベースレイヤの
    データから復元した第1の画像信号と、複数のスケーラ
    ブルファクタに関する情報を有する複数のエンハンスメ
    ントレイヤのデータと前記ベースレイヤのデータとから
    前記複数のファクタについて前記復元されたベースレイ
    ヤの画像信号より情報量の多い第2及び第3の画像信号
    を入力する第1のステップと、前記第1、第2、第3の
    画像信号を選択する第2のステップと、選択された画像
    信号に対応する画像を表示させる第3のステップを実行
    させるためのプログラムを記憶しているコンピュータに
    て読み取り可能な記録媒体。
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