JPWO2015098917A1 - 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 Download PDF

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Abstract

一態様の切削インサートは、第1の方向に沿って延びた棒形状の本体部と、上面視した場合に本体部の一方の端部から第1の方向に対して交差する方向に延びる切削部とを有し、切削部は、上面と、下面と、上面及び下面の間であって本体部から離れた先端側に位置する前側面と、上面と前側面とが交差する稜線に設けられた切刃と、上面に形成され、切刃に向かって延びるブレーカ突起とを有し、ブレーカ突起は、上面視した場合において、切刃から離れるにつれて本体部の他方の端部側に向かって湾曲するように延びている。

Description

本態様は、切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法に関する。
金属などの被削材に対する内径溝入れ加工などに用いられるL字型の切削工具として、特開2006−130608号公報(特許文献1)に記載の切削工具が知られている。特許文献1に記載の切削工具は、切刃近傍に設けられた、平板状の壁部材からなる仕切り手段を有している。
特許文献1に記載の切削工具においては、壁部材が平板状であってシャンクの延びる方向に対して平行であるか、又は1°〜5°という極めて小さい角度で傾斜するように設けられている。そのため、切屑が切刃の方向に戻され易く、切屑の排出性が不十分となる可能性があった。
本態様は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、溝入れ加工において良好に切屑を排出できる切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様に基づく切削インサートは、第1の方向に沿って延びた棒形状の本体部と、上面視した場合に前記本体部の一方の端部から前記第1の方向に対して交差する方向に延びる切削部とを有する切削インサートである。前記切削部は、上面と、下面と、上面及び下面の間であって前記本体部から離れた先端側に位置する前側面と、前記上面と前記前側面とが交差する稜線に設けられた切刃と、前記上面に形成され、前記切刃に向かって延びるブレーカ突起とを有している。そして、前記ブレーカ突起は、上面視した場合において、前記切刃から離れるにつれて前記本体部の他方の端部側に向かって湾曲している。
第1の実施形態の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートにおける切削部近傍を拡大した斜視図である。 図1に示す切削インサートの上面図である。 図3に示す切削インサートにおける切削部近傍を拡大した上面図である。 図3に示す切削インサートにおけるA1方向からの側面図である。 図3に示す切削インサートにおけるA2方向からの側面図である。 図3に示す切削インサートにおけるB1−B1断面の断面図である。 図3に示す切削インサートにおけるB2−B2断面の断面図である。 図3に示す切削インサートにおけるB3−B3断面の断面図である。 図1に示す切削インサートの変形例であって、図4に対応する上面図である。 図1に示す切削インサートの変形例であって、図6に対応する側面図である。 一実施形態の切削工具を示す斜面図である。 図12に示す切削工具における切削インサート付近を拡大した斜視図である。 図13に示す切削工具の上面図である。 図13に示す切削工具におけるA3方向からの側面図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。
<切削インサート>
以下、一実施形態の切削インサート1について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明の切削インサートは、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1〜9に示すように、本実施形態の切削インサート1(以下、単にインサート1ともいう)は、本体部3及び切削部5によって構成されている。本体部3は、第1の方向X1(図3における左右の方向)に沿って延びた棒形状の構成である。本体部3の大きさとしては特に限定されるものではないが、例えば、上面視した場合における第1の方向X1に沿った方向での本体部3の長さが5〜80mmに設定される。上面視した場合における第1の方向X1に直交する方向での本体部3の幅が2〜20mmに設定される。また、側面視した場合における第1の方向X1に直交する方向(図5における上下の方向)での本体部3の高さが2〜15mmに設定される。
切削部5は、本体部3における第1の方向X1での一方の端部(図3における左側の端部)から第1の方向に対して交差する方向に延びている。本実施形態においては、上面視した場合に第1の方向X1に対して直交する第2の方向X2(図3における上下の方向)に沿って本体部3の一方の端部から延びた構成である。そのため、インサート1は、上面視した場合において、本体部3及び切削部5によってL字型の構成となっている。
なお、切削部5は、本体部3とは別の部材を用いて作製した後に本体部3に取り付けてもよいが、本実施形態のインサート1においては、切削部5は本体部3と一体的に形成されている。切削部5の大きさとしては特に限定されるものではない。
インサート1の材質、すなわち本体部3及び切削部5の材質としては、例えば、超硬合金、或いはサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成されるWC−Co、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したWC−TiC−Co、或いはWC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したWC−TiC−TaC−Coがある。また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料であり、具体的には、炭化チタン(TiC)、又は窒化チタン(TiN)を主成分としたチタン化合物が挙げられる。
インサート1の表面は、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)又はアルミナ(Al)などが挙げられる。
切削部5は、上面7、下面9、側面11、切刃13及びブレーカ突起15を有している。切削部5の上面7は、上面視した場合の形状が概ね長方形の形状である。そのため、切削部5の上面7は、外周を構成する長辺の一つにおける第2の方向X2の後端側において本体部3の上面と連続している。
側面11は、上面7と下面9との間に位置しており、前側面17及び一対の横側面19を有している。前側面17は、側面11のうち、本体部3から離れた第2の方向X2の先端側に位置する面である。言い換えれば、前側面17は、側面11のうち、切削部5の上面7における短辺の1つであって第2の方向X2の先端側に位置する短辺と接続する面である。一対の横側面19は、切削部5の上面7における一対の長辺にそれぞれ接続する面である。そのため、本実施形態のインサート1においては、一対の横側面19はそれぞれ前側面17と隣接している。
前側面17及び一対の横側面19は、それぞれ被削材を切削加工する際において逃げ面として機能する。そのため、側面視した場合に、前側面17及び一対の横側面19は、それぞれ上面7の側から下面9の側に進むにつれて切削部5の内側に向かうように形成されている。
上面7と側面11とが交差する稜線には切刃13が設けられている。本実施形態のインサート1においては、切刃13として前切刃21、一対の横切刃23及び一対のコーナ切刃25が設けられている。前切刃21は、上面7と前側面17とが交差する稜線に設けられている。一対の横切刃23は、上面7と一対の横側面19とが交差する稜線に設けられている。一対のコーナ切刃25は、上面7における角部と側面11とが交差する稜線に設けられている。そのため、一対のコーナ切刃25は、前切刃21と一対の横切刃23との間にそれぞれ位置している。
なお、このとき上面7と側面11とが交差する稜線は、2つの面が交わることによる厳密な線形状ではない。上面と側面とが交差する稜線が鋭角に尖っていると、切刃の耐久性が低下する。そのため、上面7と側面11とが交差する部分には、いわゆるホーニング加工が施されており、この部分がわずかに曲面形状となっている。
前切刃21及び一対の横切刃23の形状は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、それぞれ直線形状となっている。また、前切刃21と一対の横切刃23とを接続するコーナ切刃25は、円弧状の曲線形状となっている。一対の横側面19の被削材に対する干渉を避けるため、一対の横切刃23は、上面視した場合に前切刃21から離れるにしたがって互いの間隔が狭くなるように形成されている。
本実施形態における上面7には、ブレーカ突起15が形成されている。ブレーカ突起15は、被削材の切削加工において生じる切屑をカールさせる役割を有している。本実施形態におけるブレーカ突起15は、図3、4に示すように、前切刃21に向かって延びている。ブレーカ突起15は、切削部5の先端側に位置して前切刃21に近接する端部(図3、4における下方に位置する端部)から切削部5の後端側(図3、4における上方向)に向かって延び、前切刃21から離れて切削部5の後端側に近づくにつれて本体部3における第1の方向X1での他方の端部側(図3、4における右側)に向かって湾曲している。すなわち、ブレーカ突起15は、図3、4における右下方向に対して凹となるように湾曲した形状となっている。
なお、ブレーカ突起15における切削部5の先端側に位置する端部とは、ブレーカ突起15における相対的な位置関係を意味するものである。本実施形態におけるブレーカ突起15における切削部5の先端側に位置する端部は、上面7における前切刃21が形成されている切削部5の先端側の外縁の近くまで形成されているが、このような形態に限定されるものではない。すなわち、ブレーカ突起15における先端側に位置する端部が前切刃21から離れて位置していてもよい。
より詳細には、本実施形態におけるブレーカ突起15は、第1の部位15aと、第2の部位15bとを有している。第1の部位15aは相対的に前切刃21に近接して位置しており、第2の部位15bは相対的に前切刃21から離れて位置している。第1の部位15aは、切削部5の先端側から切削部5の後端側に向かうにつれて高さが低くなっている。また、第2の部位15bは、切削部5の先端側から後端側に向かうにつれて、言い換えれば本体部3に近づくにつれて高さが高くなっている。
上面視した場合において、第1の部位15aは、上面視した場合において、前切刃21に対して直交する方向に延びている。言い換えれば、第1の部位15aは、第2の方向X2に沿って延びている。また、第2の部位15bは、第1の部位15aから離れるにつれて本体部3(の他方の端部)側に向かって湾曲するように延びている。言い換えれば、第2の部位15bは、切削部5における第2の方向X2の後端側に近づくにつれて第1の方向X1の他方の端部側(図3、4における右側)に向かって湾曲している。
切屑を良好にカールさせるためには、上面視した場合において、ブレーカ突起15の前切刃21に対する傾斜が小さいことが好ましい。一方、前切刃21から第2の方向X2に沿った方向に進む切屑の進行方向を第1の方向X1に沿った方向に変えるためには、反対に上記の傾斜が大きいことが好ましい。
ブレーカ突起が平板形状である場合には、切屑を良好にカールさせつつ外部に排出することが難しい。しかしながら、本実施形態のブレーカ突起15は上記のような湾曲した形状であるため、切屑を良好にカールさせつつ外部に排出することができる。
具体的には、前切刃21から第2の方向X2に沿った方向に進む切屑は、ブレーカ突起15における第1の部位15aにまず接触する。第1の部位15aは第2の方向X2に沿って延びているため、第2の方向X2に沿って切屑を安定して進行させることができる。またこのとき、第1の部位15aは、前切刃21から離れるにつれて高さが低くなっている。そのため、第1の部位15aによって切屑の流れる方向を誘導しつつ、この第1の部位15aによって切屑の流れが阻害されることを抑制できる。
次に、切屑は、第2の部位15bにおける第2の方向X2での先端側に位置する領域に接触する。第2の部位15bは、上面視した場合に前切刃21に対して傾斜している。そのため、第2の部位15bにおいて切屑が螺旋状にカールする。このとき、第2の部位15bにおける凹状に湾曲した領域に切屑を安定して接触させるため、第2の部位15bにおける第1の部位15aに接続された端部は、上面7における第1の方向X1での本体部3から離れた側(図3、4における左側)に位置していることが好ましい。
また、上記の理由から、第1の部位15aは、上面7における第1の方向X1での本体部3から離れた側に位置していることが好ましい。言い換えれば、ブレーカ突起15における前切刃21に近接している端部は、上面7における第1の方向X1での本体部3から離れた側に位置していることが好ましい。
ブレーカ突起15における第2の部位15bは、前切刃21から離れて本体部3に近づくにつれて本体部3の他方の端部側に向かうように湾曲している。切屑は、第2の部位15bにおける先端側の領域に接触した後に第2の部位15bにおける後端側の領域に接触する。そのため、第2の部位15bにおける後端側の領域には、切屑が螺旋状にカールしながら接触する。このような場合においては、切屑は、前切刃21の方向に跳ね返るようにカールされるのではなく、螺旋状に捩れるようにカールされる。
そして、ブレーカ突起15は、本体部3に近づくにつれて本体部3の他方の端部側に向かうように形成されている。そのため、第2の方向X2の後端側から第1の方向X1の他方の端部側へと誘導される。これにより、切屑が本体部3の他方の端部に向かって流れるようになるので、切屑を外部に良好に排出することが可能になる。このようにして、切屑を良好にカールさせつつ外部に排出することができる。
本実施形態におけるブレーカ突起15は、切削部5から本体部3にかけて位置している。そのため、ブレーカ突起15における前切刃21から離れた側に位置する端部は、本体部3に位置している。このようにブレーカ突起15が形成されている場合には、切削部5に形成された前切刃21で生じた切屑の全体をより確実にブレーカ突起15に接触させることができる。そのため、切屑を安定して本体部3の他方の端部側へと誘導することが可能になる。
またこのとき、切屑がブレーカ突起15における第2の部位15bに接触することによって、切屑の進行方向が上下方向に変化し易くなる。そのため、第2の部位15bは、図5、6に示すように、第1の部位15aに接続された端部から離れて本体部3に近づくにつれて高さが高くなっていることが好ましい。これにより、第2の部位15bにおける第1の部位15aから離れた側の端部においても安定して切屑をカールさせることができる。
なお、本実施形態におけるブレーカ突起15は、第1の部位15a及び第2の部位15bによって構成されているが、ブレーカ突起15の構成としては特にこれに限られるものではない。既に示したように、ブレーカ突起15の第2の部位15bにおいて、切屑が、螺旋状に捩れるようにカールされつつ、本体部3の他方の端部側へと誘導される。そのため、ブレーカ突起15としては、図10、11に示すように、第1の部位15aに対応する構成を備えずに、第2の部位15bに対応する構成のみによって形成されていてもよい。
本実施形態における上面7には、ランド面27が形成されている。ランド面27は、上面7における前側面17と連続する縁の部分から一対の横側面19と連続する縁の部分にかけて位置している。ランド面27は、切刃13の強度を高めるために設けられている。
また、本実施形態における上面7は、下面側に向かって窪んだ形状の第1の凹部29を有している。上面視した場合において湾曲しているブレーカ突起15の第2の部位15bは、この第1の凹部29に沿って設けられている。図3、4において、ブレーカ突起15の第2の部位15bは右下方向に向かって凹となるように湾曲した形状となっているが、このブレーカ突起15の第2の部位15bの右下の領域に第1の凹部29が位置している。そのため、ブレーカ突起15の第2の部位15bが第1の凹部29に沿うように設けられた構成となっている。
このような第1の凹部29を有している場合には、第1の凹部29の底面からブレーカ突起15の第2の部位15bの上端までの高さが大きくなり、第1の凹部29の表面とブレーカ突起15の第2の部位15bの表面とによって切屑を螺旋状に捩じりながらカールさせることができる。そのため、ブレーカ突起15の第2の部位15bの高さを過度に大きくすることなく、安定して切屑をカールさせ易くなる。
また、本実施形態における上面7は、ガイド突起31をさらに有している。ガイド突起31は、ブレーカ突起15における第1の部位15aと同様に上面視した場合において前切刃21に対して直交する方向に延びており、第1の部位15aに対して平行に延びている。言い換えれば、ガイド突起31は、第2の方向X2に沿って延びている。このとき、ブレーカ突起15は、上面視した場合において、第1の部位15aよりも本体部3の側に位置している。
このようなガイド突起31を有している場合には、前切刃21で生じた切屑を安定してブレーカ突起15における第2の部位15bに向かって誘導することができる。また、第1の部位15aとガイド突起31とによって前切刃21から第2の方向X2に沿った方向に進む切屑を、上面視した場合における第2の方向X2に対して直交する方向に湾曲させることができる。
そのため、上面視した場合における第2の方向X2に対して直交する方向での切屑の幅を絞ることができる。これにより、切屑に適度な強度を持たせることができるので、切屑の流れを安定させることができる。これにより、切屑を安定してブレーカ突起15における第2の部位15bに接触させることができる。
このとき、第1の部位15aとガイド突起31とは、前切刃21に近接する側での端部同士及び前切刃21から離れた側での端部同士の間隔W1が、第1の部位15a及びガイド突起31の中央部分での間隔W2よりも広い形状である。第1の部位15aとガイド突起31との間隔が、前切刃21に近接する側の端部から前切刃21から離れるにしたがって狭くなることによって、切屑の幅を安定して絞ることができる。
また、第1の部位15aとガイド突起31との間隔が狭くなっている領域よりも前切刃21からさらに離れるにしたがって、第1の部位15aとガイド突起31との間隔が広くなっていることによって、切屑の幅を絞り過ぎることが抑制される。そのため、切屑をブレーカ突起15における第2の部位15bに向かってスムーズに流すことができる。このように第1の部位15aとガイド突起31との間隔を広くするため、第1の部位15aは、上面視した場合において、前切刃21から離れるにつれて幅が狭くなる部分を有していることが好ましい。
さらに、本実施形態における上面7は、第1の部位15aとガイド突起31との間に位置する第2の凹部33をさらに有している。このような第2の凹部33を有している場合には、第1の部位15a及びガイド突起31における互いに対向する面と第2の凹部33の表面とによって切屑の幅を絞ることができる。そのため、第1の部位15a及びガイド突起31の高さを過度に高くすることなく、安定して切屑の幅を絞り易くなる。
このとき、第1の凹部29が第2の凹部33から離れており、第1の凹部29は、第2の凹部33よりも本体部3の他方の端部側に偏って位置している。そのため、切屑の幅が過度に絞られることを抑制することができる。
<切削工具>
次に、本発明の一実施形態の切削工具101について図面を用いて説明する。なお、図13〜15は、それぞれ図12におけるインサート1がホルダ103に取り付けられている部分を拡大した図である。
本実施形態の切削工具101は、図12〜15に示すように、先端側にインサートポケット105を有するホルダ103と、前切刃21がホルダ103の先端から第2の方向X2の先端側に突出するようにインサートポケット105に装着された、上記実施形態に代表される切削インサート1とを備えている。
ホルダ103は、細長く伸びた板形状である。細長く伸びている方向はインサート1における第1の方向X1と一致している。また、板形状のホルダ103における平面領域に直交する方向がインサート1における第2の方向X2と一致している。そして、ホルダ103の先端側には、インサートポケット105が1つ設けられている。インサートポケット105は、インサート1が装着される部分であり、ホルダ103の先端面に対して開口している。
ホルダ103は、その先端部分に、インサート1における本体部3の上面を拘束する上顎部107とインサート1における本体部3の下面を拘束する下顎部109とを有している。上顎部107と下顎部109とが対向する領域によってインサートポケット105が形成されている。インサートポケット105にはインサート1が装着される。インサート1は、前切刃21がホルダ103の先端から第2の方向X2の先端側に突出するように装着される。
本実施形態におけるインサート1の下面9は、第1の領域9a、第2の領域9b及び第3の領域9cを有している。第1の領域9aは、前側面17と連続しており、前側面17から離れるにしたがって上面7から離れるように下方に傾斜する平坦面形状である。第2の領域9bは、第1の領域9aよりも前側面17から離れて位置しており、第1の領域9aに対して直交する平坦面形状である。第3の領域9cは、第2の領域9bよりも前側面17から離れて位置しており、上面7に対して平行な平坦面形状である。
本実施形態における下面9の第1の領域9aは、前側面17から離れるにしたがって上面9から離れるように角度θ1で下方に傾斜する平坦面形状となっている。なお、本実施形態における切削部5のように、上面7の形状が平坦面でない場合には、直線形状である前切刃21および一対の横切刃23が含まれる平面に平行な仮想平面を設定すればよい。切削部5の下面9は、前側面17から離れるにしたがって上記の仮想平面から離れるように下方に傾斜した構成となる。
第1の領域9aが上記のように平坦面形状であることから、切削加工時にインサート1に加わる切削抵抗の主分力が第1の領域9aにおける一部に集中することを抑制できる。そのため、上記の力を第1の領域9aの広い範囲において安定して受け止めることができる。このとき、第1の領域9aが上面7に対して平行な平坦面ではなく、上面7に対して上記のように傾斜していることから、インサート1をホルダ103に挿入固定する際において、インサート1が第2の方向X2の後端側に引き込まれてホルダ103に対する位置ずれが低減される。
また、第1の領域9aは、第2の方向X2での切削部5の後端側に向かうにつれて上面7から離れるように角度θ1で下方に傾斜する一方で、第1の方向X1での切削部5の一方の端部側から他方の端部側にかけては傾斜していない。これにより、下面9における第1の方向X1での一方の端部側と他方の端部側とで下面9に加わる負荷のバラつきを低減することができる。
第2の領域9bは、第1の方向X1に沿った方向から側面視した場合に第1の領域9aに対して直交している。また、第3の領域9cは、第1の方向X1に沿った方向から側面視した場合に上面7に対して平行となっている。そのため、第1の方向X1に沿った方向から側面視した場合において、第2の領域9bと第3の領域9cとの交差する角度θ2が鈍角となっている。
本実施形態のインサート1においては、上記の第2の領域9bを下面9が有していることから、下面9の第1の領域9aにおいて切削抵抗の主分力を安定して受け止めるとともに、切削抵抗の送り分力などに起因する第1の領域9aに平行な方向に加わる力を第2の領域9bにおいて安定して受け止めることができる。
また、下面9が第1の領域9a及び第2の領域9bだけでなく、上面7に対して平行な第3の領域9cを有していることから、この第3の領域9cにおいてインサート1をホルダ103に固定する際に安定して保持することができる。以上のことから、ホルダ103によるインサート1の固定が不安定になり易いL字型の切削インサート1を用いた場合であっても、インサート1の取り付け時および切削加工での使用時のいずれにおいても切削インサート1をホルダ103に安定して固定することができる。
本実施形態のインサート1においては、第3の領域9cが第2の領域9bよりも前側面17から離れて位置している。第3の領域9cが第2の領域9bよりも前側面に近くなるように位置していてもホルダ103によってインサート1を安定して保持することができる。
しかしながら、第2の領域9bにおいて切削抵抗の送り分力などに起因する第1の領域9aに平行な方向に加わる力を安定して受け止めるため、第2の領域9bよりも後端側において第2の方向X2に沿った方向でのホルダ103の肉厚を確保する必要がある。そのため、ホルダ3の全体としては第2の方向X2に沿った方向の肉厚を過度に大きくしなければならない可能性がある。
本実施形態のインサート1においては、第3の領域9cが上記の位置に設けられていることから、ホルダ103の全体としての肉厚を過度に大きくすることなく、切削抵抗の送り分力などに起因する下面9の第1の領域9aに平行な方向に加わる力を安定して受け止めることができる。
本実施形態においては、ホルダ103は、上顎部107に形成された第1のネジ穴(不図示)と、下顎部109におけるネジ穴の下方に形成された第2のネジ穴(不図示)とを有しており、これらのネジ穴に挿入される固定ネジ111によって、インサート1がホルダ103に固定されている。すなわち、上顎部107に形成された第1のネジ穴に固定ネジ111を挿入し、この固定ネジ111の先端を下顎部109に形成された第2のネジ穴に挿入して、ネジと第1のネジ穴及び第2のネジ穴とを螺合させている。
ホルダ103としては、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、これらの部材の中で靱性の高い鋼を用いることが好ましい。
<切削加工物の製造方法>
次に、本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物は、被削材を切削加工することによって作製される。本実施形態においては、切削加工として内径加工を例示する。本実施形態における切削加工物の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)被削材201を回転させる工程と、
(2)回転している被削材201に上記実施形態に代表される切削工具101の切刃13を接触させる工程と、
(3)切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図16に示すように、被削材201を軸Yの周りでY1方向に回転させる。また、切削工具101をY2方向に動かすことによって、被削材201に切削工具101を相対的に近付ける。次に、図17に示すように、切削工具101の切刃13を被削材201に接触させて、被削材201を切削する。そして、図18に示すように、切削工具101をY3方向に動かすことによって、切削工具101を被削材201から相対的に遠ざける。
本実施形態においては、軸Yを固定するとともに被削材201を回転させた状態で切削工具101を近付けている。また、図17においては、回転している被削材201に切削インサート1の切刃13を接触させることによって被削材201を切削している。また、図18においては、被削材201を回転させた状態で切削工具101を遠ざけている。なお、本実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具101を動かすことによって、切削工具101を被削材201に接触させる、あるいは切削工具101を被削材201から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近付けてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、切削工具101を回転させた状態を保持して、被削材201の異なる箇所にインサート1の切刃13を接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、又は非鉄金属などが挙げられる。
1・・・切削インサート(インサート)
3・・・本体部
5・・・切削部
7・・・上面
9・・・下面
11・・・側面
13・・・切刃
15・・・ブレーカ突起
15a・・・第1の部位
15b・・・第2の部位
17・・・前側面
19・・・横側面
21・・・前切刃
23・・・横切刃
25・・・コーナ切刃
27・・・ランド面
29・・・第1の凹部
31・・・ガイド突起
33・・・第2の凹部
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
105・・・インサートポケット
107・・・上顎部
109・・・下顎部
111・・・固定ネジ
201・・・被削材

Claims (12)

  1. 第1の方向に沿って延びた棒形状の本体部と、上面視した場合に前記本体部の一方の端部から前記第1の方向に対して交差する方向に延びる切削部とを有する切削インサートであって、
    前記切削部は、上面と、下面と、上面及び下面の間であって前記本体部から離れた先端側に位置する前側面と、前記上面と前記前側面とが交差する稜線に設けられた切刃と、前記上面に形成され、前記切刃に向かって延びるブレーカ突起とを有し、
    前記ブレーカ突起は、上面視した場合において、前記切刃から離れるにつれて前記本体部の他方の端部側に向かって湾曲するように延びていることを特徴とする切削インサート。
  2. 前記ブレーカ突起における前記切刃に近接している端部は、前記上面における前記第1の方向での前記本体部から離れた側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記ブレーカ突起は、前記切刃から離れるにつれて高さが低くなる第1の部位と、該第1の部位よりも前記切刃から離れて位置しており、前記本体部に近づくにつれて高さが高くなる第2の部位とを有していることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  4. 前記上面は、第1の凹部をさらに有しており、
    前記ブレーカ突起の前記第2の部位は、前記第1の凹部に沿って設けられていることを特徴とする請求項3に記載の切削インサート。
  5. 前記第1の部位は、上面視した場合において、前記切刃に対して直交する方向に延びており、前記第2の部位は、上面視した場合において、前記第1の部位から離れるにつれて前記本体部の他方の端部側に向かって湾曲するように延びていることを特徴とする請求項3に記載の切削インサート。
  6. 前記上面は、上面視した場合において、前記第1の部位よりも前記本体部の側において前記切刃に対して直交する方向に延びるガイド突起をさらに有していることを特徴とする請求項5に記載の切削インサート。
  7. 前記上面は、前記第1の部位と前記ガイド突起との間に位置する第2の凹部をさらに有していることを特徴とする請求項6に記載の切削インサート。
  8. 前記第1の凹部は、前記第2の凹部よりも前記本体部の他方の端部側に偏って位置していることを特徴とする請求項7に記載の切削インサート。
  9. 前記第1の部位は、上面視した場合において、前記切刃から離れるにつれて幅が狭くなる部分を有していることを特徴とする請求項3に記載の切削インサート。
  10. 前記ブレーカ突起は、前記切削部から前記本体部にかけて位置しており、
    前記ブレーカ突起における前記切刃から離れた側に位置する端部は、前記本体部に位置していることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  11. 先端側にインサートポケットを有するホルダと、
    前記切刃が前記ホルダの先端から突出するように前記インサートポケットに装着された、請求項1〜10のいずれか1つに記載の切削インサートとを具備した切削工具。
  12. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項11に記載の切削工具の前記切刃を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程とを備えた切削加工物の製造方法。
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