JPWO2015045556A1 - 通信制御装置、通信制御方法、端末装置及び情報処理装置 - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法、端末装置及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置間通信(D2D通信)を行う装置にとっての負荷を抑えることを可能にする。【解決手段】セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための上記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、上記無線フレーム情報の端末装置への送信を制御する制御部と、を備える通信制御装置が提供される。【選択図】図4

Description

本開示は、通信制御装置、通信制御方法、端末装置及び情報処理装置に関する。
装置間通信(D2D通信)は、基地局と端末装置とが信号を送受信する一般的なセルラー通信とは異なり、2つ以上の端末装置が直接的に信号を送受信する通信である。そのため、D2D通信では、上記一般的なセルラー通信とは異なる、端末装置の新しい利用形態が生まれてくることが期待される。例えば、近接する端末装置間若しくは近接する端末装置のグループ内におけるデータ通信による情報共有、設置された端末装置からの情報の頒布、M2M(Machine to Machine)と呼ばれる機器間の自律通信など、様々な応用が考えられる。
また、近年のスマートフォンの増加による、データトラフィックの著しい増加に対して、D2D通信をデータのオフローディングに活用することも考えられる。例えば、近年、動画像のストリーミングデータの送受信に対するニーズが急速に高まっている。しかし、一般に、動画像はデータ量が多いので、RAN(Radio Access Network)において多くのリソースを消費するという問題がある。したがって、端末装置間の距離が小さい場合のように、端末装置同士がD2D通信に適している状態であれば、動画像データをD2D通信にオフローディングすることにより、RANにおけるリソースの消費及び処理の負荷を抑えることができる。このように、D2D通信は、通信事業者及びユーザの双方にとって利用価値がある。そのため、現在、D2D通信は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準化会議においても、LTE(Long Term Evolution)に必要な重要な技術領域の1つとして認識され、注目されている。
例えば、非特許文献1には、D2D通信についてのユースケースが開示されている。
しかし、例えば、D2D通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号が、D2D通信を行う端末装置により送信されるとしても、D2D通信を行う他の端末装置は、当該ディスカバリ信号がどのタイミングで送信され、受信可能であるのかが分からない。そのため、例えば、上記端末装置は、上記ディスカバリ信号を高頻度で送信し、上記他の端末装置は、上記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を高頻度で行うことになる。その結果、当該他の端末装置にとっての負荷が増大し得る。
そこで、装置間通信(D2D通信)を行う装置にとっての負荷を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための上記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、上記無線フレーム情報の端末装置への送信を制御する制御部と、を備える通信制御装置が提供される。
また、本開示によれば、セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための上記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、上記無線フレーム情報の端末装置への送信をプロセッサにより制御することと、を含む通信制御方法が提供される。
また、本開示によれば、セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための上記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、上記無線フレーム情報に基づいて、上記ディスカバリ信号の送信を制御する制御部と、を備える端末装置が提供される。
また、本開示によれば、プログラムを記憶するメモリと、上記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、を備える情報処理装置が提供される。上記プログラムは、セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための上記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、上記無線フレーム情報に基づいて、上記ディスカバリ信号の送信を制御することと、を実行させるためのプログラムである。
また、本開示によれば、セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、上記無線フレーム情報に基づいて、上記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御する制御部と、を備える端末装置が提供される。
また、本開示によれば、プログラムを記憶するメモリと、上記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、を備える情報処理装置が提供される。上記プログラムは、セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、上記無線フレーム情報に基づいて、上記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御することと、を実行させるためのプログラムである。
以上説明したように本開示によれば、装置間通信(D2D通信)を行う装置にとっての負荷を抑えることが可能となる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
D2D通信の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 ディスカバリ信号を送信するための無線フレームの例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る基地局側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る端末装置側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る端末装置側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 無線フレームと意味との対応関係の一例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態の第1の変形例に係る端末装置側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態の第1の変形例に係る端末装置側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 D2D通信の用途に応じたディスカバリ信号の送信の周期の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態の第2の変形例に係る端末装置側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態の第2の変形例に係る端末装置側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 通知すべき情報を送信するための所定の複数の無線リソースの例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態の第3の変形例に係る基地局側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態の第3の変形例に係る端末装置側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態の第3の変形例に係る端末装置側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態の第4の変形例に係る通信制御処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 接続モード及びアイドルモードにおける検出処理の頻度の例を説明するための説明図である。 カバレッジ内での検出処理及びカバレッジ内での検出処理の頻度の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態の第5の変形例に係る端末装置側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るスマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.通信システムの概略的な構成
3.各通信ノードの構成
3.1.基地局の構成
3.2.端末装置の構成
4.処理の流れ
5.変形例
5.1.第1の変形例
5.2.第2の変形例
5.3.第3の変形例
5.4.第4の変形例
5.5.第5の変形例
6.応用例
6.1.基地局に関する応用例
6.2.端末装置に関する応用例
7.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、図1を参照して、D2D通信に関する技術及び考察を説明する。
(D2D通信のユースケース)
D2D通信についてのユースケースが、3GPPのSA(Service and Systems Aspects)1などにおいて議論され、TR 22.803に記載されている。なお、TR 22.803には、ユースケースが開示されているものの、具体的な実現手段は開示されていない。
−D2D通信の用途
通常のLTEのシステムでは、基地局と端末装置とが無線通信を行うが、端末装置が互いに無線通信を行うことはなかった。しかし、パブリックセーフティの用途又はその他の一般的な用途のために、端末装置が互いに直接的に無線通信を行う手法が求められている。
パブリックセーフティの用途として、例えば、衝突防止の警報及び火災警報などが挙げられる。パブリックセーフティの用途は緊急性に関することが多いことが想定されるので、D2D通信において反応速度が重要になると考えられる。
一方、その他の一般的な用途として、例えば、データオフローディングが挙げられる。D2D通信によるデータオフローディングにより、セルラー通信ネットワークへの負荷を軽減することが可能になる。
−カバレッジ
D2D通信は、基地局のカバレッジ内で行われてもよく、基地局のカバレッジ外で行われてもよい。あるいは、一方の端末装置が基地局のカバレッジ内に位置し、他方の端末装置が当該カバレッジ外に位置する場合に、これらの端末装置によりD2D通信が行われてもよい、以下、図1を参照して、ユースケースの具体例を説明する。
図1は、D2D通信の例を説明するための説明図である。図1を参照すると、基地局11及び複数の端末装置21(即ち、端末装置21A〜21F)が示されている。D2D通信の第1の例として、基地局11により形成されるセル10(即ち、基地局11のカバレッジ)内に位置する端末装置21A及び端末装置21Bが、D2D通信を行う。このようなD2D通信をカバレッジ内のD2D通信と呼ぶ。D2D通信の第2の例として、セル10外に位置する端末装置21C及び端末装置21Dが、D2D通信を行う。このようなD2D通信をカバレッジ外のD2D通信と呼ぶ。D2D通信の第3の例として、セル10内に位置する端末装置21Eと、セル10外に位置する端末装置21Fとが、D2D通信を行う。このようなD2D通信をパーシャルカバレッジのD2D通信と呼ぶ。パブリックセーフティの観点から、カバレッジ外のD2D通信、及びパーシャルカバレッジのD2D通信も重要である。
(D2D通信までの流れ)
例えば、同期(Synchronization)、ディスカバリ(Discovery)、及び接続の確立が順に行われ、その後、D2D通信が行われる。
−同期
2つの端末装置が、基地局のカバレッジ(即ち、基地局により形成されるセル)内に位置する場合、上記2つの端末装置は、上記基地局からのダウンリンク信号を用いて基地局との同期を獲得することにより、互いにある程度同期することが可能である。
一方、D2D通信を行おうとする2つの端末装置のうち少なくとも一方が、基地局のカバレッジ(即ち、基地局により形成されるセル)外に位置する場合、例えば、上記2つの端末装置のうちの少なくとも一方が、D2D通信での同期のために同期信号を送信する。
−ディスカバリ
ディスカバリは、端末装置が他の端末装置の近くにいることを確認(identify)するプロセスである。換言すると、ディスカバリは、端末装置が他の端末装置を発見し、あるいは端末装置が他の端末装置に発見されるプロセスとも言える。
ディスカバリは、例えば、D2D通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号(Discovery Signal)の送受信により行われる。より具体的には、例えば、2つの端末装置のうちの一方の端末装置が、ディスカバリ信号を送信し、当該2つの端末装置のうちの他方の端末装置が、当該ディスカバリ信号を受信する。そして、上記他方の端末装置は、上記一方の端末装置との通信を試みる。
なお、D2D通信を行おうとする2つの端末装置がディスカバリ信号の送受信の前に予め同期しておくことにより、ディスカバリ信号が適切に検出される。
(ディスカバリ信号)
D2D通信を行おうとする2つの端末装置が、基地局のカバレッジ内に位置する場合には、上記2つの端末装置により送信されるディスカバリ信号は、基地局と端末装置との間で送受信される信号に衝突しないことが求められる。そのため、例えば、基地局による制御に応じて、D2D通信を行おうとする2つの装置のうちの一方がディスカバリ信号を送信し得る。
一方、D2D通信を行おうとする2つの端末装置が、基地局のカバレッジ外に位置する場合には、ディスカバリ信号は、コンテンションベース(Contention Based)の手法で送信されることが望ましい。ユニファイドデザイン(Unified Design)の観点から、カバレッジ内のD2D通信及びカバレッジ外のD2D通信の両方に、コンテンションベースの手法が採用されることが望ましい。ただし、当然ながら、カバレッジ内のD2D通信及びカバレッジ外のD2D通信の各々に、別々の手法が採用されてもよい。
コンテンションベースの手法とは、例えばランダムアクセスのように信号の衝突を前提として設計された手法を意味する。コンテンションベースの手法では、各端末装置が自らの判断で信号を送信する。端末装置による信号の送信がいずれかの制御局により制御される手法は、コンテンションベースの手法ではない。
(D2D通信のための無線リソース)
基地局のカバレッジ内でD2D通信が行われる場合には、基地局と端末装置との間の無線通信に対して干渉を与えることは許されない。そこで、基地局と端末装置との間の無線通信のためのフレームフォーマットが、D2D通信におけるフレームフォーマットとして用いられることが考えられる。例えば、無線フレーム及びサブフレームが、D2D通信における時間の単位として用いられる。無線フレームは、10msの長さを有し、サブフレームは、1msの長さを有する。一例として、無線フレームの中の特定のサブフレームがD2D通信のための無線リソースとして開放される。このようなD2D通信のための無線リソースを基地局が端末装置に報知しおけば、基地局と端末装置との間の無線通信にD2D通信が干渉を与えることを回避することができる。なお、例えば、リソースブロックが、D2D通信における無線リソースの単位として用いられる。当該リソースブロックは、周波数方向において12サブキャリアに及び、時間方向において7OFDMシンボルに及ぶ無線リソースである。
一方、基地局のカバレッジ外でD2D通信が行われる場合には、基地局と端末装置との間の無線通信にD2D通信が干渉を与える可能性は低いと考えてもよい。しかし、異なるD2D通信が狭い領域内で行われ得るので、異なるD2D通信の間での干渉が考慮されることが望ましい。例えば、コンテンションベースの手法が用いられる。具体的には、例えば、衝突により信号が適切に送受信されなかった場合には、信号の再送が行われる。
上述したように、D2D通信でも、基地局と端末装置との間の無線通信のためのフレームフォーマットが用いられる場合には、アップリンクの無線リソースのうちのいずれかのサブフレームの無線リソースがD2D通信のために使用されることが考えられる。アップリンクでは、サブフレームにおいていずれの端末装置に対しても無線リソースが割り当てられなければ、当該サブフレームでは、いずれの信号も送信されないからである。一方、ダウンリンクでは、いずれの端末装置にも無線リソースが割り当てられなかったとしても、いずれのサブフレームにおいてもリファレンス信号が送信される。そのため、ダウンリンクでは、D2D通信の信号とリファレンス信号とが衝突し得る。
(ディスカバリに関する負荷)
ディスカバリに関する端末装置の負荷として、ディスカバリ信号の送信の負荷と、ディスカバリ信号の検出処理の負荷とがある。ここでの負荷には、消費電力の観点での負荷、及び処理の複雑さの観点での負荷などが含まれ得る。
<<2.通信システムの概略的な構成>>
続いて、図2を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図2は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図2を参照すると、通信システム1は、基地局100及び複数の端末装置100を含む。通信システム1は、例えば、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信方式に従ったシステムである。
(基地局100)
基地局100は、端末装置200との無線通信を行う。例えば、基地局100は、セル10内に位置する端末装置200との無線通信を行う。
(端末装置200)
端末装置200は、基地局100との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、セル10内に位置する場合に、基地局100との無線通信を行う。
とりわけ本開示の実施形態では、端末装置200は、他の端末装置200とのD2D通信を行う。例えば、端末装置200は、セル10(即ち、基地局100のカバレッジ)内に位置する場合に、セル10内に位置する他の端末装置200とのカバレッジ内のD2D通信を行う。さらに、端末装置200は、セル10内に位置する場合に、セル10外に位置する他の端末装置200とのパーシャルカバレッジのD2D通信を行ってもよい。また、端末装置200は、セル10外に位置する場合に、セル10外に位置する他の端末装置200とのカバレッジ外のD2D通信を行ってもよく、セル10内に位置する他の端末装置200とのパーシャルカバレッジのD2D通信を行ってもよい。
なお、例えば、D2D通信のためのフレームフォーマットとして、基地局と端末装置との間の無線通信のためのフレームフォーマットが用いられる。例えば、無線フレーム及びサブフレームが、D2D通信における時間の単位として用いられる。さらに、例えば、D2D通信でも、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が用いられ、リソースブロックが無線リソースの単位として用いられる。当該リソースブロックは、周波数方向において12サブキャリアに及び、時間方向において7OFDMシンボルに及ぶ無線リソースである。
<<3.各通信ノードの構成>>
続いて、図3〜図5を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100及び端末装置200の構成を説明する。
<3.1.基地局の構成>
まず、図3及び図4を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図3を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(アンテナ部110)
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(無線通信部120)
無線通信部120は、無線通信を行う。例えば、無線通信部120は、セル10内に位置する端末装置200へのダウンリンク信号を送信し、セル10内に位置する端末装置200からのアップリンク信号を受信する。
(ネットワーク通信部130)
ネットワーク通信部130は、他の通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部130は、コアネットワーク及び他の基地局と通信する。
(記憶部140)
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部150)
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び通信制御部153を含む。
(情報取得部151)
情報取得部151は、通信制御部153による制御のための情報を取得する。
とりわけ本開示の実施形態では、情報取得部151は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する。当該無線フレームは、セルラー通信の単位時間である。また、上記ディスカバリ信号は、D2D通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にする信号である。
上記無線フレーム情報は、例えば、ディスカバリ信号を送信するための上記無線フレームのシステムフレーム番号(System Frame Number:SFN)を示す。以下、図4を参照して、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームの具体例を説明する。
図4は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームの例を説明するための説明図である。図4を参照すると、SFNが0〜1023である一連の無線フレームの一部が示されている。例えば、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームは、周期31ごとに到来する無線フレームである。即ち、この例では、周期31は、10無線フレーム(即ち、100ms)であり、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームは、SFNが10の整数倍である無線フレーム(SFNが0、10、20などである無線フレーム)である。例えば、パブリックセーフティの用途の場合に求められる反応速度が0.1秒(即ち、100ms)である場合に、このような周期31でディスカバリ信号が送信され得る。
ディスカバリ信号を送信するための無線フレームは、例えば、予め定められ、当該無線フレームを示す無線フレーム情報は、記憶部140に記憶される。情報取得部151は、記憶部140から上記無線フレーム情報を取得する。一例として、上記無線フレーム情報はシステム情報に含まれ、上記無線フレーム情報を含む上記システム情報が、記憶部140に記憶される。そして、情報取得部151は、記憶部140から、上記無線フレーム情報を含む上記システム情報を取得する。なお、上記無線フレーム情報が、記憶部140に記憶されず、他の装置に記憶されている場合には、情報取得部151は、例えば、ネットワーク通信部130を介して、上記他の装置からの上記無線フレーム情報を取得してもよい。
上記無線フレーム情報は、ディスカバリ信号が送信される無線フレームのSFNそのものを含むことにより、上記SFNを示してもよく、上記SFNを識別するための情報(例えば、SFNの周期又はSFNの条件など)を含むことにより、上記SFNを示してもよい。
(通信制御部153)
通信制御部153は、無線通信に関する制御を行う。
とりわけ本開示の実施形態はでは、通信制御部153は、上記無線フレーム情報の端末装置200への送信を制御する。
例えば、上記無線フレーム情報は、システム情報の一部として送信される。即ち、通信制御部153は、上記無線フレーム情報がシステム情報の一部として送信されるように、上記無線フレーム情報の端末装置200への送信を制御する。具体的な処理として、例えば、通信制御部153は、上記無線フレーム情報を含むシステム情報を、当該システム情報に割り当てられる無線リソースにマッピングする。その結果、上記無線リソース情報は、システム情報の一部として送信される。なお、上記無線フレーム情報は、システム情報の一部として送信される代わりに、端末装置200への個別のシグナリングにより送信されてもよい。
これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置200にとっての負荷を抑えることが可能になる。
具体的には、例えば、端末装置200は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームで送信される信号に対して、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行えば、ディスカバリ信号を素早く確実に検出することができる。そのため、端末装置200は、上記無線フレーム以外の無線フレームで送信される信号に対して上記検出処理を行わなくてもよい。即ち、端末装置200は、ディスカバリ信号の素早く確実な検出のために、高頻度で上記検出処理を行わなくてもよい。したがって、ディスカバリ信号の検出処理に要する負荷が抑えられ得る。
また、例えば、端末装置200は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームでディスカバリ信号を送信し、当該無線フレーム以外の無線フレームではディスカバリ信号を送信しなくてもよい。即ち、端末装置200は、他の端末装置200によるディスカバリ信号の素早く確実な検出のために、高頻度でディスカバリ信号を送信しなくてもよい。したがって、ディスカバリ信号の送信に要する負荷が抑えられ得る。
なお、一般的なページングでは、端末装置がページングメッセージを受信する無線フレームは、端末装置によって異なるので、基地局は、全ての端末装置のために、ページングメッセージを高頻度で送信する。一方、ディスカバリ信号を受信する無線フレームは、端末装置200間で共通であってもよいので、端末装置200は、ディスカバリ信号を高頻度で送信しなくてもよい。即ち、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームは、ページングフレームのように、高頻度で現れなくてもよい。そのため、ディスカバリ信号の送信に要する負荷が抑えられ得る。
<3.2.端末装置の構成>
次に、図5を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図5は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240、表示部250及び処理部260を備える。
(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(無線通信部220)
無線通信部220は、無線通信を行う。例えば、無線通信部220は、端末装置200がセル10内に位置する場合に、基地局100からのダウンリンク信号を受信し、基地局100へのアップリンク信号を送信する。また、例えば、無線通信部220は、D2D通信において、他の端末装置200からの信号を受信し、他の端末装置200への信号を送信する。
(記憶部230)
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(入力部240)
入力部240は、端末装置200のユーザによる入力を受け付ける。そして、入力部240は、入力結果を処理部260に提供する。
(表示部250)
表示部250は、端末装置200からの出力画面(即ち、出力画像)を表示する。例えば、表示部250は、処理部260(表示制御部265)による制御に応じて、出力画面を表示する。
(処理部260)
処理部260は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部260は、情報取得部261、通信制御部263及び表示制御部265を含む。
(情報取得部261)
情報取得部261は、通信制御部263による制御のための情報を取得する。
とりわけ本開示の実施形態では、情報取得部261は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する。当該無線フレーム情報の具体的な内容は、上述したとおりである。
例えば、上記無線フレーム情報は、システム情報の一部として基地局100により送信される。この場合に、情報取得部261は、上記システム情報に含まれる上記無線フレーム情報を取得する。
なお、上記無線フレーム情報は、システム情報の一部として送信される代わりに、端末装置200への個別のシグナリングにより送信されてもよい。また、上記無線フレーム情報は、基地局100により送信されず、端末装置200(記憶部230)に予め記憶されていてもよい。この点については、後述する本開示の実施形態の各変形例でも同様である。
(通信制御部263)
通信制御部263は、端末装置200の無線通信に関する制御を行う。
−ディスカバリ信号の送信に関する制御
例えば、端末装置200は、ディスカバリ信号の送信側として、ディスカバリ信号を送信する。この場合に、通信制御部263は、上記無線フレーム情報に基づいて、ディスカバリ信号の送信を制御する。
具体的には、例えば、端末装置200が、ディスカバリ信号を送信する場合に、通信制御部263は、上記無線フレーム情報により示される無線フレームでディスカバリ信号が送信され、他の無線フレームではディスカバリ信号が送信されないように、ディスカバリ信号の送信を制御する。一例として、図4を再び参照すると、通信制御部263は、SFNが10の整数倍である無線フレーム(SFNが0、10、20などである無線フレーム)でディスカバリ信号が送信され、他の無線フレームではディスカバリ信号が送信されないように、ディスカバリ信号の送信を制御する。なお、ディスカバリ信号は、例えば、上記無線フレーム情報により示される無線フレーム内の所定の無線リソース(例えば、所定のサブフレームの所定のリソースブロック)で送信される。
具体的な処理として、例えば、通信制御部263は、上記無線フレーム情報により示される無線フレーム内の所定の無線リソースに、ディスカバリ信号をマッピングする。これにより、ディスカバリ信号が、上記無線フレーム情報により示される無線フレーム内の所定の無線リソースで送信される。
−ディスカバリ信号の検出に関する制御
例えば、端末装置200は、ディスカバリ信号の受信側として、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う。この場合に、通信制御部263は、上記無線フレーム情報に基づいて、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御する。
具体的には、例えば、端末装置200が、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う場合に、通信制御部263は、上記無線フレーム情報により示される無線フレームで送信される信号に対して上記検出処理が行われ、他の無線フレームで送信される信号に対しては上記検出処理が行われないように、上記検出処理を制御する。一例として、図4を再び参照すると、通信制御部263は、SFNが10の整数倍である無線フレーム(SFNが0、10、20などである無線フレーム)で送信される信号に対して上記検出処理が行われ、他の無線フレームで送信される信号に対して上記検出処理が行われないように、上記検出処理を制御する。なお、上記検出処理は、例えば、上記無線フレーム情報により示される無線フレーム内の所定の無線リソース(例えば、所定のサブフレームの所定のリソースブロック)で送信される信号に対して行われる。
具体的な処理として、例えば、通信制御部263は、上記無線フレーム情報により示される無線フレーム内の所定の無線リソースで送信される信号の系列が、ディスカバリ信号の系列に合致するかを判定する。これらの系列が合致する場合に、ディスカバリ信号が検出され、これらの系列が合致しない場合に、ディスカバリ信号は検出されない。
−SFNを含むシステム情報の送信に関する制御
なお、通信制御部263は、システムフレーム番号(SFN)を含むシステム情報の送信を制御してもよい。即ち、通信制御部263による制御に応じて、端末装置200が、SFNを含むシステム情報を送信してもよい。一例として、通信制御部263による制御に応じて、端末装置200は、SFNを含むMIB(Master Information Block)を送信してもよい。
これにより、例えば、2つ以上の端末装置200が、基地局100のカバレッジ(セル10)外に位置する場合であっても、当該2つ以上の端末装置200の間で、SFNを共有することが可能になる。
(表示制御部265)
表示制御部265は、表示部250による出力画面の表示を制御する。例えば、表示制御部265は、表示部250により表示される出力画面を生成し、当該出力画面を表示部250に表示させる。
<<4.処理の流れ>>
続いて、図6〜図8を参照して、本開示の実施形態に係る通信制御処理を説明する。
(基地局側の通信制御処理)
図6は、本開示の実施形態に係る基地局側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、情報取得部151は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を含むシステム情報を取得する(S401)。
そして、基地局100は、通信制御部153による制御に応じて、上記無線フレーム情報を含む上記システム情報を送信する(S403)。そして、処理は終了する。
なお、上述した通信制御処理は、上記システム情報の送信のたびに行われる。
(端末装置側の第1の通信制御処理:ディスカバリ信号の送信)
図7は、本開示の実施形態に係る端末装置側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、端末装置200がディスカバリ信号を送信する場合に行われる処理である。
無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームである場合に(S501:Yes)、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、上記無線フレームでディスカバリ信号を送信する(S503)。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S505)、処理は繰り返される。
一方、無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームではない場合には(S501:No)、ディスカバリ信号は送信されない。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S505)、処理は繰り返される。
(端末装置側の第2の通信制御処理:ディスカバリ信号の検出)
図8は、本開示の実施形態に係る端末装置側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う場合に行われる処理である。
無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームである場合に(S601:Yes)、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、上記無線フレームで送信される信号に対して、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う(S603)。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S605)、処理は繰り返される。
無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームではない場合には(S601:No)、上記無線フレームで送信される信号に対して上記検出処理は行われない。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S605)、処理は繰り返される。
<<5.変形例>>
続いて、図9〜図22を参照して、本開示の実施形態の第1〜第5の変形例を説明する。
<5.1.第1の変形例>
まず、図9〜図11を参照して、本開示の実施形態の第1の変形例を説明する。
(概略)
第1の変形例では、ディスカバリ信号が送信される複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応する。そして、送信側の端末装置200は、通知すべき意味に対応する無線フレームでディスカバリ信号を送信し、受信側の端末装置200は、当該ディスカバリ信号が検出されると、上記無線フレームに対応する意味を識別する。
これにより、例えば、ディスカバリ信号の送受信のみで、送信側の端末装置200が通知すべき意味を、受信側の端末装置200が識別することが可能になる。そのため、意味の伝達を迅速に行うことが可能になる。より具体的には、例えば、D2D通信において、複数回のトランザクションを経て接続が確立された後に、意味を示すデータが送受信される場合には、意味の伝達に要する時間が長くなる。一方、意味に対応する無線フレームでディスカバリ信号が送受信される場合には、意味の伝達に要する時間が短くなる。そのため、意味の伝達が迅速になる。なお、D2D通信の用途がパブリックセーフティの用途である場合には、緊急性が高いので、このような迅速な意味の伝達が特に有効である。
(無線フレーム情報)
とりわけ第1の変形例では、上記無線フレーム情報は、ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示す。一例として、図4に示される例のように、上記無線フレーム情報は、SFNが10の整数倍である無線フレーム(SFNが0、10、20などである無線フレーム)を示す。
さらに、とりわけ第1の変形例では、当該複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応する。当該2つ以上の意味は、例えば、パブリックセーフティに関する意味を含む。以下、図9を参照して、無線フレームと意味との対応関係の具体例を説明する。
図9は、無線フレームと意味との対応関係の一例を説明するための説明図である。図9を参照すると、意味と無線フレームとの対応関係が示されている。例えば、SFNが100、200及び300である無線フレームは、火災警報という意味に対応し、SFNが500、600及び700である無線フレームは、盗難警報という意味に対応する。
図9に示される意味の例(火災警報及び盗難警報)は、D2D通信の用途とも言える。このように、上記2つ以上の意味の各々は、D2D通信の用途と一致してもよい。
なお、例えば、上記無線フレーム情報は、上記複数の無線フレームの各々が上記2つ以上の意味のうちのいずれの意味に対応するかをさらに示す。一例として、上記無線フレーム情報は、例えば図9に示されるような対応関係を示す。これにより、例えば、端末装置200が予め上記対応関係を知ることが可能になる。当然ながら、上記無線フレーム情報は、上記複数の無線フレームを示す情報と、上記複数の無線フレームの各々が上記2つ以上の意味のうちのいずれの意味に対応するかを示す情報とを、一体的な情報として含んでもよく、別々の情報として含んでもよい。
(基地局100:通信制御部153)
上述したように、通信制御部153は、上記無線フレーム情報の端末装置200への送信を制御する。
上述したように、上記無線フレーム情報は、上記複数の無線フレームを示す情報と、上記複数の無線フレームの各々が上記2つ以上の意味のうちのいずれの意味に対応するかを示す情報とを、別々の情報として含んでもよい。この場合に、通信制御部153は、当該別々の情報が別々に送信されるように上記無線フレーム情報の送信を制御してもよく、当該別々の情報がまとめて送信されるように上記無線フレーム情報の送信を制御してもよい。
(端末装置200:通信制御部263)
−ディスカバリ信号の送信に関する制御
とりわけ第1の変形例では、通信制御部263は、上記複数の無線フレームのうちの通知すべき意味に対応する無線フレームでディスカバリ信号が送信されるように、ディスカバリ信号の送信を制御する。
具体例として、図9を再び参照すると、通知すべき意味が火災警報である場合に、通信制御部263による制御に応じて、SFNが100、200及び300である無線フレームでディスカバリ信号が送信される。また、通知すべき意味が盗難警報である場合に、通信制御部263による制御に応じて、SFNが500、600及び700である無線フレームでディスカバリ信号が送信される。
なお、通知すべき意味(例えば、火災警報又は盗難警報など)は、一例として、D2D通信を要求するアプリケーションに応じて決まる。
−ディスカバリ信号の検出に関する制御
とりわけ第1の変形例では、通信制御部263は、ディスカバリ信号が検出されると、上記複数の無線フレームのうちの検出された上記ディスカバリ信号が送信された無線フレームに対応する意味を識別する。
具体例として、図9を再び参照すると、ディスカバリ信号が、SFNが100、200又は300である無線フレームで検出されると、通信制御部263は、当該無線フレームに対応する意味として火災警報を識別する。また、ディスカバリ信号が、SFNが500、600又は700である無線フレームで検出されると、通信制御部263は、当該無線フレームに対応する意味として盗難警報を識別する。
(処理の流れ:端末装置側の第1の通信制御処理:ディスカバリ信号の送信)
図10は、本開示の実施形態の第1の変形例に係る端末装置側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、端末装置200がディスカバリ信号を送信する場合に行われる処理である。
無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームであり(S511:Yes)、且つ、通知すべき意味に対応する無線フレームである場合に(S513:Yes)、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、上記無線フレームでディスカバリ信号を送信する(S515)。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S517)、処理は繰り返される。
一方、無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームではない場合(S511:No)、又は、通知すべき意味に対応する無線フレームではない場合に(S513:No)、ディスカバリ信号は送信されない。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S517)、処理は繰り返される。
(処理の流れ:端末装置側の第2の通信制御処理:意味の識別)
図11は、本開示の実施形態の第1の変形例に係る端末装置側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、端末装置200がディスカバリ信号を検出した後に行われる処理である。
まず、通信制御部263は、ディスカバリ信号が検出された無線フレームのSFNを取得する(S611)。
そして、通信制御部263は、2つ以上の意味のうちの、取得されたSFNを有する無線フレームに対応する意味を識別する(S613)。そして、処理は終了する。
<5.2.第2の変形例>
続いて、図12〜図14を参照して、本開示の実施形態の第2の変形例を説明する。
(概略)
第2の変形例では、送信側の端末装置200は、D2D通信の用途に応じた頻度でディスカバリ信号を送信する。また、受信側の端末装置200は、D2D通信の用途に応じた頻度で、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う。
これにより、例えば、ディスカバリに要する時間の要求を満たしつつ、ディスカバリにおける電力浪費を抑えることが可能になる。
具体的には、例えば、D2D通信の用途(例えば、衝突警報、火災警報及び盗難警報など)によって、ディスカバリに要する時間の要求は異なり得る。一例として、D2D通信の用途が衝突警報である場合には、ディスカバリに要する時間は、第1の時間以内であることが求められるが、D2D通信の用途が火災警報である場合には、ディスカバリに要する時間は、上記第1の時間よりも長い第2の時間以内であることが求められる。このような場合に、例えば、ディスカバリに要する時間が第1の時間以内になるように、ディスカバリ信号の頻度が定められると、端末装置は、火災警報のためにD2D通信を行うが、衝突警報のためにはD2D通信を行わない場合に、必要以上の高頻度でディスカバリ信号の送信又は検出を行う。その結果、ディスカバリ信号の送信又は検出において電力が浪費され得る。一方、例えば、ディスカバリに要する時間が第2の時間以内になるように、ディスカバリ信号の頻度が定められると、端末装置が、衝突警報のためにD2D通信を行う場合に、不十分な頻度でディスカバリ信号の送信又は検出を行う。その結果、ディスカバリに要する時間の要求が満たされない。そこで、用途に応じた頻度でのディスカバリ信号の送信及び検出処理を行うことにより、ディスカバリに要する時間の要求を満たしつつ、ディスカバリにおける電力浪費を抑えることが可能になる。
(無線フレーム情報)
とりわけ第2の変形例では、上記無線フレーム情報は、D2D通信の用途ごとに、用途に応じた頻度でディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示す。
例えば、上記無線フレーム情報は、D2D通信の用途ごとに、用途に応じたディスカバリ信号の送信の周期を示す。即ち、無線フレーム情報は、用途に応じた周期を示すことにより、用途に応じた頻度での送信のための無線フレームを示す。以下、図12を参照して、D2D通信の用途に応じたディスカバリ信号の送信の周期の具体例を説明する。
図12は、D2D通信の用途に応じたディスカバリ信号の送信の周期の例を説明するための説明図である。図12を参照すると、ディスカバリ信号の送信の第1の周期33及びディスカバリ信号の送信の第2の周期35が示されている。例えば、第1の周期33は、D2D通信の用途が衝突警報である場合の周期であり、100ms(10無線フレーム)である。一方、第2の周期35は、D2D通信の用途が火災警報である場合の周期であり、300ms(30無線フレーム)である。このように、D2D通信の用途に応じた周期でディスカバリ信号が送信される。
なお、ディスカバリ信が周期的に送信される例を説明したが、第2の変形例は係る例に限定されない。例えば、ディスカバリ信号は、周期的に(即ち、一定間隔で)送信されず、不定期の間隔で送信されてもよい。
(端末装置200:通信制御部263)
−ディスカバリ信号の送信に関する制御
とりわけ第2の変形例では、通信制御部263は、D2D通信の用途に応じた頻度でディスカバリ信号が送信されるように、ディスカバリ信号の送信を制御する。
例えば、通信制御部263は、D2D通信の用途に応じた周期でディスカバリ信号が送信されるように、ディスカバリ信号の送信を制御する。具体例として、図12を再び参照すると、端末装置200にとってのD2D通信の用途が衝突警報を含む場合に、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、第1の周期33でディスカバリ信号を送信する。即ち、端末装置200は、10無線フレームごとに(100msごとに)ディスカバリ信号を送信する。また、端末装置200にとってのD2D通信の用途が火災警報を含む場合に、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、第2の周期35でディスカバリ信号を送信する。即ち、端末装置200は、30無線フレームごとに(300msごとに)ディスカバリ信号を送信する。なお、端末装置200にとってのD2D通信の用途が衝突警報及び火災警報の両方を含む場合には、端末装置200は、第1の周期33及び第2の周期35でディスカバリ信号を送信する。
なお、D2D通信の用途(例えば、衝突警報、火災警報又は盗難警報など)は、一例として、D2D通信を要求するアプリケーションに応じて決まる。
−ディスカバリ信号の検出に関する制御
とりわけ第2の変形例では、通信制御部263は、D2D通信の用途に応じた頻度で、ディスカバリ信号を検出するための検出処理が行われるように、当該検出処理を制御する。
例えば、通信制御部263は、D2D通信の用途に応じた周期で上記検出処理が行われるように、上記検出処理を制御する。具体例として、図12を再び参照すると、端末装置200にとってのD2D通信の用途が衝突警報を含む場合に、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、第1の周期33で上記検出処理を行う。即ち、端末装置200は、10無線フレームごとに(100msごとに)上記検出処理を行う。また、端末装置200にとってのD2D通信の用途が火災警報を含む場合に、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、第2の周期35で上記検出処理を行う。即ち、端末装置200は、30無線フレームごとに(300msごとに)上記検出処理を行う。なお、端末装置200にとってのD2D通信の用途が衝突警報及び火災警報の両方を含む場合には、端末装置200は、第1の周期33及び第2の周期35で上記検出処理を行う。
なお、上述したように、D2D通信の用途(例えば、衝突警報、火災警報又は盗難警報など)は、一例として、D2D通信を要求するアプリケーションに応じて決まる。
(処理の流れ:端末装置側の第1の通信制御処理:ディスカバリ信号の送信)
図13は、本開示の実施形態の第2の変形例に係る端末装置側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、端末装置200がディスカバリ信号を送信する場合に行われる処理である。
無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームであり(S521:Yes)、且つ、端末装置200にとってのD2D通信の用途に対応する周期が到来する場合に(S523:Yes)、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、上記無線フレームでディスカバリ信号を送信する(S525)。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S527)、処理は繰り返される。
一方、無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームではない場合(S521:No)、又は、端末装置200にとってのD2D通信の用途に対応する周期が到来しない場合に(S523:No)、ディスカバリ信号は送信されない。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S527)、処理は繰り返される。
(処理の流れ:端末装置側の第2の通信制御処理:ディスカバリ信号の検出)
図14は、本開示の実施形態の第2の変形例に係る端末装置側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う場合に行われる処理である。
無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームであり(S621:Yes)、且つ、端末装置200にとってのD2D通信の用途に対応する周期が到来する場合に(S623:Yes)、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、上記無線フレームで送信される信号に対して、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う(S625)。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S627)、処理は繰り返される。
一方、無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームではない場合(S621:No)、又は、端末装置200にとってのD2D通信の用途に対応する周期が到来しない場合に(S623:No)、上記無線フレームで送信される信号に対して上記検出処理は行われない。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S627)、処理は繰り返される。
<5.3.第3の変形例>
続いて、図15〜図18を参照して、本開示の実施形態の第3の変形例を説明する。
(概略)
とりわけ第3の変形例では、送信側の端末装置200は、ディスカバリ信号の送信後に、通知すべき情報を所定の無線リソースで送信する。また、受信側の端末装置200は、ディスカバリ信号の検出後に、上記所定の無線リソースで受信される情報を取得する。
これにより、例えば、詳細な情報の伝達を迅速に行うことが可能になる。
具体的には、例えば、第1の変形例のように、無線フレームがいずれかの1つの意味に対応する場合に、ディスカバリ信号の送受信により迅速な意味の伝達が可能になるが、詳細な情報の伝達は困難である。また、複数回のトランザクションを経て接続が確立された後で詳細な情報を送受信すると、詳細な情報の伝達に要する時間が長くなる。そこで、ディスカバリ信号の後に、通知すべき情報を所定の無線リソースで送受信することにより、詳細な情報の伝達を迅速に行うことが可能になる。
なお、D2D通信の用途がデータオフローディングの用途である場合などには、D2D通信で大量のデータが送受信されるので、接続の確立が有効であるが、D2D通信の用途がパブリックセーフティの用途である場合には緊急性が高いことが多いので、第3の変形例に係る手法が有効である。
(基地局100:情報取得部151)
とりわけ第3の変形例では、情報取得部151は、さらに、通知すべき情報をディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースを示す無線リソース情報を取得する。
例えば、上記無線リソース情報は、通知すべき情報をディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の複数の無線リソースを示す。以下、図15を参照して、通知すべき情報を送信するための所定の複数の無線リソースの具体例を説明する。
図15は、通知すべき情報を送信するための所定の複数の無線リソースの例を説明するための説明図である。図15を参照すると、ディスカバリ信号を送信するための無線リソース41と、通知すべき情報を送信するための所定の複数の無線リソース43(即ち、無線リソース43A〜43J)とが示されている。所定の複数の無線リソース43は、時間方向において、無線リソース41の後に位置する。例えば、無線リソース41は、無線フレームの中の固定の時間に位置し、また、周波数帯域全体の中の固定の帯域に位置する。また、所定の複数の無線リソース43の各々も、無線フレームの中の固定の時間に位置し、また、周波数帯域全体の中の固定の帯域に位置する。なお、無線リソース41は、例えば、1つ以上のリソースエレメント又は1つ以上のリソースブロックを含む無線リソースである。である。また、無線リソース43A〜43Jの各々は、例えば、1つ以上のリソースブロックを含む無線リソースである。なお、所定の複数の無線リソース43A〜43Jが、時間方向に並ぶ例を説明したが、本開示の実施形態は係る例に限定されない。所定の複数の無線リソース43A〜43Jは、周波数方向に並んでもよく、又は周波数方向及び/又は時間方向において離散的に位置してもよい。
上記の所定の複数無線リソースは、例えば、予め定められ、当該複数の所定の無線リソースを示す無線リソース情報は、記憶部140に記憶される。情報取得部151は、記憶部140から上記無線リソース情報を取得する。一例として、上記無線リソース情報はシステム情報に含まれ、上記無線リソース情報を含む上記システム情報が、記憶部140に記憶される。そして、情報取得部151は、記憶部140から、上記無線リソース情報を含む上記システム情報を取得する。なお、上記無線リソース情報が、記憶部140に記憶されず、他の装置に記憶されている場合には、情報取得部151は、例えば、ネットワーク通信部130を介して、上記他の装置からの上記無線リソース情報を取得してもよい。
(基地局100:通信制御部153)
とりわけ第3の変形例では、通信制御部153は、上記無線リソース情報の端末装置200への送信を制御する。
例えば、上記無線リソース情報は、システム情報の一部として送信される。即ち、通信制御部153は、上記無線リソース情報がシステム情報の一部として送信されるように、上記無線リソース情報の端末装置200への送信を制御する。具体的な処理として、例えば、通信制御部153は、上記無線リソース情報を含むシステム情報を、当該システム情報に割り当てられる無線リソースにマッピングする。これにより、上記無線リソース情報は、システム情報の一部として送信される。なお、上記無線リソース情報は、システム情報の一部として送信される代わりに、端末装置200への個別のシグナリングにより送信されてもよい。
(端末装置200:情報取得部261)
とりわけ第3の変形例では、情報取得部261は、通知すべき情報をディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースを示す無線リソース情報を取得する。当該無線フレーム情報の具体的な内容は、上述したとおりである。
例えば、上記無線リソース情報は、システム情報の一部として基地局100により送信される。この場合に、情報取得部261は、上記システム情報に含まれる上記無線リソース情報を取得する。
なお、上記無線リソースは、システム情報の一部として送信される代わりに、端末装置200への個別のシグナリングにより送信されてもよい。また、上記無線リソース情報は、基地局100により送信されず、端末装置200(記憶部230)に予め記憶されていてもよい。
(端末装置200:通信制御部263)
−ディスカバリ信号の送信に関する制御
とりわけ第3の変形例では、通信制御部263は、ディスカバリ信号の送信後に、通知すべき情報が所定の無線リソースで送信されるように、通知すべき上記情報の送信を制御する。
−−端末装置間での衝突を考慮した第1の対応
例えば、ディスカバリ信号は、端末装置200間で共通の信号系列を有する。そして、通信制御部263は、ディスカバリ信号の送信後に、通知すべき情報が所定の複数の無線リソースのうちのいずれかの無線リソースで送信されるように、通知すべき上記情報の送信を制御する。
具体例として、図15を再び参照すると、通信制御部263による制御に応じて、端末装置200は、無線リソース41でディスカバリ信号を送信し、その後、無線リソース43A〜43Jのいずれかで、通知すべき情報を送信する。一例として、端末装置200は、無線リソース43Aで、通知すべき情報を送信する。
なお、別の端末装置200も、無線リソース41でディスカバリ信号を送信し、その後、無線リソース43A〜43Jのいずれかで、通知すべき情報を送信し得る。この場合に、端末装置200と別の端末装置200との両方が、同一の無線リソース41でディスカバリ信号を送信するが、ディスカバリ信号は、受信側の端末装置200により適切に検出される。なぜならば、ディスカバリ信号の系列が端末装置200間で共通であるので、ディスカバリ信号が衝突したとしても、相関器は、反射波の検出と同様にディスカバリ信号を適切に検出するからである。また、一例として、別の端末装置200は、無線リソース43A〜43Jのうちの、無線リソース43A以外の無線リソースで、通知すべき情報を送信する。すると、端末装置200により送信される通知すべき上記情報も、別の端末装置200により送信される通知すべき上記情報も、受信側の端末装置200により適切に受信され、取得される。
例えばこのように、ディスカバリ信号が、端末装置200間で共通の信号系列を有し、通知すべき情報が、所定の複数の無線リソースのうちのいずれかの無線リソースで送信される。これにより、例えば、複数の端末装置200がディスカバリ信号及び通知すべき情報を送信したとしても、受信側の端末装置がディスカバリ信号を適切に検出することが可能になり、また、通知すべき上記情報が受信側の端末装置により適切に受信され、取得される可能性が高くなる。
−−端末装置間での衝突を考慮した第2の対応
上述したように所定の複数の無線リソースが用意されるとしても、2つ以上の端末装置200が、同一の無線リソース(例えば、図15に示される無線リソース43A)で、通知すべき情報を送信する可能性がある。
そこで、例えば、通信制御部263は、通知すべき上記情報が送信される無線リソースが、ディスカバリ信号の送信のたびに、上記所定の複数の無線リソースのうちのいずれかの無線リソースから、上記所定の複数の無線リソースのうちの別の無線リソースに変わるように、通知すべき上記情報の送信を制御する。
具体例として、図15を再び参照すると、通信制御部263による制御に応じて、端末装置200は、ディスカバリ信号を送信する無線フレームで、無線リソース41でディスカバリ信号を送信し、その後、無線リソース43Aで、通知すべき情報を送信する。そして、さらに、通信制御部263による制御に応じて、端末装置200は、ディスカバリ信号を送信する次の無線フレームで、無線リソース41でディスカバリ信号を送信し、その後、無線リソース43B〜43Jのいずれかで、通知すべき情報を送信する。
なお、通信制御部263は、通知すべき上記情報を送信する無線リソースとして、所定の複数の無線リソースのうちのi番目の無線リソースを、以下の式により選択することにより、当該無線リソースをディスカバリ信号の送信ごとに変えることができる。
Figure 2015045556
xは、ディスカバリ信号が送信される無線フレームのSFNである。yは、端末装置200のID(例えば、SIM(Subscriber Identification Module)内の固有のID、又はC−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)など)である。また、zは、所定の複数の無線リソースの無線リソース数である。なお、通信制御部263は、上述した数式の代わりに、乱数などを用いて、通知すべき上記情報を送信する無線リソースを選択してもよい。
これにより、例えば、2つ以上の端末装置200が、同一の無線リソースで、通知すべき情報を送信する可能性を、低減することができる。
−ディスカバリ信号の検出に関する制御
とりわけ第3の変形例では、通信制御部263は、ディスカバリ信号の検出後に、通知すべき情報をディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースで受信される情報を取得する。
例えば、通信制御部263は、ディスカバリ信号の検出後に、通知すべき情報をディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の複数の無線リソースの各々で受信される情報を取得する。
具体例として、図15を再び参照すると、通信制御部263による制御に応じて、端末装置200は、無線リソース41で送信される信号に対して検出処理を行い、ディスカバリ信号を検出する。すると、通信制御部263は、無線リソース43A〜43Jの各々で受信される情報を取得する。例えば、無線リソース43A〜43Jのいずれかで受信される情報が、ディスカバリ信号を送信した他の端末装置200の通知すべき情報である。そのため、通信制御部263は、通知すべき当該情報を取得する。
(処理の流れ:基地局側の通信制御処理)
図16は、本開示の実施形態の第3の変形例に係る基地局側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、情報取得部151は、通知すべき情報をディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の複数の無線リソースを示す無線リソース情報を含むシステム情報を取得する(S431)。
そして、基地局100は、通信制御部153による制御に応じて、上記無線リソース情報を含む上記システム情報を送信する(S433)。そして、処理は終了する。
なお、上述した通信制御処理は、上記システム情報の送信のたびに行われる。
(端末装置側の第1の通信制御処理:ディスカバリ信号などの送信)
図17は、本開示の実施形態の第3の変形例に係る端末装置側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、端末装置200がディスカバリ信号及び通知すべき情報を送信する場合に行われる処理である。
まず、通信制御部263は、所定の複数の無線リソースのうちの、通知すべき情報が送信される無線フレームを選択する(S531)。
そして、無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームではない場合には(S533:No)、ディスカバリ信号は送信されない。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S534)、処理はステップS533へ戻る。
一方、無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームである場合に(S533:Yes)、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、上記無線フレームでディスカバリ信号を送信する(S535)。さらに、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、選択された上記無線リソースで、通知すべき情報を送信する(S537)。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S539)、処理はステップS531へ戻る。
(端末装置側の第2の通信制御処理:通知すべき情報の取得)
図18は、本開示の実施形態の第3の変形例に係る端末装置側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、端末装置200がディスカバリ信号を検出した後に行われる処理である。
まず、端末装置200は、所定の複数の無線リソースの各々で情報を受信する(S631)。
そして、通信制御部263は、上記所定の複数の無線リソースの各々で受信された情報を取得する(S633)。そして、処理は終了する。
<5.4.第4の変形例>
続いて、図19を参照して、本開示の実施形態の第4の変形例を説明する。
(概略)
第4の変形例では、基地局100は、端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報を、領域内に位置する1つ以上の端末装置200の各々により送信されると、当該個別送信情報を取得する。そして、上記1つ以上の端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報を送信する。
これにより、例えば、領域内に位置する端末装置200は、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う場合に、必要十分な無線フレームで当該検出処理を行うことが可能になる。そのため、端末装置200にとっての負荷を抑えることが可能になる。
具体的には、例えば、領域内に位置するいずれの端末装置200も衝突警報のためにディスカバリ信号を送信しない場合には、衝突警報のためにディスカバリ信号を送信するための無線フレームで上記検出処理を行うことは、上記領域内で上記検出処理を行う端末装置200にとって無駄である。そこで、上記集約送信情報を端末装置200に送信することにより、端末装置200は、上記検出処理を行うべき必要十分な無線フレームを識別することが可能になる。そのため、端末装置200にとっての負荷が抑えられ得る。
また、第4の変形例では、基地局100は、端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理行う無線フレームに関連する個別検出情報を、領域内に位置する1つ以上の端末装置200の各々により送信されると、当該個別検出情報を取得する。そして、上記1つ以上の端末装置200が上記検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報を送信する。
これにより、例えば、領域内に位置する端末装置200は、ディスカバリ信号を送信する場合に、必要十分な無線フレームでディスカバリ信号を送信することが可能になる。そのため、端末装置200にとっての負荷を抑えることが可能になる。
具体的には、例えば、領域内に位置するいずれの端末装置200も衝突警報のためにディスカバリ信号を検出しない場合には、衝突警報のためにディスカバリ信号を送信するための無線フレームでディスカバリ信号を送信することは、上記領域内でディスカバリ信号を送信する端末装置200にとって無駄である。そこで、上記集約検出情報を端末装置200に送信することにより、端末装置200は、ディスカバリ信号を送信すべき必要十分な無線フレームを識別することが可能になる。そのため、端末装置200にとっての負荷が抑えられ得る。
(基地局100:情報取得部151)
−個別送信情報
とりわけ第4の変形例では、例えば、情報取得部151は、端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報が、領域内に位置する1つ以上の端末装置200の各々により送信されると、当該個別送信情報を取得する。
上記領域は、例えば、基地局100のカバレッジ(即ち、セル10)である。なお、上記領域は、カバレッジに含まれるより小さい領域(例えば、セル10に含まれる複数のセクタのうちの1つ、ビームフォーミングにより形成されるビームに対応する領域、など)であってもよい。
例えば、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームが、D2D通信の用途ごとに予め定められる。この場合に、例えば、上記個別送信情報は、端末装置200にとってのD2D通信の用途を示す情報である。これにより、個別送信情報から、当該個別送信情報を送信した端末装置200がどの無線フレームでディスカバリ信号を送信するかが分かるようになる。
なお、上記個別送信情報は、端末装置200にとってのD2D通信の用途を示す情報に限られず、別の情報であってもよい。例えば、上記個別送信情報は、端末装置200によるディスカバリ信号の送信の周期を示す情報であってもよい。これにより、個別送信情報から、当該個別送信情報を送信した端末装置200がどのような周期でディスカバリ信号を送信するかが分かるようになり、その結果、上記該個別送信情報を送信した端末装置200がどの無線フレームでディスカバリ信号を送信するかが分かるようになる。
−個別検出情報
また、とりわけ第4の変形例では、例えば、情報取得部151は、端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報が、領域内に位置する1つ以上の端末装置200の各々により送信されると、当該個別検出情報を取得する。
個別送信情報に関連して上述したように、上記領域は、例えば、基地局100のカバレッジ(即ち、セル10)である。なお、上記領域は、カバレッジに含まれるより小さい領域であってもよい。
例えば、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームが、D2D通信の用途ごとに予め定められる。この場合に、上記個別検出情報は、例えば、端末装置200にとってのD2D通信の用途を示す情報である。これにより、個別検出情報から、当該個別検出情報を送信した端末装置200がどの無線フレームで上記検出処理を行うかが分かるようになる。
なお、上記個別検出情報は、端末装置200にとってのD2D通信の用途を示す情報に限られず、別の情報であってもよい。例えば、上記個別検出情報は、端末装置200による上記検出処理の周期を示す情報であってもよい。これにより、個別検出情報から、当該個別検出情報を送信した端末装置200がどのような周期で上記検出処理を行うかが分かるようになり、その結果、上記該個別検出情報を送信した端末装置200がどの無線フレームで上記検出処理を行うかが分かるようになる。
(基地局100:通信制御部153)
−集約送信情報の送信に関する制御
とりわけ第4の変形例では、通信制御部153は、上記個別送信情報を提供する1つ以上の端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報の送信を制御する。
上記集約送信情報は、例えば、上記1つ以上の端末装置200により提供される個別送信情報により示される情報を集約することにより成される。そして、生成される上記集約送信情報が、通信制御部153の制御に応じて、上記領域内の端末装置200へ送信される。
例えば、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームが、D2D通信の用途ごとに予め定められる。この場合に、例えば、上記集約送信情報は、上記1つ以上の端末装置200にとってのD2D通信の用途を示す情報である。これにより、集約送信情報から、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がどの無線フレームでディスカバリ信号を送信するかが分かるようになる。
なお、上記集約送信情報は、端末装置200にとってのD2D通信の用途を示す情報に限られず、別の情報であってもよい。例えば、上記集約送信情報は、領域内の1つ以上の端末装置200によるディスカバリ信号の送信の周期を示す情報であってもよい。これにより、集約送信情報から、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がどのような周期でディスカバリ信号を送信するかが分かるようになり、その結果、領域内の1つ以上の端末装置200がどの無線フレームでディスカバリ信号を送信するかが分かるようになる。
−集約検出情報の送信に関する制御
また、とりわけ第4の変形例では、通信制御部153は、上記個別検出情報を提供する1つ以上の端末装置200が上記検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報の送信を制御する。
上記集約検出情報は、例えば、上記1つ以上の端末装置200により提供される個別検出情報により示される情報を集約することにより生成される。そして、生成される上記集約検出信情報が、通信制御部153の制御に応じて、上記領域内の端末装置200へ送信される。
例えば、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームが、D2D通信の用途ごとに予め定められる。この場合に、例えば、上記集約検出情報は、上記1つ以上の端末装置200にとってのD2D通信の用途を示す情報である。これにより、集約検出情報から、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がどの無線フレームで上記検出処理を行うかが分かるようになる。
なお、上記集約検出情報は、端末装置200にとってのD2D通信の用途を示す情報に限られず、別の情報であってもよい。例えば、上記集約検出情報は、領域内の1つ以上の端末装置200による上記検出処理の周期を示す情報であってもよい。これにより、集約検出情報から、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がどのような周期で上記検出処理を行うかが分かるようになり、その結果、領域内の1つ以上の端末装置200がどの無線フレームで上記検出処理を行うかが分かるようになる。
(端末装置200:情報取得部261)
−個別送信情報
とりわけ第4の実施形態では、例えば、情報取得部261は、端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報を取得する。例えば、上記個別送信情報は、記憶部230に予め記憶されている。そして、情報取得部261は、記憶部230から上記個別送信情報を取得する。
−個別検出情報
また、とりわけ第4の実施形態では、例えば、情報取得部261は、端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報を取得する。例えば、上記個別検出情報は、記憶部230に予め記憶されている。そして、情報取得部261は、記憶部230から上記個別検出情報を取得する。
−集約送信情報
また、とりわけ第4の実施形態では、例えば、情報取得部261は、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報を取得する。例えば、上記集約送信情報は、基地局100により送信され、端末装置200により受信される。そして、情報取得部261は、受信される上記集約送信情報を取得する。
−集約検出情報
また、とりわけ第4の実施形態では、例えば、情報取得部261は、領域内に位置する1つ以上の端末装置200が上記検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報を取得する。例えば、上記集約検出情報は、基地局100により送信され、端末装置200により受信される。そして、情報取得部261は、受信される上記集約検出情報を取得する。
(端末装置200:通信制御部263)
−ディスカバリの送信に関する制御
−−個別送信情報の送信
とりわけ第4の実施形態では、例えば、通信制御部263は、上記個別送信情報の基地局100への送信を制御する。
例えば、通信制御部263は、端末装置200に割り当てられたアップリンクの無線リソースに、上記個別送信情報を含む情報の信号をマッピングする。これにより、上記個別送信情報は、基地局100に送信される。
−−集約検出情報に基づくディスカバリ信号の送信
とりわけ第4の実施形態では、例えば、通信制御部263は、上記集約検出情報に基づいて、ディスカバリ信号の送信を制御する。
例えば、通信制御部263は、上記集約検出情報から、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がどの無線フレームで上記検出処理を行うかを知る。そして、通信制御部263は、端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームのうちの、上記1つ以上の端末装置200が上記検出処理を行うための無線フレームを、端末装置200がディスカバリ信号を実際に送信する無線フレームとして設定する。その後、端末装置200は、設定された上記無線フレームでディスカバリ信号を送信し、他の無線フレームではディスカバリ信号を送信しない。
一例として、端末装置200にとってのD2D通信の用途が、第1の用途(例えば、衝突警報)及び第2の用途(例えば、火災警報)を含む。そして、集約検出情報は、上記1つ以上の端末装置200のいずれにとってのD2D通信の用途も上記第1の用途を含まず、上記1つ以上の端末装置200のいずれかにとってのD2D通信の用途が上記第2の用途を含むことを示す。この場合に、通信制御部263は、用途が第2の用途であるD2D通信のためのディスカバリ信号を送信するための無線フレームを、端末装置200がディスカバリ信号を実際に送信する無線フレームとして設定する。その後、端末装置200は、設定された無線フレームでディスカバリ信号を送信する。即ち、端末装置200は、第2の用途に対応する無線フレームではディスカバリ信号を送信し、他の無線フレーム(例えば、第2の用途に対応せず第1の用途に対応する無線フレームなど)ではディスカバリ信号を送信しない。
−ディスカバリ信号の検出に関する制御
−−個別検出情報の送信
とりわけ第4の実施形態では、例えば、通信制御部263は、上記個別検出情報の基地局100への送信を制御する。
例えば、通信制御部263は、端末装置200に割り当てられたアップリンクの無線リソースに、上記個別検出情報を含む情報の信号をマッピングする。これにより、上記個別検出情報は、基地局100に送信される。
−−集約送信情報に基づくディスカバリ信号の検出
とりわけ第4の実施形態では、例えば、通信制御部263は、上記集約送信情報に基づいて、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御する。
例えば、通信制御部263は、上記集約送信情報から、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がどの無線フレームでディスカバリ信号を送信するかを知る。そして、通信制御部263は、端末装置200が上記検出処理を行うための無線フレームのうちの、上記1つ以上の端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームを、端末装置200が実際に上記検出処理を行う無線フレームとして設定する。その後、端末装置200は、設定された上記無線フレームで上記検出処理を行い、他の無線フレームでは上記検出処理を行わない。
一例として、端末装置200にとってのD2D通信の用途が、第1の用途(例えば、衝突警報)及び第2の用途(例えば、火災警報)を含む。そして、集約送信情報は、上記1つ以上の端末装置200のいずれにとってのD2D通信の用途も上記第1の用途を含まず、上記1つ以上の端末装置200のいずれかにとってのD2D通信の用途が上記第2の用途を含むことを示す。この場合に、通信制御部263は、用途が第2の用途であるD2D通信のためのディスカバリ信号を送信するための無線フレームを、端末装置200が実際に上記検出処理を行う無線フレームとして設定する。その後、端末装置200は、設定された無線フレームで上記検出処理を行う。即ち、端末装置200は、第2の用途に対応する無線フレームでは上記検出処理を行い、他の無線フレーム(例えば、第2の用途に対応せず第1の用途に対応する無線フレームなど)では上記検出処理を行わない。
(処理の流れ)
図19は、本開示の実施形態の第4の変形例に係る通信制御処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報、及び、端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報を、基地局100へ送信する(S701)。そして、基地局100は、当該個別検出情報を取得する。
そして、基地局100は、領域内に位置する1つ以上の端末装置200により送信された個別送信情報に基づいて、上記1つ以上の端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報を生成する(S703)。また、地局100は、領域内に位置する1つ以上の端末装置200により送信された個別検出情報に基づいて、上記1つ以上の端末装置200が上記検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報を生成する(S705)。そして、基地局100は、上記集約送信情報及び上記集約検出情報を端末装置200へ送信する(S707)。
その後、端末装置200は、集約送信情報に基づいて、端末装置200が実際に上記検出処理を行う無線フレームを設定する(S709)。その後、端末装置200は、設定された無線フレームで上記検出処理を行う。また、端末装置200は、集約検出情報に基づいて、端末装置200がディスカバリ信号を実際に送信する無線フレームを設定する(S711)。その後、端末装置200は、設定された無線フレームでディスカバリ信号を送信する。
<5.5.第5の変形例>
続いて、図20〜図22を参照して、本開示の実施形態の第5の変形例を説明する。
(概略)
第5の変形例では、端末装置200は、端末装置200のモードが接続モードである場合に、第1の頻度で、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行い、端末装置200のモードがアイドルモードである場合に、上記第1の頻度よりも低い第2の頻度で上記検出処理を行う。
これにより、例えば、アイドルモードにおける端末装置200にとっての負荷を抑えることが可能になる。具体的には、例えば、アイドルモードでは、端末装置200による上記検出処理の頻度が低くなるので、端末装置200の消費電力を抑えることが可能になる。
(端末装置200:通信制御部263)
とりわけ第5の変形例では、通信制御部263は、端末装置200のモードが接続モードである場合に、第1の頻度で、ディスカバリ信号を検出するための検出処理が行われるように、上記検出処理を制御する。また、通信制御部263は、端末装置200のモードがアイドルモードである場合に、上記第1の頻度よりも低い第2の頻度で上記検出処理が行われるように、上記検出処理を制御する。例えば、上記接続モードは、RRC(Radio Resource Control)モードであり、上記アイドルモードは、RRCアイドルモードである。以下、図20を参照して、接続モード及びアイドルモードにおける検出処理の頻度の具体例を説明する。
図20は、接続モード及びアイドルモードにおける検出処理の頻度の例を説明するための説明図である。図20を参照すると、端末装置200は、端末装置200のモードが接続モードである場合に、接続モード用の周期51で、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う。接続モード用の周期51は、例えば、100msである。一方、端末装置200は、端末装置200のモードがアイドルモードである場合に、アイドルモード用の周期53で、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う。アイドルモード用の周期53は、周期51よりも長く、例えば、300msである。このように、端末装置200のモードがアイドルモードであるケースでは、端末装置200のモードが接続モードであるケースと比べて、上記検出処理の頻度が低い。
なお、通信制御部263は、上記モードがアイドルモードである場合に、端末装置200が基地局100のカバレッジ内に位置すれば、第3の頻度で上記検出処理が行われ、端末装置200が上記カバレッジ外に位置すれば、第3の頻度よりも低い第4の頻度で上記検出処理が行われるように、上記検出処理を制御してもよい。以下、この点について図21を参照して具体例を説明する。
図21は、カバレッジ内での検出処理及びカバレッジ内での検出処理の頻度の例を説明するための説明図である。図21を参照すると、端末装置200は、端末装置200のモードが接続モードである場合に、接続モード用の周期51で、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う。上述したように、接続モード用の周期51は、例えば、100msである。また、端末装置200は、端末装置200のモードがアイドルモードである場合に、端末装置200が基地局100のカバレッジ内に位置すれば、アイドルモード用の第1の周期55で上記検出処理を行う。アイドルモード用の第1の周期55は、接続モード用の周期51よりも長く、例えば、300msである。また、端末装置200は、端末装置200のモードがアイドルモードである場合に、端末装置200が基地局100のカバレッジ外に位置すれば、アイドルモード用の第2の周期57で上記検出処理を行う。アイドルモード用の第2の周期57は、アイドルモード用の第1の周期55よりも長く、例えば、600msである。端末装置200のモードがアイドルモードである場合に、端末装置200が基地局100のカバレッジ外に位置するケースでは、端末装置200が基地局100のカバレッジ内に位置するケースよりも、上記検出処理の頻度が低い。
これにより、例えば、基地局100のカバレッジ外に位置する端末装置200にとっての負荷をさらに抑えることが可能になる。具体的には、例えば、端末装置200が基地局100のカバレッジ外に位置する場合には、端末装置200による上記検出処理の頻度が特に低くなるので、基地局100のカバレッジ外に位置する端末装置200の消費電力を抑えることが可能になる。基地局100のカバレッジ外では、端末装置200の数も少ないので、ディスカバリ信号が送信される可能性がより低い。そのため、上述したようにカバレッジ外では上記検出処理の頻度を低くすることが有効である。
(処理の流れ)
図22は、本開示の実施形態の第5の変形例に係る端末装置側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該通信制御処理は、モードがアイドルモードである端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う場合に行われる処理である。
無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームであり(S651:Yes)、且つ、アイドルモード用の周期が到来する場合に(S653:Yes)、端末装置200は、通信制御部263による制御に応じて、上記無線フレームで送信される信号に対して、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う(S655)。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S657)、処理は繰り返される。
一方、無線フレームが、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームではない場合(S651:No)、又は、アイドルモード用の周期が到来しない場合に(S653:No)、上記無線フレームで送信される信号に対して上記検出処理は行われない。そして、システムフレーム番号がインクリメントされ(S657)、処理は繰り返される。
<<6.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
<6.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図23は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図23に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図23にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図23に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図23に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図23には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
(第2の応用例)
図24は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図24に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図24にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図23を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図23を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図24に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図24には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図24に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図24には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図23及び図24に示したeNB800及びeNB830において、図3を用いて説明した情報取得部151及び通信制御部153は、無線通信インタフェース825並びに無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、コントローラ821及びコントローラ851において実装されてもよい。
<6.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図25は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図25に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図25には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図25に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図25にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図25に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図25に示したスマートフォン900において、図5を用いて説明した情報取得部261及び通信制御部263は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図26は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図26に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図26には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図26に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図26にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図26に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図26に示したカーナビゲーション装置920において、図5を用いて説明した情報取得部261及び通信制御部263は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<7.まとめ>>
ここまで、図2〜図26を参照して、本開示の実施形態に係る通信装置及び各処理を説明した。
本開示に係る実施形態によれば、端末装置200において、情報取得部261は、情報取得部261は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得し、通信制御部263は、上記無線フレーム情報に基づいて、ディスカバリ信号の送信を制御する。また、端末装置200において、情報取得部261は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得し、通信制御部263は、上記無線フレーム情報に基づいて、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御する。また、例えば、基地局100において、情報取得部151は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する。そして、通信制御部153は、上記無線フレーム情報の端末装置200への送信を制御する。
これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置200にとっての負荷を抑えることが可能になる。
具体的には、例えば、端末装置200は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームで送信される信号に対して、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行えば、ディスカバリ信号を素早く確実に検出することができる。そのため、端末装置200は、上記無線フレーム以外の無線フレームで送信される信号に対して上記検出処理を行わなくてもよい。即ち、端末装置200は、ディスカバリ信号の素早く確実な検出のために、高頻度で上記検出処理を行わなくてもよい。したがって、ディスカバリ信号の検出処理に要する負荷が抑えられ得る。
また、例えば、端末装置200は、ディスカバリ信号を送信するための無線フレームでディスカバリ信号を送信し、当該無線フレーム以外の無線フレームではディスカバリ信号を送信しなくてもよい。即ち、端末装置200は、他の端末装置200によるディスカバリ信号の素早く確実な検出のために、高頻度でディスカバリ信号を送信しなくてもよい。したがって、ディスカバリ信号の送信に要する負荷が抑えられ得る。
−第1の変形例
第1の変形例では、上記無線フレーム情報は、ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示し、上記複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応する。また、端末装置200において、通信制御部263は、上記複数の無線フレームのうちの通知すべき意味に対応する無線フレームでディスカバリ信号が送信されるように、ディスカバリ信号の送信を制御する。また、端末装置200において、通信制御部263は、ディスカバリ信号が検出されると、上記複数の無線フレームのうちの検出されたディスカバリ信号が送信された無線フレームに対応する意味を識別する。
これにより、例えば、ディスカバリ信号の送受信のみで、送信側の端末装置200が通知すべき意味を、受信側の端末装置200が識別することが可能になる。そのため、意味の伝達を迅速に行うことが可能になる。より具体的には、例えば、D2D通信において、複数回のトランザクションを経て接続が確立された後に、意味を示すデータが送受信される場合には、意味の伝達に要する時間が長くなる。一方、意味に対応する無線フレームでディスカバリ信号が送受信される場合には、意味の伝達に要する時間が短くなる。そのため、意味の伝達が迅速になる。なお、D2D通信の用途がパブリックセーフティの用途である場合には、緊急性が高いので、このような迅速な意味の伝達が特に有効である。
−第2の変形例
第2の変形例では、端末装置200において、通信制御部263は、D2D通信の用途に応じた頻度でディスカバリ信号が送信されるように、ディスカバリ信号の送信を制御する。また、端末装置200において、通信制御部263は、D2D通信の用途に応じた頻度で上記検出処理が行われるように、上記検出処理を制御する。
これにより、例えば、ディスカバリに要する時間の要求を満たしつつ、ディスカバリにおける電力浪費を抑えることが可能になる。
具体的には、例えば、D2D通信の用途(例えば、衝突警報、火災警報及び盗難警報など)によって、ディスカバリに要する時間の要求は異なり得る。一例として、D2D通信の用途が衝突警報である場合には、ディスカバリに要する時間は、第1の時間以内であることが求められるが、D2D通信の用途が火災警報である場合には、ディスカバリに要する時間は、上記第1の時間よりも長い第2の時間以内であることが求められる。このような場合に、例えば、ディスカバリに要する時間が第1の時間以内になるように、ディスカバリ信号の頻度が定められると、端末装置は、火災警報のためにD2D通信を行うが、衝突警報のためにはD2D通信を行わない場合に、必要以上の高頻度でディスカバリ信号の送信又は検出を行う。その結果、ディスカバリ信号の送信又は検出において電力が浪費され得る。一方、例えば、ディスカバリに要する時間が第2の時間以内になるように、ディスカバリ信号の頻度が定められると、端末装置が、衝突警報のためにD2D通信を行う場合に、不十分な頻度でディスカバリ信号の送信又は検出を行う。その結果、ディスカバリに要する時間の要求が満たされない。そこで、用途に応じた頻度でのディスカバリ信号の送信及び検出処理を行うことにより、ディスカバリに要する時間の要求を満たしつつ、ディスカバリにおける電力浪費を抑えることが可能になる。
−第3の変形例
第3の変形例では、端末装置200において、通信制御部263は、ディスカバリ信号の送信後に、通知すべき情報が所定の無線リソースで送信されるように、通知すべき上記情報の送信を制御する。また、端末装置200において、通信制御部263は、ディスカバリ信号の検出後に、通知すべき情報をディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースで受信される情報を取得する。また、例えば、基地局100において、情報取得部151は、通知すべき情報をディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースを示す無線リソース情報を取得し、通信制御部153は、上記無線リソース情報の端末装置200への送信を制御する。
これにより、例えば、詳細な情報の伝達を迅速に行うことが可能になる。
具体的には、例えば、第1の変形例のように、無線フレームがいずれかの1つの意味に対応する場合に、ディスカバリ信号の送受信により迅速な意味の伝達が可能になるが、詳細な情報の伝達は困難である。また、複数回のトランザクションを経て接続が確立された後で詳細な情報を送受信すると、詳細な情報の伝達に要する時間が長くなる。そこで、ディスカバリ信号の後に、通知すべき情報を所定の無線リソースで送受信することにより、詳細な情報の伝達を迅速に行うことが可能になる。
なお、D2D通信の用途がデータオフローディングの用途である場合などには、D2D通信で大量のデータが送受信されるので、接続の確立が有効であるが、D2D通信の用途がパブリックセーフティの用途である場合には緊急性が高いことが多いので、第3の変形例に係る手法が有効である。
−第4の変形例
−−個別送信情報及び集約送信情報
第4の変形例では、基地局100において、例えば、情報取得部151は、端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報が、領域内に位置する1つ以上の端末装置200の各々により送信されると、当該個別送信情報を取得する。そして、通信制御部153は、上記1つ以上の端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報の送信を制御する。
また、端末装置200において、情報取得部261は、端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報を取得し、通信制御部263は、上記個別送信情報の基地局100への送信を制御する。また、端末装置200において、情報取得部261は、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報を取得し、通信制御部263は、上記集約送信情報に基づいて、上記検出処理を制御する。
これにより、例えば、領域内に位置する端末装置200は、ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行う場合に、必要十分な無線フレームで当該検出処理を行うことが可能になる。そのため、端末装置200にとっての負荷を抑えることが可能になる。
具体的には、例えば、領域内に位置するいずれの端末装置200も衝突警報のためにディスカバリ信号を送信しない場合には、衝突警報のためにディスカバリ信号を送信するための無線フレームで上記検出処理を行うことは、上記領域内で上記検出処理を行う端末装置200にとって無駄である。そこで、上記集約送信情報を端末装置200に送信することにより、端末装置200は、上記検出処理を行うべき必要十分な無線フレームを識別することが可能になる。そのため、端末装置200にとっての負荷が抑えられ得る。
−−個別検出情報及び集約検出情報
また、第4の変形例では、基地局100において、例えば、情報取得部151は、端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報が、領域内に位置する1つ以上の端末装置200の各々により送信されると、当該個別検出情報を取得する。そして、通信制御部153は、上記1つ以上の端末装置200が上記検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報の送信を制御する。
また、端末装置200において、情報取得部261は、端末装置200が上記検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報を取得し、通信制御部263は、上記個別検出情報の基地局100への送信を制御する。また、端末装置200において、情報取得部261は、領域内に位置する1つ以上の端末装置200がディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報を取得し、通信制御部263は、上記集約検出情報に基づいて、ディスカバリ信号の送信を制御する。
これにより、例えば、領域内に位置する端末装置200は、ディスカバリ信号を送信する場合に、必要十分な無線フレームでディスカバリ信号を送信することが可能になる。そのため、端末装置200にとっての負荷を抑えることが可能になる。
具体的には、例えば、領域内に位置するいずれの端末装置200も衝突警報のためにディスカバリ信号を検出しない場合には、衝突警報のためにディスカバリ信号を送信するための無線フレームでディスカバリ信号を送信することは、上記領域内でディスカバリ信号を送信する端末装置200にとって無駄である。そこで、上記集約検出情報を端末装置200に送信することにより、端末装置200は、ディスカバリ信号を送信すべき必要十分な無線フレームを識別することが可能になる。そのため、端末装置200にとっての負荷が抑えられ得る。
−第5の変形例
第5の変形例では、端末装置200において、通信制御部263は、端末装置200のモードが接続モードである場合に、第1の頻度で上記検出処理が行われ、端末装置200のモードがアイドルモードである場合に、上記第1の頻度よりも低い第2の頻度で上記検出処理が行われるように、上記検出処理を制御する。
これにより、例えば、アイドルモードにおける端末装置200にとっての負荷を抑えることが可能になる。具体的には、例えば、アイドルモードでは、端末装置200による上記検出処理の頻度が低くなるので、端末装置200の消費電力を抑えることが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、通信システムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信方式に従ったシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、別の通信規格に従ったシステムであってもよい。
また、本明細書の通信制御処理における処理ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、通信制御処理における処理ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、通信制御装置(例えば、基地局に含まれる装置)又は端末装置に内蔵されるCPU、ROM及びRAM等のハードウェアに、上記通信制御装置又は端末装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されてもよい。また、当該コンピュータプログラムを記憶するメモリ(例えば、ROM及びRAM)と、当該コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を備える情報処理装置(例えば、処理回路、チップ)も提供されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための前記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、
前記無線フレーム情報の端末装置への送信を制御する制御部と、
を備える通信制御装置。
(2)
前記無線フレーム情報は、前記無線フレームのシステムフレーム番号を示す、前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記無線フレーム情報は、前記ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示し、
前記複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応する、
前記(1)又は(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記無線フレーム情報は、前記複数の無線フレームの各々が前記2つ以上の意味のうちのいずれの意味に対応するかをさらに示す、前記(3)に記載の通信制御装置。
(5)
前記無線フレーム情報は、装置間通信の用途ごとに、用途に応じた頻度で前記ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示す、前記(1)〜4のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(6)
前記無線フレーム情報は、装置間通信の用途ごとに、用途に応じた前記ディスカバリ信号の送信の周期を示す、前記(5)に記載の通信制御装置。
(7)
前記取得部は、通知すべき情報を前記ディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースを示す無線リソース情報を取得し、
前記制御部は、前記無線リソース情報の端末装置への送信を制御する、
前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(8)
前記ディスカバリ信号は、端末装置間で共通の信号系列を有し、
前記無線リソース情報は、通知すべき前記情報を前記ディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の複数の無線リソースを示す、
前記(7)に記載の通信制御装置。
(9)
前記取得部は、端末装置が前記ディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報が、領域内に位置する1つ以上の端末装置の各々により送信されると、当該個別送信情報を取得し、
前記制御部は、前記1つ以上の端末装置が前記ディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報の送信を制御する、
前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(10)
前記個別送信情報は、端末装置にとっての装置間通信の用途を示す情報、又は、端末装置による前記ディスカバリ信号の送信の周期を示す情報である、前記(9)に記載の通信制御装置。
(11)
前記取得部は、端末装置が前記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報が、領域内に位置する1つ以上の端末装置の各々により送信されると、当該個別検出情報を取得し、
前記制御部は、前記1つ以上の端末装置が前記検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報の送信を制御する、
前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(12)
前記個別検出情報は、端末装置にとっての装置間通信の用途を示す情報、又は、端末装置による前記検出処理の周期を示す情報である、前記(11)に記載の通信制御装置。
(13)
セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための前記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、
前記無線フレーム情報の端末装置への送信をプロセッサにより制御することと、
を含む通信制御方法。
(14)
セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための前記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、
前記無線フレーム情報に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信を制御する制御部と、
を備える端末装置。
(15)
前記無線フレーム情報は、前記ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示し、
前記複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応し、
前記制御部は、前記複数の無線フレームのうちの通知すべき意味に対応する無線フレームで前記ディスカバリ信号が送信されるように、前記ディスカバリ信号の送信を制御する、
前記(14)に記載の端末装置。
(16)
前記制御部は、装置間通信の用途に応じた頻度で前記ディスカバリ信号が送信されるように、前記ディスカバリ信号の送信を制御する、前記(14)又は(15)に記載の端末装置。
(17)
前記制御部は、装置間通信の用途に応じた周期で前記ディスカバリ信号が送信されるように、前記ディスカバリ信号の送信を制御する、前記(16)に記載の端末装置。
(18)
前記制御部は、前記ディスカバリ信号の送信後に、通知すべき情報が所定の無線リソースで送信されるように、通知すべき前記情報の送信を制御する、前記(14)〜(17)のいずれか1項に記載の端末装置。
(19)
前記ディスカバリ信号は、端末装置間で共通の信号系列を有し、
前記制御部は、前記ディスカバリ信号の送信後に、通知すべき前記情報が所定の複数の無線リソースのうちのいずれかの無線リソースで送信されるように、通知すべき前記情報の送信を制御する、
前記(18)に記載の端末装置。
(20)
前記制御部は、通知すべき前記情報が送信される無線リソースが、前記ディスカバリ信号の送信のたびに、前記所定の複数の無線リソースのうちのいずれかの無線リソースから、前記所定の複数の無線リソースのうちの別の無線リソースに変わるように、通知すべき前記情報の送信を制御する、前記(19)に記載の端末装置。
(21)
前記取得部は、前記端末装置が前記ディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報を取得し、
前記制御部は、前記個別送信情報の基地局への送信を制御する、
前記(14)〜(20)のいずれか1項に記載の端末装置。
(22)
前記取得部は、領域内に位置する1つ以上の端末装置が前記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報を取得し、
前記制御部は、前記集約検出情報に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信を制御する、
前記(14)〜(21)のいずれか1項に記載の端末装置。
(23)
前記制御部は、システムフレーム番号を含むシステム情報の送信を制御する、前記(14)〜(22)のいずれか1項に記載の端末装置。
(24)
プログラムを記憶するメモリと、
前記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記プログラムは、
セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための前記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、
前記無線フレーム情報に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信を制御することと、
を実行させるためのプログラムである、
情報処理装置。
(25)
セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、
前記無線フレーム情報に基づいて、前記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御する制御部と、
を備える端末装置。
(26)
前記無線フレーム情報は、前記ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示し、
前記複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応し、
前記制御部は、前記ディスカバリ信号が検出されると、前記複数の無線フレームのうちの検出された前記ディスカバリ信号が送信された無線フレームに対応する意味を識別する、
前記(25)に記載の端末装置。
(27)
前記制御部は、装置間通信の用途に応じた頻度で前記検出処理が行われるように、前記検出処理を制御する、前記(25)又は(26)に記載の端末装置。
(28)
前記制御部は、装置間通信の用途に応じた周期で前記検出処理が行われるように、前記検出処理を制御する、前記(27)に記載の端末装置。
(29)
前記制御部は、前記ディスカバリ信号の検出後に、通知すべき情報を前記ディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースで受信される情報を取得する、前記(25)〜(28)のいずれか1項に記載の端末装置。
(30)
前記制御部は、前記ディスカバリ信号の検出後に、通知すべき前記情報を前記ディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の複数の無線リソースの各々で受信される情報を取得する、前記(29)に記載の端末装置。
(31)
前記取得部は、領域内に位置する1つ以上の端末装置が前記ディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報を取得し、
前記制御部は、前記集約送信情報に基づいて、前記検出処理を制御する、
前記(25)〜(30)のいずれか1項に記載の端末装置。
(32)
前記取得部は、前記端末装置が前記検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報を取得し、
前記制御部は、前記個別検出情報の基地局への送信を制御する、
前記(25)〜(31)のいずれか1項に記載の端末装置。
(33)
前記制御部は、前記端末装置のモードが接続モードである場合に、第1の頻度で前記検出処理が行われ、前記端末装置のモードがアイドルモードである場合に、前記第1の頻度よりも低い第2の頻度で前記検出処理が行われるように、前記検出処理を制御する、前記(25)〜(32)のいずれか1項に記載の端末装置。
(34)
前記制御部は、システムフレーム番号を含むシステム情報の送信を制御する、前記(25)〜(33)のいずれか1項に記載の端末装置。
(35)
プログラムを記憶するメモリと、
前記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記プログラムは、
セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、
前記無線フレーム情報に基づいて、前記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御することと、
を実行させるためのプログラムである、
情報処理装置。
1 通信システム
100 基地局
151 情報取得部
153 通信制御部
200 端末装置
261 情報取得部
263 通信制御部

Claims (35)

  1. セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための前記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、
    前記無線フレーム情報の端末装置への送信を制御する制御部と、
    を備える通信制御装置。
  2. 前記無線フレーム情報は、前記無線フレームのシステムフレーム番号を示す、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記無線フレーム情報は、前記ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示し、
    前記複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応する、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 前記無線フレーム情報は、前記複数の無線フレームの各々が前記2つ以上の意味のうちのいずれの意味に対応するかをさらに示す、請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記無線フレーム情報は、装置間通信の用途ごとに、用途に応じた頻度で前記ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示す、請求項1に記載の通信制御装置。
  6. 前記無線フレーム情報は、装置間通信の用途ごとに、用途に応じた前記ディスカバリ信号の送信の周期を示す、請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 前記取得部は、通知すべき情報を前記ディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースを示す無線リソース情報を取得し、
    前記制御部は、前記無線リソース情報の端末装置への送信を制御する、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  8. 前記ディスカバリ信号は、端末装置間で共通の信号系列を有し、
    前記無線リソース情報は、通知すべき前記情報を前記ディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の複数の無線リソースを示す、
    請求項7に記載の通信制御装置。
  9. 前記取得部は、端末装置が前記ディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報が、領域内に位置する1つ以上の端末装置の各々により送信されると、当該個別送信情報を取得し、
    前記制御部は、前記1つ以上の端末装置が前記ディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報の送信を制御する、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  10. 前記個別送信情報は、端末装置にとっての装置間通信の用途を示す情報、又は、端末装置による前記ディスカバリ信号の送信の周期を示す情報である、請求項9に記載の通信制御装置。
  11. 前記取得部は、端末装置が前記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報が、領域内に位置する1つ以上の端末装置の各々により送信されると、当該個別検出情報を取得し、
    前記制御部は、前記1つ以上の端末装置が前記検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報の送信を制御する、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  12. 前記個別検出情報は、端末装置にとっての装置間通信の用途を示す情報、又は、端末装置による前記検出処理の周期を示す情報である、請求項11に記載の通信制御装置。
  13. セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための前記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、
    前記無線フレーム情報の端末装置への送信をプロセッサにより制御することと、
    を含む通信制御方法。
  14. セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための前記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、
    前記無線フレーム情報に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信を制御する制御部と、
    を備える端末装置。
  15. 前記無線フレーム情報は、前記ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示し、
    前記複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応し、
    前記制御部は、前記複数の無線フレームのうちの通知すべき意味に対応する無線フレームで前記ディスカバリ信号が送信されるように、前記ディスカバリ信号の送信を制御する、
    請求項14に記載の端末装置。
  16. 前記制御部は、装置間通信の用途に応じた頻度で前記ディスカバリ信号が送信されるように、前記ディスカバリ信号の送信を制御する、請求項14に記載の端末装置。
  17. 前記制御部は、装置間通信の用途に応じた周期で前記ディスカバリ信号が送信されるように、前記ディスカバリ信号の送信を制御する、請求項16に記載の端末装置。
  18. 前記制御部は、前記ディスカバリ信号の送信後に、通知すべき情報が所定の無線リソースで送信されるように、通知すべき前記情報の送信を制御する、請求項14に記載の端末装置。
  19. 前記ディスカバリ信号は、端末装置間で共通の信号系列を有し、
    前記制御部は、前記ディスカバリ信号の送信後に、通知すべき前記情報が所定の複数の無線リソースのうちのいずれかの無線リソースで送信されるように、通知すべき前記情報の送信を制御する、
    請求項18に記載の端末装置。
  20. 前記制御部は、通知すべき前記情報が送信される無線リソースが、前記ディスカバリ信号の送信のたびに、前記所定の複数の無線リソースのうちのいずれかの無線リソースから、前記所定の複数の無線リソースのうちの別の無線リソースに変わるように、通知すべき前記情報の送信を制御する、請求項19に記載の端末装置。
  21. 前記取得部は、前記端末装置が前記ディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する個別送信情報を取得し、
    前記制御部は、前記個別送信情報の基地局への送信を制御する、
    請求項14に記載の端末装置。
  22. 前記取得部は、領域内に位置する1つ以上の端末装置が前記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を行うための無線フレームに関連する集約検出情報を取得し、
    前記制御部は、前記集約検出情報に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信を制御する、
    請求項14に記載の端末装置。
  23. 前記制御部は、システムフレーム番号を含むシステム情報の送信を制御する、請求項14に記載の端末装置。
  24. プログラムを記憶するメモリと、
    前記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
    を備え、
    前記プログラムは、
    セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための前記無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、
    前記無線フレーム情報に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信を制御することと、
    を実行させるためのプログラムである、
    情報処理装置。
  25. セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得する取得部と、
    前記無線フレーム情報に基づいて、前記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御する制御部と、
    を備える端末装置。
  26. 前記無線フレーム情報は、前記ディスカバリ信号を送信するための複数の無線フレームを示し、
    前記複数の無線フレームの各々は、2つ以上の意味のうちのいずれか1つの意味に対応し、
    前記制御部は、前記ディスカバリ信号が検出されると、前記複数の無線フレームのうちの検出された前記ディスカバリ信号が送信された無線フレームに対応する意味を識別する、
    請求項25に記載の端末装置。
  27. 前記制御部は、装置間通信の用途に応じた頻度で前記検出処理が行われるように、前記検出処理を制御する、請求項25に記載の端末装置。
  28. 前記制御部は、装置間通信の用途に応じた周期で前記検出処理が行われるように、前記検出処理を制御する、請求項27に記載の端末装置。
  29. 前記制御部は、前記ディスカバリ信号の検出後に、通知すべき情報を前記ディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の無線リソースで受信される情報を取得する、請求項25に記載の端末装置。
  30. 前記制御部は、前記ディスカバリ信号の検出後に、通知すべき前記情報を前記ディスカバリ信号の送信後に送信するための所定の複数の無線リソースの各々で受信される情報を取得する、請求項29に記載の端末装置。
  31. 前記取得部は、領域内に位置する1つ以上の端末装置が前記ディスカバリ信号を送信するための無線フレームに関連する集約送信情報を取得し、
    前記制御部は、前記集約送信情報に基づいて、前記検出処理を制御する、
    請求項25に記載の端末装置。
  32. 前記取得部は、前記端末装置が前記検出処理を行うための無線フレームに関連する個別検出情報を取得し、
    前記制御部は、前記個別検出情報の基地局への送信を制御する、
    請求項25に記載の端末装置。
  33. 前記制御部は、前記端末装置のモードが接続モードである場合に、第1の頻度で前記検出処理が行われ、前記端末装置のモードがアイドルモードである場合に、前記第1の頻度よりも低い第2の頻度で前記検出処理が行われるように、前記検出処理を制御する、請求項25に記載の端末装置。
  34. 前記制御部は、システムフレーム番号を含むシステム情報の送信を制御する、請求項25に記載の端末装置。
  35. プログラムを記憶するメモリと、
    前記プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
    を備え、
    前記プログラムは、
    セルラー通信の単位時間である無線フレームであって、装置間通信を行う装置を他の装置が発見することを可能にするディスカバリ信号を送信するための無線フレームを示す無線フレーム情報を取得することと、
    前記無線フレーム情報に基づいて、前記ディスカバリ信号を検出するための検出処理を制御することと、
    を実行させるためのプログラムである、
    情報処理装置。
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